JP2024035547A - 管路密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】管路内からガスが漏洩している補修対象ケーブルについて、ケーブル内のガスの圧力を簡便に安定させる技術を提供する。【解決手段】管路密封装置1は、管路4に敷設されたケーブル5に巻き付けられ、管路4内のケーブル5の内部から漏洩するガスを管路端3で管路4内に封じ込めるスパイラル形状の密封材10と、前記ケーブル5にスライド可能に取り付けられ、外部からの押圧により前記密封材10を押さえる密封材押さえ板20と、前記ケーブル5に固定され、前記密封材10に対して前記密封材押さえ板20をスプリング32A、32Bの復元力で押圧するA形ケーブル移動防止金物30と、を備える。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 展示日 令和4年5月18日、19日久慈優斗、中村秀章、小堺周二が、つくばフォーラム2022にて、久慈優斗、中村秀章、小堺周二が発明した管路密封装置を公開した。
本発明は、管路密封装置に関する。
通信等の用途でケーブルが使用されている。例えば、数十本~数千本の銅線を束ねて絶縁性の外被で被覆したメタルケーブルがある。このケーブルを地下に敷設する場合、外被の損傷によるケーブル内への水の侵入を防止するため、ガス供給システムからケーブル内に乾燥空気(ガス)を常時送り込み、ケーブル内圧を高く保持することが行われる(非特許文献1参照)。
しかし、ケーブルは地下管路内に敷設されているため、地盤振動や経年劣化により管路内で外被が損傷した場合、その損傷個所に管路両端のマンホールから到達することは難しく、損傷個所を補修困難となり、ケーブル内からガスが漏洩し続けてしまう。その結果、ケーブル内圧が低下してケーブル内へ水が浸入し、絶縁不良を引き起こす。
そこで、管路内からガスが漏洩している補修対象ケーブルについては、その補修対象ケーブルの近くにガスボンベを設置し、カスボンベからケーブル内にガスを個別に送り込むことにより、ケーブル内圧の低下を防止していた。
しかしながら、ガスボンベを使用していたため、ガスボンベの定期的な交換作業が必要であり、その交換作業にかかる作業員の稼働量が大きいという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、管路内からガスが漏洩している補修対象ケーブルについて、ケーブル内のガスの圧力を簡便に安定させる技術を提供することである。
本発明の一態様の管路密封装置は、管路に敷設されたケーブルに巻き付けられ、管路内のケーブルの内部から漏洩するガスを管路端で管路内に封じ込めるスパイラル形状の弾性体と、前記ケーブルにスライド可能に取り付けられ、外部からの押圧により前記弾性体を押さえる板体と、前記ケーブルに固定され、前記弾性体に対して前記板体をスプリングの復元力で押圧する押圧体と、を備える。
本発明によれば、管路内からガスが漏洩している補修対象ケーブルについて、ケーブル内のガスの圧力を簡便に安定させる技術を提供できる。
図1は、管路密封装置の構成を示す図である。 図2は、弾性体のスパイラル形状を示す図である。 図3は、管路密封装置の使用時の状態を示す図である。 図4は、密封材の形状及びサイズを示す図である。 図5は、密封材の形状変化を示す図である。 図6は、A形ケーブル移動防止金物の構造を示す図である。 図7は、密封材押さえ板の構造を示す図である。 図8は、スペーサ部による密封材への作用を示す図である。 図9は、管路密封装置の他の使用時の状態を示す図である。
以下、本発明を実施する一実施形態について図面を用いて説明する。
[発明の概要]
上記課題を解決するにあたり、発明者は、ガス漏洩区間の管路を管路両端で密封し、管路内のケーブルから漏洩するガスを管路内に封じ込めることにより、ケーブル内のガスの圧力が安定することを確認した。
そこで、本発明は、ガス漏洩区間の管路端において、管路に敷設されたケーブルにスパイラル形状の弾性体を巻き付け、その弾性体を非管路端側から板体で押さえ、その板体をケーブル外被に固定した押圧体の備えるスプリングの復元力で押圧する管路密封装置を開示する。
これにより、ケーブル内から漏洩するガスをマンホール壁面の管路端で封じ込めることが可能となり、ケーブル内のガスの圧力を安定させることができる。また、ガスボンベを使用しないので、ガスボンベの定期的な交換作業を不要とし、ケーブル内のガスの圧力を安定させることを簡便に実施できる。
[管路密封装置の構成]
図1は、本実施形態に係る管路密封装置1の構成を示す図である。管路密封装置1は、弾性体10と、板体20と、押圧体30と、を備える。
弾性体10は、スパイラル形状を備え(図2参照)、マンホール壁面2の管路端3において、管路4に敷設されたケーブル5の外被に巻き付けられ、管路4内のケーブル5の内部から漏洩するガスを管路端3で管路4内に封じ込める弾性体である。弾性体10は、シリコン材や樹脂材(ゴムやゲル)等、弾性力を有する材質であればよい。以降、弾性体10を密封材10という。
板体20は、ケーブル5にケーブル5の長手方向にスライド可能に取り付けられ、弾性体10の非管路端側に位置する押圧体30からの押圧により弾性体10を押さえる板体である。以降、板体20を密封材押さえ板20という。
押圧体30は、2本のスプリング32A、32Bの各内部に、各スプリング32A、32Bのそれぞれの伸縮に応じて長さを変更可能な2本の脚部(棒体)31A、31Bをそれぞれ備え、ケーブル5の外被を強固に把持してケーブル5の外被に固定され、密封材10に対して密封材押さえ板20を2本のスプリング32A、32Bの復元力で押圧する押圧体である。
押圧体30は、例えば、A形ケーブル移動防止金物を用いる。A形ケーブル移動防止金物は、図1に示した構成を備え、マンホール壁面2に対して2本のスプリング32A、32B及び2本の脚部31A、31Bで自体を支え、ケーブル5が管路4内に引き込まれることを防止するための移動防止体である。
このような用途の異なる既存のA形ケーブル移動防止金物を押圧体30として用いることにより、押圧体30を新規に作製する手間がなくなり、ケーブル内のガスの圧力を安定させることをより簡便に実現できる。以降、押圧体30をA形ケーブル移動防止金物30という。
なお、押圧体30やA形ケーブル移動防止金物30において、脚部31やスプリング32の本数は、少なくとも1本以上であればよい。1本であっても密封材押さえ板20を押圧できるからである。
[管路密封装置の技術的特徴1]
技術的特徴1の効果としては、ケーブル内のガスの圧力を簡便に安定可能という効果に加え、管路とケーブルとの間に隙間がほぼ無い場合でも漏洩ガスを管路内に密封可能という更なる効果がある。
図3に示すように、A形ケーブル移動防止金物30の備える2本の脚部31A、31Bを密封材押さえ板20の一方の側面に固定し、2本のスプリング32A、32Bを縮めた状態で、密封材10を管路4のダクト口と密封材押さえ板20の他方の側面との間に設置する。
各スプリング32A、32Bに元の長さに戻ろうとする復元力が発生し、その復元力によって密封材押さえ板20により密封材10がマンホール壁面2に押圧されるので、継続して密封材10を管路内方向に押しつけることができる。
また、密封材10にも元の大きさに戻ろうとする復元力が発生し、その復元力によって密封材10の管路端側の一部位11が管路4とケーブル5との間の隙間6に入り込むので、ケーブル内のガスの圧力を確実に密封できる。
このように、管路密封装置1は、各スプリング32A、32Bの元の長さに戻ろうとする復元力を利用して、密封材10をマンホール壁面2に継続的に押し続け、圧縮された密封材10が元に戻ろうとする復元力を利用して、管路4内のケーブル5内から漏洩するガスの通り道を埋めて密封する。
以上より、ガスボンベを使用しないので、ガスボンベの定期的な交換作業を不要とし、ケーブル内のガスの圧力を安定させることを簡便に実施できる。また、密封材が元の大きさに戻ろうとする自律的な復元作用により管路内に入り込むので、管路とケーブルとの間の隙間を作業員が手作業で埋める安易な対策方法よりも、その隙間がほぼ無い場合でも確実に漏洩ガスを管路内に密封できる。
[管路密封装置の技術的特徴2]
技術的特徴2の効果としては、ケーブルの太さに関らず管路密封装置1をケーブルに取り付け可能という効果がある。つまり、管路密封装置1は、ケーブルの太さに対して柔軟性がある。
密封材10は、上記の通りスパイラル形状を備える。スパイラル形状を備えるので、ケーブルの太さに関らず密封材10をケーブルに取り付けできる。
密封材10の形状は、例えば、図4に示すように、マンホール壁面側の直径がφ70mm、A形ケーブル移動防止金物側の直径がφ120mm、高さが70mmの円錐台である。密封材10の内径は、例えば、φ40mmの円柱状である。
密封材10には、螺旋状のように形を変えても元の円錐台の形に戻ろうとする性質がある。密封材10の内径φ40mmよりも太い径φ65mmのケーブル5に密封材10をスパイラル状に巻き付けると、密封材10が元の形に戻ろうとする作用により、ケーブル5を締め付けるような動きでケーブル5に密着するので、ガスの横漏れを防止できるという効果がある。
なお、密封材10の内径は、必ずしもφ40mmである必要はない。φ40mmよりも細いケーブルの場合には、密封材10の内径をケーブル5の径より小さくする。ただし、密封材10の内径をケーブル5の径より小さくしなくても同じ効果が得られる。
図5に示すように、密封材10の内径がφ40mm、ケーブル5の径がφ35mmであっても、密封材10には弾性力があるので、押圧によりケーブル5の外被表面に対して密封材10の内側が膨らみ、密封材10とケーブル5との間の隙間7がなくなるからである。
また、密封材10の形状は、三角柱、四角柱、円柱でもよい。密封材10のマンホール壁面側の大きさは、管路の直径より大きくても小さくてもよいが、管路の直径よりも小さい方が好ましい。その小さい密封材10のマンホール壁面側の先端を管路内に予め挿入した状態で密封材10を押し込むことで、管路とケーブルとの間の隙間(図3の符号6)を確実に埋めることができる。
次に、A形ケーブル移動防止金物30について説明する。
既存のA形ケーブル移動防止金物30には、1号~3号A形ケーブル移動防止金物の3種類がある。例えば、1号A形ケーブル移動防止金物は、21mm以上25mm未満の通信ケーブル径用の1号ゴムスリーブ、25mm以上28mm未満の通信ケーブル径用の2号ゴムスリーブ、28mm以上32mm未満の通信ケーブル径用の3号ゴムスリーブのうちいずれかを取り付け可能である。
A形ケーブル移動防止金物30の外観構造を図6に示す。A形ケーブル移動防止金物30は、ケーブルを挟持して把持するアーチ状の一対の把持部33A、33Bを備える。一方の把持部33Aは、連結材34Aを介して脚部31Aに接続されている。他方の把持部33Bは、他の連結材34Bを介して脚部31Bに接続されている。把持部33A、33Bは、各一端が棒心35で開閉可能に接続され、各他端がU字ネジ等の締結部36で閉じられる。
把持部33A、33Bの各内側には、アーチ状の一対のゴムスリーブ37A、37Bが取り付けられる。ゴムスリーブ37A、37Bは、ケーブルに対してA形ケーブル移動防止金物30を把持し固定する。A形ケーブル移動防止金物30は、径の大きさが互いに異なる複数の一対のゴムスリーブ37A、37Bを変更可能である。
そのため、ケーブルの太さごとにA形ケーブル移動防止金物30を用意する必要が無く、ケーブルの太さに関らずケーブルに取り付けできる。そして、管路密封装置1は、太い通信ケーブルから細い通信ケーブルまで適用可能となる。
なお、A形ケーブル移動防止金物30は、A形ケーブル移動防止金物の備える適用ケーブル外径の範囲内であれば、通信以外の用途(例えば、電力)のケーブルにも応用可能である。
[管路密封装置の技術的特徴3]
技術的特徴3の効果としては、施設済みのケーブルに管路密封装置1を設置可能という効果がある。
密封材10は、上記の通りスパイラル形状を備える。スパイラル形状を備えるので、施設済みのケーブルに対して巻き付けるように後から密封材10を取り付けることができる。
次に、密封材押さえ板20について説明する。
本実施形態では、密封材押さえ板20の形状の例として、横幅226mm、縦幅160mmのステンレス製の板を用いた。このサイズは、既存のA形ケーブル移動防止金物30のサイズと同等である。密封材押さえ板20の中心には、ケーブルが通るφ75mmの穴が開いている。この穴の外径は、必ずしもφ75mmである必要はなく、ケーブルの大きさに合わせて小さくしてもよい。
例えば、密封材押さえ板20は、図7に示すように、基体となるベース部21と、ケーブルを保持するカバー部22と、一対のスペーサ部23と、を備える。
ベース部21は、八角形の形状を備え、八辺の一辺にケーブル5の径よりも大きい開口部24を備える。例えば、φ65mmのケーブル5に対し75mmの開口長を備える。開口部24からベース部21の内部中心まで直線状にカットされており、底部は半円形にカットされている。
カバー部22は、ベース部21の開口部24から挿入されたケーブル5を、密封材押さえ板20の内部中心に留め置くための部材である。カバー部22は、ケーブル5側の一辺が半円形にカットされており、ベース部21の開口部24に取り付けられる。
一対のスペーサ部23は、外部からの押圧により密封材が外側へ広がることを抑制するための部材である。各スペーサ部23は、ベース部21の縁の形状に沿ってベース部21の内側表面に取り付けられ、ベース部21の縁からベース部21の内側に一定の幅を持つ板状の形状を備える。
敷設済みのケーブル5にベース部21の開口部24をあて、開口部24を閉じるようにカバー部22をベース部21に皿ネジで固定することにより、密封材押さえ板20の設置が完了する。スペーサ部23は、ベース部21の密封材側表面に予め固定されている。
このように、密封材押さえ板20は、ケーブル5を内部に差し入れる開口部24を備えるので、施設済みのケーブルに対して後から取り付けることができる。
また、図8に示すように、スペーサ部23の厚みにより、密封材10を管路内方向に押しつけた際に、密封材10の外側の圧力の方が内側(ケーブル側)よりも相対的に大きくなるので、密封材10が外側に広がることを抑制できる。加えて、ケーブル5の外被表面に対する密封材10の内側の膨らみをより大きくでき、密封材10とケーブル5との間の隙間7をより確実になくすことができるので、ガスの横漏れをより確実に防止できる。
次に、A形ケーブル移動防止金物30について説明する。
A形ケーブル移動防止金物30は、上述の通りケーブルを挟持して把持する把持部(図6に示した把持部33A、33B)を備える。この把持部を備えるので、施設済みのケーブルに対して後からA形ケーブル移動防止金物30を取り付けることができる。
[管路密封装置の技術的特徴4]
技術的特徴4の効果としては、マンホール壁面付近でケーブルに曲がりがあってもガスを管路内に密封可能という効果がある。
地下に敷設されているケーブルは、作業員がマンホール内でケーブルの接続作業等を行うため、管路のダクト口があるマンホール壁面Aに対して垂直なマンホール壁面Bに固定される場合がある。そのため、ケーブルは、マンホール壁面A付近において、約90度の曲がりで管路内に挿入される場合がある。
そこで、図9に示すように、A形ケーブル移動防止金物30の備える2本の脚部31A,31Bの絶対的な長さに差をつけて使用する。これにより、ケーブル5に曲がりがある場合であっても、密封材押さえ板20を密封材10との接触面に対してほぼ水平にした状態で密封材10を管路内方向に押しつけることができる。
その結果、その場合であっても、ケーブル5内からの漏洩ガスをマンホール壁面で封じ込めることができ、ケーブル5内のガスの圧力を安定させることができる。
また、2本の脚部31A,31Bの可動長域だけではカバーしきれない曲がりがケーブル5にある場合には、図9に示したように、各脚部31A,31Bのそれぞれの足部38A、38Bと密封材押さえ板20との間に、密封材押さえ板20に対して各脚部31A,31Bのそれぞれ角度を所定の角度に維持するための各スペーサ40A、40Bをそれぞれ設置する。
これにより、密封材押さえ板20を密封材10との接触面に対して確実に水平にした状態で密封材10を管路内方向に押しつけることができる。その結果、2本の脚部31A,31Bの可動長域だけではカバーしきれない曲がりがケーブル5にある場合であっても、ケーブル5内からの漏洩ガスをマンホール壁面で封じ込めることができ、ケーブル5内のガスの圧力を安定させることができる。
[効果]
本実施形態によれば、管路密封装置1が、管路に敷設されたケーブルに巻き付けられ、管路内のケーブルの内部から漏洩するガスを管路端で管路内に封じ込めるスパイラル形状の密封材10と、前記ケーブルにスライド可能に取り付けられ、外部からの押圧により前記密封材10を押さえる密封材押さえ板20と、前記ケーブルに固定され、前記密封材10に対して前記密封材押さえ板20をスプリングの復元力で押圧するA形ケーブル移動防止金物30と、を備えるので、ケーブル内のガスの圧力を簡便に安定させることができ、管路とケーブルとの間に隙間がほぼ無い場合でも漏洩ガスを管路内に密封できる。
本実施形態によれば、密封材10は、前記スパイラル形状を備え、前記A形ケーブル移動防止金物30は、前記ケーブルに前記押圧体を固定するためのゴムスリーブであって、径の大きさが互いに異なる複数のゴムスリーブのうちいずれかのゴムスリーブを変更可能に備えるので、ケーブルの太さに関らず管路密封装置1をケーブルに取り付けできる。
本実施形態によれば、前記密封材10は、前記スパイラル形状を備え、前記密封材押さえ板20は、前記ケーブルを内部に差し入れる開口部を備え、前記A形ケーブル移動防止金物30は、前記ケーブルを挟持して把持する把持部を備えるので、施設済みのケーブルに管路密封装置1を設置できる。
本実施形態によれば、前記スプリングは、複数であって、前記A形ケーブル移動防止金物30は、各スプリングの内部に、前記各スプリングの伸縮に応じて長さを変更可能な棒体であって、前記押圧体から前記板体までの長さが互いに異なる棒体を備えるので、マンホール壁面付近でケーブルに曲がりがあってもガスを管路内に密封できる。
本実施形態によれば、前記棒体と前記密封材押さえ板20との間に、前記密封材押さえ板20に対して前記棒体の角度を所定の角度に維持するためのスペーサ40を備えるので、マンホール壁面付近でケーブルに曲がりがあっても確実にガスを管路内に密封できる。
本実施形態によれば、前記密封材押さえ板20は、前記外部からの押圧による前記密封材10の外側への広がりを抑制するスペーサ部23を備えるので、密封材10の外側への広がりを抑制でき、ガスの横漏れを確実に防止できる。
本実施形態によれば、前記A形ケーブル移動防止金物30は、マンホール壁面に対してスプリングで自体を支えて管路内のケーブルが管路内に引き込まれることを防止するための移動防止体であるので、A形ケーブル移動防止金物30を新規に作製する手間がなくなり、ケーブル内のガスの圧力を安定させることをより簡便に実現できる。
1…管路密封装置、2…マンホール壁面、3…管路端、4…管路、5…ケーブル、6…隙間、7…隙間、10…弾性体(密封材)、11…密封材の一部位、20…板体(密封材押さえ板)、21…ベース部、22…カバー部、23…スペーサ部、30…押圧体(A形ケーブル移動防止金物)、31A、31B…脚部、32A、32B…スプリング、33A、33B…把持部、34A、34B…連結材、35…棒心、36…締結部、37A、37B…ゴムスリーブ、38A、38B…足部、40A、40B…スペーサ

Claims (7)

  1. 管路に敷設されたケーブルに巻き付けられ、管路内のケーブルの内部から漏洩するガスを管路端で管路内に封じ込めるスパイラル形状の弾性体と、
    前記ケーブルにスライド可能に取り付けられ、外部からの押圧により前記弾性体を押さえる板体と、
    前記ケーブルに固定され、前記弾性体に対して前記板体をスプリングの復元力で押圧する押圧体と、
    を備える管路密封装置。
  2. 前記弾性体は、前記スパイラル形状を備え、
    前記押圧体は、
    前記ケーブルに前記押圧体を固定するためのゴムスリーブであって、径の大きさが互いに異なる複数のゴムスリーブのうちいずれかのゴムスリーブを変更可能に備える請求項1に記載の管路密封装置。
  3. 前記弾性体は、前記スパイラル形状を備え、
    前記板体は、前記ケーブルを内部に差し入れる開口部を備え、
    前記押圧体は、
    前記ケーブルを挟持して把持する把持部を備える請求項1に記載の管路密封装置。
  4. 前記スプリングは、複数であって、
    前記押圧体は、
    各スプリングの内部に、前記各スプリングの伸縮に応じて長さを変更可能な棒体であって、前記押圧体から前記板体までの長さが互いに異なる棒体を備える請求項1に記載の管路密封装置。
  5. 前記棒体と前記板体との間に、前記板体に対して前記棒体の角度を所定の角度に維持するためのスペーサを備える請求項4に記載の管路密封装置。
  6. 前記板体は、
    前記外部からの押圧による前記弾性体の外側への広がりを抑制するスペーサ部を備える請求項1に記載の管路密封装置。
  7. 前記押圧体は、
    マンホール壁面に対してスプリングで自体を支えて管路内のケーブルが管路内に引き込まれることを防止するための移動防止体である請求項1に記載の管路密封装置。
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