JP2024006956A - 光電変換装置、光電変換装置の製造方法、機器 - Google Patents

光電変換装置、光電変換装置の製造方法、機器 Download PDF

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【課題】 光電変換装置において、画素の面積増加を抑制しつつ、適切な信号を取得する。【解決手段】 第1面と第2面を有し、複数の光電変換素子が配された画素と、光電変換素子に配され、信号電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、第1面に配され、光電変換素子から出力される信号電荷を転送する転送ゲートと、第1面側の平面視において、複数の光電変換素子の間に配された浮遊拡散部と、第1面側の平面視において、複数の光電変換素子の間に配され、複数の光電変換素子に接する第1電荷リーク領域と、を備える光電変換装置であって、第1電荷リーク領域は電荷蓄積領域と同じ導電型であり、浮遊拡散部は第1面より第1の深さに配され、第1電荷リーク領域は第1面より第1の深さより深い第2の深さに配され、第1面側の平面視において、第1電荷リーク領域は浮遊拡散部の少なくとも一部と重なる位置に配される。【選択図】 図2

Description

本発明は、光電変換装置、光電変換装置の製造方法、機器に関する。
光電変換装置において、複数の光電変換素子から出力された信号を1つの信号として用いる場合は、生じる信号電荷の量が複数の光電変換素子の間で異なる状況下において、適切な信号が得られない可能性がある。この問題に対して、特許文献1のように複数の光電変換素子の間で信号電荷のリーク領域を配置することにより、適切な信号を取得することが可能になる。
特開2013-149743号公報
しかしながら、特許文献1のように電荷リーク領域を配置する場合は、画素の面積が増加する可能性がある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、画素の面積増加を抑制しつつ、適切な信号を取得することが可能な光電変換装置を提供することを目的とするものである。
本明細書の一開示によれば、第1面と第2面を有し、複数の光電変換素子が配された画素と、前記光電変換素子に配され、信号電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、前記第1面に配され、前記光電変換素子から出力される前記信号電荷を転送する転送ゲートと、前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された浮遊拡散部と、前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第1電荷リーク領域と、を備える光電変換装置であって、前記第1電荷リーク領域は前記電荷蓄積領域と同じ導電型であり、前記浮遊拡散部は前記第1面より第1の深さに配され、前記第1電荷リーク領域は前記第1面より第1の深さより深い第2の深さに配され、前記第1面側の平面視において、前記第1電荷リーク領域は前記浮遊拡散部の少なくとも一部と重なる位置に配されることを特徴とする光電変換装置が提供される。
本発明によれば、画素の面積増加を抑制した構成である光電変換装置において、複数の光電変換素子の間で生じる信号電荷の量が異なる場合に、適切な信号を取得することが可能である。
第1実施形態に係る光電変換装置を説明するブロック図 第1実施形態に係る光電変換装置を説明する平面図 第1実施形態に係る光電変換装置を説明する断面図 第1実施形態に係る光電変換装置を説明する信号電荷に対するポテンシャル図 第1実施形態に係る光電変換装置を説明する信号電荷に対するポテンシャル図 第1実施形態に係る光電変換装置を説明する画素入出力特性図 第1実施形態に係る光電変換装置を説明する画素入出力特性図 第1実施形態に係る光電変換装置の製造方法を説明する断面図 第1実施形態に係る光電変換装置の製造方法を説明する断面図 第1実施形態に係る光電変換装置の製造方法を説明する断面図 第1実施形態に係る光電変換装置の製造方法を説明する断面図 第1実施形態に係る光電変換装置の製造方法を説明する断面図 第1実施形態の変形例に係る光電変換装置を説明する平面図 第1実施形態の変形例に係る光電変換装置を説明する平面図 第1実施形態の変形例に係る光電変換装置を説明する平面図 第1実施形態の変形例に係る光電変換装置を説明する平面図 第2実施形態に係る光電変換装置を説明する断面図 第3実施形態に係る光電変換装置を説明する断面図 第4実施形態に係る光電変換装置を説明する平面図 第4実施形態に係る光電変換装置を説明する平面図 第4実施形態に係る光電変換装置を説明する断面図 第5実施形態に係る機器を説明する模式図
以下、図面を参照しながら各実施形態を説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。また、以下に述べる各実施形態では、光電変換装置の一例として、CMOSセンサを中心に説明する。ただし、各実施形態は、CMOSセンサに限られるものではなく、光電変換装置の他の例にも適用可能である。例えば、CCD、撮像装置、測距装置(焦点検出やTOF(Time Of Flight)を用いた距離測定等の装置)、測光装置(入射光量の測定等の装置)などがある。
本明細書において、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」および、それらの用語を含む別の用語)を用いる。それらの用語の使用は図面を参照した実施形態の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
本明細書において、「平面」とは、半導体基板の主面と平行な方向における面をいう。
半導体基板の主面とは、光電変換素子を含む半導体基板の光入射面や、複数のADCが繰り返し配された面や、積層型の光電変換装置における基板と基板との接合面であり得る。
また、「平面視」とは、半導体基板の主面に対して垂直な方向から視ることを指す。さらに、「断面」とは、半導体層の光入射面と垂直な方向における面をいう。また、「断面視」とは、半導体基板の主面に対して平行な方向から視ることを指す。
本明細書において、各半導体領域の不純物濃度は、実際にイオン注入を行った量に対応する濃度ではなく、所定の導電型の半導体領域としての振る舞いに寄与する不純物濃度である。つまり、ドナー濃度とアクセプタ濃度の差の濃度を指し、この不純物濃度のことをネットドーピング濃度と呼ぶ。例えば、P型として振る舞う半導体領域において、N型とするための不純物(ドナー)が含まれている場合には、P型とするための不純物(アクセプタ)の濃度からN型とするための不純物(ドナー)の濃度を差し引く。そして、差し引いた濃度を、当該半導体領域を所定の導電型とするための不純物濃度として取り扱う。
〈第1実施形態〉
図1から図7を用いて本発明による第1実施形態に係る光電変換装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る光電変換装置の概略構成を示すブロック図の一例である。光電変換装置は、画素アレイ101、垂直走査回路102、列増幅回路103、水平走査回路104、出力回路105及び制御回路106を備える。ここで、光電変換装置は、シリコン基板等の半導体基板上に形成される半導体装置である。
画素アレイ101は、半導体基板に複数の行及び複数の列を含む二次元状に配置された複数の画素107を備える。垂直走査回路102は、画素107に含まれる複数のトランジスタをオン(導通状態)又はオフ(非導通状態)に制御するための複数の制御信号を供給する。画素107の各列には列信号線108が設けられており、画素107からの信号が列ごとに列信号線108に読み出される。列増幅回路103は、列信号線108に出力された画素信号を増幅し、画素107のリセット時の信号及び光電変換時の信号に基づく相関二重サンプリング処理等の処理を行う。水平走査回路104は、列増幅回路103の増幅器に接続されたスイッチと、該スイッチをオン又はオフに制御するための制御信号を供給する。制御回路106は、垂直走査回路102、列増幅回路103及び水平走査回路104を制御する。出力回路105は、バッファアンプ、差動増幅器等を含み、列増幅回路103からの画素信号を撮像装置の外部の信号処理部に出力する。また、AD変換部を更に光電変換装置に設けることにより、光電変換装置がデジタルの画素信号を出力する構成であってもよい。
図2は、画素107の平面図の一例を表している。なお、図3(a)にて後述するが、画素107は第1面207と第2面208を有しており、図2は第1面207側から視た場合の平面図である。
図2が示すように、画素107は、同一のマイクロレンズ205を共有するように複数の光電変換素子201a、201b、201c、201dが配置されている。なお、複数の光電変換素子201a、201b、201c、201dは同一のマイクロレンズ205を共有しなくてもよい。複数の光電変換素子201a、201b、201c、201dが同一のマイクロレンズ205を共有しない場合、例えば、複数の光電変換素子201のそれぞれに対応してマイクロレンズ205が配置される。なお、複数の光電変換素子201a、201b、201c、201dを一般的に表す場合には光電変換素子201として表記する。
図2において、それぞれの光電変換素子201に対応して転送ゲート202が配置されている。また、第1面207側の平面視において、複数の光電変換素子201の間に、浮遊拡散部(FD:フローティングディフュージョン)203、素子分離領域204、第1電荷リーク領域206が配置される。
転送ゲート202は浮遊拡散部203と隣り合うように配置され、光電変換素子201から出力された信号電荷を浮遊拡散部203に転送する。また、複数の光電変換素子201は素子分離領域204によって分離されている。なお、浮遊拡散部203は複数の光電変換素子201が共有するように設けられてもよいし、それぞれの光電変換素子201に対応するように設けられてもよい。
第1電荷リーク領域206は複数の光電変換素子201に接するように配置されている。また、第1面207側の平面視において、第1電荷リーク領域206は、同一画素107に属する浮遊拡散部203の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。また、第1面207側の平面視において、第1電荷リーク領域206は、同一画素107に属する光電変換素子201の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。
図2において、光電変換素子201が1つの画素107に対して4つ配置されている構成を示しているが、必ずしも4つである必要はない。また、光電変換素子201と同様に転送ゲートについても、1つの画素107に対して4つ配置されている構成を図2に示しているが、必ずしも4つである必要はない。
図3(a)は、図2の平面図に示されているA-B断面における画素107の断面図の一例である。図3(a)では、画素107は第1面207と第2面208を有しており、第2面208が光入射面となる裏面照射型構造を示している。なお、本実施形態は裏面照射型構造に限定するものではなく、第1面207が光入射面となる表面照射型構造であってもよい。
複数の光電変換素子201は、半導体基板209中に配置されており、複数の光電変換素子201の間に素子分離領域204が配置されている。転送ゲート202は、光電変換素子201と浮遊拡散部203に隣り合うように、第1面207に配置されている。また、第1面207から第2面208に向かって、浮遊拡散部203、素子分離領域204の一部、第1電荷リーク領域206、素子分離領域204のその他の一部が順番に配置されている。また、第2面208から順番に、マイクロレンズ205、カラーフィルタ301が第2面208に配置されている。なお、表面照射型構造の場合は、第1面207から順番に、マイクロレンズ205、カラーフィルタ301が第1面207に配置される。なお、複数の光電変換素子201はカラーフィルタ301を共有してもよいし、共有しなくてもよい。また、複数の光電変換素子201がカラーフィルタ301を共有する場合、例えば4つの光電変換素子201が1つのカラーフィルタ301を共有してもよいし、2つの光電変換素子201がそれぞれ1つのカラーフィルタ301を共有してもよい。複数の光電変換素子201がカラーフィルタ301を共有しない場合、例えば同色のカラーフィルタ301が複数の光電変換素子201のそれぞれに対応して配置される。なお、マイクロレンズ205およびカラーフィルタ301は配置されなくてもよい。
なお、転送ゲート202に隣接する素子分離領域204と光電変換素子201とが含む領域を転送ゲート下の半導体領域302とする。転送ゲート下の半導体領域302は、信号電荷が光電変換素子201から浮遊拡散部203へと移動する際に、通過する領域を示す。
光電変換素子201は光電変換により生じた信号電荷を蓄積できるような導電型を有する電荷蓄積領域210を含み、素子分離領域204は電荷蓄積領域210とは逆の導電型で形成されている。また、第1電荷リーク領域206の信号電荷に対するポテンシャルの高さは、素子分離領域204の信号電荷に対するポテンシャルの高さより低い。すなわち、本実施形態においては、第1電荷リーク領域206は電荷蓄積領域210と同じ第1導電型であり、素子分離領域204は電荷蓄積領域210と異なる第2導電型である。例えば、信号電荷が電子の場合は、電荷蓄積領域210と第1電荷リーク領域206はN型により形成され、素子分離領域204はP型により形成される。なお、第1電荷リーク領域206は電荷蓄積領域210に接してもよいし、接しなくてもよい。
ここで、浮遊拡散部203は、第1面207より第1の深さに配置されており、第1電荷リーク領域206は第1面207より第2の深さに配置されている。なお、第2の深さは第1の深さより深く、第1電荷リーク領域206は浮遊拡散部203に接しない。
以上のように、画素107において、第1電荷リーク領域206が浮遊拡散部203と異なる深さに配置されることにより、第1面207側の平面視において、第1電荷リーク領域206は浮遊拡散部203と重なる位置に配置されることが可能になる。そのため、第1電荷リーク領域206を画素107中に配置する場合に、第1電荷リーク領域206の配置の自由度が向上し、画素微細化に伴うレイアウト上の制限が緩和される。つまり、第1電荷リーク領域206を浮遊拡散部203と重なる位置に配置することよって、画素の面積増加を抑制できる。
さらに、電荷リーク領域206を共有する光電変換素子201の個数が増加するほど、配置する電荷リーク領域の個数も増えることになる。しかし、その場合にも本実施形態では第1面207側に配置される半導体素子の影響を大きく受けずに電荷リーク領域を配置できるため、画素107に半導体素子を配置する際のレイアウトの自由度が向上する。
また、例えば図2に示されるような2行2列の光電変換素子201a、201b、201c、201dで生じた信号電荷の合計を光電変換信号として用いる場合を考える。この場合に、光電変換素子201aと201cあるいは201bと201dのように列方向に隣接する光電変換素子201の間に電荷リーク領域を配置することは容易である。また、光電変換素子201aと201bあるいは201cと201dのように行方向に隣接する光電変換素子201の間に電荷リーク領域を配置することも容易である。しかし、行列方向に隣接しておらず、例えば斜め方向に隣接している複数の光電変換素子201の間に電荷リーク領域を配置することは、浮遊拡散部203など他の半導体素子の影響により比較的容易ではない。なお、行列方向に隣接しておらず、例えば斜め方向に隣接している複数の光電変換素子201の一例としては、光電変換素子201aと201dあるいは201bと201cの組み合わせが考えられる。
本実施形態では、浮遊拡散部203などの画素107中の半導体素子の配置に影響を受けずに、電荷リーク領域を配置できるため、行列方向に隣接していない光電変換素子201の間に電荷リーク領域を容易に配置することも可能となる。例えば斜め方向の第1電荷リーク領域206を配置することにより、行方向や列方向にのみ電荷リーク領域が存在する場合と比較して、1つの光電変換素子201に強い光が入るなどして信号電荷が飽和した際のリーク先が多く存在する。そのため、高照度時における画素入出力特性のリニアリティへの影響などをより抑制することができる。
なお、本実施形態では、1つの画素107に2行2列の光電変換素子201が配置された場合を説明したが、必ずしも2行2列である必要はなく、1行2列や3行3列などの2行2列以外の複数の光電変換素子201が配置された構成であってもよい。
図3(b)は図2の平面図に示されているA-B断面における画素107の断面図の図3(a)とは異なる一例である。
図3(b)に示すように、第1電荷リーク領域206を共有する複数の光電変換素子201の間に配置された素子分離領域204はトレンチ構造303を含む。また、トレンチ構造303は絶縁材料および金属のうち少なくとも一方を含んでもよい。例えば信号電荷が電子の場合は、素子分離領域204はP型で形成され、光入射側の第2面208から第1電荷リーク領域206までの深さに、素子分離領域204の内部に埋め込まれたトレンチ構造303が存在する。つまり、第1面207から第2面208に向かって、浮遊拡散部203、素子分離領域204の一部、第1電荷リーク領域206、素子分離領域204のその他の一部、トレンチ構造303が順番に配置されている構成となる。
なお、第1電荷リーク領域206を共有しない複数の光電変換素子201の間に配置された素子分離領域204もトレンチ構造303を含んでもよい。その場合は、トレンチ構造303は第1面207と第2面208を貫通するように配置される。
図4は図3(a)の断面図に示されているC-Dにおける信号電荷に対するポテンシャル図の一例である。図4を用いて、浮遊拡散部203、素子分離領域204、第1電荷リーク領域206の信号電荷に対する各ポテンシャルの関係を説明する。
ここで、図4に示されるように、第1電荷リーク領域206のポテンシャルである第2ポテンシャル402は、浮遊拡散部203のポテンシャルである第1ポテンシャル401より高く、素子分離領域204のポテンシャルより低い。
複数の光電変換素子201で生じた信号電荷の合計を光電変換信号として用いる場合に、ある1つの光電変換素子201に強い光が入射するなどして信号電荷が飽和した場合を考える。この場合に、複数の光電変換素子201の間において第1電荷リーク領域206を介して移動する信号電荷の量は、複数の光電変換素子201の間において素子分離領域204を介して移動する信号電荷の量より多い。そのため、第1電荷リーク領域206を共有するその他の光電変換素子201に、第1電荷リーク領域206を介して信号電荷をリークさせることができる。これにより、浮遊拡散部203にオーバーフローする信号電荷を減らし、利用可能な信号電荷を増やすことができる。以上より、複数の光電変換素子201で生じた信号電荷の合計を光電変換信号として用いる場合に、画素入出力特性におけるリニアリティの低下を抑制する事ができる。
また、本実施形態では浮遊拡散部203と第1電荷リーク領域206が第1面207側の平面視において重なる位置に配置されており、かつ半導体基板209中の異なる深さにそれぞれ配置されている。そのため、図4に示されるように浮遊拡散部203と第1電荷リーク領域206との間は信号電荷の移動が妨げられるようなポテンシャル障壁が存在している。
例えば、信号電荷が電子の場合は、浮遊拡散部203と第1電荷リーク領域206がN型により形成され、その間に素子分離領域204がP型により形成される。それによって、浮遊拡散部203と第1電荷リーク領域206の間で電子の移動が妨げられるようなポテンシャル構造となる。
図5(a)、図5(b)は図3(a)の断面図に示されているE-FおよびG-Hにおける信号電荷に対するポテンシャル図の一例である。
図5(a)を用いて、素子分離領域204と転送ゲート下の半導体領域302の信号電荷に対する各ポテンシャルの関係を説明する。なお、以下の説明において、素子分離領域204を介して画素107に隣接し、カラーフィルタ301とは異なる色のカラーフィルタが配置された画素を異色画素と表記する。
図5(a)では、浮遊拡散部203と光電変換素子201の間に存在する転送ゲート下の半導体領域302のポテンシャルである第3ポテンシャル501は、素子分離領域204のポテンシャルである第4ポテンシャル502より低い。したがって、光電変換素子201(電荷蓄積領域210)の信号電荷が飽和した場合に、信号電荷が異色画素へ漏れるよりも、転送ゲート下の半導体領域302を介して浮遊拡散部203へ排出されやすいポテンシャル構造を画素107は有する。その結果として、異色画素への信号電荷の漏れとなるブルーミングを抑制することが出来る。
図5(b)を用いて、素子分離領域204と第1電荷リーク領域206と転送ゲート下の半導体領域302の信号電荷に対する各ポテンシャルの関係を説明する。
図5(b)では、転送ゲート下の半導体領域302の第3ポテンシャル501は、素子分離領域204のポテンシャルである第4ポテンシャル502より低く、第1電荷リーク領域206の第2ポテンシャル402より高い。したがって、光電変換素子201(電荷蓄積領域210)の信号電荷が飽和した場合に、信号電荷が浮遊拡散部203だけでなく、第1電荷リーク領域206へも排出されやすいポテンシャル構造を画素107は有する。
複数の光電変換素子201で生じた信号電荷の合計を光電変換信号として用いる場合は、高照度の被写体を撮像した際の画素出力特性におけるリニアリティが悪化する恐れがある。そこで、光電変換素子201の信号電荷が飽和した場合に、複数の光電変換素子201の間で信号電荷がリークする上記に示すようなポテンシャル構造とする。その結果として、浮遊拡散部203へ排出される信号電荷の一部は、隣接する光電変換素子201にリークし、高照度撮像時の画素出力特性におけるリニアリティ悪化を低減することが可能となる。
図6、7は、2つの光電変換素子201で生じた信号電荷の合計を光電変換信号として用いる場合の画素107の入出力特性の一例である。図6を用いて、第1電荷リーク領域206を含まない構成において、一方の光電変換素子201の信号電荷が飽和した場合の入出力特性を説明する。図7を用いて、2つの光電変換素子201の間に第1電荷リーク領域206を含む構成において、一方の光電変換素子201の信号電荷が飽和した場合の入出力特性におけるリニアリティ改善効果について説明する。また、信号電荷が飽和した光電変換素子201の入出力特性を高出力PD特性(PD:フォトダイオード)とし、信号電荷が飽和していない光電変換素子201の入出力特性を低出力PD特性として表記する。さらに、高出力PD特性と低出力PD特性の和を複数PD合成出力特性として表記する。
例えば、同一のマイクロレンズ205を複数の光電変換素子201が共有している画素107では、位相差検出のためにそれぞれの光電変換素子201の信号出力を処理する必要がある。さらに、それと同時に撮像に用いる信号としてもそれぞれの光電変換素子201の信号出力を処理しなければならない。その際に、撮像用の信号は、信号量に対する光ショットノイズの低減や読み出し速度などの観点から、同一のマイクロレンズ205を共有する複数の光電変換素子201で光電変換された信号電荷を合計して1つの画素信号として処理される。
生じた信号電荷の合計を光電変換信号として用いる2つの光電変換素子201間で入射光量などの違いにより、発生する信号電荷の量に差が生じて、一方の光電変換素子201の信号電荷のみ飽和電荷量に達した場合を考える。図6に示すように、その場合は、一部の信号電荷が浮遊拡散部203に排出されることによって、合成出力の飽和点602に達する前に、高出力PDの飽和点601においてリニアリティが崩れてしまう。
しかし、図5(a)、図5(b)で説明したようなポテンシャル構造を形成することにより、以下の動作が可能になる。一方の光電変換素子201の信号電荷のみが飽和電荷量に達した場合においても、第1電荷リーク領域206を共有する他方の光電変換素子201に、第1電荷リーク領域206を介して余剰信号電荷はリークし蓄積される。よって、図7に示すように、高出力PDの飽和点601における画素入出力特性のリニアリティを改善することができる。
以上より、本実施形態は、画素入出力特性のリニアリティを向上させるための第1電荷リーク領域206を浮遊拡散部203と重なる位置に配置することによって、画素の面積増加を抑制しつつ、適切な信号を取得することができる。また、例えば、位相差検出のため同一のマイクロレンズ205を共有する複数の光電変換素子201の間において第1電荷リーク領域206を共有している構成を考える。上記の構成の場合、光電変換素子201の信号の和を撮像用の信号として用いる際に適切な信号を取得できる。
図8から図12を用いて本発明による第1実施形態に係る光電変換装置の製造方法について説明する。
素子分離領域204の形成について図8に示す。半導体基板209中へのイオン注入などにより素子分離領域204を形成する。素子分離領域204は電荷蓄積領域210と異なる導電型の不純物層であり、信号電荷を複数の光電変換素子201間でリークさせないために複数の光電変換素子201間に配置されている。また、この素子分離領域204中にトレンチ構造303を配置してもよく、トレンチ構造303を配置することにより光学的なクロストークを抑制することができる。なお、トレンチ構造303の詳細については後述する。また、イオン注入によって素子分離領域204を形成するのではなく、トレンチ構造303を形成する途中に固相拡散などでドーピングすることにより素子分離領域204を形成してもよい。その場合、トレンチ構造303の側壁に沿って浅くコンフォーマルな不純物層が素子分離領域204として作られる。これにより急峻なPN接合を形成可能となり、微細な画素構造においても飽和電子数を増大させることが可能となる。
次に図9と図10を用いて電荷蓄積領域210と第1電荷リーク領域206の製造方法について説明する。図9に示すように、電荷蓄積領域210はイオン注入などにより形成される。画素の飽和電子数を決める要因の1つがこの電荷蓄積領域210によって作られるPN接合面積の大きさである。よって、なるべく画素中の広い領域に電荷蓄積領域210が配置されるのが望ましい。画素サイズの小さい場合においては半導体基板209の平面方向でPN接合面積を増やすのが困難である。一方で、半導体基板209の深さ方向で電荷蓄積領域210と素子分離領域204とのPN接合面積を増やすことで飽和電子数を増大させることができる。なお、例えば、電荷蓄積領域210の周辺領域には電荷蓄積領域210と同じ導電型の不純物が電荷蓄積領域210よりも低い濃度でイオン注入されており、電荷蓄積領域210および電荷蓄積領域210の周辺領域を光電変換素子201とする。なお、電荷蓄積領域210の周辺領域は電荷蓄積領域210と異なる導電型の不純物がイオン注入されている領域があってもよい。
図10に示すように、第1電荷リーク領域206は、電荷蓄積領域210を形成した後に、電荷蓄積領域210の一部と重なる深さにイオン注入などにより形成される。なお、第1電荷リーク領域206のポテンシャル設計を容易にするためには、第1電荷リーク領域206を形成する深さは電荷蓄積領域210のポテンシャルが信号電荷に対して最も低くなる領域に形成されるのが望ましい。電荷蓄積領域210のポテンシャルが最も低くなる領域に第1電荷リーク領域206を形成する。そうすることによって、蓄積された信号電荷が他の領域にリークする際のポテンシャル高さを第1電荷リーク領域206のポテンシャル設計によって規定することができる。そのため、第1電荷リーク領域206のポテンシャル設計が容易となる。
一方、第1電荷リーク領域206を電荷蓄積領域210の信号電荷に対して最もポテンシャルの低い位置からずらして配置することにより、電荷蓄積領域210中に所定の量の信号電荷が貯まってから、信号電荷をリークさせるようにできる。よりリークしにくい構造を目的として、電荷蓄積領域210の信号電荷に対して最もポテンシャルの低い領域からずらして第1電荷リーク領域206が配置されていてもよい。電荷蓄積領域210の信号電荷に対して最もポテンシャルの低い領域からずらす場合、例えば、半導体基板209の深さ方向にずらして第1電荷リーク領域206を形成する。
また、第1電荷リーク領域206について、隣り合う電荷蓄積領域210間のポテンシャルを制御することが可能であれば、導電型はP型であってもよいし、N型であってもよいし、真性半導体であってもよい。第1電荷リーク領域206は電荷蓄積領域210と同じ導電型の不純物のイオン注入などにより半導体基板209中に形成される。また、素子分離領域204を形成する際に第1電荷リーク領域206を形成したい深さでイオン注入量を少なくすることによって形成してもよい。
次に図11と図12を用いて転送ゲート202と浮遊拡散部203の製造方法について説明する。図11に示すように、転送ゲート202は、第1電荷リーク領域206を形成した後に、半導体基板209の第1面207側の平面視において、電荷蓄積領域210と浮遊拡散部203の間の位置に形成される。転送ゲート202は例えばポリシリコンなどを含む。
図12に示すように、浮遊拡散部203は、第1電荷リーク領域206および転送ゲート202を形成した後に、浮遊拡散部203を共有する光電変換素子201の間に形成される。例えば、1つの画素に1行2列で配置された光電変換素子201が浮遊拡散部203を共有する場合、2つの光電変換素子201と隣り合う位置に浮遊拡散部203は配置される。また、例えば、1つの画素に2行2列で配置された光電変換素子201が浮遊拡散部203を共有する場合、4つの光電変換素子201と隣り合う位置に浮遊拡散部203は配置される。電荷蓄積領域210で蓄積された信号電荷を転送ゲート202を介して浮遊拡散部203に転送し信号電荷を電圧信号に変換するため、浮遊拡散部203の導電型は電荷蓄積領域210と同じ導電型で形成されることが好ましい。また、浮遊拡散部203は、第1面207側の平面視において、第1電荷リーク領域206の少なくとも一部と重なる位置に形成される。また、第1電荷リーク領域206と浮遊拡散部203を異なる深さに形成させるため、浮遊拡散部203が形成される表面付近を避けて第1電荷リーク領域206が形成される。つまり、第1面207より第2の深さに第1電荷リーク領域206は形成され、第1面207より第2の深さより浅い第1の深さに浮遊拡散部203は形成される。
以上の製造工程により、浮遊拡散部203と異なる深さに位置する第1電荷リーク領域206を持つ画素構造が形成される。上記製造工程に関する説明は第1電荷リーク領域206に関わる画素構造について説明したものである。半導体基板209の第1面207および第2面208の界面領域における中性領域の構造及び製造方法や、第2面208側のカラーフィルタ、マイクロレンズに関する構造及び製造方法については公知の方法と同様であり、詳細な説明は割愛する。
本発明による第1実施形態の第1変形例に係る光電変換装置の構成について図13を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。なお、図13は図2と同様に第1面207側から視た場合の平面図である。
図13は、画素107の平面図の図2とは異なる一例である。本変形例は電荷リーク領域の構成が第1実施形態とは異なる。図13に示すように、1つの画素107内に2種類の電荷リーク領域(第1電荷リーク領域206および第2電荷リーク領域211)が配置される。
図13に示すように、第2電荷リーク領域211は、第1面207側の平面視において、複数の光電変換素子201の間に配置される。また、第2電荷リーク領域211は複数の光電変換素子201に接するように配置されている。第1面207側の平面視において、第1電荷リーク領域206は、同一画素107に属する浮遊拡散部203の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。一方、第1面207側の平面視において、第2電荷リーク領域211は、同一画素107に属する浮遊拡散部203と重ならない位置に配置されている。さらに、第2電荷リーク領域211は、第1面207側の平面視において、素子分離領域204の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。なお、第2電荷リーク領域と第1電荷リーク領域と接しない。なお、第2電荷リーク領域211は複数の位置に設けられているが、少なくとも1つの位置に設けられればよい。
本変形例は、1つの画素107内において、浮遊拡散部203と重なる位置に配置された第1電荷リーク領域206に加えて、浮遊拡散部203と重ならない位置に第2電荷リーク領域211が配置される。よって、複数の光電変換素子201の間で信号電荷をよりリークさせやすくなり、浮遊拡散部203へリークし排出される信号電荷を撮像信号として利用することができる。また、浮遊拡散部203と重ならない位置にのみ電荷リーク領域を配置した場合と比較して、斜め方向にも信号電荷をリークさせることができ、浮遊拡散部203に信号電荷が漏れるより先に複数の光電変換素子201間で信号電荷をリークさせることが容易である。
本発明による第1実施形態の第2変形例に係る光電変換装置の構成について図14を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。なお、図14は図2と同様に第1面207側から視た場合の平面図である。
図14は、画素107の平面図の図2とは異なる一例である。本変形例は電荷リーク領域の構成が第1実施形態とは異なる。図14に示すように、1つの画素107内に設けられた第1電荷リーク領域206と複数の画素107間に配置された第3電荷リーク領域212が配置される。
図14に示すように、第3電荷リーク領域212は、第1面207側の平面視において、複数の光電変換素子201の間に配置される。また、第3電荷リーク領域212は複数の光電変換素子201に接するように配置されている。第1面207側の平面視において、第1電荷リーク領域206は、同一画素107に属する浮遊拡散部203の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。一方、第1面207側の平面視において、第3電荷リーク領域212は、画素107に属する浮遊拡散部203と重ならない位置に配置されている。さらに、第3電荷リーク領域212は、第1面207側の平面視において、素子分離領域204の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。なお、第1実施形態の第1変形例に示す第2電荷リーク領域211が1つの画素107内に設けられるのに対して、本変形例に示す第3電荷リーク領域212は、複数の画素107間に設けられる。
図14に図示されている複数の画素107には同色のカラーフィルタ301がそれぞれ配置される。つまり、第3電荷リーク領域212は、第1面207側の平面視において、複数の同色のカラーフィルタ301と重なる位置に配される。なお、図14には図示されていないが、カラーフィルタ301には異色のカラーフィルタが隣り合って配置されてもよい。また、複数の画素107にはマイクロレンズ205がそれぞれ配置されてもよい。
本変形例は、1つの画素107の複数の光電変換素子201の間に配置された第1電荷リーク領域206に加えて、同色のカラーフィルタ301がそれぞれ配置された複数の画素107間に第3電荷リーク領域212が配置される。つまり、1つの画素107内に含まれる光電変換素子201の間だけでなく、同色のカラーフィルタ301が配置された複数の画素107にそれぞれ設けられた光電変換素子201の間も、電荷リーク領域を介して信号電荷が漏れやすい構成である。よって、光電変換素子201の信号電荷が飽和した場合、異色のカラーフィルタが配置された光電変換素子201よりも同色のカラーフィルタが配置された光電変換素子201に信号電荷が漏れやすくなり、混色が抑制される。さらに、同色のカラーフィルタ301が配置された画素107間であって、浮遊拡散部203と重ならない位置に第3電荷リーク領域212を配置した場合も、浮遊拡散部203より深い領域に第3電荷リーク領域212を配置する。そのような構成とすることにより、第1面207側に配置される半導体素子の影響を大きく受けずに電荷リーク領域を配置できるため、画素107に半導体素子を配置する際のレイアウトの自由度が向上する。
本発明による第1実施形態の第3変形例に係る光電変換装置の構成について図15を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。なお、図15は図2と同様に第1面207側から視た場合の平面図である。
図15は、画素107の平面図の図2とは異なる一例である。本変形例は電荷リーク領域の構成が第1実施形態とは異なる。また、本変形例はマイクロレンズ205およびカラーフィルタ301の構成が第1実施形態の第2変形例とは異なる。図15に示すように、1つの画素107内に設けられた第1電荷リーク領域206と複数の画素107間に配置された第3電荷リーク領域212が配置される。
図15に示すように、第3電荷リーク領域212は、第1面207側の平面視において、複数の光電変換素子201の間に配置される。また、第3電荷リーク領域212は複数の光電変換素子201に接するように配置されている。第1面207側の平面視において、第1電荷リーク領域206は、同一画素107に属する浮遊拡散部203の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。一方、第1面207側の平面視において、第3電荷リーク領域212は、画素107に属する浮遊拡散部203と重ならない位置に配置されている。さらに、第3電荷リーク領域212は、第1面207側の平面視において、素子分離領域204の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。なお、第1実施形態の第1変形例に示す第2電荷リーク領域211が1つの画素107内に設けられるのに対して、本変形例に示す第3電荷リーク領域212は、複数の画素107間に設けられる。
また、複数の画素107間で共有するようにカラーフィルタ301(カラーフィルタ301aおよびカラーフィルタ301b)が配置される。なお、複数のカラーフィルタ301a、301bを一般的に表す場合にはカラーフィルタ301として表記する。また、カラーフィルタ301aおよびカラーフィルタ301bは色が異なる。また、カラーフィルタ301は異なる画素107にそれぞれ設けられた複数の光電変換素子201の間で共有される。つまり、第1電荷リーク領域206は、第1面207側の平面視において、複数の同色のカラーフィルタ301と重なる位置に配される。なお、マイクロレンズ205が配置されてもよく、その場合はマイクロレンズ205は複数の画素107間で共有されてもよいし、複数の画素107のそれぞれに対応して設けられてもよい。
本変形例は、1つの画素107の複数の光電変換素子201の間に配置された第1電荷リーク領域206に加えて、複数の画素107間でカラーフィルタ301aを共有する複数の光電変換素子201の間に第3電荷リーク領域212が配置される。つまり、1つの画素107内に含まれる光電変換素子201の間だけでなく、同色のカラーフィルタ301aが配置された異なる画素107にそれぞれ設けられた光電変換素子201の間も、電荷リーク領域を介して信号電荷が漏れやすい構成である。よって、光電変換素子201の信号電荷が飽和した場合、異色のカラーフィルタ301bが配置された光電変換素子201よりも同色のカラーフィルタ301aが配置された光電変換素子201に信号電荷が漏れやすくなり、混色が抑制される。さらに、同色のカラーフィルタ301aが配置された画素107間であって、浮遊拡散部203と重ならない位置に第3電荷リーク領域212を配置した場合も、浮遊拡散部203より深い領域に第3電荷リーク領域212を配置する。そのような構成とすることにより、第1面207側に配置される半導体素子の影響を大きく受けずに電荷リーク領域を配置できるため、画素107に半導体素子を配置する際のレイアウトの自由度が向上する。
本発明による第1実施形態の第4変形例に係る光電変換装置の構成について図16を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。なお、図11は図2と同様に第1面207側から視た場合の平面図である。
図16は、画素107の平面図の図2とは異なる一例である。本変形例はマイクロレンズ205の構成が第1実施形態とは異なる。図16に示すように、1つの光電変換素子201に対応してマイクロレンズ205がそれぞれ配置される。
図16に示すように、図2に示す画素を複数行、複数列に配置した構成において、カラーフィルタ301は画素107に各々含まれる複数の光電変換素子201間で共有するように配置される。一方、マイクロレンズ205は複数の光電変換素子201の各々に対応して第2面208側に複数配置される。なお、カラーフィルタの色の配置は、例えばベイヤ配列(カラーフィルタ301aおよびカラーフィルタ301dは緑色、カラーフィルタ301bは赤色、カラーフィルタ301cは青色)である。なお、複数のカラーフィルタ301a、301b、301c、301dを一般的に表す場合にはカラーフィルタ301として表記する。なお、カラーフィルタ301は画素107に各々含まれる光電変換素子201で共有されなくてもよく、例えば、画素107に各々含まれる光電変換素子201のそれぞれに対応して同色のカラーフィルタ301が複数配置されてもよい。
本変形例は、同色のカラーフィルタ301が設けられた複数の光電変換素子201に対してマイクロレンズ205が各々配置された構成において、同色のカラーフィルタ301が設けられた複数の光電変換素子201の間に第1電荷リーク領域206を配置する。つまり、同色のカラーフィルタ301が配置された複数の光電変換素子201の間でマイクロレンズ205を共有しない場合であっても、第1電荷リーク領域206を介して信号電荷が漏れやすい構成である。よって、光電変換素子201の信号電荷が飽和した場合、異色のカラーフィルタが配置された光電変換素子201よりも同色のカラーフィルタが配置された光電変換素子201に信号電荷が漏れやすくなり、混色が抑制される。さらに、浮遊拡散部203より深い領域に第1電荷リーク領域206を配置することによって、第1面207側に配置される半導体素子の影響を大きく受けずに第1電荷リーク領域206を配置できる。そのため、画素107に半導体素子を配置する際のレイアウトの自由度が向上する。
〈第2実施形態〉
本発明による第2実施形態に係る光電変換装置の構成について図8を用いて説明する。
図8は、図2の平面図に示されているA-B断面における画素107の断面図の一例である。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。
本実施形態は第1電荷リーク領域206の構成が第1実施形態とは異なる。図8において、素子分離領域204は第1電荷リーク領域206を含み、素子分離領域204と第1電荷リーク領域206は同一の導電型である。一方、第1実施形態と同様に、第1電荷リーク領域206の信号電荷に対するポテンシャルの高さは、素子分離領域204の信号電荷に対するポテンシャルの高さより低い。
すなわち、本実施形態においては、電荷蓄積領域210は第1導電型であり、素子分離領域204と第1電荷リーク領域206は電荷蓄積領域210と異なる第2導電型である。また、第1電荷リーク領域206を第2導電型とするための不純物濃度は、素子分離領域204を第2導電型とするための不純物濃度よりも低い。例えば、信号電荷が電子の場合は、電荷蓄積領域210はN型により形成され、素子分離領域204と第1電荷リーク領域206はP型により形成される。
また、第1面207から第2面208に向かって、浮遊拡散部203、素子分離領域204の一部、第1電荷リーク領域206、素子分離領域204のその他の一部が順番に配置されている。さらに、第1電荷リーク領域206は浮遊拡散部203に接しない。
図2の平面図に示すように、本実施形態においても第1面207側の平面視において、第1電荷リーク領域206は、同一画素107に属する浮遊拡散部203の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。また、図2の平面図に示すように、本実施形態においても第1面207側の平面視において、第1電荷リーク領域206は、同一画素107に属する光電変換素子201の少なくとも一部と重なる位置に配置されている。
本実施形態では、素子分離領域204を形成するためのイオン注入時にドーパントの量を調整し、第1電荷リーク領域206を素子分離領域204の一部に配置している。また、図8に示すように、第1面207から第1の深さに配置される浮遊拡散部203よりも、第1面207から第2の深さに配置される第1電荷リーク領域206は、第1面207から深い位置に配置される。そのため、第1実施形態と同様に、第1電荷リーク領域206を浮遊拡散部203と重なる位置に配置することよって、画素107の面積増加を抑制できる。
さらに、第1電荷リーク領域206を共有する光電変換素子201の数数が増加するほど、配置する第1電荷リーク領域206の個数も増えることになる。しかし、その場合にも本実施形態では第1面207側に配置される半導体素子の影響を大きく受けずに第1電荷リーク領域206を配置できるため、画素107に半導体素子を配置する際のレイアウトの自由度が向上する。
以上より、本実施形態は、画素入出力特性のリニアリティを向上させるための第1電荷リーク領域206を浮遊拡散部203と重なる位置に配置することによって、画素107の面積増加を抑制しつつ、適切な信号を取得することができる。なお、第1実施形態の変形例で示した第2電荷リーク領域211および第3電荷リーク領域212も、本実施形態で示した第1電荷リーク領域206と同様の性質を有してもよい。
〈第3実施形態〉
本発明による第3実施形態に係る光電変換装置の構成について図9を用いて説明する。
図9は、図2の平面図に示されているA-B断面における画素107の断面図の一例である。なお、第1実施形態乃至第2実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。
本実施形態は転送ゲートの構成が第1実施形態乃至第2実施形態とは異なる。図9において、転送ゲートとして縦型転送ゲート901を配置する。それによって、平面型の転送ゲート202を有する第1実施形態と比較して、半導体基板209の深さ方向において、第1面207からより深い位置に光電変換素子201を配置することが可能になる。なお、縦型転送ゲート901は、光電変換素子201と浮遊拡散部203に隣接するように、第1面207に配置されており、第1面207から第2面208に向かって延在している。
第1電荷リーク領域206は、浮遊拡散部203などの第1面207側に配置される半導体素子と干渉させないために、半導体基板209の深さ方向において、浮遊拡散部203などとは異なる深さに配置されなければならない。つまり、第1面207から第1の深さに配置される浮遊拡散部203よりも、第1面207から第2の深さに配置される第1電荷リーク領域206は、第1面207から深い位置に配置される必要がある。しかし、第1電荷リーク領域206が配置される深さに、光電変換素子201がともに存在していなければ、第1電荷リーク領域206は信号電荷のリークパス経路として機能しないことになる。
本実施形態のように、縦型転送ゲート901によって光電変換素子201がより深くに配置されることで、第1電荷リーク領域206も第1面207側から離れた深い領域に配置しやすくなる。その結果として、第1面207側に配置される半導体素子と第1電荷リーク領域206が製造ばらつきにより接触してしまう可能性を低減し、光電変換装置の動作不良のリスクを抑制することができる。
〈第4実施形態〉
本発明による第4実施形態に係る光電変換装置の構成について図10から図12を用いて説明する。なお、第1実施形態乃至第3実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されており、これらの構成要素についての説明は省略又は簡略化されることがある。なお、図10と図11(a)は図2と同様に第1面207側から視た場合の平面図である。また、図11(b)は第2面208側から視た場合の平面図である。
図10は、画素107の平面図の図2とは異なる一例である。本実施形態は光電変換素子201の構成が第1実施形態乃至第3実施形態とは異なる。図10に示すように、2つの光電変換素子201a、201bが第1電荷リーク領域206を共有し、2つの光電変換素子201a、201bは1行2列に配置されている。
ここで、第1電荷リーク領域206を共有する1つの画素107に含まれる光電変換素子201の個数が少ないほど、素子分離領域204の面積が減少するため、光電変換素子201の面積が増加する。
そのため、光電変換素子201の受光量が増加し、光電変換素子201が蓄積可能な飽和電荷量が増大する。よって、光電変換装置の性能が向上する。
図10は光電変換素子201が1行2列に配置されているが、これを90度回転させた配置や45度回転させた配置にしてもよい。また、このように光電変換素子201を配置することによって、画素107の位相差検出方向を変えることが可能になる。
なお、本実施形態においても、図3(b)に示したように、素子分離領域204がトレンチ構造303を含んでもよい。図11(a)と図11(b)は、図10の構成において、素子分離領域204がトレンチ構造303を含む場合の画素107の平面図の一例である。なお、図11(b)は、半導体基板209とカラーフィルタ301は省略している。
図11(a)と図11(b)に示すように、トレンチ構造303は光電変換素子201を囲むように素子分離領域204の内部に配置される。すなわち、第1電荷リーク領域206を共有する複数の光電変換素子201の間にトレンチ構造303は設けられる。さらに、第1電荷リーク領域206を共有しない複数の光電変換素子201の間にもトレンチ構造303は設けられる。また、トレンチ構造303は絶縁材料および金属のうち少なくとも一方を含んでもよい。
図12は図11(a)の平面図に示されているI-J断面における画素107の断面図の一例である。
図12に示すように、第1電荷リーク領域206を共有しない複数の光電変換素子201の間に配置された素子分離領域204はトレンチ構造303を含む。また、トレンチ構造303は第1面207と第2面208を貫通するように配置される。
さらに、第1電荷リーク領域206を共有する複数の光電変換素子201の間に配置された素子分離領域204もトレンチ構造303を含む。例えば信号電荷が電子の場合は、素子分離領域204はP型で形成され、光入射側の第2面208から第1電荷リーク領域206までの深さに、素子分離領域204の内部に埋め込まれたトレンチ構造303が存在する。
つまり、第1面207から第2面208に向かって、浮遊拡散部203、素子分離領域204の一部、第1電荷リーク領域206、素子分離領域204のその他の一部、トレンチ構造303が順番に配置されている構成となる。
なお、本明細書中で2行2列と1行2列の光電変換素子201の配置について具体的に示したが、位相差検出精度向上などを目的として、同一のマイクロレンズ205を共有する光電変換素子201の個数を変えてもよい。あるいは、高感度化を目的としたビニング機能向上のために、同一のカラーフィルタ301を共有する光電変換素子201の個数を変えた構成も考えられる。したがって、光電変換素子201の配置は1行2列あるいは2行2列に限定されない。
〈第5実施形態〉
第5実施形態は第1実施形態乃至第4実施形態のいずれにも適用可能である。図22(a)は本実施形態の半導体装置930を備えた機器9191を説明する模式図である。半導体装置930には上記した各実施形態の光電変換装置を用いることができる。半導体装置930を備える機器9191について詳細に説明する。半導体装置930は、半導体デバイス910のほかに、半導体デバイス910を収容するパッケージ920を含むことができる。パッケージ920は、半導体デバイス910が固定された基体と、半導体デバイス910に対向するガラスなどの蓋体と、を含むことができる。パッケージ920は、さらに、基体に設けられた端子と半導体デバイス910に設けられた端子とを接続するボンディングワイヤやバンプなどの接合部材を含むことができる。
機器9191は、光学装置940、制御装置950、処理装置960、表示装置970、記憶装置980、機械装置990の少なくともいずれかを備えることができる。光学装置940は、半導体装置930に対応する。光学装置940は、例えばレンズやシャッター、ミラーであり、半導体装置930に光を導く光学系を備える。制御装置950は、半導体装置930を制御する。制御装置950は、例えばASICなどの半導体装置である。
処理装置960は、半導体装置930から出力された信号を処理する。処理装置960は、AFE(アナログフロントエンド)あるいはDFE(デジタルフロントエンド)を構成するための、CPUやASICなどの半導体装置である。表示装置970は、半導体装置930で得られた情報(画像)を表示する、EL表示装置や液晶表示装置である。記憶装置980は、半導体装置930で得られた情報(画像)を記憶する、磁気デバイスや半導体デバイスである。記憶装置980は、SRAMやDRAMなどの揮発性メモリ、あるいは、フラッシュメモリやハードディスクドライブなどの不揮発性メモリである。
機械装置990は、モーターやエンジンなどの可動部あるいは推進部を有する。機器9191では、半導体装置930から出力された信号を表示装置970に表示したり、機器9191が備える通信装置(不図示)によって外部に送信したりする。そのために、機器9191は、半導体装置930が有する記憶回路や演算回路とは別に、記憶装置980や処理装置960をさらに備えることが好ましい。機械装置990は、半導体装置930から出力され信号に基づいて制御されてもよい。
また、機器9191は、撮影機能を有する情報端末(例えばスマートフォンやウエアラブル端末)やカメラ(例えばレンズ交換式カメラ、コンパクトカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ)などの電子機器に適する。カメラにおける機械装置990はズーミングや合焦、シャッター動作のために光学装置940の部品を駆動することができる。あるいは、カメラにおける機械装置990は防振動作のために半導体装置930を移動することができる。
また、機器9191は、車両や船舶、飛行体などの輸送機器であり得る。輸送機器における機械装置990は移動装置として用いられうる。輸送機器としての機器9191は、半導体装置930を輸送するものや、撮影機能により運転(操縦)の補助および/または自動化を行うものに好適である。運転(操縦)の補助および/または自動化のための処理装置960は、半導体装置930で得られた情報に基づいて移動装置としての機械装置990を操作するための処理を行うことができる。あるいは、機器9191は内視鏡などの医療機器や、測距センサなどの計測機器、電子顕微鏡のような分析機器、複写機などの事務機器、ロボットなどの産業機器であってもよい。
上述した実施形態によれば、良好な画素特性を得ることが可能となる。従って、半導体装置の価値を高めることができる。ここでいう価値を高めることには、機能の追加、性能の向上、特性の向上、信頼性の向上、製造歩留まりの向上、環境負荷の低減、コストダウン、小型化、軽量化の少なくともいずれかが該当する。
従って、本実施形態に係る半導体装置930を機器9191に用いれば、機器の価値をも向上することができる。例えば、半導体装置930を輸送機器に搭載して、輸送機器の外部の撮影や外部環境の測定を行う際に優れた性能を得ることができる。よって、輸送機器の製造、販売を行う上で、本実施形態に係る半導体装置を輸送機器へ搭載することを決定することは、輸送機器自体の性能を高める上で有利である。特に、半導体装置で得られた情報を用いて輸送機器の運転支援および/または自動運転を行う輸送機器に半導体装置930は好適である。
また、本実施形態の光電変換システム及び移動体について、図22(b)、(c)を用いて説明する。
図22(a)は、車載カメラに関する光電変換システムの一例を示したものである。光電変換システム8は、光電変換装置80を有する。光電変換装置80は、上記のいずれかの実施形態に記載の光電変換装置(撮像装置)である。光電変換システム8は、光電変換装置80により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部801と、光電変換システム8により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部802を有する。また、光電変換システム8は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部803と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部804と、を有する。ここで、視差取得部802や距離取得部803は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部804はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
光電変換システム8は車両情報取得装置810と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、光電変換システム8は、衝突判定部804での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU820が接続されている。また、光電変換システム8は、衝突判定部804での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置830とも接続されている。例えば、衝突判定部804の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU820はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置830は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を光電変換システム8で撮像する。
図22(c)に、車両前方(撮像範囲850)を撮像する場合の光電変換システムを示した。車両情報取得装置810が、光電変換システム8ないしは光電変換装置80に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上記では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。更に、光電変換システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
以上、説明した実施形態は、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。なお、本明細書の開示内容は、本明細書に記載したことのみならず、本明細書および本明細書に添付した図面から把握可能な全ての事項を含む。また本明細書の開示内容は、本明細書に記載した概念の補集合を含んでいる。すなわち、本明細書に例えば「AはBよりも大きい」旨の記載があれば、「AはBよりも大きくない」旨の記載を省略しても、本明細書は「AはBよりも大きくない」旨を開示していると云える。なぜなら、「AはBよりも大きい」旨を記載している場合には、「AはBよりも大きくない」場合を考慮していることが前提だからである。
なお、本実施形態の開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1)第1面と第2面を有し、複数の光電変換素子が配された画素と、前記光電変換素子に配され、信号電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、前記第1面に配され、前記光電変換素子から出力される前記信号電荷を転送する転送ゲートと、前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された浮遊拡散部と、前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第1電荷リーク領域と、を備える光電変換装置であって、前記第1電荷リーク領域は前記電荷蓄積領域と同じ導電型であり、前記浮遊拡散部は前記第1面より第1の深さに配され、前記第1電荷リーク領域は前記第1面より第1の深さより深い第2の深さに配され、前記第1面側の平面視において、前記第1電荷リーク領域は前記浮遊拡散部の少なくとも一部と重なる位置に配されることを特徴とする光電変換装置。
(構成2)前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に素子分離領域が配され、前記第1電荷リーク領域の前記信号電荷に対するポテンシャルの高さは、前記素子分離領域の前記信号電荷に対するポテンシャルの高さより低いことを特徴とする構成1に記載の光電変換装置。
(構成3)前記素子分離領域は前記電荷蓄積領域と異なる導電型であることを特徴とする構成2に記載の光電変換装置。
(構成4)前記第1電荷リーク領域は前記浮遊拡散部に接しないことを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成5)前記第1面から前記第2面に向かって、前記浮遊拡散部、前記素子分離領域の一部、前記第1電荷リーク領域、前記素子分離領域のその他の一部が順番に配されることを特徴とする構成2または3に記載の光電変換装置。
(構成6)前記第1面側の平面視において、前記第1電荷リーク領域は前記光電変換素子の少なくとも一部と重なる位置に配されることを特徴とする構成1乃至5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成7)前記素子分離領域はトレンチ構造を含むことを特徴とする構成2または3または5に記載の光電変換装置。
(構成8)前記第1面から前記第2面に向かって、前記浮遊拡散部、前記素子分離領域の一部、前記第1電荷リーク領域、前記素子分離領域のその他の一部、前記トレンチ構造が順番に配されることを特徴とする構成7に記載の光電変換装置。
(構成9)前記トレンチ構造が絶縁材料および金属のうち少なくとも一方を含むことを特徴とする構成7または8に記載の光電変換装置。
(構成10)前記転送ゲートが前記第1面から前記第2面に向かって延在することを特徴とする構成1乃至9のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成11)前記浮遊拡散部は前記複数の光電変換素子が共有することを特徴とする構成1乃至10のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成12)前記複数の光電変換素子の間において前記第1電荷リーク領域を介して移動する前記信号電荷の量は、前記複数の光電変換素子の間において前記素子分離領域を介して移動する前記信号電荷の量より多いことを特徴とする構成2または3または5または7に記載の光電変換装置。
(構成13)前記第1電荷リーク領域は前記電荷蓄積領域に接することを特徴とする構成1乃至12のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成14)前記複数の光電変換素子が共有するマイクロレンズが配され、前記マイクロレンズは前記第2面側に配されることを特徴とする構成1乃至13のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成15)前記マイクロレンズを共有する前記複数の光電変換素子は2行2列に配されることを特徴とする構成1乃至14のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成16)前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第2電荷リーク領域が配され、前記第2電荷リーク領域は、前記第1電荷リーク領域と接しないことを特徴とする構成1乃至15のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成17)前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第3電荷リーク領域が配され、前記第3電荷リーク領域は、前記第1面側の平面視において、複数の同色のカラーフィルタと重なる位置に配されることを特徴とする構成1乃至16のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成18)前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第3電荷リーク領域が配され、前記第1電荷リーク領域は、前記第1面側の平面視において、複数の同色のカラーフィルタと重なる位置に配されることを特徴とする構成1乃至17のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成19)前記複数の光電変換素子が共有するカラーフィルタと、前記複数の光電変換素子の各々に対応した複数のマイクロレンズと、が配され、前記マイクロレンズは前記第2面側に配されることを特徴とする構成1乃至18のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成20)第1面と第2面を有し、複数の光電変換素子が配された画素と、前記光電変換素子に配され、信号電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、前記第1面に配され、前記光電変換素子から出力される信号電荷を転送する転送ゲートと、前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された浮遊拡散部と、前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された素子分離領域と、前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された第1電荷リーク領域と、を備える光電変換装置であって、前記素子分離領域と前記第1電荷リーク領域は前記電荷蓄積領域と異なる導電型であり、前記第1電荷リーク領域を前記導電型とするための不純物濃度は、前記素子分離領域を前記導電型とするための不純物濃度より低く、前記浮遊拡散部は前記第1面より第1の深さに配され、前記第1電荷リーク領域は前記第1面より第1の深さより深い第2の深さに配され、前記第1面側の平面視において、前記第1電荷リーク領域は前記浮遊拡散部の少なくとも一部と重なる位置に配されることを特徴とする光電変換装置。
(構成21)前記第1電荷リーク領域の前記信号電荷に対するポテンシャルの高さは、前記素子分離領域の前記信号電荷に対するポテンシャルの高さより低いことを特徴とする構成20に記載の光電変換装置。
(構成22)前記第1電荷リーク領域は前記浮遊拡散部に接しないことを特徴とする構成20または21に記載の光電変換装置。
(構成23)前記第1面から前記第2面に向かって、前記浮遊拡散部、前記素子分離領域の一部、前記第1電荷リーク領域、前記素子分離領域のその他の一部が順番に配されることを特徴とする構成20乃至22のいずれか1項に記載の光電変換装置。
(構成24)第1面と第2面を有し、複数の光電変換素子が配された画素と、前記光電変換素子に配され、信号電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、前記第1面に配され、前記光電変換素子から出力される前記信号電荷を転送する転送ゲートと、前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された浮遊拡散部と、前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第1電荷リーク領域と、を備える光電変換装置の製造方法であって、前記電荷蓄積領域を形成する工程と、前記電荷蓄積領域を形成する前記工程の後に、前記第1面より第2の深さに、前記第1電荷リーク領域を形成する工程と、前記第1電荷リーク領域を形成する前記工程の後に、前記第1面より第2の深さより浅い第1の深さに、前記第1面側の平面視において前記第1電荷リーク領域の少なくとも一部と重なる位置に、前記浮遊拡散部を形成する工程と、を有することを特徴とする光電変換装置の製造方法。
(構成25)構成1乃至23のいずれか1項に記載の光電変換装置を備える機器であって、前記光電変換装置に光を導く光学装置、前記光電変換装置を制御する制御装置、前記光電変換装置から出力された信号を処理する処理装置、前記光電変換装置で得られた情報を表示する表示装置、前記光電変換装置で得られた情報を記憶する記憶装置、および、前記光電変換装置で得られた情報に基づいて動作する機械装置、の少なくともいずれかを更に備えることを特徴とする機器。
107 画素
201 光電変換素子
202 転送ゲート
203 浮遊拡散部
204 素子分離領域
205 マイクロレンズ
206 第1電荷リーク領域
207 第1面
208 第2面
210 電荷蓄積領域

Claims (25)

  1. 第1面と第2面を有し、複数の光電変換素子が配された画素と、
    前記光電変換素子に配され、信号電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、
    前記第1面に配され、前記光電変換素子から出力される前記信号電荷を転送する転送ゲートと、
    前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された浮遊拡散部と、
    前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第1電荷リーク領域と、
    を備える光電変換装置であって、
    前記第1電荷リーク領域は前記電荷蓄積領域と同じ導電型であり、
    前記浮遊拡散部は前記第1面より第1の深さに配され、
    前記第1電荷リーク領域は前記第1面より第1の深さより深い第2の深さに配され、
    前記第1面側の平面視において、前記第1電荷リーク領域は前記浮遊拡散部の少なくとも一部と重なる位置に配される
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に素子分離領域が配され、前記第1電荷リーク領域の前記信号電荷に対するポテンシャルの高さは、前記素子分離領域の前記信号電荷に対するポテンシャルの高さより低いことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記素子分離領域は前記電荷蓄積領域と異なる導電型であることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  4. 前記第1電荷リーク領域は前記浮遊拡散部に接しないことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  5. 前記第1面から前記第2面に向かって、前記浮遊拡散部、前記素子分離領域の一部、前記第1電荷リーク領域、前記素子分離領域のその他の一部が順番に配されることを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  6. 前記第1面側の平面視において、前記第1電荷リーク領域は前記光電変換素子の少なくとも一部と重なる位置に配されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  7. 前記素子分離領域はトレンチ構造を含むことを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  8. 前記第1面から前記第2面に向かって、前記浮遊拡散部、前記素子分離領域の一部、前記第1電荷リーク領域、前記素子分離領域のその他の一部、前記トレンチ構造が順番に配されることを特徴とする請求項7に記載の光電変換装置。
  9. 前記トレンチ構造が絶縁材料および金属のうち少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項7に記載の光電変換装置。
  10. 前記転送ゲートが前記第1面から前記第2面に向かって延在することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  11. 前記浮遊拡散部は前記複数の光電変換素子が共有することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  12. 前記複数の光電変換素子の間において前記第1電荷リーク領域を介して移動する前記信号電荷の量は、前記複数の光電変換素子の間において前記素子分離領域を介して移動する前記信号電荷の量より多いことを特徴とする請求項2に記載の光電変換装置。
  13. 前記第1電荷リーク領域は前記電荷蓄積領域に接することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  14. 前記複数の光電変換素子が共有するマイクロレンズが配され、前記マイクロレンズは前記第2面側に配されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  15. 前記マイクロレンズを共有する前記複数の光電変換素子は2行2列に配されることを特徴とする請求項14に記載の光電変換装置。
  16. 前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第2電荷リーク領域が配され、前記第2電荷リーク領域は、前記第1電荷リーク領域と接しないことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  17. 前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第3電荷リーク領域が配され、前記第3電荷リーク領域は、前記第1面側の平面視において、複数の同色のカラーフィルタと重なる位置に配されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  18. 前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第3電荷リーク領域が配され、前記第1電荷リーク領域は、前記第1面側の平面視において、複数の同色のカラーフィルタと重なる位置に配されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  19. 前記複数の光電変換素子が共有するカラーフィルタと、前記複数の光電変換素子の各々に対応した複数のマイクロレンズと、が配され、前記マイクロレンズは前記第2面側に配されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  20. 第1面と第2面を有し、複数の光電変換素子が配された画素と、
    前記光電変換素子に配され、信号電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、
    前記第1面に配され、前記光電変換素子から出力される信号電荷を転送する転送ゲートと、
    前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された浮遊拡散部と、
    前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された素子分離領域と、
    前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された第1電荷リーク領域と、
    を備える光電変換装置であって、
    前記素子分離領域と前記第1電荷リーク領域は前記電荷蓄積領域と異なる導電型であり、
    前記第1電荷リーク領域を前記導電型とするための不純物濃度は、前記素子分離領域を前記導電型とするための不純物濃度より低く、
    前記浮遊拡散部は前記第1面より第1の深さに配され、
    前記第1電荷リーク領域は前記第1面より第1の深さより深い第2の深さに配され、
    前記第1面側の平面視において、前記第1電荷リーク領域は前記浮遊拡散部の少なくとも一部と重なる位置に配される
    ことを特徴とする光電変換装置。
  21. 前記第1電荷リーク領域の前記信号電荷に対するポテンシャルの高さは、前記素子分離領域の前記信号電荷に対するポテンシャルの高さより低いことを特徴とする請求項20に記載の光電変換装置。
  22. 前記第1電荷リーク領域は前記浮遊拡散部に接しないことを特徴とする請求項20に記載の光電変換装置。
  23. 前記第1面から前記第2面に向かって、前記浮遊拡散部、前記素子分離領域の一部、前記第1電荷リーク領域、前記素子分離領域のその他の一部が順番に配されることを特徴とする請求項20に記載の光電変換装置。
  24. 第1面と第2面を有し、複数の光電変換素子が配された画素と、
    前記光電変換素子に配され、信号電荷を蓄積する電荷蓄積領域と、
    前記第1面に配され、前記光電変換素子から出力される前記信号電荷を転送する転送ゲートと、
    前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配された浮遊拡散部と、
    前記第1面側の平面視において、前記複数の光電変換素子の間に配され、前記複数の光電変換素子に接する第1電荷リーク領域と、
    を備える光電変換装置の製造方法であって、
    前記電荷蓄積領域を形成する工程と、
    前記電荷蓄積領域を形成する前記工程の後に、前記第1面より第2の深さに、前記第1電荷リーク領域を形成する工程と、
    前記第1電荷リーク領域を形成する前記工程の後に、前記第1面より第2の深さより浅い第1の深さに、前記第1面側の平面視において前記第1電荷リーク領域の少なくとも一部と重なる位置に、前記浮遊拡散部を形成する工程と、を有する
    ことを特徴とする光電変換装置の製造方法。
  25. 請求項1乃至23のいずれか1項に記載の光電変換装置を備える機器であって、
    前記光電変換装置に光を導く光学装置、
    前記光電変換装置を制御する制御装置、
    前記光電変換装置から出力された信号を処理する処理装置、
    前記光電変換装置で得られた情報を表示する表示装置、
    前記光電変換装置で得られた情報を記憶する記憶装置、および、
    前記光電変換装置で得られた情報に基づいて動作する機械装置、の少なくともいずれかを更に備えることを特徴とする機器。
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