JP2024036032A - 冷却器 - Google Patents

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和也 岡本
Kazuya Okamoto
貴昭 宇野
Takaaki Uno
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Abstract

【課題】効果的に冷却を行うのが望ましい。【解決手段】冷却器は、冷却部材2である第1板部20及びベース部材3である第2板部30と、複数の支持部4と、複数の突起部と、を備える。第1板部は、冷却対象に当接するよう構成される板状の部位である。第2板部は、第1板部に対面するように配置され、第1板部との間に冷媒の流路を形成する板状の部位である。支持部4は、第1板部と第2板部との間に設けられる。突起部は、流路内に突出するように第2板部に設けられる。複数の突起部の頂部は、第1板部から離間している。【選択図】図4

Description

本開示は、冷却器に関する。
特許文献1に記載されているように、2つの板状部材の間に形成された流路を流下する冷媒により、電子部品を冷却する冷却器が知られている。また、このような冷却器における一方の板状部材の上方にバッテリを載置し、下方からバッテリを冷却する技術や、アルミ等によりこのような冷却器を構成する技術が知られている。
特開2004-221315号公報
しかしながら、例えば、ステンレス等のように、アルミよりも熱伝導率が低い材料で冷却器を構成する場合には、冷却効率が低下する恐れがある。
本開示の一態様では、効果的に冷却を行うのが望ましい。
本開示の一態様は、冷却器であって、第1板部と、第2板部と、複数の支持部と、複数の突起部と、を備える。第1板部は、冷却対象に当接するよう構成される板状の部位である。第2板部は、第1板部に対面するように配置され、第1板部との間に冷媒の流路を形成する板状の部位である。支持部は、第1板部と第2板部との間に設けられる。突起部は、流路内に突出するように第2板部に設けられる。複数の突起部の頂部は、第1板部から離間している。
上記構成によれば、冷却対象により第1板部が押圧された場合であっても、複数の支持部により第1板部を支持し、第1板部の変形を抑制することができる。このため、第1板部を薄くし、第1板部の熱伝導率を向上させることができる。また、流路を流下する冷媒が複数の突起部に衝突することで、冷媒の流れが第1板部に向かい、その結果、流路における熱伝導率が向上する。したがって、効果的に冷却を行うことができる。
本開示の一態様は、流路の幅方向の両端に位置する2つの側壁部をさらに備えてもよい。複数の突起部の少なくとも一部は、当該突起部における冷媒の流れ方向の最上流側の端部が中間領域に位置するように設けられていてもよい。中間領域とは、流路において冷媒の流れ方向に交差する方向に隣接して並ぶ2つの支持部の間に位置する領域と、流路において、側壁部に隣接する支持部と、該側壁部における該支持部と幅方向において対面する部分との間に位置する領域との双方又は一方であってもよい。
上記構成によれば、複数の支持部を設けたことにより冷媒の流れが速くなる箇所に、突起部を配置できる。このため、より一層、冷媒の流れが第1板部に向かうように促すことができ、その結果、流路における熱伝導率が向上する。したがって、効果的に冷却を行うことができる。
本開示の一態様では、第1板部は、第2板部の上側に配置されてもよい。
上記構成によれば、第1板部の上側に冷却対象が配置されるため、第1板部には冷却対象の重量に応じた荷重がかかる。このため、複数の支持部により第1板部を支持することで、効果的に第1板部の変形を抑制できる。
本開示の一態様では、第1板部における冷却対象と当接する部分は、冷却対象に適合する形状を有してもよい。
上記構成によれば、第1板部と冷却対象との面接触を促すことができ、その結果、効果的に冷却を行うことができる。
本開示の一態様では、複数の支持部は、第1板部における流路に当接する面に接合されているか、又は、第2板部に設けられていてもよい。
上記構成によれば、第1板部を変形させること無く複数の支持部を設けることができる。したがって、複数の支持部を設けることにより、第1板部と冷却対象との面接触が妨げられるのを抑制できる。このため、効果的に冷却を行うことができる。
冷却器の斜視図である。 ベース部材の上面図である。 複数の支持部及び複数の突起部の位置を示す冷却流路の上面図である。 図3におけるIV-IV断面図である。 図3におけるV-V断面図である。 変形例の複数の突起部が設けられた冷却流路のV-V断面図である。 変形例の複数の支持部が設けられた冷却流路のIV-IV断面図である。 変形例の複数の支持部が設けられた冷却流路のIV-IV断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本開示の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[1.概要]
図1に示す冷却器1は、内部を流体の冷媒が流下するよう構成されており、当該冷却器1に当接する冷却対象6(一例として、電池モジュール)を冷却する。なお、冷媒とは、例えば、冷却水等の液体であっても良い。冷却器1は、略矩形の板状の装置であり、入口部10と、出口部11と、冷却部材2と、ベース部材3とを備える(図2参照)。以後、冷却器1における対面する2辺をなす縁部を、それぞれ、第1及び第2縁部15、16とする。第1及び第2縁部15、16は、幅方向に沿って延びる。
入口部10及び出口部11は、それぞれ、冷却部材2から突出するように設けられた円筒状の部位である。冷媒は、入口部10を介して冷却器1の内部に流入し、冷却器1の内部を通過した冷媒は、出口部11を介して外部へと流出する。入口部10及び出口部11は、第1縁部15の付近における幅方向の中央の位置に設けられる。また、入口部10及び出口部11は、幅方向に直交する向きに並び、入口部10は、出口部11と第1縁部15との間に位置する。
冷却部材2及びベース部材3は、略矩形の平板状の部材であり、互いに重なるように配置され、冷却部材2は冷却対象6に当接する(図4、5参照)。一例として、冷却器1は水平に配置され、冷却部材2は上側に位置すると共に、ベース部材3は下側に位置し、冷却部材2の上に冷却対象6が載置される。しかし、これに限らず、冷却部材2及びベース部材3の位置は、適宜定められる。
冷却部材2は平面状であると共に、ベース部材3には凹凸が形成されており、該凹凸により、冷却部材2とベース部材3との間には、入口流路12と、2つの冷却流路13と、出口流路14とが形成される。
[2.流路について]
入口流路12は、第1縁部15の付近に位置し、第1縁部15に沿って延びる。入口部10は、入口流路12における幅方向の中央に接続される(図2参照)。また、入口流路12の両端は、それぞれ、冷却流路13の第1縁部15側の端部に接続されている。
冷却流路13は、第1縁部15の付近から第2縁部16の付近まで延びる略矩形の扁平な流路である。2つの冷却流路13は、幅方向に並ぶ。冷媒は、各冷却流路13を第1縁部15から第2縁部16に向かって、換言すれば、幅方向と直交する向きに流下し、これにより、冷却対象6の冷却が行われる。
出口流路14は、2つの第1区間と、第2区間とを有する。第2区間は、冷却器1における幅方向の中央、換言すれば、2つの冷却流路13の間に位置し、第2縁部16の付近から入口流路12の付近まで延びる。出口部11は、第2区間の入口流路12側の端部に接続される。一方、各第1区間は、第2縁部16の付近に位置し、各冷却流路13の第2縁部16側の端部から幅方向に延び、第2区間の第2縁部16側の端部に接続する。
そして、入口部10を介して冷却器1の内部に流入した冷媒は、入口流路12を通過して各冷却流路13に流入する。また、各冷却流路13を通過した冷媒は、出口流路14を通過して出口部11から外部に流出する。
[3.冷却流路]
各冷却流路13は、冷却部材2における第1板部20と、ベース部材3における第2板部30との間に形成されている(図4、5参照)。第1及び第2板部20、30は、板状の部位であり、対面して配置される。第1板部20は上側に位置し、第2板部30は下側に位置する。また、第1板部20における冷却対象6に当接する部分は、冷却部材2に載置された冷却対象6に対する面接触が促されるよう、冷却対象6に適合した形状(換言すれば、冷却対象6に対応する形状)を有する。つまり、第1板部20及び冷却対象6における互いに当接する部分は、それぞれ、同一又は略同一の形状を有しており、これにより、これらの部分の面接触が促される。
一例として、第1板部20は、全体として平面状に広がり、第2板部30もまた、全体として平面状に広がる。そして、冷却対象6における第1板部20に当接する部分も、平面状に広がる。しかし、これに限らず、第1及び第2板部20、30は、凹凸又は湾曲等が形成されていても良い。そして、冷却対象6における第1板部20に当接する部分も、第1板部20と面接触するように、凹凸又は湾曲等が形成されていても良い。
ここで、冷却流路13における冷媒の流れ方向の上流側、下流側を、単に上流側、下流側と記載する。冷却流路13の上流側の端部は、第1縁部15に沿ってベース部材3に設けられた入口壁部31により形成され、下流側の端部は、第2縁部16に沿ってベース部材3に設けられた出口壁部34により形成される。入口壁部31には入口流路12からの出口が形成されており、出口壁部34には出口流路14への入口が形成されている。
また、冷却流路13における幅方向の両端は、第1及び第2側壁部32、33により形成される。第1側壁部32は、ベース部材3における幅方向の端部に設けられ、第1縁部15の付近から第2縁部16の付近まで延びる。また、第2側壁部33は、ベース部材3における幅方向の中央に設けられ、第1縁部15の付近から第2縁部16の付近まで延びる。
[4.支持部及び突起部]
第2板部30には、第2板部30から冷却流路13に向かって突出する複数の支持部4及び複数の突起部5が設けられる(図3~5参照)。
各支持部4は、実質的に同一の形状及び大きさを有し、各突起部5もまた、実質的に同一の形状及び大きさを有する。また、突起部5は支持部4よりも小さい。しかし、これに限らず、支持部4と突起部5とは、同程度の大きさを有していても良いし、突起部5は支持部4よりも大きくても良い。また、各支持部4は、異なる形状及び/又は大きさを有していても良いし、各突起部5もまた、異なる形状及び/又は大きさを有していても良い。
また、複数の支持部4及び複数の突起部5は、例えば、プレス成形や液圧成形等により第2板部30を変形させることで形成されても良いし、第2板部30に他の部材を接合(例えば、溶接)することで設けられても良い。
複数の支持部4は、第1板部20を支持するために設けられており、各支持部4は、頂部が第1板部20に当接する。しかし、これに限らず、各支持部4の頂部と第1板部20との間には、若干の隙間が設けられていても良い。このような場合であっても、押圧されて変形した第1板部20を支持部4により支持できる。
各支持部4は、第2板部30における円形状の領域に設けられており、半球状となっている。また、一例として、複数の支持部4は、冷却流路13の全域に配置され、所定の間隔を空けて、幅方向及び冷媒の流れ方向に沿って行列状に並ぶ。
一方、複数の突起部5は、冷媒の流れを第1板部20に向けるための部位であり、各突起部5は、頂部が第1板部20から離間している(図5参照)。各突起部5は、第2板部30における円形状の領域に設けられており、半球状となっている。
また、各突起部5は、最上流側の端部が、複数の支持部4の影響で冷媒の流速が向上する領域(以後、中間領域13A、13B)に位置する(図3参照)。本実施形態では、一例として、冷却流路13において、幅方向に隣接して並ぶ2つの支持部4の間に位置する領域が、中間領域13Aとなる。また、一例として、冷却流路13において、第1又は第2側壁部32、33(以後、側壁部)に隣接する支持部4と、該側壁部における該支持部4と幅方向において対面する部分との間に位置する領域が、中間領域13Bとなる。
また、各突起部5は、一例として、当該突起部5の最上流側の端部を含む部分が中間領域13A、13Bに位置し、下流側の端部を含む部分は、中間領域13A、13B外に位置する。しかし、各突起部5は、当該突起部5の全体が中間領域13A、13Bに位置しても良い。
本実施形態では、中間領域13A、13Bに配置された複数の複数の突起部5は、一例として、冷却流路13の全域に配置され、所定の間隔を空けて、幅方向及び冷媒の流れ方向に沿って行列状に並ぶ。つまり、幅方向に並ぶ複数の突起部5の列が、冷媒の流れ方向に沿って複数設けられている。
冷却流路13における第1板部20の付近では、冷媒の層流が形成されている。該層流は、他の部分よりも冷媒の流れが遅く、熱伝導率が低くなっており、冷却流路13から冷却対象への熱の伝達を妨げる温度境界層を形成する。
これに対し、中間領域13A、13Bに流入した冷媒は、突起部5に衝突すると、第1板部20側に流れの向きが変化する。そして、突起部5は半球状であるため、突起部5の上方で周回する冷媒の乱流が形成され、これにより、第1板部20の付近の層流が破壊される。その結果、温度境界層が破壊され、冷却流路13から冷却対象への熱の伝達が促される。
[5.変形例]
複数の支持部4及び複数の突起部5の形状は、半球状に限らず、適宜定められ得る。具体的には、例えば、複数の突起部5は、例えば、上流側の面における冷媒の流れ方向に対する傾斜が、下流側の面における該傾斜よりも緩やかになっていても良い(図6参照)。なお、複数の支持部4も、上流側の面の傾斜が下流側の面の傾斜よりも緩やかになっていても良い。
また、例えば、複数の支持部4は、円柱状の形状であっても良い(図7参照)。この場合、この場合、各支持部4は、第1又は第2板部20、30に設けられ得る。なお、第1板部20に支持部4を設ける場合においても、支持部4の頂部をなす底面は、第2板部30に当接していても良いし、若干の隙間を空けて第2板部30から離間していても良い。また、第1板部20に支持部4を設ける場合には、第1板部20の冷却流路13側の面に他の部材を接合することで支持部4を形成するのが好適である。
また、円柱状の各支持部4は、両端に位置する底面が、共に、第1又は第2板部20、30に一体化されていても良く、このような場合には、支持部4と第1及び第2板部20、30とを貫通する穴が形成されていても良い。
また、複数の突起部5も、円柱状に形成されていても良い。
さらに、複数の支持部4は、それぞれ、第1板部20に設けられた第1支持部40と、第2板部30に設けられた第2支持部41とにより構成されても良い(図8参照)。一例として、第1及び第2支持部40、41は円柱状に形成されるが、第1及び第2支持部40、41の形状は、適宜定められ得る。また、この場合、第1支持部40の頂部と第2支持部41の頂部とは、当接していても良いし、これらの頂部の間に若干の隙間が設けられていても良い。また、第1及び第2支持部40、41は、それぞれ、プレス成形や液圧成形等により第1又は第2板部20、30を変形させることで設けられても良いし、第1又は第2板部20、30に他の部材を接合することで設けられても良い。また、第1支持部40は、第1板部20の冷却流路13側の面に他の部材を接合することで形成するのが好適である。
さらに、第1支持部40の頂部と第2支持部41の頂部とは、接合されていても良く、このような場合には、第1及び第2支持部40、41と、第1及び第2板部20、30とを貫通する穴が形成されていても良い。
また、複数の支持部4及び複数の突起部5が設けられる領域は、円形状に限らず、適宜定められ得る。具体的には、複数の支持部4及び複数の突起部5は、例えば、細長い形状、より詳しくは、楕円形状、長円形状、紡錘形状の領域に設けられても良い。
また、本実施形態では、複数の支持部4及び複数の突起部5は、幅方向及び冷媒の流れ方向に沿って行列状に並ぶ。しかし、これに限らず、複数の支持部4及び複数の突起部5の行列の向きは、適宜定められ得る。また、複数の支持部4及び複数の突起部5は、行列状に限らず、様々な態様で配置され得る。この場合、冷却流路13において、幅方向とは異なる方向であって、冷媒の流れ方向に交差する方向に隣接して並ぶ2つの支持部4の間に位置する領域を、中間領域としても良い。そして、複数の突起部5を、同様にしてこのような中間領域に配置しても良い。
また、本実施形態では、複数の突起部5は、全て、冷媒の流れ方向の最上流側の端部が中間領域13A、13Bに位置するように配置される。しかし、これに限らず、全部又は一部の突起部5における最上流側の端部は、中間領域13A、13Bとは異なる領域に位置しても良い。
また、例えば、複数の突起部5は中間領域13Aに配置され、中間領域13Bには複数の突起部5が配置されないようにしても良い。また、反対に、複数の突起部5は中間領域13Bに配置され、中間領域13Aには複数の突起部5が配置されないようにしても良い。
[6.効果]
(1)上記実施形態によれば、冷却対象6により冷却部材2の第1板部20が押圧された場合であっても、ベース部材3の複数の支持部4により第1板部20を支持し、第1板部20の変形を抑制できる。つまり、複数の支持部4を設けたことで冷却器1の剛性が向上するため、第1板部20を薄くし、第1板部20の熱伝導率を向上させることができる。また、冷却流路13を流下する冷媒が複数の突起部5に衝突することで、冷媒の流れが第1板部20に向かい、その結果、冷却流路13における熱伝導率が向上する。したがって、効果的に冷却を行うことができる。
さらに、第1板部20を薄くすることで、冷却器1の軽量化を図ることができると共に、第1板部20を熱伝導率の低い材料(例えば、ステンレス)で構成することが可能となる。
(2)また、各突起部5の最上流側の端部は、中間領域13A、13Bに位置する。このため、複数の支持部4を設けたことにより冷媒の流れが速くなる箇所に、突起部5を配置できる。このため、より一層、冷媒の流れが第1板部20に向かうように促すことができ、その結果、冷却流路13における熱伝導率が向上する。したがって、効果的に冷却を行うことができる。
(3)また、第1板部20は第2板部30の上側に位置し、第1板部20の上側に冷却対象6が配置されるため、第1板部20には、冷却対象6の重量に応じた荷重がかかる。このため、複数の支持部4により下側から第1板部20を支持することで、効果的に第1板部20の変形を抑制できる。
(4)また、第1板部20は、冷却器1に適合した形状を有する。このため、第1板部20と冷却対象6との面接触を促すことができ、その結果、第1板部20と冷却対象6と間の熱伝導が向上するため、効果的に冷却を行うことができる。
(5)さらに、第2板部30に複数の支持部4を設けることで、これらの部位を設けるために第1板部20に凹凸を形成する必要が無くなる。また、第1板部20に複数の支持部4を設ける場合であっても、第1板部20の冷却流路13側の面に複数の支持部4を接合すれば、第1板部20の冷却対象6側の面に凹凸を形成されなくなる。その結果、第1板部20と冷却対象6との面接触を促すことができ、これにより、効果的に冷却を行うことができる。
[7.他の実施形態]
(1)上記実施形態では、冷却器1は、冷却部材2が上側に、ベース部材3が下側に位置する状態で、水平に配置される。しかし、これに限らず、冷却器1は、例えば、水平方向に対し傾斜した状態で配置されても良い。また、冷却器1は、鉛直方向に広がるように配置されても良く、この場合には、冷却流路13における冷媒の流れ方向が鉛直方向となっても良い。また、冷却器1は、ベース部材3が下側に位置し、冷却部材2が上側に位置するように配置されても良い。
(2)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
[8.本明細書が開示する技術思想]
[項目1]
冷却器であって、
冷却対象に当接するよう構成される板状の部位である第1板部と、
前記第1板部に対面するように配置され、前記第1板部との間に冷媒の流路を形成する板状の部位である第2板部と、
前記第1板部と前記第2板部との間に設けられた複数の支持部と、
前記流路内に突出するように前記第2板部に設けられた複数の突起部と、を備え、
前記複数の突起部の頂部は、前記第1板部から離間している
冷却器。
[項目2]
項目1に記載の冷却器であって、
前記流路の幅方向の両端に位置する2つの側壁部をさらに備え、
前記複数の突起部の少なくとも一部は、当該突起部における前記冷媒の流れ方向の最上流側の端部が中間領域に位置するように設けられており、
前記中間領域とは、前記流路において前記冷媒の流れ方向に交差する方向に隣接して並ぶ2つの前記支持部の間に位置する領域と、前記流路において、前記側壁部に隣接する前記支持部と、該側壁部における該支持部と前記幅方向において対面する部分との間に位置する領域との双方又は一方である
冷却器。
[項目3]
項目1又は項目2に記載の冷却器であって、
前記第1板部は、前記第2板部の上側に配置される
冷却器。
[項目4]
項目1から項目3のうちのいずれか1項に記載の冷却器であって、
前記第1板部における前記冷却対象と当接する部分は、前記冷却対象に適合する形状を有する
冷却器。
[項目5]
項目1から項目4のうちのいずれか1項に記載の冷却器であって、
前記複数の支持部は、前記第1板部における前記流路に当接する面に接合されているか、又は、前記第2板部に設けられている
冷却器。
1…冷却器、10…入口部、11…出口部、12…入口流路、13…冷却流路、13A、13B…中間領域、14…出口流路、15、16…第1、第2縁部、2…冷却部材、20…第1板部、3…ベース部材、30…第2板部、31…入口壁部、32、33…第1、第2側壁部、34…出口壁部、4…支持部、40、41…第1、第2支持部、5…突起部、6…冷却対象。

Claims (5)

  1. 冷却器であって、
    冷却対象に当接するよう構成される板状の部位である第1板部と、
    前記第1板部に対面するように配置され、前記第1板部との間に冷媒の流路を形成する板状の部位である第2板部と、
    前記第1板部と前記第2板部との間に設けられた複数の支持部と、
    前記流路内に突出するように前記第2板部に設けられた複数の突起部と、を備え、
    前記複数の突起部の頂部は、前記第1板部から離間している
    冷却器。
  2. 請求項1に記載の冷却器であって、
    前記流路の幅方向の両端に位置する2つの側壁部をさらに備え、
    前記複数の突起部の少なくとも一部は、当該突起部における前記冷媒の流れ方向の最上流側の端部が中間領域に位置するように設けられており、
    前記中間領域とは、前記流路において前記冷媒の流れ方向に交差する方向に隣接して並ぶ2つの前記支持部の間に位置する領域と、前記流路において、前記側壁部に隣接する前記支持部と、該側壁部における該支持部と前記幅方向において対面する部分との間に位置する領域との双方又は一方である
    冷却器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の冷却器であって、
    前記第1板部は、前記第2板部の上側に配置される
    冷却器。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の冷却器であって、
    前記第1板部における前記冷却対象と当接する部分は、前記冷却対象に適合する形状を有する
    冷却器。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の冷却器であって、
    前記複数の支持部は、前記第1板部における前記流路に当接する面に接合されているか、又は、前記第2板部に設けられている
    冷却器。
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