JP2024011627A - 光学装置、車載システム、および移動装置 - Google Patents

光学装置、車載システム、および移動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型かつ高解像度の光学装置を提供する。【解決手段】光学装置(1)は、少なくとも1つの発光素子(211)を含む発光部(111)と、複数の受光素子(125)を含む受光部(121)と、複数のマイクロレンズ(231)を含む光学素子(112)と、第1テレセントリックレンズ(131)を含む光学系と、発光部が光を発光してから物体で反射された光を受光部が受光するまでに要する時間に基づいて、物体までの距離情報を取得する取得部(122、123)とを有し、複数のマイクロレンズの数は、発光素子の数よりも多く、複数のマイクロレンズと第1テレセントリックレンズとでアフォーカル系が構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、光学装置、車載システム、および移動装置に関する。
光を照射してから反射光を検出するまでの時間差を計測することで、被写体までの距離を計測する、TOF(Time-Of-Flight)方式の測距方法が知られている。特許文献1には、発光素子と受光素子をそれぞれ2次元状に配列し、結像レンズを介して被写体に光を照射し、反射光を受光することで、駆動部なしで3次元距離情報を取得する構成が開示されている。このような構成では、発光の画角と受光の画角を略等しくする必要がある。このため、測距装置を小型化するには、発光素子アレイと受光素子アレイのサイズを略等しくし、かつ結像レンズを共通化することが望ましい。
特許文献2には、2次元状の発光素子アレイからの発光群を、回折光学素子を介して、光群を構成する光の数を元の数の複数倍に増加させることにより、投光光の高解像度化を行う構成が開示されている。
特開2019-60652号公報 国際公開第2019/043102号
特許文献2に開示された構成では、回折により大きくなる画角に合わせて受光素子アレイを大きくする必要がある。このため、この構成では、回折光学素子により広がった画角により、小型かつ高解像度の測距装置を実現することが困難である。
そこで本発明は、小型かつ高解像度の光学装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての光学装置は、少なくとも1つの発光素子を含む発光部と、複数の受光素子を含む受光部と、複数のマイクロレンズを含む光学素子と、第1テレセントリックレンズを含む光学系と、前記発光部が光を発光してから物体で反射された光を前記受光部が受光するまでに要する時間に基づいて、前記物体の距離情報を取得する取得部とを有し、前記複数のマイクロレンズの数は、前記発光素子の数よりも多く、前記複数のマイクロレンズと前記第1テレセントリックレンズとでアフォーカル系が構成されている。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、小型かつ高解像度の光学装置を提供することができる。
第1実施形態における測距装置のブロック図である。 各実施形態における光源ユニットの模式図である。 各実施形態における発光光の分割方法の説明図である。 各実施形態における被写体に投光光が投光された様子を示す図である。 各実施形態における発光光の分割方法の変形例である。 第2実施形態における測距装置のブロック図である。 第3実施形態における測距装置のブロック図である。 各実施形態における測距装置を備える車載システムの構成図である。 各実施形態における測距装置を備える移動装置の模式図である。 各実施形態における測距装置を備える車載システムの動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
[測距装置の全体構成]
まず、図1を参照して、第1実施形態における光学装置(測距装置)1の概略構成について説明する。図1は、光学装置1のブロック図である。光学装置1は、TOF法により光が出射してから到達するまでの時間に基づいて物体の距離を算出する光学装置(Light Detection and Ranging:LiDAR)である。光学装置1は、投光ユニット110、計測ユニット120、像側テレセントリックレンズ(第1テレセントリックレンズ)131、像側テレセントリックレンズ(第2テレセントリックレンズ)132、および全体制御部140を備えて構成される。投光ユニット110は、発光部111と光学素子112とを有する光源ユニット113、および光源制御部114を備えて構成される。
発光部111は、2次元状に配列された複数の発光素子211を備えた発光素子アレイ210を有する(図2参照)。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、発光部111は1つの発光素子211のみを有していてもよい。すなわち発光部111は、少なくとも1つの発光素子211を有していればよい。光学素子112は、2次元状に配列された複数のマイクロレンズ231を備えたマイクロレンズアレイ230であり(図2参照)、発光部111からの光を複数の分割光に分割する。
計測ユニット120は、受光部121、TDC(Time-to-Digital Convertor)アレイ部122、信号処理部123、および計測制御部124を備えて構成される。受光部121は、複数の受光素子を備えた受光素子アレイ125を有する。
光源ユニット113内の複数の発光素子211のそれぞれがパルス発光することで、像側テレセントリックレンズ131を介して空間へ向けてパルス光が投光される。別々の発光素子211から発せられたパルス光はそれぞれ、空間の異なる画角へ投光される。投光された光は、被写体(物体)に照射され、被写体により反射された光の一部が、像側テレセントリックレンズ132を介して受光部121で受光される。発光素子211で光が発光してから受光部121で光を受光するまでの時間が飛行時間TOFである。TDCアレイ部122は、飛行時間TOFを計測する計測部である。ただし、1回の計測では、環境光等のノイズ光やダークカウントによるノイズ成分を除去することが難しく、また、計測回路のノイズの影響等により、測距誤差が大きくなってしまう。このためTDCアレイ部122は、発光から受光までの飛行時間TOFの計測を繰り返し行い、信号処理部123は、計測結果のヒストグラムを作成し、ノイズ成分の除去および計測結果の平均化を行う。TDCアレイ部122および信号処理部123は、発光部111が光を発光してから物体で反射された光を受光部121が受光するまでに要する時間に基づいて、物体の距離情報を取得する取得部を構成する。
このようにして求められた飛行時間TOFを以下の式(1)に代入することで、被写体との距離Lを高精度に求めることができる。式(1)において、cは光速度である。
L=TOF×c/2 ・・・(1)
[光源ユニット]
次に、図2を参照して、投光ユニット110を構成する光源ユニット113の例を説明する。図2は、光源ユニット113の模式図である。発光素子アレイ210は、複数の発光素子211としての複数のVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER:垂直共振器面発光レーザ)が基板上に2次元状に配列されたVCSELアレイである。なお本実施形態において、発光素子211はVCSELに限定されるものではないが、例えば、端面発光型レーザまたはLED(発光ダイオード)など、1次元アレイ状または2次元アレイ状に集積可能な発光素子であることが好ましい。
発光素子アレイ210は、発光素子211としてVCSELアレイに代えて端面発光型レーザを用いる場合、例えば、基板上で1次元状に配列して構成されたレーザーバー、またこれを積層して2次元状に配列して構成されたレーザーバースタックである。また発光素子アレイ210は、発光素子211としてLEDを用いる場合、基板上に2次元状に配列されたLEDである。
本実施形態の光学装置1は、環境光の影響を抑制するため、発光素子211の発する光の波長を近赤外帯域とすることが好ましい。ただし本実施形態は、これに限定されるものではない。VCSELは、従来の端面発光型レーザや面発光レーザに用いられている材料により、半導体プロセスを用いて製造される。VCSELを近赤外帯域の波長の光を放出させる構成とする場合の主な材料としては、GaAs系の半導体材料を用いることができる。この場合、VCSELを構成するDBR(分布反射型)反射鏡をなす誘電体多層膜は、屈折率の異なる材料からなる二つの薄膜(例えば、GaAs/AlGaAs)を交互に周期的に積層することにより構成することができる。発光させる光の波長は、化合物半導体の元素組み合わせ、または組成の調整により、変更することができる。
VCSELアレイを構成する複数のVCSELには、活性層に電流とホールを注入するための電極が設けられており、注入タイミングを制御することで、任意のパルス光や、変調光を放出することが可能である。このため光源制御部114は、例えば、複数の発光素子211としての複数のVCSELそれぞれを独立駆動することが可能であり、または、VCSELアレイの行や列などの特定のエリアごとにVCSELを駆動することが可能である。
発光素子211としてのVCSELからの放出光は、通常、VCSELの開口部での回折現象により発散光となる。このため光源ユニット113は、発散光の発散角を制御するため、または発散光を平行光へ変化させるため、複数のコリメータレンズ221が2次元状に配列されて構成されたコリメータレンズアレイ220を有する。本実施形態において、コリメータレンズアレイ220を構成する複数のコリメータレンズ221は、複数の発光素子211とそれぞれ1対1対応するように配置されている。コリメータレンズアレイ220によりコリメートされたVCSELアレイからの出射光は、例えば、VCSELアレイ基板に垂直な方向の平行光として変換される。なお、開口径などにより、VCSELからの放射角が小さい場合などには、コリメータレンズ221を省略してもよい。
また光源ユニット113は、複数のコリメータレンズ221でコリメートされた平行光を複数の発光光に分割するため、2次元状に配列された複数のマイクロレンズ231を備えたマイクロレンズアレイ230を有する。
[発光光の分割方法]
次に、図3を参照して、発光素子211からの発光光を複数の発光光に分割する方法を説明する。図3は、発光光の分割方法の説明図であり、例として1つの発光光を3×3の複数の発光光に分割する様子を示す(図3は2次元(断面)で示している)。
発光素子211からの発光光は回折により発散するため、コリメータレンズ221で平行光になるようにコリメートする。コリメータレンズ221でコリメートされた平行光は、マイクロレンズアレイ230を通過することにより、複数の発光光に分割される。なお、コリメータレンズ221により平行にコリメートされた平行光の幅(3次元的には太さ)は、マイクロレンズ231の直径よりも大きくする必要がある。マイクロレンズアレイ230により複数に分割された発光光は、像側テレセントリックレンズ131を介して被写体に対して投光される。
マイクロレンズ231と像側テレセントリックレンズ131は、アフォーカル系(無焦点光学系)を構成する。このため、像側テレセントリックレンズから投光される際には、像高(マイクロレンズ231と像側テレセントリックレンズ131との位置関係)に応じた角度で投光され、かつ、平行に投光される。したがって、投光光の幅d(3次元的には太さ)は、像側テレセントリックレンズ131から見て被写体側のどの距離でも(被写体まで距離に依存せず)同じ幅(3次元的には太さ)で投光される。なお、マイクロレンズ231のピッチをp、マイクロレンズ231の焦点距離をfM、像側テレセントリックレンズ131の焦点距離をfLとすると、投光光の幅dは以下の式(2)で表される。ただし、投光光の幅dが像側テレセントリックレンズ131の瞳径よりも大きい場合、投光光の幅dは瞳径で制限される。
d=p×(fL/fM) ・・・(2)
次に、図4(a)~(c)を参照して、図3で説明した投光光を被写体上で見た様子を説明する。図4(a)~(c)は、被写体(物体)401に投光光が投光された様子を示す図である。図4(a)~(c)において、被写体401に3×3に分割された投光光が投光像402として投光されている。図4(a)~(c)中の投光像サイズdと図3中の投光光の幅dは、互いに等しい。被写体401が像側テレセントリックレンズ131(光学装置1の発光部111または受光部121)から近い順に、図4(a)、(b)、(c)として示している。
図4(a)~(c)に示されるように、像側テレセントリックレンズ131から離れるにつれて投光光間隔は大きくなるが、投光像サイズdは変化しない。すなわち、光学素子112により分割された複数の分割光が像側テレセントリックレンズ131を通過して被写体401に照射された複数の分割光の間隔(投光光間隔)は、被写体401までの距離に応じて変化する。一方、複数の分割光のそれぞれの幅(投光像サイズd)は、被写体401までの前記距離に応じて変化しない。これにより、ある発光素子211からの発光光は、受光素子アレイ125における特定の受光素子(不図示)にのみ受光させることができ、発光素子211と受光素子とを1対1対応させることが可能である。このため、複数の発光素子211の一部のみを発光させ、複数の受光素子のうち、発光させた発光素子211に対応する受光素子のみを駆動する、シーケンシャルな駆動が可能となる。これにより、複数の受光素子で1つのTDCを共有することができ、画素サイズを小さくできるため、高解像度化が可能となる。
なお本実施形態では、1つの発光素子211からの発光光を3×3に分割する場合を説明したが、発光光の分割数は3×3に限定されるものではない。図5は、発光光の分割方法の変形例である。図5に示されるように、マイクロレンズが3×2に配置されたマイクロレンズアレイ230のように正方配列でなくてもよい。また、マイクロレンズアレイ230を構成するマイクロレンズは、真円のマイクロレンズ501だけでなく、楕円のマイクロレンズ502であってもよい。
(第2実施形態)
次に、図6を参照して、第2実施形態における光学装置(測距装置)1aについて説明する。図6は、光学装置1aのブロック図である。光学装置1aは、二つの像側テレセントリックレンズ131、132に代えて、一つの像側テレセントリックレンズ133およびビームスプリッタ(光分割部)150を有する点で、第1実施形態の光学装置1と異なる。すなわち光学装置1aは、ビームスプリッタ150を用いて、発光と受光とで、同一の像側テレセントリックレンズ133を共有する。
図1を参照して説明した第1実施形態では、発光側の光学系と受光側の光学系とが別々の系として二眼構成の光学装置1を説明した。この場合、ある発光素子211からの発光光が像側テレセントリックレンズ131を介して投光された投光光が被写体で反射して、像側テレセントリックレンズ132を介して戻ってくる際に、その反射光の光路が被写体距離に応じて変化する。したがって、受光素子への結像位置が被写体距離に応じて変化するため、測距精度の被写体距離依存が発生する可能性がある。
一方、本実施形態の光学装置1aでは、発光と受光とで同一の光路とすることができる。このため本実施形態によれば、前述のような二眼構成に起因する測距精度の被写体距離の依存性を解消することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、図7を参照して、第3実施形態における光学装置(測距装置)1bについて説明する。図7は、光学装置1bのブロック図である。光学装置1bは、コンバータ(画角変更部)160を有する点で、第2実施形態の光学装置1aと異なる。本実施形態の光学装置1bは、コンバータ160を備えることで、画角を任意に変更することが可能である。なお本実施形態において、コンバータ160は、被写体距離に応じてテレコンバータまたはワイドコンバータを用いて画角を変更してもよい。なお本実施形態のコンバータ160は、第1実施形態の構成にも適用可能である。
[車載システム]
図8は、各実施形態に係る光学装置1(1a、1b)及びそれを備える車載システム(運転支援装置)1000の構成図である。車載システム1000は、自動車(車両)等の移動可能な移動体(移動装置)により保持され、光学装置1により取得した車両の周囲の障害物や歩行者などの対象物の距離情報に基づいて、車両の運転(操縦)を支援するためのシステムである。図9は、車載システム1000を含む移動装置としての車両500の模式図である。図9においては、光学装置1の測距範囲(検出範囲)を車両500の前方に設定した場合を示しているが、測距範囲を車両500の後方や側方などに設定してもよい。
図8に示すように、車載システム1000は、光学装置1と、車両情報取得装置200と、制御装置(制御部、ECU:エレクトロニックコントロールユニット)300と、警告装置(警告部)400とを備える。車載システム1000において、光学装置1が備える制御部60は、距離取得部(取得部)及び衝突判定部(判定部)としての機能を有する。ただし、必要に応じて、車載システム1000において制御部60とは別体の距離取得部や衝突判定部を設けてもよく、夫々を光学装置1の外部(例えば車両500の内部)に設けてもよい。あるいは、制御装置300を制御部60として用いてもよい。
図10は、本実施形態に係る車載システム1000の動作例を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って車載システム1000の動作を説明する。
まず、ステップS1では、光学装置1の光源部10により車両の周囲の対象物を照明し、対象物からの反射光を受光することで受光部40が出力する信号に基づいて、制御部60により対象物の距離情報を取得する。また、ステップS2では、車両情報取得装置200により車両の車速、ヨーレート、舵角などを含む車両情報の取得を行う。そして、ステップS3では、制御部60によって、ステップS1で取得された距離情報やステップS2で取得された車両情報を用いて、対象物までの距離が予め設定された設定距離の範囲内に含まれるか否かの判定を行う。
これにより、車両の周囲の設定距離内に対象物が存在するか否かを判定し、車両と対象物との衝突可能性を判定することができる。なお、ステップS1及びS2は、上記の順番とは逆の順番で行われてもよいし、互いに並列して処理を行われてもよい。制御部60は、設定距離内に対象物が存在する場合は「衝突可能性あり」と判定し(ステップS4)、設定距離内に対象物が存在しない場合は「衝突可能性なし」と判定する(ステップS5)。
次に、制御部60は、「衝突可能性あり」と判定した場合、その判定結果を制御装置300や警告装置400に対して通知(送信)する。このとき、制御装置300は制御部60での判定結果に基づいて車両を制御し(ステップS6)、警告装置400は制御部60での判定結果に基づいて車両のユーザ(運転者、搭乗者)への警告を行う(ステップS7)。なお、判定結果の通知は、制御装置300及び警告装置400の少なくとも一方に対して行えばよい。
制御装置300は、車両の駆動部(エンジンやモータなど)に対して制御信号を出力することで、車両の移動を制御することができる。例えば、車両においてブレーキをかける、アクセルを戻す、ハンドルを切る、各輪に制動力を発生させる制御信号を生成してエンジンやモータの出力を抑制するなどの制御を行う。また、警告装置400は、ユーザに対して、例えば警告音を発する、カーナビゲーションシステムなどの画面に警告情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどの警告を行う。
以上、本実施形態に係る車載システム1000によれば、上記の処理により対象物の検出及び測距を行うことができ、車両と対象物との衝突を回避することが可能になる。特に、上述した各実施例に係る光学装置1を車載システム1000に適用することで、高い測距精度を実現することができるため、対象物の検出及び衝突判定を高精度に行うことが可能になる。
なお、本実施形態では、車載システム1000を運転支援(衝突被害軽減)に適用したが、これに限らず、車載システム1000をクルーズコントロール(全車速追従機能付を含む)や自動運転などに適用してもよい。また、車載システム1000は、自動車等の車両に限らず、例えば船舶や航空機、産業用ロボットなどの移動体に適用することができる。また、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)や監視システム等の物体認識を利用する種々の機器に適用することができる。
また、車載システム1000や車両(移動装置)500は、万が一車両500が障害物に衝突した場合に、その旨を車載システムの製造元(メーカ)や移動装置の販売元(ディーラ)などに通知するための通知装置(通知部)を備えていてもよい。例えば、通知装置としては、車両500と障害物との衝突に関する情報(衝突情報)を予め設定された外部の通知先に対して電子メールなどによって送信するもの採用することができる。
このように、通知装置によって衝突情報を自動通知する構成を採ることにより、衝突が生じた後に点検や修理などの対応を速やかに行うことができる。なお、衝突情報の通知先は、保険会社、医療機関、警察などや、ユーザが設定した任意のものであってもよい。また、衝突情報に限らず、各部の故障情報や消耗品の消耗情報を通知先に通知するように通知装置を構成してもよい。衝突の有無の検知については、上述した受光部2からの出力に基づいて取得された距離情報を用いて行ってもよいし、他の検知部(センサ)によって行ってもよい。
各実施形態によれば、小型かつ高解像度の光学装置、車載システム、および移動装置を提供することができる。
各実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
少なくとも1つの発光素子を含む発光部と、
複数の受光素子を含む受光部と、
複数のマイクロレンズを含む光学素子と、
第1テレセントリックレンズを含む光学系と、
前記発光部が光を発光してから物体で反射された光を前記受光部が受光するまでに要する時間に基づいて、前記物体の距離情報を取得する取得部と、を有し、
前記複数のマイクロレンズの数は、前記発光素子の数よりも多く、
前記複数のマイクロレンズと前記第1テレセントリックレンズとでアフォーカル系が構成されていることを特徴とする光学装置。
(構成2)
前記第1テレセントリックレンズは、像側テレセントリックレンズであることを特徴とする構成1に記載の光学装置。
(構成3)
1つの前記発光素子からの発光光は、前記複数のマイクロレンズのうち少なくとも2つのマイクロレンズを通過することを特徴とする構成1または2に記載の光学装置。
(構成4)
前記発光素子は、VCSELであることを特徴とする構成1乃至3のいずれかに記載の光学装置。
(構成5)
前記光学系は、第2テレセントリックレンズを有し、
前記発光部からの光は、前記第1テレセントリックレンズを通過して前記物体で反射し、
前記物体で反射した光は、前記第2テレセントリックレンズを通過して前記受光部で受光されることを特徴とする構成1乃至4のいずれかに記載の光学装置。
(構成6)
前記光学系は、光分割部を有し、
前記発光部からの光は、前記光分割部により導かれて前記第1テレセントリックレンズを通過して前記物体で反射し、
前記物体で反射した光は、前記第1テレセントリックレンズを通過して前記光分割部により導かれて前記受光部で受光されることを特徴とする構成1乃至4のいずれかに記載の光学装置。
(構成7)
前記光学系は、前記発光部と前記受光部とで共有されていることを特徴とする構成6に記載の光学装置。
(構成8)
前記光学系は、画角を変更する画角変更部を有することを特徴とする構成1乃至7のいずれかに記載の光学装置。
(構成9)
前記光学素子は、前記発光部から前記光を複数の分割光に分割し、
前記複数の分割光が前記第1テレセントリックレンズを通過して前記物体に照射された前記複数の分割光の間隔は、前記物体までの距離に応じて変化し、
前記複数の分割光のそれぞれの幅は、前記物体までの前記距離に応じて変化しないことを特徴とする構成1乃至8のいずれかに記載の光学装置。
(構成10)
構成1乃至9のいずれかに記載の光学装置を備え、該光学装置によって得られた前記物体の前記距離情報に基づいて車両と前記物体との衝突可能性を判定することを特徴とする車載システム。
(構成11)
前記車両と前記物体との衝突可能性が有ると判定された場合に、前記車両に制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置を備えることを特徴とする構成10に記載の車載システム。
(構成12)
前記車両と前記物体との衝突可能性が有ると判定された場合に、前記車両のユーザに対して警告を行う警告装置を備えることを特徴とする構成10または11に記載の車載システム。
(構成13)
前記車両と前記物体との衝突に関する情報を外部に通知する通知装置を備えることを特徴とする構成10乃至12のいずれかに記載の車載システム。
(構成14)
構成1乃至9のいずれかに記載の光学装置を備え、該光学装置を保持して移動可能であることを特徴とする移動装置。
(構成15)
前記光学装置によって得られた前記物体の距離情報に基づいて前記物体との衝突可能性を判定する判定部を有することを特徴とする構成14に記載の移動装置。
(構成16)
前記物体との衝突可能性が有ると判定された場合に、移動を制御する制御信号を出力する制御部を備えることを特徴とする構成15に記載の移動装置。
(構成17)
前記物体との衝突可能性が有ると判定された場合に、前記移動装置のユーザに対して警告を行う警告部を備えることを特徴とする構成15または16に記載の移動装置。
(構成18)
前記物体との衝突に関する情報を外部に通知する通知部を備えることを特徴とする構成15乃至17のいずれかに記載の移動装置。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1、1a、1b 測距装置(光学装置)
111 発光部
112 光学素子
122 TDCアレイ部(取得部)
123 信号処理部(取得部)
125 受光素子
131 像側テレセントリックレンズ
211 発光素子
231 マイクロレンズ

Claims (18)

  1. 少なくとも1つの発光素子を含む発光部と、
    複数の受光素子を含む受光部と、
    複数のマイクロレンズを含む光学素子と、
    第1テレセントリックレンズを含む光学系と、
    前記発光部が光を発光してから物体で反射された光を前記受光部が受光するまでに要する時間に基づいて、前記物体の距離情報を取得する取得部と、を有し、
    前記複数のマイクロレンズの数は、前記発光素子の数よりも多く、
    前記複数のマイクロレンズと前記第1テレセントリックレンズとでアフォーカル系が構成されていることを特徴とする光学装置。
  2. 前記第1テレセントリックレンズは、像側テレセントリックレンズであることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 1つの前記発光素子からの発光光は、前記複数のマイクロレンズのうち少なくとも2つのマイクロレンズを通過することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  4. 前記発光素子は、VCSELであることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  5. 前記光学系は、第2テレセントリックレンズを有し、
    前記発光部からの光は、前記第1テレセントリックレンズを通過して前記物体で反射し、
    前記物体で反射した光は、前記第2テレセントリックレンズを通過して前記受光部で受光されることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  6. 前記光学系は、光分割部を有し、
    前記発光部からの光は、前記光分割部により導かれて前記第1テレセントリックレンズを通過して前記物体で反射し、
    前記物体で反射した光は、前記第1テレセントリックレンズを通過して前記光分割部により導かれて前記受光部で受光されることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  7. 前記光学系は、前記発光部と前記受光部とで共有されていることを特徴とする請求項6に記載の光学装置。
  8. 前記光学系は、画角を変更する画角変更部を有することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  9. 前記光学素子は、前記発光部から前記光を複数の分割光に分割し、
    前記複数の分割光が前記第1テレセントリックレンズを通過して前記物体に照射された前記複数の分割光の間隔は、前記物体までの距離に応じて変化し、
    前記複数の分割光のそれぞれの幅は、前記物体までの前記距離に応じて変化しないことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光学装置を備え、該光学装置によって得られた前記物体の前記距離情報に基づいて車両と前記物体との衝突可能性を判定することを特徴とする車載システム。
  11. 前記車両と前記物体との衝突可能性が有ると判定された場合に、前記車両に制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置を備えることを特徴とする請求項10に記載の車載システム。
  12. 前記車両と前記物体との衝突可能性が有ると判定された場合に、前記車両のユーザに対して警告を行う警告装置を備えることを特徴とする請求項10に記載の車載システム。
  13. 前記車両と前記物体との衝突に関する情報を外部に通知する通知装置を備えることを特徴とする請求項10に記載の車載システム。
  14. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光学装置を備え、該光学装置を保持して移動可能であることを特徴とする移動装置。
  15. 前記光学装置によって得られた前記物体の距離情報に基づいて前記物体との衝突可能性を判定する判定部を有することを特徴とする請求項14に記載の移動装置。
  16. 前記物体との衝突可能性が有ると判定された場合に、移動を制御する制御信号を出力する制御部を備えることを特徴とする請求項15に記載の移動装置。
  17. 前記物体との衝突可能性が有ると判定された場合に、前記移動装置のユーザに対して警告を行う警告部を備えることを特徴とする請求項15に記載の移動装置。
  18. 前記物体との衝突に関する情報を外部に通知する通知部を備えることを特徴とする請求項15に記載の移動装置。
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