JP2024017695A - 情報読取端末 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024017695000001
【課題】複数個の機能実行部からICチップ読取装置に伝達するノイズを低減するための技術を提供する。
【解決手段】情報読取端末は、ICチップ読取装置と、ICチップ読取装置とは異なる複数個の機能実行部と、異常処理実行部と、メイン電源と、メイン電源から供給される電力を蓄える蓄電装置と、メイン電源と複数個の機能実行部との間に接続され、メイン電源の出力電力を調整して複数個の機能実行部のそれぞれに供給する第1の電力供給部と、メイン電源と蓄電装置との間で第1の電力供給部と並行に接続され、メイン電源の出力電力を調整して蓄電装置に供給する第2の電力供給部と、蓄電装置と異常処理実行部との間に接続され、蓄電装置の出力電力を調整して異常処理実行部に供給する第3の電力供給部と、蓄電装置とICチップ読取装置との間に接続され、蓄電装置の出力電力を調整してICチップ読取装置に供給する第4の電力供給部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本明細書で開示する技術は、非接触ICチップから情報を読み取るICチップ読取装置を備える情報読取端末に関する。
特許文献1には、ICチップと通信する通信制御部を備えるICチップ決済端末が開示されている。ICチップ決済端末は、さらに、決済端末の筐体の開封等の物理的な攻撃を検知するタンパ検知部を備える。タンパ検知部は、バックアップ電源に接続されている。
特開2010-122807号公報
近年、特許文献1のICチップ決済端末等である情報読取端末は多機能化が進む。多機能な情報読取端末は、ICチップと通信する通信制御部以外にも複数個の機能実行部(例えばディスプレイ、カメラ等)を備える。複数個の機能実行部から通信制御部に伝達するノイズは通信制御部の動作に影響を与える。本明細書では、複数個の機能実行部からICチップ読取装置に伝達するノイズを低減するための技術を提供する。
本明細書で開示する情報読取端末は、非接触ICチップから情報を読み取るICチップ読取装置と、前記ICチップ読取装置とは異なる複数個の機能実行部と、前記情報読取端末で発生する異常に対処する異常処理を実行する異常処理実行部と、メイン電源と、前記メイン電源から供給される電力を蓄える蓄電装置と、前記メイン電源と前記複数個の機能実行部との間に接続され、前記メイン電源の出力電力を調整して前記複数個の機能実行部のそれぞれに供給する第1の電力供給部と、前記メイン電源と前記蓄電装置との間で前記第1の電力供給部と並行に接続され、前記メイン電源の出力電力を調整して前記蓄電装置に供給する第2の電力供給部と、前記蓄電装置と前記異常処理実行部との間に接続され、前記蓄電装置の出力電力を調整して前記異常処理実行部に供給する第3の電力供給部と、前記蓄電装置と前記ICチップ読取装置との間に接続され、前記蓄電装置の出力電力を調整して前記ICチップ読取装置に供給する第4の電力供給部と、を備えてもよい。
例えば、第4の電力供給部を備えない比較例が想定される。この比較例では、ICチップ読取装置には、複数個の機能実行部と同じように第1の電力供給部から電力が供給される。この場合、複数個の機能実行部で発生したノイズは、第1の電力供給部を介して、ICチップ読取装置に伝達する。これに対して、上記の構成によれば、複数個の機能実行部で発生したノイズは、第1の電力供給部、第2の電力供給部、蓄電装置、及び、第4の電力供給部を介して、ICチップ読取装置に伝達する。上記の構成では、比較例と比べて、複数個の機能実行部からICチップ読取装置に伝達するノイズを低減することができる。特に、上記の構成では、ICチップ読取装置には、メイン電源に代えて、蓄電装置から電力が供給される。蓄電装置は、異常処理実行部に電力を供給する既設の装置である。上記の構成では、既設の蓄電装置を利用して、ICチップ読取装置に電力を供給しつつ、複数個の機能実行部からICチップ読取装置に伝達するノイズを低減することができる。
前記第2の電力供給部の出力側の端子と前記第4の電力供給部の入力側の端子の間に接続された第1の電力供給ラインを、さらに備えてもよい。
上記の構成によれば、ICチップ読取装置には、蓄電装置の電力だけでなく、メイン電源の電力も供給される。蓄電装置のみから電力が供給される構成と比較して、蓄電装置の充放電サイクルを低減することができる。
前記第1の電力供給ラインに挿入されている第1のスイッチをさらに備え、前記第1のスイッチの状態は、前記第1の電力供給ラインが通電される第1の通電状態と、前記第1の電力供給ラインが遮断される第1の遮断状態と、のいずれかであってもよい。
第1の電力供給ラインからの電力の供給により蓄電装置の充放電サイクルが低減される一方で、複数個の機能実行部で発生したノイズが第1の電力供給ラインを介してICチップ読取装置に伝達する可能性がある。上記の構成によれば、第1のスイッチを第1の通電状態から第1の遮断状態に変更して、充放電サイクルの低減よりもICチップ読取装置に伝達するノイズの低減を優先することができる。
前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力される場合に、前記第1のスイッチの状態を前記第1の通電状態から前記第1の遮断状態に変更する第1の状態制御部をさらに備えてもよい。
上記の構成によれば、非接触ICチップの読み取りが実際に実行されるタイミングにおいて、ICチップ読取装置に伝達するノイズを低減することができる。
前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記蓄電装置の出力電圧が所定値を上回る場合に、前記第1の状態制御部は、前記第1のスイッチの状態を前記第1の通電状態から前記第1の遮断状態に変更し、前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記蓄電装置の出力電圧が前記所定値を下回る場合に、前記第1のスイッチの状態は、前記第1の通電状態に維持されてもよい。
蓄電装置の出力電圧が所定値を上回ることは、第4の電力供給部の調整による蓄電装置の放電が比較的に少ないことを意味する。蓄電装置の出力電圧が所定値を上回る場合には、第1の電力供給ラインを遮断して、ICチップ読取装置に伝達するノイズの低減を優先させることができる。一方、蓄電装置の出力電圧が所定値を下回ることは、第4の電力供給部の調整による蓄電装置の放電が比較的に多いことを意味する。蓄電装置の出力電圧が所定値を下回る場合には、第1の電力供給ラインを通電して、蓄電装置の充放電サイクルの低減を優先することができる。
前記情報読取端末は、第1の値と、前記第1の値とは異なる第2の値と、のいずれかの値に設定される第1の設定値を記憶し、前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第1の設定値が前記第1の値に設定されている場合に、前記第1の状態制御部は、前記第1のスイッチの状態を前記第1の通電状態から前記第1の遮断状態に変更し、前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第1の設定値が前記第2の値に設定されている場合に、前記第1のスイッチの状態は、前記第1の通電状態に維持されてもよい。
上記の構成によれば、第1の設定値を第1の値に設定して、ICチップ読取装置に伝達するノイズの低減を優先させることができる一方、第1の設定値を第2の値に設定して、蓄電装置の充放電サイクルの低減を優先することができる。
前記情報読取端末は、さらに、前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力される場合に、前記第1の通電状態において前記非接触ICチップからの情報の読み取りを前記ICチップ読取装置に実行させる第1の読取制御部を備え、前記第1の通電状態における前記読み取りが失敗する場合に、前記第1の状態制御部は、前記第1のスイッチの状態を前記第1の通電状態から前記第1の遮断状態に変更し、前記情報読取端末は、さらに、前記第1のスイッチの状態が前記第1の遮断状態に変更された後に、前記第1の遮断状態において前記非接触ICチップからの情報の読み取りを前記ICチップ読取装置に実行させる第2の読取制御部を備えてもよい。
上記の構成によれば、第1の通電状態における読み取りが失敗する場合に、ICチップ読取装置に伝達するノイズを低減するために第1のスイッチの状態を第1の遮断状態に変更して、ICチップからの情報の読み取りをICチップ読取装置に再び実行させることができる。
前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力される場合に、前記第2の電力供給部を停止する第1の停止部をさらに備えてもよい。
第2の電力供給部を停止することにより、第2の電力供給部を介して第1の電力供給部から蓄電装置に伝達するノイズも遮断することができる。これにより、ICチップ読取装置に伝達するノイズをさらに低減することができる。
前記情報読取端末は、さらに、前記第1の電力供給部の出力側の端子と前記ICチップ読取装置の入力側の端子の間に接続された第2の電力供給ラインと、前記第2の電力供給ラインに挿入されている第2のスイッチと、を備え、前記第2のスイッチの状態は、前記第2の電力供給ラインが通電される第2の通電状態と、前記第2の電力供給ラインが遮断される第2の遮断状態と、のいずれかであり、前記情報読取端末は、第3の値と、前記第3の値とは異なる第4の値と、のいずれかの値に設定される第2の設定値を記憶し、前記情報読取端末は、さらに、前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第2の設定値が前記第3の値に設定されている場合に、前記第2のスイッチの状態を前記第2の通電状態から前記第2の遮断状態に変更する第2の状態制御部であって、前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第2の設定値が前記第4の値に設定されている場合に、前記第2のスイッチの状態は、前記第2の通電状態に維持される、前記第2の状態制御部を備えてもよい。
第2のスイッチの状態が第2の通電状態である場合(即ち第2の設定値が第4の値である場合)には、ICチップ読取装置には、メイン電源から電力が第2の電力供給部を介して供給される。一方、第2のスイッチの状態が第2の遮断状態(即ち第2の設定値が第3の値である場合)である場合には、ICチップ読取装置には、蓄電装置から電力が供給される。上記の構成によれば、第2の設定値を第3の値に設定して、ICチップ読取装置に伝達するノイズの低減を優先させることができる一方、第2の設定値を第4の値に設定して、蓄電装置の充放電サイクルの低減を優先することができる。
前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第2の設定値が前記第3の値に設定されている場合に、前記第2の電力供給部を停止する第2の停止部をさらに備えてもよい。
上記の構成によれば、第2のスイッチの状態が第2の遮断状態である場合に、さらに、第2の電力供給部が停止される。これにより、第2の電力供給部を介して第1の電力供給部から蓄電装置に伝達するノイズも遮断することができ、ICチップ読取装置に伝達するノイズをさらに低減することができる。
第1実施例に係る決済端末のブロック図を示す。 第2実施例に係る決済端末のブロック図を示す。 第3実施例から第6実施例に係る決済端末のブロック図を示す。 第3及び第4実施例に係る決済端末の処理のフローチャート図を示す。 第5実施例に係る決済端末の処理のフローチャート図を示す。 第6実施例に係る決済端末の処理のフローチャート図を示す。 第7実施例に係る決済端末のブロック図を示す。 第7実施例に係る決済端末の処理のフローチャート図を示す。
(第1実施例)
決済端末2は、購入対象の代金を決済する操作を受け付ける端末である。決済端末2は、例えば、購入対象を販売する販売店に設置される。なお、決済端末2は、据え置き型であってもよいし、携帯型であってもよい。
決済端末2は、メイン電源10、第1の電力供給部12、第2の電力供給部14、操作部20、ディスプレイ22、プリンタ24、光学装置26、通信インターフェース28、決済処理回路30、蓄電装置40、第3の電力供給部42、第4の電力供給部44、バックアップ回路50、耐タンパ回路52、及び、ICチップ読取装置60、を備える。なお、以下では、「インターフェース」を「I/F」と記載する。また、図中では、主に電力の供給ラインが記載されており、信号線の記載が省略されている。
メイン電源10は、商用電源(図示省略)からの交流電源を直流電源に変換して、決済端末2の各部12~60に電力を供給する。なお、変形例では、メイン電源10は、充電式のバッテリであってもよい。
第1の電力供給部12は、メイン電源10の出力電力を調整して各部20~30のそれぞれに供給する。第1の電力供給部12は、例えば、DC‐DCコンバータであり、メイン電源10の出力電圧を各部20~30のそれぞれに適した電圧に降圧する。第1の電力供給部12は、メイン電源10と各部20~30の間に接続されている。
操作部20は、複数個のキーを備える。ユーザは、操作部20を操作することによって、様々な指示を決済端末2に入力することができる。ディスプレイ22は、様々な情報を表示する。ディスプレイ22は、ユーザから指示を受け付けるタッチパネル(即ち操作部)としても機能してもよい。
プリンタ24は、決済端末2による決済の結果を紙媒体に印字する。通信I/F28は、インターネット上のサーバ(図示省略)との通信を実行するためのI/Fである。
光学装置26は、カメラであり、例えば、情報コード(例えばバーコード、2次元コード等)を撮像する。なお、変形例では、光学装置26は、レーザを走査して照射するレーザ光源と、レーザの反射光を受光する素子と、を含んでもよい。光学装置26で撮像された画像は、例えば、情報コードを利用した決済(いわゆるコード決済)に利用される。
決済処理回路30は、購入対象の代金の決済に関する処理を実行する回路である。決済処理回路30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。メモリ34は、不揮発性メモリ及び揮発性メモリによって構成される。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム(図示省略)に従った様々な処理を実行する。CPU32は、各部20~28、及び、後述するICチップ読取装置60を制御する。
第2の電力供給部14は、メイン電源10の出力電力を調整して蓄電装置40に供給する。第2の電力供給部14は、例えば、DC-DCコンバータであり、メイン電源10の出力電圧を蓄電装置40の充電に適した電圧に降圧する。第2の電力供給部14は、メイン電源10と蓄電装置40との間で第1の電力供給部12と並列に接続されている。
蓄電装置40は、キャパシタである。なお、変形例では、蓄電装置40は、バッテリであってもよい。
第3の電力供給部42は、蓄電装置40の出力電力を調整して2個の回路50、52に供給する。第3の電力供給部42は、例えば、DC-DCコンバータであり、蓄電装置40の出力電圧を各回路50、52のそれぞれに適した電圧に降圧又は昇圧する。第3の電力供給部42は、蓄電装置40と、2個の回路50、52と、の間に接続されている。
バックアップ回路50は、例えば、停電等によって、メイン電源10からの出力電力が喪失する場合に、メモリ34の揮発性メモリ内の情報を保持するための回路である。揮発性メモリ内の情報は、例えば、時計情報、決済の履歴等である。バックアップ回路50は、メイン電源10からの出力電力が喪失する場合に、メイン電源10に代えて、蓄電装置40の出力電力をメモリ34に供給する。これにより、メイン電源10の出力電力の喪失に起因して、揮発性メモリ内の情報が削除されることを抑制することができる。
耐タンパ回路52は、メモリ34内の情報に対する不正な行為(例えば、情報の読み取り、変更等)に対処するための回路である。耐タンパ回路52は、例えば、決済端末2に対する不正なイベントを検知すると、メモリ34内の情報を削除する。不正なイベントは、例えば、決済端末2の筐体の分解である。筐体の分解は、例えば、筐体に設けられたセンサ(図示省略)によって検知される。当該センサには、メイン電源10から電力が供給される。また、メイン電源10からの出力電力が喪失する場合には、当該センサには、バックアップ回路50から電力が供給される。
第4の電力供給部44は、蓄電装置40の出力電力を調整してICチップ読取装置60に供給する。第4の電力供給部44は、例えば、DC-DCコンバータであり、蓄電装置40の出力電圧をICチップ読取装置60に適した電圧に降圧又は昇圧する。第4の電力供給部44は、蓄電装置40とICチップ読取装置60との間で第3の電力供給部42と並列に接続されている。
ICチップ読取装置60は、非接触ICチップに記憶されている決済情報を読み取るための装置である。非接触ICチップは、クレジットカード、電子マネー、携帯電話等に設けられる。決済情報は、例えば、クレジットカード番号等の識別情報、ユーザ情報等である。ICチップ読取装置60は、例えば、NFC(Near field communicationの略)方式の無線通信を介して、非接触ICチップとの通信を実行する。
決済処理回路30は、操作部20に非接触ICチップの読み取りの指示が入力されると、読み取り開始の指示をICチップ読取装置60に供給する。ICチップ読取装置60は、当該指示に従って、非接触ICチップから決済情報を読み取る。決済処理回路30は、ICチップ読取装置60から決済情報を取得し、通信I/F28を介して、決済情報をインターネット上の決済サーバに送信する。決済サーバは、決済端末2から受信した決済情報を利用して、購入対象の代金の決済を実行する。
(本実施例の効果)
決済端末2は、ICチップ読取装置60だけでなく、操作部20、ディスプレイ22、プリンタ24、通信I/F28、及び、光学装置26等の複数個の機能実行部を備える多機能な装置である。複数個の機能実行部からICチップ読取装置60に伝達するノイズはICチップ読取装置60の動作に影響を与える。
例えば、第4の電力供給部44を備えない比較例が想定される。この比較例では、ICチップ読取装置60には、複数個の機能実行部(即ち操作部20等)と同じように第1の電力供給部12から電力が供給される。この場合、複数個の機能実行部で発生したノイズは、第1の電力供給部12を介して、ICチップ読取装置60に伝達する。これに対して、本実施例の構成によれば、複数個の機能実行部で発生したノイズは、第1の電力供給部12、第2の電力供給部14、蓄電装置40、及び、第4の電力供給部44を介して、ICチップ読取装置60に伝達する。本実施例の構成では、ノイズが比較例よりも多くの部位を経由するので、比較例と比べて、複数個の機能実行部からICチップ読取装置60に伝達するノイズを低減することができる。特に、本実施例の構成では、ICチップ読取装置60には、メイン電源10に代えて、蓄電装置40から電力が供給される。蓄電装置40は、バックアップ回路50及び耐タンパ回路52等の既設の回路に電力を供給する既設の装置である。蓄電装置40は、停電、不正な行為等の異常が発生する場合に機能し、平時には遊休の装置である。本実施例の構成では、平時に遊休な既設の蓄電装置40を利用して、ICチップ読取装置60に電力を供給しつつ、複数個の機能実行部からICチップ読取装置60に伝達するノイズを低減することができる。
(対応関係)
決済端末2が、「情報読取端末」の一例である。メイン電源10、蓄電装置40が、それぞれ、「メイン電源」、「蓄電装置」の一例である。操作部20、ディスプレイ22、プリンタ24、通信I/F28、及び、光学装置26等が、「複数個の機能実行部」の一例である。第1の電力供給部12、第2の電力供給部14、第3の電力供給部42、第4の電力供給部44が、それぞれ、「第1の電力供給部」、「第2の電力供給部」、「第3の電力供給部」、「第4の電力供給部」の一例である。バックアップ回路50及び耐タンパ回路52が、「異常処理実行部」の一例である。ICチップ読取装置60が、「ICチップ読取装置」の一例である。
(第2実施例)
(決済端末2の構成)
本実施例の決済端末2は、第2の電力供給部14の出力側の端子と第4の電力供給部44の入力側の端子の間に接続された第1の電力供給ライン70をさらに備える点を除いて、第1実施例と同様である。
本実施例の構成によれば、ICチップ読取装置60には、蓄電装置40の電力だけでなく、メイン電源10の電力も供給される。蓄電装置40のみから電力が供給される第1実施例と比較して、蓄電装置40の充放電サイクルを低減することができる。蓄電装置40の経年劣化を抑制することができる。第1の電力供給ライン70が、「第1の電力供給ライン」の一例である。
(第3実施例)
本実施例の決済端末2は、第1の電力供給ライン70に挿入されている第1のスイッチ72をさらに備える。第1のスイッチ72は、例えば、トランジスタ等の半導体である。なお、変形例では、第1のスイッチ72は、リレー等の物理的なスイッチであってもよい。
第1のスイッチ72の状態は、第1の電力供給ライン70が通電される「ON」と、第1の電力供給ライン70が遮断される「OFF」と、のいずれかである。
第1の電力供給ライン70からの電力の供給により蓄電装置40の充放電サイクルが低減される一方で、複数個の機能実行部で発生したノイズが第1の電力供給ライン70を介してICチップ読取装置60に伝達する可能性がある。本実施例の構成によれば、第1のスイッチ72を「ON」から「OFF」に変更して、充放電サイクルの低減よりもICチップ読取装置60に伝達するノイズの低減を優先することができる。
(決済端末2の処理;図4)
図4の処理は、決済端末2の電源がONされていることをトリガとして開始される。図4の処理は、例えば、メモリ34に記憶されているプログラムに従って動作するCPU32によって実現される。図4の処理の初期状態では、第1のスイッチ72は「ON」である。
CPU32は、S10において、非接触ICチップの読み取りの指示が操作部20に入力されることを監視する。CPU32は、非接触ICチップの読み取りの指示が操作部20に入力される場合(S10でYES)に、S12以降の処理に進む。
S12では、CPU32は、蓄電装置40の出力電圧が所定値を上回っているのか否かを判断する。所定値は、蓄電装置40の出力電圧の最大値より小さい値であり、例えば、出力電圧の最大値の80%等である。所定値は、ICチップ読取装置60を駆動させるための電圧よりも高い値である。決済端末2は、出力電圧が所定値を下回っていると判断する場合(S12でNO)に、S12の判断を継続する。
また、CPU32は、出力電圧が所定値を上回っていると判断する場合(S12でYES)に、S14において、第2の電力供給部14の動作を停止する。第2の電力供給部14を停止することにより、第2の電力供給部14を介して第1の電力供給部12から蓄電装置40に伝達するノイズも遮断することができる。これにより、ICチップ読取装置60に伝達するノイズをさらに低減することができる。
続くS16では、CPU32は、第1のスイッチ72を「ON」から「OFF」に変更する。
続くS20では、CPU32は、非接触ICチップを読み取る読取処理を実行する。具体的には、CPU32は、非接触ICチップの読み取りの開始の指示をICチップ読取装置60に供給する。S20が終了すると、CPU32は、S10の監視に戻る。
本実施例の構成によれば、非接触ICチップの読み取りが実際に実行されるタイミングにおいて、ICチップ読取装置60に伝達するノイズを低減することができる。別言すれば、非接触ICチップの読み取りが実際に実行されない時間帯では、ノイズの伝達の低減よりも充放電サイクルの低減が優先される。
また、S12の判断において出力電圧が所定値を上回ることは、第4の電力供給部44による昇圧が実行されず、蓄電装置40の放電が比較的に少ないことを意味する。出力電圧が所定値を上回る場合(S12でYES)には、第1の電力供給ライン70を遮断して、ICチップ読取装置60に伝達するノイズの低減を優先させることができる。一方、S12の判断において出力電圧が所定値を下回ることは、出力電圧が第4の電力供給部44によって昇圧され、蓄電装置40の放電が比較的に多いことを意味する。出力電圧が所定値を下回る場合(S12でNO)には、第1の電力供給ライン70を通電して、蓄電装置40の充放電サイクルの低減を優先することができる。
(対応関係)
第1のスイッチ72、第1のスイッチ72が「ON」の状態、第1のスイッチ72が「OFF」の状態が、それぞれ、「第1のスイッチ」、「第1の通電状態」、「第1の遮断状態」の一例である。
(第4実施例)
(決済端末2の処理;図4)
本実施例は、図4のS12において出力電圧が所定値を下回ると判断される場合にS20の処理に進む点を除いて、第3実施例と同様である。第3実施例では、蓄電装置40の出力電圧が所定値を下回る状態では読取処理が実行されないが、本実施例では、蓄電装置40の出力電圧が所定値を下回る状態でも読取処理が実行される。本実施例では、蓄電装置40の出力電圧が所定値を上回る状態では、ICチップ読取装置60は、蓄電装置40の電力のみで駆動するが、蓄電装置40の出力電圧が所定値を下回る状態では、ICチップ読取装置60は、蓄電装置40とメイン電源10の双方の電力で駆動する。
第3実施例では、ノイズの伝達の低減が優先される一方で、蓄電装置40の出力電圧が所定値を下回る状態では読取処理の開始が遅れる可能性がある。これに対して、本実施例では、ノイズの伝達の低減よりも、読取処理の開始が遅れることの抑制を優先することができる。
(第5実施例)
本実施例は、決済端末2が読取性能値を記憶する点と、決済端末2の処理の内容が異なる点と、を除いて、第4実施例と同様である。
読取性能値は、ICチップの読み取りの性能に関する設定値である。読取性能値は、「高」と「低」とのいずれかの値を示す。読取性能値「高」は、ICチップの読み取りの性能が読取性能値「低」よりも高く設定されることを意味する。
(決済端末2の処理;図5)
図5の処理は、S30の処理が追加された点を除いて、図4の第4実施例における処理と同様である。CPU32は、非接触ICチップの読み取りの指示が操作部20に入力される場合(S10でYES)に、S30に進む。
S30では、CPU32は、読取性能値が「高」を示すのか否かを判断する。CPU32は、読取性能値が「高」を示すと判断する場合(S30でYES)に、S12以降の処理に進む。一方、CPU32は、読取性能値が「低」を示すと判断する場合(S30でNO)に、S12~S16の処理をスキップして、S20の処理に進む。
読取性能値が「高」を示す場合には、S14及びS16の処理が実行され、ICチップ読取装置60は、蓄電装置40の電力のみで駆動する。読取性能値「高」は、蓄電装置40の充放電サイクルの低減よりもノイズの伝達の低減を優先するモードである。一方、読取性能値が「低」を示す場合には、S14及びS16の処理が実行されず、ICチップ読取装置60は、蓄電装置40とメイン電源10の双方の電力で駆動する。読取性能値「低」は、ノイズの伝達の低減よりも蓄電装置40の充放電サイクルの低減を優先するモードである。ユーザは、読取性能値を適宜に入力して、決済端末2の動作モードを選択することができる。読取性能値「高」、読取性能値「低」が、それぞれ、「第1の値」、「第2の値」の一例である。
(第6実施例)
本実施例は、決済端末2の処理の内容が異なる点を除いて、第4実施例と同様である。
(決済端末2の処理;図6)
図6の処理は、S40、S42、及び、S46の処理が追加された点を除いて、図4の第4実施例における処理と同様である。CPU32は、非接触ICチップの読み取りの指示が操作部20に入力される場合(S10でYES)に、S40に進む。S40は、S20と同様である。即ち、第1のスイッチ72が「ON」である状態において読取処理が実行される。
続くS42では、CPU32は、S40の読取処理が成功したのか否かを判断する。CPU32は、S40の読取処理が成功したと判断する場合(S42でYES)に、S12以降の処理をスキップして、S10の監視に戻る。
また、CPU32は、S40の読取処理が失敗したと判断する場合(S42でNO)に、S12に進む。S20の読取処理が成功するまでS12~S20の処理が繰り返し実行される。具体的には、CPU32は、S46において、S20の読取処理が成功したのか否かを判断する。CPU32は、S20の読取処理が成功したと判断する場合(S46でYES)に、S10の監視に戻る。一方、CPU32は、S20の読取処理が失敗したと判断する場合(S46でNO)に、S48に進む。S48では、CPU32は、タイムアウト(例えば、所定時間の経過、所定の回数の読み取りの実行等)を判断する。CPU32は、タイムアウトでない判断する場合(S48でNO)に、S12の判断に戻り、タイムアウトであると判断する場合(S48でYES)に、S10の監視に戻る。なお、S12でNOと判断される場合には、CPU32は、S40の処理(即ち第1のスイッチ72「ON」での読取処理)に戻る。
本実施例の構成によれば、第1のスイッチ72が「ON」である状態における読み取りが失敗する場合(S42でNO)に、ICチップ読取装置60に伝達するノイズを低減するために第1のスイッチ72を「ON」から「OFF」に変更して、ICチップからの情報の読み取りをICチップ読取装置60に再び実行させることができる。ノイズを低減して、ICチップの読み取りが成功する確率を高めることができる。
(第7実施例)
本実施例は、決済端末2が第2の電力供給ライン80及び第2のスイッチ82をさらに備える点、及び、決済端末2の処理の内容が異なる点と、を除いて、第5実施例と同様である。
(決済端末2の構成)
第2の電力供給ライン80は、第1の電力供給部12の出力側の端子とICチップ読取装置60の入力側の端子の間に接続されている。即ち、ICチップ読取装置60には、他の機能実行部(例えば操作部20等)と同様に、メイン電源10から電力を供給することが可能である。
第2のスイッチ82は、第2の電力供給ライン80に挿入されている。第2のスイッチ82の状態は、第2の電力供給ライン80が通電される「ON」と、第2の電力供給ライン80が遮断される「OFF」と、のいずれかである。
(決済端末2の処理;図8)
図8の処理の初期状態では、第1のスイッチ72及び第2のスイッチ82の双方は「ON」である。図8の処理は、S50の処理が追加された点を除いて、図5の第5実施例における処理と同様である。CPU32は、読取性能値が「高い」を示すと判断する場合(S30でYES)に、S50に進む。S50では、CPU32は、メイン電源10の側のスイッチである第2のスイッチを「ON」から「OFF」に変更する。CPU32は、S50の処理が終了すると、S12に進む。
読取性能値が「高」を示し、かつ、蓄電装置40の出力電圧が所定値を上回る場合(S30でYESかつS12でYES)には、第2の電力供給部14が停止され、かつ、蓄電装置40の側のスイッチである第1のスイッチ72が「ON」から「OFF」に変更される(S14、S16)。これにより、ICチップ読取装置60は、蓄電装置40の電力のみで駆動する。また、読取性能値が「高」を示し、かつ、蓄電装置40の出力電圧が所定値を下回る場合(S30でYESかつS12でNO)には、ICチップ読取装置60は、蓄電装置40とメイン電源10の双方の電力で駆動する。一方、読取性能値が「低」を示す場合には、S50、S12~16の処理が実行されず、ICチップ読取装置60は、メイン電源10の電力のみで駆動する。本実施例でも、読取性能値「高」によりノイズの伝達の低減を優先し、読取性能値「低」により蓄電装置40の充放電サイクルの低減を優先することができる。ユーザは、読取性能値を適宜に入力して、決済端末2の動作モードを選択することができる。
(対応関係)
第2の電力供給ライン80、第2のスイッチ82が、それぞれ、「第2の電力供給ライン」、「第2のスイッチ」の一例である。読取性能値「高」、読取性能値「低」が、それぞれ、「第3の値」、「第4の値」の一例である。
以上、本明細書で開示する技術の具体例を説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1)「第4の電力供給部」は、第3の電力供給部と並列に接続されていなくもよく、例えば、第3の電力供給部の一部であってもよい。
(変形例2)第1のスイッチ72(又は第2のスイッチ82)を「ON」から「OFF」に変更するトリガは、図4等のS10の指示とは異なる指示(例えばモードを切り替える指示)であってもよい。
(変形例3)図4等のS12の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「所定値」による判断を省略可能である。
(変形例4)第7実施例において、決済端末2は、第1の電力供給ライン70を備え、第1のスイッチ72を備えなくてもよい。また、第7実施例において、決済端末2は、第1の電力供給ライン70と第1のスイッチ72の双方を備えなくてもよい。
(変形例5)図4等のS14の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「第1の停止部」及び「第2の停止部」を省略可能である。
(変形例6)「情報読取装置」は、決済端末2に限らず、例えば、ICチップ読取装置を備える携帯型の情報読取装置であってもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :決済端末
10 :メイン電源
12 :第1の電力供給部
14 :第2の電力供給部
20 :操作部
22 :ディスプレイ
24 :プリンタ
26 :光学装置
28 :通信I/F
30 :決済処理回路
32 :CPU
34 :メモリ
40 :蓄電装置
42 :第3の電力供給部
44 :第4の電力供給部
50 :バックアップ回路
52 :耐タンパ回路
60 :ICチップ読取装置
70 :第1の電力供給ライン
72 :第1のスイッチ
80 :第2の電力供給ライン
82 :第2のスイッチ

Claims (10)

  1. 情報読取端末であって、
    非接触ICチップから情報を読み取るICチップ読取装置と、
    前記ICチップ読取装置とは異なる複数個の機能実行部と、
    前記情報読取端末で発生する異常に対処する異常処理を実行する異常処理実行部と、
    メイン電源と、
    前記メイン電源から供給される電力を蓄える蓄電装置と、
    前記メイン電源と前記複数個の機能実行部との間に接続され、前記メイン電源の出力電力を調整して前記複数個の機能実行部のそれぞれに供給する第1の電力供給部と、
    前記メイン電源と前記蓄電装置との間で前記第1の電力供給部と並行に接続され、前記メイン電源の出力電力を調整して前記蓄電装置に供給する第2の電力供給部と、
    前記蓄電装置と前記異常処理実行部との間に接続され、前記蓄電装置の出力電力を調整して前記異常処理実行部に供給する第3の電力供給部と、
    前記蓄電装置と前記ICチップ読取装置との間に接続され、前記蓄電装置の出力電力を調整して前記ICチップ読取装置に供給する第4の電力供給部と、
    を備える、情報読取端末。
  2. 前記第2の電力供給部の出力側の端子と前記第4の電力供給部の入力側の端子の間に接続された第1の電力供給ラインを、さらに備える、請求項1に記載の情報読取端末。
  3. 前記第1の電力供給ラインに挿入されている第1のスイッチをさらに備え、
    前記第1のスイッチの状態は、前記第1の電力供給ラインが通電される第1の通電状態と、前記第1の電力供給ラインが遮断される第1の遮断状態と、のいずれかである、請求項2に記載の情報読取端末。
  4. 前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力される場合に、前記第1のスイッチの状態を前記第1の通電状態から前記第1の遮断状態に変更する第1の状態制御部をさらに備える、請求項3に記載の情報読取端末。
  5. 前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記蓄電装置の出力電圧が所定値を上回る場合に、前記第1の状態制御部は、前記第1のスイッチの状態を前記第1の通電状態から前記第1の遮断状態に変更し、
    前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記蓄電装置の出力電圧が前記所定値を下回る場合に、前記第1のスイッチの状態は、前記第1の通電状態に維持される、請求項4に記載の情報読取端末。
  6. 前記情報読取端末は、第1の値と、前記第1の値とは異なる第2の値と、のいずれかの値に設定される第1の設定値を記憶し、
    前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第1の設定値が前記第1の値に設定されている場合に、前記第1の状態制御部は、前記第1のスイッチの状態を前記第1の通電状態から前記第1の遮断状態に変更し、
    前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第1の設定値が前記第2の値に設定されている場合に、前記第1のスイッチの状態は、前記第1の通電状態に維持される、請求項4に記載の情報読取端末。
  7. 前記情報読取端末は、さらに、
    前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力される場合に、前記第1の通電状態において前記非接触ICチップからの情報の読み取りを前記ICチップ読取装置に実行させる第1の読取制御部を備え、
    前記第1の通電状態における前記読み取りが失敗する場合に、前記第1の状態制御部は、前記第1のスイッチの状態を前記第1の通電状態から前記第1の遮断状態に変更し、
    前記情報読取端末は、さらに、
    前記第1のスイッチの状態が前記第1の遮断状態に変更された後に、前記第1の遮断状態において前記非接触ICチップからの情報の読み取りを前記ICチップ読取装置に実行させる第2の読取制御部を備える、請求項4に記載の情報読取端末。
  8. 前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力される場合に、前記第2の電力供給部を停止する第1の停止部をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の情報読取端末。
  9. 前記情報読取端末は、さらに、
    前記第1の電力供給部の出力側の端子と前記ICチップ読取装置の入力側の端子の間に接続された第2の電力供給ラインと、
    前記第2の電力供給ラインに挿入されている第2のスイッチと、
    を備え、
    前記第2のスイッチの状態は、前記第2の電力供給ラインが通電される第2の通電状態と、前記第2の電力供給ラインが遮断される第2の遮断状態と、のいずれかであり、
    前記情報読取端末は、第3の値と、前記第3の値とは異なる第4の値と、のいずれかの値に設定される第2の設定値を記憶し、
    前記情報読取端末は、さらに、
    前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第2の設定値が前記第3の値に設定されている場合に、前記第2のスイッチの状態を前記第2の通電状態から前記第2の遮断状態に変更する第2の状態制御部であって、前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第2の設定値が前記第4の値に設定されている場合に、前記第2のスイッチの状態は、前記第2の通電状態に維持される、前記第2の状態制御部を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報読取端末。
  10. 前記非接触ICチップの読み取りの指示が前記情報読取端末に入力されたタイミングにおいて、前記第2の設定値が前記第3の値に設定されている場合に、前記第2の電力供給部を停止する第2の停止部をさらに備える、請求項9に記載の情報読取端末。
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