JP2024017259A - 集塵アタッチメント及び電動工具 - Google Patents

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斉 飯田
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Abstract

Figure 2024017259000001
【課題】動力を電動工具のモータから得るものであっても、大型化することなく必要な吸引力が得られるようにする。
【解決手段】集塵アタッチメント60は、集塵ファンと、集塵ファンの回転によって吸引力を発生させる上側ダクト105と、上側ダクト105から吸引された粉塵を捕捉するダストボックス65とを有し、モータ8を有するハンマドリル1に取り付けられることで、ファン軸111がモータ8の回転軸9と連結される。ファン軸111には、集塵ファンとして、軸方向に2段の第1、第2集塵ファン140A,140Bが設けられている。
【選択図】図2

Description

本開示は、電動工具の使用時に発生する粉塵を集塵するために電動工具に取り付けられる集塵アタッチメントと、当該集塵アタッチメントを取り付けた電動工具とに関する。
ハンマドリル等の電動工具を用いてコンクリートや石材等の被加工材を加工する場合、被加工材から発生した粉塵が飛散しないように、電動工具に集塵アタッチメントが取り付けられる。この集塵アタッチメントとして、例えば特許文献1には、電動工具に装着されるケーシングに、先端工具が貫通する吸引ヘッドを設け、ケーシング内に、フィルタを有する集塵部と、装着状態で電動工具の回転軸に連結される集塵ファンとが設けられた構造が開示されている。ここでは電動工具を駆動させると、モータと共に集塵ファンが回転して吸引ヘッドに吸引力が発生し、外気と共に吸引された粉塵を集塵部に捕捉することができる。
特許第4071978号公報
上記のように集塵ファンの動力を電動工具のモータから得る集塵アタッチメントでは、集塵ファンの回転による吸引力はモータの回転数に依存する。しかし、電動工具が大型のハンマドリルのようにモータの回転数が低いものであると、必要な吸引力が得られない場合がある。集塵ファンのサイズ(外径)を大きくすれば吸引力を上げることができるが、アタッチメント自体の大型化を招いてしまう。
そこで、本開示は、動力を電動工具のモータから得るものであっても、大型化することなく必要な吸引力を得ることができる集塵アタッチメント及び電動工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示の第1の構成は、集塵アタッチメントであって、集塵ファンと、集塵ファンの回転によって吸引力を発生させる吸引部と、吸引部から吸引された粉塵を捕捉する集塵部とを有し、モータを有する電動工具に取り付けられることで、集塵ファンのファン軸が、電動工具に設けられてモータの駆動に伴って回転する回転軸と連結されて、集塵ファンが回転軸と一体に回転可能となる。
そして、集塵ファンは、ファン軸の軸方向に複数段設けられていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本開示の第2の構成は、電動工具であって、第1の構成の集塵アタッチメントを取り付けてなることを特徴とする。
本開示によれば、複数段の集塵ファンによって大きな吸引力を確保することができ、集塵ファンのサイズを大きくする必要がなくなる。よって、動力を電動工具のモータから得るものであっても、大型化することなく必要な吸引力を得ることができる。
電動工具用集塵システムの後方からの斜視図である。 電動工具用集塵システムの中央縦断面図である。 図2における回転軸とファン軸との連結部分の拡大図である。 ハンマドリルの前方からの斜視図である。 集塵アタッチメントの後方からの斜視図である。 集塵アタッチメントの側面図である。 図6のA-A線断面図である。 操作部を分解して左側から示す斜視図である。 操作部を分解して右側から示す斜視図である。 右側の半割ケーシングを省略してストッパ部分を右側から見た拡大図で、図10Aはロック位置のストッパを、図10Bはロック解除位置のストッパをそれぞれ示している。 図6のB-B線拡大部分断面図である。 ファン軸を分解して上方から示す斜視図である。 ファン軸を分解して下方から示す斜視図である。 ハンマドリルに集塵アタッチメントを取り付ける状態を示す側面図である。 変更例の集塵アタッチメントの側面図である。 図15のC-C線断面図である。 右側の半割ケーシングを省略してストッパ部分を右側から見た拡大図で、図17Aはロック位置のストッパを、図17Bはロック解除位置のストッパをそれぞれ示している。
本開示の一実施形態において、各集塵ファンは、遠心ファンであり、軸方向に隣接する集塵ファンの間に、前段の集塵ファンの外周側から後段の集塵ファンの中心側へ空気を導く第1整流部材が設けられていてもよい。
この構成によれば、遠心ファンである複数段の集塵ファンを設けても、前段の集塵ファンから後段の集塵ファンへの空気の流れを維持することができる。
本開示の一実施形態において、前段の集塵ファンと第1整流部材との間に、前段の集塵ファンの下流側の面と第1整流部材による空気の流れとの間を仕切る第2整流部材が設けられていてもよい。
この構成によれば、回転する前段の集塵ファンと径方向内側へ流れる空気との接触が防止されて乱流が生じにくくなる。
本開示の一実施形態において、第2整流部材における第1整流部材側の面に、渦巻き状のリブが立設されていてもよい。
この構成によれば、空気に旋回流を生じさせて径方向内側へスムーズに導くことができる。
本開示の一実施形態において、第1整流部材と第2整流部材とは、互いに固定されていてもよい。
この構成によれば、両整流部材の組み付け及び位置決めが容易に行える。
本開示の一実施形態において、ファン軸は、回転軸と連結される連結軸を分離して備えており、連結軸は、弾性部材を介して、軸方向へ移動可能且つ回転軸との連結側へ付勢された状態でファン軸と連結されていてもよい。
この構成によれば、集塵アタッチメントを電動工具に取り付ける際、連結軸が回転軸に連結される際の衝撃を緩和することができる。
本開示の一実施形態において、ファン軸と連結軸とは、軸回りで所定角度のみ相対回転可能であってもよい。
この構成によれば、回転軸が起動して連結軸が一体回転する際の回転方向の衝撃を緩和することができる。
本開示の一実施形態において、各集塵ファンは、同じ形状であってもよい。
この構成によれば、集塵ファンを複数段用いてもコストアップを抑えることができると共に、組み付けのミスも生じなくなる。
本開示の一実施形態において、集塵ファンは、軸方向に2段設けられていてもよい。
この構成によれば、最小限の構成で必要な吸引力を得ることができる。
本開示の一実施形態において、ファン軸が回転軸に連結される際に、電動工具と係合してファン軸を回転軸に対して芯出しする係合部が設けられていてもよい。
この構成によれば、集塵アタッチメントを電動工具に取り付ける際にファン軸を回転軸へスムーズに連結することができる。
本開示の一実施形態において、係合部は、ファン軸を支持する軸受を保持した軸受保持部材に設けられており、軸受を介してファン軸と軸受保持部材とが互いに位置決めされているものであってもよい。
この構成によれば、ファン軸と係合部とが互いに同軸で位置決めされ、係合部による芯出しが正確に行える。
以下、本開示の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、電動工具の一例であるハンマドリル1に集塵アタッチメント60を取り付けて、電動工具用集塵システム(以下単に「集塵システム」という。)Sを形成した一例を示す斜視図である。図2は、集塵システムSの中央縦断面図である。図3は、図2における回転軸とファン軸との連結部分の拡大図である。
(ハンマドリルの説明)
ハンマドリル1は、ハウジングとして、内側ハウジング2と、モータハウジング3と、外側ハウジング4と、ハンドルハウジング5と、下側ハウジング6とを有している。内側ハウジング2は、打撃機構部7を収容している。モータハウジング3は、内側ハウジング2の下方で外側ハウジング4に連結され、モータ8を収容している。モータ8は、モータハウジング3内で回転軸9を上向きとした姿勢で保持されている。回転軸9の上端部は、内側ハウジング2に保持された軸受10に支持されて内側ハウジング2内に突出している。
モータハウジング3の周面には、図4にも示すように、上下部位よりも外径が小さくなるくびれ部11が形成されている。モータハウジング3の前面でくびれ部11の上側の斜面には、係合凹部12が形成されている。係合凹部12は、左右方向の中央で下向きに開口する有底孔である。モータハウジング3の前面でくびれ部11の下側の斜面には、受け面部13が形成されている。受け面部13は、左右方向の中央で僅かに凹む凹部となっている。
外側ハウジング4は、モータハウジング3の上側で内側ハウジング2の外側を覆っている。外側ハウジング4の左右の側面には、複数の本機側吸気口14,14・・が形成されている。外側ハウジング4の上面には、切替ツマミ15が設けられている。
ハンドルハウジング5は、外側ハウジング4の後方からモータハウジング3の後方にかけて設けられている。
ハンドルハウジング5は、ハンドル部16を備えている。ハンドル部16は、外側ハウジング4及びモータハウジング3の後方で上下方向に延びている。ハンドル部16内には、スイッチ17が設けられている。スイッチ17はスイッチレバー18を前方へ突出させている。
モータハウジング3とハンドルハウジング5との間には、制御回路基板を有するコントローラ19が上下方向に収容されている。コントローラ19の下方でハンドルハウジング5には、電源コード20が接続されている。
下側ハウジング6は、モータハウジング3の下面及び下部の周面を下方から覆う格好でモータハウジング3にネジ止めされている。下側ハウジング6の左右の側面には、下側ハウジング6の下面から上向きに一対の係合溝21,21が形成されている。下側ハウジング6の前面で左右方向の中央には、上方へ切り込まれる受け溝22が形成されている。
モータハウジング3の下面と下側ハウジング6との間には、本機側ファン収容室23が形成されている。回転軸9の下端は、モータハウジング3に設けられた軸受24に支持されて本機側ファン収容室23内に突出している。軸受24の周囲でモータハウジング3には、複数の通気口25,25・・が形成されている。本機側ファン収容室23内で回転軸9の下端には、遠心ファンである本機側ファン26が直交状に取り付けられている。本機側ファン26の外周で下側ハウジング6の下面には、複数の本機側排気口27,27・・が同心円上に形成されている。
本機側ファン26から突出する回転軸9の下端には、連結スリーブ28が同軸で固定されている。連結スリーブ28の内周には、内スプライン29が形成されている。下側ハウジング6の下面には、透孔30が形成されている。透孔30は、回転軸9及び連結スリーブ28の真下に同軸で位置して内スプライン29を下方に露出させている。透孔30の周囲で下側ハウジング6の下面には、透孔30と同心となるリング溝31が形成されている。リング溝31の前方で下側ハウジング6の下面には、底面視円形の受け部32が形成されている。
打撃機構部7は、ツールホルダ35を有している。ツールホルダ35は、内側ハウジング2の前側に保持されて前後方向に延びる筒状である。内側ハウジング2内で回転軸9の前側には中間軸36が、後側にはクランク軸37がそれぞれ上下方向に支持されている。中間軸36及びクランク軸37には、それぞれギア38及びギア39が設けられている。ギア38及びギア39は、回転軸9の上端に設けたピニオン40と噛合している。中間軸36は、上端に第1ベベルギア41を有している。
ツールホルダ35には、切替スリーブ42がスプライン結合されている。切替スリーブ42の後方でツールホルダ35の後端には、第2ベベルギア43が回転可能に外装されている。第2ベベルギア43は、第1ベベルギア41と噛合している。第2ベベルギア43は、切替スリーブ42が後退位置で係合することで、第1ベベルギア41の回転をツールホルダ35へ伝達する。切替スリーブ42の前後位置は、切替ツマミ15で切替操作可能となっている。
内側ハウジング2の後部内には、シリンダ44が保持されている。シリンダ44は、ツールホルダ35の後部に同軸で挿入されている。シリンダ44には、ピストン45が前後移動可能に収容されている。クランク軸37の上部には、偏心ピン46が突設されている。ピストン45と偏心ピン46とは、コネクティングロッド47により連結されている。シリンダ44内でピストン45の前方には、空気室48を介してストライカ49が前後移動可能に収容されている。ストライカ49の前方でツールホルダ35内には、インパクトボルト50が設けられている。インパクトボルト50には、ツールホルダ35の前端に挿入されたビットBが当接する。ツールホルダ35の前部には、ビットBを着脱操作するための操作スリーブ51が外装されている。
ハンマドリル1では、スイッチレバー18を押し込んでスイッチ17をONさせると、モータ8が駆動して回転軸9が回転する。すると、クランク軸37が回転し、コネクティングロッド47を介してピストン45を前後移動させる。よって、連動したストライカ49がインパクトボルト50を介してビットBを打撃する。切替ツマミ15の操作により、切替スリーブ42を後退位置へ切り替えると、中間軸36から第2ベベルギア43を介してツールホルダ35に回転が伝達されるハンマドリルモードとなる。切替スリーブ42を前進位置へ切り替えると、ツールホルダ35が回転せず打撃のみを行うハンマモードとなる。
(集塵アタッチメントの説明)
図5及び図6にも示すように、集塵アタッチメント60は、箱状のケーシング61を有する。ケーシング61は、左右の半割ケーシング61a,61bをネジ止めして形成される。ケーシング61は、本体部62と、前突出部63と、後突出部64とを備えている。本体部62は、上下方向に延び、前突出部63は、本体部62の上部から前方に延びている。本体部62の前側と前突出部63の下側とにダストボックス65が着脱可能となっている。後突出部64は、本体部62の下部から後方に延びている。本体部62と後突出部64とがハンマドリル1に取り付け可能となっている。
本体部62の上面で左右方向の中央には、係合凸部66が上向きに形成されている。係合凸部66は、ハンマドリル1のモータハウジング3に設けた係合凹部12に差し込み可能となっている。
本体部62の後面で左右方向の中央には、ストッパ67が設けられている。ストッパ67は、図7及び図8にも示すように、上端に、左右方向に延びる筒部68を備えている。筒部68は、本体部62内で左右方向に保持される軸69に貫通されている。よって、ストッパ67は、軸69を中心に前後へ揺動可能に支持される。ストッパ67の下側後部には、側面視三角形状の係止部70が形成されている。係止部70に対応する本体部62の後面には、窓71が形成されている。窓71の下方には、係止板72が設けられている。係止板72は、上下及び前後方向で規定される平面と平行な板体で、本体部62の後面で左右方向の中央から後方へ突出している。係止板72は、ハンマドリル1の下側ハウジング6の前面に設けた受け溝22に係止可能となっている。
ストッパ67は、ケーシング61から突出するロック位置と、ケーシング61内へ没入するロック解除位置との間で前後に揺動可能となっている。ロック位置では、ストッパ67の中間部が窓71の上端に当接して下端の係止部70を窓71から突出させる。ロック解除位置では、係止部70が窓71の内側に没入する。左側の半割ケーシング61aには、係止部70よりも前方で右側へ延びる受けリブ73が設けられている。ストッパ67と受けリブ73との間には、コイルバネ74が介在されて、ストッパ67をロック位置に付勢している。
筒部68の左端面には、直径方向に溝75が形成されている。ストッパ67の左側には、結合部材76が設けられている。結合部材76は、軸69に貫通されて回転可能に支持される筒体である。結合部材76の右端面には、図9に示すように、筒部68の溝75に係合する突起77,77が直径方向に設けられている。よって、結合部材76は、ストッパ67と一体に揺動する。結合部材76の左端には、前方へ突出する連係片78が設けられている。
本体部62の左側面には、図7~図9に示すように、下面から上向きに延びる取付凹部80が形成されている。取付凹部80の上下2カ所には、左右方向に貫通して本体部62内に突出するネジ受け筒81,81が形成されている。上側のネジ受け筒81の上方には、上下方向に延びるスリット82が貫通形成されている。取付凹部80の底面には、前後両側に分かれて配置される一対の横リブ83,83が上下に2組突設されている。横リブ83,83の間で取付凹部80の底面には、前後一対の縦リブ84,84が上下に2組突設されている。
取付凹部80には、ストッパ67をロック解除位置に移動させるための操作部85が設けられている。
操作部85は、保持カバー86と、操作ボタン87と、スライドバー88と、コイルバネ89とを備えている。
保持カバー86は、側面視で取付凹部80よりやや大きい同形状となる帯板状で、右面には、取付凹部80に嵌合する枠部90が形成されている。保持カバー86の下部は、枠部90の下側と繋がって右側に凹む側面視縦長矩形状のボタン受け部91となっている。ボタン受け部91は上下に開口している。ボタン受け部91の前後には、正面視が矩形状となる一対の切欠部92,92が形成されている。
取付凹部80に対向する保持カバー86の右面には、ネジ受け筒81,81に嵌合するネジボス93,93が上下2カ所に形成されている。上側のネジボス93の下方には、下向きにボスが突出する上バネ受け94が突設されている。下側のネジボス93は、ボタン受け部91の右面から突設されている。枠部90内で上側のネジボス93の前後には、下端が上バネ受け94の上方に位置する一対の縦リブ95,95が形成されている。
操作ボタン87は、保持カバー86のボタン受け部91に収容されている。操作ボタン87は、側面視矩形状で、前後幅は、ボタン受け部91に嵌合する大きさで、上下幅は、ボタン受け部91よりも小さく形成されている。操作ボタン87の前後面には、一対の係止突起96,96が形成されている。係止突起96,96は、操作ボタン87をボタン受け部91に収容した状態で、切欠部92,92の左側の側縁に係合している。よって、操作ボタン87は、左側へ抜け止めされた状態で、ボタン受け部91内で上下移動可能となる。操作ボタン87の左面には、下面を開口して上方へ向かうに従って左側へせり出す指当て部97が形成されている。
スライドバー88は、取付凹部80の縦リブ84,84と保持カバー86の縦リブ95,95との間に位置している。スライドバー88は、取付凹部80の前後の横リブ83,83の間に収まる前後幅で、保持カバー86よりも上下寸法が短い帯板状となっている。スライドバー88の上端で右面には、係止片98が突設されている。係止片98は、取付凹部80のスリット82を貫通して本体部62内に突出する。スライドバー88には、上側に長円孔99が、下側に長角孔100がそれぞれ上下方向に形成されている。長円孔99には、保持カバー86の上側のネジボス93が貫通する。長角孔100には、保持カバー86の上バネ受け94が貫通する。長角孔100の下端には、上向きにボスが突出する下バネ受け101が形成されている。スライドバー88は、下端をボタン受け部91に上方から挿入した状態で上下方向にスライド可能となっている。
コイルバネ89は、長角孔100内で上バネ受け94のボスと下バネ受け101のボスとの間へ上下方向に介在されている。
操作部85は、まず保持カバー86のボタン受け部91に操作ボタン87を収容して右面にスライドバー88及びコイルバネ89を組み付ける。次に、保持カバー86を、ネジボス93,93をネジ受け筒81,81に合わせて左側から取付凹部80に嵌合させる。そして、本体部62内からネジ102,102を、ネジ受け筒81,81を貫通したネジボス93,93にねじ込む。すると、操作部85は、ケーシング61へ組み付けられる。
常態でスライドバー88は、コイルバネ89により下方へ付勢されて、下端を操作ボタン87の上面に当接させている。操作ボタン87は、スライドバー88を介したコイルバネ89の付勢により、保持カバー86の下端に設けた止め部103に当接する図7の下限位置に付勢される。このときスライドバー88の係止片98は、図10Aに示すように、スリット82の下側に位置している。本体部62内において、ストッパ67のロック位置で結合部材76の連係片78は、スリット82から突出する係止片98の上方に位置している。
ここから操作ボタン87をコイルバネ89の付勢に抗して上方へスライドさせると、スライドバー88が上方へスライドする。すると、図10Bに示すように、係止片98が上方へ移動して連係片78を押し上げる。よって、結合部材76と共にストッパ67は、図10Aにおいて左回転して図10Bのロック解除位置に揺動することになる。操作ボタン87の上方への押し上げを解除すると、コイルバネ89の付勢によってスライドバー88と共に操作ボタン87が下限位置に移動する。よって、係止片98による連係片78の押し上げが解除され、ストッパ67は、コイルバネ74の付勢によって図10Aのロック位置へ復帰する。
前突出部63には、上側ダクト105が設けられている。上側ダクト105の前端は、前突出部63の前面で前向きに開口している。上側ダクト105は、前突出部63内で後方に引き回されて本体部62内でUターンし、後端を前突出部63の下方で本体部62の前面に開口させている。
本体部62及び後突出部64内には、下側ダクト106が設けられている。下側ダクト106は、前ダクト部107と後ダクト部108とに分割されている。前ダクト部107は、側面視が逆L字状で、前向きの上端部が上側ダクト105の下方で本体部62の前面に開口している。後ダクト部108は、前端部が前ダクト部107の下端部に結合されて後方へ延びている。後ダクト部108の後端部は、後突出部64内で円盤状に形成されて、上面にリング状の開口部109(図11及び図12)を開口させている。
後突出部64内で後ダクト部108の上側には、ファン収容室110が形成されている。ファン収容室110内には、ファン軸111が設けられている。ファン軸111は、図11~図13に示すように、内シャフト112と、外スリーブ113と、ピン114と、連結軸115と、コイルバネ116とからなる。
内シャフト112は、上方に開口する下側有底孔117を備えている。内シャフト112の下部は、小径の下軸部118となっている。下軸部118は、後ダクト部108の中心を貫通して下方に突出し、後突出部64の下部に保持された軸受119に支持されている。下軸部118の上側には、全周に亘って大径のフランジ120が形成されている。
外スリーブ113は、下側の大径部121と上側の小径部122とを同軸で備えた二段径となっている。大径部121は、上方から内シャフト112に外装される筒状で、下端がフランジ120に当接して位置決めされる。ピン114は、下側有底孔117よりも下方で大径部121と内シャフト112とを直径方向に貫通して両者を同軸で連結している。
連結軸115は、内シャフト112の上方で外スリーブ113内へ上下動可能に設けられている。連結軸115は、下方に開口する上側有底孔123を備えている。連結軸115の上部は、小径の上軸部124となっている。上軸部124は、外スリーブ113の小径部122を同軸で貫通して上端を上方に突出させている。上軸部124の上端には、外スプライン125が形成されている。
コイルバネ116は、内シャフト112の下側有底孔117と連結軸115の上側有底孔123とに跨がって上下方向に挿入されている。コイルバネ116の下端は、下側有底孔117に圧入され、コイルバネ116の上端は、上側有底孔123に圧入されている。よって、内シャフト112と連結軸115とは、コイルバネ116を介して上下方向且つ回転方向へ弾性的に連結される。連結軸115は、常態ではコイルバネ116の付勢により、小径部122に当接する図11の上限位置に付勢される。また、内シャフト112と連結軸115とは、コイルバネ116がねじり変形可能な所定角度のみ回転方向に相対回転可能となる。
後突出部64の上部には、軸受ホルダ130が設けられている。軸受ホルダ130は、後突出部64に保持されて上方へ突出するスリーブ状である。軸受ホルダ130は、Oリング132を介して軸受131を保持している。軸受131は、同軸で貫通する外スリーブ113の小径部122を支持している。よって、小径部122を同軸で貫通する連結軸115の上軸部124と軸受ホルダ130とは、軸受131を介して互いに位置決めされる。この状態で上軸部124は、軸受ホルダ130を貫通して外スプライン125を軸受ホルダ130よりも上方へ突出させている。小径部122も、軸受ホルダ130を貫通して外スプライン125の下部まで突出している。
後突出部64から突出する軸受ホルダ130の上部内径は、下側が小径、上側が大径となる二段径に形成されている。よって、軸受ホルダ130の上端には、リング状の係合部133が形成されている。係合部133の下方には、リング状の段部134が形成されている。係合部133は、ハンマドリル1の下側ハウジング6の下面に設けたリング溝31に挿入可能となっている。
後突出部64の上面で軸受ホルダ130の前方には、押圧キャップ135が設けられている。押圧キャップ135は、平面視が円形で、内部に設けたコイルバネ136により、後突出部64の上面からの突出位置に付勢されている。押圧キャップ135は、下側ハウジング6の受け部32に当接可能となっている。
ファン収容室110内でファン軸111には、軸方向に隣接する2つの第1集塵ファン140Aと第2集塵ファン140Bとが直交状に取り付けられている。第1、第2集塵ファン140A,140Bは、何れも遠心ファンである。第1、第2集塵ファン140A,140Bは共に、円盤の下面に渦巻き状の羽根141,141・・を複数設けた同形状である。第1、第2集塵ファン140A,140Bは、それぞれ中心筒部142を外スリーブ113の大径部121に圧入等で上下に並べて固定することで、ファン軸111と一体回転する。第1、第2集塵ファン140A,140Bは、金属製(例えばアルミ製)又は樹脂製である。
上側の第2集塵ファン140Bの径方向外側で後突出部64の左右の側面には、複数の下側排気口143,143・・がそれぞれ前後方向に並設されている。
ファン収容室110内には、第1整流部材145と第2整流部材146とが設けられている。
第1整流部材145は、下側の第1集塵ファン140Aを上下及び径方向外側から囲む平面視円形の箱状体である。第1整流部材145は、上側整流板147と、下側整流板148と、周面板149とを備えている。上側整流板147は、第1集塵ファン140Aの上側に位置する円盤である。上側整流板147の中心には、第2集塵ファン140Bの中心筒部142が同軸で遊挿する上側中心孔150が形成されている。下側整流板148は、上側整流板147と略同径で第1集塵ファン140Aの下側に位置する円盤である。下側整流板148の中心には、第1集塵ファン140Aの中心筒部142が同軸で遊挿する下側中心孔151が形成されている。周面板149は、上側整流板147と下側整流板148との外周縁同士を繋いで第1集塵ファン140Aの径方向外側を閉塞している。
第2整流部材146は、第1集塵ファン140Aと第2集塵ファン140Bとの間で第1整流部材145内に保持されている。第2整流部材146は、第1集塵ファン140Aの外径よりもやや小径の円盤である。第2整流部材146の中心には、第2集塵ファン140Bの中心筒部142に同軸で遊挿される中心筒152が上向きに形成されている。第2整流部材146は、第1集塵ファン140Aに上下方向の隙間を隔てて近接している。第2整流部材146の上面には、第1、第2集塵ファン140A,140Bと同じ巻き方向となる複数の渦巻き状のリブ153,153・・が形成されている。各リブ153の径方向内側の端部は、中心筒152と繋がっている。各リブ153の径方向外側の端部は、第2整流部材146の外周を越えて突出し、中心筒152と同軸で設けた保持リング154に連結されている。第1整流部材145の周面板149の内周面には、保持リング154が嵌合する嵌合溝155が全周に亘って形成されている。第1整流部材145の左右で周面板149の外周面には、外向きに位置決めボス156,156が突設されている。
第2整流部材146は、保持リング154を嵌合溝155に嵌合させた状態で第1整流部材145に組み付けられる。但し、第1整流部材145は、図11~13に示すように左右に2分割されて、各半割部材145a,145bが半割ケーシング61a,61bに保持される格好となっている。
従って、組付けの際には、第2整流部材146の中心筒152に第2集塵ファン140Bの中心筒部142を遊挿させた状態で、第1、第2集塵ファン140A,140Bをファン軸111に組み付ける。次に、保持リング154を、第1整流部材145の左右の半割部材145a,145bで挟みながら嵌合溝155に嵌合させて第1整流部材145に位置決めし、半割部材145a,145bで第2整流部材146及び第1集塵ファン140Aを覆う。そして、軸受ホルダ130及び軸受119,131を組み付けたファン軸111と共に第1整流部材145を左右の半割ケーシング61a,61bで挟み込んでネジ止めする。半割ケーシング61a,61bの内周面には、半割部材145a,145bの外周面を受けて位置決めする上下一対の位置決めリブ157,157と、半割部材145a,145bに設けた位置決めボス156,156が嵌合する位置決め凹部158,158とが形成されている。よって、位置決めボス156,156を位置決め凹部158,158に合わせて半割部材145a,145bを位置決めリブ157,157に嵌合させれば、組み付けはスムーズに行える。
こうして組付けた状態で第1整流部材145は、後ダクト部108の開口部109の上方に同軸で配置される。開口部109の外周縁と下側整流板148の内周縁との間には、リング状のシール部材163が介在されている。よって、後ダクト部108の開口部109は、下側整流板148の下側中心孔151を介して第1整流部材145内と連通する。
こうしてファン収容室110内には、図3に点線矢印で示すように、第1、第2集塵ファン140A,140Bの回転に伴い、第1整流部材145の下側整流板148の下側中心孔151から後突出部64の下側排気口143に空気が流れる空気流路R1が形成される。この空気流路R1では、下側中心孔151から第1整流部材145内に入った空気は、下側整流板148と第1集塵ファン140Aとの間を径方向外側へ流れた後、第1集塵ファン140Aの上側へ回り込む。次に、空気は、第2整流部材146と上側整流板147との間を径方向内側へ流れた後、上側整流板147の上側中心孔150から上側整流板147の上側へ回り込む。そして、空気は、上側整流板147と第2集塵ファン140Bとの間を径方向外側へ流れて下側排気口143から排出される。
本体部62の後方と後突出部64の上方とには、図5に示すように、左右に側板160,160が延設されている。側板160,160の間にハンマドリル1のモータハウジング3及び下側ハウジング6が嵌合可能となっている。側板160,160の後端内側には、上下方向に係合突起161,161が形成されている。係合突起161,161は、下側ハウジング6の側面に設けた係合溝21,21に下方から係合可能となっている。右側の側板160の下部には、複数の上側排気口162,162・・が前後方向に並設されている。
図2に示すように、ダストボックス65は、ケーシング61に前方から装着される箱状体である。ダストボックス65は、蓋体165とボックス本体166とを下端同士でヒンジ結合してなる。蓋体165は、前側内面にフィルタ167を有し、ボックス本体166は、フィルタ167を前方から覆う。
本体部62の前面下端には、左右方向に係止軸168が設けられている。ボックス本体166の下面には、左右方向に受け凹部169が形成されている。ダストボックス65は、係止軸168に受け凹部169を係合させて、蓋体165の上端に設けた弾性片170を前突出部63の下面に係止させることで、ケーシング61へ着脱可能に装着される。蓋体165には、上側に入口171が、下側に出口172がそれぞれ設けられている。出口172は、フィルタ167の後側に設けられている。ダストボックス65の装着状態で、入口171は、上側ダクト105の後端部に接続され、出口172は、下側ダクト106の前ダクト部107の上端に接続される。
(集塵システムの説明)
以上の如く構成された集塵アタッチメント60及び集塵システムSにおいて、集塵アタッチメント60は、図14に示すように、下側ハウジング6の下方に後突出部64を位置させた状態で、側板160,160の係合突起161,161と下側ハウジング6の係合溝21,21との上下位置を合わせて、ハンマドリル1に対して上下方向へ相対移動させる。すると、係合溝21,21に係合突起161,161が下方から嵌合すると共に、本体部62の係合凸部66がモータハウジング3の係合凹部12に下方から差し込まれる。また、係止板72が下側ハウジング6の受け溝22に下方から係止する。
このとき、ストッパ67は、相対的に下方へ移動する下側ハウジング6と干渉してロック位置からロック解除位置へ揺動して集塵アタッチメント60の相対移動を許容する。そして、集塵アタッチメント60の取り付け位置では、図2に示すように、ロック位置に戻ったストッパ67の係止部70がモータハウジング3の受け面部13に上方から係止する。よって、ハンマドリル1に対する集塵アタッチメント60の下方への移動が規制されて集塵アタッチメント60の取り付けが完了する。
この取り付けの際、ファン軸111における連結軸115の上軸部124は、図3にも示すように下側ハウジング6の透孔30を貫通し、取り付け完了と共に外スプライン125を連結スリーブ28の内スプライン29に係合させる。よって、回転軸9にファン軸111が回転方向で一体に連結される。外スプライン125と内スプライン29との位相が合わない場合は、連結軸115がコイルバネ116の付勢に抗して下降する。回転軸9と共に連結スリーブ28が回転して位相が合うと、連結軸115が上昇して外スプライン125を内スプライン29に係合させることになる。
この連結の際、後突出部64の軸受ホルダ130に設けた係合部133は、下側ハウジング6の底面に設けたリング溝31に挿入される。よって、連結軸115は、途中で傾くことなく上昇し、上軸部124を回転軸9へスムーズに連結させる。連結完了と共に軸受ホルダ130の段部134が下側ハウジング6の底面に当接してそれ以上の上昇を規制する。
押圧キャップ135は、取り付けの際に下側ハウジング6の下面の受け部32に当接し、コイルバネ136の付勢に抗して後突出部64内に下降する。取り付け完了時には、押圧キャップ135は、コイルバネ136の付勢によって受け部32を下方から押圧する。よって、取り付け状態の集塵アタッチメント60のがたつきが抑えられる。
ここでハンマドリル1に装着されるビットBは、前端に吸込口が開口する吸塵路175を軸心に有して外周にホース取付部176が外装される吸塵ビットとなっている。よって、集塵アタッチメント60の上側ダクト105の前端と、ビットBのホース取付部176との間にフレキシブルホース177が接続される。
このフレキシブルホース177で接続することで、ビットBと集塵アタッチメント60とに跨がって空気が流れる集塵経路Rが形成される。この集塵経路Rは、図2に点線矢印で示すように、吸塵路175から、ホース取付部176、フレキシブルホース177、上側ダクト105、ダストボックス65、下側ダクト106、ファン収容室110の空気流路R1を介して下側排気口143に至る経路である。
集塵システムSを使用して作業を行う際、ビットBの先端を被加工材の被加工面に押し当てた状態でハンマドリル1のスイッチレバー18を押し込み操作してスイッチ17をONさせる。すると、モータ8が駆動して回転軸9が回転し、中間軸36及びクランク軸37を回転させる。ここではハンマドリルモードとハンマモードとの何れを選択してもピストン45は常に往復動するため、連動するストライカ49によってインパクトボルト50を介してビットBは打撃される。
回転軸9の回転と共にファン軸111及び第1、第2集塵ファン140A,140Bも一体に回転する。すると、集塵経路Rが負圧となってビットBの吸塵路175の開口に吸引力が発生する。よって、被加工材から生じた粉塵は、吸塵路175に吸い込まれてホース取付部176及びフレキシブルホース177を介して上側ダクト105内に進入する。そして、粉塵は、ダストボックス65内に進入し、フィルタ167に捕捉されてボックス本体166内に貯留する。
なお、回転軸9が回転を始める際、回転軸9と連結される連結軸115も一体に回転する。しかし、内シャフト112及び外スリーブ113は、コイルバネ116を介して連結軸115に結合されている。よって、内シャフト112及び外スリーブ113は、連結軸115と同時に回転せず、コイルバネ116がねじれ変形することで一瞬遅れて回転を開始する。従って、起動時に回転軸9から伝わる回転方向の衝撃を緩和することができる。
集塵アタッチメント60のファン収容室110内において、下側ダクト106の開口部109から第1整流部材145内に入った空気は、図3に示す空気流路R1を通って下側排気口143から排出される。ここでは2つの第1、第2集塵ファン140A,140Bが回転するため、回転軸9の回転数が低くても大きな吸引力を生じさせることができる。
特に、第1整流部材145には、第1集塵ファン140Aと第2集塵ファン140Bとの間に位置する上側整流板147が設けられている。よって、第1集塵ファン140Aの径方向外側へ流れた空気は、上側整流板147によって径方向内側の上側中心孔150へ確実に導かれて第2集塵ファン140Bの中心側へ流れる(空気a)。
また、上側整流板147と第1集塵ファン140Aとの間には、第2整流部材146が設けられている。このため、空気aは、上側整流板147と第2整流部材146との間を径方向内側へ流れる。よって、回転する第1集塵ファン140Aに空気aが接触しにくくなり、乱流が防止される。特に第2整流部材146の上面には、渦巻き状のリブ153が形成されているので、空気aを旋回流として上側中心孔150へスムーズに導くことができる。
一方、ハンマドリル1側では、回転軸9と共に本機側ファン26が回転する。すると、本機側吸気口14から外気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、外側ハウジング4と内側ハウジング2との間を通って内側ハウジング2を冷却する。その後、空気は、モータ8を通過してモータ8を冷却した後、通気口25を介して本機側ファン収容室23に至り、本機側排気口27から下向きに排出される。下側ハウジング6の左右には、集塵アタッチメント60の側板160,160が位置しているが、右側の側板160には上側排気口162が形成されているので、排出された空気の一部は、下側ハウジング6の下方を通って右側の上側排気口162から排出される。他の空気は、側板160,160のない後方へ排出される。
集塵アタッチメント60をハンマドリル1から取り外す際は、本体部62の操作部85において、前述のように操作ボタン87を上方へスライドさせてストッパ67を図10Bのロック解除位置へ移動させる。なお、操作ボタン87の左右反対側となる本体部62の右側面下部には、図7に示すように、前後方向に延びる上下一対の指掛けリブ178,178が設けられている。よって、本体部62の下部を把持した片手の中指を指掛けリブ178,178に引っ掛け、親指を操作ボタン87の指当て部97にあてがえば、操作ボタン87の押し上げはスムーズに行える。
ストッパ67がロック解除位置へ移動すると、係止部70が受け面部13から外れて集塵アタッチメント60の相対移動が許容される。よって、図14の取り付け時と逆に集塵アタッチメント60をハンマドリル1からの離間方向へ相対移動させる。すると、側板160,160の係合突起161,161が下側ハウジング6の係合溝21,21から外れると共に、係止板72が受け溝22から下方へ離間する。同時に本体部62の係合凸部66がモータハウジング3の係合凹部12から抜き取られる。こうして集塵アタッチメント60の取り外しが完了する。
ダストボックス65内に貯留した粉塵を廃棄する際には、弾性片170を押し下げて前突出部63との係止を解除させる。そして、ダストボックス65をそのまま係止軸168を中心に前方へ倒すようにすれば、ダストボックス65をケーシング61から取り外すことができる。蓋体165を開放すれば、ボックス本体166の内部に貯留した粉塵を廃棄することができる。
(複数段の集塵ファンの開示に係る効果)
第1の構成に係る集塵アタッチメント60及び、第2の構成に係る集塵アタッチメント60付きのハンマドリル1は、第1、第2集塵ファン140A,140B(集塵ファンの一例)と、第1、第2集塵ファン140A,140Bの回転によって吸引力を発生させる上側ダクト105(吸引部の一例)と、上側ダクト105から吸引された粉塵を捕捉するダストボックス65(集塵部の一例)とを有し、モータ8を有するハンマドリル1に取り付けられることで、ファン軸111がモータ8の回転軸9と連結されて第1、第2集塵ファン140A,140Bが回転する。
そして、集塵ファンは、第1、第2集塵ファン140A,140Bとしてファン軸111の軸方向に2段(複数段の一例)設けられている。
この構成によれば、2段の第1、第2集塵ファン140A,140Bによって大きな吸引力を確保することができ、第1、第2集塵ファン140A,140Bのサイズを大きくする必要がなくなる。よって、動力をハンマドリル1のモータ8から得るものであっても、大型化することなく必要な吸引力を得ることができる。
第1、第2集塵ファン140A,140Bは、遠心ファンであり、軸方向に隣接する第1、第2集塵ファン140A,140Bの間に、前段の第1集塵ファン140Aの外周側から後段の第2集塵ファン140Bの中心側へ空気を導く第1整流部材145が設けられている。
よって、遠心ファンである2段の第1、第2集塵ファン140A,140Bを設けても、第1集塵ファン140Aから第2集塵ファン140Bへの空気の流れを維持することができる。
前段の第1集塵ファン140Aと第1整流部材145の上側整流板147との間に、第1集塵ファン140Aの下流側の面と第1整流部材145による空気aの流れとの間を仕切る第2整流部材146が設けられている。
よって、回転する第1集塵ファン140Aと径方向内側へ流れる空気aとの接触が防止されて乱流が生じにくくなる。
第2整流部材146における第1整流部材145の上側整流板147側の面に、渦巻き状のリブ153が立設されている。
よって、空気aに旋回流を生じさせて径方向内側へスムーズに導くことができる。
第1整流部材145と第2整流部材146とは、互いに固定されている。
よって、両整流部材145,146の組み付け及び位置決めが容易に行える。
ファン軸111は、回転軸9と連結される連結軸115を分離して備えており、連結軸115は、コイルバネ116(弾性部材の一例)を介して、軸方向へ移動可能且つ回転軸9との連結側へ付勢された状態でファン軸111と連結されている。
よって、集塵アタッチメント60をハンマドリル1に取り付ける際、連結軸115が回転軸9に連結される際の衝撃を緩和することができる。
ファン軸111と連結軸115とは、軸回りで所定角度のみ相対回転可能である。
よって、回転軸9が起動して連結軸115が一体回転する際の回転方向の衝撃を緩和することができる。
第1、第2集塵ファン140A,140Bは、同じ形状である。
よって、集塵ファンを2つ用いてもコストアップを抑えることができると共に、組み付けのミスも生じなくなる。
集塵ファンは、軸方向に2段設けられている。
よって、最小限の構成で必要な吸引力を得ることができる。
ファン軸111が回転軸9に連結される際に、ハンマドリル1と係合してファン軸111を回転軸9に対して芯出しする係合部133が設けられている。
よって、集塵アタッチメント60をハンマドリル1に取り付ける際にファン軸111を回転軸9へスムーズに連結することができる。
係合部133は、ファン軸111を支持する軸受131を保持した軸受ホルダ130(軸受保持部材の一例)に設けられており、軸受131を介してファン軸111と軸受ホルダ130とが互いに位置決めされている。
よって、ファン軸111と係合部133とが互いに同軸で位置決めされ、係合部133による芯出しが正確に行える。
複数段の集塵ファンに係る開示においては、以下の変更が可能である。
集塵ファンは、2段に限らず、3段以上設けることもできる。この場合、第1、第2整流部材は、それぞれ軸方向に隣接する集塵ファンの間に設ければよい。但し、第1、第2整流部材は、全ての隣接する集塵ファンの間に設けなくてもよい。
各集塵ファンは、上記実施例のように全て同じ形状としなくてもよい。
第1整流部材及び第2整流部材は、何れか一方又は両方を省略することができる。
第1整流部材は、上記実施例のような箱状体でなくてもよく、少なくとも上側整流板に相当する構成を含む形状であればよい。この場合、第1整流部材は、左右半割形状としなくてもよい。
第2整流部材は、上記実施例のように渦巻き状のリブがなくてもよい。第2整流部材は、保持リングを省略して第1整流部材と別に固定してもよい。第2整流部材は、上記実施例の第1整流部材のような半割形状としてもよい。
ファン軸と連結軸との分離構造は、上記実施例に限定されない。例えば、ファン軸に対して連結軸が外装される構造であったり、ファン軸と連結軸とが軸方向に対向する構造であったりしてもよい。コイルバネによる連結も、分離構造に合わせて変更すればよい。コイルバネ以外の弾性部材を用いてもよい。
ファン軸は、上記実施例のように連結軸が分離される構造でなくてもよい。
連結軸と回転軸との連結構造は、上記実施例のスプライン構造に限定されない。例えば、連結構造は、一方の軸に直径方向の凸部を、他方の軸に直径方向の凹部を設けて連結可能としたものであってもよい。連結の向きも上下方向に限定されない。電動工具のモータの配置によっては前後方向で連結軸と回転軸とを連結させてもよい。
回転軸は、モータの回転軸以外の回転軸であってもよい。
ファン軸を芯出しする係合部は、軸受ホルダに設けず、集塵アタッチメントのケーシングへ別に設けてもよい。
本開示での集塵アタッチメントは、上下方向の相対移動で電動工具に着脱可能となる構造に限らない。本開示での集塵アタッチメントは、例えば前後方向や左右方向の相対移動で電動工具に着脱される構造としてもよい。よって、ケーシングの構造も適宜変更可能である。
(集塵システムの開示に係る発明の効果)
上記実施例の集塵システムSでは、ハンマドリル1と、ハンマドリル1の使用時に発生する粉塵を集塵するためにハンマドリル1へ取り付けられ、上側ダクト105(吸引部の一例)と、上側ダクト105から吸引された粉塵を捕捉するダストボックス65(集塵部の一例)とを備える集塵アタッチメント60と、を含む。
集塵アタッチメント60は、ハンマドリル1に対する所定方向への相対移動によってハンマドリル1に着脱可能であると共に、ハンマドリル1への取り付け状態でハンマドリル1に係止してハンマドリル1からの脱落を防止するストッパ67(ロック部材の一例)と、所定方向への解除操作によってストッパ67による係止を解除可能な操作ボタン87(操作部材の一例)とを有する。
そして、集塵アタッチメント60をハンマドリル1に着脱する所定方向と、操作ボタン87を解除操作する所定方向とは、共に上下方向となっている。
この構成によれば、集塵アタッチメント60を取り外す際には、操作ボタン87を上方にスライド操作した後、ケーシング61を下方へスライド操作する手順となる。よって、互いに操作方向が同じ上下方向となり、集塵アタッチメント60の取り外しに係る作業性が向上する。
ストッパ67と操作ボタン87との間に、操作ボタン87の解除操作に連動してストッパ67をロック解除位置(係止解除位置の一例)に移動させるスライドバー88(中間部材の一例)が設けられている。
よって、ストッパ67から離れた位置に操作ボタン87を配置することができる。このため、操作ボタン87の位置に制約を受けにくくなり、操作しやすい位置に操作ボタン87を配置することができる。
ストッパ67は、前後方向に回転してハンマドリル1の受け面部13と係脱する。
よって、係止による集塵アタッチメント60の脱落防止と係止解除とが簡単に行える。
ハンマドリル1及び集塵アタッチメント60に、集塵アタッチメント60の着脱の際に上下方向で互いに係合して集塵アタッチメント60の相対移動を案内するガイド部として、左右両側の係合溝21,21及び係合突起161,161と、左右方向の中央の受け溝22及び係止板72と、が3ヶ所にそれぞれ設けられている。
よって、集塵アタッチメント60の着脱に伴う上下移動が安定してスムーズに行われる。
中央のガイド部である受け溝22及び係止板72は、ストッパ67の真下に設けられている。
よって、ストッパ67と受け面部13との位置関係がずれるおそれがなくなる。
操作ボタン87は、上向き操作でストッパ67による係止が解除可能である。
よって、操作ボタン87の誤操作による不意の係止解除が起きにくくなる。
ハンマドリル1に装着されるビットB(先端工具の一例)には、粉塵の吸込口と連通するホース取付部176が設けられており、集塵アタッチメント60の上側ダクト105とホース取付部176との間には、フレキシブルホース177が接続されている。
よって、フレキシブルホース177をホース取付部176に接続したままでもフレキシブルホース177に阻害されることなく集塵アタッチメント60の着脱が可能となる。
操作ボタン87は、集塵アタッチメント60の左側面に設けられており、集塵アタッチメント60の右側面には、指掛けリブ178(指掛け部の一例)が設けられている。
よって、操作ボタン87と指掛けリブ178とを挟んで集塵アタッチメント60の着脱操作が容易に行える。
集塵アタッチメント60は、第1、第2集塵ファン140A,140Bを有し、ハンマドリル1への取り付け状態でファン軸111が、ハンマドリル1に設けられたモータ8の駆動に伴って回転する回転軸9と連結されて、第1、第2集塵ファン140A,140Bが回転軸9と一体に回転可能となる。
よって、第1、第2集塵ファン140A,140Bの動力をハンマドリル1のモータ8から得ることができ、集塵アタッチメント60の簡略化及び軽量化に繋がる。
集塵システムの開示においては、以下の変更が可能である。
中間部材は、上記実施例のスライドバーに限らない。中間部材は、例えば1又は複数のリンク部材で形成してもよい。中間部材は、省略することもできる。
ロック部材は、上記実施例のストッパのように前後に揺動して電動工具と係脱する構造に限らない。例えば、ロック部材は、前後方向へスライド可能に設けて電動工具と係脱させてもよい。
ガイド部は、上記実施例では電動工具側を凹(係合凹部、係合溝、受け溝)とし、集塵アタッチメント側を凸(係合凸部、係合突起、係止板)としているが、一部又は全部のガイド部において凹凸は逆にしてもよい。ガイド部は、数を増減したり、位置を変更したりすることもできる。
操作部材は、上記実施例の操作ボタンのように集塵アタッチメントの左側面でなく、右側面に設けてもよい。この場合、指掛け部は左側面に設けられる。但し、指掛け部は省略してもよい。
本開示での集塵アタッチメントは、複数段の集塵ファンを備えたものでなくてもよい。
本開示での集塵アタッチメントは、ファン軸を電動工具側の回転軸に連結させて動力を得るものでなくてもよい。例えば、集塵アタッチメントは、ケーシング内に、集塵ファン用のモータを設けて、電動工具から電源を得て当該モータを回転させるものであってもよい。
上記実施例では、操作部の操作ボタンを上方へスライドさせてストッパによる係止を解除可能としているが、操作ボタンのスライド方向はこれと逆でもよい。以下、その変更例を説明する。なお、操作部以外の集塵システムは上記実施例と同じ構成であるため、操作部を中心に説明する。上記実施例と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
図15及び図16に示す集塵アタッチメント60の操作部85Aにおいて、操作ボタン87の上部右面には、前後方向に係止溝180が形成されている。スライドバー88の下端には、操作ボタン87の上端を右側から回り込んで係止溝180に係止する係止板部181が設けられている。よって、操作ボタン87とスライドバー88とは、上下方向へ一体に移動可能となる。
この操作部85Aでは、上バネ受け94がスライドバー88に設けられ、下バネ受け101が保持カバー86に設けられている。よって、操作ボタン87及びスライドバー88は、常態では、操作ボタン87の上端がボタン受け部91の上側内面に当接する図15,16の上限位置に付勢される。
本体部62内でストッパ67を支持する軸69には、結合部材が設けられておらず、図17Aに示すように、ストッパ67の筒部68に、連係片78が前方やや上向きで一体に突設されている。本体部62内には、第2の軸182が左右方向に支持されている。第2の軸182は、軸69の前側で軸69と平行に支持されている。第2の軸182には、中間部材183が設けられている。中間部材183は、第2の軸182に貫通されて回転可能な筒体である。中間部材183の前側には、前方へ突出する第1の腕部184が設けられている。中間部材183の後側には、後方へ突出する第2の腕部185が設けられている。第2の腕部185は、回転方向で連係片78と干渉する位置で連係片78の下側に位置している。
取付凹部80に設けられるスリット82は、前寄りに設けられている。スライドバー88に設けられる係止片98も、前寄りに設けられて、スリット82の上部から本体部62内に突出している。第1の腕部184は、常態では係止片98の下側に位置している。
ここから操作ボタン87を、コイルバネ89の付勢に抗して、止め部103に当接する下限位置まで下方へスライドさせる。すると、操作ボタン87と共にスライドバー88が下方へスライドする。よって、図17Bに示すように、係止片98が下方へ移動して第1の腕部184を押し下げるため、中間部材183が右回転する。すると、反対側で第2の腕部185が連係片78を押し上げるため、ストッパ67をロック解除位置に左回転させることになる。操作ボタン87の下方への押し下げを解除すると、コイルバネ89の付勢によってスライドバー88と共に操作ボタン87が上限位置に移動する。ストッパ67もコイルバネ74の付勢によってロック位置へ復帰する。
この変更例に係る集塵システムSでは、集塵アタッチメント60を取り外す際には、操作ボタン87を下方にスライド操作した後、ケーシング61を下方へスライド操作する手順となる。よって、互いに操作方向が同じ上下方向となり、集塵アタッチメント60の取り外しに係る作業性が向上する。
特に、操作ボタン87は、下向き操作でストッパ67による係止が解除可能である。
よって、操作ボタン87の操作方向と集塵アタッチメント60の取り外し方向とが一致し、取り外し操作がより簡単となる。
以下、各開示に共通する変更例について説明する。
上記電動工具では、先端工具として吸塵ビットを用いているが、先端工具は、吸塵ビットでなくてもよい。この場合、電動工具の先端に、先端工具の外側を覆う筒状の別のアタッチメントを取り付けて、当該アタッチメントに設けたホース取付部と集塵アタッチメントの吸引部とをフレキシブルホースで接続してもよい。
集塵アタッチメントにおいて、フレキシブルホースの接続部は、ケーシングの前面でなく、上面や側面等の他の位置であってもよい。
但し、集塵アタッチメントは、フレキシブルホースを用いないものであってもよい。例えば、集塵アタッチメントは、集塵経路を内設してケーシングから突出する筒状のスライド部を有し、スライド部の先端に、先端工具が貫通する吸込口を設けたものであってもよい。
集塵アタッチメントにおいて、ダストボックスの位置や構造は、上記例に限らない。集塵部は、上記ダストボックスに限らず、フィルタがないサイクロン構造であってもよい。よって、集塵経路は適宜変更可能である。
電動工具は、上記例のハンマドリルのようなAC機でなく、バッテリを電源とするDC機であってもよい。
電動工具は、ハンマドリルに限らず、電動ハンマ等の他の電動工具であってもよい。
1・・ハンマドリル、2・・内側ハウジング、3・・モータハウジング、4・・外側ハウジング、5・・ハンドルハウジング、6・・下側ハウジング、7・・打撃機構部、8・・モータ、9・・回転軸、12・・係合凹部、13・・受け面部、21・・係合溝、22・・受け溝、28・・連結スリーブ、29・・内スプライン、35・・ツールホルダ、45・・ピストン、49・・ストライカ、50・・インパクトボルト、60・・集塵アタッチメント、61・・ケーシング、62・・本体部、65・・ダストボックス、66・・係合凸部、67・・ストッパ、70・・係止部、76・・結合部材、85,85A・・操作部、86・・保持カバー、87・・操作ボタン、88・・スライドバー、89・・コイルバネ、91・・ボタン受け部、110・・ファン収容室、111・・ファン軸、112・・内シャフト、113・・外スリーブ、114・・ピン、115・・連結軸、116・・コイルバネ、124・・上軸部、125・・外スプライン、130・・軸受ホルダ、131・・軸受、133・・係合部、140A・・第1集塵ファン、140B・・第2集塵ファン、145・・第1整流部材、146・・第2整流部材、147・・上側整流板、148・・下側整流板、154・・保持リング、167・・フィルタ、177・・フレキシブルホース、183・・中間部材、R・・集塵経路、R1・・空気流路、S・・電動工具用集塵システム。

Claims (12)

  1. 集塵ファンと、前記集塵ファンの回転によって吸引力を発生させる吸引部と、前記吸引部から吸引された粉塵を捕捉する集塵部とを有し、モータを有する電動工具に取り付けられることで、前記集塵ファンのファン軸が、前記電動工具に設けられて前記モータの駆動に伴って回転する回転軸と連結されて、前記集塵ファンが前記回転軸と一体に回転可能となる電動工具用の集塵アタッチメントであって、
    前記集塵ファンは、前記ファン軸の軸方向に複数段設けられていることを特徴とする集塵アタッチメント。
  2. 各前記集塵ファンは、遠心ファンであり、前記軸方向に隣接する前記集塵ファンの間に、前段の前記集塵ファンの外周側から後段の前記集塵ファンの中心側へ空気を導く第1整流部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の集塵アタッチメント。
  3. 前記前段の集塵ファンと前記第1整流部材との間に、前記前段の集塵ファンの下流側の面と前記第1整流部材による空気の流れとの間を仕切る第2整流部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の集塵アタッチメント。
  4. 前記第2整流部材における前記第1整流部材側の面に、渦巻き状のリブが立設されていることを特徴とする請求項3に記載の集塵アタッチメント。
  5. 前記第1整流部材と前記第2整流部材とは、互いに固定されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の集塵アタッチメント。
  6. 前記ファン軸は、前記回転軸と連結される連結軸を分離して備えており、前記連結軸は、弾性部材を介して、前記軸方向へ移動可能且つ前記回転軸との連結側へ付勢された状態で前記ファン軸と連結されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の集塵アタッチメント。
  7. 前記ファン軸と前記連結軸とは、軸回りで所定角度のみ相対回転可能であることを特徴とする請求項6に記載の集塵アタッチメント。
  8. 各前記集塵ファンは、同じ形状であることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の集塵アタッチメント。
  9. 前記集塵ファンは、前記軸方向に2段設けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の集塵アタッチメント。
  10. 前記ファン軸が前記回転軸に連結される際に、前記電動工具と係合して前記ファン軸を前記回転軸に対して芯出しする係合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の集塵アタッチメント。
  11. 前記係合部は、前記ファン軸を支持する軸受を保持した軸受保持部材に設けられており、前記軸受を介して前記ファン軸と前記軸受保持部材とが互いに位置決めされていることを特徴とする請求項10に記載の集塵アタッチメント。
  12. 請求項1乃至11の何れかに記載の集塵アタッチメントを取り付けてなる電動工具。
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