JP2024018791A - 液体充填装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024018791000001
【課題】液体供給路に高温の液体が供給された場合であっても合成樹脂製のシール部材によりシール性を確保することが可能な液体充填装置を提供することである。
【解決手段】被充填体2に液体3を充填する液体充填装置1であって、液体供給部13と、供給口21とシール面22とを備えたノズル20と、液体供給路11の内部に上下方向に移動自在に配置された駆動ロッド31と、駆動ロッド31に固定されたシール部材32と、を有し、駆動ロッド31の支持面31bとシール部材32の対向面32bとの間に隙間60が設けられていることを特徴とする液体充填装置1。
【選択図】図2

Description

本発明は、被充填体に液体を充填する液体充填装置に関する。
液体を加圧媒体としてブロー成形する液体ブロー成形により合成樹脂製の容器を製造する液体ブロー成形装置においては、被充填体であるプリフォームに加圧した液体を充填(供給)する液体充填装置が用いられている。
例えば特許文献1には、液体供給路に液体を供給する液体供給部と、液体供給路に連なる供給口と供給口よりも上流側に設けられたシール面とを備えたノズルと、液体供給路の内部に上下方向に移動自在に配置された駆動ロッドと、シール面の側を向く当接面を備え、駆動ロッドに固定されたシール部材とを備え、シール部材の当接面がシール面に当接して供給口が閉塞されるとともに、液体ブロー成形を行う際、駆動ロッドが上方に移動してシール部材の当接面がシール面から離れることで、供給口が開かれてプリフォームに加圧した液体が供給されるように構成された液体充填装置が記載されている。
特開2019-130799号公報
上記従来の液体充填装置では、液体を加圧しながら充填を行うために、液体供給路の内部は常に液体で満たされているので、供給路をシール部材で密封する必要がある。そこで、シール部材による供給口のシール性を高めるために、シール部材として合成樹脂製のものを用いることが好ましい。
しかし、シール部材として合成樹脂製のものを用いた構成では、洗浄等のために液体供給路に熱湯を供給する場合や高温の液体を被充填体に充填する場合などにおいて、液体供給路に高温の液体が供給されると、シール部材の当接面が熱による影響を受けてシール性が低下し、供給口から液体が漏出する虞がある、という問題があった。供給口から液体が漏出すると、金型や製品である容器が漏出した液体によって汚染されることになる。
これに対し、シール部材を合成樹脂製ではなく金属製とすることが考えられえる。しかし、シール部材を金属製とすると、シール性を確保し難くなり、また液体に金属粉が混入する虞がある、という問題が生じることになる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体供給路に高温の液体が供給された場合であっても合成樹脂製のシール部材によりシール性を確保することが可能な液体充填装置を提供することにある。
本発明の液体充填装置は、被充填体に液体を充填する液体充填装置であって、液体供給路に液体を供給する液体供給部と、前記液体供給路に連なる供給口と、前記供給口よりも上流側に設けられたシール面とを備えたノズルと、前記ノズルの側を向く支持面と前記支持面に設けられた被係合部とを備え、前記液体供給路の内部に上下方向に移動自在に配置された駆動ロッドと、前記シール面の側を向く当接面と、前記支持面の側を向く対向面と、前記対向面に設けられた係合部とを備え、前記係合部が前記被係合部に係合して前記駆動ロッドに固定されて、前記当接面が前記シール面に当接して前記供給口を閉塞する閉位置と前記当接面が前記シール面から離れて前記供給口を開く開位置との間で前記駆動ロッドとともに移動する合成樹脂製のシール部材と、を有し、前記支持面と前記対向面との間に隙間が設けられていることを特徴とする。
本発明の液体充填装置は、上記構成において、前記係合部が前記対向面から突出する雄ねじ部であり、前記被係合部がネジ穴であり、前記係合部の軸方向寸法が前記被係合部の軸方向寸法よりも大きく設定されているのが好ましい。
本発明の液体充填装置は、上記構成において、前記係合部が前記対向面から突出する雄ねじ部であり、前記被係合部がネジ穴であり、前記係合部の軸方向寸法が前記被係合部の軸方向寸法と同一に設定されるとともに前記係合部の先端面と前記被係合部の底面との間にスペーサ部材が配置されているのが好ましい。
本発明の液体充填装置は、上記構成において、前記供給口が、前記シール面の内周縁から下方に延びる円筒状に構成されているのが好ましい。
本発明の液体充填装置は、上記構成において、前記シール部材の下端に一体に設けられ、前記シール部材が前記閉位置にあるときに前記供給口の内側に配置される延長部と、前記延長部に設けられ、前記延長部の下端に一端が開口するとともに前記延長部の外周面に他端が開口する吸引孔と、前記ノズルに設けられ、前記シール部材が前記閉位置にあるときに前記吸引孔の前記他端に連通する吸引路と、前記吸引路に接続された負圧供給源と、をさらに有するのが好ましい。
本発明によれば、液体供給路に高温の液体が供給された場合であっても合成樹脂製のシール部材によりシール性を確保することが可能な液体充填装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る液体充填装置の要部を拡大して示す断面図である。 図1に示すシール部材と駆動ロッドの要部を拡大して示す断面図である。 図2に示すシール部材の底面図である。 図1に示す液体充填装置の、シール部材を開位置として被充填体に液体を充填している状態における断面図である。 図1に示す液体充填装置の、被充填体に液体を充填した後、シール部材を閉位置とした状態における断面図である。 変形例に係るシール部材と駆動ロッドの要部を拡大して示す断面図である。 他の変形例に係るシール部材と駆動ロッドの要部を拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る液体充填装置をより具体的に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施形態に係る液体充填装置1は、合成樹脂製のプリフォームである被充填体2に加圧した液体3を充填(供給)して、被充填体2を所定形状の容器に液体ブロー成形する液体ブロー成形装置を構成するものである。
本実施の形態では、被充填体2は、例えばポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料により、口部2aと有底円筒状の胴部2bとを備えた略試験管状に形成されたプリフォームである。被充填体2は、所定温度にまで加熱された状態で、液体充填装置1の下方に配置されたブロー成形用の金型4に、口部2aを上方に向けて開口させた姿勢で配置される。
なお、被充填体2は、他の材料、形状のプリフォームであってもよい。
液体充填装置1は本体ブロック10を有している。本実施形態では、本体ブロック10の内部に上下方向に延びる液体供給路11を備えている。液体供給路11には配管12を介して液体供給部13が接続されている。液体供給部13は、例えばプランジャーポンプで構成され、配管12を通して液体供給路11に所定圧にまで加圧した液体3を供給することができる。また、液体供給部13は、液体供給路11の洗浄の際に、配管12を通して液体供給路11に所定温度にまで加熱した液体(熱湯等)を供給することもできる。
本体ブロック10の下端にはノズル20が取り付けられている。ノズル20は、液体供給路11に連なるとともに下方に向けて開口する供給口21と、供給口21よりも上流側(図1において上側)に設けられたシール面22とを備えている。
本実施形態では、供給口21は、シール面22の内周縁から下方に延びて被充填体2の口部2aの内側に挿入可能な円筒状となっている。
供給口21の上側には、供給口21よりも大径の挟持部23が一体に設けられている。ノズル20は、挟持部23が本体ブロック10の内周面に設けられた段差面14と本体ブロック10の下端に固定された支持ブロック15との間に挟持されることで本体ブロック10に固定されている。
シール面22は、挟持部23の上面として設けられており、上方から下方に向けて徐々に縮径するテーパー面となっている。なお、シール面22はテーパー面に限られない。
液体充填装置1は、ノズル20の供給口21を開閉するシール体30を備えている。シール体30は、駆動ロッド31とシール部材32とを有している。
駆動ロッド31は液体供給路11の内部に配置され、液体供給路11の軸線Oに沿って上下方向に延びている。駆動ロッド31は、図示しない駆動源により駆動されて、ノズル20に対して接近、離反するように上下方向に移動自在となっている。駆動ロッド31の下端部には、上側部分よりも大径の接続部31aが一体に設けられている。図1、図2に示すように、接続部31aのノズル20の側を向く下面は、軸線Oに垂直で平らな支持面31bとなっている。支持面31bには、軸線Oと同軸に所定の深さで凹む被係合部としてのネジ穴31cが設けられている。
シール部材32は、合成樹脂製であり、シール面22の側を向く当接面32aと、駆動ロッド31の支持面31bの側を向く対向面32bと、対向面32bから軸線Oと同軸に所定の高さで突出する係合部としての雄ねじ部32cとを備えている。本実施形態では、当接面32aはシール部材32の下面として設けられており、シール面22に対応した形状のテーパー面となっている。
シール部材32は、雄ねじ部32cが駆動ロッド31の接続部31aに設けられたネジ穴31cにねじ結合することで駆動ロッド31の接続部31aに固定されている。これにより、シール部材32は、当接面32aがシール面22に当接して供給口21を閉塞する閉位置(図1に示す位置)と、当接面32aがシール面22から離れて供給口21を開く開位置(図6に示す位置)との間で、駆動ロッド31とともに移動自在となっている。
シール部材32は、下端に延長部33が一体に設けられた構成とすることもできる。
図2に示すように、延長部33は、供給口21の内周面と略同径且つ同軸の円筒状となっており、当接面32aの内周縁から下方に向けて延びている。延長部33は、シール部材32が閉位置にあるときに、供給口21の内側に配置される。このとき、延長部33の外周面は供給口21の内周面に摺接または近接しており、また、延長部33の下流側(図1において下側)の先端面は供給口21の下流側の先端面と同一面状に配置される。
延長部33には吸引孔33aが設けられている。吸引孔33aは、延長部33の下端に一端が開口するとともに延長部33の外周面に他端が開口するようにL字に曲がる流路となっている。本実施形態では、延長部33には、複数の吸引孔33aが軸線Oを中心とした周方向に等間隔に並べて設けられている。これにより、図3に示すように、延長部33の下端面には、複数の吸引孔33aの一端が周方向に等間隔に並んで開口している。なお、図3には、便宜上、1つの吸引孔33aにのみ符号を付してある。
図1に示すように、延長部33に吸引孔33aが設けられる場合には、ノズル20には吸引路24が設けられる。吸引路24は、ノズル20の挟持部23の内周面に軸線Oを中心とした円環状の溝として設けられ、シール部材32が閉位置にあるときに、それぞれの吸引孔33aの他端に連通するように構成される。
また、吸引路24には、配管40を介して負圧供給源41が接続される。負圧供給源41は、例えば真空ポンプである。また、配管40には、開閉弁42が設けられる。開閉弁42は、例えば電磁弁により構成され、図示しない制御手段によって開閉制御される。開閉弁42が開かれると、負圧供給源41が配管40と吸引路24とを介してそれぞれの吸引孔33aに連通し、吸引孔33aに負圧が供給される。
液体充填装置1は、延伸ロッド50を備えた構成とすることもできる。この場合、延伸ロッド50は、駆動ロッド31及びシール部材32すなわちシール体30の軸心に、シール部材32に対して進退移動自在に配置される。被充填体2に加圧した液体3を供給して液体ブロー成形を行う際に、延伸ロッド50をシール部材32から下方に突出するように移動させて被充填体2を延伸ロッド50により縦方向に延伸することで、被充填体2を二軸延伸ブロー成形することができる。
次に、液体充填装置1を用いて被充填体2に加圧した液体3を充填して液体ブロー成形を行う手順について説明する。
図1に示すように、シール部材32を閉位置として供給口21を閉じるとともに開閉弁42を閉じた状態で、液体3を充填する対象物である被充填体2を、その口部2aが供給口21と同軸状となるよう金型4に配置する。
次に、図4に示すように、本体ブロック10を下方に移動させてノズル20の供給口21を被充填体2の口部2aに嵌合させ、次いで、開閉弁42を閉じた状態のまま駆動ロッド31を作動させてシール体30を上方に移動させ、シール部材32を閉位置から開位置に移動させる。これにより、シール面22から当接面32aが離れて供給口21が開かれて液体供給部13から配管12及び液体供給路11を介してノズル20に供給された加圧された液体3が供給口21から口部2aを通して被充填体2に充填され、被充填体2の胴部2bが延伸される。延伸ロッド50を設けた構成とした場合には、延伸ロッド50が下方に向けて移動することで、被充填体2の胴部2bは延伸ロッド50により縦方向に延伸される。被充填体2に所定量の加圧した液体3が充填されると、被充填体2は所定形状の容器に成形され、被充填体2への液体3の充填が完了する。
被充填体2への液体3の充填が完了すると、図5に示すように、負圧供給源41が作動した状態で開閉弁42を開くとともに駆動ロッド31を作動させてシール体30を下方に移動させ、シール部材32を開位置から閉位置に移動させる。シール部材32が閉位置となると、シール面22に当接面32aが全周に亘って当接して供給口21が閉じられ、被充填体2への加圧した液体3の充填が停止される。そして、本体ブロック10を上方に移動させてノズル20の供給口21を被充填体2の口部2aから離間させる。なお、負圧供給源41は、開閉弁42が開かれたときに作動していれば、常時作動した状態としておいてもよく、開閉弁42を開く際に作動を開始するようにしてもよい。
シール部材32が閉位置となって供給口21が閉じられた後、供給口21の先端面ないし延長部33の先端面に付着した液体3が液垂れを生じる虞があるが、開閉弁42が開かれて延長部33の先端面に開口する複数本の吸引孔33aに負圧供給源41から負圧が供給されているので、供給口21の先端面ないし延長部33の先端面に付着した液体3は複数本の吸引孔33aから吸引される。これにより、供給口21の先端面ないし延長部33の先端面からの液垂れが防止される。
本実施形態の液体充填装置1では、シール部材32は合成樹脂製となっている。そのため、洗浄等のために液体供給路11に熱湯を供給する場合や高温の液体を被充填体2に充填する場合などにおいて、液体供給路11に高温の液体3が供給されると、シール部材32の当接面32aが熱による影響を受け、シール性が低下する虞がある。
これに対し、本実施形態の液体充填装置1では、図2に示すように、駆動ロッド31の支持面31bとシール部材32の対向面32bとの間には隙間60が設けられている。
隙間60は、雄ねじ部32cの外側に、軸線Oを中心とした円環状且つ一定の厚みで設けられている。隙間60は、規定の荷重でシール部材32が閉位置に保持された状態においてシール部材32に生じる上下方向の弾性変位量以上に設定される。支持面31bと対向面32bとの間に隙間60が設けられることで、シール部材32ないし当接面32aは、駆動ロッド31から加えられる規定の荷重で閉位置に保持された状態において、隙間60の分だけ隙間60を狭める方向に向けて弾性変形することができる。
このように、駆動ロッド31の支持面31bとシール部材32の対向面32bとの間に隙間60が設けられることで、シール部材32の当接面32aが熱による影響を受けても、駆動ロッド31から加えられる規定の荷重で閉位置に保持された状態のシール部材32が、隙間60を狭める方向に向けてさらに弾性変形することで、当接面32aのシール面22に対する密着性を確保して液漏れを防止することができる。例えば、熱により当接面32aに変形や歪みが生じたとしても、駆動ロッド31から加えられる規定の荷重で閉位置に保持された状態のシール部材32が、隙間60を狭める方向に向けてさらに弾性変形することで、当該変形や歪みを吸収してシール面22に対する密着性を確保することができる。
本実施形態では、雄ねじ部32cの軸方向寸法がネジ穴31cの軸方向寸法よりも大きく設定され、その寸法の差に対応した厚みの隙間60が支持面31bと対向面32bとの間に設けられている。
この構成によれば、雄ねじ部32cの先端面(上側の端面)がネジ穴31cの底面に当接するまで雄ねじ部32cをネジ穴31cに規定のトルクでねじ込むことで、支持面31bと対向面32bとの間に規定の厚みの隙間60を容易且つ確実に設けることができる。
図6に示すように、雄ねじ部32cの軸方向寸法をネジ穴31cの軸方向寸法と同一に設定するとともに雄ねじ部32cの先端面(上側の端面)とネジ穴31cの底面との間に、例えばステンレス鋼などで形成された所定の厚みのスペーサ61を配置することで、スペーサ61の厚みに対応した厚みの隙間60を支持面31bと対向面32bとの間に設ける構成としてもよい。
この構成によれば、支持面31bと対向面32bとの間に隙間60が設けられない従来の液体充填装置のシール部材32及び駆動ロッド31に対し、雄ねじ部32cの先端面とネジ穴31cの底面との間にスペーサ61を配置することで、従来のシール部材32及び駆動ロッド31を利用しつつ支持面31bと対向面32bとの間に容易且つ低コストで隙間60を設けることができる。
図7に示すように、支持面31bの外周縁にストッパ部31dを一体に設けた構成とすることもできる。ストッパ部31dは円環状となってシール部材32の外周を囲うとともに、その下面は当接面32aに対して上方に段差状にずれたテーパー面となっている。なお、ストッパ部31dの内周面とシール部材32の外周面との間に径方向の隙間があってもよく、ストッパ部31dの内周面とシール部材32の外周面とが互いに当接していてもよい。
この構成によれば、駆動ロッド31からシール部材32に不意に過度の荷重が加えられても、ストッパ部31dがシール面22に当接することで、シール部材32が過度に弾性変形して破損することを防止することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、液体充填装置1を、液体ブロー成形に用いられる液体ブロー成形装置を構成するものとした場合を示したが、液体充填装置1は、ブロー成形と充填とを同時に行う場合に限らず、予めブロー成形や射出成形などにより所定形状に形成された容器の内部に、内容液となる液体を充填する用途に用いることもできる。
また、前記実施形態では、隙間60を一定の厚みを有するものとしたが、これに限らず、シール部材32を所望の変位量だけ弾性変形させることができれば、その厚みが一定ではないものとしてもよい。
さらに、前記実施形態では、供給口21を、シール面22の内周縁から下方に延びる円筒状に構成しているが、これに限らず、当該円筒部を設けず、シール面22の内周縁を供給口21としてもよい。
さらに、前記実施形態では、駆動ロッド31の支持面31bに被係合部としてのネジ穴31cを設け、シール部材32の対向面32bに係合部としての雄ねじ部32cを設け、雄ねじ部32cをネジ穴31cにねじ結合してシール部材32を駆動ロッド31に固定するようにしているが、これに限らず、シール部材32の対向面32bに係合部としてのネジ穴を設け、駆動ロッド31の支持面31bにネジ穴に係合する被係合部としての雄ねじ部を設けるようにしてもよい。また、係合部、被係合部として、雄ねじ部、ネジ穴以外の構成を用いることで、ねじ結合以外の手段でシール部材32を駆動ロッド31に固定する構成としてもよい。
1 液体充填装置
2 被充填体
2a 口部
2b 胴部
3 液体
4 金型
10 本体ブロック
11 液体供給路
12 配管
13 液体供給部
14 段差面
15 支持ブロック
20 ノズル
21 供給口
22 シール面
23 挟持部
24 吸引路
30 シール体
31 駆動ロッド
31a 接続部
31b 支持面
31c ネジ穴(被係合部)
31d ストッパ部
32 シール部材
32a 当接面
32b 対向面
32c 雄ねじ部(係合部)
33 延長部
33a 吸引孔
40 配管
41 負圧供給源
42 開閉弁
50 延伸ロッド
60 隙間
61 スペーサ
O 軸線

Claims (5)

  1. 被充填体に液体を充填する液体充填装置であって、
    液体供給路に液体を供給する液体供給部と、
    前記液体供給路に連なる供給口と、前記供給口よりも上流側に設けられたシール面とを備えたノズルと、
    前記ノズルの側を向く支持面と前記支持面に設けられた被係合部とを備え、前記液体供給路の内部に上下方向に移動自在に配置された駆動ロッドと、
    前記シール面の側を向く当接面と、前記支持面の側を向く対向面と、前記対向面に設けられた係合部とを備え、前記係合部が前記被係合部に係合して前記駆動ロッドに固定されて、前記当接面が前記シール面に当接して前記供給口を閉塞する閉位置と前記当接面が前記シール面から離れて前記供給口を開く開位置との間で前記駆動ロッドとともに移動する合成樹脂製のシール部材と、を有し、
    前記支持面と前記対向面との間に隙間が設けられていることを特徴とする液体充填装置。
  2. 前記係合部が前記対向面から突出する雄ねじ部であり、
    前記被係合部がネジ穴であり、
    前記係合部の軸方向寸法が前記被係合部の軸方向寸法よりも大きく設定されている、請求項1に記載の液体充填装置。
  3. 前記係合部が前記対向面から突出する雄ねじ部であり、
    前記被係合部がネジ穴であり、
    前記係合部の軸方向寸法が前記被係合部の軸方向寸法と同一に設定されるとともに前記係合部の先端面と前記被係合部の底面との間にスペーサ部材が配置されている、請求項1に記載の液体充填装置。
  4. 前記供給口が、前記シール面の内周縁から下方に延びる円筒状に構成されている、請求項1~3の何れか1項に記載の液体充填装置。
  5. 前記シール部材の下端に一体に設けられ、前記シール部材が前記閉位置にあるときに前記供給口の内側に配置される延長部と、
    前記延長部に設けられ、前記延長部の下端に一端が開口するとともに前記延長部の外周面に他端が開口する吸引孔と、
    前記ノズルに設けられ、前記シール部材が前記閉位置にあるときに前記吸引孔の前記他端に連通する吸引路と、
    前記吸引路に接続された負圧供給源と、をさらに有する、請求項4に記載の液体充填装置。
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