JP2024037549A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】商品棚の位置を示す情報を取得しない場合に比べて、商品陳列の管理を容易に行う。【解決手段】プロセッサを備え、プロセッサは、商品棚の少なくとも一部である棚部A0と棚部A0に配された識別部M0~M3とを含む画像により識別部M0~M3に対応付けられた識別情報を取得し、識別情報により、棚部A0の位置情報を取得する、情報処理装置である。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関するものである。
例えば、特許文献1には、商品棚を含む画像に対して、指定された位置を示す位置情報を取得する取得手段と、画像から認識された商品が指定された位置に配置された状態を示す棚割情報を、商品の認識結果と前記位置情報とに基づいて生成する生成手段と、を備える棚割情報生成装置が開示されている。
特開2016-224831号公報
ここで、例えば商品販売を行う店舗等に設置されている複数の商品棚について商品陳列の管理を行う場合、各々の商品棚について段数や各段に並べられている商品を示す情報のほかに、商品棚の位置を示す情報を取得すると、管理が容易になる。
本発明の目的は、商品棚の位置を示す情報を取得しない場合に比べて、商品陳列の管理を容易に行うことにある。
請求項1に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、商品棚の少なくとも一部である棚部と当該棚部に配された識別部とを含む画像により当該識別部に対応付けられた識別情報を取得し、前記識別情報により、前記棚部の位置情報を取得する、情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記画像に含まれる前記識別部は、少なくとも2つの組合せで、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定めるものである、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記少なくとも2つの組合せは、前記商品棚が備える複数の棚板のうち一の棚板に対して配されかつ識別情報を対応付けた2つの前記識別部を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記商品検索処理を行う領域は、前記一の棚板と高さ方向に隣り合う他の棚板に対して配された他の2つの識別部がある場合、当該他の2つの識別部を含む前記組合せで定められ、前記他の2つの識別部がない場合、前記一の棚板に係る前記2つの識別部と前記画像の上端位置との前記組合せで定められる、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記少なくとも2つの組合せは、前記商品棚の左右方向における中間部に配された前記識別部を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記画像に含まれる前記識別部は、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定める第1識別部及び第2識別部を含み、前記第1識別部及び前記第2識別部の各々には、少なくとも単数の識別情報が対応付けられ、前記第2識別部には、前記第1識別部よりも多い数の前記識別情報が対応付けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記第1識別部により前記領域が定められる場合であって前記画像に前記第2識別部が含まれる場合、当該第2識別部の位置で当該領域を分割する処理を行う、ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記第1識別部により前記領域が定められない場合であって前記画像に前記第2識別部が含まれる場合、当該第1識別部及び当該第2識別部により当該領域を定める処理を行う、ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記画像の前記識別部は、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定める第1識別部及び第2識別部を含み、前記第1識別部は、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定めるものであり、前記第2識別部は、前記棚部における棚板の位置を定めるものである、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、商品棚の少なくとも一部である棚部と当該棚部に配された識別部とを含む画像により当該識別部に対応付けられた識別情報を取得する機能と、前記識別情報により、前記棚部の位置情報を取得する機能と、を実現させるプログラムである。
請求項1の発明によれば、商品棚の位置を示す情報を取得しない場合に比べて、商品陳列の管理を容易に行うことができる。
請求項2の発明によれば、識別部が少なくとも2つの組合せで棚部において商品検索処理を行う領域を定めるものである構成を採用しない場合に比べ、用いる識別部の数を少なくすることができる。
請求項3の発明によれば、少なくとも2つの組合せが商品棚の備える複数の棚板のうち一の棚板に対して配されかつ識別情報を対応付けた2つの識別部を含む構成を採用しない場合に比べ、用いる識別部の種類を少なくすることができる。
請求項4の発明によれば、一の棚板と高さ方向に隣り合う他の棚板に対して配された他の2つの識別部がない場合に一の棚板に係る2つの識別部と画像の上端位置との組合せで商品検索処理を行う領域が定められる構成を採用しない場合に比べ、用いる識別部の数を少なくすることができる。
請求項5の発明によれば、少なくとも2つの組合せが商品棚の左右方向における中間部に配された識別部を含む構成を採用しない場合に比べ、商品検索処理を行う領域に自由度を持たせることができる。
請求項6の発明によれば、第2識別部には第1識別部よりも多い数の識別情報が対応付けられている構成を採用しない場合に比べ、用いる識別部の数を少なくすることができる。
請求項7の発明によれば、第1識別部により領域が定められる場合であって画像に第2識別部が含まれる場合に第2識別部の位置で領域を分割する処理を行う構成を採用しない場合に比べ、商品検出処理の性能を向上させることができる。
請求項8の発明によれば、第1識別部により領域が定められない場合であって画像に第2識別部が含まれる場合に第1識別部及び第2識別部により領域を定める処理を行う構成を採用しない場合に比べ、管理負担を軽減することができる。
請求項9の発明によれば、棚部の段数を示す情報を取得することができる。
請求項10の発明によれば、商品棚の位置を示す情報を取得しない場合に比べて、商品陳列の管理を容易に行うことができる。
本実施の形態が適用される画像処理システムの全体構成例を示した図である。 本実施の形態における画像処理装置のハードウェア構成例を示した図である。 本実施の形態における携帯端末のハードウェア構成例を示した図である。 第1の実施の形態に係る画像処理装置の機能構成例を表すブロック図である。 店舗に置かれた棚を説明する図であり、(a)は棚の位置を示す店舗の平面図であり、(b)は、棚のうちの一部の棚に配されたマーカーの位置を示す棚の正面図である。 棚情報取得部が保有する情報を説明する図である。 マーカーの模様例を説明する図である。 第1の実施の形態において撮像画像による識別対象領域の特定を説明する図であり、(a)は、第1の実施の形態の撮像画像を示し、(b)は、撮像画像に対するマーカー検出部の検出結果を示し、(c)は、対象領域特定部による特定結果を示す。 識別対象領域からの商品情報の取得を説明する図であり、(a)は、識別対象領域を説明する図であり、(b)は識別対象領域の棚割結果を示す情報である。 第2の実施の形態において撮像画像による識別対象領域の特定を説明する図であり、(a)は、第2の実施の形態の撮像画像の位置を示し、(b)は、撮像画像に対するマーカー検出部の検出結果を示し、(c)は、対象領域特定部による特定結果を示す。 識別対象領域からの商品情報の取得を説明する図であり、(a)は、識別対象領域を説明する図であり、(b)は識別対象領域の棚割結果を示す情報である。 第2の実施の形態における棚割結果を説明する図である。 第3の実施の形態において棚が撮像された撮像画像を用いる処理を説明する図であり、(a)は、棚に配されたマーカーの位置を示す棚の正面図であり、(b)は、棚に関し棚情報取得部が保有する情報を説明する図である。 第3の実施の形態において撮像画像による識別対象領域の特定を説明する図であり、(a)は、棚における撮像画像の位置を示し、(b)は、撮像画像に対するマーカー検出部の検出結果を示し、(c)は、対象領域特定部による特定結果を示す。 識別対象領域からの商品情報の取得を説明する図であり、(a)は、識別対象領域を説明する図であり、(b)は識別対象領域の棚割結果を示す情報である。 第4の実施の形態において棚が撮像された撮像画像を用いる処理を説明する図であり、(a)は、棚に配されたマーカーの位置を示す棚の正面図であり、(b)は棚における撮像画像の位置を示す。 第4の実施の形態における棚のマーカー位置の変形例を説明する図であり、(a)は第1変形例、(b)は第2変形例、(c)は第3変形例である。 第5の実施の形態において棚が撮像された撮像画像を用いる処理を説明する図であり、(a)は、棚に配されたマーカーの位置を示す棚の正面図であり、(b)は、棚に関し棚情報取得部が保有する情報を説明する図である。 店舗に置かれた棚の各々の撮像画像についての処理を行う場合を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[本実施の形態の概要]
本実施の形態は、商品棚の少なくとも一部である棚部と棚部に配された識別部とを含む画像により識別部に対応付けられた識別情報を取得し、識別情報により、棚部の位置情報を取得する、ことを備える情報処理装置を提供する。
ここで、棚部とは、商品棚全体又は商品棚の一部をいい、ここにいう商品棚の一部は、1つの商品棚が複数の棚が例えば上下に配置されている場合のいずれかの棚や、1つの商品棚の物理的に分離できない部分をいう。識別部とは、情報処理を行う際に用いる識別情報が予め対応付けられている部分をいう。識別情報とは、棚部の位置情報を取得するための情報をいい、棚部の位置情報とは、商品棚の店舗内における位置を示す情報や、店舗の床に対する高さ位置を示す情報をいう。
情報処理装置としては、画像処理を行う画像処理装置10(図1参照)を例にとって説明するが、携帯端末20(同図参照)であってもよい。
[画像処理システムの全体構成]
図1は、本実施の形態が適用される画像処理システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、この画像処理システム1は、画像処理装置10及び携帯端末20を含む。画像処理装置10は、通信回線30に接続されている。携帯端末20は、無線通信によりアクセスポイント40を介して通信回線30と無線接続可能になっている。なお、図では、画像処理装置10及び携帯端末20は、1つずつしか示していないが、複数存在してもよい。また、通信回線30は、例えばLAN(Local Area Network)やインターネットとすればよい。
画像処理装置10は、撮像画像を処理する装置であり、棚部と棚部に配されたマーカーを含む撮像画像を例えば携帯端末20から取得した場合に、撮像画像によりマーカーに対応付けられたマーカーIDを取得する。また、マーカーIDにより棚部の位置情報を取得する。
なお、画像処理装置10は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)によって実現するとよい。
携帯端末20は、対象物を撮像し、画像処理装置10に送信する端末装置である。携帯端末20には、カメラアプリケーションがインストールされているとよい。このカメラアプリケーションは、例えば、携帯端末20の操作者の操作により、対象物を撮像し、撮像画像を画像処理装置10へ送信する。なお、携帯端末20は、例えば、スマートフォンによって実現するとよい。
[画像処理装置のハードウェア構成]
図2は、本実施の形態における画像処理装置10のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、画像処理装置10は、プロセッサ11と、RAM(Random Access Memory)12と、HDD(Hard Disk Drive)13と、通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)14と、表示デバイス15と、入力デバイス16とを備える。
プロセッサ11は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、後述する各機能を実現する。
RAM12は、プロセッサ11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。HDD13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
通信I/F14は、通信回線30を介して携帯端末20との間で各種情報の送受信を行う。
表示デバイス15は、各種情報を表示する例えばディスプレイである。入力デバイス16は、ユーザが情報を入力するために用いる例えばキーボードやマウスである。
[携帯端末のハードウェア構成]
図3は、本実施の形態における携帯端末20のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、携帯端末20は、プロセッサ21と、RAM22と、ROM23と、入出力デバイス24と、音声入力機構25と、音声出力機構26と、撮像機構27と、無線回路28と、アンテナ29とを備える。
プロセッサ21は、ROM23等に記憶された各種プログラムをRAM22にロードして実行することにより、携帯端末20の各機能を実現する。
RAM22は、プロセッサ21の作業用メモリ等として用いられるメモリである。ROM23は、プロセッサ21が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
入出力デバイス24は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行うデバイスであり、例えばタッチパネルである。音声入力機構25は、外部から音声を入力するデバイスであり、例えばマイクロフォンである。音声出力機構26は、音声を外部に出力するデバイスであり、例えばスピーカである。
撮像機構27は、被写体を撮像するデバイスであり、例えばカメラである。
無線回路28は、無線通信を制御する回路である。アンテナ29は、無線回路28が出力した無線通信の信号を送信したり、無線通信の信号を受信して無線回路28に出力したりするデバイスである。無線通信は、5G(5th Generation)、LTE(Long Term Evolution)、Wi-Fi(登録商標)、bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等の無線通信規格に準拠する通信を含む。
ここで、小売業の店頭の売場づくりのための重要な作業として、商品の陳列をレイアウトする棚割作業がある。棚割作業に関する技術は、「商品検出」と「商品識別」の2つの処理によって構成される。「商品検出」技術では、AI(Artificial Intelligence)を用いた物体検出技術によって、棚に配置されている各商品をバウンディングボックスと呼ばれる矩形領域によって商品領域を検出する。また、「商品識別」技術では、「商品検出」技術により検出した商品領域を基に商品画像を切り出し、予め定められている固有特徴に基づいてデータベース中の商品画像とマッチングを行い、最も類似度が高い商品IDと紐づけ、商品IDと商品検出情報から得られる商品位置とから最終的な棚割情報を生成する。
各店舗内の陳列が指示通りになっているかの確認点検作業の効率化や売上向上に向けた棚割の改良が重要であり、スマートフォン等の端末カメラで商品棚を撮影した画像から商品陳列の状態を把握することができれば、確認点検作業の効率化や棚割の改良を容易に行うことが可能になる。
そこで、本実施の形態では、端末カメラで撮像した画像が店舗に置かれている複数棚のどの棚であるかを示す情報を含む棚割情報を取得するようにし、確認点検作業の効率化や棚割の改良を支援するツールを提供する。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態について説明する。
図4は、第1の実施の形態に係る画像処理装置10の機能構成例を表すブロック図である。図示するように、第1の実施の形態に係る画像処理装置10は、マーカー検出部51と、対象領域特定部52と、棚情報取得部53と、商品情報取得部54と、棚割生成部55とを備えている。
マーカー検出部51は、携帯端末20から取得した撮像画像に含まれるマーカーを検出し、検出したマーカーから棚部IDを読み取り、マーカーの位置を示すマーカー位置情報と棚部IDを出力する。
ここにいうマーカーは、例えば商品棚の棚板両端に配置される。さらに説明すると、マーカーには、棚部IDを示す模様等の画像が付されている。棚部IDは、店舗内のどの棚部であるかを特定する識別情報である。
対象領域特定部52は、マーカーの位置と棚部IDから、組となるマーカー同士を結ぶ線分を基に識別対象領域を特定する。例えば、撮像画像上に複数の棚板がある場合、各棚板の頂点を線分で結ぶ外接矩形を識別対象領域として設定する。また、棚板が撮像画像上の最上位に位置している場合、棚板の上側を識別対象領域として設定してもよい。さらに、マーカーを基準に水平方向及び垂直方向に引いた線とその交点により定義される多角形領域を識別対象領域として特定してもよく、また、複数の棚がある場合は、各棚の識別対象領域を合わせて識別対象領域としてもよい。
棚情報取得部53は、棚部IDと商品棚に関する情報とを対応付けた棚情報を取得する。より詳細には、棚情報取得部53は、自身が棚情報を保有する場合の他、画像処理装置10の外部に棚情報記憶部が設けられ棚情報記憶部に対する要求により棚情報を取得してもよい。
かかる棚情報としては、店舗内にある商品棚やその位置を特定する情報が含まれ、また、商品棚の棚板を特定する情報も含まれる。
商品情報取得部54は、対象領域特定部52により特定された識別対象領域に含まれている商品の情報を取得する。すなわち、商品情報取得部54は、識別対象領域に含まれている商品の検出及び識別を行うことで、商品の情報を取得する。かかる商品の情報は、自身が保有する場合の他、画像処理装置10の外部に商品情報記憶部が設けられ商品情報記憶部に対する要求により商品の情報を取得してもよい。
かかる商品の情報としては、商品の商品名を示す情報が含まれる。
棚割生成部55は、棚情報取得部53により取得された棚情報と商品情報取得部54により取得された商品の情報から、店舗内の棚における各商品の位置を示す棚割情報を生成する。生成された棚割情報は、表示デバイス15に表示されたり携帯端末20に送信され入出力デバイス24に表示されたりする。
図5は、店舗Sに置かれた棚A~Fを説明する図であり、(a)は棚A~Fの位置を示す店舗Sの平面図であり、(b)は、棚A~Fのうち棚A、Bに配されたマーカーの位置を示す棚A、Bの正面図である。
図5(a)に示すように、店舗Sには、複数の棚A~Fが置かれている。出入り口SEに近い側に棚A、Bが横並びで配され、棚A、Bに対向する位置に棚C、Dが並んで配され、棚C、Dの背向かいに棚E、Fが並んで配されている。
図5(b)に示すように、棚Aは、4段の商品棚であり、6個のマーカーM0~M5が配されている。より詳細には、棚Aの左上角部にマーカーM0、右上角部にマーカーM1、左下角部にマーカーM4、右下角部にマーカーM5が位置し、上下中間の左側にマーカーM2、右側にマーカーM3が位置する。
さらに説明すると、棚Aは、2段の棚上部A0と2段の棚下部A1とに分けて管理される。棚Aの棚上部A0については、マーカーM0、M1、M2、M3が用いられ、棚下部A1については、マーカーM2、M3、M4、M5が用いられる。
また、棚Bは、3段の商品棚であり、4隅の各々にマーカーM6~M9が配されている。すなわち、左上角部、右上角部、左下角部及び右下角部の順にマーカーM6~M9が位置する。さらに説明すると、棚Bは、上下に分けられた棚Aとは異なり、棚部B0として管理される。
このように、マーカーM0~M9は、矩形の頂点に配されている。そして、棚A、Bは、棚上部A0、棚下部A1及び棚部B0という3つの識別対象エリアが設定されている。棚上部A0、棚下部A1及び棚部B0の各々には、マーカーM0~M9を介して棚部IDが割り当てられている。以下説明する。
図6は、棚情報取得部53(図4参照)が保有する情報を説明する図である。
図示するように、棚情報取得部53は、マーカーIDと棚部IDとの紐付けを示す情報53aを記憶する記憶部531と、棚部IDと各種属性情報との対応を示す情報53bを記憶する記憶部532とを有する。
記憶部531の情報53aは、マーカーM0~M9の各マーカーID0~9と棚部ID「A0」、「A1」、「B0」との関係を示す管理情報である。棚部ID「A0」は棚上部A0(図5(b)参照)についてのものであり、棚部ID「A1」、「B0」はそれぞれ、棚下部A1及び棚部B0(図5(b)参照)についてのものである。
マーカーID0~3は、棚部ID「A0」に紐付けられている。また、マーカーID2~5は棚部ID「A1」に紐付けられ、マーカーID6~9が棚部ID「B0」に紐付けられている。
図6に示す情報53aでは、マーカーID0~9のうちマーカーID0、1、4~9は棚部IDが1つである一方で、マーカーID2、3は棚部IDが2つである。言い換えると、マーカーID2、3の棚部IDの数は、単数であるマーカーID0、1、4~9よりも多い数である。
このように、マーカーID2、3には、マーカーID0、1、4~9よりも多い数の棚部IDが対応付けられている。
さらに説明すると、マーカーID2~3は、棚部ID「A0」、「A1」の双方に紐付けられ、共用されている。これにより、棚上部A0と棚下部A1とを含む棚Aにマーカーを配する場合のマーカー数を削減することができる。
棚A、Bは商品棚の一例であり、棚上部A0、棚下部A1及び棚部B0は、商品棚の少なくとも一部の棚部の一例であり、マーカーM0~M9は、棚部に配された識別部の一例であり、後述の撮像画像60(図8参照)は、棚部と識別部とを含む画像の一例であり、マーカーID0~9は、識別部に対応付けられた識別情報の一例であり、棚部ID「A0」、「A1」及び「B0」は、棚部の位置情報の一例である。
第1の実施の形態におけるマーカーM0、1、4~9は、第1識別部の一例であり、マーカーM2、3は、第2識別部の一例である。
記憶部532の情報53bは、棚部ID「A0」~「B0」と棚部IDにより特定される識別対象領域に陳列されている商品のカテゴリである商品カテゴリや識別対象領域の段数を示す各種属性情報との関係を示す管理情報である。
棚部ID「A0」に陳列される商品カテゴリは、ドリンクであり、段数は2である。また、棚部ID「A1」の商品カテゴリは惣菜、段数2であり、棚部ID「B0」の商品カテゴリはスナック菓子、段数は3である。
したがって、複数のマーカーM0~M9を配した商品棚A、B(図5(b)参照)を撮像した撮像画像を基に、マーカーIDを取得でき、また、マーカーIDから棚部IDを取得できる。さらに、棚部IDから商品カテゴリ及び段数の各種属性情報を取得できる。
なお、各種属性情報としての商品カテゴリは、検出した商品を識別する際に参照するデータを商品カテゴリ内で限定するのに用いられる。また、段数は、各商品がどの段に所属しているかを推定するために用いられる。各種属性情報は、商品カテゴリや段数には限られない。
図7は、マーカーM0~M9の模様例を説明する図である。
図示するように、マーカーM0~M9の各々には、互いに異なる模様が付されている。より詳細には、図7に示す模様例は、5×5の格子状のマス目に画像特徴が一意となるように白と黒に塗られた画像的な特徴を有する。マーカーM0~M9の模様に対応してマーカーID0~9が対応付けられている。
なお、マス目の数は、模様例では5であるが、これに限られず、識別対象となる棚部の数や撮像の解像度等に応じて設定することができる。
図8は、第1の実施の形態において撮像画像60による識別対象領域の特定を説明する図であり、(a)は、第1の実施の形態の撮像画像60を示し、(b)は、撮像画像60に対するマーカー検出部51(図4参照)の検出結果を示し、(c)は、対象領域特定部52(図4参照)による特定結果を示す。なお、撮像画像60は、携帯端末20(図1参照)で撮像され、画像処理装置10に送信されたものである。なお、撮像画像60をそのまま用いる場合のほか、撮像時にクロップを行う場合、撮影後のその一部を切り出すトリミングを行う場合でもよい。
図8(a)に示すように、撮像画像60には、棚A、Bにおける棚上部A0の全体と棚下部A1及び棚部B0の一部が含まれる。また、撮像画像60には、マーカーM0~M9のうちマーカーM0~M3、M6が含まれている。
そして、撮像画像60についてマーカー検出部51がマーカー検出を行うと、図8(b)に示すように、マーカーM0~M3、M6の模様(図7参照)により、対応するマーカーID0~3、6を取得する。
その後、対象領域特定部52は、棚情報取得部53から、記憶部531の情報53a(図6参照)を読み出し、マーカーID0~3、6のうち4頂点のマーカーがすべて含まれる棚部IDを特定する。すなわち、マーカーID0~3は4頂点のマーカーについてのものであり、棚部ID「A0」を特定する。そして、棚部ID「A0」の棚上部A0は、同図(c)に示すように、検出されたマーカーの位置関係から、矩形の頂点を決める。
その一方で、マーカーID6は、棚部ID「B0」であるところ、棚部ID「B0」のマーカーID6~9のすべてが含まれていないことから、棚部ID「B0」は特定されない。
これにより、対象領域特定部52は、棚部ID「A0」の棚Aにおける棚上部A0だけを識別対象領域61として特定する。このように、識別対象領域61の位置を取得する。
このように、第1の実施の形態では、マーカーM0、M1では識別対象領域61が定められない場合であって撮像画像60にマーカーM2、M3が含まれる場合であり、かかる場合には、マーカーM0~M3により識別対象領域61を定める処理を行う。これにより、ユーザの撮影技能による画像品質のばらつきが抑制され、検出精度が向上する。また、マーカーM0~M3に紐づけられた店舗Sの棚位置情報を売り上げなどの情報を使って分析し棚の配置の改善を行うことができる。
上述したように、マーカーM0、M1は第1識別部の一例であり、マーカーM2、M3は第2識別部の一例である。
図9は、識別対象領域61からの商品情報の取得を説明する図であり、(a)は、識別対象領域61を説明する図であり、(b)は識別対象領域61の棚割結果を示す情報62である。
識別対象領域61からの商品情報の取得は、商品情報取得部54(図4参照)により行われ、取得した商品情報を用いて棚割生成部55(同図参照)が棚割情報を生成する。
より詳細には、識別対象領域61に含まれる商品について物体検出を行う。物体検出により、図9(a)に示すように、棚上部A0には、8つの商品71a~71hが陳列されていることを把握する。
ここで、記憶部532の情報53b(図6参照)によれば、棚部ID「A0」の商品カテゴリはドリンクであり、段数は2であるという情報を取得できる。このため、かかる情報を用いて物体検出と商品照合を行う。物体検出により、8つの商品71a~71hの物体画像が切り出される。このように切り出された物体画像の画像特徴を用いて、ドリンクという商品カテゴリに限定した参照データの範囲から、商品照合を行う。
これにより、カテゴリ情報が不明の条件で全てのカテゴリから商品の照合を、マーカーを使わずに行う場合と比べて、高速かつ正確に照合を行うことができる。
商品識別を終えたら、当該棚の中で何段目に位置しているのか(所属段)と各段で左から何番目に位置しているか(相対位置)を推定する。所属段は、例えば検出された各商品のy座標値のヒストグラムからクラスタリングを行って、各商品の所属する段を決める。また、相対位置は、検出された各商品のx座標値が小さい順に対応させる。なお、ここにいうy座標値は上下方向の位置であり、x座標値は左右方向の位置である。
図9(b)に示す棚割結果62では、物体番号、商品名、所属棚及び相対位置の欄が設けられている。そして、物体番号である物体0~物体7はそれぞれ、同図(a)に示す商品71a~71hに対応する。なお、相対位置は、所属棚における位置を示す。
より詳細には、棚割結果62では、商品71a~71hのうち商品71a~71dが1段目に順に並べられ、商品71e~71hが2段目に順に並べられていることを表している。また、棚割結果62から明らかなように、商品71a~71hの商品名も具体的に特定されている。このようにして、棚部ID「A0」の棚割結果62が生成され、出力される。
付言すると、マーカーを使用しない場合、撮像画像60(図8参照)の中に入っている商品をすべて検出してしまうため、見切れている商品を除外する後処理を行う必要があり、また、段数が不明なために商品の所属段の推定が難しい。さらに、撮影した棚が店舗内のどの棚なのか不明なため、収集した棚割結果をデータベース上で管理することができない。
これに対し、マーカーM0~M9を使用する第1の実施の形態では、後処理が不要であり、所属段の推定が容易になり、棚割結果をデータベース上で管理できる。
識別対象領域61は、商品検索処理を行う領域の一例である。なお、第1の実施の形態における識別対象領域61は、棚Aの一部である棚上部A0を特定したものである。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態の場合と同じく、棚A、Bが撮像された撮像画像60を用いる。なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態の場合と共通する事項の説明及び図示を省略することがある。
図10は、第2の実施の形態において撮像画像60による識別対象領域61の特定を説明する図であり、(a)は、第2の実施の形態の撮像画像60の位置を示し、(b)は、撮像画像60に対するマーカー検出部51の検出結果を示し、(c)は、対象領域特定部52による特定結果を示す。なお、図10は、第1の実施の形態における図8に対応するものである。
図10(a)に示すように、撮像画像60には、棚A、Bの全体すなわち棚上部A0、棚下部A1及び棚部B0が含まれる。また、撮像画像60には、マーカーM0~M9が含まれている。
マーカー検出部51により撮像画像60からマーカーが検出された場合、図10(b)に示すように、マーカーID0~9を取得する。対象領域特定部52は、記憶部531の情報53a(図6参照)から、識別対象領域61の情報として、棚部ID「A0」、「A1」及び「B0」を特定する。すなわち、棚部ID「A0」、「A1」及び「B0」の範囲を定義するマーカーID0~9が全て撮像画像60に写っているため、棚部ID「A0」、「A1」及び「B0」を特定する。
より詳細には、図10(c)に示すように、識別対象領域61が識別対象領域61a、61b、61cからなる場合、識別対象領域61aとして棚部ID「A0」を特定し、識別対象領域61bとして棚部ID「A1」を特定し、識別対象領域61cとして棚部ID「B0」を特定する。
このように、撮像画像60に含まれるマーカーを検出してマーカーID及び位置を特定し、特定したマーカーIDに紐づけられた情報をデータベースの情報53aから読み出し、識別対象領域61を決定する。4頂点のマーカーが撮像画像60にすべて含まれている場合は、当該マーカーIDが示す棚部を識別対象領域61とする。
図11は、識別対象領域61からの商品情報の取得を説明する図であり、(a)は、識別対象領域61を説明する図であり、(b)は識別対象領域61の棚割結果を示す情報62である。なお、図11は、第1の実施の形態における図9に対応するものである。
識別対象領域61に含まれる商品の物体検出により、図11(a)に示すように、棚上部A0には商品71a~71hが陳列され、棚下部A1には商品72a~72hが陳列され、棚部B0には、12個の商品73a~73lが陳列されていることを把握する。
物体検出の結果である商品71a~71h、72a~72h、73a~73lについての商品照合により、図11(b)に示すように、対応する物体番号、商品名、所属段及び相対位置の情報を取得する。すなわち、識別対象領域61a内の商品71a~71hについての棚割結果62a、識別対象領域61b内の商品72a~72hについての棚割結果62b、及び、識別対象領域61c内の商品73a~73lについての棚割結果62cが生成される。
ここで、第2の実施の形態では、棚上部A0に対応する識別対象領域61aと、棚下部A1に対応する識別対象領域61bと、棚部B0に対応する識別対象領域61cに分ける画像分割して物体検出及び商品照合を行っている。棚Aについては、棚上部A0と棚下部A1に分ける処理を行っている。
このような画像分割を行った方が画像分割を行わない場合に比べて識別性能は高い。すなわち、前提条件を限定して学習した物体検出モデルの場合には、性能が出易く、好ましい。例えば学習データの段数を1段~6段程度までとして定義して学習するのと比べて、学習データの段数を1段~12段として定義して学習する方が難しい。
このような第2の実施の形態で識別対象領域61を分割する処理を行う場合において、撮像画像60に含まれるマーカーM0~M3は第1識別部の一例であり、マーカーM2~M5は第2識別部の一例である。
もっとも、棚A及び棚Bを撮像した撮像画像60について上述した画像分割を行わずに物体検出及び商品照合を行ってもよい。また、棚Aを撮像した画像と棚Bを撮像した別の画像を撮像画像60として取得する場合や、棚Aについて棚上部A0を撮像した画像と棚下部A1を撮像した別の画像として取得する場合であってもよい。
図12は、第2の実施の形態における棚割結果62dを説明する図である。
図12に示す棚割結果62dは、棚上部A0の棚割結果62a(図11(b)も参照)と棚下部A1の棚割結果62b(同図(b)も参照)を含む。すなわち、棚割結果62dは、棚割結果62a、62bをデータベース上で結合したものであり、棚Aについてのものである。
このように、撮像画像60(図10参照)において棚Aを棚上部A0と棚下部A1とに分け、棚割結果62a、62bを生成することで識別性能を高めた上で、生成した棚割結果62a、62bを結合することで、棚Aとして管理することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、第1乃至第2の実施の形態の場合とは異なり、棚Cが撮像された撮像画像60を用いる。なお、第3の実施の形態では、第1乃至第2の実施の形態の場合と共通する事項の説明及び図示を省略することがある。
図13は、第3の実施の形態において棚Cが撮像された撮像画像60を用いる処理を説明する図であり、(a)は、棚Cに配されたマーカーの位置を示す棚Cの正面図であり、(b)は、棚Cに関し棚情報取得部53(図4参照)が保有する情報を説明する図である。なお、図13(a)は図5(b)に対応するものであり、図13(b)は図6に対応するものである。
図13(a)に示すように、棚Cは、上下2段の商品棚であり、4個のマーカーM0~M1(図7(a)、(b)も参照)が配されている。
より詳細には、棚Cの棚板ごとにマーカーM0~M1が設置されている。すなわち、上段の棚板の左右両端に同じマーカーM0が配置され、下段の棚板の左右両端に同じマーカーM1が配置されている。
さらに説明すると、棚Cの上端にマーカーmが配置されている。かかるマーカーmは、マーカーM0~M1とは異なり、マーカーID対応の棚部IDを示す模様等の画像が付されていない。棚Cの上端を示すマーカーmは、識別対象領域をより簡易に特定するためのものである。
図13(b)に示すように、棚情報取得部53の記憶部531には、棚Cに関するマーカーIDと棚部IDとの紐付けを示す情報53cが記憶されている。より詳細には、情報53cは、マーカーM0~M1の各マーカーID0~1と棚部ID「C0」及び棚板ID「c00」、「c01」との関係を示す管理情報である。情報53cの棚板IDは、棚Cが備える棚板を特定するための情報である。
また、棚情報取得部53の記憶部532には、棚Cに関する棚部IDと各種属性情報との対応を示す情報53dが記憶されている。より詳細には、情報53dは、棚部ID「C0」と棚部IDにより特定される識別対象領域に陳列されている商品カテゴリや識別対象領域の段数を示す各種属性情報との関係を示す管理情報である。
棚部ID「C0」に陳列される商品カテゴリは、ドリンクであり、段数は2である。
図14は、第3の実施の形態において撮像画像60による識別対象領域の特定を説明する図であり、(a)は、棚Cにおける撮像画像60の位置を示し、(b)は、撮像画像60に対するマーカー検出部の検出結果を示し、(c)は、対象領域特定部52による特定結果を示す。なお、図14は、第1の実施の形態を示す図8(a)~(c)や第2の実施の形態を示す図10(a)~(c)に対応するものである。
図14(a)に示すように、撮像画像60には、棚Cの全体が含まれる。また、撮像画像60には、マーカーm及びマーカーM0~M1が含まれている。
撮像画像60から図14(b)に示すマーカー検出が行われた場合、マーカーM0~M1に対応するマーカーID0~1を取得する。なお、マーカーmには、マーカーIDが対応付けられていない。
対象領域特定部52(図4参照)は、棚部ID「C0」が撮像画像60に移っているため、記憶部531の情報53c(図13(b)参照)から、識別対象領域61の情報として、棚部ID「C0」及び棚板ID「c00」、「c01」を特定する。
より詳細には、図14(c)に示すように、棚板ID「c00」の位置よりも上側の領域であってマーカーmの位置よりも下側の領域について、棚部ID「C0」及び棚板ID「c00」により識別対象領域61dとする。また、棚板ID「c01」よりも上側の領域であって棚板ID「c00」よりも下側の領域について、棚部ID「C0」及び棚板ID「c01」により識別対象領域61eとする。
このようにして、識別対象領域61は、識別対象領域61d、61eにより画定されることを特定し、棚部ID「C0」を特定する。
図15は、識別対象領域61からの商品情報の取得を説明する図であり、(a)は、識別対象領域61を説明する図であり、(b)は識別対象領域61の棚割結果を示す情報62である。なお、図15は、第1の実施の形態を示す図9(a)~(b)や第2の実施の形態を示す図11(a)~(b)に対応するものである。
商品の物体検出により、図15(a)に示すように、棚Cにおける棚部C0の識別対象領域61dには商品74a~74dが陳列され、識別対象領域61eには商品74e~74hが陳列されていることを把握する。
物体検出の結果である商品74a~74d、74e~74hについての商品照合により、図15(b)に示すように、対応する物体番号、商品名、所属段及び相対位置の情報を取得する。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、第1乃至第3の実施の形態の場合とは異なり、棚Dが撮像された撮像画像60を用いる。なお、第4の実施の形態では、第1乃至第3の実施の形態の場合と共通する事項の説明及び図示を省略することがある。
図16は、第4の実施の形態において棚Dが撮像された撮像画像60を用いる処理を説明する図であり、(a)は、棚Dに配されたマーカーの位置を示す棚Dの正面図であり、(b)は棚Dにおける撮像画像60の位置を示す。なお、図16(a)は、図13(a)に対応するものであり、図16(b)は図14(c)に対応するものである。
図16(a)に示すように、棚Dは、3段の商品棚であり、棚部D0である。また、棚Dには、6個のマーカーM0~M2(図7も参照)が配されている。より詳細には、棚Dの棚板ごとにマーカーM0~M2が設置されている。すなわち、上段の棚板の左右両端にマーカーM0が配置され、中段の棚板の左右両端にマーカーM1が配置され、下段の棚板の左右両端にマーカーM2が配置されている。
なお、マーカーM0にはマーカーID0が対応付けられ、マーカーM1にはマーカーID1が対応付けられ、マーカーM2にはマーカーID2が対応付けられている。
ここで、第4の実施の形態では、第3の実施の形態の場合と同じく、棚板の左右両端にマーカーM0~M2が配置されているが、第3の実施の形態の場合とは異なり、商品棚の上端を示すマーカーmの配置が省略されている。
しかしながら、第4の実施の形態では、商品棚の上端を撮像画像60の端の位置としている。これにより、棚Dに用いるマーカーの数が減る。
図16(b)に示すように、マーカーM0よりも上側の領域であって撮像画像60の端よりも下側の領域を識別対象領域61fとし、マーカーM0、M1により画定される領域を識別対象領域61gとし、マーカーM1、M2により画定される領域を識別対象領域61hとする。
このようにして、識別対象領域61は、識別対象領域61f~61hにより画定されることを特定し、棚部ID「D0」を特定する。
第4の実施の形態では、マーカーM0~2を含む組合せにより棚部ID「D0」としての識別対象領域61を定めている。さらに説明すると、棚Dが備える3つの棚板のうち上段の棚板に対して配されかつ互いに同じマーカーID0を対応付けた2つのマーカーM0を用い、また、中段の棚板に対して配されかつ互いに同じマーカーID1を対応付けた2つのマーカーM1を用い、下段の棚板に対して配されかつ同じマーカーID2を対応付けたマーカーM2を用いている。
このように、棚部ID「D0」としての識別対象領域61を定めるマーカーの組合せは、棚Dが備える複数の棚板のうち上段の棚板に対して配されかつ互いに同じマーカーID0を対応付けた2つのマーカーM0を含み、中段の棚板に対して配されかつ互いに同じマーカーID1を対応付けた2つのマーカーM1を含み、下段の棚板に対して配されかつ互いに同じマーカーID2を対応付けた2つのマーカーM2を含む。
また、第4の実施の形態では、図16(a)に示すように、棚Dが備える上段、中段及び下段の棚板のうち例えば上段の棚板と高さ方向上側に隣り合うマーカーがない場合であり、かかる場合には、棚部ID「D0」としての識別対象領域61は、同図(b)に示すように、上段の棚板に係る2つのマーカーM0と撮像画像60の上端位置との組合せで定められている。
その一方で、記述の第1乃至第3の実施の形態(図8(a)、図10(a)、図13(a))では、上段の棚板と高さ方向上側に隣り合うマーカーM0、M1乃至マーカーmがあり、かかる場合には、マーカーM0、M1乃至マーカーmを含む組合せで識別対象領域61が定められる。
なお、第4の実施の形態では、6個のマーカーM0~M2を棚板の左右両端にそれぞれ配置しているが、これに限られず、3個のマーカーM0~M2を用いる例も考えられる。すなわち、マーカーM0~M2の各々を棚板の左右両端の左右方向中間位置に配置すると共に、棚面の方向(商品置面の左右方向及び高さ位置)を推定することで識別対象領域61f~61hを特定する。
[変形例]
ここで、図17を用いて棚Dへのマーカー位置についての変形例を説明する。
図17は、第4の実施の形態における棚Dのマーカー位置の変形例を説明する図であり、(a)は第1変形例、(b)は第2変形例、(c)は第3変形例である。
図17(a)に示す第1変形例は、撮像画像60における棚Dの対角位置にそれぞれ、マーカーM0、M1が配置されている。2個のマーカーM0、M1により棚部ID「D0」としての識別対象領域61が矩形で画定される。このため、棚Dの四隅位置にそれぞれ配置する場合に比べてマーカーの数が少なくて済む。
図17(b)に示す第2変形例は、撮像画像60における棚Dの四隅のうち3つの位置にそれぞれ、マーカーM0~M2が配置され、かかるマーカーM0~M2により、棚部ID「D0」としての識別対象領域61が矩形で画定される。このため、棚Dの四隅位置にそれぞれ配置する場合に比べてマーカーの数が少なくて済む。また、第1変形例の場合よりも1個多いが、マーカーを設けない位置を予め定めておくことで、撮像画像60の上下方向ないし左右の方向を把握することが可能になる。
図17(c)に示す第3変形例は、撮像画像60における棚Dに対し、マーカーM0~M5が配置されている。より詳細には、四隅のうち3つにマーカーM1、M4、M5が配置され、残りの1つにはマーカーが配置されていない。
また、マーカーが配置されていない1つの隅を囲むように3つのマーカーM0、M2、M3が配置されている。すなわち、マーカーM0、M2は、マーカーが配置されていない1つの隅と同じ高さの隅との間の中間位置にマーカーM0が配置され、マーカーが配置されていない1つの隅とその下にある隅との間の中間位置にマーカーM2が配置され、マーカーM0の下であると共にマーカーM2と同じ高さの位置にマーカーM3が配置されている。
第3変形例では、棚部ID「D0」としての識別対象領域61を棚板の途中の位置で区画することができる。すなわち、識別対象領域61を矩形以外の形状で画定できることから、店舗の状況に応じた識別対象領域61の設定を行うことができる。
このように、第1変形例の撮像画像60における棚Dの対角位置である2つのマーカーM0~M1の組合せ(図17(a)参照)、第2変形例の棚Dにおける四隅のうち3つの位置である3つのマーカーM0~M2の組合せ(同図(b)参照)、及び、第3変形例の棚Dにおける四隅及び四隅以外の位置である6つのマーカーM0~M5の組合せ(同図(c)参照)で、棚部ID「D0」としての識別対象領域61を定めている。言い換えると、第1変形例のマーカーM0~M1、第2変形例のマーカーM0~M2、第3変形例のマーカーM0~M5は、少なくとも2つの組合せで識別対象領域61を定めるものである。
また、第3変形例のマーカーM0~M5は、棚Dの左右方向における中間部に配されたマーカーM0、M3を含み、棚Dの上下方向における中間部に配されたマーカーM2を含む。これにより、棚部ID「D0」としての識別対象領域61を矩形以外の形状で特定することができ、領域指定の自由度が高まる。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態は、第1乃至第4の実施の形態の場合とは異なり、棚Eが撮像された撮像画像60を用いる。なお、第5の実施の形態では、第1乃至第4の実施の形態の場合と共通する事項の説明及び図示を省略することがある。
図18は、第5の実施の形態において棚Eが撮像された撮像画像60を用いる処理を説明する図であり、(a)は、棚Eに配されたマーカーの位置を示す棚Eの正面図であり、(b)は、棚Eに関し棚情報取得部53(図4参照)が保有する情報を説明する図である。なお、図18(a)は図5(b)に対応するものであり、図18(b)は図6に対応するものである。
図18(a)に示すように、棚Eは、5段の商品棚であり、3段の棚上部E0と2段の棚下部E1とに分けて管理される。棚上部E0に4個のマーカーM0(図7も参照)が四隅に配され、棚下部E1には、4個のマーカーM1(同図も参照)が四隅に配されている。
また、棚上部E0の棚板の左右両端の位置に、マーカーm00、m01、m02、m03が配され、棚下部E1の棚板の左右両端の位置に、マーカーm10、m11が配されている。
図18(b)に示す情報53e、53fは、棚情報取得部53(図4参照)が保有する情報である。情報53eは、棚上部E0に関する情報であり、情報53fは、棚下部E1に関する情報である。
ここで、第5の実施の形態においては、マーカーM0、M1は、メインマーカーであり、マーカーm00~m03、m10~m11は、サブマーカーであり、2種類のマーカーを用いている。メインマーカーM0、M1は、識別対象領域を特定するためのものであり、マーカーIDが対応付けられている。その一方で、サブマーカーm00~m03、m10~m11は、商品が所属する段の位置を特定するためのものであり、マーカーIDが対応付けられていないが、マーカーIDを対応付けてもよい。
第5の実施の形態におけるメインマーカーM0、M1は、棚部において商品検索処理を行う領域を定める第1識別部の一例であり、サブマーカーm00~m03、m10~m11は、棚部における棚板の位置を定める第2識別部の一例である。
情報53eから明らかなように、メインマーカーM0とサブマーカーm00~m03が互いに対応付けられている。また、情報53fから明らかなように、メインマーカーM1とサブマーカーm10~m11が互いに対応付けられている。
なお、メインマーカーM0、M1及びサブマーカーm00~m03、m10~m11はいずれも、左右両端で同じものを用いている。すなわち、両端のマーカーをペアにしている。
情報53e、53fから明らかなように、棚上部E0の商品カテゴリはドリンクであり、棚下部E1の商品カテゴリはチルドである。商品カテゴリは、上述したように、商品照合の際に用いられる情報である。
[第6の実施の形態]
次に、第6の実施の形態について説明する。
図19は、店舗Sに置かれた棚A~F(図5(a)参照)の各々の撮像画像60についての処理を行う場合を説明する図であり、携帯端末20の入出力デバイス24としてのタッチパネルの表示を示す。
第6の実施の形態は、店舗Sに置かれた棚A~Fについての撮像画像60を携帯端末20から画像処理装置10に送信する場合において未送信の撮像画像があるとき、画像処理装置10が携帯端末20に通知するものである。
図19に示す例では、携帯端末20から画像処理装置10に送信する撮像画像60として、棚Aの棚部ID「A0」、棚Aの棚部ID「A1」、棚Bの棚部ID「B0」、棚Cの棚部ID「C0」、棚Dの棚部ID「D0」、棚Dの棚部ID「D1」、棚Eの棚部ID「E0」、棚Eの棚部ID「E1」、棚Fの棚部ID「F0」、棚Fの棚部ID「F1」、棚Fの棚部ID「F2」がある場合、かかる各棚部IDについて自動管理が行われる。
そして、例えば、棚Dの棚部ID「D1」について未送信であったときには、入出力デバイス24に、どの棚が未送信であるのかを示すアラート24aとして「撮り忘れています」という表示が行われる。これにより、ユーザの作業をサポートすることができる。
なお、図19の入出力デバイス24には、棚部IDが示されているが、これに限られず、商品棚の具体的な表示、例えば、店舗Sの平面図(図5(a)参照)と共にどの棚部について未送信であるのかの表示を行ってもよい。また、未送信の棚部についての撮像画像60を送信する操作において、未送信の棚部IDを示す領域をタッチすることで、撮像から送信までの一連の機能が作動するようにしてもよい。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
<付記>
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
商品棚の少なくとも一部である棚部と当該棚部に配された識別部とを含む画像により当該識別部に対応付けられた識別情報を取得し、
前記識別情報により、前記棚部の位置情報を取得する、
情報処理装置。
(((2)))
前記画像に含まれる前記識別部は、少なくとも2つの組合せで、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定めるものである、ことを特徴とする(((1)))に記載の情報処理装置。
(((3)))
前記画像に含まれる前記識別部は、前記商品棚が備える複数の棚板のうち一の棚板に対して配されかつ識別情報を対応付けた2つの前記識別部を含む少なくとも2つの組合せである、ことを特徴とする(((1))) 又は(((2)))に記載の情報処理装置。
(((4)))
前記商品検索処理を行う領域は、
前記一の棚板と高さ方向に隣り合う他の棚板に対して配された他の2つの識別部がある場合、当該他の2つの識別部を含む前記組合せで定められ、
前記他の2つの識別部がない場合、前記一の棚板に係る前記2つの識別部と前記画像の上端位置との前記組合せで定められる、ことを特徴とする請求項(((3)))に記載の情報処理装置。
(((5)))
前記少なくとも2つの組合せは、前記商品棚の左右方向における中間部に配された前記識別部を含む、ことを特徴とする(((2)))又は(((3)))に記載の情報処理装置。
(((6)))
前記画像に含まれる前記識別部は、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定める第1識別部及び第2識別部を含み、
前記第1識別部及び前記第2識別部の各々には、少なくとも単数の識別情報が対応付けられ、
前記第2識別部には、前記第1識別部よりも多い数の前記識別情報が対応付けられている、ことを特徴とする(((1)))に記載の情報処理装置。
(((7)))
前記第1識別部により前記領域が定められる場合であって前記画像に前記第2識別部が含まれる場合、当該第2識別部の位置で当該領域を分割する処理を行う、ことを特徴とする(((6)))に記載の情報処理装置。
(((8)))
前記第1識別部により前記領域が定められない場合であって前記画像に前記第2識別部が含まれる場合、当該第1識別部及び当該第2識別部により当該領域を定める処理を行う、ことを特徴とする(((6)))に記載の情報処理装置。
(((9)))
前記画像の前記識別部は、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定める第1識別部及び第2識別部を含み、
前記第1識別部は、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定めるものであり、
前記第2識別部は、前記棚部における棚板の位置を定めるものである、ことを特徴とする(((1)))に記載の情報処理装置。
(((10)))
コンピュータに、
商品棚の少なくとも一部である棚部と当該棚部に配された識別部とを含む画像により当該識別部に対応付けられた識別情報を取得する機能と、
前記識別情報により、前記棚部の位置情報を取得する機能と、
を実現させるプログラム。
(((1)))の発明によれば、商品棚の位置を示す情報を取得しない場合に比べて、商品陳列の管理を容易に行うことができる。
(((2)))の発明によれば、識別部が少なくとも2つの組合せで棚部において商品検索処理を行う領域を定めるものである構成を採用しない場合に比べ、用いる識別部の数を少なくすることができる。
(((3)))の発明によれば、少なくとも2つの組合せが商品棚の備える複数の棚板のうち一の棚板に対して配されかつ識別情報を対応付けた2つの識別部を含む構成を採用しない場合に比べ、用いる識別部の種類を少なくすることができる。
(((4)))の発明によれば、一の棚板と高さ方向に隣り合う他の棚板に対して配された他の2つの識別部がない場合に一の棚板に係る2つの識別部と画像の上端位置との組合せで商品検索処理を行う領域が定められる構成を採用しない場合に比べ、用いる識別部の数を少なくすることができる。
(((5)))の発明によれば、少なくとも2つの組合せが商品棚の左右方向における中間部に配された識別部を含む構成を採用しない場合に比べ、商品検索処理を行う領域に自由度を持たせることができる。
(((6)))の発明によれば、第2識別部には第1識別部よりも多い数の識別情報が対応付けられている構成を採用しない場合に比べ、用いる識別部の数を少なくすることができる。
(((7)))の発明によれば、第1識別部により領域が定められる場合であって画像に第2識別部が含まれる場合に第2識別部の位置で領域を分割する処理を行う構成を採用しない場合に比べ、商品検出処理の性能を向上させることができる。
(((8)))の発明によれば、第1識別部により領域が定められない場合であって画像に第2識別部が含まれる場合に第1識別部及び第2識別部により領域を定める処理を行う構成を採用しない場合に比べ、管理負担を軽減することができる。
(((9)))の発明によれば、棚部の段数を示す情報を取得することができる。
(((10)))の発明によれば、商品棚の位置を示す情報を取得しない場合に比べて、商品陳列の管理を容易に行うことができる。
10…画像処理装置、11…プロセッサ、60…撮像画像、61、61a、61b、61c、61d、61e、61f、61g、61h…識別対象領域、A0、E0…棚上部、A1、E1…棚下部、B0、C0、D0…棚部、M0~M9…マーカー

Claims (10)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    商品棚の少なくとも一部である棚部と当該棚部に配された識別部とを含む画像により当該識別部に対応付けられた識別情報を取得し、
    前記識別情報により、前記棚部の位置情報を取得する、
    情報処理装置。
  2. 前記画像に含まれる前記識別部は、少なくとも2つの組合せで、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定めるものである、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記少なくとも2つの組合せは、前記商品棚が備える複数の棚板のうち一の棚板に対して配されかつ識別情報を対応付けた2つの前記識別部を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記商品検索処理を行う領域は、
    前記一の棚板と高さ方向に隣り合う他の棚板に対して配された他の2つの識別部がある場合、当該他の2つの識別部を含む前記組合せで定められ、
    前記他の2つの識別部がない場合、前記一の棚板に係る前記2つの識別部と前記画像の上端位置との前記組合せで定められる、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記少なくとも2つの組合せは、前記商品棚の左右方向における中間部に配された前記識別部を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記画像に含まれる前記識別部は、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定める第1識別部及び第2識別部を含み、
    前記第1識別部及び前記第2識別部の各々には、少なくとも単数の識別情報が対応付けられ、
    前記第2識別部には、前記第1識別部よりも多い数の前記識別情報が対応付けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1識別部により前記領域が定められる場合であって前記画像に前記第2識別部が含まれる場合、当該第2識別部の位置で当該領域を分割する処理を行う、ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1識別部により前記領域が定められない場合であって前記画像に前記第2識別部が含まれる場合、当該第1識別部及び当該第2識別部により当該領域を定める処理を行う、ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記画像の前記識別部は、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定める第1識別部及び第2識別部を含み、
    前記第1識別部は、前記棚部において商品検索処理を行う領域を定めるものであり、
    前記第2識別部は、前記棚部における棚板の位置を定めるものである、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータに、
    商品棚の少なくとも一部である棚部と当該棚部に配された識別部とを含む画像により当該識別部に対応付けられた識別情報を取得する機能と、
    前記識別情報により、前記棚部の位置情報を取得する機能と、
    を実現させるプログラム。
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