JP2024009673A - 作業機 - Google Patents

作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2024009673A
JP2024009673A JP2022111371A JP2022111371A JP2024009673A JP 2024009673 A JP2024009673 A JP 2024009673A JP 2022111371 A JP2022111371 A JP 2022111371A JP 2022111371 A JP2022111371 A JP 2022111371A JP 2024009673 A JP2024009673 A JP 2024009673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
plate
cover member
crawler belt
extended
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022111371A
Other languages
English (en)
Inventor
龍滋 森本
Ryuji Morimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2022111371A priority Critical patent/JP2024009673A/ja
Publication of JP2024009673A publication Critical patent/JP2024009673A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】変形させられたクローラベルトと、上部転輪の周辺に設けられた部材との直接的な接触を抑制しようとするものである。【解決手段】繋ぎフレームを介して左右のトラックフレーム20同士が連結され、トラックフレーム20よりも機体中央側寄りの位置で機体前後方向に沿う前後向きフレーム10Aを備え、繋ぎフレームに、前後向きフレーム10Aよりも横外側に延出された延長横フレーム32が設けられ、延長横フレーム32は、クローラベルトの回動経路のうちで、上側経路部分の下方に入り込むように設けられ、前後向きフレーム10Aの横外側部分と、延長横フレーム32の前部分とにわたって、側面視で前後に延びる板状部材33が設けられ、板状部材33を前方から覆うカバー部材5が備えられた。【選択図】図6

Description

本発明は、原動機及び各種作業装置を搭載した機体フレームが、左右のトラックフレームにわたる横向きの繋ぎフレームを介してクローラ走行装置に支持されている作業機に関する。
クローラ走行装置の左右のトラックフレームにわたる横向きの繋ぎフレームは、前後方向視でアーチ状に形成され、前後に離れた二箇所で左右のトラックフレームに一体的に連結されている。この繋ぎフレームは、トラックフレームに連結されている左右端部よりも、左右方向での中間に位置する部位がアーチ状に盛り上がり、その盛り上がった中間部が機体フレームの下部に連結されている。
このように、繋ぎフレームを介して左右のトラックフレームと上方の機体フレームとが剛的に一体化された構造のものでは、トラックフレームと、その上方に位置する機体フレームとの上下間隔が一定である。つまり、昇降リンクを用いて上下位置変更自在に支持されたトラックフレームを備えた構造のもののように、トラックフレームと機体フレームとの間における上下間隔を変更することができない(特許文献1参照)。
特開2019-4761号公報
上記従来構成のものでは、アーチ状の繋ぎフレームのうち、機体後方寄りに位置する繋ぎフレームに沿って、横外方へ延出された延長横フレームが設けられおり、この延長横フレームに、クローラベルトの上側経路部分を支持する上部転輪が支持されている。
これにより、トラックフレームとともに延長横フレームも、上部転輪に受け止められたクローラベルトの内周側で左右幅内に入り込む状態となり、機体フレームの下面と延長横フレームの上面との間に、クローラベルトの通路となる空間が形成されている。
この構造を備えた作業機が、粘土質などの泥濘地で前後進を繰り返しながら走行し、作業を行う場合に、クローラベルトの上面に大量の粘着泥土や藁屑などが付着し、大きな塊状の物体となってベルト上面を運ばれることがある。このような事態が生じると、ゴム製のクローラベルトは、上側経路部分が大きく垂れ下がり気味になったり、塊状の物体が機体フレームの下面と接触しクローラベルトが下方へ押されて大きく変形したりすることがある。その結果、クローラベルトの内周面側が延長横フレームや、上部転輪の周辺に設けられた部材に接触して、その部材が摩耗したりクローラベルト自体が損傷したりするという不具合が生じる虞があり、この点で改善の余地がある。
本発明は、クローラベルトの上面に大きな塊状の物体が付着して搬送された際に、変形させられたクローラベルトと、上部転輪の周辺に設けられた部材との直接的な接触を抑制しようとするものである。
本発明に係る作業機の特徴構成は、
原動機及び作業装置が搭載された機体フレームと、
前記機体フレームの下方に入り込む状態で設けられたクローラベルト、及び前後方向に沿って延設されたトラックフレームを有する左右の走行装置と、が備えられ、
左右の前記トラックフレームが、左右の前記トラックフレーム同士にわたる繋ぎフレームを介して互いに連結されるとともに、前記繋ぎフレームの左右方向での中間部が前記機体フレームの下部に連結され、
前記機体フレームが、前記トラックフレームよりも左右方向における機体中央側寄りの位置で機体前後方向に沿う前後向きフレームを備え、
前記繋ぎフレームに、前記前後向きフレームよりも横外側に延出された延長横フレームが設けられ、
前記延長横フレームは、前記クローラベルトの回動経路のうちで、走行路面に接する下側経路部分から離れた上方に位置する上側経路部分の下方に入り込むように設けられ、
前記前後向きフレームの横外側部分と、前記延長横フレームの前部分とにわたって、側面視で前後に延びる板状部材が設けられ、
前記板状部材を前方から覆うカバー部材が備えられた点にある。
上記特徴構成によれば、次の作用及び効果がある。
前後進を繰り返しながら泥濘地を走行する場合などに、クローラベルトの上面に大量の粘着泥土や藁屑などによる大きな塊状の物体が堆積することがある。クローラベルトのうち、駆動輪と上部転輪との間に掛け渡されているクローラベルトの上側経路部分に、前述したような大きな塊状の物体が載ると、その重量によって上側経路部分が押し下げられて大きく垂れ下がった状態のままで駆動されることがある。
また、クローラベルトの上側経路部分とそのクローラベルトの上側に位置する機体フレームとの間の空間よりも、クローラベルトに載って搬送される前記物体の厚みが大きくなった場合にも、その物体が、クローラベルトの上側経路部分を押し下げた状態で駆動されることがある。
このような場合に、クローラベルトの内周側では、押し下げられた箇所のクローラベルトが上部転輪を支持する延長横フレーム等が存在する箇所付近で、クローラベルトの内周側に存在する部材と接触して、摩耗を促進させたり、逆にクローラベルトが損傷するなどの虞が生じることもある。
本発明が適用された作業機では、前後向きフレームの横外側部分と、延長横フレームの前部分とにわたって、側面視で前後に延びる板状部材が設けられていることで、前後向きフレームと延長横フレームとの連結強度を高めている。この構造のものでは、上側経路部分が垂れ下がったり、押し下げられた状態で駆動されるクローラベルトの内周側が前記板状部材に接触しそうになっても、板状部材を前方から覆うカバー部材が備えられているので、前記板状部材の損耗や、クローラベルトの損傷を抑制し得る利点がある。
本発明において、前記カバー部材は、脱着可能に設けられていると好適である。
本構成によると、クローラベルトの内周面との接触によってカバー部材が損傷した場合には、そのカバー部材のみを交換することにより、主要部材である延長横フレームや板状部材の損傷を回避することができる。
本発明において、前記延長横フレームに、前記上側経路部分の前記クローラベルトを案内する上部転輪が支持されていると好適である。
本構成によると、繋ぎフレームに設けられていて強度的に優れた部材である延長横フレームを用いて、上部転輪を安定良く支持することができる。
本発明において、前記カバー部材に、前記板状部材よりも高い位置で前記上側経路部分における前記クローラベルトの移動方向に沿う平面部と、
前記板状部材の前端よりも前方位置で上下方向に沿う縦面部と、前記平面部と前記縦面部とを繋ぐ前下がり姿勢の傾斜面部と、が備えられていると好適である。
本構成によると、カバー部材のうち、クローラベルトの移動方向に沿う平面部と、板状部材の前端よりも前方位置で上下方向に沿う縦面部との間に前下がり姿勢の傾斜面部が存在している。したがって、駆動輪と上部転輪との間の上側経路部分が押し下げられた垂れ下がり状態で駆動されることがあっても、クロラーベルトの移動方向に沿う前下がり姿勢の傾斜面部が滑らかにクローラベルトを案内しながら押し上げるように案内することができ、カバー部材そのものの早期の損傷や、クローラベルトの早期の損傷を回避し易く、耐久性の向上を図ることができる。
本発明において、前記平面部と前記傾斜面部との接続箇所、及び前記傾斜面部と前記縦面部との接続箇所は、滑らかに連なる湾曲面に形成されていると好適である。
本構成によると、カバー部材に対してクローラベルトの内周面が縦面部から傾斜面部に乗り移る箇所、及び傾斜面部から平面部に乗り移る箇所、のいずれにおいても、滑らかに連なる湾曲面が存在することにより、より一層、カバー部材そのものの早期の損傷や、クローラベルトの早期の損傷を回避し易い。
本発明において、前記カバー部材のうち、前記板状部材に対向する裏面側部分には、前記傾斜面部の上方で前記平面部に連なる湾曲面と、前記傾斜面部の下方で前記縦面部に連なる湾曲面と、に亘る裏当て補強板が固定されていると好適である。
本構成によると、クローラベルト内周面と当接する可能性が最も高い傾斜面部の上方箇所、及び傾斜面部の下方箇所の裏面側に裏当て補強板が設けられているので、簡単な構造でカバー部材の補強を行える。
本発明において、前記カバー部材には、前記延長横フレームの前面部分に対する第一接続面部と、前記前後向きフレームの横外向き面部分に対する第二接続面部と、を備えた取付部材が設けられていると好適である。
本構成によると、カバー部材を、前後向きフレームの横外向き面部分と、延長横フレームの前面部分とにわたって強固に固定し易い。
本発明において、前記板状部材は、前記前後向きフレームの横外向き面部分に沿う前後方向端縁と、前記延長横フレームの前面部分に沿う左右方向端縁と、前記前後向きフレームと前記延長横フレームとの交点から遠い箇所における端縁同士を結ぶ斜め方向端縁と、を備えて、平面視で三角形状に形成され、前記カバー部材は、前記板状部材の前記斜め方向端縁を前方から覆う箇所に設けられるとともに、平面視で、前記板状部材の前記斜め方向端縁に沿う傾斜案内面を備えていると好適である。
本構成によると、カバー部材が、平面視で、板状部材の斜め方向端縁に沿う傾斜案内面を備えているので、板状部材の全体を確実に覆うことができる。そして、カバー部材がクローラベルト内周面と当接した場合には、傾斜案内面に沿わせてクローラベルトの接触圧を、やや横外方へ逃がしながら案内することができ、接触度合いを軽減して、より一層、カバー部材や、クローラベルトの早期の損傷を回避し易い。
本発明において、前記傾斜案内面は、前記斜め方向端縁と同程度の左右方向長さを有し、前記傾斜案内面における横外方側の端部は、前後方向では、前記斜め方向端縁における横外方側の端部よりも前方に離れて位置し、左右方向では、前記斜め方向端縁における横外方側の端部とほぼ同じ位置にあると好適である。
本構成によると、比較的コンパクトなカバー部材を用いて、前後方向視における板状部材の全体を覆うことができる。そして、カバー部材には、平面視で板状部材の斜め方向端縁に沿う傾斜案内面における横外方側の端部が、板状部材の斜め方向端縁における横外方側の端部とほぼ同じ位置にあるように形成されている。これによって、カバー部材に当接した際におけるクローラベルトの接触圧を、傾斜案内面に沿わせて適度に横外方へ逃がす案内作用を生じるものであるが、その案内作用が及ぶ範囲の限界を、板状部材の斜め方向端縁とほぼ同じ位置であるところの、傾斜案内面における横外方側の端部までとしてある。これによって、前記案内作用が限界位置を越えてさらに横外方に及ぶことで、クローラベルトの全体が上部転輪の存在側に強く押し出されてしまうような事態の発生を回避でき、クローラベルトが上部転輪が外れてしまうような不具合の発生を避け易い。
本発明において、前記カバー部材は、前記延長横フレームの上部分を越えて前記延長横フレームよりも後方にまで延長されていると好適である。
本構成によると、カバー部材が延長横フレームの前後にわたる状態で設けられているので、カバー部材を安定良く強固に固定し易い。
本発明において、前記カバー部材は、前記前後向きフレームの横外側部分から前記延長横フレームの延出方向に沿う方向での離間移動によって、前記機体フレームから取り外し可能に構成されていると好適である。
本構成によると、カバー部材が、延長横フレームの延出方向に沿う方向での離間移動によって機体フレームから取り外し可能であるから、クローラベルトを取り外す必要なく、上部転輪を取り外すだけで、カバー部材の交換が可能となる。
本発明において、前記カバー部材は、前記前後向きフレームの横外方箇所で、前記前後向きフレームの横外側部分に交差する左右方向に沿って締結可能な第一連結ボルトと、前記延長横フレームの前方箇所で、前後方向に沿って締結可能な第二連結ボルトと、前記延長横フレームの下方箇所で、上下方向に沿って締結可能な第三連結ボルトと、を介して、前記機体フレームに連結固定されていると好適である。
本構成によると、カバー部材を、前後向きフレームの横外側部分に交差する左右方向に沿う第一連結ボルトと、延長横フレームの前方箇所で前後方向に沿う第二連結ボルトと、延長横フレームの下方箇所で上下方向に沿う第三連結ボルトと、の、三方向に締結方向の異なる連結ボルトを用いて安定良く固定し得る。
作業機全体の左側面図である。 クローラ走行装置の左側面を示すとともにクローラベルトの変形状態を説明する左側面図である。 クローラ走行装置においてクローラベルトの一部を切除した正面図である。 カバー部材を示す側面図である。 カバー部材を示す底面図である。 クローラ走行装置におけるカバー部材の取付箇所を示す側面図である。 クローラ走行装置におけるカバー部材の取付箇所を示す平面図である。 クローラ走行装置においてクローラベルトの一部を切除した後面図である。 図3におけるIXーIX線断面図である。 クローラ走行装置におけるカバー部材の取付箇所を示す左前上方向から見た分解斜視図である。 クローラ走行装置におけるカバー部材の取付箇所を示す左後下方向から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した普通型コンバインにおいて、走行機体の作業走行時における前進側の進行方向(図1,2における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1,2における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図3における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図3における矢印L参照)が「左」である。
以下、本発明に係る実施形態を、作業機の一例である普通型コンバインに適用した場合について図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1に示される普通型コンバインの走行機体1は、クローラ走行装置を備えて自走可能に構成されている。クローラ走行装置における左右の走行装置2は、機体フレーム10に搭載されたエンジン11(原動機に相当する)からトランスミッション12に伝達される駆動力によって駆動される。この左右の走行装置2が、後述する繋ぎフレーム3を介して機体フレーム10を下方から支持している。
走行機体1には、運転操作が行われる運転部13、圃場に植立する穀稈を刈り取り処理する刈取搬送装置14、刈取穀稈の脱穀処理を行う脱穀装置15、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留タンクによって構成された穀粒貯留部16、穀粒貯留部16に貯留された穀粒を外部へ排出可能な穀粒排出装置17、等の各種作業装置が備えられている。
運転部13は、走行機体の前部の右横側部分に位置している。運転部13には、操縦者が着座可能な運転座席13a、各種操作入力を行うための操作レバー13b、搭乗空間の上方を覆う庇状のキャノピ13cが設けられている。運転座席13aは、エンジン11の上方に配置されている。
刈取搬送装置14は、走行機体の前端部に位置している。刈取搬送装置14は、機体フレーム10に対して昇降シリンダ(図示せず)により下降作業位置と上昇非作業位置との間で横軸心回りに昇降可能に支持されている。刈取搬送装置14には、回転駆動により植立穀稈を掻き込む掻込リール14a、掻込リール14aにより掻き込まれた植立穀稈の株元を切断する切断装置14b、刈取穀稈を左右方向に寄せ集めながら後方に向けて搬送する横送りオーガ14c、横送りオーガ14cから搬送されてくる刈取穀稈を脱穀装置15の入口に向けて斜め後ろ上がりに搬送するフィーダ14dが備えられている。
脱穀装置15は、走行機体の左側後部に位置している。脱穀装置15は、フィーダ14dから送られてくる刈取穀稈の全稈を脱穀処理する。脱穀装置15により脱穀処理された穀粒は、穀粒を揚送搬送可能な揚穀装置15aにより、穀粒貯留部16に搬送される。
穀粒貯留部16は、脱穀処理された穀粒を貯留するための貯留空間として用いられる貯留用ホッパー(図外)と、その貯留用ホッパーから排出される穀粒を籾袋等に回収するための回収部(図外)とが備えられている。
このように構成された普通型コンバインは、走行装置2を駆動して走行機体1を走行させながら、圃場に植立する植立穀稈を下降作業位置となった刈取搬送装置14により刈り取り処理する。刈り取り処理された穀稈の全稈をフィーダ14dで脱穀装置15へ向けて後方搬送し、脱穀装置15で脱穀処理する。脱穀処理して得られた穀粒を穀粒貯留部16に搬送供給して貯留する。穀粒貯留部16に貯留された穀粒は、図外の回収部で籾袋に投入されるなどして回収される。つまり、普通型コンバインは、圃場に植立するイネ、麦、大豆等の作物を刈り取って、作物の全稈を脱穀処理する全稈投入型コンバインである。
走行装置2に支持される機体フレーム10は、機体前後方向に沿う前後向きフレーム10A,10A、及びその前後向きフレーム10A,10Aに直交する方向の複数の左右向きフレーム10Bを備えて、平面視で格子状に形成されている。機体フレーム10の左右方向の端部は、左右の走行装置2のクローラベルト25が存在する箇所の上方に位置しており、クローラベルト25の上面との間に上下方向で所定の間隔を隔てて設けられている。
機体フレーム10が備える前後向きフレーム10A,10Aのうち、機体フレーム10の横外側端部よりも機体内方側で、左右のトラックフレーム20,20同士の間に位置する左右一対の前後向きフレーム10A,10Aは、図3に示すように、角筒状部材を上下二段に重ねて、重ね合わせ箇所を溶接固定した部材によって構成され、上方位置の上段フレーム10Aaと下方位置の下段フレーム10Abとの組み合わせで構成されている。
左右向きフレーム10Bは、前後向きフレーム10Aの上に乗る上横フレーム10Baと、前後向きフレーム10Aのうちの下段フレーム10Abと同じ高さ位置で直交するように溶接固定される下横フレーム10Bbと、の組み合わせで構成されている。
〔クローラ走行装置〕
図1,2に示すように、クローラ走行装置は、繋ぎフレーム3によって連結される左右一対のトラックフレーム20,20と、そのトラックフレーム20に支持されたベルト巻回駆動部2Aと、ベルト巻回駆動部2Aに巻回されるクローラベルト25と、を備えている。
つまり、ベルト巻回駆動部2Aにクローラベルト25が巻回されることによって左右それぞれの走行装置2が構成されている。その左右の走行装置2のトラックフレーム20,20同士が、繋ぎフレーム3で連結されることによって、左右の走行装置2,2を一体化したクローラ走行装置が構成されている。
各トラックフレーム20には、その前部に駆動輪21が、後部に緊張輪22が、それぞれ支持されている。そして駆動輪21と緊張輪22の中間部におけるトラックフレーム20の下方(接地側)に、前後方向に間隔をあけて複数の接地転輪23が設けられ、トラックフレーム20の上方(非接地側)における後部寄りの箇所に、上部転輪24が設けられている。
上記の駆動輪21、緊張輪22、複数の接地転輪23、及び上部転輪24、の各輪体にわたってゴム製のクローラベルト25が巻回されている。これらの駆動輪21、緊張輪22、接地転輪23、上部転輪24が、トラックフレーム20に支持されたベルト巻回駆動部2Aに相当する。
駆動輪21には、図2に示すように、機体フレーム10の前部に支持されているトランスミッション12から左右両側へ延出された駆動軸12aを介してエンジン11の動力が伝達される。駆動輪21の正転(図2における反時計回りの回転)で走行機体1が前進し、駆動輪21の逆転(図2における時計回りの回転)で走行機体1が後進するように駆動される。
緊張輪22は、トラックフレーム20の後部に対して前後方向で相対移動することにより出退可能に支持されたスライドフレーム20aに装着されている。トラックフレーム20の後端部からのスライドフレーム20aの出退量を調節することにより、クローラベルト25の張力を変更調節可能に構成されている。
左右のトラックフレーム20,20は、トラックフレーム20,20の前後方向における前部と後部の二箇所で、繋ぎフレーム3,3を介して連結されている。
前後の繋ぎフレーム3,3は、左右方向での中間部位に位置する中間フレーム部分30が、左右の外端フレーム部分31,31に支持されてアーチ状に盛り上がり、その盛り上がった中間フレーム部分30が機体フレーム10の下部に連結されている。そして、前後の繋ぎフレーム3,3における左右方向の各端部が、左右の各トラックフレーム20,20に対して溶接固定されている。
〔繋ぎフレーム〕
前後の繋ぎフレーム3,3は次のように構成されている。
各繋ぎフレーム3は、左右のトラックフレーム20,20よりも高い位置で水平方向に沿う中間フレーム部分30と、その中間フレーム部分30よりも横外方が低くなる左右両側の外端フレーム部分31とを備えている。これらの中間フレーム部分30と、外端フレーム部分31とは、金属製の角筒状部材や曲げ加工された板材を溶接加工して一体に構成したものである。この中間フレーム部分30と左右の外端フレーム部分31とが、前後方向視でアーチ状に形成されている。
前後の繋ぎフレーム3,3における中間フレーム部分30は、左右のトラックフレーム20,20よりも左右方向で機体中央側寄りの位置で、左右のトラックフレーム20,20同士の間に位置する左右一対の前後向きフレーム10A,10A同士の間に位置して、前後向きフレーム10A,10Aに溶接固定されている。
外端フレーム部分31は、前後向きフレーム10A,10Aの下部に位置する中間フレーム部分30から横外側の斜め下方へ向けて延出され、下端部がトラックフレーム20に溶接固定されている。
中間フレーム部分30には、左右のトラックフレーム20,20同士の間に位置する前後向きフレーム10A,10Aの存在箇所よりも横外側に、中間フレーム部分30の延長方向に沿う横外方へ向けて延出された延長横フレーム32が設けられている。この延長横フレーム32は、中間フレーム部分30を構成する角筒状部材が、前後向きフレーム10A,10Aの存在箇所を越えて、さらに横外側に延長された部分によって構成されている。
延長横フレーム32は、クローラベルト25の上側経路部分の下方に入り込む位置にまで延出されている。この延長横フレーム32のうち、左右方向でクローラベルト25と重複する位置にある部位が、後述する誘導カバー4や、カバー部材5の装着対象となる箇所である。
外端フレーム部分31は、中間フレーム部分30の左右両側から横外側ほど低くなる傾斜姿勢で斜め下方へ延設され、その低くなった外端部がトラックフレーム20に溶接固定されている。
説明を加えると、外端フレーム部分31は、延長横フレーム32を含む中間フレーム部分30の端部における前向き面に当接する前当て板31aと、延長横フレーム32を含む中間フレーム部分30の端部における後ろ向き面に当接する後当て板31b(図6参照)と、その前当て板31a及び後ろ当て板31bの横外向きの端縁に当接する状態で溶接固定された横当て板31cと、を備えている。
〔誘導カバー〕
図2に示すように、前後の繋ぎフレーム3,3のうち、前部側の繋ぎフレーム3において、左右方向でクローラベルト25と重複するところの延長横フレーム32の前後を覆うように誘導カバー4が設けられている。
この誘導カバー4は、左右方向でクローラベルト25と重複する部分であるところの延長横フレーム32を、前方から覆う前カバー部40と、後方から覆う後カバー部41と、を備えている。
誘導カバー4は、左右方向視では山形の頂部が平坦にされた台形状であり、前後方向視では、ほぼ矩形形状である。底面側は覆われずに開放された構造となっている。
この構造では、図2に仮想線で示すように、クローラベルト25の上面に、粘着泥土や藁屑などの大きな塊状の物体m1が載って前方へ運ばれることがある。このとき、クローラベルト25の上側経路部分は誘導カバー4で下方から支持されているので、クローラベルト25が大きく変形することを避けられ、塊状の物体m1を前方へ送り出し排出することができる。
〔上部転輪支持部〕
前後の繋ぎフレーム3,3のうち、後部側の繋ぎフレーム3が設けられた箇所では、図6乃至図11に示すように、中間フレーム部分30の延長方向に沿う横外方へ向けて延出された延長横フレーム32の機体後方側箇所に、上部転輪24を支承するための上部転輪支持部26が設けられている。
上部転輪支持部26は、図6乃至図8、及び図11に示されるように、延長横フレーム32の後面32r及び下面32bに溶接された左右一対の取付板26a,26b、及びその取付板26a,26bの上部及び後方に被さるように溶接接続された接続板26cを備えている。この取付板26a,26b、及び接続板26cに、上部転輪24の支軸24aを支持する筒状のボス部26dを一体に取り付けて、上部転輪24を回動可能に支持している。
前記上部転輪支持部26は、繋ぎフレーム3が存在する箇所とは別の箇所に設けられるものではなく、繋ぎフレーム3の延長横フレーム32部分を、上部転輪24を支持するための支持手段として有効利用している。つまり、上部転輪24にはかなり大きな負荷が作用する虞がある。その上部転輪24を支持するための上部転輪支持部26を延長横フレーム32に支持させることで、上部転輪24を強固に支持するための取付構造を別途設ける場合に比べて、構造の簡素化を図ることができる。
〔板状部材〕
機体フレーム10に備えた前後向きフレーム10A,10Aの横外側部分と、後部側の繋ぎフレーム3に備えられた延長横フレーム32の前部とにわたって、側面視で前後に延びる板状部材33が設けられている。
この板状部材33は、前後向きフレーム10A,10Aの横外側部分と、延長横フレーム32の上面32tとに当接した状態で溶接固定され、補強板としての役割を果たしているものである。
板状部材33は、前後向きフレーム10A,10Aの横外向き面部分に沿う前後方向端縁33bと、延長横フレーム32の前面32f部分に沿う左右方向端縁33cと、前後向きフレーム10A,10Aと延長横フレーム32との交点から遠い箇所における端縁同士を結ぶ斜め方向端縁33aと、を備えて、平面視で三角形状に形成されている。
斜め方向端縁33aは、板状部材33の前面に位置しており、他物との接触機会の多い箇所であるが、機体横外方へ向かうほど後方に向けられ、機体前後方向に対してほぼ45度の角度で交差するように傾斜した端縁となっている。その傾斜した端縁に沿って丸パイプ状の端縁部材34が溶接され、板状部材33の斜め方向端縁33aがさらに補強されている。
上記の端縁部材34は、前後向きフレーム10Aの横外側部分に対向する端部が前後向きフレーム10Aの横外側部分に溶接固定されている。前後向きフレーム10Aの横外側部分から離れた側の端部は、板状部材33の斜め方向端縁33aに沿う方向で横外方側の端部に達した部位で下方に折り曲げられ、延長横フレーム32の前面32fに溶接固定されている。
〔カバー部材〕
図6乃至図11に示されるように、前後向きフレーム10A,10Aの横外側部分と、後部側の繋ぎフレーム3に備えられた延長横フレーム32とに対して、前記板状部材33を覆うカバー部材5が装着されている。
カバー部材5は、板状部材33の上面及び前面を覆うカバー本体50と、カバー本体50と一体に脱着可能な取付部材51と、その取付部材51を脱着可能にボルト連結する固定部材52と、を備えている。固定部材52は、前後向きフレーム10A,10Aの横外側部分と、延長横フレーム32とに対して溶接されて一体に固定されている。
図4及び図5に、単品で一体に構成されているカバー部材5のカバー本体50と取付部材51とが示されている。
図4は、左側面視でのカバー部材5を示し、図5は、下面側からみたカバー部材5を示している。
カバー本体50は、上側経路部分におけるクローラベルト25の移動方向に沿う板状部材33の上面によりも高い位置で、板状部材33の上面に重なる状態に設けられる平面部50aと、板状部材33の前端よりも前方位置で上下方向に沿う縦面部50bと、前記平面部50aと前記縦面部50bとを繋ぐ前下がり姿勢の傾斜面部50cと、を備えている。
そして、平面部50aと傾斜面部50cとの接続箇所、及び傾斜面部50cと縦面部50bとの接続箇所は、滑らかに連なる湾曲面50rに形成されている。
前記カバー部材5は、板状部材33の斜め方向端縁33aを前方から覆う箇所に設けられるものであり、平面視では、図7に示すように、板状部材33の斜め方向端縁33aに沿う傾斜案内面としての役割を果たすところの、縦面部50bと前下がり姿勢の傾斜面部50cとが備えられている。
カバー本体50は、延長横フレーム32の前方側のみを覆うものではなく、延長横フレーム32の後方側をも覆うものである。つまり、平面部50aの後端側から後方斜め下方に向けて延出された後方傾斜面部50dと、その後方傾斜面部50dの後端部から下方に向けて延出された後方縦面部50eと、を備え、さらに、後方縦面部50eの後端部に、連結固定用の係止片部50fが備えられている。
係止片部50fには、止めボルト54(第三連結ボルトに相当する)を挿通するための透孔54aが設けられている。図6、図9、及び図11に示すように、機体フレーム10の一部である前後向きフレーム10Aと一体の部材に後部固定ブラケット53が取り付けられている。この後部固定ブラケット53の上面に溶接ナット54bが溶接固定されている。図6、図9、及び図11に示すように、後部固定ブラケット53の下面に係止片部50fを当てつけた状態で、止めボルト54を透孔54aに挿通し、溶接ナット54bに螺合させることにより、カバー本体50の後端部を、上下方向で連結固定することができる。
カバー本体50の裏面側(下面側)には、傾斜面部50cの上方で平面部に連なる箇所の湾曲面50rと、傾斜面部50cの下方で縦面部50bに連なる箇所の湾曲面50rと、に亘る範囲で、カバー本体50よりも板厚の厚い裏当て補強板55が溶接固定されている。
前後向きフレーム10Aから遠い側のカバー本体50の横外側端縁部分には、カバー本体50の板厚よりも径の大きい丸棒状の側部補強棒材56aが設けられている。カバー本体50の下端部のうち、延長横フレーム32よりも前方側に位置する部位の下端部には、カバー本体50の板厚よりも径の大きい丸棒状の下部補強棒材56bが設けられている。
カバー本体50の左右方向の幅は、平面部50a、傾斜面部50c、縦面部50b、後方傾斜面部50d、及び後方縦面部50eのいずれも同程度の寸法に設定されている。この幅方向の寸法は、板状部材33の左右方向の幅と同程度に設定されており、カバー本体50の左右方向の端部は、板状部材33の左右方向の端部とほぼ同じ位置にある。この位置は、延長横フレーム32の左右方向の端部との比較では、少し機体内方側であるように、前後向きフレーム10Aから横外方へ突出する延長横フレーム32の横外方への突出長さよりも短く設定された位置である。
取付部材51は、延長横フレーム32の前面32f部分に対して接続される第一接続面部51aと、前後向きフレーム10Aの横外向き面部分に対して接続される第二接続面部51bと、が備えられている。
また、取付部材51は、第一接続面部51aの左右方向外方への突出端に直交する状態で設けられた外端部材51cと、第二接続面部51bの前端部からカバー本体50の縦面部50bにおける左右方向内方側の端部に接続される内端部材51dと、を備えている。
取付部材51の第一接続面部51aには、後述する固定部材52の第一固定部52aに当接した状態で、一本の連結ボルト57(第二連結ボルトに相当する)により連結されるための連結穴51eが形成されている。
取付部材51の第二接続面部51bには、後述する固定部材52の第二固定部52bに当接させた状態で、二本の連結ボルト58を機体内方側から螺合及び螺合解除できるように、第二接続面部51bの横外方へ向く面に、二つの溶接ナット51fが設けられている。
固定部材52は、図7及び図10に示されるように、平面視でL字状に屈曲された板状部材で構成されている。この固定部材52のうち、取付部材51の第一接続面部51aに対向して固定するための第一固定部52aは、前後向きフレーム10A,10Aの横外側部分から離れて横外方へ突出する側の端部が、外端フレーム部分31の横当て板31cの前端縁部分に対して溶接され、固定されている(図10の符号w1参照)。
取付部材51の第二接続面部51bに対向して固定するための第二固定部52bは、前後向きフレーム10A,10Aの横外側部分と一体の部材に当てつけられた状態で溶接固定されている。
固定部材52の第一固定部52aには、取付部材51の第一接続面部51aに形成されている連結穴51eを通して挿通される一本の連結ボルト57に螺合する溶接ナット52eが、取付部材51と対向する側とは反対側の面に設けられている。
固定部材52の第二固定部52bの下部には、二本の連結ボルト58(第一連結ボルトに相当する)と挿抜可能な二つの連結穴52fが形成されている。
上記のように、カバー部材5は、前後向きフレーム10Aの横外方箇所で、前後向きフレーム10Aの横外側部分に交差する左右方向に沿って締結可能な第一連結ボルトとしての連結ボルト58と、延長横フレーム32の前方箇所で、前後方向に沿って締結可能な第二連結ボルトとしての連結ボルト57と、延長横フレーム32の下方箇所で、上下方向に沿って締結可能な第三連結ボルトとしての止めボルト54とを用いて、三方向から安定良く固定できるようにしてある。
このカバー部材5は、上記の三方向から締結してある連結ボルト57,58、及び止めボルト54の全てを外すことにより、剛的に固定してある固定部材52を除いて、カバー部材5の全体を延長横フレーム32の長手方向に沿って横外方へ移動させ、クローラベルト25を外さないままで取り外すことができる。
このとき、上部転輪24は予め支軸24aから取り外しておく必要がある。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、カバー部材5が延長横フレーム32の前方箇所と後方箇所との両方を覆う構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば、カバー部材が延長横フレーム32の前方箇所に存在する部材のみを覆う構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(2)上記実施形態においては、カバー部材5が覆う対象部材として、補強用の板状部材33を例示したが、必ずしもこれに限られるものではなく、補強用の板状部材33とは別に設けられた部材を含めて覆うものであったり、補強目的以外の部材を覆うものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(3)上記実施形態においては、前後向きフレーム10Aの横外側部分と、延長横フレーム32の上面32tとにわたって、側面視で前後に延びる板状部材33が設けられるものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば、延長横フレーム32の前面32fと前後向きフレーム10Aの横外側部分とにわたって、側面視で前後に延びる板状部材33を設けてもよい。つまり、延長横フレーム32の前部分とは、延長横フレーム32の上面32tに限らず前面32f等を含む前方側箇所を意味するものである。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(4)上記実施形態では、カバー本体50の裏面側に設ける裏当て補強板55として、傾斜面部50cの上方で平面部に連なる箇所の湾曲面50rと、傾斜面部50cの下方で縦面部50bに連なる箇所の湾曲面50rと、に亘る範囲で設けたものを例示したが、この構造に限られるものではなく、裏当て補強板55を設ける範囲は適宜設定すればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、普通型コンバインに限らず自脱形コンバインや草刈機など、クローラ走行装置を備える各種の作業機に適用できる。
3 繋ぎフレーム
4 カバー(誘導カバー)
5 カバー部材
10 機体フレーム
10A 前後向きフレーム
11 原動機
20 トラックフレーム
24 上部転輪
25 クローラベルト
32 延長横フレーム
32f 前面
33 板状部材
33a 斜め方向端縁
33b 前後方向端縁
33c 左右方向端縁
50a 平面部
50b 縦面部(傾斜案内面)
50c 傾斜面部(傾斜案内面)
50r 湾曲面
51 取付部材
51a 第一接続面部
51b 第二接続面部
54 第三連結ボルト
55 裏当て補強板
57 第二連結ボルト
58 第一連結ボルト

Claims (12)

  1. 原動機及び作業装置が搭載された機体フレームと、
    前記機体フレームの下方に入り込む状態で設けられたクローラベルト、及び前後方向に沿って延設されたトラックフレームを有する左右の走行装置と、が備えられ、
    左右の前記トラックフレームが、左右の前記トラックフレーム同士にわたる繋ぎフレームを介して互いに連結されるとともに、前記繋ぎフレームの左右方向での中間部が前記機体フレームの下部に連結され、
    前記機体フレームが、前記トラックフレームよりも左右方向における機体中央側寄りの位置で機体前後方向に沿う前後向きフレームを備え、
    前記繋ぎフレームに、前記前後向きフレームよりも横外側に延出された延長横フレームが設けられ、
    前記延長横フレームは、前記クローラベルトの回動経路のうちで、走行路面に接する下側経路部分から離れた上方に位置する上側経路部分の下方に入り込むように設けられ、
    前記前後向きフレームの横外側部分と、前記延長横フレームの前部分とにわたって、側面視で前後に延びる板状部材が設けられ、
    前記板状部材を前方から覆うカバー部材が備えられた作業機。
  2. 前記カバー部材は、脱着可能に設けられている請求項1記載の作業機。
  3. 前記延長横フレームに、前記上側経路部分の前記クローラベルトを案内する上部転輪が支持されている請求項1記載の作業機。
  4. 前記カバー部材に、
    前記板状部材よりも高い位置で前記上側経路部分における前記クローラベルトの移動方向に沿う平面部と、
    前記板状部材の前端よりも前方位置で上下方向に沿う縦面部と、
    前記平面部と前記縦面部とを繋ぐ前下がり姿勢の傾斜面部と、が備えられている請求項1記載の作業機。
  5. 前記平面部と前記傾斜面部との接続箇所、及び前記傾斜面部と前記縦面部との接続箇所は、滑らかに連なる湾曲面に形成されている請求項4記載の作業機。
  6. 前記カバー部材のうち、前記板状部材に対向する裏面側部分には、前記傾斜面部の上方で前記平面部に連なる湾曲面と、前記傾斜面部の下方で前記縦面部に連なる湾曲面と、に亘る裏当て補強板が固定されている請求項5記載の作業機。
  7. 前記カバー部材には、前記延長横フレームの前面部分に対する第一接続面部と、前記前後向きフレームの横外向き面部分に対する第二接続面部と、を備えた取付部材が設けられている請求項1記載の作業機。
  8. 前記板状部材は、前記前後向きフレームの横外向き面部分に沿う前後方向端縁と、前記延長横フレームの前面部分に沿う左右方向端縁と、前記前後向きフレームと前記延長横フレームとの交点から遠い箇所における端縁同士を結ぶ斜め方向端縁と、を備えて、平面視で三角形状に形成され、
    前記カバー部材は、前記板状部材の前記斜め方向端縁を前方から覆う箇所に設けられるとともに、平面視で、前記板状部材の前記斜め方向端縁に沿う傾斜案内面を備えている請求項1~7のいずれか一項記載の作業機。
  9. 前記傾斜案内面は、前記斜め方向端縁と同程度の左右方向長さを有し、
    前記傾斜案内面における横外方側の端部は、
    前後方向では、前記斜め方向端縁における横外方側の端部よりも前方に離れて位置し、
    左右方向では、前記斜め方向端縁における横外方側の端部とほぼ同じ位置にある請求項8記載の作業機。
  10. 前記カバー部材は、前記延長横フレームの上部分を越えて前記延長横フレームよりも後方にまで延長されている請求項1記載の作業機。
  11. 前記カバー部材は、前記前後向きフレームの横外側部分から前記延長横フレームの延出方向に沿う方向での離間移動によって、前記機体フレームから取り外し可能に構成されている請求項10記載の作業機。
  12. 前記カバー部材は、前記前後向きフレームの横外方箇所で、前記前後向きフレームの横外側部分に交差する左右方向に沿って締結可能な第一連結ボルトと、
    前記延長横フレームの前方箇所で、前後方向に沿って締結可能な第二連結ボルトと、
    前記延長横フレームの下方箇所で、上下方向に沿って締結可能な第三連結ボルトと、を介して、前記機体フレームに連結固定されている請求項10記載の作業機。
JP2022111371A 2022-07-11 2022-07-11 作業機 Pending JP2024009673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022111371A JP2024009673A (ja) 2022-07-11 2022-07-11 作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022111371A JP2024009673A (ja) 2022-07-11 2022-07-11 作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024009673A true JP2024009673A (ja) 2024-01-23

Family

ID=89620496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022111371A Pending JP2024009673A (ja) 2022-07-11 2022-07-11 作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024009673A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2493686C2 (ru) Интегрированные держатель ленты полотенного транспортера и опорная лапа в сельскохозяйственной уборочной машине
JP6765348B2 (ja) コンバイン
WO2017216807A1 (en) A self propelled track mounted paddy harvester
JP5756364B2 (ja) 普通型コンバイン
JP5139900B2 (ja) 刈取収穫機の刈り取り搬送構造
JP2024009673A (ja) 作業機
JP7381433B2 (ja) 作業機
KR101711216B1 (ko) 자탈형 콤바인
WO2017026182A1 (ja) クローラ走行装置、コンバイン、収穫機
JP5572302B2 (ja) コンバインの刈り取り搬送構造
JP5324845B2 (ja) 自脱型コンバインの刈り取り搬送構造
JP6246170B2 (ja) コンバインの刈り取り搬送構造
JP6676288B2 (ja) コンバイン
JP2004344053A (ja) コンバイン
JP4519616B2 (ja) コンバイン
JP2012170407A (ja) 脱穀扱胴
JP5341475B2 (ja) コンバインの刈り取り搬送構造
JP7072616B2 (ja) 収穫機
JP7266487B2 (ja) 収穫機
JP5231945B2 (ja) コンバインの分草構造
JP3743722B2 (ja) コンバインの刈取装置
JP5813182B2 (ja) コンバイン
JP2018110593A (ja) 収穫機
JP5341476B2 (ja) コンバインの刈り取り搬送構造
JP2005160383A (ja) コンバインの穀稈引起装置