JP2024035491A - フレームユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のフレーム材を用いた枠の組みて立を容易にする。【解決手段】フレーム材20に、各フレーム材20の正しい姿勢を示す姿勢印25、フレーム材20の識別子である第1部品識別子26、連結される他のフレーム材20の識別子である第2部品識別子27、他のフレーム材20が連結されるエリアを示す連結印28、および/または連結具が取り付けられるエリアを示す連結具エリア印29が示されている。作業者は、これらを参照することにより、組立図の参照頻度を抑えた状態で、複数のフレーム材20を連結して枠を組み立てることが可能となる。このため、組み立ての作業性を高めることができるので、枠を容易に組み立てることができる。【選択図】図2
Description
本発明は、フレームユニットに関する。
加工装置の枠は、特許文献1に開示のように、複数の棒状のアルミフレーム(フレーム材)を連結具で連結することによって形成されている。
アルミフレームは、特許文献2に開示のようなフレーム材加工装置によって、所定の長さに切断される。また、連結具をネジ固定するため、アルミフレームに形成されている溝には、ナットが仮固定されている。
枠を形成する際は、連結具に形成される貫通穴にネジを貫通させ、このネジを、あらかじめ溝に仮固定されているナットに螺合させることによって、アルミフレームどうしを連結している。このような連結によって、2本のアルミフレームを垂直に交差させて、枠を形成している。
上述の形成方法では、同じ長さのアルミフレームであっても、ナットが仮固定されているものとナットが仮固定されていないものとがあり、これらを区別することが難しい。
また、特許文献2の方法では、組立図に記載されている部品識別子がアルミフレームに記載されており、作業者は、組立作業の際に、組立図で部品識別子を確認している。したがって、この方法では、組み立ての際に組立図を確認する必要があるため、作業性が悪くなる。
したがって、本発明の目的は、枠を形成するための複数のフレーム材からなるフレームユニットを用いた枠の組み立てを容易に実施することにある。
本発明のフレームユニット(本フレームユニット)は、枠を形成するための複数のフレーム材からなるフレームユニットであって、該フレーム材に、該枠になったときの3次元姿勢を示す印が記載されている。
本フレームユニットでは、該フレーム材に、自身の部品識別子と、自身に連結される他のフレーム材の部品識別子とが記載されていてもよい。
本フレームユニットでは、該フレーム材には、連結具が取り付けられる連結具エリアに、連結具エリアであることを示す印が示されていてもよい。
本フレームユニットでは、フレーム材に、枠になったときの3次元姿勢を示す印が記載されている。これにより、作業者は、各フレーム材の正しい姿勢を容易に把握することができるので、各フレーム材を正しく連結することが容易となる。したがって、枠の組み立てを容易に実施することができる。
図1に示すように、本実施形態にかかる研削装置1は、ウェーハ100を研削するための装置である。ウェーハ100は、たとえば円形の板状ワークであり、表面101および裏面102を有している。ウェーハ100の裏面102は、研削加工が施される被加工面となる。
研削装置1は、第1の装置ベース2と、第1の装置ベース2の後方(+Y方向側)に配置された第2の装置ベース3とを有している。
第1の装置ベース2の-Y方向側には、第1のカセット161が載置されている第1のカセットステージ160、および、第2のカセット163が載置されている第2のカセットステージ162が配置されている。
第1のカセット161および第2のカセット163の近傍には、ロボット155が配設されている。ロボット155は、加工後のウェーハ100を第2のカセット163に搬入する。また、ロボット155は、第1のカセット161から加工前のウェーハ100を取り出して、仮置き機構152に搬送する。
仮置き機構152では、第1のカセット161から取り出されたウェーハ100が、仮置きされて、所定の位置に位置合わせ(センタリング)される。
仮置き機構152に隣接する位置には、搬入機構170が設けられている。搬入機構170は、仮置き機構152に仮置きされたウェーハ100を、チャックテーブル50の保持面52に載置する。チャックテーブル50は、保持面52によってウェーハ100を保持する。
また、第2の装置ベース3の+Y方向側には、コラム15が立設されている。コラム15の前面には、ウェーハ100を研削する研削機構70、および、研削送り機構60が設けられている。
研削送り機構60は、チャックテーブル50に対して、研削機構70をZ軸方向に移動させる。研削機構70は、研削砥石77を回転させた状態で研削送り機構60によって下降されることにより、チャックテーブル50に保持されたウェーハ100の裏面102を研削する。
また、図1に示すように、チャックテーブル50の近傍には、厚み測定器80が配設されている。厚み測定器80は、研削機構70によって研削されているウェーハ100の厚みを測定する。
研削後のウェーハ100は、搬出機構172によって、枚葉式のスピンナ洗浄機構156に搬送されて洗浄される。洗浄後のウェーハ100は、ロボット155により、第2のカセットステージ162上の第2のカセット163に搬入される。
また、図1に示すように、研削装置1は、第1の装置ベース2および第2の装置ベース3を覆う筐体10を備えている。筐体10は、枠(枠体)11と、枠11によって支持される複数の板材とを備えている。たとえば、筐体10の+Z方向側には、板材からなる天板14が設けられている。また、筐体10の-Y方向側の側面を形成する板材である前面板12には、情報の表示および入力のためのタッチパネル5が設置されている。また、筐体10の+X方向側の側面には、板材からなる側面扉13が設けられている。側面扉13は、チャックテーブル50等の第2の装置ベース3上の部材に作業者がアクセスするために用いられる。
枠11は、図2に示すような複数のフレーム材20を互いに連結することにより組み立てられる。すなわち、枠11は、枠11を形成するための複数のフレーム材20からなるフレームユニットから構成されている。
ここで、以下の説明では、説明の便宜上、図2に示した3本のフレーム材20を、それぞれ、第1フレーム材201、第2フレーム材202、および、第3フレーム材203と称する。また、これらを区別しない場合、これらをまとめてフレーム材20と称する。
フレーム材20は、アルミなどの金属製のフレームを所定の長さに切断することによって、概略正方形の切断面を有する四角柱状に形成されている。フレーム材20の4つの側面には、フレーム材20の全長にわたって、溝21が形成されている。
フレーム材20の連結には、図2および図3に示すような連結具30が用いられる。図3に示すように、連結具30は、L型の形状を有しており、ボルト部材32が挿入される2つの挿入孔31を有している。ボルト部材32は、ナット部材33に螺合されるように構成されている。ナット部材33は、たとえば、フレーム材20の溝21内に仮固定されている。
複数のフレーム材20を互いに連結する際には、たとえば、図2に示すように、連結具30を、互いに直交するように配置された第1フレーム材201および第3フレーム材203によって形成される入隅部に装着する。そして、第1フレーム材201および第3フレーム材203の溝21内に仮固定されているナット部材33に、連結具30を介してボルト部材32を螺合させる。これにより、第1フレーム材201と第3フレーム材203とが、連結具30により、互いに直交するように連結される。
また、本実施形態では、フレーム材20に、枠11になったときの3次元姿勢を示す印(姿勢印)が記載されている。枠11になったときの3次元姿勢とは、フレームユニットをなす複数のフレーム材20が連結されて枠11が形成されたときの、その枠11内での各フレーム材20の姿勢を意味する。フレーム材20の3次元姿勢は、フレーム材20の長手方向の向き、および、フレーム材20の各側面の向きを含む。
このような3次元姿勢を示す印である姿勢印は、たとえば、矢印などの記号、および、「X,Y,Z」などの3次元座標の各方向を示す文字を含む。たとえば、図2に示す例では、第1フレーム材201の-Y方向側の側面に、姿勢印25が記載(印字)されている。この姿勢印25は、Z軸方向を示す文字Zおよび矢印「↑」、ならびに、X軸方向を示す文字Xおよび矢印「→」が記載されている。
このような姿勢印25がフレーム材20に記載されていることにより、作業者は、各フレーム材20の正しい3次元姿勢を、組立図を参照することなく、一義的に容易に把握することができる。したがって、各フレーム材20を正しく連結することが容易となる。
なお、姿勢印25は、図4に示すような内容であってもよい。図4に示す例では、姿勢印25として、第1フレーム材201の-Y方向側の側面に、この側面がY軸方向に垂直であることを示す文字Y、および、第1フレーム材201の上下方向を示す矢印「↑」が記載されている。また、第1フレーム材201の+Z方向側の側面には、この側面がZ軸方向に垂直であることを示す文字Zが記載されている。このような姿勢印25であっても、作業者は、各フレーム材20の正しい3次元姿勢を容易に把握することができる。
また、本実施形態では、フレーム材20に、自身の部品識別子である第1部品識別子が記載されている。第1部品識別子は、たとえば、文字と数字との組み合わせからなり、各フレーム材20の部品番号および/または長さを含んでいてもよい。
たとえば、図2に示すように、第1フレーム材201の-Y方向側の側面には、第1部品識別子26が記載(印字)されている。この第1部品識別子26は、第1フレーム材201の部品番号である「A123」と、第1フレーム材201の長さ(900mm)を示す「L=900」を含んでいる。
また、第2フレーム材202の-Y方向側の側面にも、第1部品識別子26が記載されている。この第1部品識別子26は、第2フレーム材202の部品番号である「A225」と、第2フレーム材202の長さ(600mm)を示す「L=600」を含んでいる。
このような第1部品識別子26がフレーム材20に記載されていることにより、作業者は、寸法測定などを実施することなく、各フレーム材20を容易に識別することができる。
このような第1部品識別子26がフレーム材20に記載されていることにより、作業者は、寸法測定などを実施することなく、各フレーム材20を容易に識別することができる。
さらに、本実施形態では、フレーム材20に、自身に連結される他のフレーム材20の部品識別子である第2部品識別子が記載されているとともに、この他のフレーム材20が連結されるエリアに、他のフレーム材20が連結されるエリアであることを示す印(連結印)が形成されている。
たとえば、第1フレーム材201の+Z方向側の側面における-X方向側の端部には、他のフレーム材20が連結されるエリアであることを示す連結印(黒色の模様)28が形成されている。そして、この連結印28の内部に、連結されるフレーム材20である第2フレーム材202の部品識別子である第2部品識別子27が記載されている。この第2部品識別子27は、第2フレーム材202の部品番号である「A225」を含んでいる。
このような第2部品識別子27および連結印28がフレーム材20に示されていることにより、作業者は、各フレーム材20における他のフレーム材20が連結されるエリア、および、連結される他のフレーム材20がどれであるのかを、組立図を参照することなく、容易に把握することができる。
また、本実施形態では、フレーム材20に、連結具30が取り付けられるエリアである連結具エリアに、連結具エリアであることを示す印(連結具エリア印)が示されている、
たとえば、第1フレーム材201の+Z方向側の側面には、連結印28に隣接するように、連結具エリア印(複数のドットを含む模様)29が示されている。また、第2フレーム材202の+X方向側の側面における-Z方向側の端部にも、同様の連結具エリア印29が示されている。
たとえば、第1フレーム材201の+Z方向側の側面には、連結印28に隣接するように、連結具エリア印(複数のドットを含む模様)29が示されている。また、第2フレーム材202の+X方向側の側面における-Z方向側の端部にも、同様の連結具エリア印29が示されている。
このような連結具エリア印29がフレーム材20に示されていることにより、作業者は、各フレーム材20における連結具30を配設するべきエリアを、容易に把握することが可能となる。
以上のように、本実施形態にかかるフレームユニットでは、フレーム材20に、各フレーム材20の正しい3次元姿勢を示す姿勢印25、フレーム材20の部品識別子である第1部品識別子26、連結される他のフレーム材20の部品識別子である第2部品識別子27、他のフレーム材20が連結されるエリアを示す連結印28、および/または、連結具が取り付けられるエリアを示す連結具エリア印29が示されている。作業者は、これらを参照することにより、組立図の参照頻度を抑えた状態で、複数のフレーム材20を連結して枠11を組み立てることが可能となる。このため、組み立ての作業性を高めることができるので、枠11を容易に組み立てることができる。
また、枠11が組み立てられた後、枠11を構成するフレーム材20に示されている姿勢印25および第1部品識別子26等を外側から視認することにより、フレーム材20が正しく連結されているか否かを判断することができる。したがって、組み立て後の枠11の検査を容易に実施することができる。また、上述した姿勢印25および第1部品識別子26等の視認をカメラで実施することにより、組み立て後の枠11の検査を自動で実施することも可能となる。
なお、フレーム材20には、図3に示したナット部材33が溝21内に仮固定されているか否かを示す識別子、および/または、ナット部材33が仮固定されている場所を示す識別子が記載されていてもよい。これにより、連結具30によるフレーム材20どうしの連結の作業性を高めることができる。
1:研削装置、2:第1の装置ベース、3:第2の装置ベース、5:タッチパネル、
10:筐体、11:枠、12:前面板、13:側面扉、15:コラム、
20:フレーム材、21:溝、25:姿勢印、26:第1部品識別子、
27:第2部品識別子、28:連結印、29:連結具エリア印、
30:連結具、31:挿入孔、32:ボルト部材、33:ナット部材、
50:チャックテーブル、52:保持面、60:研削送り機構、70:研削機構、
77:研削砥石、80:厚み測定器、100:ウェーハ、101:表面、
102:裏面、152:仮置き機構、155:ロボット、156:スピンナ洗浄機構、
160:第1のカセットステージ、161:第1のカセット、
162:第2のカセットステージ、163:第2のカセット、
170:搬入機構、172:搬出機構、
201:第1フレーム材、202:第2フレーム材、203:第3フレーム材
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102:裏面、152:仮置き機構、155:ロボット、156:スピンナ洗浄機構、
160:第1のカセットステージ、161:第1のカセット、
162:第2のカセットステージ、163:第2のカセット、
170:搬入機構、172:搬出機構、
201:第1フレーム材、202:第2フレーム材、203:第3フレーム材
Claims (3)
- 枠を形成するための複数のフレーム材からなるフレームユニットであって、
該フレーム材に、該枠になったときの3次元姿勢を示す印が記載されている、
フレームユニット。 - 該フレーム材に、自身の部品識別子と、自身に連結される他のフレーム材の部品識別子とが記載されている、
請求項1記載のフレームユニット。 - 該フレーム材には、連結具が取り付けられる連結具エリアに、連結具エリアであることを示す印が示されている、
請求項1記載のフレームユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022139979A JP2024035491A (ja) | 2022-09-02 | 2022-09-02 | フレームユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022139979A JP2024035491A (ja) | 2022-09-02 | 2022-09-02 | フレームユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024035491A true JP2024035491A (ja) | 2024-03-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022139979A Pending JP2024035491A (ja) | 2022-09-02 | 2022-09-02 | フレームユニット |
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Country | Link |
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2022
- 2022-09-02 JP JP2022139979A patent/JP2024035491A/ja active Pending
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