JP2024030946A - 遠隔見守りシステム - Google Patents

遠隔見守りシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2024030946A
JP2024030946A JP2022134200A JP2022134200A JP2024030946A JP 2024030946 A JP2024030946 A JP 2024030946A JP 2022134200 A JP2022134200 A JP 2022134200A JP 2022134200 A JP2022134200 A JP 2022134200A JP 2024030946 A JP2024030946 A JP 2024030946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
notification
user
identification information
meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022134200A
Other languages
English (en)
Inventor
源太 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2022134200A priority Critical patent/JP2024030946A/ja
Publication of JP2024030946A publication Critical patent/JP2024030946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】見守りの対象者の電波環境によらず、好適に見守りを行うことができる遠隔見守りシステムを提供すること。【解決手段】遠隔見守りシステムは、第1ユーザの状況情報を取得可能な第1端末と、管理サーバと、第2端末と、スマートメータとを備える。第1端末は、記憶部と、第1端末識別情報と状況情報とを含む第1通知をスマートメータに送信可能な送信部と、を有する。スマートメータは、受信部と、第1端末識別情報と状況情報とを含む第2通知を管理サーバに送信可能な送信部と、を有する。管理サーバは、顧客情報データベースと、受信部と、第2通知に含まれる第1端末識別情報に紐づけられる第2端末識別情報を顧客情報データベースから抽出可能な抽出部と、その第2端末識別情報に対応する第2端末に対し、状況情報を含む第3通知を送信可能な送信部と、を有する。第2端末は、受信部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔見守りシステムに関する。
高齢者や有病者が独居をしている場合がある。かかる独居者にアクシデントが生じた際に、迅速な介助を可能とすべく、遠隔での見守りシステムが開発されている。
例えば、特許文献1のシステムによれば、見守り対象者の手首にバイタルサインセンサが装着されている。バイタルサインセンサは、対象者の健康上の異常を検出すると近距離無線通信を用いて対象者の携帯情報端末等に緊急信号を送信する。上記緊急信号を受信した携帯情報端末等は、住居外の管理者に対しモバイル通信網等を介して対象者に異常が生じた旨の電子メールを送信する。これにより、管理者は、迅速に対象者の安否確認等を行うことができる。
特開2015-158892号公報
しかしながら、見守り対象者が山間部など電波環境の悪いエリアに居住している場合には、特許文献1のシステムは、利用を制限されるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、見守りの対象者の電波環境によらず、好適に見守りを行うことができる遠隔見守りシステムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えている。
(1)第1ユーザに所持され、前記第1ユーザの状況に係る状況情報を取得可能な第1端末と、管理サーバと、第2ユーザが所持する第2端末と、を備える遠隔見守りシステムであって、前記管理サーバと通信可能な1以上のスマートメータを備え、前記第1端末は、当該第1端末に固有の第1端末識別情報を記憶可能な記憶部と、当該第1端末識別情報と前記状況情報とを含む第1通知を前記スマートメータに送信可能な送信部と、を有し、前記スマートメータは、前記第1端末からの前記第1通知を受信可能な受信部と、前記第1端末識別情報と前記状況情報とを含む第2通知を前記管理サーバに送信可能な送信部と、を有し、前記管理サーバは、前記第1端末識別情報と前記第2端末に固有の第2端末識別情報とを紐づけて記憶可能な記憶部と、前記スマートメータからの前記第2通知を受信可能な受信部と、前記第2通知に含まれる前記第1端末識別情報に紐づけられる前記第2端末識別情報を前記管理サーバの前記記憶部から抽出可能な抽出部と、前記抽出部により抽出される前記第2端末識別情報に対応する前記第2端末に対し、前記状況情報を含む第3通知を送信可能な送信部と、を有し、前記第2端末は、前記管理サーバからの前記第3通知を受信可能な受信部を有する、遠隔見守りシステム。
(1)によれば、第1端末で取得された第1ユーザの状況情報は、管理サーバを介して第2ユーザの第2端末に送信される。これにより、第2ユーザは、第1ユーザを遠隔で見守ることができる。そして、第1端末と管理サーバとの間の通信は、スマートメータを介して行われる。一般に、スマートメータは、モバイル通信環境が悪い地域に設けられている場合であっても、独自の通信網により管理サーバとの間の通信が確保される。このため、第1ユーザが上記のような地域で生活している場合であっても、第1端末と管理サーバとが通信を行うことができる。これにより、第1ユーザの電波環境によらず、好適に見守りを行うことができる。
(2)(1)において、前記スマートメータは、当該スマートメータに固有のメータ識別情報を記憶可能な記憶部を有し、前記スマートメータの前記送信部は、前記メータ識別情報を含む前記第2通知を前記管理サーバに送信可能であり、前記管理サーバの前記記憶部は、前記メータ識別情報と、前記スマートメータの設置位置に係るメータ位置情報とを紐づけて記憶可能であり、前記管理サーバの前記抽出部は、前記管理サーバの前記受信部が受信する前記メータ識別情報に紐づけられる前記メータ位置情報を、前記記憶部から抽出可能であり、前記管理サーバの前記送信部は、前記管理サーバの前記抽出部が抽出する前記メータ位置情報を含む前記第3通知を前記第2端末に送信可能である、遠隔見守りシステム。
(2)によれば、管理サーバは、第1端末が通信したスマートメータのメータ位置情報を、第2端末に送信する。この場合、第1ユーザ(第1端末)は、当該スマートメータの近くに存在していると考えられる。このため、第2ユーザは、メータ位置情報に基づいて、第1ユーザの位置を特定することができる。
(3)(2)において、前記管理サーバの前記記憶部は、前記メータ識別情報と、当該メータ識別情報と対応する前記スマートメータの近傍に位置する電柱に対応する電柱番号と、紐づけて記憶可能であり、前記電柱番号は、前記メータ位置情報である、遠隔見守りシステム。
スマートメータの位置は、例えば、スマートメータの設置場所の住所により特定することが考えられる。しかしながら、住所は、各スマートメータ所有者の個人情報に相当するものであるため、住所をメータ位置情報として用いることは、プライバシ保護の観点からは不適切であると考えられる。また、建物の住所を、大まかな住所として、各スマートメータ所有者のプライバシが損なわれないようにすることも考えられる。しかし、その場合、第1ユーザの位置を精度よく特定できないおそれがある。
そこで、(3)によれば、メータ位置情報として、スマートメータに紐づけられる電柱番号を用いている。電柱番号は、各電柱に固有の番号であり、それに基づき電柱及びその設置位置の特定が可能なものである。スマートメータ(メータ識別情報)は、各電柱のうち当該スマートメータの最も近傍に位置するものの電柱番号に紐づけられる。このため、第2ユーザは、電柱番号に基づいて第1ユーザのより正確な位置を把握することができる。また、電柱番号は、個人情報に該当するものではない。このため、スマートメータ所有者のプライバシを保護しつつ、第1ユーザのより正確な位置を把握することができる。
(4)(3)において、前記スマートメータは、前記第1ユーザが居住する建物に設けられた第1スマートメータと、前記第1ユーザが居住する建物以外の建物に設けられた第2スマートメータと、からなり、前記管理サーバの前記送信部は、前記管理サーバの前記受信部が前記第2スマートメータに対応する前記メータ識別情報を受信した場合には、当該メータ識別情報に紐づけられる前記電柱番号を前記メータ位置情報として含む前記第3通知を前記第2端末に送信可能である、遠隔見守りシステム。
スマートメータが、第1ユーザが居住する建物以外の建物に設けられたものである場合には、第三者のプライバシを確実に保護しなければならない。ただし、スマートメータが、第1ユーザが居住する建物に設けられている場合には、プライバシ保護については、問題とならないと考えられる。
そこで、(4)によれば、スマートメータが、第1ユーザが居住する建物以外の建物に設けられたものである場合には、電柱番号をメータ位置情報として採用することとしている。これにより、第三者のプライバシをより確実に保護することができる。一方、スマートメータが、第1ユーザが居住する建物に設けられている場合には、メータ位置情報として、建物の住所を用いることも許容されている。このため、例えば、第1ユーザが在宅しているかどうかという情報を第2ユーザに知らせることができる。
(5)(1)~(4)のいずれかにおいて、前記第1端末は、前記状況情報に基づいて前記第1ユーザに異常が発生したか否かを判定可能な異常判定部と、を有し、前記第1端末の前記送信部は、前記異常判定部により異常発生と判定される場合には、前記第1ユーザに異常が発生した旨の異常発生情報を前記状況情報として含む前記第1通知を、前記スマートメータに送信可能である、遠隔見守りシステム。
(5)によれば、上記実施形態によれば、第1端末は、第1ユーザに転倒や体調不良等の異常が発生すると、第1ユーザに異常が発生した旨の異常発生情報を第1通知に含めて送信することができる。これにより、第2ユーザは、第1ユーザに異常が発生したことを知るとともに、早急に第1ユーザの救助を行うことができる。
(6)(5)において、前記第1端末は、前記第1ユーザが操作して前記第1通知の送信の許可又は不許可を選択可能な選択部を有し、前記第1端末の前記送信部は、前記異常判定部により異常発生と判定される場合には、前記第1ユーザによる前記選択部における選択結果に基づいて、前記第1通知の送信を実行可能である、遠隔見守りシステム。
第1ユーザに異常発生と判定された場合であっても、第1ユーザが必ずしも救助を必要とするわけではないと考えられる。(6)によれば、第1ユーザの判断で、第1端末に第1通知を送信させるか否かを決定できるため、無用な救助要請を抑制できる。
(7)(6)において、前記第1端末の前記送信部は、前記異常判定部により異常発生と判定される場合において、前記異常判定部により異常発生と判定されてから所定時間が経過するまでに、前記第1ユーザにより前記選択部において前記第1通知の送信を不許可とする選択がなされない場合には、前記第1通知を前記スマートメータに送信する、遠隔見守りシステム。
(7)によれば、万が一、第1ユーザが失神するなどした場合であっても、第1端末から第1通知が自動で送信される。これにより、無用な救助要請を抑制しつつ、第1ユーザの身の安全を確保することができる。
(8)(1)から(4)のいずれかにおいて、前記第2端末は、当該第2端末に固有の前記第2端末識別情報を記憶可能な記憶部と、前記第2端末識別情報を含む第1リクエスト通知を前記管理サーバに送信可能な送信部と、を有し、前記管理サーバの前記受信部は、前記第2端末が送信する前記第1リクエスト通知を受信可能であり、前記管理サーバの前記抽出部は、前記第1リクエスト通知に含まれる前記第2端末識別情報に紐づけられる前記第1端末識別情報を抽出可能であり、前記管理サーバの前記送信部は、前記管理サーバの前記抽出部により抽出される前記第1端末識別情報を含む第2リクエスト通知を、所定の前記スマートメータに送信可能であり、前記スマートメータの前記受信部は、前記管理サーバからの前記第2リクエスト通知を受信可能であり、前記スマートメータの前記送信部は、前記第2リクエスト通知に含まれる前記第1端末識別情報を含む第3リクエスト通知を前記第1端末に送信可能であり、前記第1端末は、前記第3リクエスト通知を受信可能な受信部と、当該第1端末に対応する前記第1端末識別情報と前記第3リクエスト通知に含まれる前記第1端末識別情報とを照合可能な照合部と、を有し、前記第1端末の前記送信部は、前記照合部の照合結果に基づいて、前記第1通知の送信を実行可能である、遠隔見守りシステム。
(8)によれば、第2ユーザが第2端末に第1リクエスト通知を送信させることにより、第2ユーザは、自身の側から主体的に、自身の都合のよいタイミングで当該時点における第1ユーザの状況を把握することができる。
(9)(8)において、前記スマートメータは、前記第1ユーザが居住する建物に設けられた第1スマートメータと、前記第1ユーザが居住する建物以外の建物に設けられた第2スマートメータと、からなり、前記所定のスマートメータは、前記第1スマートメータである、遠隔見守りシステム。
(9)によれば、第1スマートメータの通信エリア内に第1端末が存在する場合(すなわち、第1ユーザが自宅にいる場合)には、第1スマートメータと第1端末との通信が成立し、第1スマートメータの通信範囲内に第1端末が存在しない場合(すなわち、第1ユーザが自宅にいない場合)には、当該スマートメータと第1端末との通信は成立しないことになる。このため、第1端末と第2端末との間における通信の成否により、第1ユーザが自宅にいるか否かを確認することができる。これにより、第1ユーザの外出の有無を確認することができる。
本発明によれば、見守り対象者の周囲の電波環境によらず、好適に見守りを行うことができる遠隔見守りシステムを提供することが可能となる。
本発明の遠隔見守りシステムの構成を示す図である。 本発明の顧客情報データベースの例を示す図である。 本発明の第1端末における制御処理を示すフローチャートである。 本発明のスマートメータにおける制御処理を示すフローチャートである。 本発明の管理サーバにおける制御処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態における遠隔見守りシステム1の概略構成を示す説明図である。まず、遠隔見守りシステム1の概要について説明する。
遠隔見守りシステム1は、第1ユーザを第2ユーザが遠隔で見守ることが可能なものである。第1ユーザとしては、例えば、独居老人が想定される。第2ユーザとしては、例えば、その別居家族が想定される。
なお、第1ユーザは、建物60Aに居住している。建物60Aの近隣には、複数の第三者が居住する建物60Bが設けられている。また、建物60Aは、「自宅60A」ということがあり、各建物60Bは、「第三者宅60B」ということがある。
遠隔見守りシステム1は、第1端末10と、スマートメータ30A,30Bと、管理サーバ40と、第2端末50と、を備える。
第1端末10は、第1ユーザが所持する端末であり、詳しくは、第1ユーザが装着するウエアラブル端末である。第1端末10は、例えば、腕時計型のウエアラブル端末を採用可能である。第1端末10は、各種センサ類により第1ユーザの状況に関する状況情報を取得可能である。第1端末10は、例えば、第1ユーザ(第1端末10)の動きに関する動き情報や、血圧、心拍数等の第1ユーザの生体情報を状況情報として取得可能である。
第1端末10は、近距離無線通信により外部装置と通信可能である。近距離無線通信の通信方式は特に限定されるものではなく、例えば、Bluetooth(登録商標)等の通信方式を用いることが可能である。
各スマートメータ30A,30Bは、建物等に設置され、使用電力量を計測する電力量計である。各スマートメータ30A,30Bは、第1スマートメータ30Aと、第2スマートメータ30Bとからなる。第1スマートメータ30Aは、第1ユーザが居住する建物60Aに設けられている。第2スマートメータ30Bは、複数存在し、第1ユーザが居住する建物60A以外の各建物60Bにそれぞれ設けられている。
各スマートメータ30A,30Bは、管理サーバ40とネットワーク70を介して通信可能である。ネットワーク70は、例えば、スマートグリッドと称される情報通信が可能な電力網である。ネットワーク70においては、各スマートメータ30A,30Bと管理サーバ40とは、いわゆるマルチホップ方式やモバイル通信方式等の通信方式により通信可能である。
各スマートメータ30A,30Bは、使用電力量の指示数を所定時間ごとに電力供給会社等に自動送信する機能や電力供給会社からの情報を受信する機能を有している。各スマートメータ30A,30Bは、近距離無線通信により、外部機器等との間で通信可能である。
管理サーバ40は、電力供給会社に設けられている。管理サーバ40は、各スマートメータ30A,30Bから送信されてきた情報を記憶、解析等する機能や、各スマートメータ30A,30Bを遠隔操作したりする機能を有している。
管理サーバ40は、顧客情報データベース41を有している。顧客情報データベース41には、顧客に関する各種情報を顧客ごとに紐づけて記憶可能である。
第2端末50は、第2ユーザが所有する情報端末であり、詳しくは、スマートフォン等の携帯端末である。第2端末50と管理サーバ40とは、モバイル通信網90を介して通信可能である。第2端末50は、電力供給会社(管理サーバ40)から各スマートメータ30A,30Bに送信された情報をモニタ表示する機能を有している。
続いて、遠隔見守りシステム1の各構成要素について説明する。
<第1端末>
第1端末10は、動きセンサ11と、生体情報センサ12と、報知部14と、選択部15と、記憶部16と、計時部17と、受信部18と、送信部19と、異常判定部21と、操作判定部23と、を有する。
動きセンサ11は、第1端末10(第1ユーザ)の動きを検知するセンサである。動きセンサ11は、例えば、加速度センサや、角速度センサ、地磁気センサ等であって、第1端末10の動きの加速度や角速度を第1端末10の動き情報として取得する。
生体情報センサ12は、生体(第1ユーザ)に関する情報のうち、診療や検査等で用いる情報(生体情報)を検知するセンサである。生体情報センサ12は、例えば、音センサ、温度センサ、圧力センサ、光センサ、超音波センサ、脳波センサ、脈波センサ、心電センサ、圧力センサ、撮像センサ等である。
なお、生体情報は、例えば、生体が発する音(腹部、胚、心臓等)、脈波、体温、心拍、心電、血圧、呼吸数、聴力、脳波、生体表面(例えば、皮膚)又は内部(例えば、口腔内)の情報(目視情報等)、眼底、角膜、眼圧、視力、体重、身長、筋肉量、BMI、基礎代謝、血糖値、血中酸素量(濃度)等、様々なデータを含む概念である。また、生体情報には、上記のデータを種々の解析を行った結果も含まれるものとする。
報知部14は、第1ユーザに報知を行うべく、アラーム音を出力可能である。報知部14は、例えば、第1ユーザに異常が発生した場合(詳しくは後述)にアラーム音を出力可能である。
選択部15は、許可ボタン15Aと不許可ボタン15Bとを有している。許可ボタン15A及び不許可ボタン15Bは、第1端末10の外側に設けられている。第1ユーザは、許可ボタン15A又は不許可ボタン15Bを押下することで、第1端末10による第1通知の送信(詳しくは後述)を許可したり不許可としたりすることが可能である。
記憶部16は、各種情報を記憶可能である。記憶部16は、当該第1端末10に固有の第1ユーザ識別情報を記憶可能である。記憶部16は、動きセンサ11及び生体情報センサ12(以下、「各センサ11,12」と記載する場合がある)とそれぞれ接続されている。記憶部16には、各センサ11,12が取得する状況情報(動き情報及び生体情報)が逐次入力される。記憶部16は、各センサ11,12が取得する状況情報を記憶可能である。このため、記憶部16は、第1ユーザの状況情報を経時的に記憶可能である。
計時部17は、時刻の計測等が可能である。
受信部18及び送信部19は、外部機器との間で近距離無線通信が可能である。受信部18は、各スマートメータ30A,30Bから送信された情報を受信可能である。送信部19は、各スマートメータ30A,30Bから送信された情報を送信可能である。
受信部18は、記憶部16と接続されている。受信部18は、受信部18が受信する情報を記憶部16に記憶可能である。送信部19は、記憶部16と接続されている。送信部19は、記憶部16に記憶されている情報を外部に送信可能である。
異常判定部21は、各センサ11,12と接続されている。異常判定部21は、各センサ11,12が取得する状況情報に基づいて、第1ユーザに異常が生じたか否かを判定可能である。例えば、異常判定部21は、動きセンサ11が取得する動き情報に基づいて、第1ユーザに転倒や衝突等が生じたか否かを判定可能であり、例えば、第1端末10の動きの加速度に基づいて、第1ユーザが転倒したか否かを判定可能である。また、異常判定部21は、生体情報センサ12が取得する生体情報に基づいて、第1ユーザに体調不良が生じたか否かを判定可能であり、例えば、第1ユーザの血圧や心拍数に基づいて、第1ユーザに低血圧や熱中症が生じたか否かを判定可能である。
送信部19は、第1通知を送信可能である。第1通知は、当該第1端末に固有の第1端末識別情報と、第1ユーザに係る状況情報と、を少なくとも含むものである。送信部19は、所定の時刻(例えば、7時、12時、17時及び21時)になると、第1通知を送信する。この場合、送信部19は、記憶部16に記憶されている生体情報を、状況情報として第1通知に含ませることが可能である。これにより、第2ユーザは、第1ユーザの健康状態の変化を知ることができる。また、送信部19は、動き情報を状況情報として第1通知に含ませてもよい。
また、送信部19は、異常判定部21による第1ユーザに異常が生じたとの判定に基づいて、第1通知を送信可能である。この場合、送信部19は、第1ユーザに異常が発生した旨の異常発生情報を、状況情報として第1通知に含ませることが可能である。なお、異常発生情報には、発生した異常の内容(例えば、低血圧、転倒等)やその発生日時等を含ませることが可能である。
報知部14は、異常判定部21と接続されている。報知部14は、異常判定部21による第1ユーザに異常が発生したとの判定に基づいて、アラーム音を発出可能である。
操作判定部23は、許可ボタン15A及び不許可ボタン15Bとそれぞれ接続されている。操作判定部23は、許可ボタン15Aが押下されたか否かと、不許可ボタン15Bが押下されたか否かとについてそれぞれ判定可能である。
送信部19は、操作判定部23と接続されている。送信部19は、操作判定部23が、許可ボタン15Aが押下されたと判定した場合には、第1通知の送信を実行する。送信部19は、操作判定部23が、不許可ボタン15Bが押下されたと判定した場合には、第1通知の送信を実行しない。また、報知部14は、操作判定部23と接続されている。報知部14は、操作判定部23が、許可ボタン15A及び不許可ボタン15Bのうち少なくともいずれかが押下されたと判定した場合にはアラーム音の出力を停止する。
また、計時部17は、異常判定部21が第1ユーザに異常発生と判定してから所定時間(例えば、60秒)が経過したか否かを判定可能である。送信部19は、計時部17が、所定時間が経過したと判定するまでに不許可ボタン15Bの押下がなされない場合には、所定時間の経過時に、異常発生情報を含む第1通知を送信可能である。
なお、第1端末10が有する機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサにより実現される。また、本実施形態において用いられるプロセッサは、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
<スマートメータ30A,30B>
第1スマートメータ30Aと第2スマートメータ30Bとは、略同一の構成を有しているが、説明の便宜上、符号を変えて区別している。ここでは、第1スマートメータ30Aを例として説明する。また、以降の説明において、第1スマートメータ30Aを構成する各部材の符号にはAを付し、第2スマートメータ30Bを構成する各部材の符号にはBを付す。
第1スマートメータ30Aは、記憶部31Aと、受信部34Aと、送信部35Bと、を有している。
記憶部31Aは、各種情報を記憶可能である。記憶部31Aは、当該第1スマートメータ30Aに固有のメータ識別情報を記憶可能である。
受信部34A及び送信部35Aは、近距離無線通信又はネットワーク70を介した通信により外部装置と通信可能である。受信部34Aは、近距離無線通信により、その通信エリア内に存在する第1端末10から送信された情報を受信可能である。受信部34Aは、その通信エリア内に存在する第1端末10に対して情報を送信可能である。送信部35Aは、ネットワーク70を介した通信により、管理サーバ40が送信する情報を受信可能である。送信部35Aは、近距離無線通信により、その通信エリア内に存在する第1端末10に対して情報を送信可能である。送信部35Aは、ネットワーク70を介した通信により、管理サーバ40に対して情報を送信可能である。
なお、自宅60Aの近隣には、電柱62が設けられている。電柱62には、無線通信可能な中継器71が設けられている。第1スマートメータ30Aと管理サーバ40とは、第1スマートメータ30Aの近傍に位置する中継器71を介して無線通信可能である。これにより、山間地等のモバイル通信環境が悪い地域においても、第1スマートメータ30Aと管理サーバ40との間の通信(すなわち、ネットワーク70による通信)を確保することができる。
受信部34Aは、第1端末10から送信される第1通知を受信可能である。送信部35Aは、受信部34Aが第1通知を受信した場合には、第2通知を管理サーバ40に送信可能である。第2通知は、少なくとも第1通知に含まれる情報(すなわち、第1端末識別情報及び状況情報)を含むものである。
送信部19は、当該第1スマートメータ30Aに固有のメータ識別情報含む第2通知を送信可能である。送信部19は、受信部34Aが異常検知情報を含む第1通知を受信する場合は、当該第1スマートメータ30Aに固有のメータ識別情報含む第2通知を送信可能である。
なお、第1スマートメータ30Aが有する機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサにより実現される。また、本実施形態において用いられるプロセッサは、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
<管理サーバ40>
管理サーバ40は、顧客情報データベース41と、計時部43と、受信部44と、送信部45と、抽出部46と、識別部47と、を有する。
図2に示すように、顧客情報データベース41は、顧客ごとに各種情報を紐づけて記憶可能である。詳しくは、電気契約の契約者名と、当該契約者のスマートメータ30A,30Bと対応するメータ識別情報と、当該スマートメータ30A,30Bが設けられる建物60の地番であるメータ設置住所と、当該スマートメータ30A,30Bと対応する電柱番号と、を紐づけて記憶可能である。なお、各スマートメータ30A,30Bと対応する電柱番号は、各電柱62のうち当該スマートメータ30A,30Bと通信する中継器71が設置されるものに対応する電柱番号とされている。
顧客情報データベース41は、電気契約の契約者が、遠隔見守りシステム1の利用契約を行っている場合(すなわち、契約者が第1ユーザである場合)には、遠隔見守りシステム1に係る各種情報を契約者(第1ユーザ)名等に紐づけて記憶可能である。詳しくは、顧客情報データベース41は、契約者名と、第1ユーザ識別情報と、第2ユーザ名と、第2ユーザが所有する第2端末に対応する第2端末識別情報と、各契約者が所有するスマートメータ30A,30Bと対応するメータ識別情報と、を紐づけて記憶可能である。また、後述するように、顧客情報データベース41は、第1端末10により取得された状況情報等についても契約者名等に紐づけて記憶可能である。なお、顧客情報データベース41は、記憶部に相当する。
計時部43は、時刻の計測等が可能である。また、計時部43は、所定の日時になったか否かを判定可能である。
受信部44及び送信部45は、ネットワーク70又はモバイル通信網90を介して外部装置と通信可能である。受信部44は、ネットワーク70を介して各スマートメータ30A,30Bが送信する情報を受信可能である。送信部45は、モバイル通信網90を介して第2端末50に情報を送信可能である。
受信部44は、顧客情報データベース41と接続されている。受信部44は、各スマートメータ30A,30Bから送信される第2通知を受信すると、当該第2通知に含まれる状況情報を、顧客情報データベース41に記憶可能である。受信部44は、第2通知に含まれる生体情報や異常発生情報を契約者(第1ユーザ)名に紐づけて記憶可能である(図2参照)。
送信部45は、第3通知を第2端末50に送信可能である。第3通知は、少なくとも第1ユーザの状況情報を含むものである。
抽出部46は、第2通知に含まれる第1端末識別情報に紐づけられる第2端末識別情報を顧客情報データベース41から抽出可能である。送信部45は、抽出部46が抽出する第2端末識別情報に対応する第2端末に対し、第3通知を送信可能である。第3通知は、少なくとも第1ユーザに係る状況情報を含むものである。
送信部45は、第3通知を送信するか否かを決定可能である。例えば、送信部45は、計時部43が所定の日時になったと判定したことに基づいて、第3通知を第2端末50に送信可能である。この場合、送信部45は、例えば、顧客情報データベース41に記憶された生体情報を状況情報として第3通知に含ませることが可能である。これにより、第2ユーザは、第1ユーザの体調の変化を定期的に知ることができる。
また、送信部45は、異常発生情報を含む第2通知の受信の有無に基づいて、第3通知を送信するか否かを決定可能である。送信部45は、受信部44が異常発生情報を含む第2通知を受信すると、所定の日時であるか否かにかかわらず、異常発生情報を含む第3通知を第2端末50に送信可能となる。この際、送信部45は、受信部44が第2通知を受信すると直ちに第3通知を第2端末50に送信可能である。これにより、第2ユーザは、第1ユーザにおいて異常が発生したことを直ちに知ることができる。
送信部45は、受信部が異常発生情報を含む第2通知を受信する場合には、第3通知にメータ位置情報を含ませることが可能である。これにより、第2ユーザは、第1ユーザにおいて異常が発生したことを知るとともに、その発生場所についても知ることができる。
抽出部46は、第2通知に含まれるメータ識別情報に紐づけられるメータ位置情報を、顧客情報データベース41から抽出可能である。送信部45は、抽出部46が抽出したメータ位置情報を第3通知に含ませることが可能である。
識別部47は、第2通知に含まれるメータ識別情報が、自宅60Aに設けられた第1スマートメータ30Aのものであるか否かを判定可能である。識別部47は、第2通知に含まれるメータ識別情報が、顧客情報データベース41において、第2通知に含まれる第1端末識別情報に紐づけて記憶されているメータ識別情報と一致する場合には、当該メータ識別情報が自宅60Aの第1スマートメータ30Aのものであると判定する。
抽出部46は、識別部47が第2通知に含まれるメータ識別情報が自宅60Aに設けられた第1スマートメータ30Aのものであると判定する場合には、当該メータ識別情報に紐づけられるメータ設置住所を顧客情報データベース41から抽出可能である。そして、送信部45は、抽出部46が抽出するメータ設置住所を、メータ位置情報として含む第3通知を第2端末50に送信可能である。これにより、第2ユーザに対し、第1ユーザの位置をわかりやすい形式で知らせることができる。
抽出部46は、識別部47が第2通知に含まれるメータ識別情報が自宅60Aに設けられた第1スマートメータ30Aのものでないと判定する場合、換言すると、第三者宅60Bに設けられた第2スマートメータ30Bのものであると判定する場合には、第2通知に含まれるメータ識別情報に紐づけられる電柱番号を顧客情報データベース41から抽出可能である。そして、送信部45は、抽出部46が抽出する電柱番号をメータ位置情報として含む第3通知を第2端末50に送信可能である。これにより、第2ユーザに対し、第1ユーザの位置を、第3者のプライバシを損なうことなく知らせることができる。
なお、大まかな表示としたメータ設置住所(例えば、「丁目」まで表示するもの)をメータ位置情報として用いることによって、第三者のプライバシ保護を図ることも考えられる。ただし、その場合、第1ユーザの位置を精度よく特定することが困難となるおそれがある。しかし、電柱番号をメータ位置情報として用いることで、より精度よく第1ユーザの位置を特定することができる。
なお、管理サーバ40が有する機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサにより実現される。また、本実施形態において用いられるプロセッサは、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
<第2端末>
第2端末50は、タッチパネル51と、記憶部53と、受信部56と、送信部57と、を有する。
タッチパネル51は、各種情報を表示する機能と、第2ユーザの操作に基づいて第2端末に各種処理を実行させる機能と、を有する。
記憶部53は、各種情報を記憶可能である。記憶部53は、当該第2端末50に固有の第2端末識別情報を記憶可能である。
受信部56は、モバイル通信網90を介して管理サーバ40から情報を受信可能である。送信部57は、モバイル通信網90を介して管理サーバ40に対して情報を送信可能である。
受信部56は、記憶部53と接続されている。送信部57は、管理サーバ40から送信される第3通知を受信すると、当該第3通知に含まれる情報を記憶部53に記憶可能である。
受信部56は、タッチパネル51と接続されている。受信部56は、第3通知を受信すると、第3通知に含まれる状況情報や位置情報をタッチパネル51に表示させることが可能である。これにより、第2ユーザは、第1ユーザの生体情報の経時変化や、第1ユーザにおける異常の発生及びその発生場所を知ることができる。
なお、第2端末50が有する機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサにより実現される。また、本実施形態において用いられるプロセッサは、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
次に、本実施形態の遠隔見守りシステム1の具体的な使用例について、図3~図5を参照しながら説明する。図3は第1端末10における制御処理を示すフローチャートであり、プロセッサにより所定の周期で繰り返し実行される。図4は、各スマートメータ30A,30Bにおける制御処理を示すフローチャートであり、プロセッサにより所定の周期で繰り返し実行される。図5は、管理サーバ40における制御処理を示すフローチャートであり、プロセッサにより所定の周期で繰り返し実行される。
まず、第1端末10における制御処理について説明する。
図3に示すように、ステップS11では、送信部19は、所定時刻であるか否かを判定する。所定の時刻である場合には、Yes判定してステップS12へと進む。所定の時刻ではない場合には、No判定してステップS21へと進む。
ステップS12では、送信部19は、記憶部53から生体情報を取得する。次いで、ステップS13へと進む。
ステップS13では、送信部19は、第1通知の送信を実行する。この場合、送信部19は、第1端末識別情報と生体情報とを含む第1通知を送信する。その後本処理を終了する。
一方、ステップS21では、異常判定部21は、各センサ11,12の検知結果に基づいて、第1ユーザに異常が発生したか否かを判定する。転倒等の異常が発生した場合には、Yes判定してステップS22に進む。異常が発生していない場合には、No判定して本処理を終了する。
ステップS22では、報知部14は、アラーム音を発出する。続くステップS23では、計時部17は、計時を開始する。次いで、ステップS24に進む。
ステップS24では、計時部17は、異常発生と判定してから所定時間が経過したか否かを判定する。すなわち、ステップS23で計時部17による計時を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過した場合には、Yes判定してステップS25に進む。所定時間が未経過の場合には、No判定してステップS31に進む。
ステップS25では、送信部19は、異常発生情報を生成する。送信部19は、異常発生情報に異常の内容と異常を検知した日時とを含ませる。次いで、ステップS26に進む。
ステップS26では、送信部19は、第1通知の送信を実行する。この場合、送信部19は、第1端末識別情報と異常発生情報とを含む第1通知を送信する。その後、ステップS27では、報知部14は、アラームを停止する。その後、本処理を終了する。
一方、ステップS31では、操作判定部23は、許可ボタン15Aが押下されたか否かを判定する。許可ボタン15Aが押下された場合には、Yes判定してステップS25に進む。許可ボタン15Aが押下されていない場合には、No判定してステップS32に進む。
ステップS32では、操作判定部23は、不許可ボタン15Bが押下されたか否かを判定する。不許可ボタン15Bが押下された場合には、Yes判定してステップS27に進む。不許可ボタン15Bが押下されていない場合には、No判定してステップS24へと戻り、所定時間が経過するまで各処理を繰り返す。
続いて、各スマートメータ30A,30Bにおける制御処理について説明する。
図4に示すように、ステップS41では、各送信部35A,35Bは、第1通知の受信の有無について判定する。第1通知を受信した場合には、Yes判定してステップS42に進む。第1通知を受信していない場合には、本処理を終了する。
ステップS42では、各送信部35A,35Bは、第1通知が異常発生情報を含むか否かを判定する。第1通知が異常発生情報を含む場合は、Yes判定してステップS43に進む。第1通知が異常発生情報を含まない場合は、No判定してステップS46に進む。
ステップS43では、各抽出部46A,46Bは、各記憶部31A,31Bから、メータ識別情報を抽出する。続くステップS44では、各送信部35A,35Bは、第2通知を管理サーバ40に送信する。この場合、各送信部35A,35Bは、第1情報に含まれる第1端末識別情報及び異常発生情報と、ステップS43で抽出されたメータ識別情報とを含む第2通知を管理サーバ40に送信する。その後、本処理を終了する。
一方、ステップS46では、各送信部35A,35Bは、第1情報に含まれる第1端末識別情報及び生体情報を含む第2通知を管理サーバ40に送信する。その後、本処理を終了する。
このように、各スマートメータ30A,30Bは、第1通知が異常発生情報を含む場合には、管理サーバ40で異常の発生場所を特定可能とすべく、第2通知にメータ識別情報を含ませることが可能となっている。なお、各スマートメータ30A,30Bが第2通知にメータ識別情報を含ませることが可能な場合は、異常発生情報を含まない第1通知を受信した場合に限定されるものではない。各スマートメータ30A,30Bは、後述するように、第1通知が異常発生情報を含まない場合であっても第2通知にメータ識別情報を含ませることが可能なものであってもよい。
続いて、管理サーバ40における制御処理について説明する。
図5に示すように、ステップS51では、計時部43は、所定の日時になったか否かを判定する。所定の日時になった場合には、Yes判定してステップS52に進む。所定の日時でない場合には、No判定してステップS61に進む。
ステップS52では、送信部45は、顧客情報データベース41から第1ユーザに関する各種情報を読み出す。続いてステップS53に進み、ステップS52で読み出した情報を第2端末50に送信する。その後、本処理を終了する。これにより、第2ユーザは、定期的に第1ユーザに関する情報を知ることができる。
一方、ステップS61では、受信部44及び送信部45は、第2通知の受信の有無を判定する。送信部45は、第2通知を受信した場合には、Yes判定してステップS62に進む。第2通知を受信していない場合には、No判定して本処理を終了する。
ステップS62では、受信部44は、第2通知に含まれる各種情報を顧客情報データベース41に記憶する。この際、第2通知に含まれる各種情報は、当該第2通知に含まれる第1端末識別情報と対応する契約者(第1ユーザ)名に紐づけられて顧客情報データベース41に記憶される。次いで、ステップS63に進む。
ステップS63では、送信部45は、第2通知に異常発生情報が含まれるか否かを判定する。第2通知に異常発生情報が含まれる場合には、Yes判定してステップS64に進む。第2通知に異常発生情報が含まれない場合は、No判定して本処理を終了する。
ステップS64では、抽出部46は、第2通知に含まれる第1端末識別情報に紐づけられる第2端末識別情報を、顧客情報データベース41から抽出する。次いで、ステップS65に進む。
ステップS65では、識別部47は、第2通知に含まれるメータ識別情報が、自宅60Aに設けられたスマートメータ30Aのものか否かを判定する。具体的には、識別部47は、第2通知に含まれる第1端末識別情報に紐づけられるメータ識別情報を顧客情報データベース41から抽出し、当該メータ識別情報と第2通知に含まれるメータ識別情報とが一致するか否かを判定する。それらのメータ識別情報が一致する場合には、Yes判定してステップS66に進む。それらのメータ識別情報が一致しない場合には、No判定してステップS71に進む。
例えば、自宅60Aにて第1ユーザに異常が発生した場合には、自宅60Aに設けられた第1スマートメータ30Aが第1端末10との通信を担うことになるため、ステップS55ではYes判定される。また、外出中の第1ユーザに異常が発生した場合には、第三者宅60Bに設けられた第2スマートメータ30Bのうちいずれかが第1端末10との通信を担うことになるため、上記ステップS65ではNo判定される。
ステップS66では、抽出部46は、第2通知に含まれるメータ識別情報に紐づけられるメータ設置住所を顧客情報データベース41から抽出する。次いで、ステップS67に進む。
ステップS67では、送信部45は、第3通知を送信する。この場合、送信部45は、異常発生情報と、ステップS66で抽出されるメータ設置住所と、を含む第3通知を送信する。これにより、第2ユーザは、第1ユーザに異常が生じたことを知ることができる。また、第2ユーザは、当該異常の発生場所(この場合、自宅60A)を知ることができる。
ステップS71では、抽出部46は、第2通知に含まれるメータ識別情報に紐づけられる電柱番号を、顧客情報データベース41から抽出する。次いで、ステップS72に進む。
ステップS72では、送信部45は、第3通知を第2端末50に送信する。この場合、送信部45は、異常発生情報と、ステップS71で抽出される電柱番号と、を含む第3通知を送信する。その後、本処理を終了する。これにより、第2ユーザは、第1ユーザに異常が生じたことを知ることができる。また、第2ユーザは、電柱番号により当該異常の発生場所を特定することができる。この際、第2スマートメータ30Bに係るメータ設置住所は第2ユーザに通知されないため、第三者のプライバシを保護することができる。
以上、説明した第1実施形態の遠隔見守りシステム1によれば、次に記載する効果を奏する。
本実施形態によれば、第1端末10で取得された第1ユーザの状況情報は、管理サーバ40を介して第2ユーザの第2端末に送信される。これにより、第2ユーザは、第1ユーザを遠隔で見守ることができる。そして、第1端末10と管理サーバ40との間の通信は、各スマートメータ30A,30Bを介して行うようになっている。各スマートメータ30A,30Bと管理サーバ40とは、独自のネットワーク70により通信が確保されている。したがって、各スマートメータ30A,30Bが、モバイル通信環境が悪い地域に設けられている場合であっても、各スマートメータ30A,30Bと管理サーバ40とは、情報の送受信をすることができる。このため、第1ユーザが上記のような地域で生活している場合であっても、第1端末10と管理サーバ40とが通信を行うことができる。これにより、第1ユーザの周囲の電波環境によらず、好適に見守りを行うことができる。
また、既設のスマートメータ通信網を活用するものであるため、新たな通信インフラ整備のためにコスト等をかけることなく所望の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、管理サーバ40は、第1端末10が通信に利用したスマートメータ30A,30Bのメータ位置情報を、第2端末に送信する。この場合、第1ユーザ(第1端末10)は、当該スマートメータ30A,30Bの近くに存在していると考えられる。このため、第2ユーザは、メータ位置情報に基づいて、第1ユーザの位置を特定することができる。
各スマートメータ30A,30Bの位置は、例えば、各スマートメータ30A,30Bが設けられている建物60の住所により特定することが考えられる。しかしながら、建物60の住所は、個人情報に相当するものであるため、建物60の住所をメータ位置情報として第2端末50に送信することは、プライバシ保護の観点からは不適切であると考えられる。また、建物60の住所を、大まかな住所として、プライバシが損なわれないようにすることも考えられる。しかし、その場合、第1ユーザの位置を精度よく特定できないおそれがある。
そこで、本実施形態によれば、メータ位置情報として、各スマートメータ30A,30Bに紐づけられる電柱番号を用いている。電柱番号は、各電柱に固有の番号であり、それに基づき電柱及びその設置位置の特定が可能なものである。各スマートメータ30A,30B(メータ識別情報)は、各電柱62のうち当該スマートメータ30A,30Bと通信する中継器71が設置されるもの(すなわち、当該スマートメータ30A,30Bの近傍に位置するもの)に対応する電柱番号に紐づけられる。このため、第2ユーザは、電柱番号に基づいて、第2ユーザの位置を特定することができる。また、電柱番号は、個人情報に該当するものではない。これにより、スマートメータ所有者のプライバシを保護しつつ、第1ユーザの位置をより精度よく特定することができる。
第1端末10と通信したスマートメータ30A,30Bが、第2スマートメータ30Bである場合には、第三者のプライバシを確実に保護しなければならない。ただし、第1端末10と通信したスマートメータ30A,30Bが、第1スマートメータ30Aである場合には、上記プライバシについては、問題とならないと考えられる。そこで、本実施形態によれば、第2スマートメータ30Bが、第1端末10と通信した場合には、電柱番号をメータ位置情報として採用することとしている。これにより、第三者のプライバシをより確実に保護することができる。
一方、第1スマートメータ30Aが、第1端末10と通信した場合には、メータ位置情報として、第1スマートメータ30Aのメータ設置住所を用いることが可能である。これにより、第1ユーザが在宅しているかどうかという情報を、第2ユーザに知らせることができる。
本実施形態によれば、第1端末10は、第1ユーザに転倒や体調不良等の異常が発生すると、第1ユーザに異常が発生した旨の異常発生情報を、第1通知に含めて送信可能である。これにより、第2ユーザは、第1ユーザに異常が発生したことを知るとともに、第1ユーザの救助を行うことができる。
第1ユーザに異常発生と判定された場合であっても、第1ユーザが必ずしも救助を必要とするわけではないと考えられる。本実施形態によれば、第1ユーザの判断で、第1端末10に第1通知を送信させるか否かを決定できるため、無用な救助要請を抑制できる。
本実施形態によれば、万が一、第1ユーザが失神するなどした場合であっても、第1端末10から第1通知が自動で送信される。これにより、無用な救助要請を抑制しつつ、第1ユーザの身の安全を確保することができる。
本実施形態によれば、第1端末10は、第1ユーザの生体情報(第1通知)を定期的に送信可能である。管理サーバ40は、第1ユーザの生体情報(第3通知)を定期的に第2端末に送信可能である。これにより、第2ユーザは、第1ユーザの健康状態等を定期的に知ることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態に係る遠隔見守りシステム1は、第2ユーザが任意のタイミングで特定の建物における第1ユーザ存否を知ることが可能なものであり、詳しくは、第1ユーザが自宅60Aにいるか否かを知ることが可能なものである。
第2端末50の送信部57は、タッチパネル51と接続されている。送信部57は、第2ユーザによるタッチパネル51の操作に基づいて、管理サーバ40に対して第1リクエスト通知を送信可能である。第1リクエスト通知は、少なくとも第2端末識別情報を含むものである。
管理サーバ40の抽出部46は、受信部44が第1リクエスト通知を受信すると、当該第1リクエスト通知に含まれる第2端末識別情報に紐づけられる第1端末識別情報を抽出可能である。
抽出部46は、抽出部46が抽出する第1端末識別情報に紐づけられるメータ識別情報を顧客情報データベース41から抽出可能である。
送信部45は、抽出部46が抽出するメータ識別情報に対応するスマートメータ30A,30Bに第2リクエスト通知を管理サーバ40に送信可能である。この場合、送信部45は、第1ユーザの自宅60Aに設けられた第1スマートメータ30Aに第2リクエスト通知を送信可能である。この場合、送信部45は、抽出部46が抽出する第1端末識別情報を第2リクエスト通知に含ませることが可能である。
第1スマートメータ30Aの送信部35Aは、受信部34Aが第1スマートメータ30Aからの第2リクエスト通知を受信すると、第2端末50に第3リクエスト通知を送信可能である。送信部35Aは、第2リクエスト通知に含まれる第2端末識別情報を、第3リクエスト通知に含ませることが可能である。
ここで、第1ユーザ(第1端末10)が自宅60Aにいる場合には、第1端末10は、第1スマートメータ30Aの通信エリア内に存在すると考えられる。このため、第1ユーザが自宅60Aにいる場合には、第1端末10は、第1スマートメータ30Aが送信する第3リクエスト通知を受信可能である。
第1端末10は、照合部22を有している。照合部22は、受信部18が第3リクエスト通知を受信すると、当該第1端末10に固有の第1端末識別情報と第3リクエスト通知に含まれる第1端末識別情報とを照合可能である。送信部19は、照合部22による上記照合の結果、各第1端末識別情報同士が一致する場合には、第1通知を送信可能である。
第1スマートメータ30Aの送信部35Aは、受信部34Aが第1通知を受信すると、管理サーバ40に第2通知を送信可能である。第1スマートメータ30Aの送信部35Aは、当該第1スマートメータ30Aに対応するメータ識別情報を第2通知に含ませることが可能である。このように、第1スマートメータ30Aの送信部35Aが第2通知にメータ識別情報を含ませることが可能な場合は、受信部34Aが異常発生情報を含まない第1通知を受信した場合に限定されるものではない。
管理サーバ40は在宅判定部48を有している。在宅判定部48は、送信部45が第2リクエスト通知を送信してから所定時間内に受信部44が第1スマートメータ30Aに対応するメータ識別情報を含む第2通知を受信した場合には、第1ユーザが自宅60Aにいると判定可能である。そして、送信部45は、在宅判定部48が、第1ユーザが自宅60Aにいると判定すると、第1ユーザが自宅60Aにいる旨の情報を含む第3通知を第2端末50に送信可能である。
一方、第1ユーザ(第1端末10)が自宅60Aにいない(すなわち、外出中である)場合には、第1端末10は、第1スマートメータ30Aの通信エリア内に存在しないと考えられる。このため、第1ユーザが外出中である場合には、第1端末10は、第1スマートメータ30Aが送信する第3リクエスト通知を受信できない。このため、第1端末10と第1スマートメータ30Aとの間の通信は成立せず、第1端末10と管理サーバ40との間の通信は成立しない。したがって、この場合、管理サーバ40が第1スマートメータ30Aからの第2通知を受信することはない。
そこで、在宅判定部48は、受信部44が第2リクエスト通知を送信してから所定時間内に第1スマートメータ30Aからの第2通知を受信しなかった場合には、第1ユーザが外出中と判定する。そして、送信部45は、在宅判定部48が、第1ユーザが外出中と判定すると、第1ユーザが外出中である旨の情報を含む第3通知を第2端末50に送信可能である。
すなわち、在宅判定部48は、第2リクエスト通知を送信してから所定時間内に、受信部44が第1スマートメータ30Aに対応するメータ識別情報を含む第2通知を受信したか否かに基づいて、第1ユーザが自宅60Aにいるか否かを判定可能である。そして、送信部45は、在宅判定部48による上記判定結果に基づいて、当該判定結果に応じた第3通知を送信可能である。
第2端末50の受信部56は、第3通知を受信すると、第3通知に含まれる情報をタッチパネル51に表示可能である。このため、受信部56は、第1ユーザが自宅にいる場合には、タッチパネル51に第1ユーザが自宅にいる旨を表示可能である。受信部56は、第1ユーザが外出中である場合には、タッチパネル51に第1ユーザが自宅にいない旨を表示可能である。これにより、第2ユーザは、第1ユーザが自宅60Aにいるか否かを知ることができる。
以上、説明した上記第2実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、第2端末50は、第2ユーザの操作に基づいて、管理サーバ40に第1リクエスト通知を送信可能である。管理サーバ40は、第1リクエスト通知を受信すると、第1スマートメータ30Aに第2リクエスト通知を送信可能である。第1スマートメータ30Aは、第2リクエスト通知を受信すると、第3リクエスト通知を送信可能である。第1端末10は、第3リクエスト通知を受信すると、第1通知を送信可能である。そして、第1スマートメータ30Aは、第1通知を受信すると、管理サーバ40に第2通知を送信し、管理サーバ40は、第3通知を第2端末50に送信することになる。これにより、第2ユーザは、自身の都合のよいタイミングで当該時点における第1ユーザの状況を把握することができる。
本実施形態によれば、第2端末50は、第2ユーザの操作に基づいて、存否確認リクエストを含む第3通知を送信することが可能である。管理サーバ40は、存否確認リクエストを含む第3通知を受信した場合には、第1ユーザの自宅60Aの第1スマートメータ30Aに対し、第2リクエスト通知を送信可能である。第1スマートメータ30Aは、第2リクエスト通知を受信すると第3リクエスト通知を送信可能である。この場合、第1スマートメータ30Aの通信範囲内(すなわち、自宅60A)に第1ユーザ(第1端末10)が存在する場合には、第1端末10と第1スマートメータ30Aとの間の通信が成立し、ひいては、第1端末10と管理サーバ40との間の通信が成立する。一方、ユーザが自宅60Aにいない場合には、第1端末10と第1スマートメータ30Aとの間の通信は成立せず、ひいては、第1端末10と管理サーバ40との間の通信は成立しない。
そこで、管理サーバ40は、第2リクエスト通知の送信から所定時間内に第1スマートメータ30Aに対応するメータ識別情報を含む第2リクエストを受信したか否かに基づいて、第1ユーザが自宅60Aにいるか否かを判定可能である。そして、管理サーバ40は、その判定結果に基づいて、第1ユーザが自宅60Aにいる旨の情報又は第1ユーザが自宅60Aにいない旨の情報のいずれかを含ませた第2通知を、第2端末に送信可能である。これにより、第2ユーザは、第1ユーザが自宅60Aにいるか否かを知ることができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記各実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記第1実施形態では、管理サーバ40が第1スマートメータ30Aに対応するメータ識別情報を含む第2通知を受信した場合には、当該メータ識別情報に紐づけられるメータ設置住所をメータ位置情報として含む第3通知を第2端末50に送信可能となっているが、かかる場合においても、電柱番号をメータ位置情報として含む第3通知を第2端末50に送信するようにしてもよい。この場合、万が一、第3通知が第三者に誤送信されてしまった場合でも、第1ユーザのプライバシが守られるため安心である。
・上記第2実施形態では、第1ユーザが自宅60にいるか否かについて確認可能とすべく、管理サーバ40が第2リクエスト通知を送信する対象となる所定のスマートメータは、自宅60Aの第1スマートメータ30Aとされているが、第1ユーザの存否の確認対象(すなわち、所定のスマートメータ)は、これに限定されるものではない。例えば、第1ユーザが病院や介護施設等にいるか否かを確認するようにしてもよい。その場合、病院等のスマートメータが所定のスマートメータに該当し、管理サーバ40は、第1リクエスト通知を受信した場合には、病院等の第2スマートメータ30Bに第2リクエスト通知を送信可能なものとすることが考えられる。
管理サーバ40が第2リクエスト通知を送信する対象となる所定のスマートメータは、複数であってもよい。例えば、顧客情報データベース41は、複数のスマートメータ30A,30Bを、所定のスマートメータとして第1ユーザ(第1端末識別情報)と紐づけて記憶可能であり、管理サーバ40の抽出部46は、受信部44が第1リクエスト通知を受信すると、当該第1リクエスト通知に含まれる第1端末識別情報と紐づけられる複数の所定のスマートメータ30A,30Bを顧客情報データベース41から抽出可能であり、管理サーバ40の送信部45は、抽出部46により抽出される複数の所定のスマートメータ30A,30Bに対して第2リクエスト通知を送信可能であるものが考えられる。この場合、例えば、町内に第1ユーザいるか否かといったように、特定のエリア内における第1ユーザの存否を確認することができる。なお、顧客情報データベース41に記憶する所定のスマートメータ30A,30Bは、第2ユーザが第2端末50を操作して適宜変更できるようにしてもよい。
また、その場合、各スマートメータ30A,30Bは、第2通知にメータ識別情報を含ませることが可能である。管理サーバ40は、第2リクエスト通知に含まれるメータ識別情報に基づいて、第1端末10と通信したスマートメータ30A,30Bを特定可能である。管理サーバ40の抽出部46は、特定したスマートメータ30A,30B(第2通知に含まれるメータ識別情報)に紐づけられるメータ位置情報を顧客情報データベース41から抽出可能である。送信部45は、抽出部46に抽出されるメータ位置情報を第3通知に含ませて第2端末50に送信可能である。これにより、第2ユーザは、第2ユーザの側から通知を要求することで、特定のエリア内における第1ユーザの現在位置を把握することができる。
その他にも、第1端末10が、所定時間ごとに第1通知を送信可能とし、当該第1通知を受信したスマートメータ30A,30B(すなわち、第1ユーザの付近に存在するスマートメータ30A,30B)が、メータ識別情報と当該第1通知に含まれる第1端末識別情報とを含む第2通知を管理サーバ40に送信可能とし、管理サーバ40が、当該第2通知に含まれる第1端末識別情報及びメータ識別情報を、互いに紐づけて記憶可能としてもよい。そして、管理サーバ40は、第2端末50から第1リクエスト通知を受信すると、当該第1リクエスト通知に含まれる第1端末識別情報と紐づけて記憶されているメータ識別情報のうち直近のものを抽出するとともに、当該メータ識別情報に対応するスマートメータ30A,30Bに第2リクエスト通知を送信可能としてもよい。この場合、管理サーバ40は、複数のスマートメータ30A,30Bのうち第1ユーザが付近に存在する可能性が高いものに対して第2通知を送信することができるため、管理サーバ40及びスマートメータ30A,30Bを介した第2端末50と第1端末10との通信を好適に確立することができる。また、第2ユーザが第1ユーザ(第1端末10)の位置を確認可能なエリアが制限されてしまうのを抑制することができる。
・上記第2実施形態では、管理サーバ40は、第1端末10と第2端末50との間の通知の送受信の成否に基づき第1ユーザが自宅60Aにいるか否かを判定し、第1ユーザが自宅60Aにいない場合には、その旨の情報を含む第3通知を送信するようになっているが、これらの処理は必須ではない。すなわち、在宅判定部48は必須の構成ではない。例えば、管理サーバ40が当該処理を行わないこととすると、第1端末10と管理サーバ40との間の各通知の送受信が成立しなかった場合には、管理サーバ40から第3通知が送信されないようになる。この場合においても、第2ユーザは、第2端末50が第3通知を受信しないことをもって、第1ユーザが自宅60Aにいないことを知ることができる。
上記各実施形態では、遠隔見守りシステムが複数のスマートメータを備える場合を想定していたが、スマートメータは1つであってもよい。例えば、スマートメータは、自宅60Aの第1スマートメータ30Aのみであってもよく、その場合、第1ユーザの健康状態、第1ユーザの外出の有無、自宅60Aでの第1ユーザにおける異常発生の有無等について好適に見守ることができる。
・上記各実施形態では、第1ユーザは、独居老人を想定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、子供等であってもよい。第2ユーザは、独居老人の別居家族を想定したが、これに限定されるものではなく、例えば、外出中の同居家族、病院、介護施設等であってもよい。
・上記各実施形態では、第1端末は、腕時計型のウエアラブル端末を想定しているが、第1端末は腕時計型のものには限定されず、ウエアラブル端末にも限定されない。第1端末は、例えば、スマートフォンであってもよい。
・上記各実施形態では、第2端末は、スマートフォンを想定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、パーソナルコンピュータや専用の端末であってもよい。また、第2端末と管理サーバとの間の通信方式は、モバイル通信に限定されるものではなく、例えば、有線インターネット通信であってもよい。
・上記各実施形態では、各スマートメータ30A,30Bの近傍に各中継器71が設けられているが、各スマートメータ30A,30Bがネットワーク70を介して管理サーバ40と通信可能であれば、中継器71は必須の構成ではない。
また、上記各実施形態では、第1ユーザが電波環境の悪い地域にて生活している場合を想定したが、スマートメータを含んで構成される通信網が利用可能であれば、第1ユーザが生活する地域は、特に限定されるものではない。
1 遠隔見守りシステム
10 第1端末
15 選択部
16 第1端末の記憶部
18 第1端末の受信部
19 第1端末の送信部
21 異常判定部
22 照合部
30A 第1ユーザが居住する建物のスマートメータ(第1スマートメータ)
30B 第1ユーザが居住する建物以外の建物のスマートメータ(第2スマートメータ)
31 スマートメータの記憶部
34 スマートメータの受信部
35 スマートメータの送信部
40 管理サーバ
41 顧客情報データベース(管理サーバの記憶部)
44 管理サーバの受信部
45 管理サーバの送信部
46 抽出部
48 在宅判定部
50 第2端末
53 第2端末の記憶部
56 第2端末の受信部
57 第2端末の送信部
60 建物
60A 第1ユーザが居住する建物
60B 第1ユーザが居住する建物以外の建物
62 電柱

Claims (9)

  1. 第1ユーザに所持され、前記第1ユーザの状況に係る状況情報を取得可能な第1端末と、
    管理サーバと、
    第2ユーザが所持する第2端末と、
    を備える遠隔見守りシステムであって、
    前記管理サーバと通信可能な1以上のスマートメータを備え、
    前記第1端末は、当該第1端末に固有の第1端末識別情報を記憶可能な記憶部と、当該第1端末識別情報と前記状況情報とを含む第1通知を前記スマートメータに送信可能な送信部と、を有し、
    前記スマートメータは、前記第1端末からの前記第1通知を受信可能な受信部と、前記第1端末識別情報と前記状況情報とを含む第2通知を前記管理サーバに送信可能な送信部と、を有し、
    前記管理サーバは、前記第1端末識別情報と前記第2端末に固有の第2端末識別情報とを紐づけて記憶可能な記憶部と、前記スマートメータからの前記第2通知を受信可能な受信部と、前記第2通知に含まれる前記第1端末識別情報に紐づけられる前記第2端末識別情報を前記記憶部から抽出可能な抽出部と、前記抽出部により抽出される前記第2端末識別情報に対応する前記第2端末に対し、前記状況情報を含む第3通知を送信可能な送信部と、を有し、
    前記第2端末は、前記管理サーバからの前記第3通知を受信可能な受信部を有する、遠隔見守りシステム。
  2. 前記スマートメータは、当該スマートメータに固有のメータ識別情報を記憶可能な記憶部を有し、
    前記スマートメータの前記送信部は、前記メータ識別情報を含む前記第2通知を前記管理サーバに送信可能であり、
    前記管理サーバの前記記憶部は、前記メータ識別情報と、前記スマートメータの設置位置に係るメータ位置情報とを紐づけて記憶可能であり、
    前記管理サーバの前記抽出部は、前記管理サーバの前記受信部が受信する前記メータ識別情報に紐づけられる前記メータ位置情報を、前記管理サーバの前記記憶部から抽出可能であり、
    前記管理サーバの前記送信部は、前記管理サーバの前記抽出部が抽出する前記メータ位置情報を含む前記第3通知を前記第2端末に送信可能である、請求項1に記載の遠隔見守りシステム。
  3. 前記管理サーバの前記記憶部は、前記メータ識別情報と、当該メータ識別情報と対応する前記スマートメータの近傍に位置する電柱に対応する電柱番号と、を紐づけて記憶可能であり、
    前記電柱番号は、前記メータ位置情報である、請求項2に記載の遠隔見守りシステム。
  4. 前記スマートメータは、前記第1ユーザが居住する建物に設けられた第1スマートメータと、前記第1ユーザが居住する建物以外の建物に設けられた第2スマートメータと、からなり、
    前記管理サーバの前記送信部は、前記管理サーバの前記受信部が前記第2スマートメータに対応する前記メータ識別情報を受信した場合には、当該メータ識別情報に紐づけられる前記電柱番号を前記メータ位置情報として含む前記第3通知を前記第2端末に送信可能である、請求項3に記載の遠隔見守りシステム。
  5. 前記第1端末は、前記状況情報に基づいて前記第1ユーザに異常が発生したか否かを判定可能な異常判定部と、を有し、
    前記第1端末の前記送信部は、前記異常判定部により異常発生と判定される場合には、前記第1ユーザに異常が発生した旨の異常発生情報を前記状況情報として含む前記第1通知を、前記スマートメータに送信可能である、請求項1~4のいずれか1項に記載の遠隔見守りシステム。
  6. 前記第1端末は、前記第1ユーザが操作して前記第1通知の送信の許可又は不許可を選択可能な選択部を有し、
    前記第1端末の前記送信部は、前記異常判定部により異常発生と判定される場合には、前記第1ユーザによる前記選択部における選択結果に基づいて、前記第1通知の送信を実行可能である、請求項5に記載の遠隔見守りシステム。
  7. 前記第1端末の前記送信部は、前記異常判定部により異常発生と判定される場合において、前記異常判定部により異常発生と判定されてから所定時間が経過するまでに、前記第1ユーザにより前記選択部において前記第1通知の送信を不許可とする選択がなされない場合には、前記第1通知を前記スマートメータに送信する、請求項6に記載の遠隔見守りシステム。
  8. 前記第2端末は、当該第2端末に固有の前記第2端末識別情報を記憶可能な記憶部と、前記第2端末識別情報を含む第1リクエスト通知を前記管理サーバに送信可能な送信部と、を有し、
    前記管理サーバの前記受信部は、前記第2端末が送信する前記第1リクエスト通知を受信可能であり、
    前記管理サーバの前記抽出部は、前記第1リクエスト通知に含まれる前記第2端末識別情報に紐づけられる前記第1端末識別情報を抽出可能であり、
    前記管理サーバの前記送信部は、前記管理サーバの前記抽出部により抽出される前記第1端末識別情報を含む第2リクエスト通知を、所定の前記スマートメータに送信可能であり、
    前記スマートメータの前記受信部は、前記管理サーバからの前記第2リクエスト通知を受信可能であり、
    前記スマートメータの前記送信部は、前記第2リクエスト通知に含まれる前記第1端末識別情報を含む第3リクエスト通知を前記第1端末に送信可能であり、
    前記第1端末は、前記第3リクエスト通知を受信可能な受信部と、当該第1端末と対応する前記第1端末識別情報と前記第3リクエスト通知に含まれる前記第1端末識別情報とを照合可能な照合部と、を有し、
    前記第1端末の前記送信部は、前記照合部の照合結果に基づいて、前記第1通知の送信を実行可能である、請求項1~4のいずれか1項に記載の遠隔見守りシステム。
  9. 前記スマートメータは、前記第1ユーザが居住する建物に設けられた第1スマートメータと、前記第1ユーザが居住する建物以外の建物に設けられた第2スマートメータと、からなり、
    前記所定のスマートメータは、前記第1スマートメータである、請求項8に記載の遠隔見守りシステム。
JP2022134200A 2022-08-25 2022-08-25 遠隔見守りシステム Pending JP2024030946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022134200A JP2024030946A (ja) 2022-08-25 2022-08-25 遠隔見守りシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022134200A JP2024030946A (ja) 2022-08-25 2022-08-25 遠隔見守りシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024030946A true JP2024030946A (ja) 2024-03-07

Family

ID=90106048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022134200A Pending JP2024030946A (ja) 2022-08-25 2022-08-25 遠隔見守りシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024030946A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10602964B2 (en) Location, activity, and health compliance monitoring using multidimensional context analysis
KR102202262B1 (ko) 치매 증상 인지 및 치매 환자 관리 서비스 제공 장치 및 방법
US20170316675A1 (en) Universal personal emergency information notification and reporting system and method
US20040162035A1 (en) On line health monitoring
RU2685815C1 (ru) Способ реагирования на обнаружение падения и устройство для его реализации
JP5877528B2 (ja) 自動通報システム
EP1898778B1 (en) Trend monitoring system with multiple access levels
WO2015089979A1 (zh) 智能护理装置
JP2014229199A (ja) 転倒時通報システム及び転倒時通報システム用プログラム
EP2914161B1 (en) Apparatus for monitoring of a body function and/or a body property
JP2014230207A (ja) 転倒時通報システム及び転倒時通報システム用プログラム
KR20150116206A (ko) 블루투스 기반의 웨어러블 생체 측정기기를 이용한 응급상황 알림 방법 및 이를 위한 컴퓨터로 판독가능한 기록매체
KR102010022B1 (ko) 웨어러블 디바이스와 모바일 단말을 연동한 독거노인 응급구조 시스템
KR20080109371A (ko) 응급 구조구난 시스템
US20150065812A1 (en) Telemedicine information system, monitoring method and computer-accessible storage medium
KR20150061195A (ko) 모바일 응급 관리 시스템
US10456037B2 (en) Terminal device and information processing system
JP2016181224A (ja) 見守りシステム
JP2012181728A (ja) 安否確認システム、安否情報確認方法、安否情報確認用プログラム、及び記憶媒体
JP6989932B2 (ja) 緊急連絡装置、及びこれを用いた緊急連絡システム
KR20170035459A (ko) 생체 신호 감지 기능과 이동 통신 기능을 연동한 독거노인 및 환자 관리 시스템
JP2006146827A (ja) 生活見守り方法および生活見守りシステム
KR100787148B1 (ko) 신체상태 무인 송출시스템
JP2024030946A (ja) 遠隔見守りシステム
EP4235611A2 (en) System for monitoring the physical condition of at least one user and method for monitoring the physical condition of a user