JP2024008875A - 炭化ケイ素結晶および炭化ケイ素ウェハ - Google Patents

炭化ケイ素結晶および炭化ケイ素ウェハ Download PDF

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Abstract

【目的】均一な抵抗率を有する炭化ケイ素結晶および炭化ケイ素ウェハを提供する。【解決手段】炭化ケイ素結晶および炭化ケイ素ウェハの単結晶比率は、100%であり、その抵抗率は、15mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、その抵抗率の均一性の偏差は、0.4%未満である。【選択図】図2

Description

本発明は、炭化ケイ素結晶および炭化ケイ素ウェハに関するものである。
現在、シリコンウェハ(silicon wafer)は、半導体産業において広く使用されている。多くの電子デバイスは、材料としてシリコンウェハを使用して製造されたシリコンチップ(silicon chip)を含む。しかし、チップの性能を向上させるために、多くの製造業者は、炭化ケイ素チップ(silicon carbide chip)の製造に炭化ケイ素ウェハ(silicon carbide wafer)を材料として使用することを試みてきた。炭化ケイ素ウェハは、温耐性および安定性が高い利点を有する。
先行技術に関する限りでは、N型炭化ケイ素結晶を成長させるときの一般的な方法は、窒素ドーピング濃度を増加させる方法であるが、それにより、抵抗率を下げることができるため、下流のコンポーネントにとってより良いものとなる上に、電気的性能も改善される。しかしながら、高ドーピング濃度は、基底面転位(basal plane dislocation, BPD)およびバー積層欠陥(bar stacking fault, BSF)の増加を引き起こす可能性があり、業界では、通常、結晶成長中の高ドーピングの使用を避けるが、結果として、高抵抗率および抵抗率の均一性不良を引き起こす。炭化ケイ素結晶が均一な抵抗分布を有する場合、結晶応力を減らすことができ、加工後のウェハの幾何学的形状も改善される。さらに、そこから製造された炭化ケイ素デバイスの電気的特性および性能も改善される。したがって、いかにして均一な抵抗率を有する炭化ケイ素結晶およびウェハを生産するかが、解決すべき課題となっている。
本発明の目的は、均一な抵抗率を有する炭化ケイ素結晶および炭化ケイ素ウェハを提供することである。
炭化ケイ素結晶の軸方向温度勾配と径方向温度勾配の間の比差を制御し、窒素濃度のドーピング量を調整することにより、形成される炭化ケイ素結晶および炭化ケイ素ウェハは、均一な抵抗率を有する。
本発明は、炭化ケイ素結晶を提供する。炭化ケイ素結晶の単結晶比率は、100%であり、炭化ケイ素結晶の抵抗率は、15mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、炭化ケイ素結晶の抵抗率の均一性の偏差は、0.4%未満である。
本発明の1つの実施形態において、炭化ケイ素結晶の単結晶比率は、100%であり、炭化ケイ素結晶の抵抗率は、19mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、炭化ケイ素結晶の抵抗率の均一性の偏差は0.4%未満である。
本発明の1つの実施形態において、抵抗率の均一性の偏差は、0.01%未満である。
本発明の1つの実施形態において、炭化ケイ素結晶の基底面転位(BPD)は、200/cm未満である。
本発明の1つの実施形態において、炭化ケイ素結晶の基底面転位(BPD)は、140/cm未満である。
本発明の1つの実施形態において、炭化ケイ素結晶のバー積層欠陥(BSF)は、5/ウェハ未満である。
本発明は、炭化ケイ素ウェハを提供し、炭化ケイ素ウェハの単結晶比率は、100%であり、炭化ケイ素ウェハの抵抗率は、15mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、炭化ケイ素ウェハの抵抗率の均一性の偏差は、0.4%未満である。
本発明の1つの実施形態において、炭化ケイ素ウェハの単結晶比率は、100%であり、炭化ケイ素ウェハの抵抗率は、19mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、炭化ケイ素ウェハの抵抗率の均一性の偏差は、0.4%未満である。
本発明の1つの実施形態において、抵抗率の均一性の偏差は、0.01%未満である。
本発明の1つの実施形態において、炭化ケイ素ウェハの基底面転位(BPD)は、200/cm未満である。
本発明の1つの実施形態において、炭化ケイ素ウェハの基底面転位(BPD)は、140/cm未満である。
本発明の1つの実施形態において、炭化ケイ素ウェハのバー積層欠陥(BSF)は、5/ウェハ未満である。
以上のように、本発明の実施形態の炭化ケイ素結晶の成長方法により形成されたN型炭化ケイ素ウェハは、均一な抵抗率分布を有することができる。したがって、処理工程後に得られる炭化ケイ素ウェハは、低いウェハ応力を有することができ、加工後のウェハの幾何学的形状を改善することもできる。
添付の図面は、本発明の原理をさらに理解するために含まれており、本明細書に組み込まれ、かつその一部を構成するものである。図面は、本発明の実施形態を例示しており、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たしている。
本発明の1つの実施形態に係る結晶成長装置の概略図である。 本発明の1つの実施形態に係る炭化ケイ素結晶の成長方法のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態に係る炭化ケイ素結晶の成長方法における窒素濃度を増やすための異なるドーピング調整方法を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る炭化ケイ素結晶の成長方法における窒素濃度を増やすための異なるドーピング調整方法を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る炭化ケイ素結晶の成長方法における窒素濃度を増やすための異なるドーピング調整方法を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る炭化ケイ素結晶の成長方法における窒素濃度を増やすための異なるドーピング調整方法を示す図である。 本発明の別の実施形態に係る結晶の結晶成長方法の概略的フローチャートである。 本発明の1つの実施形態に係る結晶成長方法で使用された第1種結晶を作製したときの概略的フローチャートである。
図1は、本発明の1つの実施形態に係る結晶成長装置の概略図である。図2は、本発明の1つの実施形態に係る炭化ケイ素結晶の成長方法のフローチャートである。以下、図1に示した結晶成長装置および図2に示したフローチャートを参照しながら、本発明のいくつかの実施形態に基づく炭化ケイ素結晶の成長方法について説明する。
図1および図2のステップS10に示すように、結晶成長プロセスにおいて、炭素元素およびケイ素元素を含む原料110、および原料110の上方にある種結晶106を反応器102に提供する。例えば、原料110は、炭化ケイ素粉末であり、反応器102の底部に配置され、固体昇華源として使用される。種結晶106は、反応器102の上部に配置される。いくつかの実施形態において、種結晶106は、接着層により種結晶装載プラットフォーム(図示せず)上に固定することができる。種結晶106の材料は、炭化ケイ素を含む。例えば、種結晶106は、6H炭化ケイ素または4H炭化ケイ素である。別の実施形態において、種結晶106は、6H炭化ケイ素および4H炭化ケイ素を含む。
図1および図2のステップS20に示すように、いくつかの実施形態において、炭化ケイ素成長プロセスを実行して、炭化ケイ素結晶108を形成する。例えば、成長プロセスは、さらに、ステップS22およびステップS24を実行することを含む。ステップS22において、反応器102および原料110を加熱して、種結晶106上に炭化ケイ素結晶108を形成する。上記の成長プロセスのステップS24において、炭化ケイ素結晶108の軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の比差(ΔTz/ΔTx)を調整することにより、その比差を0.5~3の範囲に制御して、炭化ケイ素結晶を形成する。
上記のステップS22およびS24において、物理気相輸送(physical vapor transport, PVT)により種結晶106上に炭化ケイ素結晶108を形成する。いくつかの実施形態において、反応器102および原料110を誘導コイル104で加熱して、種結晶106上に炭化ケイ素結晶108を形成する。製造過程の間、種結晶106は、ガス状態から固化した原料110(炭化ケイ素粉末)を受け取り、望ましいサイズの炭化ケイ素結晶108が得られるまで種結晶106上に徐々に半導体結晶を形成する。続いて、図1および図2のステップS30を参照すると、炭化ケイ素結晶108が望ましいサイズに成長した後、反応器102および原料110を冷却して、炭化ケイ素結晶108から成る炭化ケイ素インゴットを得る。いくつかの実施形態において、形成されたインゴットは、使用された単種結晶の方向性によって、異なる結晶構造を有することができる。例えば、炭化ケイ素インゴットは、4H-炭化ケイ素、6H-炭化ケイ素などを含む。4H-炭化ケイ素および6H-炭化ケイ素は、いずれも六方晶系に属する。
上記の実施形態において、反応器102および原料110を加熱して、炭化ケイ素結晶108を形成するとき、軸方向温度勾配(ΔTz)は、炭化ケイ素結晶108の厚さ方向の温度勾配を指すが、径方向温度勾配(ΔTx)は、厚さ方向に垂直な水平方向の炭化ケイ素結晶108の温度勾配を指す。いくつかの実施形態において、各結晶方向の成長速度差を利用して温度差を調整し、0.5~3の範囲の比差(ΔTz/ΔTx)を達成する。一般的に、<11-20>結晶方向の成長速度は、<1-100>結晶方向の成長速度よりも速い。本発明の実施形態において、これら2つの結晶方向の成長速度は、同じ速度に制御されるため、各軸方向/径方向の結晶を一定の成長速度にして、その比差(ΔTz/ΔTx)を0.5~3の範囲に調整することができる。
いくつかの実施形態において、軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の比差(ΔTz/ΔTx)を0.5~3の範囲に制御して、炭化ケイ素結晶108を形成する。いくつかの実施形態において、軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の比差(ΔTz/ΔTx)を2~3の範囲に制御して、炭化ケイ素結晶108を形成する。いくつかの実施形態において、軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の比差(ΔTz/ΔTx)を2.5~3の範囲に制御して、炭化ケイ素結晶108を形成する。軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の比差(ΔTz/ΔTx)を上記の範囲に制御した場合、形成された炭化ケイ素結晶108は、抵抗率の均一性を改善することができる。
いくつかの実施形態において、反応器102および原料110を加熱して炭化ケイ素結晶108を形成したとき、すなわち、炭化ケイ素結晶108の成長過程において、窒素濃度のドーピング量がさらに増加し、窒素濃度は、第1濃度から第2濃度に増加する。いくつかの実施形態において、第1濃度は、2×1018atom/cmであり、第2濃度は、3×1018atom/cmである。いくつかの実施形態において、第1濃度は、2.2×1018atom/cmであり、第2濃度は、2.9×1018atom/cmである。いくつかの実施形態において、第1濃度は、2.5×1018atom/cmであり、第2濃度は、2.8×1018atom/cmである。窒素濃度のドーピング量を上記の範囲に制御した場合、形成された炭化ケイ素結晶の抵抗率の均一性をさらに最適化することができる。
上記の実施形態において、窒素濃度は、線形に、または段階的に増加することができる。例えば、図3A~図3Dを参照しながら、窒素濃度の異なるドーピング調整方法について説明する。
図3A~図3Dは、本発明の1つの実施形態に係る炭化ケイ素結晶の成長方法において窒素濃度を増やすための異なるドーピング調整方法を示した図である。図3Aに示すように、本実施形態において、窒素ガスの流量は、時間と比較して線形に増加するため、窒素濃度も線形に増加する。図3Bに示すように、本実施形態において、窒素ガスの流量は、時間と比較して段階的に増加するため、窒素濃度も段階的に増加する。図3Cに示すように、本実施形態において、窒素ガスの流量は、時間と比較して段階的に増加する。しかしながら、図3Cの実施形態において、窒素ガスの流量は、プロセスの開始時点で直接増加しているため、図3Bに示したプロセスとは異なり、窒素ガスの流量は、一定期間、10sccmで安定した後に、濃度が段階的に増加する。図3Dに示すように、本実施形態において、窒素ガスの流量は、時間と比較して段階的に増加する。しかしながら、図3Dの実施形態において、各段階過程において増加した窒素ガスの流量の量は異なり、特定の窒素流量での滞在時間も異なる。
本発明の実施形態において、反応器内の窒素ガスの流量を増やすことによって、窒素濃度のドーピング量の増加を行うため、窒素の流れの増加は、10sccm~50sccmの範囲に制御され、上記の図3A~図3Dに示した方法を用いて、窒素濃度を線形に、または段階的に増やすことができる。いくつかの実施形態において、窒素流量の増加は、10sccm~30sccmの範囲に制御される。
上記の方法を用いて炭化ケイ素結晶を形成した場合、形成された炭化ケイ素結晶および加工後に得られる炭化ケイ素ウェハの単結晶比率は、100%であり、炭化ケイ素結晶/ウェハの抵抗率は、15mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、好ましくは、19mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、炭化ケイ素ウェハの抵抗率の均一性の偏差は、0.4%未満である。いくつかの実施形態において、炭化ケイ素ウェハの抵抗率の均一性の偏差は、0.01%未満である。また、いくつかの実施形態において、炭化ケイ素結晶/ウェハの基底面転位(BPD)は、200/cm未満である。いくつかの実施形態において、炭化ケイ素結晶/ウェハの基底面転位(BPD)は、140/cm未満である。いくつかの実施形態において、炭化ケイ素結晶/ウェハのバー積層欠陥(BSF)は、5/ウェハ未満である。したがって、抵抗率分布が均一な炭化ケイ素結晶/ウェハを得ることができ、形成された炭化ケイ素結晶/ウェハの応力も低下し、加工後のウェハの幾何学的形状も改善される。
図4は、本発明の別の実施形態に係る結晶の結晶成長方法の概略的フローチャートである。いくつかの実施形態において、上記の炭化ケイ素結晶成長方法を用いて結晶成長プロセスを実行することができる。図4に示すように、本発明の実施形態の結晶成長方法において、第1種結晶202を提供し、第1種結晶202は、第1単結晶比率および第1サイズを有する。いくつかの実施形態において、第1単結晶比率は、70%~80%であり、第1サイズは、200mmである。
図4に示すように、第1種結晶202を用いて、第1結晶成長プロセス(N=1)を実行し、単結晶比率が増加した中間結晶204を得る。中間結晶204の単結晶比率が100%ではないことを確認したとき、中間結晶204をスライスして、成長種結晶204Aを得る。続いて、事前に取得した成長種結晶204Aを次の結晶成長プロセスの種結晶として使用することができる。例えば、第2結晶成長プロセス(N=2)において、成長種結晶204Aを用いて結晶成長プロセスを実行することにより、単結晶比率が増加した中間結晶206を得る。中間結晶206の単結晶比率が100%ではないことを確認したとき、中間結晶206をスライスして、成長種結晶206Aを得る。したがって、最終的な種結晶SD1によって形成された中間結晶の単結晶比率が100%になるまで結晶成長プロセスを何度も(N=X)繰り返すことができ、そのような中間結晶を第2結晶250として指定することによって、本発明の実施形態に基づく結晶成長方法が完成する。
上述した例において、第1種結晶202に対して結晶成長プロセスをN回実行する。各結晶成長プロセスは、第1単結晶比率を増やし、100%の単結晶比率を有する第2結晶250が得られるまでN回の結晶成長プロセスを実行する。つまり、100%の単結晶比率を有する中間結晶を確認したとき、上記の結晶成長プロセスを停止して、第2結晶250を形成する。いくつかの実施形態において、N回は、3回より多い結晶成長プロセスを含む。いくつかの実施形態において、N回は、3回より多く、かつ8回より少ない結晶成長プロセスを含む。いくつかの実施形態において、N回は、4回より多く、かつ6回より少ない結晶成長プロセスを含む。
さらに、上記の実施形態において、各結晶成長プロセスは、結晶の軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)を調整することにより、その比差を0.5~3の範囲に制御することを含む。上記の実施形態において、各結晶成長プロセスは、窒素濃度のドーピング量を2×1018atom/cm~3×1018atom/cmの範囲に制御することを含む。いくつかの実施形態において、各結晶成長プロセスは、異なる。例えば、本発明の実施形態において、各結晶成長プロセスの軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)は異なり、および/または窒素濃度のドーピング量は異なるが、上記の比差および窒素濃度のドーピング量は、依然として上記の範囲に制御される。上記の方法を使用することによって、一定回数の結晶成長プロセスの範囲内でB級種(単結晶比率が低い)からA級結晶(単結晶比率が100%)に成長させることが可能である。したがって、高い単結晶比率および大きなサイズを有する結晶を形成するために必要な時間を大幅に短縮することが可能である。
図5は、本発明の1つの実施形態に係る結晶成長方法において使用される第1種結晶を作製するための概略的フローチャートである。いくつかの実施形態において、小型の種結晶を使用して直径の拡大を行い、大型の結晶を形成することができる。図5に示すように、いくつかの実施形態において、予備種結晶PX1を提供し、予備種結晶PX1は、サイズAおよび単結晶比率A’を有する。いくつかの実施形態において、サイズAは、第1種結晶202の第1サイズよりも小さく、単結晶比率A’は、第1種結晶202の第1単結晶比率よりも大きい。例えば、第1種結晶202が70%~80%の第1単結晶比率および200mmの第1サイズを有するとき、予備種結晶PX1の単結晶比率A’は、100%であり、予備種結晶PX1のサイズAは、150mmである。
図5に示すように、予備種結晶PX1を使用して結晶成長プロセスを実行し、上記の第1サイズおよび上記の第1単結晶比率を有する第1結晶PX2を得る。本発明の1つの実施形態において、予備種結晶PX1の結晶成長プロセスは、結晶の軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)を調整して、その比差を0.5~3の範囲に制御するとともに、窒素濃度のドーピング量を2×1018atom/cm~3×1018atom/cmの範囲に制御することを含む。第1結晶PX2を得た後、第1結晶PX2をスライスして、上記の直径が拡大された第1種結晶202を取得し、第1種結晶202を使用して図4に示したステップを実行し、100%の単結晶比率を有する第2結晶250を得ることができる。上記の方法を使用することによって、一定回数の結晶成長プロセスの範囲内でA級種(単結晶比率が100%)の直径を成長させて拡大し、より大きなサイズを有するA級結晶(単結晶比率が100%)を形成することが可能となる。したがって、高い単結晶比率および大きなサイズを有する結晶を形成するために必要な時間を大幅に短縮することができるため、従来の結晶サイズ拡大に必要な複数の拡大工程や何年もの拡大時間を回避することができる。
実施例
本発明の方法が均一な抵抗率を有する炭化ケイ素結晶を生産することができ、かつ高い単結晶比率を有する大型の結晶を形成するために必要な時間を大幅に短縮することができることを証明するために、以下の実施例を実行し説明する。
第1実施例:
第1実施例において、(i)軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)、(ii)窒素濃度のドーピング変化方法、および(iii)実施例1~7および比較例1~4の窒素濃度のドーピング量を下記の表1および表2に記載した方法で調整する。さらに、成長プロセスを図1および図2に記載した方法で実行し、炭化ケイ素結晶を形成する。また、得られた炭化ケイ素ウェハの基底面欠陥、ウェハの単結晶比率、ウェハの抵抗率、ウェハの抵抗率の均一性の偏差、およびバー積層欠陥(BSF)の評価も表1および表2に示す。
上記の表1に示した実施例1~7の実験結果から、軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)を0.5~3の範囲に制御し、窒素濃度のドーピング変化方法を低濃度から高濃度に調整したとき、および窒素濃度のドーピング量を2×1018atom/cm~3×1018atom/cmの範囲に制御したとき、得られた炭化ケイ素結晶は、100%の単結晶比率を有し、加工後に得られた炭化ケイ素ウェハは、均一な抵抗率分布(抵抗率の均一性の偏差が0.4%より小さい)を有し、ウェハの基底面転位(BPD)を200/cm以下に制御することができ、バー積層欠陥を5/ウェハ(ea/wf)以下に制御することができ、ウェハの抵抗率(15~20mΩ・cm)も理想的な範囲内であり、好ましくは、19mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲であ。
さらに詳しく説明すると、比差(ΔTz/ΔTx)を2~3の範囲に制御し、窒素濃度のドーピング量を2.1×1018atom/cm~2.9×1018atom/cmの範囲に制御したとき、炭化ケイ素結晶を加工した後に得られた炭化ケイ素ウェハは、より優れた抵抗率分布の均一性を有し、ウェハの欠陥およびバー積層欠陥が少ない。さらに、比差(ΔTz/ΔTx)を2.5~3の範囲に制御し、窒素濃度のドーピング量を2.4×1018atom/cm~2.8×1018atom/cmの範囲に制御したとき、得られた炭化ケイ素ウェハは、最も優れた抵抗率分布の均一性を有し、基底面転位(BPD)およびバー積層欠陥(BSF)などの欠陥が最も少ない。したがって、本発明の実施形態に係る炭化ケイ素結晶の成長方法によって形成されたN型炭化ケイ素結晶を加工して得られた炭化ケイ素ウェハは、均一な抵抗率分布を有することができ、結晶応力が低く、加工後のウェハの形状も改善される。
比較すると、表2に示された実験結果から、比較例1を参照すると、比差(ΔTz/ΔTx)を0.5~3の範囲に制御せず、窒素濃度のドーピング方法を変えないが、1×1018atom/cmの固定ドーピング濃度を使用したとき、得られた炭化ケイ素ウェハの抵抗率分布の均一性は、良好ではなく(均一性の偏差>5%)、基底面転位(BPD)の結果も良好ではない。比較例2を参照すると、比差(ΔTz/Δx)を0.5~3の範囲に制御しても、窒素濃度のドーピング変化がなく、固定ドーピング濃度を使用した場合、得られた炭化ケイ素ウェハの抵抗率分布の均一性は、依然として良好ではなく(均一性の偏差>4%)、基底面転位(BPD)およびバー積層欠陥(BSF)などの欠陥の結果も良好ではない。比較例3~4を参照すると、窒素濃度のドーピングは、低濃度から高濃度に変化しているが、比差(ΔTz/Δx)を0.5~3の範囲に制御しない場合、および窒素濃度のドーピング量を2×1018atom/cm~3×1018atom/cmの範囲に制御しない場合、抵抗率分布の均一性は、比較例1~2(均一性の偏差>1.5%)と比較して、わずかに改善されるが、抵抗率分布の均一性は、依然として理想的な範囲内ではなく、基底面転位(BPD)およびバー積層欠陥(BSF)などの欠陥の結果も、依然として良好ではない。
第2実施例:
第2実施例において、(i)軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)、(ii)窒素濃度のドーピング変化方法、および(iii)実施例8~11および比較例5~8の結晶成長プロセスの窒素濃度のドーピング量を下記の表3~10に記載した方法で調整する。また、図4に記載した方法で、第1種結晶を使用して結晶成長プロセスを実行し、炭化ケイ素結晶を形成する。各結晶成長プロセスで得られた炭化ケイ素結晶の基底面転位(BPD)、単結晶比率、抵抗率、抵抗率の均一性の偏差、およびバー積層欠陥(BSF)の評価も表3~10に示す。
上記の表3~6に示した実施例8~11の実験結果からわかるように、比差(ΔTz/ΔTx)を0.5~3の範囲に制御し、窒素濃度のドーピング量を2×1018atom/cm~3×1018atom/cmの範囲に制御したとき、窒素濃度のドーピング方法がどのように変化しても、6回(N=6)の結晶成長プロセスの範囲内でB級種結晶(単結晶比率が低い)をA級結晶(単結晶比率100%)に成長させることができ、基底面欠陥(BPD)、抵抗率、抵抗率の均一性、およびバー積層欠陥(BSF)をすべて理想的な範囲に、例えば、BSFを5/ウェハ以下に制御することができる。
比較すると、上記の表7~10に示した比較例5~8の実験結果からわかるように、各結晶成長プロセスにおいて軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)が上記の範囲内ではなく、窒素濃度のドーピング量が上記の範囲外である場合、結晶成長プロセスを11~13回行っても、B級種結晶(単結晶比率が低い)を100%の単結晶比率を有する結晶に成長させることはできず、基底面欠陥(BPD)、抵抗率の均一性、およびバー積層欠陥の結果は、依然として悪い。したがって、本発明の実施形態の結晶成長方法は、高い単結晶比率および大きなサイズを有する結晶を形成するために必要な時間を大幅に短縮できることがわかる。
第3実施例:
第3実施例において、(i)軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)、(ii)窒素濃度のドーピング変化方法、および(iii)実施例12および比較例9の結晶成長プロセスの窒素濃度のドーピング量を下記の表11~12に記載した方法で調整する。さらに、図5に示した方法を実行し、それにより、予備ステップ(N=0)において小さいサイズの種結晶を使用して、その直径を拡大し、大きなサイズの結晶を形成するとともに、スライスして第1種結晶を形成した後、第1種結晶を使用して図4にした方法を実行し、炭化ケイ素結晶を形成するための結晶成長プロセスを実行する。また、各結晶成長プロセスで得られた炭化ケイ素結晶の基底面欠陥(BPD)、単結晶比率、抵抗率、抵抗率の均一性の偏差、およびバー積層欠陥(BSF)の評価も表11~12に示す。
上記の表11に示した実施例12の実験結果からわかるように、小さいサイズのA級予備種(単結晶比率100%)をさらに使用して直径の拡大を行い、第1種結晶を形成するとともに、各結晶成長プロセスの軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)を0.5~3の範囲に制御して、窒素濃度のドーピング量を2×1018atom/cm~3×1018atom/cmの範囲に制御したとき、窒素濃度のドーピング方法がどのように変化しても、小さいサイズのA級種結晶(単結晶比率100%)は、1回の予備的な直径拡大および4回(N=4)の結晶成長プロセスの範囲内で、直径が拡大された大きなサイズのA級結晶(単結晶比率100%)に成長することができ、基底面欠陥(BPD)、抵抗率、抵抗率の均一性、およびバー積層欠陥(BSF)をすべて理想的な範囲、例えば、BSFを5/ウェハ以下に制御することができる。
比較すると、上記の表12に示した比較例9の実験結果からわかるように、各結晶成長プロセスにおける軸方向温度勾配(ΔTz)と径方向温度勾配(ΔTx)の間の比差(ΔTz/ΔTx)が上記の範囲内ではなく、窒素濃度のドーピング量が上記の範囲外である場合、1回の予備的な直径拡大および10回の結晶成長プロセスを行ったとしても、小さいサイズのA級種結晶(単結晶比率100%)を100%の単結晶比率を有する大きなサイズの結晶に成長させることは不可能であり、基底面欠陥(BPD)、抵抗率の均一性、およびバー積層欠陥(BSF)の結果は、依然として悪い。したがって、本発明の実施形態の結晶成長方法は、高い単結晶比率および大きなサイズを有する結晶を形成するために必要な時間を大幅に短縮することができるため、従来の結晶サイズ拡大に必要な複数の拡大工程や何年もの拡大時間を回避できることがわかる。
以上のように、本発明の実施形態の炭化ケイ素結晶の成長方法によって形成されたN型炭化ケイ素結晶は、均一な抵抗率分布を有することができる。したがって、形成された炭化ケイ素結晶の結晶応力も低下し、加工後のウェハの幾何学的形状も改善される。さらに、本発明の実施形態の結晶成長方法により、高い単結晶比率を有する大きなサイズの結晶を形成する時間を大幅に短縮することができ、直径拡大および/または100%の単結晶比率を有する結晶を一定回数の結晶成長プロセスの範囲内で達成することができる。
本分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の範囲または精神から逸脱せずに、開示された実施形態に対して様々な修正および変更が可能であることが理解されよう。 これを考慮して、本発明は、以下の特許請求の範囲およびそれらの同等物の範囲内にある修正および変更を包含することが意図されている。
本発明の炭化ケイ素結晶および炭化ケイ素ウェハは、電気的特性および性能が改善された炭化ケイ素デバイスに適用することができる。
102 反応器
104 誘導コイル
106 種結晶
108 炭化ケイ素結晶
110 原料
202 第1種結晶
204、206 中間結晶
204A、206A 成長種結晶
250 第2結晶
PX1 予備種結晶
PX2 第1結晶
S10、S20、S22、S24、S30 ステップ
SD1 種結晶

Claims (12)

  1. 炭化ケイ素結晶の単結晶比率が、100%であり、前記炭化ケイ素結晶の抵抗率が、15mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、前記炭化ケイ素結晶の前記抵抗率の均一性の偏差が、0.4%未満である炭化ケイ素結晶。
  2. 前記炭化ケイ素結晶の前記単結晶比率が、100%であり、前記炭化ケイ素結晶の前記抵抗率が、19mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、前記炭化ケイ素結晶の前記抵抗率の前記均一性の偏差が、0.4%未満である請求項1に記載の炭化ケイ素結晶。
  3. 前記抵抗率の前記均一性の偏差が、0.01%未満である請求項1に記載の炭化ケイ素結晶。
  4. 前記炭化ケイ素結晶の基底面変位(BPD)が、200/cm未満である請求項1に記載の炭化ケイ素結晶。
  5. 前記炭化ケイ素結晶の前記基底面変位(BPD)が、140/cm未満である請求項4に記載の炭化ケイ素結晶。
  6. 前記炭化ケイ素結晶のバー積層欠陥(BSF)が、5/ウェハ未満である請求項1に記載の炭化ケイ素結晶。
  7. 炭化ケイ素ウェハの単結晶比率が、100%であり、前記炭化ケイ素ウェハの抵抗率が、15mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、前記炭化ケイ素ウェハの前記抵抗率の均一性の偏差が、0.4%未満である炭化ケイ素ウェハ。
  8. 前記炭化ケイ素ウェハの前記単結晶比率が、100%であり、前記炭化ケイ素ウェハの前記抵抗率が、19mΩ・cm~20mΩ・cmの範囲内であり、前記炭化ケイ素ウェハの前記抵抗率の前記均一性の偏差が、0.4%未満である請求項7に記載の炭化ケイ素ウェハ。
  9. 前記抵抗率の前記均一性の偏差が、0.01%未満である請求項7に記載の炭化ケイ素ウェハ。
  10. 前記炭化ケイ素ウェハの基底面変位(BPD)が、200/cm未満である請求項7に記載の炭化ケイ素ウェハ。
  11. 前記炭化ケイ素ウェハの前記基底面変位(BPD)が、140/cm未満である請求項10に記載の炭化ケイ素ウェハ。
  12. 前記炭化ケイ素ウェハのバー積層欠陥(BSF)が、5/ウェハ未満である請求項7に記載の炭化ケイ素ウェハ。

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