JP2024024441A - 超音波プローブ及び超音波診断装置 - Google Patents

超音波プローブ及び超音波診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる操作の負担を軽減すること。【解決手段】 実施形態に係る超音波プローブは、ハンドルと、第1入力インタフェースとを備えている。前記ハンドルは、ユーザに把持される。前記第1入力インタフェースは、前記ハンドルを把持した前記ユーザに操作される。前記第1入力インタフェースは、第1タッチパッド又は第1液晶タッチパネルを含む。【選択図】図2

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、超音波プローブ及び超音波診断装置に関する。
超音波検査には、一般に、超音波プローブと、超音波プローブに接続された装置本体とを備えた超音波診断装置が用いられている。このような超音波検査では、ユーザが超音波プローブを患者の体表にあてながら患部の超音波画像を装置本体のディスプレイ上で確認する。また、検査対象の部位の超音波画像を得るため、ユーザは、患者の体表を確認して適切な位置に超音波プローブを密着させ、ディスプレイに表示された超音波画像を視認し、適宜、装置本体の制御スイッチなどを操作する必要がある。
しかしながら、このようなユーザによる操作は、確認する箇所が多く、煩雑であることから、負担が大きい懸念がある。
特開2020-646号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、ユーザによる操作の負担を軽減することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る超音波プローブは、ハンドルと、第1入力インタフェースとを備えている。前記ハンドルは、ユーザに把持される。前記第1入力インタフェースは、前記ハンドルを把持した前記ユーザに操作される。前記第1入力インタフェースは、第1タッチパッド又は第1液晶タッチパネルを含む。
図1は、第1の実施形態に係る超音波プローブを備えた超音波診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る超音波プローブの外観の一例を示す模式図である。 図3は、第1の実施形態における動作を説明するためのシーケンス図である。 図4は、第2の実施形態に係る装置本体の前面側の外観の一例を示す模式図である。 図5は、第2の実施形態に係る装置本体の背面側の外観の一例を示す模式図である。 図6は、第2の実施形態における動作を説明するためのシーケンス図である。 図7は、第2の実施形態の変形例に係る装置本体の前面側の外観の一例を示す模式図である。 図8は、第2の実施形態の変形例に係る装置本体の背面側の外観の一例を示す模式図である。 図9は、第2の実施形態の変形例における動作を説明するためのシーケンス図である。 図10は、第2の実施形態の他の変形例に係る装置本体の前面側の外観の一例を示す模式図である。 図11は、第2の実施形態の更に他の変形例に係る装置本体の前面側の外観の一例を示す模式図である。 図12は、第2の実施形態の更に他の変形例に係る装置本体の背面側の外観の一例を示す模式図である。 図13は、各実施形態の変形例における動作を説明するためのシーケンス図である。
以下、図面を参照しながら各実施形態に係る超音波プローブ及び超音波診断装置について説明する。また、以下の説明では、異なる図面間における略同一部分に同一符号を付すことにより、重複した説明の記載を省略する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る超音波プローブを備えた超音波診断装置の構成の一例を示すブロック図である。この超音波診断装置1は、装置本体10と、超音波プローブ20とを備えている。尚、装置本体10は、ネットワークを介して外部装置と接続されてもよい。
装置本体10は、例えば、タブレット端末、或いはラップトップコンピュータに相当するコンピュータである。但し、これに限らず、装置本体10は、超音波診断専用の装置であってもよい。
装置本体10および超音波プローブ20は、互いに無線通信可能となっている。但し、これに限らず、装置本体10および超音波プローブ20は、例えば、インタフェースケーブル(IFC)等を介して有線通信可能に接続されてもよい。IFCは、データ転送機能および給電機能を有する。IFCは、例えば、Universal Serial Bus (USB)の規格に準じたケーブルに相当する。IFCは、例えば、一端に超音波プローブ20が接続され、他端にUSB端子を有する。
装置本体10は、超音波プローブ20により受信された反射波信号(後述される)に基づいて超音波画像を生成する装置である。装置本体10は、内部記憶回路110と、画像メモリ120と、第2入力インタフェース130と、ディスプレイ140と、通信インタフェース160と、処理回路170とを備える。
内部記憶回路110は、例えば、磁気的記憶媒体、光学的記憶媒体、または半導体メモリ等、プロセッサにより読み取り可能な記憶媒体等を有する。内部記憶回路110は、超音波送受信を実現するためのプログラム、および各種データ等を記憶している。これに限らず、内部記憶回路110は、後述するヘッド22の回転などに関するプログラムを更に記憶してもよい。これらのプログラムおよび各種データは、例えば、内部記憶回路110に予め記憶されていてもよい。また、プログラムおよび各種データは、例えば、非一過性の記憶媒体に記憶されて配布され、非一過性の記憶媒体から読み出されて内部記憶回路110にインストールされてもよい。また、内部記憶回路110は、第2入力インタフェース130を介して入力される操作に従い、処理回路170で生成されるBモード画像データおよび造影画像データ等を記憶する。内部記憶回路110は、記憶している画像データを、通信インタフェース160を介して外部装置等に転送することも可能である。
なお、内部記憶回路110は、CD-ROMドライブ、DVDドライブ、およびフラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であってもよい。内部記憶回路110は、記憶しているデータを可搬性記憶媒体へ書き込み、可搬性記憶媒体を介してデータを外部装置に記憶させることも可能である。
画像メモリ120は、例えば、磁気的記憶媒体、光学的記憶媒体、または半導体メモリ等、プロセッサにより読み取り可能な記憶媒体等を有する。画像メモリ120は、第2入力インタフェース130を介して入力されるフリーズ操作直前の複数フレームに対応する画像データを保存する。画像メモリ120に記憶されている画像データは、例えば、連続表示(シネ表示)される。
これら内部記憶回路110および画像メモリ120は、必ずしもそれぞれが独立した記憶装置により実現されなくてもよい。内部記憶回路110および画像メモリ120が単一の記憶装置により実現されてもよい。また、内部記憶回路110および画像メモリ120のそれぞれが複数の記憶装置により実現されてもよい。
第2入力インタフェース130は、ユーザからデータ又は指示などの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路170に出力する。例えば、第2入力インタフェース130は、マウスやキーボード、トラックボール、各種のスイッチ、ボタン、ジョイスティック、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化された液晶タッチパネル、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等により実現される。各種のスイッチは、ハードウェア及びソフトウェアのいずれで実現した場合でも、押し操作又はクリック操作に応じて動作するものであれば、ボタンと呼んでもよい。第2入力インタフェース130は、例えばバスを介して処理回路170に接続され、ユーザから入力される操作指示を電気信号へ変換し、電気信号を処理回路170へ入力する。例えば、第2入力インタフェース130は、ユーザによる所定のタッチ操作を検知すると、超音波プローブ20から受信した操作信号により選択された指示を決定する決定指示を入力してもよい。なお、第2入力インタフェース130は、マウスおよびキーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、超音波診断装置1とは別体に設けられた外部の入力機器から入力される操作指示に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路170へ出力する回路も第2入力インタフェース130の例に含まれる。
ディスプレイ140は、例えば処理回路170からの電気信号を表示出力するための液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイ等の任意のディスプレイによって実現される。ディスプレイ140は、例えば、超音波画像データに基づく超音波画像、及びユーザからの各種操作を受け付けるためのGUI等を、処理回路170からの指示に基づいて表示する。ディスプレイ140は、第2入力インタフェース130を兼ねたタッチパネル式のディスプレイでもよい。
通信インタフェース160は、無線通信を介して超音波プローブ20と接続され、超音波プローブ20との間でデータ通信を行う。但し、これに限らず、通信インタフェース160は、有線通信を介して超音波プローブ20と接続されてもよい。また、通信インタフェース160は、例えばネットワークNWを介して外部装置と接続され、外部装置との間でデータ通信を行ってもよい。
処理回路170は、例えば、超音波診断装置1の動作を制御するプロセッサである。処理回路170は、内部記憶回路110に記憶されているプログラムを実行することで、当該プログラムに対応する機能を実現する。処理回路170は、例えば、信号処理機能170aと、画像生成機能170bと、表示制御機能170cと、システム制御機能170dとを有している。
本実施形態では、単一のプロセッサによって信号処理機能170aと、画像生成機能170bと、表示制御機能170cと、システム制御機能170dとが実現される場合を説明するが、これに限定されない。例えば、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより信号処理機能170aと、画像生成機能170bと、表示制御機能170cと、システム制御機能170dとを実現しても構わない。また、各機能を実行可能な専用のハードウェア回路が組み込まれていてもよい。
信号処理機能170aは、超音波プローブ20から受け取った受信信号に基づき、Bモードデータを生成する機能である。処理回路170は、信号処理機能170aにより、例えば、超音波プローブ20から受け取った受信信号に対して包絡線検波処理、および対数圧縮処理等を施し、信号強度が輝度の明るさで表現されるデータ(Bモードデータ)を生成する。生成されたBモードデータは、2次元的な超音波走査線(ラスタ)上のBモードRAWデータとして不図示のRAWデータメモリに記憶される。
また、信号処理機能170aは、超音波プローブ20から受け取った受信信号を周波数解析することで、スキャン領域に設定されるROI(Region Of Interest:関心領域)内にある移動体のドプラ効果に基づく運動情報を抽出したデータ(ドプラ情報)を生成する機能である。生成されたドプラ情報は、2次元的な超音波走査線上のドプラRAWデータとして不図示のRAWデータメモリに記憶される。
画像生成機能170bは、信号処理機能170aにより生成されたデータに基づき、各種超音波画像データを生成する機能である。具体的には、処理回路170は、画像生成機能170bにより、例えば、RAWデータメモリに記憶されているBモードRAWデータに対してRAW-ピクセル変換、例えば、超音波プローブ20による超音波の走査形態に応じた座標変換を実行することで、ピクセルから構成されるBモード画像データを生成する。
また、処理回路170は、例えば、RAWデータメモリに記憶されているドプラRAWデータに対してRAW-ピクセル変換を実行することで、血流情報が映像化されたドプラ画像データを生成する。ドプラ画像データは、平均速度画像データ、分散画像データ、パワー画像データ、又はこれらを組み合わせた画像データである。
表示制御機能170cは、画像生成機能170bにより生成された各種超音波画像データに基づく画像をディスプレイ140に表示させる機能である。具体的には、例えば、処理回路170は、表示制御機能170cにより、Bモード画像データ、ドプラ画像データ、又はこれらの両方を含む画像データに基づく画像のディスプレイ140における表示を制御する。
より具体的には、処理回路170は、表示制御機能170cにより、例えば、超音波走査の走査線信号列を、テレビ等に代表されるビデオフォーマットの走査線信号列に変換(スキャンコンバート)し、表示用画像データを生成する。また、処理回路170は、表示用画像データに対し、ダイナミックレンジ、輝度(ブライトネス)、コントラスト、及びγカーブ補正、並びにRGB変換等の各種処理を実行してもよい。また、処理回路170は、表示用画像データに、種々のパラメータの文字情報、目盛り、ボディマーク等の付帯情報を付加してもよい。また、処理回路170は、ユーザが第2入力インタフェース130により各種指示を入力するためのユーザインタフェース(GUI:Graphical User Interface)を生成し、GUIをディスプレイ140に表示させてもよい。
システム制御機能170dは、超音波診断装置1全体の動作を統括して制御する機能である。例えば、処理回路170は、システム制御機能170dによって、超音波の送受信に関するパラメータに基づいて超音波プローブ20を制御する。また、処理回路170は、システム制御機能170dによって、超音波プローブ20から受信した操作信号に基づいて処理を実行するように、超音波診断装置1全体の動作を制御する。システム制御機能170d、処理回路170及び通信インタフェース160を備えた装置本体10は、第1入力インタフェースの操作に応じた操作信号を超音波プローブ20から受信し、当該受信した操作信号に基づいて処理を実行する装置本体の一例である。
一方、超音波プローブ20は、例えば、装置本体10からの制御に従い、被検体である生体P内のスキャン領域について超音波スキャンを実行する。
超音波プローブ20は、例えば、複数の超音波振動子が所定方向に配列された1Dリニアアレイプローブ等である。尚、超音波プローブ20は、例えば、第1の素子配列方向(エレベーション方向)と第2の素子配列方向(アジマス方向)とに沿って複数の超音波振動子が配列された2次元アレイプローブでもよい。
超音波プローブ20は、ユーザに把持されるハンドル21と、超音波を送受信するヘッド22とを備えている。ここで、ハンドル21は、第1入力インタフェース230と、バッテリー240と、通信インタフェース250とを備える。但し、第1入力インタフェース230は、ユーザがハンドル21を把持した側の指で操作可能な範囲内に配置される。このため、第1入力インタフェース230の配置は、ハンドル21の略全体が把持されるか否かに応じて異なる。例えば、ハンドル21の略全体が把持される場合には、第1入力インタフェース230は、ヘッド22上面、又はハンドル21とヘッド22とに跨がってプローブ表面に配置される。また例えば、ハンドル21の一部が把持される場合には、第1入力インタフェース230は、ハンドル21上の把持されない表面に配置される。ヘッド22は、所定方向に配列された複数の超音波振動子を有する探触部220を備える。
探触部220は、例えば、複数の超音波振動子、超音波振動子に設けられる整合層、及び超音波振動子から後方への超音波の伝搬を防止するバッキング材等を有する。超音波振動子は、駆動信号に基づいて超音波を発生し、超音波の反射波信号を受信して電気信号へ変換する。超音波振動子は、例えば、圧電振動子であり、一例として圧電セラミックにより作成される。
複数の超音波振動子は、超音波送受信回路210から供給される駆動信号に基づいて超音波を発生する。これにより、探触部220から生体Pへ超音波が送信される。探触部220から生体Pへ超音波が送信されると、送信された超音波は、生体Pの体内組織における音響インピーダンスの不連続面で次々と反射され、反射波信号として複数の超音波振動子にて受信される。受信される反射波信号の振幅は、超音波が反射される不連続面における音響インピーダンスの差に依存する。また、送信された超音波パルスが、移動している血流又は心臓壁等の表面で反射された場合の反射波信号は、ドプラ効果により、移動体の超音波送信方向の速度成分に依存して、周波数偏移を受ける。超音波振動子は、生体Pからの反射波信号を受信して電気信号に変換する。
超音波送受信回路210は、探触部220に駆動信号を供給するプロセッサである。以下では、説明の便宜上、超音波送受信回路を超音波送信回路および超音波送受信回路に分けて説明する。
超音波送信回路は、例えば、トリガ発生回路、送信遅延回路、およびパルサ回路(パルサ群)等により実現される。トリガ発生回路は、所定のレート周波数で、送信超音波を形成するためのレートパルスを繰り返して発生する。送信遅延回路は、探触部220から発生される超音波をビーム状に集束して送信指向性を決定するために必要な圧電振動子毎の遅延時間を、トリガ発生回路が発生する各レートパルスに対し与える。パルサ回路は、レートパルスに基づくタイミングで、探触部220に設けられる複数の超音波振動子へ駆動信号(駆動パルス)を印加する。送信遅延回路により各レートパルスに対し与える遅延時間を変化させることで、圧電振動子の表面からの送信方向が任意に調整可能となる。
また、超音波送信回路は、駆動信号によって、超音波の出力強度を任意に変更することができる。超音波診断装置では、出力強度を大きくすることにより、生体P内での超音波の減衰の影響を小さくすることができる。超音波診断装置は、超音波の減衰の影響を小さくすることによって、受信時において、S/N比の大きい反射波信号を取得することができる。
一般的に、超音波が生体P内を伝播すると、出力強度に相当する超音波の振動の強さ(これは、音響パワーとも称する)が減衰する。音響パワーの減衰は、吸収、散乱および反射などによって起こる。また、音響パワーの減少の度合いは、超音波の周波数および超音波の放射方向の距離に依存する。例えば、超音波の周波数を大きくすることにより、減衰の度合いは大きくなる。また、超音波の放射方向の距離が長くなるほど、減衰の度合いは大きくなる。
超音波受信回路は、探触部220が受信した反射波信号に対して各種処理を施し、受信信号を生成するプロセッサである。超音波受信回路は、探触部220によって取得された超音波の反射波信号に対する受信信号を生成する。具体的には、超音波受信回路は、例えば、プリアンプ(プリアンプ群)、A/D変換器、復調器、およびビームフォーマ(受信遅延加算回路)等により実現される。プリアンプは、探触部220が受信した反射波信号をチャネル毎に増幅してゲイン補正処理を行う。A/D変換器は、ゲイン補正された反射波信号をディジタル信号に変換する。復調器は、ディジタル信号を復調する。ビームフォーマは、例えば、復調されたディジタル信号に受信指向性を決定するのに必要な遅延時間を与えて、遅延時間が与えられた複数のディジタル信号を加算する。ビームフォーマの加算処理により、受信指向性に応じた方向からの反射成分が強調された受信信号が発生する。
第1入力インタフェース230は、図2に示すように、ハンドル21を把持したユーザに操作される第1タッチパッド231又は第1液晶タッチパネルを含んでいる。第1タッチパッド231又は第1液晶タッチパネルは、ユーザがハンドル21を把持したときに親指又は人差し指が位置するプローブ表面に配置される。第1入力インタフェース230は、ユーザの操作に応じた操作信号を生成する。操作信号は、例えば、超音波診断装置1の処理に対する指示を選択する選択信号と、当該選択した指示を決定する決定信号とのいずれかを含んでもよい。
バッテリー240は、例えば、超音波プローブ20の各部および各回路に必要な電力を供給する充電式電池及びその周辺回路である。充電式電池は、例えば、小型のリチウムイオン電池、或いはニッケル水素電池である。尚、充電式電池は、超音波プローブ20から取り外し可能でもよい。また、充電式電池に替えて充電式ではない電池を用いてもよい。
通信インタフェース250は、例えば、無線通信を介して装置本体10と接続され、装置本体10との間でデータ通信を行う。但し、これに限らず、通信インタフェース250は、有線通信を介して装置本体10と接続されてもよい。通信インタフェース250は、操作信号を有線又は無線によって送信する通信インタフェースの一例である。
次に、以上のように構成された超音波診断装置の動作について図3のシーケンス図を用いて説明する。
始めに、超音波プローブ20は、ユーザにハンドル21が把持され、ヘッド22の振動子面が生体Pの体表に密着した状態で当該ヘッド22から生体Pに対して超音波を送受信し、受信信号を装置本体10に出力する。装置本体10は、超音波プローブ20の出力に基づいて、体表上のヘッド22の位置及び角度に対応した検査面の体内組織を表現した超音波画像を生成及び表示する。
このとき、ステップS20において、超音波プローブ20は、ユーザによる第1タッチパッド231の操作により、当該操作に応じた操作信号を生成する。当該操作としては、例えば、ユーザの親指又は人差し指によるスライド操作が行われる。また、操作信号としては、例えばスライド操作に応じて、超音波診断装置1の処理に対する指示を選択する選択信号が生成される。
ステップS20の後、ステップS22において、超音波プローブ20は、当該操作信号を装置本体10に送信する。当該操作信号は、選択信号を含んでいる。
ステップS22の後、ステップS24において、装置本体10は、第1タッチパッド231の操作に応じた操作信号を超音波プローブ20から受信し、当該受信した操作信号に基づいて処理を実行する。例えば、処理回路170は、ディスプレイ140に表示された画面において、指示を選択するためのアイコン上へのカーソル移動などの処理を実行する。例えば、画面内に表示された複数のアイコンの各々は、装置本体10に対する各々の指示に対応している。各々の指示としては、例えば、モードの変更指示、ゲインの調整指示、アングルの調整指示、デプスの調整指示、フリーズの実行指示、画像の保存指示、が適宜、使用可能となっている。また、複数のアイコンのうちのいずれかは、操作の確定指示に対応させてもよい。
ステップS24の後、ステップS26において、超音波プローブ20は、ユーザによる第1タッチパッド231の操作(決定操作)により、当該操作に応じた操作信号を生成する。当該操作としては、例えば、ダブルタップ操作が行われる。また、操作信号としては、例えばダブルタップ操作に応じて、選択した指示を決定する決定信号が生成される。なお、ステップS26の決定操作は、破線で示すように、装置本体10の第2入力インタフェース130に対して実行してもよい。
ステップS26の後、ステップS28において、超音波プローブ20は、当該操作信号を装置本体10に送信する。当該操作信号は、決定信号を含んでいる。
ステップS28の後、ステップS30において、装置本体10は、第1タッチパッド231の操作に応じた操作信号を超音波プローブ20から受信し、当該受信した操作信号に基づいて処理を実行する。例えば、処理回路170は、選択した指示を示すアイコン上のカーソルをダブルクリックし、当該選択した指示を決定する。これにより、指示を選択する操作が確定される。
しかる後、処理回路170は、決定された指示に従い、処理を実行する。
上述したように第1の実施形態によれば、超音波プローブ20は、ハンドル21と、第1入力インタフェース230とを備えている。ハンドル21は、ユーザに把持される。第1入力インタフェース230は、ハンドル21を把持したユーザに操作される。従って、ユーザが超音波プローブ20のハンドル21を把持した状態で第1入力インタフェース230を操作できるので、ユーザによる操作の負担を軽減することができる。
例えば、近年、POCUS(point-of-care ultrasound)として、装置本体10がタブレット端末のように小型の端末装置の場合に、当該端末装置と、超音波プローブ20とをユーザが携帯して患者の超音波診断を行うケースがある。このとき、診断場所は患者のベッドサイドや、屋外の災害現場などのように、不特定である。一方、診断場所が設備の整った診断室ではないことから、超音波診断装置の配置や固定に制約があり、端末装置を手などで保持しながら超音波診断を行う必要が生じる場合がある。この場合、超音波プローブを患者の体表に押し当てながら、タブレット形状の端末装置を手で保持し、更に端末装置上の制御スイッチなどを操作することは困難である。また、このような操作は、ユーザの負担が大きい。このような場合でも、第1の実施形態によれば、ユーザがハンドル21を把持した状態で第1入力インタフェース230を操作できるので、操作の負担を軽減することができる。
また、第1の実施形態によれば、ハンドル21は、通信インタフェース250を備えている。第1入力インタフェース230は、ユーザの操作に応じた操作信号を生成する。通信インタフェース250は、操作信号を有線又は無線によって送信する。このように、超音波プローブ20の第1入力インタフェース230の操作に応じた操作信号を送信するので、前述同様に、ユーザによる操作の負担を軽減することができる。
また、第1の実施形態によれば、操作信号は、超音波診断装置1の処理に対する指示を選択する選択信号と、当該選択した指示を決定する決定信号とのいずれかを含んでいる。この場合、前述した効果に加え、ハンドル21を把持した手元の操作で、指示を選択する操作と、指示を決定する操作とを使い分けることができるので、一層、ユーザによる操作の負担を軽減することができる。
また、第1の実施形態によれば、第1入力インタフェース230は、第1タッチパッド231又は第1液晶タッチパネルを含んでいる。この場合、前述した効果に加え、プローブ表面の小さい面積で様々な操作が可能な第1入力インタフェース230を実装することができる。
また、第1の実施形態によれば、超音波診断装置1は、前述した超音波プローブ20と、装置本体10とを備えている。装置本体10は、第1入力インタフェース230の操作に応じた操作信号を超音波プローブ20から受信し、当該受信した操作信号に応じて処理を実行する。従って、超音波プローブ20の操作に応じて、装置本体10に処理を実行させることができるので、ユーザによる操作の負担を軽減することができる。
(変形例)
第1の実施形態は、超音波プローブ20の第1入力インタフェース230として第1タッチパッド231を用いたが、これに限定されない。例えば、超音波プローブ20の第1入力インタフェース230として、第1液晶タッチパネルを用いてもよい。この場合、前述した効果に加え、第1液晶タッチパネルに操作支援用の画面を表示することで、一層、操作の負担を軽減させることができる。
また、第1の実施形態は、超音波プローブ20が無線通信によって操作信号を送信したが、これに限定されない。例えば、超音波プローブ20は、有線通信によって操作信号を送信してもよい。この場合でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態は、超音波プローブ20が決定信号を含む操作信号を送信したが、これに限定されない。例えば、装置本体10の第2入力インタフェース130において、ユーザによる所定のタッチ操作を検知すると、操作信号により選択された指示を決定する決定指示を処理回路170に入力してもよい。この場合、例えば、超音波プローブ20側の操作によって選択信号を含む操作信号を送信し、装置本体10側のタッチ操作によって決定指示を入力するので、超音波プローブ20における第1入力インタフェース230の操作を簡素化することができる。
また、第1の実施形態では、超音波プローブ20は、ダブルタップ操作によって決定信号を含む操作信号を送信したが、これに限定されない。例えば、超音波プローブ20は、3回以上のタップ操作などのように、特別な操作によって決定信号を含む操作信号を送信してもよい。この場合でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態は、装置本体10としてタブレット端末を用いたが、これに限定されない。例えば、装置本体10としては、超音波診断専用の装置を用いてもよい。この場合でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上の第1の実施形態の変形例は、以下の各実施形態にも適用することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、超音波プローブ20からの操作信号に応じて装置本体10が処理を実行する第1の実施形態の変形例であり、装置本体10において、操作信号の有効又は無効を判定する構成を備えている。
これに伴い、装置本体10の第2入力インタフェース130は、ユーザによるタッチ操作を検知する。この第2入力インタフェース130は、当該タッチ操作を検知する第2タッチパッド及び第2液晶タッチパネルの少なくとも一方を検知面として含んでいる。以下、両方を検知面として含む例について述べるが、これに限定されない。
すなわち、第2入力インタフェース130は、図4に示すように、装置本体10の前面に配置された第2液晶タッチパネル131からなる第1の検知面を備えている。第2液晶タッチパネル131は、ユーザが装置本体10を把持した側の手hdで操作可能な範囲内に配置され且つ操作信号が有効の場合にタッチ操作される所定領域131aを含んでいてもよい。但し、所定領域131aに限らず、第2液晶タッチパネル131は、操作信号が有効の場合にタッチ操作を検知されるものであればよい。
また、第2入力インタフェース130は、図5に示すように、装置本体10の背面に配置された第2タッチパッド132からなる第2の検知面を備えている。この場合、装置本体10の背面には、装置本体10を把持した手hdを支持する支持部11を備えることが好ましい。支持部11は、例えば、装置本体10の一辺に略平行に設けられ、両端が装置本体10の背面に固着された帯状部材である。支持部11は、当該支持部11と装置本体10との間に挿入された手hdを支持している。図5中、支持部11は、装置本体10の左側の辺に略平行に設けられ、装置本体10を側方から把持する手hdを支持するが、これに限定されない。例えば、支持部11は、装置本体10の下側の辺に略平行に設けられ、装置本体10を下方から把持する手hdを支持してもよい。あるいは、支持部11は、装置本体10の右側の辺に略平行に設けられ、装置本体10を右方から把持する手hdを支持してもよい。
また、処理回路170のシステム制御機能170dは、前述した機能に加え、第2入力インタフェース130のタッチ操作が検知された期間中、超音波プローブ20からの操作信号を有効と判定する機能をもっている。システム制御機能170dは、第1判定部の一例である。
他の構成は、第1の実施形態と同様である。
次に、以上のように構成された超音波診断装置の動作について図6のシーケンス図を用いて説明する。
いま、前述同様に、超音波プローブ20は、ユーザにハンドル21が把持され、ヘッド22の振動子面が生体Pの体表に密着した状態で当該ヘッド22から生体Pに対して超音波を送受信し、受信信号を装置本体10に出力する。装置本体10は、超音波プローブ20の出力に基づいて、体表上のヘッド22の位置及び角度に対応した検査面の体内組織を表現した超音波画像を生成及び表示する。
このとき、ステップS10において、装置本体10の第2入力インタフェース130は、装置本体10を把持したユーザの手hdでタッチ操作される。装置本体10の第2入力インタフェース130は、当該ユーザによるタッチ操作を検知する。
ステップS10の後、前述同様にステップS20、S22が実行され、超音波プローブ20から操作信号が装置本体10に送信される。
ステップS22の後、ステップS23において、装置本体10の処理回路170は、第2入力インタフェース130のタッチ操作が検知された期間中、超音波プローブ20からの操作信号を有効と判定する。
ステップS23の後、ステップS24において、装置本体10は、有効と判定した操作信号に基づいて、カーソルCSを移動させる等の処理を実行する。
以下、前述同様に、ステップS26以降の処理が実行される。
上述したように第2の実施形態によれば、装置本体10の第2入力インタフェース130は、ユーザによるタッチ操作を検知する。処理回路170は、タッチ操作が検知された期間中、操作信号を有効と判定する。従って、前述した効果に加え、装置本体10は、有効な操作信号に応じて処理を実行するので、超音波プローブ20から誤った操作信号を受けた場合に、当該誤った操作信号による処理を防止することができる。
補足すると、例えば、前述したPOCUSにおいて、端末装置を手などで保持しながら操作する場合には、誤操作を生じる懸念がある。これに対し、第2の実施形態によれば、超音波プローブ20の第1タッチパッド231上で制御操作を可能とした上で、第1タッチパッド231の操作の有効/無効を制御するための仕組みを装置本体10を把持する部分に設けた構成としている。従って、このような構成によれば、第1タッチパッド231の誤操作を防ぎつつ、第1タッチパッド231の操作により装置本体10を制御することができる。また、第2の実施形態によれば、処理回路170は、タッチ操作が検知された期間中、すなわち、第2入力インタフェース130が押されている期間のみ操作信号を有効と判定するので、精度良く、第1タッチパッド231の誤操作を防止できる。
また、第2の実施形態によれば、装置本体10の第2入力インタフェース130は、タッチ操作を検知する第2タッチパッド132及び第2液晶タッチパネル131の少なくとも一方を検知面として含んでいる。この場合、前述した効果と同様の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態によれば、装置本体10の第2入力インタフェース130は、装置本体10の前面に配置された第2液晶タッチパネル131からなる第1の検知面と、装置本体10の背面に配置された第2タッチパッド132からなる第2の検知面とを備えている。この場合、装置本体10の前面又は背面のいずれかのタッチ操作によって操作信号を有効にすることができるため、より一層、ユーザによる操作の負担を軽減することができる。
(変形例)
第2の実施形態では、第2入力インタフェース130は、装置本体10の前面の第2液晶タッチパネル131内の所定領域131aと、装置本体10の背面の第2タッチパッド132との両方を含んだが、これに限定されない。例えば、第2入力インタフェース130は、装置本体10の背面の第2タッチパッド132を省略してもよい。この場合、前面の所定領域131aをタッチ操作の検出に用いることにより、第2の実施形態の効果を得ることができる。あるいは、第2入力インタフェース130は、装置本体10の前面の所定領域131aを用いなくてもよい。この場合、背面の第2タッチパッド132をタッチ操作の検出に用いることにより、第2の実施形態の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態では、第2入力インタフェース130は、装置本体10の前面の第2液晶タッチパネル131内の所定領域131aを用いたが、これに限定されない。例えば、第2入力インタフェース130は、図7に示すように、第2液晶タッチパネル131内の所定領域131aに代えて、第2液晶タッチパネル131内のアイコン133を用いてもよい。アイコン133は、ユーザが装置本体10を把持した側の手hdで操作可能な範囲内に配置される。第2入力インタフェース130は、第2液晶タッチパネル131に提示された複数のアイコン133のいずれかに対するタッチ操作を検知する。処理回路170は、タッチ操作が検知された期間中、操作信号を有効と判定する。この場合でも、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また同様に、第2の実施形態では、第2入力インタフェース130は、装置本体10の背面の第2タッチパッド132の全体を用いたが、これに限定されない。例えば、第2入力インタフェース130は、図8に示すように、第2タッチパッド132の全体に代えて、第2タッチパッド132内のアイコン133を用いてもよい。アイコン133は、ユーザが装置本体10を把持した側の手hdで操作可能な範囲内に配置される。なお、第2タッチパッド132は、複数のアイコン133の各々の位置を示す凸部134が形成されている。凸部134としては、例えば、微小な凹凸で数本のラインがアイコン133に接触又は貫通するように形成されている。但し、ラインに限らず、凸部134としては、アイコン133上に突起が形成されていてもよい。すなわち、凸部134としては、視認しにくい背面のアイコン133の配置と操作の目印とするため、ユーザが指先で触れて分かる構造であればよい。いずれにしても、第2入力インタフェース130は、第2タッチパッド132に提示された複数のアイコン133のいずれかに対するタッチ操作を検知する。処理回路170は、タッチ操作が検知された期間中、操作信号を有効と判定する。この場合でも、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、図7に示すアイコン133を備えた第2液晶タッチパネル131は、図5又は図8に示す第2タッチパッド132を備えた装置本体10に実装してもよく、背面の第2タッチパッド132がない装置本体10に実装してもよい。いずれにしても、第2入力インタフェース130は、複数のアイコン133のいずれかに対するタッチ操作を検知するので、図7に示した変形例と同様の効果を得ることができる。
また、図8に示すアイコン133を備えた第2タッチパッド132は、図4又は図7に示す第2液晶タッチパネル131を備えた装置本体10に実装してもよく、前面の第2液晶タッチパネル131がない装置本体10に実装してもよい。いずれにしても、第2入力インタフェース130は、複数のアイコン133のいずれかに対するタッチ操作を検知するので、図8に示した変形例と同様の効果を得ることができる。
また、図7及び図8に示した変形例では、アイコン133へのタッチ操作を操作信号の有効又は無効の判定に用いたが、これに限定されない。例えば、複数のアイコン133の各々は、装置本体10に対する各々の指示に対応してもよい。各々の指示としては、例えば、モードの変更指示、ゲインの調整指示、アングルの調整指示、デプスの調整指示、フリーズの実行指示、画像の保存指示、が適宜、使用可能となっている。また、複数のアイコン133のうちのいずれかは、操作の確定指示に対応させてもよい。また、複数のアイコン133の各々は、ユーザが装置本体10を把持した側の手hdで操作可能な範囲内に配置される。この変形例によれば、操作されたアイコン133に対応する指示を、超音波プローブ20からの操作信号に対応づけることが可能となる。例えば、装置本体10の処理回路170は、超音波プローブ20から受信した操作信号と、タッチ操作されたアイコン133に対応する指示とに基づいて処理を実行すればよい。この場合、例えば図9に示すように、ステップS10aにおいて、図7又は図8に示した複数のアイコン133のうち、いずれかのアイコン133がユーザの手hdでタッチ操作される。
ステップS10aの後、前述同様にステップS20、S22が実行され、超音波プローブ20から操作信号が装置本体10に送信される。
ステップS22の後、ステップS23aにおいて、装置本体10の処理回路170は、アイコン133のタッチ操作が検知された期間中、超音波プローブ20からの操作信号を有効と判定する。
ステップS23aの後、ステップS24aにおいて、装置本体10は、有効と判定した操作信号と、タッチ操作されたアイコン133に対応する指示とに基づいて、カーソルCSを移動させる等の処理を実行する。
以下、前述同様に、ステップS26以降の処理が実行される。
図7乃至図9に示した変形例によれば、いずれかのアイコン133にタッチ操作することで、誤操作を防止しつつ、当該アイコンに応じた指示を選択できるため、ユーザによる操作の負担をより一層、軽減することができる。
また、図7乃至図9に示した変形例では、操作信号を有効とする期間中、アイコン133へのタッチ操作を継続したが、これに限定されない。例えば図10に示すように、処理回路170の表示制御機能170cは、第2液晶タッチパネル131に提示された複数のアイコン133のうち、タッチ操作されたアイコン133を点灯状態に表示するようにディスプレイ140を制御してもよい。この場合、点灯状態のアイコン133は、タッチ操作の継続中と見なせるので、操作信号を有効とする期間中でも、ユーザがアイコン133から手hdを離すことができる。また、処理回路170の表示制御機能170cは、タッチ操作されたアイコン133に対応するメニューを表示するようにディスプレイ140を制御する。ここで、メニューとしては、アイコン133に対応する指示に応じた情報が表示される。例えば、モードの変更指示に対しては、Bモードやドプラモードなどの選択肢がプルダウンメニュー等で表示される。また例えば図10に示すように、ゲインの調整指示に対しては、ゲインを調整するためのスライドバー135が表示される。すなわち、メニューとしては、例えば、変更指示に対しては選択肢の情報が表示され、調整指示に対してはスライドバー135が表示される。処理回路170及び表示制御機能170cは、表示制御部の一例である。
また、図7乃至図10に示した変形例では、アイコン133を用いたが、これに限定されない。例えば、第2入力インタフェース130は、アイコン133に代えて、物理スイッチであるボタンを用いてもよい。
例えば、図7に示した変形例では、第2入力インタフェース130は、装置本体10の前面の第2液晶タッチパネル131内のアイコン133を用いたが、これに限定されない。例えば、第2入力インタフェース130は、図11に示すように、アイコン133に代えて、第2液晶タッチパネル131外のボタン136を用いてもよい。ボタン136は、ユーザが装置本体10を把持した側の手hdで操作可能な範囲内に配置され、ユーザに操作される物理スイッチである。第2入力インタフェース130は、ボタン136に対するユーザの操作を検知する。処理回路170のシステム制御機能170dは、ボタン136の操作が検知された期間中、操作信号を有効と判定する。処理回路170及びシステム制御機能170dは、第2判定部の一例である。この場合でも、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また同様に、第2の実施形態では、第2入力インタフェース130は、装置本体10の背面の第2タッチパッド132内のアイコン133を用いたが、これに限定されない。例えば、第2入力インタフェース130は、図12に示すように、第2タッチパッド132に代えて、物理スイッチである複数のボタン136を用いてもよい。複数のボタン136は、ユーザが装置本体10を把持した側の手hdで操作可能な範囲内に配置される。第2入力インタフェース130は、前述同様に、複数のボタン136のいずれかに対する操作を検知する。処理回路170は、ボタン136の操作が検知された期間中、操作信号を有効と判定する。この場合でも、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、図11及び図12に示した変形例では、ボタン136への操作を操作信号の有効又は無効の判定に用いたが、これに限定されない。例えば、複数のボタン136の各々は、装置本体10に対する各々の指示に対応してもよい。また、装置本体10の処理回路170は、超音波プローブ20から受信した操作信号と、操作されたボタン136に対応する指示とに基づいて処理を実行してもよい。この場合、いずれかのボタン136を操作することで、誤操作を防止しつつ、当該ボタン136に応じた指示を選択できるため、ユーザによる操作の負担をより一層、軽減することができる。
また、図10に示した変形例では、アイコン133を点灯状態にしたが、これに限らず、ボタン136を点灯状態としてもよい。この場合でも、図10に示した変形例と同様の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態及び変形例では、第2入力インタフェース130へのタッチ操作、アイコン操作又はボタン操作を用いたが、これに限定されない。例えば、第2入力インタフェース130への音声入力を用いてもよい。すなわち、第2入力インタフェース130は、操作信号の有効又は無効を示す音声信号が入力される。第2入力インタフェース130は、音声入力部の一例である。また、処理回路170のシステム制御機能170dは、音声信号に基づいて、当該操作信号を有効又は無効と判定する。処理回路170及びシステム制御機能170dは、第3判定部の一例である。この場合、例えば図13に示すように、ステップS10bにおいて、第2入力インタフェース130は、ユーザの発声をマイクで集音することで、操作の有効又は無効を表す音声信号を処理回路170に入力する。処理回路170は、音声信号に応じて、操作の有効又は無効を設定する。
ステップS10bの後、前述同様にステップS20、S22が実行され、超音波プローブ20から操作信号が装置本体10に送信される。
ステップS22の後、ステップS23bにおいて、装置本体10の処理回路170は、ステップS10bの設定内容に応じて、超音波プローブ20からの操作信号を有効と判定する。
ステップS23aの後、ステップS24aにおいて、装置本体10は、有効と判定した操作信号と、タッチ操作されたアイコン133に対応する指示とに基づいて、カーソルCSを移動させる等の処理を実行する。
以下、前述同様に、ステップS26以降の処理が実行される。
図13に示した変形例によれば、操作信号の有効又は無効を音声入力することで、誤操作を防止しつつ、当該操作信号に応じた処理を実行できるため、ユーザによる操作の負担をより一層、軽減することができる。
また、図13に示した変形例では、音声入力を操作の有効又は無効の判定に用いたが、これに限定されない。例えば、音声入力に応じた指示と、操作信号とに基づいて処理を実行してもよい。この場合、誤操作を防止しつつ、当該音声入力に応じた指示を選択及び実行できるため、ユーザによる操作の負担をより一層、軽減することができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、ユーザによる操作の負担を軽減することができる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサはメモリに保存されたプログラムを読み出して実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、プログラムがメモリに保存される代わりに、当該機能がプロセッサの回路内に論理回路として直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 超音波診断装置
10 装置本体
20 超音波プローブ
21 ハンドル
22 ヘッド
110 内部記憶回路
120 画像メモリ
130 第2入力インタフェース
131 第2液晶タッチパネル
131a 所定領域
132 第2タッチパッド
133 アイコン
134 凸部
135 スライドバー
136 ボタン
140 ディスプレイ
160,250 通信インタフェース
170 処理回路
170a 信号処理機能
170b 画像生成機能
170c 表示制御機能
170d システム制御機能
210 超音波送受信回路
220 探触部
230 第1入力インタフェース
231 第1タッチパッド
240 バッテリー

Claims (15)

  1. ユーザに把持されるハンドルと、
    前記ハンドルを把持した前記ユーザに操作される第1入力インタフェースと
    を備え、
    前記第1入力インタフェースは、第1タッチパッド又は第1液晶タッチパネルを含む、
    超音波プローブ。
  2. 前記ハンドルは、通信インタフェースを備えており、
    前記第1入力インタフェースは、前記ユーザの操作に応じた操作信号を生成し、
    前記通信インタフェースは、前記操作信号を有線又は無線によって送信する、請求項1に記載の超音波プローブ。
  3. 前記操作信号は、超音波診断装置の処理に対する指示を選択する選択信号と、前記選択した指示を決定する決定信号とのいずれかを含む、請求項2に記載の超音波プローブ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の超音波プローブと、
    前記第1入力インタフェースの操作に応じた操作信号を前記超音波プローブから受信し、当該受信した操作信号に基づいて処理を実行する装置本体と
    を備えた超音波診断装置。
  5. 前記装置本体は、
    前記ユーザによる所定のタッチ操作を検知すると、前記操作信号により選択された指示を決定する決定指示を入力する第2入力インタフェース、を備えた請求項4に記載の超音波診断装置。
  6. 前記装置本体は、
    前記ユーザによるタッチ操作を検知する第2入力インタフェースと、
    前記タッチ操作が検知された期間中、前記操作信号を有効と判定する第1判定部と
    を備えた請求項4に記載の超音波診断装置。
  7. 前記第2入力インタフェースは、前記タッチ操作を検知する第2タッチパッド及び第2液晶タッチパネルの少なくとも一方を検知面として含む、請求項6に記載の超音波診断装置。
  8. 前記第2入力インタフェースは、前記装置本体の前面に配置された前記第2液晶タッチパネルからなる第1の検知面と、前記装置本体の背面に配置された前記第2タッチパッドからなる第2の検知面とを備えた、請求項7に記載の超音波診断装置。
  9. 前記第2入力インタフェースは、前記検知面に提示された複数のアイコンのいずれかに対するタッチ操作を検知し、
    前記複数のアイコンの各々は、前記装置本体に対する各々の指示に対応し、
    前記装置本体は、前記受信した操作信号と、前記タッチ操作されたアイコンに対応する指示とに基づいて処理を実行する、請求項7に記載の超音波診断装置。
  10. 前記複数のアイコンは、前記ユーザが前記装置本体を把持した側の手で操作可能な範囲内に配置される、請求項9に記載の超音波診断装置。
  11. 前記第2タッチパッドは、前記複数のアイコンの各々の位置を示す凸部が形成された、請求項9に記載の超音波診断装置。
  12. 表示制御部を備え、
    前記第2入力インタフェースは、前記複数のアイコンを提示した前記第2液晶タッチパネルを含み、
    前記表示制御部は、前記タッチ操作されたアイコンを点灯状態に表示するようにディスプレイを制御する、
    請求項9に記載の超音波診断装置。
  13. 前記表示制御部は、前記タッチ操作されたアイコンに対応するメニューを表示するようにディスプレイを制御する、
    請求項12に記載の超音波診断装置。
  14. 前記装置本体は、
    前記ユーザに操作される物理スイッチと、
    前記物理スイッチの操作が検知された期間中、前記操作信号を有効と判定する第2判定部と
    を備えた請求項4に記載の超音波診断装置。
  15. 前記装置本体は、
    前記操作信号の有効又は無効を示す音声信号を入力する音声入力部と、
    前記音声信号に基づいて、前記操作信号を有効又は無効と判定する第3判定部と
    を備えた請求項4に記載の超音波診断装置。
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