JP2024018501A - 酒類の選定、取引、又は評価のためのシステム - Google Patents

酒類の選定、取引、又は評価のためのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】酒類の鑑定をする専門家と、酒類の購入又は売却を希望する顧客との間の連絡を成立させるシステム及びクライアント装置を提供する。【解決手段】システムは、酒類の購入又は売却を希望する顧客ユーザーに関連付けられる顧客ユーザープロファイルと、酒類の鑑定を希望する鑑定ユーザーに関連付けられる鑑定ユーザープロファイルとを格納するユーザー情報管理モジュールと、顧客ユーザーによる、酒類の購入又は売却の希望に関する売買希望情報を受信して格納する売買希望情報登録モジュールと、顧客ユーザープロファイル及び鑑定ユーザープロファイルに基づいて、売買希望情報を鑑定ユーザーに提示するか否かを判断し、提示した場合には、鑑定ユーザーからの売買希望情報への諾否を受信する、マッチングモジュールと、売買希望情報に関する鑑定ユーザーからの顧客ユーザーへの申出を受信し、顧客ユーザーへ提示する、オファー提示モジュールと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、酒類の選定、取引、又は評価を行うためのシステムに関する。
酒類は商品としての歴史が非常に長く、その取り扱いには他の食品や飲料とは異なる独特の慣習、作法があることが知られている。酒類の中でもとりわけ醸造酒類、蒸留酒類などで顕著であるが、酒類はその保存状態、産地や生産年、蔵元、容器への充填を行った者等といった属性に応じて、様々な評価がなされるという或る意味で芸術作品とも似た性質をも持つ特殊な商品であると言える。
このため酒類の取引、提供、テイスティングに携わる者には高度な専門知識が求められることになる。酒類にまつわる種々の資格(ソムリエ、杜氏、酒造技能士、酒ディプロマ、きき酒師、バーテンダー等)が設けられていることからもそれが理解されよう。
このような酒類の取り扱いに介在するコンピュータシステムも提案されている。例えば特許文献1には、各ユーザによる同一種類の飲料あるいは共通する味覚的特長を有する飲料のテイスティング結果を、通信網を介して教育データベースにて集計し、当該集計結果を各ユーザに提供する飲料のテイスティングの教育方法であって、授業において複数の飲料をテイスティングし、その結果を登録させる場合に、予め指示した順番でのみ各飲料のテイスティング結果の登録が可能となることを特徴とした、飲料のテイスティングの教育方法が開示されている。
特開2006-011488号公報
しかし従来技術では、酒類に関する知識が十分でない一般人である顧客と、酒類の知識を有する専門家(ソムリエ等)とのコミュニケーションの場を提供することは実は難しい。
まずそうした専門家は、酒類を提供する飲食店等の業者と何らかの関係(雇用契約等)を有していることが多い。それが故に、関係のある飲食店等との柵を離れて酒類を顧客にフラットに勧めるというのは、現場で働く専門家にとっては意外に困難なことである。例えば、ソムリエが勤めているレストランにおいてソムリエがワインを顧客へ提供しようとしたときに、提供すべきワイン種類の判断において、その顧客の属性よりも、そのレストランにおけるワインの在庫状況の方が重みを持ってしまうというのはありがちである。
また、現場から退いて別の職業に就くなどした専門家は、依然として酒類の知識を有しているにもかかわらず、その知識を顧客には提供しづらくなる。既存のインターネット掲示板やSNSで専門家を名乗ったとしても、なりすましが横行している現代においては顧客から信用を得るのは難しい。また、そもそもインターネットメディア上で専門家を名乗るインセンティブが得にくいという問題もある。さらに、飲食店で今まさに酒類の注文をしようとしている顧客にとっては、酒類についての示唆を得ようとしても、即時性に乏しい掲示板等は実用上助けにならないという問題もある。
上記課題を解決するため、本発明では下記の態様を提供できる。
態様1.
酒類の購入または売却を希望する顧客ユーザーに関連付けられる顧客ユーザープロファイルと、酒類の鑑定を希望する鑑定ユーザーに関連付けられる鑑定ユーザープロファイルとを格納するユーザー情報管理モジュールと、
前記顧客ユーザーによる、酒類の購入または売却の希望に関する売買希望情報を受信して格納する売買希望情報登録モジュールと、
前記顧客ユーザープロファイルおよび前記鑑定ユーザープロファイルに基づいて、前記売買希望情報を前記鑑定ユーザーに提示するか否かを判断し、提示した場合には、前記鑑定ユーザーからの前記売買希望情報への諾否を受信する、マッチングモジュールと、
前記売買希望情報に関する、前記鑑定ユーザーからの前記顧客ユーザーへの申出を受信し、前記顧客ユーザーへ提示する、オファー提示モジュールと
を含む、システム。
態様2.
前記顧客ユーザープロファイルが、前記顧客ユーザーの酒類嗜好、位置情報、年齢、性別、資産、国籍、酒類提供店への来訪歴、取引履歴、ならびに前記鑑定ユーザーからの評価情報もしくはNG情報からなる群から選択される一種以上に関するデータを含む、態様1に記載のシステム。
態様3.
前記鑑定ユーザープロファイルが、前記鑑定ユーザーの職歴、資格、位置情報、年齢、性別、国籍、取引履歴、ならびに前記顧客ユーザーからの評価情報もしくはNG情報からなる群から選択される一種以上に関するデータを含む、態様1または2に記載のシステム。
態様4.
前記オファー提示モジュールがさらに、
前記鑑定ユーザーにより示唆される酒類に対する、前記顧客ユーザーによる発注を受け付ける受注モジュール
を含む、態様1~3のいずれかに記載のシステム。
態様5.
顧客ユーザー用のクライアント装置であって、
タッチスクリーンディスプレイと、
ネットワーク送受信手段と、
前記タッチスクリーンディスプレイおよび前記ネットワーク送受信手段と動作可能に接続するプロセッサと
を含み、
前記プロセッサが、
前記タッチスクリーンディスプレイを介して、酒類の購入または売却の希望に関する売買希望情報の入力を受け付け、
前記ネットワーク送受信手段を介して、前記売買希望情報をサーバへ送信し、
前記ネットワーク送受信手段を介して、サーバから、前記クライアント装置のユーザーに関連付けられるユーザープロファイルに基づいてマッチングした、前記売買希望情報を承諾した外部の鑑定ユーザーに関する情報を受信して、前記タッチスクリーンディスプレイを介して表示し、
前記タッチスクリーンディスプレイを介して、前記クライアント装置のユーザーに関連付けられるユーザープロファイルに基づいて、前記外部の鑑定ユーザーからの申出に対する諾否に関する入力を受け付けて、その入力情報を前記ネットワーク送受信手段を介してサーバへ送信し、
前記外部の鑑定ユーザーからの申出を承諾した場合には、前記外部の鑑定ユーザーから送信されるオファー情報を前記ネットワーク送受信手段により受信して前記タッチスクリーンディスプレイを介して表示する
ように構成される
ことを特徴とする、クライアント装置。
態様6.
前記プロセッサがさらに、
前記タッチスクリーンディスプレイを介して、前記オファー情報に関連する酒類の発注を受け付ける
ように構成される、態様5に記載のクライアント装置。
態様7.
鑑定ユーザー用のクライアント装置であって、
タッチスクリーンディスプレイと、
ネットワーク送受信手段と、
前記タッチスクリーンディスプレイおよび前記ネットワーク送受信手段と動作可能に接続するプロセッサと
を含み、
前記プロセッサが、
前記クライアント装置のユーザーに関連付けられるユーザープロファイルに基づいてマッチングした外部の顧客ユーザーからの酒類の購入または売却の希望に関する売買希望情報と、前記外部の顧客ユーザーに関する情報とを、前記タッチスクリーンディスプレイを介して表示し、
前記タッチスクリーンディスプレイを介して、前記売買希望情報に対するオファーに関する情報の入力を受け付け、
前記ネットワーク送受信手段を介して、前記オファーに関する情報をサーバへ送信する
ように構成される、クライアント装置。
態様8.
前記プロセッサがさらに、
前記ネットワーク送受信手段を介して、前記外部の顧客ユーザーが前記オファーに関する情報に基づいて酒類の購入または売却を行ったことに基いて、その対価に関する情報を受信し、
前記タッチスクリーンディスプレイを介して、前記対価に関する情報を表示する
ように構成される、態様7に記載のクライアント装置。
本発明に係るシステムにより、酒類の鑑定をする専門家と、酒類の購入または売却を希望する顧客との間の連絡を、きわめて高い利便性を以って成立させることが可能となる。
本発明の或る実施形態の概要を説明するための模式図である。 本発明の或る実施形態に係るアプリの、鑑定ユーザー用のホーム画面の例を示す。 本発明の或る実施形態に係るアプリの、顧客ユーザー用のホーム画面の例を示す。 売買希望情報を顧客ユーザーがアプリ上で入力するときの画面表示の例を示す。 売買希望情報を顧客ユーザーがアプリ上で入力するときの画面表示の例を示す。 売買希望情報を顧客ユーザーがアプリ上で入力するときの画面表示の例を示す。 鑑定ユーザーがマッチングした、顧客ユーザーからの売買希望情報を一覧する画面表示の例である。 売買希望情報を、鑑定ユーザーが閲覧する際の表示例を示す。 鑑定ユーザーが検索を行うための検索画面の表示例である。 顧客ユーザーが検索を行うための検索画面の表示例である。 鑑定ユーザーが行う売買希望情報への回答の表示例である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明するが、これは本発明を何ら限定するものではない。
本明細書において「アプリ」とは、ソフトウェアアプリケーションのことを指す。アプリは任意の個数のプロセッサを有する任意の台数の計算機(コンピュータ)上で実行可能である(すなわち、分散処理による実行が可能である)。また本発明によりアプリが提供されるときには、当該アプリを実行するためのコードを格納した、コンピュータにより可読な媒体(SSD、ハードディスク、フラッシュメモリ、光学ディスク等)も提供可能であると理解されたい。
図1は、本発明の或る実施形態の概要を説明するための模式図である。すなわち本発明により、アプリ 100 を枢軸として、鑑定ユーザー 110 と顧客ユーザー 120 とが酒類に関する通信を行うためのプラットフォーム(システム)を提供することが可能となる。以下プラットフォームの挙動概要を説明する。この例では、アプリ 100 は任意のモバイル端末(スマートフォン、タブレット、ラップトップPC等)上で実行されているが、アプリ 100 を他のコンピュータ端末(デスクトップPC、サーバ等)上で実行してもかまわない。
当該プラットフォームではまず、鑑定ユーザー 110 と顧客ユーザー 120 のユーザープロファイルをそれぞれ登録し、ユーザー情報管理モジュールに格納しておく。これらのユーザープロファイルには管理上必要になりうる任意の情報を含めることができる。顧客ユーザー用のユーザープロファイルとしては例えば、当該顧客ユーザーの酒類嗜好、位置情報、年齢、性別、資産、国籍、酒類提供店への来訪歴、取引履歴、ならびに前記鑑定ユーザーからの評価情報もしくはNG情報からなる群から選択される一種以上に関するデータを含んでよい。また鑑定ユーザー用のユーザープロファイルが、当該鑑定ユーザーの職歴、資格、位置情報、年齢、性別、国籍、取引履歴、ならびに前記顧客ユーザーからの評価情報もしくはNG情報からなる群から選択される一種以上に関するデータを含んでよい。
ユーザー情報管理モジュールは、プラットフォーム内の任意のハードウェアに格納でき、例えばシステムサーバ(クラウドサーバ)上に格納してもよいし、ユーザーが所有する端末内のストレージに格納してもよい。また、以降に説明する他のモジュールについても同様である。以降の説明においては逐一注釈は入れないが、モジュール間でのデータのやりとりを行うという記載がある場合には、それらのモジュールは同一のハードウェア内に格納されていて当該ハードウェア内での通信を行うと解釈してもよい。あるいは、それぞれ別のハードウェアに格納されているモジュールの間で、アプリを実行している端末が有するユーザーインターフェイスを介して、任意のネットワーク(無線でも有線でもよい)に接続し、データの送受信を行うと解釈してもよい。以降の説明ではこの解釈例に倣い、鑑定ユーザー 110 と顧客ユーザー 120 との間の通信はネットワークとサーバを介して行うものとして記載している。
以下、図1に記載された工程を順を追って説明していく。下記の説明は、アプリ 100 が端末のディスプレイに表示できる画面イメージを参照しながら行う。
図2は、アプリ 100 のホーム画面である。このホーム画面は鑑定ユーザー 110 用のものであって、顧客ユーザーからの評価件数および評価履歴と、当該鑑定ユーザーが顧客ユーザーから「ユアソムリエ」(お気に入り)として登録された件数と、報酬予定額が表示されている。また図2のホーム画面の下部には、トーク画面、検索画面、マイページ画面への切り替えを行うためのボタンも設けられている。これらの要素について詳しくは後述する。
また図3には、顧客ユーザー 120 用のホーム画面を示しており、ここでは評価や報酬についての表示は無い代わりに、下部に「相談する」ボタンが設けられている。この「相談する」ボタンは、後述する売買希望情報の提示のために用いることができる。また下部には鑑定ユーザー用の画面と同様に、トーク画面、検索画面、マイページ画面への切り替えを行うためのボタンも設けられている。
[図1の工程(1)]
さて当該プラットフォームではまず、アプリ 100 が提供するユーザーインターフェイスに対して、顧客ユーザー 120 が酒類の購入または売却の希望に関する情報(以下、「売買希望情報」とも略記する)を入力する。当該売買希望情報は、酒類の売買に関係するものであれば任意のものであってよい。売買希望情報の入力を受け付けるアプリ 100 のユーザーインターフェイスでは、顧客ユーザー 120 に何らかの選択肢を選ばせるようにして入力させてもよいし、あるいはテキストフィールドに自由入力させるようにしてもよい。また売買希望情報が、画像(例えばスマートフォンのカメラで撮影した料理、メニュー、又は飲食店の画像等)を含んでいてもよい。
そうした売買希望情報としては、一例として下記のようなものが挙げられる。
・顧客ユーザー 120 が飲食店(レストラン、バー等)に滞在している際に、そのときの状況に合う酒類を(ソムリエ等に)選択し推薦してほしい旨の希望。
・顧客ユーザー 120 が自宅で消費するために特定の酒類を注文したい旨の希望。
・顧客ユーザー 120 が所有している特定の酒類を売却したい旨の希望。
・顧客ユーザー 120 が外出、旅行の予定を有しているときに、その滞在先で嗜みたい酒類を選択し推薦してほしい旨の希望。
・顧客ユーザー 120 が特定の予算を決めている場合に、当該予算内で酒類を選択し推薦してほしい旨の希望。
上記売買希望情報がアプリ 100 に入力されると、そのデータは売買希望情報登録モジュールに格納される。すなわちこの一連の行為は、顧客ユーザー 120 が酒類に関する何らかの依頼を、本発明に係るシステムへと送信する行為であると解釈してもよい。
図4は、売買希望情報を顧客ユーザー 120 がアプリ 100 上で入力するときの画面表示の例である。この例は、顧客ユーザー 120 が専らワインを購入することを想定している場合となっている。別の実施形態では、ワインを売却したり、または他の酒類を購入したり売却したりすることを想定してもよい。図4では、「ワインリストから相談したい」ボタンと、「予算や好みから相談したい」ボタンの二種類が選択肢として示されている。
図4の「ワインリストから相談したい」ボタンを顧客ユーザー 120 が押下した場合には、図5の画面に遷移できる。図5の画面では、顧客ユーザー 120 は手元のワインリストを撮影したり、またはネット上のワインリスト画像をダウンロードしたりして画像を取得し、それをこの画面からアップロードできる。あるいは顧客ユーザー 120 は、ワインリストの内容を直接文字入力してアップロードしてもかまわない。また顧客ユーザー 120 はさらに、ワインの選定を希望するその場の状況(シチュエーション、雰囲気)、予算(ワインの予算、食事の予算等)、希望するワインの種類、ぶどうの品種、ワインに合わせる料理のジャンル等も直接入力または選択肢から選ぶことができる。
また図4の「予算や好みから相談したい」ボタンを顧客ユーザー 120 が押下した場合には、図6の画面に遷移できる。図6の画面では、顧客ユーザー 120 は、ワインの選定を希望するその場の状況(シチュエーション、雰囲気)、予算(ワインの予算、食事の予算等)、希望するワインの種類、ぶどうの品種、ワインに合わせる料理のジャンル等も直接入力または選択肢から選んで入力できる。
このようにしてアプリ 100 を介して売買希望情報のデータを作成し、サーバへの送信を行える。そして次の工程(2)に進む。
[図1の工程(2)]
一方、酒類の鑑定を希望する鑑定ユーザー 110 は、自身の端末を介してアプリ 100 にアクセスする。ここで本明細書において「鑑定」とは、狭義の鑑定行為には限定されず、顧客ユーザーに対する酒類の選定に関する助言、示唆、勧告等の行為、及び酒類の売買のオファー(申出)の行為を含むものとする。なおここでは便宜上、両ユーザーが同じアプリ 100 を使用しているように描いてあるが、各ユーザーが有する端末の上でそれぞれアプリ 100 を実行し、アクセスしていると解釈されてもよい。
鑑定ユーザー 110 は、アプリ 100 上において、売買希望情報登録モジュールに格納された売買希望情報を閲覧できる。閲覧権限の設定にあたっては、鑑定ユーザー 110 のユーザープロファイルと、売買希望情報の提供元である顧客ユーザー 120 のユーザープロファイルとに基づいたマッチング判定を経て行うことが望ましい。そうしたマッチング判定は、マッチングモジュールの機能として、ユーザープロファイルに含まれる情報に基づいて任意に設定可能である。
マッチング判定の処理としては例えば、下記のようなものが挙げられる。これらのいずれか一種以上を任意の順番で組み合わせた処理として行ってもよい。
・顧客ユーザープロファイルに含まれている酒類嗜好に関係する酒類が、鑑定ユーザープロファイルに含まれている資格に関係する酒類と一致する又は類似する場合には、マッチングOKと判断してよい。不一致の場合にはマッチングを行わなくてよい。
・各ユーザープロファイルに含まれている位置情報(例えば、各ユーザーが所有する携帯端末のGPS位置データ)に基づく両ユーザーの距離が、所定の閾値以下の近さである場合には、マッチングOKと判断してよい。あるいは、当該位置情報に基づいて両ユーザーが同一自治体内に居ることが確認できた場合、または両ユーザーが隣接自治体内に居ることが確認できた場合には、マッチングOKと判断してよい。あるいは上記とは反対に、両ユーザーが所定の閾値よりも近いときには、鑑定ユーザーの立場に伴う判断の偏りを未然に防止するため、マッチングを行わないという判断をすることも可能である。
・各ユーザープロファイルに含まれている年齢についての情報に基づき、両ユーザーの年齢の差が所定の閾値以内であるか以外であるかに基づき、マッチングを行うか行わないかを任意に設定できる。
・各ユーザープロファイルに含まれている性別についての情報に基づき、両ユーザーが同性であるか異性であるか若しくはその他であるかに基づき、マッチングを行うか行わないかを任意に設定できる。
・顧客ユーザープロファイルに含まれている、来訪歴のある特定の酒類提供店(レストラン、バー、酒屋等)が、鑑定ユーザープロファイルに含まれている職歴に関係する酒類提供店と同一店又は同一チェーン店である場合には、マッチングを行わないと判断してよい。これにより、鑑定ユーザーの立場に伴う判断の偏りを、本発明に係るシステムによって予め排除可能になるという顕著な効果が得られる。
・各ユーザープロファイルに含まれている取引履歴により、両ユーザーが取引をしたことがあるのが確認できる場合には、マッチングOKと判断してよい。
・一方のユーザープロファイルに含まれている評価情報により、他方のユーザーから所定の閾値以上の高評価(例えば五段階評価で四以上等)を取得していることが確認できた場合には、マッチングOKと判断してよい。
・一方のユーザープロファイルに含まれているNG情報(マッチングを希望しない相手を設定した情報)において、他方のユーザーを指定していた場合には、マッチングを行わない(例えば、上述したマッチングOKとの判断を上書きして、マッチングを行わない)ようにしてよい。
さて上記の処理を経て、鑑定ユーザー 110 と顧客ユーザー 120 とがマッチングOKと判断されたとする。この場合には、アプリ 100 は鑑定ユーザー 110 に対して、顧客ユーザー 120 が入力した売買希望情報を閲覧する権限を付与できる。
例えばその売買希望情報が、顧客ユーザー 120 が飲食店に滞在していて、そこで供されている料理を撮影した画像を含み、その画像の料理に対して合わせるワインを(ソムリエに)選んでほしい旨の依頼を含んでいるとする。マッチング判定処理を経て、その顧客ユーザー 120 とのマッチングOKとアプリ 100 により判断された鑑定ユーザー 110 は、その売買希望情報を閲覧可能になる。図7は、そのように閲覧可能になった売買希望情報をその発信元である顧客ユーザーと紐付けて、一覧として表示しているトーク画面の例を示す。この例では、鑑定ユーザー 110 は「ワインマニア」と「ワイン好き」という二名の顧客ユーザー 120 とマッチング済である。そして「ワインマニア」が写真として売買希望情報(写真のメニュー、料理に合わせるワインの提案の希望)を送信している(トークリストの上から二番目)。図7の時点では鑑定ユーザー 110 はまだその売買希望情報への諾否は決定しておらず、「提案可能」のフラグが表示されている。
鑑定ユーザー 110 は閲覧した売買希望情報に対し、その内容についての諾否をアプリ 100 のユーザーインターフェイスに入力できる。図8は、鑑定ユーザー 110 が閲覧する売買希望情報の表示例であり、画面下部に諾否を決定するためのボタンが設けられている。
さて鑑定ユーザー 110 が売買希望情報を承諾する旨の入力をアプリ 100 に行う(すなわち「依頼に挙手」する)と、サーバにその旨を示す情報が送信されてマッチングモジュールが受信し、当該ユーザー間のマッチングが正しく成立したことを登録できる。そして次のオプションである工程(3)、(4)に進んでよい。
[図1の工程(3)、(4)]
マッチング成立後、アプリ 100 は鑑定ユーザー 110 に対して、当該売買希望情報に関する酒類の検索をするよう促してもよい。そうした検索は例えば、サーバに格納されたデータベースにクエリを送信して行うことができる。図9は、鑑定ユーザー 110 が検索を行うための検索画面の表示例である。この例では、ワイン等の酒類の名称(またはその一部)をクエリとして入力することで、ECサイト 130 が有するデータベースに対し、公知手法による検索(完全一致検索、部分一致検索、あいまい検索等)を実行できる。
そうして得られた検索結果について、鑑定ユーザー 110 はECサイト 130 又は運営会社 140 を介して、酒類を購入又は売却するためのリンク(売買url)を生成できる。この売買urlをアプリ 100 を介して顧客ユーザー 120 へと送信することにより、顧客ユーザー 120 はECサイト 130 又は運営会社 140 を介して酒類の売買を行うことが可能になる。売買urlを顧客ユーザー 120 へと送信するのは、アプリ 100 を介した通信により鑑定ユーザー 110 が指示をして行うように構成してもよいし、あるいは売買urlが生成された時点でアプリ 100 が自動的に対象となる顧客ユーザー 120 へと送信するように構成されていてもよい。
なおこうした検索は、顧客ユーザー 120 が行えるようにしてもよい。図10は顧客ユーザー用の検索画面の例であり、ワインを検索することもでき、またソムリエ(鑑定ユーザー)を検索することもできる。顧客ユーザー 120 が検索できるワイン等の酒類についてのデータベースへのアクセス権限を、鑑定ユーザー 110 のそれとは違うようにして、検索結果が異なるようにすることも可能である。
また顧客ユーザー 120 が鑑定ユーザー 110 等の鑑定ユーザーを検索する際には、顧客ユーザー 120 と鑑定ユーザー 110 とがマッチング可能か否かのマッチングモジュールによる判断に基づいた検索結果としてよい。例えば当該両ユーザーがマッチング不可であるとマッチングモジュールが判断している場合には、検索結果から互いを除外するようにしておくことができる。こうすることで、各ユーザーにとって検索結果が不本意なものになることを避けられる効果が得られる。
[図1の工程(5)]
さて工程(2)の後に、オプションとして工程(3)、(4)を行うか否かにかかわらず、鑑定ユーザー 110 が売買希望情報に諾を返した場合には、工程(5)に進むことになる。工程(5)では、鑑定ユーザー 110 がアプリ 100 を介して、当該売買希望情報に関して顧客ユーザー 120 への申出(オファー)を回答として送信できる(すなわち、本システムが含むオファー提示モジュールの機能としてオファーを提示できる)。なお本明細書において「申出」とは、狭義の申出には限られず、顧客ユーザー 120 が抱く酒類についての質問への回答、示唆、レクチャー、上記売買urlの送信、ECサイトの紹介等が含まれる概念であるとする。
図11は、鑑定ユーザー 110 が行う売買希望情報への回答の表示例である。図11では表示を省略しているが、ここの回答に上記売買urlを含めていてもよい。回答を受けた顧客ユーザー 120 は、その回答に対する評価をアプリ 100 を介して送信し、ユーザー情報管理モジュールにユーザープロファイルの一部として格納するようにできる。
また顧客ユーザー 120 は、その回答をした鑑定ユーザー 110 をお気に入りに登録する(「ユアソムリエ」にする)こともできる。こうした情報もユーザープロファイルに保存される。鑑定ユーザー 110 が顧客ユーザー 120 のユアソムリエとして登録されていると、アプリ 100 は鑑定ユーザー 110 を検索結果で優先的に表示したり、マイページ画面等にて専用の表示をしたりするようにできる。また上述したように、ユアソムリエとして登録された件数を、鑑定ユーザー 110 のホーム画面やマイページ画面等にて表示できる。
また顧客ユーザーは、回答をした鑑定ユーザー 110 に対して、チップの送信をすることもできる。本明細書において「チップ」とは、アプリ 100 が関与するシステム内の通貨として機能できるデータである。このようなチップの授受行為により、両ユーザーが円滑なコミュニケーションができるという効果が得られる。
[図1の工程(6)、(7)]
顧客ユーザー 120 はさらに、上記回答に含まれている売買url、または別途アプリ 100 から送信できる売買urlを介して、上記回答に関する酒類の購入又は売却をECサイト 130 又は運営会社 140 を介して行える。これにより得られた収益から、按分して鑑定ユーザー 110 への還元を行うことができる。これは例えば、図2に示した「次回受け取り金額」等として表示できる。このようにして一連のやりとりが完結する。
本発明に係るアプリ 100 を用いたシステムによって、鑑定ユーザー 110 は容易に回答を求めている顧客ユーザー 120 を発見し、対話ができる上、収益化も行えるという効果が得られる。また顧客ユーザー 120 にとっても、当該システムが身分を担保する鑑定ユーザー 110 とのつながりを信頼感を以って構築でき、しかも即時性のある回答を得ることも可能となる。
また本発明の実施形態においては、顧客ユーザー用のクライアント装置、および鑑定ユーザー用のクライアント装置をそれぞれ提供することもできる。当該クライアント装置は、タッチスクリーンディスプレイと、ネットワーク送受信手段と、タッチスクリーンディスプレイおよびネットワーク送受信手段と動作可能に接続するプロセッサとを含み、上述した本発明に係る方法(の一部)を実施可能である。

Claims (8)

  1. 酒類の購入または売却を希望する顧客ユーザーに関連付けられる顧客ユーザープロファイルと、酒類の鑑定を希望する鑑定ユーザーに関連付けられる鑑定ユーザープロファイルとを格納するユーザー情報管理モジュールと、
    前記顧客ユーザーによる、酒類の購入または売却の希望に関する売買希望情報を受信して格納する売買希望情報登録モジュールと、
    前記顧客ユーザープロファイルおよび前記鑑定ユーザープロファイルに基づいて、前記売買希望情報を前記鑑定ユーザーに提示するか否かを判断し、提示した場合には、前記鑑定ユーザーからの前記売買希望情報への諾否を受信する、マッチングモジュールと、
    前記売買希望情報に関する、前記鑑定ユーザーからの前記顧客ユーザーへの申出を受信し、前記顧客ユーザーへ提示する、オファー提示モジュールと
    を含む、システム。
  2. 前記顧客ユーザープロファイルが、前記顧客ユーザーの酒類嗜好、位置情報、年齢、性別、資産、国籍、酒類提供店への来訪歴、取引履歴、ならびに前記鑑定ユーザーからの評価情報もしくはNG情報からなる群から選択される一種以上に関するデータを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記鑑定ユーザープロファイルが、前記鑑定ユーザーの職歴、資格、位置情報、年齢、性別、国籍、取引履歴、ならびに前記顧客ユーザーからの評価情報もしくはNG情報からなる群から選択される一種以上に関するデータを含む、請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記オファー提示モジュールがさらに、
    前記鑑定ユーザーにより示唆される酒類に対する、前記顧客ユーザーによる発注を受け付ける受注モジュール
    を含む、請求項1または2に記載のシステム。
  5. 顧客ユーザー用のクライアント装置であって、
    タッチスクリーンディスプレイと、
    ネットワーク送受信手段と、
    前記タッチスクリーンディスプレイおよび前記ネットワーク送受信手段と動作可能に接続するプロセッサと
    を含み、
    前記プロセッサが、
    前記タッチスクリーンディスプレイを介して、酒類の購入または売却の希望に関する売買希望情報の入力を受け付け、
    前記ネットワーク送受信手段を介して、前記売買希望情報をサーバへ送信し、
    前記ネットワーク送受信手段を介して、サーバから、前記クライアント装置のユーザーに関連付けられるユーザープロファイルに基づいてマッチングした、前記売買希望情報を承諾した外部の鑑定ユーザーに関する情報を受信して、前記タッチスクリーンディスプレイを介して表示し、
    前記タッチスクリーンディスプレイを介して、前記クライアント装置のユーザーに関連付けられるユーザープロファイルに基づいて、前記外部の鑑定ユーザーからの申出に対する諾否に関する入力を受け付けて、その入力情報を前記ネットワーク送受信手段を介してサーバへ送信し、
    前記外部の鑑定ユーザーからの申出を承諾した場合には、前記外部の鑑定ユーザーから送信されるオファー情報を前記ネットワーク送受信手段により受信して前記タッチスクリーンディスプレイを介して表示する
    ように構成される
    ことを特徴とする、クライアント装置。
  6. 前記プロセッサがさらに、
    前記タッチスクリーンディスプレイを介して、前記オファー情報に関連する酒類の発注を受け付ける
    ように構成される、請求項5に記載のクライアント装置。
  7. 鑑定ユーザー用のクライアント装置であって、
    タッチスクリーンディスプレイと、
    ネットワーク送受信手段と、
    前記タッチスクリーンディスプレイおよび前記ネットワーク送受信手段と動作可能に接続するプロセッサと
    を含み、
    前記プロセッサが、
    前記クライアント装置のユーザーに関連付けられるユーザープロファイルに基づいてマッチングした外部の顧客ユーザーからの酒類の購入または売却の希望に関する売買希望情報と、前記外部の顧客ユーザーに関する情報とを、前記タッチスクリーンディスプレイを介して表示し、
    前記タッチスクリーンディスプレイを介して、前記売買希望情報に対するオファーに関する情報の入力を受け付け、
    前記ネットワーク送受信手段を介して、前記オファーに関する情報をサーバへ送信する
    ように構成される、クライアント装置。
  8. 前記プロセッサがさらに、
    前記ネットワーク送受信手段を介して、前記外部の顧客ユーザーが前記オファーに関する情報に基づいて酒類の購入または売却を行ったことに基いて、その対価に関する情報を受信し、
    前記タッチスクリーンディスプレイを介して、前記対価に関する情報を表示する
    ように構成される、請求項7に記載のクライアント装置。
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