JP2024020336A - データ伝送方法、通信デバイス、及び通信システム - Google Patents

データ伝送方法、通信デバイス、及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】端末デバイスが記憶する非公衆ネットワーク(NPN)のシステム情報の有効性を正しく判断するデータ伝送方法、通信デバイス及び通信システムを提供する。【解決手段】端末デバイスは、無線アクセス・ネットワーク・デバイスによりブロードキャストされた第1のシステム情報を受信する。第1のシステム情報はNPN識別情報リストと第1の関連情報とを含み、NPN識別情報リストは少なくとも1つのNPN識別情報を含む。NPN識別情報リスト内の第1のNPN識別情報が、端末デバイスに記憶されている第2のNPN識別情報と同一であり、第1の関連情報が、端末デバイスに記憶されている第2の関連情報と同一である場合に、端末デバイスは、第2のNPN識別情報と第2の関連情報とを含む第2のシステム情報は有効であると判断する。【選択図】図1

Description

[0002] 技術分野
本願は、通信技術の分野に関連し、具体的にはデータ伝送方法、通信デバイス、及び通信システムに関連する。
[0003] 非公衆ネットワーク(non-public network, NPN)又はプライベート・ネットワークは、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(third generation partnership project, 3GPP)の第5世代(5th generation, 5G)移動通信規格で議論されているネットワークである。従来のセルラー・ネットワークとは異なり、NPNは、特定の権利を有する一部のユーザーのアクセスを許容するだけである。NPNは、スタンドアロンNPN(standalone NPN, SNPN)と非スタンドアロン(non-standalone) NPNに分類される。非スタンドアロンNPNは、公衆ネットワーク統合型NPN (public network integrated NPN, PNI-NPN)とも呼ばれる。スタンドアロンNPNでは、NPNと公衆陸上移動体ネットワーク(public land mobile network, PLMN)はそれぞれ、スタンドアロン無線アクセス・ネットワーク(radio access network, RAN)とスタンドアロン・コア・ネットワーク(core net, CN)とを有する。ネットワーク要素は、NPNのコア・ネットワークとPLMNのコア・ネットワークとの間で、非3GPP相互運用機能(non-3GPP interworking function, N3IWF)を使用することによって接続される。具体的には、スタンドアロンNPNとPLMNのユーザー・プレーン間、及びスタンドアロンNPNとPLMNの制御プレーン間のネットワーキングを実現するために、N3IWFが使用される可能性がある。
[0004] ユーザー装置(user equipment, UE)の移動に起因して、端末デバイスがネットワーク間でハンドオーバーされるシナリオが存在する。例えば、端末デバイスは、最初にオリジナル・ネットワークに位置しており、次いでターゲット・ネットワークに移動する。ターゲット・ネットワークにおけるプロトコル・データ・ユニット(protocol data unit, PDU)セッションの継続性を保証するために、端末デバイスがターゲット・ネットワークへハンドオーバーされた後、ターゲット・ネットワークにおけるPDUセッションが再確立されることを必要とする。
[0005] また、1つのアクセス・ネットワークで異なるネットワークのセルを設定するために、現在、共有されるアクセス・ネットワーク(shared-access network)が、通信システムで使用される。端末デバイスは、1つの共有アクセス・ネットワークを介して異なるネットワークにアクセスすることができ、例えば、異なるPLMN識別子(identifier, ID)を有するネットワークにアクセスすることができる。しかしながら、スタンドアロンNPNシナリオと共有アクセス・ネットワーク・シナリオにおいては、端末デバイスがオリジナル・ネットワークのセルからターゲット・ネットワークのセルへ移動する場合に、比較的少量のパケット損失あるいは全くないパケット損失にさえ基づいて、オリジナル・ネットワークのデータをターゲット・ネットワークへ転送する仕方が、多くの注目を集める研究動向になりつつある。
[0006] 本願の実施形態は、データ伝送方法、通信デバイス、及び通信システムを提供し、共有アクセス・ネットワーク・シナリオにおける異なるネットワーク間のデータ転送プロセスにおける深刻なパケット損失によって引き起こされるサービス不連続性の問題を解決する。
[0007] 第1態様によれば、データ伝送方法が提供される。本方法は:第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報と第1原因情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップであって、前記第1指示情報は、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝達されるべき転送データを有していることを示すために使用され、前記第1原因情報は、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用され、前記転送データは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの一方は第1ネットワーク及び第2ネットワークにより共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに属しており、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスと前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間に第1インターフェースが存在し、前記第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信と制御プレーン・データ通信を実行するように構成されている、ステップ;
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第1情報を受信するステップであって、前記第1情報は、データ転送経路のために前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより設定されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、前記データ転送経路は前記転送データ情報を伝達するように構成されている、ステップ;及び
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1情報に基づいて、前記転送データ情報を前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップを含む。
[0008] 第1態様に関し、第1態様の一部の実装において、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップは:
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1アクセス移動管理機能ネットワーク要素AMFから送信された第1要求メッセージを受信するステップであって、前記第1要求メッセージは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが前記転送データを有しているかどうかを問い合わせるために使用され、前記第1AMFは前記第1ネットワークにおけるAMFである、ステップ;及び
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1要求メッセージに基づいて、前記第1指示情報を前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップを含む。
[0009] 第1態様に関し、第1態様の一部の実装において、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップは:
第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第2要求メッセージを受信するステップであって、前記第2要求メッセージは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスに関する前記端末デバイスのコンテキストを問い合わせるために使用される、ステップ;及び
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第2要求メッセージに基づいて、前記第1指示情報を前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップを含む。
[0010] 第1態様に関し、第1態様の一部の実装において、前記第1ネットワークはスタンドアロン非公衆ネットワークSNPNであり、前記第2ネットワークは公衆陸上移動体ネットワークPLMNであり;
前記第1ネットワークはPLMNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;
前記第1ネットワークはPNI-NPNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;又は
前記第1ネットワークはSNPNであり且つ前記第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0011] 第1態様に関し、第1態様の一部の実装において、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1情報に基づいて、前記転送データ情報を前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップは:
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記インターフェースを介して、前記転送データ情報を前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップを含む。
[0012] 第1態様に関し、第1態様の一部の実装において、前記第1要求メッセージ及び前記第2要求メッセージは、以下の情報:
前記第1要求メッセージを送信する理由、前記端末デバイスが移動した後の前記端末デバイスの位置情報、前記端末デバイスが移動する前の前記端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び前記端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを含む。
[0013] 第1態様に関し、第1態様の一部の実装において、前記第1指示情報は、以下の情報:
プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフロー間のマッピング・リスト、DRBにおけるデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因、のうちの少なくとも1つを含む。
[0014] データ転送原因は、以下のもの:端末デバイスのネットワークを越える移動、端末デバイスのネットワークを越えるハンドオーバー、端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル再選択、又は端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル選択、のうちの少なくとも1つを含む可能性があることは、理解されるべきである。
[0015] 第1態様に関し、第1態様の一部の実装において、前記第1指示情報は、更に、前記転送データが、前記第1インターフェースを介して前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより転送されることが可能であることを示すために使用される。
[0016] 第2態様によれば、データ伝送方法が提供される。本方法は:第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第1指示情報と第1原因情報を受信するステップであって、前記第1指示情報は、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝達されるべき転送データを有していることを示すために使用され、前記第1原因情報は、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用され、前記転送データは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの一方は第1ネットワーク及び第2ネットワークにより共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに属しており、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスと前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間に第1インターフェースが存在し、前記第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信と制御プレーン・データ通信を実行するように構成されている、ステップ;
前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1指示情報に基づいて第1情報を前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップであって、前記第1情報は、データ転送経路のために前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより設定されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、前記データ転送経路は前記転送データ情報を伝達するために使用される、ステップ;及び
前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された前記転送データを受信するステップを含む。
[0017] 第2態様に関し、第2態様の一部の実装において、本方法は:
前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記端末デバイスにより送信された第1メッセージを受信するステップであって、前記第1メッセージは、前記端末デバイスが前記第2ネットワークへ移動する前に前記端末デバイスが位置していた前記第1ネットワークの位置情報を示すために使用される、ステップ;及び
前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1メッセージに基づいて第2要求メッセージを前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップであって、前記第2要求メッセージは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスに関する前記端末デバイスのコンテキストを問い合わせるために使用される、ステップを更に含む。
[0018] 第2態様に関し、第2態様の一部の実装において、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1指示情報に基づいて第1情報を前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップは:
前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記インターフェースを介して、前記第1情報を前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ直接的に送信するステップを含む。
[0019] 第2態様に関し、第2態様の一部の実装において、前記第2要求メッセージは、以下の情報:
前記第1要求メッセージを送信する理由、前記端末デバイスが移動した後の前記端末デバイスの位置情報、前記端末デバイスが移動する前の前記端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び前記端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを更に含む。
[0020] 第2態様に関し、第2態様の一部の実装において、前記第1ネットワークはSNPNであり、前記第2ネットワークはPLMNであり;
前記第1ネットワークはPLMNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;
前記第1ネットワークはPNI-NPNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;又は
前記第1ネットワークはSNPNであり且つ前記第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0021] 第2態様に関し、第2態様の一部の実装において、前記第1指示情報は、以下の情報:
プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフロー間のマッピング・リスト、DRBにおけるデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因、のうちの少なくとも1つを含む。
[0022] データ転送原因は、以下のもの:端末デバイスのネットワークを越える移動、端末デバイスのネットワークを越えるハンドオーバー、端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル再選択、又は端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル選択、のうちの少なくとも1つを含む可能性があることは、理解されるべきである。
[0023] 第3態様によれば、データ伝送方法が提供される。本方法は:第1AMFが、端末デバイスから送信された第2メッセージを受信するステップであって、前記第2メッセージは、前記端末デバイスが移動する前に前記端末デバイスが位置していた前記第1ネットワークの位置情報と、前記端末デバイスが移動した後に前記端末デバイスが位置する前記第2ネットワークの位置情報とを含み、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、前記第1AMFは前記第1ネットワークにおけるAMFである、ステップ;及び
前記第1AMFが、前記第2メッセージに基づいて第1要求メッセージを第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップであって、前記第1要求メッセージは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが転送データを有しているかどうかを問い合わせるために使用され、前記転送データは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスは第1ネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイスである、ステップを含む。
[0024] 第3態様に関し、第3態様の一部の実装において、前記第1ネットワークはSNPNであり、前記第2ネットワークはPLMNであり;
前記第1ネットワークはPLMNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;
前記第1ネットワークはPNI-NPNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;又は
前記第1ネットワークはSNPNであり且つ前記第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0025] 第3態様に関し、第3態様の一部の実装において、前記第1要求メッセージは、以下の情報:
前記第1要求メッセージを送信する理由、前記端末デバイスが移動した後の前記端末デバイスの位置情報、前記端末デバイスが移動する前の前記端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び前記端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを含む。
[0026] 第3態様に関し、第3態様の一部の実装において、前記第2メッセージは、以下の情報:
前記端末デバイスが前記第2メッセージを前記第1AMFへ送信する理由、前記端末デバイスが移動した後の前記端末デバイスの位置情報、前記端末デバイスが移動する前の前記端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、前記第1ネットワークのPDUセッションを設定する理由、前記第1ネットワークの前記PDUセッションのタイプ、及び前記端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを更に含む。
[0027] 第3態様に関し、第3態様の一部の実装において、前記第1指示情報は、以下の情報:
プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフロー間のマッピング・リスト、DRBにおけるデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因、のうちの少なくとも1つを含む。
[0028] データ転送原因は、以下のもの:端末デバイスのネットワークを越える移動、端末デバイスのネットワークを越えるハンドオーバー、端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル再選択、又は端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル選択、のうちの少なくとも1つを含む可能性があることは、理解されるべきである。
[0029] 第4態様によれば、データ伝送方法が提供される。本方法は:第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報と第1原因情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップであって、前記第1指示情報は、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝達されるべき転送データを有していることを示すために使用され、前記第1原因情報は、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用され、前記転送データは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの一方は第1ネットワーク及び第2ネットワークにより共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに属しており、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスと前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間に第1インターフェースが存在し、前記第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信を実行するように構成されている、ステップ;前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第1情報を受信するステップであって、前記第1情報は、データ転送経路のために前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより設定されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、前記データ転送経路は前記転送データ情報を伝達するように構成されている、ステップ;及び前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1情報に基づいて、前記転送データを前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップを含む。
[0030] 第4態様に関し、第4態様の一部の実装において、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップは:
第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報を第1AMFへ送信するステップ;次いで、第1AMFが、第1指示情報を、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ、非3GPPインターワーキング機能N3IWFと端末デバイスを介して転送するステップであって、前記N3IWFは、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの間の制御プレーン・データ伝送とユーザー・プレーン・データ伝送のために使用され、ステップ;又は
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1指示情報を第1AMFへ送信するステップ;次いで、第1AMFが、第1指示情報を、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ、N3IWFと前記端末デバイスと第2AMFとを介して転送するステップであって、前記N3IWFは、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの間の制御プレーン・データ伝送とユーザー・プレーン・データ伝送のために使用され、前記第2AMFは前記第2ネットワークにおけるAMFである、ステップ;を含む。
[0031] 第4態様に関し、第4態様の一部の実装において、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1情報に基づいて、前記転送データを前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップは:
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記転送データを前記第1AMFへ送信するステップ;次いで、前記第1AMFが、前記転送データを、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ、N3IWFと前記端末デバイスとを介して転送するステップ;又は
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記転送データを前記第1AMFへ送信するステップ;次いで、前記第1AMFが、前記転送データを、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ、N3IWFと前記端末デバイスと第2AMFとを介して転送するステップであって、前記第2AMFは前記第2ネットワークにおけるAMFである、ステップ;を含む。
[0032] 第4態様に関し、第4態様の一部の実装において、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップは:
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1AMFから送信された第1要求メッセージを受信するステップであって、前記第1要求メッセージは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが前記転送データを有しているかどうかを問い合わせるために使用される、ステップ;及び
前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1要求メッセージに基づいて、前記第1指示情報を前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップを含む。
[0033] 第4態様に関し、第4態様の一部の実装において、前記第1ネットワークはスタンドアロン非公衆ネットワークSNPNであり、前記第2ネットワークは公衆陸上移動体ネットワークPLMNであり;
前記第1ネットワークはPLMNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;
前記第1ネットワークはPNI-NPNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;又は
前記第1ネットワークはSNPNであり且つ前記第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0034] 第4態様に関し、第4態様の一部の実装において、前記第1要求メッセージ及び前記第2要求メッセージは、以下の情報:
前記第1要求メッセージを送信する理由、前記端末デバイスが移動した後の前記端末デバイスの位置情報、前記端末デバイスが移動する前の前記端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び前記端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを含む。
[0035] 第4態様に関し、第4態様の一部の実装において、前記第1指示情報は、以下の情報:
プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフロー間のマッピング・リスト、DRBにおけるデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因、のうちの少なくとも1つを含む。
[0036] データ転送原因は、以下のもの:端末デバイスのネットワークを越える移動、端末デバイスのネットワークを越えるハンドオーバー、端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル再選択、又は端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル選択、のうちの少なくとも1つを含む可能性があることは、理解されるべきである。
[0037] 第4態様に関し、第4態様の一部の実装において、前記第1指示情報は、更に、前記転送データが、前記第1インターフェースを介して前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより転送されることが可能であることを示すために使用される。
[0038] 第5態様によれば、データ伝送方法が提供される。本方法は:第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第1指示情報と第1原因情報を受信するステップであって、前記第1指示情報は、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝達されるべき転送データを有していることを示すために使用され、前記第1原因情報は、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用され、前記転送データは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの一方は第1ネットワーク及び第2ネットワークにより共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに属しており、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスと前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間に第1インターフェースが存在し、前記第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信を実行するように構成されている、ステップ;
前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1指示情報に基づいて第1情報を前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップであって、前記第1情報は、データ転送経路のために前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより設定されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、前記データ転送経路は前記転送データを伝達するために使用される、ステップ;及び
前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された前記転送データを受信するステップを含む。
[0039] 第5態様に関し、第5態様の一部の実装において、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1指示情報に基づいて第1情報を前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップは:
前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1情報を前記端末デバイスへ送信するステップ;次いで、前記端末デバイスが、前記第1情報を、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ、N3IWFと第1AMFとを介して転送するステップであって、前記N3IWFは、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの間の制御プレーン・データ伝送とユーザー・プレーン・データ伝送のために使用され、前記第1AMFは前記第1ネットワークにおけるAMFである、ステップ;又は
前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、前記第1情報を前記AMFへ送信するステップ;次いで、前記第2AMFが、前記第1情報を、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ、前記端末デバイスとN3IWFと第1AMFとを介して転送するステップであって、前記N3IWFは、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの間の制御プレーン・データ伝送とユーザー・プレーン・データ伝送のために使用され、前記第2AMFは前記第2ネットワークにおけるAMFである、ステップを含む。
[0040] 第5態様に関し、第5態様の一部の実装において、前記第1ネットワークはSNPNであり、前記第2ネットワークはPLMNであり;
前記第1ネットワークはPLMNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;
前記第1ネットワークはPNI-NPNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;又は
前記第1ネットワークはSNPNであり且つ前記第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0041] 第5態様に関し、第5態様の一部の実装において、前記第1指示情報は、以下の情報:
プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフロー間のマッピング・リスト、DRBにおけるデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因、のうちの少なくとも1つを含む。
[0042] データ転送原因は、以下のもの:端末デバイスのネットワークを越える移動、端末デバイスのネットワークを越えるハンドオーバー、端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル再選択、又は端末デバイスによって実行されるネットワークを越えるセル選択、のうちの少なくとも1つを含む可能性があることは、理解されるべきである。
[0043] 第6態様によれば、データ伝送方法が提供される。本方法は:前記第1AMFが、第1要求メッセージを第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップであって、前記第1要求メッセージは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝達されるべき転送データを有しているかどうかを問い合わせるために使用され、前記転送データは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は前記端末デバイスにより送信され前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの一方は第1ネットワーク及び第2ネットワークにより共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスであり、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに属しており、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスと前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間に第1インターフェースが存在し、前記第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信を実行するように構成されている、ステップ;
前記第1AFMが、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第1指示メッセージを受信するステップであって、前記第1指示メッセージは、前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスが前記転送データを有していることを示すために使用される、ステップ;
第1AMFが、第1指示情報を、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ、N3IWFと第2AMFと端末デバイスとを介して転送するステップ;
前記第1AFMが、前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第1情報を、前記端末デバイスと前記N3IWFとを介して受信するステップであって、前記第1情報は、データ転送経路のために前記第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより設定されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、前記データ転送経路は前記転送データ情報を伝達するために使用される、ステップ;及び
前記第1AMFが、前記第1情報を前記第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するステップを含む。
[0044] 第6態様に関し、第6態様の一部の実装において、前記第1ネットワークはSNPNであり、前記第2ネットワークはPLMNであり;
前記第1ネットワークはPLMNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;
前記第1ネットワークはPNI-NPNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;又は
前記第1ネットワークはSNPNであり且つ前記第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0045] 第6態様に関し、第6態様の一部の実装において、前記第1要求メッセージは、以下の情報:
前記第1要求メッセージを送信する理由、前記端末デバイスが移動した後の前記端末デバイスの位置情報、前記端末デバイスが移動する前の前記端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び前記端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを含む。
[0046] 第7態様によれば、データ伝送方法が提供される。データ伝送方法は、端末デバイスが第1ネットワークのセルから第2ネットワークのセルへ移動した後に、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、転送データを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝達するプロセスに適用可能である。第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ第1ネットワークと第2ネットワークに属する。第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び第2アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの一方は第1ネットワーク及び第2ネットワークにより共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスである。第1ネットワークと第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間に第1インターフェースが存在する。第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信及び/又は制御プレーン・データ通信を実行するように構成されている。転送データは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータである。
本方法は、端末デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスのセルへ移動することを自立的に決定した後に、端末デバイスが、N3IWFに対して、NASシグナリングを伝送するように構成されるIPsecトンネルを確立するように要求するステップ;端末デバイスが、PDUセッション確立要求メッセージを第1AMFへ送信するステップであって、第1AMFは第1ネットワークにおけるAMFである、ステップ;第1AMFが、PDUセッション確立要求メッセージをN3IWFへ送信するステップ;N3IWFが、PDUセッション確立要求メッセージに基づいて、PDUセッションのためにIPsecトンネルを確立することを決定するステップ;N3IWFが、PDUセッション確立要求メッセージを端末デバイスへ送信し、IPsecトンネルを確立するように端末デバイスに指示するステップ;前記端末デバイスが、PDUセッション確立要求メッセージを第2AMFへ送信するステップ;第2AMFが、PDUセッション確立要求メッセージに基づいて、第2アクセス・ネットワーク・デバイス、第2UPF、又は端末デバイスのような要素に対して、PUDセッションの対応するベアラを設定するように指示するステップ;第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、端末デバイスのPDUセッション・リソース(例えば、DRBリソース又はSRBリソース)を設定するステップ;及びそれに対応して端末デバイスに通知するパラメータを設定するステップであって、端末デバイスは、対応するPDUセッション・リソース(例えば、DRBリソース又はSRBリソース)を用いて設定されるステップを含む。
[0047] 端末デバイスがPDUセッション確立要求メッセージを第2AMFへ送信し、第2AMFが、PDUセッション確立要求メッセージに基づいて、第2アクセス・ネットワーク・デバイス、第2UPF、又は端末デバイスのような要素に対して、PDUセッションの対応するベアラ・リソースを設定するように指示するプロセスは、端末デバイスが、N3IWFに、NASシグナリングを送信するように構成されるIPsecトンネルを確立するように要求する前に実行されてもよいことが理解されるべきである。
[0048] PDUセッション確立要求メッセージは、PDUセッション識別子、QFI、DRB識別子、PDUセッション/QoSフロー/DRBリソース及びIPsecトンネルを確立する理由、及びPDUセッションのタイプ、のような情報を含んでもよいことが理解されるべきである。更に、データ転送がDRBの粒度で実行される場合、PDUセッション確立要求メッセージは、DRBの粒度で転送するデータに関する情報を更に含んでもよい。
[0049] 例えば、PDUセッション確立要求メッセージが異なるネットワーク要素間で送信される場合、PDUセッション確立要求メッセージは、異なるメッセージ・タイプのものである可能性がある。例えば、端末デバイスから第1AMFへ送信されるPDUセッション確立要求メッセージは、具体的には、PDUセッション確立要求メッセージ/初期UEメッセージ/UL情報転送メッセージ等で搬送されてもよく、第1AMFからN3IWFへ送信されるPDUセッション確立要求メッセージは、PDUリソース設定要求/初期UEコンテキスト設定メッセージ等であってもよく、N3IWFにより端末デバイスへ送信されるPDUセッション確立要求メッセージは、IKE_creat_child_SA要求メッセージ等であってもよく、端末デバイスにより第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信されるPDUセッション確立要求メッセージは、具体的にはUL情報転送メッセージ等であってもよい。様々な特定のタイプの前述の全てメッセージが、PDUセッション又はIPsecトンネルを確立するために使用されてもよいことが理解されるべきであり、メッセージは、PDUセッション識別子、QFI、DRB識別子、PDUセッション/QoSフロー/DRBリソース及びIPsecトンネルを確立する理由、PDUセッションのタイプ、及びDRBの粒度で転送するデータに関する情報、のような情報を運んでもよい。
[0050] 端末デバイスがPDUセッション確立要求メッセージを第2AMFへ送信するプロセスは以下のようなものであってもよいことが更に理解されるべきである:端末デバイスがPDUセッション確立要求メッセージを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信した後に、第2アクセス・ネットワーク・デバイスがPDUセッション確立要求メッセージを第2AMFへ転送する。第2AMFはPDUセッション確立要求メッセージを構文解析し、構文解析されたメッセージを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、構文解析されたメッセージに基づいて、端末デバイスの対応するPDUセッションのためのベアラ・リソースを設定する。
[0051] 第8態様によれば、データ伝送のための通信システムが提供される。通信システムは、少なくとも1つの端末デバイスと、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと、第2アクセス・ネットワーク・デバイスと、第1AMFとを含む。第1アクセス・ネットワーク・デバイスは第1態様の任意の実装による方法を実行するように構成され、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは第2態様の任意の実装による方法を実行するように構成され、第1AMFは第3態様の任意の実装による方法を実行するように構成される。
[0052] 第9態様によれば、データ伝送のための通信システムが提供される。通信システムは、少なくとも1つの端末デバイスと、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと、第2アクセス・ネットワーク・デバイスと、第1AMFとを含む。第1アクセス・ネットワーク・デバイスは第4態様の任意の実装による方法を実行するように構成され、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは第5態様の任意の実装による方法を実行するように構成され、第1AMFは第6態様の任意の実装による方法を実行するように構成される。
[0053] 第10態様によれば、アクセス・ネットワーク・デバイスが提供される。アクセス・ネットワーク・デバイスは第1態様若しくは第2態様の任意の実装、又は第4態様若しくは第5態様の任意の何れかの実装による方法を実行するように構成されたモジュールを含む。
[0054] 第11態様によれば、AMFデバイスが提供される。AMF装置は第3態様又は第6態様の任意の実装による方法を実行するように構成されたモジュールを含む。
[0055] 第12態様によれば、データ伝送のための通信デバイスが提供される。通信デバイスは、少なくとも1つのプロセッサと通信インターフェースを含む。他の通信装置と情報を交換するために、通信インターフェースが通信装置によって使用される。少なくとも1つのプロセッサにおいてプログラム命令が実行される場合、通信デバイスは、第1態様ないし第6態様の任意の実装による方法における以下のデバイス:第1アクセス・ネットワーク・デバイス置、第2アクセス・ネットワーク・デバイス、及び第1AMF、のうちの任意の何れかの機能を実装することが可能である。
[0056] 第13態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ・プログラム記憶媒体はプログラム命令を含む 。プログラム命令が直接的又は間接的に実行される場合、第1態様ないし第6態様の任意の実装による方法における第1アクセス移動度管理機能ネットワーク要素AMFの機能が実現される。
[0057] データ伝送方法によれば、本願の実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、端末デバイスが異なるタイプのネットワーク間を自律的に移動する場合に、対応するデータ転送経路は、異なるネットワーク間のインターフェース能力に基づいて設計され、クロス・ネットワーク・ハンドオーバーを低減し、あるいはパケット損失の無いクロス・ネットワーク・ハンドオーバーさえも実現し、それによってサービス継続性を保証する。
[0058] 図1はNPNを使用して端末デバイスにPLMNサービスを提供するためのネットワーク・アーキテクチャの概略図である。 [0059] 図2はNPNを使用することにより端末デバイスに対するPLMN PDUセッション・リソースを設定する概略フローチャートである。 [0060] 図3はPLMNを使用して端末デバイスにPLMNサービスを提供するためのネットワーク・アーキテクチャの概略図である。 [0061] 図4はPLMNを使用して端末デバイスにNPNサービスを提供するためのネットワーク・アーキテクチャの概略図である。 [0062] 図5はPLMNを使用することにより端末デバイスに対するNPNサービスを提供する概略フローチャートである。 [0063] 図6はNPNを使用することにより端末デバイスにNPNサービスを提供するネットワーク・アーキテクチャの概略図である。 [0064] 図7は端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバーの概略図である。 [0065] 図8はネットワーク切り替え中にデータ転送技術を使用することによってサービス継続性を保証する概略図である。 [0066] 図9は共有アクセス・ネットワーク・アーキテクチャの概略図である。 [0067] 図10は本願の実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。 [0068] 図11は本願の実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。 [0069] 図12は本願の実施形態による別のデータ伝送方法の概略フローチャートである。 [0070] 図13は本願の実施形態による別のデータ伝送方法の概略フローチャートである。 [0071] 図14は本願の実施形態によるデータ伝送方法のアプリケーション・シナリオの概略図である。 [0072] 図15は本願の実施形態による別のデータ伝送方法のアプリケーション・シナリオの概略図である。 [0073] 図16は本願の実施形態によるデータ伝送方法のアプリケーション・シナリオの概略図である。 [0074] 図17は本願の実施形態によるデータ伝送方法のアプリケーション・シナリオの概略図である。 [0075] 図18は本願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの概略構造図である。 [0076] 図19は本願の実施形態による他のアクセス・ネットワーク・デバイスの概略構造図である。 [0077] 図20は本願の実施形態によるAMFの概略構造図である。 [0078] 図21は本願の実施形態による通信デバイスの概略構造図である。
[0079] 以下、本願の実施態様における添付図面を参照して、本願の実施態様における技術的解決策を明確に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本願の実施形態の一部分であって全てではない。創作的な努力を伴うことなく、本願の実施態様に基づいて当業者により取得される他の全ての実施態様は、本願の保護範囲に含まれるものとする。
[0080] 本願の実施形態では、端末デバイス(又は端末装置)は、ユーザー装置(user equipment, UE)、移動局(mobile station, MS)、移動端末(mobile terminal)、ステーション(station, STA)などと言及されてもよい。端末デバイスは、無線アクセス・ネットワーク(radio access network, RAN)を使用することにより、1つ以上のコア・ネットワークと通信することができる。例えば、端末デバイスは、モバイル・フォン(又は“セルラー”電話と呼ばれる)又はモバイル・フォンを有するコンピュータであってもよい。例えば、端末デバイスは、携帯可能な、ポケット・サイズの、ハンドヘルドの、コンピュータ内蔵の、又は車載の移動装置、5Gネットワークにおける端末デバイス、又は将来の発展したPLMNにおける端末デバイスであってもよい。
[0081] 本願の実施形態において、第1ネットワークは、ソース・ネットワーク又はオリジナル・ネットワークと言及されてもよく、端末デバイスが移動する前に端末デバイスが位置していたセルに対応するネットワークである。例えば、第1ネットワークは非公衆ネットワーク(non-public network, NPN)であってもよい。第2ネットワークは、ターゲット・ネットワークと言及されてもよく、端末デバイスが移動した後に端末デバイスが位置するセルに対応するネットワークである。例えば、第2ネットワークは、公衆陸上移動体ネットワーク(public land mobile network, PLMN)であってもよい。更に、本願のこの実施形態における端末デバイスの移動は、第1ネットワークのセルから第2ネットワークのセルへの端末デバイスのハンドオーバー、又は端末デバイスが以前に位置していた第1ネットワークのセルから第2ネットワークのセルへの端末デバイスの再選択であってもよい。
[0082] 理解を容易にするために、本願の実施形態に関連するNPNサービス及びPLMNサービスが本願では最初に簡単に説明されている。
[0083] NPNは、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP)の第5世代(5th generation, 5G)無線通信規格で議論されているネットワークである。従来のセルラー・ネットワーク(cellular network)とは異なり、NPNは特定の権利を有する一部のユーザーのアクセスを許可するだけである。NPNは、スタンドアロン(standalone) NPNと非スタンドアロン(non-standalone) NPNに分類される。本願の実施形態は、スタンドアロンNPNのみに関連する。
[0084] 図1は、スタンドアロン・ネットワークの概略図である。
[0085] スタンドアロンNPNでは、NPNとPLMNはそれぞれ、スタンドアロンの無線アクセス・ネットワークとスタンドアロンのコア・ネットワーク(core net, CN)とを有する。スタンドアロンNPNは、非3GPPネットワークと考えられる。従って、NPNとPLMNのコア・ネットワークは、非3GPP相互運用機能(non-3GPP interworking function, N3IWF)ネットワーク要素を使用することによって互いに接続されてもよく、ユーザー・プレーン相互運用及び制御プレーン相互運用は、N3IWFネットワーク要素を使用することによって実現されてもよい。
[0086] 図2は、NPNを使用することによって、端末デバイスのためのPLMN PDUセッション・リソースを設定する概略フローチャートである。
[0087] また、NPNを使用することによって端末デバイスのためのPLMN PDUセッション・リソースを設定することは、NPNを使用することによって端末デバイスにPLMNサービスを提供することとして言及されてもよい。これは、具体的には、NPN内の端末デバイスのためのPLMN PDUセッション・リソースを設定するプロセスである。PDUセッション・リソース設定プロセスは、ユーザー・プレーンのデータ伝送のための無線及び有線リソースを設定するプロセスである。PDUセッション確立は、ユーザーとデータ・ネットワーク(data network, DN)との間の複数のネットワーク要素、例えば、アクセス移動管理機能(access and mobility management function, AMF)、セッション管理機能(session management function, SMF)、ユーザー・プレーン機能(user plane function, UPF)を含む。PDUセッション・リソース設定プロセスは、エンド・ツー・エンドの設定プロセスである。
[0088] 図2を参照すると、NPNを使用することによって端末デバイスのためのPLMN PDUセッション・リソースを設定するプロセスは、以下の内容を含んでもよいことが分かる。
[0089] S101. 端末デバイスが、PDUセッション確立要求メッセージをPLMN-AMFへ送信する。
[0090] PDUセッション確立要求メッセージをPLMN-AMFへ送信する前に、端末デバイスは、まず、PLMN-N3IWFを用いて、制御シグナリング伝送のためのインターネット・プロトコル・セキュリティ(internet protocol security, IPsec)セキュリティ・アソシエーション(security association, SA)トンネルを確立してもよい。具体的には、端末デバイスは、NPN-3GPPアクセス(access)デバイス(基地局など)とPLMN-N3IWFを使用して、PLMNのPDUセッション・リソースを設定することを要求することによって、非アクセス・ストラタム(non-access stratum, NAS)シグナリングを、PLMN-AMFへ送信する。NASシグナリングは、PDUセッション識別子(identifier, ID)のような情報を搬送する可能性がある。
[0091] S102aは、PLMN-AMFとPLMNコア・ネットワークの関連するネットワーク要素間の制御プレーンとユーザー・プレーンの関連する設定ステップである。制御プレーンとユーザー・プレーンの関連する設定ステップについては、既存の手順を参照されたい。詳細は本件では説明されない。
[0092] S102b. PLMN-AMFは、PDUセッション確立要求メッセージをPLMN-N3IWFへ送信する。
[0093] PLMN-AMFは、PDUセッション確立要求メッセージをPLMN-N3IWFへ送信することが可能であり、そのメッセージは、PDUセッションID、PDUセッションに含まれるサービス品質(quality of service, QoS)フロー関連情報、及びQoSフロー識別子(QoS flow identifier, QFI)のような情報を更に含むことが可能である。
[0094] S103. PLMN-N3IWFは、確立されるべきIPsec SAトンネルの数量を決定する。
[0095] PLMN-N3IWFは、ステップ102において確立されることを必要とするPDUセッションのQoSフローの数量に基づいて、ユーザー・プレーン・データ伝送のために確立されることを必要とするIPsec SAトンネルの数量を決定する。例えば、PLMN-N3IWFが、PDUセッションのユーザー・プレーン・データ伝送のためにIPsec SAトンネルを確立することを決定した場合、ステップ102におけるPDUセッションの全てのQoSフローは、IPsec SAトンネルに結合される。結合の際に、データはIPsec SAトンネルを通じて送信される。
[0096] S104a. PLMN-N3IWFは、IPsec SAトンネル確立要求を端末デバイスへ送信する。
[0097] IPsec SAトンネルはPLMN-N3IWFと端末デバイスの間に確立される。具体的には、PLMN-N3IWFは、IPsec SAトンネル確立要求メッセージを端末デバイスへ送信することができ、要求メッセージは、端末デバイスによって確立されるIPsec SAトンネルが、(a)PDUセッションID、(b)QoSフロー識別子、(c)差分サービス・コード・ポイント(differentiated services code point, DSCP)値などのうちの任意の1つ以上の情報を送信するように構成されてもよいことを示すために使用することができる。PLMN-N3IWFがDSCP値を端末デバイスへ通知する場合、端末デバイスとPLMN-N3IWFとの間で伝送される各IPパケットは、その後、対応するDSCP値を搬送することを必要とする、ということが理解されるべきである。DSCPは、通信のQoSを保証するために使用され、データ・パケットのIPヘッダの識別子バイトでエンコードされて、サービス・タイプとサービスの優先度を識別する。
[0098] S104b. 端末デバイスは、IPsec SAトンネル確立応答をPLMN-N3IWFへ送信する。
[0099] S105. PLMN-N3IWFは、PDUセッションが首尾良く確立されたことを示すために、PDUセッション確立サクセス通知を端末デバイスへ送信してもよい。
[0100] S106. PLMN-N3IWFは、PDUセッションが首尾良く確立されたことを示すために、N2 PDUセッション要求ACKのようなPDUセッション確立確認メッセージをPLMN-AMFへ送信する。
[0101] S107は、PLMN-AMFとPLMNコア・ネットワークの関連するネットワーク要素間の制御プレーンとユーザー・プレーンの関連する設定ステップである。制御プレーンとユーザー・プレーンの設定処理については、既存の手順を参照されたい。詳細は本件では説明されない。
[0102] S108. PLMN-N3IWFは、端末デバイスとともにユーザー・プレーン・データ伝送を実行する。
[0103] 具体的には、端末デバイスがIPsec SAトンネルを介してアップリンク(uplink, UL)PDUセッションをPLMN-N3IWFへ伝送することを必要とする場合、UL PDUパケットはQFI情報を搬送することを必要とする。PLMN-N3IWFが、PLMNコア・ネットワーク要素、UPFからダウンリンク(downlink, DL)PDUデータを受信した場合、PLMN-N3IWFは、PDU IDとQFIを使用することによって、端末デバイスへの伝送のために使用されるべきIPsecトンネルを決定し、伝送されることになるDL PDUパケットにQFIを追加する。
[0104] 図3を参照しながら、以下、PLMNを使用することにより端末デバイスにPLMNサービスを提供するプロセスを説明する。
[0105] 図3は、PLMNを使用することにより端末デバイスのためのPLMN PDUセッション・リソースを設定するためのネットワーク・アーキテクチャの概略図である。
[0106] PLMNを使用することによってPLMNサービスが端末デバイスに提供されることは、端末デバイスがPLMNに位置しており、PLMN PDUセッション・リソースが端末デバイスに対して設定されることを意味する。NPNを使用することによって端末デバイスに対してNPNサービスを提供するプロセス(即ち、端末デバイスがNPNに位置しており、NPN PDUセッション・リソースが端末デバイスに対して設定されているもの)は、PLMNを使用することにより端末デバイスに対してPLMNサービスを提供するプロセスと同様であり、詳細は本件で説明されない。
[0107] PLMNを使用することにより端末デバイスにPLMNサービスを提供するプロセスは次のようなものであってもよい:端末デバイスがPLMNのセルに位置している場合に、端末デバイスのPLMN PDUセッションのために設定された無線リソース(DRBなど)は、PLMNのアクセス・ネットワーク・デバイス(PLMN NG-RANのようなもの)において搬送され、有線リソース(コア・ネットワークのデータ伝送トンネル)は、PLMNのコア・ネットワーク・デバイス(UPFのようなもの)において搬送される。この場合、端末デバイスのためにPLMN PDUセッション・リソースを設定するプロセスは、PDUセッション・リソース
を確立する従来のプロセスと同じである。詳細は本件で説明されない。
[0108] 以下、図4及び図5を参照しながら、PLMNネットワークを使用することによって端末デバイスにNPNサービスを提供する仕方を説明する。
[0109] 図4は、PLMNネットワークを使用することにより端末デバイスにNPNサービスを提供するためのネットワーク・アーキテクチャの概略図である。
[0110] 図5は、PLMNを使用することにより端末デバイスにNPNサービスを提供する概略フローチャートである。
[0111] S201. 端末デバイスが、PDUセッション確立要求メッセージをNPN-AFMへ送信する。
[0112] PDUセッション確立要求メッセージをNPN-AMFへ送信する前に、端末デバイスは、まず、PLMN-N3IWFを用いて、制御シグナリング伝送のためのIPsec SAトンネルを確立する。
[0113] 具体的には、端末デバイスは、PLMN-3GPPアクセス・デバイス(基地局など)とNPN-N3IWFを使用して、NPNのPDUセッション・リソースを設定することを要求することによって、NASシグナリングを、NPN-AMFへ送信する。NASシグナリングは、PDU IDのような情報を搬送する可能性がある。
[0114] S202aは、NPN-AMFとNPNコア・ネットワークの関連するネットワーク要素間の制御プレーンとユーザー・プレーンの関連する設定ステップである。制御プレーンとユーザー・プレーンの関連する設定ステップについては、既存の手順を参照されたい。詳細は本件では説明されない。
[0115] S202b. NPN-AMFが、PDUセッション確立要求メッセージをNPN-N3IWFへ送信する。
[0116] PLMN-AMFは、PDUセッション確立要求メッセージをPLMN-N3IWFへ送信することが可能であり、そのメッセージは、PDUセッションID、PDUセッションに含まれるQoSフロー関連情報、及びQFIのような情報を更に含むことが可能である。
[0117] S203. NPN-N3IWFが、確立されるべきIPsec SAトンネルを決定する。
[0118] NPN-N3IWFは、ステップ202において確立されることを必要とするPDUセッションのQoSフローに基づいて、ユーザー・プレーン・データ伝送のために確立されることを必要とするIPsec SAトンネルを決定する。例えば、NPN-N3IWFが、PDUセッションのユーザー・プレーン・データ伝送のためにIPsec SAトンネルを確立することを決定した場合、ステップ202におけるPDUセッションの全てのQoSフローは、IPsec SAトンネルに結合される。結合の際に、データはIPsec SAトンネルを通じて送信される。
[0119] S204a. NPN-N3IWFが、IPsec SAトンネル確立要求を端末デバイスへ送信する。
[0120] IPsec SAトンネルはNPN-N3IWFと端末デバイスの間に確立される。具体的には、NPN-N3IWFは、IPsec SAトンネル確立要求メッセージを端末デバイスへ送信することができ、要求メッセージは、端末デバイスによって確立されるIPsec SAトンネルが、(a)PDUセッションID、(b)QoSフロー識別子、(c)差分サービス・コード・ポイント(differentiated services code point, DSCP)値などのうちの任意の1つ以上の情報に対応するデータを送信するように構成されてもよいことを示すために使用することができる。NPN-N3IWFがDSCP値を端末デバイスへ通知する場合、端末デバイスとNPN-N3IWFとの間で伝送される各IPパケットは、その後、対応するDSCP値を搬送することを必要とする、ということが理解されるべきである。DSCPは、通信のQoSを保証するために使用され、データ・パケットのIPヘッダの識別子バイトでエンコードされて、サービス・タイプとサービスの優先度を識別する。
[0121] S204b. 端末デバイスが、IPsec SAトンネル確立応答をPLMN-N3IWFへ送信する。
[0122] S205. PLMN-N3IWFが、PDUセッションが首尾良く確立されたことを示すために、PDUセッション確立サクセス通知を端末デバイスへ送信してもよい。
[0123] S206. PLMN-N3IWFが、PDUセッションが首尾良く確立されたことを示すために、PDUセッション確立確認メッセージ(N2 PDUセッション要求ACK)をNPN-AMFへ送信する。
[0124] S207は、NPN-AMFとNPNコア・ネットワークの関連するネットワーク要素間の制御プレーンとユーザー・プレーンの関連する設定ステップである。制御プレーンとユーザー・プレーンの設定処理については、既存の手順を参照されたい。詳細は本件では説明されない
[0125] S208. NPN-N3IWFが、端末デバイスとともにユーザー・プレーン・データ伝送を実行する。
[0126] 具体的には、端末デバイスがIPsec SAトンネルを介してUL PDUセッションをNPN-N3IWFへ伝送することを必要とする場合、UL PDUパケットはQFI情報を搬送することを必要とする。NPN-N3IWFが、NPNコア・ネットワーク要素、UPFからダウンリンク(downlink, DL)PDUデータを受信した場合、PLMN-N3IWFは、PDU IDとQFIを使用することによって、端末デバイスへの伝送のために使用されるべきIPsecトンネルを決定し、伝送されることになるDL PDUパケットにQFIを追加する。
[0127] 図6は、NPNを使用することにより端末デバイスにNPNサービスを提供するネットワーク・アーキテクチャの概略図である。
[0128] NPNを使用することによってNPNサービスが端末デバイスに提供されることは、端末デバイスがNPNに位置しており、NPN PDUセッション・リソースが端末デバイスに対して設定されることを意味する。
[0129] 具体的には、NPN PDUセッション・リソースの設定プロセスは、ユーザー・プレーン・データ伝送のための無線及び有線リソースを設定するプロセスである。PDUセッション確立は、端末とDNの間の複数のネットワーク要素に関わり、エンド・ツー・エンドの設定プロセスである。NPNを使用することによって端末デバイスのためのNPNサービスを提供するプロセスは、以下のものを含んでもよい:端末デバイスがNPNのセルに位置している場合、端末デバイスのNPN PDUセッションのために設定された無線リソース(DRBなど)が、NPNのアクセス・ネットワーク・デバイスにおいて搬送され、有線リソース(コア・ネットワークのデータ伝送トンネル)が、NPNのコア・ネットワーク・デバイス(UPFなど)において搬送される。この場合、端末デバイスにNPN PDUセッション・リソースを設定するプロセスは、PDUセッション・リソースを設定する従来のプロセスと同じである。詳細は本件で説明されない。
[0130] 本願の実施形態は、端末デバイスがオリジナル・ネットワークからターゲット・ネットワークへ移動するプロセスに関連しており、換言すれば、端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバーに関連していることが理解されるべきである。以下、図面を参照しながら端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバー処理を説明する。
[0131] 図7は、端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバーの概略図である。図面は、端末デバイスのクロス・ネットワーク移動、端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバー、端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル再選択、又は端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル選択にも適用可能であり、明細書の“ハンドオーバー”は、“移動”、“セル再選択”、又は“セル選択”に置換されてもよいことが理解されるべきである。以下の内容が含まれる。
[0132] S301. 端末デバイスはNPNからPLMNへのハンドオーバーを自立的にトリガする。
[0133] 端末デバイスがハンドオーバーされる前に、先ず、PLMN PDUセッション・リソース及び/又はNPN PDUセッション・リソースがNPNで設定されることが理解されるべきである。端末デバイスがNPNでPLMN PDUセッション・リソース及び/又はNPN PDUセッション・リソースを設定する具体的なプロセスについては、前述の対応する説明を参照されたい。
[0134] S302. PLMNを使用することにより、PLMN PDUセッション・リソース及び/又はNPN PDUセッション・リソースを再度設定する。
[0135] 端末デバイスが、ターゲット・ネットワーク、即ちPLMNにハンドオーバーされた後、PLMN PDUセッション・リソース及び/又はNPN PDUセッション・リソースが、PLMNを使用することによって再度設定されることが可能である。
[0136] 以下、添付図面を参照して、ネットワーク切り替え中のサービス継続性について説明する。
[0137] 図8は、ネットワーク切り替え中にデータ転送技術を使用することによってサービス継続性を保証する概略図である。図8左側の概略図は、NGインターフェースに基づくネットワーク・アーキテクチャを示し、図8右側の概略図は、Xnインターフェースに基づくネットワーク・アーキテクチャを示す。
[0138] 図8左図に示すように、ネットワーク切り替えシナリオにおいて、端末デバイスがオリジナル基地局(又はソース基地局S-RAN)からターゲット基地局(又はターゲットRAN、T-RAN)へハンドオーバーされると、ソース基地局は、AMFを使用することによって、端末デバイスのために設定されることを必要とするPDUセッション・リソースをターゲット基地局に通知し、端末デバイスがハンドオーバーされる場合にPDUセッションの継続性を保証する。ソース基地局によりターゲット基地局へ送信される通知メッセージは、PDU ID、QoSフローID、DRB ID、QoSフロー・マッピング・テーブルのような情報を搬送することができる。ターゲット基地局が、ソース基地局からの通知メッセージに基づいて、端末デバイスのための対応するPDUセッション・リソースを設定した後に、ネットワーク側が、ハンドオーバーを実行するように端末デバイスに指示してもよい。
[0139] ハンドオーバー処理において、サービス継続性を保証するために、ソース基地局へ送信されているが、ソース基地局から端末デバイス又はコア・ネットワークへ送信されていないデータは、データ転送方法を使用することによって、データ転送経路を介してソース基地局からターゲット基地局へ送信されてもよく;次いで、ターゲット基地局は、そのデータをターゲット・デバイス又はコア・ネットワークへ送信する。
[0140] 具体的には、データ転送経路は、PDUセッション粒度又はDRBセッション粒度におけるものであってもよい。データ転送経路がDRBセッション粒度のものである場合、ソース基地局は、AMFを使用することにより、対応するDRBにおけるデータの送信ステータスを、ターゲット基地局に通知することができる。例えば、アップリンク/ダウンリンクRANステータス転送(uplink/downlink RAN status transfer)は、アップリンク・パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)シーケンス番号(sequence number, SN)及びハイパー・フレーム番号(hyper frame number, HFN)受信機ステータス(uplink PDCP-SN and HFN receiver status)情報と、ダウンリンクPDCP SN及びHFN送信機ステータス(downlink PDCP SN and HFN transmitter status)情報を搬送するために使用される。ステータス情報は、UL/DL PDCP SN又はPDCP SNのHFNのような情報要素のアップリンク/ダウンリンク・カウント値(UL/DL count value);及びアップリンクPDCPサービス・データ・ユニットの受信ステータス(receive status of UL PDCP SDUs)を含んでもよい。アップリンクPDCPサービス・データ・ユニットの受信ステータスに関する情報は、受信機が特定のUL PDCP SDUを首尾良く受信したかどうかを反映することが可能である。例えば、0は、対応するPDCPが正常に受信されなかったことを示し、1は、対応するPDCPが正常に受信されたことを示す。
[0141] 同様に、図8右側に示されるXnインターフェースに基づくネットワーク構造のハンドオーバー・プロセスは次のようなものを含んでもよい:端末デバイスがソース基地局からターゲット基地局へハンドオーバーされる場合に、ソース基地局は、Xnインターフェースを使用することによって、端末デバイスのために設定されることを必要とするPDUセッション・リソースを、ターゲット基地局に通知する。ソース基地局からターゲット基地局へ送信される通知メッセージは、更に、PDU ID、QoSフローID、DRB及びQoSフロー間のマッピング・リストを搬送し、端末デバイスがハンドオーバーされる場合にPDUセッションの継続性を保証することができる。ターゲット基地局が、端末デバイスのための対応するPDUセッション・リソースを設定した後に、ネットワーク側は、ハンドオーバーを実行するように端末デバイスに指示する。
[0142] ハンドオーバー・プロセスにおいて、サービス継続性を保証するために、ソース・アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信されたが、ソース・アクセス・ネットワーク・デバイスから端末デバイス又はコア・ネットワークへ送信されていないデータは、データ転送方法を使用することによって、データ転送経路を介して、ソース・アクセス・ネットワーク・デバイスからターゲット・アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信されることが可能であり;次いで、ターゲット・アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイス又はコア・ネットワークへデータを送信する。データ転送経路は、ソース・アクセス・ネットワーク・デバイスが、ソース・アクセス・ネットワーク・デバイスとターゲット・アクセス・ネットワーク・デバイスとの間のXnインターフェースを介して、転送されることを必要とするデータを、ターゲット・アクセス・ネットワーク・デバイスへ直接的に送信するものであってもよい。この場合、ソース・アクセス・ネットワーク・デバイス及びターゲット・アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ、ポート・アドレスを、データ転送経路に割り当てることができる。
[0143] 端末デバイスがネットワーク内でハンドオーバーされるべきである場合に、ネットワーク側は、端末デバイスがハンドオーバーされるべきかどうか及び何時ハンドオーバーされるかを決定する、ということを理解することができる。ターゲット・ネットワークは、ターゲット・ネットワーク内のPDUセッションの継続性を保証するために、ターゲット・デバイスがハンドオーバーされる前に、端末デバイスのためのPDUセッション・リソースを設定している。しかしながら、実際のアプリケーションでは、端末デバイスが、ネットワークを横断してハンドオーバーされる、例えばプライベート・ネットワークから公衆ネットワークへハンドオーバーされたり、公衆ネットワークからプライベート・ネットワークへハンドオーバーされたりするようなシナリオがあり得る。この場合、端末デバイスそれ自体が、ハンドオーバーを実行するか否か、及びハンドオーバーを何時実行するかを決定し、又は端末デバイスそれ自体が、クロス・ネットワーク・セル再選択又はクロス・ネットワーク・セル選択を実行するか否か、及びクロス・ネットワーク・セル再選択又はクロス・ネットワーク・セル選択を何時実行するかを決定し、ネットワーク側は、端末デバイスがハンドオーバー、クロス・ネットワーク・セル再選択、又はクロス・ネットワーク・セル選択を実行するか否か、及び、ハンドオーバー、クロス・ネットワーク・セル再選択、又はクロス・ネットワーク・セル選択を何時実行するかを知らない。従って、ターゲット・ネットワークは、端末デバイスがハンドオーバーされる前に、端末デバイスのためにPDUセッション・リソースを事前に構成することができず、端末デバイスが移動した後にPDUセッションの継続性を保証することができない。
[0144] 前述の問題を解決するために、本願の実施形態は、データ伝送方法を提供する。データ転送経路は、ソース基地局とターゲット基地局との間のインターフェースが制御プレーン・データを送信できるかどうかに応じて設計され、その結果、ソース・ネットワークで転送されることを必要とするデータは、ソース基地局とターゲット基地局との間のインターフェースに基づいて、ターゲット・ネットワークへ転送され、それによってサービスの継続性を保証する。
[0145] 更に、本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法は、共有アクセス・ネットワーク・デバイスを含むネットワーク・アーキテクチャに適用される可能性がある、ということが理解されるべきである。具体的には、本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法のアプリケーション・シナリオは次のようなものであってもよい:ソース・ネットワークからターゲット・ネットワークへ移動した後に、ターゲット・デバイスは、ソース・アクセス・ネットワーク・デバイスによって転送されることを必要とするデータを、データ転送経路を介して、ターゲット・アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝送する。ソース・アクセス・ネットワーク・デバイスは、ソース・ネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイスであってもよく、ターゲット・アクセス・ネットワーク・デバイスは、ターゲット・ネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイスであってもよく、ソース・アクセス・ネットワーク・デバイス及びターゲット・アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの何れかは、共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスであってもよい。共有アクセス・ネットワーク・デバイスは、異なるネットワークのセルが1つのアクセス・ネットワーク・デバイスに関して設定されてもよいことを意味し、端末デバイスは、1つの共有アクセス・ネットワーク・デバイスを使用することによって、異なるネットワークにアクセスすることができる。本願の実施形態では、共有アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1ネットワークのセルと第2ネットワークのセルとによって共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスであってもよい。
[0146] 共有アクセス・ネットワーク・アーキテクチャの理解を容易にするために、共有アクセス・ネットワーク・アーキテクチャが、図9に関連する例を用いて説明される。図9に示すように、アクセス・ネットワーク・デバイスが共用されるシナリオでは、NPN内のアクセス・ネットワーク・デバイスが、共有アクセス・ネットワーク・デバイスであってもよく、PLMN及びNPNのセルとともに設定される。PLMN PDUセッション・リソースが端末デバイス、NPNアクセス・ネットワーク・デバイス、NPN-UPF、DN、PLMN-N3IWF、PLMN-UPF、又はDNにおいて搬送される図1の場合とは異なり、端末デバイスのPLMNセッション・リソースは、端末デバイス、共有アクセス・ネットワーク・デバイス、PLMN UPF、及びデータ・ネットワークDNによって直接的に設定されてもよい。また、2つのうち一方のネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイスが共有アクセス・ネットワーク・デバイスである場合、共有アクセス・ネットワーク・デバイスと他のネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイスとの間に、Xnインターフェースが存在する可能性がある。Xnインターフェースは、ユーザー・プレーン・データ伝送と制御プレーン・データ伝送を行うことができ、又はユーザー・プレーン・データ伝送のみを行うことができる。
[0147] 様々なネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイス間のインターフェースによってサポートされる様々なデータ伝送能力に対して、様々なデータ転送方法が、本願の以下の実施形態において提供される。第1方法は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間のインターフェースは、ユーザー・プレーン・データ伝送しか実行できず、制御プレーン・データ伝送を実行できないシナリオに適用可能である(本方法は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間のインターフェースが、ユーザー・プレーン・データ伝送と制御プレーン・データ伝送の両方を実行できるシナリオにも適用可能である):第2ネットワークに移動した後、端末デバイスは、NAS情報を第1AMFに送信し(例えば、端末デバイスが移動する前の端末デバイスの位置情報、端末デバイスが移動した後の端末デバイスの位置情報を、AMFに通知する)、その結果、AMFは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにその情報(例えば、位置情報)を通知し、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1AMF、端末デバイス等を使用することによって、その情報(例えば、端末デバイスの位置情報)に基づいて、関連する情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
第2方法は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間のインターフェースが、ユーザー・プレーン・データ伝送と制御プレーン・データ伝送の両方を実行できるシナリオに適用可能であり:第2ネットワークに移動した後に、端末デバイスは、RRC情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する(例えば、端末デバイスは、第2アクセス・ネットワーク・デバイスに、端末デバイスが移動する前の端末デバイスの位置情報、端末デバイスが移動した後の端末デバイスの位置情報を通知するか;又は端末デバイスは、先ずその情報を第2AMFへNAS情報を使用することによって送信してもよく、次いで第2AMFは、第2アクセス・ネットワーク・デバイスに、その情報を通知する)。第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、関連情報を第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ、その情報(例えば、端末デバイスの位置情報)に基づいて送信する。
端末デバイスがNAS情報を第1AMFへ送信するか、RRC情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するか、又はNASメッセージを第2AMFへ送信する前に、特定のシナリオが決定されることを必要とし、即ち、インターフェースがユーザー・プレーン・データ通信と制御プレーン・データ通信の両方を実行できるか、又はインターフェースがユーザー・プレーン・データ通信を実行できるだけであって制御プレーン・データ通信を実行できないかが決定されることを必要していることが理解されるべきである。
具体的な判断方法は次のようなものであってもよい:端末デバイスは、先ず、無線リソース制御(radio resource control, RRC)メッセージを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信することが可能である(又は、端末デバイスが、先ず、NAS情報を第2AMFへ送信してもよく、次いで、第2AMFがNAS情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスに通知する)。第2アクセス・ネットワーク・デバイスのフィードバック・メッセージが、第2アクセス・ネットワーク・デバイスと第1アクセス・ネットワーク・デバイスとの間のインターフェースは、制御プレーン・データ伝送を実行できないことを示す場合、端末デバイスは、NASシグナリングを第1AMFに送信する。具体的に、RRCメッセージの送信を例として使用する。端末デバイスがRRCメッセージを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、通知メッセージを端末デバイスに送信することができ、第2アクセス・ネットワーク・デバイスと第1アクセス・ネットワーク・デバイスとの間のインターフェースが制御プレーン・データ伝送を実行できないことを通知する端末デバイスに通知する。例えば、指示情報(インジケータ)は、第2アクセス・ネットワーク・デバイスと第1アクセス・ネットワーク・デバイスとの間のインターフェースが、制御プレーン・データ伝送及び/又はユーザー・プレーン・データ伝送を実行できないことを示すために搬送される。また、通知メッセージは、制御プレーン・データ伝送が実行できない理由を示す原因値を搬送してもよく、原因値は、インターフェースが構築されていないこと、構築されているインターフェースは一部の機能しか備えていないこと等であってもよい。
更に、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、MAC CEシグナリング又は別のRRCメッセージをブロードキャストすることによって(例えば、システム情報をブロードキャストすることによって)、第2アクセス・ネットワーク・デバイスと、第1アクセス・ネットワーク・デバイス、別のアクセス・ネットワーク・デバイス、又は第2アクセス・ネットワーク・デバイスに接続されるインターフェースを有するアクセス・ネットワーク・デバイスとの間のインターフェースが、制御プレーン・データ伝送及び/又はユーザー・プレーン・データ伝送を実行できるかどうかを、端末デバイスに先ず通知することができる。例えば、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、システム情報を使用することにより、能力情報をブロードキャストし、端末デバイスに上記の情報及びシナリオを通知する。また、規格は、メッセージを送信するために、端末デバイスによってデフォルトで最初に使用される方法を指定することも可能であることが理解されるべきである。例えば、規格は、移動の後に、端末デバイスは、メッセージを送信するためにデフォルトで第1方法を使用することを指定しているかもしれない。
[0148] UEがセルにおいてMIB、SIB1、又はその他のシステム情報メッセージを取得した場合、UEが、取得したSIBを格納することを必要とするならば、UEは、システム情報に関連するエリア・スコープ(area scope)であってSIB1のsi-SchedulingInfoで示されるエリア・スコープ、システム情報エリア識別子(system Information Area ID)、バリュー・タグ(value tag)、SIB1のPLMN識別情報リストにおけるの最初のPLMN ID、及びセル識別子(cell Identity)を格納することを必要とする。格納された情報は、格納されたシステム情報が有効であるかどうかを検証するために使用される。UEは、MIB、SIB1、SIB6、SIB7、又はSIB8以外の有効な記憶バージョンのシステム情報を使用することができ、例えば、セル再選択後、又はシステム情報変更指示を受信した後に、カバレッジ外から戻ることができる。
[0149] UEが、格納されたシステム情報を再利用できるようにするために、NRにおけるSIB(SIB1、SIB6、SIB7、SIB8以外)は、アソシエーション情報に関連付けられる。アソシエーション情報は、エリア・スコープ(area scope)、システム情報エリア識別子(system Information Area ID)、値タグ(value tag)、SIB1のPLMN識別情報リスト中の最初のPLMN ID、及びセル識別(cell identity)のうちの1つ以上を含む。記憶されたSIBが3時間以内に取得され、記憶された対応するアソシエーション情報が、新しいセルのSIB1において、SIBに関して提供されるアソシエーション情報(a value tag)と一致する場合、記憶されたSIBは有効であると考えられる。SIBはまた、ゾーン・マーカー(例えば、エリア・スコープ)と関連付けられてもよく、1つのSIBは、複数のセルにおいて再利用されることが許容される。
[0150] 上述したように、端末デバイスは、ローカルに記憶されたシステム情報が依然として有効であるか否かを決定する際に、端末デバイスは、ローカルに記憶されたシステム情報が、セルによってブロードキャストされたシステム情報と整合しているか否かを比較し、比較時に、セルによってブロードキャストされた第1PLMN IDによって識別されるネットワークを、プライマリPLMNとして使用する。RANによって共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスの場合、アクセス・ネットワーク・デバイスのセルによってブロードキャストされるシステム情報(例えば、SIB1システム情報)において、NPNのネットワーク識別情報(例えば、PLMN ID、ネットワーク識別子(NID)、クローズド・アクセス・グループ(CAG)、セル識別)とPLMNのネットワーク識別情報(例えば、PLMN ID、セル識別)は、同一のリスト・エントリ(例えば、PLMN識別情報リスト(PLMN-IdentityInfoList))に含まれてもよいし、又はNPNのネットワーク識別情報とPLMNのネットワーク識別情報は、2つの異なるリスト・エントリに含まれる。NPNのネットワーク識別情報とPLMNのネットワーク識別情報が、2つの異なるリスト・エントリに含まれる場合に、第2リスト・エントリの第1PLMN IDによって識別されるネットワークが、プライマリPLMNであるならば、端末デバイスは、第1リスト・エントリにおける第1PLMN IDによって識別されるネットワークが、プライマリPLMNであると誤って解析してしまう。従って、記憶されているシステム情報の妥当性が判定された場合にエラーが生じる。そこで、以下の解決策が提供される:
[0151] 解決策1:対応するPLMN IDによって識別されるネットワークが、プライマリPLMNであるかどうかを識別するために、指示情報が、2つのリスト・エントリのそれぞれにおける第1PLMN IDに追加される。
[0152] 解決策2:対応するPLMN IDによって識別されるネットワークが、プライマリPLMNであるかどうかを示すために、指示情報が、第1リスト・エントリの第1PLMN ID又は第2リスト・エントリの第1PLMN IDにのみ追加される。例えば、対応するPLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNではないことが、第2リスト・エントリにおける第1PLMN IDの指示情報においてのみ指示され、第1リスト・エントリの第1PLMN IDの指示情報においては指示されない場合、それは、第1リスト・エントリの第1PLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNであることを意味し;
対応するPLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNであることが、第2リスト・エントリにおける第1PLMN IDの指示情報においてのみ指示され、第1リスト・エントリの第1PLMN IDの指示情報においては指示されない場合、それは、第2リスト・エントリの第1PLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNであることを意味し;
対応するPLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNではないことが、第1リスト・エントリにおける第1PLMN IDの指示情報においてのみ指示され、第2リスト・エントリの第1PLMN IDの指示情報においては指示されない場合、それは、第2リスト・エントリの第1PLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNであることを意味し;又は
対応するPLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNであることが、第1リスト・エントリにおける第1PLMN IDの指示情報においてのみ指示され、第2リスト・エントリの第1PLMN IDの指示情報においては指示されない場合、それは、第1リスト・エントリの第1PLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNであることを意味する。
[0153] 解決策3:PLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNであることを示すために、設定されたプライマリPLMN ID (例えば、第1リスト・エントリにおける第1でないPLMN ID、又は第2リスト・エントリにおける第1でないPLMN ID)に、指示情報が追加される。
[0154] 解決策4:第1リスト・エントリの第1PLMN IDによって識別されるネットワーク、又は第2リスト・エントリの第1PLMN IDによって識別されるネットワークが、プライマリPLMNであるかどうかを示すために、解決策1、解決策2、及び解決策3における場所以外の場所であってシステム情報(例えば、SIB1)内の場所(例えば、解決策1、解決策2、及び解決策3における場所以外のSIB1のPLMN-IDInforList又はPLMN-ID List情報要素における場所)に、指示情報が追加される。
[0155] 指示情報はまた、対応するPLMN IDが、SIBの妥当性を検証するための関連情報の一種として使用されるべきか否かを示すために使用されてもよいし、又は、対応するPLMN IDに対応するNID及び/又はCAG IDのようなネットワーク識別情報が、SIBの妥当性を検証するための関連情報の一種として使用されるべきか否かを示すために使用されてもよい。
[0156] NPNのネットワーク識別情報とPLMNのネットワーク識別情報が同じリスト・エントリに含まれている場合、NPNのネットワーク識別情報とPLMNの識別情報は、異なるシーケンスでリスト化される。例えば、セルのSIB1情報において、セルによってサポートされる全てのPLMNのネットワーク識別情報が最初にリスト化され、次いで、セルによってサポートされる全てのNPNのネットワーク識別情報がリスト化されるか;又はセルによってサポートされる全てのNPNのネットワーク識別情報が最初にリスト化され、次いで、セルによってサポートされる全てのPLMNのネットワーク識別情報がリスト化される。同様に、第1NPNに対応するPLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNである場合、端末デバイスは、第1PLMNに対応するPLMN IDによって識別されるネットワークが、プライマリPLMNであると誤って解析してしまい、その結果、判定エラーを生じる。そこで、以下の解決策が提供される:PLMN IDによって識別されるネットワークがプライマリPLMNであることを示すために、指示情報が、プライマリPLMNに対応するPLMN IDに提供される。
[0157] 代替的に、異なるバージョンにおける端末デバイスの動作仕様が再定義される。例えば、R16規格において、SIB1のcellReservedForOtherUse情報要素がtrueに設定されることが規定されており、且つセルのSIB1を示すために使用されるネットワーク識別情報リスト(PLMN-IDInforList)が、NPN (例えばSNPN)に使用されている場合、R15における端末デバイスは、そのセルが禁止されていると考えるべきであり、端末デバイスは、記憶されたSIBに対応するPLMN IDを、セルによりブロードキャストされるPLMN IDとはもはや比較せず、記憶されたSIBをそのセルでは無効とみなす。
[0158] 別の例では、SNPNのみをサポートするセルのSIB1が唯1つのネットワーク識別情報リストを含む場合、SIB1の第1PLMN IDは、SNPNに使用される特殊なPLMN識別子(例えば、MCC=999)、又は公衆ネットワークのものと同じPLMN IDであってもよく、これはケース1であり;又はSNPNのみをサポートするセルのSIB1が2つ以上のネットワーク識別情報リストを含む場合、第1ネットワーク識別情報リストの第1PLMN IDは、ダミー値(dummy)に設定されてもよく、これはケース2である。SIB1の第1PLMN IDは、どちらの場合も一意ではない。従って、記憶されたSIBは有効である、と端末デバイスが誤って判断してしまうリスクがある。この問題を解決するために、端末デバイスは、SIBを検証する場合に第1PLMN識別子の代わりに第1ネットワーク識別情報(例えば、PLMN ID、NID、及び/又はCAG ID)を使用することを必要とする。別の例として、ケース1の場合に、リリース16以降の端末デバイスは、SIBの有効性を検証するために、第1PLMN識別子の代わりに、第1ネットワーク識別情報(例えば、PLMN ID、NID、及び/又はCAG ID)を使用することが、規定されている。別の例として、ケース2の場合に、リリース15以前の端末デバイスは、現在のセルにおいて記憶されているSIBを無効化することが規定されており、リリース16以降の端末デバイスは、第2ネットワーク識別情報リストにおいて、第1PLMN ID及び/又はNID及び/又はCAG IDのような識別情報を比較する。
[0159] 別の例として、端末はPLMN IDを格納する(PLMN IDは、公衆ネットワークのネットワーク識別子、又はNPNのネットワーク識別子である)。検証済みセルのSIB1における第1PLMN IDは、NPNのネットワークIDである(即ち、NID及び/又はCAG IDもSIB1における第1PLMN IDとともに提供される)。端末デバイスに格納されているPLMN IDは、検証対象セルのSIB1における第1PLMN IDと同一である。端末デバイスに記憶されたPLMN IDが公衆ネットワークのネットワーク識別子であり、検証対象セルのSIB1情報を受信した後である場合、端末デバイスは、PLMN IDのみを比較し、PLMN IDに対応するNID及び/又はCAG IDを比較しないので、端末デバイスは、記憶されたSIBが検証対象セルで有効である、と誤って判断してしまう。代替的に、端末デバイスに記憶されたPLMN IDはNPNのネットワーク識別子であるが、端末デバイスはPLMN IDに対応するNID及び/又はCAG IDを記憶していない場合、検証対象セルのSIB1情報を受信した後に、端末デバイスは、PLMN IDと、PLMN IDに対応するNID及び/又はCAG IDとを比較し、端末デバイスは、記憶されたSIBは検証対象セルにおいて無効である、誤って判断してしまう。従って、端末デバイスに関して以下の規制が設定されることを必要とする:
規制1:PLMN IDに対応するNID及び/又はCAG IDのような情報が格納されているならば、SIBの妥当性が検証される場合に、PLMN IDに対応するNID及び/又はCAG IDのような情報も検証されることを必要とする;
規制2:PLMN IDのみが検証されるが(例えば、PLMN IDのみが格納されている)、検証を容易にするために、前述の解決策の指示(indication)情報が要求される;
規制3:端末デバイスは、1つより多い格納されたPLMN IDを、検証対象セルのSIB1における1つより多いPLMN ID(例えば、格納されたSIB1における最初の2つ以上のPLMN ID)と比較する;
規制4:端末デバイスは、第1PLMN IDの代わりに、第1ネットワークの識別情報を比較する;又は
規制5:検証対象セルのSIB1における第1ネットワーク識別情報リストのPLMN IDがダミーであるならば、端末デバイスは、第2ネットワーク識別情報リストにおける第1PLMN ID又はネットワーク識別情報を比較する。
[0160] PLMN IDで指示情報を提供することは、PLMN IDそれ自体が指示機能を有することであってもよく、又は別の指示情報要素が提供される一方でPLMN IDがSIB1に対して提供されることであってもよい、ということが理解されるべきである。
[0161] 先ず、異なるアクセス・ネットワーク・デバイス間のインターフェースがユーザー・プレーン・データ伝送と制御プレーン・データ伝送の両方をサポートできるシナリオが説明される。理解を容易にするために、本願の実施形態で提供されるデータ伝送方法は、NPN及びPLMNを例として使用することにより説明される。
[0162] 図10は、本願の実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。本方法は以下のステップを含む:
[0163] S401. 第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報と第1原因情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝達されるべき転送データを有していることを示すために使用され、第1原因情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用され、第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び第2アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ第1ネットワーク及び第2ネットワークに属しており、第1ネットワークと第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間に第1インターフェースが存在し、第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信と制御プレーン・データ通信を実行するように構成されている。
[0164] S402. 第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第2アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第1情報を受信する。第1情報は、データ転送経路のために第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより設定されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、データ転送経路は転送データ情報を伝達するように構成されている。
[0165] S403. 第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1情報に基づいて、転送データを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0166] 以下、添付の図面を参照しながら本願の実施形態において提供されるデータ伝送方法を詳細に説明する。
[0167] 図11は、本願の実施形態によるデータ伝送方法の概略フローチャートである。
[0168] 本実施形態で提供されるデータ伝送方法の特定のアプリケーション・シナリオは、例えば次のようなものであってもよい:端末デバイスが、NPN共有アクセス・ネットワーク・デバイス(shared-RAN)を有するNPNのセルにおいてNPN PDUセッション・リソースを設定する。次いで、端末デバイスがPLMNへ移動し、PLMNアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセスする。この場合、共有アクセス・ネットワーク・デバイスとPLMNアクセス・ネットワーク・デバイスとの間にXnインターフェースが存在し、Xnインターフェースはユーザー・プレーン伝送に使用されることが可能であり、且つ制御プレーン・シグナリング伝送に使用されることも可能である。このシナリオでは、端末デバイスが移動する前に端末デバイスが位置していたネットワークのアクセス・ネットワーク・デバイスが、端末デバイスが移動した後に端末デバイスが位置しているネットワークのアクセス・ネットワーク・デバイスに、転送予定データを送信するプロセスは、次の内容を含む。
[0169] S501. 端末デバイスが、PDUセッションを確立するように第1AMFに要求する。
[0170] 第1AMFは、第1ネットワークにおけるAMFであり、第1ネットワークは、端末デバイスが移動する前に端末デバイスが位置していたセルに対応するネットワークである。例えば、第1ネットワークはNPNであってもよい。
[0171] 端末デバイスは、端末デバイスが移動する前に第1ネットワークに位置し、第1ネットワークのセルにアクセスして、第1ネットワークのPDUセッション・リソースを設定してもよいことが理解されるべきである。端末デバイスが第2ネットワークのセルに移動することを自律的に決定した場合に、端末デバイスは、後続のデータ転送プロセスを実行するために、第1ネットワークを用いるPDUセッションを再確立することを必要とする。具体的には、端末デバイスは、先ず、NASシグナリングを伝送するためにN3IWFへのIPsec経路を確立し、次いで、PDUセッションを確立するように、第1ネットワークにおけるAMF (第1AMFとして示される)に要求する。本願における“移動”は、“ハンドオーバー”,“セル再選択”,“セル選択”等と置換されてもよいことが理解されるべきである。
[0172] 実装において、端末デバイスとN3IWFとの間にIPsec経路が確立された後に、端末デバイスは、NASシグナリング(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ/初期UEメッセージ)を第1AMFへ送信して、第1ネットワークにおけるPDUセッションを確立するように要求することができる。第1ネットワークにおけるPDUセッションを確立するように第1AMFに要求する場合、端末デバイスは、第1AMFによって送信されるPDUセッション確立要求メッセージに、PDUセッションを確立する理由(cause)、PDUセッションのタイプ(type)、新しい再アクセスされたセルに関する情報、端末デバイスが第2ネットワークを再選択する前に端末デバイスが位置していた第1ネットワークのセルに関する情報などを更に追加することができる。例えば、PDUセッションを確立する理由は次のようなものであってもよい:端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバー、クロス・ネットワーク・セル再選択、又はクロス・ネットワーク・セル選択(例えば、SNPNのセルからPLMN又はPNI-NPNのセルへの再選択、即ちSNPNtoPLMN又はSNPN-NPN)であってもよい。PDUセッションのタイプはNPN PDUセッションであってもよい。新しい再アクセスされたセルに関する情報は次のようなものであってもよい:端末デバイスが移動した後に端末デバイスが位置していたネットワークのネットワーク識別子、セル識別子、アクセス・ネットワーク・デバイス識別子、及びトレーシング・エリア・コード(tracing area code, TAC)、例えば、PLMN ID + cell ID + RAN Node ID + TACであってもよい。端末デバイスが移動する前の第1ネットワークにおける端末デバイスの位置情報は、次のようなものであってもよい:第1ネットワーク識別子、セル識別子、トレーシング・エリア・コード、アクセス・ネットワーク・デバイス識別子、クローズド・アクセス・グループ識別子(closed access group ID, CAG ID)、例えば、PLMN ID+NID + cell ID + TAC + RAN code ID 又はPLMN ID+CAG ID + cell ID + TAC + RAN code IDであってもよい。端末デバイスの識別子は、例えば、国際移動加入者識別番号(international mobile subscriber identification number, IMSI)、例えば5G-S-IMSIであってもよい。
[0173] 端末デバイスから第1AMFへ送信されるPDUセッション確立要求メッセージで搬送される上記の列挙された特定の情報は、単なる一例に過ぎないことが理解されるべきである。PDUセッション確立要求メッセージは、複数の他のタイプの情報を更に含んでもよい。これは本願のこの実施態様で限定されない。
[0174] S502. 第1AMFが、第1要求メッセージを第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0175] 第1AMFは、端末デバイスから送信されたPDUセッション確立要求メッセージで搬送された第1ネットワークの位置情報に基づいて、第1アクセス・ネットワーク・デバイスの位置情報を取得し、位置情報に基づいて、第1要求メッセージを、第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0176] 実装において、第1要求メッセージは、対応する端末デバイスのデータが、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにおいて転送されること(即ち、データを転送すること)を必要とするかどうかを、第1アクセス・ネットワーク・デバイスに関して問い合わせるために使用される。
[0177] 本願のこの実施形態における転送データは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されコア・ネットワークへ更に送信される復元されるべきデータであってもよいことが理解されるべきある。
[0178] 実装において、第1要求メッセージは、例えばデータ転送要求又はハンドオーバー要求であってもよい。
[0179] 実装において、ステップS501において、第1要求メッセージは、端末デバイスが移動した後の端末デバイスの位置情報であって、端末デバイスから第1AMFへ送信される位置情報を含んでもよい。更に、第1要求メッセージは、第1要求メッセージを送信する理由、端末デバイスが移動する前の端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって確立されるように要求されたPDUセッションの識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び端末デバイスの識別子のような情報を更に含んでもよい。
[0180] S503. 第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報と第1原因情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0181] 第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、第2ネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイスである。第2ネットワークは、端末デバイスが移動した後に端末デバイスが位置するセルに対応するネットワークであり、第2ネットワークと第1ネットワークは異なるタイプのネットワークであってもよく;例えば、第1ネットワークが非公衆ネットワークSNPNである場合に、第2ネットワークは公衆陸上移動体ネットワークPLMNであってもよく;第1ネットワークがPLMNである場合に、第2ネットワークはSNPNであってもよく;第1ネットワークがPNI-NPNである場合に、第2ネットワークはSNPNであってもよく;又は第1ネットワークがSNPNである場合に、第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0182] 第1ネットワークと第2ネットワークのコア・ネットワークは独立して配備されており、第1ネットワークの第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2ネットワークの第2アクセス・ネットワーク・デバイスとのうちの一方は、共有アクセス・ネットワーク・デバイスであり、即ち、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間に第1インターフェースが存在する。第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信及び制御プレーン・データ通信を実行するように構成されてもよく、第1インターフェースは、例えばXnインターフェースであってもよい。
[0183] 実装において、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスの新しくアクセスされたセルの位置情報であってステップS502で受信された位置情報に基づいて、第1指示情報と第1原因情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信してもよい。第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスに転送されるべき転送データを有することを示すために使用される。第1原因情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用される。
[0184] 第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間の第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信及び制御プレーン・データ通信のために使用することが可能であるので、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1指示情報及び第1原因情報を、第1インターフェースを介して第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ直接的に送信してもよいことが、理解されるべきである。
[0185] 実装において、第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とするか否か(ここで、指示情報は、例えば、文字列 要、不要、可能、又は、不可能であってもよい)を示すために使用されてもよい。第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、データ転送は実行されることを必要としないことを示す場合、データ転送を実行しない理由もまた記述されてもよい。例えば、理由は次のようなものであってもよい:済み。これは転送予定データが転送されたことを意味する;解放。これは転送予定データが解放されたこと、従って転送できなかったことを意味する。
[0186] 実装において、第1指示情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい:プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフローの間のマッピング・リスト、DRB内のデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因。
[0187] 実装において、第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスによって転送されるべきデータが第1インターフェースを介して第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ直接的に転送できるかどうかを示すために、指示(indication)情報(例えば、0、1、直接的な転送経路が利用可能であること、又は直接的な転送経路が利用不可能であること)を更に搬送してもよい。
[0188] S504. 第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1情報を第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0189] 第1情報は、データ転送経路のために第2アクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されるトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、データ転送経路は、転送データを伝達するように構成される。
[0190] 第1アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信された第1指示情報を受信した後に、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1指示情報に基づいて、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ転送されるべき転送データを有することを決定する、ということが理解されるべきである。第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、転送データを転送するように設定されたデータ転送経路のトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を設定する。
[0191] 実装において、アップリンク又はダウンリンク・データ転送経路のトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報であって、第2アクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されるトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報は、例えば、トランスポート・レイヤ・アドレス(例えば、IPアドレス)と、ゼネラル・パケット無線サービス・トンネリング・プロトコル(general packet radio service tunneling protocol, GTP)トンネル終点識別子(GTP-Tunnel Endpoint Identifier, GTP-TEID)を含んでもよい。
[0192] S505. 第1ネットワークにおける端末デバイスのPDUセッションのためのIPsecトンネルを確立する。
[0193] 端末デバイスは、S501においてPDUセッションを確立するように第1AMFに要求するので、各ネットワーク要素は、第1ネットワークにおける端末デバイスのPDUセッションのための対応するリソースを設定し、端末デバイスが、第2ネットワークを使用することによって第1ネットワークのデータにアクセスできるようにする必要があることが理解されるべきである。リソースは例えばIPsecトンネルであってもよい。
[0194] 実装において、第1AMFは、PDUセッション確立要求メッセージをN3IWFへ送信してもよい。PDUセッション確立要求メッセージは、例えば、PDUリソース設定メッセージ又は初期UEコンテキスト設定メッセージであってもよい。PDUセッション確立要求メッセージは、確立されるように要求されたPDUセッションの識別子、DRB ID、QFI、PDUセッションを確立する理由、PDUセッションのタイプ、及び端末デバイスの識別子のような情報を搬送してもよい。例えば、PDUセッションを確立する理由は、例えば、端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバー、端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル再選択、及び端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル選択(例えば、SNPNのセルからPLMN又はPNI-NPNへの再選択、即ちSNPNtoPLMN又はSNPN)を含んでもよい。PDUセッションのタイプは、例えば、NPN、PLMN、SNPN、PNI-NPN、又はNPNto5GSであってもよい。端末デバイスの識別子は、例えば、端末デバイスのIPアドレスであってもよい。
[0195] 実装において、N3IWFは、第1AMFによって送られたPDUセッション確立要求メッセージに基づいて、PDUセッションのための対応するIPsecトンネルを確立することを決定する。
[0196] 実装において、端末デバイス、第2アクセス・ネットワーク・デバイス、第2AMF、第2UPF、及びN3IWFは、端末デバイスに対して、PDUセッションの対応するリソース、QoSフロー、又は第1ネットワークにおける端末デバイスのDRBを設定してもよい。具体的な設定プロセスについては、既存のプロセスを参照されたい。詳細は本件では説明されない。
[0197] S506. 第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1情報に基づいて、転送データを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0198] 実装において、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、第2アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報(例えば、UL/DL転送UP TNL情報)に基づいて、第1インターフェースを介して第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ、転送されることを必要とするユーザー・プレーン・データを送信してもよい。
[0199] 実装において、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、コア・ネットワークに対して、第1ネットワークにおいて端末デバイスによって確立されたPDUセッションにおける転送データ及び新着データにおけるアップリンク・データを送信し、そして、端末デバイスに対して、PDUセッションにおける転送データ及び新着データにおけるダウンリンク・データを送信することができる。
[0200] 実装において、データ転送経路がDRB粒度によるものである場合、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、更に、DRBにおけるデータ送信ステータスを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信することができる。例えば、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、データの送信ステータスを示すために、アップリンク・アクセス・ネットワーク・ステータス伝達(uplink RAN status transfer)メッセージを、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信し、アップリンクRANステータス伝達メッセージは、アップリンク・パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・シーケンス番号(packet data convergence protocol sequence number, PDCP-SN)、及びハイパー・フレーム番号(hyper frame number, HFN)受信機ステータス(即ち、アップリンクPDCP-SN及びHFN受信機ステータス)情報、並びにダウンリンクPDCP-SN及びHFN送信機ステータス(即ち、ダウンリンクPDCP-SN及びHFN送信機ステータス)情報を搬送することができる。
[0201] 例えば、データ送信状態は、
UL/DLカウント値(UL/DL PDCP SN、PDCP SNのためのHFNなどを含む)、
UL PDCP SDUの送信ステータス(UL PDCPが正常に送信されたかどうかを反映する。例えば、0は、対応するPDCPが正常に送信されなかったことを示し、1は、対応するPDCPが正常に送信されたことを示す)、又は
DL PDCP SDUの受信ステータス(DL PDCPが正常に受信されたかどうかを示す。例えば、0は、対応するPDCPが正常に受信されなかったことを示し、1は、対応するPDCPが正常に受信されたことを示す)のような情報を使用することによって記述されてもよい。
[0202] S507. 第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、転送データ及び新着データに対してPDCP番号付与を実行する。
[0203] 実装において、データ転送経路がDRB粒度によるものである場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたデータ送信ステータス情報に基づいて、第1ネットワークにおける端末デバイスによって確立されたPDUセッションにおける新着データ及び転送データに関してPDCP番号付与及び並べ替えを実行し;次いで、アップリンク・データをコア・ネットワークへ送信し、ダウンリンク・データを端末デバイスへ送信してもよい。
[0204] 順序通りのデータ送信を可能にし、反復されるデータ送信を回避するために、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCP SN値が、提供されたUL PDCP SN値より小さい如何なるアップリンク・データも送信すべきではないこと、及び、提供されたDL PDCP SN値を、PDCP-SNが割り当てられていない送信予定の第1ダウンリンク・パケットのPDCP SN値として使用すべきことが、理解されるべきである。換言すれば、新着データ及び転送データに対してPDCP番号付与及び並べ替えを実行した後に、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信した転送データを、コア・ネットワーク又は端末デバイスへ順番に送信し、第2ネットワーク又は第1ネットワークにおける端末デバイスの関連データであって以後に第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信される関連データを転送する。このようにして、端末デバイスの転送データは、正しい順序で転送されることが可能であり、データの繰り返し送信は回避される。
[0205] 一例では、ダウンリンク・ユーザー・プレーン・データに対して、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、DRBを使用することによって、受信した新着データ及び転送データに対してPDCP番号付与及び並べ替えを実行し、次いで、そのデータを端末デバイスへ送信してもよい。端末デバイスは、PDCP SN番号に基づいて、受信したデータを、より上位のレイヤへ送り、より上位のレイヤはユーザー・プレーン・データを解析する。
[0206] 別の例では、アップリンク・ユーザー・プレーン・データに対して、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、NGインターフェース・リソースを使用することによって、アップリンク・ユーザー・プレーン・データを、第1UPF又は第2UPFへ送信することができる。転送データが第1ネットワークに帰属する場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、転送データを第1UPFへ送信することができ、第1UPFは第1ネットワークのコア・ネットワーク・デバイスである。転送データが第2ネットワークに帰属する場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、転送データを第2UPFへ送信することができ、第2UPFは第2ネットワークのコア・ネットワーク・デバイスである。
[0207] 本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、端末デバイスが第1ネットワークにおける第1アクセス・ネットワーク・デバイスのセルから第2ネットワークにおける2アクセス・ネットワーク・デバイスのセルへ移動した後に、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間の第1インターフェースを介して、データ転送が実行される必要があることを示す指示情報を、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信することができる。第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、指示情報に基づいて、データ転送プロセスにおいて必要とされるデータ転送経路のための対応するトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を設定し、トランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を、第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信し、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間でベアラ・リソースを転送するユーザー・プレーン・データを設定し、第1ネットワークにおける端末デバイスのサービス継続性を保証し、比較的少量のパケット損失又は全くないパケット損失とともに、クロス・ネットワーク移動を実現する。
[0208] 図12は、本願の実施形態による別のデータ伝送方法の概略フローチャートである。
[0209] 本実施形態で提供されるデータ伝送方法の特定のアプリケーション・シナリオは、例えば次のようなものであってもよい:端末デバイスが、第1アクセス・ネットワーク・デバイス(shared-RAN)のネットワーク・セルにおいてPDUセッション・リソースを設定し、その後に第2ネットワークへ移動し、第2アクセス・ネットワーク・デバイスにアクセスする。第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、共有アクセス・ネットワーク・デバイスであってもよく、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間に第1インターフェースが存在する。第1インターフェースは、ユーザー・プレーン伝送又は制御プレーン・シグナリング伝送に使用することができる。このシナリオでは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間で転送データ伝送を実現する方法は、次のようなものであってもよい:端末デバイスが、端末デバイスが移動する前に端末デバイスによりアクセスされていた第1アクセス・ネットワーク・デバイスの位置情報を、第2アクセス・ネットワーク・デバイスに通知してもよい。第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、位置情報に基づいて、第1アクセス・ネットワーク・デバイスから端末デバイスのコンテキストを要求する。第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、端末デバイスのコンテキストを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。第2端末デバイスは、コンテキスト内の情報に基づいて第1アクセス・ネットワーク・デバイスにデータ転送経路の位置情報を送信し、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間にデータ転送ベアラ・リソースを設定する。
[0210] 本願のこの実施形態における第1ネットワークはNPNであってもよく、第2ネットワークはPLMNであってもよく;第1ネットワークはPLMNであり、第2ネットワークはNPNであるか;第1ネットワークはPNI-NPNであり、第2ネットワークはSNPNであるか;又は第1ネットワークはSNPNであり、第2ネットワークはPNI-NPNであってもよく;及び第1インターフェースはXnインターフェースであってもよいことが理解されるべきである。データ伝送方法は、具体的に以下のステップを含む可能性がある。
[0211] S601. 第1ネットワークにおいて端末デバイスのPDUセッションを確立する。
[0212] 端末デバイスが移動する前に、端末デバイスは第1ネットワーク内に位置し、第1ネットワークのセルにアクセスして、第1ネットワークのPDUセッション・リソースを設定してもよいことが理解されるべきである。端末デバイスが第2ネットワークのセルに移動することを自律的に決定すると、端末デバイスは、以後のデータ転送プロセスを実行するために、第1ネットワークとのPDUセッションを再確立することを必要とする。具体的には、端末デバイスは、NASシグナリングを伝送するために、先ずN3IWFへのIPsec経路を確立し、次いでPDUセッションを確立するように第1AMFに要求する。
[0213] 実装において、端末デバイスとN3IWFとの間にIPsec経路が確立された後に、端末デバイスは、NASシグナリング(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ/初期UEメッセージ)を第1AMFへ送信して、第1ネットワークにおけるPDUセッションを確立するように要求することができる。第1ネットワークにおけるPDUセッションを確立するように第1AMFに要求する場合、端末デバイスは、第1AMFによって送信されるPDUセッション確立要求メッセージに、PDUセッションを確立する理由(cause)、PDUセッションのタイプ(type)、新たにアクセスされるセルの位置情報、端末デバイスが第2ネットワークへ移動する前に端末デバイスが位置していた第1ネットワークのセルの位置情報などを更に追加することができる。例えば、PDUセッションを確立する理由は次のようなものであってもよい:端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバー、端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル再選択、又は端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル選択(例えば、SNPNのセルからPLMN又はPNI-NPNのセルへの再選択、即ちSNPNtoPLMN又はSNPN-NPN)であってもよい。PDUセッションのタイプはNPN PDUセッション又はNPNto5GS PDUセッションであってもよい。新しい再アクセスされたセルに関する情報は次のようなものであってもよい:セル再選択後のネットワーク識別子、セル識別子、アクセス・ネットワーク・デバイス識別子、及びTAC、例えば、PLMN ID + cell ID + RAN Node ID + TACであってもよい。端末デバイスが移動する前の第1ネットワークにおける端末デバイスの位置情報は、次のようなものであってもよい:第1ネットワーク識別子、セル識別子、トレーシング・エリア・コード、アクセス・ネットワーク・デバイス識別子、例えば、PLMN ID+NID + cell ID + TAC + RAN code ID 又はPLMN ID+CAG ID + cell ID + TAC + RAN code IDであってもよい。端末デバイスの識別子は、例えば、国際移動加入者識別番号IMSI、例えば5G-S-IMSIであってもよい。
[0214] 端末デバイスから第1AMFへ送信されるPDUセッション確立要求メッセージで搬送される上記の列挙された特定の情報は、単なる一例に過ぎないことが理解されるべきである。PDUセッション確立要求メッセージは、複数の他のタイプの情報を更に含んでもよい。これは本願のこの実施態様で限定されない。
[0215] 第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間で転送データ伝送を可能にするために、各ネットワーク要素(例えば、第1AMF、第2AMF、第2UPF、又は第2アクセス・ネットワーク・デバイス、ここで、第1AMFは第1ネットワークにおけるAMFであり;第2AMF、第2UPF、及び第2アクセス・ネットワーク・デバイスは第2ネットワークにおけるネットワーク要素である)は、第1ネットワークにおける端末デバイスのPDUセッションのための対応するリソースを設定することを必要とすることが理解されるべきである。リソースは、例えばIPsecトンネルであってもよい。
[0216] 実装において、第1AMFは、PDUセッション確立要求メッセージをN3IWFへ送信してもよい。PDUセッション確立要求メッセージは、例えば、PDUリソース設定メッセージ、又は初期UEコンテキスト設定メッセージであってもよい。PDUセッション確立要求メッセージは、確立されるように要求されたPDUセッションの識別子、DRB ID、QFI、PDUセッションを確立する理由、PDUセッションのタイプ、及び端末デバイスの識別子のような情報を搬送する可能性がある。例えば、PDUセッションを確立する理由は、例えば、端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバー、端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル再選択、及び端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル選択(例えば、SNPNのセルからPLMN又はPNI-NPNのセルへの再選択、即ちSNPNtoPLMN又はSNPNtoPNI-NPN)を含む可能性がある。PDUセッションのタイプは、例えば、NPN、PLMN、SNPN、PNI-NPN、又はNPNto5GSであってもよい。端末デバイスの識別子は、例えば、端末デバイスのIPアドレスであってもよい。
[0217] 実装において、N3IWFは、第1AMFによって送信されたPDUセッション確立要求メッセージに基づいて、PDUセッションのための対応するIPsecトンネルを確立することを決定する。
[0218] 実装において、端末デバイス、第2アクセス・ネットワーク・デバイス、第2AMF、第2UPF、及びN3IWFは、端末デバイスに対して、PDUセッションの対応するリソース、QoSフロー、又は第1ネットワークにおける端末デバイスのDRBを設定する可能性がある。具体的な設定プロセスについては、既存のプロセスを参照されたい。詳細は本件では説明されない。
[0219] S602. 端末デバイスが、第1メッセージを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0220] 実装において、第1メッセージは、端末デバイスが第2ネットワークへ移動する前に端末デバイスが位置していた第1ネットワークの位置情報を含んでもよい。位置情報は、例えば、第2ネットワークの識別子、再アクセスされたセルの識別子、ネットワーク識別子、TAC、又はアクセス・ネットワーク・デバイス識別子であってもよい。第2ネットワークがPLMNである場合、位置情報は、PLMN ID + cell ID + TAC + RAN node IDであってもよい。加えて、第1メッセージは、更に、5G-S-IMSI、IMSI、又はC-RNTIのような端末デバイスの識別子を搬送してもよい。
[0221] 実装において、第1メッセージは、無線リソース制御(radio resource control, RRC)メッセージであってもよい。
[0222] S603. 第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、第2要求メッセージを第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0223] 第1アクセス・ネットワーク・デバイスは第1ネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイスであり、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは第2ネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイスである。第1ネットワークと第2ネットワークのコア・ネットワークは、独立して配備され、第1ネットワークの第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び第2ネットワークの第2アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの1つは、共有アクセス・ネットワーク・デバイスであり、即ち、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間に第1インターフェースが存在する。第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信及び制御プレーン・データ通信を実行するように構成されてもよく、第1インターフェースは、例えばXnインターフェースであってもよい。
[0224] 実装において、第2要求メッセージは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスに関して端末デバイスのコンテキストを問い合わせるために使用される。具体的には、第1ネットワークがNPNであり、第2ネットワークがPLMNである場合に、PLMN-RANは、NPN内の端末デバイスのコンテキストを取得することを要求するために、データ転送要求/ハンドオーバー要求/取得UEコンテキスト要求情報を、Xn-Cインターフェースを介してNPN共有RANへ送信してもよい。
[0225] 実装において、第2要求メッセージは、第2アクセス・ネットワーク・デバイスが第2要求メッセージを第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する理由、移動タイプ、端末デバイスが移動する前の端末デバイスの元の識別子(5G-S-IMSI、IMSI、又はC-RNTIなど)、及び端末デバイスが移動した後の端末デバイスの新しい識別子(例えば、XnAP UE ID)を含む可能性がある。第2アクセス・ネットワーク・デバイスが第2要求メッセージを第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する理由は、端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバー、端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル再選択、端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル選択(例えば、SNPNのセルからPLMN又はPNI-NPNのセルへの再選択、即ち、SNPNtoPLMN又はSNPNtoPNI-NPN)等であってもよい。移動タイプは、例えば、NPNto5GS又は5GStoNPNであってもよい。
[0226] S604. 第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報と第1原因情報を、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0227] 実装において、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、ステップS603において受信した第2要求メッセージに基づいて、応答メッセージを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。応答メッセージは、例えば、ハンドオーバー要求/取得UEコンテキスト応答であってもよく、応答メッセージは、端末デバイスのコンテキストを含んでもよい。更に、応答メッセージは、端末デバイスが移動する前に、端末デバイスの元の識別子(例えば、5G-S-IMSI、IMSI、又はC-RNTI)を更に搬送してもよい。
[0228] 実装において、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、ステップS603で受信した第2要求メッセージに基づいて、第1指示情報と第1原因情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信してもよい。第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ転送されるべき転送データを有することを示すために使用される。第1原因情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用される。
[0229] 本願のこの実施形態における転送データは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであってもよいことが理解されるべきある。
[0230] 第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間の第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信及び制御プレーン・データ通信のために使用されてもよいので、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1指示情報と第1原因情報を、第1インターフェースを介して第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ直接的に送信してもよいことが理解されるべきである。
[0231] 実装において、第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とするか否か(ここで、指示情報は、例えば、文字列 要、不要、可能、又は、不可能であってもよい)を示すために使用されてもよい。第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、データ転送は実行されることを必要としないことを示す場合、データ転送を実行しない理由もまた記述されてもよい。例えば、理由は次のようなものであってもよい:済み。これは転送予定データが転送されたことを意味する;解放。これは転送予定データが解放されたこと、従って転送できなかったことを意味する。
[0232] 実装において、第1指示情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい:プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフローの間のマッピング・リスト、DRB内のデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因。
[0233] 実装において、第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスによって転送されるべきデータが第1インターフェースを介して第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ直接的に転送できるかどうかを示すために、指示(indication)情報(例えば、0、1、直接的な転送経路が利用可能であること、又は直接的な転送経路が利用不可能であること)を更に搬送してもよい。
[0234] S605. 第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1情報を第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0235] 第1情報は、データ転送経路のために第2アクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されるトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、データ転送経路は、転送データを伝達するように構成される。
[0236] 第1アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信された第1指示情報を受信した後に、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1指示情報に基づいて、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ転送されるべき転送データを有することを決定する、ということが理解されるべきである。第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、転送データを転送するように設定されたデータ転送経路のトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を設定する。
[0237] 実装において、アップリンク又はダウンリンク・データ転送経路のトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報であって、第2アクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されるトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報は、例えば、トランスポート・レイヤ・アドレス(例えば、IPアドレス)と、GTPトンネル終点識別子(GTP-Tunnel Endpoint Identifier, GTP-TEID)を含んでもよい。
[0238] S606. 第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1情報に基づいて、転送データを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0239] 実装において、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、第2アクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報(例えば、UL/DL転送UP TNL情報)に基づいて、第1インターフェースを介して第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ、転送されることを必要とするユーザー・プレーン・データを送信してもよい。
[0240] 実装において、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、コア・ネットワークに対して、第1ネットワークにおいて端末デバイスによって確立されたPDUセッションにおける転送データ及び新着データにおけるアップリンク・データを送信し、そして、端末デバイスに対して、PDUセッションにおける転送データ及び新着データにおけるダウンリンク・データを送信することができる。
[0241] 実装において、データ転送パスがDRB粒度によるものである場合、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、更に、DRBにおけるデータ送信状態を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信することができる。例えば、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、データの送信状態を示すために、アップリンク・アクセス・ネットワーク伝送ステータス(uplink RAN status transfer)メッセージを、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信し、アップリンクRANステータス伝達メッセージは、アップリンク・パケットデータ・コンバージェンス・プロトコル・シーケンス番号(packet data convergence protocol sequence number, PDCP-SN)、及びハイパー・フレーム番号(hyper frame number, HFN)受信機ステータス(即ち、アップリンクPDCP-SN及びHFN受信機ステータス)情報、並びにダウンリンクPDCP-SN及びHFN送信機ステータス(即ち、ダウンリンクPDCP-SN及びHFN送信機ステータス)情報を搬送することができる。
[0242] 例えば、データ送信状態は、
UL/DLカウント値(UL/DL PDCP SN、PDCP SNのためのHFNなどを含む)、
UL PDCP SDUの送信ステータス(UL PDCPが正常に送信されたかどうかを反映する。例えば、0は、対応するPDCPが正常に送信されなかったことを示し、1は、対応するPDCPが正常に送信されたことを示す)、又は
DL PDCP SDUの受信ステータス(DL PDCPが正常に受信されたかどうかを示す。例えば、0は、対応するPDCPが正常に受信されなかったことを示し、1は、対応するPDCPが正常に受信されたことを示す)のような情報を使用することによって記述されてもよい。
[0243] S607. 第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、転送データ及び新着データに対してPDCP番号付与を実行する。
[0244] 実装において、データ転送経路がDRB粒度によるものである場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたデータ送信ステータス情報に基づいて、第1ネットワークにおける端末デバイスによって確立されたPDUセッションにおける新着データ及び転送データに関してPDCP番号付与及び並べ替えを実行し;次いで、アップリンク・データをコア・ネットワークへ送信し、ダウンリンク・データを端末デバイスへ送信してもよい。
[0245] 順序通りのデータ送信を可能にし、反復されるデータ送信を回避するために、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCP SN値が、提供されたUL PDCP SN値より小さい如何なるアップリンク・データも送信すべきではないこと、及び、提供されたDL PDCP SN値を、PDCP-SNが割り当てられていない送信予定の第1ダウンリンク・パケットのPDCP SN値として使用すべきことが、理解されるべきである。換言すれば、新着データ及び転送データに対してPDCP番号付与及び並べ替えを実行した後に、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信した転送データを、コア・ネットワーク又は端末デバイスへ順番に送信し、第2ネットワーク又は第1ネットワークにおける端末デバイスの関連データであって以後に第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信される関連データを伝達する。このようにして、端末デバイスの転送データは、正しい順序で伝達されることが可能であり、データの繰り返し送信は回避される。
[0246] 一例では、ダウンリンク・ユーザー・プレーン・データに対して、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、DRBを使用することによって、受信した新着データ及び転送データに対してPDCP番号付与及び並べ替えを実行し、次いで、そのデータを端末デバイスへ送信してもよい。端末デバイスは、PDCP SN番号に基づいて、受信したデータを、より上位のレイヤへ送り、より上位のレイヤはユーザー・プレーン・データを解析する。
[0247] 別の例では、アップリンク・ユーザー・プレーン・データに対して、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、NGインターフェース・リソースを使用することによって、アップリンク・ユーザー・プレーン・データを、第1UPF又は第2UPFへ送信することができる。転送データが第1ネットワークに帰属する場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、転送データを第1UPFへ送信することができ、第1UPFは第1ネットワークのコア・ネットワーク・デバイスである。転送データが第2ネットワークに帰属する場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、転送データを第2UPFへ送信することができ、第2UPFは第2ネットワークのコア・ネットワーク・デバイスである。
[0248] 本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、端末デバイスが第1ネットワークにおける第1アクセス・ネットワーク・デバイスのセルから第2ネットワークにおける2アクセス・ネットワーク・デバイスのセルへ移動した後に、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間の第1インターフェースを介して、データ転送が実行される必要があることを示す指示情報を、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信することができる。第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、指示情報に基づいて、データ転送プロセスにおいて必要とされるデータ転送経路のための対応するトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を設定し、トランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を、第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信し、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間でベアラ・リソースを転送するユーザー・プレーン・データを設定し、第1ネットワークにおける端末デバイスのサービス継続性を保証し、比較的少量のパケット損失又は全くないパケット損失とともに、クロス・ネットワーク移動を実現する。
[0249] 図13は、本願の実施形態による別のデータ伝送方法の概略フローチャートである。
[0250] 一例では、第1ネットワークがNPNであり、第2ネットワークがPLMNであり、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが共有アクセス・ネットワークである場合に、本実施形態で提供されるデータ伝送方法の具体的なアプリケーション・シナリオは、例えば、図14及び図15に示されるものであってもよく:端末デバイスは、NPNアクセス・ネットワーク・デバイス(NPN-RAN)のネットワーク・セルにおけるPDUセッション・リソースを設定する。次いで、端末デバイスはPLMNへ移動し、PLMNアクセス・ネットワーク・デバイス(PLMN-RAN)にアクセスする。第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、共有アクセス・ネットワーク・デバイス(shared-RAN)であり、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間に第1インターフェースが存在する。第1インターフェースは、ユーザー・プレーン伝送に使用されてもよいが、制御プレーン・データ伝送に使用することはできない。このシナリオでは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間で転送データ伝送を実現する方法は、次のようなものであってもよい:端末デバイス又は第1AMFがデータ転送をトリガする。第1AMF、N3IWF、端末デバイス、及び第2AMFのようなネットワーク要素は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送する必要があることを示す指示情報を、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。データ転送に使用される伝送ネットワーク・レイヤ情報を設定した後に、端末デバイス、N3IWF、及び第1AMFのようなネットワーク要素は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間にデータ転送ベアラ・リソースを設定するために、伝送ネットワーク・レイヤ情報を第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0251] 別の例では、第1ネットワークがPLMNであり、第2ネットワークがNPNであり、第2アクセス・ネットワーク・デバイス(NPN-RAN)が共有アクセス・ネットワーク(shared-RAN)である場合に、本実施形態で提供されるデータ伝送方法の具体的なアプリケーション・シナリオは、例えば、図16及び図17に示されるものであってもよく:端末デバイスは、PLMNアクセス・ネットワーク・デバイス(PLMN-RAN)のネットワーク・セルにおけるPDUセッション・リソースを設定する。次いで、端末デバイスはNPNへ移動し、NPN-RANにアクセスする。第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間に第1インターフェースが存在する。第1インターフェースは、ユーザー・プレーン伝送に使用されてもよいが、制御プレーン・シグナリング伝送に使用することはできない。このシナリオでは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間で転送データ伝送を実現する方法は、次のようなものであってもよい:端末デバイス又は第1AMFがデータ転送をトリガする。第1AMF、N3IWF、端末デバイス、及び第2AMFのようなネットワーク要素は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送する必要があることを示す指示情報を、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。データ転送に使用される伝送ネットワーク・レイヤ情報を設定した後に、端末デバイス、N3IWF、及び第1AMFのようなネットワーク要素は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間にデータ転送ベアラ・リソースを設定するために、伝送ネットワーク・レイヤ情報を第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0252] 本願のこの実施形態における第1インターフェースはXnインターフェースであってもよいことが理解されるべきである。データ伝送方法は、具体的に以下のステップを含む可能性がある。
[0253] S701. 第1ネットワークにおいて端末デバイスのPDUセッションを確立する。
[0254] 端末デバイスが移動する前に、端末デバイスは第1ネットワーク内に位置し、第1ネットワークのセルにアクセスして、第1ネットワークのPDUセッション・リソースを設定してもよいことが理解されるべきである。端末デバイスが第2ネットワークのセルに移動することを自律的に決定すると、端末デバイスは、以後のデータ転送プロセスを実行するために、第1ネットワークとのPDUセッションを再確立することを必要とする。具体的には、端末デバイスは、NASシグナリングを伝送するために、先ずN3IWFへのIPsec経路を確立し、次いでPDUセッションを確立するように第1AMFに要求する。
[0255] 実装において、端末デバイスとN3IWFとの間にIPsec経路が確立された後に、端末デバイスは、NASシグナリング(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ/初期UEメッセージ)を第1AMFへ送信して、第1ネットワークにおけるPDUセッションを確立するように要求することができる。第1ネットワークにおけるPDUセッションを確立するように第1AMFに要求する場合、端末デバイスは、第1AMFによって送信されるPDUセッション確立要求メッセージに、PDUセッションを確立する理由(cause)、PDUセッションのタイプ(type)、新たにアクセスされるセルの位置情報、端末デバイスが第2ネットワークへ移動する前に端末デバイスが位置していた第1ネットワークのセルの位置情報などを更に追加することができる。例えば、PDUセッションを確立する理由は、端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバーや、端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル再選択(例えば、NPNのセルからPLMNのセルへの再選択、即ちSNPNtoPLMN)であってもよい。PDUセッションのタイプはNPN PDUセッション又はNPNto5GS PDUセッションであってもよい。新しい再アクセスされたセルに関する情報は次のようなものであってもよい:端末デバイスが移動した後に端末デバイスが位置するネットワークのネットワーク識別子、セル識別子、アクセス・ネットワーク・デバイス識別子、及びTAC、例えば、PLMN ID + cell ID + RAN Node ID + TACであってもよい。端末デバイスが移動する前の第1ネットワークにおける端末デバイスの位置情報は、次のようなものであってもよい:第1ネットワーク識別子、セル識別子、トレーシング・エリア・コード、アクセス・ネットワーク・デバイス識別子、クローズド・アクセス・グループ識別子、例えば、NID + cell ID + TAC + RAN code ID or PLMN ID+CAG ID + cell ID + TAC + RAN code IDであってもよい。端末デバイスの識別子は、例えば、国際移動加入者識別番号IMSI、例えば5G-S-IMSIであってもよい。
[0256] 端末デバイスから第1AMFへ送信されるPDUセッション確立要求メッセージで搬送される上記の列挙された特定の情報は、単なる一例に過ぎないことが理解されるべきである。PDUセッション確立要求メッセージは、複数の他のタイプの情報を更に含んでもよい。これは本願のこの実施態様で限定されない。
[0257] 第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間で転送データ伝送を可能にするために、各ネットワーク要素(例えば、第1AMF、第2AMF、第2UPF、又は第2アクセス・ネットワーク・デバイス、ここで、第1AMFは第1ネットワークにおけるAMFであり;第2AMF、第2UPF、及び第2アクセス・ネットワーク・デバイスは第2ネットワークにおけるネットワーク要素である)は、第1ネットワークにおける端末デバイスのPDUセッションのための対応するリソースを設定することを必要とすることが理解されるべきである。リソースは、例えばIPsecトンネルであってもよい。
[0258] 実装において、第1AMFは、PDUセッション確立要求メッセージをN3IWFへ送信してもよい。PDUセッション確立要求メッセージは、例えば、PDUリソース設定メッセージ、又は初期UEコンテキスト設定メッセージであってもよい。PDUセッション確立要求メッセージは、確立されるように要求されたPDUセッションの識別子、DRB ID、QFI、PDUセッションを確立する理由、PDUセッションのタイプ、及び端末デバイスの識別子のような情報を搬送する可能性がある。例えば、PDUセッションを確立する理由は、例えば、端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバー、端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル再選択、及び端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル選択(例えば、SNPNのセルからPLMN又はPNI-NPNのセルへの再選択、即ちSNPNtoPLMN又はSNPNtoPNI-NPN)を含む可能性がある。PDUセッションのタイプは、例えば、NPN、PLMN、SNPN、PNI-NPN、又はNPNto5GSであってもよい。端末デバイスの識別子は、例えば、端末デバイスのIPアドレスであってもよい。
[0259] 実装において、N3IWFは、第1AMFによって送信されたPDUセッション確立要求メッセージに基づいて、PDUセッションのための対応するIPsecトンネルを確立することを決定する。
[0260] 実装において、端末デバイス、第2アクセス・ネットワーク・デバイス、第2AMF、第2UPF、及びN3IWFは、端末デバイスに対して、PDUセッションの対応するリソース、QoSフロー、又は第1ネットワークにおける端末デバイスのDRBを設定する可能性がある。具体的な設定プロセスについては、既存のプロセスを参照されたい。詳細は本件では説明されない。
[0261] S702. 第1AMFが、第1メッセージを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0262] 実装において、第1AMFは、端末デバイスが移動する前の、ステップS701で受信した端末デバイスの位置情報に基づいて、第1アクセス・ネットワーク・デバイスの位置情報を決定し、位置情報に基づいて第1要求メッセージを第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信することができる。第1要求メッセージは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが転送データを有するかどうかを問い合わせるために使用される。
[0263] 本願のこの実施形態における転送データは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであってもよいことが理解されるべきある。
[0264] 実装において、第1要求メッセージは、例えば、データ転送要求又はハンドオーバー要求であってもよい。
[0265] 実装において、第1要求メッセージは、端末デバイスが移動した後の端末デバイスの位置情報であって端末デバイスから第1AMFへ送信される位置情報を含んでもよい。更に、第1要求メッセージは、PDUセッションを確立する理由、端末デバイスが移動する前の端末デバイスの位置情報、端末デバイスによって確立されるように要求されたPDUセッションの識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び端末デバイスの識別子のような情報を更に含んでもよい。PDUセッションを確立する理由は、例えば、端末デバイスのクロス・ネットワーク・ハンドオーバー、端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル再選択、又は端末デバイスのクロス・ネットワーク・セル選択(例えば、SNPNのセルからPLMN又はPNI-NPNへの再選択、即ちSNPNtoPLMN又はSNPNtoPNI-NPN )であってもよい。第2ネットワークがPLMNである場合、端末デバイスが移動した後の端末デバイスの位置情報は、例えば、PLMN ID + cell ID + RAN ID + TACであってもよい。端末デバイスの識別子は、例えば、C-RNTI又はNG-RAN node UE NGAP IDのような端末デバイス識別情報であってもよい。
[0266] S703. 第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1指示情報と第1原因情報を第1AMFへ送信する。
[0267] 第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ転送されるべき転送データを有することを示すために使用される。第1原因情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用される。
[0268] 実装において、第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とするか否か(ここで、指示情報は、例えば、文字列 要、不要、可能、又は、不可能であってもよい)を示すために使用されてもよい。第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、データ転送は実行されることを必要としないことを示す場合、データ転送を実行しない理由もまた記述されてもよい。例えば、理由は次のようなものであってもよい:済み。これは転送予定データが転送されたことを意味する;解放。これは転送予定データが解放されたこと、従って転送できなかったことを意味する。
[0269] 実装において、第1指示情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい:プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフローの間のマッピング・リスト、DRB内のデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因。
[0270] 実装において、第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスによって転送されるべきデータが第1インターフェースを介して第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ直接的に転送できるかどうかを示すために、指示(indication)情報(例えば、0、1、直接的な転送経路が利用可能であること、又は直接的な転送経路が利用不可能であること)を更に搬送してもよい。
[0271] 実装において、第1指示情報は、データ転送応答又は要求確認メッセージに含まれてもよく、メッセージは、第1ネットワークPDUセッション識別子/DRB識別子/サービス品質フロー識別子(quality of service flow identifier, QFI)のような情報を更に搬送してもよい。
[0272] 実装において、データ転送経路がDRBセッション粒度のものである場合、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、DRBにおけるデータ送信状態を、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ更に送信することができる。例えば、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、データの送信状態を示すために、アップリンク・アクセス・ネットワーク伝送ステータス(uplink RAN status transfer)メッセージを、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信することができ、アップリンクRANステータス伝達メッセージは、アップリンク・パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・シーケンス番号(packet data convergence protocol sequence number, PDCP-SN)とハイパー・フレーム番号(hyper frame number, HFN)受信機ステータス(即ち、アップリングPDCP-SN及びHFN 受信機ステータス)情報、並びにダウンリンクPDCP-SN及びHFN送信機ステータス(即ち、ダウンリンクPDCP-SN及びHFN送信機ステータス)情報を搬送することができる。
[0273] 例えば、データ送信状態は、
UL/DLカウント値(UL/DL PDCP SN、PDCP SNのためのHFNなどを含む)、
UL PDCP SDUの送信ステータス(UL PDCPが正常に送信されたかどうかを反映する。例えば、0は、対応するPDCPが正常に送信されなかったことを示し、1は、対応するPDCPが正常に送信されたことを示す)、又は
DL PDCP SDUの受信ステータス(DL PDCPが正常に受信されたかどうかを示す。例えば、0は、対応するPDCPが正常に受信されなかったことを示し、1は、対応するPDCPが正常に受信されたことを示す)のような情報を使用することによって記述されてもよい。
[0274] S704. 第1AMFが、第1指示情報をN3IWFへ送信する。
[0275] 実装において、第1AMFからN3IWFへ送信される第1指示情報は、PDUリソース設定要求又は初期UEコンテキスト設定メッセージに含まれてもよい。
[0276] 実装において、第1AMFはまた、プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフローの間のマッピング・リスト、DRBにおけるデータの伝達ステータス情報、データ転送原因、DRB粒度に関連するデータ転送情報などであって、ステップS702で受信される第1指示情報に含まれるものを、N3IWFへ送信してもよい。
[0277] S705. N3IWFが、第1指示情報を端末デバイスへ送信する。
[0278] 実装において、N3IWFは、ステップS703で受信した情報に基づいて、第1ネットワークの端末デバイスにおけるPDUセッションのためのIPsecトンネルを確立することを決定する。
[0279] 実装において、第1N3IWFから端末デバイスへ送信される第1指示情報は、IKE_creat_SA要求メッセージに含まれてもよい。オプションとして、IKE_creat_SA要求メッセージは、IPsecトンネルを確立するように端末デバイスに指示するために使用されてもよい。更に、IKE_creat_SA要求メッセージは、PDUセッション/QoSフロー/DRBリソースを設定する理由と、PDUセッション/QoSフロー/DRBリソースのタイプとを更に含んでもよい。データ転送経路がDRB粒度で転送を実行する場合、N3IWFは、更に、DRB粒度に関連するデータ転送情報を、端末デバイスに通知することを必要とする。
[0280] S706. 端末デバイスが、第1指示情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0281] 実装において、端末デバイスは、ステップS705で受信した情報に基づいて、第1指示情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。端末デバイスから第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信される第1指示情報は、UL情報転送メッセージに含まれてもよい。
[0282] 実装において、第1指示情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい:プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフローの間のマッピング・リスト、DRB内のデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因。
[0283] S707. 第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1情報を端末デバイスへ送信する。
[0284] 第1情報は、データ転送経路のために第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより設定されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、データ転送経路は転送データ情報を伝達するように構成されている。
[0285] 端末デバイスによって送信された第1指示情報を受信した後に、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1指示情報に基づいて、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ転送されるべき転送データを有することを決定する、ということが理解されるべきである。第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、転送データを転送するように設定されたデータ転送経路のトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を設定する。
[0286] 実装において、アップリンク又はダウンリンク・データ転送経路のトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報であって、第2アクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されるトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報は、例えば、トランスポート・レイヤ・アドレス(例えば、IPアドレス)と、GTPトンネル終点識別子(GTP-Tunnel Endpoint Identifier, GTP-TEID)を含んでもよい。
[0287] 実装において、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、先ず第1情報を第2AMFへ送信してもよい。第2AMFが第1情報を解析するような処理を行った後、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1情報を端末デバイスへ送信する。例えば、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、ハンドオーバー要求確認/初期UEコンテキスト設定応答/PDUセッション・リソース設定応答情報を、第2AMFへ送信し、その情報は、PDUセッション/QoSフロー/DRBのために第2アクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されたアップリンク/ダウンリンク・データ転送経路のトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報(例えば、UL/DL転送UP TNL情報)を搬送する。第2AMFは、ダウンリンクNASトランスポート情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信し、ダウンリンクNASトランスポート情報は、第1ネットワークのPDUセッション識別子/DRB ID/QFI及び対応するUL/DL転送UP TNL情報を搬送することができる。次いで、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、ダウンリンクNASトランスポート情報を端末デバイスへ転送する。
[0288] S708. 端末デバイスが、第1情報をN3IWFへ送信する。
[0289] 端末デバイスからN3IWFへ送信される第1情報は、IKE_creat_child_SA応答メッセージに含まれてもよい。IKE_creat_child_SA応答メッセージは、端末デバイスがPDUセッション/QoSフロー/DRBベアラを正常に確立していることを示すために使用されてもよい。
[0290] 実装において、IKE_creat_child_SA応答メッセージは、データ転送が実行されることを必要とする対応するPDUセッション/QoSフロー/DRBベアラに設定されたUL/DL転送UP TNL情報を搬送する。
[0291] S709. N3IWFが、第1情報を第1AMFへ送信する。
[0292] N3IWFから第1AMFへ送信される第1情報は、PDUリソース設定応答/初期UEコンテキスト設定応答メッセージに含まれてもよい。PDUリソース設定応答/初期UEコンテキスト設定応答メッセージは、N3IWFがPDUセッション/QoSフロー/DRBベアラを正常に確立していることを示すことが可能である。
[0293] 実装において、PDUリソース設定応答/初期UEコンテキスト設定応答メッセージは、データ転送が実行されることを必要とする対応するPDUセッション/QoSフロー/DRBベアラのために設定されたUL/DL転送UP TNL情報を搬送する。
[0294] S710. 第1AMFが、第1情報を第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0295] 第1AMFから第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信される第1情報は、データ転送コマンド/ハンドオーバー・コマンド・メッセージに含まれてもよい。データ転送コマンド/ハンドオーバー・コマンド・メッセージは、データ転送が実行されることを必要とする対応するPDUセッション/QoSフロー/DRBに関し、第2アクセス・ネットワーク・デバイスによって設定されたデータ転送経路情報(即ち、UL/DL転送UP TNL情報)を示すために使用される。
[0296] S711. 第1アクセス・ネットワーク・デバイスが、第1情報に基づいて、転送データを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。
[0297] 実装において、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、第2アクセス・ネットワーク・デバイスから送信されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報(例えば、UL/DL転送UP TNL情報)に基づいて、第1インターフェースを介して第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ、転送されることを必要とするユーザー・プレーン・データを送信してもよい。
[0298] 実装において、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、コア・ネットワークに対して、第1ネットワーク内の端末デバイスによって確立されたPDUセッションにおける転送データ及び新着データにおけるアップリンク・データを送信し、そして、新着データにおけるダウンリンク・データ及びセッションにおける転送データを端末デバイスへ送信することができる。
[0299] 実装において、データ転送経路がDRB粒度によるものである場合、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、更に、DRBにおけるデータ送信状態を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信することができる。例えば、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、データの送信ステータスを示すために、アップリンク・アクセス・ネットワーク伝送ステータス(uplink RAN status transfer)メッセージを、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信し、アップリンクRANステータス伝達メッセージは、アップリンク・パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル・シーケンス番号(packet data convergence protocol sequence number, PDCP-SN)、及びハイパー・フレーム番号(hyper frame number, HFN)受信機ステータス(即ち、アップリンクPDCP-SN及びHFN受信機ステータス)情報、並びにダウンリンクPDCP-SN及びHFN送信機ステータス(即ち、ダウンリンクPDCP-SN及びHFN送信機ステータス)情報を搬送することができる。
[0300] 例えば、データ送信状態は、
UL/DLカウント値(UL/DL PDCP SN、PDCP SNのためのHFNなどを含む)、
UL PDCP SDUの送信ステータス(UL PDCPが正常に送信されたかどうかを反映する。例えば、0は、対応するPDCPが正常に送信されなかったことを示し、1は、対応するPDCPが正常に送信されたことを示す)、又は
DL PDCP SDUの受信ステータス(DL PDCPが正常に受信されたかどうかを示す。例えば、0は、対応するPDCPが正常に受信されなかったことを示し、1は、対応するPDCPが正常に受信されたことを示す)のような情報を使用することによって記述されてもよい。
[0301] S712. 第2アクセス・ネットワーク・デバイスが、転送データ及び新着データに対してPDCP番号付与を実行する。
[0302] 実装において、データ転送経路がDRB粒度によるものである場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたデータ送信ステータス情報に基づいて、第1ネットワークにおける端末デバイスによって確立されたPDUセッションにおける新着データ及び転送データに関してPDCP番号付与及び並べ替えを実行し;次いで、アップリンク・データをコア・ネットワークへ送信し、ダウンリンク・データを端末デバイスへ送信してもよい。
[0303] 順序通りのデータ送信を可能にし、反復されるデータ送信を回避するために、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、PDCP SN値が、提供されたUL PDCP SN値より小さい如何なるアップリンク・データも送信すべきではないこと、及び、提供されたDL PDCP SN値を、PDCP-SNが割り当てられていない送信予定の第1ダウンリンク・パケットのPDCP SN値として使用すべきことが、理解されるべきである。換言すれば、新着データ及び転送データに対してPDCP番号付与及び並べ替えを実行した後に、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、受信した転送データを、コア・ネットワーク又は端末デバイスへ順番に送信し、第2ネットワーク又は第1ネットワークにおける端末デバイスの関連データであって以後に第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信される関連データを転送する。このようにして、端末デバイスの転送データは、正しい順序で転送されることが可能であり、データの繰り返し送信は回避される。
[0304] 一例では、ダウンリンク・ユーザー・プレーン・データに対して、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、DRBを使用することによって、受信した新着データ及び転送データに対してPDCP番号付与及び並べ替えを実行し、次いで、そのデータを端末デバイスへ送信してもよい。端末デバイスは、PDCP SN番号に基づいて、受信したデータを、より上位のレイヤへ送り、より上位のレイヤはユーザー・プレーン・データを解析する。
[0305] 別の例では、アップリンク・ユーザー・プレーン・データに対して、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、NGインターフェース・リソースを使用することによって、アップリンク・ユーザー・プレーン・データを、第1UPF又は第2UPFへ送信することができる。転送データが第1ネットワークに帰属する場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、転送データを第1UPFへ送信することができ、第1UPFは第1ネットワークのコア・ネットワーク・デバイスである。転送データが第2ネットワークに帰属する場合、第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、転送データを第2UPFへ送信することができ、第2UPFは第2ネットワークのコア・ネットワーク・デバイスである。
[0306] 本願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、端末デバイスが第1ネットワークにおける第1アクセス・ネットワーク・デバイスのセルから第2ネットワークにおける2アクセス・ネットワーク・デバイスのセルへ自律的に移動した後に、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは、データ転送が実行される必要があることを示す指示情報を、第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信する。第2アクセス・ネットワーク・デバイスは、指示情報に基づいて、データ転送プロセスにおいて必要とされるデータ転送経路のための対応するトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を設定し、トランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を、第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信し、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスとの間でベアラ・リソースを転送するユーザー・プレーン・データを設定し、第1ネットワークにおける端末デバイスのサービス継続性を保証し、比較的少量のパケット損失又は全くないパケット損失とともに、クロス・ネットワーク移動を実現する。
[0307] 本願の実施形態は、更に、データ伝送のための通信システムを提供する。通信システムは、少なくとも1つの第1アクセス・ネットワーク・デバイス、第2アクセス・ネットワーク・デバイス、及び第1AMFを含む。第1アクセス・ネットワーク・デバイス、第2アクセス・ネットワーク・デバイス、及び第1AMFは、本願の前述の実施形態で提供される方法を実行するように構成される。
[0308] 図18は、本願の実施形態によるアクセス・ネットワーク・デバイスの概略構造図である。アクセス・ネットワーク・デバイス1800は、送信モジュール1801と受信モジュール1802を含む。
[0309] 実装において、送信モジュール1801は、第1指示情報と第1原因情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するように構成されることが可能であり、第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝達されるべき転送データを有していることを示すために使用され、第1原因情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用され、転送データは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであり、第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び第2アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの一方は第1ネットワーク及び第2ネットワークにより共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスであり、第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び第2アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ第1ネットワーク及び第2ネットワークに属しており、第1ネットワークと第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間に第1インターフェースが存在し、第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信と制御プレーン・データ通信を実行するように構成されている。
[0310] 実装において、受信モジュール1802は、第2アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第1情報を受信するように構成されており、第1情報は、データ転送経路のために第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより設定されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報を含み、データ転送経路は転送データを伝達するように構成されている。
[0311] 実装において、送信モジュール1801は、転送データを第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するように更に構成されている。
[0312] 実装において、受信モジュール1802は、第1アクセス移動管理機能ネットワーク要素AMFから送信された第1要求メッセージを受信するように更に構成されており、第1要求メッセージは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが転送データを有しているかどうかを問い合わせるために使用され、第1AMFは第1ネットワークにおけるAMFである。
[0313] 実装において、送信モジュール1801は、第1要求メッセージに基づいて、第1指示情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するように更に構成されていてもよい。
[0314] 実装において、受信モジュール1802は、第2アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第2要求メッセージを受信するように構成されていてもよく、第2要求メッセージは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスに関する端末デバイスのコンテキストを問い合わせるために使用される。
[0315] 実装において、送信モジュール1801は、第2要求メッセージに基づいて、第1指示情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するように更に構成されてもよい。
[0316] 例えば、第1ネットワークはスタンドアロン非公衆ネットワークSNPNであり、第2ネットワークは公衆陸上移動体ネットワークPLMNであり;第1ネットワークはPLMNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;第1ネットワークは公衆ネットワーク統合型の非公衆ネットワークPNI-NPNであり且つ第2ネットワークはSNPNであるか;又は第1ネットワークはSNPNであり且つ第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0317] 実装において、送信モジュール1801は、インターフェースを介して、転送データ情報を第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信してもよい。
[0318] 実装において、第1要求メッセージ及び第2要求メッセージは、以下の情報:第1要求メッセージを送信する理由、端末デバイスが移動した後の端末デバイスの位置情報、端末デバイスが移動する前の端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
[0319] 実装において、第1指示情報は、以下の情報:プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフロー間のマッピング・リスト、DRBにおけるデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
[0320] 実装において、第1指示情報は、更に、転送データが、第1インターフェースを介して第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより転送されることが可能であることを示すために使用される。
[0321] 図19は、本願の実施形態による別のアクセス・ネットワーク・デバイスの概略構造図である。アクセス・ネットワーク・デバイス1900は、受信モジュール1901と送信モジュール1902を含む。
[0322] 実装において、受信モジュール1901は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された第1指示情報と第1原因情報を受信するように構成されることが可能であり、第1指示情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが第2アクセス・ネットワーク・デバイスへ伝達されるべき転送データを有していることを示すために使用され、第1原因情報は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスがデータを転送することを必要とする理由を示すために使用され、転送データは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであり、第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び第2アクセス・ネットワーク・デバイスのうちの一方は第1ネットワーク及び第2ネットワークにより共有されるアクセス・ネットワーク・デバイスであり、第1アクセス・ネットワーク・デバイス及び第2アクセス・ネットワーク・デバイスはそれぞれ第1ネットワーク及び第2ネットワークに属しており、第1ネットワークと第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されており、第1アクセス・ネットワーク・デバイスと第2アクセス・ネットワーク・デバイスの間に第1インターフェースが存在し、第1インターフェースは、ユーザー・プレーン・データ通信と制御プレーン・データ通信を実行するように構成されている。
[0323] 実装において、送信モジュール1902は、第1指示情報に基づいて第1情報を第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するように構成されてもよく、第1情報は、データ転送経路のために第2アクセス・ネットワーク・デバイスにより設定されたトランスポート・ネットワーク・レイヤ情報であり、データ転送経路は転送データ情報を伝達するために使用される。
[0324] 実装において、受信モジュール1901は、第1アクセス・ネットワーク・デバイスから送信された転送データを受信するように更に構成されてもよい。
[0325] 実装において、受信モジュール1901は、端末デバイスにより送信された第1メッセージを受信するように更に構成されてもよく、第1メッセージは、端末デバイスが第2ネットワークへ移動する前に端末デバイスが位置していた第1ネットワークの位置情報を示すために使用される。
[0326] 実装において、送信モジュール1902は、第1メッセージに基づいて第2要求メッセージを第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するように構成されてもよく、第2要求メッセージは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスに関する端末デバイスのコンテキストを問い合わせるために使用される。
[0327] 実装において、送信モジュール1902は、インターフェースを介して、第1情報を第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ直接的に送信するように更に構成されていてもよい。
[0328] 実装において、第2要求メッセージは、以下の情報:第1要求メッセージを送信する理由、端末デバイスが移動した後の端末デバイスの位置情報、端末デバイスが移動する前の端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを更に含んでもよい。
[0329] 実装において、第1ネットワークはSNPNであり、第2ネットワークはPLMNであり;第1ネットワークはPLMNであり且つ第2ネットワークはSNPNであるか;第1ネットワークはPNI-NPNであり且つ第2ネットワークはSNPNであるか;又は第1ネットワークはSNPNであり且つ第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0330] 実装において、第1指示情報は、以下の情報:プロトコル・データ・ユニットPDUセッション識別子、サービス品質QoSフロー識別子、データ無線ベアラDRB識別子、DRB及びQoSフロー間のマッピング・リスト、DRBにおけるデータの伝達ステータス情報、及びデータ転送原因、のうちの少なくとも1つを含む。
[0331] 図20は、本願の実施形態によるAMFの概略構造図である。AMF 2000は、受信モジュール2001と送信モジュール2002を含む。
[0332] 実装において、受信モジュール2001は、端末デバイスから送信された第2メッセージを受信するように構成されることが可能であり、第2メッセージは、端末デバイスが移動する前に端末デバイスが位置していた第1ネットワークの位置情報と、端末デバイスが移動した後に端末デバイスが位置する第2ネットワークの位置情報とを含み、第1ネットワークと第2ネットワークのコア・ネットワーク要素は独立に配備されている。
[0333] 実装において、送信モジュール2002は、第2メッセージに基づいて第1要求メッセージを第1アクセス・ネットワーク・デバイスへ送信するように構成されることが可能であり、第1要求メッセージは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスが転送データを有しているかどうかを問い合わせるために使用され、転送データは、第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより送信されたが端末デバイスによって首尾良く受信されていないデータ、端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信されたアウト・オブ・オーダー・データ、又は端末デバイスにより送信され第1アクセス・ネットワーク・デバイスにより受信された復元されるべきデータであり、第1アクセス・ネットワーク・デバイスは第1ネットワークにおけるアクセス・ネットワーク・デバイスである。
[0334] 実装において、第1ネットワークはSNPNであり、第2ネットワークはPLMNであり;第1ネットワークはPLMNであり且つ前記第2ネットワークはSNPNであるか;第1ネットワークはPNI-NPNであり且つ第2ネットワークはSNPNであるか;又は第1ネットワークはSNPNであり且つ第2ネットワークはPNI-NPNである。
[0335] 実装において、第1要求メッセージは、以下の情報:第1要求メッセージを送信する理由、端末デバイスが移動した後の端末デバイスの位置情報、端末デバイスが移動する前の端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、PDUセッション・タイプ、QoSフロー識別子、及び端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを含む。
[0336] 実装において、第2メッセージは、以下の情報:端末デバイスが第2メッセージを第1AMFへ送信する理由、端末デバイスが移動した後の端末デバイスの位置情報、端末デバイスが移動する前の端末デバイスの位置情報、PDUセッション識別子、第1ネットワークにおけるPDUセッションを設定する理由、第1ネットワークにおけるPDUセッションのタイプ、及び端末デバイスの識別子、のうちの少なくとも1つを更に含む。
[0337] 図21は、本願の実施形態によるデータ伝送のための通信デバイスの概略構造図である。
[0338] 通信デバイス2100は、少なくとも1つのプロセッサ2101と通信インターフェース2102を含む。通信インターフェース2102は、通信装置と他の通信装置との間で情報を交換するように構成されている。プログラム命令が少なくとも1つのプロセッサで実行される場合に、通信デバイスは、本願の前述の実施形態で提供される方法を実現することが可能である。通信デバイスは、第1アクセス・ネットワーク・デバイス、第2アクセス・ネットワーク・デバイス、又は本願の実施形態における第1AMFのようなネットワーク要素であってもよい。
[0339] 当業者は、本件明細書で開示された実施形態で説明される実施例との組み合わせにおいて、ユニット及びアルゴリズム・ステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータ・ソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実装されてもよいことを認識するであろう。機能がハードウェアにより又はソフトウェアにより実行されるかどうかは、特定のアプリケーションや技術的解決策の設計上の制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーションの各々について、説明された機能を実装するために様々な方法を利用する可能性があるが、その実装が本願の範囲を超えて行くものであると解釈されるべきではない。
[0340] 便宜的かつ簡易な説明のために、前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい、ということは当業者によって明確に理解されることが可能であり、詳細は本件で再度説明されない。
[0341] 本願で提供される幾つかの実施形態において、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方式で実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、上述の装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニットへの分け方は、単なる論理的な機能分割であるに過ぎず、実際の実装の際には他の分け方であってもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素は、別のシステムに結合された又は統合されたりしてもよく、或いは幾つかの特徴は、無視されたり又は実行されなかったりしてもよい。更に、図示又は説明された相互カップリング、直接的なカップリング、又は通信コネクションは、何らかのインターフェースを介して実装されてもよい。装置又はユニット間の間接的なカップリング又は通信コネクションは、電気的、機械的、又は他の形態で実装されてもよい。
[0342] 別個のパーツとして記載されているユニットは、物理的に分離されていてもいなくてもよく、ユニットとして示されるパーツは、物理的なユニットであってもなくてもよく、一カ所に配置されていてもよいし、又は複数のネットワーク・ユニット上に分散されていてもよい。ユニットの一部又は全ては、実施形態における解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されることが可能である。
[0343] 更に、本願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよいし、又は各ユニットは物理的に単独で存在してもよいし、又は2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。
[0344] 機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合に機能はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策は本質的に、又は先行技術に寄与する部分は、又は技術的解決策のうちの幾つかは、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ・デバイス(パーソナル・コンピュータ、サーバー、又はネットワーク・デバイスであってもよい)に、本願の実施形態で説明される方法の全部又は一部のステップを実行するように指示する幾つかの命令を含む。前述の記憶媒体は、プログラム・コードを記憶することが可能な任意の媒体、例えば、USBフラッシュ・ドライブ、リムーバブル・ハード・ディスク、リード・オンリー・メモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory, RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクを含む。
[0345] 上記は、本願の特定の実装を単に説明しているに過ぎず、本願の保護範囲を制限するようには意図されていない。本願で開示された技術的範囲内で、当業者により容易に把握される如何なる変更や置換も、本願の保護範囲に含まれるものとする。従って、本願の保護範囲はクレームの保護範囲に従うものとする。

Claims (11)

  1. システム情報有効性検証方法であって:
    端末デバイスが、無線アクセス・ネットワーク・デバイスによりブロードキャストされた第1のシステム情報を受信するステップであって、前記第1のシステム情報は非公衆ネットワーク(NPN)識別情報リストと第1の関連情報とを含み、前記NPN識別情報リストは少なくとも1つのNPN識別情報を含む、ステップ;及び
    前記NPN識別情報リスト内の第1のNPN識別情報が、前記端末デバイスに記憶されている第2のNPN識別情報と同一であり、前記第1の関連情報が、前記端末デバイスに記憶されている第2の関連情報と同一である場合に、前記端末デバイスが、第2のシステム情報は有効であると判断するステップであって、前記第2のシステム情報は、前記第2のNPN識別情報と前記第2の関連情報とを含む、ステップ;
    を含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記NPN識別情報は、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)識別子(ID)とネットワークID(NID)とを含む、方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、前記NPN識別情報は、PLMN IDとクローズド・アクセス・グループ(CAG)とを含む、方法。
  4. 請求項1ないし3のうちの何れか一項に記載の方法において、前記第1の関連情報及び前記第2の関連情報は、以下のアイテム:エリア・スコープ、システム情報エリアID、バリュー・タグ、及びセル識別子、のうちの少なくとも1つを含む、方法。
  5. 端末デバイスであって:
    無線アクセス・ネットワーク・デバイスによりブロードキャストされた第1のシステム情報を受信するように構成された通信ユニットであって、前記第1のシステム情報は非公衆ネットワーク(NPN)識別情報リストと第1の関連情報とを含み、前記NPN識別情報リストは少なくとも1つのNPN識別情報を含む、通信ユニット;及び
    前記NPN識別情報リスト内の第1のNPN識別情報が、前記端末デバイスに記憶されている第2のNPN識別情報と同一であり、前記第1の関連情報が、前記端末デバイスに記憶されている第2の関連情報と同一である場合に、第2のシステム情報は有効であると判断するように構成された処理ユニットであって、前記第2のシステム情報は、前記第2のNPN識別情報と前記第2の関連情報とを含む、処理ユニット;
    を含む端末デバイス。
  6. 請求項5に記載の端末デバイスにおいて、前記NPN識別情報は、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)識別子(ID)とネットワークID(NID)とを含む、端末デバイス。
  7. 請求項5に記載の端末デバイスにおいて、前記NPN識別情報は、PLMN IDとクローズド・アクセス・グループ(CAG)とを含む、端末デバイス。
  8. 請求項5ないし7のうちの何れか一項に記載の端末デバイスにおいて、前記第1の関連情報及び前記第2の関連情報は、以下のアイテム:エリア・スコープ、システム情報エリアID、バリュー・タグ、及びセル識別子、のうちの少なくとも1つを含む、端末デバイス。
  9. メモリとプロセッサを含む通信装置であって、前記メモリはコンピュータ・プログラム実行可能命令を記憶するように構成されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ・プログラム実行可能命令を起動して、請求項1ないし4のうちの何れか一項に記載の方法を実行するように構成されている、通信装置。
  10. プロセッサを含む通信装置であって、前記プロセッサはメモリに結合されており、前記メモリはコンピュータ・プログラム実行可能命令を記憶するように構成されており、前記プロセッサは、前記コンピュータ・プログラム実行可能命令を起動して、請求項1ないし4のうちの何れか一項に記載の方法を実行するように構成されている、通信装置。
  11. コンピュータ・プログラムを含むコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コンピュータ・プログラムがコンピュータにおいて実行されると、前記コンピュータは、請求項1ないし4のうちの何れか一項に記載の方法を実行することが可能になる、記憶媒体。
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