JP2024016358A - 発信機 - Google Patents

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悠馬 石田
Yuma Ishida
剛 大下
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Abstract

【課題】最適な押圧位置が視覚的に分かり易い発信機を提供する。【解決手段】前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部(10)と、押しボタンスイッチの前方に配置された保護板(21)と、保護板の少なくとも一部を露出させる開口部を有する前面パネル部(20)と、を備えた発信機において、前記保護板はその前面が前面パネル部の前面と同一または前面よりも後方に位置し、その中央部に滑り止め加工部が設けられているようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、緊急報知用の発信機、さらには建物の壁部等に設置され緊急事態の発生時に操作されることで警報を発するための発信機に関する。
従来、建物内部には火災など緊急事態の発生を知らせるために、押しボタンスイッチを備えた手動の発信機が建物の壁面に適切な高さで設置されている。緊急事態の発生時には、発見者が発信機の押しボタンスイッチを強く押すことにより、緊急事態の発生を知らせる信号が受信機等へ伝送されると共に、発信機の近傍に設けられるベルから警報音が発せられて、周囲の人に対し緊急事態の発生を知らせることができるようになっている。
緊急報知用の発信機は、誤操作防止のため比較的強い力で押しボタンを押し込まないと内部のスイッチがオンしないようにバネの反発力が設定されている。また、従来の発信機の押しボタンは一般に表面が平坦であった。そのため、押しボタンを押し込んだ際に、指が滑って力が充分に伝わらなかったり、押しボタンと本体側に設けられている開口との隙間に指先が入り込んでしまって操作者に痛みを与えたりするおそれがある。
そこで、押しボタンスイッチを備えた発信機において、押しボタンの操作性を向上させたり、開口部との隙間に指先が入り込まないように工夫したりした発明が提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
特開2015-169994号公報 特開2018-142051号公報
特許文献1に記載されている発信機は押しボタンの操作性を向上させることができ、特許文献2に記載されている発信機は開口部との隙間に指先が入り込まないようにすることができるという利点をそれぞれ有するものの、特許文献1、2に記載されている発信機は、いずれも形状からはどこが押しボタンであるかを認識しにくいので、色彩の差異で押しボタンを認識できるようにする必要がある。一方、デザイン上の都合から押しボタンの色彩と他の部分の色彩を統一仕様とする場合には、視覚的に押しボタン部が認識しにくくなってしまう。そこで、形状の変化で押しボタン部を認識させるために押しボタンを突出させるようにした場合には、荷物がぶつかる等で誤操作されるおそれが高まってしまうという課題がある。
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、最適な押圧位置が視覚的および触覚的に分かり易い発信機を提供することにある。
本発明の他の目的は、押しボタンを押圧操作した際に押しボタンの表面で指が滑りにくく力が充分に伝えることができる発信機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、
前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記押しボタンスイッチの前方に配置された保護板と、前記保護板の少なくとも一部を露出させる開口部を有する前面パネル部と、を備えた発信機において、
前記保護板は、その前面が前記前面パネル部の前面と同一または前面よりも後方に位置し、その中央部に滑り止め加工部が設けられているようにしたものである。
上記のような構成によれば、保護板(押しボタン)の中央部に、滑り止め加工部が設けられているため、押しボタンの最適な押圧位置を視覚的および触覚的に分かり易くさせることができる。そして、触覚的に認識ができることで、例えば暗闇下の環境で、表示灯の発光を元に発信機の位置にたどり着いたときに、表示灯が発信機と別体で押しボタンの部分が直接照らされていなかったとしても触覚的に認識し操作することが可能になる。また、滑り止め部が設けられているため、押しボタンを押圧操作した際に押しボタンの表面で指が滑りにくく、力を充分に伝えることができる。
ここで、望ましくは、前記前面パネル部は、前記滑り止め加工部として前面から後方へ向かって窪んだ凹部を有し、前記凹部の底部に前記開口部が設けられ、前記保護板はその前面が前面パネル部の前面と同一または前面より後方に位置するように配設する。
かかる構成によれば、保護板はその前面が前面パネル部の前面より前方へ突出しないため、近傍を通過する人の体や搬送される荷物の一部が押しボタンに当たって発信機が誤動作するのを防止することができる。
また、望ましくは、前記保護板の前面は、全体が前方へ向かって膨らんだ凸形状を有し、その凸形状の中央部に前記凹部が設けられているようにする。
かかる構成によれば、保護板(押しボタン)の前面が凸形状であるため、押しボタンの位置を視覚的に認識させ易くなる。
さらに、望ましくは、前記前面パネル部の前記凹部の周辺部には、前記開口部に近づくにつれて後方に位置する傾斜面が形成されているように構成する。
かかる構成によれば、押しボタンの位置を視覚的に分かり易くさせることができる。また、発信機のデザイン性を向上させることができる。
さらに、望ましくは、前記前面パネル部は、前記開口部の周囲に配設された放光部を有し、
前記放光部は、前記開口部の奥部に配設された光源から放出された光を導く導光部材と、前記導光部材の前側を覆う透光性のカバー部材と、を備えているように構成する。
かかる構成によれば、開口部の周囲に配設された放光部より光を放出させることで、放光部を発信機と一体に設けられた表示灯として機能させることができる。
さらに、望ましくは、前記導光部材は、ほぼ平坦な円環状部分と該円環状部分の内側であって前記本体部側に向かって傾斜する傾斜部とを有し、
前記傾斜部の内端部は前記押しボタンの背部に位置し、前記傾斜部の内端部に対向するように光源が配設されているように構成する。
かかる構成によれば、光源から放出された光が前方へ漏れ、光源を配置した箇所が部分的に明るく光って見えてしまう不所望な現象が生じるのを防止することができる。
本発明に係る発信機によれば、押しボタンの最適な押圧位置を視覚的および触覚的に分かり易くすることができる。また、押しボタンを押圧操作した際に押しボタンの表面で指を滑りにくく力を充分に伝えることができるという効果がある。
本発明の第1実施形態の発信機を前方から見た外観を示す斜視図である。 第2実施形態の発信機の前面パネル部の内部構造を示す断面側面図である。 第3実施形態の発信機の内部構造を示す断面側面図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用した発信機の実施形態について説明する。
以下に説明する実施形態の発信機は、緊急事態が発生した際に押しボタンを強く押して内部のスイッチをオンさせることにより緊急事態の発生を知らせる信号を送出する機能を備え、建造物の壁面や所定の取付けパネルなどに設置されて使用されるように構成される。具体的には、本実施形態の発信機は、中央に押しボタンを有する前面パネルと、前面パネルの背部に設けられ上記押しボタンの押込み操作によってオン状態にされる押しボタンスイッチおよび該スイッチのオンによって信号を生成し外部へ送出する回路基板を内蔵した本体部とから構成される。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る発信機の第1の実施形態を示す。
本実施形態の発信機は、図1に示すように、押しボタンスイッチを内蔵した箱状の収納ケース13を備えた発信機本体部10と、前面中央に押しボタンスイッチの前方に位置する保護板としての押しボタン21を備え発信機本体部10の前部に設けられた円盤状の前面パネル部20とから構成されている。
前面パネル部20は、中央に開口部22aを有し円盤状をなす装飾パネル22を備え、該装飾パネル22の開口部22aに前面が臨むように押しボタン21が配設されており、押しボタン21の後方に押しボタンスイッチが配設されており、押しボタン21は押しボタンスイッチを保護する保護板として機能する。特に限定されるものでないが、押しボタン21の前面は装飾パネル22の前面と同一平面を形成する。
本実施形態の発信機においては、押しボタン21の前面中央に後方に向かって凹んだ凹部21cが設けられている。これにより、押しボタン21の前面が装飾パネル22の前面と同一平面を形成しかつ表面色が同一(赤色)であったとしても、押圧操作する際に指を当てる最適な位置を視覚的に容易に認識することができる。また、押しボタン21の前面の凹部21cに指を当てて押し込むことで、押しボタン21の表面で指が滑って充分に力が伝わらず、内部のスイッチをオンさせることができなかったり、押しボタン21の外縁と開口部22aとの隙間に指先が入り込んだりするのを防止することができる。
(第2実施形態)
図2は、本発明に係る発信機の第2の実施形態を示す。
本実施形態の発信機は、第1の実施形態の発信機と同様に、押しボタンスイッチを内蔵した箱状の収納ケース13を備えた発信機本体部10と、前面中央に押しボタンスイッチの前方に位置する保護板としての押しボタン21を備え発信機本体部10の前部に設けられた円盤状の前面パネル部20とから構成されている。
前面パネル部20は、中央に後方に向かって凹んだ凹部22cが設けられた装飾パネル22を備え、装飾パネル22の凹部22cの底部に開口部22aが形成されている。この開口部22aに、保護板として機能する押しボタン21の頭部が配設されており、押しボタン21の後方に押しボタンスイッチが配設されている。また、押しボタン21の前面中央に後方に向かって凹んだ凹部21cが設けられている。
さらに、本実施形態の発信機においては、押しボタン21の前面の上記凹部21cの外側は前方へ膨らむように湾曲されており、その湾曲面の頭頂部が装飾パネル22の前面と同一の平面上に位置する、つまり取付け面からの高さが同一となるように構成されている。なお、押しボタン21は、頭頂部が装飾パネル22の前面よりも若干後方に位置するように構成しても良い。
上記のように凹部21cが設けられていることにより、押しボタン21と装飾パネル22の表面色とが同一であったとしても、押圧操作する際に指を当てる最適な位置を視覚的に容易に認識することができる。また、押しボタン21の前面の凹部21cに指を当てて押し込むことで、押しボタン21の表面で指が滑って充分に力が伝わらず、内部のスイッチをオンさせることができなかったり、押しボタン21の外縁と開口部22aとの隙間に指先が入り込んだりするのを防止することができる。
さらに、押しボタン21は、頭頂部が装飾パネル22の前面から前方へ突出することがないので、近傍を通過する人の体や搬送される荷物の一部が押しボタン21に当たって発信機が誤動作するのを防止することができる。
なお、押しボタン21の頭頂部が装飾パネル22の凹部22cの底面と同一高さとなるように構成することで、より確実に誤動作を防止できるようにすることができる。ただし、押しボタンスイッチをオンさせるには押しボタン21を一定の距離以上を移動させる必要があるので、上記のように押しボタン21の頭頂部が装飾パネル22の凹部22cの底面と同一高さとなるように構成すると、収納ケース13の奥行寸法が大きくなり、発信機の小型化を妨げる要因となり、望ましくない。
(第3実施形態)
図3は、本発明に係る発信機の第3の実施形態を示す。
本実施形態の発信機は、第1および第2の実施形態の発信機と同様に、押しボタンスイッチを内蔵した箱状の収納ケース13を備えた発信機本体部10と、前面中央に押しボタンスイッチを保護する保護板としての押しボタン21を備え発信機本体部10の前部に設けられた円盤状の前面パネル部20とから構成されている。また、前面パネル部20の装飾パネル22が放光機能を有する放光部として機能する。本実施形態においては、第1および第2の実施形態の発信機の装飾パネルに相当する部分を放光部22と記す。
発信機本体部10は、図3に示すように、内部に押しボタンスイッチ11や送受話器のコード先端のプラグを差し込む電話ジャック12等を内蔵した箱状の収納ケース13を備えている。
収納ケース13は、押しボタン21側(図では左側)に開口を有し奥部(図では右側)に複数(例えば4個)の圧縮バネ15を収納するバネ受け部材16が設けられ、このバネ受け部材16の各バネ収納凹部に収納された圧縮バネ15の前方側を覆うように、前面視で円形をなすスライド部材17が設けられている。
上記スライド部材17の中心部には、後方(図では右側)に向かって突出するボス部17aが形成されているとともに、上記バネ受け部材16の前面側の中心には上記ボス部17aが嵌合可能なガイド筒部16aが形成されており、スライド部材17はガイド筒部16aに案内されて前後方向に移動可能に構成されている。また、ガイド筒部16aの中央に、アクチュエータがボス部17aの端面に対向するように、押しボタンスイッチ11が配設されている。
さらに、上記収納ケース13の前端には、前面パネル部20の背面に接合される円環状の鍔部13aが形成されている。
本実施形態の発信機においては、押しボタン21の前面が前方へ向かって膨らんだ湾曲面を有するように形成され、中央には後方に向かって凹んだ凹部21cが設けられている。これにより、押しボタン21の前面は放光部22の前面と同一平面を形成しかつ表面色が同一であったとしても、押圧操作する際に指を当てる最適な位置を視覚的に容易に認識することができる。また、押しボタン21の前面の凹部21cに指を当てて押し込むことで、押しボタン21の表面で指が滑って充分に力が伝わらず、内部のスイッチをオンさせることができなかったり、押しボタン21の外縁と開口部との隙間に指先が入り込んだりするのを防止することができる。
さらに、押しボタン21の前面が前方へ向かって膨らんだ形状をしているので、前面が平坦である場合に比べて、押しボタン21であることを視覚的に認識し易いとともに、後述するように、放光部22が前方へ膨出していることで、押しボタン21と放光部22とがデザイン上で統一がとれ、発信機全体のデザイン性が向上するという利点がある。
一方、前面パネル部20は、前面中央に透光材で形成された円形状の押しボタン21が設けられその周囲に、半ドーナツ状をなすつまり断面がドーム状をなし前面視で円環状をなす放光部22が設けられ、放光部22の背面側に皿状の支持プレート23が設けられている。そして、この支持プレート23の中央にガイド筒部23aが形成されており、このガイド筒部23aには円形状の押しボタン21の背面中心に後方(図では右側)に向かって突出するように形成された押圧ロッド部21aが嵌合されている。なお、図示しないが、押しボタン21は所定以上前方(図では左方)へ移動しないように構成されている。また、透光材で形成された押しボタンは内部に拡散材が混入されていても良い他、押しボタンの背面にしぼ加工を施すことで、光を拡散させるようにさせても良い。
さらに、押圧ロッド部21aは、ガイド筒部23aを貫通し収納ケース13側へ突出し、その突出端部が発信機本体部10の収納ケース13内の前記スライド部材17の前面中央に当接するように構成されている。そして、押しボタン21を前方より後方へ押圧すると、発信機本体部10内の圧縮バネ15のバネ力に抗して押しボタン21が後方へ移動され、背面の押圧ロッド部21aが押しボタンスイッチ11のアクチュエータ部に当接してこれを押し込むことでスイッチ11がオン状態にされるように構成されている。
また、前面パネル部20の放光部22は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂のような光透過性を有する導光材で形成され、前面パネル部20の内部に配設された発光素子LEDからの光を誘導し前面へ放出させることで発光表示を行う表示灯として機能するように構成されている。
また、上記支持プレート23前面のガイド筒部23aの周囲にLED基板27が設置され、このLED基板27上に複数の発光素子(LED)28が所定の間隔をおいて周方向に沿って並んで配設されている。発光素子28から前方へ放出された光は前面パネル部20の円環状をなす放光部22へ誘導され、反射を繰り返しながら放光部22の前面より放出され、全体が明るく光るように構成されている。
上記発光素子28の発光色は、例えば従来の表示灯と同様な赤色とされる。赤色の発光素子を使用する代わりに、白色の発光素子を使用し放光部22を形成する導光材として赤色に着色されたものを使用するようにしても良い。さらに、放光部22は、ガラスやアクリル樹脂のような光透過性を有する樹脂などの導光材で形成され、この導光材は、内部に粒子状の拡散材が混入されていても良い。また、押しボタン21は非透光材で形成されていても良い。
また、前面パネル部20を構成する上記放光部22は、すり鉢状の傾斜部を中央側に有し、前方へ膨らむように湾曲した膨出部を押しボタン21の周囲に有しており、LED基板27上の複数の発光素子28に対向する傾斜部の端部に光導入部22cが形成された導光部材22Aと、該導光部材22Aの表面を覆う光透過可能なカバー部材22Bとから構成されている。
導光部材22Aは、前記支持プレート23の平坦部の前面に接合されている。さらに、押しボタン21には、上記凹部21cの周囲に張出し部21bが設けられ、その張出し部21bが導光部材22Aの光導入部22cすなわち発光素子28の前方位置まで延設されている。
本実施形態の発信機においては、導光部材22Aの内側の端面の光導入部22cより入射した光が、傾斜部により外側の平坦部へ導光されて表面に当たって方向を変え、一部は表面側へ放出されるとともに残りは表面と裏面で反射を繰り返して外縁部の方へ導光される。
また、導光部材22Aおよび支持プレート23の外縁部には庇部22b,23bが設けられている。これにより、導光部材22Aの本体部分により導光された光の一部は庇部22bより側方へ放出されるため、発信機の側方の離れた位置から前面パネル部20の発光表示を視認することが容易になる。
一方、カバー部材22Bは、シリコーン樹脂等の透光性を有し形状を保持可能な軟質材料で形成された保形部材と、該保形部材の表面を覆うように設けられた合成樹脂製シートや布のような柔軟性のある材料で形成された被覆部とから構成されている。そして、カバー部材22Bは、導光部材22Aの外縁部の庇部22bを側部から背部まで覆うように形成されている。
これにより、カバー部材22Bに外部から衝撃が加わったとしても保形部材が変形して衝撃を吸収し、表面の損傷を防止することができる。また、保形部材の表面が被覆部で覆われているため、導光部材22Aにより導かれて来た光を拡散または透過させて前方へ放出することで、ぼんやりとした柔らかな質感を与えることができるため、デザイン性が向上し、発信機の設置環境である建物の内装との調和がとれ内装に馴染み易くなる。
さらに、本実施形態の発信機は、放光部22が発信機の位置を示す表示灯として機能するとともに、放光部22の前面が平坦に近い湾曲形状であるため、従来の砲弾型の表示灯に比べて前方への突出量がなく、備品を搬送する際に移動の障害となることがないという利点がある。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態のものに限定されるものではない。例えば、押しボタン21の前面に薄いゴム膜を貼る、あるいは押しボタン21の前面にしぼ加工を施すことで、押圧操作する際に押しボタン21の表面で指先がより滑りにくくなるようにしても良い。
また、上記実施形態では、押しボタン21を、円盤状をなす前面パネル部20のほぼ中央に配置した例を示したが、押しボタン21は、前面パネル部20の中央から上方または下方へ偏位した位置に設けられていても良い。
さらに、上記実施形態では、本発明を、主として火災報知システムを構成する火災発信機に適用したものを説明したが、本発明は火災発信機に限定されず、駅のプラットホームや踏切に設置される列車緊急報知用の発信機、トイレや浴室など設置される緊急呼出し用の発信機に広く利用することができる。
10 発信機本体部
11 押しボタンスイッチ
12 電話ジャック
13 収納ケース
15 圧縮バネ
16 バネ受け部材
17 スライド部材
20 前面パネル部
21 押しボタン
21c 凹部
22 装飾パネル(放光部)
22a 開口部
22A 導光部材
22B カバー部材
23 支持プレート
28 発光素子(LED)

Claims (6)

  1. 前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記押しボタンスイッチの前方に配置された保護板と、前記保護板の少なくとも一部を露出させる開口部を有する前面パネル部と、を備えた発信機であって、
    前記保護板は、その前面が前記前面パネル部の前面と同一または前面よりも後方に位置し、その中央部に滑り止め加工部が設けられていることを特徴とする発信機。
  2. 前記前面パネル部は、前記滑り止め加工部として前面から後方へ向かって窪んだ凹部を有し、前記凹部の底部に前記開口部が設けられ、前記保護板はその前面が前面パネル部の前面と同一または前面より後方に位置するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の発信機。
  3. 前記保護板の前面は、全体が前方へ向かって膨らんだ凸形状を有し、その凸形状の中央部に前記凹部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の発信機。
  4. 前記前面パネル部の前記凹部の周辺部には、前記開口部に近づくにつれて後方に位置する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の発信機。
  5. 前記前面パネル部は、前記開口部の周囲に配設された放光部を有し、
    前記放光部は、前記開口部の奥部に配設された光源から放出された光を導く導光部材と、前記導光部材の前側を覆う透光性のカバー部材と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の発信機。
  6. 前記導光部材は、ほぼ平坦な円環状部分と該円環状部分の内側であって前記本体部側に向かって傾斜する傾斜部とを有し、
    前記傾斜部の内端部は前記押しボタンの背部に位置し、前記傾斜部の内端部に対向するように光源が配設されていることを特徴とする請求項5に記載の発信機。
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