JP2024034001A - 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム - Google Patents

情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者にモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案すること。【解決手段】サーバ装置10は、表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集し、当該構成情報に基づき表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度を計測し、各表示項目の使用頻度に基づき表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する表示画面を示す提案情報を生成し、要求利用者に当該提案情報を送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラムに関する。
従来、工業計器等のウェブモニタ画面(適宜、「モニタ画面」)で表示構成をカスタマイズできる機能がある。ここで、表示構成とは「画面を分割して複数のモニタ部品を同時に表示できる」ことや、「モニタを表示した時の表示の初期状態を決めておくこと」である。従来では、上記の表示構成を、利用者がプリセット形式で手作業によって作成し、保存している。
特開2019-075001号公報
しかしながら、従来技術では、利用者にモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することが難しい。例えば、従来技術では、利用者に選択の余地を残していないので、複数の候補から利用者が選択することで真に最適な最終結果が得られたかもしれない機会を損失させている可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者にモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することを目的とする。
本発明は、表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集する収集部と、前記構成情報に基づき、前記表示画面に使用される各表示項目の使用頻度を計測する計測部と、前記各表示項目に関する使用頻度に基づき、前記表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する前記表示画面を示す提案情報を生成する生成部と、前記要求利用者に前記提案情報を送信する送信部と、を備える情報提供装置を提供する。
また、本発明は、コンピュータが、表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集し、前記構成情報に基づき、前記表示画面に使用される各表示項目の使用頻度を計測し、前記各表示項目に関する使用頻度に基づき、前記表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する前記表示画面を示す提案情報を生成し、前記要求利用者に前記提案情報を送信する、処理を実行する情報提供方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集し、前記構成情報に基づき、前記表示画面に使用される各表示項目の使用頻度を計測し、前記各表示項目に関する使用頻度に基づき、前記表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する前記表示画面を示す提案情報を生成し、前記要求利用者に前記提案情報を送信する、処理を実行させる情報提供プログラムを提供する。
本発明によれば、利用者にモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案できるという効果がある。
実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る各装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態に係るサーバ装置の計測情報記憶部の一例を示す図である。 実施形態に係るサーバ装置の提案情報記憶部の一例を示す図である。 実施形態に係る端末装置の構成情報記憶部の一例を示す図である。 実施形態に係るモニタ画面の具体例1を示す図である。 実施形態に係る計測情報の具体例1を示す図である。 実施形態に係るモニタ画面の具体例2を示す図である。 実施形態に係る計測情報の具体例2を示す図である。 実施形態に係るモニタ画面の具体例3を示す図である。 実施形態に係る計測情報の具体例3を示す図である。 実施形態に係るデータ収集処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係るデータ表示処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 ハードウェア構成例を説明する図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラムを、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態により限定されるものではない。
〔実施形態〕
以下に、実施形態に係る情報提供システム100の構成、各装置の構成、処理の流れを順に説明し、最後に実施形態の効果を説明する。
〔1.情報提供システム100の構成〕
図1を用いて、実施形態に係る情報提供システム100の構成を詳細に説明する。図1は、実施形態に係る情報提供システム100の構成例を示す図である。以下に、情報提供システム100全体の構成例、情報提供システム100の処理、参考技術の情報提供システムの問題点を順に説明し、最後に情報提供システム100の効果について説明する。なお、実施形態では、プラントに設置されるデバイスであるプラント機器を使用する工場生産監視を一例にして説明するが、利用場所や利用分野を限定するものではなく、モニタ画面によるデータの管理等全般に適用することができる。
(1-1.情報提供システム100全体の構成例)
情報提供システム100は、情報提供装置であるサーバ装置10および端末装置20(20A、20B、20C)を有する。ここで、サーバ装置10および端末装置20は、所定の通信網を介して相互に通信可能に接続される。また、端末装置20は、プラントにおけるプラント機器を管理する利用者Uによって使用され、プラントに設置される。図1の例では、利用者UAがプラントAにおいて端末装置20Aを使用し、利用者UBがプラントBにおいて端末装置20Bを使用し、利用者UCがプラントCにおいて端末装置20Cを使用している。
図1に示した情報提供システム100には、複数台のサーバ装置10が含まれてもよい。また、サーバ装置10は、端末装置20と統合された構成であってもよい。
(1-2.情報提供システム100全体の処理)
上記のような情報提供システム100全体の処理について説明する。なお、下記のステップS1~S8は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS1~S8のうち、省略される処理があってもよい。
(1-2-1.モニタ構成作成処理)
端末装置20を使用する利用者Uは、モニタ画面の表示構成(適宜、「モニタ構成」)を作成する(ステップS1)。例えば、利用者UAは、端末装置20Aに表示されるウェブブラウザを操作することによって、モニタ構成の要素である表示項目として、分割種類、モニタ種類、グループを設定する。ここで、分割種類とは、ディスプレイ1つ当たりの表示画面数や表示レイアウト等の分割形式である。また、モニタ種類とは、計測データ表示、アラーム表示、エラー表示等の機能別の表示形式である。また、グループとは、分類された計測データや演算データごとのデータグループである。
(1-2-2.モニタ構成情報送信処理)
端末装置20Aは、構成情報をサーバ装置10に送信する(ステップS2)。例えば、端末装置20Aは、利用者UAが設定したモニタ構成を示す構成情報を1時間ごとにサーバ装置10に送信する。このとき、端末装置20Aは、構成情報を記憶してもよい。
(1-2-3.計測情報更新処理)
サーバ装置10は、記憶している計測情報を更新する(ステップS3)。例えば、サーバ装置10は、構成情報からモニタ画面の表示項目(分割種類、モニタ種類、グループ)の使用回数を計測し、使用された時間帯ごとにそれぞれ加算することによって、計測情報を更新する。このとき、サーバ装置10は、構成情報からモニタ画面の表示項目の使用時間を計測してもよい。また、サーバ装置10は、同様に、端末装置20Bおよび端末装置20Cから構成情報を受信し、モニタ画面の表示項目の使用回数を計測し、統合した計測情報を更新する。
(1-2-4.提案情報生成処理)
サーバ装置10は、計測情報から提案情報を生成する(ステップS4)。例えば、サーバ装置10は、計測情報からモニタ画面の分割種類、モニタ種類、グループそれぞれについて時間帯ごとに使用回数が多い2~3種類の表示項目を抽出し、抽出した表示項目の組合せを、時間帯ごとの提案情報として生成する。
このとき、サーバ装置10は、機械学習モデルを用いて提案情報を生成することもできる。例えば、サーバ装置10は、受信した利用者UAの属性(役職、業務内容、経験年数等)および各表示項目の画面への使用回数を訓練済みの機械学習モデルに入力することによって出力された複数の構成情報を、利用者UAに提案する提案情報として生成する。
(1-2-5.提案情報送信処理)
サーバ装置10は、提案情報を端末装置20に送信する(ステップS5)。例えば、サーバ装置10は、利用者UAが端末装置20Aを利用する時間帯に応じて、当該時間帯ごとに生成した提案情報を端末装置20Aに送信する。
(1-2-6.提案情報表示処理)
端末装置20は、提案情報を表示する(ステップS6)。例えば、端末装置20Aは、サーバ装置10から取得した提案情報を、複数のモニタ構成の一覧として表示する。このとき、端末装置20は、提案情報を複数のモニタ画面のプレビュー画面として表示してもよい。
(1-2-7.モニタ構成選択処理)
利用者Uは、表示された提案情報からモニタ構成を選択する(ステップS7)。例えば、利用者UAは、端末装置20Aに表示されるウェブブラウザを操作することによって、複数のモニタ構成の一覧から表示したいモニタ構成を選択する。このとき、利用者Uは、複数のモニタ画面のプレビュー画面から表示したいモニタ画面を選択してもよい。
(1-2-8.モニタ画面表示処理)
端末装置20は、モニタ画面を表示する(ステップS8)。例えば、端末装置20Aは、利用者UAが選択したモニタ画面のモニタ構成情報をもとに、ウェブブラウザを介してモニタ画面を表示する。このとき、端末装置20は、モニタ構成情報を記憶してもよい。また、端末装置20B、端末装置20Cは、同様に、それぞれ利用者UB、利用者UCが選択したモニタ画面のモニタ構成情報をもとに、ウェブブラウザを介してモニタ画面を表示する。
(1-3.参考技術の情報提供システム)
参考技術としての情報提供処理の概要について説明した上で、参考技術の問題点について説明する。
(1-3-1.参考技術の情報提供処理の概要)
以下では、参考技術としての情報提供処理の概要について、参考技術のデータ収集処理、データ表示処理の順に説明する。
(1-3-1-1.参考技術のデータ収集処理)
参考技術におけるモニタ構成の作成および保存を実行するデータ収集処理について説明する。第1に、利用者は、端末装置に表示されるウェブブラウザを操作することによって、モニタ構成の要素である表示項目を設定する。第2に、端末装置は、設定されたモニタ構成のモニタ構成情報を記憶する。第3に、端末装置は、モニタ構成情報をサーバ装置に送信する。第4に、サーバ装置は、モニタ構成情報を記憶する。
(1-3-1-2.参考技術のデータ表示処理)
参考技術におけるモニタ構成の表示復元を実行するデータ表示処理について説明する。第1に、利用者は、端末装置に表示されるウェブブラウザを操作することによって、設定したモニタ構成を選択する。第2に、端末装置は、選択されたモニタ構成のモニタ構成情報を、ウェブブラウザを介してサーバ装置から取得する。第3に、取得したモニタ構成のモニタ構成情報をもとに、ウェブブラウザを介してモニタ画面を表示する。
(1-3-2.参考技術の情報提供処理の問題点)
以下では、参考技術の情報提供処理の問題点について説明する。第1に、参考技術の情報提供処理では、事前にモニタ構成を作成させて、その後はその決まった構成のモニタ構成を使用するという形式であるので、作成および保存の作業に時間がかかるという問題点がある。第2に、参考技術の情報提供処理では、決まったモニタ構成でしか表示しなくなるので、他によりよいモニタ構成があるかもしれない状況で利用者自身が気づかないという問題点がある。第3に、特許文献1の参考技術の情報提供処理では、利用者にモニタ構成の選択の余地を残していないので、例えば2~3つの候補からユーザが選択できることで真に最適な最終結果が得られたかもしれない機会を損失する問題点がある。
(1-4.情報提供システム100の効果)
以下では、実施形態に係る情報提供システム100の概要について説明した上で、情報提供システム100の効果について説明する。
(1-4-1.情報提供システム100の概要)
以下では、実施形態に係る情報提供処理の概要について、実施形態に係るデータ収集処理、データ表示処理の順に説明する。
(1-4-1-1.実施形態に係るデータ収集処理)
実施形態に係る構成情報の送信および計測を実行するデータ収集処理について説明する。第1に、利用者Uは、端末装置20に表示されるウェブブラウザを操作することによって、モニタ構成の要素である表示項目を設定する。第2に、端末装置20は、モニタ構成情報をサーバ装置10に送信する。第3に、サーバ装置10は、モニタ構成の計測を実行し、計測情報を生成する。このとき、サーバ装置10は、モニタ画面の分割種類やモニタ種類の使用回数を時間帯ごとに分けて計測する。第4に、サーバ装置10は、計測情報を記憶することによって、計測情報を更新する。
(1-4-1-2.実施形態に係るデータ表示処理)
実施形態に係るモニタ構成の表示復元を実行するデータ表示処理について説明する。第1に、サーバ装置10は、計測情報から使用時の時間帯のランキング上位の構成情報を複数含む提案情報を生成する。このとき、サーバ装置10は、ランキング上位の構成情報として、時間帯別に使用回数が多いモニタ画面の分割種類やモニタ種類を選択し、提案情報を生成する。第2に、端末装置20は、複数の構成情報を含む提案情報を、ウェブブラウザを介してサーバ装置10から取得する。第3に、端末装置20は、取得した提案情報をもとに、ウェブブラウザを介して複数のモニタ構成を提示する。第4に、利用者Uは、ウェブブラウザを介して使用したいモニタ構成を選択する。第5に、端末装置20は、選択されたモニタ構成の構成情報をもとに、モニタ画面を表示する。
(1-4-2.情報提供システム100の効果)
上述した情報提供システム100は、以下の効果がある。第1に、情報提供システム100では、利用者Uがモニタ画面のカスタマイズを自分でプリセット保存するのではなく、運用中にその時々にマッチしたモニタ構成を都度作成し、サーバ装置10がモニタ構成をランキング化し、利用者Uが使用する時間帯ごとに使用頻度の高いモニタ構成をランキング形式でリコメンドすることによって、利用者Uの行動特性を動的に、かつ柔軟に運用に反映し、モニタ作業を効率化することができる。第2に、情報提供システム100では、システム側が反映結果を決定出力せず、利用者Uが最後の選択をできるようにすることによって、真に最適な結果を得られる機会を増やすとともに、利用者Uに「利用者自身が選択してよい結果を得られた」という満足感や成功体験をもたらすことができる。以上より、情報提供システム100は、利用者Uにモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案できる。
〔2.情報提供システム100の各装置の構成〕
図2を用いて、図1に示した情報提供システム100が有する各装置の機能構成について説明する。図2は、実施形態に係る各装置の構成例を示すブロック図である。以下では、実施形態に係る情報提供システム100全体の構成例を説明した上で、実施形態に係るサーバ装置10および端末装置20の構成例について詳細に説明する。
(2-1.情報提供システム100全体の構成例)
図2に示すように、情報提供システム100は、サーバ装置10および端末装置20を有する。サーバ装置10と端末装置20とは、インターネット回線等の通信網Nによって通信可能に接続されている。
なお、サーバ装置10は、インターネット回線等で接続される物理サーバに限定されず、クラウド環境に構築されるサーバ装置、オンプレミス環境に構築される物理サーバ、仮想マシン、コンテナ等であってもよい。
(2-2.サーバ装置10の構成例)
まず、図2を用いて、情報提供装置であるサーバ装置10の構成例について説明する。サーバ装置10は、通信部11、記憶部12および制御部13を有する。なお、サーバ装置10は、情報提供システム100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を出力するための出力部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(2-2-1.通信部11)
通信部11は、他の装置との間でのデータ通信を司る。例えば、通信部11は、ルータ等を介して、各通信装置との間でデータ通信を行う。また、通信部11は、図示しないオペレータの端末との間でデータ通信を行うことができる。
(2-2-2.記憶部12)
記憶部12は、制御部13が動作する際に参照する各種情報や、制御部13が動作した際に取得した各種情報を記憶する。記憶部12は、計測情報記憶部12a、提案情報記憶部12bおよび機械学習モデル12cを有する。ここで、記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置等で実現され得る。なお、図2の例では、記憶部12は、サーバ装置10の内部に設置されているが、サーバ装置10の外部に設置されてもよいし、複数の記憶部が設置されていてもよい。
(2-2-2-1.計測情報記憶部12a)
計測情報記憶部12aは、後述する制御部13の計測部13bによって更新された計測情報を記憶する。ここで、図3を用いて、計測情報記憶部12aが記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態に係るサーバ装置10の計測情報記憶部12aの一例を示す図である。図3の例において、計測情報記憶部12aは、「時間帯」、「分割種類」、「モニタ種類」、「グループ」といった項目を有する。
「時間帯」は、端末装置20が使用された時間帯を示し、例えば開始時刻および終了時刻である。「分割種類」は、表示項目の1つであるモニタ画面の分割方式の使用回数を示し、例えばディスプレイ1つ当たりの表示画面数、レイアウト等の分割形式の使用回数である。「モニタ種類」は、サーバ装置10が実行するアプリケーションの機能別の表示形式の使用回数を示し、計測データ表示、アラーム表示、エラー表示等の表示内容の使用回数である。「グループ」は、サーバ装置10が実行するアプリケーションが提供するデータグループの使用回数を示し、プラント機器ごとの計測データ、演算データ等のデータグループの使用回数である。
すなわち、図3では、「時間帯#1」で示される時間帯において、「分割種類#1」で示される分割方式が「167回」使用され、「分割種類#2」で示される分割方式が「667回」使用され、「分割種類#3」で示される分割方式が「9回」使用されている例を示す。また、図3では、「時間帯#1」で示される時間帯において、「モニタ種類#1」で示される表示内容が「125回」使用され、「モニタ種類#2」で示される表示内容が「128回」使用され、「モニタ種類#3」で示される表示内容が「2回」使用されている例を示す。また、図3では、「時間帯#1」で示される時間帯において、「グループ#1」で示されるデータグループが「650回」使用され、「グループ#2」で示されるデータグループが「34回」使用され、「グループ#3」で示されるデータグループが「24回」使用されている例を示す。
(2-2-2-2.提案情報記憶部12b)
提案情報記憶部12bは、後述する制御部13の生成部13cによって生成された提案情報を記憶する。ここで、図4を用いて、提案情報記憶部12bが記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係るサーバ装置10の提案情報記憶部12bの一例を示す図である。図4の例において、提案情報記憶部12bは、「利用者」、「時間帯」、「分割種類」、「モニタ種類」、「グループ」といった項目を有する。
「利用者」は、端末装置20を使用する利用者Uを識別するための識別情報を示し、例えば利用者Uの識別番号や識別記号等である。「時間帯」は、端末装置20が使用される時間帯を示し、例えば開始時刻および終了時刻である。「分割種類」は、表示項目の1つであるモニタ画面の分割方式を識別するための識別情報を示し、例えばディスプレイ1つ当たりの表示画面数、レイアウト等の分割方式の識別番号や識別記号等である。「モニタ種類」は、サーバ装置10が実行するアプリケーションの機能別の表示内容を識別するための識別情報を示し、アラーム表示、エラー表示等の表示内容の識別番号や識別記号等である。「グループ」は、サーバ装置10が実行するアプリケーションが提供するデータグループを識別するための識別情報を示し、プラント機器ごとの計測データ、演算データ等のデータグループの識別番号や識別記号等である。
すなわち、図4では、「利用者A」に対して提案する提案情報が、「時間帯#1」で示される時間帯において、{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}、{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#2」,グループ:「グループ#1」,・・・}、{分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#5」,グループ:「グループ#2」,・・・}、・・・であり、「時間帯#2」で示される時間帯において、{分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#2」,グループ:「グループ#3」,・・・}、{分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#1」,グループ:「グループ#3」,・・・}、{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#2」「モニタ種類#1」,グループ「グループ#1」,・・・}、・・・であり、「時間帯#3」で示される時間帯において、{分割種類:「分割種類#4」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#9」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}、{分割種類:「分割種類#3」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#9」,グループ:「グループ#1」,・・・}、{分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#5」,グループ「グループ#1」,・・・}、・・・である例を示す。
(2-2-2-3.機械学習モデル12c)
機械学習モデル12cは、利用者Uの属性情報および計測情報が入力されると、利用者Uごとに提案する表示画面の構成情報を出力するように訓練されたモデルである。例えば、機械学習モデル12cは、利用者Uの属性情報および計測情報を説明変数、属性ごとの表示画面の構成情報を目的変数とする機械学習により生成された学習済みモデルである。
(2-2-3.制御部13)
制御部13は、当該サーバ装置10全体の制御を司る。制御部13は、収集部13a、計測部13b、生成部13cおよび送信部13dを有する。ここで、制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現され得る。
(2-2-3-1.収集部13a)
収集部13aは、表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者U(UA、UB、UC)の表示画面の構成情報を収集する。例えば、収集部13aは、利用者UAの端末装置20A、利用者UBの端末装置20B、利用者UCの端末装置20Cそれぞれから、表示画面の構成情報を収集する。また、収集部13aは、プラントに設置されたプラント機器が送信するプラント情報を監視するウェブブラウザを実行する端末装置20から、構成情報を収集する。
具体的な例について説明すると、収集部13aは、利用者UAが使用する端末装置20Aから収集した構成情報として、{時間:「時間#1」,分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}、{時間:「時間#2」,分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#2」,グループ:「グループ#3」,・・・}、{時間:「時間#3」,分割種類:「分割種類#4」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#9」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}を収集する。
さらに、収集部13aは、各利用者U(UA、UB、UC)の属性を示す属性情報を収集する。例えば、収集部13aは、端末装置20Aから利用者UAの属性情報、端末装置20Bから利用者UBの属性情報、端末装置20Cから利用者UCの属性情報を収集する。このとき、収集部13aは、各利用者U(UA、UB、UC)の利用者情報に含まれる、利用者ID、役職、業務内容、経験年数等の属性情報を収集する。また、収集部13aは、属性情報を記憶するデータベースから、各利用者U(UA、UB、UC)の属性情報を収集してもよい。
具体的な例について説明すると、収集部13aは、利用者UAの属性情報として、{利用者ID:「利用者A」,役職:「役職A」,業務内容:「業務内容A」,経験年数:「X年」,・・・}、利用者UBの属性情報として、{利用者ID:「利用者B」,役職:「役職B」,業務内容:「業務内容B」,経験年数:「Y年」,・・・}、利用者UCの属性情報として、{利用者ID:「利用者C」,役職:「役職C」,業務内容:「業務内容C」,経験年数:「Z年」,・・・}、・・・を収集する。
(2-2-3-2.計測部13b)
計測部13bは、構成情報に基づき、表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度を計測する。例えば、計測部13bは、各表示項目それぞれについて、各利用者U(UA、UB、UC)から収集された各表示画面の構成情報に使用された使用回数を所定の時間帯ごとに計測する。このとき、計測部13bは、構成情報に基づき、表示画面を分割する各分割形式の使用回数と、各表示項目を表示する表示形式の使用回数と、各表示項目の表示対象であるデータをグループ化した各データグループの使用回数を計測する。なお、計測部13bは、各表示項目の使用回数等の使用頻度を計測し、計測情報記憶部12aに記憶される計測情報に計測した使用頻度を加算することによって、計測情報を更新する。
具体的な例について説明すると、計測部13bは、利用者UAが使用する端末装置20Aから収集した構成情報を参照し、「時間帯#1」の表示画面の分割形式について、{分割種類#1:167回,分割種類#2:667回,分割種類#3:9回}の使用回数を計測し、「時間帯#1」の表示形式について、{モニタ種類#1:25回,モニタ種類#2:128回,モニタ種類#3:2回}、「時間帯#1」のデータグループについて、{グループ#1:650回,グループ#2:34回,グループ#3:24回}と使用回数を計測し、計測情報を更新する。
さらに、計測部13bは、各表示項目それぞれについて、各利用者U(UA、UB、UC)から収集された各表示画面の構成情報に使用された使用時間を計測する。例えば、計測部13bは、各表示項目に関する使用頻度として使用時間を計測し、累積時間を計測情報として計測情報記憶部12aに格納してもよい。具体的な例について説明すると、計測部13bは、利用者UAが使用する端末装置20Aから収集した構成情報を参照し、「時間帯#1」の表示画面の分割形式について、{分割種類#1:100分,分割種類#2:500分,分割種類#3:10分}、「時間帯#1」の表示形式について、{モニタ種類#1:30分,モニタ種類#2:150分,モニタ種類#3:5分}、「時間帯#1」のデータグループについて、{グループ#1:700分,グループ#2:40分,グループ#3:30分}のように使用時間を計測し、計測情報を更新することもできる。
また、計測部13bは、属性情報に基づき、使用頻度を計測した計測情報を出力する。例えば、計測部13bは、属性情報と各表示項目の使用回数とを対応付けした計測情報を計測情報記憶部12aに格納してもよい。具体的な例について説明すると、計測部13bは、利用者UAが使用する端末装置20Aから収集した利用者UAの属性情報と構成情報とを参照し、「時間帯#1」について、{役職:役職A,業務内容:業務内容A,経験年数:X年,分割種類#1:167回,分割種類#2:667回,分割種類#3:9回,モニタ種類#1:25回,モニタ種類#2:128回,モニタ種類#3:2回,グループ#1:650回,グループ#2:34回,グループ#3:24回}のように属性情報と使用回数とが対応付けられた計測情報を更新することもできる。
(2-2-3-3.生成部13c)
生成部13cは、各表示項目に関する使用頻度に基づき、表示画面の表示を要求する要求利用者U’に提案する表示画面を示す提案情報を生成する。例えば、生成部13cは、使用回数が最も多い表示項目を設定した提案情報を時間帯ごとに生成する。このとき、生成部13cは、使用回数が最も多い分割形式に分割した各画面に、使用回数が最も多い分割形式の分割数分の上位に該当する表示形式を用いて、使用回数が最も多いデータグループに属する表示項目を表示する提案情報を生成する。具体的な例について説明すると、生成部13cは、分割種類として「3分割」の使用回数が最も多い場合には、「モニタ種類#5」、「モニタ種類#6」および「モニタ種類#2」の順に使用回数が多い上位3つのモニタ種類を表示し、最も使用回数が多い「グループ#1」のデータグループを表示する提案情報を生成する。なお、生成部13cは、生成した提案情報を提案情報記憶部12bに格納する。
ここで、生成部13cは、提案情報として、複数のモニタ構成の構成情報の一覧表を生成する。具体的な例について説明すると、生成部13cは、「利用者A」に対して「時間帯#1」で示される時間帯において提案する提案情報として、第1候補{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}、第2候補{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#2」,グループ:「グループ#1」,・・・}、第3候補{分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#5」,グループ:「グループ#2」,・・・}のような構成情報の一覧表を生成する。
また、生成部13cは、提案情報として、複数のモニタ画面のプレビュー画面を生成する。具体的な例について説明すると、生成部13cは、「利用者A」に対して「時間帯#1」で示される時間帯において提案する提案情報として、第1候補「プレビュー画面A」、第2候補「プレビュー画面B」、第3候補「プレビュー画面C」のような複数のモニタ画面のプレビュー画面を生成する。
また、生成部13cは、提案情報として、各表示項目のランキング表を生成してもよい。具体的な例について説明すると、生成部13cは、「利用者A」に対して「時間帯#1」で示される時間帯において提案する提案情報として、分割種類ランキング{第1位:「分割種類#2」,第2位:「分割種類#1」,第3位:「分割種類#5」,・・・}、モニタ種類ランキング{第1位:「モニタ種類#5」,第2位:「モニタ種類#6」,第3位:「モニタ種類#2」,・・・}、グループランキング{第1位:「グループ#1」,第2位:「グループ#2」,第3位:「グループ#3」,・・・}、のようなランキング表を生成することもできる。
さらに、生成部13cは、使用時間を重み付けした使用回数を用いて、提案情報を生成する。例えば、生成部13cは、使用時間と使用回数の積を用いて、提案情報を生成する。具体的な例について説明すると、生成部13cは、{分割種類#1:167回×100分,分割種類#2:667回×500分,分割種類#3:9回×10分}のように使用回数と使用時間の積を算出し、当該積の数値が大きい順に順位を決定し、提案情報を生成する。
また、生成部13cは、表示画面の表示要求を受信した時点までの使用頻度に基づく第1の提案情報と、表示画面の表示要求を受信した時点から所定期間までの使用頻度に基づく第2の提案情報とを生成する。具体的な例について説明すると、生成部13cは、使用回数の計測が1年前から行われていた場合には、1年間の累積使用回数をもとに第1の提案情報を生成し、長期間の利用者Uの行動特性に基づく提案情報を生成する。一方、生成部13cは、直近1ヵ月の累積使用回数をもとに第2の提案情報を生成し、最近の利用者Uの行動特性に基づく提案情報を生成する。
また、生成部13cは、要求利用者U’の属性、および表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度が入力されると、要求利用者U’ごとに提案する表示画面の構成情報を出力する機械学習モデル12cを用いて、提案情報を生成する。具体的な例について説明すると、生成部13cは、「時間帯#1」における属性と使用回数とが対応付けられた情報{役職:役職A,業務内容:業務内容A,経験年数:X年,分割種類#1:167回,分割種類#2:667回,分割種類#3:9回,モニタ種類#1:25回,モニタ種類#2:128回,モニタ種類#3:2回,グループ#1:650回,グループ#2:34回,グループ#3:24回}を機械学習モデル12cに入力し、出力された複数の構成情報{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}、{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#2」,グループ:「グループ#1」,・・・}、{分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#5」,グループ:「グループ#2」,・・・}を利用者UAに提案する提案情報として生成する。
(2-2-3-4.送信部13d)
送信部13dは、要求利用者U’に提案情報を送信する。例えば、送信部13dは、要求利用者U’に、要求利用者U’が要求した時間帯に対応する提案情報を送信する。具体的な例について説明すると、送信部13dは、利用者UAが「時間帯#1」の時間帯に提案情報を要求した場合には、「時間帯#1」の時間帯において提案する提案情報として、第1候補{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}、第2候補{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#2」,グループ:「グループ#1」,・・・}、第3候補{分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#5」,グループ:「グループ#2」,・・・}のような構成情報の一覧表を利用者UAの端末装置20Aに送信する。
また、送信部13dは、提案情報と、要求利用者U’自身が設定を行う表示画面の設定情報とを選択可能に、要求利用者U’に送信する。具体的な例について説明すると、送信部13dは、利用者UAが「時間帯#1」の時間帯に提案情報を要求した場合には、「時間帯#1」の時間帯において提案する提案情報として、第1候補「プレビュー画面A」、第2候補「プレビュー画面B」、第3候補「プレビュー画面C」のような複数のモニタ画面のプレビュー画面を送信するとともに、{分割種類:「分割種類#1」~「分割種類#5」,モニタ種類:「モニタ種類#1」~「モニタ種類#9」,グループ:「グループ#1」~「グループ#9」}のような各表示項目の選択を可能とする設定情報を利用者UAの端末装置20Aに送信する。
(2-3.端末装置20の構成例)
図2を用いて、利用者Uによって使用される端末装置20の構成例について説明する。例えば、端末装置20は、デスクトップPC(Personal Computer)、ノート型PC、スマートフォン、タブレット型端末、ハンディターミナル、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。端末装置20は、入力部21、出力部22、通信部23、記憶部24および制御部25を有する。
(2-3-1.入力部21)
入力部21は、当該端末装置20への各種情報の入力を司る。入力部21は、例えば、マウスやキーボード等であり、当該端末装置10への設定情報等の入力を受け付ける。
(2-3-2.出力部22)
出力部22は、当該端末装置20からの各種情報の出力を司る。出力部22は、例えば、ディスプレイ等であり、当該端末装置20に記憶された設定情報等を出力する。
(2-3-3.通信部23)
通信部23は、他の装置との間でのデータ通信を司る。例えば、通信部23は、ルータ等を介して、各通信装置との間でデータ通信を行う。また、通信部23は、図示しないオペレータの端末との間でデータ通信を行うことができる。
(2-3-4.記憶部24)
記憶部24は、制御部25が動作する際に参照する各種情報や、制御部25が動作した際に取得した各種情報を記憶する。記憶部24は、構成情報記憶部24aを有する。ここで、記憶部24は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置等で実現され得る。なお、図2の例では、記憶部24は、端末装置20の内部に設置されているが、端末装置20の外部に設置されてもよいし、複数の記憶部が設置されていてもよい。
(2-3-4-1.構成情報記憶部24a)
構成情報記憶部24aは、後述する制御部25の取得部25aによって取得された構成情報を記憶する。ここで、図5を用いて、構成情報記憶部24aが記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る端末装置20の構成情報記憶部24aの一例を示す図である。図5の例において、構成情報記憶部24aは、「時間」、「分割種類」、「モニタ種類」、「グループ」といった項目を有する。
「時間」は、モニタ構成が設定された時間を示し、例えば利用者Uがモニタ構成を変更した時刻である。「分割種類」は、表示項目の1つであるモニタ画面の分割方式を識別するための識別情報を示し、例えばディスプレイ1つ当たりの表示画面数、レイアウト等の分割方式の識別番号や識別記号等である。「モニタ種類」は、サーバ装置10が実行するアプリケーションの機能別の表示内容を識別するための識別情報を示し、アラーム表示、エラー表示等の表示内容の識別番号や識別記号等である。「グループ」は、サーバ装置10が実行するアプリケーションが提供するデータグループを識別するための識別情報を示し、プラント機器ごとの計測データ、演算データ等のデータグループの識別番号や識別記号等である。
すなわち、図5では、端末装置20が取得した構成情報が、「時間#1」で示される時間において、{分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}であり、「時間#2」で示される時間において、{分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#2」,グループ:「グループ#3」,・・・}であり、「時間#3」で示される時間帯において、{分割種類:「分割種類#4」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#9」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}である例を示す。
(2-3-5.制御部25)
制御部25は、当該端末装置20全体の制御を司る。制御部25は、取得部25a、表示部25bおよび送受信部25cを有する。ここで、制御部25は、例えば、CPUやMPU等の電子回路やASICやFPGA等の集積回路により実現され得る。
(2-3-5-1.取得部25a)
取得部25aは、表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、利用者Uの表示画面の構成情報を取得する。具体的な例について説明すると、収集部13aは、利用者UAが設定した表示画面の構成情報として、{時間:「時間#1」,分割種類:「分割種類#2」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}、{時間:「時間#2」,分割種類:「分割種類#1」,モニタ種類:「モニタ種類#2」,グループ:「グループ#3」,・・・}、{時間:「時間#3」,分割種類:「分割種類#4」,モニタ種類:「モニタ種類#5」「モニタ種類#9」「モニタ種類#6」,グループ:「グループ#1」,・・・}、・・・を取得する。
(2-3-5-2.表示部25b)
表示部25bは、サーバ装置10から送信された各種情報をもとに表示画面を生成する。例えば、表示部25bは、サーバ装置10が送信した提案情報や設定情報をもとに表示画面を生成する。なお、表示部25bによって表示される画面の詳細については、(2-4.表示画面の具体例)において後述する。
(2-3-5-3.送受信部25c)
送受信部25cは、各種情報を送信する。例えば、送受信部25cは、サーバ装置10に構成情報を送信する。また、送受信部25cは、各種情報を受信する。例えば、送受信部25cは、サーバ装置10が送信した提案情報や設定情報を受信する。
(2-4.表示画面の具体例)
図6~図11を用いて、端末装置20の表示部25bが表示する表示画面の具体例について説明する。以下では、時間帯ごとの端末装置20の表示画面の具体例とともに、それぞれの時間帯ごとの計測情報の具体例について説明する。
(2-4-1.具体例1)
図6および図7を用いて、朝の始業直後の時間帯における表示画面の具体例1、当該時間帯における計測情報の具体例1について説明する。以下では、朝の始業直後(8:00~9:00)において、データの全体状態、夜間~始業前のアラーム状態を確認するために利用者Uが使用する表示画面、および当該時間帯における計測情報について説明する。
(2-4-1-1.表示画面)
図6を用いて、具体例1の表示画面について説明する。図6は、実施形態に係る表示画面の具体例1を示す図である。図6に示すように、端末装置20は、利用者Uのモニタ構成の設定をもとに、プラントにおけるプラント機器の監視を可能とする表示画面を表示する。図6の例では、端末装置20は、表示項目である「分割種類」として、「2分割(縦)」の分割形式で表示画面を表示する。また、端末装置20は、表示項目である「モニタ種類」として、「オーバビュー」および「アラームサマリ」の表示形式で表示画面を表示する。また、端末装置20は、表示項目である「グループ」が「なし」に設定されているので、全プラント機器から収集された計測データとして、「0001」~「0010」のセンサ値を表示する。
(2-4-1-2.計測情報)
図7を用いて、具体例1の計測情報について説明する。図7は、実施形態に係る計測情報の具体例1を示す図である。図7に示すように、サーバ装置10は、「8:00~9:00」の「時間帯」において、「分割種類」、「モニタ種類」、「グループ」それぞれの「回数」について、収集した構成情報をもとに使用回数を加算することによって、計測情報を更新する。
「分割種類」について説明すると、サーバ装置10は、「分割種類:なし,回数:167」、「分割種類:2分割(縦),回数:667」、「分割種類:2分割(横),回数:9」、「分割種類:3分割,回数:45」、「分割種類:4分割,回数:98」のように計測情報を更新する。上記の例では、「2分割(縦)」の累積使用回数が最も多いので、当該時間帯において最も使用されていることがわかる。
「モニタ種類」について説明すると、サーバ装置10は、「モニタ種類:トレンド,回数:125」、「モニタ種類:ディジタル,回数:128」、「モニタ種類:バーグラフ,回数:2」、「モニタ種類:メータ,回数:2」、「モニタ種類:オーバビュー,回数:668」、「モニタ種類:アラームサマリ,回数:650」、「モニタ種類:メッセージサマリ,回数:34」、「モニタ種類:事象ログ,回数:10」、「モニタ種類:エラーログ,回数:51」のように計測情報を更新する。上記の例では、「オーバビュー」および「アラームサマリ」の累積使用回数が突出して多く、当該時間帯において他のモニタ種類より多く使用されていることがわかる。
「グループ」について説明すると、サーバ装置10は、「グループ種類:なし,回数:650」、「グループ:グループ1,回数:34」、「グループ:グループ2,回数:24」、「グループ:グループ3,回数:23」、「グループ:グループ4,回数:12」、「グループ:グループ5,回数:8」、「グループ:グループ6,回数:0」、「グループ:グループ7,回数:0」、「グループ:グループ8,回数:0」のように計測情報を更新する。上記の例では、「なし」(全データ表示)の累積使用回数が最も多いので、当該時間帯において最も使用されていることがわかる。また、「グループ6」、「グループ7」および「グループ8」の累積使用回数が0であるので、当該時間帯において1度も使用されていないことがわかる。
(2-4-2.具体例2)
図8および図9を用いて、午後の時間帯において特定のプラント機器のデータをチェックする表示画面の具体例2、当該時間帯における計測情報の具体例2について説明する。以下では、午後の時間帯(14:00~15:00)において、特定のプラント機器から収集され、グループ2のデータグループに分類されるプラント情報を確認するために利用者Uが使用する表示画面、および当該時間帯における計測情報について説明する。
(2-4-2-1.表示画面)
図8を用いて、具体例2の表示画面について説明する。図8は、実施形態に係る表示画面の具体例2を示す図である。図8に示すように、端末装置20は、利用者Uのモニタ構成の設定をもとに、特定のプラント機器の監視を実行する表示画面を表示する。図8の例では、端末装置20は、表示項目である「分割種類」として、「なし」(1画面表示)の分割形式で表示画面を表示する。また、端末装置20は、表示項目である「モニタ種類」として、「ディジタル」の表示形式で表示画面を表示する。また、端末装置20は、表示項目である「グループ」が「グループ2」に設定されているので、「グループ2」に分類された特定のプラント機器から収集された計測データとして、「0001」~「0004」のセンサ値を表示する。
(2-4-2-2.計測情報)
図9を用いて、具体例2の計測情報について説明する。図9は、実施形態に係る計測情報の具体例2を示す図である。図9に示すように、サーバ装置10は、「14:00~15:00」の「時間帯」において、「分割種類」、「モニタ種類」、「グループ」それぞれの「回数」について、収集した構成情報をもとに使用回数を加算することによって、計測情報を更新する。
「分割種類」について説明すると、サーバ装置10は、「分割種類:なし,回数:789」、「分割種類:2分割(縦),回数:102」、「分割種類:2分割(横),回数:1」、「分割種類:3分割,回数:12」、「分割種類:4分割,回数:1」のように計測情報を更新する。上記の例では、「なし」の累積使用回数が最も多いので、当該時間帯において最も使用されていることがわかる。
「モニタ種類」について説明すると、サーバ装置10は、「モニタ種類:トレンド,回数:560」、「モニタ種類:ディジタル,回数:790」、「モニタ種類:バーグラフ,回数:0」、「モニタ種類:メータ,回数:0」、「モニタ種類:オーバビュー,回数:12」、「モニタ種類:アラームサマリ,回数:102」、「モニタ種類:メッセージサマリ,回数:23」、「モニタ種類:事象ログ,回数:2」、「モニタ種類:エラーログ,回数:12」のように計測情報を更新する。上記の例では、「ディジタル」の累積使用回数が最も多いので、当該時間帯において最も使用されていることがわかる。
「グループ」について説明すると、サーバ装置10は、「グループ種類:なし,回数:153」、「グループ:グループ1,回数:21」、「グループ:グループ2,回数:789」、「グループ:グループ3,回数:15」、「グループ:グループ4,回数:4」、「グループ:グループ5,回数:1」、「グループ:グループ6,回数:0」、「グループ:グループ7,回数:0」、「グループ:グループ8,回数:0」のように計測情報を更新する。上記の例では、「グループ2」の累積使用回数が最も多いので、当該時間帯において最も使用されていることがわかる。また、「グループ6」、「グループ7」および「グループ8」の累積使用回数が0であるので、当該時間帯において1度も使用されていないことがわかる。
(2-4-3.具体例3)
図10および図11を用いて、夕方の終業直前の時間帯における表示画面の具体例3、当該時間帯における計測情報の具体例3について説明する。以下では、夕方の集合直前(16:00~17:00)において、終業前のデータ状態、アラーム状態とともに、終業前なのでエラー発生状態も確認するために利用者Uが使用する表示画面、および当該時間帯における計測情報について説明する。
(2-4-3-1.表示画面)
図10を用いて、具体例3の表示画面について説明する。図10は、実施形態に係る表示画面の具体例3を示す図である。図10に示すように、端末装置20は、利用者Uのモニタ構成の設定をもとに、プラントにおけるプラント機器の監視、エラー発生状況の確認を可能とする表示画面を表示する。図10の例では、端末装置20は、表示項目である「分割種類」として、「3画面表示」の分割形式で表示画面を表示する。また、端末装置20は、表示項目である「モニタ種類」として、「オーバビュー」、「アラームサマリ」、「エラーログ」の表示形式で表示画面を表示する。また、端末装置20は、表示項目である「グループ」が「なし」に設定されているので、全プラント機器から収集された計測データとして、「0001」~「0010」のセンサ値を表示する。
(2-4-3-2.計測情報)
図11を用いて、具体例3の計測情報について説明する。図11は、実施形態に係る計測情報の具体例3を示す図である。図11に示すように、サーバ装置10は、「16:00~17:00」の「時間帯」において、「分割種類」、「モニタ種類」、「グループ」それぞれの「回数」について、収集した構成情報をもとに使用回数を加算することによって、計測情報を更新する。
「分割種類」について説明すると、サーバ装置10は、「分割種類:なし,回数:123」、「分割種類:2分割(縦),回数:50」、「分割種類:2分割(横),回数:9」、「分割種類:3分割,回数:667」、「分割種類:4分割,回数:86」のように計測情報を更新する。上記の例では、「3分割」の累積使用回数が最も多いので、当該時間帯において最も使用されていることがわかる。
「モニタ種類」について説明すると、サーバ装置10は、「モニタ種類:トレンド,回数:12」、「モニタ種類:ディジタル,回数:76」、「モニタ種類:バーグラフ,回数:1」、「モニタ種類:メータ,回数:2」、「モニタ種類:オーバビュー,回数:646」、「モニタ種類:アラームサマリ,回数:633」、「モニタ種類:メッセージサマリ,回数:34」、「モニタ種類:事象ログ,回数:10」、「モニタ種類:エラーログ,回数:645」のように計測情報を更新する。上記の例では、「オーバビュー」、「アラームサマリ」および「エラーログ」の累積使用回数が突出して多く、当該時間帯において他のモニタ種類より多く使用されていることがわかる。
「グループ」について説明すると、サーバ装置10は、「グループ種類:なし,回数:654」、「グループ:グループ1,回数:22」、「グループ:グループ2,回数:8」、「グループ:グループ3,回数:11」、「グループ:グループ4,回数:6」、「グループ:グループ5,回数:1」、「グループ:グループ6,回数:0」、「グループ:グループ7,回数:0」、「グループ:グループ8,回数:0」のように計測情報を更新する。上記の例では、「なし」(全データ表示)の累積使用回数が最も多いので、当該時間帯において最も使用されていることがわかる。また、「グループ6」、「グループ7」および「グループ8」の累積使用回数が0であるので、当該時間帯において1度も使用されていないことがわかる。
(2-4-4.その他)
上記の計測情報更新処理(ランキング処理)は、プラントの稼働監視において実行される場合には、利用者Uによるモニタ構成の設定操作が毎日繰り返される。このとき、ランキング処理によって、計測された使用回数の母数が大きくなっていくので、時間帯ごとのランキングが徐々に確立されていく。また、プラント機器の追加等のプラントの操業に変化があり、時間帯ごとのランキングに影響が生じた場合でも、徐々にランキングに反映され最適化されていく。そして、一定期間が経過してランキングパラメータ(使用回数)の母数が十分に増えたときに、ウェブモニタ表示時にランキングに基づいて「この時間に見たいモニタ内容はこれですか?」等の複数の候補をリコメンド表示して、利用者Uに選択させることができる。すなわち、上記のランキング処理では、利用者Uが「普段どのようなことを繰り返し行っているか?」や「頻度高く行っているか?」という情報を、利用者Uの行動特性としてパラメータ化することで、より最適化されたモニタ作業を可能にする。
上記のランキング処理は、1つの端末装置20から継続的に構成情報を収集してもよいし、複数の端末装置20から構成情報を収集してもよい。また、利用者Uにモニタ画面をリコメンドするたびに使用回数をリセットしてもよい。さらに、使用回数だけではなく、所定の期間当たりの使用回数を示す使用頻度を計測してもよい。
〔3.情報提供システム100の処理の流れ〕
図12および図13を用いて、実施形態に係る情報提供システム100の処理の流れについて説明する。以下では、情報提供システム100の処理の流れとして、データ収集処理、データ表示処理の順に説明する。
(3-1.データ収集処理)
図12を用いて、実施形態に係る構成情報の送信および計測を実行するデータ収集処理について説明する。図12は、実施形態に係るデータ収集処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、下記のステップS101~S106の処理は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS101~S106の処理のうち、省略される処理があってもよい。
第1に、利用者Uは、端末装置20を用いてモニタ構成を作成する(ステップS101)。第2に、端末装置20は、利用者Uが作成したモニタ構成を表示する(ステップS102)。第3に、端末装置20は、モニタ構成の構成情報を格納する(ステップS103)。第4に、端末装置20は、モニタ構成の構成情報をサーバ装置10に送信する(ステップS104)。第5に、サーバ装置10は、収集した構成情報を参照し、各表示項目の使用回数を計測する(ステップS105)。第6に、サーバ装置10は、各表示項目の使用回数をもとに計測情報を更新する(ステップS106)。
(3-2.データ表示処理)
図13を用いて、実施形態に係るモニタ構成の表示復元を実行するデータ表示処理について説明する。図13は、実施形態に係るデータ表示処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、下記のステップS201~S208の処理は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS201~S208の処理のうち、省略される処理があってもよい。
第1に、端末装置20は、サーバ装置10に属性情報を含む利用者情報を送信する(ステップS201)。第2に、サーバ装置10は、計測情報をもとに提案情報を生成する(ステップS202)。第3に、サーバ装置10は、生成した提案情報を格納する(ステップS203)。第4に、サーバ装置10は、生成した提案情報を端末装置20に送信する(ステップS204)。第5に、端末装置20は、提案情報を表示する(ステップS205)。第6に、利用者Uは、提案情報からモニタ構成を選択する(ステップS206)。第7に、端末装置20は、選択されたモニタ画面を表示する(ステップS207)。第8に、端末装置20は、モニタ構成の構成情報を格納する(ステップS208)。
〔4.実施形態の効果〕
最後に、実施形態の効果について説明する。以下では、実施形態に係る処理に対応する効果1~8について説明する。
(4-1.効果1)
第1に、上述した実施形態に係る処理では、サーバ装置10は、表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者Uの表示画面の構成情報を収集し、構成情報に基づき、表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度を計測し、各表示項目に関する使用頻度に基づき、表示画面の表示を要求する要求利用者U’に提案する表示画面を示す提案情報を生成し、要求利用者U’に提案情報を送信する。このため、本処理では、利用者Uにモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することができる。
(4-2.効果2)
第2に、上述した実施形態に係る処理では、サーバ装置10は、各表示項目それぞれについて、各利用者Uから収集された各表示画面の構成情報に使用された使用回数を所定の時間帯ごとに計測し、使用回数が最も多い表示項目を設定した提案情報を時間帯ごとに生成し、要求利用者U’に、要求利用者U’が要求した時間帯に対応する提案情報を送信する。このため、本処理では、時間帯ごとの表示項目の使用回数を計測することによって、利用者Uにモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することができる。
(4-3.効果3)
第3に、上述した実施形態に係る処理では、サーバ装置10は、構成情報に基づき、表示画面を分割する各分割形式の使用回数と、各表示項目を表示する表示形式の使用回数と、各表示項目の表示対象であるデータをグループ化した各データグループの使用回数を計測し、使用回数が最も多い分割形式に分割した各画面に、使用回数が最も多い分割形式の分割数分の上位に該当する表示形式を用いて、使用回数が最も多いデータグループに属する表示項目を表示する提案情報を生成し、要求利用者U’に提案情報を送信する。このため、本処理では、時間帯ごとの表示画面の分割形式、表示形式、データグループの使用回数を計測することによって、利用者Uにモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することができる。
(4-4.効果4)
第4に、上述した実施形態に係る処理では、サーバ装置10は、各表示項目それぞれについて、各利用者から収集された各表示画面の構成情報に使用された使用時間をさらに計測し、使用時間を重み付けした使用回数を用いて提案情報を生成する。このため、本処理では、時間帯ごとの表示項目の使用回数だけではなく使用時間を計測することによって、利用者Uにモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することができる。
(4-5.効果5)
第5に、上述した実施形態に係る処理では、サーバ装置10は、表示画面の表示要求を受信した時点までの使用頻度に基づく第1の提案情報と、表示画面の表示要求を受信した時点から所定期間までの使用頻度に基づく第2の提案情報とを生成し、要求利用者U’に、第1の提案情報と第2の提案情報とを送信する。このため、本処理では、時間帯ごとの表示項目の使用頻度を任意の期間ごとに計測することによって、利用者Uにモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することができる。
(4-6.効果6)
第6に、上述した実施形態に係る処理では、サーバ装置10は、提案情報と、要求利用者U’自身が設定を行う表示画面の設定情報とを選択可能に、要求利用者U’に送信する。このため、本処理では、提案されたモニタ画面と利用者U自身が作成したモニタ画面を比較することによって、利用者Uにモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することができる。
(4-7.効果7)
第7に、上述した実施形態に係る処理では、サーバ装置10は、各利用者Uの属性を示す属性情報をさらに収集し、属性情報に基づき使用頻度を計測した計測情報を出力し、要求利用者U’の属性および表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度が入力されると、要求利用者U’ごとに提案する表示画面の構成情報を出力する機械学習モデル12cを用いて提案情報を生成する。このため、本処理では、利用者Uの属性を用いた提案情報を生成することによってランキングの妥当さを向上させ、利用者Uにモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することができる。
(4-8.効果8)
第8に、上述した実施形態に係る処理では、サーバ装置10は、プラントに設置されたプラント機器が送信するプラント情報を監視するウェブブラウザを実行する端末装置20から、構成情報を収集する。このため、本処理では、継続的なデータの監視が必要となるプラントにおいて、利用者Uにモニタ画面のカスタマイズを効果的に提案することができる。
〔システム〕
上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
〔ハードウェア〕
次に、情報提供装置であるサーバ装置10のハードウェア構成例を説明する。なお、端末装置20等の他の装置も同様のハードウェア構成とすることができる。図14は、ハードウェア構成例を説明する図である。図14に示すように、サーバ装置10は、通信装置10a、HDD(Hard Disk Drive)10b、メモリ10c、プロセッサ10dを有する。また、図14に示した各部は、バス等で相互に接続される。
通信装置10aは、ネットワークインタフェースカードなどであり、他のサーバとの通信を行う。HDD10bは、図2に示した機能を動作させるプログラムやDBを記憶する。
プロセッサ10dは、図2に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD10b等から読み出してメモリ10cに展開することで、図2等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。例えば、このプロセスは、サーバ装置10が有する各処理部と同様の機能を実行する。具体的には、プロセッサ10dは、収集部13a、計測部13b、生成部13c、送信部13d等と同様の機能を有するプログラムをHDD10b等から読み出す。そして、プロセッサ10dは、収集部13a、計測部13b、生成部13c、送信部13d等と同様の処理を実行するプロセスを実行する。
このように、サーバ装置10は、プログラムを読み出して実行することで各種処理方法を実行する装置として動作する。また、サーバ装置10は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施形態と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施形態でいうプログラムは、サーバ装置10によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することができる。
〔その他〕
開示される技術特徴の組合せのいくつかの例を以下に記載する。
(1)表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集する収集部と、前記構成情報に基づき、前記表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度を計測する計測部と、前記各表示項目に関する使用頻度に基づき、前記表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する前記表示画面を示す提案情報を生成する生成部と、前記要求利用者に前記提案情報を送信する送信部と、を備える情報提供装置。
(2)前記計測部は、前記各表示項目それぞれについて、前記各利用者から収集された各表示画面の構成情報に使用された使用回数を所定の時間帯ごとに計測し、前記生成部は、前記使用回数が最も多い前記表示項目を設定した前記提案情報を前記時間帯ごとに生成し、前記送信部は、前記要求利用者に、前記要求利用者が要求した前記時間帯に対応する前記提案情報を送信する、(1)に記載の情報提供装置。
(3)前記計測部は、前記構成情報に基づき、前記表示画面を分割する各分割形式の使用回数と、前記各表示項目を表示する表示形式の使用回数と、前記各表示項目の表示対象であるデータをグループ化した各データグループの使用回数を計測し、前記生成部は、使用回数が最も多い前記分割形式に分割した各画面に、使用回数が最も多い前記分割形式の分割数分の上位に該当する前記表示形式を用いて、使用回数が最も多い前記データグループに属する前記表示項目を表示する前記提案情報を生成し、前記要求利用者に、前記提案情報を送信する、(1)または(2)に記載の情報提供装置。
(4)前記計測部は、前記各表示項目それぞれについて、前記各利用者から収集された各表示画面の構成情報に使用された使用時間をさらに計測し、前記生成部は、前記使用時間を重み付けした前記使用回数を用いて、前記提案情報を生成する、(2)に記載の情報提供装置。
(5)前記生成部は、前記表示画面の表示要求を受信した時点までの使用回数に基づく第1の提案情報と、前記表示画面の表示要求を受信した時点から所定期間までの使用回数に基づく第2の提案情報とを生成し、前記送信部は、前記要求利用者に、前記第1の提案情報と前記第2の提案情報とを送信する、(1)~(4)のいずれか1つに記載の情報提供装置。
(6)前記送信部は、前記提案情報と、前記要求利用者自身が設定を行う前記表示画面の設定情報とを選択可能に、前記要求利用者に送信する、(1)~(5)のいずれか1つに記載の情報提供装置。
(7)前記収集部は、前記各利用者の属性を示す属性情報をさらに収集し、前記計測部は、前記属性情報に基づき、前記使用頻度を計測した計測情報を出力し、前記生成部は、前記属性および前記使用頻度が入力されると、前記要求利用者ごとに提案する前記表示画面の前記構成情報を出力する機械学習モデルを用いて、前記提案情報を生成する、(1)~(6)のいずれか1つに記載の情報提供装置。
(8)前記収集部は、プラントに設置されたプラント機器が送信するプラント情報を監視するウェブブラウザを実行する端末装置から、前記構成情報を収集する、(1)~(7)のいずれか1つに記載の情報提供装置。
(9)コンピュータが、表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集し、前記構成情報に基づき、前記表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度を計測し、前記各表示項目の使用頻度に基づき、前記表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する前記表示画面を示す提案情報を生成し、前記要求利用者に前記提案情報を送信する、処理を実行する情報提供方法。
(10)コンピュータに、表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集し、前記構成情報に基づき、前記表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度を計測し、前記各表示項目の使用頻度に基づき、前記表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する前記表示画面を示す提案情報を生成し、前記要求利用者に前記提案情報を送信する、処理を実行させる情報提供プログラム。
10 サーバ装置
11 通信部
12 記憶部
12a 計測情報記憶部
12b 提案情報記憶部
13 制御部
13a 収集部
13b 計測部
13c 生成部
13d 送信部
20 端末装置
21 入力部
22 出力部
23 通信部
24 記憶部
24a 構成情報記憶部
25 制御部
25a 取得部
25b 表示部
25c 送受信部
100 情報提供システム

Claims (10)

  1. 表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集する収集部と、
    前記構成情報に基づき、前記表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度を計測する計測部と、
    前記各表示項目に関する使用頻度に基づき、前記表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する前記表示画面を示す提案情報を生成する生成部と、
    前記要求利用者に前記提案情報を送信する送信部と、
    を備える情報提供装置。
  2. 前記計測部は、
    前記各表示項目それぞれについて、前記各利用者から収集された各表示画面の構成情報に使用された使用回数を所定の時間帯ごとに計測し、
    前記生成部は、
    前記使用回数が最も多い前記表示項目を設定した前記提案情報を前記時間帯ごとに生成し、
    前記送信部は、
    前記要求利用者に、前記要求利用者が要求した前記時間帯に対応する前記提案情報を送信する、
    請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記計測部は、
    前記構成情報に基づき、前記表示画面を分割する各分割形式の使用回数と、前記各表示項目を表示する表示形式の使用回数と、前記各表示項目の表示対象であるデータをグループ化した各データグループの使用回数を計測し、
    前記生成部は、
    使用回数が最も多い前記分割形式に分割した各画面に、使用回数が最も多い前記分割形式の分割数分の上位に該当する前記表示形式を用いて、使用回数が最も多い前記データグループに属する前記表示項目を表示する前記提案情報を生成し、
    前記要求利用者に、前記提案情報を送信する、
    請求項1に記載の情報提供装置。
  4. 前記計測部は、
    前記各表示項目それぞれについて、前記各利用者から収集された各表示画面の構成情報に使用された使用時間をさらに計測し、
    前記生成部は、
    前記使用時間を重み付けした前記使用回数を用いて、前記提案情報を生成する、
    請求項2に記載の情報提供装置。
  5. 前記生成部は、
    前記表示画面の表示要求を受信した時点までの使用頻度に基づく第1の提案情報と、現前記表示画面の表示要求を受信した時点から所定期間までの使用頻度に基づく第2の提案情報とを生成し、
    前記送信部は、
    前記要求利用者に、前記第1の提案情報と前記第2の提案情報とを送信する、
    請求項1に記載の情報提供装置。
  6. 前記送信部は、
    前記提案情報と、前記要求利用者自身が設定を行う前記表示画面の設定情報とを選択可能に、前記要求利用者に送信する、
    請求項1に記載の情報提供装置。
  7. 前記収集部は、
    前記各利用者の属性を示す属性情報をさらに収集し、
    前記計測部は、
    前記属性情報に基づき、前記使用頻度を計測した計測情報を出力し、
    前記生成部は、
    前記属性および前記使用頻度が入力されると、前記要求利用者ごとに提案する前記表示画面の前記構成情報を出力する機械学習モデルを用いて、前記提案情報を生成する、
    請求項1に記載の情報提供装置。
  8. 前記収集部は、
    プラントに設置されたプラント機器が送信するプラント情報を監視するウェブブラウザを実行する端末装置から、前記構成情報を収集する、
    請求項1に記載の情報提供装置。
  9. コンピュータが、
    表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集し、
    前記構成情報に基づき、前記表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度を計測し、
    前記各表示項目の使用頻度に基づき、前記表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する前記表示画面を示す提案情報を生成し、
    前記要求利用者に前記提案情報を送信する、
    処理を実行する情報提供方法。
  10. コンピュータに、
    表示対象である少なくとも1つの表示項目が設定される、各利用者の表示画面の構成情報を収集し、
    前記構成情報に基づき、前記表示画面に使用される各表示項目に関する使用頻度を計測し、
    前記各表示項目の使用頻度に基づき、前記表示画面の表示を要求する要求利用者に提案する前記表示画面を示す提案情報を生成し、
    前記要求利用者に前記提案情報を送信する、
    処理を実行させる情報提供プログラム。
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