JP2024030095A - 決済装置及び決済プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報端末によってセルフ登録された商品だけでなく、決済装置で追加登録された商品も含めて1つの商取引として決済できるようにする。【解決手段】決済装置は、第1の取得手段と、第2の取得手段と、決済手段とを備える。第1の取得手段は、入力デバイスを介して入力された商品に関するデータを基に商品の情報を取得する。第2の取得手段は、情報端末を介して入力された商品に関するデータを基に記憶された商品の情報を外部システムから取得する。決済手段は、第1の取得手段及び第2の取得手段により取得した商品の情報に基づいて決済する。【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、決済装置及び決済プログラムに関する。
商品が陳列されている売場において、客がスマートフォン、タブレット端末等の情報端末を使用して、購入しようとする商品の登録操作を自ら行うことにより、会計時の商品登録操作を不要にしたセルフ登録システムがある。このシステムを利用する客は、売場での買物を終えると、情報端末に対して会計を宣言するための操作を行う。この操作により、情報端末の表示デバイスにバーコード又は二次元コードからなる会計コードが表示されるので、客は会計場に移動し、決済装置に設けられたスキャナで会計コードを読み取らせる。そうすると、情報端末によってセルフ登録された商品のデータが決済装置にダウンロードされて代金が算出されるので、客は、その代金を支払うこととなる。
従来のこの種のセルフ登録システムにおいては、情報端末によってセルフ登録された商品のデータがダウンロードされた決済装置において追加の商品登録ができなかった。このため、例えば会計宣言後に買い忘れた商品があることに気付いた場合には、客は、情報端末に対して会計宣言を解除する操作を行って、情報端末を会計宣言前の状態に戻す。その後に客は、追加で購入しようとする商品の登録操作を情報端末で行い、再度、会計宣言の操作を行う。このように、会計宣言後に商品を追加する場合には情報端末の操作が煩雑で手間がかかっており、操作性が悪く、また、無駄な時間を費やしていた。
特開2011-113548号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、情報端末によってセルフ登録された商品だけでなく、決済装置で追加登録された商品も含めて1つの商取引として決済できる決済装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、決済装置は、第1の取得手段と、第2の取得手段と、決済手段とを備える。第1の取得手段は、入力デバイスを介して入力された商品に関するデータを基に商品の情報を取得する。第2の取得手段は、情報端末を介して入力された商品に関するデータを基に記憶された商品の情報を外部システムから取得する。決済手段は、第1の取得手段及び第2の取得手段により取得した商品の情報に基づいて決済する。
図1は、一実施形態に係るセルフ登録システムの概略構成図である。 図2は、情報端末の要部回路構成を示すブロック図である。 図3は、買物ファイルに記憶される主要なデータ構造を示す模式図である。 図4は、POS端末の要部回路構成を示すブロック図である。 図5は、取引ファイルに記憶される主要なデータ構造を示す模式図である。 図6は、情報端末のプロセッサがセルフ登録プログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。 図7は、端末コントローラが実行する買物開始通知コマンド受信処理の要部手順を示す流れ図である。 図8は、端末コントローラが実行する開始登録通知コマンド受信処理の要部手順を示す流れ図である。 図9は、端末コントローラが実行する会計通知コマンド受信処理の要部手順を示す流れ図である。 図10は、POS端末のプロセッサが決済プログラムに従って実行する情報処理の要部手順の前半部を示す流れ図である。 図11は、POS端末のプロセッサが決済プログラムに従って実行する情報処理の要部手順の後半部を示す流れ図である。 図12は、端末コントローラが実行する問合せコマンド受信処理の要部手順を示す流れ図である。 図13は、POS端末の表示デバイスに表示される登録明細画面の一例を示す模式図である。 図14は、第2の実施形態において、POS端末のプロセッサが有する主要な機能を示す模式図である。 図15は、第2の実施形態において、POS端末のプロセッサが決済プログラムに従って実行する情報処理の要部手順の前半部を示す流れ図である。 図16は、第3の実施形態において、POS端末のプロセッサが有する主要な機能を示す模式図である。 図17は、第3の実施形態において、POS端末のプロセッサが決済プログラムに従って実行する情報処理の要部手順の前半部を示す流れ図である。
以下、情報端末によって登録された商品だけでなく、決済装置で追加登録された商品も含めて1つの商取引として決済できる決済装置を含むセルフ登録システムの実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係るセルフ登録システム100の概略構成図である。セルフ登録システム100は、セルフ登録用の情報端末10と、セルフ登録の決済装置として機能するPOS(Point Of Sales)端末20と、店舗サーバ30と、端末コントローラ40と、を含む。POS端末20と、店舗サーバ30と、端末コントローラ40とは、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク50により双方向通信自在に接続されている。
複数台のPOS端末20と店舗サーバ30とが通信ネットワーク50で接続されることにより、周知のPOSシステムが構成される。すなわちPOS端末20は、商品の登録機能と商取引の決済機能とを備えた情報処理端末である。店舗サーバ30は、各POS端末20の商品登録機能及び商取引の決済機能を一元的に制御するためのサービスを提供するコンピュータである。そのサービスのために店舗サーバ30は、商品データベース31を有する。商品データベース31は、商品毎に作成される商品レコードの集合体である。商品レコードは、商品コード、商品名、価格等の商品データを1レコードとしたものである。商品コードは、各商品を個々に識別するために商品毎に設定された一意のコードである。商品名及び価格は、対応する商品コードで識別される商品の販売名称と単価である。POS端末20の入力デバイスを介して商品コードが入力されると、店舗サーバ30は、その商品コードを含む商品レコードをPOS端末20に提供する。POS端末20は、商品レコードの商品データを基に商品販売データを登録処理する。店舗サーバ30は、各POS端末20で登録処理された商品販売データに基づいて、商品販売時点の売上、在庫等の情報をリアルタイムに管理する。このようなPOSシステムとしての機能は周知であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
通信ネットワーク50には、さらにアクセスポイント60が接続されている。アクセスポイント60は、商品が陳列される売場に設置されている。複数台のアクセスポイント60が売場に分散して設置されていてもよい。情報端末10は、客が購入しようとする商品の登録操作を自ら行うために使用する小型の通信端末である。売場において客が情報端末10を使用すると、その情報端末10は、アクセスポイント60を介して通信ネットワーク50に接続された端末コントローラ40とデータ通信が可能となる。
情報端末10は、客が所有するスマートフォンであってもよいし、店が客に貸し出す携帯端末又はタブレット端末等であってもよい。タブレット端末の場合、ショッピングカートに取り付けられて客に貸し出される運用が考えられる。スマートフォン又は携帯端末の場合、客が手で持つか、ショッピングカートの端末載置部に載置して使用される運用が考えられる。
図2は、情報端末10の要部回路構成を示すブロック図である。図2に示すように情報端末10は、プロセッサ11、内部メモリ12、外部メモリ13、タッチパネル14、カメラ15、無線ユニット16及びシステム伝送路17を備える。システム伝送路17は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。情報端末10は、システム伝送路17に、プロセッサ11、内部メモリ12、外部メモリ13、タッチパネル14、カメラ15及び無線ユニット16を接続する。情報端末10では、プロセッサ11、内部メモリ12及び外部メモリ13と、これらを接続するシステム伝送路17とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ11は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)に従って、情報端末10としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
内部メモリ12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。内部メモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。内部メモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。内部メモリ12は、プロセッサ11が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを揮発性のメモリ領域で記憶する。また内部メモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
外部メモリ13は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばSDメモリカード、USBメモリ等が外部メモリ13となり得る。外部メモリ13は、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ11での処理によって作成されたデータ等を保存する。外部メモリ13は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
タッチパネル14は、ディスプレイに文字、記号、画像等からなる表示要素を表示可能な表示デバイスである。またタッチパネル14は、ディスプレイに対するタッチ操作位置をセンサで検知し、その位置の表示要素が入力されたものとして処理する入力デバイスでもある。
カメラ15は、情報端末10に内蔵された撮像デバイスである。プロセッサ11は、カメラ15で撮影された画像からバーコード、二次元コード等の機械可読コードを読み取る読取部としての機能を有する。多くの商品には、商品コードを所定のバーコード体系で表したバーコードが付されている。すなわちプロセッサ11は、カメラ15で撮影された画像から商品に付されたバーコードを読み取ることにより、カメラ15に翳された商品の商品コードを取得することができる。
無線ユニット16は、アクセスポイント60との間で無線LANの通信プロトコルに従いデータ通信を行う通信デバイスである。
かかる構成の情報端末10は、内部メモリ12の不揮発性メモリ領域において、端末IDを記憶する。端末IDは、情報端末10を個々に識別するために情報端末10毎に設定された一意の識別子である。端末IDは、外部メモリ13に記憶されていてもよい。
また情報端末10は、外部メモリ13にセルフ登録プログラム131を記憶している。セルフ登録プログラム131は、情報端末10を使用した商品のセルフ登録を可能とするためのアプリケーションソフトウェアである。換言すれば、スマートフォン、タブレット端末等の通信端末にセルフ登録プログラム131をインストールすることによって、通信端末は、セルフ登録用の情報端末10として使用することができる。セルフ登録プログラム131は、内部メモリ12に記憶されていてもよい。
図1の説明に戻る。
端末コントローラ40は、情報端末10のセルフ登録機能を支援するためのコンピュータ機器である。その支援のために端末コントローラ40は、情報端末10毎に買物ファイル41を作成する。そして端末コントローラ40は、情報端末10によってセルフ登録された商品のデータを買物ファイル41に記憶し、その情報端末10において会計宣言が行われると、買物ファイル41のデータを決済装置であるPOS端末20に転送する機能を有している。
図3は、買物ファイル41に記憶される主要なデータ構造を示す模式図である。図示するように買物ファイル41には、端末ID、登録商品データ、合計点数、合計金額、会計コード、削除フラグ等のデータが記憶される。
端末IDは、前述したように、情報端末10の識別子である。登録商品データは、端末IDで識別される情報端末10でセルフ登録された商品毎に作成されるデータである。登録商品データは、商品コード、商品名、価格、点数、金額等の項目を含む。点数は、同一商品の登録点数である。金額は、登録点数分の金額である。買物ファイル41は、複数の登録商品データを記憶することができる。合計点数は、各登録商品データの登録点数を合算した点数である。合計金額は、各登録商品データの登録金額を合算した金額である。
会計コードは、端末IDで識別される情報端末10において会計宣言が行われたことに応じて生成される一意のコードである。情報端末10の表示デバイスには、会計コードを表すバーコード又は二次元コードの機械可読コードが表示される。
削除フラグは、買物ファイル41が削除状態であるか否かを識別するための1ビットデータである。買物ファイル41は、登録商品データで特定される商品の代金が支払われて決済が終了すると、削除状態となる。本実施形態では、削除状態の削除フラグを“1”とし、非削除状態の削除フラグを“0”とする。
図4は、POS端末20の要部回路構成を示すブロック図である。図示するようにPOS端末20は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、時計24、通信インターフェース25、釣銭機インターフェース26、複数のデバイスインターフェース271~275及びシステム伝送路28を備える。システム伝送路28は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。POS端末20は、プロセッサ21とメインメモリ22、補助記憶デバイス23、時計24、通信インターフェース25、釣銭機インターフェース26及び複数のデバイスインターフェース271~275とをシステム伝送路28で接続することにより、コンピュータを構成する。そしてこのコンピュータの各デバイスインターフェース271~275に、それぞれタッチパネル71、キーボード72、スキャナ73、プリンタ74、カードリーダ75等の種々のデバイスを接続する。
プロセッサ21は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ21は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、POS端末20としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ21は、例えばCPUである。
メインメモリ22は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ22は、プロセッサ21が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ22は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ21によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
補助記憶デバイス23は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス23となり得る。補助記憶デバイス23は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータ、又は、プロセッサ21での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス23は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
時計24は、日付と時刻を計時する。プロセッサ21は、時計24によって計時されている日付と時刻を現在日時として処理する。
通信インターフェース25は、通信ネットワーク50を介して接続される外部機器との間でデータ通信を行うための回路である。外部機器は、店舗サーバ30あるいは端末コントローラ40である。外部機器は、店舗サーバ30及び端末コントローラ40以外のコンピュータ機器であってもよい。
釣銭機インターフェース26は、図示しない自動釣銭機との間でデータ通信を行うための回路である。例えば釣銭機インターフェース26は、自動釣銭機に投入された紙幣又は硬貨の総額である投入金額データを自動釣銭機から受信する。また釣銭機インターフェース26は、投入金額と支払い金額とから算出される釣銭額の釣銭データを自動釣銭機に釣銭データを送信する。釣銭データを受信した自動釣銭機においては、釣銭額相当の紙幣又は硬貨の払い出しが行われる。
デバイスインターフェース271は、タッチパネル71との間でデータ通信を行うための回路である。タッチパネル71は、ディスプレイに文字、記号、画像等からなる表示要素を表示可能な表示デバイスである。またタッチパネル71は、ディスプレイに対するタッチ操作位置をセンサで検知し、その位置の表示要素が入力されたものとして処理する入力デバイスでもある。
デバイスインターフェース272は、キーボード72との間でデータ通信を行うための回路である。キーボード72は、POS端末20として必要な種々のキー、例えばテンキー、PLU(Price Look Up)キー、小計キー、締めキー、取消キー、クリアキー等を配置し、入力操作されたキーのキー信号を処理する入力デバイスである。
デバイスインターフェース273は、スキャナ73との間でデータ通信を行うための回路である。スキャナ73は、バーコード、二次元コード等の機械可読コードを光で走査して読み取る光学式の入力デバイスである。スキャナ73は、カメラで撮影した画像から機械可読コードを読み取る撮像式の入力デバイスであってもよい。スキャナ73は、商品に付された機械可読コードだけでなく、情報端末10のタッチパネル14に表示された機械可読コードを読み取ることもできる。
デバイスインターフェース274は、プリンタ74との間でデータ通信を行うための回路である。プリンタ74は、商取引に係るデータを紙媒体に印刷して、レシート、領収証、保証書等を発行する印刷デバイスである。
デバイスインターフェース275は、カードリーダ75との間でデータ通信を行うための回路である。カードリーダ75は、例えばクレジットカード、電子マネーカード、ポイントカード等のカード媒体からデータを読み取り、読み取ったカードデータを処理する入力デバイスである。カードリーダ75は、磁気カードに対応した磁気カードリーダであってもよいし、ICカードに対応したICカードリーダであってもよい。また、磁気カードリーダとICカードリーダとが併用されていてもよい。ICカードリーダは、非接触式のICカードリーダであってもよいし、接触式のICカードリーダであってもよい。また、カードリーダは、データの書込み機能を備えたカードリーダ・ライタであってもよい。
かかる構成のPOS端末20は、メインメモリ22の揮発性メモリ領域の一部を取引ファイル81の領域としている。取引ファイル81は、POS端末20で処理する1つの商取引に係るデータを記憶するためのデータファイルである。
図5は、取引ファイル81に記憶される主要なデータ構造を示す模式図である。図示するように取引ファイル81には、取引番号、購買商品データ、合計点数、合計金額、値引額、決済金額等のデータが記憶される。
取引番号は、POS端末20で商取引が処理される毎に発番される一連の番号である。購買商品データは、取引番号で識別される商取引で売買される商品毎に作成されるレコードデータである。
購買商品データは、商品コード、商品名、価格、点数、金額、種別フラグ等の項目から構成される。点数は、商品コードで識別される商品の購入点数である。金額は、購入点数分の金額である。種別フラグは、POS端末20で登録された商品の購買商品データであるのか、情報端末10でセルフ登録された商品の購買商品データであるのかを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、POS端末20で登録された商品の購買商品データであることを示す種別フラグを“0”とし、情報端末10でセルフ登録された商品の購買商品データであることを示す種別フラグを“1”とする。
取引ファイル81は、複数の購買商品データを記憶することができる。具体的には取引ファイル81は、POS端末20で登録された商品の購買商品データと情報端末10でセルフ登録された商品の購買商品データとを一取引分の購買商品データとして記憶することができる。このようなデータの記憶は、情報端末10でセルフ登録された商品にPOS端末20で登録された商品を追加した商取引の場合に相当する。また取引ファイル81は、POS端末20で登録された商品の購買商品データだけを記憶したり、情報端末10でセルフ登録された商品の購買商品データだけを記憶したりすることも可能である。前者は、POS端末20で登録された商品だけの商取引を処理する場合に相当し、後者は、情報端末10でセルフ登録された商品だけの商取引を処理する場合に相当する。
合計点数は、各購買商品データの点数を合算した点数である。合計金額は、各購買商品データの金額を合算した金額である。値引額は、合計金額に対して値引した金額である。決済金額は、合計金額から値引額を減じた金額である。
またPOS端末20は、セルフ登録システムの決済装置として動作するために、プロセッサ21が第1の取得手段211、第2の取得手段212、決済手段213、受付手段214及び表示手段215としての機能を有している。
第1の取得手段211は、キーボード72又はスキャナ73等の入力デバイスを介して入力された商品に関するデータを基に商品の情報を取得する機能である。すなわち、第1の取得手段211が取得する商品の情報は、POS端末20で登録された商品の購買商品データである。
第2の取得手段212は、情報端末10を介して入力された商品に関するデータを基に記憶された商品の情報を外部システム、すなわち端末コントローラ40から取得する機能である。すなわち、第2の取得手段212が取得する商品の情報は、情報端末10でセルフ登録された商品の登録商品データである。
決済手段213は、第1の取得手段211及び第2の取得手段212により取得した商品の情報に基づいて決済する機能である。具体的には、決済手段は、第1の取得手段211及び第2の取得手段212により取得した商品の情報に基づいて商取引の決済金額を算出し、その決済金額に相当する代金の支払いを受けて、当該商取引を決済する機能である。
受付手段214は、外部システムから取得する商品の情報を識別する識別情報、つまりは会計コードを受け付ける機能である。因みに決済手段213は、受付手段214により会計コードを受け取ったことに応じて、商取引の決済を行う。
表示手段215は、第1の取得手段211により取得した商品の情報と第2の取得手段212により取得した商品の情報とを識別可能に表示する機能である。例えば表示手段215は、第1の取得手段211により取得した商品の情報と第2の取得手段212により取得した商品の情報との一覧を一画面で表示する際に、一方の商品の情報に他方の商品の情報にはない記号を付すことによって、識別可能に表示する。あるいは表示手段215は、第1の取得手段211により取得した商品の情報と第2の取得手段212により取得した商品の情報との一覧を一画面で表示する際に、一方の商品の情報と他方の商品の情報とを一画面上で区分けして表示することによって識別可能とする。
第1の取得手段211、第2の取得手段212、決済手段213、受付手段214及び表示手段215として機能は、プロセッサ21が決済プログラム231に従って実行する情報処理によって実現される。決済プログラム231は、補助記憶デバイス23にインストールされている。決済プログラム231は、メインメモリ22にインストールされてもよい。決済プログラム231をメインメモリ22又は補助記憶デバイス23にインストールする方法は特に限定されない。リムーバブルな記録媒体に決済プログラムを記録して、あるいはネットワークを介した通信により決済プログラム231を配信して、決済プログラム231をメインメモリ22又は補助記憶デバイス23にインストールすることができる。記録媒体は、SDメモリカード、USBメモリ等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
本実施形態のセルフ登録システム100において、POS端末20は、店舗の売場とは区分けされた会計場に設置される。店舗サーバ30及び端末コントローラ40は、店舗のバックヤードに設置される。店舗サーバ30及び端末コントローラ40の少なくとも一方は、クラウドコンピューティングを利用したシステムのクラウド上に設置されていてもよい。
来店した客は、商品が陳列された売場にて購入しようとする商品をショッピングカート等に入れる。このとき客は、情報端末10を使用して購入しようとする商品のセルフ登録を行う。そこで次に、図6乃至図9を用いて、客がセルフ登録を行う際のセルフ登録システム100の動作について説明する。
図6は、情報端末10のプロセッサ11がセルフ登録プログラム131に従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。図7乃至図9は、情報端末10で実行される情報処理に応答して端末コントローラ40が実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。なお、以下に説明する情報処理の手順及び内容は一例である。同様な結果を得ることが可能であればその手順及び内容は特に限定されるものではない。
情報端末10のプロセッサ11は、セルフ登録プログラム131が起動すると、図6の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。プロセッサ11は、ACT1として買物開始が指示されるのを待ち受ける。例えば、セルフ登録プログラム131が起動した情報端末10のタッチパネル14には、表示要素として買物開始ボタンが表示されている。情報端末10を使用して購入しようとする商品のセルフ登録を行う客は、先ず、買物開始ボタンにタッチする。
プロセッサ11は、買物開始ボタンがタッチされたことを検知すると、買物開始が指示されたと判定する。プロセッサ11は、ACT1からACT2へと進む。プロセッサ11は、ACT2として買物開始通知コマンドを端末コントローラ40へと出力するように無線ユニット16を制御する。この制御により、無線ユニット16から買物開始通知コマンドが送信される。買物開始通知コマンドは、アクセスポイント60で受信され、通信ネットワーク50を介して端末コントローラ40へと送信される。買物開始通知コマンドには、当該情報端末10の端末IDが含まれている。
図7は、端末コントローラ40における買物開始通知コマンド受信処理の要部手順を示す流れ図である。端末コントローラ40は、買物開始通知コマンドを受信すると、ACT21としてその買物開始通知コマンドから端末IDを検出する。そして端末コントローラ40は、ACT22としてその端末IDを含む買物ファイル41を記憶部に作成する。また端末コントローラ40は、ACT23としてその買物ファイル41の削除フラグを、非削除状態を示す値“0”とする。しかる後、端末コントローラ40は、ACT24として買物開始通知コマンド送信元の情報端末10に対して許諾応答コマンドを送信する。以上で、端末コントローラ40は、買物開始通知コマンドの受信処理を終了する。
許諾応答コマンドには、買物開始通知コマンドに含まれていた端末IDが含まれる。許諾応答コマンドは、通信ネットワーク50のアクセスポイント60を介して無線送信される。許諾応答コマンドは、そのコマンドに含まれる端末IDが設定された情報端末10において受信される。
図6の説明に戻る。
買物開始通知コマンドを送信した情報端末10は、ACT3として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット16を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ11は、ACT3からACT4へと進む。プロセッサ11は、ACT4としてタッチパネル14の画面を登録画面とする。登録画面は、情報端末10によりセルフ登録された商品の商品名、価格、点数等をリスト形式で表示するための領域を備えた画面である。
登録画面を表示した情報端末10のプロセッサ11は、ACT5として商品コードが入力されるか、ACT6として会計指示が行われるのを待ち受ける。例えば、カメラ15によって商品のバーコードが撮影され、そのバーコードから商品コードが検出されると、プロセッサ11は、商品コードが入力されたと認識する。プロセッサ11は、ACT5からACT7へと進む。プロセッサ11は、ACT7として商品登録通知コマンドを端末コントローラ40へと出力するように無線ユニット16を制御する。この制御により、無線ユニット16から商品登録通知コマンドが送信される。商品登録通知コマンドは、アクセスポイント60で受信され、通信ネットワーク50を介して端末コントローラ40へと送信される。商品登録通知コマンドには、当該情報端末10の端末IDと入力された商品コードとが含まれている。
図8は、端末コントローラ40における商品登録通知コマンド受信処理の要部手順を示す流れ図である。端末コントローラ40は、商品登録通知コマンドを受信すると、ACT31としてその商品登録通知コマンドから端末IDを検出する。そして端末コントローラ40は、ACT32としてその端末IDを記憶した買物ファイル41をオープンの状態とする。
端末コントローラ40は、ACT33として商品登録通知コマンドから商品コードを検出する。そして端末コントローラ40は、ACT34として通信ネットワーク50を介して店舗サーバ30にアクセスして、その商品コードを含む商品レコードから商品名、価格等の商品データを取得する。商品データを取得した端末コントローラ40は、ACT35として商品コード、商品名、価格、点数、金額等で登録商品データを作成し、オープン状態の買物ファイル41に記憶させる。
その後、端末コントローラ40は、ACT36として商品登録通知コマンド送信元の情報端末10に対して許諾応答コマンドを送信する。また端末コントローラ40は、ACT37としてオープン状態にあった買物ファイル41をクローズする。以上で、端末コントローラ40は、商品登録通知コマンドの受信処理を終了する。
許諾応答コマンドには、商品登録通知コマンドに含まれていた端末IDが含まれる。また許諾応答コマンドには、登録商品データの商品名、価格、点数等も含まれる。許諾応答コマンドは、通信ネットワーク50のアクセスポイント60を介して無線送信される。許諾応答コマンドは、そのコマンドに含まれる端末IDが設定された情報端末10において受信される。
図6の説明に戻る。
商品登録通知コマンドを送信した情報端末10のプロセッサ11は、ACT8として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット16を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ11は、ACT8からACT9へと進む。プロセッサ11は、ACT9として許諾応答コマンドに含まれている商品名、価格、点数等が表示されるように、登録画面を更新する。その後、プロセッサ11は、ACT5及びACT6の待ち受け状態に戻る。
ACT5及びACT6の待ち受け状態において、次の商品コードが入力された場合、プロセッサ11は、ACT7乃至ACT9の処理を前述したのと同様に実行する。端末コントローラ40は、商品登録通知コマンドの受信処理を前述したのと同様に実行する。その結果、情報端末10の端末IDを含む買物ファイル41には、購入しようとする商品の登録商品データが記憶される。
このように客は、購入しようとする商品毎に、その商品のバーコードを情報端末10のカメラ15に翳して読み取らせることで、セルフ登録を行う。そして、セルフ登録を終えた客は、情報端末10のタッチパネル14に表示されている会計ボタンにタッチする。
ACT5及びACT6の待ち受け状態において、会計ボタンがタッチされたことを検知すると、プロセッサ11は、会計が指示されたと認識する。プロセッサ11は、ACT6からACT10へと進む。プロセッサ11は、ACT10として会計通知コマンドを端末コントローラ40へと出力するように無線ユニット16を制御する。この制御により、無線ユニット16から会計通知コマンドが送信される。会計通知コマンドは、アクセスポイント60で受信され、通信ネットワーク50を介して端末コントローラ40へと送信される。会計通知コマンドには、当該情報端末10の端末IDが含まれている。
図9は、端末コントローラ40における会計通知コマンド受信処理の要部手順を示す流れ図である。端末コントローラ40は、会計通知コマンドを受信すると、ACT41としてその会計通知コマンドから端末IDを検出する。そして端末コントローラ40は、ACT42としてその端末IDを記憶した買物ファイル41をオープンの状態とする。
端末コントローラ40は、ACT43として会計コードを作成する。例えば端末コントローラ40は、端末IDと現在の日付とを組み合わせて一意の会計コードを作成する。会計コードを作成した端末コントローラ40は、ACT44としてその会計コードをオープン状態にある買物ファイル41に記憶させる。また端末コントローラ40は、ACT45として会計通知コマンド送信元の情報端末10に対して許諾応答コマンドを送信する。さらに端末コントローラ40は、ACT46としてオープン状態にあった買物ファイル41をクローズする。以上で、端末コントローラ40は、会計通知コマンドの受信処理を終了する。
許諾応答コマンドには、会計通知コマンドに含まれていた端末IDが含まれる。また、許諾応答コマンドには、ACT44において作成された会計コードも含まれる。許諾応答コマンドは、通信ネットワーク50のアクセスポイント60を介して無線送信される。許諾応答コマンドは、そのコマンドに含まれる端末IDが設定された情報端末10において受信される。
図6の説明に戻る。
会計通知コマンドを送信した情報端末10のプロセッサ11は、ACT11として許諾応答を待ち受ける。無線ユニット16を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ11は、ACT11からACT12へと進む。プロセッサ11は、ACT12として許諾応答コマンドから会計コードを取得し、その会計コードをバーコード又は二次元コードの機械可読コードの形態でタッチパネル14に表示させる。
その後、プロセッサ11は、ACT13として終了通知コマンドを待ち受ける。終了通知コマンドは、当該情報端末10の端末IDがセットされた買物ファイル41に記憶された登録商品データで特定される商品の決済が終了すると、端末コントローラ40から送られてくる。プロセッサ11は、無線ユニット16を介して終了通知コマンドを受信すると、ACT13からACT14へと進む。プロセッサ11は、ACT14としてタッチパネル14に表示していた会計コードを表す機械可読コードを消去する。以上で、プロセッサ11は、セルフ登録プログラムに従った情報処理を終了する。
さて、売場でのセルフ登録を終え、会計ボタンにタッチした客は、POS端末20が設置されている会計場へと移動する。そして客は、POS端末20のオペレータである店員に会計を申し出る。このとき、セルフ登録しなかった商品の追加購入を希望する場合には、客は、店員に追加登録を申し出る。店員は、POS端末20を操作して、客がセルフ登録した商品だけでなく、当該客が追加登録を希望した商品も含めて1つの商取引として決済を実行する。そこで次に、図10乃至図13を用いて、店員がPOS端末20を操作して客との商取引を決済する際のセルフ登録システム100の動作について説明する。
図10及び図11は、POS端末20のプロセッサ21が決済プログラム231に従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。図12は、POS端末20で実行される情報処理に応答して端末コントローラ40が実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。図13は、POS端末20のタッチパネル71に表示される登録明細画面を示す模式図である。なお、以下に説明する情報処理の手順及び内容は一例である。同様な結果を得ることが可能であればその手順及び内容は特に限定されるものではない。また、図13の登録明細画面も一例である。表示される情報及びそのレイアウトは、適宜変更することができる。
POS端末20のプロセッサ21は、ACT51として会計開始が指令されるのを待ち受けている。例えばタッチパネル71に表示要素として会計開始ボタンが表示されており、この会計開始ボタンがタッチ操作されたことを検知すると、プロセッサ21は、会計開始が指示されたと判定する。プロセッサ21は、ACT51からACT52へと進む。プロセッサ21は、ACT52として新規の取引番号を発番する。そしてプロセッサ21は、ACT53として取引ファイル81を作成し、その取引ファイル81に新規の取引番号を記憶させる。
取引ファイル81を作成したプロセッサ21は、ACT54としてスキャナ73による機械可読コードのスキャニングを待ち受ける。スキャニングが行われると、プロセッサ21は、ACT55として会計コードがスキャニングされたのか、ACT56として商品コードがスキャニングされたのかを確認する。会計コード又は商品コード以外の機械可読コードがスキャニングされた場合には、プロセッサ21は、そのコードに応じた他の処理を実行する。
他の処理については、本実施形態の要旨ではないので、説明を割愛する。なお、スキャニングを待ち受けている状態で、タッチパネル71のタッチ操作又はキーボード72のキー操作が行われる場合もあり得る。その場合もプロセッサ21は、操作入力に応じた情報処理を実行する。この情報処理も既存のPOS端末20と同様なので、ここでの説明は割愛する。
ACT54において商品に付されたバーコードがスキャニングされた場合には、プロセッサ21は、ACT56において商品コードがスキャニングされたと認識する。プロセッサ21は、ACT56からACT57へと進む。プロセッサ21は、ACT57として通信ネットワーク50を介して店舗サーバ30にアクセスして、その商品コードを含む商品レコードから商品名、価格等の商品データを取得する。そしてプロセッサ21は、ACT58として商品コード、商品名、価格、点数、金額等で購買商品データを作成する。このときプロセッサ21は、ACT59としてその購買商品データの種別フラグを“0”とする。しかる後、プロセッサ21は、ACT60として種別フラグが“0”の購買商品データを取引ファイル81に記憶させる。ここにプロセッサ21は、ACT57乃至ACT60の処理を実行することにより、第1の取得手段211としての機能を実現する。
一方、ACT54において情報端末10のタッチパネル14に表示された機械可読コードがスキャニングされた場合には、プロセッサ21は、ACT55において会計コードがスキャニングされたと認識する。プロセッサ21は、ACT55からACT61へと進む。プロセッサ21は、ACT61として買物ファイル41の問合せコマンドを送信するように通信インターフェース25を制御する。この制御により通信インターフェース25を介して買物ファイル41の問合せコマンドが送信される。問合せコマンドは、通信ネットワーク50を介して端末コントローラ40へと送信される。問合せコマンドには、会計コードが含まれている。
問合せコマンドを受信した端末コントローラ40は、図12に示す手順の受信処理を開始する。端末コントローラ40は、ACT81として問合せコマンドから会計コードを検出する。そして端末コントローラ40は、ACT82としてその会計コードを含む買物ファイル41を選択する。
買物ファイル41を選択した端末コントローラ40は、ACT83としてその買物ファイル41のデータを、問合せコマンド送信元のPOS端末20へと送信する。また端末コントローラ40は、その買物ファイル41に記憶されている端末IDを含む終了通知コマンドをアクセスポイント60から無線送信する。さらに端末コントローラ40は、ACT85としてその買物ファイル41の削除フラグを、削除状態を示す値“1”に書き換える。以上で、端末コントローラ40は、POS端末20からの問合せコマンドの受信処理を終了する。
因みに、終了通知コマンドに含まれる端末IDが設定された情報端末10は、会計コードを表す機械可読コードがPOS端末20のスキャナ73で読み取られた情報端末10である。この情報端末10においては、前述したようにプロセッサ11が、図6のACT14の処理を実行する。すなわちプロセッサ11は、選択終了通知コマンドを受信したことに応じて、会計コードを表す機械可読コードを消去する。
図10の説明に戻る。
買物ファイルの問合せコマンドを送信したPOS端末20のプロセッサ21は、ACT62として買物ファイル41のデータ受信を待ち受ける。通信インターフェース25を介して買物ファイル41のデータを受信すると、プロセッサ21は、ACT62からACT63へと進む。プロセッサ21は、ACT63として買物ファイル41のデータの中から登録商品データを全て抽出する。そしてプロセッサ21は、ACT64として抽出した登録商品データにそれぞれ種別フラグを付加して購買商品データとする。このときプロセッサ21は、ACT65として種別フラグを“1”とする。しかる後、プロセッサ21は、ACT66として種別フラグを“1”とした購買商品データを取引ファイル81に全て記憶させる。ここにプロセッサ21は、ACT54及びACT55の処理を実行することにより、受付手段214としての機能を実現する。またプロセッサ21は、ACT61乃至ACT66の処理を実行することにより、第2の取得手段212としての機能を実現する。
ACT60において種別フラグが“0”の購買商品データを取引ファイル81に記憶させるか、ACT66において種別フラグが“1”の購買商品データを取引ファイル81に記憶させると、プロセッサ21は、ACT67へと進む。プロセッサ21は、ACT67として取引ファイル81に記憶されたデータを基に、タッチパネル71に登録明細画面SC(図13を参照)を表示させる。
図13は、登録明細画面SCの一表示例である。登録明細画面SCは、商品A、商品B、商品C、商品D及び商品Eの5品目の商品の購買商品データが取引ファイル81に記憶されている場合である。ここで、商品Aの購買商品データは、会計コードがスキャニングされる前の商品コードのスキャニングによって取引ファイル81に記憶された購買商品データ、つまりは種別フラグが“0”の購買商品データである。一方、商品B、商品C及び商品Dの購買商品データは、会計コードがスキャニングされたことに応じて端末コントローラ40から転送された買物ファイル41の登録商品データに基づく購買商品データ、つまりは種別フラグが“1”の購買商品データである。また、商品Eの購買商品データは、会計コードがスキャニングされた後の商品コードのスキャニングによって取引ファイル81に記憶された購買商品データ、つまりは種別フラグが“0”の購買商品データである。
図13に示すように、種別フラグが“1”の購買商品データに対応した商品名、価格、点数及び金額の登録明細情報には、例えば星型のマークが表示されている。一方、種別フラグが“0”の購買商品データに対応した商品名、価格、点数及び金額の登録明細情報には、マークが表示されていない。このように、登録明細画面SCにおいては、種別フラグが“1”の購買商品データに対応した登録明細情報と、種別フラグが“0”の購買商品データに対応した登録明細情報とが、マークの有無によって識別可能となっている。ここにプロセッサ21は、ACT67の処理を実行することにより、表示手段215としての機能を実現する。
登録明細画面SCを表示したPOS端末20のプロセッサ21は、図11のACT7171へと進む。プロセッサ21は、ACT71としてスキャナ73によるスキャニングがさらに行われるか、ACT72としてキーボード72の小計キーが入力されるのを待ち受ける。スキャニングが行われた場合には、プロセッサ21は、ACT71から図10のACT55へと戻る。すなわちプロセッサ21は、会計コードがスキャニングされたのか商品コードがスキャニングされたのかを識別する。商品コードがスキャニングされた場合には、プロセッサ21は、ACT57乃至ACT60及びACT67の処理を前述したのと同様に実行する。会計コードがスキャニングされた場合には、プロセッサ21は、ACT61乃至ACT66及びACT67の処理を前述したのと同様に実行する。
したがって、スキャナ73で商品のバーコードが読み取られた場合には、その商品に係る購買商品データが取引ファイル81に記憶される。同様に、スキャナ73で別の情報端末10のタッチパネル14に表示された会計コードが読み取られた場合には、その会計コードで特定される買物ファイル41に記憶された登録商品データに基づく購買商品データが取引ファイル81に記憶される。そして、取引ファイル81に記憶された全ての購買商品データに基づいて、登録明細画面SCが更新される。このとき、スキャナ73でバーコードが読み取られた商品に係る購買商品データの種別フラグは“0”である。スキャナ73で会計コードが読み取られた買物ファイル41の登録商品データに基づく購買商品データの種別フラグは“1”である。したがって、登録明細画面SCにおいては、スキャナ73でバーコードが読み取られた商品に係る購買商品データと、スキャナ73で会計コードが読み取られた買物ファイル41の登録商品データに基づく購買商品データとが識別可能に表示される。
ACT71及びACT72の待ち受け状態において、小計キーが入力されたことを確認すると、プロセッサ21は、ACT73へと進む。プロセッサ21は、ACT73として決済金額を算出する。すなわちプロセッサ21は、取引ファイル81に記憶されている全ての購買商品データの金額を合算して合計金額を算出する。そして小計キーの入力後に値引額が入力された場合には、プロセッサ21は、その合計金額から値引額を減算して決済金額とする。値引額が入力されない場合には、プロセッサ21は、取引ファイル81の合計金額をそのまま決済金額とする。
決済金額を算出したプロセッサ21は、ACT74として登録の締めキーが入力されるのを待ち受ける。締めキーには、例えば現金支払い用の締めキー、クレジットカード支払い用の締めキー、電子マネー支払い用の締めキー等のように支払い方法別の締めキーがある。いずれかの締めキーが入力されると、プロセッサ21は、ACT74からACT75へと進む。プロセッサ21は、ACT75として支払い方法別の決済処理を実行する。例えば現金支払いが選択された場合には、プロセッサ21は、現金決済処理を実行する。すなわちプロセッサ21は、預り金額から決済金額を引き去り、その残額を釣銭として自動釣銭機から払い出すための決済処理を実行する。このような現金決済処理は周知の処理であるので、ここでの詳細な説明は割愛する。同様に、クレジットカード支払いに対する決済処理、また電子マネー支払いに対する決済処理も周知の処理であるので、説明は割愛する。ここにプロセッサ21は、ACT72乃至ACT75の処理を実行することにより、決済手段213としての機能を実現する。
決済処理を終えたプロセッサ21は、ACT76へと進む。プロセッサ21は、ACT76として取引ファイル81に記憶されたデータを基にレシートの印字データを作成し、プリンタ74に出力して、レシートを発行させる。なお、レシートは、紙レシートでなく電子レシートとして発行してもよい。因みに、このレシートにおいても、種別フラグが“1”の購買商品データに対応した登録明細情報と、種別フラグが“0”の購買商品データに対応した登録明細情報とを、マークの有無等によって識別可能としてもよい。
レシートの発行を終えたプロセッサ21は、ACT77へと進む。プロセッサ21は、ACT77として取引ファイル81を補助記憶デバイス23で保存する。以上で、プロセッサ21は、会計開始が指示された後の情報処理を終了する。
以上詳述したように、POS端末20を操作する店員は、売場で情報端末10を使用して購入しようとする商品をセルフ登録した客が会計を申し出た場合には、情報端末10のタッチパネル14に表示されている会計コードをスキャナ73でスキャニングする。そうすることにより、その会計コードで特定される買物ファイル41内の登録商品データに基づく購買商品データが取引ファイル81に記憶される。ここで、客がセルフ登録をしていない商品の追加を申し出た場合、店員は、その商品の商品コードをスキャナ73でスキャニングする。そうすることにより、その商品コードで特定される商品の購買商品データが取引ファイル81に記憶される。
なお、追加商品の商品コードをスキャニングするタイミングは、会計コードをスキャニングする前であってもよいし、後であってもよい。2品目以上の商品を追加登録する場合には、商品コードで特定される商品の購買商品データ前と後にそれぞれスキャニングしてもよい。いずれの場合も、会計コードで特定される買物ファイル41内の登録商品データに基づく購買商品データと、商品コードで特定される商品の購買商品データとが、取引ファイル81に記憶される。
その後、店員が小計キーに続いて締めキーを入力すると、取引ファイル81のデータを基に決済処理が実行される。したがって、本実施形態によれば、情報端末10によってセルフ登録された商品だけでなく、POS端末20で追加登録された商品も含めて1つの商取引として決済できるPOS端末20を提供することができる。
ところで、取引ファイル81に記憶される購買商品データの種別フラグは、POS端末20で登録された商品の場合に“0”となり、情報端末10でセルフ登録された商品の場合に“1”となる。そして、登録明細画面SCに購買商品データの商品名、価格等を表示する際には、種別フラグが“1”の購買商品データに星型のマークが付される。したがって、店員又は客は、登録明細画面SCの情報から売場でセルフ登録された商品と会計場で追加登録された商品とを容易に識別することができる。
また、本実施形態において、POS端末20のプロセッサ21は、情報端末10のタッチパネル14に表示された会計コードをスキャニングして、図10のACT61乃至ACT67の処理を終えた後も、図11のACT71及びACT72の待ち受け状態となる。そして、別の情報端末10のタッチパネル14に表示された会計コードがスキャニングされると、プロセッサ21は、図10のACT61乃至ACT67の処理を再度実行する。したがって、POS端末20によれば、2台以上の情報端末10でそれぞれセルフ登録された商品を1つの商取引としてまとめて決済することもできる。このような機能は、例えば家族がそれぞれ情報端末10を使用して売場でセルフ登録した商品を、会計場でまとめて決済する場合に有効である。
POS端末20は、情報端末10を使用してセルフ登録を行った客だけでなく、セルフ登録を行っていない客との商取引も決済することができる。したがって、店舗の会計場にセルフ登録を行った客専用の決済装置を設けなくてもよい。その結果、設備コストの低減を図ることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、1つの商取引としてまとめて決済できる情報端末10の台数を無制限とした。第2の実施形態は、情報端末10の台数に制限を設ける。以下、図14及び図15を用いて、第2の実施形態を説明する。なお、以下では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略する。
図14は、第2の実施形態において、POS端末20のプロセッサ21が有する主要な機能を示す模式図である。図示するように、プロセッサ21は、第1の実施形態で説明した、第1の取得手段211、第2の取得手段212、決済手段213、受付手段214及び表示手段215としての機能に加えて、制限手段216としての機能を備えている。制限手段216は、受付手段214で受け付ける識別情報、つまりは会計コードの数を制限する機能である。制限手段216としての機能は、POS端末20のプロセッサ21が決済プログラム231に従って実行する情報処理の中で説明される。
図15は、第2の実施形態において、POS端末20のプロセッサ21が決済プログラム231に従って実行する情報処理の要部手順の前半部を示す流れ図である。なお、第1の実施形態において、図10を用いて説明した情報処理と共通する部分には同一符号を付してある。後半部については、図11を用いて説明した第1の実施形態と共通であるので、図示を省略する。
すなわち第2の実施形態において、プロセッサ21は、ACT53において取引ファイルを作成した後に、ACT101としてカウンタnを“0”にリセットする。その後、プロセッサ21は、ACT54においてスキャニングを待ち受ける。ここで、商品コードがスキャニングされた場合には、プロセッサ21は、ACT54からACT56へと進み、さらにACT57へと進む。プロセッサ21は、ACT57乃至ACT60及びACT67の処理を第1の実施形態と同様の手順で実行する。
一方、会計コードがスキャニングされた場合には、プロセッサ21は、ACT54からACT55へと進み、さらにACT102へと進む。プロセッサ21は、ACT102としてカウンタnを“1”だけカウントアップする。そしてプロセッサ21は、ACT103としてカウンタnが上限値Nを超えたか否かを確認する。上限値Nは、1つの商取引としてまとめて決済できる情報端末10の台数の上限値である。上限値Nは、「1」以上の任意の整数である。上限値Nは、例えばセルフ登録システム100を採用する店舗が任意に設定することができる。
カウンタnが上限値Nを超えていない場合、プロセッサ21は、ACT103からACT61へと進む。そしてプロセッサ21は、ACT61乃至ACT66及びACT67の処理を第1の実施形態と同様の手順で実行する。これに対し、カウンタnが上限値Nを超えた場合には、プロセッサ21は、ACT61以降の処理を実行しない。プロセッサ21は、ACT103からACT54へと戻る。
ここにプロセッサ21は、ACT101乃至ACT103の処理を実行することにより、1商取引において入力可能な会計コードの数を上限値N以下に制限する制限手段216としての機能を実現する。
このように、制限手段216を備えた第2の実施形態によれば、1つの商取引としてまとめて決済できる情報端末10の台数に制限を設けることができる。例えば上限値Nを“1”とすることによって、1つの商取引としてまとめて決済できる情報端末10を1台に制限することができる。同様に、例えば上限値Nを“2”とすることによって、1つの商取引としてまとめて決済できる情報端末10を2台に制限することができる。
このように情報端末10の台数に制限を設けることによって、誤って別の客がセルフ登録した商品のデータを1つの商取引のデータとしてまとめてしまうミスの発生を未然に防ぐことができる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、POS端末20でバーコード入力により商品登録が行われた状態で、会計コードがスキャニングされると、その会計コードで特定される買物ファイル41の登録商品データに基づく購買商品データを無条件で取引ファイル81に記憶した。しかし、無条件とすると、誤って別の客の会計コードをスキャニングしてしまい、1つの商取引としてまとめてしまうミスを防止することができない。この点に関して、第2の実施形態では、情報端末の10の台数に制限を設けたが、セルフ登録を利用していない客の購入商品に、セルフ登録を利用した客の購入商品のデータを含めてしまうミスは防ぐことができない。そこで第3の実施形態は、受付手段で受け付けた識別情報で識別される商品の情報を外部システムから取得するか否かをオペレータが確認できるようにする。このような確認が行われることによって、上述したミスは未然に防ぐことができる。以下、図16及び図17を用いて、第3の実施形態を説明する。なお、以下では、第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略する。
図16は、第3の実施形態において、POS端末20のプロセッサ21が有する主要な機能を示す模式図である。図示するように、プロセッサ21は、第1の実施形態で説明した、第1の取得手段211、第2の取得手段212、決済手段213、受付手段214及び表示手段215としての機能に加えて、検出手段217としての機能を備えている。検出手段217は、受付手段214で受け付ける識別情報、つまりは会計コードで識別される商品の情報を外部システムから取得するか否かの指示を検出する機能である。検出手段217としての機能は、POS端末20のプロセッサ21が決済プログラム231に従って実行する情報処理の中で説明される。
図17は、第3の実施形態において、POS端末20のプロセッサ21が決済プログラム231に従って実行する情報処理の要部手順の前半部を示す流れ図である。なお、第1の実施形態において、図10を用いて説明した情報処理と共通する部分には同一符号を付してある。後半部については、図11を用いて説明した第1の実施形態と共通であるので、図示を省略する。
すなわち第3の実施形態において、プロセッサ21は、ACT54において会計コードがスキャニングされると、ACT55からACT111へと進む。プロセッサ21は、ACT111して取引ファイル81に種別コードが“0”の購買商品データが記憶されているか否かを確認する。種別コードが“0”の購買商品データが記憶されていない場合、会計コードのスキャニングよりも前にバーコードの読取りによる商品登録は行われていない。プロセッサ21は、ACT111からACT61へと進む。そしてプロセッサ21は、ACT61乃至ACT66及びACT67の処理を第1の実施形態と同様の手順で実行する。
一方、種別コードが“0”の購買商品データが記憶されている場合には、プロセッサ21は、ACT111からACT112へと進む。プロセッサ111は、ACT112としてタッチパネル71に確認画面を表示させる。確認画面は、セルフ登録された商品のデータを取得するか否かを、POS端末20のオペレータである店員が確認するため画面である。確認画面には、データの取得を許容するOKボタンと、所得を許容しないNGボタンとが配置されている。
プロセッサ21は、ACT113としてOKボタンが入力されるか、NGボタンが入力されるのを待ち受ける。OKボタンが入力された場合、プロセッサ21は、ACT113からACT61へと進む。そしてプロセッサ21は、ACT61乃至ACT66及びACT67の処理を第1の実施形態と同様の手順で実行する。
これに対し、NGボタンが入力された場合には、プロセッサ21は、ACT113からACT54へと戻る。すなわちプロセッサ21は、会計コードのスキャニングを無視して、次のスキャニングを待ち受ける。
ここに、ACT111乃至ACT113の処理を実行することにより、検出手段217としての機能を実現する。
このように、検出手段217を備えた第3の実施形態によれば、受付手段214で受け付けた識別情報で識別される買物ファイル41のデータを端末コントローラ40から取得するか否かを店員が確認し、取得することが指示された場合に限り、買物ファイル41のデータが端末コントローラ40からPOS端末20にダウンロードされる。したがって、セルフ登録を利用していない客の購入商品に、セルフ登録を利用した客の購入商品のデータを含めてしまうミスを未然に防ぐことができる。
以上、いくつかの実施形態について説明したが、かかる実施形態はこれに限定されるものではない。
例えば前記各実施形態においては、POS端末20のオペレータが店員である場合を想定した。オペレータは、客自身であってもよい。すなわちPOS端末20は、セルフPOS端末であってもよい。
例えば前記実施形態では、各商品に商品コードを表すバーコードが付されているものとして説明を行った。この点に関しては、必ずしも、各商品にバーコードが付されていなくてもよい。バーコードが付されていない商品については、例えばタッチパネルに表示されるバーコード無商品のリストから選択することによって登録処理を行う周知の方法を適用すればよい。また、各商品にRFIDタグを付し、タグリーダでRFIDタグを読み取ることによって商品の登録処理を行うシステムにも、本実施形態は適用することができる。
前記実施形態では、登録明細画面SCにおいて、種別フラグが“1”の購買商品データに対応した登録明細情報と、種別フラグが“0”の購買商品データに対応した登録明細情報とを、マークの有無によって識別可能とした。この点に関しては、マークの種類の違いによって識別可能としてもよい。あるいは、種別フラグが“1”の購買商品データに対応した登録明細情報と、種別フラグが“0”の購買商品データに対応した登録明細情報とを、区分けして表示することによって、識別可能としてもよい。
これら新規な実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…情報端末、20…POS端末、30…店舗サーバ、31…商品データベース、40…端末コントローラ、41…買物ファイル、50…通信ネットワーク、60…アクセスポイント、81…取引ファイル、211…第1の取得手段、212…第2の取得手段、213…決済手段、214…受付手段、215…表示手段、216…制限手段、217…検出手段。

Claims (6)

  1. 入力デバイスを介して入力された商品に関するデータを基に商品の情報を取得する第1の取得手段と、
    情報端末を介して入力された商品に関するデータを基に記憶された商品の情報を外部システムから取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段及び前記第2の取得手段により取得した前記商品の情報に基づいて決済する決済手段と、
    を具備する決済装置。
  2. 前記外部システムから取得する前記商品の情報を識別する識別情報を受け付ける受付手段、
    をさらに具備し、
    前記第2の取得手段は、前記受付手段で受け付けた前記識別情報で識別される前記商品の情報を前記外部システムから取得する、請求項1記載の決済装置。
  3. 前記受付手段で受け付ける前記識別情報の数を制限する制限手段、
    をさらに具備する、請求項2記載の決済装置。
  4. 前記受付手段で受け付けた前記識別情報で識別される前記商品の情報を前記外部システムから取得するか否かの指示を検出する検出手段、
    をさらに具備し、
    前記第2の取得手段は、前記検出手段が前記外部システムから取得する指示を検出したことを条件に、前記受付手段で受け付けた前記識別情報で識別される前記商品の情報を前記外部システムから取得する、請求項2記載の決済装置。
  5. 前記第1の取得手段により取得した前記商品の情報と前記第2の取得手段により取得した前記商品の情報とを識別可能に表示する表示手段、
    をさらに具備する請求項1乃至4のうちいずれか一記載の決済装置。
  6. 決済装置のコンピュータを、
    入力デバイスを介して入力された商品に関するデータを基に商品の情報を取得する第1の取得手段、
    情報端末を介して入力された商品に関するデータを基に記憶された商品の情報を外部システムから取得する第2の取得手段、及び、
    前記第1の取得手段及び前記第2の取得手段により取得した前記商品の情報に基づいて決済する決済手段、
    として機能させるための決済プログラム。
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