JP2024035678A - 光チップ及び光通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエハ当たりの光チップの取れ数を確保しながら、試験精度の向上を図る光チップ等を提供する。【解決手段】光チップは、ウエハ上のチップ領域と、チップ領域に配置された光回路とを有する。光チップは、第1の運用ファイバと接続する第1の導波路と、第2の導波路と、第1の導波路と接続すると共に、第2の導波路と接続する第1のポート及び、光回路と接続する第2のポートを備えた第1のカプラと、を有する。更に、光チップは、チップ領域の表面に形成され、第1の試験用ファイバを挿入して第2の導波路と接続するための第1のトレンチを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光チップ及び光通信装置に関する。
図9は、従来の試験システム300の一例を示す説明図である。図9に示す試験システム300は、光チップ301と、試験装置302とを有する。試験装置302は、光源321と、偏波コントローラ322と、光パワーメータ323と、第1の試験用ファイバ324と、第2の試験用ファイバ325とを有する。光源321は、試験光を発光するLD(Laser Diode)である。偏波コントローラ322は、光源321から試験光の偏波を制御するコントローラである。第1の試験用ファイバ324は、光チップ301と光接続し、偏波コントローラ322からの偏波調整後の試験光を入力する光ファイバである。第2の試験用ファイバ325は、光チップ301と接続する光ファイバである。光パワーメータ323は、第2の試験用ファイバ325からの試験光のパワーを計測するメータである。
光チップ301は、チップ領域310と、光回路311と、第1の導波路312と、第1のカプラ313と、第1のエッジカプラ(EC:Edge Coupler)314と、第2の導波路315と、第2のカプラ316と、第2のEC317とを有する。光回路311は、例えば、チップ領域310上に配置された送信回路や受信回路である。第1の導波路312は、例えば、チップ領域310上に配置され、第1のカプラ313と第1のEC314との間を光結合する光導波路である。第1のカプラ313は、第1の導波路312と光回路311との間を光結合する1×2カプラである。第1のEC314は、光チップ301のチップ端面に配置され、第1の導波路312と第1の試験用ファイバ324とを光結合するカプラである。
第2の導波路315は、例えば、チップ領域310上に配置され、第2のカプラ316と第2のEC317との間を光結合する光導波路である。第2のカプラ316は、第2の導波路315と光回路311との間を光結合する1×2カプラである。第2のEC317は、光チップ301のチップ端面に配置され、第2の導波路315と第2の試験用ファイバ325とを光結合するカプラである。
第1のカプラ313は、第1の導波路312からの試験光を光回路311内の送信回路及び受信回路に分岐出力する。第2のカプラ316は、送信回路の送信処理後の試験光又は受信回路の受信処理後の試験光を第2の導波路315に出力する。
更に、第2のカプラ316は、送信回路からの送信処理後の試験光を入力した場合、送信処理後の試験光を第2の導波路315に出力する。更に、第2のEC317は、第2の導波路315からの送信処理後の試験光を第2の試験用ファイバ325を通じて光パワーメータ323に出力する。その結果、光パワーメータ323は、送信処理後の試験光の光パワーを測定できる。
更に、第2のカプラ316は、受信回路からの受信処理後の試験光を入力した場合、受信処理後の試験光を第2の導波路315に出力する。更に、第2のEC317は、第2の導波路315からの受信処理後の試験光を第2の試験用ファイバ325を通じて光パワーメータ323に出力する。その結果、光パワーメータ323は、受信処理後の試験光の光パワーを測定できる。
試験装置302は、光チップ301を試験用のステージに1個ずつセットした後、第1のEC314に第1の試験用ファイバ324を接続すると共に、第2のEC317に第2の試験用ファイバ325を接続する。しかしながら、例えば、チップ端面の第1のEC314と第1の試験用ファイバ324とを接続する際の調心作業が面倒であるため、測定に要する作業効率が低下してしまう。
そこで、光チップ301をチップ化する前のウエハ状態で試験ができる試験システムが知られている。図10は、従来の光チップ301Aの一例を示す説明図である。尚、図9に示す試験システム300と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。光チップ領域301Aは、チップ化する前のウエハの状態である。ウエハは、光チップ領域301A1と、試験領域301A2と、を有し、光チップ領域301Aと試験領域301A2との間の境界線をダイシングライン301Cで切断可能にしている。光チップ領域301A1は、光回路311と、第1の導波路312と、第1のカプラ313と、第1のEC314とを有する。光チップ領域301A1は、第2の導波路315と、第2のカプラ316と、第2のEC317とを有する。
試験領域301A2は、第1のEC314と光接続する第1の試験用導波路331と、第2のEC317と光接続する第2の試験用導波路332と、を有する。試験領域301A2は、ウエハ表面に配置され、第1の試験用ファイバ324と第1の試験用導波路331との間を光接続する第1のグレーティングカプラ(GC:Grating Coupler)333を有する。試験領域301A2は、ウエハ表面に配置され、第2の試験用導波路332と第2の試験用ファイバ325との間を光接続する第2のGC334を有する。更に、試験領域301A2は、ウエハ表面に配置され、第1の試験用ファイバ324と第1のGC333とを光接続すると共に、第2の試験用ファイバ325と第2のGC334とを光接続する光ファイバアレイ335を有する。尚、第1の試験用ファイバ324は、偏波コントローラ322を介して光源321と接続すると共に、第2の試験用ファイバ325は、光パワーメータ323と接続する。
ウエハ表面方向から光ファイバアレイ335をGCに近づけて第1の試験用ファイバ324と第1のGC333との間、第2の試験用ファイバ325と第2のGC334との間を光結合する。その結果、ウエハ状態での試験が可能となるため、測定に要する作業効率の向上を図ることができる。
しかしながら、GCは波長依存性が高く、光の波長によって損失が異なり、また、光の戻り反射が大きく、戻り反射によって試験光が大きな影響を受ける。しかも、GCの製造精度に依存した損失の個体ばらつきがある。その結果、GCを用いた測定は測定精度が悪化してしまう。
そこで、GCを使用しない光チップが考えられる。図11は、従来の光チップ301B1の一例を示す説明図である。尚、図11に示す光チップ301Bと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。試験領域301Dは、第1のEC314と光接続する第1の試験用導波路331と、第2のEC317と光接続する第2の試験用導波路332と、ウエハ表面に形成されたトレンチ341とを有する。トレンチ341の側面から第1の試験用ファイバ324を挿入することで、第1の試験用ファイバ324と第1の試験用導波路331とを光接続する。更に、トレンチ341の側面から第2の試験用ファイバ325を挿入することで、第2の試験用ファイバ325と第2の試験用導波路332とを光接続する。
その結果、GCを使用せずに、第1の試験用ファイバ324と第1の試験用導波路331とを光接続すると共に、第2の試験用ファイバ325と第2の試験用導波路332とを光接続するので、測定精度が改善できる。
特表2020-516932号公報 米国特許出願公開第2019/0293866号明細書 特開平1-29810号公報 国際公開第2020/132968号
しかしながら、従来の光チップ301Bでは、ウエハの光チップ領域301A1以外の試験領域301D内に形成するトレンチ341として試験用ファイバの端面が試験用導波路に光結合するのに十分な大きさを確保する必要がある。従って、ウエハ内で試験領域301Dを広くする必要がある。しかしながら、ウエハ内で試験領域301Dを広くした場合、ウエハ内の光チップ301Bの取れ数が少なくなる。
一つの側面では、ウエハ当たりの光チップの取れ数を確保しながら、試験精度の向上を図る光チップ等を提供することを目的とする。
一つの態様の光チップは、ウエハ上のチップ領域と、前記チップ領域に配置された光回路とを有する。光チップは、第1の運用ファイバと接続する第1の導波路と、第2の導波路と、前記第1の導波路と接続すると共に、前記第2の導波路と接続する第1のポート及び、前記光回路と接続する第2のポートを備えた第1のカプラと、を有する。光チップは、前記チップ領域の表面に形成され、前記第2の導波路と接続する第1のトレンチを有する。
一つの側面によれば、ウエハ当たりの光チップの取れ数を確保しながら、試験精度の向上を図る。
図1は、実施例1の試験システムの一例を示す説明図である。 図2は、実施例2の光チップの一例を示す説明図である。 図3は、実施例3の光チップの一例を示す説明図である。 図4は、実施例4の光チップの一例を示す説明図である。 図5は、実施例5の光チップの一例を示す説明図である。 図6は、実施例6の光チップの一例を示す説明図である。 図7Aは、VOAの一例を示す説明図である。 図7Bは、VOAの一例を示す説明図である。 図7Cは、VOAの一例を示す説明図である。 図7Dは、VOAの一例を示す説明図である。 図8は、光チップを搭載した光デバイスの一例を示す説明図である。 図9は、従来の試験システムの一例を示す説明図である。 図10は、従来の光チップの一例を示す説明図である。 図11は、従来の光チップの一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する光チップ等の実施例を詳細に説明する。尚、各実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の試験システム1の一例を示す説明図である。図1に示す試験システム1は、光チップ2と、試験装置3とを有する。試験装置3は、光源31と、偏波コントローラ32と、光パワーメータ33と、第1の試験用ファイバ35と、第2の試験用ファイバ36とを有する。
光源31は、試験光を発光するLDである。偏波コントローラ32は、光源31からの試験光の偏波を制御するコントローラである。第1の試験用ファイバ35は、光チップ2と光接続し、偏波コントローラ32からの偏波調整後の試験光を入力する光ファイバである。第2の試験用ファイバ36は、光チップ2と接続する光ファイバである。光パワーメータ33は、第2の試験用ファイバ36からの試験光のパワーを計測するメータである。
光チップ2は、ウエハ上のチップ領域11と、チップ領域11に配置された光回路12とを有する。光回路12は、送信回路と、受信回路とを有する。光チップ2は、第1の導波路13と、第2の導波路14と、第1のEC(Edge Coupler)15と、第1のカプラ16と、第1のトレンチ17とを有する。第1の導波路13は、第1のEC15と第1のカプラ16との間を光結合する光導波路である。第1のEC15は、第1の運用ファイバと接続するECである。第1のカプラ16は、第1の導波路13と接続すると共に、第2の導波路14と接続する第1のポート16Aと、光回路12内の送信回路と接続すると共に、受信回路と接続する第2のポート16Bとを備えた2×2の光カプラである。第1のトレンチ17は、チップ領域11の表面に形成され、第1の試験用ファイバ35を挿入して第2の導波路14と接続するための溝である。
光チップ2は、第3の導波路18と、第4の導波路19と、第2のEC20と、第2のカプラ21と、第2のトレンチ22とを有する。第3の導波路18は、第2のEC20と第2のカプラ21との間を光結合する光導波路である。第2のEC20は、第2の運用ファイバと接続するECである。第2のカプラ21は、第3の導波路18と接続すると共に、第4の導波路19と接続する第3のポート21Aと、光回路12内の送信回路と接続すると共に、受信回路と接続する第4のポート21Bとを備えた2×2の光カプラである。第2のトレンチ22は、チップ領域11の表面に形成され、第2の試験用ファイバ36を挿入して第4の導波路19と接続するための溝である。
第1のカプラ16は、第2の導波路14からの試験光を送信回路及び受信回路に分岐出力する。第2のカプラ21は、送信回路の送信処理後の試験光又は受信回路の受信処理後の試験光を第3の導波路18及び第4の導波路19に出力する。
尚、第1のカプラ16及び第2のカプラ21は、2×2カプラで構成するため、2入力及び2出力の方が入力と出力とで分岐比が安定化することで、光損失が発生しないため、光回路12に入射される光の強度が大きくなり、測定精度を改善できる。しかしながら、1×2カプラで構成しても良く、この場合、3dBの光損失が発生するものの、ある程度の測定精度の改善は認められる。
次に実施例1の試験システム1の動作について説明する。光チップ2のウエハの状態で試験を開始する。第1の試験用ファイバ35の端面を第1のトレンチ17に挿入することで、第1の試験用ファイバ35と第2の導波路14との間を光接続する。第2の試験用ファイバ36の端面を第2のトレンチ22に挿入することで、第2の試験用ファイバ36と第4の導波路19との間を光接続する。
偏波コントローラ32は、光源31からの試験光を偏波調整後、偏波調整後の試験光を第1の試験用ファイバ35に入力する。第1のカプラ16は、第1の試験用ファイバ35からの試験光を光回路12内の送信回路又は受信回路に分岐出力する。送信回路は、偏波調整後の試験光に通常の送信処理を経た後、送信処理後の試験光を第2のカプラ21に出力する。また、受信回路は、偏波調整の試験光に通常の受信処理を経た後、受信処理後の試験光を第2のカプラ21に出力する。
第2のカプラ21は、光回路12内の送信回路から送信処理後の試験光又は受信回路から受信処理後の試験光を入力した場合、試験光を第4の導波路19に出力する。光パワーメータ33は、第4の導波路19からの試験光を第2の試験用ファイバ36を経て試験光のパワーを測定する。その結果、光チップ2の送信処理後の試験光及び受信処理後の試験光を測定できる。
実施例1の光チップ2では、第1のトレンチ17での第2の導波路14と第1の試験用ファイバ35との間を光結合すると共に、第2のトレンチ22での第4の導波路19と第2の試験用ファイバ36との間を光結合する。その結果、光結合による光回路12の試験が可能となり、ウエハ状態での測定精度が改善できる。しかも、光チップ2内の空き領域に、第1のトレンチ17及び第2のトレンチ22を設けることで、ウエハ当たりの光チップ2の取れ数を確保できる。
つまり、実施例1では、従来のような試験領域ではなく、光チップ2内の空き領域にトレンチを配置したので、ウエハ当たりの光チップ2の取れ数を確保できる。更に、GCを使用しないため、試験光が反射光の影響を受けることはなく、光源が不安定になることがなくなることで測定値を安定化できる。
実施例1の光チップ2では、第1のトレンチ17の側面と第2の導波路14とが直交するため、試験光と反射光とが同一の光進行方向になるため、反射光の影響が大きくなる。そこで、このような事態に対処する実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。
図2は、実施例2の光チップ2Aの一例を示す説明図である。尚、実施例1の試験システム1と実施例2の試験システムと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図1に示す光チップ2と図2に示す光チップ2Aとが異なるところは、第2の導波路14Aが第1のトレンチ17の側面に対して斜め約10度の位置に配置される点にある。同様に、異なる点は、第4の導波路19Aが第2のトレンチ22の側面に対して斜め約10度の位置に配置される点にある。
第2の導波路14Aは、第1のトレンチ17の側面の内、第2の導波路14Aと接続する側面に対して直交しない位置、例えば、斜め10度の位置に配置されるため、試験光に対する反射光が第2の導波路14Aに進入するのを抑制する。その結果、試験光に対する反射光が小さくできるため、測定精度が高くなる。
第4の導波路19Aは、第2のトレンチ22の側面の内、第4の導波路19Aと接続する側面に対して直交しない位置、例えば、斜め10度の位置に配置されるため、試験光に対する反射光が第4の導波路19Aに進入するのを抑制する。その結果、試験光に対する反射光が小さくできるため、測定精度が高くなる。
尚、実施例2の光チップ2Aは、第2の導波路14A及び第4の導波路19Aの両方を有する場合を例示したが、第2の導波路14Aを第2の導波路14、第4の導波路19Aを第4の導波路19の何れか一方に置き換えても良く、適宜変更可能である。
実施例2の光チップ2Aでは、第2の導波路14Aが第1のトレンチ17に対して斜めに配置する場合を例示したが、第2の導波路14Aと第1のトレンチ17内に挿入された第1の試験用ファイバ35との間で結合損失が大きくなる。また、第4の導波路19Aと第2のトレンチ22内に挿入された第2の試験用ファイバ36との間で結合損失が大きくなる。そこで、このような事態に対処すべく、その実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。
図3は、実施例3の光チップ2Bの一例を示す説明図である。尚、実施例1の試験システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。実施例1の光チップ2と実施例3の光チップ2Bとが異なるところは、第1のトレンチ17Aが光チップ2Bの左右辺に対して斜め約10度の位置に配置されると共に、第2のトレンチ22Aが光チップ2Bの左右辺に対して斜め約10度の位置に配置される点にある。
第1のトレンチ17Aは、光チップ2Bの左右辺に対して斜め約10度の位置に配置する。第1のトレンチ17Aは、第2の導波路14と接続する第1のトレンチ17Aの側面が光チップ2Bの辺に対して斜めの位置に配置される。従って、第2の導波路14と第1のトレンチ17A内に挿入された第1の試験用ファイバ35との間の結合損失を小さくしながら、試験光に対する反射光が第2の導波路14に進入するのを抑制できる。その結果、結合損失が小さくしながら、反射光による測定精度の向上を図ることができる。
第2のトレンチ22Aは、光チップ2Bの左右辺に対して斜め約10度の位置に配置する。第2のトレンチ22Aは、第4の導波路19と接続する第2のトレンチ22Aの側面が光チップ2Bの辺に対して斜めの位置に配置される。従って、第4の導波路19と第2のトレンチ22A内に挿入された第2の試験用ファイバ36との間の結合損失を小さくしながら、試験光に対する反射光が第4の導波路19に進入するのを抑制できる。その結果、結合損失が小さくしながら、反射光による測定精度の向上を図ることができる。
尚、実施例3の光チップ2Bは、第1のトレンチ17A及び第2のトレンチ22Aの両方を有する場合を例示したが、第1のトレンチ17Aを第1のトレンチ17、第2のトレンチ22Aを第2のトレンチ22の何れか一方に置き換えても良く、適宜変更可能である。
しかしながら、実施例1の光チップ2では、試験時にのみトレンチ17(22)を使用することになるが、運用時にトレンチ17(22)での光の反射が光回路12に影響を及ぼすことも考えられる。そこで、そのような事態に対処する実施の形態につき、実施例4として以下に説明する。
図4は、実施例4の光チップ2Cの一例を示す説明図である。尚、実施例1の試験システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図4に示す光チップ2Cでは、試験終了後に、第1のトレンチ17及び第2のトレンチ22から第1の試験用ファイバ35及び第2の試験用ファイバ36を取り外し、第1のトレンチ17及び第2のトレンチ22に光学系樹脂23を充填した点にある。
実施例4の光チップ2Cでは、試験終了後に第1のトレンチ17及び第2のトレンチ22内に光学系樹脂23を充填したので、運用中に生じる第1のトレンチ17及び第2のトレンチ22での光の反射を抑制できる。
尚、光学系樹脂23の代わりに光学系接着剤を使用しても良く、適宜変更可能である。
実施例1の光チップ2では、第1のトレンチ17から第2の導波路14と第1の試験用ファイバ35との間を光接続すると共に、第2のトレンチ22から第4の導波路19と第2の試験用ファイバ36との間を光接続する場合を例示した。しかしながら、第1の試験用ファイバ35と第2の導波路14との間の光結合及び、第2の試験用ファイバ36と第4の導波路19との間の光結合の向上を図る実施の形態につき、実施例5として以下に説明する。
図5は、実施例5の光チップ2Dの一例を示す説明図である。尚、実施例1の試験システム1と同一の構成は同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図5に示す光チップ2Dは、第2の導波路14と第1のトレンチ17との間に配置された第1の試験用EC25と、第4の導波路19と第2のトレンチ22との間に配置された第2の試験用EC26とを有する。
第1の試験用EC25は、第1の試験用ファイバ35のモードフィールドに合致したECである。第2の試験用EC26も、第2の試験用ファイバ36のモードフィールドに合致したECである。
実施例5の光チップ2Dは、第2の導波路14と第1のトレンチ17との間に第1の試験用EC25を配置し、第1の試験用EC25で第2の導波路14と第1の試験用ファイバ35との間を光結合する。更に、光チップ2Dは、第4の導波路19と第2のトレンチ22との間に第2の試験用EC26を配置し、第2の試験用EC26で第4の導波路19と第2の試験用ファイバ36との間を光結合する。その結果、試験時における第1の試験用ファイバ35と第2の導波路14との間、第2の試験用ファイバ36と第4の導波路19との間を光結合するので、結合効率を改善しながら、試験の精度の向上を図ることができる。
尚、第1の試験用EC25は第1の試験用ファイバ35のモードフィールドに合致したECを採用する場合を例示したが、第1の運用ファイバを接続する第1のEC15と同一のECでも良く、また、SSC(Spot Size Convertor)でも良い。また、第2の試験用EC26は第2の試験用ファイバ36のモードフィールドに合致したECを採用する場合を例示したが、第2の運用ファイバを接続する第2のEC20と同一のECでも良く、また、SSCでも良い。
尚、実施例1の光チップ2内の光回路12は、送信回路及び受信回路を内蔵する場合を例示したが、デジタルコヒーレント送受信器を具体化した実施の形態につき、実施例6として以下に説明する。
図6は、実施例6の光チップ50の一例を示す説明図である。図6に示す光チップ50内の光回路は、デジタルコヒーレント機能の送信回路51と、デジタルコヒーレント機能の受信回路52とを有する。
受信回路52は、局発光ポートの第1のEC61と、受信光ポートの第2のEC62と、PBS(Polarization Beam Splitter)63と、第1のPR(Polarization Rotator)64とを有する。受信回路52は、第1の光ハイブリッド回路65Aと、第2の光ハイブリッド回路65Bと、第1~第4のPD(Photo Diode)66A~66Dと、第1~第4の出力ポート67A~67Dとを有する。
局発光ポートの第1のEC61は、光チップ50内の側面端部に形成され、例えば、光源からの局発光を入力する運用ファイバと接続するポートのECである。尚、局発光ポートは、ウエハをチップ化することで、光チップ50の側面端部に表出することになる。受信光ポートの第2のEC62は、光チップ50内の側面端部に形成され、例えば、受信光を入力する運用ファイバと接続するポートのECである。尚、受信光ポートは、ウエハをチップ化することで、光チップ50の側面端部に表出することになる。
PBS63は、受信光ポートの第2のEC62から入力した受信光を直交する2つの偏波状態、例えば、TE(Transverse Electric)偏波であるX偏波成分及びTM(Transverse Magnetic)偏波であるY偏波成分に分離する。尚、X偏波成分は水平偏波成分、Y偏波成分は垂直偏波成分である。PBS63は、受信光からX偏波成分を第1の光ハイブリッド回路65Aに出力する。更に、第1のPR64は、PBS63からの受信光からのY偏波成分をX偏波成分に変換して第2の光ハイブリッド回路65Bに出力する。
第1の光ハイブリッド回路65Aは、受信光のX偏波成分に局発光を干渉させてI成分及びQ成分の光信号を取得する。尚、I成分は同相軸成分、Q成分は直交軸成分である。第1の光ハイブリッド回路65Aは、X偏波成分の内、I成分の光信号を第1のPD66Aに出力する。第1の光ハイブリッド回路65Aは、X偏波成分の内、Q成分の光信号を第2のPD66Bに出力する。
第2の光ハイブリッド回路65Bは、受信光のX偏波成分に局発光を干渉させてI成分及びQ成分の光信号を取得する。第2の光ハイブリッド回路65Bは、X偏波成分の内、I成分の光信号を第3のPD66Cに出力する。第2の光ハイブリッド回路65Bは、X偏波成分の内、Q成分の光信号を第4のPD66Dに出力する。
第1のPD66Aは、第1の光ハイブリッド回路65AからのX偏波成分のI成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第1の出力ポート67Aに出力する。第2のPD66Bは、第1の光ハイブリッド回路65AからのX偏波成分のQ成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第2の出力ポート67Bに出力する。
第3のPD66Cは、第2の光ハイブリッド回路65BからのX偏波成分のI成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第3の出力ポート67Cに出力する。第4のPD66Dは、第2の光ハイブリッド回路65BからのX偏波成分のQ成分の光信号を電気変換して利得調整し、利得調整後の電気信号を第4の出力ポート67Dに出力する。
送信回路51は、第1の分岐部71と、第2の分岐部71Aと、第3の分岐部71Bと、第1のX偏波変調部72Aと、第2のX偏波変調部72Bと、第1のY偏波変調部72Cと、第2のY偏波変調部72Dと、を有する。送信回路51は、第1の合波部73Aと、第2の合波部73Bと、第2のPR74と、PBC75と、送信光ポートの第3のEC76と、を有する。
送信光ポートの第3のEC76は、光チップ50内の側面端部に形成され、例えば、送信光を出力する運用ファイバと接続するポートのECである。尚、送信光ポートは、ウエハをチップ化することで、光チップ50の側面端部に表出することになる。
第1の分岐部71は、局発光の光信号を第2の分岐部71A及び第3の分岐部71Bに分岐出力する。第2の分岐部71Aは、局発光の光信号を第1のX偏波変調部72A及び第2のX偏波変調部72Bに分岐出力する。第3の分岐部71Bは、局発光の光信号を第1のY偏波変調部72C及び第2のY偏波変調部72Dに分岐出力する。
第1のX偏波変調部72Aは、RF電極の電気信号に応じて光信号のX偏波のI成分を光変調する。更に、第1のX偏波変調部72Aは、DC電極の電気信号に応じて光変調後のI成分の光信号を位相変調し、位相変調後のI成分の光信号を第1の合波部73Aに出力する。第2のX偏波変調部72Bは、RF電極の電気信号に応じて光信号のX偏波のQ成分を光変調する。更に、第2のX偏波変調部72Bは、DC電極の電気信号に応じて光変調後のQ成分の光信号を位相変調し、位相変調後のQ成分の光信号を第1の合波部73Aに出力する。第1の合波部73Aは、X偏波のI成分の光信号とX偏波のQ成分の光信号とを合波し、合波後のX偏波の光信号をPBC75に出力する。
第1のY偏波変調部72Cは、RF電極の電気信号に応じて光信号のY偏波のI成分を光変調する。更に、第1のY偏波変調部72Cは、DC電極の電気信号に応じて光変調後のY偏波のI成分の光信号を位相変調し、位相変調後のI成分の光信号を第2の合波部73Bに出力する。第2のY偏波変調部72Dは、RF電極の電気信号に応じて光信号のY偏波のQ成分を光変調する。更に、第2のY偏波変調部72Dは、DC電極の電気信号に応じて光変調後のY偏波のQ成分の光信号を位相変調し、位相変調後のQ成分の光信号を第2の合波部73Bに出力する。第2の合波部73Bは、Y偏波のI成分の光信号とY偏波のQ成分の光信号とを合波し、合波後のX偏波の光信号を第2のPR74に出力する。第2のPR74は、第2の合波部73BからのY偏波の光信号を偏波回転することでX偏波の光信号をPBC75に出力する。そして、PBC75は、第1の合波部73AからX偏波の光信号と第2のPR74からのX偏波の光信号とを合波し、合波後の光信号を送信ポートの第3のEC76から出力する。
光チップ50は、1:Nカプラ94と、第1のVOA(Variable Optical Attenator)96と、第2のVOA97と、第3のVOA105と、第4のVOA106とを有する。光チップ50は、第1の導波路91と、第2の導波路92と、第3の導波路93と、を有する。光チップ50は、第4の導波路95と、第5の導波路95Aと、第6の導波路95Bとを有する。光チップ50は、第7の導波路101と、第8の導波路102と、第9の導波路103と、第10の導波路104と、第11の導波路107とを有する。
第1の導波路91は、第1のEC61と1:Nカプラ94との間を光接続し、運用中の局発光を導波する光導波路である。第2の導波路92は、第1の試験用ファイバ82Aと1:Nカプラ94との間を光接続し、第1の試験用ファイバ82Aからの試験用の局発光を導波する光導波路である。第3の導波路93は、1:Nカプラ94と第1の分岐部71との間を光接続し、局発光を送信回路51に導波する光導波路である。
第4の導波路95は、第2のEC62とPBS63との間を光接続し、運用中の受信光を導波する光導波路である。第5の導波路95Aは、第2の試験用ファイバ82Bと第1のVOA96との間を光接続し、試験用のY成分の受信光を導波する光導波路である。第6の導波路95Bは、第3の試験用ファイバ82Cと第2のVOA97との間を光接続し、試験用のX成分の受信光を導波する光導波路である。
第7の導波路101は、第3のVOA105とPBC75との間を光接続し、運用中のX成分の送信光を導波する光導波路である。第8の導波路102は、第3のVOA105と第5の試験用ファイバ82Eとの間を光接続し、試験用のX成分の送信光を導波する光導波路である。第9の導波路103は、第4のVOA106と第2のPR74との間を光接続し、運用中のY成分の送信光を導波する光導波路である。第10の導波路104は、第4のVOA106と第4の試験用ファイバ82Dとの間を光接続し、試験用のY成分の送信光を導波する光導波路である。第11の導波路107は、第3のEC76とPBC75との間を光接続し、運用中の送信光を導波する光導波路である。
光チップ50は、第1のトレンチ81Aと、第2のトレンチ81Bと、第3のトレンチ81Cと、第4のトレンチ81Dと、第5のトレンチ81Eとを有する。
第1のトレンチ81Aは、第1の試験用ファイバ82Aを挿入して第1の試験用ファイバ82Aと第2の導波路92との間を光接続するためのトレンチである。第2のトレンチ81Bは、第2の試験用ファイバ82Bを挿入して第2の試験用ファイバ82Bと第5の導波路95Aとの間を光接続するためのトレンチである。第3のトレンチ81Cは、第3の試験用ファイバ82Cを挿入して第3の試験用ファイバ82Cと第6の導波路95Bとの間を光接続するためのトレンチである。
第4のトレンチ81Dは、第4の試験用ファイバ82Dを挿入して第4の試験用ファイバ82Dと第10の導波路104との間を光接続するためのトレンチである。第5のトレンチ81Eは、第5の試験用ファイバ82Eを挿入して第5の試験用ファイバ82Eと第8の導波路102との間を光接続するためのトレンチである。
第1のトレンチ81A、第2のトレンチ81B、第3のトレンチ81C、第4のトレンチ81D及び第5のトレンチ81Eは略同一線上に並ぶように光チップ50上に配置される。しかも、第1のトレンチ81Aから第2の導波路92、第2のトレンチ81Bから第5の導波路95A、第3のトレンチ81Cから第6の導波路95B、第4のトレンチ81Dから第8の導波路102、第5のトレンチ81Eから第10の導波路104を始点とする。従って、第2の導波路92、第5の導波路95A、第6の導波路95B、第8の導波路102及び第10の導波路104は、同一方向で同一ピッチに配置されることになるため、ファイバアレイを用いた評価が可能となり、試験時の光軸の調整がし易くなる。
1:Nカプラ94は、第1の導波路91及び第2の導波路92を接続する入力ポートと、第3の導波路93及び第12の導波路98を接続する出力ポートとを有する光カプラである。第12の導波路98は、1:Nカプラ94からの局発光又は局発光の試験光を第1の光ハイブリッド回路65A又は第2の光ハイブリッド回路65Bに入力する導波路である。
第1のVOA96は、第5の導波路95A及び第1のPR64と接続する入力ポートと、第2の光ハイブリッド回路65Bと接続する出力ポートとを有する。第1のVOA96は、試験用の受信光又は運用中の受信光を第2の光ハイブリッド回路65Bに出力するVOAである。
第2のVOA97は、第6の導波路95B及びPBS63と接続する入力ポートと、第1の光ハイブリッド回路65Aと接続する出力ポートとを有する。第2のVOA97は、試験用の受信光又は運用中の受信光を第1の光ハイブリッド回路65Aに出力するVOAである。
第3のVOA105は、第1の合波部73Aと接続する入力ポートと、第7の導波路101及び第8の導波路102と接続する出力ポートとを有する。第3のVOA105は、試験用のX偏波の送信光を第8の導波路102に出力すると共に、運用中のX偏波の送信光を第7の導波路101に出力するVOAである。
第4のVOA106は、第2の合波部73Bと接続する入力ポートと、第9の導波路103及び第10の導波路104と接続する出力ポートとを有する。第4のVOA106は、試験用のY偏波の送信光を第10の導波路104に出力すると共に、運用中のY偏波の送信光を第9の導波路103に出力するVOAである。
尚、第1のトレンチ81A、第2のトレンチ81B、第3のトレンチ81C、第4のトレンチ81D及び第5のトレンチ81Eは、光チップ50の略同一線上に配置する。その結果、ファイバアレイを使用することで、試験時の光軸の調整作業が容易になるため、測定試験に要する作業効率の向上が図れる。
しかも、第1のトレンチ81A、第2のトレンチ81B、第3のトレンチ81C、第4のトレンチ81D及び第5のトレンチ81Eは、各導波路が同一方向に同一間隔に配置する。その結果、5本の試験用ファイバを収容するファイバアレイを使用した評価が可能になるため、試験時の光軸の調整作業が容易になる。
尚、第1のVOA96、第2のVOA97、第3のVOA105及び第4のVOA106は、図7A~図7Dに示す構成でも良く、適宜変更可能である。
図7Aは、VOA110の一例を示す説明図である。図7Aに示すVOA110は、入力側分岐部111と、2本の導波路113と、出力側合波部112と、各導波路113に配置されたヒータ電極114とを有する。入力側分岐部111は、1×2カプラである。出力側合波部112は、2×1カプラである。VOA110は、ヒータ電極114に電流を流すことで両方の導波路113を加熱し、熱光学効果に応じて導波路113の屈折率を変化させ、マッハツェンダの両アームの光の位相差に応じて出力光の強度を変化させる。その結果、両アームの光の位相差に応じて出力光の強度を変化させることで分岐比を調整する。
図7Bは、VOA110Aの一例を示す説明図である。図7Bに示すVOA110Aは、入力側分岐部111Aと、2本の導波路113と、出力側合波部112と、各導波路113に配置されたヒータ電極114とを有する。入力側分岐部111Aは、2×2カプラである。出力側合波部112は、2×1カプラである。VOA110Aは、ヒータ電極114に電流を流すことで両方の導波路113を加熱し、熱光学効果に応じて導波路113の屈折率を変化させ、マッハツェンダの両アームの光の位相差に応じて出力光の強度を変化させる。その結果、両アームの光の位相差に応じて出力光の強度を変化させることで分岐比を調整する。図7Bに示すVOA110Aは、例えば、第1のVOA96及び第2のVOA97に適用可能である。
図7Cは、VOA110Bの一例を示す説明図である。図7Cに示すVOA110Bは、入力側分岐部111と、2本の導波路113と、出力側合波部112Aと、各導波路113に配置されたヒータ電極114とを有する。入力側分岐部111は、1×2カプラである。出力側合波部112Aは、2×2カプラである。VOA110Bは、ヒータ電極114に電流を流すことで両方の導波路113を加熱し、熱光学効果に応じて導波路113の屈折率を変化させ、マッハツェンダの両アームの光の位相差に応じて出力光の強度を変化させる。その結果、両アームの光の位相差に応じて出力光の強度を変化させることで分岐比を調整する。図7Cに示すVOA110Bは、例えば、第3のVOA105及び第4のVOA106に適用可能である。
尚、図7Bに示すVOA110A及び図7Cに示すVOA110Bは、入力側分岐部及び出力側合波部のカプラ形態が異なるため、分岐比や合波比が異なることで消光比が劣化する。例えば、1×2カプラは対称的なので、分岐比は1:1からずれないが、2×2カプラの分岐比は製造誤差等により1:1からずれる場合がある。例えば、2×2カプラの分岐比が1:N(N<1、N>1)になったとき、2本の導波路を通る光の強度は1:Nの比となって干渉するので、それらの位相差がπとなっても2つの光は完全に打ち消しあうことができない。その結果、若干の光が残り、消光比が劣化することになる。そこで、このような事態に対処すべく、図7Dに示すVOA110Cを使用しても良い。
図7Dは、VOA110Cの一例を示す説明図である。図7Dに示すVOA110Cは、入力側分岐部111Aと、2本の導波路113と、出力側合波部112Aと、各導波路113に配置されたヒータ電極114とを有する。入力側分岐部111Aは、2×2カプラである。出力側合波部112Aは、2×2カプラである。VOA110Dは、ヒータ電極114に電流を流すことで両方の導波路113を加熱し、熱光学効果に応じて導波路113の屈折率を変化させ、マッハツェンダの両アームの光の位相差に応じて出力光の強度を変化させる。その結果、両アームの光の位相差に応じて出力光の強度を変化させることで分岐比を調整する。更に、入力側分岐部111A及び出力側合波部112Aのカプラ形態が同一であるため、消光比を改善できる。図7Dに示すVOA110Cは、例えば、第1のVOA96、第2のVOA97、第3のVOA105及び第4のVOA106にも適用可能である。
つまり、VOA110Cでは、入力側分岐部111A及び出力側合波部112Aを2×2カプラとし、2×2カプラの分岐比が製造誤差等により1:1からずれた場合に、入力と出力とで分岐比ずれを補償できる。すなわち、入力2×2カプラの分岐比が1:N(N<1、N>1)となっても出力2×2カプラの分岐比も1:Nとなれば、2本の導波路を通る光は同じ強度で干渉するので、それらの位相差がπとなったときには完全に消光される。すなわち、消光比が改善されることになる。
図8は、本実施例の光通信装置200の構成の一例を示すブロック図である。図8に示す光通信装置200は、運用中の光ファイバである出力側の光ファイバ204及び入力側の光ファイバ205と接続する、例えば、光コヒーレント送受信機である。光通信装置200は、光源201と、光チップ202と、DSP(Digital Signal Processor)203と、を有する。光チップ202は、例えば、図6に示す光チップ50である。
DSP203は、デジタル信号処理を実行する電気部品である。DSP203は、例えば、送信データの符号化等の処理を実行し、実行後の送信データに相当するデータ信号を光チップ202内の送信回路に出力する。また、DSP203は、光チップ202内の受信回路から得たデータ信号に相当する受信データに対して復号化等の処理を実行する。
光源201は、例えば、波長可変のレーザダイオード等を備え、所定の波長の光を発生させて送信回路内の光変調器及び受信回路内の光受信器へ供給する、例えば、ITLA(Integrated Tunable Laser Assembly)である。
尚、説明の便宜上、光チップ202は、送信回路及び受信回路両方を内蔵する場合を例示したが、送信回路及び受信回路の何れか一つのみを内蔵しても良く、送信回路のみを内蔵している場合は光送信器、受信回路のみを内蔵している場合は光受信器となる。
また、光ファイバアレイは、ウエハプローバ上に固定し、ウエハプローバ上に搭載されたウエハが光ファイバアレイに対して上下左右に移動、又は、光ファイバアレイがウエハ上を上下左右に移動しても良く、適宜変更可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)ウエハ上のチップ領域と、前記チップ領域に配置された光回路とを有する光チップであって、
第1の運用ファイバと接続する第1の導波路と、
第2の導波路と、
前記第1の導波路と接続すると共に、前記第2の導波路と接続する第1のポート及び、前記光回路と接続する第2のポートを備えた第1のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第2の導波路と接続する第1のトレンチと、
を有することを特徴とする光チップ。
(付記2)第2の運用ファイバと接続する第3の導波路と、
第4の導波路と、
前記第3の導波路と接続すると共に、前記第4の導波路と接続する第3のポート及び、前記光回路と接続する第4のポートを備えた第2のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第4の導波路と接続する第2のトレンチと、
を有することを特徴とする付記1に記載の光チップ。
(付記3)前記第1のトレンチは、
第1の試験用ファイバを挿入して前記第2の導波路と接続され、
前記第2のトレンチは、
第2の試験用ファイバを挿入して前記第4の導波路と接続されることを特徴とする付記2に記載の光チップ。
(付記4)前記第1のトレンチの側面の内、前記第2の導波路に接続する側面に対して直交しないように配置される前記第2の導波路及び、
前記第2のトレンチの側面の内、前記第4の導波路に接続する側面に対して直交しないように配置される前記第4の導波路の内、
少なくとも何れか一方の導波路を有することを特徴とする付記2に記載の光チップ。
(付記5)前記第2の導波路と接続する前記第1のトレンチの側面が前記チップ領域の辺に対して斜めの位置に配置される前記第1のトレンチ及び、
前記第4の導波路と接続する前記第2のトレンチの側面が前記チップ領域の辺に対して斜めの位置に配置される前記第2のトレンチの内、
少なくとも何れか一方のトレンチを有することを特徴とする付記4に記載の光チップ。
(付記6)前記第2の導波路及び、前記第1のトレンチ内に挿入された前記第1の試験用ファイバの内、少なくとも何れか一方に接続する第1のエッジカプラと、
前記第4の導波路及び、前記第2のトレンチ内に挿入された前記第2の試験用ファイバの内、少なくとも何れか一方に接続する第2のエッジカプラと、
を有することを特徴とする付記3に記載の光チップ。
(付記7)前記第1のポートが2個、前記第2のポートが2個の2×2カプラである前記第1のカプラ及び、
前記第3のポートが2個、前記第4のポートが2個の2×2カプラである前記第2のカプラの内、少なくとも何れか一方のカプラを有することを特徴とする付記2に記載の光チップ。
(付記8)前記第1のポートが2個、前記第2のポートが1個のマッハツェンダ構成の可変減衰器である前記第1のカプラ及び、
前記第3のポートが2個、前記第4のポートが1個のマッハツェンダ構成の可変減衰器である前記第2のカプラの内、少なくとも何れか一方のカプラを有することを特徴とする付記2に記載の光チップ。
(付記9)ウエハ上のチップ領域と、前記チップ領域に配置された光回路とを有する光チップを備えた光通信装置であって、
前記光回路は、
第1の変調部と、
第2の変調部と、
第1の受信部と、
第2の受信部と、を有し、
前記チップ領域は、
局発光用の第1の運用ファイバと接続する第1の導波路と、
第2の導波路と、
前記第1の導波路と接続すると共に、前記第2の導波路と接続する第1のポート及び、前記光回路と接続する第2のポートを備えた第1のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第2の導波路と接続する第1のトレンチと、
受信光用の第2の運用ファイバと接続する第3の導波路と、
第4の導波路と、
前記第3の導波路と接続すると共に、前記第4の導波路と接続する第3のポート及び、前記第1の受信部と接続する第4のポートを備えた第2のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第4の導波路と接続する第2のトレンチと、
第5の導波路と、
前記第3の導波路と接続すると共に、前記第5の導波路と接続する第5のポート及び、前記第2の受信部と接続する第6のポートを備えた第3のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第5の導波路と接続する第3のトレンチと、
送信光用の第3の運用ファイバと接続する第6の導波路と、
第7の導波路と、
前記第6の導波路と接続すると共に、前記第7の導波路と接続する第7のポート及び、前記第1の変調部と接続する第8のポートを備えた第4のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第7の導波路と接続する第4のトレンチと、
第8の導波路と、
前記第6の導波路と接続すると共に、前記第8の導波路と接続する第9のポート及び、前記第2の変調部と接続する第10のポートを備えた第5のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第8の導波路と接続する第5のトレンチと、
を有することを特徴とする光通信装置。
(付記10)前記第1のトレンチは、
第1の試験用ファイバを挿入して前記第2の導波路と接続され、
前記第2のトレンチは、
第2の試験用ファイバを挿入して前記第4の導波路と接続され、
前記第3のトレンチは、
第3の試験用ファイバを挿入して前記第5の導波路と接続され、
前記第4のトレンチは、
第4の試験用ファイバを挿入して前記第7の導波路と接続され、
前記第5のトレンチは、
第5の試験用ファイバを挿入して前記第8の導波路と接続されることを特徴とする付記9に記載の光通信装置。
(付記11)前記第1のトレンチ、前記第2のトレンチ、前記第3のトレンチ、前記第4のトレンチ及び前記第5のトレンチが、前記チップ領域内の略同一線上に配置されることを特徴とする付記9に記載の光通信装置。
(付記12)前記第2の導波路、前記第4の導波路、前記第5の導波路、前記第7の導波路及び前記第8の導波路は、同一方向及び同一ピッチに前記チップ領域内に配置されることを特徴とする付記9に記載の光通信装置。
(付記13)ウエハ上のチップ領域と、前記チップ領域に配置された光回路とを有する光チップを備えた光受信器であって、
前記光回路は、
第1の受信部と、
第2の受信部と、を有し、
前記チップ領域は、
局発光用の第1の運用ファイバと接続する第1の導波路と、
第2の導波路と、
前記第1の導波路と接続すると共に、前記第2の導波路と接続する第1のポート及び、前記光回路と接続する第2のポートを備えた第1のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第2の導波路と接続する第1のトレンチと、
受信光用の第2の運用ファイバと接続する第3の導波路と、
第4の導波路と、
前記第3の導波路と接続すると共に、前記第4の導波路と接続する第3のポート及び、前記第1の受信部と接続する第4のポートを備えた第2のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第4の導波路と接続する第2のトレンチと、
第5の導波路と、
前記第3の導波路と接続すると共に、前記第5の導波路と接続する第5のポート及び、前記第2の受信部と接続する第6のポートを備えた第3のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第5の導波路と接続する第3のトレンチと、
を有することを特徴とする光受信器。
(付記14)前記第1のトレンチは、
第1の試験用ファイバを挿入して前記第2の導波路と接続され、
前記第2のトレンチは、
第2の試験用ファイバを挿入して前記第4の導波路と接続され、
前記第3のトレンチは、
第3の試験用ファイバを挿入して前記第5の導波路と接続されることを特徴とする付記13に記載の光受信器。
(付記15)ウエハ上のチップ領域と、前記チップ領域に配置された光回路とを有する光チップを備えた光送信器であって、
前記光回路は、
第1の変調部と、
第2の変調部と、を有し、
前記チップ領域は、
局発光用の第1の運用ファイバと接続する第1の導波路と、
第2の導波路と、
前記第1の導波路と接続すると共に、前記第2の導波路と接続する第1のポート及び、前記光回路と接続する第2のポートを備えた第1のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第2の導波路と接続する第1のトレンチと、
送信光用の第2の運用ファイバと接続する第3の導波路と、
第4の導波路と、
前記第3の導波路と接続すると共に、前記第4の導波路と接続する第3のポート及び、前記第1の変調部と接続する第4のポートを備えた第2のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第4の導波路と接続する第2のトレンチと、
第5の導波路と、
前記第3の導波路と接続すると共に、前記第5の導波路と接続する第5のポート及び、前記第2の変調部と接続する第6のポートを備えた第3のカプラと、
前記チップ領域の表面に形成され、前記第5の導波路と接続する第3のトレンチと、
を有することを特徴とする光送信器。
(付記16)前記第1のトレンチは、
第1の試験用ファイバを挿入して前記第2の導波路と接続され、
前記第2のトレンチは、
第2の試験用ファイバを挿入して前記第4の導波路と接続され、
前記第3のトレンチは、
第3の試験用ファイバを挿入して前記第5の導波路と接続されることを特徴とする付記15に記載の光送信器。
1 試験システム
2 光チップ
3 試験装置
11 チップ領域
12 光回路
13 第1の導波路
14 第2の導波路
16 第1のカプラ
16A 第1のポート
16B 第2のポート
17 第1のトレンチ
18 第3の導波路
19 第4の導波路
21 第2のカプラ
21A 第3のポート
21B 第4のポート
22 第2のトレンチ
35 第1の試験用ファイバ
36 第2の試験用ファイバ

Claims (12)

  1. ウエハ上のチップ領域と、前記チップ領域に配置された光回路とを有する光チップであって、
    第1の運用ファイバと接続する第1の導波路と、
    第2の導波路と、
    前記第1の導波路と接続すると共に、前記第2の導波路と接続する第1のポート及び、前記光回路と接続する第2のポートを備えた第1のカプラと、
    前記チップ領域の表面に形成され、前記第2の導波路と接続する第1のトレンチと、
    を有することを特徴とする光チップ。
  2. 第2の運用ファイバと接続する第3の導波路と、
    第4の導波路と、
    前記第3の導波路と接続すると共に、前記第4の導波路と接続する第3のポート及び、前記光回路と接続する第4のポートを備えた第2のカプラと、
    前記チップ領域の表面に形成され、前記第4の導波路と接続する第2のトレンチと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の光チップ。
  3. 前記第1のトレンチは、
    第1の試験用ファイバを挿入して前記第2の導波路と接続され、
    前記第2のトレンチは、
    第2の試験用ファイバを挿入して前記第4の導波路と接続されることを特徴とする請求項2に記載の光チップ。
  4. 前記第1のトレンチの側面の内、前記第2の導波路に接続する側面に対して直交しないように配置される前記第2の導波路及び、
    前記第2のトレンチの側面の内、前記第4の導波路に接続する側面に対して直交しないように配置される前記第4の導波路の内、
    少なくとも何れか一方の導波路を有することを特徴とする請求項2に記載の光チップ。
  5. 前記第2の導波路と接続する前記第1のトレンチの側面が前記チップ領域の辺に対して斜めの位置に配置される前記第1のトレンチ及び、
    前記第4の導波路と接続する前記第2のトレンチの側面が前記チップ領域の辺に対して斜めの位置に配置される前記第2のトレンチの内、
    少なくとも何れか一方のトレンチを有することを特徴とする請求項4に記載の光チップ。
  6. 前記第2の導波路及び、前記第1のトレンチ内に挿入された前記第1の試験用ファイバの内、少なくとも何れか一方に接続する第1のエッジカプラと、
    前記第4の導波路及び、前記第2のトレンチ内に挿入された前記第2の試験用ファイバの内、少なくとも何れか一方に接続する第2のエッジカプラと、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の光チップ。
  7. 前記第1のポートが2個、前記第2のポートが2個の2×2カプラである前記第1のカプラ及び、
    前記第3のポートが2個、前記第4のポートが2個の2×2カプラである前記第2のカプラの内、
    少なくとも何れか一方のカプラを有することを特徴とする請求項2に記載の光チップ。
  8. 前記第1のポートが2個、前記第2のポートが1個のマッハツェンダ構成の可変減衰器である前記第1のカプラ及び、
    前記第3のポートが2個、前記第4のポートが1個のマッハツェンダ構成の可変減衰器である前記第2のカプラの内、
    少なくとも何れか一方のカプラを有することを特徴とする請求項2に記載の光チップ。
  9. ウエハ上のチップ領域と、前記チップ領域に配置された光回路とを有する光チップを備えた光通信装置であって、
    前記光回路は、
    第1の受信部と、
    第2の受信部と、を有し、
    前記チップ領域は、
    局発光用の第1の運用ファイバと接続する第1の導波路と、
    第2の導波路と、
    前記第1の導波路と接続すると共に、前記第2の導波路と接続する第1のポート及び、前記光回路と接続する第2のポートを備えた第1のカプラと、
    前記チップ領域の表面に形成され、前記第2の導波路と接続する第1のトレンチと、
    受信光用の第2の運用ファイバと接続する第3の導波路と、
    第4の導波路と、
    前記第3の導波路と接続すると共に、前記第4の導波路と接続する第3のポート及び、前記第1の受信部と接続する第4のポートを備えた第2のカプラと、
    前記チップ領域の表面に形成され、前記第4の導波路と接続する第2のトレンチと、
    第5の導波路と、
    前記第3の導波路と接続すると共に、前記第5の導波路と接続する第5のポート及び、前記第2の受信部と接続する第6のポートを備えた第3のカプラと、
    前記チップ領域の表面に形成され、前記第5の導波路と接続する第3のトレンチと、
    を有することを特徴とする光通信装置。
  10. 前記光回路は、
    第1の変調部と、
    第2の変調部と、を有し、
    前記チップ領域は、
    送信光用の第3の運用ファイバと接続する第6の導波路と、
    第7の導波路と、
    前記第6の導波路と接続すると共に、前記第7の導波路と接続する第7のポート及び、前記第1の変調部と接続する第8のポートを備えた第4のカプラと、
    前記チップ領域の表面に形成され、第4の試験用ファイバを挿入して前記第7の導波路と接続するための第4のトレンチと、
    第8の導波路と、
    前記第6の導波路と接続すると共に、前記第8の導波路と接続する第9のポート及び、前記第2の変調部と接続する第10のポートを備えた第5のカプラと、
    前記チップ領域の表面に形成され、第5の試験用ファイバを挿入して前記第8の導波路と接続するための第5のトレンチと、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の光通信装置。
  11. 前記第1のトレンチ、前記第2のトレンチ、前記第3のトレンチ、前記第4のトレンチ及び前記第5のトレンチが、前記チップ領域内の略同一線上に配置されることを特徴とする請求項10に記載の光通信装置。
  12. 前記第2の導波路、前記第4の導波路、前記第5の導波路、前記第7の導波路及び前記第8の導波路は、同一方向及び同一ピッチに前記チップ領域内に配置されることを特徴とする請求項10に記載の光通信装置。
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