JP2024005071A - 測距装置、測距システム、および測距方法 - Google Patents

測距装置、測距システム、および測距方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本開示では、位相差に基づき測距値を生成する装置の大型化を抑制可能な受光装置、制御方法、および測距システムを提供する。
【解決手段】本開示によれば、光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距センサと、測距センサで受光されたパターン光の位置に基づき、物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成部と、パターン光が照射されてから反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成部と、位相差と、第1測距値に基づく位相差の繰り返し周期と、に応じて物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成部と、を備える測距装置が提供される。
【選択図】図8

Description

本開示は、測距装置、測距システム、および測距方法に関する。
測距モジュールにおける測距方法としては、例えばIndirect ToF(Indirect Time of Flight)方式が一般に知られている。このIndirect ToF方式では、物体に向かってパターン光が照射されてから反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成し、この位相差に基づき測距値を生成する。
特許6727539号公報 国際公開2021/085128号
位相差の繰り返し周期が生じるため、測距値は1周期内に制限される恐れがある。このため、Indirect ToF方式とは異なる光学系による測距値を用いて繰り返し周期を求める技術が知られている。ところが、異なる光学系を備えるため測距装置が大型化してしまう。
そこで、本開示では、位相差に基づき測距値を生成する装置の大型化を抑制可能な受光装置、制御方法、および測距システムを提供する。
上記の課題を解決するために、本開示によれば、
光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距センサと、
測距センサで受光された前記パターン光の位置に基づき、前記物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成部と、
前記パターン光が照射されてから前記反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成部と、
前記位相差と、前記第1測距値に基づく前記位相差の繰り返し周期と、に応じて前記物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成部と、
を備える測距装置が提供される。
前記第1測距値、および前記第2測距値に基づき、第3測距値を生成する出力処理部を、更に備えてもよい。
前記パターン光は、所定の周期で前記物体に照射されており、
前記測距センサは、前記所定の周期で、且つ複数の異なる位相で電荷の蓄積を行ってもよい。
前記複数の異なる位相で蓄積された電荷に基づく、複数の検出信号の少なくともいずれかに基づき2次元の第1画像を生成する第1画像生成部を更に備え、
前記第1距離生成部は、前記第1画像生成部の生成した第1画像を用いて、第1測距値を生成してもよい。
前記第1距離生成部は、前記パターン光の明部の位置を検出し、検出した前記明部の位置に基づき、三角測量の原理により前記第1測距値を生成してもよい。
前記複数の異なる位相は、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度の4種類であり、
前記第1画像生成部は、位相0度、および、位相180度の検出信号の組合わせ、又は、位相90度、および、位相270度の検出信号の組合わせ、に基づき、前記第1画像を生成してもよい。
前記第1画像生成部は、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度のいずれかに基づき、前記第1画像を生成してもよい。
前記第1測距値に基づき、前記位相の繰り返し周期を判定する周期判定部を、更に備え、
前記第2距離生成部は、前記繰り返し周期に基づき、前記第2測距値を生成してもよい。
前記出力処理部は、前記第1測距値に応じた第1重み値と、前記第2測距値に応じた第2重み値と、を用いて、前記第1測距値と前記第2測距値とを加重平均して第3測距値を生成してもよい。
前記位相差を検出する際の検出信号が飽和状態であるか否かを判定する判定処理部を更に備え、
前記出力処理部は、前記判定処理部の判定に応じて、第3測距値を生成してもよい。
前記第1距離生成部は、前記判定処理部が、飽和状態であると判定する場合に、位相0度、および、位相180度の検出信号の組合わせ、又は、位相90度、および、位相270度の検出信号の組合わせ、に基づき生成した前記第1画像を用いて第1測距値を生成してもよい。
前記第1距離生成部は、前記判定処理部が、飽和状態でないと判定する場合に、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度の検出信号に基づき生成した前記第1画像を用いて第1測距値を生成してもよい。
前記第2測距値に基づき、前記パターン光の幾何学的な第2繰り返し周期を判定する第2周期判定部を、更に備えてもよい。
前記第1距離生成部は、前記第2繰り返し周期に基づき、前記第1測距値を生成してもよい。
前記第1距離生成部は、前記飽和状態であると判定する場合に、前記第2繰り返し周期に基づき、前記第1測距値を生成してもよい。
上記の課題を解決するために、本開示によれば、
明部と暗部の2種類の輝度を有するパターン光を照射する光源装置と、
前記パターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距装置と
を備え、
前記測距装置は、
光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距センサと、
測距センサで受光された前記パターン光の位置に基づき、前記物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成部と、
前記パターン光が照射されてから前記反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成部と、
前記位相差と、前記第1測距値に基づく前記位相差の繰り返し周期と、に応じて前記物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成部と、
を有してもよい。
前記測距装置は、前記第1測距値、および前記第2測距値に基づき、第3測距値を生成する出力処理部を、更に備えてもよい。
前記第3測距値に基づき、距離画像を表示する表示装置を更に備えてもよい。
上記の課題を解決するために、本開示によれば、
光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を用いる測距方法であって、
前記反射光に含まれるパターン光の位置に基づき、物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成工程と、
前記パターン光が照射されてから前記反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成工程と、
前記位相差と、前記第1測距値に基づく前記位相差の繰り返し周期と、に応じて前記物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成工程と、
を備える測距方法が提供される。
前記第1測距値、および前記第2測距値に基づき、第3測距値を生成する出力処理工程を、更に備えてもよい。
本技術を適用した測距システムの概略構成例を示している図。 光源装置と測距装置の構成例を示すブロック図。 物体までの距離と測距方式の関係を模式的に示す図。 測距装置のチップ構成例を示す斜視図。 測距センサの構成例を示すブロック図。 画素の構成例を示すブロック図。 発光源の発光パターンと画素での検出信号との関係を示す図。 信号処理部の構成例を示すブロック図。 対象物までの距離と、第1画像、及び第6画像との関係を示す図。 第1距離生成部の第1測距値生成のアルゴリズム例を説明する図。 位相生成部の生成する位相差を示す図。 周波数別の第2測距値の例を示す図。 パルス光の周期120MHzの測距値と、比較対象のパルス光の周期10MHzの第2測距値と、を示す図。 測距システム1における制御例を示すフローチャート。 重み付け加算した測距値と、第1測距値を加算していない測距値との測距誤差と距離との関係を示す図。 第2実施形態に係る信号処理部の構成例を示すブロック図。 第1距離生成部におけるパターン光の測距範囲を模式的に示す図。
以下、図面を参照して、測距装置、測距システム、および測距方法の実施形態について説明する。以下では、測距装置、測距システム、および測距方法の主要な構成部分を中心に説明するが測距装置、測距システム、および測距方法には、図示又は説明されていない構成部分や機能が存在しうる。以下の説明は、図示又は説明されていない構成部分や機能を除外するものではない。
(第1実施形態)
図1は、本技術を適用した測距システムの概略構成例を示している図である。図1に示す測距システム1は、光源装置11、発光側光学系12、測距装置21、受光側光学系22、および、表示装置51を有する。光源装置11は、例えば明部と暗部の2種類の輝度を有するパターン光15を生成して照射する。パターン光15は、例えば、図1に示されるような、規則的または不規則な所定の間隔で配置されたドット(丸)形状からなる複数のスポットSPを明部とし、その他の領域を暗部とするパターン光とされる。なお、光源装置11が照射するパターン光15は、明部をドット形状としたパターンに限定されず、格子パターン等でもよい。光源装置11から照射されたパターン光15は、発光側光学系12を介して被測定物としての所定の物体OBJに照射される。そして、パターン光15は、所定の物体OBJで反射され、受光側光学系22を介して、測距装置21に入射される。
測距装置21は、物体OBJで反射されて入射されてくるパターン光15を受光する。測距装置21は、受光したパターン光15の光量に応じた検出信号を生成する。そして、測距装置21は、検出信号に基づいて、所定の物体OBJまでの距離の測定値である測距値を算出し、出力する。
図2は、光源装置11と測距装置21の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、光源装置11は、発光源31と、光源駆動部32とを有する。測距装置21は、同期制御部41、測距センサ42、信号処理部43、および、記憶部44を有する。
発光源31は、例えば、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:垂直共振器面発光レーザ)等の発光素子を平面方向に複数配列した光源アレイで構成される。発光源31は、光源駆動部32の制御にしたがい、測距装置21の同期制御部41から供給される発光タイミング信号に応じたタイミングで変調しながら発光して、照射光としてのパターン光15を所定の物体OBJに照射する。照射光には、例えば、波長が約850nmから940nmの範囲の赤外光が用いられる。
光源駆動部32は、例えば、レーザドライバ等で構成され、同期制御部41から供給される発光タイミング信号に応じて、発光源31の各発光素子を発光させる。測距装置21の同期制御部41は、発光源31の各発光素子が発光するタイミングを制御する発光タイミング信号を生成し、光源駆動部32に供給する。また、同期制御部41は、発光源31の発光のタイミングに合わせて測距センサ42を駆動させるために、発光タイミング信号を測距センサ42にも供給する。発光タイミング信号には、例えば、所定の周波数(例えば、10MHz、20MHz、50MHz、120MHzなど)でオンオフする矩形波の信号(パルス信号)を用いることができる。なお、発光タイミング信号は、周期信号であれば、矩形波に限定されず、例えば、サイン波などでもよい。
測距センサ42は、複数の画素71(図3参照)が行列状に2次元配置された画素アレイ部63(図3参照)により、光源装置11から照射されたパターン光15が所定の物体OBJで反射された反射光を受光する。そして、測距センサ42は、受光した反射光の受光量に応じた検出信号を、画素アレイ部63の画素単位で信号処理部43に供給する。
信号処理部43は、例えばCPU(CentralProcessingUnit)を含んで構成される。信号処理部43は、記憶部44に記憶されるプログラムにしたがい、信号処理を行う。すなわち、この信号処理部43は、測距センサ42から供給される検出信号に基づいて、測距センサ42から所定の物体OBJまでの距離である測距値を生成する。
図3は、物体OBJまでの距離と測距方式の関係を模式的に示す図である。図3に示すように、本実施形態に係る信号処理部43は、例えば第1距離の範囲では、主として第1測距方式で測距値を生成し、第1距離の範囲よりも遠方である第2距離の範囲では、主として第2測距方式で測距値を生成する。
第1測距方式は、例えばパターン光における明部のスポットSPの測距センサ42上の位置に基き、第1測距値を生成する。この第1測距方式は、例えば所謂SL方式を用いることが可能であり、パターン光15の明部であるスポットSPの位置を検出し、検出したスポット光の位置を用いて三角測量の原理により、第1測距値を生成する。また、信号処理部43は、第1測距方式に用いる画像を物体OBJまでの距離に応じて使い分けることが可能である。
第2測距方式は、例えばToF(Time of Flight)方式であり、パターン光15の明部であるスポットSPが照射されてから、反射光として受光されるまでの時間を位相差として検出し、位相差に基づいて距離を算出する。より具体的には、本実施形態に係る第2測距方式は、位相差に基づく距離と、第1測距値に基づく繰り返し周期数nと、を用いて第2測距値を生成する。
例えば、第1距離の範囲では、検出信号が飽和する場合があり、第2測距方式による測距精度が低下する傾向を示すが、第1測距方式での測距精度は維持される。一方で、第2距離の範囲では、第1測距方式での測距精度は低下傾向を示すが、繰り返し周期数nを判別する程度の精度は有する。
記憶部44は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。この記憶部44は、検出信号、第1測距値、及び第2測距値などを記憶する。表示装置51は、例えばモニタである。この表示装置51は、例えば、二次元の距離画像などを表示可能である。
図4は、測距装置21のチップ構成例を示す斜視図である。測距装置21は、図4のAに示されるように、第1ダイ(基板)91と、第2ダイ(基板)92とが積層された1つのチップで構成することができる。第1ダイ91には、例えば、同期制御部41と測距センサ42が構成され、第2ダイ92には、例えば、信号処理部43と記憶部44とが構成される。
なお、測距装置21は、第1ダイ91と第2ダイ92とに加えて、もう1つのロジックダイを積層した3層で構成したり、4層以上のダイ(基板)の積層で構成したりしてもよい。また、測距装置21は、例えば、図4のBに示されるように、測距センサ42としての第1チップ95と、信号処理部43としての第2チップ96とを、中継基板97上に形成して構成することができる。同期制御部41は、第1チップ95または第2チップ96のいずれかに含んで構成される。
図5は、測距センサ42の構成例を示すブロック図である。測距センサ42は、タイミング制御部61、行走査回路62、画素アレイ部63、複数のAD(Analog to Digital)変換部64、列走査回路65、および、信号処理部66を備える。画素アレイ部63には、複数の画素71が行方向および列方向の行列状に2次元配置されている。ここで、行方向とは、水平方向の画素71の配列方向であり、列方向とは、垂直方向の画素71の配列方向である。行方向は、図中、横方向であり、列方向は図中、縦方向である。
タイミング制御部61は、例えば、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータなどによって構成され、同期制御部41(図2)から供給される発光タイミング信号に同期して、各種のタイミング信号を生成し、行走査回路62、AD変換部64、および、列走査回路65に供給する。すなわち、タイミング制御部61は、行走査回路62、AD変換部64、および、列走査回路65の駆動タイミングを制御する。
行走査回路62は、例えば、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、画素アレイ部63の各画素71を全画素同時または行単位等で駆動する。画素71は、行走査回路62の制御に従って反射光を受光し、受光量に応じたレベルの検出信号(画素信号)を出力する。画素71の詳細については、図7で後述する。
画素アレイ部63の行列状の画素配列に対して、画素行ごとに画素駆動線72が水平方向に沿って配線され、画素列ごとに垂直信号線73が垂直方向に沿って配線されている。画素駆動線72は、画素71から検出信号を読み出す際の駆動を行うための駆動信号を伝送する。以後の説明では、画素71を記号Iで示し、その座標を(x、y)で示す場合がある。xは、画素Iの行方向の位置であり、yは列方向の位置である。図5では、画素駆動線72が1本の配線として示されているが、実際には複数の配線で構成される。同様に、垂直信号線73も1本の配線として示されているが、実際には複数の配線で構成される。
AD変換部64は、列単位に設けられ、タイミング制御部61から供給されるクロック信号CKに同期して、垂直信号線73を介して、対応する列の各画素71から供給される検出信号をAD変換する。AD変換部64は、列走査回路65の制御に従って、AD変換した検出信号(検出データ)を信号処理部66に出力する。列走査回路65は、AD変換部64を順に選択して、AD変換後の検出データを信号処理部66へ出力させる。
図6は、画素71の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、画素71は、光電変換素子81、転送スイッチ82、電荷蓄積部83および84、並びに、選択スイッチ85および86を備える。光電変換素子81は、例えば、フォトダイオードで構成され、反射光を光電変換して電荷を生成する。転送スイッチ82は、光電変換素子81が生成した電荷を、転送信号SEL_FDに基づいて、電荷蓄積部83および84のいずれかに転送する。この転送スイッチ82は、例えば、一対のMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタなどで構成される。
電荷蓄積部83および84は、例えば、浮遊拡散層で構成され、電荷を蓄積して、その蓄積電荷に応じた電圧を生成する。電荷蓄積部83および84に蓄積された電荷は、リセット信号RSTに基づいてリセットすることができる。選択スイッチ85は、選択信号RD_FD1に従って、電荷蓄積部83の出力を選択する。選択スイッチ86は、選択信号RD_FD2に従って、電荷蓄積部84の出力を選択する。すなわち、選択信号RD_FD1またはRD_FD2により、選択スイッチ85または86がオンされると、オンされた電荷蓄積部83または84の蓄積電荷に応じた電圧の信号が、検出信号として、垂直信号線73を介して、AD変換部64へ出力される。選択スイッチ85および86それぞれは、例えば、MOSトランジスタなどで構成される。
転送信号SEL_FD、リセット信号RST、並びに、選択信号RD_FD1およびRD_FD2を伝送する配線が、図4の画素駆動線72に相当する。電荷蓄積部83および84を、それぞれ、第1タップおよび第2タップと呼ぶこととすると、ToF方式では、画素71は、光電変換素子81で生成された電荷を、第1タップおよび第2タップに交互に電荷を蓄積させることにより、例えば、位相0度と位相180度のように、位相が反転した2つの受光タイミングの検出信号を1フレームで取得することができる。次のフレームでは、位相90度と位相270度の2つの受光タイミングの検出信号が取得できる。
図7は、発光源31の発光パターンと画素71での検出信号との関係を示す図である。上から発光源31の発光パターン、画素71に発光パターンが受光されるタイミングである受光パターン、位相0度、位相90度、位相180度、位相270度、の検出信号を示す。各信号の縦軸はハイレベルとロウレベルを示し、横軸は時間を示す。発光パターンのハイレベルでは、パターン光15(図1参照)が照射される時間を示し、受光パターンのハイレベルは、パターン光15が反射して戻ってくる時間を示す。すなわち、本実施形態では、周波数f(変調周波数)で高速にオンオフを繰り返すパルス光が採用される。パルス光の1周期Tは1/fとなる。画素71では、発光源31から測距センサ42に到達するまでの時間Δtに応じて、反射光(受光パターン)の位相がずれて検出される。
位相0度の検出信号におけるハイレベルは、画素71の受光タイミングを示す。すなわち、光源装置11の発光源31が出射するパルス光の位相、すなわち発光パターンと同じ位相とするタイミングである。
同様に、位相90度の検出信号のハイレベルは、光源装置11の発光源31が出射するパルス光(発光パターン)から90度遅れた位相とするタイミングである。同様に、位相180度の検出信号のハイレベルは、光源装置11の発光源31が出射するパルス光(発光パターン)から180度遅れた位相とするタイミングである。同様に、位相270度の検出信号のハイレベルは、光源装置11の発光源31が出射するパルス光(発光パターン)から270度遅れた位相とするタイミングである。
受光タイミングを、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度としたときに蓄積された電荷に対応する計測信号を、それぞれ、Q0、Q90、Q180、および、Q270とする。これらの電荷に対応する信号はAD変換され、画素I(x、y)毎に計測信号Q0(x、y)、Q90(x、y)、Q180(x、y)、および、Q270(x、y)として、記憶部44に記憶される。
ここで、図8を用いて、信号処理部43の詳細を説明する。図8は、信号処理部43の構成例を示すブロック図である。図8に示すように、信号処理部43は、画像生成部430と、パターン検出部432と、判定部434と、第1距離生成部436と、位相生成部437と、周期判定部438と、第2距離生成部440と、出力処理部442とを備える。
画像生成部430は、計測信号Q0(x、y)、Q90(x、y)、Q180(x、y)、および、Q270(x、y)の少なくともいずれかを用いて、2次元画像を生成する。より具体的には、画像生成部430は、計測信号Q0(x、y)、Q90(x、y)、Q180(x、y)、および、Q270(x、y)を加算して、第1画像Gaの画素値Ga(x、y)を生成する。また、画像生成部430は、計測信号Q0(x、y)、Q90(x、y)、Q180(x、y)、および、Q270(x、y)のそれぞれを用いて、第2画像G0の画素値G0(x、y)と、第3画像G90の画素値G90(x、y)と、第4画像G180の画素値G180(x、y)と、第5画像G270の画素値G270(x、y)と、を生成する。更に、画像生成部430は、計測信号Q0(x、y)とQ180(x、y)を加算した第5画像Gbの画素値Gb(x、y)を生成し、計測信号Q90(x、y)とQ270(x、y)を加算した第6画像Gcの画素値Gc(x、y)を生成する。
図9は、対象物OBJまでの距離と、第1画像Ga、及び第6画像Gcとの関係を示す図である。白色が、高輝度の領域を示す、上が第1画像Gaを示し、下が第6画像Gcを示す。例えば、対象物OBJまでの距離が、10、15、25、50センチメートルの例を示す。図9に示すように、第1画像Gaの画素値Ga(x、y)は、計測信号Q0(x、y)、Q90(x、y)、Q180(x、y)、および、Q270(x、y)を加算するので、SN比がより良い画像が生成される。一方で、例えば25センチ程度の近距離では、画素が飽和し、明部のスポットSPの領域を個別に判別できなくなる恐れがある。これに対し、図9に示すように、第6画像Gcでは、15センチぐらいまで、明部のスポットSPの領域を個別に判別可能である。
また、計測信号Q0(x、y)、Q90(x、y)、Q180(x、y)、および、Q270(x、y)の各信号値の大きさは異なる。このため、パターン光における明部のスポットSPの領域のコントラストは異なる。これにより、第2画像G0、第3画像G90、第4画像G180、第5画像G270のいずれかは、例えば、対象物OBJまでの距離が15センチ程度でもさらに、明部のスポットSPの領域を明瞭に判別可能となる。
パターン検出部432は、画像生成部430が生成した2次元画像から例えばパターン光における明部のスポットSPの領域を検出する。パターン検出部432は、例えば2次元画像に対して2値化処理を施し、その後でラベリング処理を行う。そして、パターン検出部432は、ラベリング処理した領域の情報と、ラベリング処理された各領域の重心位置に対応する各座標を記憶部44に記憶する。
判定部434は、パターン検出部432が第1画像Gaに対してラベリング処理した領域の情報から、二次元画像の飽和している領域があるか否かを判定する。例えば、ラベリング処理された各領域の大きさが、所定の範囲を超えていると判定する場合に、飽和と判定する。これにより画素I(x、y)毎の判定結果を記憶部44に記憶する。例えば、判定部434は、飽和していない領域の画素I(x、y)には、0を関連付け、飽和している領域の画素I(x、y)には、1を関連付けて記憶させる。
第1距離生成部436は、上述の第1測距方式により画素I(x、y)毎の第1測距値D1(x、y)を生成する。この第1距離生成部436は、判定部434の判定結果に応じて、第1測距値の生成に用いる画像を異ならせることが可能である。例えば、第1距離生成部436は、判定部434が、飽和していないと判定する領域に対しては、第1画像Gaを用いて、第1測距値を生成する。この場合は、例えば、60センチ以上の遠方に物体OBJがあり、より高SNの信号を用いることにより、測定精度が向上する。一方で、第1距離生成部436は、判定部434が、飽和していると判定する領域に対しては、第5画像Gb又は第6画像Gcを用いて、第1測距値を生成する。この場合には、第1画像Gaよりも飽和が抑制された第5画像Gb又は第6画像Gを用いることにより、より近距離の物体OBJへの測定精度を向上させることが可能となる。
また、第1距離生成部436は、第2画像G0、第3画像G90)、第4画像G180、第5画像G270のいずれかの中の画像を選択して、第1測距値を生成してもよい。この場合第1距離生成部436は、判定部434によりラベリング処理された各領域の大きさが最も小さな画像を選択する。この場合には、第5画像Gb又は第6画像Gcよりも飽和が更に抑制された、第2画像G0、第3画像G90、第4画像G180、第5画像G270)のいずれかを用いることにより、近距離の物体OBJへの測定精度を更に向上させることが可能となる。
図10は、第1距離生成部436の第1測距値生成のアルゴリズム例を説明する図である。図10に示すように、第1距離生成部436にSL方式を用いる場合の例である。SL方式は、パターン光を投影する光源装置11と、そのパターン光を受光する測距センサ42とを用いて、投影パターン内のある位置とそれに対応する受光センサの位置との対を探すことにより、三角測量を適用して測距する。
光源装置11は、図1に示したように所定の間隔で配置された複数のスポットSPを物体OBJへ照射するが、1つのスポットSP(以下、注目スポットSPと称する。)に注目し、注目スポットSPが、測距センサ42の受光領域の所定の位置P2で検出されたとする。パターン検出部432は、この位置P2の各重心座標を記憶部44に記憶している。
このとき、注目スポットSPを発した光源装置11の投影パターン内の位置P1は、光源装置11において既知である。また、光源装置11の光源主点(投影中心)と、測距センサ42のセンサ主点(受光中心)との間のベースライン距離BLを含む光源装置11と測距センサ42の位置関係も既知である。したがって、第1距離生成部436は、位置P1と、位置P2と、ベースライン距離BLとを用いて、三角測量の原理により、測距装置21から物体OBJまでの距離に相当する第1測距値D1(x、y)を算出することができる。
このように、第1距離生成部436は、測距センサ42が、パターン光15の複数のスポットSPを受光したとき、受光した各スポットSPが、光源装置11が発した複数のスポットSPのどのスポットSPと対応するかが分かれば、複数のスポットSPそれぞれについて、画素I(x,y)毎に測距装置21から物体OBJまでの第1測距値D1(x、y)を算出することが可能となる。
そこで、測距システム1の光源装置11が発光するパターン光15は、測距センサ42が、受光領域の所定の位置で所定のスポットSPを受光したとき、それを発した発光源31のスポットSP(の位置)を特定できるように、複数のスポットSPが配置されたパターンとされている。
具体的には、測距センサ42で反射光として受光されるスポットSPの位置は、物体OBJまでの距離に応じて受光領域内で所定の軌跡で移動するが、各スポットSPの軌跡が他のスポットSPの軌跡とオーバーラップしなければ、測距センサ42が受光したスポットSPの位置に基づいて、それを発した発光源31のスポットSP(の位置)を同定することができる。換言すると、パターン光15は、測距センサ42で検出されるスポットSPの位置が他のスポットSPとオーバーラップしない十分に疎な間隔で複数のスポットSPが配置されたドットパターンとされている。
ここで、図7を参照にしつつ、位相生成部437、周期判定部438、及び第2距離生成部440について説明する。最初に、ToF方式による測距の方法を説明する。
測距装置21から物体OBJまでの距離に相当する第2測距値D2(x,y)[mm]は、以下の式(1)で計算することができる。
式(1)のΔt(x、y)は、発光源31から出射されたパターン光15が物体OBJで反射されて測距センサ42の各画素(x、y)に入射するまでの時間であり、cは、光速を表す。(x、y)は、画素71の座標である。
発光源31から照射されるパターン光15には、図7に示されるような、所定の周波数f(変調周波数)で高速にオンオフを繰り返すパルス光が採用される。パルス光の1周期Tは1/fとなる。測距センサ42では、発光源31から測距センサ42に到達するまでの時間Δt(x、y)に応じて、反射光(受光パターン)の位相がずれて検出される。この発光パターンと受光パターンとの位相のずれ量(位相差)をφ(x、y)とすると、時間Δt(x、y)は、下記の式(2)で算出することができる。
したがって、測距センサ42から物体OBJまでの測距値D2a(x、y)は、式(1)と式(2)とから、下記の式(3)で算出することができる。
図11は、位相生成部437の生成する位相差φを示す図である。図11に示すように、位相生成部437は、画素I(x、y)における位相差φ(x、y)を、計測信号Q0(x、y)、Q90(x、y)、Q180(x、y)、および、Q270(x、y)を用いて、下記の式(4)で算出する。
式(4)で算出された位相差φ(x、y)を上記の式(3)に入力することにより、測距システム1から物体OBJまでの第2測距値D2a(x、y)を算出することができる。
図12は、周波数別の第2測距値の例を示す図である。縦軸は計測距離であり、第2測距値に対応する。周波数10MHzのパルス信号を発光に用いた場合の第2測距値L10と、周波数120MHzのパルス信号を発光に用いた場合の第2測距値L120と、を示す。
第2測距値は、高周波数になるにしたがい高精度となることが知られている。一方で、第2測距値L120に示すように、高周波になると所謂エイリアスが発生する。例えば、周波数120MHzのパルス信号を発光に用いた場合の第2測距値は、0から1.25メートである。このため、第2測距値L120は、0から1.25メートの測距値を繰り返す。この場合の第2測距値D2(x、y)は、例えば繰り返し周期n=0の時には、0から1.25メートであり、繰り返し周期n=1の時には、1.25から2.5メートであり、繰り返し周期n=7の時には、7.5から8.75メートとなる。
そこで、周期判定部438は、第1測距値D1(x、y)を用いて、繰り返し周期n(x、y)を判定する。すなわち、この周期判定部438は、第1測距値D1(x、y)をD3(f)で除算して床関数floorで整数化する。D3(f)は、パルス信号の周期fで定まる距離である。
第2距離生成部440は、第2測距方式により、第2測距値を生成する。すなわち、第2距離生成部440は、(6)式に示すように、位相差φ(x、y)に基づく距離測距値D2a(x、y)と、第1測距値D1(x、y)に基づく繰り返し周期数n(x、y)と、を用いて第2測距値D2(x、y)を生成する。
出力処理部442は、各画素I(x、y)に対応する測距値Dall(x、y)を、第1測距値D1(x、y)と第2測距値D2(x、y)とを用いて生成する。より具体的には、記憶部44に記憶される各画素I(x、y)の判定部434による判定結果を用いて、距値Dall(x、y)を生成する。例えば、画素I(x、y)の判定結果が飽和を示す場合には、第1測距値D1(x、y)を距値Dall(x、y)とし、飽和を示さない場合には、第2測距値D2(x、y)を測距値Dall(x、y)とする。出力処理部442は、測距値Dall(x、y)を記憶部44に記憶させるととともに、生成した2次元の距離画像Dallを表示装置51に表示させてもよい。これにより、操作者は、2次元の距離画像Dallを視覚的に確認することが可能である。
図13は、パルス光の周期120MHzの測距値Dall(x、y)と、比較対象のパルス光の周期10MHzの第2測距値D2(x、y)と、を示す図である。パルス光の周期120MHzの測距値Dall(x、y)をラインL20で示し、パルス光の周期10MHzの第2測距値D2(x、y)をラインL30で示す。横軸は物体OBJまでの距離を示し、縦軸は測距ノイズを示す。測距ノイズは、測定距離の分散である。
図13に示すように、第2測距値D2(x、y)だけでは、計測信号が飽和するため、例えば第1距離範囲(図3参照)に対応する60センチメートル未満の測定は困難となる。一方で、第1測距値D1(x、y)は2次元画像を用いるため、計測信号が飽和している場合にも、スポットSPの位置の検出が可能となる。このため、第1測距値D1(x、y)をも用いる本実施形態に係る測距値Dall(x、y)では、15センチメートルぐらいまで、測距が可能となる。
また、従来であれば、パルス光の周期120MHzの測距値は、1.25メートルであるが、本実施形態に係る測距値Dall(x、y)では、繰り返し周期数n(x、y)の情報を用いることにより、9メートルぐらいまで、測距が可能となる。上述のように、パルス光の周期がより高周になるにしたがい第2測距値がより高精度に測定される。このため、本実施形態に係る測距値Dall(x、y)は、比較対象であるパルス光の周期10MHzの第2測距値D2(x、y)よりも測距ノイズが、5メートルで91パーセント低減し、7メートルで81パーセント低減する。
このように、本実施系形態に係る測距値Dall(x、y)は、第1測距値D1(x、y)を用いることが可能となる。このため、通常であれば、検出信号が飽和して、Tof法により第2測距値D2(x、y)をえることが困難な第1距離範囲(図3参照)に対応する測距値Dall(x、y)を得ることが可能となる。
更に、パルス光の周期120MHzで測距する場合に、第2距離範囲(図3参照)に対応する1.25メートル以上の範囲において、所謂エイリアスが発生する場合にも、第1測距値D1(x、y)を用いて、周期数n(x、y)を生成し、第1測距値D1(x、y)よりも測定精度のより高い第2測距値D2(x、y)を生成することが可能となるまた、同一の測距センサ42を用いるので、測定系が複数になることを抑制でき、装置の大型化を抑制できる。
以上が本実施形態に係る測距システム1の構成の説明であるが、以下に制御例を説明する。図14は、測距システム1における制御例を示すフローチャートである。まず、測距装置21の測距センサ42は、計測信号Q0(x、y)、Q90(x、y)、Q180(x、y)、および、Q270(x、y)を生成する(ステップS10)。
次に、画像生成部430は、計測信号Q0(x、y)、Q90(x、y)、Q180(x、y)、および、Q270(x、y)を加算した第1画像Gaと、信号SQ90(x、y)とQ270(x、y)を加算した第6画像Gcとを生成する(ステップS12)。
次に、判定部434は、パターン検出部432が第1画像Gaに対してラベリング処理した領域の情報から、第1画像Gaの飽和している領域と飽和していない領域とを判定する(ステップS14)。飽和していないと判定する領域がある場合(ステップS14のNo)、第1距離生成部436は、飽和していない領域に対して、第1画像Gaを用いて、画素I(x、y)毎の第1測距値D1(x、y)を生成する(ステップS16)。判定部434は、飽和していないと判定する領域の画素I(x、y)毎に例えば1を関連付けて、記憶部44に記憶する。
次に、周期判定部438は、飽和していないと判定する領域に対して、第1測距値D1(x、y)を用いて、繰り返し周期n(x、y)を判定する(ステップS18)。そして、第2距離生成部440は、飽和していないと判定する領域に対して、位相生成部437の生成する位相差φ(x、y)に基づく距離測距値D2a(x、y)と、第1測距値D1(x、y)に基づく繰り返し周期数n(x、y)と、を用いて第2測距値D2(x、y)を生成する(ステップS20)。
一方で、判定部434が、第1画像Ga(x、y)に飽和している領域があると判定する場合(ステップS14のYes)、第1距離生成部436は、飽和している領域に対して、第6画像Gcを用いて、画素I(x、y)毎の第1測距値D1(x、y)を生成する(ステップS22)。判定部434は、飽和していると判定する領域の画素I(x、y)毎に例えば0を関連付けて、記憶部44に記憶する。
次に、出力処理部442は、記憶部44に記憶される各画素I(x、y)の判定部434による判定結果を用いて、画素I(x、y)の判定結果が飽和を示す場合には、第1測距値D1(x、y)を測距値Dall(x、y)とし、飽和を示さない場合には、第1測距値D2(x、y)を測距値Dall(x、y)として、2次元の距離画像Dallを生成する(ステップS24)。そして、出力処理部442は、2次元の距離画像Dallを記憶部44に記憶させるととともに、表示装置51に表示させる(ステップS26)。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1距離生成部436が、測距センサ42で受光されたパターン光の位置に基づき、物体OBJまでの距離である第1測距値D1(x、y)を生成し、第2距離生成部440は、位相生成部437の生成する位相差φ(x、y)に基づく距離測距値D2a(x、y)と、第1測距値D1(x、y)に基づく繰り返し周期数n(x、y)と、を用いて第2測距値D2(x、y)を生成することとした。これにより、位相差φ(x、y)にエイリアスが生じる場合にも、第2測距値D2(x、y)をより高精度に生成可能となる。この場合、単一の測距センサ42で第1距離生成部436及び第2距離生成部440の計測に用いる信号を生成するので、測距装置21をより小型化することが可能である。
(第1実施形態の変形例1)
第1実施形態の変形例1に係る測距システム1は、出力処理部442が、周期判定部438が飽和していないと判定する領域に対して、第1測距値D1(x、y)と第2測距値D2a(x、y)とを重み付け加算して測距値Dall(x、y)を生成する点で第1実施形態に係る測距システム1と相違する。以下では、第1実施形態に係る測距システム1と相違する点を説明する。
第1実施形態の変形例1に係る出力処理部(7)式に従い、第1測距値D1(x、y)と第2測距値D2a(x、y)とを重み付け加算して測距値Dall(x、y)を生成する。ここで、W_ToF(x、y)は、(8)式に示すように、第2測距値D2a(x、y)の距離に応じた重み値であり、距離に応じた距離の分散値σ _ToF (x、y)の逆数である。一方で、W_SL(x、y)は、(9)式に示すように、第1測距値D1(x、y)の距離に応じた重み値であり、距離に応じた距離の分散値σ _SL(x、y)の逆数である。
図15は、重み付け加算した測距値Dall(x、y)と、第1測距値D1(x、y)を加算していない測距値Dall(x、y)との測距誤差と距離との関係を示す図である。ラインL40は、第1測距値D1(x、y)を加算していない測距値Dall(x、y)であり、ラインL50は、第1測距値D1(x、y)を重み付け加算した測距値Dall(x、y)である。重み付け加算した測距値Dall(x、y)では、例えば0.9メートルから2メートルの範囲で、測距誤差が改善される。これは、例えば0.9メートルから2メートルの範囲では、第1測距値D1(x、y)の測距精度と、第2測距値D2a(x、y)の測定精度が同等であので、加算処理により測定精度が改善されると考えられている。一方で、例えば2メートルを超える範囲では、分散値σ _SL(x、y)が増加して、第1測距値D1(x、y)の重み値W_SL(x、y)が低下するので、第1測距値D1(x、y)の影響が低減される。このため、ラインL40とラインL50とは同等の値を示す。
以上説明したように、距離に応じた距離の分散値σ _ToF(x、y)、σ _SL(x、y)の逆数で第1測距値D1(x、y)と第2測距値D2a(x、y)とを加算することにより、測定精度をより向上させることが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る測距システム1は、第1距離生成部436が、第1測距値D1(x、y)を生成する際に、パターン光15の繰り返し周期の情報を用いることが可能である点で第1実施形態の変形例1に係る測距システム1と相違する。以下では、第1実施形態の変形例1に係る測距システム1と相違する点を説明する。
図16は、第2実施形態に係る信号処理部43の構成例を示すブロック図である。図16に示すように第2周期判定部444を更に備える。
図17は、第1距離生成部436におけるパターン光15の測距範囲を模式的に示す図である。例えば、第1距離生成部436は、測距センサ42の受光面上の領域A20の各スポット光の位置に応じて1測距値D1(x、y)を生成する。この場合、パターン光15が均一なパターンで構成される場合がある。この場合、物体OBJが近かずくに従い、例えば領域A10のパターンが領域A20に入ってくる。一方で、測距センサ42の周辺部では、第2距離生成部440は、測定精度は低下するが、第2測距値D2a(x、y)を生成することが可能である。
また、パターン光15は既知であるので、物体OBJまでの距離に応じて、領域A10のパターンが、領域A20にあったパターンであるかが判定可能となる。そこで、第2周期判定部444は、判定部434は、飽和していると判定する領域に関しては、測距センサ42の周辺部の第2測距値D2a(x、y)を用いて、パターン光15の幾何学的な周期を判定する。例えば、第2測距値D2a(x、y)が、0.6メートルから0.4メートルの範囲では幾何学的な周期m=0とし、0.4メートルから0.15メートルの範囲では幾何学的な周期m=1とする。
第1距離生成部436は、幾何学的な周期m=0では、パターン検出部432が検出した位置を用いて、第1測距値D1(x、y)を生成する。一方で、第1距離生成部436は、幾何学的な周期m=1では、パターン検出部432が検出した位置に所定の距離D3を加算した位置を用いて、第1測距値D1(x、y)を生成する。
以上説明したように、第2周期判定部444が、判定部434は、飽和していると判定する領域に関して、測距センサ42における周辺部の第2測距値D2a(x、y)を用いて、パターン光15の幾何学的な周期を判定することとした。これにより、パターン光15が幾何学的に均一な繰り返し周期パターンで構成される場合にも、第1測距値D1(x、y)の測定精度が低下すのを抑制できる。
なお、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)
光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距センサと、
測距センサで受光された前記パターン光の位置に基づき、前記物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成部と、
前記パターン光が照射されてから前記反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成部と、
前記位相差と、前記第1測距値に基づく前記位相差の繰り返し周期と、に応じて前記物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成部と、
を備える測距装置。
(2)
前記第1測距値、および前記第2測距値に基づき、第3測距値を生成する出力処理部を、更に備える、(1)に記載の測距装置。
(3)
前記パターン光は、所定の周期で前記物体に照射されており、
前記測距センサは、前記所定の周期で、且つ複数の異なる位相で電荷の蓄積を行っている、(2)に記載の測距装置。
(4)
前記複数の異なる位相で蓄積された電荷に基づく、複数の検出信号の少なくともいずれかに基づき2次元の第1画像を生成する第1画像生成部を更に備え、
前記第1距離生成部は、前記第1画像生成部の生成した第1画像を用いて、第1測距値を生成する、(3)に記載の測距装置。
(5)
前記第1距離生成部は、前記パターン光の明部の位置を検出し、検出した前記明部の位置に基づき、三角測量の原理により前記第1測距値を生成する、(4)に記載の測距装置。
(6)
前記複数の異なる位相は、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度の4種類であり、
前記第1画像生成部は、位相0度、および、位相180度の検出信号の組合わせ、又は、位相90度、および、位相270度の検出信号の組合わせ、に基づき、前記第1画像を生成する、(5)に記載の測距装置。
(7)
前記第1画像生成部は、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度のいずれかに基づき、前記第1画像を生成する、(6)に記載の測距装置。
(8)
前記第1測距値に基づき、前記位相の繰り返し周期を判定する周期判定部を、更に備え、
前記第2距離生成部は、前記繰り返し周期に基づき、前記第2測距値を生成する、(7)に記載の測距装置。
(9)
前記出力処理部は、前記第1測距値に応じた第1重み値と、前記第2測距値に応じた第2重み値と、を用いて、前記第1測距値と前記第2測距値とを加重平均して第3測距値を生成する、(8)に記載の測距装置。
(10)
前記位相差を検出する際の検出信号が飽和状態であるか否かを判定する判定処理部を更に備え、
前記出力処理部は、前記判定処理部の判定に応じて、第3測距値を生成する、(9)に記載の測距装置。
(11)
前記第1距離生成部は、前記判定処理部が、飽和状態であると判定する場合に、位相0度、および、位相180度の検出信号の組合わせ、又は、位相90度、および、位相270度の検出信号の組合わせ、に基づき生成した前記第1画像を用いて第1測距値を生成する、(10)に記載の測距装置。
(12)
前記第1距離生成部は、前記判定処理部が、飽和状態でないと判定する場合に、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度の検出信号に基づき生成した前記第1画像を用いて第1測距値を生成する、(11)に記載の測距装置。
(13)
前記第2測距値に基づき、前記パターン光の幾何学的な第2繰り返し周期を判定する第2周期判定部を、更に備える、(12)に記載の測距装置。
(14)
前記第1距離生成部は、前記第2繰り返し周期に基づき、前記第1測距値を生成する、(13)に記載の測距装置。
(15)
前記第1距離生成部は、前記飽和状態であると判定する場合に、前記第2繰り返し周期に基づき、前記第1測距値を生成する、(14)に記載の測距装置。
(16)
明部と暗部の2種類の輝度を有するパターン光を照射する光源装置と、
前記パターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距装置と
を備え、
前記測距装置は、
光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距センサと、
測距センサで受光された前記パターン光の位置に基づき、前記物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成部と、
前記パターン光が照射されてから前記反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成部と、
前記位相差と、前記第1測距値に基づく前記位相差の繰り返し周期と、に応じて前記物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成部と、
を有する、測距システム。
(17)
前記測距装置は、前記第1測距値、および前記第2測距値に基づき、第3測距値を生成する出力処理部を、更に備える、(16)に記載の測距システム。
(18)
前記第3測距値に基づき、距離画像を表示する表示装置を更に備える、(17)に記載の測距システム。
(19)
光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を用いる測距方法であって、
前記反射光に含まれるパターン光の位置に基づき、物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成工程と、
前記パターン光が照射されてから前記反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成工程と、
前記位相差と、前記第1測距値に基づく前記位相差の繰り返し周期と、に応じて前記物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成工程と、
を備える測距方法。
(20)
前記第1測距値、および前記第2測距値に基づき、第3測距値を生成する出力処理工程を、更に備える、(19)に記載の測距方法。
本開示の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本開示の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本開示の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1:測距システム、11:光源装置、21:測距装置、15:パターン光、42:測距センサ、43:信号処理部、51:表示装置、16:赤外光パルスレーザ、20:制御部、24:表示装置、430:像生成部、432:パターン検出部、434:判定部、436:第1距離生成部、437:位相生成部、438:周期判定部、440:第2距離生成部、442:出力処理部、444:第2周期判定部。

Claims (20)

  1. 光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距センサと、
    測距センサで受光された前記パターン光の位置に基づき、前記物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成部と、
    前記パターン光が照射されてから前記反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成部と、
    前記位相差と、前記第1測距値に基づく前記位相差の繰り返し周期と、に応じて前記物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成部と、
    を備える測距装置。
  2. 前記第1測距値、および前記第2測距値に基づき、第3測距値を生成する出力処理部を、更に備える、請求項1に記載の測距装置。
  3. 前記パターン光は、所定の周期で前記物体に照射されており、
    前記測距センサは、前記所定の周期で、且つ複数の異なる位相で電荷の蓄積を行っている、請求項2に記載の測距装置。
  4. 前記複数の異なる位相で蓄積された電荷に基づく、複数の検出信号の少なくともいずれかに基づき2次元の第1画像を生成する第1画像生成部を更に備え、
    前記第1距離生成部は、前記第1画像生成部の生成した第1画像を用いて、第1測距値を生成する、請求項3に記載の測距装置。
  5. 前記第1距離生成部は、前記パターン光の明部の位置を検出し、検出した前記明部の位置に基づき、三角測量の原理により前記第1測距値を生成する、請求項4に記載の測距装置。
  6. 前記複数の異なる位相は、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度の4種類であり、
    前記第1画像生成部は、位相0度、および、位相180度の検出信号の組合わせ、又は、位相90度、および、位相270度の検出信号の組合わせ、に基づき、前記第1画像を生成する、請求項5に記載の測距装置。
  7. 前記第1画像生成部は、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度のいずれかに基づき、前記第1画像を生成する、請求項6に記載の測距装置。
  8. 前記第1測距値に基づき、前記位相の繰り返し周期を判定する周期判定部を、更に備え、
    前記第2距離生成部は、前記繰り返し周期に基づき、前記第2測距値を生成する、請求項7に記載の測距装置。
  9. 前記出力処理部は、前記第1測距値に応じた第1重み値と、前記第2測距値に応じた第2重み値と、を用いて、前記第1測距値と前記第2測距値とを加重平均して前記第3測距値を生成する、請求項8に記載の測距装置。
  10. 前記位相差を検出する際の検出信号が飽和状態であるか否かを判定する判定処理部を更に備え、
    前記出力処理部は、前記判定処理部の判定に応じて、前記第3測距値を生成する、請求項9に記載の測距装置。
  11. 前記第1距離生成部は、前記判定処理部が、飽和状態であると判定する場合に、位相0度、および、位相180度の検出信号の組合わせ、又は、位相90度、および、位相270度の検出信号の組合わせ、に基づき生成した前記第1画像を用いて第1測距値を生成する、請求項10に記載の測距装置。
  12. 前記第1距離生成部は、前記判定処理部が、飽和状態でないと判定する場合に、位相0度、位相90度、位相180度、および、位相270度の検出信号に基づき生成した前記第1画像を用いて第1測距値を生成する、請求項11に記載の測距装置。
  13. 前記第2測距値に基づき、前記パターン光の幾何学的な第2繰り返し周期を判定する第2周期判定部を、更に備える、請求項12に記載の測距装置。
  14. 前記第1距離生成部は、前記第2繰り返し周期に基づき、前記第1測距値を生成する、請求項13に記載の測距装置。
  15. 前記第1距離生成部は、前記飽和状態であると判定する場合に、前記第2繰り返し周期に基づき、前記第1測距値を生成する、請求項14に記載の測距装置。
  16. 明部と暗部の2種類の輝度を有するパターン光を照射する光源装置と、
    前記パターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距装置と
    を備え、
    前記測距装置は、
    光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を受光する測距センサと、
    測距センサで受光された前記パターン光の位置に基づき、前記物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成部と、
    前記パターン光が照射されてから前記反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成部と、
    前記位相差と、前記第1測距値に基づく前記位相差の繰り返し周期と、に応じて前記物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成部と、
    を有する、測距システム。
  17. 前記測距装置は、前記第1測距値、および前記第2測距値に基づき、第3測距値を生成する出力処理部を、更に備える、請求項16に記載の測距システム。
  18. 前記第3測距値に基づき、距離画像を表示する表示装置を更に備える、請求項17に記載の測距システム。
  19. 光源装置から照射されたパターン光が物体で反射されて返ってきた反射光を用いる測距方法であって、
    前記反射光に含まれるパターン光の位置に基づき、物体までの距離である第1測距値を生成する第1距離生成工程と、
    前記パターン光が照射されてから前記反射光として受光されるまでの時間を位相差として生成する、位相生成工程と、
    前記位相差と、前記第1測距値に基づく前記位相差の繰り返し周期と、に応じて前記物体までの距離である第2測距値を生成する第2距離生成工程と、
    を備える測距方法。
  20. 前記第1測距値、および前記第2測距値に基づき、第3測距値を生成する出力処理工程を、更に備える、請求項19に記載の測距方法。
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