JP2024036700A - 血管位置表示器 - Google Patents
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Abstract
【課題】術者が穿刺位置付近から目線を動かすことなく穿刺できる血管位置表示器を提供する。【解決手段】皮膚表面に接触して人体の断面画像を取得する第1撮像部22を一方向に沿って有するプローブ本体20と、断面画像から血管位置を検出する制御部30と、制御部30で検出された血管位置であって少なくとも第1撮像部22が沿う一方向における血管位置を表示する表示部27と、を有する血管位置表示器10である。また、表示部27は、プローブ本体20のうち第1撮像部22が沿う一方向と同方向に沿う外面の第1撮像部近傍位置に配置される。【選択図】図4
Description
本発明は、エコー装置で取得された画像から血管の位置を検出し、検出された血管の位置に基づき穿刺点を表示する血管位置表示器に関する。
薬剤投与や血管内治療のアクセスサイト確保のため、人体に注射針を穿刺する血管穿刺が行われる。血管穿刺において、術者は、皮膚表面から血管を目視することはできないため、標準的な血管走行の知識や血管脈動の触知などの技量によって、血管位置を推定している。しかし、しばしば血管穿刺の失敗が生じ、患者に身体的、精神的苦痛を与えている。
穿刺位置を特定するために、近年では、近赤外線画像や超音波エコー、光残響イメージングなどの血管位置を可視化する技術が用いられることがある。例えば、超音波エコー装置によりモニタに腕の断面画像を表示するものとして、特許文献1に挙げるようなものがある。
前述の血管位置を可視化する技術により、穿刺の際に血管位置の特定することが可能になるが、可視化された画像と皮膚表面との位置関係が必ずしも明確でないため、穿刺位置を把握するには一定の技量が必要である。特に、超音波エコー装置を用いた穿刺では、超音波エコー装置で取得された断面画像がモニタに表示され、その断面画像から患者の腕における穿刺位置を、術者がイメージしながら穿刺する必要がある。また、近赤外線画像は、皮膚表面に血管画像を投影することができるが、近赤外線が体内で反射、減衰することから、位置の精度が低く、実際の血管位置との乖離が生じる可能性が高い。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、術者が穿刺位置付近から目線を動かすことなく穿刺できる血管位置表示器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る血管位置表示器は、皮膚表面に接触して人体の断面画像を取得する第1撮像部を一方向に沿って有するプローブ本体と、
前記断面画像から血管位置を検出する制御部と、
前記制御部で検出された血管位置であって少なくとも前記第1撮像部が沿う前記一方向における血管位置を表示する表示部と、
を有する。
前記断面画像から血管位置を検出する制御部と、
前記制御部で検出された血管位置であって少なくとも前記第1撮像部が沿う前記一方向における血管位置を表示する表示部と、
を有する。
上記のように構成した血管位置表示器は、第1撮像部で取得した断面画像から血管位置を高精度に特定し、プローブ本体の穿刺点近傍に穿刺点の位置が表示されるので、術者が目線をモニタ等に移す必要がなく、穿刺動作に集中できることで、術者の技量によらず確実に穿刺を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
本発明の実施形態に係る血管位置表示器は、人体の腕への穿刺を行う際に用いられ、腕の断面画像を取得して血管位置を検出し、血管位置を穿刺位置の近傍に表示するものである。
図1、2に示すように、血管位置表示器10は、皮膚表面に接触して人体の断面画像を取得する撮像部22を有するプローブ本体20を有している。撮像部22は、プローブ本体20の皮膚接触面20aに設けられる。プローブ本体20の外面の一つである側面20bには、表示部27が設けられている。
プローブ本体20は、術者が把持する縦長の持ち手部24を有している。持ち手部24は、ロボットに固定されてもよい。なお、持ち手部24がロボットに固定される場合、持ち手部24は縦長以外の形状を有していてもよい。撮像部22は、図3に示すように、プローブ本体20の皮膚接触面20aの中央部において一方向に沿って延び、その略全幅に渡るように設けられている。撮像部22は、超音波を発生する振動子を有し、その反射波を検出することで人体内部の断面画像を得るエコー装置である。本実施形態では、血管の軸方向と直交する断面画像を取得するので、腕Hの長さ方向に対して撮像部22の長さ方向が直交するように配置される。表示部27は、撮像部22が延びる一方向と同方向に沿って延びる側面20bに設けられる。腕に穿刺する針は、側面20b側から挿入される。
図4に示すように、表示部27は、側面21aのうち皮膚接触面20aの近傍に配置される位置表示部28と、その上方に配置される深さ表示部29とを有している。位置表示部28は、多数の表示エレメント28aが水平方向に沿って配置されており、各表示エレメント28aは点灯と消灯とを切り替えることができる。図4では、中央やや左寄りの2つの表示エレメント28aが点灯し、それ以外の表示エレメント28aは消灯している。点灯している表示エレメント28aは、撮像部22の長さ方向における血管位置を表している。また、位置表示部28は、同時に点灯している表示エレメント28aの数により、血管径を表している。位置表示部28の光源には、LEDを用いることができる。ただし、それ以外の光源を用いてもよい。LEDからの光は、セパレータにより分岐されて、表示エレメント28aを選択的に点灯させることができる。
深さ表示部29は、液晶画面によって構成される。深さ表示部29は、針を挿入すべき深さである穿刺深さを数値で表示する。ここで穿刺深さは、穿刺位置から一定の角度(例えば30°)の角度で穿刺した際に、穿刺位置から血管の重心位置までの距離のことである。ただし、穿刺深さとして、穿刺位置から血管の重心位置まで延びる直線を皮膚表面に投影した長さを表示してもよい。
図5に示すように、位置表示部28は、プローブ本体20の側面20bのうち、皮膚接触面20aの近傍に配置される。針60は、腕Hの皮膚表面の垂線に対して30°の角度で挿入されるのが一般的である。位置表示部28の下端位置は、挿入される針60と干渉しないように、皮膚表面との間に隙間を有している。この隙間は、1cm以下、好ましくは針60の直径が1mm程度であることを考慮して、2mm以下とされる。位置表示部28は、針60が挿入されるプローブ本体20の側面20bのうち下端近傍に配置されるので、術者は、穿刺位置から目線を動かすことなく、穿刺すべき位置を把握し、穿刺動作に集中することができる。
次に、血管位置および穿刺深さを特定する方法について説明する。図6に示すように、血管位置表示器10は、皮膚表面に接触して人体の断面画像を取得する撮像部22と、断面画像から血管位置を検出する制御部30と、制御部30で検出された血管位置を表示する表示部27とを有している。制御部30は、送信部32および受信部34を介して撮像部22と接続されており、撮像部22に断面画像を取得させ、また、取得した断面画像を受信することができる。制御部30は、充電回路36を介して充電池からなる電源部37に接続されている。
制御部30は、撮像部22から図7に示すような断面画像を取得する。断面画像における横方向、すなわち腕の幅方向をX方向、断面画像における縦方向、すなわち腕の深さ方向をY方向、断面画像の紙面と直交する方向、すなわち腕の長さ方向をZ方向とする。この断面画像における左上の点の座標を起点(0,0,0)とする。
制御部30は、取得した断面画像を画像解析することで、画像中の血管の位置を検出する。制御部30は、画像中で血管と認識される領域を検出し、その重心位置70を血管の位置とする。画像中で血管と認識される領域を検出するには、同種の画像を多数用意して機械学習、あるいはディープランニングの手法を用いることができる。また、撮像部22においてドップラー法により血流のある領域を検出し、当該領域を血管の領域として認識することもできる。断面画像から血管の領域を検出する際に、動脈と静脈を区別して検出する必要がある。動脈と静脈は、断面画像に表れる腕Hの骨の位置を基準に区別することができる。また、ドップラー法で血流のある領域を検出した場合には、血流の向きによって動脈と静脈を区別することもできる。検出された血管の重心位置70の座標を(x,y,0)とする。また、制御部30は、断面画像から検出した血管の径も検出する。
穿刺位置となるプローブ本体20の側面20bのZ方向の座標zは、プローブ本体20の皮膚接触面20aの幅Wの半分であるので、z=W/2で算出される。皮膚表面の垂線に対する血管重心位置から穿刺位置に向かう線の角度θは、θ=arctan(z/y)で算出される。穿刺深さaは、a=y/cosθで算出される。これらにより、穿刺位置のx方向の座標と穿刺深さaが規定される。制御部30は、表示部27の位置表示部28のうちx方向の座標位置および血管径に対応する表示エレメント28aを点灯させると共に、深さ表示部29に穿刺深さを表示させる。
図9(a)と図9(b)に示すように、位置表示部28は、検出された血管位置のx座標および血管径に応じて、点灯する表示エレメント28aの位置および数が変化する。また、図9(c)に示すように、血管の重心位置のx座標に対応する1つの表示エレメント28aと、血管径の範囲にあるその他の表示エレメント28aとで、表示を異ならせることもできる。表示の相違は、光の濃淡、色の違い、あるいは点滅の有無などとすることができる。これにより、術者が針の先端を挿入すべき血管の重心位置を容易に把握できる。
制御部30は、取得した断面画像の画像解析において、血管の重心位置に加えて血管内壁の位置を検出してもよい。この場合に、血管の重心位置と、血管内壁の位置と、血管の重心位置と血管内壁の位置の間とで、表示エレメント28aでの表示をそれぞれ異ならせることができる。例えば、血管の重心位置に対応する表示エレメント28aは赤色、血管内壁の位置に対応する表示エレメント28aは緑色、血管の重心位置と血管内壁の位置との間に対応する表示エレメント28aは青色とすることができる。表示の相違は、前述のようにそれ以外の態様であってもよい。
次に、穿刺位置に加えて穿刺方向を表示する変形例について説明する。図10に示すように、プローブ本体20の皮膚接触面20aには、第1撮像部25と第2撮像部26の2つが設けられる。第1撮像部25と第2撮像部26は、これらが延びる一方向と直交する方向に離隔して配置されている。第1撮像部25と第2撮像部26が延びる方向と直交する方向に対し、血管が傾斜している場合、第1撮像部25と第2撮像部26で検出される血管位置が相違する。
制御部30は、第1撮像部25と第2撮像部26で取得した断面画像からそれぞれの位置における血管位置を検出する。図11に示すように、プローブ本体20の側面20bには、第1撮像部25と第2撮像部26に対応して、第1位置表示部40と第2位置表示部41とが、プローブ本体20の撮像部22が設けられる側から把持される側に向かう方向に沿って2段に配置される。また、第2位置表示部41の上方には、深さ表示部29が配置される。
第1位置表示部40と第2位置表示部41には、第1撮像部25の位置における血管のX方向位置と、第2撮像部26の位置における血管のX方向位置とが表示されるので、術者は、血管の走行方向を視覚的に認識することができる。穿刺の際には、血管の走行方向に沿って針を挿入することで、より確実な穿刺を行うことができる。
次に、表示部の変形例について説明する。図12に示すように、表示部42は、縦長の表示エレメント42aを横方向に多数配置して形成されている。表示部42は、検出された血管のX方向位置に対応する表示エレメント42aを、穿刺深さに対応した長さで表示する。このように、穿刺深さを数値ではなく表示部42における線の長さで表してもよい。これにより、術者は穿刺深さを直感的に把握できる。
図13に示すように、表示部43を1つの液晶画面で構成してもよい。表示部43には、検出された血管のX方向位置を示す矢印と、穿刺深さの数値とが表示される。図14に示すように、表示部44は、穿刺位置に加えて穿刺方向も表示する場合に、これらが立体的に把握できるように、矢印を斜視表示してもよい。このように、表示部における表示は任意に設定することができる。
以上のように、本実施形態に係る血管位置表示器10は、皮膚表面に接触して人体の断面画像を取得する第1撮像部22を一方向に沿って有するプローブ本体20と、断面画像から血管位置を検出する制御部30と、制御部30で検出された血管位置であって少なくとも第1撮像部22が沿う一方向における血管位置を表示する表示部27と、を有する。このように構成した血管位置表示器10は、第1撮像部22で取得した断面画像から血管位置を高精度に特定し、プローブ本体20の穿刺点近傍に穿刺点の位置が表示されるので、術者が目線をモニタ等に移す必要がなく、穿刺動作に集中できることで、術者の技量によらず確実に穿刺を行うことができる。
また、表示部27は、プローブ本体20のうち第1撮像部22が沿う一方向と同方向に沿う外面の第1撮像部25面近傍位置に配置されるようにしてもよい。これにより、表示部27が穿刺する位置に近い位置にあるので、術者がより穿刺位置を把握しやすくすることができる。
また、制御部30は、断面画像から血管位置に加えて皮膚表面からの穿刺深さを算出し、表示部27は、血管位置の表示と併せて穿刺深さを表示するようにしてもよい。これにより、術者が穿刺深さを容易に把握することができる。
また、表示部27は、穿刺深さを数値または線の長さで表示するようにしてもよい。これにより、術者が穿刺深さを直感的に把握することができる。
また、制御部30は、断面画像から血管位置に加えて血管径を検出し、表示部27は、血管位置の表示と併せて血管径を表示するようにしてもよい。これにより、術者が血管径を容易に把握することができる。
また、プローブ本体20の皮膚接触面20aにおいて一方向に沿った第1撮像部25と直交する方向に離隔して配置された第2撮像部26を有し、制御部30は、第1撮像部25と第2撮像部26で取得した断面画像からそれぞれの位置における血管位置を検出し、表示部40、41は、複数の撮像部25、26のそれぞれの位置における血管位置に基づいた血管の長さ方向に沿う方向を表示するようにしてもよい。これにより、術者が穿刺方向を把握できるので、血管の長さ方向が第1撮像部25と第2撮像部26の長さ方向と直交する方向に対して傾斜していても、確実に穿刺を行うことができる。
また、第1撮像部25と第2撮像部26が沿う一方向における血管位置を表示する表示部40、41が、プローブ本体20の第1撮像部25が設けられる側から把持または固定される側に向かう方向に沿って複数配置されることで、血管の長さ方向に沿う方向を表示するようにしてもよい。これにより、術者が穿刺方向を直感的に把握できる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、本実施形態において取得した断面画像を表示するモニタは図示されていないが、血管位置表示器10をモニタに接続して、断面画像を目視できるようにしてもよい。
また、本実施形態では、断面画像から穿刺する血管の重心位置を検出しているが、穿刺する血管の重心位置以外の位置を検出して、表示部27で表示してもよい。例えば、制御部30は、断面画像から穿刺する血管と撮像部22との間に位置する血管の内表面Jや、血管の膜内の位置Kを検出し、その位置を表示部27で表示するようにしてもよい。また、制御部30は、断面画像から穿刺する血管と撮像部22との間に位置する血管の内表面Jや、血管の膜内の位置Kを検出し、この位置から一定の距離だけ離れた位置を表示部27で表示するようにしてもよい。これらによって、表示部27で表示する位置と穿刺すべき血管との距離を長くして、血管を針で穿刺した後に、さらに針を挿入して血管を貫通することを防止できる。一定の距離だけ離れた位置は主に血管の軸方向に離れた位置である。径方向に離れた位置でもよい。
穿刺時には、針に押されることにより、血管の位置が変化することがある。目的の血管に対し確実に穿刺するために、血管の位置変化の方向および程度を第1位置表示部40および第2位置表示部41に表示させることができる。
血管の位置変化の方向および程度は、制御部30が、記憶された穿刺前の断面画像と、穿刺後の断面画像とを比較することで検出される。このため、制御部30は、血管がどの方向に位置変化しても、方向および程度を検出できる。血管の位置変化の方向および程度が検出されたら、制御部30は、第1位置表示部40や第2位置表示部41に血管の位置変化の方向および程度を表示させる。
例えば、血管が針によって皮膚表面に対し奥側に移動した場合には、皮膚表面側に位置する第1位置表示部40の表示が変化する。第1位置表示部40の表示の変化は、点灯状態から点滅状態になる、あるいは、表示の色が変化するなどとすることができる。また、血管の位置変化の程度を表すために、第1位置表示部40の点滅の速さ、あるいは色の濃淡が変化する。
また、血管が針によって皮膚表面と平行な方向に移動した場合には、第1位置表示部40または第2位置表示部41において、血管位置を表示する表示エレメントの位置を移動した分だけ変化させる。これにより、血管の位置変化の方向および程度を表すことができる。なお、この際に、変化後に表示する表示エレメントは、変化前に表示する表示エレメントと異なる色で点灯、あるいは点滅するなど、表示態様を変化させてもよい。
10 血管位置表示器
20 プローブ本体
20a 皮膚接触面
20b 側面
22 撮像部
24 持ち手部
25 第1撮像部
26 第2撮像部
27 表示部
28 位置表示部
28a 表示エレメント
29 深さ表示部
30 制御部
32 送信部
34 受信部
36 充電回路
37 電源部
40 第1位置表示部
41 第2位置表示部
42 表示部
42a 表示エレメント
60 針
70 重心位置
20 プローブ本体
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Claims (7)
- 皮膚表面に接触して人体の断面画像を取得する第1撮像部を一方向に沿って有するプローブ本体と、
前記断面画像から血管位置を検出する制御部と、
前記制御部で検出された血管位置であって少なくとも前記第1撮像部が沿う前記一方向における血管位置を表示する表示部と、
を有する血管位置表示器。 - 前記表示部は、前記プローブ本体のうち前記第1撮像部が沿う前記一方向と同方向に沿う外面の前記第1撮像部近傍位置に配置される請求項1に記載の血管位置表示器。
- 前記制御部は、前記断面画像から前記血管位置に加えて皮膚表面からの穿刺深さを算出し、
前記表示部は、前記血管位置の表示と併せて前記穿刺深さを表示する請求項1または2に記載の血管位置表示器。 - 前記表示部は、前記穿刺深さを数値または線の長さで表示する請求項3に記載の血管位置表示器。
- 前記制御部は、前記断面画像から前記血管位置に加えて血管径を検出し、
前記表示部は、前記血管位置の表示と併せて前記血管径を表示する請求項1~4のいずれか1項に記載の血管位置表示器。 - 前記プローブ本体の皮膚接触面において、前記一方向に沿った前記第1撮像部と直交する方向に離隔して配置された第2撮像部を有し、
前記制御部は、前記第1撮像部と前記第2撮像部で取得した断面画像からそれぞれの位置における血管位置を検出し、
前記表示部は、複数の前記撮像部のそれぞれの位置における血管位置に基づいた血管の長さ方向に沿う方向を表示する請求項1~5のいずれか1項に記載の血管位置表示器。 - 前記第1撮像部と前記第2撮像部とが沿う前記一方向における血管位置を表示する表示部が、前記プローブ本体の前記第1撮像部が設けられる側から把持または固定される側に向かう方向に沿って複数配置されることで、前記血管の長さ方向に沿う方向を表示する請求項6に記載の血管位置表示器。
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