JP2024006064A - 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの入力作業の手間を低減可能な情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理システム1は、取得部13と、音声認識部111と、小黒板選択部112と、を備える。取得部13は、ユーザが発した音声の音声データを取得する。音声認識部111は、音声データに対して音声認識処理を行う。小黒板選択部112は、複数種類の作業にそれぞれ対応する複数の小黒板様式から対象作業に対応する対象様式を選択する。複数の小黒板様式の各々は、作業の種類に応じた複数の入力項目を含む。音声認識部111は、音声データを音声認識することによって、複数の入力項目、及び、複数の入力項目にそれぞれ入力される複数の入力情報の少なくとも一部を認識する。小黒板選択部112は、音声認識部111の認識結果に基づいて、複数の小黒板様式から対象様式を選択する。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。より詳細には、本開示は、工事現場を撮影した撮影画像に入れ込む小黒板(電子小黒板)の作成に関連する情報処理を行う情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
特許文献1は、施工写真を撮影する撮影端末を開示する。撮影端末の表示部は、機器が設置される場所をアイコンで示した配置図を表示する。ユーザが配置図上のアイコンをタップすると、撮影端末の起動部がカメラ機能を起動し、施工対象部を撮影する。撮影端末の付与部は、カメラ機能で撮影した画像に、ユーザがタップしたアイコンに紐付けられている施工情報を付与した画像をサーバに送信する。
特開2021-141388号公報
近年、工事写真のデジタル化に伴い、工事に関わる作業内容を記入した小黒板(電子小黒板)を工事写真に付与することが行われている。特許文献1に記載の撮影端末を用いて工事写真を撮影する際に、予め登録されていない設置場所で機器を撮影する場合、ユーザが、作業内容を記入するために、適切な様式の小黒板を選択して入力作業を行わねばならず、ユーザの入力作業に手間が掛かっていた。
本開示の目的は、ユーザの入力作業の手間を低減可能な情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様の情報処理システムは、取得部と、音声認識部と、小黒板選択部と、を備える。前記取得部は、ユーザが発した音声の音声データを取得する。前記音声認識部は、前記音声データに対して音声認識処理を行う。前記小黒板選択部は、複数種類の作業にそれぞれ対応する複数の小黒板様式から対象作業に対応する対象様式を選択する。前記複数の小黒板様式の各々は、前記作業の種類に応じた複数の入力項目を含む。前記音声認識部は、前記音声データを音声認識することによって、前記複数の入力項目、及び、前記複数の入力項目にそれぞれ入力される複数の入力情報の少なくとも一部を認識する。前記小黒板選択部は、前記音声認識部の認識結果に基づいて、前記複数の小黒板様式から前記対象様式を選択する。
本開示の一態様の情報処理方法は、取得ステップと、音声認識ステップと、小黒板選択ステップと、を有する。前記取得ステップでは、ユーザが発した音声の音声データを取得する。前記音声認識ステップでは、前記音声データに対して音声認識処理を行う。前記小黒板選択ステップでは、複数種類の作業にそれぞれ対応する複数の小黒板様式から対象作業に対応する対象様式を選択する。前記複数の小黒板様式の各々は、前記作業の種類に応じた複数の入力項目を含む。前記音声認識ステップでは、前記音声データを音声認識することによって、前記複数の入力項目、及び、前記複数の入力項目にそれぞれ入力される複数の入力情報の少なくとも一部を認識する。前記小黒板選択ステップでは、前記音声認識ステップでの認識結果に基づいて、前記複数の小黒板様式から前記対象様式を選択する。
本開示の一態様のプログラムは、前記情報処理方法を、コンピュータシステムの1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本開示によれば、ユーザの入力処理の手間を低減することができる。
図1は、一実施形態に係る情報処理システムのブロック図である。 図2は、同上の情報処理システムの画面表示の一例を表す説明図である。 図3は、同上の情報処理システムの合成画像の一例を表す説明図である。 図4は、同上の情報処理システムの小黒板様式の第1例を表す説明図である。 図5は、同上の情報処理システムの小黒板様式の第2例を表す説明図である。 図6は、同上の情報処理システムの小黒板様式の第3例を表す説明図である。 図7は、同上の情報処理システムにより作成された小黒板の一例を表す説明図である。 図8は、同上の情報処理システムにおける処理の一例を表すフローチャートである。
(実施形態)
以下、実施形態に係る情報処理システム1、情報処理方法及びプログラムについて、図面を用いて説明する。ただし、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の1つに過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(概要)
本開示で言う「対象空間」は、施工前、施工中又は施工後の建造物(例えば集合住宅、戸建住宅、オフィスビル、病院、工場、及び商業施設等)の施工現場である。但し、「対象空間」は、この例に限定されない。
建造物の新築、リフォーム、又はリノベーション等の工事では、施工対象である建造物の対象空間(施工現場)の一部が撮影され、建造物の状況及び施工状況等の確認と検査とが撮影画像を用いて行われている。情報処理システム1は、このような撮影作業に関わる情報を作業者(ユーザ)に提示することで、建造物の状況及び施工状況の確認と検査とを補助する。すなわち、情報処理システム1は、建造物の施工に伴う確認と検査とを補助する。
情報処理システム1は、建造物の施工に伴う確認と検査とを補助するために、建造物の対象空間の一部を撮影した撮影画像及び撮影画像に関連する情報を処理する機能を有する。具体的には、情報処理システム1は、施工現場を撮影した撮影画像に合成する小黒板(電子小黒板)を作成する機能を有する。作業者及び検査者などのユーザは、施工前、施工中又は施工後の対象空間における各部を撮影した撮影画像を撮る。小黒板は、撮影対象の施工現場に対応する小黒板(電子小黒板)の様式(対象様式)に、施工現場での工事に関する作業情報を入力して作成される。
本実施形態では、一例として、建造物を集合住宅とし、集合住宅の住戸をリフォームする場合を想定する。この場合、対象空間は集合住宅の住戸(施工現場)であり、リフォームの施工現場となる。住戸のリフォームでは、まず、リフォーム前の住戸の状況を確認するための現状調査が行われる。そして、現状の住戸から不要な部材及び機器が撤去される解体工事、及びリフォームの本工事が行われる。本工事は、大工工事、設備工事、配管工事、配線工事、電気工事、塗装工事、及び内装工事等が含まれる。本工事が終了すると、リフォーム後の住戸を検査する完成検査が行われる。現状調査、解体工事、本工事及び完成検査の各々で、建造物の状況及び施工状況等の確認と検査のための撮影作業が行われ得る。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システム1は、取得部13と、音声認識部111と、小黒板選択部112と、を備える。取得部13は、ユーザが発した音声の音声データを取得する。音声認識部111は、音声データに対して音声認識処理を行う。小黒板選択部112は、複数種類の作業にそれぞれ対応する複数の小黒板様式A4(図4~図6参照)から対象作業に対応する対象様式を選択する。複数の小黒板様式A4の各々は、作業の種類に応じた複数の入力項目D11~D14を含む。音声認識部111は、音声データを音声認識することによって、複数の入力項目D11~D14、及び、複数の入力項目D11~D14にそれぞれ入力される複数の入力情報の少なくとも一部を認識する。小黒板選択部112は、音声認識部111の認識結果に基づいて、複数の小黒板様式A4から対象様式を選択する。なお、以下の説明において、図4~図6に示す3種類の小黒板様式A4を個別に説明する場合、図4~図6に示す小黒板様式A4を小黒板様式A41,A42,A43とそれぞれ表記する場合もある。
本実施形態によれば、小黒板選択部112は、複数の入力項目D11~D14及び複数の入力情報の少なくとも一部を音声認識部111が音声認識した認識結果に基づいて、対象様式を選択している。したがって、小黒板選択部112は、音声認識部111の認識結果に基づいて、複数の小黒板様式A4から適切な小黒板様式A4を対象様式として選択することができ、ユーザ自身が小黒板様式A4を選択する手間を省いて、ユーザの入力処理の手間を低減することができる。
また、情報処理システム1と同様の機能は、情報処理方法にて具現化可能である。本実施形態の情報処理方法は、情報処理システム1が実行する情報処理方法であり、取得ステップと、音声認識ステップと、小黒板選択ステップと、を有する。取得ステップでは、ユーザが発した音声の音声データを取得する。音声認識ステップでは、音声データに対して音声認識処理を行う。小黒板選択ステップでは、複数種類の作業にそれぞれ対応する複数の小黒板様式A4から対象作業に対応する対象様式を選択する。複数の小黒板様式A4の各々は、作業の種類に応じた複数の入力項目D11~D14(図4~図6参照)を含む。音声認識ステップでは、音声データを音声認識することによって、複数の入力項目D11~D14、及び、複数の入力項目D11~D14にそれぞれ入力される複数の入力情報の少なくとも一部を認識する。小黒板選択ステップでは、音声認識ステップでの認識結果に基づいて、複数の小黒板様式A4から対象様式を選択する。
また、情報処理方法は、プログラムにて具現化可能である。本実施形態のプログラムは、情報処理方法を、コンピュータシステムの1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能な非一時的記録媒体に記録されていてもよい。
(詳細)
(1)全体構成
まず、図1を参照して、情報処理システム1の全体構成を説明する。
情報処理システム1は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、又は、工事写真の撮影に用いられる工事写真専用端末である。
情報処理システム1は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、コンピュータシステムのプロセッサが実行することにより、情報処理システム1の少なくとも一部の機能が実現される。プログラムは、メモリに記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
図1に示すように、情報処理システム1は、処理部11と、記憶部12と、取得部13と、操作部14と、表示部15と、撮影部16と、通信部17と、を備える。
(2)処理部
処理部11は、情報処理システム1の1以上のプロセッサを含む。処理部11は、プログラムを実行することで、所定の機能を実現する。
処理部11は、情報処理システム1の全体的な制御をするように構成される。例えば、処理部11は、表示部15による画像の表示を制御する。また、処理部11は、撮影部16による撮影動作を制御する。
本実施形態では、処理部11は、音声認識部111、小黒板選択部112、小黒板作成部113、及び画像合成部114等の機能を有している。なお、音声認識部111、小黒板選択部112、小黒板作成部113、及び画像合成部114は、処理部11にて実現される機能を示しているに過ぎず、実体のある構成を示しているわけではない。以下、処理部11が有する各機能について説明する。
(2.1)音声認識部
音声認識部111は、例えば記憶部12に記憶されている音声認識辞書ファイルを用いて、取得部13が取得した音声データを音声認識する。記憶部12に記憶される音声認識辞書ファイルは、対象空間で行われる工事に関連する単語、並びに、工事写真に重ねて表示する電子小黒板の入力項目及び入力情報に関連する単語のデータを含んでいる。記憶部12に記憶される音声認識辞書ファイルは、情報処理システム1に所望の動作を行わせるための操作命令の単語データを更に含んでもよい。
なお、情報処理システム1の記憶部12が音声辞書ファイルを記憶していることは必須ではなく、音声認識部111は、クラウド上に設けられた音声辞書ファイルを利用して音声認識を行ってもよい。
(2.2)小黒板選択部
小黒板選択部112は、音声認識部111の認識結果に基づいて、複数種類の作業に対応した複数の小黒板様式A4から、対象作業に対応する小黒板様式A4を選択する。
例えば、音声認識部111の認識結果が1又は複数の入力項目の情報を含んでいる場合、小黒板選択部112は、認識結果に含まれる1又は複数の入力項目を有する小黒板様式A4を対象作業の小黒板様式である対象様式として選択する。
また、音声認識部111の認識結果が、1又は複数の入力項目に対応する1又は複数の入力情報を含んでいる場合、小黒板選択部112は、音声認識により得られた1又は複数の入力情報から対応する1又は複数の入力項目を判断する。そして、小黒板選択部112は、1又は複数の入力項目を含む小黒板様式A4を対象作業の小黒板様式である対象様式として選択する。
また、音声認識部111の認識結果が、1以上の第1の入力項目と、1以上の第2の入力項目に対応する1以上の第2の入力情報とを含んでいる場合、小黒板選択部112は、音声認識により得られた1以上の第2の入力情報から対応する1以上の第2の入力項目を判断する。そして、小黒板選択部112は、1以上の第1の入力項目と1以上の第2の入力項目とを含む小黒板様式A4を対象作業の小黒板様式である対象様式として選択する。
なお、音声認識部111の認識結果だけでは1つの対象様式に絞り混むことができない場合、小黒板選択部112は、音声認識部111の認識結果に基づいて、2以上の候補様式を選択してもよい。つまり、小黒板選択部112は、音声認識部111の認識結果に基づいて、複数の小黒板様式A4から、2以上の候補様式に絞り混む処理を行ってもよい。この場合、処理部11は、小黒板選択部112が選択した2以上の候補様式を表示部15に表示させ、ユーザによる選択操作を受け付ける。2以上の候補様式から対象様式を選択するユーザの選択操作を操作部14が受け付けると、小黒板選択部112は、選択操作に基づいて対象作業に対応する対象様式を選択する。
このように、小黒板選択部112は、音声認識部111の認識結果に基づいて、複数の小黒板様式A4から対象様式の候補である2以上の候補様式を選択する。そして、小黒板選択部112は、2以上の候補様式から対象様式を選択するユーザの選択操作を操作部14が受け付けると、選択操作に基づいて対象工事に対応する対象様式を選択する。小黒板選択部112によって候補様式が絞り混まれているので、ユーザが、複数の小黒板様式から対象様式を選択する場合に比べて、ユーザによる選択操作の手間を軽減できる。
(2.3)小黒板作成部
小黒板作成部113は、小黒板選択部112が選択した対象様式に含まれる複数の入力項目に複数の入力情報をそれぞれ入力することによって、小黒板A5を作成する。具体的には、音声認識部111は、音声データを音声認識することによって、複数の入力項目に入力される複数の入力情報を認識しており、小黒板作成部113は、音声認識部111の認識結果に基づいて、複数の入力項目に複数の入力情報をそれぞれ入力して小黒板A5を作成する。すなわち、小黒板作成部113は、音声認識部111の認識結果に基づく入力情報のテキストデータを作成し、このテキストデータを対応する入力項目の入力欄に表示することによって、小黒板A5の画像データを作成する。
図7は、小黒板作成部113が作成した小黒板A5の画像データの一例を示している。小黒板作成部113は、例えば、図4に示す小黒板様式A41の第2表示領域AR2に入力情報のテキストデータを表示し、第3表示領域AR3に撮影対象の物品の名称(例えば分電盤)を示すテキストデータを表示した小黒板A5の画像データを作成する。
(2.4)画像合成部
画像合成部114は、撮影位置A2で撮影された撮影画像A3に、小黒板作成部113が作成した小黒板A5の画像データを合成することによって、小黒板A5が付加された合成画像A6(図3参照)を作成する。画像合成部114は、作成した合成画像A6を記憶部12に記憶させる。
なお、撮影画像A3に付加される小黒板A5の位置は適宜変更可能であり、例えば、撮影位置A2で撮影される撮影対象に重ならない位置に小黒板A5を配置することが好ましい。図3に示す合成画像A6は、分電盤を撮影した撮影画像A3に小黒板A5の画像データを合成した画像であり、小黒板A5の画像データは、分電盤と重ならない位置に合成されている。
(3)記憶部
記憶部12は、情報処理システム1で用いられる情報を記憶する。記憶部12は、例えば、空間図A1と、撮影位置A2と、撮影画像A3と、複数の小黒板様式A4と、を記憶する。
空間図A1は、対象空間を表す図である。空間図A1は、例えば、対象空間の平面図であり、対象空間が住戸である場合は住戸内の間取図等でもよい。空間図A1は、二次元の図面でもよいし、3次元の図面でもよく、対象空間を表現したバーチャル画像等でもよい。
撮影位置A2は、対象空間に存在する撮影対象を撮影部16にて撮影する位置であり、空間図A1上に設定される。撮影位置A2は空間図A1上に予め設定されていてもよいし、ユーザが撮影位置A2を追加又は削除してもよい。図2に示す画面例では、空間図A1上に撮影位置A2が複数設定されているが、撮影位置A2の数は1つでも複数でもよく、適宜変更可能である。図2の画面例には6か所の撮影位置A2をそれぞれ表す6つのマーカM1~M6が表示されているが、マーカの数は撮影位置A2の数に応じて適宜変更可能である。以下の説明において、空間図A1に重ねて表示される複数のマーカM1~M4を総称してマーカMn(nは自然数)と記載する場合もある。
記憶部12は、撮影部16が複数の撮影位置A2のそれぞれで撮影した撮影画像A3を記憶する。記憶部12は、撮影画像A3を、撮影画像A3が撮影された撮影位置A2の情報と対応付けて記憶する。
記憶部12は複数の小黒板様式A4を予め記憶している。対象空間で行われる工事には、大工工事、設備工事、配管工事、配線工事、電気工事、塗装工事、及び内装工事など多くの種類がある。また、それぞれの工事において、現状確認、撤去状況確認、資材搬入確認、施工状況記録、及び施工後状況記録など多くの種類の作業が行われる。作業の種類によって、工事現場を撮影した撮影画像A3に合成する小黒板A5に記載すべき入力項目が異なるため、記憶部12には、複数種類の作業に対応した複数の小黒板様式A4が記憶されている。複数の小黒板様式A4の各々は、従来の工事黒板を模した矩形状の表示領域を有しており、対応する作業の情報を入力するために複数の入力項目が設けられている。
ここにおいて、複数の入力項目としては、件名、写真区分、工種、位置等がある。「件名」には、対象空間に対して行う工事の名称が入力される。「写真区分」には、撮影位置A2を撮影するタイミング(撤去前、施工前、施工中、施工後等)を表す情報が入力される。「工種」には、撮影位置A2において行われる工事の種類(例えば大工工事、設備工事、配管工事、配線工事、電気工事、塗装工事、及び内装工事等)を表す情報が入力される。「位置」には、撮影位置A2の名称が入力される。
図4~図6は小黒板様式A4の一例を示している。各小黒板様式A4の左上には、複数の入力項目の名称を表示する第1表示領域AR1が設けられ、各小黒板様式A4の右上には、複数の入力項目についてそれぞれ入力された複数の入力情報を表示する第2表示領域AR2が設けられている。そして、各小黒板様式A4の下側には、作業対象の物品名などを表示する第3表示領域AR3が設けられている。
なお、図4に示す小黒板様式A41では、第1表示領域AR1に、件名、写真区分、工種、及び位置の4つの入力項目D11~D14が表示されている。図5に示す小黒板様式A42では、第1表示領域AR1に、件名、写真区分、及び工種の3つの入力項目D11~D13が表示されている。図6に示す小黒板様式A43では、第1表示領域AR1に、件名及び工種の2つの入力項目D11,D13が表示されている。
また、記憶部12は、小黒板作成部113によって作成された小黒板(電子小黒板)A5の画像データを撮影位置A2に対応付けて記憶する。また、記憶部12は、撮影部16が撮影した撮影画像A3と、小黒板A5の画像データとを合成した合成画像A6を記憶する。なお、記憶部12は、合成画像A6を撮影画像A3の撮影位置A2に対応付けて記憶する。
記憶部12は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、又はフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリを有することが好ましい。
(4)取得部
取得部13は、ユーザの発した音声を電気的な音声データに変換するマイクロホンを含み、音声データを音声認識部111に出力する。
撮影位置A2で撮影画像A3を撮影する際に、ユーザが撮影画像A3に合成する小黒板A5の入力項目又は入力情報を音声で発すると、取得部13は、ユーザが発した音声を音声データに変換して音声認識部111に出力する。
なお、ユーザが情報処理システム1を操作するための操作命令を音声で発した場合も、取得部13は、操作命令を音声データに変換して音声認識部111に出力する。音声認識部111が操作命令の音声データを音声認識すると、処理部11が操作命令の内容に応じて動作するので、情報処理システム1を音声で操作することができる。
なお、取得部13がマイクロホンを含むことは必須ではなく、取得部13は、外部のマイクロホンから入力される音声データを取得してもよい。
(5)操作部
操作部14は、ユーザの操作(ユーザ操作)を受け付けるユーザインタフェース機器である。例えば、操作部14は、ユーザの手による操作(手操作)を受け付けるタッチパネル、釦、キースイッチのうち少なくとも1つを含む。
操作部14はユーザ操作を受け付けると、ユーザ操作に応じた操作信号を、処理部11へ出力する。処理部11は、操作信号に応じた処理を行う。例えば、処理部11は、操作信号に応じて、表示部15又は撮影部16を制御する。
操作部14が手操作を受け付けるタッチパネルを有する場合、タッチパネルに対するユーザ操作は、例えばタップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、スワイプ、フリック、ピンチイン、及びピンチアウト等である。
(6)撮影部
撮影部16は、例えばCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ、又はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の二次元イメージセンサを備える。撮影部16は、カラー又はモノクロの画像(静止画像)を撮影し、撮影画像A3のデータを生成するカメラとして機能する。撮影部16は、対象工事の工事現場を撮影するために用いられる。撮影部16は、撮影画像A3のデータを記憶部12に保存する。
例えば、タッチパネルディスプレイが操作部14と表示部15との両方の機能を実現する場合、ユーザが表示部15の画面に表示されたマーカMnをタップすると、撮影部16が撮影を待機する状態となる。さらに、ユーザが操作部14に所定の操作をすることで、撮影部16が撮影する。記憶部12は、撮影画像A3のデータを、ユーザがタップしたマーカMnに対応する撮影位置A2の情報と対応付けて記憶する。
(7)通信部
通信部17は、通信インタフェース装置を含んでいる。通信部17は、通信インタフェース装置を介して、外部のシステムと通信可能である。本開示でいう「通信可能」とは、有線通信又は無線通信の適宜の通信方式により、直接的、又はネットワーク若しくは中継器等を介して間接的に、信号を授受できることを意味する。なお、有線通信は、例えばツイストペアケーブル、専用通信線、又はLAN(Local Area Network)ケーブル等を介した有線通信である。無線通信は、例えばWi-Fi(登録商標)、又は免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の規格に準拠した無線通信である。
通信部17は、外部のシステムとの間でデータの授受を行う。例えば、通信部17は、外部のシステムから空間図A1のデータを取得する。例えば、通信部17は、外部のCADシステム又は外部サーバ等から、対象空間の図である空間図A1のデータを取得して、空間図A1のデータを記憶部12に保存する。なお、本実施形態の空間図A1は、図2に示すような、住戸の間取図である。
(8)表示部
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)、又はOLED(Organic Light Emitting Diode)等を用いたディスプレイ装置であり、画像を表示する画面を備える。そして、表示部15は、処理部11によって制御される。
なお、タッチパネルディスプレイが、操作部14と表示部15との両方の機能を実現してもよい。
表示部15は、図2に示すように、対象空間の図である空間図A1を表示する。具体的には、表示部15は、複数のマーカMn(M1~M6)を重ねた空間図A1を表示する。複数のマーカMnは、複数の撮影位置A2に1対1に対応する。複数のマーカMnの各々は、対応する撮影位置A2と同じ位置に表示されており、対応する撮影位置A2の場所を表している。なお、マーカMnの表示位置は、例えば、対応する撮影位置A2と同じ位置であるが、撮影位置A2と厳密に一致する位置に限定されず、撮影位置A2の近傍であってもよい。
なお、複数のマーカMn(M1~M6)の各々には、複数の撮影位置A2の撮影順序を示す順序情報が重ねて表示されている。本実施形態では、複数の撮影位置A2の順序情報は、1、2、3、……の連番の数字で表される。
例えば、1番目に撮影が行われる撮影位置A2に対応する位置には、マーカM1と、順序情報としての[1]の数字と、がそれぞれ空間図A1に重ねて表示される。同様に、n番目(nは自然数)に撮影が行われる撮影位置A2に対応する位置には、マーカMnと、順序情報としての[n]の数字と、がそれぞれ空間図A1に重ねて表示される。
また、表示部15は、小黒板A5の画像データを表示するためにも用いられる。また、表示部15は、合成画像A6を表示するためにも用いられる。
(9)処理の流れ
次に、図8を参照して、施工確認の写真を撮影する作業における、情報処理システム1の処理の流れを説明する。なお、図8に示すフローチャートは、一例に過ぎず、各ステップの順序が適宜変更されてもよいし、ステップが適宜追加又は省略されてもよい。
情報処理システム1には、空間図A1、複数の撮影位置A2、及び複数の小黒板様式A4の情報等が入力され(ステップST1)、記憶部12はステップST1で入力された情報を記憶する。
ステップST1で必要な情報が入力されると、情報処理システム1は、表示部15に空間図A1を表示する処理を開始する。すなわち、処理部11は、複数の撮影位置A2にマーカMnを重ねた空間図A1を表示部15に表示させる表示処理を行う(ステップST2)。
表示部15が空間図A1を表示している状態で、ユーザがマーカMnをタップする、或いは、新規の撮影位置A2として空間図A1上の任意の位置をタップする操作を行うと(ステップST3:Yes)、操作部14が操作情報を受け付け、処理部11が撮影部16を起動する。その後、操作部14が所定の操作を受け付けると、撮影部16が撮影対象を撮影し(ステップST4)、撮影部16が撮影した撮影画像A3が記憶部12に記憶されする。
撮影部16が撮影処理を行うと、処理部11は、撮影画像A3に合成する小黒板A5の作成処理を開始する。
情報処理システム1は、小黒板A5に表示すべき入力項目、又は、入力項目に関する入力情報の音声入力を待ち受ける(ステップST5)。ユーザが入力項目、又は、入力情報を音声で発すると(ステップST5:Yes)、取得部13が音声データを取得し、音声認識部111が音声認識処理を行う(ステップST6)。
このとき、小黒板選択部112は、音声認識部111の認識結果に基づき、音声で入力された入力項目、又は、入力情報に対応する入力項目を含む小黒板様式A4を対象作業に対応する対象様式として選択する選択処理を行う(ステップST7)。
ステップST7の選択処理において、対象様式が1つに絞り込めた場合(ステップST8:Yes)、処理部11は、対象様式の画像を表示部15に表示させる(ステップST12)。
ステップST7の選択処理において、対象様式を1つに絞り込めなかった場合(ステップST8:No)、小黒板選択部112は、音声で入力された入力項目、又は、入力情報に対応する入力項目を含む2以上の小黒板様式A4を、対象様式の候補である候補様式として選択する。このとき、処理部11は、2以上の候補様式の画像を表示部15に表示させ(ステップST9)、ユーザによる選択操作を待ち受ける(ステップST10)。ユーザが、例えば、操作部14を用いて表示部15に表示された2以上の候補様式から対象様式を選択する選択操作を行うと(ステップST10:Yes)、操作部14がユーザの選択操作を受け付ける。そして、小黒板選択部112は、操作部14が受け付けた操作情報に基づいて、ユーザが選択した候補様式を対象様式として決定し(ステップST11)、処理部11は、対象様式の画像を表示部15に表示させる(ステップST12)。
表示部15に対象様式の画像が表示されると、ユーザは、対象様式に設けられた複数の入力項目のうち、入力情報が入力されていない入力項目について入力情報を音声で入力する。情報処理システム1は、入力情報の音声入力を待ち受け(ステップST13)、ユーザが音声入力を行うと、音声認識部111が音声認識処理を行う(ステップST14)。
対象様式に設けられた複数の入力項目の全てについて入力情報が音声で入力されると、小黒板作成部113は、複数の入力項目にそれぞれ対応する複数の入力欄に、複数の入力情報のテキストデータをそれぞれ表示した小黒板A5の画像データを作成する(ステップST15)。小黒板作成部113は、作成した小黒板A5の画像データを記憶部12に記憶させる。
そして、画像合成部114が、撮影部16で撮影した撮影画像A3に、小黒板A5の画像データをスーパーインポーズした合成画像A6を作成し(ステップST16)、作成した合成画像A6を記憶部12に記憶させる。そして、処理部11が、合成画像A6を表示部15に表示させており(ステップST17)、ユーザは、作成された合成画像A6を確認することができる。
ここで、操作部14がユーザによる終了操作を受け付けると(ステップST18:Yes)、処理部11は、表示部15に空間図A1を表示する処理を終了する。
一方、操作部14がユーザによる所定の操作を受け付けると(ステップST19:Yes)、処理部11は、ステップST2に戻って空間図A1を表示部15に表示させる。表示部15が空間図A1を表示している状態で、ユーザがマーカMnをタップする、或いは、新規の撮影位置A2として空間図A1上の任意の位置をタップする操作を行うと(ステップST3:Yes)、情報処理システム1は、上述したステップST4以降の処理を繰り返し実行する。
このように、ステップST5においてユーザが入力項目を発話した場合、小黒板選択部112は、音声認識部111の認識結果に基づいて対象様式を選択する。その後、ステップST13において、ユーザが入力項目に関する入力情報を発話すると、小黒板作成部113は、音声認識部111の認識結果に基づいて入力項目に対する入力情報を特定し、入力情報を示すテキストデータ又は図記号などを対象様式の入力欄に表示した小黒板A5を作成する。
なお、ステップST5において、ユーザが入力項目に対応する入力情報を発話した場合、小黒板選択112は、音声認識部111の認識結果に基づいて、入力情報に対応する入力項目を特定し、入力項目を含む対象様式を選択する。そして、小黒板作成部113は、ステップST5でユーザが発した入力情報を示すテキストデータ又は図記号などを、を対象様式の入力欄に表示した小黒板A5を作成する。この場合、ユーザは、入力項目に対応する入力情報を発話するだけでよく、ユーザの入力作業を更に低減できる。
(実施形態の変形例)
以下、実施形態の変形例を列挙する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよい。
マーカMnの形状は、ピンの形状に限定されず、任意の形状であってよい。
マーカMnに重ねて表示する順序情報は、数字に限定されず、例えば、アルファベット等の文字、又は図形等であってもよい。また、マーカMnの色により、撮影が行われる順序が表されてもよい。つまり、マーカMnの色により順序情報が示されてもよい。
また、表示部15は、画像の撮影が未了である撮影位置A2を表すマーカMnと、画像の撮影が終了した撮影位置A2を表すマーカMnとを、互いに異なる表示態様(例えば色、形状等)で表示してもよい。
本開示における情報処理システム1又は情報処理方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における情報処理システム1又は情報処理方法の実行主体としての機能の少なくとも一部が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、情報処理システム1における複数の機能が、1つの装置に集約されていることは情報処理システム1に必須の構成ではなく、情報処理システム1の複数の構成要素は、複数の装置に分散して設けられていてもよい。例えば、撮影部16を含む装置が、表示部15を含む装置とは別に設けられていてもよい。
情報処理システム1の少なくとも一部の機能、例えば、処理部11における画像処理の機能がサーバ又はクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の情報処理システム(1)は、取得部(13)と、音声認識部(111)と、小黒板選択部(112)と、を備える。取得部(13)は、ユーザが発した音声の音声データを取得する。音声認識部(111)は、音声データに対して音声認識処理を行う。小黒板選択部(112)は、複数種類の作業にそれぞれ対応する複数の小黒板様式(A4)から対象作業に対応する対象様式を選択する。複数の小黒板様式(A4)の各々は、作業の種類に応じた複数の入力項目(D11~D14)を含む。音声認識部(111)は、音声データを音声認識することによって、複数の入力項目(D11~D14)、及び、複数の入力項目(D11~D14)にそれぞれ入力される複数の入力情報の少なくとも一部を認識する。小黒板選択部(112)は、音声認識部(111)の認識結果に基づいて、複数の小黒板様式(A4)から対象様式を選択する。
この態様によれば、ユーザの入力作業の手間を低減することができる。
第2の態様の情報処理システム(1)は、第1の態様において、ユーザの操作を受け付ける操作部(14)を更に備える。小黒板選択部(112)は、音声認識部(111)の認識結果に基づいて、複数の小黒板様式(A4)から対象様式の候補である2以上の候補様式を選択する。小黒板選択部(112)は、2以上の候補様式から対象様式を選択するユーザの選択操作を操作部(14)が受け付けると、選択操作に基づいて対象作業に対応する対象様式を選択する。
この態様によれば、ユーザは、小黒板選択部(112)によって絞り混まれた2以上の候補様式から対象様式を選択するので、ユーザによる選択操作の手間を低減することができる。
第3の態様の情報処理システム(1)は、第1又は第2の態様において、対象様式に含まれる複数の入力項目(D11~D14)に複数の入力情報をそれぞれ入力して小黒板(A5)を作成する小黒板作成部(113)を更に備える。
この態様によれば、ユーザの入力作業の手間を低減することができる。
第4の態様の情報処理システム(1)では、第3の態様において、音声認識部(111)は、音声データを音声認識することによって、複数の入力項目(D11~D14)に入力される複数の入力情報を認識する。小黒板作成部(113)は、音声認識部(111)の認識結果に基づいて、複数の入力項目(D11~D14)に複数の入力情報をそれぞれ入力して小黒板(A5)を作成する。
この態様によれば、ユーザの入力作業の手間を低減することができる。
第5の態様の情報処理システム(1)は、第3又は第4の態様において、撮影部(16)と、記憶部(12)と、を更に備える。撮影部(16)は、対象工事の工事現場を撮影する。記憶部(12)は、撮影部(16)が撮影した撮影画像(A3)と小黒板(A5)とを合成した合成画像(A6)を記憶する。
この態様によれば、対象工事の工事現場を撮影した撮影画像(A3)と、小黒板(A5)とを合成した合成画像(A6)を生成する際のユーザの入力作業の手間を低減することができる。
第6の態様の情報処理システム(1)は、第5の態様において、合成画像(A6)を表示する表示部(15)を更に備える。
この態様によれば、ユーザは、表示部(15)に表示された合成画像(A6)を確認することができる。
第7の態様の情報処理方法は、取得ステップと、音声認識ステップと、小黒板選択ステップと、を有する。取得ステップでは、ユーザが発した音声の音声データを取得する。音声認識ステップでは、音声データに対して音声認識処理を行う。小黒板選択ステップでは、複数種類の作業にそれぞれ対応する複数の小黒板様式(A4)から対象作業に対応する対象様式を選択する。複数の小黒板様式(A4)の各々は、作業の種類に応じた複数の入力項目(D11~D14)を含む。音声認識ステップでは、音声データを音声認識することによって、複数の入力項目(D11~D14)、及び、複数の入力項目(D11~D14)にそれぞれ入力される複数の入力情報の少なくとも一部を認識する。小黒板選択ステップでは、音声認識ステップでの認識結果に基づいて、複数の小黒板様式(A4)から対象様式を選択する。
この態様によれば、ユーザの入力作業の手間を低減することができる。
第8の態様のプログラムは、第7の態様の情報処理方法を、コンピュータシステムの1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
この態様によれば、ユーザの入力作業の手間を低減することができる。
上記態様に限らず、実施形態に係る情報処理システム(1)の種々の構成(変形例を含む)は、情報処理システム(1)が行う情報処理方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化可能である。
第2~第6の態様に係る構成については、情報処理システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 情報処理システム
12 記憶部
13 取得部
14 操作部
15 表示部
16 撮影部
111 音声認識部
112 小黒板選択部
113 小黒板作成部
A3 撮影画像
A4 小黒板様式
A5 小黒板
A6 合成画像
D11~D14 入力項目

Claims (8)

  1. ユーザが発した音声の音声データを取得する取得部と、
    前記音声データに対して音声認識処理を行う音声認識部と、
    複数種類の作業にそれぞれ対応する複数の小黒板様式から対象作業に対応する対象様式を選択する小黒板選択部と、を備え、
    前記複数の小黒板様式の各々は、前記作業の種類に応じた複数の入力項目を含み、
    前記音声認識部は、前記音声データを音声認識することによって、前記複数の入力項目、及び、前記複数の入力項目にそれぞれ入力される複数の入力情報の少なくとも一部を認識し、
    前記小黒板選択部は、前記音声認識部の認識結果に基づいて、前記複数の小黒板様式から前記対象様式を選択する、
    情報処理システム。
  2. 前記ユーザの操作を受け付ける操作部を更に備え、
    前記小黒板選択部は、
    前記音声認識部の認識結果に基づいて、前記複数の小黒板様式から前記対象様式の候補である2以上の候補様式を選択し、
    前記2以上の候補様式から前記対象様式を選択する前記ユーザの選択操作を前記操作部が受け付けると、前記選択操作に基づいて前記対象作業に対応する前記対象様式を選択する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記対象様式に含まれる前記複数の入力項目に前記複数の入力情報をそれぞれ入力して小黒板を作成する小黒板作成部を更に備える、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記音声認識部は、前記音声データを音声認識することによって、前記複数の入力項目に入力される前記複数の入力情報を認識し、
    前記小黒板作成部は、前記音声認識部の認識結果に基づいて、前記複数の入力項目に前記複数の入力情報をそれぞれ入力して前記小黒板を作成する、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記対象工事の工事現場を撮影する撮影部と、
    前記撮影部が撮影した撮影画像と前記小黒板とを合成した合成画像を記憶する記憶部と、を更に備える、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  6. 前記合成画像を表示する表示部を更に備える、
    請求項5に記載の情報処理システム。
  7. ユーザが発した音声の音声データを取得する取得ステップと、
    前記音声データに対して音声認識処理を行う音声認識ステップと、
    複数種類の作業にそれぞれ対応する複数の小黒板様式から対象作業に対応する対象様式を選択する小黒板選択ステップと、を有し、
    前記複数の小黒板様式の各々は、前記作業の種類に応じた複数の入力項目を含み、
    前記音声認識ステップでは、前記音声データを音声認識することによって、前記複数の入力項目、及び、前記複数の入力項目にそれぞれ入力される複数の入力情報の少なくとも一部を認識し、
    前記小黒板選択ステップでは、前記音声認識ステップでの認識結果に基づいて、前記複数の小黒板様式から前記対象様式を選択する、
    情報処理方法。
  8. 請求項7に記載の情報処理方法を、コンピュータシステムの1以上のプロセッサに実行させるための、
    プログラム。
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