JP2024013800A - 作業台 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板を昇降自在とする脚体を備えた作業台を提供する。【解決手段】天板の下側に設けた折畳み自在な第1脚体(12L)と第2脚体(12R)を構成する前後一対の柱脚(14)を上側の外管(14a)と下側の内管(14b)を嵌合した伸縮管により構成し、前後一対の柱脚の間において、外管(14a)の長手方向下端近傍部を第1横桟(16)により連結し、内管(14b)の下端近傍部を第2横桟(17)により連結した作業台であり、伸縮管により形成された一対の伸縮ブレース(20,20)を第1脚体と第2脚体の間に掛け渡し、両脚体の間において、伸縮ブレース(20)の両端部を一方の脚体の第1横桟(16)と他方の脚体の第2横桟(17)に枢結することにより介装状態で連結させ、両脚体の内側に向けて作用する外力に対して第1横桟と第2横桟の間で突っ張り支持するように構成している。【選択図】図5

Description

本発明は、作業台に関し、特に、天板が昇降自在とされた作業台に関する。
昇降自在な作業台は、本出願人において提案したものが公知である(特許文献1)。
公知の作業台(以下、「従来技術」という。)の基本的な構成は、図1に示すとおりであり、作業床を形成する長方形の天板1の下側に、第1脚体2Lと第2脚体2Rが左右(天板の桁方向)に離間して配置されており、それぞれ、枢結部3を介して、天板1の下面に沿わされた閉脚姿勢と天板1から垂設された開脚姿勢の間で姿勢変更自在となるように枢結されている。
図示省略しているが、前記第1脚体2L及び第2脚体2Rは、それぞれ、前後(天板の妻方向)に離間して配置された一対の柱脚4を横桟により連結することにより枠状体を構成しており、各柱脚4は、前記枢結部3に枢結された上側の外管4aと下側の内管4bを伸縮自在に嵌合すると共に所定の伸縮長とされた状態で固定可能とした伸縮脚により形成され、内管4bの下端にはキャスター5が設けられている。
前後一対の柱脚の間において、前記外管4aの下端部は第1横桟6により連結されており、折曲自在な折曲ブレース7が設けられている。折曲ブレース7の両端部は、第1横桟6と天板1の下面ほぼ中央部に枢結されている。従って、折曲ブレース7は、鎖線で示すように上向きに谷折れすることにより、脚体2L、2Rを閉脚姿勢に向けて回動可能とし、実線で示すように直線状に展開することにより、脚体2L、2Rを開脚姿勢に向けて回動可能とする。
第1脚体2L及び第2脚体2Rを開脚姿勢とした状態で、図1(A)は、伸縮管により構成された柱脚4を最も短い長さとなるように収縮した場合を示しており、従って、天板1は、最下姿勢P1とされている。図1(B)は、柱脚4を最も長い長さとなるように伸長した場合を示しており、従って、天板1は、最高姿勢P2とされている。勿論、両姿勢P1、P2の間における高さを可能とするため、柱脚4の長さは、段階的に選択できるように構成されており、図示省略しているが、所定長とした状態で外管4aと内管4bを伸縮不能に固定ロックするロック手段が設けられている。
ところで、前後一対の柱脚の間において、柱脚4の内管4bの下端部は第2横桟8により連結されている。そこで、第1脚体2Lと第2脚体2Rの間において、一方の脚体の第2横桟8と他方の脚体の枢結部3の間には、伸縮ブレース9が掛け渡されている。
伸縮ブレース9は、上側の内管9bと下側の外管9aを伸縮自在に嵌合すると共に所定の伸縮長とされた状態で固定可能とした伸縮管により形成され、内管9bの上端部を枢結部3の枢軸を軸支する支持材3aに枢結すると共に、外管9aの下端部を前記第2横桟8に枢結している。
従って、天板1を最下姿勢P1から最高姿勢P2に向けて上昇させるため、柱脚4を伸長させたときは、これに追従して、伸縮ブレース9も伸長する。反対に、天板1を下降させるため、柱脚4を収縮させたときは、これに追従して、伸縮ブレース9も収縮する。図示省略しているが、脚体2L、2Rを天板1の下面に沿う閉脚姿勢とすることにより、作業台を折畳み状態とする場合は、伸縮ブレース9は、外管9aの下端部を前記第2横桟8から取外し、収縮した状態で天板1の下面に沿って格納させられる。
特開2008-50824号公報
ところで、従来技術のように天板1を昇降自在とする伸縮脚により柱脚4を構成した作業台は、天板1を安定支持できるように脚体2L、脚体2Rに補強支持構造を付加的に構成することが望ましく、特に、柱脚4が伸長させられたときは、外管4aと内管4bの重なり合う部分(図1(B)に符号4xで示す部分)が短くなり、強度が低下するので、これを補強するための手段が必要となる。
この点に関して、従来技術は、第1脚体2Lと第2脚体2Rの間において、一方の脚体の上端(外管4aの上端が枢結された支持部材3a)と他方の脚体の下端(内管4bの下端の第2横桟8)の間において、伸縮ブレース9、9をX字状に掛け渡し、これにより、柱脚4の強度を補完するように構成している。
しかしながら、図1(B)に示すように、第1脚体2L又は第2脚体2Rの内側に向けて横方向の外力Fが作用したとき、前記のように構成した伸縮ブレース9では、柱脚4の強度が必ずしも十分ではない。このような外力Fは、例えば、キャスター5を介して作業台を床上で走行させ、作業現場に移動させる際、作業者が柱脚4を把持して押すので、頻繁に生じる可能性がある。
このような外力Fを受けたとき、柱脚4を構成する伸縮脚のうち、外管4aは、見かけ上は、折曲ブレース7により支持されているが、折曲ブレース7は、図示鎖線で示すように谷折れ可能に構成されたものであるから、強大な外力Fに対抗し得るほどの補強支持力を備えていない。
その一方において、柱脚4を構成する伸縮脚のうち、内管4bは、伸縮ブレース9により支持されている。しかしながら、伸縮ブレース9の上端部は天板1の下面の支持部材3aに枢結されているため、例えば、図1(B)に示すような最高姿勢P2の状態では、角度θで示すように大きく上向きに傾斜させられているから、水平方向の外力Fに対して好適に対抗することが困難である。
このため、柱脚4は、外力Fにより、折曲方向に向けて歪変形するおそれがあり、もしも、変形したときは、外管4aと内管4bを伸縮させることができなくなる。
また、仮に、伸縮ブレース9に改良を施すことにより、内管4bの下端部を外力Fに対抗し得るように補強した場合でも、上述のように、外管4aは、折曲ブレース7により十分に支持されていないので動きやすく、その結果、脆弱とされた部分4xが変形するおそれがある。
その他、従来技術の場合、脚体2を閉脚姿勢として天板1の下面に折畳むときは、脚体2を閉脚姿勢とする作業の他に、伸縮ブレース9を天板1の下面に沿って格納させる作業が必要であり、煩雑である。
本発明は、上記課題を解決した昇降自在な作業台を提供することを課題としている。
そこで、本発明が手段として構成したところは、
作業床を形成する天板の下側に第1脚体と第2脚体を左右に離間して配置しており、前記第1脚体及び第2脚体は、それぞれ、前後一対の柱脚を横桟により連結することにより構成され、各柱脚は、上側の外管と下側の内管を伸縮自在に嵌合すると共に所定の伸縮長とされた状態で固定可能とした伸縮脚により形成されており、前記第1脚体と第2脚体の間に一対の伸縮ブレースを掛け渡すように構成した作業台であり、前記横桟は、前後一対の柱脚の間において、外管の長手方向下端近傍部を相互に連結する第1横桟と、内管の下端近傍部を相互に連結する第2横桟により構成され、前記一対の伸縮ブレースは、それぞれ、外管と内管を伸縮自在に嵌合すると共に所定の伸縮長とされた状態で固定可能とした伸縮管により形成されており、伸縮管の両端部は、第1脚体と第2脚体の間において、一方の脚体の第1横桟と他方の脚体の第2横桟に枢結することにより介装状態で連結されており、両脚体の内側に向けて作用する外力に対して、第1横桟と第2横桟の間で突っ張り支持するように構成して成る点にある。
前記伸縮管により構成された伸縮ブレースは、尾端部を第1横桟に対して上下方向に回動自在に枢結すると共に、先端部に第2横桟を回動自在に掴持するフック手段を設けていることが好ましい。
この際、第1脚体及び第2脚体は、それぞれの伸縮ブレースを所定の収縮長とした状態で第1横桟から起立回動させたとき、柱脚とほぼ平行な姿勢として保持する保持手段を設けていることが好ましい。
好ましくは、前記伸縮管により構成された伸縮ブレースは、相互に嵌挿される外管と内管の対向方向に関して、外管の対向方向の先端部に管内に向けてねじ込み可能なロック部材を設けると共に、内管の対向方向の先端近傍部に伸縮方向に向けて列設された複数のロック孔を設けており、外管と内管を所定の伸縮長とした状態で、前記ロック部材をねじ込みロック孔に嵌入することにより、外管と内管を固定するように構成している。
更に好ましくは、前記伸縮管により構成された伸縮ブレースは、相互に嵌挿される外管と内管の対向方向に関して、外管の対向方向の先端部に内方に向けて弾発付勢された係止ピンを設けると共に、内管の対向方向の尾端近傍部に前記係止ピンを係止させる被係止部と該被係止部に隣接するテーパ面を設けており、伸縮管を最短の収縮長になるように外管と内管を相互に収縮方向に移動させたとき、前記テーパ面が係止ピンを弾発付勢力に抗して押し上げた後、被係止部が係止ピンに臨んだ状態で、係止ピンが弾発付勢力により被係止部に係止するように構成している。
本発明によれば、第1脚体12Lと第2脚体12Rの相互において、一方の脚体の柱脚14における第1横桟16と、他方の脚体の柱脚14における第2横桟17との間に、伸縮ブレース20、20を掛け渡して枢結することにより介装状態で連結しており、一方の脚体の柱脚14における外管14aの下端部(つまり第1横桟16)と、他方の脚体の柱脚14における内管14bの下端部(つまり第2横桟17)の間で突っ張り支持するように構成しているので、柱脚14の内側に向けて作用する横方向の外力Fに対して好適に対抗することができ、柱脚14の歪変形を生じることがないという効果がある。
従来技術に係る作業台を示しており、(A)は天板を最下姿勢とした状態を示す正面図、(B)は天板を最高姿勢とした状態を示す正面図である。 本発明の1実施形態に係る作業台を示しており、(A)は天板を最下姿勢とした状態を示す正面図、(B)は天板を最高姿勢とした状態を示す正面図である。 1実施形態に関して、脚体を開脚姿勢とすると共に伸縮ブレースを格納姿勢として、天板を最下姿勢とした状態を示す斜視図である。 図3の状態から伸縮ブレースを展開姿勢として脚体の間に掛け渡した状態を示す斜視図である。 図4の状態から柱脚を伸長させることにより天板を最高姿勢とした状態を示す斜視図である。 伸縮ブレースを構成する伸縮管に関して、外管と内管を分離させた状態で示す正面図である。 伸縮ブレースを構成する伸縮管に関して、外管と内管を分離させた状態で一部を破断して示す横断面図である。 伸縮ブレースを構成する伸縮管の作用に関して、係止ピンが被係止部に係止した状態を示す断面図である。 伸縮ブレースを構成する伸縮管の作用に関して、ロック部材をロック孔に嵌入した状態を示す断面図である。 天板に対する脚体の折畳みに関して、先折れ脚と後折れ脚を説明する正面図である。 作業台の作用に関して、天板に脚体を閉脚姿勢として折畳んだ状態を示す正面図である。 作業台の作用に関して、天板から脚体を開脚姿勢として床上に設置した状態を示す正面図である。 作業台の作用に関して、天板を最下姿勢とした状態で伸縮ブレースを格納姿勢から展開姿勢とするときの状態を示す正面図である。 作業台の作用に関して、天板を最下姿勢とした状態で伸縮ブレースを脚体の間に掛け渡した状態を示す正面図である。 作業台の作用に関して、伸縮ブレースを脚体の間に掛け渡した状態で天板を最高姿勢とした状態を示す正面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(基本的構成)
図2ないし図5に示すように、作業床を形成する長方形の天板11の下側には、第1脚体12Lと第2脚体12Rが左右(天板の桁方向)に離間して配置されており、それぞれ、枢結部13を介して、天板11の下面に沿わされた閉脚姿勢Q1(図11参照)と天板11から垂設された開脚姿勢Q2(図12参照)の間で姿勢変更自在となるように枢結されており、これにより、折畳み自在な作業台が提供されている。尚、本発明は、作業台の折畳み構造を目的とするものではないから、図示実施形態の構成により限定されるものではない。
前記第1脚体12L及び第2脚体12Rは、それぞれ、前後(天板の妻方向)に離間して配置された一対の柱脚14を横桟により連結することにより枠状体を構成しており、各柱脚14は、前記枢結部13に枢結された上側の外管14aと下側の内管14bを伸縮自在に嵌合すると共に所定の伸縮長とされた状態で固定可能とした伸縮脚により形成され、内管14bの下端にキャスター15を設けている。
前後一対の柱脚14の間において、外管14aの下端部は第1横桟16により連結され、内管14bの下端部は第2横桟17により連結されており、更に、外管14aは、前記第1横桟16よりも上方の部位が第3横桟18により連結されている。
前記第3横桟18には、折曲自在な折曲ブレース19が設けられている。折曲ブレース19の両端部は、第3横桟18と天板1の下面にブラケットを介して枢結されている。折曲ブレース19は、枢支部13に向けて谷折れすることにより、脚体12L、12Rを閉脚姿勢Q1に向けて回動可能とし、直線状に展開することにより、脚体12L、12Rを開脚姿勢に向けて回動可能とする。
第1脚体12L及び第2脚体12Rを開脚姿勢とした状態で、図2(A)は、伸縮管により構成された柱脚14を最も短い長さとなるように収縮した場合を示しており、従って、天板11は、最下姿勢P1とされている。図2(B)は、柱脚14を最も長い長さとなるように伸長した場合を示しており、従って、天板11は、最高姿勢P2とされている。勿論、両姿勢P1、P2の間における高さを可能とするため、柱脚14の長さは、段階的に選択できるように構成されており、図示省略しているが、所定長とした状態で外管14aと内管14bを伸縮不能に固定ロックするロック手段が設けられている。このようなロック手段は、従来技術と同様に構成すれば良い。
ところで、開脚姿勢Q2とした第1脚体12Lと第2脚体12Rの間において、一方の脚体の第1横桟16と他方の脚体の第2横桟17には、伸縮ブレース20が掛け渡されるように構成されている。
伸縮ブレース20は、外管20aと内管20bを伸縮自在に嵌合すると共に所定の伸縮長とされた状態で固定可能とした伸縮管により形成されており、該伸縮管の尾端部(図示実施形態の場合は内管20bの端部)を第1横桟16に設けられた枢支部21に対して上下方向に回動自在に枢結すると共に、先端部(図示実施形態の場合は外管20aの端部)に第2横桟17を回動自在に掴持するフック手段22を設けている。
伸縮ブレース20は、最短長となるように収縮した状態で、前記枢支部21から起立回動したとき、柱脚14の外管14aの上端を越えない長さに構成されている(図2(A)及び図3参照)。そこで、第3横桟18には、起立回動された伸縮ブレース20を柱脚14とほぼ平行な姿勢として保持する保持手段23が設けられている。保持手段23は、例えば、外管14aの両側面を弾着する板バネにより構成することが好ましく、これにより、外管14aの押し込みと引き抜きのワンタッチで保持と保持の解除が可能になる。
これにより、図2(A)に鎖線で示すように、伸縮ブレース20は、第1脚体12Lと第2脚体12Rの間において、一方の脚体の第1横桟16に起立保持された状態から下向きに回動され、引き続き、実線で示すように、他方の脚体の第2横桟17に向けて、伸長させると共に回動させ、フック手段22で第2横桟17を回動自在に掴持することにより、第1横桟26と第2横桟17の間に介装状態で枢結される。
そこで、図2(B)に示すように、天板11を最下姿勢P1から最高姿勢P2に向けて上昇させるため、柱脚14を伸長させたときは、これに追従して、伸縮ブレース20も回動しながら伸長する。反対に、天板11を下降させるため、柱脚14を収縮させたときは、これに追従して、伸縮ブレース20も回動しながら収縮する。
天板11を所定の高さとして高所作業に供する場合、柱脚14(外管14a及び内管14b)は、図示省略した固定ロック手段で伸縮不能となるように固定され、伸縮ブレース20(外管20a及び内管20b)は、後述するロック部材をねじ込むことにより伸縮不能となるように固定される。この状態において、フック手段22は、第2横桟17の上面と両側面に係合している。
ところで、図2(B)に示すように、例えば、キャスター15を介して作業台を床上で走行させ、作業現場に移動させる際、作業者は、柱脚14を把持して押すので、このような場合、柱脚14の内側に向けて横方向の外力Fが作用する。
このような外力Fに対して、伸縮ブレース20は、第1脚体12Lと第2脚体12Rの相互において、一方の脚体の柱脚14における第1横桟16と、他方の脚体の柱脚14における第2横桟17との間で、突っ張り支持するように介装されている。換言すると、伸長された柱脚14における外管14aと内管14bの重なり合う部分14xと、該部分14xから下方に延びる内管14bの下端部分の4個所に対して、伸縮ブレース20がX字状に掛け渡されているので、剛体の高い補強支持構造が構成されている。この際、図示のように、天板11を最高姿勢P2とした状態でも、伸縮ブレース20は、角度θで示すように、従来技術のように大きく傾斜させられることはないので、水平方向の外力Fに対して好適に対抗することができる。
特に、従来技術(図1(A)参照)では内外管の重なり合う部分4xが脆弱個所を形成するのに対して、本発明の実施形態では、前記の重なり合う部分14xが第1横桟16と他方の柱脚14の第2横桟17の間を突っ張り支持する伸縮ブレース20により補強支持されており、外力Fに対抗するので、歪変形を生じるおそれはない。
(伸縮ブレースの構成)
図6ないし図9は、伸縮ブレース20の好ましい実施形態を示している。上述のように、伸縮ブレース20は、先端部にフック手段23を設けた外管20aに内管20bを摺動自在に挿入することにより伸縮管を構成しており、内管20bの尾端部に固設した固定部材の枢支孔24を介して前記第1横桟16の枢支部21に枢結される。
図示のように、外管20aと内管20bの相互において、伸縮管を所定の伸縮長とした状態で両管20a、20bを固定するためのロック機構25と、伸縮管を最短の収縮長としたとき、両管20a、20bを係止させるための係止機構26が設けられている。
(ロック機構)
ロック機構25は、相互に嵌挿される外管20aと内管20bの対向方法に関して、外管20aの対向方向の先端部に位置して管内に向けてねじ込み可能に設けられたロック部材27と、内管20bの対向方向の先端近傍部に位置して伸縮方向(嵌挿方向)に列設された複数のロック孔28により構成されている。
前記ロック部材27は、外管20aの先端部に設けた固定金具29に固設されたナット30に挿通された軸部材31により構成されている。図8及び図9に示すように、軸部材31は、尾端部に設けられた摘み部32と固定金具29の間にコイルスプリングから成るバネ33を介装しており、常時は、軸部材31の先端部を外管20aの内部から退避させる方向に付勢されているが、バネ33に抗して軸部材31を前進させると、軸部材31の雄ネジ部31aがナット30に螺合する。そこで、摘み部32を介して回転させると、雄ネジ部31aが螺進することにより、軸部材31の先端の頭部31bを外管20aの内部に前進させるように構成されている。
これに対して、内管20bは、前記固定金具29に臨む溝部20cを形成し、内管20bの先端近傍部に位置して溝部20cに沿って固定された帯状の板部材に前記ロック孔28を列設している。
ロック機構25は、外管20aと内管20bを相互に摺動させることにより伸縮ブレース20が所定の伸縮長とされた状態で、図9に示すように、前記ロック部材27を押し込むと共に回転させると、前記軸部材31の先端部が所定のロック孔28に嵌入され、両管20a、20bを相互に固定ロックする。
この状態から、前記ロック部材27を逆転させることにより雄ネジ部31aをナット30から脱出させると、バネ33により外管20aの内部から退避させられ、頭部31bをナット30に弾接した待機状態で保持される。これにより、外管20aと内管20bを相互に伸縮方向に摺動させることが可能になる。
(係止機構)
係止機構26は、前記外管20aの先端部に設けられた固定金具29に設けられた係止ピン34と、内管20bの尾端近傍部に設けられた被係止部35により構成されている。
前記係止ピン34は、常時は、コイルスプリングから成るバネ36により、外管20aの内部に向けて前進する方向に付勢され、先端部34aを外管20aの内部に挿入させられているが、尾端の摘み部37を引っ張ることによりバネ36に抗して後退させると、先端部34aが外管20aの内部から退避する。
前記被係止部35は、内管20bの前記溝部20cに沿って固定された板部材により折曲形成された凹部により形成されており、該板部材は、被係止部35に隣接するテーパ面38を設けている。テーパ面38は、前記板材を折曲することにより、被係止部35から内管20bの先端方向に向けて、該被係止部35を構成する凹部の開口縁から溝部20cの溝底に向けて傾斜するように形成されている。
係止機構26は、外管20aと内管20bを相互に摺動させることにより伸縮ブレース20を最短の収縮長とするとき、前記テーパ面38により係止ピン34の先端部34aをバネ36に抗して押し上げ、引き続いて被係止部35が該先端部34aに臨むや否や、バネ36により係止ピン34を前進させることにより先端部34aを被係止部35に係止させ、これにより、図8に示すように、両管20a、20bを相互に係止保持する。
この状態から、摘み部37を引っ張ることにより係止ピン34をバネ36に抗して後退させると、先端部34aが被係止部35から退避し、係止を解除する。これにより、外管20aと内管20bを相互に伸長方向に摺動させることが可能になる。
(作業台における脚体の開閉と伸縮)
上述のように、作業台は、天板11に対して、第1脚体12L及び第2脚体12Rが閉脚姿勢Q1と開脚姿勢Q2の間で姿勢変更自在となるように枢結されている。図10に示すように、姿勢変更のための作業は、天板11を床面に設置した状態で簡単容易に行うことができる。この際、伸縮ブレース20は、それぞれの脚体12L、12Rに対して保持手段23により保持されており、従って、脚体12L、12Rは、折曲ブレース19の折曲と展開を介して、伸縮ブレース20と一体的に回動させられる。
図10及び図11に示すように、第1脚体12L及び第2脚体12Rを閉脚姿勢Q1としたとき、天板11と平行に沿わせることにより、作業台のコンパクトな折畳み状態を可能とするため、一方の脚体(図示実施形態の場合は第1脚体12L)を先折れ脚12Xとして構成し、他方の脚体(図示実施形態の場合は第2脚体12R)を後折れ脚12Yとして構成している。
このため、天板11と枢結部13の離間距離に関して、先折れ脚12Xについては、短い距離H1が設定され、後折れ脚12Yについては、長い距離H2が設定されている。そこで、最初に、先折れ脚12Xが閉脚姿勢Q1とされ、脚体12Lと伸縮ブレース20が天面11の下面に近接状態で平行配置させられる。尚、この状態で脚体12Lは、脚保持金具38xにより保持される。
次いで、後折れ脚12Yが閉脚姿勢Q1とされ、脚体12Rと伸縮ブレース20が先に閉脚姿勢とされた先折れ脚12Xに重ねられ、近接状態で平行配置させられる。尚、この状態で脚体12Rは、脚保持金具38yにより保持される。
作業台を高所作業のために使用に供するときは、第1脚体12L及び第2脚体12Rを開脚姿勢Q2とした状態で、図12に示すように、キャスター15を床面に設置する。このとき、伸縮ブレース20は、枢支部21から起立した状態で、保持手段23により、第1脚体12L及び第2脚体12Rに保持されている。
引き続き、図13及び図14に示すように、第1脚体12L及び第2脚体12Rに保持された伸縮ブレース20、20を保持手段23から離脱させ、枢支部21を支点として下向き回動させる。このとき、上述のように係止機構26が係止しているので、係止を解除することにより、内管20bから外管20aを伸長させ、外管20aの先端のフック手段22により、他方の脚体12の第2横桟17を掴持する。
図14及び図15に示すように、第1脚体12Lと第2脚体12Rの間に伸縮ブレース20、20を掛け渡した状態で、天板11を最下姿勢P1から最高姿勢P2に向けて上昇させるため、柱脚14を伸長させると、これに追従して、伸縮ブレース20も回動しながら伸長する。反対に、天板11を下降させるため、柱脚14を収縮させると、これに追従して、伸縮ブレース20も回動しながら収縮する。
そこで、天板11を高所作業に適した所望の高さとして、図示省略した固定ロック手段により、柱脚14の外管14a及び内管14bを伸縮不能とするように固定すると共に、伸縮ブレース20についても、ロック機構25のロック部材27をねじ込むことにより、外管20a及び内管20bを伸縮不能となるように固定ロックする。この状態で、作業台を高所作業に供する。
(従来技術)
1 天板
2L 第1脚体
2R 第2脚体
3 枢結部
3a 支持部材
4 柱脚
4a 外管
4b 内管
4x 外管と内管が重なり合う部分
5 キャスター
6 第1横桟
7 折曲ブレース
8 第2横桟
9 伸縮ブレース
9a 外管
9b 内管
(本発明の実施形態)
11 天板
P1 最下姿勢
P2 最高姿勢
12L 第1脚体
12R 第2脚体
12X 先折れ脚
12Y 後折れ脚
Q1 閉脚姿勢
Q2 開脚姿勢
13 枢結部
14 柱脚
14a 外管
14b 内管
14x 外管と内管が重なり合う部分
15 キャスター
16 第1横桟
17 第2横桟
18 第3横桟
19 折曲ブレース
20 伸縮ブレース
20a 外管
20b 内管
20c 溝部
21 枢支部
22 フック手段
23 保持手段
24 枢支孔
25 ロック機構
26 係止機構
27 ロック部材
28 ロック孔
29 固定金具
30 ナット
31 軸部材
31a 雄ネジ部
31b 頭部
32 摘み部
33 バネ
34 係止ピン
34a 先端部
35 被係止部
36 バネ
37 摘み部
38 テーパ面
39x、39y 脚保持金具

Claims (5)

  1. 作業床を形成する天板(11)の下側に第1脚体(12L)と第2脚体(12R)を左右に離間して配置しており、前記第1脚体及び第2脚体は、それぞれ、前後一対の柱脚を横桟により連結することにより構成され、各柱脚(14)は、上側の外管(14a)と下側の内管(14b)を伸縮自在に嵌合すると共に所定の伸縮長とされた状態で固定可能とした伸縮脚により形成されており、前記第1脚体と第2脚体の間に一対の伸縮ブレース(20,20)を掛け渡すように構成した作業台であり、
    前記横桟は、前後一対の柱脚の間において、外管(14a)の長手方向下端近傍部を相互に連結する第1横桟(16)と、内管(14b)の下端近傍部を相互に連結する第2横桟(17)により構成され、
    前記一対の伸縮ブレース(20)は、それぞれ、外管(20a)と内管(20b)を伸縮自在に嵌合すると共に所定の伸縮長とされた状態で固定可能とした伸縮管により形成されており、伸縮管の両端部は、第1脚体(12L)と第2脚体(12R)の間において、一方の脚体の第1横桟(16)と他方の脚体の第2横桟(17)に枢結することにより介装状態で連結されており、両脚体の内側に向けて作用する外力に対して、第1横桟と第2横桟の間で突っ張り支持するように構成して成ることを特徴とする作業台。
  2. 前記伸縮管により構成された伸縮ブレース(20)は、尾端部を第1横桟(16)に対して上下方向に回動自在に枢結(21)すると共に、先端部に第2横桟(17)を回動自在に掴持するフック手段(22)を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の作業台。
  3. 第1脚体及び第2脚体は、それぞれの伸縮ブレースを所定の収縮長とした状態で第1横桟(16)から起立回動させたとき、柱脚(14)とほぼ平行な姿勢として保持する保持手段(23)を設けて成ることを特徴とする請求項2に記載の作業台。
  4. 前記伸縮管により構成された伸縮ブレース(20)は、相互に嵌挿される外管と内管の対向方向に関して、外管(20a)の対向方向の先端部に管内に向けてねじ込み可能なロック部材(27)を設けると共に、内管(20b)の対向方向の先端近傍部に伸縮方向に向けて列設された複数のロック孔(28)を設けており、
    外管と内管を所定の伸縮長とした状態で、前記ロック部材(27)をねじ込んでロック孔(28)に嵌入することにより、外管と内管を固定するように構成して成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の作業台。
  5. 前記伸縮管により構成された伸縮ブレース(20)は、相互に嵌挿される外管と内管の対向方向に関して、外管(20a)の対向方向の先端部に内方に向けて弾発付勢された係止ピン(34)を設けると共に、内管(20b)の対向方向の尾端近傍部に前記係止ピンを係止させる被係止部(35)と該被係止部に隣接するテーパ面(38)を設けており、
    伸縮管を最短の収縮長になるように外管と内管を相互に収縮方向に移動させたとき、前記テーパ面(38)が係止ピン(34)を弾発付勢力に抗して押し上げた後、被係止部が係止ピンに臨んだ状態で、係止ピン(34)が弾発付勢力により被係止部(35)に係止するように構成して成ることを特徴とする請求項4に記載の作業台。
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