JP2024008832A - 土壤中のカドミウム濃縮効果を模擬するための栽培装置 - Google Patents
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Abstract
Description
を模擬するための栽培装置に関する。
作物の品質にも影響を及ぼし、これら重金属に汚染された作物は食物連鎖を通じて人体に
入り、最終的に人類の健康を害する。
カドミウムは重金属の中の生物毒性が最も強い元素であり、植物と人体に必要ではなく、
しかも生物蓄積性があり、カドミウム汚染は人体と生態環境に極めて大きな危害を与え、
土壌カドミウム汚染は水稲、野菜など農産物の品質の低下をもたらし、人体の健康を脅か
し、農業の持続可能な発展に悪影響を与える。
土壌及び異なる作物の可食部位におけるカドミウムの含有状況と相関性を分析し、作物の
カドミウム濃縮の予測モデルを作成することは土壌のカドミウム汚染を処置し、作物のカ
ドミウム含有量を下げる鍵であり、しかし、異なる作物を同時に栽培できる模擬栽培装置
は、従来技術には存在しなかった。
土壤中のカドミウム濃縮効果を模擬するための栽培装置であって、試験台と、栽培箱と、
調光ユニットと、スプレーユニットと、を含み、前記試験台は円筒状構造であり、
前記栽培箱は試験台の内部の上端に遊嵌され、栽培箱の中心位置には取り付けカラムが固
定棒を介して設けられ、前記取り付けカラムの側壁の下端に複数の第1扇形バッフルが摺
動可能に嵌着され、各前記第1扇形バッフルは栽培箱に対応する側にネジ穴が設けられ、
栽培箱及び試験台の側壁のうち各前記ネジ穴の位置に対応する箇所に制限溝が設けられ、
各前記制限溝の内部には対応する側のネジ穴に螺合可能な締め付けスクリューが遊嵌され
、取り付けカラムには栽培箱の内壁に摺動可能に嵌着する複数の容量拡張ボードが回動可
能に嵌着され、前記容量拡張ボードはそれぞれ、隣接する2つの第1扇形バッフルの間に
位置し、かつ、第1扇形バッフルとそれが隣接する容量拡張ボードとの間に第2扇形バッ
フルが設けられ、前記第2扇形バッフルは、一方側が容量拡張ボードの側壁に接続され、
他方側が隣接する第1扇形バッフルに可動に挿着され、
前記調光ユニットは、試験台の上端に固定して設けられかつ栽培箱の外側に位置する位置
決めリングと、前記位置決めリングの上端に垂直に取り付けられる複数の支持棒と、各支
持棒のトップに固定して接続される取り付け板と、取り付け板の上端に設けられる調節モ
ータと、を含み、前記取り付け板の内部が中空であり、隣接する2つの支持棒の間には、
下端が位置決めリングに回動可能に嵌着され、上端が取り付け板を貫通しており、接続歯
車が設けられた調節板が設けられ、前記調節モータの出力軸は取り付け板を貫通しており
、各接続歯車と噛み合って接続される主歯車が嵌め込まれ、
前記スプレーユニットは、取り付け板の下端に位置するスプレーディスク及び貯液箱を含
み、前記スプレーディスクは調節モータの出力軸に接続され、スプレーディスクの下端に
は複数のノズルホルダが設けられ、各前記ノズルホルダに複数の複数の噴霧ノズルが設け
られ、前記噴霧ノズルはそれぞれホースを介して貯液箱に接続される。
本発明の一態様によれば、前記各支持棒の内側に補光灯が設けられている。
説明:補光灯を利用して栽培作物に十分な光条件を提供し、作物の光合成作用を促進する
ことができる。
本発明の一態様によれば、前記スプレーディスクに複数の貫通溝が設けられ、前記貫通溝
はそれぞれ各ノズルホルダの真上に1対1で対応して位置し、前記貫通溝の内部にスライ
ドロッドが設けられ、前記ノズルホルダは互いにヒンジ連結される2つのガイドロッドか
らなり、2つの前記ガイドロッドのいずれにも前記スライドロッドに摺動可能に嵌着され
る押しブロックが可動にヒンジ連結され、2つの前記押しブロックはいずれも貫通溝を貫
通しており、それぞれの先端部に衝突ディスクが設けられ、前記スライドロッドには、衝
突ディスクを復位させるためのリターンスプリングが嵌め込まれ、前記取り付け板の下底
面に複数の押しモータが設けられ、各前記押しモータの出力軸には同一の貫通溝の2つの
衝突ディスクの間に位置する押しカムが設けられ、前記押しカム及び衝突ディスクの両方
の外部に弾性ゴムスリーブが嵌め込まれる。
説明:押しモータは押しカムを回転駆動し、各組の2つの衝突ディスクを往復移動させる
。衝突ディスクの移動中に2つのガイドロッドはそのヒンジ連結点に沿って曲げられ、こ
れにより、噴霧ノズルは各方向へ栽培液をスプレーすることができ、これは栽培作物の成
長促進に有利である。弾性ゴムスリーブが設けられることは、押しカムと衝突ディスクが
接触するときに生じる振動を減少させ、装置作動時の安定性を向上させるのに有利である
。
本発明の一態様によれば、前記試験台の内底部にリフトユニットが設けられ、前記リフト
ユニットは、回転モータと、リフトモータと、回転ディスクと、リフトアームと、を含み
、前記回転ディスクは試験台の底面に回動可能に嵌着され、回転ディスクには接続アーム
が固定して設けられ、前記接続アームには移動溝が設けられ、前記移動溝の内部にはリフ
ト親ねじが回動可能に嵌着され、前記リフトモータは接続アームに固定して設けられ、リ
フトモータはリフト親ねじに動力を供給し、前記回転モータは試験台の底面に固定して設
けられ、回転モータは回転ディスクに動力を供給し、前記リフトアームは、一端が接続ア
ームに可動にヒンジ連結され、他端の下底面に斜め棒が可動にヒンジ連結され、前記斜め
棒はネジ付きベースを介してリフト親ねじに螺合され、リフトアームの他端の上端面には
トップベースが可動にヒンジ連結され、回転モータ及びリフトモータにそれぞれ電気的に
接続されるPLCコントローラをさらに含む。
説明:回転モータによってディスクを適切な位置に回転駆動した後、リフトモータによっ
てリフト親ねじを回転駆動することにより、リフトアームは斜め棒の作用により接続アー
ムに沿って回転し、第1扇形バッフル及び第2扇形バッフルを同時に突き上げ、そして、
締め付けスクリューは第1扇形バッフルを固定し、このようにして、隣接する2つの容量
拡張ボードの間にある栽培土壤の深さの調節が容易になり、本発明は、使用に際してさま
ざまな作物の栽培要件に応じて栽培土壤の深さを調整することができ、PLCコントロー
ラの配置は本発明の操作性の向上に有利である。
本発明の一態様によれば、各前記容量拡張ボードの外端は栽培箱を貫通し、かつラックが
設けられており、栽培箱の上端面には、各ラックをそれぞれ駆動するためのマイクロモー
タが複数設けられ、前記マイクロモータの出力軸は栽培箱を貫通しており、かつ対応する
側のラックと噛み合って接続されるピニオンが設けられる。
説明:マイクロモータのピニオンを利用してラックを回転駆動することにより、隣接する
2つの容量拡張ボードの間の距離を調整することが可能とされており、本発明の使用時の
利便性が向上する。
本発明の一態様によれば、前記第1扇形バッフル及び第2扇形バッフルのいずれにも透水
孔が設けられ、前記試験台には排水管が設けられる。
説明:排水孔が設けられることにより、栽培箱内の余分な水分を排出しやすくし、栽培作
物の根が長期間水に浸かって根腐れ現象を起こすことを回避する。
本発明の一態様によれば、試験台の下底面に移動輪が設けられる。
説明:移動輪を設けることで、試験台の移動を容易にする。
本発明の一態様によれば、噴霧ノズルとノズルホルダとは垂直面において30~45°の
角をなし、かつ、隣接する2つの噴霧ノズル同士は15~30°の角をなす。
説明:噴霧ノズルとノズルホルダとがなす角を制御することにより、噴霧ノズルが栽培液
をスプレーするときの均一性を向上させるのに有利であり、これにより、様々な作物に対
する栄養液のスプレー量の一致性を確保する。
本発明の使用方法は以下のステップを含む。
S1、作物の栽培要件に応じて、隣接する2つの容量拡張ボードの間隔を調整し、このと
きに容量拡張ボードに接続される第2扇形バッフルと、これに対応する側の第1扇形バッ
フルは可動に挿着される。
S2、隣接する2つの容量拡張ボードの間の領域に栽培土壤を詰め、次に、各容量拡張ボ
ードと栽培箱により囲まれた領域内に様々な作物を栽培する。
S3、栽培作物の成長中に、貯液箱の内部に栽培液を注入し、栽培液をノズルホルダの噴
霧ノズルから様々な栽培作物へ吐出させる。
S4、遮光栽培が必要な場合、調節モータを外部電源に接続し、調節モータを利用して主
歯車を回転させ、主歯車によって各接続歯車を回転させ、接続歯車の回転中に調節板を隣
接する2つの支持棒の間の隙間で偏向させ、隣接する2つの支持棒の間の空隙を遮断する
。
本発明の有益な効果は以下のとおりである。
第一に、本発明の構造は合理的に設計されており、栽培箱の内部を移動できる容量拡張ボ
ードを利用して栽培箱を栽培面積の異なる栽培領域に分割することで、本発明の栽培効率
を高めるのに有利であり、また、様々な作物の成長を促進することができる。
第二に、本発明によれば、土壌-作物カドミウムの濃縮効果の研究及び導出のための確実
な試験材料を提供し、土壌カドミウム汚染のリスク評価及び土壌環境品質基準の改訂のた
めの理論的根拠を提供することができる。
第三に、本発明は、試験台上に開閉自在な調節ユニットを設けることにより、作物の成長
過程における光条件の調節に有利であり、異なる光条件の下で作物が土壌中のカドミウム
を濃縮する効果を研究することが容易である。
1-試験台、10-制限溝、11-締め付けスクリュー、12-排水管、2-栽培箱、2
0-定杆、21-取り付けカラム、22-第1扇形バッフル、220-ネジ穴、23-容
量拡張ボード、230-第2扇形バッフル、231-ラック、24-マイクロモータ、2
40-ピニオン、3-調光ユニット、30-取り付け板、31-位置決めリング、32-
支持棒、33-調節モータ、330-主歯車、34-調節板、340-接続歯車、4-ス
プレーユニット、40-スプレーディスク、400-貫通溝、401-スライドロッド、
402-リターンスプリング、41-ノズルホルダ、410-噴霧ノズル、411-ガイ
ドロッド、412-押しブロック、413-衝突ディスク、42-押しモータ、420-
押しカム、5-補光灯、6-リフトユニット、60-回転モータ、61-リフトモータ、
62-回転ディスク、63-リフトアーム、630-トップベース、64-接続アーム、
640-移動溝、641-リフト親ねじ、65-斜め棒、650-ネジ付きベース
図1、図3に示すように土壤中のカドミウム濃縮効果を模擬するための栽培装置は、試験
台1と、栽培箱2と、調光ユニット3と、スプレーユニット4と、PLCコントローラと
、を含み、試験台1は円筒状構造であり、試験台1の下底面に移動輪が設けられている。
図1、図2、図3、及び図4に示すように、栽培箱2は試験台1の内部の上端に遊嵌され
、栽培箱2の中心位置には取り付けカラム21が固定棒20を介して設けられ、取り付け
カラム21の側壁の下端に4つの第1扇形バッフル22が摺動可能に嵌着され、各第1扇
形バッフル22は栽培箱2に対向する側にネジ穴220が設けられ、栽培箱2及び試験台
1の側壁のうち各ネジ穴220の位置に対応する箇所に制限溝10が設けられ、各制限溝
1の0内部には、対応する側のネジ穴220に螺合可能な締め付けスクリュー11が遊嵌
され、取り付けカラム21には栽培箱2の内壁に摺動可能に嵌着する4つの容量拡張ボー
ド23が回動可能に嵌着され、容量拡張ボード23はそれぞれ、隣接する2つの第1扇形
バッフル22の間に位置し、かつ、第1扇形バッフル22とそれが隣接する容量拡張ボー
ド23との間に第2扇形バッフル230が設けられ、第2扇形バッフル230は、一方側
が容量拡張ボード23の側壁に接続され、他方側が隣接する第1扇形バッフル22にスラ
イド可能に挿着される。
図1、図6に示すように、調光ユニット3は、試験台1の上端に固定して設けられかつ栽
培箱2の外側に位置する位置決めリング31と、位置決めリング31の上端に垂直に取り
付けられる8つの支持棒32と、各支持棒32のトップに固定して接続される取り付け板
30と、取り付け板30の上端に設けられる調節モータ33と、を含み、取り付け板30
の内部が中空であり、隣接する2つの支持棒32の間には、下端が位置決めリング31に
回動可能に嵌着され、上端が取り付け板30を貫通しており、接続歯車340が設けられ
た調節板34が設けられ、調節モータ33の出力軸は取り付け板30を貫通しており、各
接続歯車340と噛み合って接続される主歯車330が嵌め込まれる。調節モータ33は
市販品であって、外部電源により給電される。
図1に示すように、スプレーユニット4は、取り付け板30の下端に位置するスプレーデ
ィスク40及び貯液箱を含み、スプレーディスク40は調節モータ33の出力軸に接続さ
れ、スプレーディスク40の下端面には、4つのノズルホルダ41が設けられ、各ノズル
ホルダ41に6つの噴霧ノズル410が設けられ、各噴霧ノズル410はそれぞれ、ホー
スを介して貯液箱に接続される。
各支持棒32の内側に補光灯5が設けられている。
第1扇形バッフル22及び第2扇形バッフル230のいずれにも透水孔が設けられ、試験
台1には排水管12が設けられる。
噴霧ノズル410とノズルホルダ41とは垂直面において30°の角をなし、かつ、隣接
する2つの噴霧ノズル410がなす角は15°である。
PLCコントローラは調節モータ33、補光灯5に電気的に接続され、PLCコントロー
ラ、調節モータ33及び補光灯5はすべて市販品である。
本実施例では、実施例1と比べて、以下の点は相違する。
噴霧ノズル410とノズルホルダ41とは垂直面において40°の角をなし、かつ、隣接
する2つの噴霧ノズル410がなす角は20°である。
本実施例では、実施例1と比べて、以下の点は相違する。
噴霧ノズル410とノズルホルダ41とは垂直面において45°の角をなし、かつ、隣接
する2つの噴霧ノズル410がなす角は30°である。
本実施例では、実施例1と比べて、以下の点は相違する。
図5に示すように、各容量拡張ボード23の外端は栽培箱2を貫通し、かつラック231
が設けられており、栽培箱2の上端面には、各ラック231をそれぞれ駆動するためのマ
イクロモータ24が複数設けられ、マイクロモータ24の出力軸は栽培箱2を貫通してお
り、かつ対応する側のラック231と噛み合って接続されるピニオン240が設けられる
。
マイクロモータ24のピニオン240によってラック231を回転駆動することによって
、隣接する2つの容量拡張ボード23の間の距離の調節が可能とされている。
本実施例では、実施例4と比べて、以下の点は相違する。
図7、図8に示すように、スプレーディスク40に複数の貫通溝400が設けられ、各貫
通溝400はそれぞれ各ノズルホルダ41の真上に1対1で対応して位置し、貫通溝40
0の内部にスライドロッド401が設けられ、ノズルホルダ41は互いにヒンジ連結され
る2つのガイドロッド411からなり、2つのガイドロッド411のいずれにもスライド
ロッド401に摺動可能に嵌着される押しブロック412がヒンジ連結され、2つの押し
ブロック412はいずれも貫通溝400を貫通しており、それぞれの先端部に衝突ディス
ク413が設けられ、スライドロッド401には、衝突ディスク413を復位させるため
のリターンスプリング402が嵌め込まれ、取り付け板30の下底面に複数の押しモータ
42が設けられ、各押しモータ42の出力軸には同一の貫通溝400の2つの衝突ディス
ク413の間に位置する押しカム420が設けられ、押しカム420及び衝突ディスク4
13の両方の外部に弾性ゴムスリーブが嵌め込まれる。
押しモータ42は押しカム420を回転駆動し、各組の2つの衝突ディスク413を往復
移動させる。衝突ディスク413の移動中に2つのガイドロッド411はそのヒンジ連結
点に沿って曲げられ、これにより、噴霧ノズル410は各方向へ栽培液をスプレーするこ
とができる。
本実施例では、実施例5と比べて、以下の点は相違する。
図1、図9に示すように、試験台1の内底部にリフトユニット6が設けられ、リフトユニ
ット6は、回転モータ60と、リフトモータ61と、回転ディスク62と、リフトアーム
63と、を含み、回転ディスク62は試験台1の底面に回動可能に嵌着され、回転ディス
ク62には接続アーム64が固定して設けられ、接続アーム64には移動溝640が設け
られ、移動溝640の内部にはリフト親ねじ641が回動可能に嵌着され、リフトモータ
61は接続アーム64に固定して設けられ、リフトモータ61はリフト親ねじ641に動
力を供給し、回転モータ60は試験台1の底面に固定して設けられ、回転モータ60は回
転ディスク62に動力を供給し、リフトアーム63は、一端が接続アーム64に可動にヒ
ンジ連結され、他端の下底面に斜め棒65が可動にヒンジ連結され、斜め棒65はネジ付
きベース650を介してリフト親ねじ641に螺合され、リフトアーム63の他端の上端
面にはトップベース630が可動にヒンジ連結される。
回転モータ60によって回転ディスク62を適切な位置に回転駆動した後、リフトモータ
61によってリフト親ねじ641を回転駆動することにより、リフトアーム63は斜め棒
65の作用により接続アーム64に沿って回転し、第1扇形バッフル22及び第2扇形バ
ッフル230を同時に突き上げ、そして、締め付けスクリュー11は第1扇形バッフル2
2を固定し、このようにして、隣接する2つの容量拡張ボード23の間にある栽培土壤の
深さの調節が容易になり、本発明は、使用に際して様々な作物の栽培要件に応じて栽培土
壤の深さを調整することができる。
Claims (6)
- 土壤中のカドミウム濃縮効果を模擬するための栽培装置であって、
試験台(1)と、栽培箱(2)と、調光ユニット(3)と、スプレーユニット(4)と、
を含み、
前記試験台(1)は、円筒状構造であり、
前記栽培箱(2)は、試験台(1)の内部の上端に遊嵌され、栽培箱(2)の中心位置に
は取り付けカラム(21)が固定棒(20)を介して設けられ、前記取り付けカラム(2
1)の側壁の下端に複数の第1扇形バッフル(22)が摺動可能に嵌着され、各前記第1
扇形バッフル(22)は栽培箱(2)に対向する側にネジ穴(220)が設けられ、栽培
箱(2)及び試験台(1)の側壁のうち各前記ネジ穴(220)の位置に対応する箇所に
制限溝(10)が設けられ、各前記制限溝(10)の内部には対応する側のネジ穴(22
0)に螺合可能な締め付けスクリュー(11)が遊嵌され、取り付けカラム(21)には
栽培箱(2)の内壁に摺動可能に嵌着する複数の容量拡張ボード(23)が回動可能に嵌
着され、前記容量拡張ボード(23)はそれぞれ、隣接する2つの第1扇形バッフル(2
2)の間に位置し、かつ、第1扇形バッフル(22)とこれが隣接する容量拡張ボード(
23)との間に第2扇形バッフル(230)が設けられ、前記第2扇形バッフル(230
)は、一方側が容量拡張ボード(23)の側壁に接続され、他方側が隣接する第1扇形バ
ッフル(22)に可動に挿着され、
前記調光ユニット(3)は、試験台(1)の上端に固定して設けられかつ栽培箱(2)の
外側に位置する位置決めリング(31)と、前記位置決めリング(31)の上端に垂直に
取り付けられる複数の支持棒(32)と、各支持棒(32)の頂点に固定して接続される
取り付け板(30)と、取り付け板(30)の上端に設けられる調節モータ(33)と、
を含み、前記取り付け板(30)の内部が中空であり、隣接する2つの支持棒(32)の
間には、下端が位置決めリング(31)に回動可能に嵌着され、上端が取り付け板(30
)を貫通しており、接続歯車(340)が設けられた調節板(34)が設けられ、前記調
節モータ(33)の出力軸は取り付け板(30)を貫通しており、各接続歯車(340)
と噛み合って接続される主歯車(330)が嵌め込まれ、
前記スプレーユニット(4)は、取り付け板(30)の下端に位置するスプレーディスク
(40)及び貯液箱を含み、前記スプレーディスク(40)は調節モータ(33)の出力
軸に接続され、スプレーディスク(40)の下端面には複数のノズルホルダ(41)が設
けられ、各前記ノズルホルダ(41)に複数の噴霧ノズル(410)が設けられ、前記噴
霧ノズル(410)はそれぞれホースを介して貯液箱に接続される、
ことを特徴とする栽培装置。 - 前記各支持棒(32)の内側に補光灯(5)が設けられていることを特徴とする請求項1
に記載の装置。 - 前記スプレーディスク(40)に複数の貫通溝(400)が設けられ、前記貫通溝(40
0)はそれぞれ各ノズルホルダ(41)の真上に1対1に対応して位置し、前記貫通溝(
400)の内部にスライドロッド(401)が設けられ、前記ノズルホルダ(41)は互
いにヒンジ連結される2つのガイドロッド(411)からなり、2つの前記ガイドロッド
(411)のいずれにも前記スライドロッド(401)に摺動可能に嵌着される押しブロ
ック(412)が可動にヒンジ連結され、2つの前記押しブロック(412)はいずれも
貫通溝(400)を貫通しており、それぞれの先端部に衝突ディスク(413)が設けら
れ、前記スライドロッド(401)には、衝突ディスク(413)を復位させるためのリ
ターンスプリング(402)が嵌め込まれ、前記取り付け板(30)の下底面に複数の押
しモータ(42)が設けられ、各前記押しモータ(42)の出力軸には同一の貫通溝(4
00)の2つの衝突ディスク(413)の間に位置する押しカム(420)が設けられ、
前記押しカム(420)及び衝突ディスク(413)の両方の外部に弾性ゴムスリーブが
嵌め込まれることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記試験台(1)の内底部にリフトユニット(6)が設けられ、前記リフトユニット(6
)は、回転モータ(60)と、リフトモータ(61)と、回転ディスク(62)と、リフ
トアーム(63)と、を含み、前記回転ディスク(62)は試験台(1)の底面に回動可
能に嵌着され、回転ディスク(62)には接続アーム(64)が固定して設けられ、前記
接続アーム(64)には移動溝(640)が設けられ、前記移動溝(640)の内部には
リフト親ねじ(641)が回動可能に嵌着され、前記リフトモータ(61)は接続アーム
(64)に固定して設けられ、リフトモータ(61)はリフト親ねじ(641)に動力を
供給し、前記回転モータ(60)は試験台(1)の底面に固定して設けられ、回転モータ
(60)は回転ディスク(62)に動力を供給し、前記リフトアーム(63)は、一端が
接続アーム(64)に可動にヒンジ連結され、他端の下底面に斜め棒(65)が可動にヒ
ンジ連結され、前記斜め棒(65)はネジ付きベース(650)を介してリフト親ねじ(
641)に螺合され、リフトアーム(63)の他端の上端面にはトップベース(630)
が可動にヒンジ連結され、
回転モータ(60)及びリフトモータ(61)にそれぞれ電気的に接続されるPLCコン
トローラをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 各前記容量拡張ボード(23)の外端は栽培箱(2)を貫通し、かつラック(231)が
設けられており、栽培箱(2)の上端面には、ラック(231)をそれぞれ駆動するため
のマイクロモータ(24)が複数設けられ、前記マイクロモータ(24)の出力軸は栽培
箱(2)を貫通しており、かつ対応する側のラック(231)と噛み合って接続されるピ
ニオン(240)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記第1扇形バッフル(22)及び第2扇形バッフル(230)のいずれにも透水孔が設
けられ、前記試験台(1)には排水管(12)が設けられることを特徴とする請求項1に
記載の装置。
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