JP2024008474A - 検査支援装置、検査支援方法および検査支援プログラム - Google Patents

検査支援装置、検査支援方法および検査支援プログラム Download PDF

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勇介 加藤
Yusuke Kato
正晃 伊與田
Masaaki Iyoda
浩希 野崎
Hiroki Nozaki
靖弘 笠原
Yasuhiro Kasahara
圭佑 池田
Keisuke Ikeda
高廣 虻川
Takahiro Abukawa
史弥 佐藤
Fumiya Sato
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Abstract

【課題】内視鏡システムに接続して検査支援を行う支援装置でありながら、様々な医師の要請に応えて快適な検査支援を提供する検査支援装置を提供する。【解決手段】検査支援装置は、事前に診断部の処理に関する第1処理モードと第2処理モードの選択をユーザから受け付け、第1処理モードが選択された場合には、取得部が連続して取得する撮像画像が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合に撮像画像を鑑別モデルおよび検出モデルの少なくともいずれかに入力して、推定確率および病変領域の少なくともいずれかを診断結果として出力し、第2処理モードが選択された場合には、取得部が取得した撮像画像を連続的に検出モデルに入力して、病変領域を診断結果として逐次出力する。【選択図】図5

Description

本発明は、検査支援装置、検査支援方法および検査支援プログラムに関する。
内視鏡により被検者の例えば胃内部を撮像してその画像をモニタに表示する内視鏡システムが知られている。最近では、内視鏡システムで撮像された画像を分析して、その結果を医師へ知らせる検査支援装置も普及しつつある(例えば、特許文献1を参照)。また、撮像された画像に含まれる注目領域を検出する検出部と注目領域の鑑別を行う鑑別部をそれぞれ備え、条件に応じて使い分ける装置も知られるようになってきた(例えば、特許文献2を参照)。
特開2019-42156号公報 特開2020-69300号公報
内視鏡システムを利用して検査を行う医師の間には技量差が存在し、内視鏡システムは、未熟な医師に対してはより積極的に支援を行い、病変の見落としを防止する仕様が好ましい。一方で、熟練の医師に対してはシステム側からの積極的な支援を控え、医師から支援要請があった場合に支援する仕様が好ましい。
内視鏡システムそのものが取得画像を解析する場合には、医師による操作部の操作を検出して、その操作に応じた解析結果を呈示すれば、医師の要請に直接的に応えることができる。しかし、内視鏡システムに接続し、内視鏡システムが撮像した体内画像を逐次取得して検査支援を行う検査支援装置においては、そのような医師の操作入力を直接的に検出することが難しく、様々な医師のそれぞれの要請に応えて快適な検査支援を行うことが困難であった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、内視鏡システムに接続して検査支援を行う支援装置でありながら、様々な医師の要請に応えて快適な検査支援を提供する検査支援装置等を提供するものである。
本発明の第1の態様における検査支援装置は、被検者の体内に挿通されたカメラユニットで撮像された撮像画像を逐次取得する取得部と、入力された撮像画像から抽出した病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率を少なくとも出力する学習済みモデルである鑑別モデル、および、鑑別モデルよりもより低い基準で病変領域であると判断するように調整された学習済みモデルであって、入力された撮像画像から抽出した病変領域を少なくとも出力する検出モデルの少なくともいずれかに、取得部が取得した撮像画像を入力して体内の診断を行う診断部と、診断部の処理に関する少なくとも第1処理モードと第2処理モードを含む処理モードからの選択をユーザから受け付ける受付部とを備え、診断部は、受付部が第1処理モードの選択を受け付けた場合には、取得部が連続して取得する撮像画像が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合に撮像画像を鑑別モデルおよび検出モデルの少なくともいずれかに入力して、推定確率および病変領域の少なくともいずれかを診断結果として出力し、受付部が第2処理モードの選択を受け付けた場合には、取得部が取得した撮像画像を連続的に検出モデルに入力して、病変領域を診断結果として逐次出力する。
また、本発明の第2の態様における検査支援方法は、診断処理に関する少なくとも第1処理モードと第2処理モードを含む処理モードからの選択をユーザから受け付ける受付ステップと、被検者の体内に挿通されたカメラユニットで撮像された撮像画像を逐次取得する取得ステップと、入力された撮像画像から抽出した病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率を少なくとも出力する学習済みモデルである鑑別モデル、および、鑑別モデルよりもより低い基準で病変領域であると判断するように調整された学習済みモデルであって、入力された撮像画像から抽出した病変領域を少なくとも出力する検出モデルの少なくともいずれかに、取得ステップで取得した撮像画像を入力して体内の診断を行う診断ステップとを有し、診断ステップは、受付ステップで第1処理モードの選択を受け付けた場合には、取得ステップで連続して取得する撮像画像が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合に撮像画像を鑑別モデルおよび検出モデルの少なくともいずれかに入力して、推定確率および病変領域の少なくともいずれかを診断結果として出力し、受付ステップで第2処理モードの選択を受け付けた場合には、取得ステップで取得した撮像画像を連続的に検出モデルに入力して、病変領域を診断結果として逐次出力する。
また、本発明の第3の態様における検査支援プログラムは、診断処理に関する少なくとも第1処理モードと第2処理モードを含む処理モードからの選択をユーザから受け付ける受付ステップと、被検者の体内に挿通されたカメラユニットで撮像された撮像画像を逐次取得する取得ステップと、入力された撮像画像から抽出した病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率を少なくとも出力する学習済みモデルである鑑別モデル、および、鑑別モデルよりもより低い基準で病変領域であると判断するように調整された学習済みモデルであって、入力された撮像画像から抽出した病変領域を少なくとも出力する検出モデルの少なくともいずれかに、取得ステップで取得した撮像画像を入力して体内の診断を行う診断ステップとをコンピュータに実行させ、診断ステップは、受付ステップで第1処理モードの選択を受け付けた場合には、取得ステップで連続して取得する撮像画像が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合に撮像画像を鑑別モデルおよび検出モデルの少なくともいずれかに入力して、推定確率および病変領域の少なくともいずれかを診断結果として出力し、受付ステップで第2処理モードの選択を受け付けた場合には、取得ステップで取得した撮像画像を連続的に検出モデルに入力して、病変領域を診断結果として逐次出力する。
本発明により、内視鏡システムに接続して検査支援を行う支援装置でありながら、様々な医師の要請に応えて快適な検査支援を提供する検査支援装置等を提供することができる。
内視鏡システムと本実施形態に係る検査支援装置を用いた内視鏡検査の様子を示す図である。 検査支援装置のハードウェア構成図である。 検出モデルを用いた処理手順と診断結果の表示について説明する図である。 鑑別モデルを用いた処理手順と診断結果の表示について説明する図である。 処理モードの設定画面の例を示す図である。 自動モードにおける対象画像と処理動作を説明する図である。 手動モードかつ連続モードにおける対象画像と処理動作を説明する図である。 手動モードかつ選択モードにおける対象画像と処理動作を説明する図である。 手動モードかつ選択モードにおける対象画像と処理動作を説明する図である。 演算処理部の処理手順を説明するフロー図であって、主に自動モードに設定された場合の処理手順を説明するフロー図である。 演算処理部の処理手順を説明するフロー図であって、主に手動モードかつ連続モードに設定された場合の処理手順を説明するフロー図である。 演算処理部の処理手順を説明するフロー図であって、主に手動モードかつ選択モードに設定された場合の処理手順を説明するフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。
図1は、内視鏡システム200と本実施形態に係る検査支援装置100を用いた内視鏡検査の様子を示す図であり、特に、検査支援装置100が後述する鑑別モデルを用いて行った検査の結果を表示する様子を示す図である。内視鏡システム200と検査支援装置100は、共に診察スペースに設置されている。内視鏡システム200は、カメラユニット210を備え、カメラユニット210は、図示するように、横たわる被検者の口腔から胃などの体内の器官へ挿通され、器官の内部を撮像した画像の画像信号をシステム本体へ送信する。カメラユニット210の器官への挿通や撮像操作は、医師によって行われる。
内視鏡システム200は、例えば液晶パネルによって構成されるシステムモニタ220を備え、カメラユニット210から送られてきた画像信号を処理して視認可能な撮像画像221としてシステムモニタ220に表示する。また、内視鏡システム200は、被検者情報やカメラユニット210のカメラ情報などを含む検査情報222をシステムモニタ220に表示する。
検査支援装置100は、接続ケーブル250によって内視鏡システム200に接続されている。内視鏡システム200は、システムモニタ220へ送信する表示信号を、接続ケーブル250を介して検査支援装置100へも送信する。すなわち、本実施形態における表示信号は、内視鏡システム200が外部装置へ提供する画像信号の一例である。検査支援装置100は、表示部として例えば液晶パネルによって構成される表示モニタ120を備え、内視鏡システム200から送られてきた表示信号から撮像画像221に対応する画像信号を抽出して視認可能な撮像画像121として表示モニタ120に逐次表示する。
医師は、カメラユニット210の操作に応じてリアルタイムで表示される撮像画像121を視認しながら検査を進める。医師は、検査支援装置100に診断させたい対象箇所が存在すれば、当該対象箇所が撮像画像121として表示されるようにカメラユニット210を操作する。具体的には後述するが、検査支援装置100は、医師や補助者が事前に設定した処理モードに応じて診断を行い、撮像画像121に診断領域を示す診断領域枠121aを重畳したり、診断結果をコンピュータグラフィックスに変換してCG指標122として表示したりする。図の例では、癌と推定される確率が75%であるとの診断結果を示している。診断結果は一定時間に亘って表示され、その後、カメラユニット210が撮像するリアルタイムの撮像画像121に切り替えられる。
図2は、検査支援装置100のハードウェア構成図である。検査支援装置100は、主に、演算処理部110、表示モニタ120、入出力インタフェース130、入力デバイス140、記憶部150によって構成される。演算処理部110は、検査支援装置100の制御とプログラムの実行処理を行うプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)である。プロセッサは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理チップと連携する構成であってもよい。演算処理部110は、記憶部150に記憶された検査支援プログラムを読み出して、検査の支援に関する様々な処理を実行する。
表示モニタ120は、上述のように、例えば液晶パネルを備えるモニタであり、撮像画像121やCG指標122等を視認可能に表示する。入出力インタフェース130は、接続ケーブル250を接続するためのコネクタを含む、外部機器との間で情報を授受するための接続インタフェースである。入出力インタフェース130は、例えばLANユニットを含み、検査支援プログラムや後述する検出モデル151や鑑別モデル152の更新データを外部機器から取り込んで演算処理部110へ引き渡す。
入力デバイス140は、例えばキーボードやマウス、表示モニタ120に重畳されたタッチパネルであり、医師や補助者は、これらを操作して検査支援装置100の設定を変更したり、検査に必要な情報を入力したりすることができる。
記憶部150は、不揮発性の記憶媒体であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)によって構成されている。記憶部150は、検査支援装置100の制御や処理を実行するプログラムの他にも、制御や演算に用いられる様々なパラメータ値、関数、表示要素データ、ルックアップテーブル等を記憶し得る。記憶部150は、特に、それぞれ学習済みモデルである検出モデル151と鑑別モデル152を記憶している。検出モデル151と鑑別モデル152については、後に詳述する。なお、記憶部150は、複数のハードウェアで構成されていても良く、例えば、プログラムを記憶する記憶媒体とそれぞれの学習済みモデルを記憶する記憶媒体が別々のハードウェアで構成されてもよい。
演算処理部110は、検査支援プログラムが指示する処理に応じて様々な演算を実行する機能演算部としての役割も担う。演算処理部110は、取得部111、診断部112、受付部113、表示制御部115として機能し得る。取得部111は、内視鏡システム200から送られてくる表示信号を逐次取得して各々を信号再生画像に展開する。さらに、前後する信号再生画像間の差分量が基準量以上となる変化領域を探索することにより、カメラユニット210で撮像された撮像画像を表す画像領域を確定する。取得部111は、画像領域を一旦確定させたら、その後に逐次取得する表示信号の当該画像領域から、フレーム画像としての撮像画像121を逐次生成する。
診断部112は、撮像画像121を診断画像として、記憶部150から読み出した検出モデル151または鑑別モデル152へ入力し、画像内に存在する病変の疑いがある領域や、その領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率を出力させる。診断部112は、この出力に入力画像等を関連付けて診断結果を生成する。受付部113は、入力デバイス140を介して、処理モードの選択をユーザである医師や補助者から受け付ける。
表示制御部114は、表示モニタ120へ表示する表示画面の表示信号を生成し表示モニタ120へ送信することにより、表示モニタ120の表示を制御する。表示制御部114は、診断部112による診断結果を出力する出力部としての機能を担う。診断結果の出力先は表示モニタ120に限らず、例えば外部機器へ出力する場合には、演算処理部110と入出力インタフェース130が協働して出力部としての機能を担う。
本実施形態において診断部112は、検出モデル151と鑑別モデル152を適宜使い分けて被検者の体内の診断を行う。そこで、検出モデル151を用いた場合と鑑別モデル152を用いた場合のそれぞれについて、その処理手順と診断結果の表示について説明する。
図3は、検出モデル151を用いた処理手順と診断結果の表示について説明する図である。内視鏡システム200から送られてくる表示信号を取得部111が取得して展開する信号再生画像225は、内視鏡システム200のシステムモニタ220で表示されている表示画像と同様である。信号再生画像225は、撮像画像221と検査情報222を含む。検査情報222は、例えばテキスト情報である。
信号再生画像225の画像領域のいずれの領域が撮像画像を表す画像領域であるかが、上述のように確定されていると、取得部111は、その確定された画像領域を切り出して撮像画像121とする。撮像画像121は、実質的にはカメラユニット210が撮像した撮像画像を検査支援装置100で再現した画像と言える。
取得部111は、切出した撮像画像121が診断対象の画像でない場合には、当該撮像画像121を表示制御部114へ引き渡す。具体的には後述するが、リアルタイム表示を行うように規定された期間においては、表示制御部114は、診断部112による診断結果を表示することなく、撮像画像221に対応する撮像画像121を逐次更新して表示モニタ120へ表示する。取得部111は、切出した撮像画像121が診断対象の画像である場合には、当該撮像画像121を表示制御部114へ引き渡すと共に診断部112へ引き渡す。
診断部112は、検出モデル151を用いて診断処理を実行する場合には、予め記憶部150から検出モデル151を読み出しておく。検出モデル151は、入力された診断画像から病変を含むと推定される病変領域を抽出し出力する。検出モデル151は、例えば、階層構造を有する畳み込みニューラルネットワークであり、学習用診断画像とそれに関連付けられた正解とする病変領域の情報とを教師データとして事前に機械学習を行った学習済みモデルである。
検出モデル151は、主に、入力画像中に病変であることが疑わしい病変領域が存在することを医師に知らしめて注意を促す学習済みモデルである。したがって、検出モデル151は、鑑別モデル152よりは低い基準で病変領域であると判断して、より多くの病変領域を抽出し出力するように調整されている。ここで、低い基準とは、例えば腫瘍に限って病変領域を抽出したい場合であっても、腫瘍の外観に似た外観を呈する胃炎のような病変も抽出対象とすることを意味する。そのような病変が実際には腫瘍である可能性を踏まえ、不確かな病変を含めてより多く抽出されるようにしている。低い基準を設定した機械学習としては、例えば、腫瘍に似た胃炎画像の病変領域を正解とする教師データを含めればよい。なお、本実施形態における検出モデル151は、抽出した病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率については出力しないが、出力するように構成してもよい。
診断部112は、後述するようにリアルタイム表示に連動して検出モデル151による診断結果を逐次表示する場合もあるので、診断結果を表示するまでの遅延時間をできる限り短縮したいという要請がある。そこで、検出モデル151による演算量を軽減すべく、検出モデル151が受け入れる診断画像を、鑑別モデル152が受け入れる診断画像よりも、画素を間引いた縮小画像としてもよい。
診断部112は、調整した診断画像の画像データを検出モデル151へ入力して、病変を含むと推定される病変領域を診断結果として出力する。病変領域は、例えば矩形領域として抽出され、その左上の座標値と右下の座標値が出力される。診断部112は、診断結果を表示制御部114へ引き渡す。検出モデル151が病変領域を複数出力した場合は、それぞれを診断結果として表示制御部114へ引き渡す。逆に、病変領域を一つも出力しなかった場合には、病変領域無しの診断結果を表示制御部114へ引き渡す。図3の例においては、3つの病変領域が表示制御部114へ引き渡される。
表示制御部114は、取得部111から受け取った撮像画像121の撮像画像データと、診断部112から受け取った診断結果とを、予め設定された表示基準に従って展開、配列して表示モニタ120へ表示する。具体的には、撮像画像121中に、診断部112から受け取った各病変領域を取り囲む診断領域枠121aを視認可能に重畳すると共に、抽出された病変領域の数(検出枠数)や、そのときに設定されている処理モードを含む検査情報123を撮像画像121の隣接領域に表示する。表示基準は、例えば、検出枠数が所定数よりも多い場合にはその数を制限して、診断画像の中央に近い病変領域ほど優先して表示するといった基準が考えられる。また、検出モデル151が推定確率を共に出力する場合において、出力された推定確率が事前に設定された閾値を超えるものが存在しないときには、診断結果を表示しないという表示基準を設定することもできる。表示基準は、観察部位や検査の目的等に応じて適宜設定されてもよい。表示制御部114は、検出モデル151を用いた場合に適用される表示時間が経過したら、診断結果の表示から表示モニタ120に撮像画像121を逐次更新して表示させるライブ表示へ戻る。
図4は、鑑別モデル152を用いた処理手順と診断結果の表示について説明する図である。内視鏡システム200から送られてくる表示信号を取得部111が取得して再現された撮像画像121を得るまでの処理は、検出モデル151を用いた場合の処理手順と同様である。取得部111は、切出した撮像画像121が診断対象の画像である場合には、当該撮像画像121を表示制御部114へ引き渡すと共に診断部112へ引き渡す。
診断部112は、鑑別モデル152を用いて診断処理を実行する場合には、予め記憶部150から鑑別モデル152を読み出しておく。鑑別モデル152は、入力された診断画像から病変を含むと推定される病変領域を抽出して出力すると共に、その抽出した病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率を出力する。鑑別モデル152は、例えば、階層構造を有する畳み込みニューラルネットワークであり、学習用診断画像とそれに関連付けられた正解とする病変領域の情報、更にその病変の確からしさを示す確率情報を教師データとして事前に機械学習を行った学習済みモデルである。
鑑別モデル152は、主に、入力画像中に病変であると推定される病変領域が存在する場合に、その確からしさを医師に認識させる学習済みモデルである。具体的には後述するが、鑑別モデル152は、医師が撮像画像121に異変を感じたときに意識的に診断処理を実行させる場合に用いられる。したがって、鑑別モデル152は、検出モデル151よりは高い基準で判断して、より病変であることが確からしい病変領域を抽出し出力するように調整されている。ここで、高い基準とは、例えば腫瘍に限って病変領域を抽出したい場合には、腫瘍の外観に似た外観を呈する胃炎のような病変が抽出対象にならないようにすることを意味する。高い基準を設定した機械学習としては、例えば、腫瘍に似た胃炎画像の病変領域を不正解とする教師データを用いるとよい。なお、本実施形態における鑑別モデル152は、抽出した病変領域と共にその病変領域における推定確率を出力するように構成されているが、病変領域を出力しないように構成しても構わない。例えば、撮像画像のうち予め設定された中央領域、あるいは撮像画像の中央に最も近い領域が推定確率を算出する病変領域と定められているのであれば、鑑定モデル152は自動的にそのような領域を病変領域として抽出する。このような場合は、医師は撮像画像の中央付近の病変について推定確率が示されていることを初めから認識できるので、鑑別モデル152は、病変領域を出力する必要がない。
鑑別モデル152を用いる場合には、診断結果として出力される病変の確からしさを示す推定確率は、高精度であることが求められる。そこで、鑑別モデル152が受け入れる診断画像は、検出モデル151が受け入れる診断画像よりも、撮像画像121からの間引き率が低く画素数の多い高精細画像にしてもよい。
診断部112は、調整した診断画像の画像データを鑑別モデル152へ入力して、病変を含むと推定される病変領域とその推定確率を診断結果として出力する。病変領域は、例えば矩形領域として抽出され、その左上の座標値と右下の座標値が出力される。また、推定確率は、例えば「%」で表される数値として出力される。診断部112は、診断結果を表示制御部114へ引き渡す。鑑別モデル152が病変領域とその推定確率の組合せを複数出力した場合は、それぞれを診断結果として表示制御部114へ引き渡す。逆に、病変領域を一つも出力しなかった場合には、病変領域無しの診断結果を表示制御部114へ引き渡す。図4の例においては、2つの病変領域とそれぞれの推定確率が表示制御部114へ引き渡される様子を示す。なお、鑑別モデル152によって抽出される病変領域は、上述のように高い精度で抽出されるので、検出モデル151では抽出される病変領域も、例えば図中点線で囲む病変領域のように、鑑別モデル152では抽出されない場合もあり得る。
表示制御部114は、取得部111から受け取った撮像画像121の撮像画像データと、診断部112から受け取った診断結果とを、予め設定された表示基準に従って展開、配列して表示モニタ120へ表示する。例えば、表示基準として最も推定確率が高い病変領域が表示されるように設定されている場合には、撮像画像121中に当該病変領域を取り囲む診断領域枠121aを視認可能に重畳すると共に、CG指標122および検査情報123を撮像画像121の隣接領域に表示する。図の例では、診断領域枠121aに含まれる病変に対して、癌と推定される確率が85%であるとの診断結果をCG指標122により示している。
表示基準は、撮像画像121の中心を含む病変領域を表示対象とする基準であってもよく、また、医師が表示モニタ120へのタップにより指定した座標に最も近接する病変領域を表示対象とする基準であってもよい。鑑別モデル152による診断結果を表示する場合には、唯一の病変領域が選択されるように表示基準が設定されることが好ましく、したがって、その選択された病変領域に対する診断領域枠121aが単独で表示され、その病変領域に含まれる病変に対する推定確率のみが表示されることが好ましい。このように診断結果が表示されることにより、医師が着目する病変領域とその推定確率の対応関係が明確となり、医師が病変領域と推定確率の関係を間違って認識することを防ぐことができる。表示制御部114は、鑑別モデル152を用いた場合に適用される表示時間が経過したら、診断結果の表示から表示モニタ120に撮像画像121を逐次更新して表示させるライブ表示へ戻る。鑑別モデル152を用いた場合に適用される表示時間は、医師が慎重に視認することを考慮して、検出モデル151を用いた場合に適用される表示時間よりも長いことが好ましい。
次に、検査開始前に医師や補助者が行う処理モードの設定操作について、いくつかの設定画面を示しつつ説明する。受付部113は、入力デバイス140を介して、診断部112の処理モードの設定に関する医師や補助者の選択を受け付ける。図5は、処理モードの設定画面の例を示す図である。
処理モードの設定画面は、「Mode設定」のタイトル124と、「自動モード」と「手動モード」の選択項目126と、選択項目126のそれぞれを排他的に選択指定するためのラジオボタン125が配置されている。また、各処理モードがどのような処理モードであるかを説明するヘルプボタン127が配置されている。ヘルプボタン127が選択されると、その処理モードの説明が表示される。なお、本実施形態における「手動モード」は「第1処理モード」の一例であり、「自動モード」は「第2処理モード」の一例である。
受付部113が「自動モード」の選択を受け付けた場合には、診断部112は自動モードで動作する。また、受付部113が「手動モード」の選択を受け付けた場合には、サブウィンドウ128が開かれ、「連続モード」と「選択モード」の選択項目126とそれぞれに対応するラジオボタン125およびヘルプボタン127が現れる。受付部113が「連続モード」の選択を受け付けた場合には、診断部112は手動モードのうちの連続モードで動作する。受付部113が「選択モード」の選択を受け付けた場合には、診断部112は手動モードのうちの選択モードで動作する。なお、本実施形態における「連続モード」は「第1派生モード」の一例であり、「選択モード」は「第2派生モード」の一例である。
それぞれの処理モードにおける処理動作について図を用いて説明する。図6は、自動モードにおける対象画像と処理動作を説明する図である。自動モードは、通常は周期的に撮像画像121(必要に応じて加工した診断画像)を検出モデル151に入力して病変領域を診断結果として出力し、取得部111が取得する撮像画像121が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合には、撮像画像121(必要に応じて加工した診断画像)を鑑別モデル152に入力して病変領域と推定確率を診断結果として出力する処理モードである。
検査支援装置100は、例えば60fpsの周期で表示信号を受信するが、取得部111は、その都度上述のように信号再生画像225から画像領域を切り出して撮像画像121を生成する。このように順次生成される撮像画像121は、時間経過と共に変化し得るフレーム画像Frとして扱うことができる。図6は、順次生成されたフレーム画像Fr1、Fr2、Fr3、…Fr10、を表す。
カメラユニット210は、連続的に撮像を繰り返し、フレーム画像としての画像信号を内視鏡システム200へ順次送信している。取得部111は、このような画像信号を含む表示信号を内視鏡システム200から受け取る間は、カメラユニット210の撮像画像に対応する、時間と共に変化するフレーム画像Frを順次生成する。この間を動画期間とする。図6においては、フレーム画像Fr1、Fr2、Fr3が動画期間に対応する。
診断部112は、生成されたフレーム画像Frが動画期間に属すると判断する場合は、一定周期(tf)ごとにそのフレーム画像を診断画像として検出モデル151へ入力し、その診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、その診断結果を上述のように表示モニタ120へ表示する。図6の例においては、時刻tnにおけるフレーム画像Fr1、および時刻tn+tfにおけるフレーム画像Fr3が診断画像として検出モデル151へ入力される。
医師は、表示モニタ120に表示された撮像画像121を視認しつつ、慎重に観察したい場合にカメラユニット210の操作部に設けられたフリーズボタンを押し下げる。内視鏡システム200は、フリーズボタンが押し下げられたことを検知して、そのタイミングでカメラユニット210が撮像した画像信号を固定する。すなわち、フリーズボタンが押し下げられたタイミングから静止画像が連続する静止画期間が開始する。取得部111は、カメラユニット210のフリーズボタンが押し下げられている間、静止画に対応するフレーム画像Frを順次生成する。図6においては、フレーム画像Fr4以降のフレーム画像Frが静止画期間に対応する。
診断部112は、生成されたフレーム画像Frが静止画期間に属すると判断した場合は(図6においてはフレーム画像Fr4が対応する)、当該フレーム画像Frの取得時点を静止画期間の開始時点と定めて計時を開始する。そして、静止画期間が予め設定された期間tauを超えたら、その時刻に対応するフレーム画像Fr(図6においてはフレーム画像Fr7)を診断画像として鑑別モデル152へ入力し、その診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、その診断結果を上述のように表示モニタ120へ表示する。
このような自動モードによれば、通常時は特に医師が操作を行わなくても、検出された病変領域が検出された数だけ逐次表示されるので、医師による病変の見落としを少なくすることができる。また、医師が特に注目したい観察箇所についてはフリーズボタンを押下することによってより精度の高い診断結果が表示されるので、医師は、そのような補助を得て、撮像画像121に映る病変に対してより正確な医学的判断を下すことができる。
なお、本実施形態における自動モードは上述の通りであるが、自動モードは、医師の希望によりさらに詳細に設定できるようにしてもよいし、上述の自動モードは異なる仕様であってもよい。例えば、動画期間中は検出モデル151による診断を行わない仕様であっても構わない。その場合は、静止画期間に行う診断を、鑑別モデル152を用いて行う診断ではなく、検出モデル151を用いて行う診断に代えてもよい。いずれにしても、医師の希望や熟練度に応じて、使い勝手の良い仕様に変更できることが好ましい。
図7は、手動モードかつ連続モードにおける対象画像と処理動作を説明する図である。手動モードのうち連続モードは、取得部111が取得する撮像画像121が予め設定された第1設定期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合には、撮像画像121(必要に応じて加工した診断画像)を検出モデル151に入力して病変領域を診断結果として出力し、更に第1設定期間よりも長い第2設定期間まで静止画像が継続したと判断した場合には、撮像画像121(必要に応じて加工した診断画像)を鑑別モデル152に入力して病変領域と推定確率を診断結果として出力する処理モードである。
図7においては、図6と同様に、順次生成されるフレーム画像Frのうち、フレーム画像Fr1、Fr2、Fr3が動画期間に属し、フレーム画像Fr4、以降が静止画期間に属する。診断部112は、生成されたフレーム画像Frが静止画期間に属すると判断した場合は(図7においてはフレーム画像Fr4が対応する)、当該フレーム画像Frの取得時点を静止画期間の開始時点と定めて計時を開始する。そして、静止画期間が予め設定された第1設定期間tm1を超えたら、その時刻に対応するフレーム画像Fr(図7においてはフレーム画像Fr7)を診断画像として検出モデル151へ入力し、その診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、その診断結果を上述のように表示モニタ120へ表示する。診断部112は計時を継続し、静止画期間が予め設定された第2設定期間tm2(>tm1)を超えたら、その時刻に対応するフレーム画像Fr(図7においてはフレーム画像Fr10)を診断画像として鑑別モデル152へ入力し、その診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、その診断結果を上述のように表示モニタ120へ表示する。
このような手動モードの連続モードによれば、医師が検査支援装置100の支援を受けたい場合に限って支援を受けることができるので、医師にとって不必要と感じる情報が表示される煩わしさがない。また、医師は、段階的に精度の高い診断結果を確認することができるので、例えば鑑別モデル152による診断結果を確認する必要がないと考えれば、検出モデル151による診断結果の確認後、直ちに次の観察箇所へカメラユニット210を移動させることができる。
図8は、手動モードかつ選択モードにおける対象画像と処理動作を説明する図である。具体的には、選択モードのうち診断部112が検出モデル151を用いて診断を行う場合を説明する図である。手動モードのうちの選択モードは、取得部111が取得した撮像画像121が静止画像であったと判断した継続期間に応じて、撮像画像121(必要に応じて加工した診断画像)を検出モデル151に入力して病変領域を診断結果として出力するか、鑑別モデル152に入力して病変領域と推定確率を診断結果として出力するかを決定する処理モードである。
図8においては、順次生成されるフレーム画像Frのうち、フレーム画像Fr1、Fr2、Fr3およびフレーム画像Fr8、Fr9、Fr10が動画期間に属し、フレーム画像Fr4、~Fr7が静止画期間に属する。すなわち、フレーム画像Fr3とFr4の間のタイミングでフリーズボタンが押下され、フレーム画像Fr7とFr8の間のタイミングでフリーズボタンが解除されている。診断部112は、生成されたフレーム画像Frが静止画期間に属すると判断した場合は(図8においてはフレーム画像Fr4が対応する)、当該フレーム画像Frの取得時点を静止画期間の開始時点と定めて計時を開始する。そして、その後に生成されたフレーム画像Frが動画期間に属すると判断した場合は(図8においてはフレーム画像Fr8が対応する)、その手前のフレーム画像Fr(図8においてはフレーム画像Fr7)の取得時点を静止画期間の終了時点と定め、その間の期間tmsを静止画の継続期間とする。
診断部112は、計測した継続期間tmsが予め設定された区分期間tthよりも短いか、あるいはそれ以上であるかを判断する。そして、図8に示すように、tmsがtthよりも短かければ、静止画期間の最後のフレーム画像Fr(図8においてはフレーム画像Fr7)を診断画像として検出モデル151へ入力し、その診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、その診断結果を上述のように表示モニタ120へ表示する。
図9は、手動モードかつ選択モードにおける対象画像と処理動作を説明する図である。具体的には、選択モードのうち診断部112が鑑別モデル152を用いて診断を行う場合を説明する図である。
図9においては、順次生成されるフレーム画像Frのうち、フレーム画像Fr1、Fr2、Fr3およびフレーム画像Fr9、Fr10が動画期間に属し、フレーム画像Fr4、~Fr8が静止画期間に属する。すなわち、フレーム画像Fr3とFr4の間のタイミングでフリーズボタンが押下され、フレーム画像Fr8とFr9の間のタイミングでフリーズボタンが解除されている。診断部112は、生成されたフレーム画像Frが静止画期間に属すると判断した場合は(図9においてはフレーム画像Fr4が対応する)、当該フレーム画像Frの取得時点を静止画期間の開始時点と定めて計時を開始する。そして、その後に生成されたフレーム画像Frが動画期間に属すると判断した場合は(図9においてはフレーム画像Fr9が対応する)、その手前のフレーム画像Fr(図9においてはフレーム画像Fr8)の取得時点を静止画期間の終了時点と定め、その間の期間tmsを静止画の継続期間とする。
診断部112は、計測した継続期間tmsが予め設定された区分期間tthよりも短いか、あるいはそれ以上であるかを判断する。そして、図9に示すように、継続期間tmsが区分期間tth以上であれば、静止画期間の最後のフレーム画像Fr(図9においてはフレーム画像Fr8)を診断画像として鑑別モデル152へ入力し、その診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、その診断結果を上述のように表示モニタ120へ表示する。
このような手動モードの選択モードによれば、医師が検査支援装置100の支援を受けたい場合に限って支援を受けることができるので、医師にとって不必要と感じる情報が表示される煩わしさがない。また、医師は、病変領域を見落としなく認識したいか、特定の病変を精度よく確認したいかに応じて、フリーズボタンを短く押すか長く押すかの操作を行うのみなので、操作感に優れ、他方の不要な診断結果が表示される煩わしさもない。
次に、演算処理部110が実行する主な処理についての処理手順の一例を、フロー図を用いて説明する。図10は、演算処理部110の処理手順を説明するフロー図であって、主に自動モードに設定された場合の処理手順を説明するフロー図である。フローは、検査支援装置100が起動され、検査支援プログラムが実行された時点から開始する。
受付部113は、ステップS101で、入力デバイス140を介して医師や補助者から各種設定を受け付ける。医師や補助者は、図5を用いて説明したユーザインタフェースを通じて、検査目的や医師の好みに合致する設定を行う。設定の受付けが完了したらステップS102へ進む。
演算処理部110は、ステップS102で、自動モードに設定されたか手動モードに設定されたかを確認する。自動モードに設定されていればステップS103へ進み、手動モードに設定されていれば図11のステップS121へ進む。ここではまず自動モードに設定された場合について説明する。
ステップS103へ進むと、取得部111は、内視鏡システム200から表示信号を取得して信号再生画像225を生成し、さらにステップS104で、信号再生画像225から撮像画像121を切り出して診断部112と表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、ステップS105で、表示モニタ120に撮像画像121を逐次更新して表示させるライブ表示を実行する。
診断部112は、ステップS106で、取得部111から引き渡された撮像画像121が動画期間に属するフレーム画像であるか否かを判断する。具体的には、1フレーム前の撮像画像121との差分を検出し、差分量が閾値以上であれば動画期間に属するフレーム画像であると判断し、閾値未満であれば静止画期間に属するフレーム画像であると判断する。動画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS107へ進み、静止画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS111へ進む。
ステップS107へ進んだ場合には、診断部112は、取得部111から引き渡された撮像画像121が診断対象画像であるか否かを判断する。具体的には、予め設定された一定周期(tf)ごとのフレーム画像に該当するか否かを判断する。診断対象画像でないと判断した場合にはステップS108へ進み、診断対象画像であると判断した場合にはステップS109へ進む。
ステップS109へ進んだ場合には、診断部112は、取得部111から引き渡された撮像画像121を必要に応じて加工して診断画像とし、検出モデル151へ入力する。そして、検出モデル151が出力した診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、ステップS110で、診断部112から引き渡された診断結果に応じて各病変領域を取り囲む診断領域枠121aを撮像画像121に重畳し、検査情報123を更新する。その後、ステップS108へ進む。
ステップS106からステップS111へ進んだ場合には、診断部112は、ステップS111でタイマーtをリセットして計時を開始する。続くステップS112で、取得部111は、内視鏡システム200から表示信号を取得して信号再生画像225を生成し、さらにステップS113で、信号再生画像225から撮像画像121を切り出して診断部112へ引き渡す。
診断部112は、ステップS114で、取得部111から引き渡された撮像画像121が引き続き静止画期間に属するフレーム画像であるか否か判断する。動画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS108へ進み、引き続き静止画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS115へ進む。
ステップS115へ進むと、診断部112は、タイマーtが予め設定された期間tauを超えたか否かを判断する。超えたと判断した場合にはステップS116へ進み、超えていないと判断した場合にはステップS112へ戻る。
ステップS116へ進んだ場合には、診断部112は、取得部111から引き渡された撮像画像121を必要に応じて加工して診断画像とし、鑑別モデル152へ入力する。そして、鑑別モデル152が出力した診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、ステップS117で、診断部112から引き渡された診断結果に応じて表示基準に沿う病変領域を取り囲む診断領域枠121aを撮像画像121に重畳し、当該病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率をCG指標122によって表す。その後、ステップS108へ進む。
ステップS108へ進むと、取得部111は、カメラユニット210による体内検査が終了したか否かを検出する。終了を検出していなければステップS103へ戻り、自動モードによる検査を継続する。終了を検出したら規定された終了処理を実行して一連の処理を終了する。
図11は、演算処理部110の処理手順を説明するフロー図であって、主に手動モードかつ連続モードに設定された場合の処理手順を説明するフロー図である。ステップS121は、図10のステップS102から続く。
演算処理部110は、ステップS121で、手動モードのうち連続モードに設定されたか選択モードに設定されたかを確認する。連続モードに設定されていればステップS122へ進み、選択モードに設定されていれば図12のステップS141へ進む。ここでは連続モードに設定された場合について説明する。
ステップS122へ進むと、取得部111は、内視鏡システム200から表示信号を取得して信号再生画像225を生成し、さらにステップS123で、信号再生画像225から撮像画像121を切り出して診断部112と表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、ステップS124で、表示モニタ120に撮像画像121を逐次更新して表示させるライブ表示を実行する。
診断部112は、ステップS125で、取得部111から引き渡された撮像画像121が動画期間に属するフレーム画像であるか否かを判断する。動画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS126へ進み、静止画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS127へ進む。
ステップS127へ進んだ場合には、診断部112は、ステップS127でタイマーtをリセットして計時を開始する。続くステップS128で、取得部111は、内視鏡システム200から表示信号を取得して信号再生画像225を生成し、さらにステップS129で、信号再生画像225から撮像画像121を切り出して診断部112へ引き渡す。
診断部112は、ステップS130で、取得部111から引き渡された撮像画像121が引き続き静止画期間に属するフレーム画像であるか否か判断する。動画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS126へ進み、引き続き静止画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS131へ進む。
ステップS131へ進むと、診断部112は、タイマーtが予め設定された第1設定期間tm1を超えたか否かを判断する。超えたと判断した場合にはステップS132へ進み、超えていないと判断した場合にはステップS128へ戻る。
ステップS132へ進んだ場合には、診断部112は、取得部111から引き渡された撮像画像121を必要に応じて加工して診断画像とし、検出モデル151へ入力する。そして、検出モデル151が出力した診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、ステップS133で、診断部112から引き渡された診断結果に応じて各病変領域を取り囲む診断領域枠121aを撮像画像121に重畳し、検査情報123を更新する。その後、ステップS134へ進む。
ステップS134で、取得部111は、内視鏡システム200から表示信号を取得して信号再生画像225を生成し、さらにステップS135で、信号再生画像225から撮像画像121を切り出して診断部112へ引き渡す。診断部112は、ステップS136で、取得部111から引き渡された撮像画像121が引き続き静止画期間に属するフレーム画像であるか否か判断する。動画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS126へ進み、引き続き静止画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS137へ進む。
ステップS137へ進むと、診断部112は、タイマーtが予め設定された第2設定期間tm2を超えたか否かを判断する。超えたと判断した場合にはステップS138へ進み、超えていないと判断した場合にはステップS134へ戻る。
ステップS138へ進んだ場合には、診断部112は、取得部111から引き渡された撮像画像121を必要に応じて加工して診断画像とし、鑑別モデル152へ入力する。そして、鑑別モデル152が出力した診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、ステップS139で、診断部112から引き渡された診断結果に応じて表示基準に沿う病変領域を取り囲む診断領域枠121aを撮像画像121に重畳し、当該病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率をCG指標122によって表す。その後、ステップS126へ進む。
ステップS126へ進むと、取得部111は、カメラユニット210による体内検査が終了したか否かを検出する。終了を検出していなければステップS122へ戻り、手動モードの連続モードによる検査を継続する。終了を検出したら規定された終了処理を実行して一連の処理を終了する。
図12は、演算処理部110の処理手順を説明するフロー図であって、主に手動モードかつ選択モードに設定された場合の処理手順を説明するフロー図である。ステップS141は、図11のステップS121から続く。
取得部111は、ステップS141で、内視鏡システム200から表示信号を取得して信号再生画像225を生成し、さらにステップS142で、信号再生画像225から撮像画像121を切り出して診断部112と表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、ステップS143で、表示モニタ120に撮像画像121を逐次更新して表示させるライブ表示を実行する。
診断部112は、ステップS144で、取得部111から引き渡された撮像画像121が動画期間に属するフレーム画像であるか否かを判断する。動画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS145へ進み、静止画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS146へ進む。
ステップS146へ進んだ場合には、診断部112は、ステップS146でタイマーtをリセットして計時を開始する。続くステップS147で、取得部111は、内視鏡システム200から表示信号を取得して信号再生画像225を生成し、さらにステップS148で、信号再生画像225から撮像画像121を切り出して診断部112へ引き渡す。
診断部112は、ステップS149で、取得部111から引き渡された撮像画像121が引き続き静止画期間に属するフレーム画像であるか否か判断する。動画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS150へ進み、引き続き静止画期間に属するフレーム画像であると判断した場合には、ステップS147へ戻る。
ステップS150へ進むと、診断部112は、タイマーtが予め設定された区分期間tthを超えたか否かを判断する。超えていないと判断した場合にはステップS151へ進み、超えたと判断した場合にはステップS153へ進む。
ステップS151へ進んだ場合には、診断部112は、取得部111から引き渡された撮像画像121を必要に応じて加工して診断画像とし、検出モデル151へ入力する。そして、検出モデル151が出力した診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、ステップS152で、診断部112から引き渡された診断結果に応じて各病変領域を取り囲む診断領域枠121aを撮像画像121に重畳し、検査情報123を更新する。その後、ステップS145へ進む。
ステップS153へ進んだ場合には、診断部112は、取得部111から引き渡された撮像画像121を必要に応じて加工して診断画像とし、鑑別モデル152へ入力する。そして、鑑別モデル152が出力した診断結果を表示制御部114へ引き渡す。表示制御部114は、ステップS154で、診断部112から引き渡された診断結果に応じて表示基準に沿う病変領域を取り囲む診断領域枠121aを撮像画像121に重畳し、当該病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率をCG指標122によって表す。その後、ステップS145へ進む。
ステップS145へ進むと、取得部111は、カメラユニット210による体内検査が終了したか否かを検出する。終了を検出していなければステップS141へ戻り、手動モードの選択モードによる検査を継続する。終了を検出したら規定された終了処理を実行して一連の処理を終了する。
以上説明した本実施形態における検査支援装置100では、自動モードと手動モードが選択でき、手動モードでは更に連続モードと選択モードが選択できる構成とした。しかし、必ずしもこれらの全てのモードが選択できる構成でなくても構わない。撮像画像が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合にその撮像画像を検出モデルおよび鑑別モデルの少なくともいずれかに入力して診断結果を出力させる第1の処理モードと、撮像画像を連続的に検出モデルに入力して診断結果を逐次出力させる第2の処理モードのいずれかを選択できる構成であればよい。このような検査支援装置であれば、内視鏡システムに接続して利用する補助的な装置でありながら、多様な医師の要請に応えて快適な検査支援を提供することができる。
以上説明した本実施形態においては、内視鏡システム200と検査支援装置100が接続ケーブル250を介して接続される場合を想定したが、有線接続でなく無線接続であっても構わない。また、内視鏡システム200は表示信号を外部に出力し、検査支援装置100はこの表示信号を利用する実施形態を説明したが、内視鏡システム200が外部装置に提供する画像信号がカメラユニット210で撮像された撮像画像の画像信号を包含するのであれば、出力信号の形式は問わない。また、以上説明した本実施形態においては、内視鏡システム200が備えるカメラユニット210が軟性内視鏡であることを想定して説明したが、カメラユニット210が硬性内視鏡であっても、検査支援装置100の構成や処理手順に違いは何ら生じない。なお、本実施形態における診断部による診断は、あくまで医師の診断を補助するものであり、最終的な医学的判断は医師によって行われる。
100…検査支援装置、110…演算処理部、111…取得部、112…診断部、113…受付部、114…表示制御部、120…表示モニタ、121…撮像画像、121a…診断領域枠、122…CG指標、123…検査情報、124…タイトル、125…ラジオボタン、126…選択項目、127…ヘルプボタン、128…サブウィンドウ、200…内視鏡システム、210…カメラユニット、220…システムモニタ、221…撮像画像、222…検査情報、225…信号再生画像、250…接続ケーブル

Claims (10)

  1. 被検者の体内に挿通されたカメラユニットで撮像された撮像画像を逐次取得する取得部と、
    入力された前記撮像画像から抽出した病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率を少なくとも出力する学習済みモデルである鑑別モデル、および、前記鑑別モデルよりもより低い基準で前記病変領域であると判断するように調整された学習済みモデルであって、入力された前記撮像画像から抽出した前記病変領域を少なくとも出力する検出モデルの少なくともいずれかに、前記取得部が取得した前記撮像画像を入力して前記体内の診断を行う診断部と、
    前記診断部の処理に関する少なくとも第1処理モードと第2処理モードを含む処理モードからの選択をユーザから受け付ける受付部と
    を備え、
    前記診断部は、前記受付部が前記第1処理モードの選択を受け付けた場合には、前記取得部が連続して取得する前記撮像画像が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合に前記撮像画像を前記鑑別モデルおよび前記検出モデルの少なくともいずれかに入力して、前記推定確率および前記病変領域の少なくともいずれかを診断結果として出力し、前記受付部が前記第2処理モードの選択を受け付けた場合には、前記取得部が取得した前記撮像画像を連続的に前記検出モデルに入力して、前記病変領域を診断結果として逐次出力する検査支援装置。
  2. 前記診断部は、前記受付部が前記第1処理モードの選択を受け付けた場合には、前記期間のうち第1設定期間の経過後に前記撮像画像を前記検出モデルに入力して前記病変領域を出力し、更に第1設定期間よりも長い第2設定期間まで静止画像が継続したと判断した場合に前記撮像画像を前記鑑別モデルに入力して前記推定確率を出力する請求項1に記載の検査支援装置。
  3. 前記診断部は、前記受付部が前記第1処理モードの選択を受け付けた場合には、前記取得部が連続して取得する前記撮像画像が静止する静止画像であったと判断した継続期間に応じて、前記検出モデルに入力して前記病変領域を出力するか、前記鑑別モデルに入力して前記推定確率を出力するかを決定する請求項1に記載の検査支援装置。
  4. 前記受付部は、前記第1処理モードとして第1派生モードと第2派生モードのいずれかの選択をユーザから受け付け、
    前記診断部は、前記受付部が前記第1処理モードとしての前記第1派生モードの選択を受け付けた場合には、前記期間のうち第1設定期間の経過後に前記撮像画像を前記検出モデルに入力して前記病変領域を出力し、更に第1設定期間よりも長い第2設定期間まで静止画像が継続したと判断した場合に前記撮像画像を前記鑑別モデルに入力して前記推定確率を出力し、前記受付部が前記第1処理モードとしての前記第2派生モードの選択を受け付けた場合には、前記取得部が連続して取得する前記撮像画像が静止する静止画像であったと判断した継続期間に応じて、前記撮像画像を前記検出モデルに入力して前記病変領域を出力するか、前記撮像画像を前記鑑別モデルに入力して前記推定確率を出力するかを決定する請求項1に記載の検査支援装置。
  5. 前記診断部は、前記受付部が前記第1処理モードとしての前記第2派生モードの選択を受け付けた場合には、前記継続期間が予め設定された区分期間より短い場合に、前記撮像画像を前記検出モデルに入力して前記病変領域を出力し、前記継続期間が前記区分期間以上である場合に、前記撮像画像を前記鑑別モデルに入力して前記推定確率を出力する請求項4に記載の検査支援装置。
  6. 前記診断部は、前記受付部が前記第2処理モードの選択を受け付けた場合には、前記取得部が連続して取得する前記撮像画像が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合に前記撮像画像を前記鑑別モデルに入力して、前記推定確率を診断結果として出力する請求項1から5のいずれか1項に記載の検査支援装置。
  7. 前記診断部が出力する前記診断結果を表示部へ表示する表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記診断部が前記検出モデルを用いて複数の前記病変領域を出力した場合には、前記病変領域のそれぞれが視認されるように前記撮像画像に指標を重畳して表示し、前記診断部が前記鑑別モデルを用いて前記推定確率を出力した場合には、複数の前記病変領域が出力された場合であっても、表示対象とする単独の病変領域のみが視認されるように前記撮像画像に指標を重畳すると共に、前記推定確率を表示する請求項1に記載の検査支援装置。
  8. 前記診断部が出力する前記診断結果を表示部へ表示する表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記診断部が前記検出モデルを用いて出力した前記診断結果を表示する表示時間よりも、前記診断部が前記鑑別モデルを用いて出力した前記診断結果を表示する表示時間を長くする請求項1に記載の検査支援装置。
  9. 診断処理に関する少なくとも第1処理モードと第2処理モードを含む処理モードからの選択をユーザから受け付ける受付ステップと、
    被検者の体内に挿通されたカメラユニットで撮像された撮像画像を逐次取得する取得ステップと、
    入力された前記撮像画像から抽出した病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率を少なくとも出力する学習済みモデルである鑑別モデル、および、前記鑑別モデルよりもより低い基準で前記病変領域であると判断するように調整された学習済みモデルであって、入力された前記撮像画像から抽出した前記病変領域を少なくとも出力する検出モデルの少なくともいずれかに、前記取得ステップで取得した前記撮像画像を入力して前記体内の診断を行う診断ステップと
    を有し、
    前記診断ステップは、前記受付ステップで前記第1処理モードの選択を受け付けた場合には、前記取得ステップで連続して取得する前記撮像画像が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合に前記撮像画像を前記鑑別モデルおよび前記検出モデルの少なくともいずれかに入力して、前記推定確率および前記病変領域の少なくともいずれかを診断結果として出力し、前記受付ステップで前記第2処理モードの選択を受け付けた場合には、前記取得ステップで取得した前記撮像画像を連続的に前記検出モデルに入力して、前記病変領域を診断結果として逐次出力する検査支援方法。
  10. 診断処理に関する少なくとも第1処理モードと第2処理モードを含む処理モードからの選択をユーザから受け付ける受付ステップと、
    被検者の体内に挿通されたカメラユニットで撮像された撮像画像を逐次取得する取得ステップと、
    入力された前記撮像画像から抽出した病変領域に含まれる病変の確からしさを示す推定確率を少なくとも出力する学習済みモデルである鑑別モデル、および、前記鑑別モデルよりもより低い基準で前記病変領域であると判断するように調整された学習済みモデルであって、入力された前記撮像画像から抽出した前記病変領域を少なくとも出力する検出モデルの少なくともいずれかに、前記取得ステップで取得した前記撮像画像を入力して前記体内の診断を行う診断ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記診断ステップは、前記受付ステップで前記第1処理モードの選択を受け付けた場合には、前記取得ステップで連続して取得する前記撮像画像が予め設定された期間に亘って静止する静止画像であると判断した場合に前記撮像画像を前記鑑別モデルおよび前記検出モデルの少なくともいずれかに入力して、前記推定確率および前記病変領域の少なくともいずれかを診断結果として出力し、前記受付ステップで前記第2処理モードの選択を受け付けた場合には、前記取得ステップで取得した前記撮像画像を連続的に前記検出モデルに入力して、前記病変領域を診断結果として逐次出力する検査支援プログラム。
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