JP2024032226A - 電力システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力システムの受電点電力を電力閾値以下に制限することで、電力システムの設備を保護する。【解決手段】連系線L0を介して電力系統1と連系する電力システムSであって、定置電源10の電力を変換する電力変換装置30と、車両用の充放電器100と、制御装置50と、を含み、前記定置電源は発電機11と蓄電装置15とを含み、前記充放電器100は、分岐線L1を介して、電力系統1に対して電力変換装置30と並列に接続され、前記制御装置50は、前記電力システムSの受電点電力P4が電力閾値を超過している場合又は受電点電流が電流閾値を超過している場合、前記受電点電力を制限する電力制限処理又は前記受電点電流を制限する電流制限処理を実行する。【選択図】図5

Description

本発明は、電力系統と連系する電力システムに関する。
化石燃料に対する依存の低減や環境問題の観点から太陽光発電(PV:Photovoltaic)システムに代表される分散型電源の導入が進められている。PVシステムは太陽光発電パネルで発電された電力を、インバータ回路を用いて、直流から交流に変換して出力している。下記特許文献1は、電力系統と連系する太陽光発電システムについて開示がある。
特開2019-126110号公報
電力系統と連系する電力システムにおいて、車両用の充放電器や蓄電装置が接続されたものがある。充放電器や蓄電装置の放電により電力システムの受電点電力(受電点電流も同様)が増加する傾向にあった。
本発明は、電力システムの受電点電力(受電点電流も同様)を受電容量など所定の閾値以下に制限することで、電力システムの設備を保護することを課題とする。
連系線を介して電力系統と連系する電力システムは、定置電源の電力を変換する電力変換装置と、車両用の充放電器と、制御装置と、を含む。前記定置電源は発電機と蓄電装置とを含む。前記充放電器は、分岐線を介して、電力系統に対して電力変換装置と並列に接続され、前記制御装置は、前記電力システムの受電点電力が電力閾値 を超過している場合又は受電点電流が電流閾値を超過している場合、前記受電点電力を制限する電力制限処理又は前記受電点電流を制限する電流制限処理を実行する。
電力システムの受電点電力を、電力閾値以下に制限することで、電力システムを保護することが出来る。受電点電流を制限する場合も同様である。
電力システムのブロック図 充放電器と自動車の斜視図 受電点電力の説明図 受電点電力制御のフローチャート 受電点電力の変化を示す図 受電点電力の変化を示す図 受電点電力の変化を示す図
(本実施形態の概要)
(1)本発明の一実施形態に係る電力システムは、連系線を介して電力系統と連系する電力システムであって、定置電源の電力を変換する電力変換装置と、車両用の充放電器と、制御装置と、を含む。前記定置電源は発電機と蓄電装置とを含む。前記充放電器は、分岐線を介して、電力系統に対して電力変換装置と並列に接続され、前記制御装置は、前記電力システムの受電点電力が電力閾値を超過している場合又は受電点電流が電流閾値を超過している場合、前記受電点電力を制限する電力制限処理又は前記受電点電流を制限する電流制限処理を実行する。
本発明の一実施形態に係る電力システムによれば、電力制限処理の実行により、電力システムの受電点電力を電力閾値以下に制限することで、連系スイッチの故障や連系線の異常発熱を抑制することが出来る。そのため、電力システムを保護することが出来、電力システムの安定稼働に寄与することが出来る。受電点電流を制限する場合も同様である。
(2)上記(1)に記載の電力システムにおいて、前記制御装置は、前記電力制限処理又は前記電流制限処理において、前記発電機、前記蓄電装置及び前記充放電器を所定の優先度に従って出力し、優先度の低い機器の出力を制限してもよい。
(2)に記載の電力システムによれば、発電機、蓄電装置、充放電器の出力に優先順を設けることで、各機器の使用目的に応じた、エネルギーマネージメントが可能となる。
(3)上記(2)に記載の電力システムにおいて、前記発電機は、再生可能エネルギーを利用した発電方式の発電機であり、前記制御装置は、前記電力制限処理又は前記電流制限処理において、再生可能エネルギーを利用した発電方式の発電機を、前記蓄電装置及び前記充放電器に比べ優先的に出力してもよい。
(3)に記載の電力システムによれば、再生可能エネルギーの優先利用により、再生可能エネルギーの積極活用に貢献することが出来る。
(4)上記(2)又は(3)に記載の電力システムにおいて、前記制御装置は、前記電力制限処理又は前記電流制限処理において、前記蓄電装置の出力を、前記発電機及び前記充放電器に比べ優先的に制限してもよい。
(4)に記載の電力システムによれば、蓄電装置に蓄電された電気エネルギーの減少を抑えることが出来るので、災害に備えることが出来る。
(5)上記(2)に記載の電力システムにおいて、前記制御装置は、前記電力制限処理又は前記電流制限処理おいて、前記充放電器の出力を、前記発電機及び前記蓄電装置に比べ優先的に制限してもよい。
(5)に記載の電力システムによれば、車載された蓄電装置を温存し、災害に備えることが出来る。
(6)上記(1)に記載の電力システムにおいて、前記制御装置は、前記発電機及び前記充放電器の合計電力が電力閾値以上の場合、前記電力制限処理において、前記発電機の出力の一部で前記蓄電装置を充電してもよい。又は、前記発電機及び前記充放電器の合計電流が電流閾値以上の場合、前記電流制限処理において、前記発電機の出力の一部で前記蓄電装置を充電してもよい。
(6)に記載の電力システムによれば、発電機の出力の一部で蓄電装置を充電することにより、蓄電装置に電気エネルギーを蓄電することが出来、災害に備えることが出来る。
<実施形態1>
1.電力システムSの説明
図1は電力システムSのブロック図である。電力システムS1は、定置電源10、パワーコンディショナ20、連系スイッチ63、計測器65及び充放電器100を含む。
定置電源10は、太陽光発電パネル11と定置バッテリ15である。定置バッテリ15は、リチウムイオン二次電池など、繰り返し充放電可能な二次電池を用いることができる。太陽光発電パネル11は本発明の「発電機(機械を電気に変換する機械に限らず、発電する装置の総称)」の一例、定置バッテリ15は本発明の「蓄電装置」の一例である。
パワーコンディショナ20は、第1コンバータ回路22、第2コンバータ回路25、インバータ回路30、計測部31、制御装置50及び通信部57を備えている。
第1コンバータ回路22には、太陽光発電パネル11が接続されている。第1コンバータ回路22は、DC/DCコンバータである。第1コンバータ回路22により、太陽光発電パネル11の出力を制御することができる。第1コンバータ回路22はチョッパでもよい。
第2コンバータ回路25には、定置バッテリ15が接続されている。第2コンバータ回路25は、定置バッテリ15の放電と充電を行う双方向のDC/DCコンバータである。第2コンバータ回路25は双方向チョッパでもよい。
第2コンバータ回路25により、定置バッテリ15の出力を制御することができる。第2コンバータ回路25は、定置バッテリ15の充電電流、放電電流を計測する計測部を備えてもよい。充電電流、放電電流を計測する計測部は、定置バッテリ15にあってもよい。
第1コンバータ回路22と第2コンバータ回路25は、インバータ回路30に対して、それぞれ接続されている。
インバータ回路30は、DCをACに変換する逆変換(インバータ)と、ACをDCに変換する順変換(コンバータ)を選択的に行う、双方向の変換回路である。インバータ回路30は、逆変換(インバータ)のみ行う変換回路でもよい。インバータ回路30は、電力変換装置である。
インバータ回路30を逆変換動作させることで、定置電源10より入力される直流電力を交流電力に変換して出力することが出来る。
インバータ回路30を順変換動作させることで、電力系統1より入力される交流電力を直流電力に変換して出力することが出来る。出力される直流電力により、定置バッテリ15を充電することが出来る。太陽光発電パネル11の余剰電力で、定置バッテリ15を充電することも出来る。
計測部31は、インバータ回路30の逆変換動作時の出力電圧Vinv、出力電流Iinvを計測する。順変換動作時は入力電圧Vinv、入力電流Iinvを計測する。計測部31の計測結果は、制御装置50に入力される。
制御装置50は、CPU51、メモリ53を有する。制御装置50は、インバータ回路30に指令を与えることで、順変換動作、逆変換動作の切り換えを制御できる。
制御装置50は、太陽光発電パネル11、定置バッテリ15及び充放電器100の出力を制御することが出来る。太陽光発電パネル11の出力は、第1コンバータ22を介して制御することが出来、定置バッテリ15の出力は、第2コンバータ25を介して制御することが出来る。充放電器100の出力は、充放電100の制御部121を介して、制御することが出来る。
メモリ53には、インバータ回路30の制御プログラムや受電点電力P4の制御プログラムが記憶されている。その他、インバータ回路30の制御や、受電電力制御に必要なデータを記憶している。
パワーコンディショナ20は、連系スイッチ63、連系線L0を介して、電力系統1に接続されている。連系スイッチ63は、パワーコンディショナ20や電力系統1に異常がない場合、クローズに制御される。
電力系統1は、電気事業者が運営する系統であり、系統電源3を有している。電力システムSの受電点Dには、計測器65が設置されている。
計測器65は、電力システムS1の受電点電力P4[kW]を計測する。受電点電力P4は、受電点Dにおける電力である。計測器65の計測結果(受電点電力P4)は、通信回線を通じて、制御装置50に送信される。図1に示す破線は、電力系統1と電力システムSの境界を示している。
連系スイッチ63の両端点B、Cのうち、インバータ回路側の端点Bには、分岐線L1を介して、自動車用の充放電器100が接続されている。
充放電器100は、電力変換器110と、制御部121と、記憶部123と、通信部127とを備える。
電力変換器110は、交流電力ACを直流電力DCに変換する順変換(コンバータ機能)と、直流電力DCを交流電力ACに変換する逆変換(インバータ機能)とを選択的に行う、双方向の変換回路である。
図2は、充放電器100と自動車200の斜視図である。自動車200は、例えば、電気自動車やハイブリッド車である。充放電器100は、電気ケーブル130を介して、自動車200に接続することが出来、自動車200の搭載バッテリ230を充電又は放電することができる。
具体的には、電力変換器110の順変換動作により搭載バッテリ230を充電し、電力変換器110の逆変換動作により搭載バッテリ230を放電することができる。充放電器100は、充電電流、放電電流を計測する計測部を備えていてもよい。
電気ケーブル130は、充放電用の電力線130Aに加え、信号線130Bを含んでいる。制御部121は信号線130Bを介して自動車200と通信可能に接続される。
制御部121は、自動車200の車両ECU210から搭載バッテリ230の残存容量[Ah]の情報を受信する。制御部121は、搭載バッテリ230の充電電流、放電電流に基づいて、搭載バッテリ230の充放電量[Ah]を算出し、搭載バッテリ230の残存容量[Ah]を管理することが出来る。
記憶部123は、自動車200の充放電の履歴や搭載バッテリ230の残存容量のデータを記憶する。充放電器100は、通信部127を介して、パワーコンディショナ20の通信部57に通信可能に接続されている。
2.逆潮流時における受電点電力の制御
図3は、逆潮流時における受電点電力P4の説明図である。逆潮流は、電力システムSから電力系統1に向かう潮流(図3の左から右に向かう潮流)である。受電点Dの電力潮流が、順潮流か逆潮流のいずれであるかは、計測器65による電力計測値の正負より、判断可能である。
受電点電力P4は、受電点Dの電力であり、太陽光発電パネル11の直流出力を変換した交流出力電力をP1、定置バッテリ15の直流出力を変換した交流出力電力をP2、充放電器100の出力した交流放電電力をP3として、(1)式にて、表すことが出来る。
P4=P1+P2+P3・・(1)
受電点電力P4が、所定の電力閾値を超えると、連系スイッチ63の故障や、連系線L0が異常発熱する可能性がある。電力閾値は、例えば、受電点Dにおける電力の上限値であり、連系スイッチ63や連系線L0の定格電力や許容電力などでもよい。
図4は、受電点電力制御のフローチャートである。図4の受電点電力制御は、受電点Dの電力潮流が逆潮流である場合に実行される。
制御装置50は、受電点Dの電力潮流が逆潮流の場合、図4に示すように、計測器65より受電点電力P4を取得し、電力閾値と比較する(S10、S20)。電力閾値は、一例として20[kW]とする。
受電点電力P4が電力閾値以下の場合、制御装置50は、太陽光発電パネル11、定置バッテリ15、充放電器100について、出力を現在値に維持する。
受電点電力P4が電力閾値を超えている場合、制御装置50は、太陽光発電パネル11、定置バッテリ15及び充放電器100を対象として、電力制限処理を実行する。
電力制限処理は、太陽光発電パネル11、定置バッテリ15及び充放電器100の合計電力を、電力閾値以下に、抑える処理である。
具体的には、太陽光発電パネル11、定置バッテリ15及び充放電器100がいずれも出力中の場合、制御装置50は、以下の優先度に従って機器を出力し、優先度の低い機器の出力を制限する。
<出力の優先度>
太陽光発電パネル11>充放電器100>定置バッテリ15
図5の例では、太陽光発電パネル11、定置バッテリ15及び充放電器100の出力電力P1~P3はそれぞれ10[kW]である。受電点電力P4は30[kW]で、電力閾値20[kW]を10[kW]超過している。
この例では、太陽光発電パネル11、充放電器100の優先度は高いため、太陽光発電パネル11の出力電力P1、充放電器100の放電電力P3は10[kW]に維持される。
定置バッテリ15は優先度が低いため、出力電力P2を10[kW]から0[kW]に制限する。
定置バッテリ15の出力制限により、受電点電力P4は、30[kW]から20[kW]に低下し、電力閾値20[kW]以下に制限される。
出力の優先度は、メモリ53に初期設定として上記の順番が設定されているが、パワーコンディショナ20に対する外部からの入力操作により、優先度の順番を変更できるようにしてもよい。
3.効果説明
この構成によれば、受電点電力P4の超過による連系スイッチ63の故障、連系線L0の異常発熱を抑制できる。そのため、電力システムSの設備を保護することが出来る。
この構成によれば、S30の電力制限処理において、太陽光発電パネル11の出力優先度が高いため、再生可能エネルギーを優先的に利用することが出来る。また、定置バッテリ15を出力制限することで、定置バッテリ15の電気エネルギーの減少を抑えることが出来、災害に備えることが出来る。
<実施形態2>
実施形態2は、実施形態1に対して、電力制限処理が異なる。
太陽光発電パネル11及び充放電器100の合計電力P1+P3が電力閾値20[kW]を超えている場合、制御装置50は、太陽光発電パネル11の出力電力P1の一部で、定置バッテリ15を充電する。合計電力P1+P3は、受電点電力P4の計測値から定置バッテリ15の出力電力P2を減じることで算出することが出来る。
定置バッテリ15の充電により、受電点電力P4を下げ、電力閾値20[kW]以下に、制限することが出来る。
図6の例では、太陽光発電パネル11の出力電力P1は20[kW]、充放電器100の放電電力は10[kW]である。受電点電力P4は30[kW]で、電力閾値20[kW]を10[kW]超過している。
太陽光発電パネル11の出力電力20[kW]のうち10[kW]を、定置バッテリ15の充電に回すことで、受電点電力P4は、30[kW]から20[kW]に低下し、電力閾値20[kW]以下に制限される。
この構成によれば、定置バッテリ15の充電により、定置バッテリ15に電気エネルギーを蓄えることが出来るので、災害に備えることが出来る。
<実施形態3>
実施形態3は、実施形態2に対して、電力制限処理が異なる。
実施形態3は、太陽光発電パネル11及び充放電器100の合計電力P1+P3が電力閾値20[kW]を超えており、かつ、定置バッテリ15が充電できない場合、充放電器100の出力(放電)を停止する。
充放電器100の出力停止により、受電点電力P4を下げ、電力閾値20[kW]以下に、制限することが出来る。
図7の例では、太陽光発電パネル11の出力電力P1は20[kW]、充放電器100の放電電力は10[kW]である。受電点電力P4は30[kW]で、電力閾値20[kW]を10[kW]超過している。
充放電器100の出力(放電)を停止することで、受電点電力P4は、30[kW]から20[kW]に低下し、電力閾値20[kW]以下に制限される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1~3では、充放電器100を利用して自動車200の搭載バッテリ230を充放電した。自動車200に限らず、ハイブリッド車や電動バイクの搭載バッテリを充電してもよい。バッテリ(蓄電池)を搭載したコンテナをけん引する車両など、充電可能な電源を搭載した移動体であれば、広く適用することが出来る。
(2)上記実施形態1~3では、定置電源10は、太陽光発電パネル11と定置バッテリ15であった。太陽光発電パネル11は、再生可能エネルギーを利用した発電方式の発電機であれば、風力発電機など太陽光発電パネル11以外の発電機でもよい。定置バッテリ15は、二次電池に限らず、キャパシタでもよい。定置バッテリ15は複数でもよい。定置バッテリ15は、複数並列接続された電池群が一括制御されたものでもよい。
(3)出力優先度は、実施形態1の開示に限定されず、以下でもよい。
太陽光発電パネル11>定置バッテリ15>充放電器100
出力優先度を上記にすることで、自動車200の搭載バッテリ230を温存できるので、災害時において、電力の足りない地域に電力を配分する運用を行い易い、という効果がある。また、出力優先度は、上記例に限らず、使用者が任意で設定しても良い。
(4)上記実施形態では、受電点電力を電力閾値と比較し、電力閾値を超えている場合、受電点電力P4を制限した。受電点電力制御は、受電点電流制御に置き換えることが出来る。つまり、受電点電流を電流閾値と比較し、電流閾値を超えている場合、受電点電流を制限してもよい。電流閾値は、例えば、受電点Dにおける電流の上限値であり、連系スイッチ63や連系線L0の定格電流や許容電流などでもよい。
(5)上記実施形態では、電力閾値=受電点Dにおける電力の上限値とし、受電点電力P4が電力の上限値を超えた場合に、電力制限処理を行った。電力閾値を、電力の上限値よりも低い数値とし、電力の上限値よりも低い数値で、電力制限処理を行ってもよい。このようにすることで、受電点電力P4が電力の上限値を超えないように、受電点電力P4を制御することが可能となる。受電点電流を制御する場合も同様である。
(6)上記実施形態では、電力制限処理を、逆潮流時に実行したが、順潮流時に実行してもよい。例えば、順潮流時において、受電点電力P4が電力閾値を超えている場合、充放電器の充電を制限又は停止する、或いは定置バッテリの充電を制限又は停止することにより、受電点電力P4を制限してもよい。受電点電流を制御する場合も同様である。
1 電力系統
3 系統電源
10 定置電源
11 太陽光発電パネル
15 定置バッテリ
20 パワーコンディショナ
30 インバータ回路(本発明の「電力変換装置」の一例)
50 制御装置
100 充放電器
200 自動車(本発明の「車両」の一例)
230 搭載バッテリ

Claims (7)

  1. 連系線を介して電力系統と連系する電力システムであって、
    定置電源の電力を変換する電力変換装置と、
    車両用の充放電器と、
    制御装置と、を含み、
    前記定置電源は発電機と蓄電装置とを含み、
    前記充放電器は、分岐線を介して、電力系統に対して電力変換装置と並列に接続され、
    前記制御装置は、前記電力システムの受電点電力が電力閾値を超過している場合又は受電点電流が電流閾値を超過している場合、前記受電点電力を制限する電力制限処理又は前記受電点電流を制限する電流制限処理を実行する、電力システム。
  2. 請求項1に記載の電力システムであって、
    前記制御装置は、前記電力制限処理又は前記電流制限処理において、前記発電機、前記蓄電装置及び前記充放電器を所定の優先度に従って出力し、優先度の低い機器の出力を制限する、電力システム。
  3. 請求項2に記載の電力システムであって、
    前記発電機は、再生可能エネルギーを利用した発電方式の発電機であり、
    前記制御装置は、前記電力制限処理又は前記電流制限処理において、再生可能エネルギーを利用した発電方式の発電機を、前記蓄電装置及び前記充放電器に比べ優先的に出力する、電力システム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の電力システムであって、
    前記制御装置は、前記電力制限処理又は前記電流制限処理おいて、前記蓄電装置の出力を、前記発電機及び前記充放電器に比べ優先的に制限する、電力システム。
  5. 請求項2に記載の電力システムであって、
    前記制御装置は、前記電力制限処理又は前記電流制限処理おいて、前記充放電器の出力を、前記発電機及び前記蓄電装置に比べ優先的に制限する、電力システム。
  6. 請求項1に記載の電力システムであって、
    前記制御装置は、
    前記発電機及び前記充放電器の合計電力が電力閾値以上の場合、前記電力制限処理において、前記発電機の出力の一部で前記蓄電装置を充電する、又は、
    前記発電機及び前記充放電器の合計電流が電流閾値以上の場合、前記電流制限処理において、前記発電機の出力の一部で前記蓄電装置を充電する、電力システム。
  7. 連系線を介して電力系統と連系する電力システムの制御方法であって、
    前記電力システムの受電点電力が電力閾値を超過している場合又は受電点電流が電流閾値を超過している場合、前記受電点電力を制限する電力制限処理又は前記受電点電流を制限する電流制限処理を実行する、電力システムの制御方法。
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