JP2024036183A - 電子カタログ装置、電子カタログの出力方法、およびプログラム - Google Patents

電子カタログ装置、電子カタログの出力方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の商品の情報を見やすい電子カタログが提供できなかった。【解決手段】2種類以上の部品情報を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部111と、部品情報を表示するか非表示とするかを示す表示フラグが、部品情報の種類に対応付けて、格納されるフラグ格納部112とを参照し、表示することを示す表示フラグに対応する1種類以上の部品情報を用いて、表示商品情報を構成する表示商品情報構成部131と、2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する電子カタログ出力部141と、表示フラグの値の変更を受け付ける変更受付部121とを具備し、表示商品情報構成部131は、受け付けた表示フラグの値の変更に応じた2以上の表示商品情報を構成し、電子カタログ出力部141は、当該2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する、電子カタログ装置1により、複数の商品の情報を見やすい電子カタログが提供できる。【選択図】図3

Description

本発明は、電子カタログを出力する電子カタログ装置等に関するものである。
従来、カタログに掲載される記述要素に対応する位置に、当該記述要素に関連する情報が記憶された記憶領域を特定するリンク先を示すリンク情報であって当該リンク情報に対する操作入力されると当該リンク情報に対応するコンテンツを取得することが可能なリンク情報が設定された電子データである電子カタログがあった(特許文献1参照)。
特開2022-113574号公報
しかしながら、従来技術においては、複数の商品の情報が見やすい電子カタログを提供することは容易ではなかった。
本第一の発明の電子カタログ装置は、商品に関する一部の情報である2種類以上の部品情報を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2種類以上の部品情報のうち1種類以上の各部品情報を表示するか非表示とするかを示す表示フラグが、部品情報の種類に対応付けて、格納されるフラグ格納部とを参照し、2以上の各商品情報ごとに、表示することを示す表示フラグに対応する1種類以上の部品情報を用いて、表示商品情報を構成する表示商品情報構成部と、2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する電子カタログ出力部と、表示フラグの値の変更を受け付ける変更受付部とを具備し、表示商品情報構成部は、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部が受け付けた表示フラグの値の変更に応じた表示商品情報を構成し、電子カタログ出力部は、表示商品情報構成部が表示フラグの値の変更に応じて構成した2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する、電子カタログ装置である。
かかる構成により、複数の各商品情報に含まれる、少なくとも一つの部品情報を、容易に非表示としたり表示したりできることにより、複数の商品の情報を見やすい電子カタログが提供できる。
また、本第二の発明の電子カタログ装置は、第一の発明に対して、表示商品情報構成部は、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部が受け付けた表示フラグの値の変更に応じて、表示中の種類の部品情報の表示属性値を変更し、表示商品情報を構成する、電子カタログ装置である。
かかる構成により、少なくとも一つの部品情報が、非表示となったり、または表示されたりした場合に、表示中の他の部品情報の表示属性値を変更した複数の商品情報を含む電子カタログを出力することにより、複数の商品の情報を見やすい電子カタログが提供できる。
また、本第三の発明の電子カタログ装置は、第一の発明に対して、特定の種類の部品情報である被選択部品情報は、2以上の各タイプに対応する部品情報を有し、被選択部品情報に対応する表示フラグである選択表示フラグは、2以上のタイプのうちの一のタイプを識別するタイプ識別子を採り得、変更受付部は、選択表示フラグの変更を受け付け表示商品情報構成部は、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部が受け付けた選択表示フラグの変更に対応するタイプ識別子で識別されるタイプの部品情報を有する表示商品情報を構成する、電子カタログ装置である。
かかる構成により、複数の各商品情報に含まれる、少なくとも一つの部品情報を、容易に非表示としたり表示したりできることにより、複数の商品の情報を見やすい電子カタログが提供できる。
また、本第四の発明の電子カタログ装置は、第一の発明に対して、フラグ格納部には、商品情報に対する操作のためのユーザインターフェイスである操作UI部品を表示するか非表示とするかを示す操作UIフラグが格納され、変更受付部は、操作UIフラグの値の変更を受け付け表示商品情報構成部は、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部が受け付けた操作UIフラグの値の変更に応じて、操作UIフラグに対応する操作UI部品を含む、または操作UIフラグに対応する操作UI部品を含まない表示商品情報を構成する、電子カタログ装置である。
かかる構成により、複数の各商品情報に対応する操作UI部品を、容易に非表示としたり表示したりできることにより、複数の商品の情報を見やすい電子カタログが提供できる。
本発明による電子カタログ装置によれば、複数の商品の情報を見やすい電子カタログが提供できる。
実施の形態1における情報システムAの概念図 同情報システムAのブロック図 同電子カタログ装置1のブロック図 同電子カタログ装置1の動作例について説明するフローチャート 同表示商品情報構成処理の例について説明するフローチャート 同端末装置2の動作例について説明するフローチャート 同商品情報管理表を示す図 同フラグ管理表を示す図 同アイコン管理表を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同表示商品情報の表示例を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同電子カタログの表示例を示す図 同コンピュータシステムの概観図 同コンピュータシステムのブロック図
以下、電子カタログ装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、2以上の商品情報を有する電子カタログを出力する電子カタログ装置について説明する。ここでの商品情報は、2種類以上の部品情報を有する。部品情報の種類とは、異なる内容の情報、または異なるデータタイプの情報等である。
電子カタログ装置は、2以上の商品情報を有する電子カタログにおいて、部品情報の表示/非表示を切り替える切替UIの操作により、2以上の各商品情報の表示を一括して変更できる電子カタログを出力する。
また、本実施の形態において、ある種類の部品情報が、例えば、表示から非表示になった場合または非表示から表示になった場合に、表示中の他の部品情報の属性値(例えば、サイズ、位置)が変更される電子カタログ装置について説明する。
また、本実施の形態において、特定の部品情報の候補が2以上存在し、当該2以上の候補から一の部品情報を一括して選択可能な切替UIが存在する電子カタログ装置について説明する。
さらに、本実施の形態において、商品情報に対する操作のための操作UI部品の表示/非表示を切り替える切替UIが存在する電子カタログ装置について説明する。
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、電子カタログ装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。
電子カタログ装置1は、電子カタログを構成する装置である。電子カタログ装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ、仮想環境サーバであるが、その種類は問わない。なお、電子カタログ装置1は、スタンドアロンで動作しても良い。
端末装置2は、ユーザが使用する装置である。端末装置2は、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末、仮想環境閲覧デバイスであるが、その種類は問わない。なお、ここでのユーザは、電子カタログを閲覧する者、電子カタログを用いて、商品を購入する者等である。
電子カタログ装置1と1以上の各端末装置2とは、インターネットやLAN等のネットワークにより通信可能である。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。図3は電子カタログ装置1電子カタログ装置1
電子カタログ装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、商品情報格納部111、およびフラグ格納部112を備える。受付部12は、変更受付部121を備える。処理部13は、表示商品情報構成部131、電子カタログ構成部132、およびフラグ変更部133を備える。出力部14は、電子カタログ出力部141を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
電子カタログ装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、後述する商品情報、後述する各種のフラグ、1または2以上の操作UI部品、1または2以上のレイアウト情報である。
操作UI部品とは、商品情報に対する操作のためのユーザインターフェイスである。なお、商品情報に対する操作は、問わない。操作UI部品は、例えば、ボタン、チェックボックス、メニュー項目であるが、問わない。操作UI部品は、例えば、購入ボタン、カートボタンである。購入ボタンとは、商品の購入のためのボタンである。カートボタンとは、商品をカートに入れるためのボタンである。
レイアウト情報とは、電子カタログのレイアウトを特定する情報である。レイアウト情報は、例えば、XML、HTML等で実現されるが、その実現手段は問わない。レイアウト情報は、通常、レイアウト識別子に対応付いている。
商品情報格納部111には、2以上の商品情報が格納される。商品情報とは、商品に関する情報である。商品情報は、電子カタログに含まれ得る情報である。2以上の各商品情報は、2種類以上の部品情報を有する。部品情報は、商品に関する一部の情報である。2種類以上の各部品情報は、例えば、1または2以上の商品画像、1または2以上の商品動画、価格情報、お勧めか否かを示すお勧めフラグ、在庫の有無を示す在庫フラグまたは在庫数、説明情報、表情報である。商品画像とは、商品が表れた画像である。商品画像は、例えば、商品の写真画像、または商品のイラストを含む。商品画像は、例えば、jpeg、gifであるが、そのデータ構造は問わない。商品動画は、商品の説明用動画、商品の利用方法などである。商品動画は、例えば、AVI、MOV、MPEG4であるが、そのデータ構造は問わず、ストリーミングなど配信形式も問わない。価格情報は、価格を特定する情報である。価格情報は、例えば、数値である。説明情報とは、商品を説明する情報である。説明情報は、例えば、商品の仕様を示す情報、商品の特徴を示す情報、生産国を示す情報、商品の色を示す情報である。表情報とは、表形式で表現される商品に関する情報である。表情報は、例えば、商品の色ごとに品番、商品のサイズ、価格等を有する。なお、表情報が有する情報は問わない。
フラグ格納部112には、1または2種類以上のフラグが格納される。フラグは、例えば、表示フラグ、操作UIフラグ、レイアウトフラグである。表示フラグは、例えば、部品表示フラグ、選択表示フラグである。1または2種類以上のフラグは、1または2以上の各ユーザ識別子に対応付けて管理されることは好適である。
表示フラグとは、2種類以上の部品情報のうち1種類以上の各部品情報を表示するか非表示とするかを示す情報である。表示フラグは、部品情報の種類に対応付く。表示フラグは、例えば、種類識別子に対応付けて、格納される。
種類識別子とは、部品情報の種類を識別する情報である。種類識別子は、例えば、「商品画像」「価格情報」「お勧めフラグ」「在庫情報」「説明情報」「表情報」である。「お勧めフラグ」は、お勧めであるか否かを示す情報であり、お勧め情報と言っても良い。「在庫情報」は、商品の在庫に関する情報であり、例えば、「在庫フラグ」または「在庫数」である。「在庫フラグ」は、在庫があるか否かを示す情報である。
操作UIフラグとは、操作UI部品を表示するか非表示とするかを示す情報である。なお、操作UI部品は、後述する表示商品情報に含まれる、または表示商品情報に対応することは好適である。操作UI部品は、表示商品情報ごとに存在することは好適である。
部品表示フラグとは、部品情報を表示するか否かのいずれかを示す情報である。部品表示フラグは、例えば、「1」または「0」を採り得る。「1」は表示すること、「0」は表示しないことを示す。
選択表示フラグとは、2以上のタイプのうちの一のタイプを識別するタイプ識別子を採り得る。選択表示フラグは、2または3以上の候補から選択される候補を特定する情報である。
選択表示フラグは、例えば、商品画像に対応する。選択表示フラグは、例えば、商品の画像種類識別子である。商品情報のうちの種類「商品画像」は、2以上のタイプの異なる商品画像を有し、当該2以上のタイプの異なる商品画像から一のタイプの商品画像が、選択表示フラグに基づいて選択される。なお、タイプは、観点、クラス、種類、分類等と言っても良い。
レイアウトフラグとは、出力される電子カタログに採用するレイアウト情報を特定する情報である。レイアウトフラグの値として、例えば、レイアウト識別子が採用され得る。
受付部12は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報は、例えば、出力指示、変更指示、購入指示である。各種の指示や情報は、例えば、ユーザ識別子に対応付いている。かかるユーザ識別子は、各種の指示や情報を入力したユーザの識別子である。
出力指示とは、電子カタログの出力の指示である。出力指示は、例えば、電子カタログを特定するカタログ識別子、電子カタログのレイアウトを特定するレイアウト識別子を有する。出力指示は、例えば、ユーザ識別子を有する。
変更指示とは、フラグの値の変更である。フラグの値の変更は、フラグの値の変更の指示である。変更指示は、通常、変更するフラグを特定するフラグ識別子に対応付いている。変更指示は、例えば、変更するフラグの変更する値を有する。変更指示は、例えば、フラグが変更されることを示す旨の情報を有する。フラグが変更されることを示す旨の情報は、例えば、フラグ識別子でも良いし、特定の値(例えば、「1」)でも良いし、「表示から非表示となること」または「非表示から表示されること」を示す情報でも良い。変更指示は、変更される商品画像のタイプ識別子を有しても良い。
購入指示とは、電子カタログに掲載されている商品情報に対する商品の購入の指示である。購入指示は、例えば、商品識別子を有すル。
ここで、受け付けとは、通常、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信であるが、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であっても良い。
変更受付部121は、変更指示を受け付ける。つまり、変更受付部121は、フラグの変更を受け付ける。なお、フラグの変更は、フラグの値の変更である。
変更受付部121は、例えば、表示フラグの値の変更を受け付ける。変更受付部121は、例えば、選択表示フラグの変更を受け付ける。変更受付部121は、例えば、操作UIフラグの値の変更を受け付ける。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、表示商品情報構成部131、表示商品情報構成部131、電子カタログ構成部132、フラグ変更部133が行う処理である。
処理部13は、例えば、受け付けられた購入指示に対応する購入処理を行う。処理部13は、例えば、受け付けられた購入指示に対応する商品識別子を取得し、当該商品識別子で識別される商品をユーザが購入するための購入処理を行う。購入処理は、例えば、商品を購入するための画面情報を出力する処理、商品を購入するための決済を行う処理、商品のアイコン等の情報をカートに入れる処理である。ただし、購入処理は、商品の購入に関する処理であれば、何でも良い。
表示商品情報構成部131は、商品情報格納部111とフラグ格納部112とを参照し、2以上の各商品情報ごとに、表示することを示す表示フラグに対応する1種類以上の部品情報を用いて、表示商品情報を構成する。
表示商品情報構成部131は、例えば、電子カタログのレイアウト情報を取得し、当該レイアウト情報が示す2以上の各商品情報に対応する表示商品情報を構成する。
表示商品情報とは、電子カタログに表れる商品情報である。表示商品情報とは、出力される商品情報である。表示商品情報は、表示することを示すフラグに対応する1種類以上の部品情報を含む商品情報である。
2種類以上の部品情報の中には、必ず表示される種類の部品情報があっても良い。かかる場合、表示商品情報は、必ず表示される種類の部品情報と、表示することを示すフラグに対応する1種類以上の部品情報とを含む。
表示商品情報構成部131は、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部121が受け付けたフラグの値の変更に応じた表示商品情報を構成する。
表示商品情報構成部131は、変更受付部121がフラグの値の変更を受け付けた場合に、直ちに、当該フラグの値の変更に応じた表示商品情報を構成することは好適である。
表示商品情報構成部131は、例えば、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部121が受け付けた表示フラグの値の変更に応じた表示商品情報を構成する。
表示商品情報構成部131は、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部121が受け付けた表示フラグの値の変更に応じて、表示中の種類の部品情報の表示属性値を変更し、表示商品情報を構成することは好適である。表示属性値とは、部品情報が表示される際の属性値である。表示属性値は、例えば、サイズ、配置情報、色である。配置情報は、電子カタログにおける位置を示す情報、または表示商品情報における位置を示す情報である。配置情報は、通常、1または2以上の座標値である。
表示商品情報構成部131は、例えば、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部121が受け付けた選択表示フラグの変更に対応するタイプ識別子で識別されるタイプの部品情報を有する表示商品情報を構成する。表示商品情報構成部131は、例えば、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部121が受け付けた選択表示フラグの変更に対応するタイプ識別子で識別されるタイプの商品画像を有する表示商品情報を構成する。
表示商品情報構成部131は、例えば、2以上の各商品情報ごとに、変更受付部121が受け付けた操作UIフラグの値の変更に応じて、操作UIフラグに対応する操作UI部品を含む、または操作UIフラグに対応する操作UI部品を含まない表示商品情報を構成する。なお、表示商品情報に操作UI部品を含むことは、表示商品情報に操作UI部品が対応付いていることでも良い。
電子カタログ構成部132は、表示商品情報構成部131が構成した2以上の表示商品情報を有する電子カタログを構成する。
電子カタログ構成部132は、例えば、レイアウト情報に従って、2以上の表示商品情報を配置し、電子カタログを構成する。電子カタログ構成部132は、例えば、レイアウト情報に従って、2以上の表示商品情報以外の情報を配置し、電子カタログを構成しても良い。
なお、電子カタログとは、商品を購入または商品情報を閲覧するための情報である。電子カタログは、複数ページを有しても良いし、1ページでも良いし、ウェブページでも良い。電子カタログの構造は問わない。電子カタログは、例えば、HTML、画像ファイル、動画、音声、XMLにより実現されるが、その実現手段は問わない。
フラグ変更部133は、変更受付部121が受け付けたフラグの変更に応じて、フラグ格納部112のフラグの値を変更する。フラグ変更部133は、例えば、変更受付部121が受け付けた変更指示に対応する種類のフラグを、当該変更指示に従って変更する。
フラグ変更部133は、例えば、変更受付部121が受け付けた変更指示に対応するユーザ識別子と対になるフラグであり、当該変更指示に対応する種類のフラグを、当該変更指示に従って変更する。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、電子カタログである。
ここで、出力とは、通常、端末装置2への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、仮想環境での表示、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
電子カタログ出力部141は、2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する。電子カタログ出力部141は、例えば、電子カタログ構成部132が構成した電子カタログを出力する。
電子カタログ出力部141は、表示商品情報構成部131が表示フラグの値の変更に応じて構成した2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する。電子カタログ出力部141は、例えば、電子カタログを端末装置2に送信する。
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、ユーザ識別子、電子カタログである。
端末受付部22は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報は、例えば、出力指示、変更指示である。出力指示とは、電子カタログの出力の指示である。変更指示とは、フラグの値の変更の指示である。
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報を、送信する構造の指示や情報にする。各種の処理は、例えば、端末受信部25が受信した情報を出力する構造の情報にする。
端末送信部24は、各種の指示や情報を電子カタログ装置1に送信する。各種の指示や情報は、例えば、出力指示、変更指示である。
端末受信部25は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、電子カタログ、電子カタログを含む画面情報である。
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、電子カタログ、電子カタログを含む画面である。
格納部11、商品情報格納部111、フラグ格納部112、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受付部12、および変更受付部121は、無線または有線の通信手段で実現されることが好適であるが、放送を受信する手段、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現されても良い。
処理部13、表示商品情報構成部131、フラグ変更部133、および端末処理部23は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
出力部14、および電子カタログ出力部141は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。ただし、出力部14は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現されても良い。
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、電子カタログ装置1の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)受付部12は、出力指示を受け付けたか否かを判断する。出力指示を受け付けた場合はステップS402に行き、出力指示を受け付けなかった場合はステップS409に行く。なお、出力指示の受け付けとは、例えば、端末装置2からの出力指示の受信である。
(ステップS402)表示商品情報構成部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS403)表示商品情報構成部131は、電子カタログを構成するi番目の商品情報が存在するか否かを判断する。i番目の商品情報が存在する場合はステップS404に行き、存在しない場合はステップS406に行く。
なお、ここで、表示商品情報構成部131は、例えば、商品情報格納部111にi番目の商品情報が存在するか否かを判断する。また、表示商品情報構成部131は、例えば、格納部11のレイアウト情報を取得し、当該レイアウト情報が特定する商品情報であり、出力される電子カタログに含まれる商品情報の中で、i番目の商品情報が存在するか否かを判断する。
(ステップS404)表示商品情報構成部131は、i番目の商品情報を用いた表示商品情報を構成する。かかる表示商品情報構成処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS405)表示商品情報構成部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS403に戻る。
(ステップS406)電子カタログ構成部132は、電子カタログを構成するためのレイアウト情報を取得する。電子カタログ構成部132は、例えば、フラグ格納部112のレイアウトフラグに対応するレイアウト情報を格納部11から取得する。電子カタログ構成部132は、例えば、ユーザ識別子に対応するレイアウト情報を格納部11から取得する。
(ステップS407)電子カタログ構成部132は、ステップS406で取得したレイアウト情報が特定するレイアウトに従って、ステップS404で取得された2以上の表示商品情報を配置し、電子カタログを構成する。
(ステップS408)電子カタログ出力部141は、ステップS407で構成された電子カタログを出力する。ステップS401に戻る。
なお、電子カタログの出力とは、例えば、出力指示を送信した端末装置2への電子カタログの送信である。
(ステップS409)変更受付部121は、変更指示を受け付けたか否かを判断する。変更指示を受け付けた場合はステップS410に行き、変更指示を受け付けなかった場合はステップS412に行く。なお、変更指示の受け付けとは、例えば、端末装置2からの変更指示の受信である。
(ステップS410)フラグ変更部133は、ステップS409で受け付けられた変更指示に対応する変更されるフラグの値を取得する。
(ステップS411)フラグ変更部133は、ステップS409で受け付けられた変更指示に対応するフラグ識別子を取得する。次に、フラグ識別子で識別されるフラグの値を、ステップS410で取得した値に変更する。ステップS402に行く。
なお、フラグ変更部133は、例えば、変更指示に対応するユーザ識別子と対になるフラグの値を、変更指示に従って、変更する。
(ステップS412)受付部12は、購入指示を受け付けたか否かを判断する。購入指示を受け付けた場合はステップS413に行き、購入指示を受け付けなかった場合はステップS414に行く。なお、購入指示の受け付けとは、例えば、端末装置2からの購入指示の受信である。
(ステップS413)処理部13は、ステップS412で受け付けられた購入指示に対応する商品識別子を取得する。次に、処理部13は、当該商品識別子で識別される商品の購入処理を行う。ステップS401に戻る。
(ステップS414)受付部12は、その他の指示等を受け付けたか否かを判断する。その他の指示等を受け付けた場合はステップS415に行き、受け付けなかった場合はステップS401に戻る。なお、その他の指示等の受け付けとは、例えば、端末装置2からのその他の指示等の受信である。また、その他の指示等の内容は問わない。
(ステップS415)処理部13等は、その他の指示等に応じた処理を行う。ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、変更指示に応じて、電子カタログを全て構成し直したが、変更指示に応じて、変化した情報のみを送信し、端末装置2が、当該変化した情報のみを受信し、当該変化した情報を用いて、更新された電子カタログを構成しても良い。
また、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS404の表示商品情報構成処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)表示商品情報構成部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS502)表示商品情報構成部131は、商品情報の中にi番目の種類の部品情報が存在するか否かを判断する。i番目の種類の部品情報が存在する場合はステップS503に行き、存在しない場合はステップS507に行く。
(ステップS503)表示商品情報構成部131は、i番目の種類の部品情報に対応するフラグがフラグ格納部112に存在するか否かを判断する。フラグが存在する場合はステップS504に行き、存在しない場合はステップS505に行く。
(ステップS504)表示商品情報構成部131は、i番目の種類の部品情報に対応するフラグの値が、i番目の種類の部品情報を表示することを示すフラグの値であるか、非表示であることを示すフラグの値であるかを判断する。表示を示す値であればステップS505に行き、非表示を示す値であればステップS506に行く。
(ステップS505)表示商品情報構成部131は、対象となる商品情報が有する部品情報のうち、i番目の種類の部品情報を取得する。
(ステップS506)表示商品情報構成部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
(ステップS507)表示商品情報構成部131は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS508)表示商品情報構成部131は、j番目の操作UI部品が存在するか否かを判断する。j番目の操作UI部品が存在する場合はステップS509に行き、存在しない場合はステップS513に行く。
(ステップS509)表示商品情報構成部131は、j番目の操作UI部品に対応するフラグがフラグ格納部112に存在するか否かを判断する。フラグが存在する場合はステップS510に行き、存在しない場合はステップS511に行く。
(ステップS510)表示商品情報構成部131は、j番目の操作UI部品に対応するフラグの値が、j番目の操作UI部品を表示することを示すフラグの値であるか、非表示であることを示すフラグの値であるかを判断する。表示を示す値であればステップS511に行き、非表示を示す値であればステップS512に行く。
(ステップS511)表示商品情報構成部131は、j番目の操作UI部品を取得する。なお、ここで、表示商品情報構成部131は、例えば、j番目の操作UI部品のアイコン、またはボタンを取得する。また、かかる操作UI部品のアイコン、またはボタンは、格納部11に格納されている。
(ステップS512)表示商品情報構成部131は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS508に戻る。
なお、図5のフローチャートにおいて、フラグに対応付いていない部品情報は、必ず表示商品情報に含まれる処理を行った。しかし、全種類の部品情報がフラグに対応付いていても良い。かかる場合、ステップS503の処理は不要である。
次に、端末装置2の動作例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)端末受付部22は、出力指示を受け付けたか否かを判断する。出力指示を受け付けた場合はステップS602に行き、出力指示を受け付けなかった場合はステップS605に行く。なお、出力指示の受け付けとは、通常、ユーザからの出力指示の入力の受け付けである。
(ステップS602)端末処理部23は、ステップS601で端末受付部22が受け付けた出力指示を、送信する構造の出力指示にする。端末送信部24は、構成された出力指示を電子カタログ装置1に送信する。
(ステップS603)端末受信部25は、出力指示の送信に応じて、電子カタログ装置1から電子カタログを受信したか否かを判断する。電子カタログを受信した場合はステップS604に行き、電子カタログを受信しなかった場合はステップS603に戻る。
(ステップS604)端末処理部23は、受信された電子カタログを用いて、出力する電子カタログを構成する。端末出力部26は、当該電子カタログを出力する。ステップS601に戻る。
(ステップS605)端末受付部22は、変更指示を受け付けたか否かを判断する。変更指示を受け付けた場合はステップS606に行き、変更指示を受け付けなかった場合はステップS609に行く。なお、変更指示の受け付けとは、通常、ユーザからの変更指示の入力の受け付けである。
(ステップS606)端末処理部23は、ステップS605で端末受付部22が受け付けた変更指示を、送信する構造の変更示にする。端末送信部24は、構成された変更指示を電子カタログ装置1に送信する。
(ステップS607)端末受信部25は、変更指示の送信に応じて、電子カタログ装置1から電子カタログまたは表示の変更がある情報を受信したか否かを判断する。電子カタログ等を受信した場合はステップS608に行き、電子カタログ等を受信しなかった場合はステップS607に戻る。ここで、端末受信部25は、表示の変更がある箇所の情報のみを受信しても良いし、表示される電子カタログ全体を受信しても良い。最終的に、更新された電子カタログが表示されれば良い。
(ステップS608)端末処理部23は、ステップS607で受信された電子カタログ等を用いて、出力する電子カタログを構成する。端末出力部26は、当該電子カタログを出力する。ステップS601に戻る。
(ステップS609)端末受付部22は、購入指示を受け付けたか否かを判断する。購入指示を受け付けた場合はステップS610に行き、購入指示を受け付けなかった場合はステップS611に行く。なお、購入指示の受け付けとは、通常、ユーザからの購入指示の入力の受け付けである。
(ステップS610)端末処理部23は、ステップS609で端末受付部22が受け付けた購入指示を、送信する構造の購入指示にする。端末送信部24は、構成された購入指示を電子カタログ装置1に送信する。ステップS601に戻る。
(ステップS611)端末受付部22は、その他の指示等を受け付けたか否かを判断する。その他の指示等を受け付けた場合はステップS612に行き、その他の指示等を受け付けなかった場合はステップS613に行く。なお、その他の指示等の受け付けとは、通常、ユーザからのその他の指示等の入力の受け付けである。
(ステップS612)端末処理部23は、ステップS611で端末受付部22が受け付けたその他の指示等を、送信する構造のその他の指示等にする。端末送信部24は、構成されたその他の指示等を電子カタログ装置1に送信する。ステップS601に戻る。
(ステップS613)端末受信部25は、電子カタログ装置1から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS614に行き、情報を受信しなかった場合はステップS601に戻る。なお、情報は、例えば、購入指示に対応する結果を示す情報である。
(ステップS614)端末処理部23は、ステップS613で受信された情報を用いて、出力する情報を構成する。端末出力部26は、当該情報を出力する。ステップS601に戻る。
なお、図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。
今、電子カタログ装置1の商品情報格納部111には、図7に示す商品情報管理表が格納されている、とする。商品情報管理表とは、商品情報を管理する表である。商品情報管理表は、「ID」「商品識別子」「商品情報」を有する1以上のレコードを管理する。「商品情報」は、「価格情報(円)」「お勧めフラグ」「在庫フラグ」「説明情報」「表情報」「商品画像」を有する。「商品画像」は、「タイプ1」「タイプ2」「タイプ3」を有する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「商品識別子」は、商品、および商品情報を識別する情報である。表示商品情報に含まれる商品画像は、「タイプ1」「タイプ2」「タイプ3」の3タイプのいずれかを採り得る、とする。なお、ここでは、「タイプ1」は商品が一方(左側)を向いている商品画像、「タイプ2」は商品が他方(右側)を向いている商品画像、「タイプ3」は商品を遠くから見た状態の商品画像である。また、ここでは、商品画像は、3つのタイプを有するが、2つのタイプ、4以上のタイプを有しても良い。また、商品画像は、一つのタイプのみでも良い。
フラグ格納部112には、図8に示すフラグ管理表が格納されている、とする。フラグ管理表とは、各種のフラグを管理する表である。フラグ管理表は、ここでは、ユーザごとの各種のフラグを管理する。フラグ管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「レイアウト識別子」「部品表示フラグ」「操作UIフラグ」を有する1以上のレコードを管理する。「部品表示フラグ」は、「価格表示フラグ」「お勧め表示フラグ」「在庫表示フラグ」「説明表示フラグ」「表表示フラグ」「画像種類識別子」を有する。「操作UIフラグ」は、「購入ボタンフラグ」を有する。
「価格表示フラグ」は、価格情報を表示商品情報に含めるか否かを示すフラグであり、「1」は価格情報を表示商品情報に含めることを示し、「0」は価格情報を表示商品情報に含めないことを示す。
「お勧め表示フラグ」は、お勧めであることを示すお勧め情報(ここでは、お勧めフラグ)を表示商品情報に含めるか否かを示すフラグであり、「1」はお勧め情報を表示商品情報に含めることを示し、「0」はお勧め情報を表示商品情報に含めないことを示す。なお、お勧めではない商品の商品情報には、お勧め表示フラグが「1」でも、お勧め情報は含まれない。
「在庫表示フラグ」は、在庫に関する在庫情報(ここでは、在庫フラグ)を表示商品情報に含めるか否かを示すフラグであり、「1」は在庫情報を表示商品情報に含めることを示し、「0」は在庫情報を表示商品情報に含めないことを示す。なお、在庫情報は、例えば、在庫の有無、または在庫数である。なお、在庫情報が在庫の有無である場合、例えば、在庫表示フラグが「1」でも、在庫が無い商品の商品情報には、在庫情報は含まれない。
「説明表示フラグ」は、説明情報を表示商品情報に含めるか否かを示すフラグであり、「1」は説明情報を表示商品情報に含めることを示し、「0」は説明情報を表示商品情報に含めないことを示す。
「表表示フラグ」は、表情報を表示商品情報に含めるか否かを示すフラグであり、「1」は表情報を表示商品情報に含めることを示し、「0」は表情報を表示商品情報に含めないことを示す。
「画像種類識別子」は、商品情報に含まれる商品画像のタイプを識別する情報である。画像種類識別子は、通常、「タイプ1」「タイプ2」「タイプ3」のうちのいずれか一つを採り得る。なお、画像種類識別子が「0」である場合、表示商品情報は商品画像を含まないこととなる。
「購入ボタンフラグ」は、購入ボタンを表示するか否かを示すフラグであり、「1」は購入ボタンを表示することを示し、「0」は購入ボタンを表示しないことを示す。
さらに、格納部11には、図9に示すアイコン管理表が格納される。アイコン管理表は、フラグの値を切り換えるためのアイコンを管理する表である。アイコン管理表は、「ID」「種類識別子」「アイコン」「配置情報」を有する1以上のレコードを管理する。「種類識別子」は、フラグの種類を示す情報である。「アイコン」は、表示される図柄である。アイコンは、ボタンでも良い。「配置情報」は、画面(電子カタログ)におけるアイコンの配置位置を特定する情報である。「配置情報」は、ここでは、配置するアイコンの左上座標値である。なお、複数の配置情報を有する場合、当該アイコンが複数配置されることを示す。なお、商品画像のアイコンは、画面上に3つ配置されるが、各々、タイプ1、タイプ2、タイプ3に対応付く、とする。
かかる状況において、以下、3つの具体例について説明する。具体例1は、出力中の電子カタログに対して、ユーザにより入力された変更指示に応じて、電子カタログを構成する2以上の各商品情報を構成する部品情報または操作UI部品が表示されたり、非表示となったりする場合である。具体例2は、出力中の電子カタログに対して、ユーザにより入力された変更指示に応じて、電子カタログを構成する2以上の各商品情報を構成する商品画像のタイプが変更される場合である。具体例3は、出力中の電子カタログに対して、ユーザにより入力された変更指示に応じて、電子カタログを構成する2以上の各商品情報を構成する部品情報が表示されたり、非表示となったりするとともに、商品情報に含まれる部品情報の種類に応じて、各部品情報の属性値(例えば、サイズ、位置情報)が変更される場合である。
(具体例1)
ユーザ識別子「U001」で識別されるユーザXは、端末装置2に出力指示を入力した、とする。すると、端末装置2は出力指示を受け付け、ユーザ識別子「U001」を含む出力指示を構成し、当該出力指示を電子カタログ装置1に送信する。
次に、電子カタログ装置1の受付部12は、出力指示を受信する。次に、表示商品情報構成部131は、出力指示からユーザ識別子「U001」を取得する。次に、表示商品情報構成部131は、ユーザ識別子「U001」と対になるレイアウト識別子「L01」、各種の部品表示フラグ、操作UIフラグを、フラグ管理表(図8)から取得する。
次に、表示商品情報構成部131は、レイアウト識別子「L01」で識別されるレイアウト情報を格納部11から取得する。かかるレイアウト情報が特定するレイアウトは、商品情報管理表(図7)の「ID=1」から「ID=19」に対応する19の商品情報を含む電子カタログであり、一のフォーカスされている商品情報の詳細(後述するフォーカス商品情報)が左上に表示されるレイアウトである、とする。
そして、表示商品情報構成部131は、商品情報管理表(図7)の「ID=1」から「ID=19」の各商品情報を用いて、19の表示商品情報を構成する。その際、表示商品情報構成部131は、各商品情報ごとに、ユーザ識別子「U001」と対になる部品表示フラグ、購入ボタンフラグの値に従って、画像種類識別子「タイプ3」と対になる商品画像を取得し、当該商品画像を有する19の表示商品情報を構成する。
次に、電子カタログ構成部132は、当該レイアウト情報に従って、一のフォーカスされている「ID=1」の商品情報のタイプ1の商品画像、説明情報、表情報を含むフォーカス商品情報を構成する、とする。そして、電子カタログ構成部132は、当該フォーカス商品情報を電子カタログの左上に配置する。また、電子カタログ構成部132は、レイアウト識別子「L01」で識別されるレイアウト情報に従って、19の表示商品情報を配置する。さらに、電子カタログ構成部132は、アイコン管理表(図9)から、フラグの値を変更する等の1または2以上のアイコンを取得する。そして、電子カタログ構成部132は、1以上の各アイコンを、配置情報に従って配置する。以上の処理により、出力される電子カタログが構成された。
次に、電子カタログ出力部141は、電子カタログ構成部132が構成した電子カタログを、ユーザXの端末装置2に送信する。
次に、ユーザXの端末装置2は、電子カタログを受信し、出力する。かかる電子カタログの例は、図10である。図10の1001は19の表示商品情報、1002はフォーカス商品情報、1003~1006はフラグ変更用のアイコン、1007~1009は商品画像のタイプを変更するためのアイコンである。アイコン1003~1009は、上述した切替UIの例である、と言える。ここでは、アイコン1003が指示された場合、19の全表示商品情報の価格情報が非表示から表示に変わったり、表示から非表示に変わったりする。また、アイコン1004が指示された場合、19の全表示商品情報のお勧めフラグが非表示から表示に変わったり、表示から非表示に変わったりする。アイコン1005が指示された場合、19の全表示商品情報の在庫フラグが非表示から表示に変わったり、表示から非表示に変わったりする。アイコン1006が指示された場合、19の全表示商品情報の購入ボタンが非表示から表示に変わったり、表示から非表示に変わったりする。また、ここでは、例えば、1007が選択された場合は「タイプ1」の商品画像、1008が選択された場合は「タイプ2」の商品画像、1009が選択された場合は「タイプ3」の商品画像に、19の全表示商品情報の商品画像が、一括して、変更される。
次に、ユーザXが、図10の電子カタログのアイコン1003、およびアイコン1005を指示した、とする。すると、端末装置2は、当該指示に対応する変更指示を受け付け、当該変更指示を電子カタログ装置1に送信する。なお、変更指示は、アイコン1003に対応する「価格表示フラグ」、およびアイコン1005に対応する「在庫表示フラグ」、およびユーザ識別子「U001」を含む。
次に、電子カタログ装置1の変更受付部121は、かかる変更指示を受信する。次に、フラグ変更部133は、フラグ管理表における、ユーザ識別子「U001」と対になる価格表示フラグの値を「0」から「1」に変更する。また、
フラグ変更部133は、フラグ管理表における、ユーザ識別子「U001」と対になる在庫表示フラグの値を「0」から「1」に変更する。
次に、表示商品情報構成部131は、ユーザ識別子「U001」と対になる各種のフラグの値をフラグ管理表(図8)から参照し、図10における19の各表示商品情報に対応する価格情報と在庫フラグとを、商品情報管理表(図7)から取得する。そして、表示商品情報構成部131は、更新された19の各表示商品情報を構成する。
次に、電子カタログ構成部132は、対応するレイアウト情報に従って、一のフォーカスされている「ID=1」の商品情報のタイプ1の商品画像、説明情報、表情報を含むフォーカス商品情報を構成し、電子カタログの左上に配置する。また、電子カタログ構成部132は、レイアウト識別子「L01」で識別されるレイアウト情報に従って、新たに取得された19の表示商品情報を配置する。さらに、電子カタログ構成部132は、アイコン管理表(図9)から、フラグの値を変更する等の1または2以上のアイコンを取得する。そして、電子カタログ構成部132は、1以上の各アイコンを、配置情報に従って配置する。以上の処理により、更新された電子カタログが構成された。
次に、電子カタログ出力部141は、電子カタログ構成部132が構成した電子カタログを、ユーザXの端末装置2に送信する。
次に、ユーザXの端末装置2は、更新された電子カタログを受信し、出力する。かかる電子カタログの例は、図11である。図11において、19の各表示商品情報には、価格情報1101が含まれている。また、図11において、在庫があることを示す在庫フラグ「1」に対応する表示商品情報には、在庫があることを示すアイコン(在庫フラグのアイコンと同じアイコン)が含まれている(1102参照)。一方、図11において、在庫がないことを示す在庫フラグ「0」に対応する表示商品情報には在庫があることを示すアイコンは含まれない(1103参照)。
なお、図10において、ユーザXが、アイコン1004、およびアイコン1006を指示した場合、ユーザXの端末装置2には、図12に示す更新された電子カタログが出力される。図12において、お勧めフラグが「1」である表示商品情報は、お勧めフラグに対応するアイコン1201を含む。また、表示商品情報は、購入ボタン(アイコン)1202を含む。
以上、本具体例において、出力中の電子カタログに対して、ユーザにより入力された変更指示に応じて、電子カタログを構成する2以上の各商品情報を構成する部品情報が表示されたり、非表示となったりする。かかることにより、ユーザは、希望に応じて、複数の商品の種々の情報を確認できる。
(具体例2)
今、ユーザXの端末装置2には、図13に示す電子カタログが出力されている、とする。図13において、画像種類識別子は「タイプ1」である。そして、画像種類識別子を選択するためのアイコンである1301~1303の中で、現在、「タイプ1」に対応するアイコン1301が選択されている、とする。つまり、フラグ管理表(図8)において、ユーザXのユーザ識別子「U001」と対になる画像種類識別子は「タイプ1」である、とする。
かかる状況において、ユーザXは、アイコン1302を指示した、とする。すると、端末装置2は、画像種類識別子「タイプ2」を含む変更指示を受け付ける。そして、端末装置2は、ユーザ識別子「U001」と画像種類識別子「タイプ2」とを含む変更指示を、電子カタログ装置1に送信する。
次に、電子カタログ装置1の変更受付部121は、当該変更指示を受け付ける。次に、フラグ変更部133は、当該変更指示からユーザ識別子「U001」と画像種類識別子「タイプ2」とを取得する。そして、フラグ変更部133は、ユーザ識別子「U001」と対になる画像種類識別子を「タイプ2」に変更する。
次に、表示商品情報構成部131は、電子カタログ中の各表示商品情報について、画像種類識別子「タイプ2」で識別される商品画像を、商品情報管理表(図7)から取得する。そして、表示商品情報構成部131は、電子カタログ中の各表示商品情報に含まれる商願画像を、画像種類識別子「タイプ2」で識別される商品画像に差し替え、各表示商品情報を構成する。
次に、電子カタログ構成部132は、上述した処理と同様の処理により、表示商品情報構成部131が新たに構成した表示商品情報を配置した電子カタログを構成する。
次に、電子カタログ出力部141は、電子カタログ構成部132が構成した電子カタログを、ユーザXの端末装置2に送信する。
次に、ユーザXの端末装置2は、電子カタログを受信し、出力する。かかる電子カタログの例は、図14である。図14において、1401の各表示商品情報の中の商品画像は、「タイプ1」から「タイプ2」の商品画像に変わっている。
次に、かかる状況において、ユーザXは、アイコン1402を指示した、とする。すると、端末装置2は、画像種類識別子「タイプ3」を含む変更指示を受け付ける。そして、端末装置2は、ユーザ識別子「U001」と画像種類識別子「タイプ3」とを含む変更指示を、電子カタログ装置1に送信する。
次に、電子カタログ装置1の変更受付部121は、当該変更指示を受け付ける。次に、フラグ変更部133は、当該変更指示からユーザ識別子「U001」と画像種類識別子「タイプ3」とを取得する。そして、フラグ変更部133は、ユーザ識別子「U001」と対になる画像種類識別子を「タイプ3」に変更する。
次に、表示商品情報構成部131は、電子カタログ中の各表示商品情報について、画像種類識別子「タイプ3」で識別される商品画像を、商品情報管理表(図7)から取得する。そして、表示商品情報構成部131は、電子カタログ中の各表示商品情報に含まれる商願画像を、画像種類識別子「タイプ3」で識別される商品画像に差し替え、各表示商品情報を構成する。
次に、電子カタログ構成部132は、上述した処理と同様の処理により、表示商品情報構成部131が新たに構成した表示商品情報を配置した電子カタログを構成する。
次に、電子カタログ出力部141は、電子カタログ構成部132が構成した電子カタログを、ユーザXの端末装置2に送信する。
次に、ユーザXの端末装置2は、電子カタログを受信し、出力する。かかる電子カタログの例は、図15である。図15において、1501の各表示商品情報の中の商品画像は、「タイプ2」から「タイプ3」の商品画像に変わっている。
以上、本具体例において、出力中の電子カタログに対して、ユーザにより入力された変更指示に応じて、電子カタログを構成する2以上の各商品情報を構成する商品画像のタイプが一括して変更される。かかることにより、ユーザによる商品の選択が容易になる。
(具体例3)
今、ユーザ識別子「U002」で識別されるユーザYは、出力指示を端末装置2に入力した、とする。すると、端末装置2は、当該出力指示を受け付け、ユーザ識別子「U002」を含む出力指示を電子カタログ装置1に送信する。
次に、電子カタログ装置1は、当該出力指示を受信し、当該出力指示からユーザ識別子「U002」を取得する。そして、電子カタログ装置1は、当該ユーザ識別子「U002」と対になる各種のフラグを、フラグ管理表(図8)から取得し、当該各種のフラグの値が「表示する」ことを示す情報を用いて、表示商品情報を構成する。そして、電子カタログ装置1は、構成された表示商品情報を含む電子カタログを構成し、ユーザYの端末装置2に送信する。
次に、ユーザYの端末装置2は、当該電子カタログを受信し、出力する。かかる電子カタログに含まれる表示商品情報の一例は、図16(a)である。図16(a)において、説明表示フラグ「1」に対応する説明情報、表表示フラグ「1」に対応する表情報、およびタイプ2の商品画像を含む。また、かかる電子カタログの例は、図17である、とする。
そして、図17の電子カタログが出力されている状況において、ユーザYは、当該電子カタログに対して、表表示フラグの値を「0」にする変更指示を入力した、とする。
すると、端末装置2は、表表示フラグの値を「0」にする変更指示であり、ユーザ識別子「U002」を含む変更指示を電子カタログ装置1に送信する。
次に、電子カタログ装置1の変更受付部121は、当該変更指示を受信する。次に、フラグ変更部133は、フラグ管理表(図8)において、ユーザ識別子「U002」と対になる表表示フラグの値を「0」に変更する。
次に、表示商品情報構成部131は、ユーザ識別子「U002」と対になるレイアウト識別子「L002」で識別されるレイアウト情報を取得する。そして、表示商品情報構成部131は、当該レイアウト情報が特定する商品情報のうち、各種のフラグの値が「表示する」ことを示すフラグに対応する部品情報を取得し、2以上の各表示商品情報を構成する。なお、かかる表示商品情報は、説明情報およびタイプ2の商品画像を含み、表情報は含まない。そして、表示商品情報構成部131は、説明情報、表情報、および商品画像を含む表示商品情報から、表情報を含まない表示商品情報に変更することに対応して、商品画像のサイズを変更し、説明情報のサイズおよぶ配置情報を変更する。
次に、電子カタログ構成部132は、表示商品情報構成部131が構成した複数の表示商品情報を用いて、電子カタログを構成する。
次に、電子カタログ出力部141は、電子カタログ構成部132が構成した電子カタログをユーザYの端末装置2に送信する。
次に、ユーザYの端末装置2は、変更された電子カタログを受信し、出力する。かかる電子カタログを構成する表示商品情報の例は、図16(b)である。図16(b)において、図16(a)に対して、表情報が非表示となり、商品画像のサイズが変更され、説明情報のサイズおよぶ配置情報が変更されている。また、かかる電子カタログ全体の出力例は、図18である。
次に、ユーザYは、表示商品情報を構成する部品情報として、商品画像のみを残す変更指示を端末装置2に入力した、とする。
すると、ユーザYの端末装置2は、かかる変更指示を受け付け、当該変更指示であり、ユーザ識別子「U002」を含む変更指示を電子カタログ装置1に送信する。
次に、電子カタログ装置1は、当該変更指示を受信し、当該変更指示からユーザ識別子「U002」を取得する。そして、電子カタログ装置1のフラグ変更部133は、当該ユーザ識別子「U002」と対になる各種のフラグを、フラグ管理表(図8)から取得し、説明表示フラグおよび表表示フラグの値を「0」にする。以上の処理により、ユーザ識別子「U002」と対になる部品表示フラグは、画像種類識別子を除いて、「0」になった、とする。
次に、表示商品情報構成部131は、ユーザ識別子「U002」と対になるフラグの画像種類識別子「タイプ1」を取得する。そして、表示商品情報構成部131は、ユーザ識別子「U002」と対になるレイアウト識別子「L02」で識別されるレイアウト情報に基づいて、4つの商品情報の画像種類識別子「タイプ1」で識別される商品画像を、商品情報管理表(図7)から取得する。そして、表示商品情報構成部131は、商品画像のみを有する4つの表示商品情報を構成する。なお、表示商品情報構成部131は、表示商品情報が商品画像のみになったので、当該商品画像のサイズを大きくして、表示商品情報を構成する。
次に、電子カタログ構成部132は、表示商品情報構成部131が構成した4つの表示商品情報を配置した電子カタログを構成する。
次に、電子カタログ出力部141は、当該電子カタログをユーザYの端末装置2に送信する。
次に、ユーザYの端末装置2は、当該電子カタログを受信し、出力する。かかる出力例は、図19である。
次に、ユーザYは、表示商品情報を構成する部品情報として、表情報のみにする変更指示を端末装置2に入力した、とする。
すると、ユーザYの端末装置2は、かかる変更指示を受け付け、当該変更指示であり、ユーザ識別子「U002」を含む変更指示を電子カタログ装置1に送信する。
次に、電子カタログ装置1は、当該変更指示を受信し、当該変更指示からユーザ識別子「U002」を取得する。そして、電子カタログ装置1のフラグ変更部133は、当該ユーザ識別子「U002」と対になる各種のフラグを、フラグ管理表(図8)から取得し、画像種類識別子の値を「0」にし、表表示フラグの値を「1」にする。以上の処理により、ユーザ識別子「U002」と対になる部品表示フラグは、表表示フラグを除いて、「0」になった、とする。
次に、表示商品情報構成部131は、ユーザ識別子「U002」と対になるレイアウト識別子「L02」で識別されるレイアウト情報に基づいて、4つの商品情報の表表示フラグ「1」に対応する表情報を、商品情報管理表(図7)から取得する。そして、表示商品情報構成部131は、表情報のみを有する4つの表示商品情報を構成する。
次に、電子カタログ構成部132は、表示商品情報構成部131が構成した4つの表情報を配置した電子カタログを構成する。
次に、電子カタログ出力部141は、当該電子カタログをユーザYの端末装置2に送信する。
次に、ユーザYの端末装置2は、当該電子カタログを受信し、出力する。かかる出力例は、図20である。図20において、複数の商品の仕様や価格等の比較がし易くなる。
以上、本具体例において、出力中の電子カタログに対して、ユーザにより入力された変更指示に応じて、電子カタログを構成する2以上の各商品情報を構成する部品情報が表示されたり、非表示となったりするとともに、商品情報に含まれる部品情報の種類に応じて、各部品情報の属性値(例えば、サイズ、位置情報)が変更される。その結果、ユーザにとって有用な情報のみを、見やすい態様の電子カタログを提供できる。
以上、本実施の形態によれば、複数の各商品情報に含まれる、少なくとも一つの部品情報を、容易に非表示としたり表示したりできることにより、複数の商品の情報を見やすい電子カタログが容易に提供できる。
また、本実施の形態によれば、少なくとも一つの部品情報が、非表示となったり、または表示されたりした場合に、表示中の他の部品情報の表示属性値を変更した複数の商品情報を含む電子カタログを出力することにより、複数の商品の情報をより見やすい電子カタログが容易に提供できる。
さらに、本実施の形態によれば、複数の各商品情報に対応する操作UI部品を、容易に非表示としたり表示したりできることにより、複数の商品の情報を見やすい電子カタログが容易に提供できる。
なお、本実施の形態において、電子カタログ装置1はスタンドアロンの装置でも良い。かかる場合の電子カタログ装置1のブロック図は図3である。スタンドアロンの電子カタログ装置1の受付部12、変更受付部121は、通常、ユーザから各種の指示を受け付ける。また、出力部14、電子カタログ出力部141は、電子カタログ等を、表示する。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における電子カタログ装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、商品に関する一部の情報である2種類以上の部品情報を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2種類以上の部品情報のうち1種類以上の各部品情報を表示するか非表示とするかを示す表示フラグが、部品情報の種類に対応付けて、格納されるフラグ格納部とにアクセス可能なコンピュータを、2以上の各商品情報ごとに、表示することを示す表示フラグに対応する1種類以上の部品情報を用いて、表示商品情報を構成する表示商品情報構成部と、前記2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する電子カタログ出力部と、前記表示フラグの値の変更を受け付ける変更受付部として機能させ、前記表示商品情報構成部は、前記2以上の各商品情報ごとに、前記変更受付部が受け付けた前記表示フラグの値の変更に応じた表示商品情報を構成し、前記電子カタログ出力部は、前記表示商品情報構成部が前記表示フラグの値の変更に応じて構成した2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力するものとして、前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、図21は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の電子カタログ装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図21は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図22は、システム300のブロック図である。
図21において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図22において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の電子カタログ装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の電子カタログ装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる電子カタログ装置は、複数の商品の情報を見やすい電子カタログが提供できるという効果を有し、電子カタログ装置等として有用である。
A 情報システム
1 電子カタログ装置
2 端末装置
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 商品情報格納部
112 フラグ格納部
121 変更受付部
131 表示商品情報構成部
132 電子カタログ構成部
133 フラグ変更部
141 電子カタログ出力部

Claims (6)

  1. 商品に関する一部の情報である2種類以上の部品情報を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2種類以上の部品情報のうち1種類以上の各部品情報を表示するか非表示とするかを示す表示フラグが、部品情報の種類に対応付けて、格納されるフラグ格納部とを参照し、2以上の各商品情報ごとに、表示することを示す表示フラグに対応する1種類以上の部品情報を用いて、表示商品情報を構成する表示商品情報構成部と、
    前記2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する電子カタログ出力部と、
    前記表示フラグの値の変更を受け付ける変更受付部とを具備し、
    前記商品情報構成部は、
    前記2以上の各商品情報ごとに、前記変更受付部が受け付けた前記表示フラグの値の変更に応じた表示商品情報を構成し、
    前記電子カタログ出力部は、
    前記商品情報構成部が前記表示フラグの値の変更に応じて構成した2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する、電子カタログ装置。
  2. 前記商品情報構成部は、
    2以上の各商品情報ごとに、前記変更受付部が受け付けた前記表示フラグの値の変更に応じて、表示中の種類の部品情報の表示属性値を変更し、表示商品情報を構成する、請求項1記載の電子カタログ装置。
  3. 特定の種類の部品情報である被選択部品情報は、2以上の各タイプに対応する部品情報を有し、
    前記被選択部品情報に対応する表示フラグである選択表示フラグは、2以上のタイプのうちの一のタイプを識別するタイプ識別子を採り得、
    前記変更受付部は、
    前記選択表示フラグの変更を受け付け
    前記表示商品情報構成部は、
    前記2以上の各商品情報ごとに、前記変更受付部が受け付けた前記選択表示フラグの変更に対応するタイプ識別子で識別されるタイプの部品情報を有する表示商品情報を構成する、請求項1記載の電子カタログ装置。
  4. 前記フラグ格納部には、商品情報に対する操作のためのユーザインターフェイスである操作UI部品を表示するか非表示とするかを示す操作UIフラグが格納され、
    前記変更受付部は、
    前記操作UIフラグの値の変更を受け付け
    前記表示商品情報構成部は、
    前記2以上の各商品情報ごとに、前記変更受付部が受け付けた前記操作UIフラグの値の変更に応じて、前記操作UIフラグに対応する操作UI部品を含む、または前記操作UIフラグに対応する操作UI部品を含まない表示商品情報を構成する、請求項1記載の電子カタログ装置。
  5. 商品に関する一部の情報である2種類以上の部品情報を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2種類以上の部品情報のうち1種類以上の各部品情報を表示するか非表示とするかを示す表示フラグが、部品情報の種類に対応付けて、格納されるフラグ格納部と、表示商品情報構成部と、電子カタログ出力部と、変更受付部とにより実現される電子カタログの出力方法であって、
    前記表示商品情報構成部が、2以上の各商品情報ごとに、表示することを示す表示フラグに対応する1種類以上の部品情報を用いて、表示商品情報を構成する表示商品情報構成ステップと、
    前記電子カタログ出力部が、前記2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する電子カタログ出力ステップと、
    前記変更受付部が、前記表示フラグの値の変更を受け付ける変更受付ステップとを具備し、
    前記表示商品情報構成部は、
    前記2以上の各商品情報ごとに、前記変更受付ステップで受け付けられた前記表示フラグの値の変更に応じた表示商品情報を構成し、
    前記電子カタログ出力部は、
    前記表示商品情報構成部が前記表示フラグの値の変更に応じて構成した2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する、電子カタログの出力方法。
  6. 商品に関する一部の情報である2種類以上の部品情報を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2種類以上の部品情報のうち1種類以上の各部品情報を表示するか非表示とするかを示す表示フラグが、部品情報の種類に対応付けて、格納されるフラグ格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
    2以上の各商品情報ごとに、表示することを示す表示フラグに対応する1種類以上の部品情報を用いて、表示商品情報を構成する表示商品情報構成部と、
    前記2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力する電子カタログ出力部と、
    前記表示フラグの値の変更を受け付ける変更受付部として機能させ、
    前記表示商品情報構成部は、
    前記2以上の各商品情報ごとに、前記変更受付部が受け付けた前記表示フラグの値の変更に応じた表示商品情報を構成し、
    前記電子カタログ出力部は、
    前記表示商品情報構成部が前記表示フラグの値の変更に応じて構成した2以上の表示商品情報を含む電子カタログを出力するものとして、前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
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