JP2024029567A - 空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ファンの清掃時の静音性およびブラシ部の耐久性を向上させることのできる空調装置を提供すること。【解決手段】 空調装置(10)は、空気を取り入れ可能な空気取入口(41)及び空気を外部へ吹出し可能な空気吹出口(42)が開けられているケース(40)と、このケース(40)に回転可能に支持され回転することにより送風を行なうファン(33)と、ファン(33)に付着した塵埃を除去可能なブラシ部(76)と、を有する。回転するファン(33)にブラシ部(76)を当接させて、好ましくはファン(33)及び送風路(AP)を同時に清掃する前に、ブラシ部(76)は、暖房運転の実施によって暖められる。【選択図】 図8

Description

本発明は、室内の温度を調節するための空調装置に関する。
住宅等の室内の温度を調節するのに広く空調装置が用いられている。空調装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示されるような、空調装置は、壁に固定されているケースと、このケースに収納され回転することにより室内に送風するファンと、このファンに当接可能に設けられファンを清掃するためのブラシ部と、を有する。
空調装置によれば、ブラシ部をファンに当接させた状態でファンを回転させることにより、ファンに付着した塵埃を除去することができる。
特開2019-143961号公報
一般に、ブラシ部がファンに当接するので、ファンに付着した塵埃を除去するとき、空調装置内で音(具体的には、摩擦音)が発生してしまう。同時に、ブラシ部でファンに付着した塵埃を除去するとき、劣化してしまう。
本発明は、ファンの清掃時の静音性およびブラシ部の耐久性を向上することのできる空調装置の提供を課題とする。
本開示によれば、外部からの空気を取り入れ可能な空気取入口及び取り入れられた空気を外部へ吹出し可能な空気吹出口が開けられているケースと、このケースに回転可能に支持され回転することにより送風を行なうファンと、を有する空調装置において、
前記ファンに付着した塵埃を除去可能なブラシ部を前記空調装置の内部に有し、
前記ブラシ部を前記ファンに当接させた状態で前記ファンを回転させる前に、前記ブラシ部を含む前記内部を暖める暖房運転が実施されることを特徴とする空調装置が提供される。
第2に、第1に記載の空調装置であって、
冷房運転又は除湿運転の停止後に前記ファンの清掃が自動で実施されるように設定される場合において、前記冷房運転又は前記除湿運転の停止後に、前記暖房運転が実施されて、その直後に、前記ファンの清掃が前記ブラシ部によって実施されることが好ましい。
第3に、第1に記載の空調装置であって、
前記ファンの清掃が手動で指示操作される場合において、前回の運転状態の記憶が冷房又は除湿であるときに、前記暖房運転が実施されて、その直後に、前記ファンの清掃が前記ブラシ部によって実施されることが好ましい。
第4に、第1乃至第3の何れか1つの空調装置であって、
前記ブラシ部を前記ファンに当接させた状態で前記ファンを回転させる前に、前記ブラシ部を含む前記内部に風を送る送風運転も、実施され、
前記暖房運転は、通常の暖房運転よりも暖房能力が低い微弱な暖房運転であり、
前記ブラシ部を前記ファンに当接させた状態で前記ファンを回転させる前に、前記送風運転と前記微弱な暖房運転とが交互にそれぞれ複数回実施され、このときの最後は、前記微弱な暖房運転が実施されることが好ましい。
本発明では、ファンの清掃時の静音性およびブラシ部の耐久性を向上させることのできる空調装置を提供することができる。
実施例1による空調装置を模式的に示した図である。 図1に示された室内機の斜視図である。 図2に示された室内機に用いられているケースからファンが外された状態の斜視図である。 図2に示された室内機を右側面側から見た状態の断面図である。 図3に示された払拭機構の拡大図である。 払拭機構について説明する断面図である。 実施例1による空調装置の制御ブロック図である。 実施例1による空調装置の制御例を表すフローチャート図である。 自動清掃がON(入)であるときの冷房運転後の送風路を清掃するための制御例を説明するタイミングチャート図である。 自動清掃がON(入)であるときの暖房運転後の送風路を清掃するための制御例を説明するタイミングチャート図である。 実施例2による空調装置の制御例を表すフローチャート図である。 自動清掃がOFF(切)であるときの冷房運転後の送風路を清掃するための制御例を説明するタイミングチャート図である。 自動清掃がOFF(切)であるときの暖房運転後の送風路を清掃するための制御例を説明するタイミングチャート図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図中Frは前、Rrは後、Leは左、Riは右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例1>
図1を参照する。図1には、本発明による空調装置10が示されている。空調装置10は、屋内Inを冷却する冷房機能と、屋内Inを暖房する暖房機能と、を備えている。
また、図7で後述するように、空調装置10は、制御部300を備え、制御部300は、冷暖房運転を実施することができる。
図1において、空調装置10は、屋外Ouに設けられた室外機20及び屋内Inに設けられた室内機30を備えてなる。室外機20と、室内機30とは、冷媒を循環させることができるよう互いに接続されている。以下、特に説明のない限り、冷媒の循環する方向は、冷房運転時を基準とする。
室外機20は、冷房運転時及び暖房運転時における冷媒の循環する方向を切り替える四路切替弁21と、この四路切替弁21を通過した冷媒が流され冷媒を圧縮する圧縮機22と、この圧縮機22において圧縮され高温高圧となった冷媒が流れる室外熱交換器23と、この室外熱交換器23に向かって送風を行う室外ファン24と、室外熱交換器23を通過した冷媒を減圧する膨張弁25と、を有する。
室内機30は、屋内Inにおいて壁Waに掛けて用いられる。室内機30のケース40は、支持板を介して壁Waに固定されている。左右方向に延びるケース40には、屋内Inの空気をケース40内に取り込み屋内Inへ送風を行うファン33と、このファン33が取り込んだ空気と熱交換を行う熱交換器34と、ケース40の内部に付着した塵埃を払拭可能な払拭機構50と、が収納されている。
冷房運転時において、圧縮機22で高温高圧とされた冷媒は、室外熱交換器23において外気と熱交換を行い、熱を放出する。このとき、室外ファン24が作動することによって、外気を強制的に室外熱交換器23の外周に流し、熱交換を促す。室外熱交換器23を通過し熱を放出した冷媒は、膨張弁25において減圧され、温度が低下する。温度が低下した冷媒は、室内機30に送られる。
室内機30のケース40には、ファン33が作動することにより空気が導入される。導入された空気は、熱交換器34の外周を通過し、屋内Inに送風される。熱交換器34には、室外機20において冷却された冷媒が供給されている。熱交換器34の外周を通過する空気は、冷媒と熱交換を行い、冷却される。屋内Inには、冷却された空気が送風される。
暖房運転時には、四路切替弁21が冷媒の流路を切り替え、冷房運転時とは逆方向に冷媒を循環させる。
図2を参照する。ケース40の上面には、外部(屋内In)からの空気を取り入れ可能な空気取入口41が開けられている。ケース40の前下部には、外部(屋内In)へ空気を吹出し可能な空気吹出口42が開けられている。空気吹出口42には、空気吹出口42を開閉可能であると共に、空気の吹き出す方向を上下方向に調整可能な上下ルーバー36が設けられている。
図3及び図4を参照する。また、上下ルーバー36(図2参照)の後方には、空気の吹き出す方向を左右方向に調整可能な左右ルーバー37が設けられている。ケース40は、ファン33を回転可能に支持しているケース本体部43と、このケース本体部43に固定されケース本体部43の一部を覆っているカバー部44と、を有する。
ケース40には、ファン33の送風する空気を空気吹出口42(図2参照)に向かってガイドするガイド面部45が形成されている。ガイド面部45は、ファン33の軸線Cが延びる方向に沿ってケース40の長手方向に亘って形成されている。以下、ファン33とガイド面部45との間の空間を、送風された空気が流れる送風路APという。
ガイド面部45は、ケース本体部43の前面とカバー部44の前面とによって形成されている。以下、ガイド面部45のうち、ケース本体部43によって構成されている部位を本体側ガイド面部43aといい、カバー部44によって構成されている部位をカバー側ガイド面部44aということがある。ガイド面部45という場合には、本体側ガイド面部43aとカバー側ガイド面部44aとの両方を含む。
ケース本体部43には、払拭機構50の一部が収納されている伝達部収納部43bが形成されている。
図4及び図5を参照する。伝達部収納部43bは、ケース本体部43の下部において後方に略U字状に突出している部位であり、ケース本体部43の長手方向に亘って形成されている。伝達部収納部43bの前方はカバー部44によって覆われている。
カバー部44は、カバー側ガイド面部44aの裏面から伝達部収納部43bに向かって突出しカバー部44を補強するリブ44bが形成されている。
ケース本体部43とカバー部44との間には、所定の間隔の間隙である間隙部Spが形成されている。間隙部Spは、略同一の幅でケースの長手方向に亘って形成されている。
払拭機構50は、駆動部60と、この駆動部60によって駆動されガイド面部45に沿って移動可能であると共にガイド面部45に付着した塵埃を払拭可能な払拭部70と、を有する。
図6を参照する。駆動部60は、ケース40の右端部に設けられ通電することにより作動するモータ61と、このモータ61に接続され払拭部70にモータ61の駆動力を伝達する駆動力伝達部62と、を有する。なお、モータ61は左端部に設けられていても良い。
駆動力伝達部62は、伝達部収納部43bに収納されている。駆動力伝達部62は、モータ61の駆動力を伝達可能であり複数のギヤによって構成されるギヤ部62aと、このギヤ部62aに一体的に設けられギヤ部62aが回転することにより共に回転する駆動プーリ62bと、この駆動プーリ62bが回転することにより変位し払拭部70を支持している支持伝達部62cと、有する。
また、駆動力伝達部62は、ケース本体部43の駆動プーリ62bが設けられるのとは逆側の端部に設けられている従動プーリを有する。
支持伝達部62cには、歯付きロープ(シンクロメッシュロープ)を用いることができる。支持伝達部62cは、ケース本体部43の左右両端にそれぞれ設けられた駆動プーリ62bと従動プーリとに、環状に掛け渡されている。ロープ状の支持伝達部62cの両端は、それぞれ払拭部70に接続されて環状とされている、ということもできる。
図4を参照する。払拭部70は、支持伝達部62cに接続され駆動部60が作動することにより左右方向に従動する従動部71と、この従動部71に回転可能に支持され上面が伝達部収納部43bに当接可能な第1ガイドローラ72と、従動部71に回転可能に支持され側面がリブ44bに当接している第2ガイドローラ73と、従動部71の先端に一体的に形成されガイド面部45に沿った形状を呈する払拭本体部74と、この払拭本体部74に設けられガイド面部45に当接しているシート75と、払拭本体部74からファン33に向かって延び先端がファン33に接触可能なブラシ部76と、を有する。
従動部71には、ワイヤ状の支持伝達部62cの両端が接続されている。これにより、払拭部70と駆動部60とが連結されている。従動部71の先端は、間隙部Spを貫通して送風路APに臨んでいる。
なお、払拭部70と駆動部60とは、ガイド面部45を挟んで磁石によって連結されていても良い。
第1ガイドローラ72は、下面が伝達部収納部43bに当接していても良い。また、第2ガイドローラ73は、右側の側面が伝達部収納部43bに当接していても良い。なお、リブ44bが第2ガイドローラ73に当接可能な位置に形成されている場合には、カバー部44を補強するためのリブ44bによって、第2ガイドローラ73をガイドすることが可能となる。
シート75は、不織布やスポンジ等によって構成することができる。シート75は、払拭本体部74に対して着脱可能に設けられている。
ブラシ部76は、払拭本体部74に対して前後方向にスイング可能に設けられている。
次に払拭機構50によるガイド面部45及びファン33の清掃について説明する。
図6を参照する。例えば、空調装置10は、運転停止信号を受けた後や操作者の操作による清掃指示信号を受けた際に清掃を開始する。まず、モータ61が作動すると、ギヤ部62a及び駆動プーリ62bが回転する。駆動プーリ62bが回転すると、支持伝達部62c上に設けられている払拭部70が左右方向に移動する。
図4及び図5を参照する。ガイド面部45にはシート75が当接し、ファン33にはブラシ部76が当接している。この状態で払拭部70が間隙部Spに沿って移動することにより、ガイド面部45に付着した塵埃はシート75により払拭され、ファン33に付着した塵埃もブラシ部76によって払拭される。このとき、ファン33を回転させておくことにより全ての羽根を清掃することができる。
払拭本体部74にシート75とブラシ部76の両方が設けられることにより、シート75とブラシ部76とは近接して配置されている。このため、ブラシ部76によってファン33からガイド面部45に塵埃を落とし、シート75によって払拭することができる。
払拭機構50の空気流れ下流側に左右ルーバー37(図3参照)が設置されているので、ファン33とガイド面部45との間の送風路APに手を入れて清掃することが困難であることから、ガイド面部45に沿って移動可能な払拭機構50を設けることで、簡易にガイド面部45に付着した塵埃を除去できる。
次に、空調装置10(払拭機構50)の特徴を説明する。
図2を参照する。空調装置10は、外部からの空気を取り入れ可能な空気取入口41及び取り入れられた空気を外部へ吹出し可能な空気吹出口42が開けられているケース40と、このケース40に回転可能に支持され回転することにより送風を行なうファン33と、を有する。
図5を参照する。また、ケース40には、ファン33の送風する空気を空気吹出口42(図2参照)に向かってガイドするガイド面部45がファン33の軸線Cが延びる方向に沿って形成されている。また、ガイド面部45に付着した塵埃を払拭可能な払拭機構50を有する。
払拭機構50は、ガイド面部45に沿って移動可能な払拭本体部74と、この払拭本体部74に着脱可能に設けられガイド面部45に付着した塵埃を払拭可能なシート75と、払拭本体部74からファン33まで延びファン33の清掃を行なうことが可能なブラシ部76と、を有する。
ファン33とガイド面部45との間の送風路APには、手を入れることが難しく、清掃を行うことが困難であり、塵埃が溜まりやすい。ガイド面部45に沿って移動可能な払拭機構50を設けることにより、ガイド面部45に付着した塵埃を払拭することができ、ガイド面部45を清掃することのできる空調装置の提供することができる。
特に、ルーバー36、37(図2参照)を有する空調装置10は、送風路APの前下部にルーバー36、37があるため手を入れることが難しい。払拭機構50は、ルーバー36、37を有する空調装置10に特に好ましい。
さらに、払拭本体部74には、シート75の他にファン33の清掃を行うためのブラシ部76が設けられている。払拭本体部74にシート75とブラシ部76の両方が設けられることにより、シート75とブラシ部76とは近接して配置されている。このため、ブラシ部76によってファン33からガイド面部45に塵埃を落とし、シート75によって払拭することができる。
図5及び図6を参照する。払拭機構50は、払拭本体部74を駆動するための駆動部60をさらに有する。また、駆動部60は、通電することにより作動するモータ61と、このモータ61に接続され払拭本体部74にモータ61の駆動力を伝達する駆動力伝達部62と、を含む。また、駆動力伝達部62(支持伝達部62c)は、ファン33の軸線Cに略平行に延びている。通常、空調装置10は、ファン33の軸線Cに沿う方向(左右方向)に長い。駆動力伝達部62を軸線Cに略平行に伸ばすことにより、払拭部70を長手方向に移動させながら清掃を行うことができる。幅方向(上下方向)に払拭部70を移動させる場合には、長手方向に亘って払拭部70を設ける必要がある。このため、払拭部70を幅方向に移動させる場合に比べて払拭部70の小型化を図ることができる。
また、払拭本体部74にシート75とブラシ部76とを設けているため、1つの払拭本体部74を移動させることにより、清掃を行うことができる。払拭本体部74が1つであることにより、駆動部60も1つあれば良い。シート75とブラシ部76を駆動させるためにそれぞれ別の駆動部を設ける必要がない。空調装置10の構成を簡易にし、部品コストを安価にすることができる。
図7を参照する。以下に、空調装置10の制御部300(107,207)の1構成例について、説明する。制御部300は、例えば2つの制御部(第1制御部及び第2制御部)で構成され、図7において、制御部107(室内制御部)及び室外制御部207である。
図7(又は図1)の室内機30は、入力部301を備えることができ、入力部301は、例えば赤外線受信モジュールであるリモコン入力部(リモートコントローラ入力部)であるが、これに限定されるものではない。入力部301がリモコン入力部である場合に、操作者は、図示されないリモコン(リモートコントローラ)を介して、1例として、冷房運転又は暖房運転(運転モード)を選択可能である。これに応じて、制御部107は、入力部301又はリモコン入力部を介して、運転モードとして、冷房運転又は暖房運転を設定可能である。具体的には、操作者がリモコンの例えば冷房ボタン(図示せず)を押す場合に、冷房運転の選択を表す信号がリモコンから送信され、リモコン入力部がその信号を受信し、制御部107は、冷房運転の選択を認識又は判定し、制御部107に冷房運転が設定される。
制御部107は、例えばCPU、ROM、RAM等で構成されるマイコン(マイクロコンピュータ)であるが、これに限定されるものではない。制御部107がマイコンである場合に、ROMは、CPUに所定の動作を実行させるプログラムを記憶し、RAMは、CPUのワーク領域を形成することができる。また、ROMは、制御部107に設定された運転及びその運転を実行するために必要なデータを記憶することができる。
制御部107がマイコンである場合に、制御部107は、その内部に記憶部(図示せず)を備えているが、空調装置10(室内機30、室外機20)は、制御部107、室外制御部207等の制御部300の外部に記憶部(室内記憶部、室外記憶部)を有しても良い。言い換えれば、制御部300(制御部107,室外制御部207)は、様々なデータ(設定データを含む)を制御部300(制御部107,室外制御部207)の内部ないし外部に記憶することができる。
制御部107に冷房運転が設定されるとき、制御部107は、冷房運転の開始を室外機300(配線109又は信号線を介して室外制御部207)に指示することができる。次に、操作者がリモコンの例えば暖房ボタン(図示せず)を押す場合に、制御部107に暖房運転が設定されて、制御部107は、暖房運転の開始を室外機300(室外制御部207)に指示することができる。代替的に、操作者がリモコンの例えば停止ボタン(図示せず)を押す場合に、制御部107に、現在実施されている運転モード(例えば、冷房運転又は暖房運転)の停止が設定されて、制御部107は、冷房運転又は暖房運転の停止を室外機300(室外制御部207)に指示することができる。
尚、リモコンは、例えば温度設定ボタン(図示せず)を有してもよく、室内機30は、例えば室温を検出する検出部(温度センサ)を有してもよく、操作者からの設定温度が制御部107に設定されても良い。この場合、制御部107は、例えば室温に応じて、ファン33の回転数(冷房回転数、暖房回転数等)を調整しても良い。好ましくは、制御部107に設定温度が設定されて、制御部107は、例えば室温と設定温度との差に応じて、ファン33の回転数(冷房回転数、暖房回転数等)を調整することができる。
好ましくは、リモコンは、例えば自動清掃設定ボタン(図示せず)を有し、操作者からの操作(自動清掃のON(入)又はOFF(切))が制御部107に設定される。自動清掃がONである場合、例えば冷房運転又は暖房運転が停止されるとき、室内機30は、少なくともファン33に付着した塵埃の除去を準備又は開始することができる。言い換えれば、室内機30は、ガイド面部45に付着した塵埃を払拭可能なシート75を有する払拭機構50の代わりに、ファン33の清掃を行なうことが可能なブラシ部76を有する清掃機構(第1清掃機構)を備えるだけでも良い。
好ましくは、清掃機構(第1清掃機構)は、払拭機構50であり、自動清掃(払拭機構50の起動モード)がON(自動)である場合、例えば冷房運転又は暖房運転が停止されるとき、室内機30は、ファン33に付着した塵埃の除去だけでなく、ガイド面部45(ファン33とガイド面部45との間の送風路AP)に付着した塵埃の除去も準備又は開始する。
好ましくは、空調装置10は、室内機30の内部を乾燥させる内部乾燥運転を実施することができる。制御部107に内部乾燥運転が設定されるとき、制御部107は、内部乾燥運転を室外機300に指示することができる。内部乾燥運転は、好ましくは、微弱な暖房運転(内部乾燥運転用の暖房運転)と送風運転(内部乾燥運転用の送風運転)とを交互に実施し、例えば、送風運転が3分間実施され、その後に、微弱な暖房運転が3分間実際される。送風運転及び微弱な暖房運転がそれぞれ合計10回実施され、内部乾燥運転が合計60分間実施される。
図8、図9及び図10を参照する。室内機30が、清掃機構(第1清掃機構)として、シート75及びブラシ部76を有する払拭機構50を備え、且つ、制御部107に、操作者からの操作として、自動清掃のON(入)が設定される場合において、言い換えれば、冷房運転若しくは除湿運転又は暖房運転の停止後に送風路AP(ファン33及びガイド面部45)の清掃が自動で実施されるように設定される場合において、空調装置10の制御部300(107,207)の制御について、説明する。
ファン33とガイド面部45との間の送風路APの清掃が自動に設定される場合において、例えば、操作者がリモコンの例えば停止ボタンを押すことによってリモコンで生成された運転停止信号は、入力部301に入力又は受信される。制御部107に設定された冷房運転が停止される場合、制御部107には、内部乾燥が設定される。
1例として、制御部107は、冷房運転(又は除湿運転)が所定期間だけ実施されたか否かを判断してもよく、例えば10分間以上の冷房運転(又は除湿運転)が実施された後に、制御部107は、送風運転と微弱な暖房運転とを例えば3分間毎に交互に切り替え、例えば合計60分間の内部乾燥運転を実施する。
冷房運転(又は除湿運転)によって、室内機30に結露が発生し得るので、内部乾燥運転は、ファン33、送風路AP等を乾かすとともに、ブラシ部76を暖めることができる。他方、暖房運転が実施されていた場合、室内機30に結露が発生しないので、制御部107に設定された暖房運転が停止される場合、制御部107には、内部乾燥が設定されない。
内部乾燥運転が制御部107に設定される場合、制御部107は、設定回転数(所定回転数)でファン33を回転させながら、送風運転として、圧縮機22の停止(OFF)を室外機300(室外制御部207)に指示し、例えば3分後に、微弱な暖房運転(通常の暖房運転よりも暖房能力が低く、好ましくは、最低の暖房能力を有する)として、圧縮機22の起動(ON:好ましくは、コンプレッサの最低回転数又は最低周波数でのON)を室外機300(室外制御部207)に指示する。例えば合計60分間の内部乾燥運転(例えば最後の10回目の微弱な暖房運転)が実施された後、圧縮機22は、停止(OFF)されるとともに、ファン33の回転数は、ゼロに向けて制御され、制御部107は、内部乾燥運転を終了させる。
尚、微弱な暖房運転は、ブラシ部76を含む室内機30の内部を暖める暖房運転であればよい。ここで、微弱な暖房運転は、通常の暖房運転のように室内へ温風を送風する運転に限られるものではない。具体的には、微弱な暖房運転中、制御部107は、空気吹出口42を開閉可能なルーバー(上下ルーバー36)を操作して、空気吹出口42を閉じてもよい。言い換えれば、微弱な暖房運転は、室内送風をしない暖房運転であってもよい。更に、内部乾燥運転における暖房運転(ブラシ部76を含む室内機30の内部を暖める暖房運転)は、微弱な暖房運転に限らず、通常の暖房運転と同様の運転であってもよい。
内部乾燥運転の終了後、又は、暖房運転の停止後、ファン33及び送風路APに付着した塵埃を除去するために、制御部107は、払拭部70を駆動部60(モータ61)で左方向に移動を開始させるとともに、ファン33を超低回転数(例えば、50rpm)で駆動する(送風路クリーニングを開始する)。
送風路クリーニングの開始によって、払拭部70は、ファン33の右端から左端側に向い、その後にブラシ部76がファン33の左端に到達する場合、より具体的には、例えばステッピングモータで構成させるモータ61を例えば5000パルスだけ例えば反時計回りに回転させる場合、制御部107は、モータ61を例えば5000パルスだけ例えば時計回りに逆回転させて、払拭部70を駆動部60(モータ61)で右方向に移動させる。払拭部70が元の位置に戻るとき、制御部107は、払拭部70の駆動を終了(OFF)させるとともに、ファン33の駆動も終了(OFF)させる(送風路クリーニングを終了する)。
送風路クリーニングが開始される前に、内部乾燥運転の微弱な暖房運転で、内部乾燥運転の前の冷房運転で冷たくなっていた(硬化した)ブラシ部76は、暖められている。ブラシ部76は、典型的には、化学繊維等で構成され、微弱な暖房運転によって、ブラシ部76が軟化している。これにより、ブラシ部76がファン33に当接するときに発生してしまう室内機30内の摩擦音を低減させることができる。同時に、ブラシ部76がファン33に当接するときに発生してしまうブラシ部76の劣化を低減させることができる。
<実施例2>
次に、実施例2を説明する。空調装置10(室内機30)は、一般に、外部からの空気を取り入れ可能な空気取入口41の内側に、例えば、熱交換器34の前面側にフィルタ(図示せず)を備え、実施例2に従う室内機30は、実施例1と共通する部分に加えて、フィルタ(エアフィルタ)の自動清掃機構(第2清掃機構)を備える。フィルタの自動清掃機構は、周知の構成であるので(例えば、特開2018-84338号公報等)、本明細書では、その詳細な説明を省略する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、その詳細な説明も省略する。
図11、図12及び図13を参照する。室内機30が、清掃機構(第1清掃機構及び第2清掃機構)として、シート75及びブラシ部76を有する払拭機構50並びにフィルタの自動清掃機構を備え、且つ、制御部107に、操作者からの操作として、自動清掃のOFF(切)が設定される場合において、空調装置10の制御部300(107,207)の制御について、主として、実施例1と異なる部分を以下に説明する。
具体的には、操作者がリモコンの例えば手動おそうじボタン(図示せず)を押す場合に、言い換えれば、ファン33の清掃が手動で指示操作される場合において、フィルタおそうじの選択を表す信号がリモコンから送信され、リモコン入力部がその信号を受信し、制御部107は、フィルタおそうじの選択を認識又は判定し、制御部107にフィルタおそうじ(フィルタおそうじを実施してから送風路清掃を実施するような指示:具体的には、フィルタの自動清掃機構(第2清掃機構)を起動(ON)してから送風路APの清掃機構(第1清掃機構)起動(ON)するような指示)が設定される。
制御部107は、フィルタの自動清掃機構(第2清掃機構)を起動(ON)させる。1例として、特開2018-84338号公報の要約書に開示されるように、自動清掃機構(第2清掃機構)は、フィルタを第1空間(後板とフィルタ案内板との間)へ送ってフィルタに付着したゴミを除去する構成とし、第2空間(フイルタ案内板と背面板の間)は、自動清掃機構にて除去したゴミを下部に落下して集積するダストシュータで構成することができる。自動清掃機構(第2清掃機構)は、例えば、フィルタを自動で清掃するために、フィルタ駆動部(図示せず)、フィルタ清掃用ブラシ(図示せず)等を有することができる。制御部107は、例えば7分間でフィルタの清掃を完了させる。
制御部107にフィルタおそうじが設定される前に、前回の運転状態の記憶が冷房の場合、制御部107は、例えば合計60分間の内部乾燥運転を実施する。他方、制御部107にフィルタおそうじが設定される前に、前回の運転状態の記憶が暖房の場合、制御部107は、内部乾燥運転を実施しない。
図11(前回の運転記憶が冷房の場合は、フィルタおそうじ→内部乾燥→送風路清掃が実施され、前回の運転記憶が暖房の場合は、フィルタおそうじ→送風路清掃が実施される)に示すように、前回の運転状態の記憶が冷房の場合に内部乾燥運転の終了後、又は、前回の運転状態の記憶が暖房の場合にフィルタおそうじの停止後、ファン33及び送風路APに付着した塵埃を除去するために、制御部107は、(フィルタ清掃してから)送風路クリーニングを開始する。前回の運転状態の記憶が冷房の場合、室内機30の上部のフィルタから清掃を実施し、次に、室内機30の下部のファン33及び送風路APの清掃を実施する。このような順番の清掃(フィルタ清掃を実施してから送風路清掃を実施するという順番)により、室内機30のフィルタからファン33及び送風路APに向かった塵埃を効率的に除去することができる。つまり、先にフィルタ清掃を実施することで、フィルタから送風路APに落下した塵埃を送風路清掃で除去できるので、このような順番の清掃は、効率的な清掃の順番である。
<変形例>
実施例1及び2において、送風路クリーニング中、圧縮機22は、停止(OFF)されたままである。しかしながら、送風路クリーニング中、空調装置10は、微弱な暖房運転を実施することができる。具体的には、図8及び図11において、送付路APを掃除する間、空調装置10は、微弱な暖房運転を実施しながら、送風路クリーニングを実施することができる。これにより、ブラシ部76が暖められて、ファン33の清掃時の静音性およびブラシ部67の耐久性をより確実に向上させることができる。
尚、本発明による空調装置は、冷房機能及び暖房機能の両方を備えた空気調和装置を例に説明したが、例えば冷房機能のみを有するものであっても適用可能である。さらに、本発明は、室外機及び室内機からなる空調装置のみならず、これらが一体化された空調装置にも適用可能である。
本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は実施例に限定されるものではない。
本発明は、家庭用エアコン装置に好適である。
10…空調装置
33…ファン(室内ファン)
40…ケース
41…空気取入口
42…空気吹出口
45…ガイド面部
50…払拭機構
60…駆動部
61…モータ
62…駆動力伝達部
74…払拭本体部
75…シート
76…ブラシ部
107、207、300…制御部
AP…送風路
C…軸線

Claims (4)

  1. 外部からの空気を取り入れ可能な空気取入口及び取り入れられた空気を外部へ吹出し可能な空気吹出口が開けられているケースと、このケースに回転可能に支持され回転することにより送風を行なうファンと、を有する空調装置において、
    前記ファンに付着した塵埃を除去可能なブラシ部を前記空調装置の内部に有し、
    前記ブラシ部を前記ファンに当接させた状態で前記ファンを回転させる前に、前記ブラシ部を含む前記内部を暖める暖房運転が実施されることを特徴とする空調装置。
  2. 冷房運転又は除湿運転の停止後に前記ファンの清掃が自動で実施されるように設定される場合において、前記冷房運転又は前記除湿運転の停止後に、前記暖房運転が実施されて、その直後に、前記ファンの清掃が前記ブラシ部によって実施される、請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記ファンの清掃が手動で指示操作される場合において、前回の運転状態の記憶が冷房又は除湿であるときに、前記暖房運転が実施されて、その直後に、前記ファンの清掃が前記ブラシ部によって実施される、請求項1に記載の空調装置。
  4. 前記ブラシ部を前記ファンに当接させた状態で前記ファンを回転させる前に、前記ブラシ部を含む前記内部に風を送る送風運転も、実施され、
    前記暖房運転は、通常の暖房運転よりも暖房能力が低い微弱な暖房運転であり、
    前記ブラシ部を前記ファンに当接させた状態で前記ファンを回転させる前に、前記送風運転と前記微弱な暖房運転とが交互にそれぞれ複数回実施され、このときの最後は、前記微弱な暖房運転が実施される、請求項1乃至3の何れか1項に記載の空調装置。
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