JP2024033496A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】AF処理の時間が長くなることを抑制しつつ、AF補助光の眩しさを軽減することができる撮像装置を提供する。【解決手段】被写体の測光を行う測光手段と、被写体からの光を受光して焦点検出を行う焦点検出手段と、被写体を照明する補助光を発光する補助光手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、測光手段の出力に基づいて、焦点検出手段が焦点検出を行うためにかかる時間に応じた焦点検出の周期が所定の周期よりも速くなるように、補助光手段の発光量を制御する。【選択図】 図5

Description

本発明は、撮像装置の自動焦点調節におけるAF補助光の発光制御技術に関するものである。
従来、一眼レフカメラのAF(オートフォーカス)センサは赤外波長域の光との相性が良く、AF補助光として赤外光が使用されてきた。
しかしながら、近年のミラーレスカメラの撮像素子内に埋め込まれたAFセンサは可視波長域の光との相性が良いため、所定の時間間隔で間欠発光を行って焦点検出を行う閃光発光方式が、AF補助光として用いられるようになってきている。
間欠発光をAF補助光として用いる方法については、特許文献1および特許文献2に開示されている。
また、従来よりカメラに内蔵またはストロボに内蔵された白色や電球色のLEDを、AF補助光として用いるLED発光方式のAF補助光も広く知られている。
例えば、特許文献3には、AF補助光として利用するLEDの周辺温度をサーミスタで取得し、取得した周辺温度の値に応じて、電流変化、電圧変化、PWM制御によるデューティ変化の何れかによってLEDの明るさを変更する技術が開示されている。
特開2000-338386号公報 特開2009-222985号公報 特開2003-5023号公報
ところで、上述のAF補助光の発光制御において、特に被写体が人物の場合に閃光発光手法を用いると、人物の瞳孔が開いた状態で瞬間的に発光が行われるため、非常に眩しく感じて不快感を与える可能性がある。
一方、LEDの発光手法を用いた際においても、単位時間当たりの発光量が大きいと、同様に眩しさによって不快感を与えてしまう。
また、眩しさを抑制するために、単位時間当たりの発光量を小さくすると、焦点検出用の撮像における蓄積時間を長くする必要が生じ、フレームレートが低下し、AF処理の時間が長くなってしまう可能性がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、AF処理の時間が長くなることを抑制しつつ、AF補助光の眩しさを軽減することができる撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、被写体の測光を行う測光手段と、被写体からの光を受光して焦点検出を行う焦点検出手段と、被写体を照明する補助光を発光する補助光手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記測光手段の出力に基づいて、前記焦点検出手段が焦点検出を行うためにかかる時間に応じた焦点検出の周期が所定の周期よりも速くなるように、前記補助光手段の発光量を制御することを特徴とする。
本発明によれば、AF処理の時間が長くなることを抑制しつつ、AF補助光の眩しさを軽減することが可能となる。
カメラシステムのハードウェア構成を示すブロック図。 カメラシステムの撮像動作を示すフローチャート。 AF補助光制御処理の動作を示すフローチャート。 レンズ絞り値とAF補助光の発光量の関係を示すグラフ。 第1の実施形態における調光演算処理の動作を示すフローチャート。 AF補助光制御中における露出制御のプログラム線図。 調光可能範囲とフレームレートの関係を示す図。 第2の実施形態における調光演算処理の動作を示すフローチャート。 焦点検出処理の動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1を参照して、本発明の撮像装置の第1の実施形態である、発光装置300を含むカメラシステム1の構成について説明する。図1は、本実施形態のカメラシステム1のハードウェア構成を示すブロック図である。
カメラシステム1は、カメラ本体100と、カメラ本体100に着脱可能なレンズ装置(交換レンズ)200と、発光装置(外部ストロボ)300とを備える。ただし、カメラシステム1は、発光装置300が撮像装置と接続されていれば、本実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、カメラ本体100とレンズ装置200が着脱可能に構成される代わりに、カメラ本体とレンズとが一体的に構成されていてもよい。
カメラ本体100は、撮像素子101、カメラ制御部102、メモリ部103、測光部104、AF(オートフォーカス)検出部105、信号入力部106、画像処理部107、記録/出力部108、LED109、カメラマウント部120、カメラ側ACC接続部140を備える。
撮像素子101は、例えばCCDやCMOSセンサ等からなり、レンズ装置200の撮影光学系により撮像素子101の撮像面上に結像された光学像を光電変換し(受光し)、得られたアナログ画像信号をカメラ制御部102に出力する。
カメラ制御部102は、カメラ本体100が備える制御手段であり、カメラ本体100が備える各ブロックに対する制御プログラムをメモリ部103が有するROMから読み出し、メモリ部103が有するRAMに展開して実行する。これによりカメラ制御部102は、カメラ本体100が備える各ブロックの動作を制御し、カメラ本体100及びレンズ装置200を統括的に制御することができる。カメラ制御部102には、撮像素子101、メモリ部103、測光部104、AF検出部105、信号入力部106、画像処理部107、記録/出力部108、LED109、カメラマウント部120、カメラ側ACC接続部140等が接続されている。
カメラ制御部102は、内部にA/D変換部を備え、撮像素子101から出力されたアナログ画像信号をA/D変換部によりA/D変換した場合、これを画像データとしてメモリ部103が有するRAMに記憶させる。また、カメラ制御部102は、撮像素子101を測光センサとして機能させる場合や、撮像素子101を構成する画素の一部を位相差検出のために使用する場合は、撮像素子101から出力されたアナログ画像信号をそのままメモリ部103に出力する。
また、カメラ制御部102は、カメラマウント部120、レンズ装置200のレンズマウント部220及びレンズ制御部206を介して、レンズ装置200の焦点調整部205及び絞り駆動部204との間で、信号を伝達する。
メモリ部103は、前述したROM及びRAMの他、本実施形態では、撮像素子101からのアナログ撮像信号の記憶機能を備える。
測光部104は、測光センサの役割を兼ねた撮像素子101が出力したアナログ画像信号を、被写界の明るさに対応した輝度信号としてメモリ部103から取得し、輝度信号の増幅、対数圧縮、A/D変換等を行って、被写体輝度を算出する。
AF検出部105は、撮像素子101を構成する画素に含まれる、位相差検出のために使用される複数の検出素子(複数の画素)からのアナログ画像信号の信号電圧をメモリ部103から取得してA/D変換し、像信号を生成する。そして、カメラ制御部102は、その生成された像信号をAF検出部105から取得し、各焦点検出ポイントに対応する被写体までの距離を演算する。これは撮像面位相差AFとして知られる公知の技術である。
画像処理部107は、メモリ部103が有するRAMに記憶されている画像データに対して、各種画像処理を行う。具体的には、例えばレンズ装置200内の光学系や撮像素子101に起因する画素の欠陥補正処理、デモザイキング処理、ホワイトバランス補正処理、色補間処理、ガンマ処理など、デジタル画像データを現像し表示・記録するための様々な画像処理を行う。
信号入力部106は、レリーズボタンを有し、レリーズボタンの第1ストローク(半押し)でオン信号を出力するスイッチSW1(不図示)と、第2ストローク(全押し)でオン信号を出力するスイッチSW2(不図示)が接続されている。このスイッチSW1,SW2からのオン信号はカメラ制御部102に入力される。スイッチSW1からオン信号が入力されると、カメラ制御部102は、カメラ本体100の測光、焦点検出の動作を開始し、スイッチSW2からオン信号が入力されると、カメラ制御部102は、撮影動作を開始する。
記録/出力部108は、着脱可能なメモリカード等の記録媒体への画像データを含むデータの記録や、これらのデータの外部インターフェースを介しての外部装置への出力を行う。
LED109は、カメラ本体100に内蔵されるLEDであって、被写体を照明するAF補助光として点灯したり、セルフタイマー撮影時にセルフタイマーランプとして点滅/点灯することにより撮影タイミングの通知を行う。
カメラ側ACC接続部140は、発光装置300の後述するストロボ側ACC接続部340と接続され、カメラ制御部102からの指示信号をストロボ制御部311へ送信する。これにより、指示信号を受信したストロボ制御部311が、閃光発光管321による閃光発光やLED322による発光の制御を行う。
レンズ装置200は、ズームレンズ201、フォーカスレンズ202、絞り203等を含む光学系と、絞り駆動部204と、焦点調整部205と、レンズ制御部206と、レンズマウント部220とを備える。
レンズ装置200の光学系は、レンズ装置200がカメラ本体100に装着された状態で、被写体からの光束を撮像素子101に導き、被写体像を撮像素子101の撮像面上に結像させる。
レンズ制御部206は、レンズマウント部220に設けられた不図示のマウント接点部を介してカメラ制御部102からの指示信号を受信する。絞り駆動部204、焦点調整部205は、カメラ制御部102からの指示信号に基づいて、レンズ制御部206によって駆動制御される。
次に発光装置300について説明する。
発光装置300は、大きく分けて、ストロボ本体部310、ストロボヘッド部320、バウンス機構部330の3つの部分から構成されている。
ストロボ本体部310には、不図示のメイン基板上に実装される、発光装置300の全体を制御するストロボ制御部311、電源スイッチを含むストロボ操作部312、表示部313、電源314、ストロボ側ACC接続部340などが格納されている。
ストロボ制御部311は、カメラ制御部102からの指示やストロボ操作部312からの指示を受けて、ストロボヘッド部320内の閃光発光管321やLED322の発光制御を行う。
バウンス機構部330には、発光装置300のような外付けストロボにおいて公知の機構である不図示の照射方向変更機構、及びメインコンデンサ331などが格納されている。
照射方向変更機構は、ストロボヘッド部320を、ストロボ本体部310に対して水平方向及び垂直方向に夫々回動可能に保持する。これにより、閃光発光管321の照射方向を変えたバウンス撮影を行うことが可能である。
電源314の電圧は不図示の昇圧回路によって数百Vに昇圧され、これによりメインコンデンサ331が充電され、電気エネルギが蓄積される。昇圧回路の一部にはメインコンデンサ331の電圧を検出する不図示の抵抗(電圧検出手段)が組み込まれる。
ストロボヘッド部320には、ストロボ発光に必要な閃光発光管321、LED322、及び温度センサ323等が格納されている。
閃光発光管321(閃光発光手段)は、キセノン管やクオーツ管からなり、ストロボ制御部311からの発光信号に従って、メインコンデンサ331に充電された電気エネルギを光エネルギに変換して閃光発光する。閃光発光管321の周囲には不図示の反射傘、フレネルレンズが配置され配光が整えられる。
LED322(発光手段)は、ストロボ制御部311からの発光信号に従って、モデリングランプやAF補助光として、カメラ本体100の撮影補助の目的で点灯する。不図示のレンズがLED322の前に配置され、LED322の配光を整える。本実施形態におけるLED322の色温度としては、3000~6500Kの範囲のいずれかを使用する。LED322の発光量は、PWM制御を用いて制御される。PWM制御の発光量とデューティ比のテーブルは、ストロボ制御部311の内部にあるEEPROMなどの不図示の不揮発性メモリに記録されている。
温度センサ323(温度検出手段)は、LED322の内部温度を予測するために、LED322が実装される不図示の基板上の、LED322の近傍に配置されており、LED322の近傍の温度を測定する。温度センサ323は、測定結果を温度情報としてストロボ制御部311に出力する。ストロボ制御部311は、温度センサ323から取得した温度情報に基づいてLED322の動作制限を行い、LED322が定格温度を超えて過熱して破壊してしまうことを防ぐ。
本実施形態では、LED322はストロボヘッド部320に搭載されているが、発光装置300内であって、その発光方向が閃光発光管321の発光方向とほぼ同一であれば、他の位置に搭載されていてもよい。例えば、LED322をストロボ本体部310の腹部に搭載してもよい。その場合、使用用途はモデリングランプからビデオライトとなる。なお、この場合もLED322はAF補助光として変わらずに使用できる。
以上が、カメラ本体100、レンズ装置200、発光装置300を備えたカメラシステム1の基本構成についての説明である。
以下、図2~図7を参照して、本実施形態のカメラシステム1の動作について説明する。
図2は、AF制御処理のフローチャートである。
まず、ステップS201では、カメラ制御部102は、ユーザがカメラ本体100の信号入力部106に対して第1ストローク(半押し)の操作を行い、スイッチSW1のオン信号が出力されたか否かを判断する。カメラ制御部102は、スイッチSW1のオン信号が出力されれば、AF制御動作を開始するためステップS202に処理を進め、そうでなければ、そのまま待機する。
ステップS202では、カメラ制御部102は、撮像素子101からのアナログ画像信号のメモリ部103への出力を開始させる。
ステップS203では、カメラ制御部102は、測光部104から、メモリ部103のアナログ画像信号から算出された被写体輝度を取得する。
ステップS204では、カメラ制御部102は、ステップS203で取得した被写体輝度が閾値以上であるか否かを判定する。カメラ制御部102は、被写体輝度が閾値以上であると判定された場合(ステップS204でYES)、ステップS205に処理を進め、被写体輝度が閾値未満であると判定された場合(ステップS204でNO)、ステップS206に処理を進める。
ステップS205では、カメラ制御部102は、通常のAF制御を実行する。カメラ制御部102は、通常のAF制御の実行が完了したら、ステップS207に処理を進める。なお、通常のAF制御は、LED322を補助光に用いない従来のAF制御と同様であるため、具体的な制御内容の説明は省略する。
ステップS206では、カメラ制御部102は、LED322を補助光として点灯させてAF制御を行うAF補助光制御処理を実行する。なお、AF補助光制御処理は、その詳細は後述するが、実際はカメラ制御部102だけでなくストロボ制御部311が協働してその処理を実行する。カメラ制御部102は、AF補助光制御処理が完了したら、ステップS207に処理を進める。
ステップS207では、カメラ制御部102は、ユーザがカメラ本体100の信号入力部106に対して第2ストローク(全押し)の操作を行い、スイッチSW2からのオン信号が出力されたか否かを判断する。カメラ制御部102は、スイッチSW2のオン信号が出力されれば、ステップS208に処理を進め、そうでなければ、そのまま待機する。
ステップS208では、静止画撮影を実行し、本フローチャートの処理を終了する。
図3は、図2のステップS206のAF補助光制御処理の動作を示すフローチャートである。図3のフローチャートの動作は、カメラ制御部102が、メモリ部103が有するROMに記憶された制御プログラムを、メモリ部103が有するRAMに展開して実行することにより実現される。また、以降の説明で用いる各フローチャートの動作も同様にして実現される。
まず、ステップS301では、カメラ制御部102は、カメラ側ACC接続部140を介してカメラ本体100と発光装置300間の通信を開始する。
ステップS302では、カメラ制御部102は、外部ストロボである発光装置300がカメラ本体100に接続されているか否かを判定する。カメラ制御部102は、発光装置300が接続されていない場合(ステップS302でNO)、ステップS303に処理を進め、発光装置300が接続されている場合(ステップS302でYES)、ステップS307に処理を進める。
ステップS303では、カメラ制御部102は、カメラ本体100のLED109をAF補助光として固定光量で点灯させる。
ステップS304では、カメラ制御部102は、LED109がAF補助光として固定光量で点灯する中で、焦点調整処理を行う。具体的には、まず、AF検出部105に対し、ステップS303でLED109の点灯が開始された後に撮像素子101から出力されたアナログ画像信号をメモリ部103から取得し、位相差検出のために使用される像信号を生成するよう指示する。次に、AF検出部105で生成された像信号からAF情報の算出を行う。具体的には、被写体までのデフォーカス距離(デフォーカス量)を算出し、コントラスト、信頼度などを算出する。その後、これらの演算結果に基づき、レンズ制御部206に指示し、焦点調整部205を駆動してフォーカスレンズ202を合焦位置に移動させる。なお、デフォーカス量の算出ができなかった場合は、フォーカスレンズ202をサーチ駆動させ、デフォーカス量が算出できる位置まで移動させる。
ステップS305では、カメラ制御部102は、フォーカスレンズ202が合焦位置まで移動したら、合焦動作を終了する。なお、ステップS304でフォーカス領域全域をサーチ駆動で移動させてもデフォーカス量が算出できなかった場合は、不合焦として合焦動作を終了する。
ステップS306では、カメラ制御部102は、LED109を消灯し、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS307では、カメラ制御部102は、閃光補助光の発光指示があったか否かを判定する。具体的には、LED322の近傍に配置された温度センサ323が所定温度以上である場合には、LED322が定格温度を超えて過熱して破壊してしまう恐れがある。そのため、LED322を点灯させる代わりに、閃光発光管321による閃光AF補助光を点灯する指示をカメラ制御部102に送信する。
カメラ制御部102は、閃光補助光の発光指示があった場合(ステップS307でYES)、ステップS308に処理を進め、閃光補助光発光指示がなかった場合(ステップS307でNO)、ステップS312に処理を進める。
ステップS308では、カメラ制御部102は、閃光発光管321にAF補助光としての間欠発光(以下、閃光AF補助光の発光という)を開始させる指示(閃光発光指示)を、ストロボ制御部311へ送信する。閃光AF補助光の発光については公知の技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
ステップS309では、カメラ制御部102は、閃光発光管321がAF補助光として間欠発光する中で、ステップS305と同様の焦点調整処理を行う。
ステップS310では、カメラ制御部102は、ステップS305と同様の処理で合焦動作を終了する。
ステップS311では、カメラ制御部102は、閃光AF補助光の発光を停止する指示(閃光停止指示)を、ストロボ制御部311へ送信した後、本フローチャートの処理を終了する。
次に、ステップS312~S318において、発光装置300において、閃光発光管321ではなくLED322をAF補助光として発光させる場合について説明する。
ステップS312では、カメラ制御部102は、発光装置300のストロボ制御部311と通信を行い、LED322の最大発光量(発光量の上限値)Rmax、及び最小発光量(発光量の下限値)Rminを受け取る。ここで、最大発光量Rmax、及び最小発光量Rminは、ストロボ本体部310内にある不図示のROMに保持されている。
ステップS313では、カメラ制御部102は、ストロボ制御部311に発光量RafでのAF補助光の点灯指示を通知する。
ここで、LED322によるAF補助光の発光量Rafについて説明する。発光量Rafは、レンズ装置200の集光能力、つまりAF時の絞り203の開き量に応じて決定される。AF時の絞り203の開き量の設定は、撮影時とは異なり、レンズ装置200の開放F値に設定される。これは、AF時により多くの光量を取り込むことで、高いAF性能、つまり合焦精度や応答性を維持するためである。
図4は、レンズ装置200の開放F値(AF時のレンズ絞り値)とAF補助光の発光量Rafの関係を示すグラフである。
図4は、AF時のカメラ本体100の露出(ISO、Tv)を固定した上で、規格に定められた距離においたチャートに合焦させる場合の発光量を示している。絞り203の値が小さくなるほど開放に近くなり、集光能力が高くなるため、補助光の光量が少なくてもAFを行うのに充分な光量を取り込むことができる。そのため、被写体が眩しく感じることを防止することができる。
なお、ここでは絞り203の値に応じて発光量を決定しているが、レンズ装置200の焦点距離に応じて決定してもよい。また、AF補助光の発光量Rafは、基本的に図4のグラフで示したレンズ装置200の開放F値を基準に決定されるが、発光装置300のバウンス状態などによっては変更されることもある。また、RafがRmaxとRminの範囲外である場合には、RmaxとRminの範囲内に収まるようにRafの値を変更する。
次に、ステップS314では、カメラ制御部102は、調光演算処理を行う。
調光演算処理においては、発光量Raf(Raf1)で発光した場合に、被写体の距離やコントラストなどの条件によっては、最適な発光量であるとは限らない。そのため、LED322の発光量(Raf2)および焦点検出用の露出制御値(シャッター速度、ISO感度)の算出を行う。調光演算処理の詳細は図5を用いて後述する。
ステップS315では、カメラ制御部102は、ストロボ制御部311に発光量Raf2でのAF補助光の点灯指示を通知し、発光量の変更を行う。発光量Raf2が発光量Raf1と変わらない場合には、この処理は省略することができる。
ステップS316では、カメラ制御部102は、焦点検出用の露出制御値をBv_af2に変更する。露出制御値Bv_af2については後述するが、調光によって発光量が変化した場合には、露出の制御値(シャッタースピード、ISO感度)によって被写体を適正露出にする必要があるため、露出制御値も調光に併せて変更する必要がある。露出制御値に変更がない場合には、この処理は省略することができる。
ステップS317,S318では、カメラ制御部102は、ステップS305,S306と同様の処理を行う。
ステップS319では、カメラ制御部102は、ストロボ制御部311にLED322の消灯指示を出力し、本フローチャートの処理を終了する。
以上で、カメラ本体100側で実行されるAF補助光の点灯処理が終了すると、カメラ制御部102は、図2に戻り、ステップS207に処理を進める。
図5は、図3のステップS314の調光演算処理の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS501では、カメラ制御部102は、測光部104から、ステップS313で指示したAF補助光の点灯が開始した後に撮像素子101から出力されたアナログ画像信号から演算された被写体輝度を取得する。被写体輝度は焦点検出領域に限定された範囲から算出してもよいし、画像全体から算出してもよい。
ステップS502では、カメラ制御部102は、最大発光量Rmaxと最小発光量Rminに対する調光範囲として、調光上限露出制御値Bv_maxと調光下限露出制御値Bv_minを算出する。Bv_maxは発光量をRmaxに変えた場合における被写体が適正露出となる露出制御値であり、Bv_minは発光量をRminに変えた場合における被写体が適正露出となる露出制御値である。
ステップS203で取得したLED発光を行わない状態における測光値をBV_n、ステップS501で取得した発光量RafでLED発光を行った状態における測光値をBV_afとした場合に、調光上限露出制御値Bv_maxと調光下限露出制御値Bv_minは、下記の式(1)及び式(2)で算出される。
Bv_max=BV_n+(Rmax/Raf)×(BV_af-BV_n)…(1)
Bv_min=BV_n+(Rmin/Raf)×(BV_af-BV_n)…(2)
式(1)、式(2)は、測光値がリニアスケールの場合を示しているが、測光情報は、対数スケールである場合も多い。適宜、リニアスケールと対数スケール間の変換を記憶しているテーブルなどを用いながら、露出制御値を算出すればよい。
ステップS503では、カメラ制御部102は、Bv_minに対応するフレームレート(画像の周期、焦点検出の周期))が30fps以上であるか否かを判定する。ここで、図6にAF補助光の制御中における露出制御のプログラム線図を示す。
図6では、F2.8の場合におけるプログラム線図を示すが、F値に関わらず、プログラム線図の形は同じである。また、プログラム線図はこの形に限定されるものではない。
図6のプログラム線図においては、TV値が1/125(秒)より短秒側では、フレームレートが120fpsで制御され、TV値が長秒になるに従って、60fps、30fps、15fps、8fpsと変化する。AF時のフレームレートは高速であればあるほど、レンズ速度を速くできるため、AF時間を短くすることができる。そのため、LEDの発光量を減らした場合において、所定より高速のフレームレートに対応できる露出制御値であれば、AF時間が遅くなることを抑制することができる。
なお、本実施形態においては、30fpsより高速側のフレームレートであれば、AF時間が遅くなることを抑制できることを前提としたが、フレームレートの閾値は任意に設定してもよい。
カメラ制御部102は、ステップS503において、Bv_minに対応するフレームレートが30fps以上(所定値以上)であると判定された場合は、ステップS504に処理を進め、そうでなければ、ステップS506に処理を進める。
ステップS504では、カメラ制御部102は、調光後の露出制御値である調光Bv値Bv_af2にMAX(Bv_30fps,Bv_mini)を設定する。MAX(Bv_30fps,Bv_mini)は、Bv_30fps、Bv_miniのどちらか大きい値のことである。
この場合におけるBv_af2とBv_30fpsの関係を図7(a)に示す。
Bv_30fpsは、フレームレートを30fpsに設定することができる輝度の閾値(所定値)に該当する。調光可能範囲にこのBv_30fpsが含まれる場合、Bv_af2にはBv_30fpsが設定されることになり、含まれない場合には、Bv_af2にはBv_miniが設定される。
このようにする理由は、Bv_af2をBv_minにしてしまうと、フレームレートが低下してしまい、AF時間が遅くなってしまうためである。このように、フレームレートが低下しない範囲で発光量を少なくする。
ステップS505では、調光BV値Bv_af2を調光発光量Raf_2へ換算する。Raf_2は式(3)で算出される。
Raf_2=Raf×(BV_af2-BV_n)/(BV_af-BV_n)
…(3)
式(3)は、測光値がリニアスケールの場合を示しているが、測光情報は、対数スケールである場合も多い。適宜、リニアスケールと対数スケール間の変換を記憶しているテーブルなどを用いいながら、調光発光量を算出すればよい。
以上で、Bv_minに対応するフレームレートが30fps以上であると判定された場合における調光演算処理を終了する。
ステップS506では、カメラ制御部102は、Bv_maxに対応するフレームレートが30fps以上であるか否かを判定する。カメラ制御部102は、Bv_maxに対応するフレームレートが30fps以上であると判定された場合は、ステップS507に処理を進め、そうでなければ、ステップS508に処理を進める。
ステップS507では、カメラ制御部102は、調光BV値Bv_af2として、Bv_30fpsを設定する。このケースにおけるBv_af2とBv_30fpsの関係を図7(b)に示す。
調光BV_af2をBv_maxではなくBv_30fpsとしている理由は、Bv_maxにしてしまうと、発光量が増えすぎてしまい、被写体が眩しく感じてしまう可能性があるためである。フレームレートが30fpsを超えるBv_30fpsに抑えることで、眩しさを抑制することができる。
なお、図7(a)、(b)の関係をまとめると、LED322の発光量がRafの場合の被写体の輝度Bv_afがBv_30fps以上(所定値以上)の場合は、LED322の発光量をRaf以下(第1の発光量以下)となるように制御する。また、LED322の発光量がRafの場合の被写体の輝度Bv_afがBv_30fps未満(所定値未満)の場合は、LED322の発光量をRaf(第1の発光量)よりも大きくするように制御する。
その後、カメラ制御部102は、ステップS505で調光BV値Bv_af2を調光発光量Raf_2へ換算する処理を行い、調光演算処理を終了する。
なお、上記の説明では、Bv_maxに対応するフレームレートが30fps以上である場合を例に挙げて説明したが、閾値は30fpsに限定されるものではない。Bv_maxに対応するフレームレートがBv_afに対応するフレームレートより高速になる場合は同様の制御にしてもよい。
ステップS508では、カメラ制御部102は、露出制御値にBv_afを設定し、ステップS509では、調光発光量Raf2にRafを設定する。この場合におけるBv_af2とBv_30fpsの関係を図7(c)に示す。
この場合は、Bv_maxを設定した場合においてもフレームレートを30fpsにすることができないため、発光量を増加させることは行わない。ステップS509では、LEDの発光量は変化しないため、露出制御値としては、Bv_afをそのまま使えばよい。
以上で一連の調光演算処理を終了する。
本実施形態によれば、AF補助光の制御の際に、AF補助光による眩しさを軽減して不快感を抑制するとともに、AF時間が長くなることを抑制することが可能となる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、基本的な構成は第1の実施形態と同じであるため、以下では異なる部分について説明する。本実施形態では、図3におけるステップS314の調光演算処理の動作が第1の実施形態と異なる。
図8は、本実施形態における、ステップS314での調光演算処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS801では、カメラ制御部102は、測光部104から、ステップS313で指示したAF補助光の点灯が開始した後に撮像素子101から出力されたアナログ画像信号から演算された被写体輝度を取得する。
ステップS802では、カメラ制御部102は、AF検出部105から、ステップS313で指示したAF補助光の点灯が開始した後に撮像素子101から出力されたアナログ画像信号から演算された焦点検出結果を取得する。
焦点検出処理について図9を用いて説明する。
まず、ステップS901では、カメラ制御部102は、撮像素子101内に任意の範囲の焦点検出領域を設定してステップS902へ処理を進める。
ステップS902では、カメラ制御部102は、ステップS901で設定した焦点検出領域に対して撮像素子101から焦点検出用の一対の像信号(A像、B像)を取得してステップS903へ処理を進める。
ステップS903では、カメラ制御部102は、ステップS902で取得した一対の信号を垂直方向に行加算平均する処理を行った後ステップS904へ処理を進める。この処理によって像信号のノイズの影響を軽減することができる。
ステップS904では、カメラ制御部102は、ステップS903で垂直行加算平均した信号から所定の周波数帯域の信号成分を取り出すフィルタ処理を行った後ステップS905へ処理を進める。
ステップS905では、カメラ制御部102は、ステップS904でフィルタ処理した信号から相関量を算出してステップS906へ処理を進める。
ステップS906では、カメラ制御部102は、ステップS905で算出した相関量から相関変化量を算出してステップS907へ処理を進める。
ステップS907では、カメラ制御部102は、ステップS905で算出した相関変化量から像ずれ量を算出してステップS908へ処理を進める。
ステップS908では、カメラ制御部102は、ステップS907で算出した像ずれ量がどれだけ信頼できるのかを表す信頼度を算出してステップS909へ処理を進める。
ステップS909では、カメラ制御部102は、像ずれ量をデフォーカス量に変換して焦点検出処理を終了する。
ここで、ステップS908で算出する信頼度は、デフォーカス量の精度ばらつきを示す指標となる値のことである。信頼度が高いほど、合焦精度がよいことを示しており、デフォーカス量の精度ばらつきが所定範囲内(例えば焦点深度内)の場合に合焦と判断するために使用される。
ステップS803では、カメラ制御部102は、画像処理部107から、ステップS313で指示されたAF補助光の点灯が開始した後に撮像素子101から出力されたアナログ画像信号から演算された被写体検出結果を取得する。
本実施形態では、被写体は人物、犬や野鳥などの動物、さらにその被写体内における主要領域を検出するものとする。主要領域とは人物や動物における瞳、顔、体である。これらの検出方法には、既知の技術であるディープラーニングによる学習手法や画像処理手法などを用いる。これらの手法は本発明を実施する上での主要部分ではないため、ここでは詳細な説明は省略する。
ステップS804では、カメラ制御部102は、ステップS502と同様に、調光上限露出制御値Bv_maxと調光下限露出制御値Bv_minを算出する。
ステップS805では、カメラ制御部102は、ステップS803で被写体が検出されているか否かを判定する。カメラ制御部102は、被写体が検出されていない場合はステップS806に処理を進め、検出されている場合はステップS808に処理を進める。
ステップS806では、カメラ制御部102は、調光Bv値Bv_af2にBv_maxを設定する。さらにステップS807では、発光量Raf_2にRmaxを設定する。
このようにする理由は、被写体が検出されていない場合には、眩しさを抑制する必要がないためである。発光量を増やすことでフレームレートが高速になり、AF時間を短縮できる可能性がある。
ステップ808では、カメラ制御部102は、ステップS802で取得した焦点検出結果の信頼度が所定値Re1より低いか否かを判定する。Re1には、デフォーカス量の精度ばらつきが合焦と判断することができないほど低いことを判断するための閾値が設定される。カメラ制御部102は、信頼度が所定値Re1より低い場合はステップS809に処理を進め、そうでなければステップS811に処理を進める。
ステップS809では、カメラ制御部102は、調光Bv値Bv_af2にBv_maxを設定する。さらにステップS810では、発光量Raf_2にRmaxを設定する。
このようにする理由は、焦点検出結果の信頼度が合焦と判断できないほど低い場合には、発光量を増やすことで露出制御値のISO感度が下がり、信号のS/Nが改善し、焦点検出結果の信頼度が改善される可能性があるためである。
ステップS811では、カメラ制御部102は、Bv_minに対応するフレームレートは30fps以上であるか否かを判定する。カメラ制御部102は、フレームレートが30fps以上である場合はステップS812に処理を進め、そうでなければステップS817に処理を進める。
ステップS812では、カメラ制御部102は、ステップS802で取得した焦点検出結果の信頼度が所定値Re2より低いか否かを判定する。Re2には、Re1より高い信頼度ではあるが、デフォーカス量の精度ばらつきがある一定以上あることを判断するための閾値が設定される。カメラ制御部102は、信頼度が所定値Re2より低い場合はステップS813へ処理を進め、そうでなければステップS815に処理を進める。
ステップS813では、カメラ制御部102は、露出制御値にBv_afを設定する。さらにステップS814では、調光発光量Raf2にRafを設定し、発光量は変えない。
このようにする理由は、焦点検出結果の信頼度が低くデフォーカス量の精度ばらつき
が大きい場合には、発光量を低くすると露出制御値のISO感度が上がり、アナログ画像信号のS/Nが悪化し、焦点検出結果の信頼度が合焦できないほど低くなってしまう可能性があるためである。
ステップS815~ステップS821の処理については、第1の実施形態のステップS504~ステップS509と共通であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、AF補助光の制御の際に、被写体検出状態や焦点検出状態に応じて、AF補助光の発光量を最適に制御することができる。これにより、必要な条件下において被写体側の眩しさを軽減して不快感を抑制することができるとともに、AF時間が長くなることを抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、発光装置(外部ストロボ)300に備えるLED322を用いて発光量を変更する構成について説明したが、カメラ本体100に内蔵されるLED109の発光量を変更する構成としてもよい。
本明細書の開示は、以下の撮像装置、方法、プログラムおよび記憶媒体を含む。
(項目1)
被写体の測光を行う測光手段と、
被写体からの光を受光して焦点検出を行う焦点検出手段と、
被写体を照明する補助光を発光する補助光手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記測光手段の出力に基づいて、前記焦点検出手段が焦点検出を行うためにかかる時間に応じた焦点検出の周期が所定の周期よりも速くなるように、前記補助光手段の発光量を制御することを特徴とする撮像装置。
(項目2)
前記制御手段は、前記補助光手段の発光量の上限値と下限値とを取得し、前記上限値と下限値との間で、前記補助光手段の発光量を制御することを特徴とする項目1に記載の撮像装置。
(項目3)
前記制御手段は、前記補助光手段を第1の発光量で発光させたときの前記測光手段の出力に基づいて、前記補助光手段を第2の発光量で発光させることを特徴とする項目2に記載の撮像装置。
(項目4)
前記制御手段は、前記補助光手段を前記第2の発光量で発光させることにより、前記焦点検出の周期が前記所定の周期より早くなるように制御することを特徴とする項目3に記載の撮像装置。
(項目5)
前記制御手段は、前記第1の発光量で発光させたときの前記測光手段の出力が所定値以上の場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量以下となるように制御し、前記第1の発光量で発光させたときの前記測光手段の出力が所定値未満の場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量よりも大きくするように制御することを特徴とする項目3に記載の撮像装置。
(項目6)
前記制御手段は、撮影光学系の絞り値とプログラム線図とに基づいて前記第1の発光量を決定することを特徴とする項目3に記載の撮像装置。
(項目7)
前記制御手段は、前記焦点検出の周期が前記所定の周期よりも遅くならない範囲で、前記第1の発光量よりも前記第2の発光量を少なくすることを特徴とする項目6に記載の撮像装置。
(項目8)
前記制御手段は、前記第1の発光量で前記焦点検出の周期が前記所定の周期よりも速くならない場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量よりも増加させることを特徴とする項目6に記載の撮像装置。
(項目9)
前記制御手段は、前記補助光手段を前記上限値の発光量で発光させても前記焦点検出の周期が前記所定の周期よりも速くならない場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量よりも増加させないことを特徴とする項目6に記載の撮像装置。
(項目10)
前記制御手段は、焦点検出の信頼度が第1の閾値より低い場合には、前記第2の発光量を増加させることを特徴とする項目3乃至9のいずれか1項目に記載の撮像装置。
(項目11)
前記制御手段は、焦点検出の信頼度が前記第1の閾値より高く、前記第1の閾値より高い第2の閾値より低い場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量と同じにすることを特徴とする項目10に記載の撮像装置。
(項目12)
被写体検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記被写体検出手段により被写体が検出されていない場合は、前記第2の発光量を増加させることを特徴とする項目3乃至11のいずれか1項目に記載の撮像装置。
(項目13)
前記補助光手段は、前記撮像装置の本体または該撮像装置の本体に接続されたストロボに内蔵されたLEDであることを特徴とする項目1乃至12のいずれか1項目に記載の撮像装置。
(項目14)
前記補助光手段が前記ストロボに内蔵されている場合は、前記制御手段は、前記ストロボから、前記補助光手段の発光量の上限値と下限値とを取得することを特徴とする項目13に記載の撮像装置。
(項目15)
被写体の測光を行う測光手段と、焦点検出のために、被写体を照明する補助光を発光する補助光手段と、被写体からの光を受光して焦点検出を行う焦点検出手段と、を備える撮像装置を制御する方法であって、
前記測光手段の出力に基づいて、前記焦点検出手段が焦点検出を行うためにかかる時間に応じた焦点検出の周期が所定の周期よりも速くなるように、前記補助光手段の発光量を制御する制御工程を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
(項目16)
項目15に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(項目17)
項目15に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:カメラシステム、100:カメラ本体、102:カメラ制御部、104:測光部、105:AF検出部、107:画像処理部、200:レンズ装置、300:発光装置、311:ストロボ制御部、322:LED

Claims (17)

  1. 被写体の測光を行う測光手段と、
    被写体からの光を受光して焦点検出を行う焦点検出手段と、
    被写体を照明する補助光を発光する補助光手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記測光手段の出力に基づいて、前記焦点検出手段が焦点検出を行うためにかかる時間に応じた焦点検出の周期が所定の周期よりも速くなるように、前記補助光手段の発光量を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記補助光手段の発光量の上限値と下限値とを取得し、前記上限値と下限値との間で、前記補助光手段の発光量を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記補助光手段を第1の発光量で発光させたときの前記測光手段の出力に基づいて、前記補助光手段を第2の発光量で発光させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記補助光手段を前記第2の発光量で発光させることにより、前記焦点検出の周期が前記所定の周期より早くなるように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の発光量で発光させたときの前記測光手段の出力が所定値以上の場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量以下となるように制御し、前記第1の発光量で発光させたときの前記測光手段の出力が所定値未満の場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量よりも大きくするように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、撮影光学系の絞り値とプログラム線図とに基づいて前記第1の発光量を決定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記焦点検出の周期が前記所定の周期よりも遅くならない範囲で、前記第1の発光量よりも前記第2の発光量を少なくすることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の発光量で前記焦点検出の周期が前記所定の周期よりも速くならない場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量よりも増加させることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記補助光手段を前記上限値の発光量で発光させても前記焦点検出の周期が前記所定の周期よりも速くならない場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量よりも増加させないことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、焦点検出の信頼度が第1の閾値より低い場合には、前記第2の発光量を増加させることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、焦点検出の信頼度が前記第1の閾値より高く、前記第1の閾値より高い第2の閾値より低い場合は、前記第2の発光量を前記第1の発光量と同じにすることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 被写体検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記被写体検出手段により被写体が検出されていない場合は、前記第2の発光量を増加させることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  13. 前記補助光手段は、前記撮像装置の本体または該撮像装置の本体に接続されたストロボに内蔵されたLEDであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  14. 前記補助光手段が前記ストロボに内蔵されている場合は、前記制御手段は、前記ストロボから、前記補助光手段の発光量の上限値と下限値とを取得することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 被写体の測光を行う測光手段と、被写体からの光を受光して焦点検出を行う焦点検出手段と、を備える撮像装置を制御する方法であって、
    被写体を照明する補助光を発光する補助光手段を制御する制御工程を有し、
    前記制御工程では、前記測光手段の出力に基づいて、前記焦点検出手段が焦点検出を行うためにかかる時間に応じた焦点検出の周期が所定の周期よりも速くなるように、前記補助光手段の発光量を制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  16. 請求項15に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 請求項15に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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