JP2024002644A - 決済装置及びそのプログラム、決済システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子マネーの安全性を担保しつつ、会員の電子マネー支払いに対する作業効率を高める。【解決手段】読取手段は、電子マネーを識別する第1コードと、一度限りのワンタイムコードであり電子マネーの認証に使用される第2コードと、を含む決済コードを読み取る。記憶手段は、決済コードを記憶する。会員処理手段は、決済コードに含まれる第1コードに基づき会員に係る処理を実行する。認証要求手段は、取引の代金支払い方法として電子マネーが選択されると、サーバに対して電子マネーの認証を要求する。決済処理手段は、サーバから電子マネーを承認する応答があると、決済コードに含まれる第1コードで識別される電子マネーの残高で取引を決済する処理を実行する。指示手段は、サーバから電子マネーを承認しない応答があると、決済コードの再読取りを指示する。【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、決済装置及びそのプログラム、並びに決済システムに関する。
商品又は役務を販売する店舗において、ポイント会員に対して発行されるポイントカードに電子マネー機能を付すことにより、ポイント会員が売買取引の代金を電子マネーで支払う際には、取引金額に対する通常のポイントに加えて電子マネー支払いに対する特別なポイントを付与するサービスがある。このようなポイントサービスを実施することにより、電子マネー機能付ポイントカードの優位性を高めることができ、会員数の増加を見込むことができる。
しかしながら、電子マネー機能付ポイントカードを所有するポイント会員との売買取引を決済装置で決済する際には、先ず、ポイントカードのデータを決済装置に読み取らせてポイント会員との売買取引であることを宣言する。その後、ポイント会員が電子マネー支払いを選択した場合には、電子マネーの安全性を担保するために、もう一度、ポイントカードのデータを決済装置に読み取らせる。このように従来は、電子マネー支払いを希望するポイント会員との売買取引を決済する際に電子マネー機能付ポイントカードを決済装置に二度読み取らせる必要があった。
特許6682603号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、電子マネーの安全性を担保しつつ、会員の電子マネー支払いに対する作業効率を向上できる決済装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、決済装置は、読取手段と、記憶手段と、会員処理手段と、認証要求手段と、決済処理手段と、指示手段と、を備える。読取手段は、電子マネーを識別する第1コードと、一度限りのワンタイムコードであり電子マネーの認証に使用される第2コードと、を含む決済コードを読み取る。記憶手段は、読取手段により読み取られた決済コードを記憶する。会員処理手段は、記憶手段により記憶された決済コードに含まれる第1コードに基づき会員に係る処理を実行する。認証要求手段は、取引の代金支払い方法として電子マネーが選択されると、電子マネーを管理するサーバに対して電子マネーの認証を要求する。決済処理手段は、サーバから電子マネーを承認する応答があると、記憶手段により記憶された決済コードに含まれる第1コードで識別される電子マネーの残高で取引を決済する処理を実行する。指示手段は、サーバから電子マネーを承認しない応答があると、決済コードの再読取りを指示する。
図1は、一実施形態に係る決済システムの概略構成図である。 図2は、ポイントデータベースに保存されるポイントデータの構成図である。 図3は、電子マネーデータベースに保存される電子マネーデータの構成図である。 図4は、情報端末の要部回路構成を示すブロック図である。 図5は、登録機の要部回路構成を示すブロック図である。 図6は、会計機の要部回路構成を示すブロック図である。 図7は、電子マネーサーバの要部回路構成を示すブロック図である。 図8は、電子マネーサーバが有する認証テーブルの構成図である。 図9は、情報端末のプロセッサが実行する主要な情報処理の手順と、その情報処理に関連して電子マネーサーバのプロセッサが実行する主要な情報処理の手順とをそれぞれ示す流れ図である。 図10は、登録機のプロセッサが実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図である。 図11は、会計機のプロセッサが実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図である。 図12は、セルフPOS端末の要部回路構成を示すブロック図である。 図13は、セルフPOS端末のプロセッサが実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図である。 図14は、セルフPOS端末のプロセッサが実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図である。 図15は、カード選択画面の一表示例を示す模式図である。
以下、いくつかの実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る決済システム100の概略構成図である。本実施形態では、電子マネー機能付ポイントカードをスマートフォン、タブレット端末等の情報端末用のアプリケーションソフトウェアとしてポイント会員に提供するようにした店舗の決済システム100を例示する。以下では、このアプリケーションソフトウェアを電子マネーアプリ531(図4を参照)と称する。本実施形態では、電子マネーは、同一企業の店舗内で使用可能なハウス電子マネーである。電子マネーは、様々な店舗で使用可能な共通電子マネーであってもよい。
一般に、ポイント会員には、各ポイント会員を識別するための識別情報として会員IDが設定される。電子マネー利用者には、その利用者が使用する電子マネーを識別するための識別情報として電子マネーIDが設定される。そして、ポイント会員の会員IDと電子マネーの電子マネーIDとを連携させることにより、その会員IDで識別されるポイント会員は、電子マネーIDで識別される電子マネーの利用者となり得る。ポイント会員は、自らが使用するスマートフォン、タブレット端末等の携帯型の情報端末5に電子マネーアプリ531をインストールし、会員IDと電子マネーIDとを連携するための操作を行うことによって、電子マネー利用者となり得る。ポイント会員は、会員IDと電子マネーIDとを連携済の電子マネー機能付ポイントカードCAを所有することで、電子マネーの利用者となってもよい。電子マネー機能付ポイントカードCAは、例えば磁気カードである。電子マネー機能付ポイントカードCAは、例えばICカード、RFIDカード等、磁気カード以外のカード媒体であってもよい。
電子マネー機能付ポイントカードCAには、電子マネーを識別するための例えば16桁の電子マネーIDと、その電子マネーを認証するための例えば4桁の認証コードとが記録されている。磁気カードに記録したデータは容易には可変できないので、認証コードは固定である。一方、情報端末5に電子マネーアプリ531をインストールした場合にも、その情報端末5の記憶部に電子マネーIDと認証コードとが記憶される。記憶部に記憶された認証コードは、容易に書き換えられる。適時、認証コードを変更することによって、電子マネーアプリ531によって使用される電子マネーの安全性を担保することができる。そこで本実施形態では、認証コードを一度限りのワンタイムコードとする。
電子マネーアプリ531をインストールした情報端末5の表示デバイス、例えばタッチパネルには、アプリ専用のアイコンPAが表示される。情報端末5のユーザがこのアイコンPAを入力すると、タッチパネルにバーコード等の機械可読コードが表示される。機械可読コードは、電子マネーIDと認証コードとをコードリーダで読み取り可能な形態で表したものである。機械可読コードは、電子マネーによる代金支払いの決済に用いられる。以下では、機械可読コードを決済コードBCと称する。決済コードBCは、バーコードに限らず、例えばQRコード(登録商標)等の二次元コードであってもよい。
さて、決済システム100は、会員IDと電子マネーIDとを連携済のポイント会員が電子マネー機能付ポイントカードCA又は情報端末5を用いることにより、店舗での売買取引に対するポイントの付与と電子マネーによる代金支払いとを可能としたシステムである。かかる決済システム100は、図1に示すように、POS(Point Of Sales)システム1と、ポイントサーバ2と、電子マネーサーバ3と、通信ネットワーク4とを含む。そして通信ネットワーク4に、POSシステム1の通信サーバ14と、ポイントサーバ2と、電子マネーサーバ3とを接続することにより、システムを構成している。通信ネットワーク4は、典型的には、公衆回線又は専用回線を中継網とし、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、移動体通信網、携帯電話通信網等をアクセス網とした広域のネットワークである。ポイントサーバ2又は電子マネーサーバ3がクラウドコンピューティングを利用したサーバである場合、通信ネットワーク4は、インターネットが主体となる。因みに、ポイント会員が所有する情報端末5も、通信ネットワーク4を経由して、ポイントサーバ2又は電子マネーサーバ3にアクセスすることができる。
POSシステム1は、セミセルフ方式の決済装置10を導入した店舗に構築される。セミセルフ方式の決済装置10は、客が購入する商品の販売データを登録処理するための登録機11と、その商品の代金支払いを処理するための会計機12とを分離する。そして、登録機11を店員が操作し、会計機12を客が操作するようにしたものである。決済装置10は、複数台の登録機11と、複数台の会計機12とを備える。登録機11の台数と会計機12の台数は等しくてもよいし異なっていてもよい。一般には、店員が操作する登録機11よりも客が操作する会計機12を多くすることで、客捌きが良好となる。
POSシステム1は、決済装置10の登録機11及び会計機12と、店舗サーバ13と、通信サーバ14と、店舗内のLAN15とを含む。そしてLAN15に、登録機11、会計機12、店舗サーバ13、及び通信サーバ14をそれぞれ接続することにより、システムを構成している。LAN15は、有線LANであってもよいし、無線LANであってもよい。
店舗サーバ13は、決済装置10で決済された売買取引の情報を基に、店舗の売上情報、商品の在庫情報又は発注情報等を管理するためのコンピュータである。通信サーバ14は、通信ネットワーク4を介して接続されるポイントサーバ2又は電子マネーサーバ3と、所定の通信プロトコルに従いデータ通信を行うためのコンピュータである。通信サーバ14は、ルータ等の通信機器であってもよい。
決済装置10の登録機11及び会計機12は、情報端末5の表示デバイスに表示される決済コードBCを読取可能なスキャナを備えている。また、決済装置10の登録機11及び会計機12は、電子マネー機能付ポイントカードCAのデータを読取可能なカードリーダも備えている。
なお、図1では1店舗のPOSシステム1のみを示しているが、通信ネットワーク4に接続されるPOSシステム1は、1店舗分に限らない。複数の店舗のPOSシステム1が、それぞれ通信ネットワーク4に接続し、ポイントサーバ2又は電子マネーサーバ3と通信するようにしてもよい。また、POSシステム1の構成は、図1に示す構成に限定されるものではない。例えば、商品販売データを登録処理と商品代金の支払い処理とを店員の操作によって行う対面方式の決済装置、いわゆるPOS端末が混在していてもよい。あるいは、商品販売データの登録処理と商品代金の支払い処理とを客の操作によって行うフルセルフ方式の決済装置、いわゆるセルフPOS端末が混在していてもよい。
ポイントサーバ2は、店舗に導入されるポイントサービスの管理に特化したコンピュータである。ポイントサービスとは、ポイント会員である客との売買取引に応じて店舗が客にポイントを付与するサービスである。ポイントは、例えば金銭的価値に換算して代金の支払いに用いたり、電子マネーをチャージしたりすることができる。このようなポイントサービスの管理を実現するために、ポイントサーバ2は、ポイントデータベース20を有している。ポイントデータベース20は、ポイント会員毎に生成されるポイントデータ200(図2を参照)の集合体である。
電子マネーサーバ3は、電子決済に用いられる電子マネーの管理に特化したコンピュータである。その管理を実現するために、電子マネーサーバ3は、電子マネーデータベース30を有している。電子マネーデータベース30は、電子マネーの利用者毎に生成される電子マネーデータ300(図3を参照)の集合体である。
図2は、ポイントデータ200を構成する主要な項目を示す模式図である。図2に示すように、ポイントデータ200は、会員ID、累積ポイント、有効期限等の項目を含む。累積ポイントは、会員IDで識別されるポイント会員に付与されたポイントの累積値である。累積ポイントは、代金支払い等にポイントが利用されると、その利用した分が引き去られる。有効期限は、累積ポイントが無効となる日付である。累積ポイントは、最後に付与されてから、または利用されてから一定期間が経過すると無効となる。
ポイントデータ200は、電子マネーIDと連携した会員IDで識別されるポイント会員のデータに限らない。電子マネーIDと連携していない会員IDで識別されるポイント会員のデータも含まれる。電子マネーIDと連携していない会員IDで識別されるポイント会員は、電子マネー機能付でないポイントカードを所有している。このポイントカードには、会員IDが記録されている。
図3は、電子マネーデータ300を構成する主要な項目を示す模式図である。図3に示すように、電子マネーデータ300は、電子マネーID、会員ID、認証コード、電子マネー残高等の項目を含む。会員IDは、電子マネーIDに対して会員IDが連携されている場合にセットされる。電子マネーIDに対して会員IDが連携されていない場合には、会員IDはセットされない。又は、会員IDはNULL値となる。認証コードは、電子マネーIDが電子マネー機能付ポイントカードCAに記録されている場合、固定値である。認証コードは、電子マネーIDが電子マネーアプリ531に設定され、インストールされた情報端末5に記憶される場合、可変値である。電子マネー残高は、電子マネーIDで識別される電子マネーの残高である。電子マネー機能付ポイントカードCAに記録された電子マネーIDで識別される電子マネーの残高は、例えば専用のチャージ機を利用することでチャージすることができる。電子マネーアプリ531に設定された電子マネーIDで識別される電子マネーの残高は、例えば電子マネーアプリ531の機能によりチャージすることができる。
次に、情報端末5、登録機11、会計機12及び電子マネーサーバ3の要部回路構成について説明する。
図4は、情報端末5の要部回路構成を示すブロック図である。情報端末5は、プロセッサ51、内蔵メモリ52、外部メモリ53、無線ユニット54、タッチパネル55及びシステム伝送路56を備える。システム伝送路56は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。情報端末5は、システム伝送路56に、プロセッサ51、内蔵メモリ52、外部メモリ53、無線ユニット54及びタッチパネル55を接続する。情報端末5は、プロセッサ51、内蔵メモリ52及び外部メモリ53と、これらを接続するシステム伝送路56とによってコンピュータを構成する。そしてこのコンピュータに、システム伝送路56を介して無線ユニット54、タッチパネル55等のデバイスを接続することによって、情報端末5としている。
プロセッサ51は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ51は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)に従って、情報端末5としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ51は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
内蔵メモリ52は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。内蔵メモリ52は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。内蔵メモリ52は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。内蔵メモリ52は、プロセッサ51が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを揮発性のメモリ領域で記憶する。また内蔵メモリ52は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ51によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
外部メモリ53は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばSDメモリカード、USBメモリ等が外部メモリ53となり得る。外部メモリ53は、プロセッサ51が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ51での処理によって作成されたデータ等を保存する。外部メモリ53は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
無線ユニット54は、通信ネットワーク4に設けられるアクセスポイントとの間で無線によるデータ通信を行うためのデバイスである。タッチパネル55は、表示部としてのディスプレイと、検知部としてのタッチセンサとを組み合わせたデバイスである。なお、情報端末5を構成するデバイスは、無線ユニット54及びタッチパネル55に限らない。例えばカメラ等の撮像デバイスを備えていてもよい。
かかる構成の情報端末5は、外部メモリ53に電子マネーアプリ531をインストールしている。電子マネーアプリ531は、内蔵メモリ52にインストールしてもよい。電子マネーアプリ531を内蔵メモリ52又は外部メモリ53にインストールする方法は特に限定されない。一般には、ネットワークを介した通信により電子マネーアプリ531を配信して、電子マネーアプリ531を内蔵メモリ52又は外部メモリ53にインストールすることができる。
電子マネーアプリ531がインストールされることで、情報端末5の記憶部である内蔵メモリ52又は外部メモリ53には電子マネーIDと認証コードとが記憶される。ただし、認証コードはワンタイムコードを用いるため、インストールの後にはデフォルトのコード、例えば「0000」が記憶される。因みに、認証コードが「0000」である場合、その認証コードとともに記憶されている電子マネーIDで識別される電子マネーは無効である。
図5は、登録機11の要部回路構成を示すブロック図である。登録機11は、プロセッサ61、メインメモリ62、補助記憶デバイス63、時計64、通信インターフェース65、キーボード66、ディスプレイ67、スキャナ68、カードリーダ69及びシステム伝送路610等を備える。システム伝送路610は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路610は、プロセッサ61と他の各部とを直接又は信号入出力回路を介して接続し、相互間で授受されるデータ信号を伝送する。
登録機11は、プロセッサ61と、メインメモリ62、補助記憶デバイス63、時計64及び通信インターフェース65とをシステム伝送路610で接続することにより、コンピュータを構成する。そしてこのコンピュータに、システム伝送路610を介してキーボード66、ディスプレイ67、スキャナ68、カードリーダ69等のデバイスを接続することによって、登録機11としている。
プロセッサ61は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ61は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、登録機11としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ61は、例えばCPUである。
メインメモリ62は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ62は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ62は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ62は、プロセッサ61が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ62は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ61によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス63は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス63となり得る。補助記憶デバイス63は、プロセッサ61が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ61での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス63は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
時計64は、日付と時刻を計時する。プロセッサ61は、時計64によって計時されている日付と時刻を現在日時として処理する。
通信インターフェース65は、LAN15を介して接続された会計機12、店舗サーバ13又は通信サーバ14との間でデータ通信を行う。
キーボード66は、商品の登録に必要な種々のキーを配置した入力デバイスである。ディスプレイ67は、登録された商品の商品名、価格等を表示可能な表示デバイスである。スキャナ68は、商品等に付されたバーコード、あるいは情報端末5の表示デバイスであるタッチパネル55に表示される決済コードBCを読取可能な入力デバイスである。カードリーダ69は、電子マネー機能付きポイントカードCA等のカード媒体に記録されたデータを読取可能な入力デバイスである。因みに、カード媒体が磁気カードの場合には、カードリーダ69は磁気カードリーダである。カード媒体がICカードの場合には、カードリーダ69はICカードリーダである。なお、登録機11を構成するデバイスは、キーボード66、ディスプレイ67、スキャナ68及びカードリーダ69に限らない。例えば、タッチパネル、カメラ、無線タグリーダ等の各種デバイスを備えていてもよい。
かかる構成の登録機11は、補助記憶デバイス63の記憶領域の一部を操作ログファイル631とする。操作ログファイル631は、キーボード66、スキャナ68又はカードリーダ69等の入力デバイスを介して入力されたデータ、及びその入力データに派生したデータを操作ログデータとして時系列に保存するためのデータファイルである。
また、登録機11において、プロセッサ61は、特に読取手段611及び出力手段612として機能する。
読取手段611は、電子マネーを識別する第1コード、つまりは電子マネーIDと、一度限りのワンタイムコードであり電子マネーの認証に使用される第2コード、つまりは認証コードと、を含む決済コードBCを読み取る機能である。決済コードBCは、情報端末5の表示デバイスに表示される。すなわちプロセッサ61は、スキャナ68と協働して読取手段611としての機能を実現する。
出力手段612は、取引の決済に必要な決済データと決済コードBCとを会計機12に出力する機能である。すなわちプロセッサ61は、通信インターフェース65と協働して出力手段612としての機能を実現する。
読取手段611及び出力手段612としての機能は、いずれもプロセッサ61が登録プログラムに従って実行する情報処理によって実現される。登録プログラムは、メインメモリ62又は補助記憶デバイス63に記憶されるアプリケーションプログラムの一種である。登録プログラムをメインメモリ62又は補助記憶デバイス63にインストールする方法は特に限定されるものではない。リムーバブルな記録媒体に登録プログラムを記録して、あるいはネットワーク4を介した通信により登録プログラムを配信して、メインメモリ62又は補助記憶デバイス63にインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
図6は、会計機12の要部回路構成を示すブロック図である。会計機12は、プロセッサ71、メインメモリ72、補助記憶デバイス73、時計74、通信インターフェース75、釣銭機インターフェース76、スキャナ77、タッチパネル78、プリンタ79、カードリーダ710及びシステム伝送路701等を備える。システム伝送路701は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路701は、プロセッサ71と他の各部とを直接又は信号入出力回路を介して接続し、相互間で授受されるデータ信号を伝送する。
会計機12は、プロセッサ71と、メインメモリ72、補助記憶デバイス73、時計74及び通信インターフェース75とをシステム伝送路701で接続することにより、コンピュータを構成する。そしてこのコンピュータに、システム伝送路701を介して釣銭機インターフェース76、スキャナ77、タッチパネル78、プリンタ79、カードリーダ710等のデバイスインターフェース又はデバイスを接続することによって、会計機12としている。
プロセッサ71は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ71は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、会計機12としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ71は、例えばCPUである。
メインメモリ72は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ72は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ72は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ72は、プロセッサ71が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ72は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ71によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
補助記憶デバイス73は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM、HDD、あるいはSSD等が補助記憶デバイス73となり得る。補助記憶デバイス73は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ71での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス73は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
時計74は、日付と時刻を計時する。プロセッサ71は、時計74によって計時されている日付と時刻を現在日時として処理する。
通信インターフェース75は、LAN15を介して接続された登録機11、店舗サーバ13、通信サーバ14との間でデータ通信を行う。
釣銭機インターフェース76は、図示しない自動釣銭機とのインターフェースを構成する。釣銭機インターフェース76は、自動釣銭機から当該自動釣銭機に投入された貨幣の金額データを入力する。釣銭機インターフェース76は、会計機12から自動釣銭機へと釣銭データを出力する。釣銭データを入力した自動釣銭機は、その釣銭データ相当の貨幣を釣銭として自動的に払い出す。
スキャナ77は、情報端末5の表示デバイスであるタッチパネル55に表示される決済コードBCを読取可能な入力デバイスである。タッチパネル78は、入力デバイスと表示デバイスとを兼ね備えた機器である。タッチパネル78は、会計機12のオペレータである客に対して情報の表示を行い、その客による操作入力を受け付ける。プリンタ79は、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像等を印刷することにより、レシートを発行する出力デバイスである。この種のプリンタ79としては、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタ等を利用できる。
カートリーダ80は、電子マネー機能付きポイントカードCA等のカード媒体に記録されたデータを読取可能な入力デバイスである。カード媒体が磁気カードの場合には、カードリーダ69は磁気カードリーダである。カード媒体がICカードの場合には、カードリーダ69はICカードリーダである。なお、会計機12を構成するデバイスは、スキャナ77、タッチパネル78、プリンタ79及びカードリーダ710に限らない。例えば、キーボード、ディスプレイ、カメラ、無線タグリーダ等の各種デバイスを備えていてもよい。
かかる構成の会計機12は、補助記憶デバイス73の記憶領域の一部を操作ログファイル731及びジャーナルファイル732とする。操作ログファイル731は、スキャナ77、タッチパネル78又はカードリーダ710等の入力デバイスを介して入力されたデータ、及びその入力データに派生したデータを操作ログデータとして時系列に保存するためのデータファイルである。操作ログファイル731は、ログ記憶部として機能する。ジャーナルファイル732は、会計機12で決済された取引の明細を示すジャーナルデータを時系列に保存するためのデータファイルである。ジャーナルファイル732は、ジャーナル記憶部として機能する。
また、会計機12において、プロセッサ71は、特に記憶手段711、会員処理手段712、認証要求手段713、決済処理手段714及び指示手段715として機能する。
記憶手段711は、登録機11から取得した決済コードBCを記憶する機能である。プロセッサ71は、通信インターフェース75を介して登録機11のスキャナ68で読み取られた決済コードBCのデータを受信すると、そのデータを例えばメインメモリ72の揮発性領域に書き込む。このような処理により、プロセッサ71は、記憶手段711としての機能を実現する。
会員処理手段712は、記憶手段711により記憶された決済コードBCに含まれる第1コードに基づき会員に係る処理を実行する機能である。会員に係る処理は、一例としてポイントを付与する処理である。決済コードBCは、電子マネーアプリ531がインストールされた情報端末5に表示される機械可読コードであり、電子マネーIDと認証コードとを含む。そして、情報端末5のユーザであるポイント会員が自身の会員IDと電子マネーIDとを連携させていた場合、電子マネーサーバ3で管理されている電子マネーデータベース30には、その電子マネーIDと会員IDとがセットされた電子マネーデータ300が保存されている。プロセッサ71は、決済コードBCの電子マネーIDを含む電子マネーデータ300に会員IDがセットされている場合、ポイントサーバ2のポイントデータベース20に保存されている当該会員IDの累積ポイントに今回のポイントを加算する処理を実行する。このような処理により、プロセッサ71は、会員処理手段712のとしての機能を実現する。
認証要求手段713は、取引の代金支払い方法として電子マネーが選択されると、電子マネーを管理する電子マネーサーバ3に対して電子マネーの認証を要求する機能である。上述したように、決済コードBCは電子マネーID以外に認証コードを含む。プロセッサ71は、この認証コードを用いて電子マネーサーバ3に対して電子マネーの認証を要求する。このような処理により、プロセッサ71は、認証要求手段713としての機能を実現する。
決済処理手段714は、電子マネーサーバ3から電子マネーを承認する応答があると、記憶手段711により記憶された決済コードBCに含まれる第1コード、つまりは電子マネーIDで識別される電子マネーの残高で取引を決済する処理を実行する機能である。プロセッサ71は、電子マネーを承認する応答があると、電子マネーIDで識別される電子マネーの残高から取引の代金を引き去る処理を電子マネーサーバ3に対して実行する。そしてプロセッサ71は、電子マネーで決済された取引の明細を示すレシートを発行する。このような処理により、プロセッサ71は、決済処理手段714としての機能を実現する。
指示手段715は、電子マネーサーバ3から電子マネーを承認しない応答があると、決済コードBCの再読取りを指示する機能である。プロセッサ71は、電子マネーを承認しない応答があると、情報端末5のユーザであるポイント会員に対し、その情報端末5に表示されている機械可読コードつまりは決済コードBCをスキャナ77で読み取らせることを指示する画像をタッチパネル78に表示する。このような処理により、プロセッサ71は、指示手段715としての機能を実現する。
記憶手段711、会員処理手段712、認証要求手段713、決済処理手段714及び指示手段715としての機能は、いずれもプロセッサ71が会計プログラムに従って実行する情報処理によって実現される。会計プログラムは、メインメモリ72又は補助記憶デバイス73に記憶されるアプリケーションプログラムの一種である。会計プログラムをメインメモリ72又は補助記憶デバイス73にインストールする方法は特に限定されるものではない。リムーバブルな記録媒体に会計プログラムを記録して、あるいはネットワーク4を介した通信により会計プログラムを配信して、メインメモリ72又は補助記憶デバイス73にインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
図7は、電子マネーサーバ3の要部回路構成を示すブロック図である。電子マネーサーバ3は、プロセッサ81、メインメモリ82、補助記憶デバイス83、通信インターフェース84、タイマ85及びシステム伝送路86等を備える。システム伝送路86は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路86は、プロセッサ81と他の各部とを直接又は信号入出力回路を介して接続し、相互間で授受されるデータ信号を伝送する。
電子マネーサーバ3は、プロセッサ81と、メインメモリ82、補助記憶デバイス83、通信インターフェース84及びタイマ85とをシステム伝送路86で接続することにより、コンピュータを構成する。
プロセッサ81は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ81は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、電子マネーサーバ3としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ81は、例えばCPUである。
メインメモリ82は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ82は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ82は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ82は、プロセッサ81が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ82は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ81によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
補助記憶デバイス83は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM、HDD、あるいはSSD等が補助記憶デバイス83となり得る。補助記憶デバイス83は、プロセッサ81が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ81での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス83は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
通信インターフェース84は、通信ネットワーク4を介して接続されるPOSシステム1の通信サーバ14との間でデータ通信を行う。
タイマ85は、ワンタイムコードである認証コードの有効期間を計時するためのものである。有効期間は、例えば10分である。有効期間は、10分以外の時間であってもよい。ただし、有効期間が短すぎると、決済コードBCの再読取りを指示する頻度が高まるため、好ましくない。また、有効期間が長すぎると、電子マネーの安全性を担保できなくなる。この点を考慮して、最適な有効期間を設定すればよい。
かかる構成の電子マネーサーバ3は、メインメモリ82における揮発性メモリ領域の一部を、認証テーブル820の領域としている。認証テーブル820は、図8に示すように、認証コードと関連付けてカウンタCと認証フラグFとを記憶するようにしたデータテーブルである。カウンタCは、タイマ85により例えば1秒が計時される毎にカウントアップする加算カウンタである。カウンタCは、タイマ85により例えば1秒が計時される毎にカウントダウンする減算カウンタであってもよい。認証フラグFは、認証コードが無鉤であるか有効なコードであるか否かを識別するための1ビットデータである。認証フラグFは、デフォルトを有効な状態を示す値とする。対応するカウンタCが、認証コードの有効期間、例えば10分に相当する値になると、認証フラグFは無効な状態を示す値となる。本実施形態では、認証コードが有効な状態を示す認証フラグFの値を“0”とし、無効な状態を示す認証フラグFの値を“1”とする。
次に、情報端末5のユーザであるポイント会員が店舗で買物を行い、買上商品の代金を電子マネーで支払う場合の決済システム100の動作について、図9乃至図11の流れ図を用いて説明する。図9は、情報端末5のプロセッサ51が実行する主要な情報処理の手順と、その情報処理に関連して電子マネーサーバ3のプロセッサ81が実行する主要な情報処理の手順とをそれぞれ示す流れ図である。図10は、登録機11のプロセッサ61が登録プログラムにしたがって実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図であり、図11は、会計機12のプロセッサ71が会計プログラムにしたがって実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図である。なお、以下に説明する処理の手順は一例である。同様な効果を奏し得るのであればその手順又は処理の内容は適宜変更することができる。
図9において、情報端末5のプロセッサ51は、ACT1として電子マネーアプリ531が起動するのを待ち受けている。タッチパネル55に表示されているアイコンPAが入力されることで電子マネーアプリ531が起動すると、プロセッサ51は、ACT1からACT2へと進む。プロセッサ51は、ACT2として電子マネーサーバ3に対して認証コードの要求コマンドを送信するように無線ユニット54を制御する。この制御により、無線ユニット54から認証コードの要求コマンドが送信される。この要求コマンドは、通信ネットワーク4を経由して電子マネーサーバ3へと送信される。要求コマンドには、内蔵メモリ52又は外部メモリ53に記憶されている電子マネーIDとデフォルトの認証コードとが含まれる。
電子マネーサーバ3のプロセッサ81は、ACT11として認証コードの要求コマンドを待ち受けている。要求コマンドを受信すると、プロセッサ81は、ACT11からACT12へと進む。プロセッサ81は、ACT12としてワンタイムコードである認証コードを生成する。そしてプロセッサ81は、ACT13として電子マネーデータベース30を検索して、要求コマンドに含まれている電子マネーIDを含む電子マネーデータ300を取得し、その電子マネーデータ300の認証コードを、新たに生成された認証コードに書き換える。
またプロセッサ81は、ACT14として要求コマンド送信元の情報端末5に対して認証コードの応答コマンドを送信するように通信インターフェース84を制御する。この制御により、通信インターフェース84から認証コードの応答コマンドが送信される。この応答コマンドは、通信ネットワーク4を経由して要求コマンド送信元の情報端末5へと無線送信される。応答コマンドには、要求コマンドに含まれていた認証コードに代えて、新たに生成された認証コードが含まれる。要求コマンドに含まれていた電子マネーIDは、そのまま応答コマンドに含まれる。
またプロセッサ81は、ACT15として新たに生成した認証コードを認証テーブル820に追加し、その認証コードに対応した認証フラグFを、有効状態を示す値“0”とする。そしてプロセッサ81は、ACT16としてその認証コードに対応したカウンタCのカウント動作をスタートさせる。
ACT12乃至ACT16の処理を終えたプロセッサ81は、ACT17として要求コマンドに含まれていた電子マネーIDによる電子マネー決済が会計機12で実行されるか、ACT18としてカウンタCがタイムアウトするのを待ち受ける。カウンタCがタイムアウトする前に電子マネー決済が実行されると、プロセッサ81は、ACT19へと進む。また、電子マネー決済が実行される前にカウンタCがタイムアウトした場合も、プロセッサ81は、ACT19へと進む。すなわちプロセッサ81は、電子マネーIDによる電子マネー決済が実行されるか、その電子マネーIDとともに記憶されている認証コードに対するカウンタCがタイムアウトすると、ACT19へと進む。プロセッサ81は、ACT19として認証フラグFを、無効状態を示す値“1”とする。以上で、プロセッサ81は、認証コードの要求コマンドを受信した場合の情報処理を終了する。
因みに、プロセッサ81は、複数の情報端末5から認証コードの要求コマンドを受信した場合には、図9のACT11乃至ACT19で示される手順の情報処理を並列的に実行することができる。
図9のACT2において、認証コードの要求コマンドを送信した情報端末5のプロセッサ51は、ACT3として認証コードの応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット54を介して自らの電子マネーIDを含む応答コマンドを受信すると、プロセッサ51は、ACT3からACT4へと進む。プロセッサ51は、ACT4として決済コードBCが表示されるようにタッチパネル55を制御する。この制御により、タッチパネル55に決済コードBCが表示される。決済コードBCは、内蔵メモリ52又は外部メモリ53に記憶されている電子マネーIDと、応答コマンドに含まれていたワンタイムコードの認証コードとを、機械可読コードの形態としたものである。
決済コードBCを表示した情報端末5のプロセッサ51は、ACT5として更新ボタンが入力されるか、ACT6として電子マネーアプリ531が終了するのを待ち受ける。更新ボタンは、例えば決済コードBCとともにタッチパネル55に表示されているソフトキーボタンである。更新ボタンが入力されると、プロセッサ51は、ACT2へと戻る。すなわちプロセッサ51は、電子マネーサーバ3に対して認証コードの要求コマンドを送信するように無線ユニット54を制御する。この制御により、無線ユニット54から認証コードの要求コマンドが送信される。この要求コマンドは、電子マネーサーバ3で受信される。
要求コマンドを受信した電子マネーサーバ3のプロセッサ81は、ACT12乃至ACT19の処理を前述したのと同様に実行する。したがって、新たなワンタイムコードである認証コードが生成されて、情報端末5に送信される。その結果、情報端末5のタッチパネル55には、電子マネーIDと新たな認証コードとを含む決済コードBCが表示される。
情報端末5において電子マネーアプリ531が終了すると、プロセッサ51は、ACT6からACT7へと進む。プロセッサ51は、ACT7としてタッチパネル55の表示を消去する。以上で、プロセッサ51は、電子マネーアプリ531が起動した後の情報処理を終了する。
このように、情報端末5のユーザであるポイント会員が、電子マネーアプリ531を起動すると、情報端末5のタッチパネル55に決済コードBCが表示される。その後、ポイント会員が更新ボタンを入力すると、認証コードが変更された決済コードBCが新たに表示される。
図10において、登録機11のプロセッサ61は、ACT21として登録開始が宣言されるのを待ち受けている。登録機11のオペレータである店員は、客が買上商品の会計を申し出ると、登録機11に対して登録開始の宣言操作を行う。例えば店員は、タッチパネル78に表示されている登録開始ボタンを入力する。
登録開始が宣言されると、プロセッサ61は、ACT21からACT22へと進む。プロセッサ61は、ACT22として会員フラグを“0”とする。会員フラグは、ポイント会員による取引であるか否かを識別するための1ビットデータであり、ポイント会員による取引を示す値を“1”、ポイント会員以外の客による取引を示す値を“0”とする。
プロセッサ61は、ACT23として決済コードBCを取得するか、ACT24として商品コードを取得するのを待ち受ける。店員は、客から情報端末5に表示されている決済コードBCの提示を受けた場合、スキャナ77でその決済コードBCを読み取る。
スキャナで決済コードBCが読み取られると、プロセッサ61は、ACT23からACT25へと進む。プロセッサ61は、ACT25として会員フラグを調べる。ここで、会員フラグが“0”である場合、プロセッサ61は、ACT28へと進む。プロセッサ61は、ACT26として会員IDを取得する。具体的にはプロセッサ61は、決済コードBCに含まれる電子マネーIDを含む会員IDの問合せコマンドを電子マネーサーバ3へと送信するように制御する。この制御により、通信インターフェース65から通信ネットワーク4を経由して電子マネーサーバ3に問合せコマンドが送信される。問合せコマンドには、決済コードBCから取得した電子マネーIDが含まれる。電子マネーサーバ3は、問合せコマンドに含まれる電子マネーIDで電子マネーデータベース30を検索する。そして電子マネーサーバ3は、当該電子マネーIDを含む電子マネーデータ300にセットされている会員IDを、問合せコマンド送信元の登録機11に通知する。かくして、登録機11のプロセッサ61は、会員IDを取得する。
会員IDを取得した登録機11のプロセッサ61は、ACT27としてポイントサーバ2に対して会員問合せコマンドを送信するように通信インターフェース65を制御する。この制御により、通信インターフェース65から会員問合せコマンドが送信される。この問合せコマンドは、通信ネットワーク4を経由してポイントサーバ2へと送信される。問合せコマンドには、ACT26の処理で取得した会員IDが含まれる。
ポイントサーバ2は、会員問合せコマンドに含まれる会員IDでポイントデータベース20を検索する。そしてポイントサーバ2は、当該会員IDを含むポイントデータ200をポイントデータベース20から検出し得ると、登録機11に許諾応答コマンドを送信する。ポイントサーバ2は、当該会員IDを含むポイントデータ200をポイントデータベース20から検出し得ないと、登録機11に許諾応答コマンドを送信しない。
登録機11のプロセッサ61は、ACT28としてポイントサーバ2からの応答コマンドを待ち受ける。応答コマンドとして許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ61は、ACT28からACT29へと進む。プロセッサ61は、ACT29として、ACT23において取得した決済コードBCのデータ、つまりは電子マネーIDと認証コードとを記憶する。また、プロセッサ61は、ACT30として会員フラグを“1”に変更する。その後、プロセッサ61は、ACT23及びACT24の待ち受け状態に戻る。なお、許諾応答コマンドを受信し得なかった場合には、プロセッサ61は、ACT29及びACT30の処理を実行しない。プロセッサ61は、ACT23及びACT24の待ち受け状態に戻る。
一方、ACT25において会員フラグが既に“1”にセットされていた場合には、プロセッサ61は、ACT26乃至ACT30の処理をスキップして、ACT23及びACT24の待ち受け状態に戻る。したがって、CT23及びACT24の待ち受け状態において再度決済コードが読み取られた場合には、既に会員フラグが“1”にセットされているので、ACT26乃至ACT30の処理は実行されない。
ACT23及びACT24の待ち受け状態において、スキャナ68で商品コードが読み取られるか、キーボード66のキー入力により商品コードが入力された場合には、プロセッサ61は、ACT24からACT31へと進む。プロセッサ61は、ACT31として商品登録処理を実行する。すなわちプロセッサ61は、商品コードで識別される商品の商品名、価格等を商品マスタから取得する。そしてプロセッサ61は、商品名、価格等を含む表示データをディスプレイ67に出力する。またプロセッサ61は、商品コード、商品名、価格、販売点数、販売金額等を含む販売データを取引ファイルに登録する。取引ファイルは、1取引に係るデータを登録するためのメモリエリアである。取引ファイルは、例えばメインメモリ62の揮発性メモリ領域の一部である。
こうして商品登録処理を終えると、プロセッサ61は、ACT32として会計が指示されたか否かを確認する。登録機11のキーボード66には、会計キーがある。この会計キーが入力されると、プロセッサ61は、会計が指示されたと認識する。会計が指示されていない場合、プロセッサ61は、ACT23及びACT24の待ち受け状態に戻る。したがってプロセッサ61は、会計が指示されるまでの間、商品コードが入力される毎に商品登録処理を繰り返し実行する。
会計が指示されると、プロセッサ61は、ACT32からACT33へと進む。プロセッサ61は、ACT33として取引の決済に必要な決済データを生成する。決済データは、取引ファイルに登録された各商品の販売データと、販売点数及び販売金額の合計データとを含む。
プロセッサ61は、ACT34として会員フラグを調べる。会員フラグが“1”の場合、プロセッサ61は、ACT34からACT35へと進む。プロセッサ61は、ACT34として決済データに、ACT29の処理で記憶した決済コードBCのデータを付加する。会員フラグが“0”の場合には、プロセッサ61は、ACT35の処理をスキップする。すなわちプロセッサ61は、決済データに決済コードBCのデータを付加しない。
ACT35の処理を終えるかスキップすると、プロセッサ61は、ACT36へと進む。プロセッサ61は、ACT36として決済データを会計機12へと送信する。すなわちプロセッサ61は、会員フラグが“1”の場合には、決済コードを付加した決済データを会計機12へと送信する。会員フラグが“0”の場合には、プロセッサ61は、決済コードを付加しない決済データを会計機12へと送信する。
ここで、決済データをどの会計機12へと送信するかは、システムによって決まる。登録機11のオペレータによって指示された会計機12に決済データを送信するシステムもあるし、登録機11が各会計機12の状態を識別して、空いている会計機12に決済データを送信するシステムもある。あるいは、登録機11が予め決められた会計機12に決済データを送信し、会計機12は、決済可能であれば受信し、決済不能であれば他の会計機に決済データを転送する。こうして、いずれかの会計機に決済データを送信するようにしたシステムもある。
決済データを送信し終えたプロセッサ61は、ACT37へと進む。プロセッサ61は、ACT37として操作ログデータを操作ログファイル631に保存する。この操作ログデータには、決済コードBCのデータも含まれる。以上で、プロセッサ61は、登録開始が宣言された後の情報処理を終了する。
図11において、決済処理が可能な会計機12のプロセッサ71は、ACT41として決済データを待ち受けている。決済データを受信すると、プロセッサ71は、ACT41からACT42へと進む。プロセッサ71は、ACT42としてその決済データを記憶する。プロセッサ71は、ACT43として記憶した決済データに決済コードBCのデータが付加されているか否かを確認する。
決済コードBCのデータが付加されていない場合、プロセッサ71は、ACT43からACT44へと進む。プロセッサ71は、ACT44として支払い方法選択画面を表示する。支払い方法選択画面は、現金、クレジットカード等の支払い方法の選択を促す画面である。支払い方法選択画面は、支払い方法として電子マネーを含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。プロセッサ71は、ACT45としていずれかの支払い方法が選択されるのを待ち受ける。支払い方法が選択されたならば、プロセッサ71は、ACT46としてその支払い方法に応じた決済処理を実行する。例えば、現金が選択された場合には、現金決済処理を実行する。クレジットカードが選択された場合には、クレジットカード決済処理を実行する。なお、現金決済処理、クレジットカード決済処理等の決済処理は周知の処理であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
決済データに決済コードBCのデータが付加されている場合には、プロセッサ71は、ACT43からACT47へと進む。プロセッサ71は、ACT47としてその決済コードBCのデータを記憶する。またプロセッサ71は、ACT48として支払い方法選択画面を表示する。支払い方法選択画面は、選択可能な支払い方法として現金、クレジットカード以外に電子マネーを必ず含む。
プロセッサ71は、ACT49としていずれかの支払い方法が選択されるのを待ち受ける。そして、支払い方法が選択されると、プロセッサ71は、ACT49からACT50へと進む。プロセッサ71は、ACT50として電子マネーが選択されたか否かを確認する。電子マネー以外の支払い方法が選択された場合には、プロセッサ71は、ACT50からACT51へと進む。プロセッサ71は、ACT51として電子マネー以外の支払い方法による決済処理を実行する。
これに対し、支払い方法として電子マネーが選択された場合には、プロセッサ71は、ACT50からACT52へと進む。プロセッサ71は、ACT52として決済コードBCの有効性問合せコマンドを電子マネーサーバ3へと送信するように制御する。この制御により、通信インターフェースから通信ネットワーク4を介して有効性問合せコマンドが電子マネーサーバ3へと送信される。有効性問合せコマンドには、ACT47の処理で記憶した決済コードBCのデータが含まれる。電子マネーサーバ3は、認証テーブル820を参照して、決済コードBCのデータに含まれる認証コードに対する認証フラグFを、問合せ元の会計機12へと返信する。
プロセッサ71は、ACT53として電子マネーサーバ3から取得した認証フラグFを調べる。認証フラグFが“0”、つまり認証コードの有効時間が経過していない場合には、プロセッサ71は、ACT53からACT54へと進む。プロセッサ71は、ACT54として電子マネーによる決済処理を実行する。すなわちプロセッサ71は、決済コードBCに含まれる電子マネーIDで識別される電子マネーの残高から取引金額を減額するための処理を行う。このような電子マネーの決済処理も周知の処理であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
これに対し、認証フラグFが“1”、つまり認証コードの有効時間が経過している場合には、プロセッサ71は、ACT53からACT55へと進む。プロセッサ71は、ACT55として決済コードBCの読取りを指示するための画像をタッチパネル78に表示させる。そしてプロセッサ71は、ACT56としてスキャナ77により決済コードBCが読み取られるのを待ち受ける。
会計機12のオペレータである客のポイント会員は、タッチパネル78に決済コードBCの読取りを指示するための画像が表示されると、情報端末5の更新ボタンを入力する。そうすることにより、認証コードが変更された決済コードBCがタッチパネル55に表示されるので、ポイント会員は、スキャナ77でその決済コードBCを読み取るための操作を行う。
スキャナ77で決済コードBCが読み取られると、プロセッサ71は、ACT52へと戻る。すなわちプロセッサ71は、決済コードBCの有効性問合せコマンドを電子マネーサーバ3へと送信するように制御する。その結果、電子マネーサーバ3から返信された認証フラグFが“0”、つまり認証コードの有効時間が経過していないことを確認すると、プロセッサ71は、ACT54へと進む。すなわちプロセッサ71は、電子マネーによる決済処理を実行する。
ACT51又はACT54において実行された決済処理が終了すると、プロセッサ71は、ACT57へと進む。プロセッサ71は、ACT57としてポイント更新処理を実行する。すなわちプロセッサ71は、決済コードBCに含まれる電子マネーIDと連携させた会員IDに対する累積ポイントに、取引金額に応じて付与される通常のポイントを加算する。また、支払い方法として電子マネーが選択されていた場合には、さらに電子マネー支払いに対する特別なポイントを加算する。
ACT57の処理を終えるか、ACT46における決済処理を終えると、プロセッサ71は、ACT58へと進む。プロセッサ71は、ACT58として取引レシートを発行する。取引レシートは、プリンタ79によりレシート用紙に印刷して発行する。取引レシートは、電子レシートとしてポイント会員の情報端末5で閲覧可能な状態で発行してもよい。
その後、プロセッサ71は、ACT59として会計機12で決済された取引の明細を示すジャーナルデータをジャーナルファイル732に保存する。またプロセッサ71は、ACT60として操作ログデータを操作ログファイル731に保存する。ここで、操作ログデータは、決済コードBCのデータも保存する。しかし、ジャーナルデータは、決済コードBCに含まれる第1コード、すなわち電子マネーIDを保存し、第2コード、すなわち認証コードを保存しない。以上で、プロセッサ71は、決済データを受信した後の情報処理を終了する。
以上詳述したように、電子マネー機能付ポイントカードの所有者であるポイント会員は、情報端末5に電子マネーアプリ531をインストールして会員IDと電子マネーIDとを連携させる。そうすることにより、情報端末5のタッチパネル55に決済コードBCが表示されるので、ポイント会員は、店舗での売買取引の決済の際に、登録機11のオペレータである店員に決済コードBCを提示する。店員は、登録機11のスキャナ68で決済コードBCを読み取るための操作を行う。決済コードBCが読み取られることによって、決済装置10においては、会計機12での電子マネー決済が可能となる。また、取引金額に応じて付与される通常のポイントだけでなく、電子マネー支払いに対する特別なポイントが付与される。
このように、情報端末5に表示される決済コードBCを決済装置10に読み取らせる操作は、通常、登録機11で行われる1回だけである。ポイント会員が支払い方法として電子マネー支払いを選択した際に、会計機12において決済コードBCを読み取る必要はない。したがって、2回読み取る必要があった従来と比較して読取りのための操作回数が減少するので、作業効率が向上する。しかも、登録機11を操作するのは店員である。したがって、客であるポイント会員は、通常、決済コードBCを読み取る操作が不要となるので、客の負担とならない。その結果、電子マネー機能付ポイントカードの優位性をさらに高めることができ、会員数のより一層の増加を見込むことができる。
その一方で、情報端末5に表示される決済コードBCは、会員IDと連携した電子マネーIDだけでなく、その電子マネーIDで識別される電子マネーを認証するための認証コードも含む。そしてこの認証コードは、一度限りのワンタイムコードである。したがって、支払いを終えた電子マネーに対する認証コードが第三者に知られてしまっても、その認証コードは既に無効となっているので、電子マネーが承認されることはない。よって、電子マネーアプリ531によって使用される電子マネーの安全性を担保することができる。
認証コードの有効期間は、電子マネーアプリ531を起動してから例えば10分である。したがって、ポイント会員が買上商品の代金を支払うためにレジに向かう際に電子マネーアプリ531を起動すれば、通常は、有効期間が切れることはない。しかし、早めに電子マネーアプリ531を起動していたり、レジが混雑していたりした場合には、ポイント会員が会計機12を操作する時点で有効期間が切れてしまう場合があり得る。このような場合には、会計機12において決済コードの読取りを指示するための画像がタッチパネル78に表示される。この画像を確認したポイント会員は、その画像にしたがって更新ボタンを入力し、認証コードが更新された決済コードBCをスキャナ77で読取り操作すればよい。したがって、ポイント会員が決済コードBCの読み取り操作に手間取ることはないので、決済装置10の作業効率が低下することはない。
ところで会計機12は、操作ログファイル631とジャーナルファイル632とを備えている。そして、操作ログファイル631では操作ログデータを保存し、ジャーナルファイル632ではジャーナルデータを保存している。本実施形態において、操作ログデータは、スキャナ77で読み取られた決済コードBCのデータを全て含む。ジャーナルデータは、決済コードBCにおける電子マネーIDを含むが、認証コードは含まない。操作ログデータは、決済装置10をメンテナンスするサービスマン等、信用のある人物しか確認することができない。しかしジャーナルデータは、店員、その他の人物が確認することも可能である。本実施形態では、ジャーナルデータに認証コードが含まれないので、第三者への認証コードの漏えいを心配する懸念もない。
[第2の実施形態]
第1の実施形態は、決済装置として、登録機11と会計機12とからなるセミセルフ方式の決済装置10を例示した。決済装置は、セミセルフ方式の決済装置10に限定されない。例えば、対面方式の決済装置、いわゆるPOS端末であってもよいし、フルセルフ方式の決済装置、いわゆるセルフPOS端末であってもよい。そこで次に、決済装置をセルフPOS端末とした第2の実施形態について説明する。
図12は、セルフPOS端末90の要部回路構成を示すブロック図である。セルフPOS端末90は、図1に示す決済システム100において、登録機11及び会計機12に代えてLAN15に接続される。セルフPOS端末90は、会計機12と略同様の回路構成を有している。
図12に示すように、セルフPOS端末90は、プロセッサ91、メインメモリ92、補助記憶デバイス93、時計94、通信インターフェース95、釣銭機インターフェース96、スキャナ97、タッチパネル98、プリンタ99、カードリーダ901及びシステム伝送路902等に加えて、秤ユニット903を備える。プロセッサ91、メインメモリ92、補助記憶デバイス93、時計94、通信インターフェース95、釣銭機インターフェース96、スキャナ97、タッチパネル98、プリンタ99、カードリーダ901及びシステム伝送路902は、第1の実施形態における会計機12のものと同様である。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
秤ユニット903は、セルフPOS端末90に登録された商品の重量を計測するためのものである。プロセッサ91は、計測重量が登録商品の設定重量の許容範囲内であるか否かをチェックする。このような重量チェックにより、登録した商品と買物籠に入れた商品とをすり替えるといった不正を防止する効果を奏する。
かかる構成のセルフPOS端末90は、補助記憶デバイス93の記憶領域の一部を操作ログファイル931及びジャーナルファイル932とする。
またプロセッサ91は、特に読取手段911、記憶手段912、会員処理手段913、認証要求手段914、決済処理手段915及び指示手段916として機能する。これらの読取手段911、記憶手段912、会員処理手段913、認証要求手段914、決済処理手段915及び指示手段916は、第1の実施形態で説明した読取手段611、記憶手段711、会員処理手段712、認証要求手段713、決済処理手段714及び指示手段715と同等の機能である。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
読取手段911、記憶手段912、会員処理手段913、認証要求手段914、決済処理手段915及び指示手段916としての機能は、いずれもプロセッサ91が決済プログラムに従って実行する情報処理によって実現される。決済プログラムは、メインメモリ92又は補助記憶デバイス93に記憶されるアプリケーションプログラムの一種である。決済プログラムをメインメモリ92又は補助記憶デバイス93にインストールする方法は特に限定されるものではない。リムーバブルな記録媒体に決済プログラムを記録して、あるいはネットワーク4を介した通信により決済プログラムを配信して、メインメモリ92又は補助記憶デバイス93にインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
図13及び図14は、セルフPOS端末90のプロセッサ91が決済プログラムにしたがって実行する主要な情報処理の手順を示す流れ図である。なお、以下に説明する処理の手順は一例である。同様な効果を奏し得るのであればその手順又は処理の内容は適宜変更することができる。
図13において、プロセッサ91は、ACT71として登録開始が宣言されるのを待ち受けている。セルフPOS端末90のオペレータである客は、タッチパネル98に表示されている登録開始ボタンを入力して、登録開始の宣言操作を行う。
登録開始が宣言されると、プロセッサ691は、ACT71からACT72へと進む。プロセッサ91は、ACT72としてタッチパネル98の画面をカード選択画面SC(図15を参照)とする。
図15は、カード選択画面SCの一表示例である。図示するようにカード選択画面SCは、第1の操作子である磁気スリットボタンBTaと、第2の操作子であるバーコードボタンBTbと、第3の操作子であるカード無ボタンBTcとを配置した画面である。電子マネー機能付きポイントカードCAを使用する客は、磁気スリットボタンBTaをタッチ操作する。電子マネーアプリ531をインストールした情報端末5を使用する客は、バーコードボタンBTbをタッチ操作する。電子マネー機能付きポイントカードCA又は情報端末5を使用しない客は、カード無ボタンBTcをタッチ操作する。
カード選択画面SCを表示したセルフPOS端末90のプロセッサ91は、ACT73としてカード無ボタンBTcがタッチ操作されるか、ACT74として磁気スリットボタンBTaがタッチ操作されるか、ACT75としてバーコードボタンBTbがタッチ操作されるのを待ち受ける。
ACT73乃至ACT75の待ち受け状態において、カード無ボタンBTcがタッチ操作された場合には、プロセッサ91は、ACT73から図14のACT91へと進む。ACT91以降の処理については後述する。
ACT73乃至ACT75の待ち受け状態において、磁気スリットボタンBTaがタッチ操作された場合には、プロセッサ91は、ACT74からACT76へと進む。プロセッサ91は、ACT76としてタッチパネル98の画面を磁気スリット案内画面とする。磁気スリット案内画面は、電子マネー機能付きポイントカードCAのデータをカードリーダ901で読み取らせるための操作手順を案内する画面である。磁気スリット案内画面を確認した客は、その案内に従って電子マネー機能付きポイントカードCAのデータをカードリーダ901で読み取らせる。
磁気スリット案内画面を表示したセルフPOS端末90のプロセッサ91は、ACT77として電子マネー機能付きポイントカードCAのデータが読み取られるのを待ち受けている。カードリーダ901によって電子マネー機能付きポイントカードCAのデータが読み取られると、プロセッサ91は、ACT78へと進む。プロセッサ91は、ACT78として会員IDを取得する。具体的にはプロセッサ91は、電子マネー機能付きポイントカードCAのデータに含まれる電子マネーIDを含む会員IDの問合せコマンドを電子マネーサーバ3へと送信するように制御する。この制御により、通信インターフェース95から通信ネットワーク4を経由して電子マネーサーバ3に問合せコマンドが送信される。問合せコマンドには、電子マネー機能付きポイントカードCAから取得した電子マネーIDが含まれる。電子マネーサーバ3は、問合せコマンドに含まれる電子マネーIDで電子マネーデータベース30を検索する。そして電子マネーサーバ3は、当該電子マネーIDを含む電子マネーデータ300にセットされている会員IDを、問合せコマンド送信元のセルフPOS端末90に通知する。かくして、セルフPOS端末90のプロセッサ91は、会員IDを取得する。
会員IDを取得したセルフPOS端末90のプロセッサ91は、ACT79としてポイントサーバ2に対して会員問合せコマンドを送信するように通信インターフェース95を制御する。この制御により、通信インターフェース95から会員問合せコマンドが送信される。この問合せコマンドは、通信ネットワーク4を経由してポイントサーバ2へと送信される。問合せコマンドには、ACT78の処理で取得した会員IDが含まれる。
ポイントサーバ2は、会員問合せコマンドに含まれる会員IDでポイントデータベース20を検索する。そしてポイントサーバ2は、当該会員IDを含むポイントデータ200をポイントデータベース20から検出し得ると、セルフPOS端末90に許諾応答コマンドを送信する。ポイントサーバ2は、当該会員IDを含むポイントデータ200をポイントデータベース20から検出し得ないと、セルフPOS端末90に許諾応答コマンドを送信しない。
セルフPOS端末90のプロセッサ91は、ACT80としてポイントサーバ2からの応答コマンドを待ち受ける。応答コマンドとして許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ91は、ACT80からACT81へと進む。プロセッサ91は、ACT81として、会員フラグを“1”とする。その後、プロセッサ91は、図14のACT91へと進む。なお、許諾応答コマンドを受信し得なかった場合には、プロセッサ91は、ACT72に戻る。プロセッサ91は、タッチパネル98の画面をカード選択画面SCとする。
ACT73乃至ACT75の待ち受け状態において、バーコードボタンBTbがタッチ操作された場合には、プロセッサ91は、ACT75からACT82へと進む。プロセッサ91は、ACT82としてスキャナ97の動作モードを携帯読取モードに設定する。またプロセッサ91は、ACT83としてタッチパネル98の画面をバーコード読取案内画面とする。バーコード読取案内画面は、情報端末5に表示される決済コードBCをスキャナ97で読み取らせるための操作手順を案内する画面である。スキャナ97は、携帯読取モードに設定されることによって、情報端末5に表示される決済コードBCを精度よく読み取ることができる。
プロセッサ91は、ACT84としてスキャナ97により決済コードBCが読み取られるのを待ち受ける。決済コードBCが読み取られると、プロセッサ91は、ACT84からACT85へと進む。プロセッサ91は、ACT85として会員IDを取得する。具体的にはプロセッサ91は、決済コードBCに含まれる電子マネーIDを含む会員IDの問合せコマンドを電子マネーサーバ3へと送信するように制御する。この制御により、セルフPOS端末90のプロセッサ91は、電子マネーサーバ3から会員IDを取得し得るので、プロセッサ91は、ACT86として、ACT79の処理と同様に会員問合せを行う。そしてプロセッサ91は、ACT87としてポイントサーバ2からの応答コマンドを待ち受ける。応答コマンドとして許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ91は、ACT87からACT88へと進む。プロセッサ91は、ACT88として決済コードBCのデータを記憶する。またプロセッサ91は、ACT89として会員フラグを“1”とする。さらにプロセッサ91は、ACT90としてスキャナ97の携帯読取モードを解除する。
ACT88乃至ACT90の処理を終えると、プロセッサ91は、図14のACT91へと進む。このようにプロセッサ91は、ACT73においてカード無ボタンBTcが入力されるか、ACT81又はACT90の処理を終えると、図14のACT91へと進む。プロセッサ91は、ACT91として商品コードを取得するか、ACT92として会計が指示されるのを待ち受ける。
なお、ポイントサーバ2から応答コマンドとして許諾応答コマンドを受信しなかった場合には、プロセッサ91は、ACT87からACT72に戻る。すなわちプロセッサ91は、タッチパネル98の画面をカード選択画面SCとする。
図14のACT91及びACT92の待ち受け状態において、スキャナ97で商品コードが読み取られた場合には、プロセッサ91は、ACT91からACT93へと進む。プロセッサ61は、ACT93として商品登録処理を実行する。商品登録処理は、第1の実施形態と同様なので、ここでの説明は省略する。商品登録処理を終えると、プロセッサ91は、ACT91及びACT92の待ち受け状態に戻る。
ACT91及びACT92の待ち受け状態において、タッチパネル98に表示されているソフトキーの会計キーが入力されると、プロセッサ61は、ACT92からACT94へと進む。プロセッサ91は、ACT94としてタッチパネル98の画面を支払方法選択画面とする。支払い方法選択画面は、現金、クレジットカード、電子マネー等の支払い方法の選択を促す画面である。プロセッサ91は、ACT95としていずれかの支払い方法が選択されるのを待ち受ける。支払い方法が選択されたならば、プロセッサ91は、ACT96へと進む。
プロセッサ91は、ACT96として支払い方法として電子マネーが選択されたか否かを確認する。電子マネー以外の支払い方法が選択された場合には、プロセッサ91は、ACT96からACT97へと進む。プロセッサ91は、ACT97として選択された支払い方法による決済処理を実行する。
支払い方法として電子マネーが選択された場合には、プロセッサ91は、ACT96からACT98へと進む。プロセッサ91は、ACT98として決済コードBCのデータを記憶しているか否かを確認する。決済コードBCのデータを記憶していない場合、プロセッサ91は、ACT98からACT99へと進む。プロセッサ91は、ACT99としてカードリーダ901により電子マネー機能付きポイントカードCAのデータが読み取られるのを待ち受ける。そして電子マネー機能付きポイントカードCAのデータが読み取られたならば、プロセッサ91は、ACT100へと進む。プロセッサ91は、ACT100として電子マネー機能付きポイントカードCAのデータに基づいて電子マネー決済処理を実行する。すなわちプロセッサ71は、電子マネー機能付きポイントカードCAから読み取った電子マネーIDで識別される電子マネーの残高から取引金額を減額するための処理を行う。
一方、ACT88において決済コードBCのデータを記憶していた場合には、プロセッサ91は、ACT98からACT101へと進む。プロセッサ91は、ACT101として決済コードBCの有効性問合せコマンドを電子マネーサーバ3へと送信するように制御する。この制御により、通信インターフェースから通信ネットワーク4を介して有効性問合せコマンドが電子マネーサーバ3へと送信される。有効性問合せコマンドには、ACT88の処理で記憶した決済コードBCのデータが含まれる。電子マネーサーバ3は、認証テーブル820を参照して、決済コードBCのデータに含まれる認証コードに対する認証フラグFを、問合せ元の会計機12へと返信する。
プロセッサ91は、ACT102として電子マネーサーバ3から取得した認証フラグFを調べる。認証フラグFが“0”、つまり認証コードの有効時間が経過していない場合には、プロセッサ71は、ACT102からACT100へと進む。プロセッサ71は、ACT100として電子マネーによる決済処理を実行する。すなわちプロセッサ71は、決済コードBCに含まれる電子マネーIDで識別される電子マネーの残高から取引金額を減額するための処理を行う。
これに対し、認証フラグFが“1”、つまり認証コードの有効時間が経過している場合には、プロセッサ91は、ACT102からACT103へと進む。プロセッサ91は、ACT103としてスキャナ97の動作モードを携帯読取モードに設定する。またプロセッサ91は、ACT104として決済コードBCの読取りを指示するための画像をタッチパネル98に表示させる。そしてプロセッサ91は、ACT105としてスキャナ97により決済コードBCが読み取られるのを待ち受ける。
セルフPOS端末90のオペレータである客は、タッチパネル98に決済コードBCの読取りを指示するための画像が表示されると、情報端末5の更新ボタンを入力する。そうすることにより、認証コードが変更された決済コードBCがタッチパネル55に表示されるので、ポイント会員は、スキャナ97でその決済コードBCを読み取るための操作を行う。
スキャナ97で決済コードBCが読み取られると、プロセッサ71は、ACT105からACT106へと進む。プロセッサ91は、ACT106としてスキャナ97の携帯読取モードを解除する。その後、プロセッサ91は、ACT101へと戻る。すなわちプロセッサ91は、決済コードBCの有効性問合せコマンドを電子マネーサーバ3へと送信するように制御する。その結果、電子マネーサーバ3から返信された認証フラグFが“0”、つまり認証コードの有効時間が経過していないことを確認すると、プロセッサ971は、ACT100へと進む。すなわちプロセッサ71は、電子マネーによる決済処理を実行する。
ACT100において電子マネーによる決済処理を終えるか、ACT97においてその他の決済処理を終えると、プロセッサ91は、ACT107へと進む。プロセッサ91は、ACT107として会員フラグを調べる。会員フラグが“1”の場合、プロセッサ91は、ACT107からACT108へと進む。プロセッサ91は、ACT108として、第1の実施形態のACT57の処理と同様に、ポイント更新処理を実行する。会員フラグが“0”の場合には、プロセッサ91は、ACT108の処理をスキップする。
ACT108の処理を実行するかスキップすると、プロセッサ91は、ACT109へと進む。プロセッサ91は、ACT109として取引レシートを発行する。取引レシートは、プリンタ99によりレシート用紙に印刷して発行する。取引レシートは、電子レシートとしてポイント会員の情報端末5で閲覧可能な状態で発行してもよい。
その後、プロセッサ91は、ACT110としてセルフPOS端末90で決済された取引の明細を示すジャーナルデータをジャーナルファイル932に保存する。またプロセッサ91は、ACT111として操作ログデータを操作ログファイル931に保存する。ここで、操作ログデータは、決済コードBCのデータも保存する。しかし、ジャーナルデータは、決済コードBCに含まれる第1コード、すなわち電子マネーIDを保存し、第2コード、すなわち認証コードを保存しない。以上で、プロセッサ91は、登録開始が宣言された後の情報処理を終了する。
以上詳述した第2の実施形態の決済装置、すなわちセルフPOS端末90においても、第1の実施形態のセミセルフ方式の決済装置10と同様に、電子マネーの安全性を担保しつつ、会員の電子マネー支払いに対する作業効率を向上できる、という作用効果を奏し得る。
以上、第1及び第2の実施形態について説明したが、かかる実施形態はこれに限定されるものではない。
電子マネーを識別する第1コードは、電子マネーIDに限らない。電子マネーIDと連携されている会員IDであれば、電子マネーを識別することができる。すなわち第1コードは、会員IDであってもよい。
電子マネーアプリ531は、電子マネー機能付ポイントカードに対するアプリケーションソフトウェアに限らない。会員に対するサービスにはポイントサービス以外のサービスもある。例えば、優良顧客に対しては優待価格で商品を販売する、というサービスがある。このような優良顧客に対して発行される優待カードを電子マネー機能付きのカードとし、そのアプリケーションソフトウェアを電子マネーアプリとして情報端末5にインストールする場合も、本実施形態を同様に適用できるものである。
指示手段715又は指示手段916は、決済コードBCをスキャナ77で読み取らせることを指示する画像を表示する手段に限定されない。例えば音声案内によって、決済コードBCをスキャナ77で読み取らせることを指示してもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…POSシステム、2…ポイントサーバ、3…電子マネーサーバ、4…通信ネットワーク、5…情報端末、10…決済装置、11…登録機、12…会計機、13…店舗サーバ、14…通信サーバ、15…LAN、20…ポイントデータベース、30…電子マネーデータベース、100…決済システム、531…電子マネーアプリ、611,911…読取手段、612…出力手段、631…操作ログファイル、711,912…記憶手段、712,913…会員処理手段、713,914…認証要求手段、714,915…決済処理手段、715,916…指示手段、731…操作ログファイル、732…ジャーナルファイル、820…認証テーブル。

Claims (5)

  1. 電子マネーを識別する第1コードと、一度限りのワンタイムコードであり前記電子マネーの認証に使用される第2コードと、を含む決済コードを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記決済コードを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された前記決済コードに含まれる前記第1コードに基づき会員に係る処理を実行する会員処理手段と、
    取引の代金支払い方法として電子マネーが選択されると、電子マネーを管理するサーバに対して電子マネーの認証を要求する認証要求手段と、
    前記サーバから電子マネーを承認する応答があると、前記記憶手段により記憶された前記決済コードに含まれる前記第1コードで識別される電子マネーの残高で前記取引を決済する処理を実行する決済処理手段と、
    前記サーバから電子マネーを承認しない応答があると、前記決済コードの再読取りを指示する指示手段と、
    を具備する、決済装置。
  2. 操作に係る操作ログデータをログ記憶部に保存するログ保存手段と、
    取引の明細を示すジャーナルデータをジャーナル記憶部に保存するジャーナル保存手段と、
    をさらに備え、
    前記ログ保存手段は、前記第2コードの情報を前記ログ記憶部に保存するが、前記ジャーナル保存手段は、前記第2コードの情報を前記ジャーナル記憶部で保存しない、請求項1記載の決済装置。
  3. 取引の決済に必要な決済データを生成する登録機と、前記取引の決済を実行する会計機とを含む決済装置であって、
    前記登録機は、
    電子マネーを識別する第1コードと、一度限りのワンタイムコードであり前記電子マネーの認証に使用される第2コードと、を含む決済コードを読み取る読取手段と、
    前記決済データと前記決済コードとを前記会計機に出力する出力手段と、
    を具備し、
    前記会計機は、
    前記登録機から取得した前記決済コードを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された前記決済コードに含まれる前記第1コードに基づき会員に係る処理を実行する会員処理手段と、
    取引の代金支払い方法として電子マネーが選択されると、電子マネーを管理するサーバに対して電子マネーの認証を要求する認証要求手段と、
    前記サーバから電子マネーを承認する応答があると、前記記憶手段により記憶された前記決済コードに含まれる前記第1コードで識別される電子マネーの残高で前記取引を決済する処理を実行する決済処理手段と、
    前記サーバから電子マネーを承認しない応答があると、前記決済コードの再読取りを指示する指示手段と、
    を具備する決済装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一記載の決済装置と、
    電子マネーを管理するサーバと、
    を含み、
    前記サーバは、
    前記第2コードの有効性を判定し、有効である場合には電子マネーを承認する応答を行い、無効である場合には電子マネーを承認しない応答を行う、決済システム。
  5. 決済装置のコンピュータを、
    電子マネーを識別する第1コードと、一度限りのワンタイムコードであり前記電子マネーの認証に使用される第2コードと、を含む決済コードを読み取る読取手段、
    前記読取手段により読み取られた前記決済コードを記憶する記憶手段、
    前記記憶手段により記憶された前記決済コードに含まれる前記第1コードに基づき会員に係る処理を実行する会員処理手段、
    取引の代金支払い方法として電子マネーが選択されると、電子マネーを管理するサーバに対して電子マネーの認証を要求する認証要求手段、
    前記サーバから電子マネーを承認する応答があると、前記記憶手段により記憶された前記決済コードに含まれる前記第1コードで識別される電子マネーの残高で前記取引を決済する処理を実行する決済処理手段、及び、
    前記サーバから電子マネーを承認しない応答があると、前記決済コードの再読取りを指示する指示手段、
    として機能させるためのプログラム。
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