JP2024025572A - フェルール、光コネクタ、光コネクタモジュールおよび光コネクタの製造方法 - Google Patents

フェルール、光コネクタ、光コネクタモジュールおよび光コネクタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光伝送体の端部の位置を容易に調整できるフェルールを提供すること。【解決手段】フェルールは、第1方向に延在する複数の光伝送体を第2方向に1列に整列させるための光伝送体整列部と、光伝送体整列部に整列された複数の光伝送体の端面と対向するように配置され、複数の光伝送体から出射された光を入射させるための第1面と、第1面で入射した光を外部に出射させるための第2面と、光伝送体整列部に対して第1面の反対側に配置された、複数の光伝送体が接触可能な接触部位を含む光伝送体挿入部であって、第3方向において、光伝送体整列部を基準とし、開口部側をプラス側とし、その反対側をマイナス側としたとき、接触部位は、第1面から離れるにつれてマイナス側に向かうように配置されている、光伝送体挿入部と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、フェルール、光コネクタ、光コネクタモジュールおよび光コネクタの製造方法に関する。
以前から、面発光レーザ(例えば、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser))などの発光素子から出射された光を伝送する光通信の分野では、容量を拡大するために複数の光伝送体が用いられている。そして、光伝送体同士を光学的に結合させるための光コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、リボン化された複数の光ファイバと、複数の光ファイバを保持するフェルールとを有する光コネクタが記載されている。リボン化された複数の光ファイバの先端部分では、被覆が除去されており、複数の光ファイバが互いに分離している。特許文献1に記載の光コネクタを組み立てるときは、先端部分を下方にして傾斜させた状態で複数の光ファイバをフェルールの背面側から挿入する。このとき、傾斜させた状態を維持しつつ、複数の光ファイバの先端部分が設置面と平行となるようにスライドさせて、フェルールの所定の位置に位置決めする。
特開2015-082078号公報
特許文献1に記載のような光ファイバとするためには、リボン化された光ファイバの先端部分における被覆を除去した後に、クリーブ処理を行う必要がある。このとき、光ファイバの先端部分に曲がり癖が生じてしまうことがある。特許文献1に記載の光コネクタでは、フェルールの接地面と複数の光ファイバの先端部分とを接触させながら複数の光ファイバの先端部分の位置決めをしているが、光ファイバの先端が設置面に対して浮き上がってしまうことがある。この場合、光ファイバ毎に微細な調整が必要となり、光コネクタの製造作業が煩雑になってしまう。
本発明の目的は、光ファイバの先端の曲がり癖に関わらず、適切に光コネクタを製造できるフェルールを提供することである。また、本発明の別の目的は、当該フェルールを有する光コネクタおよび光コネクタモジュールを提供することである。さらに、本発明の別の目的は、当該光コネクタの製造方法を提供することである。
[1]それぞれが第1方向に延在する複数の光伝送体を保持するためのフェルールであって、前記複数の光伝送体を前記第1方向に直交する第2方向に1列に整列させるための光伝送体整列部と、前記光伝送体整列部に対向するように配置された開口部と、前記光伝送体整列部に整列された前記複数の光伝送体の端面と対向するように配置され、前記複数の光伝送体から出射された光を入射させるか、または前記フェルールの内部を進行した光を外部に出射させるための第1面と、前記第1面で入射した光を外部に出射させるか、または外部からの光を入射させるための第2面と、前記光伝送体整列部に対して前記第1面の反対側に配置された、前記複数の光伝送体が接触可能な接触部位を含む光伝送体挿入部であって、前記第1方向および第2方向に直交する第3方向において、前記光伝送体整列部を基準とし、前記開口部側をプラス側とし、その反対側をマイナス側としたとき、前記接触部位における最も前記基準に近い部分は前記マイナス側に配置されており、前記接触部位における最も前記基準に近い部分以外の部分は前記第1面から離れるにつれて前記マイナス側に配置されている、光伝送体挿入部と、を有する、フェルール。
[2]前記第3方向において前記接触部位に対向して配置され、前記光伝送体挿入部に挿入された前記複数の光伝送体を前記接触部位の反対側から支持するための支持部をさらに有する、[1]に記載のフェルール。
[3]前記接触部位は、前記第1面から離れるにつれて前記マイナス側に向かうように配置された傾斜面を含むか、または前記第1面から離れるにつれて前記マイナス側に向かうように配置された複数の段差面を含む、[1]または[2]に記載のフェルール。
[4]前記第1面または前記第2面は、前記複数の伝送体と同じ数の複数の光学制御面を有する、[1]~[3]のいずれかに記載のフェルール。
[5]複数の光伝送体と、前記複数の光伝送体を保持する[1]~[4]のいずれかに記載のフェルールと、記複数の光伝送体に接触する押圧面で、前記光伝送体整列部に整列され、かつ前記光伝送体挿入部に接触した前記複数の光伝送体を押圧することで前記複数の光伝送体の端面の位置を前記第1面に対して調整するための蓋と、を有する、光コネクタ。
[6]前記複数の光伝送体は、前記複数の光伝送体が1列に整列するように結合された第1部分と、前記第1部分よりも先端側に位置し、前記複数の光伝送体がそれぞれ分離している第2部分と、を有する、[1]~[5]のいずれかに記載の光コネクタ。
[7][5]に記載の光コネクタの製造方法であって、前記複数の光伝送体を前記接触部位に接触させて傾斜した状態で支持する工程と、前記複数の光伝送体の端面から出射された光が前記第1面に入射するように、または前記第1面から出射された光が前記複数の光伝送体の端面に入射するように、前記蓋を前記複数の光伝送体に向かって押圧して、または前記蓋を前記第1面に向かって移動させて、前記複数の光伝送体の端面を位置合わせする工程と、前記光伝送体整列部に接着剤を充填する工程と、前記接着剤を硬化させて前記位置合わせした前記複数の光伝送体の端面の位置を固定する工程と、を有する、光コネクタの製造方法。
[8][5]に記載の光コネクタの製造方法であって、前記光伝送体挿入部の背面側の開口から前記複数の光伝送体を挿入し、前記光伝送体挿入部から前記光伝送体整列部に向かうにつれて、前記プラス側に位置するように前記複数の光伝送体を前記接触部位に接触させて傾斜した状態で支持する工程と、前記複数の光伝送体の端面から出射された光が前記第1面に入射するように、または前記第1面から出射された光が前記複数の光伝送体の端面に入射するように、前記蓋を前記複数の光伝送体に向かって押圧して、または前記蓋を前記第1面に向かって移動させて、前記複数の光伝送体の端面を位置合わせする工程と、前記光伝送体整列部に接着剤を充填する工程と、前記接着剤を硬化させて前記位置合わせした前記複数の光伝送体の端面の位置を固定する工程と、を有する、光コネクタの製造方法。
[9][4]のフェルールと、前記複数の光伝送体に接触する押圧面で、前記光伝送体整列部に整列され、かつ前記光伝送体挿入部に接触した前記複数の光伝送体を押圧することで前記複数の光伝送体の端面の位置を前記第1面に対して調整するための蓋と、を含む光コネクタの製造方法であって、前記光伝送体挿入部の背面側の開口から前記複数の光伝送体を挿入し、前記光伝送体挿入部から前記光伝送体整列部に向かうにつれて、前記プラス側に位置するように前記複数の光伝送体を前記接触部位に接触させて、前記光伝送体整列部から離間した状態で支持する工程と、前記複数の光伝送体の端面の中心と、前記光学制御面の中心が合うように、前記蓋を前記複数の光伝送体に向かって押圧して、または前記蓋を前記第1面に向かって移動させて、前記複数の光伝送体の端面を位置合わせする工程と、前記光伝送体整列部に接着剤を充填する工程と、前記接着剤を硬化させて前記位置合わせした前記複数の光伝送体の端面の位置を固定する工程と、を有する、光コネクタの製造方法。
[10]前記複数の光伝送体は、前記複数の光伝送体が1列に整列するように結合された第1部分と、前記第1部分よりも先端側に位置し、前記複数の光伝送体がそれぞれ分離している第2部分と、を有し、前記支持する工程では、前記第2部分を前記光伝送体整列部に配置し、前記第1部分を前記接触部位に接触させる、[7]~[9]のいずれかに記載の光コネクタの製造方法。
[11]前記複数の光伝送体の端面の位置を固定する工程の後に、前記第2部分を前記接触部位側から前記支持部側に向かって移動させる工程をさらに有する、[10]に記載の光コネクタの製造方法。
[12][5]または[6]に記載の光コネクタを含む、光コネクタモジュール。
本発明によれば、フェルール内において光伝送体の端部の位置を容易に調整できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る光コネクタの斜視図である。 図2A~Cは、実施の形態1に係る光コネクタの構成を示す図である。 図3A、Bは、実施の形態1に係る光コネクタの構成を示す図である。 図4は、実施の形態1に係るフェルールの斜視図である。 図5A~Cは、実施の形態1に係るフェルールの構成を示す図である。 図6A、Bは、実施の形態1に係るフェルールの断面図である。 図7A~Eは、実施の形態1における蓋の構成を示す図である。 図8A~Dは、光コネクタの製造方法を説明するための図である。 図9は、実施の形態1に係る光コネクタの製造方法を示すフローチャートである。 図10A、Bは、実施の形態2に係る光コネクタの構成を示す図である。 図11は、実施の形態2に係るフェルールの斜視図である。 図12A~Cは、実施の形態2に係るフェルールの構成を示す図である。 図13A、Bは、実施の形態2に係るフェルールの断面図である。 図14A~Cは、実施の形態3に係る光コネクタの構成を示す図である。 図15A~Eは、実施の形態3における蓋の構成を示す図である。 図16A、Bは、実施の形態4における光コネクタの構成を示す図である。 図17A~Cは、実施の形態5に係る光コネクタの構成を示す図である。 図18A~Cは、実施の形態5に係るフェルールの構成を示す図である。 図19A~Dは、実施の形態5における蓋の構成を示す図である。 図20A、Bは、実施の形態6に係る光コネクタの構成を示す図である。 図21は、実施の形態6に係るフェルールの斜視図である。 図22A~Cは、実施の形態6に係るフェルールの構成を示す図である。 図23A、Bは、実施の形態6に係るフェルールの断面図である。
以下、本発明の一実施の形態に係るフェルール、光コネクタおよび光コネクタモジュールについて、図面を参照して詳細に説明する。
[実施の形態1]
(光コネクタの構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光コネクタ100の斜視図である。図2Aは、光コネクタ100の平面図であり、図2Bは正面図であり、図2Cは、背面図である。図3Aは、図2Aに示されるA-A線の断面図であり、図3Bは、図2Aに示されるB-B線の断面図である。
なお、以下の説明では、光伝送体110が延在する方向を第1方向D1とし、光伝送体110が一列に配列される方向(第2光学面123aが配列されている方向)を第2方向D2とし、第1方向D1および第2方向D2に直交する方向を第3方向D3とする。また、光コネクタ100の組み立てにおいて、接着剤Gを注入する側を上側(上面)とし、その反対側を下側(下面)とする。なお、上側および下側は、実際の使用時における方向を意味しているものではなく、本実施の形態における説明のために規定している。
図1、図2A~Cおよび図3A、Bに示されるように、実施の形態1に係る光コネクタ100は、複数の光伝送体110と、フェルール120と、蓋130とを有する。本実施の形態に係る光コネクタ100は、ハウジング、スプリングクランプ構造部などとともに、光コネクタモジュールとして使用できる(図示省略)。本実施の形態における光コネクタ100は、2個1組(一対)で使用されて光伝送体110同士を光学的に接続してもよいし、フォトニック集積回路と、光伝送体110とを光学的に接続してもよい。本実施の形態では、複数の光伝送体110を保持した一方の光コネクタ100に対して、図外の接続ピンを使用して他の複数の光伝送体110を保持した他方の光コネクタ100を接続し、複数の光伝送体110同士を光学的に結合させる。
光伝送体110の種類は、特に限定されない。光伝送体110の種類の例には、光ファイバ、光導波路が含まれる。本実施の形態では、光伝送体110は、光ファイバである。また、光ファイバは、シングルモード方式でもよいし、マルチモード方式でもよい。光伝送体110の端面は、光伝送体110の延在方向(第1方向D1)に直交する平面に対して傾斜していることが好ましい。本実施の形態では、当該平面に対する傾斜角度は、例えば8°である。光伝送体110の数は、複数であれば限定されない。本実施の形態では、光伝送体110の数は、16本である。複数の光伝送体110は、第1部分111と、第2部分112とをそれぞれ有することが好ましい。第1部分111は、複数の光伝送体110が1列に整列するように結合されたリボン化された部分である。第1部分111は、隣接する2本の光伝送体110が部分的に結合されていてもよいし、全体的に結合されていてもよい。第2部分112は、第1部分111よりも先端側に位置し、複数の光伝送体110がそれぞれ分離している被覆が除去された部分である。光伝送体110の端面は、第2部分112の先端である。光伝送体110の端部は、フェルール120に固定される。
(フェルールの構成)
図4、図5A~Cおよび図6A、Bは、フェルール120の構成を示す図である。図4は、フェルール120の斜視図である。図5Aは、フェルール120の平面図であり、図5Bは、正面図であり、図5Cは、背面図である。図6Aは、図5Aに示されるA-A線の断面図であり、図6Bは、図5Aに示されるB-B線の断面図である。
図4、図5A~Cおよび図6A、Bに示されるように、フェルール120は、略直方体形状の部材である。フェルール120は、光伝送体整列部121と、開口部121aと、第1面122と、第2面123と、光伝送体挿入部124とを有する。本実施の形態では、フェルール120は、支持部125をさらに有する。なお、フェルール120は、支持部125を有していなくてもよい。
フェルール120は、複数の光伝送体110の一方の端部に固定されている。フェルール120は、光通信に用いられる波長の光に対して透光性を有する材料を用いて形成される。フェルール120の材料の例には、ウルテム(登録商標)などのポリエーテルイミド(PEI)や環状オレフィン樹脂などの透明な樹脂が含まれる。また、フェルール120は、例えば射出成形により製造されうる。
光伝送体整列部121は、複数の光伝送体110を第1方向D1に直交する第2方向D2に1列に整列させる。光伝送体整列部121の構成は、上記の機能を発揮できれば特に限定されない。本実施の形態では、光伝送体整列部121は、フェルール120の表面に開口部121aを有する整列用凹部126の底面である。なお、開口部121aは、フェルール120の側面に開口していてもよい。整列用凹部126の開口部121aには、傾斜面126aが配置されている。傾斜面126aは、整列用凹部126の中央に向かうにつれて、整列用凹部126の底面126bに向かうように傾斜している。これにより、蓋130を適切に整列用凹部126に導くことができる。本実施の形態では、整列用凹部126の底面126bは、平面である。
第1面122は、光伝送体整列部121により整列された複数の光伝送体110の端面と対向して配置されている。第1面122は、複数の光伝送体110から出射された光を入射させて第2面123に向かわせるか、または第2面123で入射しフェルール120の内部を進行した光を複数の光伝送体110の端面に向けて光を出射させる。本実施の形態では、第1面122は、複数の第1光学面122aを有する。複数の第1光学面122aの形状は、上記の機能を発揮できれば特に限定されない。複数の第1光学面122aは、凸面でもよいし、平面でもよい。本実施の形態では、第1光学面122aは、平面である。第1面122(複数の第1光学面122a)は、整列用凹部126の内側面の一部に配置されている。第1光学面122aは、フェルール120の表面に近づくにつれて第2面123に近づくように傾斜していてもよいし、フェルール120の裏面に対して垂直でもよい。本実施の形態では、第1面122は、フェルール120の表面に近づくにつれて第2面123に近づくように傾斜している。
第1光学面122aが配置される第1配置面122bは、フェルール120の表面に近づくにつれて第2面123に近づくように傾斜していてもよいし、フェルール120の裏面に対して垂直でもよい。本実施の形態では、第1配置面122bは、フェルール120の表面に近づくにつれて第2面123に近づくように傾斜している。第1配置面122bの傾斜角度は、光伝送体110の端面の傾斜角度と同じことが好ましい。
すなわち、本実施の形態では、複数の第1光学面122aと、第1配置面122bとは、同一平面となるように構成されている。複数の第1光学面122aおよび第1配置面122bの傾斜角度は、第3方向D3を0°とした場合に例えば3~8°の範囲内であり、5~8°が好ましい。本実施の形態では、複数の第1光学面122aおよび第1配置面122bの傾斜角度は、第3方向D3を0°とした場合に8°である。
また、複数の光伝送体110の端面は、複数の第1光学面122aとそれぞれ離間していることが好ましい。光伝送体110の端面と、複数の第1光学面122aとが接触すると、光伝送体110の端面の位置を調整するときに、光伝送体110の端面または複数の第1光学面122aが破損してしまうことがある。
第2面123は、フェルール120の正面に配置されている。第2面123は、第1面122で入射した光を他の光コネクタに向けて出射させるか、または他の光コネクタからの光を入射させて第1面122に向かわせる。本実施の形態では、第2面123は、複数の第2光学面123aを有する。複数の第2光学面123aの形状は、上記の機能を発揮できれば特に限定されない。複数の第2光学面123aは、凸面でもよいし、平面でもよい。本実施の形態では、複数の第2光学面123aは、凸面である。複数の第2光学面123aの平面視形状は、特に限定されない。第2光学面123aの平面視形状は、円形でもよいし、矩形でもよい。本実施の形態では、複数の第2光学面123aの平面視形状は、円形である。また、第2光学面123aの数は、光伝送体110の数と同じ数である。すなわち、本実施の形態では、第2光学面123aの数は、16個である。
光伝送体挿入部124は、光伝送体整列部121に対して第1面122と反対側に配置されている。光伝送体挿入部124は、複数の光伝送体110が接触可能な第1接触部位124aを含む。本実施の形態では、光伝送体挿入部124は、第1接触部位124aと、第2接触部位124bとを有する。
第1接触部位124aは、第1面122から離れるにつれて、第1方向D1および第2方向D2に直交する第3方向D3において、光伝送体整列部121を基準とし、開口部121a側をプラス側とし、その反対側をマイナス側としたとき、第1接触部位124aは、第1面122から離れるにつれてマイナス側に向かうように配置されている。第1接触部位124aは、整列用凹部126から第1面122に向かうにつれて整列用凹部126の開口に近づくように傾斜した状態で複数の光伝送体110を支持できる。第1接触部位124aの構成は、上述した機能を発揮できれば特に限定されない。第1接触部位124aは、光伝送体整列部121から離れるにつれてフェルール120の裏面に向かう傾斜面を含んでいてもよいし、光伝送体整列部121から離れるにつれてフェルール120の裏面に向かう階段状の複数の段差面における角部を含んでいてもよい。すなわち、第1接触部位124aのフェルール120の背面側端部は、光伝送体整列部121(整列用凹部126の底面126b)よりもフェルール120の裏面側に配置されている。本実施の形態では、第1接触部位124aは、光伝送体整列部121から離れるにつれてフェルール120の裏面に向かう傾斜面である。第1方向D1および第3方向D3を含む断面における第1方向D1に沿う仮想直線に対する第1接触部位124aの傾斜角度は、上記の機能を発揮できれば特に限定されない。当該傾斜角度は、適宜設定される。当該傾斜角度は、例えば3~45°の範囲内である。
第2接触部位124bは、第1接触部位124aよりも光伝送体整列部121(整列用凹部126)側に配置されている。第2接触部位124bは、光コネクタ100を組み立てた状態において、光伝送体110の第1部分111が接触する。第2接触部位124bは、第1接触部位124aに連なって配置された、第1方向D1に沿う平面である。第2接触部位124bと、整列用凹部126との間には、接着剤溝127が配置されている。
接着剤溝127は、光伝送体整列部121に配置される接着剤が光伝送体挿入部124に流れ込まないようにする。接着剤溝127は、第2方向D2に沿って配置されている。接着剤溝127の数は、1本でもよいし、複数でもよい。本実施の形態では、接着剤溝127は、1本である。
支持部125は、第3方向D3において、第1接触部位124aに対向して配置されている。支持部125は、複数の光伝送体110を光伝送体挿入部124と反対側から支持する。支持部125は、複数の光伝送体110を光伝送体挿入部124から第1面122に向かうにつれて整列用凹部126の開口に近づくように傾斜した状態に支持できるとともに、第3方向D3に沿うようにも支持できる。支持部125の構成は、上記の機能を発揮できれば特に限定されない。本実施の形態では支持部125は、光伝送体110を光伝送体整列部121で整列させた状態において、光伝送体110に対して、光伝送体挿入部124と反対側であって、第2方向D2に沿って配置されている。
図7Aは、蓋130を下側から見た斜視図である、図7Bは、平面図であり、図7Cは、底面図であり、図7Dは、正面図であり、図7Eは、右側面図である。
蓋130は、複数の光伝送体110を押圧し、複数の光伝送体110の端面の高さを調整する。蓋130は、少なくともその一部が整列用凹部126に収容される。蓋130の形状は、上記の機能を発揮できれば特に限定されない。図7A~Eに示されるように、本実施の形態では、蓋130の形状は、直方体である。本実施の形態の蓋130は、整列用凹部126に全て収容されるように構成されている。蓋130は、複数の光伝送体110を押圧するための押圧面130aと、押圧面130aと反対側に配置され、外部機器により押圧される被押圧面130bとを有する。蓋130は、直方体であるため、押圧面130aと、被押圧面130bとは、平行である。
接着剤G(図8参照)は、整列用凹部126内において、光伝送体110の端面が第1面122と対向した状態で光伝送体110を固定する。接着剤Gは、熱硬化樹脂でもよいし、紫外線硬化樹脂でもよい。本実施の形態では、接着剤Gは、透光性を有する紫外線硬化樹脂である。なお、本明細書では、接着剤Gとは、硬化前の状態と、硬化後の状態とを意味する。
(光コネクタの製造方法)
ここで、光コネクタ100の製造方法について説明する。図8A~Dは、光コネクタ100の製造方法を説明するための図である。図9は、光コネクタ100の製造方法を示すフローチャートである。
光コネクタ100は、例えば、以下の方法で製造できる。図8A~Dおよび図9に示されるように、光コネクタ100の製造方法は、光伝送体110を接触部位124aに接触させて傾斜した状態で支持する工程(S110)(以下、支持する工程という)と、光伝送体110の端面の中心と、複数の凸面(第1光学面122aまたは第2光学面123a)の中心とを位置合わせする工程(S120)(以下、位置合わせ)と、接着剤Gを充填する工程(S130)と、端面の位置を固定する工程(S140)と、を有する。なお、本実施の形態では、上記の工程に加え、光伝送体110の接触部位124aに接触している部分を移動させる工程(S150)(以下、移動させる工程という)と、光伝送体110を固定させる工程(S160)とをさらに有する。
まず、光伝送体挿入部124の背面側の開口から複数の光伝送体110を挿入する。このとき、光伝送体整列部121に第2部分112が配置され、光伝送体挿入部124には第1部分111が配置される。
図8Aに示されるように、支持する工程(S110)では、複数の光伝送体110を下側から光伝送体挿入部124で支持し、複数の光伝送体110を上側から支持部125で支持する。より具体的には、複数の光伝送体110を光伝送体挿入部124の第1接触部位124aに接触させた状態で、整列用凹部126から第1面122に向かうにつれて整列用凹部126の開口に近づくように傾斜させる。すなわち、第3方向D3における光伝送体挿入部124から支持部125に向かう方向において、光伝送体110の第1部分111および第2部分112の順番となるように配置され、かつ第1方向D1における光伝送体挿入部124から光伝送体挿入部124に向かう方向において、光伝送体110の第1部分111および第2部分112の順番となるように配置される。このとき、第1部分111を整列用凹部126に配置し、第2部分112を光伝送体挿入部124および支持部125に接触させる。また、光伝送体挿入部124および支持部125は、複数の光伝送体110の端部が整列用凹部126の開口部から出ないように、複数の光伝送体110を支持することが好ましい。
図8Bに示されるように、位置合わせする工程(S120)では、光伝送体110の端面と、第1面122(第2面123)とを対向させる。具体的には、複数の光伝送体110の端面から出射された光が複数の第1面122に適切に入射するか否か、または複数の第1面122から出射された光が複数の光伝送体110の端面に適切に入射するか否かをモニターしながら、蓋130を複数の光伝送体110の端部に向かって押圧し、第1面122と複数の光伝送体110の端面とを位置合わせする。たとえば、モニター結果を確認しながら外部機器が蓋130の被押圧面130bを押圧し、押圧面130aが光伝送体110を押圧することで、光伝送体110の端面が第1面122と適切に対向するように調整する。このとき、複数の光伝送体110が傾斜して配置されているため、蓋130により押圧することにより、複数の光伝送体110の全てが押圧面130aに接触する。これにより、複数の光伝送体110の端面を第2方向D2に一列に配列できるため、光伝送体110の端面と、第1面122とを適切に対向させることができる。
充填する工程(S130)では、整列用凹部126に接着剤Gを充填する。このとき、接着剤Gは、整列用凹部126の底面126b全体を覆うように充填されることが好ましい。
端面の位置を固定する工程(S140)では、接着剤Gを硬化させて位置合わせした複数の光伝送体110の端面の位置を固定する。本実施の形態では、光伝送体110の端面と、第1面122とを対向させた状態で、紫外線を照射し接着剤Gを硬化する。
図8Cに示されるように、移動させる工程(S150)では、光伝送体110の第1部分111と第2部分112とが同一直線上に位置するように、光伝送体110の第2部分112を第1接触部位124a側から支持部125側に向かって移動させる。ここで、同一直線上とは、完全な同一直線上および実質的な同一直線上を含むものとする。
図8Dに示されるように、光伝送体110を固定する工程(S160)では、複数の光伝送体110の第2部分112をフェルール120に対して固定する。光伝送体110の第2部分112をフェルール120に対して固定する方法は、特に限定されない。上述した接着剤Gを空隙に充填して固定してもよいし、空隙と略相補的な形状のブーツを空隙に配置してもよい。本実施の形態では、光伝送体110の第2部分112は、フェルール120に対して接着剤Gで固定されている。
以上の工程により、フェルール120に対して光伝送体110を固定して光コネクタ100を組み立てることができる。
なお、本実施の形態では、支持部125がフェルール120と一体に形成されている例を示したが、支持部125は、フェルール120と一体に形成されていなくてもよいこの場合、支持部125は、蓋130に配置されている。具体的には、支持部125は、蓋130の押圧面130aであり、かつ光伝送体挿入部124側の角部である。この場合、フィ他130は、第2方向D2において、当該角部を回転中心となるように、フェルール120に配置されており、回転中心を中心として、光伝送体110を押圧するようになっている。
なお、本実施の形態では、光伝送体110を支持する工程(S110)、光伝送体110の端面と、第1面122とを位置合わせする工程(S120)、接着剤Gを充填する工程(S130)、の順番に行ったが、最終的に光コネクタ100を組み立てることができれば、この順番に限定されない。例えば、光伝送体110を支持する工程(S110)の前に、接着剤Gを充填する工程(S130)を行ってもよいし、充填する工程(S130)の前に、光伝送体110の端面と、第1面122とを位置合わせする工程(S120)を行ってもよい。
(効果)
本実施の形態の光コネクタ100によれば、複数の光伝送体110の先端が曲がり癖を有している場合であっても、複数の光伝送体110を傾斜した状態で、一様に押圧できるため、複数の光伝送体110の端面の高さを簡単に調整できる。
[実施の形態2]
(光コネクタの構成)
次に、実施の形態2に係る光コネクタ200について説明する。本実施の形態に係る光コネクタ200は、フェルール220の構成のみが実施の形態1の光コネクタ100と異なる。実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する。そこで、以下の説明では、主として、フェルール220について説明する。
図10A、Bは、本発明の実施の形態2に係る光コネクタ200の構成を示す図である。図10Aは、光コネクタ200の平面図であり、図10Bは、図10Aに示されるA-A線の断面図である。
図10A、Bに示されるように、本実施の形態に係る光コネクタ200は、光伝送体110と、フェルール220と、蓋130とを有する。本実施の形態に係る光コネクタ200は、ハウジング、スプリングクランプ構造部などとともに、光コネクタモジュールとして使用できる(図示省略)。光伝送体110と、蓋130とは、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
(フェルールの構成)
図11、図12A~Cおよび図13A、Bは、本実施の形態におけるフェルール220の構成を示す図である。図11は、フェルール220の斜視図である。図12Aは、フェルール220の平面図であり、図12Bは、正面図であり、図12Cは、背面図である。図13Aは、図12Aに示されるA-A線の断面図であり、図13Bは、図12Aに示されるB-B線の断面図である。
図11、図12A~Cおよび図13A、Bに示されるように、フェルール220は、光伝送体整列部221と、第1面122と、第2面123と、光伝送体挿入部124と、支持部125とを有する。第1面122と、第2面123と、光伝送体挿入部124と、支持部125とは、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
本実施の形態における光伝送体整列部221は、フェルール220の表面に開口した整列用凹部226の空間である。整列用凹部226は、その底面126bに複数の第1溝226bが配置されている。第1溝226bは、複数の光伝送体110を第2方向D2に整列させる。複数の第1溝226bは、第1方向D1に延在している。第1溝226bの数は、設置される光伝送体110の数以上であればよい。本実施の形態では、第1溝226bの数は、16本である。第1溝226bの断面形状は、特に限定されない。第1溝226bは、V字溝でもよいし、U字溝でもよい。本実施の形態では、第1溝226bは、V字溝である。第1溝226bの深さは、第1溝226bに光伝送体110を配置した状態において、光伝送体110の上端部が第1溝226b(凸条)の上端部よりも上に位置するような深さが好ましい。第1溝226bは、フェルール120の裏面と平行に配置されてもよいし、フェルール120の裏面に対して傾斜して配置されていてもよい。本実施の形態では、第1溝226bは、フェルール120の裏面に対して平行に配置されている。
(効果)
本実施の形態の光コネクタ200は、実施の形態1の光コネクタ100と同様の効果を有する。また、また、光コネクタ200は、第1溝226bを有するため、複数の光伝送体110を第2方向D2に適切に配置できる。
[実施の形態3]
(光コネクタの構成)
次に、実施の形態3に係る光コネクタ300について説明する。本実施の形態に係る光コネクタ300は、蓋330の構成のみが実施の形態1の光コネクタ100と異なる。実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する。
図14A~Cは、本発明の実施の形態3に係る光コネクタ300の構成を示す図である。図14Aは、光コネクタ300の平面図であり、図14Bは、図14Aに示されるA-A線の断面図であり、図14Cは、図14Aに示されるB-B線の断面図である。
図14A~Cに示されるように、本実施の形態に係る光コネクタ300は、光伝送体110と、フェルール120と、蓋330とを有する。本実施の形態に係る光コネクタ200は、ハウジング、スプリングクランプ構造部などとともに、光コネクタモジュールとして使用できる(図示省略)。光伝送体110と、フェルール120とは、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
(蓋の構成)
図15A~Eは、本実施の形態における蓋330の構成を示す図である。図15Aは、蓋330を底面側から見た斜視図であり、図15Bは、蓋330の平面図であり、図15Cは、底面図であり、図15Dは、正面図であり、図15Eは、右側面図である。
図15A~Eに示されるように、蓋330は、押圧面330aと、被押圧面130bと、複数の第2溝330cとを有する。第2溝330cは、複数の光伝送体110を第2方向D2に整列させる。複数の第2溝330cは、整列用凹部126に収容したときに、第1方向D1に延在している。第2溝330cの数は、押圧する光伝送体110の数以上であればよい。本実施の形態では、第2溝330cの数は、16本である。第2溝330cの断面形状は、特に限定されない。第2溝330cは、V字溝でもよいし、U字溝でもよい。本実施の形態では、第2溝330cは、底部を有する略V字溝である。第2溝330cの深さは、第2溝330cで光伝送体110を押圧した状態において、光伝送体110の下端部が第2溝330c(凸条)の下上端部よりも下に位置するような深さが好ましい。
(効果)
本実施の形態の光コネクタ300は、実施の形態1の光コネクタ100と同様の効果を有する。また、また、光コネクタ300は、第2溝330cを有するため、複数の光伝送体110を第2方向D2に適切に配置できる。
[実施の形態4]
(光コネクタの構成)
次に、実施の形態4に係る光コネクタ400について説明する。本実施の形態に係る光コネクタ400は、フェルール220および蓋330の構成が実施の形態1の光コネクタ100と異なる。実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する。そこで、以下の説明では、主として、フェルール220および蓋330について説明する。
図16A、Bは、本発明の実施の形態3に係る光コネクタ400の構成を示す図である。図16Aは、光コネクタ400の平面図であり、図16Bは、図16Aに示されるA-A線の断面図である。
図16A、Bに示されるように、本実施の形態に係る光コネクタ400は、光伝送体110と、フェルール220と、蓋330とを有する。本実施の形態に係る光コネクタ200は、ハウジング、スプリングクランプ構造部などとともに、光コネクタモジュールとして使用できる(図示省略)。フェルール220は実施の形態2と同様であり、蓋330は、実施の形態3と同様である。
(効果)
本実施の形態の光コネクタ400は、実施の形態1の光コネクタ100と同様の効果を有する。また、また、光コネクタ400は、第1溝226bおよび第2溝330cを有するため、複数の光伝送体110を第2方向D2に適切に配置できる。
[実施の形態5]
(光コネクタの構成)
次に、実施の形態5に係る光コネクタ500について説明する。本実施の形態に係る光コネクタ500は、フェルール520および蓋530の構成が実施の形態1の光コネクタ100と異なる。実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する。
図17A~Cは、本発明の実施の形態3に係る光コネクタ500の構成を示す図である。図17Aは、光コネクタ300の平面図であり、図17Bは、図17Aに示されるA-A線の断面図であり、図17Cは、図17Aに示されるA-A線の断面図である。
図17A~Cに示されるように、本実施の形態に係る光コネクタ500は、光伝送体110と、フェルール520と、蓋530とを有する。本実施の形態に係る光コネクタ500は、ハウジング、スプリングクランプ構造部などとともに、光コネクタモジュールとして使用できる(図示省略)。
(フェルールの構成)
図18A~Cは、実施の形態5に係るフェルール520の構成を示す図である。図18Aは、フェルール520の平面図であり、図18Bは、図18Aに示されるA-A線の断面図であり、図18Cは、図18Aに示されるB-B線の断面図である。
図18A~Cに示されるように、フェルール520は、光伝送体整列部521と、第1面122と、第2面123と、光伝送体挿入部124と、支持部125とを有する。第1面122と、第2面123と、光伝送体挿入部124と、支持部125とは、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
光伝送体整列部521は、フェルール220の表面に開口した整列用凹部526の空間である。整列用凹部526は、第1凹部526aと、第2凹部526bとを有する。
第1凹部526aは、フェルール520の裏面側に配置されている。第1凹部526aには、蓋530の一部が収容される。第1凹部526aは、第2凹部526bの底部に開口している。
第2凹部526bは、フェルール520の表面側に配置されている。第2凹部526bには、蓋530の一部が収容される。第2凹部526bの底部には、第1凹部526aが開口している。第2凹部526bの底面は、蓋530の第2接触面530cと接触し、蓋530を支持するための第1接触面526cである。
第1接触面526cは、第1方向D1に沿う直線に対して傾斜した平面である。本実施の形態では、第1接触面526cは、フェルール520の裏面に近づくにつれて第2面123に近づくように傾斜している。第1接触面526cの傾斜角度は、とくに限定されない。押圧面530aを大きく上下移動させたい場合には、第1接触面526cの傾斜角度を大きくすればよい。一方、押圧面530aを小さく上下移動させたい場合には、第1接触面526cの傾斜角度を小さくすればよい。第1接触面526cの傾斜角度は、0.1~10°の範囲内である。なお、本実施の形態では、第1接触面526cの傾斜角度は、2°である。
(蓋の構成)
図19A~Dは、実施の形態5における蓋530の構成を示す図である。図19Aは、蓋530の平面図であり、図19Bは、底面図であり、図19Cは、正面図であり、図19Dは、右側面図である。
図19A~Dに示されるように、蓋530は、複数の光伝送体110を押圧し、複数の光伝送体110の端面の高さを調整する。蓋530は、少なくともその一部が凹部526に収容される。本実施の形態では、蓋530は、第1蓋531と、第2蓋532とを有する。第1蓋531は、光伝送体110を押圧する押圧面530aを有する。第2蓋532は、外部機器により押圧される被押圧面530bを有する。第2蓋530fの平面視形状は、第1蓋530よりも大きく形成されている。第2蓋530の下面は、光伝送体整列部521の第1接触面526cに接触する第2接触面530cである。
第2接触面530cは、押圧面530aに対して傾斜した平面である。本実施の形態では、第1接触面526cは、蓋530を光伝送体整列部521に収容した状態において、フェルール120の裏面に近づくにつれて第2面123に近づくように傾斜している。第2接触面530cの傾斜角度は、とくに限定されない。押圧面530aを大きく上下移動させたい場合には、第2接触面530cの傾斜角度を大きくすればよい。一方、押圧面530aを小さく上下移動させたい場合には、第2接触面530cの傾斜角度を小さくすればよい。押圧面530aに対する第2接触面530cの傾斜角度は、0.1~10°の範囲内である。なお、本実施の形態では、当該傾斜角度は、2°であり、第1接触面526cの傾斜角度と同じである。
なお、本実施の形態における光コネクタ500の製造方法における位置合わせする工程では、蓋530を第1面122に向かって移動させて、複数の光伝送体110の端面を位置合わせする。
(効果)
本実施の形態の光コネクタ500は、実施の形態1の光コネクタ100と同様の効果を有する。また、光コネクタ500は、第1接触面526cおよび第2接触面530cを有するため、簡単に光伝送体110と第1面122とを対向させることができる。
[実施の形態6]
(光コネクタの構成)
次に、実施の形態6に係る光コネクタ600について説明する。本実施の形態に係る光コネクタ600は、フェルール620の構成が実施の形態1の光コネクタ100と異なる。実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する。
図20A、Bは、本発明の実施の形態6に係る光コネクタ600の構成を示す図である。図20Aは、光コネクタ600の平面図であり、図20Bは、図20Aに示されるA-A線の断面図である。
図20A、Bに示されるように、本実施の形態に係る光コネクタ600は、光伝送体110と、フェルール620と、蓋130とを有する。光コネクタ600は、2個1組(一対)で使用される。複数の光伝送体110を保持した一方の光コネクタ600に対して、他の複数の光伝送体110を保持した他方の光コネクタ600を表裏反転させた状態で同一の光コネクタ600同士を接続し、複数の光伝送体110同士を光学的に結合させる。光伝送体110と、蓋130は、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
(フェルールの構成)
図21、図22A~Cおよび図23A、Bは、実施の形態6のフェルール620の構成を示す図である。図21は、実施の形態6に係るフェルール620の斜視図である。図22Aは、フェルール620の平面図であり、図22Bは、正面図であり、図22Cは、背面図である。図23Aは、図22AのA-Aの断面図であり、図23Bは、図22Aに示されるB-B線の断面図である。
図21、図22A~Cおよび図23A、Bに示されるように、本実施の形態に係るフェルール620は、光伝送体整列部221と、第1面122と、第2面123と、光伝送体挿入部124と、支持部125と、凸部641および凹部642と、第1内向規制面643と、第1外向規制面644とを有する。光伝送体整列部221は実施の形態2と同様であり、第1面122と、第2面123と、光伝送体挿入部124と、支持部125とは、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
凸部641および凹部642は、第2面123を正面視したとき、第2方向D2に平行な基準直線に対して線対称となる位置に配置されている。本実施の形態では、凸部641および凹部642は、第2面123を正面視したとき、第3方向D3において第2光学面123aを挟んで配置されている。
凸部641は、他の光コネクタ600の凹部642に係合可能な形状である。本実施の形態では、凸部641は、光コネクタ600の正面における表側(上側)に配置されている。凸部641の形状は、第3方向D3における光コネクタ600の位置ずれを抑制できれば特に限定されない。本実施の形態では、凸部641の形状は、第2方向D2に幅広の凸条である。凸部641は、第2外向規制面641aを有することが好ましい。なお、凹部642が第2外向規制面641aを有する場合には、凸部641は、第2内向規制面642aを有することが好ましい。
第2外向規制面641aは、第3方向D3において外向きに配置されている平面を有する。第2外向規制面641aは、曲面でなく、平面を有することにより、他の光コネクタ600に対する第3方向D3についての位置ずれを抑制できる。第2外向規制面641aは、単数でも、複数でもよい。本実施の形態では、第2外向規制面641aは、単数である。
凹部642は、他の光コネクタ600の凸部641に係合可能な形状である。本実施の形態では、凹部642は、光コネクタ600の正面における裏側(下側)に配置されている。凹部642の形状は、第3方向D3における光コネクタ600の位置ずれを抑制できれば特に限定されない。本実施の形態では、凹部642は、光コネクタ600の正面および底面に開口した凹部である。凹部642は、第2内向規制面642aを有することが好ましい。なお、凸部641が第2内向規制面642aを有する場合には、凹部642は、第2外向規制面641aを有することが好ましい。
第2内向規制面642aは、光コネクタ600と他の光コネクタ600との間の光路に沿って見たときに第1方向D1に垂直な第2方向D2において内向きに配置されている平面を有する。第2内向規制面642aは、曲面でなく、このように平面を有することにより、他の光コネクタ600に対する第2方向D2についての位置ずれを抑制できる。第2内向規制面642aは、他の光コネクタ600の第2外向規制面641aと接触するように配置されている。
第1内向規制面643は、第2方向D2に沿って内向きに配置された平面を有する。本発明では、第1内向規制面643は、曲面でなく、このような平面を有することにより、他の光コネクタ600に対する第2方向D2についての位置ずれを抑制できる。第1内向規制面643の数は、特に限定されない。本実施の形態では、第1内向規制面643の数は2個(一対)である。また、本実施の形態では、第1内向規制面643は、第2方向D2において、第2面123を挟んで配置されている係合凸部643aの外面の一部である。
係合凸部643aは、第2方向D2における光コネクタ600の両端部であって、かつ裏面側に配置され、光コネクタ600の正面から突出した、矩形柱の形状である。本実施の形態では、第2面123を平面視したとき、係合凸部643aの内側の平面が第1内向規制面643である。また、本実施の形態では、一対の係合凸部643aは、光コネクタ600を正面視したときに、左右方向における中心を通り、第1方向D1に延在する仮想直線に対して、線対称となるように配置されている。
第1外向規制面644は、第2方向D2に沿って外向きに配置された平面を有する。第1外向規制面644は、曲面でなく、このように平面を有することにより、他の光コネクタ600に対する第2方向D2についての位置ずれを抑制できる。第1外向規制面644の数は、特に限定されない。本実施の形態では、第1外向規制面644の数は2個(一対)である。また、本実施の形態では、第1外向規制面644は、第2方向D2において、第2面123を挟んで配置されている係合凹部644aの内面の一部である。
係合凹部644aは、第2方向D2における両端部であって、かつ表面(上面)側の角に開口した凹部である。本実施の形態では、第2面123を正面視したとき、係合凹部644aの内側の平面が第1外向規制面644である。また、本実施の形態では、一対の係合凹部644aは、光コネクタ600を正面視したときに、左右方向における中心を通り、第1方向D1に延在する仮想直線に対して、線対称となるように配置されている。
(効果)
本実施の形態の光コネクタ600は、実施の形態1の光コネクタ100と同様の効果を有する。また、光コネクタ600は、表裏反転させて他の光コネクタ600と結合させることができるため、部品点数を減らすことができる。
本発明に係るフェルール、光コネクタおよび光コネクタモジュールは、光伝送体を用いた光通信に有用である。
100、200、300、400、500、600 光コネクタ
110 光伝送体
111 第1部分
112 第2部分
120、220、520、620 フェルール
121、221、521 光伝送体整列部
122 第1面
122a 第1光学面
122b 第1配置面
123 第2面
123a 第2光学面
124 光伝送体挿入部
124a 第1接触部位
124b 第2接触部位
125 支持部
126、526 整列用凹部
126a 傾斜面
126b 底面
127 接着剤溝
130、330、530 蓋
130a、530a 押圧面
130b、530b 被押圧面
226b 第1溝
330a 押圧面
330c 第2溝
526a 第1凹部
526b 第2凹部
526c 第1接触面
530c 第2接触面
531 第1蓋
532 第2蓋
641 凸部
641a 第2外向規制面
642 凹部
642a 第2内向規制面
643 第1内向規制面
643a 係合凸部
644 第1外向規制面
644a 係合凹部
G 接着剤

Claims (12)

  1. それぞれが第1方向に延在する複数の光伝送体を保持するためのフェルールであって、
    前記複数の光伝送体を前記第1方向に直交する第2方向に1列に整列させるための光伝送体整列部と、
    前記光伝送体整列部に対向するように配置された開口部と、
    前記光伝送体整列部に整列された前記複数の光伝送体の端面と対向するように配置され、前記複数の光伝送体から出射された光を入射させるか、または前記フェルールの内部を進行した光を外部に出射させるための第1面と、
    前記第1面で入射した光を外部に出射させるか、または外部からの光を入射させるための第2面と、
    前記光伝送体整列部に対して前記第1面の反対側に配置された、前記複数の光伝送体が接触可能な接触部位を含む光伝送体挿入部であって、前記第1方向および第2方向に直交する第3方向において、前記光伝送体整列部を基準とし、前記開口部側をプラス側とし、その反対側をマイナス側としたとき、前記接触部位における最も前記基準に近い部分は前記マイナス側に配置されており、前記接触部位における最も前記基準に近い部分以外の部分は前記第1面から離れるにつれて前記マイナス側に配置されている、光伝送体挿入部と、
    を有する、フェルール。
  2. 前記第3方向において前記接触部位に対向して配置され、前記光伝送体挿入部に挿入された前記複数の光伝送体を前記接触部位の反対側から支持するための支持部をさらに有する、請求項1に記載のフェルール。
  3. 前記接触部位は、前記第1面から離れるにつれて前記マイナス側に向かうように配置された傾斜面を有するか、または前記第1面から離れるにつれて前記マイナス側に向かうように配置された複数の段差面の角部を有する、請求項1に記載のフェルール。
  4. 前記第1面または前記第2面は、前記複数の伝送体と同じ数の複数の光学制御面を有する、請求項1に記載のフェルール。
  5. 複数の光伝送体と、
    前記複数の光伝送体を保持する請求項1に記載のフェルールと、
    前記複数の光伝送体に接触する押圧面で、前記光伝送体整列部に整列され、かつ前記光伝送体挿入部に接触した前記複数の光伝送体を押圧することで前記複数の光伝送体の端面の位置を前記第1面に対して調整するための蓋と、
    を有する、光コネクタ。
  6. 前記複数の光伝送体は、
    前記複数の光伝送体が1列に整列するように結合された第1部分と、
    前記第1部分よりも先端側に位置し、前記複数の光伝送体がそれぞれ分離している第2部分と、
    を有する、請求項5に記載の光コネクタ。
  7. 請求項5に記載の光コネクタの製造方法であって、
    前記複数の光伝送体を前記接触部位に接触させて傾斜した状態で支持する工程と、
    前記複数の光伝送体の端面から出射された光が前記第1面に入射するように、または前記第1面から出射された光が前記複数の光伝送体の端面に入射するように、前記蓋を前記複数の光伝送体に向かって押圧して、または前記蓋を前記第1面に向かって移動させて、前記複数の光伝送体の端面を位置合わせする工程と、
    前記光伝送体整列部に接着剤を充填する工程と、
    前記接着剤を硬化させて前記位置合わせした前記複数の光伝送体の端面の位置を固定する工程と、
    を有する、光コネクタの製造方法。
  8. 請求項5に記載の光コネクタの製造方法であって、
    前記光伝送体挿入部の背面側の開口から前記複数の光伝送体を挿入し、前記光伝送体挿入部から前記光伝送体整列部に向かうにつれて、前記プラス側に位置するように前記複数の光伝送体を前記接触部位に接触させて傾斜した状態で支持する工程と、
    前記複数の光伝送体の端面から出射された光が前記第1面に入射するように、または前記第1面から出射された光が前記複数の光伝送体の端面に入射するように、前記蓋を前記複数の光伝送体に向かって押圧して、または前記蓋を前記第1面に向かって移動させて、前記複数の光伝送体の端面を位置合わせする工程と、
    前記光伝送体整列部に接着剤を充填する工程と、
    前記接着剤を硬化させて前記位置合わせした前記複数の光伝送体の端面の位置を固定する工程と、
    を有する、光コネクタの製造方法。
  9. 請求項4に記載のフェルールと、前記複数の光伝送体に接触する押圧面で、前記光伝送体整列部に整列され、かつ前記光伝送体挿入部に接触した前記複数の光伝送体を押圧することで前記複数の光伝送体の端面の位置を前記第1面に対して調整するための蓋と、を含む光コネクタの製造方法であって、
    前記光伝送体挿入部の背面側の開口から前記複数の光伝送体を挿入し、前記光伝送体挿入部から前記光伝送体整列部に向かうにつれて、前記プラス側に位置するように前記複数の光伝送体を前記接触部位に接触させて、前記光伝送体整列部から離間した状態で支持する工程と、
    前記複数の光伝送体の端面の中心と、前記光学制御面の中心が合うように、前記蓋を前記複数の光伝送体に向かって押圧して、または前記蓋を前記第1面に向かって移動させて、前記複数の光伝送体の端面を位置合わせする工程と、
    前記光伝送体整列部に接着剤を充填する工程と、
    前記接着剤を硬化させて前記位置合わせした前記複数の光伝送体の端面の位置を固定する工程と、
    を有する、光コネクタの製造方法。
  10. 前記複数の光伝送体は、
    前記複数の光伝送体が1列に整列するように結合された第1部分と、
    前記第1部分よりも先端側に位置し、前記複数の光伝送体がそれぞれ分離している第2部分と、
    を有し、
    前記支持する工程では、前記第2部分を前記光伝送体整列部に配置し、前記第1部分を前記接触部位に接触させる、請求項7~9のいずれか一項に記載の光コネクタの製造方法。
  11. 前記複数の光伝送体の端面の位置を固定する工程の後に、前記第2部分を前記接触部位側から前記支持部側に向かって移動させる工程をさらに有する、請求項10に記載の光コネクタの製造方法。
  12. 請求項5または請求項6に記載の光コネクタを含む、光コネクタモジュール。
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