JP2024013902A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズル面の位置ずれを抑制する。
【解決手段】ガイドレール2、3によってガイドされて走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジ4と、キャリッジ4が待機位置に位置しているとき、キャリッジ4に装着された記録ヘッドユニット6のノズル面20Yと当接してノズル22を被覆可能なキャップ13と、を有する。記録ヘッドユニット6は、ガイドレール2、3と当接可能な爪部62a、62b、63a、63bを有している。ガイドレール2、3は、キャップ13がノズル面20Yに当接することにより記録ヘッドユニット6に対してノズル面20Yの垂直方向成分の荷重が加えられたとき、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62b、63a、63bと当接して記録ヘッドユニット6に加えられた荷重を受ける。
【選択図】図3
【解決手段】ガイドレール2、3によってガイドされて走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジ4と、キャリッジ4が待機位置に位置しているとき、キャリッジ4に装着された記録ヘッドユニット6のノズル面20Yと当接してノズル22を被覆可能なキャップ13と、を有する。記録ヘッドユニット6は、ガイドレール2、3と当接可能な爪部62a、62b、63a、63bを有している。ガイドレール2、3は、キャップ13がノズル面20Yに当接することにより記録ヘッドユニット6に対してノズル面20Yの垂直方向成分の荷重が加えられたとき、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62b、63a、63bと当接して記録ヘッドユニット6に加えられた荷重を受ける。
【選択図】図3
Description
本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
ノズルから液体を吐出する液体吐出装置の一例として、特許文献1には、インクジェット式の記録ヘッド(液体吐出ヘッド)を備えた画像記録装置が開示されている。かかる画像記録装置においては、記録ヘッドは、いずれも主走査方向に延びる第1ガイド部材と第2ガイド部材とに跨って摺動自在に支持されて往復移動可能に構成されたキャリッジに搭載されている。記録ヘッドは、ノズルが形成されたノズル面が下方を向く姿勢でキャリッジに搭載されている。第1ガイド部材には、ノズル面と平行な方向に延びており、且つ、キャリッジに形成された係合凹部に嵌まる突片が形成されている。
また、特許文献2に開示されているインクジェットプリンタ(液体吐出装置)においては、インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)を搭載したキャリッジの移動範囲内にキャップが配置されている。キャップは、インクジェットヘッドの下面に設けられたノズル面と当接してノズルを被覆可能である。キャップによりノズルを被覆することで、ノズル内のインクの乾燥を抑えることができる。
ノズルをキャップで被覆する際、液体吐出ヘッドにはキャップからの荷重がノズル面と直交する方向に加わる。特許文献1の画像記録装置においては、記録ヘッド(液体吐出ヘッド)に対してノズル面と直交する方向の荷重が加わったとき、キャリッジが第1ガイド部材(被当接部材)に当接する。より詳細には、キャリッジにおける係合凹部を画定する壁面が、第1ガイド部材に形成されたノズル面と平行な方向に延びた突片に当接する。よって、液体吐出ヘッドに加わった荷重を、キャリッジを介して被当接部材で受けることとなる。
液体吐出ヘッドに加わった荷重をキャリッジを介して被当接部材で受ける場合には、キャリッジにおける被当接部材との当接部分や液体吐出ヘッドとの締結部分に応力が加わる。応力によりキャリッジに不可逆的な変形が生じると、キャリッジに搭載された液体吐出ヘッドのノズル面の位置が所定位置からずれるおそれがある。ノズル面の位置が変わると、ノズル面と記録媒体との間のすきまの大きさが変わるので、記録媒体への画像形成の精度が低下する。また、ノズル面の位置が変わると、ノズル面とキャップとの当接の信頼性が低下する。
本発明の目的は、ノズル面の位置ずれを抑制することが可能な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドが装着され、走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジと、前記キャリッジが第1位置に位置しているとき、前記液体吐出ヘッドの前記ノズル面と当接して前記ノズルを被覆可能なキャップと、被当接部材と、を備えている。前記液体吐出ヘッドは、前記被当接部材と当接可能な当接部を有しており、前記被当接部材は、前記キャップが前記ノズル面に当接することにより前記液体吐出ヘッドに対して前記ノズル面の垂直方向成分の荷重が加えられたとき、前記液体吐出ヘッドの前記当接部と当接して前記液体吐出ヘッドに加えられた荷重を受ける。
別の観点によると、本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、走査方向に沿って延びるガイド部材と、前記液体吐出ヘッドを着脱可能に保持し、前記ガイド部材にガイドされつつ前記走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジと、を備えている。前記液体吐出ヘッドは、前記ガイド部材と当接可能であり、且つ、前記液体吐出ヘッドの前記キャリッジからの脱去方向に関して前記ガイド部材よりも上流側に位置しており、前記脱去方向に関して前記ガイド部材と対向可能な当接部を有している。前記ガイド部材は、切欠が形成されており、前記当接部は、前記キャリッジが第1位置に位置しているときは前記ガイド部材における前記切欠が形成されていない部分に対向し、前記キャリッジが前記走査方向に関して前記第1位置とは異なる第2位置に位置しているときは前記切欠と対向する。前記ガイド部材は、前記キャリッジが第1位置に位置しているときに、前記液体吐出ヘッドに対して前記ノズル面の垂直方向成分の荷重が加えられたとき、前記液体吐出ヘッドの前記当接部と当接して前記液体吐出ヘッドに加えられた荷重を受ける。
本発明の液体吐出装置によると、キャリッジが第1位置に位置しているとき、液体吐出ヘッドの当接部を被当接部材に当接させ、液体吐出ヘッドに加えられた荷重をキャリッジを介することなく被当接部材で受けることができる。したがって、キャリッジの変形を防ぎ、キャリッジに装着された液体吐出ヘッドのノズル面の位置ずれを抑制することができる。
以下、本発明の好適な一実施形態にかかるプリンタ1(本発明の「液体吐出装置」に相当する)について、図面を参照しつつ説明する。以下の説明においては、図1の紙面手前側を上方、紙面向こう側を下方として上下方向を定義する。また、図1の紙面上側を後方、紙面下側を前方として前後方向を定義する。
(プリンタ1の全体構成)
まず、図1及び図2を参照しつつ、プリンタ1の全体構成について説明する。プリンタ1は、図1に示すように、ガイドレール2、3、キャリッジ4、チューブジョイント5、記録ヘッドユニット6、給紙ローラ11、排紙ローラ12、キャップ13、吸引ポンプ14、制御部17等と、これらを収容する筐体9と、を主に備えている。
まず、図1及び図2を参照しつつ、プリンタ1の全体構成について説明する。プリンタ1は、図1に示すように、ガイドレール2、3、キャリッジ4、チューブジョイント5、記録ヘッドユニット6、給紙ローラ11、排紙ローラ12、キャップ13、吸引ポンプ14、制御部17等と、これらを収容する筐体9と、を主に備えている。
ガイドレール2、3は、いずれも板金部材で構成されている。2本のガイドレール2、3は、いずれも走査方向に沿って延びている。走査方向は、水平且つ前後方向と直交する方向である。走査方向は、図1の紙面左右方向に沿う方向である。2本のガイドレール2、3は、前後方向に互いに離隔して配置されている。ガイドレール2は、ガイドレール3よりも後方に配置されている。ガイドレール2、3は、その走査方向の両端部近傍が一対のサイドフレーム15a、15bによって支持されている。サイドフレーム15a、15bは、筐体9に取り付けられている。すなわち、ガイドレール2、3は、サイドフレーム15a、15bを介して筐体9に対して支持されている。2本のガイドレール2、3の下方には、その上面に被記録媒体である記録用紙Pが載置されるプラテン10が配置されている。プラテン10は、一対のサイドフレーム15a、15bの間に位置している。
キャリッジ4は、2本のガイドレール2、3に取り付けられている。キャリッジ4は、は、2本のガイドレール2、3によって下方から支持される。キャリッジ4は、2本のガイドレール2、3にガイドされつつ走査方向に移動可能である。また、キャリッジ4には、一対のプーリ(不図示)に巻き掛けられた無端状の駆動ベルト(不図示)が取り付けられている。キャリッジ駆動モータ95(図2参照)によってプーリが回転駆動されることで駆動ベルトが走行し、これによりキャリッジ4が走査方向に往復移動する。
チューブジョイント5は、キャリッジ4に取り付けられている。チューブジョイント5には、4つのインクカートリッジ91にそれぞれ接続された供給チューブ92の端部が接続される。4つのインクカートリッジ91は、筐体9内の前方側の端部に設けられたカートリッジ装着部90に装着される。カートリッジ装着部90には、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色に対応する4つのインクカートリッジ91が装着される。チューブジョイント5には、供給チューブ92を介して4つのインクカートリッジ91からの4色のインクがそれぞれ供給される。
記録ヘッドユニット6は、キャリッジ4に着脱可能に保持されている。後で詳述するように、記録ヘッドユニット6は、チューブジョイント5と接続可能なサブタンク7と、インクジェットヘッド8と、これらサブタンク7及びインクジェットヘッド8を収容するケース61と、有している(図3参照)。サブタンク7がチューブジョイント5と接続することで、4つのインクカートリッジ91からの4色のインクが、チューブジョイント5及びサブタンク7を介して、インクジェットヘッド8の4つのヘッド内流路28(図3参照)にそれぞれ供給される。
インクジェットヘッド8の下面であるノズル面20Y(図3参照)には、複数のノズル22(図1参照)が開口している。ノズル面20Yは、略水平な面である。インクジェットヘッド8のヘッド内流路28に供給されたインクは、ドライバIC98(図2参照)が駆動されることにより、複数のノズル22から吐出される。
給紙ローラ11及び排紙ローラ12は、搬送モータ96(図2参照)によってそれぞれ同期して回転駆動される。給紙ローラ11及び排紙ローラ12は協働して、プラテン10に載置された記録用紙Pを搬送する。給紙ローラ11及び排紙ローラ12による記録用紙Pの搬送方向は、水平且つ走査方向と直交する方向であり、後方から前方に向かう方向である。給紙ローラ11及び排紙ローラ12は、本発明の「搬送部」に相当する。
キャップ13は、一対のサイドフレーム15a、15bのうち走査方向の一方側に位置するサイドフレーム15bよりも走査方向の一方側に配置されている。キャップ13は、キャリッジ4がサイドフレーム15bよりも走査方向の一方側の待機位置(本発明の「第1位置」に相当)に移動したとき、インクジェットヘッド8のノズル面20Yと上下に対向する。また、キャップ13は、昇降モータ97(図2参照)により駆動されて、上下方向に昇降可能であり、インクジェットヘッド8のノズル面20Yと当接するキャップ位置(図3に示す位置)と、キャップ位置よりも下方でありノズル面20Yから離隔した離隔位置と、を取り得る。
キャップ13は、主にゴムなどの弾性部材で形成されている。キャップ13は、平板状の床部及び床部外縁に立設された環状のリップ部とから構成される。キャリッジ4を待機位置に位置させた状態で、昇降モータ97によりキャップ13を離隔位置からキャップ位置まで上昇させると、キャップ13のリップ部の上端がノズル面20Yと密着する。これにより、複数のノズル22がキャップ13によって被覆される。なお、プリンタ1では、印刷を行わない待機状態のとき、キャリッジ4は待機位置に位置し、複数のノズル22がキャップ13で被覆された状態とされる。これにより、ノズル22内のインクの乾燥が防止される。
吸引ポンプ14は、チューブポンプ等であり、キャップ13及び廃液タンク21と接続されている。上述のように、複数のノズル22がキャップ13で被覆された状態で吸引ポンプ14を駆動させると、複数のノズル22からインクジェットヘッド8内のインクやサブタンク7内に混入した空気等を排出させる、いわゆる吸引パージを行うことができる。吸引パージによって排出されたインクは、廃液タンク21に移送される。
図2に示すように、制御部17は、CPU(Central Processing Unit)81、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)82及びメモリ83を含む。これらCPU81、ASIC82、メモリ83は内部バスによって接続される。メモリ83は、ROM(Read Only Memory)83a、RAM(Random Access Memory)83b、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)83cを含む。ROM83aには、プリンタ1の各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。CPU81は、プログラムをRAM83bやEEPROM83cを使いつつ実行する。
ASIC82は、インクジェットヘッド8のドライバIC98、キャリッジ駆動モータ95、搬送モータ96、昇降モータ97及び吸引ポンプ14と電気的に接続されている。ASIC82は、これらドライバIC98、キャリッジ駆動モータ95、搬送モータ96、昇降モータ97及び吸引ポンプ14等に制御信号を出力し、これらの動作を制御する。
制御部17は、外部機器(例えばPCやスマートフォン)から送信された記録データに基づいて、ドライバIC98、キャリッジ駆動モータ95、搬送モータ96等を制御して、搬送動作と記録動作とを交互に実行し、記録用紙Pに画像等を記録させる。具体的には、搬送動作においては、搬送モータ96を制御して給紙ローラ11及び排紙ローラ12によって記録用紙Pを搬送方向に搬送する。記録動作においては、ドライバIC98及びキャリッジ駆動モータ95を制御して、キャリッジ4と共にインクジェットヘッド8を走査方向に移動させながらノズル22からインクを吐出させる。
図1において示す範囲Aは、記録動作における走査方向に関するキャリッジ4の移動範囲である。キャリッジ4は、記録動作において、走査方向に関してプラテン10の一方側から他方側まで移動する。図1において示す範囲Bは、ノズル面20Yがプラテン10と対向する対向範囲である。より詳細には、キャリッジ4が範囲B内に位置しているときは、ノズル面20Yの少なくとも一部がプラテン10と対向する。範囲Aは、範囲Bの全体を含んでいる。記録動作においては、キャリッジ4を範囲Aで往復移動させ、キャリッジ4が範囲Aの内側の範囲Bを通過するときにインクジェットヘッド8のノズル22からインクを吐出させる。
続いて、図3~図5をさらに参照しつつ、ガイドレール2、3、キャリッジ4、チューブジョイント5及び記録ヘッドユニット6の構成についてより詳細に説明する。
(ガイドレール2、3の構成)
図3に示すように、板金部材で構成されたガイドレール2は、その厚み方向が上下方向と略平行となる姿勢で配置されている。ガイドレール2の前後方向の両端部には、上方に折り曲げられた屈曲部2a、2bが設けられている。ガイドレール2の前方側の端部に設けられた屈曲部2bは、上端部が前方側に折り曲げられている。すなわち、屈曲部2bは、上下方向に延びる部分と前後方向に延びる部分とで構成されている。同様に、板金部材で構成されたガイドレール3は、その厚み方向が上下方向と略平行となる姿勢で配置されている。ガイドレール3の前後方向の両端部には、上方に折り曲げられた屈曲部3a、3bが設けられている。
図3に示すように、板金部材で構成されたガイドレール2は、その厚み方向が上下方向と略平行となる姿勢で配置されている。ガイドレール2の前後方向の両端部には、上方に折り曲げられた屈曲部2a、2bが設けられている。ガイドレール2の前方側の端部に設けられた屈曲部2bは、上端部が前方側に折り曲げられている。すなわち、屈曲部2bは、上下方向に延びる部分と前後方向に延びる部分とで構成されている。同様に、板金部材で構成されたガイドレール3は、その厚み方向が上下方向と略平行となる姿勢で配置されている。ガイドレール3の前後方向の両端部には、上方に折り曲げられた屈曲部3a、3bが設けられている。
図1に示すように、ガイドレール2における走査方向の他方側の端部近傍には、切欠16a、16bが形成されている。切欠16a、16bは、ガイドレール2の屈曲部2bにおける前後方向に延びる部分に形成されている。切欠16a、16bは、前方側が開放された切り欠きである。2つの切欠16a、16b間の走査方向に関する離隔距離を、距離D1とする。
切欠16a、16bは、一対のサイドフレーム15a、15bの外側に位置している。より詳細には、切欠16a、16bは、一対のサイドフレーム15a、15bのうち走査方向の他方側に位置するサイドフレーム15aよりも走査方向の他方側に位置している。切欠16a、16bは、記録動作における走査方向に関するキャリッジ4の移動範囲である範囲Aの外側に位置している。すなわち、切欠16a、16bの位置は、ノズル面20Yの少なくとも一部がプラテン10と対向する対向範囲である範囲Bの外側でもある。より詳細には、切欠16a、16bは、範囲Aにおける走査方向の他方側の端部よりも他方側に位置している。
(キャリッジ4の構成)
図3に戻って、キャリッジ4における後方側の端部には、下方に開口されており、且つ、走査方向に沿って延びる溝41が形成されている。溝41には、ガイドレール2の屈曲部2bが嵌め込まれている。また、キャリッジ4には、溝41が形成されている部分よりも前方側の部分に、下方に開口されており、且つ、走査方向に沿って延びる溝42が形成されている。溝42には、ガイドレール3の後方側の端部に設けられた屈曲部3aが嵌め込まれている。
図3に戻って、キャリッジ4における後方側の端部には、下方に開口されており、且つ、走査方向に沿って延びる溝41が形成されている。溝41には、ガイドレール2の屈曲部2bが嵌め込まれている。また、キャリッジ4には、溝41が形成されている部分よりも前方側の部分に、下方に開口されており、且つ、走査方向に沿って延びる溝42が形成されている。溝42には、ガイドレール3の後方側の端部に設けられた屈曲部3aが嵌め込まれている。
キャリッジ4における前後方向に関して溝41が形成されている部分と溝42が形成されている部分との間には、上下方向に貫通する開口47が形成されている。すなわち、キャリッジ4の開口47は、前後方向に関して2本のガイドレール2、3の間に位置している。開口47には、記録ヘッドユニット6が嵌め込まれる。開口47に嵌め込まれた記録ヘッドユニット6のキャリッジ4からの脱去方向は、下方から上方に向かう方向である。
キャリッジ4の前方側の端部は、ガイドレール3と上下方向に重なる重複部分43となっている。重複部分43は、ガイドレール3の上方に位置している。重複部分43には、上方を向いており且つ水平方向に延びる面43aが設けられている。チューブジョイント5は、キャリッジ4における重複部分43の面43aに取り付けられている。
キャリッジ4の重複部分43における前方側の端部には、レバー44が設けられている。レバー44は、第1部材45及び第2部材46を有している。第1部材45は、走査方向と平行な方向に沿って延びる軸45aを中心に回動可能である。第1部材45の軸45aは、重複部分43に取り付けられている。第1部材45は、軸45aが設けられている部分を一端部として、走査方向と直交する面(以降、「直交面」と称する)と平行な延在方向に沿って延びている。第2部材46は、走査方向と平行な方向に沿って延びる軸46aを中心に回動可能である。第2部材46の軸46aは、直交面と平行な方向に延びる第1部材45の延在方向に関して、第1部材45における軸45aが設けられている一端部とは反対側の他端部に取り付けられている。第2部材46は、軸46aが設けられている部分を一端部として、直交面と平行な延在方向に沿って延びている。
第2部材46には、係合部46bが設けられている。係合部46bは、直交面と平行な方向に延びる第2部材46の延在方向に関して、第2部材46における軸46aが設けられている一端部とは反対側の他端部近傍に設けられている。係合部46bは、記録ヘッドユニット6のケース61に設けられた開口61aと係合可能である。開口61aは、上下方向に貫通している。開口61aは、キャリッジ4の重複部分43の上方であって、重複部分43の後方側の端部と上下に対向する位置に位置している。
レバー44は、ユーザに操作されることで、第1位置(図2、図7(b)参照)と第2位置(図6(a)、(b)及び図7(a)参照)とを取り得る。レバー44は、第1位置であるときは、走査方向と直交する直交面における第1部材45の延在方向が上下方向となり第2部材46の延在方向が前後方向となる。レバー44が第1位置であるとき、第2部材46は、キャリッジ4の重複部分43の上方において重複部分43と上下に対向している。レバー44が第1位置であるとき、レバー44の第2部材46に設けられた係合部46bは、第2部材46の下面から下方に突出している。レバー44が第1位置であるとき、係合部46bは、キャリッジ4の開口47に嵌め込まれた記録ヘッドユニット6のケース61に設けられた開口61aと係合する。
ユーザにより、第1位置にあるレバー44における係合部46bの近傍が上方に持ち上げられると、開口61aと係合部46bとの係合が解除される。さらにユーザにより、レバー44が前方側に引っ張られると、レバー44は、図6(a)、(b)及び図7(a)に示すような第2位置となる。レバー44が第2位置にあるとき、第1部材45は、走査方向と直交する直交面における延在方向の他端部(第2部材46の軸46aが取り付けられている部分)が延在方向の一端部(重複部分43に取り付けられている部分)よりも前方側に位置している。すなわち、レバー44の位置が第1位置と第2位置との間で変化することで、第1部材45は、直交面における延在方向が上下方向となる直立位置と、延在方向の他端部が延在方向の一端部よりも前方に位置するように上下方向に対して傾斜した傾斜位置と、の間で移動する。
キャリッジ4における重複部分43に取り付けられたチューブジョイント5は、連動機構(不図示)により、レバー44の第1部材45が直立位置と傾斜位置との間で移動するのに連動して前後方向にスライドする。具体的には、レバー44の第1部材45が傾斜位置から直立位置に移動することで、すなわちレバー44が第2位置から第1位置に移動することで、チューブジョイント5は前方側から後方側にスライドする。これにより、チューブジョイント5とサブタンク7とを接続することができる。また、レバー44の第1部材45が直立位置から傾斜位置に移動することで、すなわちレバー44が第1位置から第2位置に移動することで、チューブジョイント5は後方側から前方側にスライドする。これにより、チューブジョイント5とサブタンク7との接続を解除することができる。
キャリッジ4には、図4に示すように、キャリッジ4がガイドレール2、3から抜けるのを防ぐための爪部48a、48b及び鉤部49が設けられている。爪部48a、48b及び鉤部49の後述する曲部49aは、本発明の「キャリッジ側対向部分」に相当する。
爪部48a、48bは、キャリッジ4における後方側の側壁から後方側に向かって突出している。爪部48a、48bは、走査方向に離隔して配置されている。爪部48a、48bは、ガイドレール2の屈曲部2bの下側(脱去方向の上流側)に位置している。爪部48a、48bは、上下方向(脱去方向)に関してガイドレール2の屈曲部2bと対向する。
鉤部49は、キャリッジ4における下側の側壁から下方に向かって突出しており、且つ、その下端部が前方側に折り曲げられた曲部49aとなっている。鉤部49の曲部49aは、ガイドレール3の下側(脱去方向の上流側)に位置している。鉤部49の曲部49aは、上下方向(脱去方向)に関してガイドレール3と対向する。
2つの爪部48a、48b間の走査方向に関する離隔距離である距離D2は、2つの切欠16a、16b間の走査方向に関する離隔距離である距離D1とほぼ等しい。したがって、図5(b)に示すように、キャリッジ4は、キャリッジ4に設けられた2つの爪部48a、48bが、ガイドレール2における2つの切欠16a、16bが形成された箇所とそれぞれ対向するキャリッジ挿抜位置に配置可能である。キャリッジ4がキャリッジ挿抜位置に位置しているとき、爪部48a、48bは切欠16a、16bを通過可能である。したがって、爪部48a、48bを、切欠16a、16bを介してガイドレール2の下方からガイドレール2の上方に引き抜くことができる。また、キャリッジ4がキャリッジ挿抜位置に位置しているとき、鉤部49は、ガイドレール3における走査方向の他方側の端部よりも他方側に位置している。すなわちこのとき、鉤部49の曲部49aは、上下方向に関してガイドレール3と対向しない。したがって、キャリッジ4は、キャリッジ挿抜位置に位置しているときに、ガイドレール2、3から上方に引き抜くことができる。
キャリッジ4がキャリッジ挿抜位置に位置していないときは、キャリッジ4が上方に持ち上げられたとき、爪部48a、48bがガイドレール2の屈曲部2bに当接し、且つ、鉤部49の曲部49aがガイドレール3に当接する。これにより、キャリッジ4がガイドレール2、3から抜けるのを防ぐことができる。
(チューブジョイント5の構成)
図3に示すように、チューブジョイント5は、上下方向に沿って延びる部分と、上下方向に沿って延びる部分の下端部から後方側に延びる部分と、からなる。チューブジョイント5は、前後方向に沿って延びる部分の下面が重複部分43の面43aと対向する姿勢でキャリッジ4に取り付けられている。
図3に示すように、チューブジョイント5は、上下方向に沿って延びる部分と、上下方向に沿って延びる部分の下端部から後方側に延びる部分と、からなる。チューブジョイント5は、前後方向に沿って延びる部分の下面が重複部分43の面43aと対向する姿勢でキャリッジ4に取り付けられている。
チューブジョイント5の上下方向に沿って延びる部分における走査方向の一方側の壁面には、カートリッジ側接続部51aが設けられている。カートリッジ側接続部51aには、インクカートリッジ91に接続された供給チューブ92の端部が接続される。カートリッジ側接続部51aは、上下方向に沿って並んで4つ設けられている。4つのカートリッジ側接続部51aは、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色に対応している。
チューブジョイント5の前後方向に沿って延びる部分における後方側の側壁には、ヘッド側接続部52aが設けられている。ヘッド側接続部52aは、記録ヘッドユニット6を構成するサブタンク7に接続される。ヘッド側接続部52aは、走査方向に沿って並んで4つ設けられている。4つのヘッド側接続部52aは、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4色に対応している。
チューブジョイント5には、4つのインク流路(不図示)が形成されている。この4つのインク流路には、4つのカートリッジ側接続部51aにそれぞれ接続された供給チューブ92からインクが供給される。そして、チューブジョイント5のインク流路のインクは、ヘッド側接続部52aに接続されたサブタンク7に形成されたインク流路(不図示)に供給される。
(記録ヘッドユニット6の構成)
続いて、記録ヘッドユニット6の構成について説明する。記録ヘッドユニット6は、図3に示すように、サブタンク7と、インクジェットヘッド8と、これらサブタンク7及びインクジェットヘッド8を収容するケース61と、を有している。
続いて、記録ヘッドユニット6の構成について説明する。記録ヘッドユニット6は、図3に示すように、サブタンク7と、インクジェットヘッド8と、これらサブタンク7及びインクジェットヘッド8を収容するケース61と、を有している。
図3に示すように、サブタンク7は、前後方向に沿って延びる部分と、前後方向に沿って延びる部分の後端部から下方に延びる部分と、からなる。サブタンク7の前後方向に沿って延びる部分における前方側の側壁には、4つの接続部71aが設けられている。4つの接続部71aは、走査方向に沿って並んでいる。接続部71aにはゴム製の接続部材85が取り付けられている。4つの接続部71aは、接続部材85を介してチューブジョイント5に設けられた4つのヘッド側接続部52aにそれぞれ接続される。
サブタンク7には、4つのインク流路(不図示)が形成されている。この4つのインク流路には、接続部材85を介してサブタンク7に接続されたチューブジョイント5に形成された4つのインク流路(不図示)からインクがそれぞれ供給される。
サブタンク7における上下方向に沿って延びる部分の下端部は、インクジェットヘッド8の上面に位置している。サブタンク7に形成された4つのインク流路は、サブタンク7における上下方向に沿って延びる部分の下端部においてそれぞれ開口している。サブタンク7の4つのインク流路のインクは、インクジェットヘッド8の上面に形成されたインク供給口28aを介して、インクジェットヘッド8に形成された4つのヘッド内流路28にそれぞれ供給される。
インクジェットヘッド8内には、それぞれ複数のノズル22(図1参照)を含む4つのヘッド内流路28が形成されている。インクジェットヘッド8の下面は、複数のノズル22が形成されたノズル面20Yとなっている。インクジェットヘッド8の上面には、4つのヘッド内流路28にそれぞれインクを供給する4つのインク供給口28aが形成されている。上述のように、4つのインク供給口28aには、サブタンク7に形成された4つのインク流路の端部がそれぞれ接続される。
チューブジョイント5に設けられたヘッド側接続部52aとサブタンク7に設けられた接続部71aとが接続されることで、供給チューブ92を介してインクカートリッジ91からチューブジョイント5のインク流路(不図示)に供給されたインクが、サブタンク7に形成されたインク流路(不図示)を経由してインクジェットヘッド8のヘッド内流路28まで送られる。
図3に示すように、記録ヘッドユニット6は、インクジェットヘッド8がサブタンク7の下方に配置された状態でサブタンク7及びインクジェットヘッド8をケース61に収容することで構成されている。
ケース61には、図3及び図4に示すように、4つの爪部62a、62b、63a、63bが設けられている。爪部62a、62bは、ガイドレール2と当接可能である。爪部63a、63bは、ガイドレール3と当接可能である。爪部62a、62b、63a、63bは、本発明の「当接部」に相当する。
爪部62a、62bは、ケース61の後方側の側壁から後方側に向かって突出している。2つの爪部62a、62bは、走査方向に離隔して配置されている。爪部62a、62bは、ガイドレール2の屈曲部2bの下側(脱去方向の上流側)に位置している。爪部62a、62bは、上下方向(脱去方向)に関してガイドレール2の屈曲部2bと対向する。
爪部63a、63bは、ケース61の前方側の側壁から前方側に向かって突出している。2つの爪部63a、63bは、走査方向に離隔して配置されている。爪部63a、63bは、ガイドレール3の下側(脱去方向の上流側)に位置している。爪部63a、63bは、上下方向(脱去方向)に関してガイドレール3と対向する。
2つの爪部62a、62b間の走査方向に関する離隔距離である距離D3は、2つの切欠16a、16b間の走査方向に関する離隔距離である距離D1とほぼ等しい。したがって、図5(a)に示すように、キャリッジ4は、記録ヘッドユニット6のケース61に設けられた2つの爪部62a、62bが、ガイドレール2における2つの切欠16a、16bが形成された箇所とそれぞれ対向するユニット挿抜位置(本発明の「第2位置」に相当する)に配置可能である。キャリッジ4がユニット挿抜位置に位置しているとき、爪部62a、62bは切欠16a、16bを通過可能である。したがって、爪部62a、62bを、切欠16a、16bを介してガイドレール2の下方からガイドレール2の上方に引き抜くことができる。
キャリッジ4がユニット挿抜位置に位置していないときは、爪部62a、62bはガイドレール2の屈曲部2bと対向し、且つ、爪部63a、63bはガイドレール3と対向する。したがって、キャリッジ4がキャップ13と対向する待機位置に位置しているとき、キャップ13がノズル面20Yに当接することにより、記録ヘッドユニット6に対してノズル面20Yの垂直方向成分(上方向成分)の荷重が加えられた場合に、爪部62a、62bがガイドレール2の屈曲部2bに当接し、且つ、爪部63a、63bがガイドレール3に当接する。このとき、ガイドレール2、3は、爪部62a、62b、63a、63bと当接して記録ヘッドユニット6に加えられた荷重を受ける。
一対の爪部62a、62bのうち走査方向の一方側に位置する爪部62aは、キャリッジ4に形成された一対の爪部48a、48bのうち走査方向の一方側に位置する爪部48aよりも、走査方向の他方側に位置している。一対の爪部62a、62bのうち走査方向の他方側に位置する爪部62bは、キャリッジ4に形成された一対の爪部48a、48bのうち走査方向の他方側に位置する爪部48bよりも、走査方向の他方側に位置している。また、爪部63a、63bは、キャリッジ4に形成された鉤部49よりも走査方向の一方側に位置している。
図4に示すように、記録ヘッドユニット6における走査方向に関する中心位置を位置Cとしたとき、爪部48aは、走査方向に関して爪部62aを挟んで位置Cとは反対側に位置している。また、爪部48bは、走査方向に関して爪部62bと位置Cとの間に位置している。
(記録ヘッドユニット6の装着手順)
次に、図6及び図7をさらに参照しつつ、記録ヘッドユニット6をキャリッジ4に装着する手順について説明する。
次に、図6及び図7をさらに参照しつつ、記録ヘッドユニット6をキャリッジ4に装着する手順について説明する。
まず、図6(a)に示すように、ユニット挿抜位置に位置するキャリッジ4の開口47に対して、記録ヘッドユニット6を上方から下方に向けて嵌め込む。記録ヘッドユニット6は、ノズル面20Yの後方側の端部が前方側の端部よりも上方となるように傾いた姿勢とする。このとき、キャリッジ4のレバー44は、第2位置となっている。
図6(b)に示すように、記録ヘッドユニット6のケース61における前方側の側壁に形成された爪部63a、63bがガイドレール3の下方となる位置まで記録ヘッドユニット6を嵌め込んだ後、図7(a)に示すように、記録ヘッドユニット6をノズル面20Yが水平となる姿勢とする。このとき、記録ヘッドユニット6のケース61における後方側の側壁に形成された爪部62a、62bが、ガイドレール2の屈曲部2bに形成された切欠16a、16bを介して、ガイドレール2の屈曲部2bの上方から下方に入り込む。
図7(a)に示すように、記録ヘッドユニット6がキャリッジ4の開口47に嵌め込まれたとき、接続部材85が取り付けられたサブタンク7の接続部71aは、キャリッジ4の重複部分43の面43a上に位置する。このとき、サブタンク7の接続部71aは、チューブジョイント5の4つのヘッド側接続部52aと、前後方向に関してそれぞれ対向する。サブタンク7の接続部71aは、チューブジョイント5のヘッド側接続部52aよりも後方側に位置している。
その後、図7(b)に示すように、レバー44を第2位置から第1位置とし、レバー44の係合部46bを記録ヘッドユニット6のケース61に設けられた開口61aに係合させる。このとき、レバー44が第2位置から第1位置に移動するのに伴って、チューブジョイント5が前方側から後方側にスライドする。これにより、接続部材85を介してチューブジョイント5の4つのヘッド側接続部52aとサブタンク7の4つの接続部71aとがそれぞれ接続される。すなわち、接続部材85を介してチューブジョイント5とサブタンク7とが接続される。
キャリッジ4から記録ヘッドユニット6を取り外す場合には、キャリッジ4をユニット挿抜位置に配置する。そして、記録ヘッドユニット6のケース61に設けられた開口61aとレバー44の係合部46bとの係合を解除し、レバー44を第1位置から第2位置とする。このとき、レバー44が第1位置から第2位置に移動するのに伴って、チューブジョイント5が後方側から前方側にスライドする。これにより、チューブジョイント5とサブタンク7との接続を解除することができる。
その後、記録ヘッドユニット6を、ノズル面20Yの後方側の端部が前方側の端部よりも上方となるように傾いた姿勢とする。このとき、爪部62a、62bが、切欠16a、16bを介してガイドレール2の下方からガイドレール2の上方に引き抜かれる。そして、記録ヘッドユニット6を下方から上方に持ち上げて、キャリッジ4の開口47から抜き取る。なお、このとき図5(a)に示すように、キャリッジ4に形成された爪部48a、48b及び鉤部49は、ガイドレール2、3と対向する位置に位置している。したがって、爪部48a、48b及び鉤部49がガイドレール2、3と当接することで、キャリッジ4が記録ヘッドユニット6と共にガイドレール2、3から外れるのを防ぐことができる。
(実施形態の特徴)
以上のように、本実形態のプリンタ1は、走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジ4と、キャリッジ4が待機位置に位置しているとき、キャリッジ4に装着された記録ヘッドユニット6のノズル面20Yと当接してノズル22を被覆可能なキャップ13と、を有している。記録ヘッドユニット6は、ガイドレール2、3と当接可能な爪部62a、62b、63a、63bを有している。ガイドレール2、3は、キャップ13がノズル面20Yに当接することにより記録ヘッドユニット6に対してノズル面20Yの垂直方向成分の荷重が加えられたとき、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62b、63a、63bと当接して記録ヘッドユニット6に加えられた荷重を受ける。
以上のように、本実形態のプリンタ1は、走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジ4と、キャリッジ4が待機位置に位置しているとき、キャリッジ4に装着された記録ヘッドユニット6のノズル面20Yと当接してノズル22を被覆可能なキャップ13と、を有している。記録ヘッドユニット6は、ガイドレール2、3と当接可能な爪部62a、62b、63a、63bを有している。ガイドレール2、3は、キャップ13がノズル面20Yに当接することにより記録ヘッドユニット6に対してノズル面20Yの垂直方向成分の荷重が加えられたとき、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62b、63a、63bと当接して記録ヘッドユニット6に加えられた荷重を受ける。
上述の構成により、キャリッジ4が待機位置に位置しているとき、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62b、63a、63bをガイドレール2、3に当接させ、記録ヘッドユニット6に加えられた荷重をキャリッジ4を介することなくガイドレール2、3で受けることができる。したがって、キャリッジ4の変形を防ぎ、キャリッジ4に装着された記録ヘッドユニット6のノズル面20Yの位置ずれを抑制することができる。
また、上述の実施形態のプリンタ1では、キャリッジ4は、記録ヘッドユニット6を着脱可能に保持する。記録ヘッドユニット6の爪部62a、62b、63a、63bは、記録ヘッドユニット6のキャリッジ4からの脱去方向に関してガイドレール2、3よりも上流側に位置しており、脱去方向に関してガイドレール2、3と対向可能である。ガイドレール2は、キャリッジ4が走査方向に関して待機位置とは異なるユニット挿抜位置に位置しているとき、脱去方向に関して記録ヘッドユニット6の爪部62a、62bと対向する箇所に切欠16a、16bが形成されている。よって、キャリッジ4がユニット挿抜位置に位置しているときに、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62bがガイドレール2の切欠16a、16bを通過可能となる。したがって、記録ヘッドユニット6のキャリッジ4への着脱が可能となる。また例えば、ガイドレール2において、キャリッジ4が待機位置に位置しているときに記録ヘッドユニット6の爪部62a、62bと対向する箇所以外の箇所全体に爪部62a、62bが通過可能な切欠を形成する場合に比べて、ガイドレール2の剛性を高めることができる。
加えて、上述の実施形態のプリンタ1では、キャリッジ4をガイドする部材であるガイドレール2、3により、記録ヘッドユニット6に加えられた荷重を受けることができる。
さらに、上述の実施形態のプリンタ1では、ガイドレール2の切欠16a、16bは、ノズル面20Yの少なくとも一部がプラテン10と対向する対向範囲である範囲Bの外側に位置している。ガイドレール2、3にガイドされつつ移動するキャリッジ4が、ガイドレール2の切欠16a、16bが形成された部分を通過する際に、記録ヘッドユニット6が傾くおそれがある。この構成では、キャリッジ4がガイドレール2、3によりガイドされつつノズル面20Yの少なくとも一部がプラテン10と対向する範囲B内を移動しているときに、切欠16a、16bが形成された部分を通過することがない。したがって、プラテン10に支持されている記録用紙Pにインクを吐出しているときに記録ヘッドユニット6が傾いて形成画像が乱れるのを抑制することができる。
また、上述の実施形態のプリンタ1では、ガイドレール2の切欠16a、16bは、記録動作における走査方向に関するキャリッジ4の移動範囲である範囲Aの外側に位置している。この構成では、記録動作時にキャリッジ4がガイドレール2、3によりガイドされつつ範囲A内を移動しているときに、切欠16a、16bが形成された部分を通過することがない。したがって、記録動作を実行しているときに記録ヘッドユニット6が傾いて形成画像が乱れるのを抑制することができる。
さらに、上述の実施形態のプリンタ1は、ガイドレール2、3走査方向の両端部近傍をそれぞれ支持する一対のサイドフレーム15a、15bを備えている。ガイドレール2の切欠16a、16bは、走査方向に関して一対のサイドフレーム15a、15bの外側に位置している。したがって、切欠16a、16bが走査方向に関して一対のサイドフレーム15a、15bの内側に位置している場合に比べて、ガイドレール2の強度低下を抑制することができる。
加えて、上述の実施形態のプリンタ1は、キャリッジ4は、脱去方向に関してガイドレール2、3よりも上流側に位置しており、ユニット着脱位置に位置しているときに脱去方向に関してガイドレール2、3と対向する爪部48a、48b及び鉤部49を有している。したがって、キャリッジ4がユニット着脱置に位置しているときに記録ヘッドユニット6をキャリッジ4から取り外す際に、爪部48a、48b及び鉤部49がガイドレール2、3と当接することで、キャリッジ4が記録ヘッドユニット6と共にガイドレール2、3から外れるのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態では、ノズル面20Yと当接してノズル22を被覆可能なキャップ13を備えている場合について説明したが、これには限定されない。キャップ13は備えておらず、キャリッジ4が第1位置に位置しているときに、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62bが、ガイドレール2における切欠16a、16bが形成されていない部分に対向し、キャリッジ4走査方向に関して第1位置とは異なる第2位置に位置しているときは、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62bが、ガイドレール2における切欠16a、16bと対向する構成であってもよい。この構成では、キャリッジ4が第1位置に位置しているときに、記録ヘッドユニット6に対してノズル面20Yの垂直方向成分の荷重が加えられたとき、ガイドレール2は、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62bと当接して、記録ヘッドユニット6に加えられた荷重を受ける。したがって、キャリッジ4の変形を防ぎ、キャリッジ4に装着された記録ヘッドユニット6のノズル面20Yの位置ずれを抑制することができる。また、キャリッジ4が第1位置に位置しているときは、記録ヘッドユニット6のキャリッジ4への着脱は行うことができないので、ユーザの誤操作を防ぐことができる。
また、上述の実施形態では、記録ヘッドユニット6に形成された爪部62a、62b、63a、63bが、キャリッジ4を下方から支持するガイドレール2、3と当接可能である場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、図8に示す本実施形態の変形例にかかるプリンタ101においては、キャリッジ104は、走査方向に沿って延びるガイドシャフト102によって貫通されながら支持されている。キャリッジ104は、ガイドシャフト102によってガイドされつつ走査方向に往復移動可能である。ガイドシャフト102は、キャリッジ104における搬送方向の上流側の側壁141の下端部を支持している。キャリッジ104の側壁141には、キャリッジ104に装着された記録ヘッドユニット106を固定するロックレバー144が取り付けられている。
キャリッジ104よりも搬送方向の上流側には、走査方向に沿って延びるガイドレール103が配置されている。ガイドレール103は、上下方向延びる板状の部材であり、その上端部に搬送方向の下流側に折り曲げられた屈曲部103aが設けられている。屈曲部103aの先端部は、キャリッジ4の側壁141における搬送方向の下流側を向く面141aの上端部と接触する。屈曲部103aは、キャリッジ4における側壁141の面141aを支持することで、重力によりキャリッジ4がガイドシャフト102を中心に図8中反時計回りに回転するのを防ぐことができる。
記録ヘッドユニット106の搬送方向の上流側の側壁には、搬送方向の上流側に突出する突起162が設けられている。突起162は、キャリッジ104の側壁141に形成された開口141bを介して、搬送方向に関して側壁141の下流側から上流側に突き抜けている。突起162の先端部は、ガイドレール103と当接可能である。変形例にかかるプリンタ101においては、ガイドレール103は、記録ヘッドユニット106に対してノズル面20Yの垂直方向成分の荷重が加えられたとき、記録ヘッドユニット106の突起162と当接して記録ヘッドユニット106に加えられた荷重を受ける。
また、記録ヘッドユニット6に形成された爪部62a、62b、63a、63bが当接する部材は、キャリッジ4をガイドする部材に限定されるものではない。すなわち例えば、記録ヘッドユニット6に対して荷重が加えられたときに、記録ヘッドユニット6の一部と当接して記録ヘッドユニット6に加えられた荷重を受ける部材を専用に設けてもよい。
加えて、上述の実施形態では、記録ヘッドユニット6に、ガイドレール2と当接可能な2つの爪部62a、62bと、ガイドレール3と当接可能な2つの爪部63a、63bと、が形成されている場合について説明したが、これには限定されない。記録ヘッドユニット6には、少なくとも、ガイドレール2及びガイドレール3のいずれかと当接可能な1つの当接部が設けられていればよい。
さらに、上述の実施形態では、記録ヘッドユニット6の爪部62a、62bが通過可能な切欠16a、16bがガイドレール2に形成されている場合について説明したが、切欠16a、16bはなくてもよい。
また、上述の実施形態においては、ユニット挿抜位置が、ガイドレール2、3の走査方向の他方側の端部近傍である場合に説明したが、これには限定されない。ユニット挿抜位置は、待機位置と異なる位置であればよい。
加えて、上述の実施形態では、ガイドレール2の切欠16a、16bが、記録動作でのキャリッジ4の移動範囲である範囲Aの外側に位置している場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、切欠16a、16bの位置は、範囲Aの内側であり、且つ、ノズル面20Yの少なくとも一部がプラテン10と対向する対向範囲である範囲Bの外側であってもよい。また、切欠16a、16bの位置は、範囲Bの内側であってもよい。
また、上述の実施形態では、切欠16a、16bは、走査方向に関して一対のサイドフレーム15a、15bの外側に位置している場合について説明したが、これには限定されない。切欠16a、16bは、一対のサイドフレーム15a、15bの内側に位置していてもよい。
加えて、上述の実施形態では、キャリッジ4に、キャリッジ4がガイドレール2、3から抜けるのを防ぐための爪部48a、48b及び鉤部49が設けられている場合について説明したが、これには限定されない。これら爪部48a、48b及び鉤部49は、なくてもよい。
さらに、上述の実施形態では、記録ヘッドユニット6は、キャリッジ4に対して着脱可能である場合について説明したが、記録ヘッドユニット6は、キャリッジ4に対して着脱可能でなくてもよい。
本発明は、インクを吐出するヘッドを備えるプリンタだけでなく、インク以外の液体を吐出するヘッドを備える装置全般に適用され得る。
1 プリンタ(液体吐出装置)
2、3 ガイドレール(被当接部材、ガイド部材、フレーム)
4 キャリッジ
6 記録ヘッドユニット(液体吐出ヘッド)
10 プラテン
11 給紙ローラ(搬送部)
12 排紙ローラ(搬送部)
13 キャップ
15a、15b サイドフレーム
16a、16b 切欠
17 制御部
20Y ノズル面
22 ノズル
48a、48b 爪部(キャリッジ側対向部分)
49a 曲部(キャリッジ側対向部分)
62a、62b 爪部(当接部)
63a、63b 爪部(当接部)
2、3 ガイドレール(被当接部材、ガイド部材、フレーム)
4 キャリッジ
6 記録ヘッドユニット(液体吐出ヘッド)
10 プラテン
11 給紙ローラ(搬送部)
12 排紙ローラ(搬送部)
13 キャップ
15a、15b サイドフレーム
16a、16b 切欠
17 制御部
20Y ノズル面
22 ノズル
48a、48b 爪部(キャリッジ側対向部分)
49a 曲部(キャリッジ側対向部分)
62a、62b 爪部(当接部)
63a、63b 爪部(当接部)
Claims (11)
- 液体を吐出するノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドが装着され、走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジと、
前記キャリッジが第1位置に位置しているとき、前記液体吐出ヘッドの前記ノズル面と当接して前記ノズルを被覆可能なキャップと、
被当接部材と、を備えており、
前記液体吐出ヘッドは、前記被当接部材と当接可能な当接部を有しており、
前記被当接部材は、前記キャップが前記ノズル面に当接することにより前記液体吐出ヘッドに対して前記ノズル面の垂直方向成分の荷重が加えられたとき、前記液体吐出ヘッドの前記当接部と当接して前記液体吐出ヘッドに加えられた荷重を受けることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記キャリッジは、前記液体吐出ヘッドを着脱可能に保持し、
前記当接部は、前記液体吐出ヘッドの前記キャリッジからの脱去方向に関して前記被当接部材よりも上流側に位置しており、前記脱去方向に関して前記被当接部材と対向可能であり、
前記被当接部材は、前記キャリッジが前記走査方向に関して前記第1位置とは異なる第2位置に位置しているとき、前記脱去方向に関して前記液体吐出ヘッドの前記当接部と対向する箇所に切欠が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記被当接部材は、前記走査方向に沿って延びており前記キャリッジを前記走査方向にガイドするガイド部材であることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記ガイド部材は、前記キャリッジを下方から支持するフレームであることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
- 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される記録媒体を支持するプラテンと、をさらに備えており、
前記キャリッジの前記走査方向に関する移動範囲は、前記ノズル面の少なくとも一部が前記プラテンと対向する対向範囲を含んでおり、
前記切欠は、前記走査方向に関して前記対向範囲の外側に位置していることを特徴とする請求項3又は4に記載の液体吐出装置。 - 前記キャリッジを前記走査方向に関して所定の移動範囲内で往復移動させつつ、前記ノズルから記録媒体に向けて液体を吐出させる記録動作を実行可能な制御部をさらに備えており、
前記切欠は、前記走査方向に関して前記移動範囲の外側に位置していることを特徴とする請求項3又は4に記載の液体吐出装置。 - 前記フレームの前記走査方向の両端部近傍をそれぞれ支持する一対のサイドフレームをさらに備えており、
前記切欠は、前記走査方向に関して前記一対のサイドフレームの外側に位置していることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。 - 前記キャリッジは、前記脱去方向に関して前記フレームよりも上流側に位置しており、前記第2位置に位置しているときに前記脱去方向に関して前記フレームと対向するキャリッジ側対向部分を有していることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
- 前記キャリジ側対向部分は、前記走査方向に関して前記当接部と前記走査方向に関する前記液体吐出ヘッドの中心位置との間に位置していることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
- 前記キャリッジ側対向部分は、前記走査方向に関して前記当接部を挟んで前記走査方向に関する前記液体吐出ヘッドの中心位置とは反対側に位置していることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
- 液体を吐出するノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面と、を有する液体吐出ヘッドと、
走査方向に沿って延びるガイド部材と、
前記液体吐出ヘッドを着脱可能に保持し、前記ガイド部材にガイドされつつ前記走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジと、を備えており、
前記液体吐出ヘッドは、前記ガイド部材と当接可能であり、且つ、前記液体吐出ヘッドの前記キャリッジからの脱去方向に関して前記ガイド部材よりも上流側に位置しており、前記脱去方向に関して前記ガイド部材と対向可能な当接部を有しており、
前記ガイド部材は、切欠が形成されており、
前記当接部は、前記キャリッジが第1位置に位置しているときは前記ガイド部材における前記切欠が形成されていない部分に対向し、前記キャリッジが前記走査方向に関して前記第1位置とは異なる第2位置に位置しているときは前記切欠と対向し、
前記ガイド部材は、前記キャリッジが第1位置に位置しているときに、前記液体吐出ヘッドに対して前記ノズル面の垂直方向成分の荷重が加えられたとき、前記液体吐出ヘッドの前記当接部と当接して前記液体吐出ヘッドに加えられた荷重を受けることを特徴とする液体吐出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022116321A JP2024013902A (ja) | 2022-07-21 | 2022-07-21 | 液体吐出装置 |
US18/355,063 US20240025176A1 (en) | 2022-07-21 | 2023-07-19 | Liquid discharge apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022116321A JP2024013902A (ja) | 2022-07-21 | 2022-07-21 | 液体吐出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024013902A true JP2024013902A (ja) | 2024-02-01 |
Family
ID=89577704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022116321A Pending JP2024013902A (ja) | 2022-07-21 | 2022-07-21 | 液体吐出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
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US (1) | US20240025176A1 (ja) |
JP (1) | JP2024013902A (ja) |
-
2022
- 2022-07-21 JP JP2022116321A patent/JP2024013902A/ja active Pending
-
2023
- 2023-07-19 US US18/355,063 patent/US20240025176A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20240025176A1 (en) | 2024-01-25 |
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