JP2024043752A - リアクトル - Google Patents

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Tetsuya Kanekawa
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Abstract

【課題】リアクトルの放熱性を向上させるリアクトルを提供する。【解決手段】リアクトル100は、第1の方向Y1に凹部と凸部が交互に繰り返されるミアンダ形状を有する導体10及び磁性体20を備える。導体10は、第1の凹部と凸部からなる第1の導体部11及び第2の凹部と凸部からなる第2の導体部12を含む。第1の導体部と第2の導体部は、第1導体の凹部と第2導体の凸部が第1の方向と直交する第2の方向Y2に並び、第1導体の凸部と第2導体の凹部が第2の方向に並び配置され、かつ、直列に接続される。磁性体は、第1導体の凹部と第2導体の凸部で構成される第1の開口部を貫通する第1の貫通部21aと、第1導体の凸部と第2導体の凹部で構成される第2の開口部2を貫通する第2の貫通部22aと、第1、第2の貫通部を繋ぐ第1の接続部23aを有する。ミアンダ形状は、エッジワイズ曲げによって形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、リアクトルに関する。
リアクトルはインダクタンスを利用した受動素子であり、近年、回路素子の一要素として様々な電子機器に搭載されている。例えば、電気自動車やハイブリッド自動車、燃料電池自動車等の車両に搭載されるインバータには、バッテリ電圧を昇圧または降圧させるコンバータが組み込まれており、リアクトルはコンバータの基幹部品として使用されている。
そのようなリアクトルの1つとして、特許文献1には、ミアンダ配線により形成された導体と磁性体とを備えたリアクトルが開示されている。
図18は、特許文献1に記載のリアクトル200の要部を模式的に示す分解斜視図である。図18に示すように、導体210は、第1の凹部と第1の凸部とが交互に繰り返し形成された第1の構造体211と、第2の凹部と第2の凸部とが交互に繰り返し形成された第2の構造体212とを含む複数の構造体を有する。第1の構造体211と第2の構造体212は、隣り合って配置されているとともに、第1の凹部と第2の凸部とが並び、かつ、第1の凸部と第2の凹部とが並ぶように配置されている。導体210は、図18に示すように、平角線である導線を厚み方向に曲げるフラットワイズ曲げによって形成されている。
磁性体220は、隣り合う第1の凹部と第2の凸部とによって構成される内部空間、および、隣り合う第1の凸部と第2の凹部とによって構成される内部空間を貫通する態様で設けられている。
特開2017-17158号公報
リアクトルは、通電時に発熱して温度が上昇し、特性が低下する場合がある。このため、リアクトルの放熱性は高いことが好ましいが、特許文献1に記載のリアクトルは、放熱性の向上に改善の余地がある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、放熱性に優れたリアクトルを提供することを目的とする。
本発明のリアクトルは、
第1の方向に凹部と凸部が交互に繰り返されるミアンダ形状を有する導体と、
複数の磁性体と、
を備え、
前記導体は、第1の凹部と第1の凸部とが交互に繰り返し形成された第1の導体部と、第2の凹部と第2の凸部とが交互に繰り返し形成された第2の導体部とを含み、前記第1の導体部と前記第2の導体部は、前記第1の凹部と前記第2の凸部とが前記第1の方向と直交する第2の方向に並ぶとともに、前記第1の凸部と前記第2の凹部とが前記第2の方向に並ぶ態様で前記第2の方向に並んで配置され、かつ、直列に接続されており、
複数の前記磁性体はそれぞれ、互いに隣り合う前記第1の凹部と前記第2の凸部とにより構成される第1の開口部を貫通する第1の貫通部と、互いに隣り合う前記第1の凸部と前記第2の凹部とにより構成される第2の開口部を貫通する第2の貫通部と、前記第1の貫通部と前記第2の貫通部とを繋ぐ接続部とを有し、
前記ミアンダ形状は、エッジワイズ曲げによって形成されており、
前記第1の開口部および前記第2の開口部には、前記第2の方向に気体が通過可能な気体通過領域が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の別の態様におけるリアクトルは、
第1の方向に凹部と凸部が交互に繰り返されるミアンダ形状を有する導体と、
1つの磁性体と、
を備え、
前記導体は、第1の凹部と第1の凸部とが交互に繰り返し形成された第1の導体部と、第2の凹部と第2の凸部とが交互に繰り返し形成された第2の導体部とを含み、前記第1の導体部と前記第2の導体部は、前記第1の凹部と前記第2の凸部とが前記第1の方向と直交する第2の方向に並ぶとともに、前記第1の凸部と前記第2の凹部とが前記第2の方向に並ぶ態様で前記第2の方向に並んで配置され、かつ、直列に接続されており、
前記磁性体は、互いに隣り合う前記第1の凹部と前記第2の凸部とにより構成される第1の開口部を貫通する第1の貫通部と、互いに隣り合う前記第1の凸部と前記第2の凹部とにより構成される第2の開口部を貫通する第2の貫通部と、前記第1の貫通部と前記第2の貫通部とを繋ぐ接続部とを有し、
前記ミアンダ形状は、エッジワイズ曲げによって形成されており、
前記磁性体には、前記第2の方向に貫通した貫通孔が設けられており、
前記第1の開口部および前記第2の開口部のうち、前記磁性体の前記貫通孔が設けられている位置において、前記第2の方向に気体が通過可能な気体通過領域が設けられていることを特徴とする。
本発明のリアクトルによれば、第1の開口部および第2の開口部には、第2の方向に気体が通過可能な気体通過領域が設けられているので、気体通過領域に冷却風を通過させることによって、磁性体で発生した熱が冷却風に伝わってリアクトルの外部に放出される。これにより、リアクトルの放熱性を向上させることができる。
第1の実施形態におけるリアクトルの構成を模式的に示す斜視図である。 第1の実施形態におけるリアクトルを第2の方向に見たときの構成を模式的に示す平面図である。 導体の構成を模式的に示す斜視図である。 (a)は、導体を構成する第1の導体部を模式的に示す平面図であり、(b)は、導体を構成する第2の導体部を模式的に示す平面図である。 磁性体内を通る磁束を説明するための図である。 互いに隣り合う磁性体の間に、磁気シールド部を配置した場合のリアクトルの構成を模式的に示す斜視図である。 (a)は、第1の実施形態におけるリアクトルの温度分布のシミュレーション結果を示す図であり、(b)は、参考用リアクトルの温度分布のシミュレーション結果を示す図である。 磁性体を複数に分割した分割体を導体に組み合わせてリアクトルを製造する方法を説明するための斜視図である。 第2の実施形態におけるリアクトルの構成を模式的に示す斜視図である。 第2の実施形態におけるリアクトルを第2の方向に見たときの構成を模式的に示す平面図である。 第3の実施形態におけるリアクトルの構成を模式的に示す斜視図である。 第3の実施形態におけるリアクトルを第2の方向に見たときの構成を模式的に示す平面図である。 第4の実施形態におけるリアクトルを第2の方向に見たときの構成を模式的に示す平面図である。 第5の実施形態におけるリアクトルの構成を模式的に示す斜視図である。 第5の実施形態におけるリアクトルを第2の方向に見たときの構成を模式的に示す平面図である。 第6の実施形態におけるリアクトルの構成を模式的に示す斜視図である。 第6の実施形態におけるリアクトルを第2の方向に見たときの構成を模式的に示す平面図である。 特許文献1に記載のリアクトルの要部を模式的に示す分解斜視図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴を具体的に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態におけるリアクトル100の構成を模式的に示す斜視図である。図2は、第1の実施形態におけるリアクトル100を、後述する第2の方向Y2に見たときの構成を模式的に示す平面図である。
第1の実施形態におけるリアクトル100は、導体10と、複数の磁性体20とを備える。
図3は、導体10の構成を模式的に示す斜視図である。本実施形態において、導体10は、断面形状が扁平形状である平角線からなる。導体10は、第1の方向Y1に凹部と凸部が交互に繰り返されるミアンダ形状を有する。凹部と凸部の数に特に制約は無い。
図3に示すように、導体10のミアンダ形状は、エッジワイズ曲げによって形成されている。エッジワイズ曲げとは、平角線である導体10の断面の短辺側を曲げる曲げ方である。導体10の両端のうち、一端は、入力端子10aを構成し、他端は出力端子10bを構成する。
導体10は、第1の凹部11aと第1の凸部11bとが交互に繰り返し形成された第1の導体部11と、第2の凹部12aと第2の凸部12bとが交互に繰り返し形成された第2の導体部12とを含む。第1の導体部11を模式的に示す側面図を図4(a)に、第2の導体部12を模式的に示す側面図を図4(b)に示す。ただし、本実施形態では、第1の方向Y1と直交する第2の方向Y2の外側に位置する第1の導体部11の一端が入力端子10aを構成しているが、図4(a)では、入力端子10aを含まない第1の導体部11を示している。また、第2の方向Y2の外側に位置する第2の導体部12の一端が出力端子10bを構成しているが、図4(b)では、出力端子10bを含まない第2の導体部12を示している。
第1の導体部11と第2の導体部12は、第1の凹部11aと第2の凸部12bとが第2の方向Y2に並ぶとともに、第1の凸部11bと第2の凹部12aとが第2の方向Y2に並ぶ態様で、第2の方向Y2に並んで配置されている。また、第1の導体部11と第2の導体部12は、直列に接続されている。
本実施形態において、導体10は、複数の第1の導体部11と複数の第2の導体部12とを含む。複数の第1の導体部11と複数の第2の導体部12は、第1の導体部11と第2の導体部12が第2の方向Y2に交互に並ぶ態様で配置されている。通電時に、入力端子10aから、全ての第1の導体部11および全ての第2の導体部12を通って、出力端子10bへと電流が流れるように、隣り合う全ての第1の導体部11と第2の導体部12が直列に接続されている。
第1の導体部11の第1の凹部11aと第1の凸部11bの数、および、第2の導体部12の第2の凹部12aと第2の凸部12bの数は、任意の数とすることができる。ただし、第1の導体部11の第1の凹部11aと第1の凸部11bの総数と、第2の導体部12の第2の凹部12aと第2の凸部12bの総数は同じである。
なお、図3では、導体10が第1の導体部11および第2の導体部12をそれぞれ8つ含む構成が示されているが、第1の導体部11の数、および、第2の導体部12の数が8つに限定されることはなく、任意の数とすることができる。
導体10は、例えば、銅、アルミニウム、またはそれらの合金等の金属材料からなり、その表面は、薄い絶縁コート層で覆われている。絶縁コート層は、例えば、ポリイミド樹脂やポリアミドイミド樹脂などの樹脂からなる。導体10を構成する平角線の幅は、例えば、2mm以上20mm以下であり、厚さは、例えば、1mm以上5mm以下である。
第1の導体部11と第2の導体部12は、一体的に形成されていてもよいし、別々に形成されていてもよい。第1の導体部11と第2の導体部12を一体的に形成する場合、1本の平角線で導体10を形成する。すなわち、平角線で第1の導体部11を形成した後、フラットワイズ曲げで第2の方向Y2に折り曲げる。続いて、第2の導体部12を形成した後、フラットワイズ曲げで第2の方向Y2に折り曲げて、再び第1の導体部11を形成する。上述した工程を繰り返すことにより、第1の導体部11と第2の導体部12が一体的に形成された導体10が得られる。
第1の導体部11と第2の導体部12を別々に作製した場合には、別々に作製した第1の導体部11と第2の導体部12を圧着や溶接等の方法で接続する。
複数の磁性体20はそれぞれ、第2の方向Y2に互いに隣り合う第1の凹部11aと第2の凸部12bとにより構成される第1の開口部1を貫通する第1の貫通部21と、第2の方向Y2に互いに隣り合う第1の凸部11bと第2の凹部12aとにより構成される第2の開口部2を貫通する第2の貫通部22と、第1の貫通部21と第2の貫通部22とを繋ぐ第1の接続部23とを有する。図5に示すように、第1の貫通部21、第2の貫通部22、および、第1の接続部23は、閉磁路を形成するように構成されている。これにより、より大きいインダクタンスを得ることができる。
本実施形態において、導体10は、複数の第1の開口部1および複数の第2の開口部2を有しており、複数の第1の開口部1の全てに第1の貫通部21が設けられ、複数の第2の開口部2の全てに第2の貫通部22が設けられている。
本実施形態において、複数の磁性体20には、第1の磁性体20aと第2の磁性体20bが含まれている。第1の磁性体20aは、第1の貫通部21aと、第2の貫通部22aと、第1の接続部23aとを有する。第2の磁性体20bは、第1の貫通部21bと、第2の貫通部22bと、第1の接続部23bとを有する。
本実施形態では、第1の磁性体20aは、第1の貫通部21a、第2の貫通部22a、および、第1の接続部23aをそれぞれ複数含み、複数の閉磁路が形成されるように構成されている。複数の閉磁路は、第1の方向Y1に並んでいる。同様に、第2の磁性体20bは、第1の貫通部21b、第2の貫通部22b、および、第1の接続部23bをそれぞれ複数含み、複数の閉磁路が形成されるように構成されている。複数の閉磁路は、第1の方向Y1に並んでいる。
図1に示す構成例では、第1の方向Y1に並ぶ閉磁路同士、すなわち、1つの閉磁路を構成する第1の貫通部21a、第2の貫通部22aおよび第1の接続部23aからなる構造体同士が第2の接続部24aによって接続されている。この構成の場合、第1の磁性体20aは、第1の貫通部21a、第2の貫通部22a、第1の接続部23aおよび第2の接続部24aを有するととらえることもできる。また、1つの閉磁路を構成する第1の貫通部21b、第2の貫通部22bおよび第1の接続部23bからなる構造体同士が第2の接続部24bによって接続されている。この構成の場合、第2の磁性体20bは、第1の貫通部21b、第2の貫通部22b、第1の接続部23bおよび第2の接続部24bを有するととらえることもできる。
本実施形態において、第2の方向Y2に見たときの第1の開口部1および第2の開口部2の形状は矩形である。ただし、第2の方向Y2に見たときの第1の開口部1および第2の開口部2の形状が矩形に限定されることはなく、多角形、円形、楕円形、二本の平行な直線を含む長円形などの他の形状であってもよい。また、本実施形態において、第1の貫通部21を第2の方向Y2と直交する平面で切断したときの断面形状は矩形である。ただし、第1の貫通部21の上記断面形状が矩形に限定されることはなく、多角形、円形、楕円形、二本の平行な直線を含む長円形などの他の形状であってもよい。同様に、第2の貫通部22を第2の方向Y2と直交する平面で切断したときの断面形状は矩形であるが、多角形、円形、楕円形、二本の平行な直線を含む長円形などの他の形状であってもよい。
第1の磁性体20aと第2の磁性体20bは、互いに離間した状態で、第1の方向Y1および第2の方向Y2のそれぞれと直交する第3の方向Y3に並んで配置されている。このため、第1の磁性体20aの第1の貫通部21aは、第2の磁性体20bの第1の貫通部21bと、第3の方向Y3において重なる位置にある。第1の磁性体20aの第2の貫通部22aは、第2の磁性体20bの第2の貫通部22bと、第3の方向Y3において重なる位置にある。第1の磁性体20aの第1の接続部23aは、第2の磁性体が20bの第1の接続部23bと、第3の方向Y3において重なる位置にある。
図2に示すように、第1の開口部1において、第1の磁性体20aの第1の貫通部21aは、第3の方向Y3における一端側に位置し、第2の磁性体20bの第1の貫通部21bは、他端側に位置する。また、第2の開口部2において、第1の磁性体20aの第2の貫通部22aは、第3の方向Y3における一端側に位置し、第2の磁性体20bの第2の貫通部22bは、他端側に位置する。第1の磁性体20aの第1の貫通部21aと導体10との間、第2の貫通部22aと導体10との間、第2の磁性体20bの第1の貫通部21bと導体10との間、第2の貫通部22bと導体10との間には、後述する絶縁体40が配置されている。
磁性体20は、軟磁性金属材料やフェライト材料等からなる磁性体を含む。例えば、磁性体20は、軟磁性金属材料粉を樹脂やガラスをバインダとして成形したものでもよいし、フェライト材料の焼結体であるフェライト焼結体であってもよい。
軟磁性金属材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、Fe-Si系合金、Fe-Si-Cr系合金、Fe-Al系合金、Fe-Ni系合金、Fe-Co系合金等の各種結晶質の合金粉末材料や、Feを主成分とした軟磁性特性に優れた非晶質材料、あるいは非晶質相とナノ結晶相とが混在したナノ結晶金属材料等を使用することができる。この軟磁性金属材料を使用する場合、絶縁性を確保する観点から、金属粉末の表面にリン酸塩やシリコーン樹脂等の絶縁性材料からなる塗布層を形成することが好ましい。
フェライト材料も、特に限定されるものではなく、Ni系、Cu-Zn系、Ni-Zn系、Mn-Zn系、Ni-Cu-Zn系等のFe23を主成分とした各種フェライト材料を使用することができる。
軟磁性金属材料粉と樹脂を混合して磁性体20を成形する場合、樹脂としてエポキシ樹脂を用いることができる。ただし、樹脂がエポキシ樹脂に限定されることはなく、シリコーン樹脂など、他の種類の樹脂を用いてもよい。
なお、バインダとして樹脂の代わりにガラスを用いた場合には、樹脂を用いた場合と比べて、磁性体20の耐熱性が向上する。
磁気飽和の抑制等のため、磁性体20内に磁気ギャップを形成してもよい。ただし、軟磁性金属材料粉と樹脂を混合して磁性体20を成形した場合のように、良好な直流重畳特性が得られる場合には、磁気ギャップは不要である。
第1の開口部1および第2の開口部2には、第2の方向Y2に気体が通過可能な気体通過領域30が設けられている。第1の開口部1および第2の開口部2に、気体通過領域30が設けられていることにより、気体通過領域30に冷却風を通過させることが可能となる。すなわち、リアクトル100に対して、第2の方向Y2に冷却風を流すと、磁性体20で発生した熱が冷却風に伝わってリアクトル100の外部に放出される。これにより、リアクトル100の放熱性を向上させることができる。
また、本実施形態におけるリアクトル100は、複数の磁性体20(20a,20b)を備えているので、複数の磁性体20のそれぞれで発生した熱が冷却風によって外部に放出される。このため、磁性体20が1つだけ設けられている構成と比べて、リアクトル100の放熱性をより向上させることができる。
特に、本実施形態におけるリアクトル100において、気体通過領域30は、図2に示すように、第1の磁性体20aの第1の貫通部21aと、第2の磁性体20bの第1の貫通部21bとの間、および、第1の磁性体20aの第2の貫通部22aと、第2の磁性体20bの第2の貫通部22bとの間に設けられている。この構成によれば、第1の開口部1および第2の開口部2のうち、第3の方向Y3における中央部に冷却風を流すことができるので、リアクトル100の放熱性をより向上させることができる。
また、本実施形態におけるリアクトル100では、複数の第1の開口部1の全ておよび複数の第2の開口部2の全てに気体通過領域30が設けられているので、リアクトル100の放熱性をさらに向上させることができる。
なお、気体通過領域30を確保しつつ、第1の磁性体20aと第2の磁性体20bとの間に、スペーサとなる部材を配置するようにしてもよい。
本実施形態におけるリアクトル100は、導体10と磁性体20との間に設けられた絶縁体40をさらに備える。絶縁体40は、導体10と磁性体20との間の、より確実な絶縁性を確保するために設けられている。図2に示す例では、第1の開口部1のうち、第1の磁性体20aの第1の貫通部21aと導体10との間、および、第2の磁性体20bの第1の貫通部21bと導体10との間に絶縁体40が設けられている。また、第2の開口部2のうち、第1の磁性体20aの第2の貫通部22aと導体10との間、および、第2の磁性体20bの第2の貫通部22bと導体10との間に絶縁体40が設けられている。
絶縁体40は、接着剤によって導体10と接着されている。また、絶縁体40は、接着剤によって磁性体20と接着されている。絶縁体40は、例えば、エポキシ樹脂である。絶縁体40、および、絶縁体40の接着に用いる接着剤は、耐熱性が高いことが好ましい。
なお、上述したように、図1に示す構成例では、第1の方向Y1に隣り合う閉磁路同士は、第2の接続部24(24a、24b)によって接続されているが、第2の接続部24の代わりに、磁気シールド部を設けるようにしてもよい。図6は、互いに隣り合う閉磁路の間に、磁気シールド部50を配置した場合のリアクトル100の構成を模式的に示す斜視図である。
磁気シールド部50は、隣り合う閉磁路の一方から他方へと向かう磁束を遮断するためのものであり、例えば、アルミニウム等の金属からなる。磁気シールド部50は、隣り合う全ての閉磁路の間に配置されることが好ましい。隣り合う閉磁路の間に磁気シールド部50が設けられることにより、隣の閉磁路への漏れ磁束の侵入を抑制することができる。
なお、第2の接続部24も磁気シールド部50も設けない構成としてもよい。
ここで、第1の実施形態におけるリアクトル100と、気体通過領域30が設けられていない参考用リアクトルに対して、通電した状態で第2の方向Y2に冷却風を流したときの温度をシミュレーションにより求めた。参考用リアクトルは、第1の実施形態におけるリアクトル100の第1の磁性体20aと第2の磁性体20bとが一体となって1つの磁性体を構成し、気体通過領域30の無い構成である。第2の方向Y2に流す冷却風の風速は、2m/sとした。
図7(a)は、第1の実施形態におけるリアクトル100の温度分布のシミュレーション結果を示す図であり、図7(b)は、参考用リアクトルの温度分布のシミュレーション結果を示す図である。図7(a)に示す温度バー71は、30℃以上200℃以下の範囲を示しており、図7(b)に示す温度バー72は、39℃以上340℃以下の範囲を示している。
第1の実施形態におけるリアクトル100では、導体10の最高温度は86℃であり、磁性体20の最高温度は198℃であった。これに対して、参考用リアクトルでは、導体の最高温度は99℃であり、第1の磁性体の最高温度は338℃であった。
すなわち、第1の実施形態におけるリアクトル100は、気体通過領域30が設けられていない参考用リアクトルと比べて、導体10および磁性体20の最高温度がともに低い。特に、第1の実施形態におけるリアクトル100は、参考用リアクトルと比べて、磁性体20の最高温度が140℃も低い。すなわち、第1の実施形態におけるリアクトル100は、参考用リアクトルと比べて、放熱性が高い。
(リアクトルの製造方法)
以下で、第1の実施形態におけるリアクトル100の製造方法について説明する。
はじめに、導体10を作製する。このため、平角線をエッジワイズ曲げでミアンダ形状となるように折り曲げる。上述したように、1本の平角線を用いて導体10を作製してもよいし、第1の導体部11と第2の導体部12をそれぞれ別に作製してから、圧着や溶接等の方法で接続して導体10を作製してもよい。
続いて、導体10に対して、磁性体20および絶縁体40を組み合わせる。例えば、図8に示すように、第1の磁性体20aを複数に分割した第1の分割体25aを用意するとともに、第2の磁性体20bを複数に分割した第2の分割体25bを用意し、接着材を用いて、第1の分割体25aに絶縁体40を接着するとともに、第2の分割体25bに絶縁体40を接着する。図8では、2つの第1の分割体25aと、2つの第2の分割体25bとを用意した例を示している。
第1の分割体25aに接着する絶縁体40のうち、第1の分割体25aに接着している面とは反対側の面には、接着剤を塗布しておく。また、第2の分割体25bに接着する絶縁体40のうち、第2の分割体25bに接着している面とは反対側の面には、接着剤を塗布しておく。続いて、複数の第1の分割体25aおよび複数の第2の分割体25bを導体10に組み合わせる。このとき、絶縁体40が導体10と接着されるように組み合わせる。複数の第1の分割体25a同士、および、複数の第2の分割体25b同士は、接着剤などで接着すればよい。
上述した工程により、リアクトル100を作製することができる。
<第2の実施形態>
図9は、第2の実施形態におけるリアクトル100Aの構成を模式的に示す斜視図である。図10は、第2の実施形態におけるリアクトル100Aを第2の方向Y2に見たときの構成を模式的に示す平面図である。
第1の実施形態におけるリアクトル100では、1つの第1の開口部1に2つの第1の貫通部21(21a,21b)が設けられ、1つの第2の開口部2に2つの第2の貫通部22(22a,22b)が設けられている。
これに対して、第2の実施形態におけるリアクトル100Aでは、1つの第1の開口部1に1つの第1の貫通部21が設けられ、1つの第2の開口部2に1つの第2の貫通部22が設けられている。
本実施形態でも、複数の磁性体20には、第1の磁性体20aと第2の磁性体20bが含まれている。第1の磁性体20aは、第1の貫通部21aと、第2の貫通部22aと、第1の接続部23aとを有する。第2の磁性体20bは、第1の貫通部21bと、第2の貫通部22bと、第1の接続部23bとを有する。
図9および図10に示すように、第1の磁性体20aと第2の磁性体20bは、互いに離間した状態で、第1の方向Y1に並んで配置されている。
本実施形態におけるリアクトル100Aでも、第1の開口部1および第2の開口部2に、気体通過領域30が設けられている。具体的には、リアクトル100Aを第2の方向Y2に見たときに、第1の磁性体20aと第2の磁性体20bとの間に気体通過領域30が設けられている。より具体的には、図10に示すように、第1の磁性体20aの第2の貫通部22aが設けられている第2の開口部2のうち、第1の方向Y1における第2の貫通部22aと導体10との間、および、第2の磁性体20bの第1の貫通部21bが設けられている第1の開口部1のうち、第1の方向Y1における第1の貫通部21bと導体10との間に、気体通過領域30が設けられている。
本実施形態におけるリアクトル100Aでも、リアクトル100Aに対して、第2の方向Y2に冷却風を流すと、磁性体20で発生した熱が気体通過領域30を通過する冷却風に伝わってリアクトル100Aの外部に放出される。これにより、リアクトル100Aの放熱性を向上させることができる。
また、リアクトル100Aは、複数の磁性体20(20a,20b)を備えているので、複数の磁性体20のそれぞれで発生した熱が冷却風によって外部に放出される。このため、磁性体20が1つだけ設けられている構成と比べて、リアクトル100Aの放熱性をより向上させることができる。
<第3の実施形態>
図11は、第3の実施形態におけるリアクトル100Bの構成を模式的に示す斜視図である。図12は、第3の実施形態におけるリアクトル100Bを第2の方向Y2に見たときの構成を模式的に示す平面図である。
第1の実施形態におけるリアクトル100および第2の実施形態におけるリアクトル100Bはそれぞれ、複数の磁性体20、すなわち、第1の磁性体20aと第2の磁性体20bとを備えている。
これに対して、第3の実施形態におけるリアクトル100Bは、1つの磁性体20を備えている。
図11および図12に示すように、本実施形態における磁性体20は、第1の実施形態における第1の磁性体20aと第2の磁性体20bが第1の方向Y1における両端部分でそれぞれ接続されたような形状を有する。すなわち、磁性体20には、第1の方向Y1における中央部において、第2の方向Y2に貫通した貫通孔26が設けられている。
本実施形態では、図12に示すように、第1の開口部1および第2の開口部2のうち、磁性体20の貫通孔26が設けられている位置において、気体通過領域30が設けられている。すなわち、第2の方向Y2に見たときに、磁性体20の貫通孔26は、第1の開口部1および第2の開口部2と少なくとも一部が重なっており、第1の開口部1および第2の開口部2のうち、磁性体20の貫通孔26と重なっている位置において、気体通過領域30が設けられている。
本実施形態におけるリアクトル100Bも、第1の開口部1および第2の開口部2のうちの少なくとも一方に、気体通過領域30が設けられているので、気体通過領域30に冷却風を通過させることが可能となる。すなわち、リアクトル100Bに対して、第2の方向Y2に冷却風を流すと、磁性体20で発生した熱が冷却風に伝わってリアクトル100Bの外部に放出されるので、リアクトル100Bの放熱性を向上させることができる。
また、本実施形態におけるリアクトル100Bでは、磁性体20に、第2の方向Y2に貫通した貫通孔26が設けられているので、熱がこもりやすい磁性体20の内部に冷却風を流すことができる。これにより、リアクトル100Bの放熱性をより向上させることができる。
本実施形態におけるリアクトル100Bでは、第2の方向Y2に見たときに、磁性体20の貫通孔26は、全ての第1の開口部1および全ての第2の開口部2と少なくとも一部が重なっている。すなわち、気体通過領域30は、複数の第1の開口部1の全ておよび複数の第2の開口部2の全てに設けられているので、リアクトル100Bの放熱性をさらに向上させることができる。
<第4の実施形態>
図13は、第4の実施形態におけるリアクトル100Cを第2の方向Y2に見たときの構成を模式的に示す平面図である。
第4の実施形態におけるリアクトル100Cは、第1の実施形態におけるリアクトル100の構成に対して、放熱部材60をさらに備えている。
放熱部材60は、導体10および磁性体20にそれぞれ接して配置されている。例えば、放熱部材60は、第1の開口部1における第1の貫通部21と導体10との間、および、第2の開口部2における第2の貫通部22と導体10との間のうちの少なくとも一方に配置されている。図13では、第1の開口部1における第1の貫通部21と導体10との間、および、第2の開口部2における第2の貫通部22と導体10との間のそれぞれに放熱部材60を配置した例を示している。
本実施形態では、図13に示すように、第1の開口部1において、第3の方向Y3における第1の貫通部21と導体10との間に、放熱部材60が配置されている。具体的には、第1の開口部1のうち、第3の方向Y3における第1の貫通部21aと導体10との間、および、第3の方向Y3における第1の貫通部21bと導体10との間に、放熱部材60が配置されている。また、第2の開口部2において、第3の方向Y3における第2の貫通部22と導体10との間に、放熱部材60が配置されている。具体的には、第2の開口部2のうち、第3の方向Y3における第2の貫通部22aと導体10との間、および、第3の方向Y3における第2の貫通部22bと導体10との間に放熱部材60が配置されている。すなわち、図2に示すリアクトル100の絶縁体40が配置されている位置に、放熱部材60が配置されている。
放熱部材60は、熱伝導率の高い絶縁体、例えば、酸化アルミニウム(Al23)、窒化アルミニウム(AlN)、および、酸化アルミニウムフィラーを含むエポキシ樹脂のうちのいずれか1つを用いることが可能である。ただし、放熱部材60として、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、または、酸化アルミニウムフィラーを含むエポキシ樹脂以外のものを用いることも可能である。放熱部材60の熱伝導率は、1.5W/m・K以上であることが好ましく、3.0W/m・K以上であることがより好ましい。
導体10および磁性体20にそれぞれ接する放熱部材60が配置されていることにより、通電時に磁性体20で発生した熱は、放熱部材60を介して導体10に伝わり、リアクトル100Cの外部へと放出される。これにより、放熱部材60が設けられていない構成と比べて、リアクトル100Cの放熱性をさらに向上させることができる。
また、放熱部材60を、第1の開口部1における第1の貫通部21と導体10との間、および、第2の開口部2における第2の貫通部22と導体10との間のうちの少なくとも一方に配置する構成とすることにより、導体10の内部にこもりやすい熱が放熱部材60を介して導体10に伝わり、リアクトル100Cの外部へと放出される。これにより、リアクトル100Cの放熱性をより向上させることができる。
本実施形態において、放熱部材60は、第2の方向Y2に延伸した形状を有しており、第2の方向Y2に並んで配置されている複数の第1の導体部11と複数の第2の導体部12の全てに接している。そのような構成により、通電時に磁性体20で発生した熱は、放熱部材60を介して複数の第1の導体部11および複数の第2の導体部12の全てに伝わるので、リアクトル100Cの放熱性をより向上させることができる。ただし、複数の第1の導体部11と複数の第2の導体部12のうち、放熱部材60が接していないものが含まれていてもよい。
なお、第1の開口部1における第1の貫通部21と導体10との間の空間のうち、放熱部材60が配置されない位置は、隙間が存在していてもよいし、放熱部材60以外の絶縁体を配置して、隙間が存在しないようにしてもよい。同様に、第2の開口部2における第2の貫通部22と導体10との間の空間のうち、放熱部材60が配置されない位置は、隙間が存在していてもよいし、放熱部材60以外の絶縁体を配置して、隙間が存在しないようにしてもよい。
本実施形態において、放熱部材60を、第2の方向Y2と平行な平面で切断したときの断面の形状は矩形であるが、断面の形状が矩形に限定されることはない。例えば、放熱部材60の上記断面の形状は、多角形、円形、楕円形、二本の平行な直線を含む長円などの他の形状であってもよい。
なお、上述したリアクトル100Cは、第1の実施形態におけるリアクトル100に対して放熱部材60を設けた構成とされているが、第2の実施形態におけるリアクトル100Aに対して放熱部材60を設けた構成としてもよいし、第3の実施形態におけるリアクトル100Bに対して放熱部材60を設けた構成としてもよい。
<第5の実施形態>
図14は、第5の実施形態におけるリアクトル100Dの構成を模式的に示す斜視図である。また、図15は、第5の実施形態におけるリアクトル100Dを第2の方向Y2に見たときの構成を模式的に示す平面図である。第5の実施形態におけるリアクトル100Dが第1の実施形態におけるリアクトル100と異なるのは、導体10の形状である。
本実施形態におけるリアクトル100Dでは、図14および図15に示すように、導体10には、外側に向かって突起13が設けられている。図14および図15に示す例では、導体10には、第3の方向Y3に突出した突起13が設けられている。より具体的には、第3の方向Y3における導体10の表面のうちの一方の表面に突起13が設けられている。図15に示すように、突起13は、導体10の上側に設けられているが、下側に設けられていてもよいし、上側と下側の両方に設けられていてもよい。また、突起13は、第1の方向Y1における導体10の表面に設けられていてもよい。さらに、突起13は、第1の方向Y1における導体10の表面と、第3の方向Y3における導体10の表面に設けられていてもよい。
本実施形態において、突起13は、1つの第1の導体部11に複数設けられているとともに、1つの第2の導体部12に複数設けられている。図14に示す例では、1つの第1の導体部11に3つの突起13が設けられ、1つの第2の導体部12に3つの突起13が設けられているが、1つの第1の導体部11および1つの第2の導体部12にそれぞれ設けられる突起13の数が3つに限定されることはない。
上述したように、導体10は、複数の第1の導体部11と複数の第2の導体部12とを含んでいる。突起13は、複数の第1の導体部11および複数の第2の導体部12に設けられている。図14に示す例では、全ての第1の導体部11および全ての第2の導体部12に突起13が設けられている。
図14および図15に示すように、複数の第1の導体部11に設けられている突起13は、第2の方向Y2に見たときに少なくとも一部が重なっており、複数の第2の導体部12に設けられている突起13は、第2の方向Y2に見たときに少なくとも一部が重なっている。
図15に示すように、第1の導体部11は、第1の方向Y1に延伸する部位と、第3の方向Y3に延伸する部位とにより構成されている。同様に、第2の導体部12は、第1の方向Y1に延伸する部位と、第3の方向Y3に延伸する部位とにより構成されている。図15に示すように、突起13は、第3の方向Y3において、導体10の第3の方向Y3に延伸する部位と重なる位置に設けられている。ただし、突起13が設けられる位置が、導体10の第3の方向Y3に延伸する部位と重なる位置に限定されることはない。
図14および図15に示すように、突起13の形状は矩形である。ただし、突起13の形状が矩形に限定されることはなく、任意の形状とすることができる。また、突起13の形状が矩形である場合において、矩形の角部が丸みを帯びていてもよい。
図15に示すように、本実施形態において、複数の突起13の高さは同じである。突起13の高さとは、第3の方向Y3における突起13の寸法を意味する。また、第2の方向Y2に並ぶ複数の突起13は、第2の方向Y2の一端側から他端側に向かうほど、幅が広い。すなわち、第2の方向Y2の一端側に位置する突起13の幅は最も狭く、他端側に位置する突起13の幅は最も広い。なお、突起13の幅は、第2の方向Y2における突起13の寸法を意味する。
本実施形態において、第1の導体部11と第2の導体部12は、別々に作製されている。すなわち、別々に作製した第1の導体部11と第2の導体部12を圧着や溶接等の方法で接続することによって、導体10を作製する。
本実施形態におけるリアクトル100Dは、導体10に、外側に向かって突出した突起13が設けられているので、磁性体20で発生して導体10に伝わった熱、および、導体10で発生した熱を、導体10の表面からとともに、外側に突出した突起13から放出させることができる。これにより、気体通過領域30に冷却風が流れることによる放熱効果に加えて、リアクトル100Dの放熱性をより向上させることができる。
特に、リアクトル100Dに対して、第2の方向Y2に冷却風を流した場合、冷却風は、導体10を構成する複数の第1の導体部11および複数の第2の導体部12のうち、最も風上に位置する導体部だけでなく、突起13にも当たる。したがって、本実施形態におけるリアクトル100Dでは、第2の方向Y2に冷却風を流したときに、より効果的にリアクトル100Dの放熱を促進させることができる。
また、突起13が第1の導体部11に複数設けられるとともに、第2の導体部12に複数設けられる構成とすることにより、複数の突起13から放熱させることができるので、リアクトル100Dの放熱性をより向上させることができる。
また、本実施形態におけるリアクトル100Dのように、導体10は、複数の第1の導体部11と複数の第2の導体部12とを含み、複数の第1の導体部11と複数の第2の導体部12は、第1の導体部11と第2の導体部12が第2の方向Y2に交互に並ぶ態様で配置されており、突起13は、複数の第1の導体部11および複数の第2の導体部12に設けられた構成とすることにより、複数の突起13から放熱させることができるので、リアクトル100Dの放熱性をさらに向上させることができる。
特に、複数の第1の導体部11に設けられている突起13は、第2の方向Y2に見たときに少なくとも一部が重なっており、複数の第2の導体部12に設けられている突起13は、第2の方向Y2に見たときに少なくとも一部が重なっており、第2の方向Y2に並ぶ複数の突起13は、第2の方向Y2の一端側から他端側に向かうほど、幅が広い構成とすることにより、リアクトル100Dの放熱性をより効果的に向上させることができる。すなわち、リアクトル100Dに対して、幅が最も狭い突起13が冷却風の上流側に位置し、幅が最も広い突起13が冷却風の下流側に位置するように、第2の方向Y2に冷却風を流した場合、冷却風は、第2の方向Y2に少なくとも一部が重なるように配置されている複数の突起13に当たるので、リアクトル100Dの放熱性をより効果的に向上させることができる。
なお、第2の方向Y2に並ぶ複数の突起13の中には、幅が同じであるが、第1の方向Y1に少しずれた位置に設けられていることによって、冷却風が当たるものが含まれていてもよい。その場合にも、第2の方向Y2に並ぶ複数の突起13の幅は、全体的に、第2の方向Y2の一端側から他端側に向かうほど広い構成であると言える。
ここで、複数の第1の導体部11に設けられている突起13を、第2の方向Y2に見たときに全く重ならない位置に配置するともに、複数の第2の導体部12に設けられている突起13を、第2の方向Y2に見たときに全く重ならない位置に配置することも可能である。ただし、その場合、突起13の数によっては、重ならないようにするために、突起13の幅を短くする必要があり、突起13からの放熱量が小さくなる。これに対して、複数の第1の導体部11に設けられている突起13は、第2の方向Y2に見たときに少なくとも一部が重なっており、複数の第2の導体部12に設けられている突起13は、第2の方向Y2に見たときに少なくとも一部が重なっている構成では、突起13の幅を広くすることが可能であり、突起13からの放熱量を多くすることができる。
また、第2の方向Y2に見たときの突起13の形状が矩形であることにより、突起13の寸法が同じ場合のリアクトル100Dの放熱性を向上させることができる。すなわち、突起13の第1の方向Y1の寸法および第3の方向Y3の寸法がそれぞれ決められた値である場合に、突起13の形状を矩形とすることにより、突起13の面積を最大化することができる。これにより、突起13からの放熱量をより多くすることができるので、リアクトル100Dの放熱性をより効果的に向上させることができる。
<第6の実施形態>
図16は、第6の実施形態におけるリアクトル100Eの構成を模式的に示す斜視図である。図17は、第6の実施形態におけるリアクトル100Eを第2の方向Y2に見たときの構成を模式的に示す平面図である。
第6の実施形態におけるリアクトル100Eが第5の実施形態におけるリアクトル100Dと異なるのは、導体10に設けられている突起13の形状である。以下では、第5の実施形態におけるリアクトル100Dと異なる部分である突起13の形状を中心に説明する。
図16および図17に示すように、突起13の形状は矩形である。ただし、突起13の形状が矩形に限定されることはなく、任意の形状とすることができる。
本実施形態でも、複数の第1の導体部11に設けられている突起13は、第2の方向Y2に見たときに少なくとも一部が重なっており、複数の第2の導体部12に設けられている突起13は、第2の方向Y2に見たときに少なくとも一部が重なっている。本実施形態において、複数の突起13の幅は同じである。また、第2の方向Y2に並ぶ複数の突起13は、第2の方向Y2の一端側から他端側に向かうほど、高さが高い。すなわち、第2の方向Y2の一端側に位置する突起13の高さは最も低く、他端側に位置する突起13の高さは最も高い。
第6の実施形態におけるリアクトル100Eも、第5の実施形態におけるリアクトル100Dと同様、導体10に、外側に向かって突出した突起13が設けられているので、リアクトル100Eの放熱性をより向上させることができる。
特に、本実施形態におけるリアクトル100Eでは、複数の第1の導体部11および複数の第2の導体部12に設けられている突起13は、第2の方向Y2に見たときに少なくとも一部が重なっており、第2の方向Y2に並ぶ複数の突起13は、第2の方向Y2の一端側から他端側に向かうほど、高さが高い。そのような構成により、リアクトル100Eの放熱性をより効果的に向上させることができる。すなわち、リアクトル100Eに対して、高さが最も低い突起13が冷却風の上流側に位置し、高さが最も高い突起13が冷却風の下流側に位置するように、第2の方向Y2に冷却風を流した場合、冷却風は、第2の方向Y2に少なくとも一部が重なるように配置されている複数の突起13に当たるので、リアクトル100Eの放熱性をより効果的に向上させることができる。
なお、本実施形態のように、第2の方向Y2の一端側から他端側に向かうほど、突起13の高さが高くなるように構成した場合、突起13の高さに応じて、リアクトル100Eの高さ、すなわち、第3の方向Y3における寸法が大きくなる。これに対して、第5の実施形態におけるリアクトル100Dでは、第2の方向Y2の一端側から他端側に向かうほど、突起13の幅が広い構成であるため、全ての突起13の高さを同じにすることができる。このため、第5の実施形態におけるリアクトル100Dは、第6の実施形態におけるリアクトル100Eと比べて、全体のサイズを小さくすることができるため好ましい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。例えば、各実施形態で説明した特徴的な構成は、適宜組み合わせることが可能である。
導体10に突起13を設ける構成では、第2の方向Y2に並ぶ複数の突起13は、第2の方向Y2の一端側から他端側に向かうほど、幅が広く、かつ、高さが高い構成とされていてもよい。この構成によれば、リアクトルに対して第2の方向Y2に冷却風を流した場合、冷却風は、第2の方向Y2に少なくとも一部が重なるように配置されている複数の突起13のより広い領域に当たるので、リアクトルの放熱性をさらに効果的に向上させることができる。
第6の実施形態におけるリアクトル100Eは、第2の方向Y2に並ぶ複数の突起13が第2の方向Y2の一端側から他端側に向かうほど、高さが高い構成とされている。これに対して、第2の方向Y2に並ぶ複数の突起13の高さは同じであるが、1つの第1の導体部11に設けられている複数の突起13の高さが第1の方向Y1の一端側から他端側に向かうほど高い構成とされていてもよい。同様に、1つの第2の導体部12に設けられている複数の突起13の高さが第1の方向Y1の一端側から他端側に向かうほど高い構成とされていてもよい。この構成によれば、リアクトルに対して、高さが最も低い突起13が冷却風の上流側に位置し、高さが最も高い突起13が冷却風の下流側に位置するように、第1の方向Y1に冷却風を流した場合、冷却風は、第1の方向Y1に並ぶ複数の突起13に当たるので、リアクトルの放熱性をより向上させることができる。
本出願におけるリアクトルは、以下の通りである。
<1>.第1の方向に凹部と凸部が交互に繰り返されるミアンダ形状を有する導体と、
複数の磁性体と、
を備え、
前記導体は、第1の凹部と第1の凸部とが交互に繰り返し形成された第1の導体部と、第2の凹部と第2の凸部とが交互に繰り返し形成された第2の導体部とを含み、前記第1の導体部と前記第2の導体部は、前記第1の凹部と前記第2の凸部とが前記第1の方向と直交する第2の方向に並ぶとともに、前記第1の凸部と前記第2の凹部とが前記第2の方向に並ぶ態様で前記第2の方向に並んで配置され、かつ、直列に接続されており、
複数の前記磁性体はそれぞれ、互いに隣り合う前記第1の凹部と前記第2の凸部とにより構成される第1の開口部を貫通する第1の貫通部と、互いに隣り合う前記第1の凸部と前記第2の凹部とにより構成される第2の開口部を貫通する第2の貫通部と、前記第1の貫通部と前記第2の貫通部とを繋ぐ第1の接続部とを有し、
前記ミアンダ形状は、エッジワイズ曲げによって形成されており、
前記第1の開口部および前記第2の開口部には、前記第2の方向に気体が通過可能な気体通過領域が設けられていることを特徴とするリアクトル。
<2>.複数の前記磁性体には、第1の磁性体と第2の磁性体が含まれており、
前記第1の磁性体と前記第2の磁性体は、互いに離間した状態で、前記第1の方向および前記第2の方向のそれぞれと直交する第3の方向に並んで配置されており、
前記気体通過領域は、前記第1の磁性体の前記第1の貫通部と、前記第2の磁性体の前記第1の貫通部との間、および、前記第1の磁性体の前記第2の貫通部と、前記第2の磁性体の前記第2の貫通部との間に設けられていることを特徴とする<1>に記載のリアクトル。
<3>.前記導体は、複数の前記第1の開口部および複数の前記第2の開口部を有しており、
前記気体通過領域は、複数の前記第1の開口部の全て、および、複数の前記第2の開口部の全てに設けられていることを特徴とする<1>または<2>に記載のリアクトル。
<4>.複数の前記磁性体には、第1の磁性体と第2の磁性体とが含まれており、
前記第1の磁性体と前記第2の磁性体は、互いに離間した状態で、前記第1の方向に並んで配置されており、
前記第2の方向に見たときに、前記気体通過領域は、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に設けられていることを特徴とする<1>に記載のリアクトル。
<5>.第1の方向に凹部と凸部が交互に繰り返されるミアンダ形状を有する導体と、
1つの磁性体と、
を備え、
前記導体は、第1の凹部と第1の凸部とが交互に繰り返し形成された第1の導体部と、第2の凹部と第2の凸部とが交互に繰り返し形成された第2の導体部とを含み、前記第1の導体部と前記第2の導体部は、前記第1の凹部と前記第2の凸部とが前記第1の方向と直交する第2の方向に並ぶとともに、前記第1の凸部と前記第2の凹部とが前記第2の方向に並ぶ態様で前記第2の方向に並んで配置され、かつ、直列に接続されており、
前記磁性体は、互いに隣り合う前記第1の凹部と前記第2の凸部とにより構成される第1の開口部を貫通する第1の貫通部と、互いに隣り合う前記第1の凸部と前記第2の凹部とにより構成される第2の開口部を貫通する第2の貫通部と、前記第1の貫通部と前記第2の貫通部とを繋ぐ接続部とを有し、
前記ミアンダ形状は、エッジワイズ曲げによって形成されており、
前記磁性体には、前記第2の方向に貫通した貫通孔が設けられており、
前記第1の開口部および前記第2の開口部のうち、前記磁性体の前記貫通孔が設けられている位置において、前記第2の方向に気体が通過可能な気体通過領域が設けられていることを特徴とするリアクトル。
<6>.前記導体は、複数の前記第1の開口部および複数の前記第2の開口部を有しており、
前記気体通過領域は、複数の前記第1の開口部の全て、および、複数の前記第2の開口部の全てに設けられていることを特徴とする<5>に記載のリアクトル。
1 第1の開口部
2 第2の開口部
10 導体
10a 入力端子
10b 出力端子
11 第1の導体部
11a 第1の凹部
11b 第1の凸部
12 第2の導体部
12a 第2の凹部
12b 第2の凸部
13 突起
20 磁性体
21、21a、21b 第1の貫通部
22、22a、22b 第2の貫通部
23、23a、23b 第1の接続部
24,24a、24b 第2の接続部
25a 第1の分割体
25b 第2の分割体
30 気体通過領域
40 絶縁体
50 磁気シールド部
60 放熱部材
100、100A、100B、100C、100D、100E リアクトル

Claims (6)

  1. 第1の方向に凹部と凸部が交互に繰り返されるミアンダ形状を有する導体と、
    複数の磁性体と、
    を備え、
    前記導体は、第1の凹部と第1の凸部とが交互に繰り返し形成された第1の導体部と、第2の凹部と第2の凸部とが交互に繰り返し形成された第2の導体部とを含み、前記第1の導体部と前記第2の導体部は、前記第1の凹部と前記第2の凸部とが前記第1の方向と直交する第2の方向に並ぶとともに、前記第1の凸部と前記第2の凹部とが前記第2の方向に並ぶ態様で前記第2の方向に並んで配置され、かつ、直列に接続されており、
    複数の前記磁性体はそれぞれ、互いに隣り合う前記第1の凹部と前記第2の凸部とにより構成される第1の開口部を貫通する第1の貫通部と、互いに隣り合う前記第1の凸部と前記第2の凹部とにより構成される第2の開口部を貫通する第2の貫通部と、前記第1の貫通部と前記第2の貫通部とを繋ぐ第1の接続部とを有し、
    前記ミアンダ形状は、エッジワイズ曲げによって形成されており、
    前記第1の開口部および前記第2の開口部には、前記第2の方向に気体が通過可能な気体通過領域が設けられていることを特徴とするリアクトル。
  2. 複数の前記磁性体には、第1の磁性体と第2の磁性体が含まれており、
    前記第1の磁性体と前記第2の磁性体は、互いに離間した状態で、前記第1の方向および前記第2の方向のそれぞれと直交する第3の方向に並んで配置されており、
    前記気体通過領域は、前記第1の磁性体の前記第1の貫通部と、前記第2の磁性体の前記第1の貫通部との間、および、前記第1の磁性体の前記第2の貫通部と、前記第2の磁性体の前記第2の貫通部との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
  3. 前記導体は、複数の前記第1の開口部および複数の前記第2の開口部を有しており、
    前記気体通過領域は、複数の前記第1の開口部の全て、および、複数の前記第2の開口部の全てに設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のリアクトル。
  4. 複数の前記磁性体には、第1の磁性体と第2の磁性体とが含まれており、
    前記第1の磁性体と前記第2の磁性体は、互いに離間した状態で、前記第1の方向に並んで配置されており、
    前記第2の方向に見たときに、前記気体通過領域は、前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
  5. 第1の方向に凹部と凸部が交互に繰り返されるミアンダ形状を有する導体と、
    1つの磁性体と、
    を備え、
    前記導体は、第1の凹部と第1の凸部とが交互に繰り返し形成された第1の導体部と、第2の凹部と第2の凸部とが交互に繰り返し形成された第2の導体部とを含み、前記第1の導体部と前記第2の導体部は、前記第1の凹部と前記第2の凸部とが前記第1の方向と直交する第2の方向に並ぶとともに、前記第1の凸部と前記第2の凹部とが前記第2の方向に並ぶ態様で前記第2の方向に並んで配置され、かつ、直列に接続されており、
    前記磁性体は、互いに隣り合う前記第1の凹部と前記第2の凸部とにより構成される第1の開口部を貫通する第1の貫通部と、互いに隣り合う前記第1の凸部と前記第2の凹部とにより構成される第2の開口部を貫通する第2の貫通部と、前記第1の貫通部と前記第2の貫通部とを繋ぐ接続部とを有し、
    前記ミアンダ形状は、エッジワイズ曲げによって形成されており、
    前記磁性体には、前記第2の方向に貫通した貫通孔が設けられており、
    前記第1の開口部および前記第2の開口部のうち、前記磁性体の前記貫通孔が設けられている位置において、前記第2の方向に気体が通過可能な気体通過領域が設けられていることを特徴とするリアクトル。
  6. 前記導体は、複数の前記第1の開口部および複数の前記第2の開口部を有しており、
    前記気体通過領域は、複数の前記第1の開口部の全て、および、複数の前記第2の開口部の全てに設けられていることを特徴とする請求項5に記載のリアクトル。
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