JP2024017844A - 運行管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両を運転する運転手が慣れていない道路を含む運行経路で車両を運行する場合でも、歩行者や自転車などとの遭遇に起因する交通事故の可能性を減らす運行管理システムを提供する。【解決手段】移動体の運行中に撮影された画像から検出された人物の情報に基づき、検出された人物の人数を場所、曜日、時間毎に区分して個別に積算した数値を反映したヒートマップ情報を生成するヒートマップ生成部と、支援対象の車両の運行予定経路を決める運行支援装置とを備える。前記運行支援装置は車両の運行予定の曜日および時間帯について、事前に決めた第1の運行経路上の各地点における人物の人数を前記ヒートマップ情報から把握し人数が閾値を超えている場合にはルート変更を促すルート変更提案部を有する。運行予定経路にヒートマップを重ねて車両上のディスプレイ画面上に表示し、表示色の区分により危険な場所を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばトラック、バス、タクシーのような移動体を運行する場合の管理に利用可能な運行管理システムに関する。
例えば、ある拠点から事前に決められた目的地まで荷物を輸送するトラック車両は、通常は事前に決定した運行計画に従い、特定の運行経路の道路を走行するように運行される。特定の運行経路は、効率的な荷物の配送ができるように、例えばトラック車両の走行距離が最短になるような条件に基づいてコンピュータで自動的に決定される。
一方、例えば特許文献1の混雑状況通知システムは、駅など特定の乗降場において発着する移動体内の混雑度合いを示す情報を提供する技術を開示している。具体的には、ホーム人数カウントカメラは、特定駅におけるホームの各乗車番号の位置に設置され、各乗車番号の位置に存在する駅利用者の人数をカウントし、カウント情報メッセージ(乗降場人数情報)を作成する。また、列車人数カウントカメラは、各列車の各車両の出入口付近に設置され、各車両内にいる乗車者の人数をカウントし、カウント情報メッセージ(移動体内人数情報)を作成する。
また、特許文献2の解析システムは、人物の流動の傾向を解析するための技術を開示している。具体的には、データを収集する記録装置とデータを解析する解析装置とを備え、移動体Vの移動経路Rにおける特定地点Pの通行人数を計数することで、特定地点Pや移動経路Rにおける人物の流動の傾向を解析する。特定地点Pは、バス停や交差点などに相当する。
特開2018-144729号公報 特開2020-160811号公報
ところで、例えば運送事業者がトラック車両などを利用して様々な荷物の個別配送を行うような場合には、トラック車両の運転手は慣れていない道路を含む様々な走行経路でトラック車両を運行し荷物の配送を行う場合が多い。しかし、慣れていない道路を走行する場合には、運転手が交通事故に繋がる危険な状況に遭遇する可能性が高くなる。運転手がタクシー車両やバスなどを運行する場合も同様である。
例えば、学校のような施設がある場所の近傍の道路や、信号機がない場所にある横断歩道などの地点では、運行中の車両が危険な状態で歩行者や自転車などと遭遇する可能性が高くなると考えられる。すなわち、子供などの歩行者が物陰から車両の前方に急に飛び出したり、運転手の想定していない不安定な動きをする歩行者や自転車と遭遇することにより、衝突や接触などの交通事故が誘発される。また、運行中の車両が同時に遭遇する歩行者や自転車の数が多くなると、運転手が一部の歩行者や自転車の動きだけに気を取られ、他の歩行者や自転車に対する注意を怠る可能性が高くなる。
例えば、特許文献2の技術を採用すれば、バス停や交差点などの特定地点における人物の流動の傾向を知ることが可能になる。しかし、人物の流動の傾向が分かるのは道路上のごく一部の特定地点だけに限られるので、それ以外の場所にある危険な地点の情報を運転手が事前に知ることはできない。
また、荷物の配送などを行う運送事業者の場合には、運送効率を上げることを優先する条件(例えば距離が最短の経路を優先)でコンピュータを用いて車両の運行経路を事前に決定することが想定される。しかし、事前に決定された運行経路の中には危険な状況が生じやすい地点も含まれる可能性が高いので、この運行経路の道路に慣れていない運転手が車両を運行する場合には、車両運行中の安全の確保が難しくなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転手が慣れていない道路を含む運行経路で車両の運行を行う場合でも、歩行者や自転車などとの遭遇に起因する交通事故の可能性を減らすために役立つ運行管理システムを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
車両等の移動体の運行中に撮影された画像から検出された人物の情報に基づき、少なくとも検出された人物の人数を、道路上の場所毎、曜日毎、及び時間毎にそれぞれ区分して個別に積算した数値を反映したヒートマップ情報を生成するヒートマップ生成部と、
支援対象の移動体における運行経路を決める運行支援装置とを備え、
前記運行支援装置は、支援対象の前記移動体の運行予定の曜日および時間帯について、事前に決めた第1の運行経路上の各地点における人物の人数を前記ヒートマップ情報に基づき把握し、人数が所定の閾値を超えている場合には前記第1の運行経路からそれ以外の運行経路へのルート変更を促すルート変更提案部を有する、
運行管理システム。
本発明の運行管理システムによれば、運転手が慣れていない道路を含む運行経路で車両の運行を行う場合でも、歩行者や自転車などに起因する交通事故の可能性を減らすことができる。すなわち、支援対象の車両の運行予定の曜日および時間帯において、人物と遭遇しやすい経路を通過することが予想される場合には、違う運行経路へのルート変更を促すことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る運行管理システムの概要を示すブロック図である。 図2は、運行管理システムの主要な機能を示すブロック図である。 図3は、車載器のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、業務用端末の構成例を示すブロック図である。 図5は、撮影画像の例を示す正面図である。 図6は、車載器の動作例を示すフローチャートである。 図7は、運行管理システムの特徴的な動作-1を示すフローチャートである。 図8は、運行管理システムの特徴的な動作-2を示すフローチャートである。 図9は、運行管理システムの特徴的な動作-3を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本発明の実施形態に係る運行管理システム100の概要を図1に示す。
例えば、様々な顧客の荷物を輸送する運送事業者は、トラックなどの多数の車両10A、10Bを管理し車両10A、10Bの運行業務を日常的に行っている。運行管理システム100において、各車両10Aは車載器20及び車載カメラ21を搭載している。車載カメラ21は、車両10Aにおける進行方向前方の道路などの風景を運行中に常時撮影する。車載カメラ21が出力する撮影画像22が車載器20に入力される。
各車両10A上の車載器20は、撮影画像22に基づいて当該画像中に現れた道路上の歩行者、自転車、横断歩道、信号機などの特別なパターンを個別に認識してそれらのデータを取得する。また、車載器20は検出した歩行者などのデータを、検知した場所(緯度/経度など)、曜日、時刻などの情報と共に例えば無線通信によりデータサーバ40に送信する。
データサーバ40は、各車両10Aの車載器20から送信されたデータを収集して蓄積し、蓄積したデータを処理してヒートマップを生成する。このヒートマップは、曜日、時間帯、場所毎に区分された人物の流れを表す情報であり、状況の違いに応じた歩行者等の人物の人数の大小や人流の集中などを把握可能な情報である。また、検出された横断歩道の有無の情報もヒートマップに含めることができる。
データサーバ40が生成したヒートマップの情報は、各車両10Bを運行する運転者や、運送事業者の事務所において各車両10Bの運行状況を監視する管理者を支援するために利用される。具体的には、車両10Bの現在位置を含む領域の道路地図上に、運行予定経路と共にヒートマップの内容が反映された状態のヒートマップ表示画面11、12が表示される。また、車両10Aの運行計画として運行予定経路を決定する際に、あるいは運行予定経路を変更する際に、より安全な経路を選択するためにヒートマップの内容が利用される。
運行の支援が可能な各車両10Bは、運行業務専用の業務用端末30を搭載している。業務用端末30は、データサーバ40と連携してヒートマップ表示画面11を表示するための機能を有している。また、運送事業者の事務所に事務所PC(パーソナルコンピュータ)50が設置されている。この事務所PC50は、データサーバ40と連携してヒートマップ表示画面12を表示する機能を有している。
各ヒートマップ表示画面11、12においては、例えば表示色や色の濃淡の違いを利用してヒートマップの内容を表現する。例えば、過去からの人の検知量によって色変化で人流を表現する。また、各車両の進行方向道路上で過去に検知した人数の積算値の違いを色で表現する。また、同一の曜日・時間帯で検知した人数に応じて黄色から赤色に変わるようにグラデーションで数階調で表現する。一例として、図1のヒートマップ表示画面12に表示されているヒートマップでは、検知した人数が相対的に多い場所を濃色部14により示し、相対的に少ない場所を淡色部15により示している。また、このヒートマップには、歩行者が多い集中点16も併せて表示している。
また、ヒートマップを曜日別・時間帯別で表現した際にデータの蓄積量によりばらつきが生まれるため、標準偏差等も加味してバラつきが大きい(人の検知量がまばら、ないし、頻度がすくない)場合はヒートマップ自体の色を薄くする等で視覚的に信頼度がわかるように表現する。
なお、車両10Aは業務用端末30を搭載することで車両10Bとしても利用できる。また、車両10Bは車載器20を搭載することで車両10Aとしても利用できる。データサーバ40は、各車両10Aの通常の運行業務において各車載器20から出力されるデータを日常的に収集することで、大量のデータを蓄積し、精度の高いヒートマップを生成できる。
また、業務用端末30が表示するヒートマップ表示画面11の内容は、事務所PC50が表示するヒートマップ表示画面12と同様のものである。したがって、各車両10Bの運転者は自車両の安全な運行に役立つヒートマップ表示画面11を業務用端末30により確認できる。また、事務所PC50により各車両10Bを監視している管理者は、監視対象の各車両10Bの安全な運行管理のために役立つ情報をヒートマップ表示画面12により取得できる。なお、データサーバ40は、所定のデータセンタなどに配置してもよいし、運送事業者の社内に配置してもよい。
運行管理システム100の主要な機能を図2に示す。
車載器20は、車載カメラ21、歩行者検出機能23、歩行者データ送信機能24、時計機能25、及び位置検出機能26を備えている。この車載器20は、例えばデジタルタコグラフのような運行記録計や、ドライブレコーダなどの一般的な車載器に本発明を実施する際に必要とされる特別な機能を追加することで実現できる。なお、車載カメラ21は、車載器20本体を構成する筐体内に収容されていても、車載器20本体とは別体として車両10Aに設置され、車載器20本体と接続されるようになっていてもよい。
車載カメラ21は、自車両の進行方向前方の道路などの風景を運行中に常時撮影することができる。
歩行者検出機能23は、車載カメラ21が出力する撮影画像22のデータを公知の画像認識技術により処理することで、歩行者、自転車に乗った人物、横断歩道、信号機などの特徴的なパターンをそれぞれ抽出して認識し、その場所に存在する人物の人数や、横断歩道の有無、信号機の有無などを検出することができる。
歩行者データ送信機能24は、歩行者検出機能23が検出した人物の人数などのデータを、検出時点における自車両の現在位置、曜日、時刻の情報と共に無線通信によりデータサーバ40へ送信する機能を有している。
時計機能25は、日付、曜日、現在時刻などの情報を常時管理し、必要に応じて出力することができる。
位置検出機能26は、自車両の現在位置を表す緯度経度などの位置情報を例えば定期的に算出し出力することができる。
データサーバ40は、歩行者データ収集機能41、道路地図DB(データベース)42、ヒートマップ生成機能43、及びルーティング機能44を有している。これらの各機能は、サーバのコンピュータに専用のアプリケーションとして組み込まれたソフトウェアに相当する。
歩行者データ収集機能41は、各車両10Aの車載器20から送信される歩行者の人数などのデータを収集して運行履歴のデータベース上に蓄積する。
道路地図DB42は、各車両10A、10Bが運行する可能性のある地域全体の中に存在する各地の道路、交差点、信号機、各種施設などの地図情報をそれぞれの地点の緯度経度などの位置情報と共に予め保持している。
ヒートマップ生成機能43は、運行履歴のデータベースに蓄積されているデータを統計的に処理して、場所毎、曜日毎、時間帯毎に区別された歩行者(自転車も含む)人数の分布を表すヒートマップを生成する。また、道路地図DB42から取得した道路地図上に各車両10Bの運行予定経路と、歩行者の人数分布とを重ね合わせたヒートマップも生成する。
ルーティング機能44は、各車両10Bの運行計画を作成する際に、道路地図DB42の保持する道路地図と、出発地、目的地等とに基づいて適切な運行経路を自動的に決定する。また、運行経路を決定する際にヒートマップ生成機能43が生成したヒートマップの情報を参照し、より安全な経路を優先的に自動選択するか、又はユーザに安全な経路の選択を促す。
業務用端末30は、ディスプレイ31、操作部32、運行経路表示機能33、ヒートマップ表示機能34、リルート機能35、時計機能36、及び位置検出機能37を有している。運行経路表示機能33、ヒートマップ表示機能34、及びリルート機能35のそれぞれは、この端末のコンピュータに専用の業務用アプリケーションとして組み込まれたソフトウェアにより実現される。
運行経路表示機能33は、例えば運行計画としてデータサーバ40、又は事務所PC50により事前に作成された自車両の運行予定経路を道路地図と共にディスプレイ31の画面上に表示する機能を有する。
ヒートマップ表示機能34は、データサーバ40が生成したヒートマップの情報を自車両の運行予定経路および道路地図に重ね合わせた状態でディスプレイ31の画面上に表示する。例えば、図1に示すようなヒートマップ表示画面11がヒートマップ表示機能34により表示される。
リルート機能35は、事前に決定した運行予定経路の変更が必要か否かを自動的に識別したり、新しい運行予定経路を決定するために必要な処理を実行する。
時計機能36は、現在時刻、日付、曜日などの情報を常時管理し、これらの情報を必要に応じて出力する機能を有している。
位置検出機能37は、自車両の現在位置を表す緯度経度などの位置情報を例えば定期的に算出し出力することができる。
車載器20のハードウェア構成例を図3に示す。
車載器20は、GPS受信機20a、ディスプレイ20b、入出力部20c、ストレージ20d、CPU20e、電源20f、メモリ20g、LTEユニット20h、無線LAN20i、及び近距離通信ユニット20jを備えている。
GPS(Global Positioning System)受信機20aは、複数のGPS衛星からの電波をそれぞれ同時に受信し、受信した各電波の時間に基づいて自車両の現在位置を表す緯度経度の情報を逐次算出できる。
ディスプレイ20bは、車載器20の操作に必要な案内メッセージなどの情報を必要に応じて表示できる。
入出力部(GPIO:General Purpose Input/Output)20cは、様々な信号の入出力に利用される。
ストレージ20dは、不揮発性メモリにより構成され、CPU20eの動作に必要な基本的なプログラム、専用のアプリケーションソフトウェアなどのデータを予め保持している。また、保存が必要なデータをCPU20eの制御により必要に応じて書き込み保持することができる。
CPU20eは、マイクロコンピュータにより構成され、ストレージ20d上の各種プログラムを実行することにより車載器20に必要とされる各種機能を実現するための処理を行う。
電源20fは、車載器20内の各回路に必要な電源電力を供給する。
メモリ20gは、データの書き込み及び読み出しが可能な揮発性の半導体記憶デバイスであり、CPU20eのアクセス制御により必要に応じて一時的なデータの書き込み及び読み出しが行われる。
LTE(Long Term Evolution)ユニット20hは、移動体通信事業者などが提供する所定の無線基地局との間で通信することで、車載器20を公衆の通信回線と接続することができる。
無線LAN20iは、車載器20を無線LANの規格に対応した無線通信ネットワークに接続するための機能を提供する。
近距離通信ユニット20jは、車載器20を例えばBluetooth(登録商標)などの近距離通信規格に対応した無線通信ネットワークに接続するための機能を提供する。例えば、同じ車両10A、又は10B上に車載器20及び業務用端末30の両方が搭載されているような場合には、近距離通信ユニット20jの無線通信機能を利用して、車載器20と業務用端末30との間での無線通信が可能になる。
業務用端末30の構成例を図4に示す。
業務用端末30は、例えばタブレットのような形態の端末であり容易に持ち運びができる。したがって、例えば各車両10Bを運行する際に、運転手等が業務用端末30を必要に応じて車両上に配置することができる。
図4に示した業務用端末30において、操作部32はタッチスクリーンにより構成され、ディスプレイ31の画面上に重なった状態で配置されている。また、業務用端末30は、その他のハードウェアとして近距離通信ユニット30a、LTEユニット30b、ストレージ30c、SoC30d、電源30e、メモリ30f、及び無線LAN30gを備えている。
近距離通信ユニット30aは、業務用端末30を例えばBluetooth(登録商標)などの近距離通信規格に対応した無線通信ネットワークに接続するための機能を提供する。例えば、同じ車両10A、又は10B上に車載器20及び業務用端末30の両方が搭載されているような場合には、近距離通信ユニット30aの無線通信機能を利用して、車載器20と業務用端末30との間での無線通信が可能になる。
LTEユニット30bは、移動体通信事業者などが提供する所定の無線基地局との間で通信することで、業務用端末30を公衆の通信回線と接続することができる。
ストレージ30cは、不揮発性メモリにより構成され、SoC(System-on-a-chip)30dに含まれているマイクロコンピュータの動作に必要な基本的なプログラム、専用のアプリケーションソフトウェアなどのデータを予め保持している。また、保存が必要なデータをSoC30dの制御により必要に応じて書き込み保持することができる。
SoC30dは、マイクロコンピュータを含むシステムの主要な各種機能を実現する回路を1個の集積回路チップ上に備えている。SoC30d上のマイクロコンピュータがストレージ30c上の各種プログラムを実行することにより、業務用端末30に必要とされる様々な機能をSoC30dが実現する。
電源30eは、業務用端末30上の各回路に必要な電源電力を供給する。
メモリ30fは、データの書き込み及び読み出しが可能な揮発性の半導体記憶デバイスであり、SoC30dのアクセス制御により必要に応じて一時的なデータの書き込み及び読み出しが行われる。
無線LAN30gは、業務用端末30を無線LANの規格に対応した無線通信ネットワークに接続するための機能を提供する。
図4中に示したアプリ(アプリケーションソフトウェア)AP1、AP2のプログラム及びデータは、ストレージ30c上に予め保持されている。一方のアプリAP1は、一般的なタブレット端末に備わっているような一般的な各種アプリケーションの機能を提供する。
もう一方のアプリAP2は、車両10Bの運行業務を行う際に運転手等にとって役に立つ機能を提供する特別な業務用アプリである。例えば、図2中に示した運行経路表示機能33、ヒートマップ表示機能34、リルート機能35などがアプリAP2に組み込まれている。
<撮影画像の例>
撮影画像の例を図5に示す。図5に示した撮影画像22Aのように、車載カメラ21が撮影する画像の中には車両10Bにおける運転者の視点近傍から視た状態の進行方向前方の風景が映る。すなわち、図5の例では道路22a、歩道22b、22c、横断歩道22d、歩行者22e、22f、22g、22h等が撮影画像22Aの中に現れている。
車載器20の歩行者検出機能23は、撮影画像22Aの各フレームを画像処理することで、道路22a、歩道22b、22c、横断歩道22d、歩行者22e、22f、22g、22h等の各パターンをリアルタイムでそれぞれ個別に認識できる。認識した各パターンは、それぞれ個別のIDで管理される。また、各パターンの特徴から、それぞれのパターンが歩行者等の人物であるか否かを区別することができる。
歩行者検出機能23は、撮影画像22の各フレームの内容に基づいて検出した歩行者等の人物の人数を場所毎にカウントすることで、場所毎の人の流れの傾向をリアルタイムで把握できる。
<車載器の動作例>
車載器20の動作例を図6に示す。実際には、車載器20のCPU20eが図6の動作を制御する。図6の動作について以下に説明する。
CPU20eは、車載カメラ21が撮影した撮影画像22を画像処理してパターン認識した結果に基づいて、人物や横断歩道などの各被写体の監視をリアルタイムで実行する(S001)。
CPU20eは、撮影画像22から人を検知した場合にはS002からS003の処理に進み、現在時刻および現在位置の情報を取得する。また、CPU20eは人を検知したことを表すイベントのデータを作成し、このデータを現在時刻および現在位置の情報と共にデータサーバ40へ送信する(S004)。
また、検知した人のIDが更新された場合には、S005からS003の処理に戻り、S003、S004の処理をCPU20eが再び実行する。つまり、CPU20eが画像中から違う人のパターンを検知する度に、そのイベントを表すデータがデータサーバ40に送信される。
一方、撮影画像22から横断歩道のパターンを検知した場合には、CPU20eはS007からS008の処理に進む。また、過去に検知していない新たな横断歩道を検知した場合には、CPU20eはS008からS009の処理に進む。横断歩道のパターンを検知した位置が近いか否かを識別することで、過去に検知した横断歩道と新たに検知した横断歩道とが同じか否かを区別する。
過去に検知した横断歩道と新たに検知した横断歩道とが同じ場合には、CPU20eはS008からS010に進み、新たに検知した横断歩道の検知結果を棄却する。
したがって、過去に検知した横断歩道とは異なる新たな横断歩道を検知した場合には、CPU20eはその横断歩道の検知を表すイベントのデータをS004でデータサーバ40へ送信する。このデータには位置情報および時刻情報も含まれる。
<運行管理システムの特徴的な動作>
<動作例-1>
運行管理システム100における特徴的な動作を図7に示す。図7の動作について以下に説明する。
例えば運送事業者が各車両10Bの運行計画を作成する際には、荷物毎の荷主の指定した場所や時間帯などに基づいて、車両10Bの目的地や運行予定日時が決定される。
目的地や運行予定日時の情報がS11で入力されると、データサーバ40上のルーティング機能44は、道路地図DB42、出発地、目的地等に基づいて車両10Bの運行予定経路をS12で自動生成する。なお、複数種類の運行経路をそれぞれ候補として生成した後、生成した候補の中から事前に定めた優先順位の条件(例えば走行距離が最短)に従い最も効率のよい1つの運行経路を自動的に選択する場合もある。
データサーバ40は、ヒートマップ生成機能43が生成したヒートマップDB45の内容、およびルーティング機能44がS12で決定した運行予定経路の情報を該当する車両10B上の車載器20又は業務用端末30へ送信することができる。
車両10B上の業務用端末30に備わっている運行経路表示機能33およびヒートマップ表示機能34は、データサーバ40から取得した情報を利用して、運行予定経路上にヒートマップの情報を重ね合わせた状態の経路画面(ヒートマップ表示画面11)をディスプレイ31上に表示する(S13)。
業務用端末30のリルート機能35は、ディスプレイ31上に表示した運行予定経路上の各地点の場所について、ヒートマップ上の人数Nxと事前に定めた閾値NthとをS14で比較する。そして、人数Nxが閾値Nthを超えている場合はS15からS16の処理に進む。この場合、リルート機能35は運転者に対してリルートを提案する。例えば、「運行予定経路を安全なルートに変更しませんか?」のようなメッセージを画面上に又は音声で出力する。
つまり、事前に決定された走行予定経路上に、歩行者と遭遇しやすい危険性の高い場所が含まれている場合に、歩行者と遭遇し難くより安全な別のルートへの経路変更を業務用端末30が運転者に対して促す。
リルートの提案に対して運転者が承諾の入力操作を操作部32に対して行うと、業務用端末30はS17からS12の処理に進む。その結果、前回選択した経路とは異なる別の運行予定経路がS12で自動的に選択される。
<動作例-2>
運行管理システム100における特徴的な動作を図8に示す。図8に示した動作は、図7中のS14の処理の具体例を表している。図8の動作について以下に説明する。
業務用端末30は、現在の曜日および時間帯を表す情報を時計機能36により取得する(S21)。
業務用端末30は、事前に決定された運行予定経路上の様々な場所をS22で順次に選択し、該当する場所、現在の曜日、現在の時間帯についてヒートマップの情報をS23で取得する。
業務用端末30は、S22で選択した場所の近傍に学校などの特別な施設(人が集中する場所)があるか否かを道路地図などを利用してS24で識別する。そして、この施設が近傍にある場合はS25で該当する場所の閾値または重みを業務用端末30が自動的に調整する。
すなわち、学校などの施設の近傍においては、運転者の予期しない歩行者の飛び出しなどの危険性が高くなると予想されるので、その影響を考慮して人数の閾値または重みを補正することで、ヒートマップの情報の信頼度を上げることが可能になる。
業務用端末30は、S22で選択した場所の近傍に信号機のない横断歩道があるか否かを道路地図などを利用してS26で識別する。そして、信号機のない横断歩道がある場合はS27で該当する場所の閾値または重みを業務用端末30が自動的に調整する。すなわち、信号機のない横断歩道の近傍においては、運転者の予期しない歩行者の飛び出しなどの危険性が高くなると予想されるので、その影響を考慮して人数の閾値または重みを補正することで、ヒートマップの情報の信頼度を上げることが可能になる。
業務用端末30は、S22で選択した場所、及びS21で特定した曜日、時間帯におけるヒートマップ上の歩行者の人数と、閾値とをS28で比較する。また、必要に応じて重みを考慮して比較の条件に反映する。業務用端末30は、S22で選択した場所毎に、S28の比較結果のデータを記憶する。
業務用端末30は、事前に決定された運行予定経路上の全ての場所について、S22~S30の処理を繰り返し実行する。
<動作例-3>
運行管理システム100における特徴的な動作を図9に示す。図9の動作について以下に説明する。
実際に車両10Bを運行している途中で、例えば道路の渋滞などに起因して運行の遅延が発生する場合がある。その場合、運行計画で運行予定経路を決定する時に考慮したヒートマップの条件と実際に車両10Bを運行する条件との間に時間のずれが発生する。そのため、歩行者に遭遇しにくい安全な経路を運行計画で決定した場合でも、実際には歩行者に遭遇しやすい状況で車両10Bが運行される可能性がある。そこで、車両の運行中に図9の処理を実行する。これにより、運行の遅延が発生した場合に運行予定経路をより適切な経路に変更できる。
業務用端末30は、車両10Bの運行中に現在時刻の情報を時計機能36により取得する(S41)。また、業務用端末30は自車両の現在位置の情報を位置検出機能37により取得する(S42)。
業務用端末30のリルート機能35は、事前に作成された運行計画と、実際の自車両の運行状況とをS43で比較する。すなわち、運行計画における時刻および位置と、S41、S42で取得した時刻および位置とを比較して、例えば所定時間以上の運行遅延の有無をS44で識別する。そして、運行遅延の発生を検知すると業務用端末30の処理はS44からS45に進む。
業務用端末30の運行経路表示機能33及びヒートマップ表示機能34は、現在の運行予定経路上の各位置に現在時刻の時間帯におけるヒートマップの情報を重ねた経路画面(ヒートマップ表示画面11と同様)をディスプレイ31により表示する(S45)。
業務用端末30のリルート機能35は、ディスプレイ31上に表示した現在の運行予定経路上の各地点の場所について、ヒートマップ上の人数Nxと事前に定めた閾値NthとをS46で比較する。そして、人数Nxが閾値Nthを超えている場合はS47からS48の処理に進む。この場合、リルート機能35は運転者に対してリルートを提案する。例えば、「運行予定経路を安全なルートに変更しませんか?」のようなメッセージを画面上に又は音声で出力する。
つまり、運行遅延の発生に伴って、事前に決定された走行予定経路上に、歩行者と遭遇しやすい危険性の高い場所が含まれる状況に変化した場合は、歩行者と遭遇し難くより安全な別のルートへの経路変更を業務用端末30が運転者に対して促す。
リルートの提案に対して運転者が承諾の入力操作を操作部32に対して行うと、業務用端末30はS49からS50の処理に進む。その結果、前回選択した経路とは異なる別の運行予定経路がS50で自動的に選択される。
以上のように、本実施の形態に係る運行管理システム100は、業務用端末30を搭載した車両10Bを運行する際に、車両10B上の運転者が視認可能なヒートマップ表示画面11を表示できる。また、このヒートマップ表示画面11においては、同じ曜日、同じ時間帯、同じ場所で過去に検出された歩行者数の積算値の大小が色の違いなどで表現されるので、運転者は車両10Bの運行予定経路上で歩行者に遭遇しやすい危険度の高い場所を容易に把握できる。
また、車両10Bの運行計画として運行予定経路を決めるときに、運行管理システム100はヒートマップの内容を考慮してより安全な運行経路を自動選択することができる。また、車両10Bの運行を開始した後で運行計画に比べて遅延が生じた状態で運行する状況になったような場合には、現在の時間帯に合わせたヒートマップの内容を考慮してより安全な運行経路を自動的に又は運転者の手動操作により選択できる。
また、図8のような制御を行う場合には、学校などの施設がある場所の近傍や、信号機のない横断歩道のある場所のように危険な状況と遭遇しやすい場所と、それ以外の場所とを区別して表示色の違いなどに反映することができる。
なお、自転車などの二輪車やキックボードに乗車した人については、運行管理システム100は歩行者と同様に扱うことが可能である。また、運行管理システム100がヒートマップを扱う際に区別する時間帯の違いについては、顧客の利用形態(地域など)に合わせて自動的に決定してもよいし、例えば30分毎、1時間毎のような複数の選択肢の中から顧客が手動操作で選択できるようにしてもよい。
また、運行管理システム100がヒートマップを扱う際に区別する場所の違いについては、状況に合わせて適宜選択することが想定される。例えば、画面に表示する地図の縮尺に合わせて選択した距離毎に場所を区別して人流の違いを運転者が把握できるように処理する。例えば、最も拡大された地図(50mなど)に対応させた点群マップ又はヒートマップを生成しておき、地図が広域になるごとに場所毎の人流の数値を統計的に纏めていく。また、地図があまり拡大されている時にヒートマップを提示しても使いにくいので、例えば縮尺100m以上のときのみに表示させるように処理してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、図2に示した運行管理システム100の構成においてはデータサーバ40がヒートマップを生成する場合を想定しているが、事務所PC50側でヒートマップを生成することもできる。また、車両10Bの運行予定経路を決めるルーティング機能44についても、事務所PC50又は業務用端末30側に配置することが可能である。
また、図2の構成では無線通信を利用して車載器20、データサーバ40、業務用端末30の間のデータ通信を行う場合を想定しているが、無線通信を使わずにメモリカードなどの記録媒体を利用してデータ転送することも可能である。例えば、データサーバ40又は事務所PC50上で事前に作成したヒートマップのデータを、メモリカードを経由して業務用端末30側に転送してもよい。
また、データサーバ40は、複数の運送事業者の車両から歩行者データを収集して蓄積し、これらのデータを利用するようにしてもよい。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る運行管理システムの特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両等の移動体の運行中に撮影された画像から検出された人物の情報に基づき、少なくとも検出された人物の人数を、道路上の場所毎、曜日毎、及び時間毎にそれぞれ区分して個別に積算した数値を反映したヒートマップ情報を生成するヒートマップ生成部(ヒートマップ生成機能43)と、
支援対象の移動体における運行経路を決める運行支援装置(ルーティング機能44)とを備え、
前記運行支援装置は、支援対象の前記移動体の運行予定の曜日および時間帯について、事前に決めた第1の運行経路上の各地点における人物の人数を前記ヒートマップ情報に基づき把握し、人数が所定の閾値を超えている場合には前記第1の運行経路からそれ以外の運行経路へのルート変更を促すルート変更提案部(S14~S16)を有する、
運行管理システム(100)。
上記[1]の構成の運行管理システムによれば、運行予定の曜日、時間帯、及び場所の経路上に歩行者と遭遇しやすい危険性の高い場所が含まれている場合には、より安全性の高い別の運行経路へのルート変更が促される。したがって、特に運転者が慣れていない運行経路に従って車両を運行する場合でも、運行中に交通事故が発生する確率を下げて安全を確保することが容易になる。
[2] 支援対象の車両上で、運行予定経路と共に前記ヒートマップ情報(ヒートマップ表示画面11)を表示する表示装置(ディスプレイ31、運行経路表示機能33、ヒートマップ表示機能34)を備える、
上記[1]に記載の運行管理システム。
上記[2]の構成の運行管理システムによれば、車両を運行する運転者は、これから走行する予定の運行経路上で歩行者と遭遇する可能性の高い危険な場所を画面上で把握することが容易になり、危険を回避するために運行予定経路を変更することも容易になる。
[3] 前記ヒートマップ生成部、又は前記運行支援装置は、学校等の特定施設の近傍の場所においては、前記特定施設が存在しない場所と比べて、前記ヒートマップ情報における前記人数の重み付けを大きくする重み付け調整部(S24、S25)を有する、
上記[1]または[2]に記載の運行管理システム。
上記[3]の構成の運行管理システムによれば、過去に多数の歩行者が検出された記録が実績データとして存在しない場所であっても、学校の近傍のように多数の歩行者と遭遇する可能性が高いことが予想される場所については、危険性の高い場所として認識することが可能になる。
[4] 前記ヒートマップ生成部、又は前記運行支援装置は、信号機の存在しない横断歩道の近傍の場所においては、信号機がある横断歩道の近傍と比べて相対的に前記ヒートマップ情報における前記人数の重み付けを大きくする重み付け調整部(S26、S27)を有する、
上記[1]から[3]のいずれかに記載の運行管理システム。
上記[4]の構成の運行管理システムによれば、過去に多数の歩行者が検出された記録が実績データとして存在しない場所であっても、信号機の存在しない横断歩道の近傍のように運転者の予期しない歩行者の急な飛び出しなどの状況に遭遇する可能性が高いと予想される場所については、危険性の高い場所として認識することが可能になる。
[5] 前記ルート変更提案部は、支援対象の車両が事前に決定した運行計画に従い前記第1の運行経路で運行している時に、前記運行計画に対する遅延の発生を検知した場合には、前記ヒートマップ情報における現在時刻の時間帯の場所毎の人数分布に基づいて、前記第1の運行経路からそれ以外の運行経路へのルート変更を促す(S44~S48)、
上記[1]から[4]のいずれかに記載の運行管理システム。
上記[5]の構成の運行管理システムによれば、車両の運行遅延により、運行計画で運行経路を決めたときとは異なる時間帯に車両を運行する状態になった場合に、運行予定経路を歩行者と遭遇しにくい安全性の高い別の経路に変更することが容易になる。
10A,10B 車両
11,12 ヒートマップ表示画面
20 車載器
20a GPS受信機
20b ディスプレイ
20c 入出力部
20d ストレージ
20e CPU
20f 電源
20g メモリ
20h LTEユニット
20i 無線LAN
20j 近距離通信ユニット
21 車載カメラ
22 撮影画像
22a 道路
22b,22c 歩道
22d 横断歩道
22e,22f,22g,22h 歩行者
23 歩行者検出機能
24 歩行者データ送信機能
25 時計機能
26 位置検出機能
30 業務用端末
30a 近距離通信ユニット
30b LTEユニット
30c ストレージ
30d SoC
30e 電源
30f メモリ
30g 無線LAN
31 ディスプレイ
32 操作部
33 運行経路表示機能
34 ヒートマップ表示機能
35 リルート機能
36 時計機能
37 位置検出機能
40 データサーバ
41 歩行者データ収集機能
42 道路地図DB
43 ヒートマップ生成機能
44 ルーティング機能
45 ヒートマップDB
50 事務所PC
100 運行管理システム
AP1,AP2 アプリ

Claims (5)

  1. 車両等の移動体の運行中に撮影された画像から検出された人物の情報に基づき、少なくとも検出された人物の人数を、道路上の場所毎、曜日毎、及び時間毎にそれぞれ区分して個別に積算した数値を反映したヒートマップ情報を生成するヒートマップ生成部と、
    支援対象の移動体における運行経路を決める運行支援装置とを備え、
    前記運行支援装置は、支援対象の前記移動体の運行予定の曜日および時間帯について、事前に決めた第1の運行経路上の各地点における人物の人数を前記ヒートマップ情報に基づき把握し、人数が所定の閾値を超えている場合には前記第1の運行経路からそれ以外の運行経路へのルート変更を促すルート変更提案部を有する、
    運行管理システム。
  2. 支援対象の車両上で、運行予定経路と共に前記ヒートマップ情報を表示する表示装置を備える、
    請求項1に記載の運行管理システム。
  3. 前記ヒートマップ生成部、又は前記運行支援装置は、学校等の特定施設の近傍の場所においては、前記特定施設が存在しない場所と比べて、前記ヒートマップ情報における前記人数の重み付けを大きくする重み付け調整部を有する、
    請求項1に記載の運行管理システム。
  4. 前記ヒートマップ生成部、又は前記運行支援装置は、信号機の存在しない横断歩道の近傍の場所においては、信号機がある横断歩道の近傍と比べて相対的に前記ヒートマップ情報における前記人数の重み付けを大きくする重み付け調整部を有する、
    請求項1に記載の運行管理システム。
  5. 前記ルート変更提案部は、支援対象の車両が事前に決定した運行計画に従い前記第1の運行経路で運行している時に、前記運行計画に対する遅延の発生を検知した場合には、前記ヒートマップ情報における現在時刻の時間帯の場所毎の人数分布に基づいて、前記第1の運行経路からそれ以外の運行経路へのルート変更を促す、
    請求項1に記載の運行管理システム。
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