JP2024015831A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短い画像形成装置を提供する。【解決手段】制御部は、給紙トレイが開かれた状態から閉じられた状態になったことを開閉検知部が検知した場合、前記給紙トレイに収納されている用紙のサイズを用紙サイズ検知部に検知させた結果に基づいて1回目の前記用紙のサイズ判定を行い、その後、前記給紙トレイに収納された用紙の一端を昇降駆動部に持ち上げさせ、前記用紙の一端の上面が給紙可能位置に持ち上げられたことを用紙上面検知部が検知した場合、前記給紙トレイに収納されている用紙のサイズを前記用紙サイズ検知部に検知させた結果に基づいて2回目の前記用紙のサイズ判定を行い、2回目の前記用紙のサイズ判定結果に基づき画像データを画像処理部に準備させ、画像形成部に前記画像データに基づき前記用紙に画像を形成させる。【選択図】図7

Description

この開示は、画像形成装置に関し、より詳細には、用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知機能を有する画像形成装置に関する。
従来、複合機等の画像形成装置において、用紙のサイズの誤検出が発生した場合に当該誤検出に対応する処理を実行するものが知られている。
例えば、それぞれが給紙カセットの挿入方向への押圧に応じてオフ状態からオン状態へ切り替わる複数のスイッチと、給紙カセットのカセット挿入部への挿入に応じて複数のスイッチの一部又は全部をオン状態へ切り替えるスイッチ切替部と、複数のスイッチのいずれがオン状態へ切り替わった場合に、複数のスイッチの状態に基づいて給紙カセットに収容されたシートのサイズを検出する検出処理部と、検出処理部による検出後の判定タイミングで複数のスイッチの状態が変化したか否かを判定する判定処理部と、判定処理部によって複数のスイッチの状態が変化したと判定された場合に報知処理を実行する処理実行部と、を備えた画像形成装置がある(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、画像形成装置において、給紙トレイ内に用紙を収納後、昇降板を昇降モーターで駆動させて用紙の上面を所定の給紙可能位置まで持ち上げる(リフトアップする)機能を有するものがある(例えば、特許文献2を参照)。
特開2013-245040号公報 特開2021-116184号公報
このようなリフトアップトレイを有する画像形成装置は、給紙トレイの挿入後、用紙の上面が給紙可能位置に到達するまで時間がかかるため、リフトアップトレイを有しない画像形成装置と比べて印刷開始動作が遅くなる。
また、給紙トレイに収納された用紙の枚数やサイズによる重量や重心の違いや、給紙トレイの自動引き込み機構の有無などによって、用紙の挿入時間や用紙の上面が給紙可能位置に到達する時間にばらつきが生じることもある。
それゆえ、従来技術のように給紙トレイ挿入後の所定の判定タイミングで用紙のサイズを検出しようとすると、用紙のサイズの判定に長い時間がかかったり、誤検出となったりし、その分、印刷開始動作が遅くなってしまう。
この開示は、このような課題に鑑みてなされたものであり、従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短い画像形成装置を提供するものである。
この開示は、画像形成用の用紙を給紙する給紙部と、ユーザーから画像データの印刷指令を受け付けたとき、前記画像データを処理する画像処理部と、前記画像データに基づき前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記給紙部、前記画像処理部および前記画像形成部を制御する制御部とを備え、前記給紙部は、前記用紙を収納する開閉可能な給紙トレイと、前記給紙トレイの開閉状態を検知する開閉検知部と、前記給紙トレイに収納されている用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知部と、前記給紙トレイが閉じられると、前記給紙トレイに収納された用紙の一端を昇降させる昇降駆動部と、前記用紙の一端の上面が予め定められた給紙可能位置に持ち上げられたことを検知する用紙上面検知部とを備え、 前記制御部は、前記給紙トレイが開かれた状態から閉じられた状態になったことを前記開閉検知部が検知した場合、前記給紙トレイに収納されている用紙のサイズを前記用紙サイズ検知部に検知させた結果に基づいて1回目の前記用紙のサイズ判定を行い、その後、前記給紙トレイに収納された用紙の一端を前記昇降駆動部に持ち上げさせ、前記用紙の一端の上面が前記給紙可能位置に持ち上げられたことを前記用紙上面検知部が検知した場合、前記給紙トレイに収納されている用紙のサイズを前記用紙サイズ検知部に検知させた結果に基づいて2回目の前記用紙のサイズ判定を行い、2回目の前記用紙のサイズ判定結果に基づき前記画像データを前記画像処理部に準備させ、前記画像形成部に前記画像データに基づき前記用紙に画像を形成させることを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
この開示によれば、給紙トレイが閉じられたときに1回目の用紙のサイズを判定して仮確定し、給紙トレイのリフトアップ後に2回目の用紙のサイズを判定して確定するため、従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短い画像形成装置を実現できる。
この開示のデジタル複合機の外観を示す斜視図である。 図1のデジタル複合機の内部構成を示す断面図である。 図1のデジタル複合機の概略構成を示すブロック図である。 図1のデジタル複合機の給紙トレイの内部構成を示す図である。 図4(A)は、昇降板が一番下まで下降した状態の図であり、図4(B)は、昇降板によって用紙が給紙可能な位置まで持ち上げられた状態の図である。 図1のデジタル複合機の給紙トレイに設けられたスイッチのON/OFFのパターンと用紙のサイズとの関係の一例を示す表である。 図1のデジタル複合機の給紙トレイに収納された用紙のサイズの判定処理の概要を示すタイミングチャートである。 図1のデジタル複合機の給紙トレイに収納された用紙のサイズの判定処理を示すフローチャートである。 この開示の実施形態2に係るデジタル複合機の給紙トレイに収納された用紙のサイズの判定処理を示すフローチャートである。 この開示の実施形態3に係るデジタル複合機の給紙トレイに収納された用紙のサイズの判定処理を示すフローチャートである。 この開示の実施形態4に係るデジタル複合機の給紙トレイに収納された用紙のサイズの判定処理を示すフローチャートである。
この開示において、「前記用紙を収納する開閉可能な給紙トレイ」は、1つに限らず、同一または異なる種類の用紙を収納する複数の用紙トレイであってもよい。
さらに、この開示の好ましい態様について説明する。
この開示の画像形成装置において、前記制御部は、1回目の前記用紙のサイズ判定結果に基づき前記画像データを前記画像処理部に準備させ、2回目の前記用紙のサイズ判定結果が1回目の前記用紙のサイズ判定結果と異なる場合は、2回目の前記用紙のサイズ判定結果に基づき前記画像データを前記画像処理部に準備させるものであってもよい。
このようにすれば、1回目の用紙のサイズ判定結果に基づき画像を準備させ、2回目の前記用紙のサイズ判定を行ったとき、2回目の前記用紙のサイズ判定結果が1回目の前記用紙のサイズ判定結果と異なる場合は2回目の用紙のサイズ判定結果に基づき画像を準備させることにより、従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短い画像形成装置を実現できる。
この開示の画像形成装置において、前記制御部は、前記給紙トレイが開かれた状態から閉じられた状態になったことを前記開閉検知部が検知した場合、予め定められた待機時間経過後に1回目の前記用紙のサイズ判定を行うものであってもよい。
このようにすれば、用紙サイズ検知部のセンサが安定するのに要する時間を考慮して予め定められた待機時間の後、1回目の用紙のサイズ判定を行うため、従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短い画像形成装置を実現できる。
この開示の画像形成装置において、ユーザーに各種メッセージを表示する表示部をさらに備え、前記制御部は、2回目の前記用紙のサイズ判定を行ったとき、2回目の前記用紙のサイズ判定結果が1回目の前記用紙のサイズ判定結果と異なる場合は、前記用紙のサイズを確認すべき旨のメッセージを前記表示部に表示させるものであってもよい。
このようにすれば、1回目のサイズ判定結果と異なるサイズ判定結果の場合、給紙トレイに収納された用紙のサイズを確認すべき旨のメッセージをユーザーに表示するため、従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短い画像形成装置を実現できる。
以下、図面を用いてこの開示をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この開示を限定するものと解されるべきではない。
〔実施形態1〕
図1~図4に基づき、この開示の画像形成装置の一例としてのデジタル複合機1の概要について説明する。
図1は、この開示のデジタル複合機1の外観を示す斜視図である。
デジタル複合機1は、複写機能やスキャナ機能、ファクシミリ機能を有し、原稿から読み取った画像データをデジタル処理して出力する装置である。
デジタル複合機1は、印刷モードとしてコピー(複写)機能、プリント機能、FAX機能を有しており、操作パネル108(図3参照)からの操作入力や、パーソナルコンピュータ(PC)等の外部装置(図示せず)からの印刷ジョブの受信に応じた印刷機能が、制御部100(図3参照)によって選択される。
<デジタル複合機1の内部構成>
次に、図2に基づき、デジタル複合機1の内部的な構成を簡単に説明する。
図2は、図1のデジタル複合機1の内部構成を示す断面図である。
図2に示すように、実施形態1のデジタル複合機1は、4つの給紙トレイ18を有する給紙部109を備える。
デジタル複合機1においては、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像を印刷用紙に印刷する。あるいは、単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像を印刷用紙に印刷する。このため、各色に応じた4種類のトナー像を形成するために、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。現像部12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング部14、および帯電器15等は、それぞれ4個ずつ設けられ、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
ベルトクリーニング部22は周回移動する中間転写ベルト21の残留トナーを除去および回収する。印刷用紙は、ピックアップローラ33により4つある給紙トレイ18のいずれか一つから引出されて、用紙搬送経路R1を介して2次転写部23へ給送される。あるいは、手差しトレイ19から図示しないピックアップローラによって給送され、用紙搬送経路R1を介して2次転写部23へ給送される。用紙搬送経路R1には、印刷用紙を一旦停止させて印刷用紙の先端を揃えるPSローラ34が配置されている。また印刷用紙の搬送を促す給紙ローラ35等が配置されている。
2次転写部23の転写ローラ23aと中間転写ベルト21との間にはニップ域が形成される。印刷用紙が前記ニップを通過するとき、中間転写ベルト21の表面に形成されたカラーのトナー像が印刷用紙に転写される。印刷用紙は、前記ニップ域を通過した後、定着部17の加熱ローラ24と加圧ローラ25との間に挟まれて加熱および加圧される。この加熱および加圧により、カラーのトナー像が印刷用紙上に定着される。定着部17を通過した印刷用紙は、排出ローラ36aまたは36bを経て排出トレイ39aまたは39bへ排出される。
続いて、図3に基づき、デジタル複合機1の電気的な構成を説明する。
図3は、図1に示すデジタル複合機1の電気的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、デジタル複合機1は、制御部100、通信部101、画像データ取得部102、画像処理部103、記憶部104、画像形成部105、タイマ106、搬送部107、操作パネル108および給紙部109を備える。
以下、デジタル複合機1の各構成要素を説明する。
制御部100は、デジタル複合機1を統合的に制御するものであって、CPU、RAM、ROM、各種のインターフェース回路等からなる。
制御部100は、デジタル複合機1全体の動作をコントロールするために、各センサの検知、モーター、クラッチ、操作パネル108等、あらゆる負荷の監視・制御を行う。
通信部101は、有線または無線のネットワークを介して、外部のコンピュータや携帯情報端末等の情報処理装置(図示せず)やファクシミリ装置(図示せず)との通信をおこない、メールやFAXなどの種々のデータをこれら外部の装置と送受信する部分である。
画像データ取得部102は、原稿台に置かれた原稿や原稿トレイから搬送されてきた原稿を検知して読み取り、画像データを生成する部分である。
また、外部の情報処理装置(図示せず)またはファクシミリ装置(図示せず)等で生成された画像データを取得する部分である。
画像処理部103は、画像データ取得部102によって生成または取得された画像データを操作部1082からの指令に従い、拡大・縮小等の出力に適するように処理を行う部分である。
記憶部104は、デジタル複合機1の各種機能を実現するために必要な情報や、制御プログラムなどを記憶する素子や記憶媒体である。例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュ記憶部、SSD等の記憶媒体が用いられる。
なお、データを保持する領域がハードディスクドライブで、プログラムを保持する領域がフラッシュ記憶部で構成するといったように、プログラムとデータが異なる装置に保持されてもよい。
画像形成部105は、画像データ取得部102によって生成または取得され、画像処理部103によって処理された画像データを用紙31上に印刷出力する部分である。
画像形成部105は、図2に示す光走査部11、現像部12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング部14および帯電器15に係る電気的構成要素を含んで構成される。
画像形成部105は、さらに中間転写ベルト21、定着部17、用紙搬送経路R1、給紙部109および排出トレイ39a、39bに係る電気的構成要素を含んで構成される。
タイマ106は、時間を計測してカウントする部分であり、例えば、内蔵時計やネットワークを通じて時刻を取得する。
搬送部107は、給紙部109内の給紙トレイ18、手差しトレイ19および原稿セット台に格納された用紙31を画像形成部105まで搬送し、印刷後、排出トレイ39a、39bから排出する部分である。
操作パネル108は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)を備えたユニットであり、表示部1081および操作部1082を備える。
表示部1081は、各種情報の表示を行う部分である。
表示部1081は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなどで構成され、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアが処理状態など電子的なデータを表示するためのモニタやラインディスプレイなどの表示装置である。
制御部100は、表示部1081を通じて、デジタル複合機1の動作および状態の表示を行う。
操作部1082は、タッチパネルおよび電源キー等の物理的な操作キーからなり、ユーザーからの指令を受け付ける部分でもある。
給紙部109は、画像形成部105に搬送すべき用紙31を収納すべき複数の給紙トレイ18を備える。
図2の例において、給紙部109は、4つの給紙トレイ18および1つの手差しトレイ19を備える。
給紙部109は、給紙トレイ18、手差しトレイ19、開閉検知部201、昇降駆動部202、用紙上面検知部203および用紙サイズ検知部204を備える。
給紙トレイ18は、予め定められたサイズおよび種類の用紙31を収納するトレイである。
手差しトレイ19は、手差しで用紙31を収納するトレイである。
開閉検知部201は、給紙トレイ18の開閉状態を検知する部分である。
昇降駆動部202は、給紙トレイ18内に複数枚の用紙31を収納後、当該用紙31を積載した昇降板181を昇降モーターで昇降させる駆動部である。
図4は、図1のデジタル複合機1の給紙トレイ18の内部構成を示す図である。
図4(A)は、昇降板181が一番下まで下降した状態の図であり、図4(B)は、昇降板181によって用紙31の一端の上面が給紙可能な位置まで持ち上げられた状態の図である。
図4(A)に示すように、給紙トレイ18が閉じられた直後は、昇降板181が一番下まで下降した状態にあり、複数枚の用紙31が昇降板181上に積載されている。
給紙トレイ18が開かれた状態になると、図示しない駆動シャフトと昇降モーターの結合部分(カップリング)が離間して、昇降板181は固定されない状態となり自重で一番下まで下降する。
一方、給紙トレイ18が閉じられた状態になると、前述のカップリングが結合して、昇降板181を駆動できるようになる。
そして、給紙トレイ18が閉じられていることを開閉検知部201が検知すると、制御部100は、昇降駆動部202を制御して駆動シャフト183を介して持上部材182を回動させ、支持部180を支点として昇降板181を上方に持ち上げる(リフトアップする)。
用紙上面検知部203は、昇降板181によって持ち上げられた用紙31の一端の上面が所定の給紙可能位置にあるか否かを検知する部分である。
用紙サイズ検知部204は、給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズを検知する部分である。
具体的には、ユーザーが用紙31をセットして給紙トレイ18を閉じた際に、給紙トレイ18の所定の位置に設けられた4つのスイッチSW1~SW4のうち所定のスイッチが用紙31のサイズに応じてONになる。
制御部100は、これら4つのスイッチSW1~SW4のON/OFFの組み合わせのパターンに基づいて、用紙31のサイズを判定する。
図5は、図1のデジタル複合機1の給紙トレイ18に設けられたスイッチSW1~SW4のON/OFFのパターンと用紙31のサイズとの関係の一例を示す表である。
図5の表において、AB系およびインチ系の用紙31のそれぞれに対し、スイッチSW1~SW4のON/OFFのパターンから用紙31のサイズが特定できる。
例えば、パターンNo.1として、SW1、SW2、SW3およびSW4がそれぞれOFF、ON、OFFおよびONであれば、AB系・インチ系いずれの場合も用紙31のサイズがA3Wと特定される。
また、パターンNo.2として、SW1、SW2、SW3およびSW4がそれぞれOFF、ON、ONおよびONであれば、AB系の場合は用紙31のサイズがA3と特定され、インチ系の場合は用紙31のサイズがWLTと特定される。
さらに、パターンNo.3として、SW1、SW2、SW3およびSW4がそれぞれOFF、ON、ONおよびOFFであれば、AB系の場合は用紙31のサイズがB4と特定され、インチ系の場合は用紙31のサイズがLGと特定される。
このようにして、4つのスイッチSW1~SW4の9種類のパターンに応じて、AB系・インチ系の用紙のサイズが特定される。
<デジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの判定処理>
次に、図6および図7に基づき、この開示の実施形態1に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの判定処理について説明する。
図6は、図1のデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの検知方法の概要を示すタイミングチャートである。
図6の例において、ユーザーが給紙トレイ18に用紙を収納した後、給紙トレイ18を閉じた場合を想定する。
このとき、用紙サイズ検知部204は、給紙トレイ18が閉じられた後、所定の待機時間を経過した時点で、スイッチSW1~SW4のON/OFFのパターンに基づき、給紙トレイ18内の用紙31のサイズを判定し、判定結果に基づいて一旦用紙サイズを仮確定する。
図6の例において、給紙トレイ18内の用紙31のサイズはA4サイズで仮確定している。
次に、昇降駆動部202が昇降モーターをONにして、用紙31を積載した昇降板181を上方に持ち上げる。
その後、用紙上面検知部203が昇降板181によって持ち上げられた用紙31の一端の上面が所定の給紙可能位置に到達すると、用紙サイズ検知部204は、スイッチSW1~SW4のON/OFFのパターンに基づき、給紙トレイ18内の用紙31のサイズを判定し、判定結果に基づいて用紙サイズを確定する。
図6の例において、給紙トレイ18内の用紙31のサイズがA4サイズで仮確定していたが、その後、用紙31の斜め挿入による遅延によりスイッチSW4が遅れてONになったため、給紙トレイ18のリフトアップ完了時の再判定によりA3サイズで確定している。
図7は、図1のデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの判定処理を示すフローチャートである。
図7のステップS1において、制御部100は、給紙トレイ18が閉じられたことを開閉検知部201が検知したか否かを判定する(ステップS1)。
給紙トレイ18が閉じられたことを開閉検知部201が検知した場合(ステップS1の判定がYesの場合)、ステップS2において、制御部100は、用紙サイズ検知部204の検知結果に基づいて給紙トレイ18内の用紙31のサイズを判定し、仮確定する(ステップS2)。
続くステップS3において、制御部100は、昇降駆動部202に給紙トレイ18のリフトアップを開始させる(ステップS3)。
次に、ステップS4において、制御部100は、用紙31の一端の上面が所定の給紙可能位置に到達してリフトアップが完了したか否かを判定する(ステップS4)。
リフトアップが完了した場合(ステップS4の判定がYesの場合)、ステップS5において、制御部100は、用紙サイズ検知部204の検知結果に基づいて給紙トレイ18内の用紙31のサイズを再判定して確定し(ステップS5)、処理を終了する。
このようにして、給紙トレイ18が閉じられた時点で用紙31のサイズを判定して仮確定した後、リフトアップ完了の時点、すなわち、給紙トレイ18に用紙31が確実に収納された時点で用紙31のサイズを再判定して確定するため、従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短いデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態2〕
<この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの判定処理>
次に、図8に基づき、この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの判定処理について説明する。
実施形態2に係るデジタル複合機1の概略構成は、実施形態1(図1~図4)と同一であるため、説明を省略する。
図8は、この開示の実施形態2に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙のサイズの判定処理を示すフローチャートである。
図8のステップS11,S12およびS15~S17は、それぞれ図7(実施形態1)のステップS1~S5と同じであるため、説明を省略する。
図8のステップS12において、用紙サイズ検知部204の検知結果に基づいて給紙トレイ18内の用紙31のサイズを判定し、仮確定した後(ステップS12)、続くステップS13において、制御部100は、仮確定したサイズの用紙31の印刷ジョブがあるか否かを判定する(ステップS13)。
仮確定したサイズの用紙31の印刷ジョブがある場合(ステップS13の判定がYesの場合)、ステップS14において、制御部100は、当該仮確定したサイズの用紙31にあわせて画像処理部103に画像を準備させる(ステップS14)。
続くステップS15において、制御部100は、昇降駆動部202に給紙トレイ18のリフトアップを開始させる(ステップS15)。
一方、仮確定したサイズの用紙31の印刷ジョブがない場合(ステップS13の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS15の処理を行う。
次に、ステップS17において、用紙サイズ検知部204の検知結果に基づいて給紙トレイ18内の用紙31のサイズを再判定して確定した後(ステップS17)、ステップS18において、制御部100は、仮確定したサイズと同じサイズで確定したか否かを判定する(ステップS18)。
一方、仮確定したサイズと異なるサイズで確定した場合(ステップS18の判定がNoの場合)、ステップS19において、制御部100は、画像が準備済みか否かを判定する(ステップS19)。
画像が準備済みである場合(ステップS19の判定がYesの場合)、ステップS20において、制御部100は、確定したサイズの用紙31に基づき画像処理部103に画像を再準備させて(ステップS20)、処理を終了する。
一方、画像が準備済みでない場合(ステップS19の判定がNoの場合)、制御部100は、処理を終了する。
このようにして、仮確定したサイズの用紙31の印刷ジョブがある場合、当該仮確定したサイズの用紙31に基づき画像を準備し、その後、確定した前記用紙のサイズが仮確定した前記用紙のサイズと異なる場合は確定した用紙のサイズに基づき画像を準備することにより、従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短いデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態3〕
<この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの判定処理>
次に、図9に基づき、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの判定処理について説明する。
実施形態3に係るデジタル複合機1の概略構成は、実施形態1(図1~図4)と同一であるため、説明を省略する。
図9は、この開示の実施形態3に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙のサイズの判定処理を示すフローチャートである。
図9のステップS21およびS23~S30は、それぞれ図8(実施形態2)のステップS11およびS13~S20と同じであるため、説明を省略する。
図9のステップS21において、給紙トレイ18が閉じられたことを開閉検知部201が検知した場合(ステップS21の判定がYesの場合)、ステップS22において、制御部100は、所定の待機時間の経過後、用紙サイズ検知部204の検知結果に基づいて給紙トレイ18内の用紙31のサイズを判定し、仮確定する(ステップS22)。
ここで、所定の待機時間は、用紙サイズ検知部204のセンサが安定するのに要する時間を考慮して予め定められた時間であり、タイマ106によって計測される。
それゆえ、所定の待機時間の経過後、用紙サイズ検知部204の検知結果に基づいて給紙トレイ18内の用紙31のサイズを判定するため、給紙トレイ18の挿入時の振動等の影響を受けにくい。
このようにして、用紙サイズ検知部204のセンサが安定するのに要する時間、従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短いデジタル複合機1を実現できる。
〔実施形態4〕
<この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの判定処理>
次に、図10に基づき、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズの判定処理について説明する。
実施形態4に係るデジタル複合機1の概略構成は、実施形態1(図1~図4)と同一であるため、説明を省略する。
図10は、この開示の実施形態4に係るデジタル複合機1の給紙トレイ18に収納された用紙のサイズの判定処理を示すフローチャートである。
図10のステップS31~S38,S40およびS41は、それぞれ図8(実施形態2)のステップS11~S20と同じであるため、説明を省略する。
図10のステップS38において、仮確定したサイズと異なるサイズで確定した場合(ステップS38の判定がNoの場合)、ステップS39において、制御部100は、給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズを確認すべき旨のメッセージを表示部1081に表示させる(ステップS39)。
このようにして、仮確定したサイズと異なるサイズで確定した場合、給紙トレイ18に収納された用紙31のサイズを確認すべき旨のメッセージをユーザーに表示するため、従来よりも用紙のサイズの誤検知が生じにくく印刷準備時間が短いデジタル複合機1を実現できる。
この開示の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この開示について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この開示の範囲に属さないと解されるべきものではない。この開示には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:デジタル複合機、 11:光走査部、 12:現像部、 13:感光体ドラム、 14:ドラムクリーニング部、 15:帯電器、 17:定着部、 18:給紙トレイ、 19:手差しトレイ、 21:中間転写ベルト、 22:ベルトクリーニング部、 23:2次転写部、 23a:転写ローラ、 24:加熱ローラ、 25:加圧ローラ、 31:用紙、 33:ピックアップローラ、 34:PSローラ、 35:給紙ローラ、 36a,36b:排出ローラ、 39a,39b:排出トレイ、 100:制御部、 101:通信部、 102:画像データ取得部、 103:画像処理部、 104:記憶部、 105:画像形成部、 106:タイマ、 107:搬送部、 108:操作パネル、 109:給紙部、 180:支持部、 181:昇降板、 182:持上部材、 183:駆動シャフト、 201:開閉検知部、 202:昇降駆動部、 203:用紙上面検知部、 204:用紙サイズ検知部、 1081:表示部、 1082:操作部、 C:矢印方向、 Pa,Pb,Pc,Pd:画像ステーション、 R1:用紙搬送経路、 SW1,SW2,SW3,SW4:スイッチ

Claims (4)

  1. 画像形成用の用紙を給紙する給紙部と、
    ユーザーから画像データの印刷指令を受け付けたとき、前記画像データを処理する画像処理部と、
    前記画像データに基づき前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記給紙部、前記画像処理部および前記画像形成部を制御する制御部とを備え、
    前記給紙部は、前記用紙を収納する開閉可能な給紙トレイと、前記給紙トレイの開閉状態を検知する開閉検知部と、前記給紙トレイに収納されている用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知部と、前記給紙トレイが閉じられると、前記給紙トレイに収納された用紙の一端を昇降させる昇降駆動部と、前記用紙の一端の上面が予め定められた給紙可能位置に持ち上げられたことを検知する用紙上面検知部とを備え、
    前記制御部は、前記給紙トレイが開かれた状態から閉じられた状態になったことを前記開閉検知部が検知した場合、前記給紙トレイに収納されている用紙のサイズを前記用紙サイズ検知部に検知させた結果に基づいて1回目の前記用紙のサイズ判定を行い、
    その後、前記給紙トレイに収納された用紙の一端を前記昇降駆動部に持ち上げさせ、前記用紙の一端の上面が前記給紙可能位置に持ち上げられたことを前記用紙上面検知部が検知した場合、前記給紙トレイに収納されている用紙のサイズを前記用紙サイズ検知部に検知させた結果に基づいて2回目の前記用紙のサイズ判定を行い、
    2回目の前記用紙のサイズ判定結果に基づき前記画像データを前記画像処理部に準備させ、前記画像形成部に前記画像データに基づき前記用紙に画像を形成させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、1回目の前記用紙のサイズ判定結果に基づき前記画像データを前記画像処理部に準備させ、
    2回目の前記用紙のサイズ判定結果が1回目の前記用紙のサイズ判定結果と異なる場合は、2回目の前記用紙のサイズ判定結果に基づき前記画像データを前記画像処理部に準備させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記給紙トレイが開かれた状態から閉じられた状態になったことを前記開閉検知部が検知した場合、予め定められた待機時間経過後に1回目の前記用紙のサイズ判定を行う請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. ユーザーに各種メッセージを表示する表示部をさらに備え、
    前記制御部は、2回目の前記用紙のサイズ判定を行ったとき、2回目の前記用紙のサイズ判定結果が1回目の前記用紙のサイズ判定結果と異なる場合は、前記用紙のサイズを確認すべき旨のメッセージを前記表示部に表示させる請求項1または2に記載の画像形成装置。
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