JP2024043718A - 冷却システム、制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】気体を冷媒として用いる冷却システムについて、より適切に被冷却負荷の温度の変動を抑制することが可能な技術を提供する。【解決手段】一実施形態に係る冷却システム1は、乾燥空気を圧縮する空気圧縮機10及びコンプレッサ32と、空気圧縮機10及びコンプレッサ32により圧縮された乾燥空気と冷却水との間で熱交換を行うアフタークーラ20,40と、アフタークーラ40を通過した乾燥空気を断熱膨張させる膨張タービン34と、膨張タービン34から吐出された乾燥空気を被冷却負荷60に供給する経路L7と、被冷却負荷60と熱交換が行われた後の乾燥空気を空気圧縮機10に送る経路L8~L10と、経路L7から乾燥空気を分岐させ経路L9に合流させる経路L12と、経路L12に設けられ、経路L12の乾燥空気の流量を調整する調整弁V12と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、冷却システム等に関する。
従来、乾燥空気等の気体を冷媒として用いて、被冷却負荷を冷却する冷却システムが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、冷媒としての乾燥空気を圧縮させて熱交換器で冷却した後、膨張タービンにより断熱膨張させることで、寒冷エネルギを発生させ、被冷却負荷を冷却している。
国際公開第2020/084725号
ところで、被冷却負荷の温度変動は抑制されることが望ましい。
しかしながら、被冷却負荷の温度変動を抑制するためには、例えば、膨張タービンの入口の圧力、入口のエンタルピ、及び断熱効率等の条件を調整する必要が生じ、その結果、その制御は実質上困難となる可能性がある。
また、被冷却負荷の温度変動を抑制するために、例えば、膨張タービンの流量を変化させる方法もある。
しかしながら、膨張タービンは、機械効率上、一定回転での運転が望ましいことから、機械効率の低下を招来する可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、気体を冷媒として用いる冷却システムについて、より適切に被冷却負荷の温度の変動を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
気体を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機により圧縮された気体とそれより低温の流体との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、
前記第1の熱交換器を通過した気体を断熱膨張させる膨張タービンと、
前記膨張タービンから吐出された気体を被冷却負荷に供給する第1の経路と、
前記被冷却負荷と熱交換を行われた後の気体を前記圧縮機に送る第2の経路と、
前記第1の経路から気体を分岐させ前記第2の経路に合流させるバイパス経路と、
前記バイパス経路に設けられ、前記バイパス経路の空気の流量を調整する調整弁と、を備える、
冷却システムが提供される。
また、本開示の他の実施形態では、
上記の冷却システムを制御する制御装置であって、
前記被冷却負荷の温度に応じて、前記調整弁の開度を調整する、
制御装置が提供される。
上述の実施形態によれば、気体を冷媒として用いる冷却システムについて、より適切に被冷却負荷の温度の変動を抑制することができる。
冷却システムの第1例を示す図である。 比較例に係る冷却システムを示す図である。 冷却システムの第2例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
[冷却システムの第1例]
図1、図2を参照して、本実施形態に係る冷却システム1の第1例について説明する。
図1は、冷却システム1の第1例を示す図である。図2は、比較例に係る冷却システム1Cを示す図である。
尚、比較例に係る冷却システム1C(図2)では、本実施形態の冷却システム1と共通の構成に同一の符号を付している。また、図2では、図1の制御装置100に相当する構成の記載が省略されている。
図1に示すように、冷却システム1は、空気圧縮機10と、アフタークーラ20と、タービン・コンプレッサユニット30と、アフタークーラ40と、寒冷回収熱交換器50と、被冷却負荷60と、サクションクーラ70とを含む。また、冷却システム1に関連する構成として、制御装置100と、温度センサ110とが設けられる。
冷却システム1は、乾燥空気を冷媒として用いる空気冷媒式であり、被冷却負荷60を冷却する。
尚、冷却システム1は、冷媒として乾燥空気とは異なる他の気体を用いてもよい。例えば、他の気体は、窒素、酸素、ヘリウム等である。
乾燥空気は、冷却システム1の運転に支障が無い露点まで水蒸気が除去された空気である。乾燥空気に含まれる水蒸気の量は、例えば、所定基準以下になるように予め調整される。
空気圧縮機10は、経路L1から流入する乾燥空気を圧縮し、経路L2に吐出する。
経路L1には、冷却システム1を循環する乾燥空気が経路L10から戻される。また、経路L1には、開閉弁V1が設けられ、開閉弁V1を通じて、冷却システム1の外部から経路L1に乾燥空気を補充することが可能である。経路L1の乾燥空気は、例えば、2℃~10℃の温度範囲にある。
アフタークーラ20は、経路L2の乾燥空気と、外部から供給される冷却水との間で熱交換を行い、経路L3に乾燥空気を流出させる。これにより、アフタークーラ20は、空気圧縮機10により圧縮された相対的に温度が高い乾燥空気を相対的に温度が低い冷却水によって冷却することができる。
タービン・コンプレッサユニット30は、コンプレッサ32と、膨張タービン34とを含む。
コンプレッサ32及び膨張タービン34の回転軸は、連結されており、膨張タービン34は、流入する乾燥空気によって回転駆動され、コンプレッサ32は、膨張タービン34の回転エネルギによって駆動される。
コンプレッサ32は、経路L3から流入する乾燥空気を圧縮し、経路L4に吐出する。
アフタークーラ40は、経路L4の乾燥空気と、外部から供給される冷却水との間で熱交換を行い、経路L5に乾燥空気を流出させる。これにより、アフタークーラ40は、コンプレッサ32により圧縮された相対的に温度が高い乾燥空気を相対的に温度が低い冷却水によって冷却することができる。
経路L5には、経路L11の一端が連結される。
寒冷回収熱交換器50は、経路L5の乾燥空気と、被冷却負荷60と熱交換を行った後の経路L8の乾燥空気との間で熱交換を行い、経路L5からの乾燥空気を経路L6に流出させると共に、経路L8からの乾燥空気を経路L9に流出させる。これにより、寒冷回収熱交換器50は、経路L8の相対的に低い温度の乾燥空気の寒冷エネルギを回収し、経路L5の相対的に高い温度の乾燥空気を冷却することができる。寒冷回収熱交換器50を通過後の経路L6の乾燥空気の温度は、例えば、20℃~30℃の温度範囲にある。また、寒冷回収熱交換器50は、経路L8の乾燥空気の温度を空気圧縮機10に吸入可能な温度範囲に向けて回復させることができる。
膨張タービン34は、経路L6から流入する乾燥空気を断熱膨張させ、経路L7に流出させる。これにより、膨張タービン34は、経路L6の乾燥空気の温度を低下させ、経路L7に流出させることができる。経路L7の乾燥空気の温度は、例えば、-70℃~-40℃の温度範囲にある。
経路L6には、その開度によって膨張タービン34の負荷(乾燥空気の流量)を調整可能な調整弁V6が設けられる。また、経路L7には、経路L12の一端が接続される。
被冷却負荷60は、経路L7から流入する乾燥空気により冷却される。本例では、被冷却負荷60は、経路L7から流入する乾燥空気と、被冷却流体との間で熱交換を行うことで、被冷却流体を冷却し、熱交換後の乾燥空気を経路L8に流出させる。被冷却負荷60は、例えば、超低温冷凍庫であり、被冷却流体は、庫内の空気である。
サクションクーラ70は、経路L9から流入する乾燥空気と、外部から供給される冷却水との間で熱交換を行い、乾燥空気を経路L10に流出させる。これにより、サクションクーラ70は、相対的に温度が高い冷却水によって、相対的に温度が低い乾燥空気の温度を上昇させ、空気圧縮機10で吸入可能な温度範囲まで回復させることができる。
経路L11は、上述の如く、一端で経路L5から分岐し、他端で経路L9に合流するバイパス経路である。
経路L11には、その開度によって経路L5の圧力を調整可能な調整弁V11が設けられる。これにより、調整弁V11は、制御装置100の制御下で、膨張タービン34の入口の圧力を所定の圧力範囲に維持することができる。所定の圧力範囲は、例えば、膨張タービン34の入口の圧力が略一定であると判断可能な範囲である。
経路L12は、一端で経路L7から分岐し、他端で経路L9に合流するバイパス経路である。
経路L12には、その開度によって経路L7から経路L12に分流する乾燥空気の流量を調整可能な調整弁V12が設けられる。これにより、調整弁V12は、制御装置100の制御下で、経路L12に分流する乾燥空気の量を調整することで、経路L7を通じて、被冷却負荷60に供給される乾燥空気の流量を調整することができる。その結果、調整弁V12は、被冷却負荷60に供給される寒冷エネルギ量を調整することができる。
制御装置100は、冷却システム1の制御を行う。
制御装置100の機能は、任意のハードウェア、或いは、任意のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせ等により実現される。例えば、制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ装置、補助記憶装置、及びインタフェース装置を含むコンピュータである。メモリ装置は、例えば、SRAM(Static Random Access memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。補助記憶装置は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリである。インタフェース装置は、接続機器ごとの通信形式の相違に応じて、複数の種類のインタフェース装置を含んでもよい。インタフェース装置は、例えば、温度センサ110等の外部機器から各種データを受信する。各種データには、温度センサ110の出力データ等の制御用の測定データを含む。また、各種データには、制御用のプログラムが含まれる。制御用のプログラムは、例えば、インタフェース装置を通じて制御装置100に接続される記録媒体から制御装置100(補助記憶装置)にインストールされる。また、制御用のプログラムは、インタフェース装置により接続される所定の通信回線を通じて、外部装置(例えば、サーバ装置)からダウンロードされ、制御装置100(補助記憶装置)にインストールされてもよい。
制御装置100は、冷却システム1に組み込まれてもよいし、冷却システム1とは別に設けられてもよい。
例えば、制御装置100は、冷却システム1の何れかの構成要素に隣接して設置される制御盤である。また、冷却システム1が設置される施設内に設置される制御用の端末装置やエッジコントローラやエッジサーバである。また、制御装置100は、冷却システム1が設置される施設の外部に設置されるオンプレミスサーバやクラウドサーバであってもよい。
温度センサ110は、被冷却負荷60の被冷却流体の出口温度、即ち、経路L7の乾燥空気の寒冷エネルギにより冷却された後の被冷却流体の温度を測定する。温度センサ110の出力は、所定の通信回線を通じて、制御装置100に取り込まれる。
例えば、制御装置100は、膨張タービン34の流量負荷に関する状態量に応じて、調整弁V6に制御指令を送信し、調整弁V6の開度を調整する。これにより、制御装置100は、膨張タービン34の流量負荷を調整することができる。制御装置100は、例えば、経路L6の調整弁V6の出口と膨張タービン34の入口との間に設置される流量センサの出力に基づき、膨張タービン34の流量負荷に関する状態量を取得することができる。
また、例えば、制御装置100は、膨張タービン34の入口の圧力に関する状態量に応じて、調整弁V11に制御指令を送信し、調整弁V11の開度を調整する。これにより、制御装置100は、上述の如く、膨張タービン34の圧力を所定の圧力範囲に維持させることができる。制御装置100は、例えば、経路L4~L6や膨張タービン34の入口に設置される圧力センサの出力に基づき、膨張タービン34の入口の圧力に関する状態量を取得することができる。
また、例えば、制御装置100は、被冷却負荷60(被冷却流体)の温度に関する状態量に応じて、調整弁V12に制御指令を送信し、調整弁V12の開度を調整する。所定の温度範囲は、被冷却負荷60に必要な性能に応じて予め規定される。これにより、制御装置100は、経路L7を通じて被冷却負荷60に供給される乾燥空気の流量を調整することができ、その結果、被冷却負荷60(被冷却流体)の温度変動を抑制し、被冷却負荷60(被冷却流体)の温度を所定の温度範囲に維持することができる。制御装置100は、温度センサ110の出力に基づき、被冷却負荷60(被冷却流体)の温度に関する状態量を取得することができる。
制御装置100は、例えば、温度センサ110の温度が上昇すると、調整弁V12の開度を小さくし、温度センサ110の温度が低下すると、調整弁V12の開度を大きくする形で、被冷却流体の温度を所定の温度範囲に維持させることができる。
例えば、図2に示すように、比較例に係る冷却システム1Cでは、経路L12及び調整弁V12が設けられない。そのため、冷却システム1Cは、被冷却負荷60の温度変動を抑制するために、例えば、膨張タービン34の入口の圧力、入口のエンタルピ、及び断熱効率等の条件を調整する必要が生じ、その結果、その制御は実質上困難となる可能性がある。また、冷却システム1Cは、被冷却負荷の温度変動を抑制するために、例えば、膨張タービン34の流量を変化させる方法もあるが、膨張タービン34は、機械効率上、一定回転での運転が望ましく、機械効率の低下を招来する可能性がある。
これに対して、本例では、冷却システム1は、経路L12及び調整弁V12の作用によって、より容易且つより適切に被冷却負荷60の温度変動を抑制することができる。
[冷却システムの第2例]
次に、図3を参照して、本実施形態に係る冷却システム1の第2例について説明する。
本例では、上述の第1例と同じ或いは対応する構成には同一の符号を付し、上述の第1例と異なる部分を中心に説明する。
図3に示すように、本例では、冷却システム1は、上述の第1例と同様、空気圧縮機10と、アフタークーラ20と、タービン・コンプレッサユニット30と、アフタークーラ40と、寒冷回収熱交換器50と、被冷却負荷60と、サクションクーラ70とを含む。また、本例では、上述の第1例と同様、冷却システム1に関連する構成として、制御装置100と、温度センサ110とが設けられる。
一方、本例では、冷却システム1は、上述の第1例と異なり、熱交換器80を含む。また、本例では、上述の第1例と異なり、経路L12の調整弁V12より上流の箇所には、経路L13の一端が連結される。また、本例では、経路L5は、上述の第1例と異なり、上流側の経路L5Aと、下流側の経路L5Bとを含む。
尚、経路L13は、経路L12から分岐する代わりに、経路L7から分岐するように構成されてもよい。
熱交換器80は、経路L13の乾燥空気と、経路L5Aの乾燥空気との間で熱交換を行い、経路L13からの乾燥空気を経路L14に流出させると共に、経路L5Aからの乾燥空気を経路L5Bに流出させる。これにより、熱交換器80は、経路L5Aの相対的に温度が高い乾燥空気を経路L13の相対的に温度が低い乾燥空気によって冷却することができる。また、熱交換器80は、経路L13の乾燥空気の温度を空気圧縮機10に吸入可能な温度範囲に向けて回復させることができる。
経路L14は、熱交換器80から流出する乾燥空気を経路L9に合流させる。
経路L14には、その開度によって経路L12から経路L13,L14に分流する乾燥空気の流量を調整可能な調整弁V14が設けられる。これにより、調整弁V14は、制御装置100の制御下で、経路L7から被冷却負荷60を迂回して経路L9に合流する乾燥空気のうちの熱交換器80を通過する乾燥空気の流量を調整することができる。
尚、調整弁V14に代えて、熱交換器80よりも上流の経路L13に同様の調整弁が設けられてもよい。
例えば、制御装置100は、被冷却負荷60(被冷却流体)の温度に関する状態に応じて、調整弁V12,V14に制御指令を送信し、調整弁V12,V14の開度を調整する。これにより、制御装置100は、経路L7を通じて被冷却負荷60に供給される乾燥空気の流量を調整することができ、その結果、被冷却負荷60(被冷却流体)の温度変動を抑制し、被冷却負荷60の温度を所定の温度範囲に維持することができる。
また、制御装置100は、経路L10の乾燥空気の温度に関する状態量に応じて、調整弁V12,V14に制御指令を送信し、調整弁V12,V14の開度を調整してもよい。これにより、制御装置100は、経路L7から被冷却負荷60を迂回して経路L9に合流する乾燥空気の流量のうちの熱交換器80を通過して温度が上昇する乾燥空気の流量の比率を調整することができる。そのため、制御装置100は、調整弁V12,V14の開度を調整することにより、経路L10の乾燥空気の温度を空気圧縮機10に吸入可能な温度条件を満足するように制御することができる。制御装置100は、例えば、経路L10や経路L1に設置される温度センサの出力に基づき、経路L10の乾燥空気の温度に関する状態量を取得することができる。
[作用]
次に、本実施形態に係る冷却システム及び制御装置の作用について説明する。
本実施形態では、冷却システムは、圧縮機と、第1の熱交換器と、膨張タービンと、第1の経路と、第2の経路と、バイパス経路と、調整弁と、を備える。圧縮機は、例えば、上述の空気圧縮機10やコンプレッサ32である。第1の熱交換器は、例えば、上述のアフタークーラ20,40である。膨張タービンは、例えば、上述の膨張タービン34である。第1の経路は、例えば、上述の経路L7である。第2の経路は、例えば、上述の経路L8,L9である。バイパス経路は、例えば、上述の経路L12や経路L13である。調整弁は、例えば、上述の調整弁V12や調整弁V14である。具体的には、圧縮機は、気体を圧縮する。気体は、例えば、乾燥空気、窒素、酸素、ヘリウム等である。また、第1の熱交換器は、圧縮機により圧縮された気体とそれより低温の流体との間で熱交換を行う。また、膨張タービンは、第1の熱交換器を通過した空気を断熱膨張させる。また、第1の経路は、膨張タービンから吐出された気体を被冷却負荷に供給する。被冷却負荷は、例えば、上述の被冷却負荷60である。また、第2の経路は、被冷却負荷と熱交換が行われた後の気体を圧縮機に送る。また、バイパス経路は、第1の経路から気体を分岐させ第2の経路に合流させる。そして、調整弁は、バイパス経路に設けられ、バイパス経路の気体の流量を調整する。
これにより、冷却システムは、バイパス経路を通じて、被冷却負荷を迂回させて気体を圧縮機に戻すことができる。また、冷却システムは、バイパス経路の調整弁を用いて、バイパス経路を迂回させる気体の流量を調整することができる。そのため、冷却システムは、調整弁を用いて、例えば、被冷却負荷の温度変動に合わせて、膨張タービンでの空気の断熱圧縮により生じる寒冷エネルギのうちの被冷却負荷に供給する量を調整することができる。よって、冷却システムは、より適切に被冷却負荷の温度の変動を抑制することができる。
また、本実施形態では、冷却システムは、第2の熱交換器を備えてもよい。第2の熱交換器は、例えば、上述の熱交換器80である。また、バイパス経路は、第1のバイパス経路及び第2のバイパス経路を含んでもよい。第1のバイパス経路及び第2のバイパス経路は、例えば、経路L12及び経路L13,L14である。また、調整弁は、第1のバイパス経路に設けられる第1の調整弁と、第2のバイパス経路に設けられる第2の調整弁とを含んでもよい。第1の調整弁及び第2の調整弁は、例えば、調整弁V12及び調整弁V14である。そして、第2の熱交換器は、第2のバイパス経路の空気と、圧縮機により圧縮された空気との間で熱交換を行ってもよい。
これにより、冷却システムは、熱交換器80によって、被冷却負荷を迂回させる気体のうち、第2のバイパス経路を通過する気体の温度を圧縮機が吸入可能な温度範囲に向けて回復(上昇)させることができる。そのため、冷却システムは、第1の調整弁及び第2の調整弁の開度を調整することにより、第1のバイパス経路及び第2のバイパス経路を通じて、圧縮機に戻される気体の温度に関する温度条件をより適切に満足させることができる。
また、本実施形態では、制御装置は、上記の冷却システムを制御する。制御装置は、例えば、上述の制御装置100である。そして、制御装置は、被冷却負荷の温度に応じて、調整弁の開度を調整してもよい。
これにより、制御装置は、被冷却負荷の温度に応じて、被冷却負荷の温度変動を抑制するように、調整弁の開度をより適切に調整することができる。
以上、実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 冷却システム
10 空気圧縮機
20 アフタークーラ
30 タービン・コンプレッサユニット
32 コンプレッサ
34 膨張タービン
40 アフタークーラ
50 寒冷回収熱交換器
60 被冷却負荷
70 サクションクーラ
80 熱交換器
100 制御装置
110 温度センサ
L1 経路
L2 経路
L3 経路
L4 経路
L5,L5A,L5B 経路
L6 経路
L7 経路
L8 経路
L9 経路
L10 経路
L11 経路
L12 経路
L13 経路
L14 経路
V1 開閉弁
V6 調整弁
V11 調整弁
V12 調整弁
V14 調整弁

Claims (3)

  1. 気体を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機により圧縮された気体とそれより低温の流体との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、
    前記第1の熱交換器を通過した気体を断熱膨張させる膨張タービンと、
    前記膨張タービンから吐出された気体を被冷却負荷に供給する第1の経路と、
    前記被冷却負荷と熱交換が行われた後の気体を前記圧縮機に送る第2の経路と、
    前記第1の経路から気体を分岐させ前記第2の経路に合流させるバイパス経路と、
    前記バイパス経路に設けられ、前記バイパス経路の気体の流量を調整する調整弁と、を備える、
    冷却システム。
  2. 第2の熱交換器を備え、
    前記バイパス経路は、第1のバイパス経路及び第2のバイパス経路を含み、
    前記調整弁は、前記第1のバイパス経路に設けられる第1の調整弁と、前記第2のバイパス経路に設けられる第2の調整弁とを含み、
    前記第2の熱交換器は、前記第2のバイパス経路の気体と、前記圧縮機により圧縮された気体との間で熱交換を行う、
    請求項1に記載の冷却システム。
  3. 請求項1又は2に記載の冷却システムを制御する制御装置であって、
    前記被冷却負荷の温度に応じて、前記調整弁の開度を調整する、
    制御装置。
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