JP2024002304A - 成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理空間を形成するシャワーヘッド及びステージ間のギャップを正確に測定する。【解決手段】処理容器と、前記処理容器内に昇降可能に設けられ、加熱部を有するステージと、前記ステージに対向し、複数のガス孔を有するシャワーヘッドと、成膜時に前記ステージを上昇させ、前記シャワーヘッドと前記ステージとの間に処理空間を形成させる昇降機構と、前記シャワーヘッド及び前記ステージ間とのギャップを測定する測定部と、を有する、成膜装置が提供される。【選択図】図1

Description

本開示は、成膜装置に関する。
例えば、特許文献1は、処理容器内の昇降可能な載置台と、前記載置台に対向し、載置台との間に処理空間を形成する部材と、処理容器内へ原料ガス及び反応ガスを供給するガス供給部と、開度調整可能な圧力調整弁と、を有する基板処理装置を提案している。処理空間を形成する部材と載置台とのギャップの調整は、処理空間にて実行するプロセスへ影響を与える。
特開2020-200510号公報
本開示は、処理空間を形成するシャワーヘッド及びステージ間のギャップを正確に測定することができる成膜装置を提供する。
本開示の一の態様によれば、処理容器と、前記処理容器内に昇降可能に設けられ、加熱部を有するステージと、前記ステージに対向し、複数のガス孔を有するシャワーヘッドと、成膜時に前記ステージを上昇させ、前記シャワーヘッドと前記ステージとの間に処理空間を形成させる昇降機構と、前記シャワーヘッド及び前記ステージ間とのギャップを測定する測定部と、を有する、成膜装置が提供される。
一の側面によれば、処理空間を形成するシャワーヘッド及びステージ間のギャップを正確に測定することができる。
実施形態に係る成膜装置の断面模式図の一例。 実施形態に係る測定部の一例を示す図。 実施形態に係る渦電流センサ及びその周辺の構成例を示す図。 実施形態に係る成膜処理の一例を示すフローチャート。 実施形態に係るALD法を用いた成膜処理の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
本明細書において平行、直角、直交、水平、垂直、上下、左右などの方向には、実施形態の効果を損なわない程度のずれが許容される。角部の形状は、直角に限られず、弓状に丸みを帯びてもよく、また面取りがされていてもよい。平行、直角、直交、水平、垂直、円、一致には、略平行、略直角、略直交、略水平、略垂直、略円、略一致が含まれてもよい。
[成膜装置の構成例]
本実施形態に係る成膜装置100について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る成膜装置100の断面模式図の一例である。
成膜装置100は、ウェハ等の基板Wに対して、原料ガス及び反応ガスを順に供給して、基板Wの表面に所望膜を成膜する装置である。例えば、成膜装置100は、所望膜の一例として、原料ガスとしてのTiClガス及び反応ガスとしてのNHガスを供給して、基板Wの表面に金属含有膜であるTiN膜を成膜する。
図1に示されるように、成膜装置100は、処理容器1、ステージ(基板載置台)2、シャワーヘッド3、排気部4、処理ガス供給部5、制御装置6を有する。処理容器1は、アルミニウム等の金属により構成され、略円筒状を有する。処理容器1の側壁には基板Wを搬入又は搬出するための搬入出口11が形成され、搬入出口11はゲートバルブ12で開閉可能となっている。
処理容器1の本体の上には、断面が矩形状をなす円環状の排気ダクト13が設けられている。排気ダクト13には、内周面に沿ってスリット13aが形成されている。また、排気ダクト13の外壁には排気口13bが形成されている。排気ダクト13の上面には処理容器1の上部開口を塞ぐように天壁14が設けられている。天壁14と排気ダクト13の間はシールリング15が設けられ、処理容器1内が気密にシールされている。区画部材16は、ステージ2(およびアウターリング22)が後述する処理位置へと上昇した際、処理容器1の内部を上下に区画する。
ステージ2は、処理容器1内で基板Wを水平に支持する。ステージ2は、基板Wに対応した大きさの円板状をなし、支持部材23に支持されている。ステージ2は、窒化アルミニウム(AlN)等のセラミックス材料や、アルミニウムやニッケル基合金等の金属材料で構成されており、内部に基板Wを加熱するためのヒータ21が埋め込まれている。ヒータ21は、ヒータ電源(図示せず)から給電されて発熱する。そして、ステージ2の上面の基板載置面近傍に設けられた熱電対(図示せず)の温度信号によりヒータ21の出力を制御することにより、基板Wを所定の温度に制御するようになっている。ヒータ21は、ステージ2が有する加熱部の一例である。ステージ2には、基板載置面の外周領域にステージ2の側面を覆うようにアルミナ等のセラミックスからなるアウターリング22が設けられている。
支持部材23は、ステージ2の底面中央から処理容器1の底壁に形成された孔部を貫通して処理容器1の下方に延び、その下端が昇降機構24に接続されている。昇降機構24によりステージ2が支持部材23を介して、図1に実線で示す処理位置と、その下方の二点鎖線で示す基板Wの搬送が可能な搬送位置との間で昇降可能となっている。また、支持部材23の処理容器1の下方には、鍔部25が取り付けられており、処理容器1の底面と鍔部25の間には、処理容器1内の雰囲気を外気と区画し、ステージ2の昇降動作にともなって伸縮するベローズ26が設けられている。
処理容器1の底面近傍には、昇降板27aから上方に突出するように3本(2本のみ図示)の基板支持ピン27が設けられている。基板支持ピン27は、処理容器1の下方に設けられた昇降機構28により昇降板27aを介して昇降可能になっており、搬送位置にあるステージ2に設けられた貫通孔2aに挿通されてステージ2の上面に対して突没可能となっている。このように基板支持ピン27を昇降させることにより、基板搬送機構(図示せず)とステージ2との間で基板Wの受け渡しが行われる。
シャワーヘッド3は、処理容器1内に処理ガスをシャワー状に供給する。シャワーヘッド3は、金属製であり、ステージ2に対向し、ステージ2とほぼ同じ直径を有する。シャワーヘッド3は、処理容器1の天壁14に固定された本体部31と、本体部31の下に接続されたシャワープレート32とを有する。本体部31とシャワープレート32との間にはガス拡散空間33が形成されており、ガス拡散空間33には、本体部31及び処理容器1の天壁14の中央を貫通するようにガス導入孔36が設けられている。シャワープレート32の中央側の平坦面には複数のガス孔35が形成されている。複数のガス孔35が形成された中央領域の外周にはステージ2側に円環状に突出する突出部34が形成されている。
ステージ2は、処理容器1内に昇降可能に設けられ、昇降機構24は、成膜時には処理位置までステージ2を上昇させる。これにより、シャワーヘッド3とステージ2との間に処理空間37が形成される。すなわち、成膜時にステージ2が処理位置に存在した状態では、シャワープレート32とステージ2との間に処理空間37が形成され、突出部34とステージ2及びアウターリング22の上面が近接して円環状の隙間38が形成される。ステージ2が処理位置に存在した状態におけるシャワーヘッド3(シャワープレート32の突出部34)とステージ2とのギャップ(間隔、距離)Gは、測定部Aにより測定される。成膜時にステージ2が処理位置に存在した状態では、測定部Aにより測定されるギャップGは、例えば3mm程度である。
測定部Aは、シャワーヘッド3(シャワープレート32の突出部34)に設置された渦電流センサ60と、ステージ2に設けられたメッシュ電極20とを有する(図1,図2(a)参照)。渦電流センサ60はカバー部材61により覆われている。カバー部材61は絶縁体であり、少なくとも渦電流センサ60の側面を覆う。また、シャワーヘッド3内の渦電流センサ60の周辺の空隙を真空排気する排気配管45を有する。測定部Aの詳細については、後述する。
排気部4は、処理容器1の内部を排気する。排気部4は、排気ダクト13の排気口13bに接続された排気配管41と、APC(Auto Pressure Controller)バルブ42と、開閉バルブ43と、真空ポンプ44と、を有する。排気配管41の一端は排気ダクト13の排気口13bに接続され、他端は真空ポンプ44の吸入ポートに接続される。排気ダクト13と真空ポンプ44との間には、上流側から順に、APCバルブ42、開閉バルブ43が設けられる。APCバルブ42は、排気経路のコンダクタンスを調整して処理空間37の圧力を調整する。開閉バルブ43は、排気配管41の開閉を切り替える。処理に際して、区画部材16及びステージ2(アウターリング22)は、処理容器1の内部を、処理空間37を含む上部空間と、ステージ2の裏面側の下部空間と、に区画する。これにより、処理空間37内のガスは、円環状の隙間38、スリット13aを介して排気ダクト13の内部の環状空間に至り、排気ダクト13の排気口13bから排気部4の真空ポンプ44により排気配管41を通って排気される。なお、下部空間は、図示しないパージガス供給機構によりパージ雰囲気となっている。このため、処理空間37のガスは、下部空間には流入しない。
成膜装置100は、更にシャワーヘッド3内の渦電流センサ60の周辺の空間を真空排気する排気機構7を有する。排気機構7は排気配管45を有する(図1,図3参照)。排気部4は、排気配管45に接続されるAPCバルブ46と、開閉バルブ47とを有する。排気配管45は真空ポンプ44の吸入ポートに接続される。排気配管45と真空ポンプ44との間には、上流側から順に、APCバルブ46、開閉バルブ47が設けられる。APCバルブ46は、排気経路のコンダクタンスを調整して渦電流センサ60の周辺の空隙の圧力を調整する。開閉バルブ47は、排気配管45の開閉を切り替える。渦電流センサ60の周辺の空隙内のガスは、排気配管45を介して真空ポンプ44により排気される。
処理ガス供給部5は、原料ガス供給ラインL1、反応ガス供給ラインL2、パージガス供給ラインL3及び合流配管L4を有する。合流配管L4は、ガス導入孔36に接続されている。原料ガス供給ラインL1は、原料ガス供給源51から延び、合流配管L4に接続されている。原料ガス供給ラインL1には、原料ガス供給源51側から順に、マスフローコントローラ(図示せず)及び開閉弁54が設けられている。マスフローコントローラは、原料ガス供給ラインL1を流れる原料ガスの流量を制御する。開閉弁V1は、ALDプロセスの際に原料ガスの供給・停止を切り替える。マスフローコントローラと開閉弁54の間にバッファタンク(図示せず)を有してもよい。バッファタンクは、原料ガスを一時的に貯留し、短時間で必要な原料ガスを供給する。
反応ガス供給ラインL2は、反応ガス供給源52から延び、合流配管L4に接続されている。反応ガス供給ラインL2には、反応ガス供給源52側から順に、マスフローコントローラ(図示せず)及び開閉弁55が設けられている。マスフローコントローラは、反応ガス供給ラインL2を流れる反応ガスの流量を制御する。開閉弁55は、ALDプロセスの際に反応ガスの供給・停止を切り替える。マスフローコントローラと開閉弁55の間にバッファタンク(図示せず)を有してもよい。バッファタンクは、反応ガスを一時的に貯留し、短時間で必要な反応ガスを供給する。
パージガス供給ラインL3は、パージガス供給源53から延び、合流配管L4に接続されている。パージガス供給ラインL3には、パージガス供給ラインL3側から順に、マスフローコントローラ(図示せず)及び開閉弁56が設けられている。マスフローコントローラは、パージガス供給ラインL3を流れるパージガスの流量を制御する。開閉弁56は、ALDプロセスの際にパージガスの供給・停止を切り替える。マスフローコントローラと開閉弁56の間にバッファタンク(図示せず)を有してもよい。バッファタンクは、パージガスを一時的に貯留し、短時間で必要な反応ガスを供給する。
これにより、パージガス供給ラインL3を介して合流配管L4側にNガスが供給される。パージガス供給ラインL3は、ALD法による成膜中にNガスを常時供給し、原料ガスのキャリアガスとしても機能する。開閉弁56と合流配管L4との間にオリフィス(図示せず)を設け、パージガスがパージガス供給ラインL3に逆流することを抑制する。
制御装置6は、成膜装置100の各部の動作を制御する。制御装置6は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。CPUは、RAM等の記憶領域に格納されたレシピに従って、所望の処理を実行する。レシピには、プロセス条件に対する装置の制御情報が設定されている。制御情報は、例えばガス流量、圧力、温度、プロセス時間であってよい。なお、レシピ及び制御装置6が使用するプログラムは、例えばハードディスク、半導体メモリに記憶されてもよい。また、レシピ等は、CD-ROM、DVD等の可搬性のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に収容された状態で所定の位置にセットされ、読み出されるようにしてもよい。
[測定部]
次に、測定部Aについて、図2を参照しながら説明する。図2は、実施形態に係る測定部Aの一例を示す図である。図1に示すように、ステージ2を昇降させ、成膜時にシャワーヘッド3とステージ2との間のギャップGを狭くすることで比抵抗や膜厚の均一性の改善が図られ、成膜時のカバレッジを良好にすることができる。しかし、ギャップGを狭く制御する程、ギャップGのわずかな制御誤差がプロセス(基板処理)へ与える影響は大きくなる。
そこで、本開示の成膜装置100では、測定部AによりギャップGを正確に測定する。図2(a)に示すように、測定部Aは、渦電流センサ60及びメッシュ電極20を有する。渦電流センサ60は、シャワープレート32からステージ2に向けて突出する円環状の突出部34に設置され、ステージ2内のメッシュ電極20を検知する。渦電流センサ60は、コイルを有し、高周波磁界を発生させ、この磁界内に測定対象物(図2ではメッシュ電極20)があると、電磁誘導作用によって、メッシュ電極20に磁束の通過と垂直方向の渦電流が流れる現象により、距離Dを測定する。距離Dは、渦電流センサ60の検出面60aとメッシュ電極20表面との距離であり、これにより、シャワーヘッド3とステージ2との間のギャップGを正確に測定することができる。
渦電流センサ60は、複数のガス孔35(図1参照)から吐出されるガスの流れFを妨げないように設けられている。このため、突出部34の内径側の側面は、外側に向かって広がるテーパー面32aであり、渦電流センサ60は、テーパー面32aよりも外周側に配置される。これにより、複数のガス孔35から吐出されるガスの流れFの方向と略同方向を指向するように渦電流センサ60の検出面60aが向けられ、渦電流センサ60の検出面60aと離れる方向にガス流れFを作ることができる。この結果、検出面60aが成膜されて渦電流センサ60の測定機能が低下することを防ぐことができる。
また、渦電流センサ60は、例えば、円環状の突出部34の円周方向に3つ、120°の間隔を設けて取り付けられてもよい。渦電流センサ60の個数は、単数でも複数でもよいが、3つ以上が好ましい。突出部34に3つ以上の渦電流センサ60を設けることで3か所以上のギャップGの測定値の差分を求めることにより、ステージ2の傾きを測定することができる。
渦電流センサ60は、シャワーヘッド3に設けられ、ステージ2に配置しない。渦電流センサ60の耐熱性を考慮すると、渦電流センサ60を正しく使用できる温度の上限値は200℃程度であるが、成膜時、ステージ2はヒータ21により加熱され、400℃以上になる。よって、渦電流センサ60は、ステージ2側に設置することはできない。
また、ステージ2に渦電流センサ60を配置すると、ステージ2上の基板Wの成膜時に渦電流センサ60も成膜されてしまい、渦電流センサ60の検知機能が低下し、正しいギャップGの測定ができなくなる。また、渦電流センサ60上の膜をクリーニングにより除去する場合に渦電流センサ60がクリーニングガスに暴露され、渦電流センサ60がダメージを受ける。よって、渦電流センサ60は、ステージ2側に設置することはできない。
本開示の成膜装置100は、シャワーヘッド3に渦電流センサ60を配置し、ステージ2側に設置しない。このため、渦電流センサ60を200℃以下の環境で使用できる。また、渦電流センサ60が成膜されないようにステージ2から離れたシャワーヘッド3側であって、ガスの流れFの方向が渦電流センサ60の検出面60aから離れるようにテーパー面32aの外周側に配置される。これにより、渦電流センサ60の検知機能を低下させず、かつ、渦電流センサ60が配置された部材の熱伸縮や、部材の機差の影響を受けずにギャップGを正しく測定することができる。
渦電流センサ60は、ギャップGの状態を常時監視する。これによって、ステージ2の傾きを検出することで、昇降機構24の動力伝導に使用されるベルトの劣化や破断、リニアガイドのロックナットの緩み、その他各種ネジの緩み等の異常が発生した際にこれを早期に発見することができる。これにより、ステージ2が基準以上に傾いた場合には異常と判定し、基板Wの処理を停止することで、基板Wが処理され続けることを防止し、廃棄しなければならない不良な基板Wの発生を減らすことができる。
なお、シャワーヘッド3への渦電流センサ60の取り付け、ステージ2内のメッシュ電極20の位置には個体差が存在するが、ギャップGの調整時に渦電流センサ60のゼロ点調整を実施することによって、個体差を相殺することができる。
メッシュ電極20は、渦電流センサ60に対向してステージ2側に設けられる金属部材の一例である。渦電流センサ60に対向配置される金属の電極は、メッシュ電極20に限らない。メッシュ電極20の代わりに板状電極がステージ2内に埋設されてもよい。金属部材は、ステージ2の表面に成膜された金属膜であってもよい。渦電流センサ60の対向位置にアウターリング22を配置し、金属部材は、アウターリング22内に埋設されるメッシュ電極、板状電極又はアウターリング22の表面に成膜された金属膜であってもよい。ただし、金属部材が金属膜の場合には、金属膜は、クリーニングガスに対する耐性のある膜である必要がある。アウターリング22の方がステージ2よりも交換が容易な分、金属部材を交換したい場合にはステージ2よりもアウターリング22に金属部材を設けることが好ましい。
以上に説明したように、金属部材は、ステージ2又はアウターリング22の、少なくとも渦電流センサ60に対向する位置に設けられる。金属部材は、例えばモリブデンやその他の金属で形成されている。
ステージ2又はアウターリング22に埋設されたメッシュ電極20又は板状電極は、ステージ2等の全面に配置されてもよいし、ステージ2等の渦電流センサ60と対向する位置に配置され、全面に配置されなくてもよい。メッシュ電極20又は板状電極は、RF(高周波)電力を印加するRF電極として兼用して使用してもよい。この場合、ステージ2の全面にメッシュ電極20又は板状電極を配置することが好ましい。メッシュ電極20又は板状電極にRF電力を供給していないときにメッシュ電極20又は板状電極を用いて渦電流センサ60によりギャップGを測定することができる。
メッシュ電極20等をヒータ線として兼用して使用してもよい。この場合にも、ステージ2の全面にメッシュ電極20等を配置することが好ましい。メッシュ電極20等にヒータ加熱のための電圧を供給していないときにメッシュ電極20等を用いて渦電流センサ60によりギャップGを測定することができる。
渦電流センサ60は、カバー部材61により覆われている。カバー部材61は、Al、AlN、石英(SiO)等のセラミックスで形成されている。渦電流センサ60の側面をセラミックスのカバー部材61で覆うことにより渦電流センサ60とシャワープレート32との隙間からガスが入り込むことを防止することができ、渦電流センサ60の周囲でガス流れFが乱れてしまうことを回避することできる。
渦電流センサ60の側部の周囲に金属製の部材が存在すると誤検知の原因となることから、従来であれば渦電流センサ60の周囲に空間を設け誤検知を防止していたが、突出部34に配置された渦電流センサ60の周囲に空間を設けるとガス流れFを乱してしまうこと、及び渦電流センサ60が原料ガス、反応ガス、クリーニングガスに曝されてしまうことから好ましくない。
そこで、渦電流センサ60の側面をセラミックスのカバー部材61で覆うことにより、渦電流センサ60が、渦電流センサ60の側面のシャワープレート32の金属を検出することを回避することができる。これにより、誤検知を防止し、渦電流センサ60の検出面60aからメッシュ電極20の金属を検出することで、ギャップGを正しく測定することができる。
渦電流センサ60の周囲にカバー部材61を設けず、渦電流センサ60とシャワープレート32との間に空間を設けることでも渦電流センサ60の側面のシャワープレート32の金属の検出を防ぐことはできる。しかし、この場合、渦電流センサ60の周囲の空間にガスが入り込み、渦電流センサ60が成膜されてしまい、クリーニングガスにより渦電流センサ60の成膜を除去する際に渦電流センサ60がダメージを受ける。
よって、渦電流センサ60をカバー部材61で覆うことにより、誤検知を防止するとともに渦電流センサ60への成膜を防止することができる。加えて、渦電流センサ60を覆うようにカバー部材61を設けることで、ステージ2から渦電流センサ60への輻射熱の影響を抑制し、渦電流センサ60の温度上昇を低減することができる。
カバー部材61の下面とシャワープレート32の突出部34の突出面34aとは同一面内に配置されている。また、渦電流センサ60の検出面60aは、突出部34の突出面34aと同一面内にあってもよく、突出面34aよりも内側(奥側)に引っ込めてもよい。
図2(b)に示すように、テーパー面32aと渦電流センサ60の検出面60aとの間に、渦電流センサ60に対するガス付着防止用のひさし32bを有してもよい。ひさし32bは、突出部34の渦電流センサ60よりも内径側でテーパー面32aよりも外周側にて円周方向に全周に設けられてもよい。
[渦電流センサ及びその周辺の構成例]
次に、図3を用いて、実施形態に係る渦電流センサ60及びその周辺の構成例について更に説明する。図3に示すように、突出部34に配置された渦電流センサ60は、側面だけでなく検出面60aもカバー部材61で覆われてもよい。これにより、渦電流センサ60の側面及び検出面60aが成膜されることを防止することができる。
カバー部材61の側部の厚さT1は、通常渦電流センサの径の0.75~1.0倍以上の厚さとすることが好ましいが、渦電流センサの仕様によっては、適宜の厚さを採用し得る。検出面60aを覆うカバー部材61の先端部の厚さT2は、側部の厚さT1よりも薄く、0.5mm以上2.0mm以下であってもよい。
渦電流センサ60をシャワープレート32に配置することで、渦電流センサ60が温度の特異点となって処理空間37(図1参照)内の温度分布が変わり、基板W処理(成膜)に影響を与える場合がある。このため、渦電流センサ60は可能な限り小型化したい。また、渦電流センサ60が小型化される程、渦電流センサ60から発生する高周波磁界が弱くなり、カバー部材61の側部の厚さT1もより薄くすることができるため好ましい。
ところが、渦電流センサ60を小型化し、カバー部材61の先端部の厚さT2を0.5mm以上2.0mm以下の薄さにすると、カバー部材61の先端部は薄いために割れやすくなる。特に、渦電流センサ60に接続されるケーブル67は大気側まで配線する必要がある。つまり、渦電流センサ60のケーブル67は大気空間にある。これに対して、処理空間37は真空空間である。そこで、ネジ62によりシャワープレート32にねじ止めされたカバー部材61の先端部が大気と真空とを仕切る板となると、大気と真空との圧力差によりカバー部材61の先端部が割れてしまう可能性がある。
そこで、カバー部材61の先端部が割れないように、ケーブル67と渦電流センサ60との間にOリング等のシールリング63を設けて大気と真空とを仕切る位置をシールリング63とすることで、ケーブル67が伸びる大気空間から渦電流センサ60とカバー部材61側を封止し、カバー部材61側を真空区間にする。また、カバー部材61とシャワープレート32との間にシールリング64を、シャワープレート32と本体部31との間にシールリング65をそれぞれ設けることで反応空間37やガス拡散空間33に供給される原料ガス、反応ガス、クリーニングガスの回り込みや、スリット13a付近を流れるこれらのガスの回り込みを抑制することができる。更に、本体部31と排気配管45との間にシールリング66を設けることで渦電流センサ60及びカバー部材61の周囲に大気が混入することを抑制する。
渦電流センサ60及びカバー部材61は大気や反応空間37と流体的に隔絶された状態となるが、渦電流センサ60及びカバー部材61の周囲には大気状態で組み立てを行うことに起因した大気の残留や、シールリングでの大気の透過により大気が混入してしまうことがあり、そのまま反応空間37を真空にすると渦電流センサ60及びカバー部材61の周囲に存在する大気との差圧によりカバー部材61の厚さの薄い先端部が破損する虞がある。そこで、真空ポンプ44によって排気配管45から排気し、シャワーヘッド3内の渦電流センサ60及びカバー部材61の周囲の空隙を真空にすることで、反応空間37と渦電流センサ60及びカバー部材61の周囲の空隙との差圧が解消され、カバー部材61の先端部に過剰な負荷がかかることを抑制することができる。
例えば排気配管45の断面積に応じて排気量を定めて、排気配管45からの排気量と排気配管41(図1参照)からの排気量を制御し、処理空間37内の圧力と渦電流センサ60及びカバー部材61の周辺の圧力とが概ね同一圧力になるように調整してもよい。例えば、処理空間37内の圧力と渦電流センサ60及びカバー部材61の周辺の圧力とが概ね同一圧力になるように排気配管45のコンダクタンスを調整してもよい。また、処理空間37内の圧力と渦電流センサ60及びカバー部材61の周辺の圧力とが概ね同一圧力になるようにAPCバルブ46の開度を調整してもよい。これにより、大気圧によりカバー部材61が割れることを回避することができる。なお、排気配管45からの排気は、真空ポンプ44を用いてもよいし、真空ポンプ44とは別の真空ポンプを用いてもよい。
[ALD装置]
以上に説明した成膜装置100は、例えば、ALD(Atomic Layer Deposition)装置であり、ALD法を用いた成膜処理(基板処理)を行うことができる。図4及び図5を参照しながら、成膜装置100が実行するALD法を用いた成膜処理の一例について説明する。図4は、実施形態に係る成膜処理の一例を示すフローチャートである。図5は、実施形態に係るALD法を用いた成膜処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1において、成膜装置100の処理容器1内に基板Wを搬入する。具体的には、ヒータ21により所定温度(例えば、300℃~700℃)に加熱されたステージ2を搬送位置(図1において二点鎖線で示す。)に下降させた状態でゲートバルブ12を開く。続いて、搬送アーム(図示せず)により基板Wを、搬入出口11を介して処理容器1内に搬入し、基板支持ピン27で支持する。搬送アームが搬入出口11から退避すると、ゲートバルブ12を閉じる。また、基板支持ピン27を下降させて、基板Wをステージ2に載置する。
次に、ステップS2において、制御装置6は、昇降機構24を制御して、ステージ2を処理位置(図1において実線で示すステージ2の位置)まで上昇させる。これにより、処理容器1の内部は、処理空間37を含むステージ2の表面(基板載置面)側の上部空間と、ステージ2の裏面側の下部空間と、に区画される。
次に、ステップS3において、ステージ2上の基板Wを昇温するとともに、APCバルブ42、46の開度を調整する。即ち、ステージ2上の基板Wは、ヒータ21によって所定の温度(例えば、300℃~700℃)に昇温される。また、制御装置6は、排気部4を制御して処理容器1内を所定の真空度に調節する。また、制御装置6は、排気部4を制御して渦電流センサ60及びカバー部材61の周辺の圧力が処理空間37内の圧力と概ね同一圧力になるように調節する。
その後、制御装置6は、処理ガス供給部5の開閉弁56を開き、開閉弁54、55を閉じる。これにより、パージガス供給源53からパージガス供給ラインL3及び合流配管L4を経てパージガスを処理空間37内に供給して圧力を上昇させる。また、制御装置6は、処理空間37内の圧力を検出する圧力センサ(図示せず)に基づいて、処理空間37内の圧力が所望の圧力となるAPCバルブ42の開度を調整する。また、渦電流センサ60の周辺の圧力が処理空間37内の圧力と概ね同一圧力になるようにAPCバルブ46の開度を調整する。
次に、ステップS4において、基板W処理を実行する。具体的には、まず、図5のステップS11において、制御装置6は、開閉弁54を開き、原料ガス供給源51から原料ガス供給ラインL1及び合流配管L4を経て原料ガスを処理空間37内に供給し、基板Wに原料ガスを晒し、基板W上に原料ガスの原子層を形成する。
次に、ステップS12において、制御装置6は、開閉弁54を閉じる。これにより、パージガス供給源53から処理空間37内に供給されるパージガスにより処理空間37内の原料ガスを排出する。
次に、ステップS13において、制御装置6は、開閉弁55を開き、反応ガス供給源52から反応ガス供給ラインL2及び合流配管L4を経て反応ガスを処理空間37内に供給し、基板W上の原料ガスの原子層と反応させ、所望膜を形成する。
次に、ステップS14において、制御装置6は、開閉弁55を閉じる。これにより、パージガス供給源53から処理空間37内に供給されるパージガスにより処理空間37内の反応ガスを排出する。
ステップS15において、ステップS11~S14の処理を所定回数行ったかを判定し、所定回数行ったと判定されるまでステップS11~S14の処理を繰り返し、所定回数行ったと判定されたとき、図5の基板処理を終了し、図4のステップS4に戻る。
例えば、原料ガスがTiClガス、反応ガスがNHガス、パージガスがNガスの場合、基板W上にTiN膜が形成される。また、パージ工程では、反応生成物(NHClガス、HClガス)、余剰のTiClガス、NHガス等が排出される。
図4のステップS4において図5に示す基板処理が終了すると、図4のステップS5に進み、制御装置6は、昇降機構24を制御して、ステージ2を搬送位置まで下降させる。
次に、ステップS6において、成膜装置100の処理容器1内から基板Wを搬出する。具体的には、基板支持ピン27を上昇させて、ステージ2に載置された基板Wを持ち上げ、基板支持ピン27で支持する。また、ゲートバルブ12を開く。続いて、搬送アーム(図示せず)により基板Wを、搬入出口11を介して処理容器1内から搬出する。搬送アームが搬入出口11から退避すると、ゲートバルブ12を閉じる。以上により、成膜装置100において基板Wに所望膜(例えばTiN膜)を成膜する処理が終了する。
以上に説明したように、本実施形態の成膜装置100は成膜処理を行う。その際、成膜装置100は、処理空間37を形成するシャワーヘッド3及びステージ2間のギャップGを正確に測定することができる。これにより、ギャップGの測定値が設定値(目標値)から許容範囲内であればそのまま基板処理を行い、許容範囲外であれば基板処理を中断して基板Wを搬出してもよい。また、ギャップGの測定値からステージ2の傾きを算出し、算出したステージ2の傾きが許容範囲外であれば、ステージ2の傾きがなくなるようにステージ2の傾きを補正した後に基板処理を行ってもよいし、基板処理を中断して基板Wを搬出してもよい。
今回開示された実施形態に係る成膜装置は、すべての点において例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
例えば上述の実施形態ではALD法による成膜処理の例を示したが、CVD法やSFD(Sequential Flow Deposition)法等の様々な成膜処理においても本発明は適用できる。
1 処理容器
2 ステージ
3 シャワーヘッド
4 排気部
5 処理ガス供給部
6 制御装置
7 排気機構
22 アウターリング
24 昇降機構
32 シャワープレート
32a テーパー面
34 突出部
34a 突出面
37 処理空間
41、45 排気配管
42 APCバルブ
43 開閉バルブ
44 真空ポンプ
60 渦電流センサ
100 成膜装置

Claims (11)

  1. 処理容器と、
    前記処理容器内に昇降可能に設けられ、加熱部を有するステージと、
    前記ステージに対向し、複数のガス孔を有するシャワーヘッドと、
    成膜時に前記ステージを上昇させ、前記シャワーヘッドと前記ステージとの間に処理空間を形成させる昇降機構と、
    前記シャワーヘッド及び前記ステージ間とのギャップを測定する測定部と、
    を有する、成膜装置。
  2. 前記測定部は、前記シャワーヘッドに設置された渦電流センサと、前記ステージ又は前記ステージの外周に配置された外周部材に設けられた金属部材と、を有する、
    請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記渦電流センサは、前記シャワーヘッドの前記複数のガス孔が形成された領域の外周面に円環状に突出する突出部に設置される、
    請求項2に記載の成膜装置。
  4. 前記突出部の内径側の側面は、外側に向かって広がるテーパー面であり、
    前記渦電流センサは、前記テーパー面により前記複数のガス孔から吐出されるガスの流れの方向が前記渦電流センサの検出面から離れるように配置されている、
    請求項3に記載の成膜装置。
  5. 前記テーパー面と前記渦電流センサとの間に、前記渦電流センサに対するガス付着防止用のひさしを有する、
    請求項4に記載の成膜装置。
  6. 前記金属部材は、前記ステージ又は前記外周部材の前記渦電流センサに対向する位置に設けられた金属の電極である、
    請求項2に記載の成膜装置。
  7. 前記金属の電極は、前記ステージの内部又は前記外周部材の内部に埋設されたメッシュ電極又は板状電極である、
    請求項6に記載の成膜装置。
  8. 前記金属の電極は、前記ステージ又は前記外周部材の表面に形成された金属膜である、
    請求項6に記載の成膜装置。
  9. 前記渦電流センサの少なくとも側面を覆う絶縁体のカバー部材を有する、
    請求項2に記載の成膜装置。
  10. 前記シャワーヘッド内の前記渦電流センサの周辺の空間を真空排気する排気機構を有する、
    請求項2に記載の成膜装置。
  11. 前記成膜装置は、ALD装置である、
    請求項1に記載の成膜装置。
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