JP2023553647A - 少なくとも2車軸の車両のためのブレーキシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(12)、車両の第1の前輪に組み付け可能な第1の前輪ホイールブレーキシリンダ(14a)、および車両の第2の前輪に組み付け可能な第2の前輪ホイールブレーキシリンダ(14b)を有する前車軸ユニット(10)と、前車軸ユニット(10)から液圧的に分離して形成され、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)、車両の第1の後輪に組み付け可能な第1の後輪ホイールブレーキシリンダ(22a)および車両の第2の後輪に組み付け可能な第2の後輪ホイールブレーキシリンダ(22b)を有する後車軸ユニット(18)と、を備える少なくとも2車軸の車両のためのブレーキシステムに関し、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)が第1の後車軸液圧経路を介して第1の後輪ホイールブレーキシリンダ(22a)に、かつ第2の後車軸液圧経路を介して第2の後輪ホイールブレーキシリンダ(22b)に液圧的に結合され、第1の分離バルブ(26a)が第1の後車軸液圧経路に、および/または第2の分離バルブ(26b)が第2の後車軸液圧経路に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも2車軸の車両のためのブレーキシステムに関する。本発明は、少なくとも2車軸の車両のブレーキシステムを動作させる方法にも関する。
例えば特許文献1などの従来技術から、それぞれが4つのホイールブレーキシリンダを有し、それらのうちの各ホイールブレーキシリンダは、マスタブレーキシリンダの上流にブレーキペダルが設けられているそれぞれのブレーキシステムのマスタブレーキシリンダに液圧的に結合されている、少なくとも2車軸の車両のためのブレーキシステムが知られている。
独国特許出願公開第102016208529号明細書
本発明は、請求項1の特徴を有する少なくとも2車軸の車両のためのブレーキシステム、および請求項10の特徴を有する少なくとも2車軸の車両のブレーキシステムを動作させる方法を提供する。
本発明は、比較的コンパクトな構造を有し、かつ比較的少ない製造コストで生産可能である少なくとも2車軸の車両のためのブレーキシステムを提供する。以下の説明をもとにして明らかになるように、本発明によるブレーキシステムでは、それぞれがブレーキシステムを装備した車両の少なくとも2つの車軸の間の従来の液圧ラインが省略される。このことにより、それぞれの車両の比較的多くの構造空間が削減される。さらに、これによってそれぞれの車両への本発明によるブレーキシステムの組み付けも容易になる。
さらに、以下の説明をもとにして明らかになるように、本発明によるブレーキシステムでは、その前輪ホイールブレーキシリンダおよびその後輪ホイールブレーキシリンダのそれぞれのブレーキ圧を全自動的/全自律的に、すなわち運転者によって運転者ブレーキ力を提供することなしに調整することができる。これを全自動的/全自律的な圧力調整と呼ぶこともでき、これが本発明によるブレーキシステムのすべてのホイールブレーキシリンダに可能である。
さらに、本発明によるブレーキシステムの後輪ホイールブレーキシリンダの少なくともそれぞれのブレーキ圧が個別に調整できる。これを本発明によるブレーキシステムの少なくとも後輪ホイールブレーキシリンダのホイール個別の全自動的/全自律的な圧力調整と言い換えることもできる。しかし、本発明によるブレーキシステムの少なくとも後輪ホイールブレーキシリンダのホイール個別の全自動的/全自律的な圧力調整のための本発明によるブレーキシステムのバルブの切り換えは、通常、例えばESPコントロールまたはABSコントロールなどの変調(Modulation)のためにのみ必要であるということに言及しておく。したがって、本発明によるブレーキシステムの動作中にバルブ切換音が発生することは比較的まれである。そのため、本発明によるブレーキシステムは、NVH特性(騒音・振動・ハーシュネス特性)が良いとも言われる。
ブレーキシステムの有利な実施形態では、後車軸ユニットの後車軸制御装置は、車両の少なくとも1つのブレーキ操作要素センサ、車両の自動速度制御装置、前車軸ユニットの前車軸制御装置、および/またはブレーキシステムの他の安定化装置によって後車軸制御装置へ出力される少なくとも1つのブレーキ設定信号を考慮して、少なくとも1つの第2のモータ駆動式(motorisiert)ブレーキ圧発生装置、第1の分離バルブおよび/または第2の分離バルブを制御するように設計および/またはプログラミングされ、それにより少なくとも一時的に、少なくとも第1の分離バルブがその閉状態に制御されている間、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置の作動によって、ブレーキ液を第2の後車軸液圧経路を介して第2の後輪ホイールブレーキシリンダに移送可能であり、および/または少なくとも第2のバルブがその閉状態に制御されている間、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置の作動によって、ブレーキ液を第1の後車軸液圧経路を介して第1の後輪ホイールブレーキシリンダに移送可能である。したがって、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置の後車軸制御装置により制御される作動によって、ここに記載されるブレーキシステムの実施形態の2つの後輪ホイールブレーキシリンダにおけるホイール個別の圧力調整を実行することができる。代替的に、第1の分離バルブおよび第2の分離バルブが開いている間に後車軸ユニットを作動させることもできる。
殊に、後車軸ユニットは、後車軸ユニットと前車軸ユニットが、最大限では、後車軸制御装置および前車軸制御装置に結合された少なくとも1つの信号ラインおよび/またはバスラインを介して互いに接続されるように、前車軸ユニットから液圧的に分離して形成されている。これにより、ここに記載されるブレーキシステムの実施形態では、ここに記載されるブレーキシステムを搭載した車両の前車軸と後車軸との間の従来の液圧ラインが省略される。
例えば、第1の前車軸液圧経路および第2の前車軸液圧経路は、前車軸ユニットの共通の前車軸ブレーキ回路を通って延びていてよく、ならびに/あるいは第1の後車軸液圧経路および第2の後車軸液圧経路は、後車軸ユニットの共通の後車軸ブレーキ回路を通って延びていてよい。しかし代替的に、第1の前車軸液圧経路が前車軸ユニットの第1の前車軸ブレーキ回路を通って延びることもできるのに対して、第2の前車軸液圧経路は、前車軸ユニットの第2の前車軸ブレーキ回路を通って延び、および/または第1の後車軸液圧経路が後車軸ユニットの第1の後車軸ブレーキ回路を通って延びることができるのに対して、第2の後車軸液圧経路は、後車軸ユニットの第2の後車軸ブレーキ回路を通って延びる。したがって、ブレーキシステムのブレーキ回路を形成する場合に大きい設計自由度が可能である。
好ましくは、前車軸ユニットは、さらにまだ、第1の前車軸液圧経路に配置された少なくとも1つの第1の前車軸分離バルブおよび/または第2の前車軸液圧経路に配置された第2の前車軸分離バルブを備える。この場合、両方の前車軸ホイールブレーキシリンダ(Vorderachs-Radbremszylinder)においてもホイール個別の圧力調整が可能である。
有利な発展形態として、前車軸ユニットがマスタブレーキシリンダをさらに備えることができ、マスタブレーキシリンダには、マスタブレーキシリンダの少なくとも1つのチャンバを画定するマスタブレーキシリンダの少なくとも1つのピストンが車両の運転者によるブレーキ操作要素の操作によって変位可能であるように、車両のブレーキ操作要素が結合可能であるか、または結合され、マスタブレーキシリンダの少なくとも1つのチャンバが、バルブのない、またはバルブを装備した少なくとも1つの接続ラインを介して少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置、第1の前車軸液圧経路および/または第2の前車軸液圧経路に液圧的に結合されている。したがって、運転者は、自分の運転者ブレーキ力によって前輪ホイールブレーキシリンダに直接作用を及ぼす(einzubremsen)ことが可能であり、このようにして、前輪ホイールブレーキシリンダにおいて(追加的な)ブレーキ圧発生をなお引き起こすことができる。したがって、ここに記載されるブレーキシステムの実施形態は、機械的フォールバックレベルも有している。
好ましくは、少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置がプランジャ装置であり、マスタブレーキシリンダの少なくとも1つのチャンバが少なくとも1つの接続ラインを介してプランジャ装置の少なくとも1つのプランジャチャンバに液圧的に結合され、少なくとも1つのプランジャチャンバには、プランジャ装置の少なくとも1つの変位可能なプランジャピストンがそのそれぞれの出発位置にある場合、ブレーキ液をマスタブレーキシリンダから少なくとも1つの接続ラインの少なくとも1つの合流点(Muendung)を通ってプランジャ装置に移送可能であるのに対して、少なくとも1つの変位可能なプランジャピストンがそのそれぞれの出発位置から変位した場合、マスタブレーキシリンダから少なくとも1つの接続ラインの少なくとも1つの合流点を通ってプランジャ装置へのブレーキ液の移送が、少なくとも1つのプランジャピストンおよび/またはそれぞれのプランジャチャンバに取り付けられた少なくとも1つのシール要素によって阻止されるように、少なくとも1つの接続ラインのそれぞれの合流点が形成されている。したがって、プランジャ装置の作動中、マスタブレーキシリンダは、プランジャ装置から自動的に「切り離され」る。それにもかかわらず、ここに記載されるブレーキシステムの実施形態は、プランジャ装置が故障した場合には自動的にそのフォールバックレベルに移り、このフォールバックレベルにおいて、運転者は、自分の運転者ブレーキ力によってマスタブレーキシリンダおよびプランジャ装置を介して前輪ホイールブレーキシリンダに作用を及ぼすことができる。したがって、ここに記載されるブレーキシステムの実施形態を機械的フォールバックレベルへ移すためにバルブを切り換える必要はない。
代替的に、少なくとも1つの接続ラインに少なくとも1つのマスタブレーキシリンダ切離しバルブ(Abkopplungsventil)を配置することもできる。したがって、ここに記載されるブレーキシステムの実施形態の機械的フォールバックレベルへの移行は、少なくとも1つのマスタブレーキシリンダ切離しバルブを切り換えることによっても可能である。
上記の利点は、少なくとも2車軸の車両のブレーキシステムを動作させるための対応する方法を実行する場合にも保証される。少なくとも2車軸の車両のブレーキシステムを動作させる方法をブレーキシステムの上述の実施形態に従って発展させることができるということを明示的に言及しておく
ブレーキシステムの第1の実施形態の模式図である。 ブレーキシステムの第2の実施形態の模式図である。 ブレーキシステムの別の実施形態の模式的部分図である。 ブレーキシステムの別の実施形態の模式的部分図である。 ブレーキシステムの別の実施形態の模式的部分図である。 ブレーキシステムの別の実施形態の模式的部分図である。 ブレーキシステムの別の実施形態の模式的部分図である。 ブレーキシステムの別の実施形態の模式的部分図である。 少なくとも2車軸の車両のブレーキシステムを動作させる方法の実施形態を説明するフローチャートである。
以下、図をもとにして本発明の他の特徴および利点を説明する。
図1は、ブレーキシステムの第1の実施形態の模式図を示す。
図1に模式的に示されるブレーキシステムは、少なくとも2車軸の車両/自動車に組み付け可能であり/組み付けられ、ブレーキシステムの使用可能性は、特定の車両タイプ/自動車タイプの2車軸の車両/自動車に限定されない。
ブレーキシステムは、少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12、車両の第1の前輪に組み付け可能な/組み付けられた第1の前輪ホイールブレーキシリンダ14a、および車両の第2の前輪に組み付け可能な/組み付けられた第2の前輪ホイールブレーキシリンダ14bを含む前車軸ユニット10を有する。少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12は、第1の前車軸液圧経路を介して第1の前輪ホイールブレーキシリンダ14aに、かつ第2の前車軸液圧経路を介して第2の前輪ホイールブレーキシリンダ14bに液圧的に結合されている。したがって、図1のブレーキシステムでは、第1の前車軸ホイールブレーキシリンダ14aの前輪ブレーキ圧と第2の前車軸ホイールブレーキシリンダ14bの同じ前輪ブレーキ圧を、少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12によって全自動的/全自律的に、すなわちそれぞれの車両の運転者によって運転者ブレーキ力を提供することなしに調整することができる。図1の実施形態において、第1の前車輪液圧経路と第の前車輪液圧経路とは、単に例示的に前車輪ユニット10の共通の前車輪ブレーキ回路16を通って延びている。図1に図示された少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12の少なくとも1つのポンプ12としての形態も単に例示と解釈されるべきである。少なくとも1つのポンプ12の代わりに、または補足として、前車軸ユニット10の少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12として少なくとも1つの変位可能なプランジャピストンを有するプランジャ装置を用いることもできる。
ブレーキシステムは、前車軸ユニット10から液圧的に分離して形成された後車軸ユニット18も有している。後車軸ユニット18は、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20、車両の第1の後輪に組み付け可能な/組み付けられた第1の後輪ホイールブレーキシリンダ22a、および車両の第2の後輪に組み付け可能な/組み付けられた第2の後輪ホイールブレーキシリンダ22bを備える。少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20は、第1の後車軸液圧経路を介して第1の後輪ホイールブレーキシリンダ22aに、かつ第2の後車軸液圧経路を介して第2の後輪ホイールブレーキシリンダ22bに液圧的に結合されている。その場合、第1の後車軸液圧経路と第2の後車軸液圧経路は、例示的に後車軸ユニット18の共通の後車軸ブレーキ回路24を通って延びる。図1の例では、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20がモータ駆動式プランジャ装置20であり、その単一の変位可能なプランジャピストンは、モータ駆動式プランジャ装置のモータの作動によって変位可能である。しかし、図1に図示される、変位可能なプランジャピストンのみを有するプランジャ装置20としての少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20の形態は単に例示的なものと解釈されるべきであることに言及しておく。同様に、複数の変位可能なプランジャピストンを有するプランジャ装置、または(プランジャ装置の代わりに、または補足的に)少なくとも1つのポンプを少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20として後車軸ユニット18に設置することもできる。
さらに、後車軸ユニット18は、第1の後車軸液圧経路に配置された第1の分離バルブ26aおよび/または第2の後車軸液圧経路に配置された第2の分離バルブ26bを有する。したがって、図1のブレーキシステムでは、第1の後輪ホイールブレーキシリンダ22aの第1の後輪ブレーキ圧、および第1の後輪ブレーキ圧とは異なる第2の後輪ホイールブレーキシリンダ22bの第2の後輪ブレーキ圧も少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20と分離バルブ26aおよび26bのうちの少なくとも1つによって全自動的/全自律的に調整することができる。これを2つの後輪ホイールブレーキシリンダ22aおよび22bにおけるホイール個別の全自動的/全自律的な圧力調整、あるいは2つの後輪ホイールブレーキシリンダ22aおよび22bにおけるホイール個別の全自動的/全自律的ブレーキ圧発生と呼ぶこともできる。
しかし、後輪ホイールブレーキシリンダ22aおよび22bにおけるこのようなホイール個別の全自動的/全自律的な圧力調整は、通常、例えばESPコントロールまたはABSコントロールなどの変調のためにのみ必要であることに言及しておく。後車軸ユニット18の「標準動作」中は、大抵の場合、2つの後輪ホイールブレーキシリンダ22aおよび22bに同じ後輪ブレーキ圧が全自動的/全自律的に調整され、それによりバルブ切換音は発生し得ない。したがってこのような状況で車両の運転者がバルブ切換音に煩わされることはない。
後車軸ユニット18から前車軸ユニット10を液圧的に分離して形成するとは、前車軸ユニット10と後車軸ユニット18との間に液圧ラインが延びていないと解されるべきである。前車軸ユニット10が後車軸ユニット18から液圧的に分離して形成されるので、図1のブレーキシステムでは、ホイールブレーキシリンダ14a、14b、22a、および22bを備えた車軸間に従来必要とされた液圧ラインが省略される。したがって、ブレーキシステムは非常にコンパクト、かつ省スペース的な構造を有する。特に、ブレーキシステムのモジュール構造は、比較的少ない製造コストで実現可能である。さらに、前車軸ユニット10および後車軸ユニット18を2つの別々のユニットとして、これらを装備する2車軸の車両に組み付けることができる。ここに記載されるブレーキシステムの組立もこれによって容易になる。
少なくとも1つの分離バルブ26aおよび26bは、選択的に切換バルブまたは差圧調整に適した連続的に制御可能なバルブであり得る。殊に、少なくとも1つの分離バルブ26aおよび26bは、非通電時開のバルブである。
好ましくは、後車軸ユニット18は、少なくとも1つのブレーキ設定信号30を考慮して、少なくとも、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20、第1の分離バルブ26aおよび/または第2の分離バルブ26bを少なくとも1つの制御信号28sで制御するように設計および/またはプログラミングされた後車軸制御装置28も備える。殊に、後車軸制御装置28は、少なくとも一時的に、少なくとも第1の分離バルブ26aがその閉状態に制御され、かつ存在する場合に、第2の分離バルブ26bが少なくとも部分開状態に制御されている間、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20の作動によって、ブレーキ液が第2の後車軸液圧経路を介して第2の後輪ホイールブレーキシリンダ22bに移送可能である/移送されるモードで後車軸ユニット18を作動させるように設計され、それにより第2の後輪ホイールブレーキシリンダ22bにおいて個別のブレーキ圧上昇が行われている。代替的または補足的に、後車軸ユニット18は、その後車軸制御装置28によって少なくとも一時的に、少なくとも第2の分離バルブ26bがその閉状態に制御され、かつ存在する場合に、第1の分離バルブ26aが少なくとも部分開状態に制御されている間、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20の作動によって、ブレーキ液が第1の後車軸液圧経路を介して第1の後輪ホイールブレーキシリンダ22aに移送可能である/移送されるモードでも作動可能であり得、そのことが第1の後輪ホイールブレーキシリンダ22aにおいて個別のブレーキ圧上昇を引き起こす。
少なくとも1つのブレーキ設定信号30は、例えば車両のブレーキ操作要素センサ32、車両の(示されない)自動速度制御装置、前車軸ユニット10の(任意的な)前車軸制御装置34、および/またはブレーキシステムの(示されない)別の安定化装置によって後車軸制御装置28へ出力することができる。少なくとも1つのブレーキ操作要素センサ32は、例えばロッドストロークセンサおよび/または変位センサであり得る。自動速度制御装置は、例えば、車両の運転者不在の自動運転装置、アダプティブクルーズコントロールおよび/または非常ブレーキシステムであり得る。車両の他の安定化装置とは、特にESPコントロールユニットまたはABSコントロールユニットと解することができる。したがって、後車軸制御装置28は、後輪ホイールブレーキシリンダ22aおよび22bの圧力調整のために複数の異なった電子コンポーネントと協働することができる。有利な発展形態として、後車軸ユニット18の(示されない)予圧センサ(Vordrucksensor)、後車軸ユニット18の少なくとも1つの(示されない)ホイール圧力センサ、および/または後輪の少なくとも1つの(図示されない)ホイール回転数センサのセンサ信号を受信および評価するように後車軸制御装置28を形成することもできる。別の有利な発展形態として、車両を回生的に制動するために発電機として使用される、図1には描かれていない車両の少なくとも1つのモータを共に制御するように後車軸制御装置28を設計することもできる。
図1の実施形態では、前車軸ユニット10は、追加的に、第1の前車軸液圧経路に配置された第1の前車軸分離バルブ36aおよび/または第2の前車軸液圧経路に配置された第2の前車軸分離バルブ36bを備えて形成されている。したがって、2つの前輪ホイールブレーキシリンダ14aおよび14bにおいてもホイール個別の全自動的/全自律的な圧力調整が可能である。少なくとも前車軸分離バルブ36aおよび36bは、選択的に切換バルブまたは差圧調整に適した連続的に制御可能なバルブであり得る。殊に、少なくとも1つの前車軸分離バルブ36aおよび36bは非通電時開のバルブである。前車軸ユニット10が少なくとも1つの前車軸分離バルブ36aおよび36bを備えている限り、これは殊に前車軸制御装置34も有し、この前車軸制御装置によって少なくとも、少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12、第1の前車軸分離バルブ36aおよび/または第2の前車軸分離バルブ36bを少なくとも1つの制御信号34sで制御可能である。
殊に、後車軸ユニット18および前車軸ユニット10は、最大限では、後車軸制御装置28および前車軸制御装置34に結合された少なくとも1つの信号ラインおよび/またはバスライン38を介して互いに接続されている。したがって、後車軸ユニット18と前車軸ユニット10との間の信号ラインおよび/またはバスライン38によって実現される接続は、省スペース的であるが、それでも後車軸ユニット18と前車軸ユニット10との良好な協働を可能にする。少なくとも1つの信号ラインおよび/またはバスライン38は、例えば車両の車両バスであり得る。
有利には、図1の実施形態において、前車軸ユニット10が、追加的にマスタブレーキシリンダ40も有し、このマスタブレーキシリンダには、マスタブレーキシリンダ40の少なくとも1つのチャンバを画定するマスタブレーキシリンダ40の少なくとも1つのピストンが、車両の運転者によるブレーキ操作要素42の操作によって変位可能である/変位されるように、車両のブレーキ操作要素42が結合可能であるか、または結合されている。この場合、後車軸ユニット18が前車軸ユニット10のマスタブレーキシリンダ40に液圧的に結合されていないことに明示的に言及しておく。
ブレーキ操作要素42は、例えばブレーキペダル42であり得る。さらに、マスタブレーキシリンダ40の少なくとも1つのチャンバは、少なくとも1つの接続ライン44を介して少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12、第1の前車軸液圧経路および/または第2の前車軸液圧経路に液圧的に結合されている。したがって、図1のブレーキシステムには、特に少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12および/または少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20が故障した場合に、運転者がブレーキ操作要素42に加える自分の運転者ブレーキ力によって、前輪ホイールブレーキシリンダ14aおよび14bにブレーキ圧発生をなお引き起こすことができる機械的フォールバックレベルが形成されている。したがって、自車両の車両電気システムが故障した場合、前輪ホイールブレーキシリンダ14aおよび14bにもたらされるブレーキ圧上昇によって運転者自身で車両をまだ確実に停止させることができる。
少なくとも1つの接続ライン44は、選択的にバルブのない、またはバルブを装備した接続ライン44であり得る。有利な発展形態として、さらに少なくとも1つのマスタブレーキシリンダ切離しバルブ46を少なくとも1つの接続ライン44に配置することができる。したがって、少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12の作動中、少なくとも1つのマスタブレーキシリンダ切離しバルブ46を閉じることによって、ブレーキ操作要素42に加えられる運転者ブレーキ力が、前輪ホイールブレーキシリンダ14aおよび14bに存在する少なくとも1つの前輪ブレーキ圧への影響を及ぼさないように、マスタブレーキシリンダ40を少なくとも1つのモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12から切り離すことができる。少なくとも1つのマスタブレーキシリンダ切離しバルブ46は、殊に非通電時開のバルブである。図1に示されないが、マスタブレーキシリンダ40にシミュレータをさらに結合することができ、それにより少なくとも1つのマスタブレーキシリンダ切離しバルブ46が閉状態にあるときにブレーキ操作要素42を操作する運転者は、標準的なブレーキ操作感覚/ペダル感覚を得る。
補足的に、機械的フォールバックモード中に少なくとも1つのブレーキ圧発生装置切離しバルブ48を閉じることによって、少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12が少なくとも1つの接続ライン44から切り離し可能であり/切り離され、それによりこれが「容量シンク(Volumensenke)」となって、運転者ブレーキ力によってもたらされる前輪ホイールブレーキシリンダ14aおよび14bのブレーキ圧上昇を妨げることのないように、追加的に、前車軸ブレーキ回路16に少なくとも1つのブレーキ圧発生装置切離しバルブ48をさらに設置することができる。少なくとも1つのブレーキ圧発生装置切離しバルブ48には非通電時閉(stromlos geschlossen)のバルブが好ましい。
図1のブレーキシステムでは、マスタブレーキシリンダ40の単一のチャンバが、単一のマスタブレーキシリンダ切離しバルブ46を有するただ1つの接続ライン44を介して前車軸ブレーキ回路16に結合され、前車軸ブレーキ回路16における単一の接続ライン44の合流点は、少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12と前車軸ブレーキ回路16の分岐との間に位置する。図1のブレーキシステムが単一の第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12しか有していないので、前車軸ユニット10にも単一のブレーキ圧発生装置切離しバルブ48しか設置されていない。この場合、単一の接続ライン44の合流点は単一のブレーキ圧発生装置切離しバルブ48と前車軸ブレーキ回路16の分岐との間に位置することが好ましい。
図2は、ブレーキシステムの第2の実施形態の模式図を示す。
図2のブレーキシステムでは、前車軸ユニット10の少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12は、この装置のモータによって変位可能な2つのプランジャピストンを有する第1のプランジャ装置12である。したがって、第1の前車軸液圧経路は、第1のプランジャ装置12の第1のプランジャチャンバに結合された前車軸ユニット10の第1の前車軸ブレーキ回路16aを通って延びるのに対して、第2の前車軸液圧経路は、第1のプランジャ装置12の第2のプランジャチャンバに結合された前車軸ユニット10の第2の前車軸ブレーキ回路16bを通って延びる。さらに、第1のプランジャ装置12に結合されたマスタブレーキシリンダ40がタンデムマスタブレーキシリンダ40であり、マスタブレーキシリンダ40の第1のチャンバが第1のプランジャ装置12の第1のプランジャチャンバと、かつマスタブレーキシリンダ40の第2のチャンバが第1のプランジャ装置12のそれぞれを介して第2のプランジャチャンバと、接続ライン44がそれぞれ1つのマスタブレーキシリンダ切離しバルブ46と接続されている。
さらに、図2のブレーキシステムでは、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置20が2つの変位可能なプランジャピストンを有する第2のプランジャ装置20として形成されている。それに対応して、第1の後車軸液圧経路が第2のプランジャ装置20の第1のプランジャチャンバに結合された後車軸ユニット18の第1の後車軸ブレーキ回路24aを通って延びるのに対して、第2の後車軸液圧経路は、第2のプランジャ装置20の第2のプランジャチャンバに結合された後車軸ユニット18の第2の後車軸ブレーキ回路24bを通って延びる。
図2のブレーキシステムの他の特徴、およびそれらの利点については、すでに説明した図1の実施形態を参照されたい。
図3は、ブレーキシステムの第3の実施形態の模式的部分図を示す。
図3に模式的に示される前車軸ユニット10は、マスタブレーキシリンダ切離しバルブ46が装備された接続ライン44の合流点が第1の前車軸分離バルブ36aと第1の前輪ホイールブレーキシリンダ14aとの間に位置するという点で、図1に示されるものと区別される。したがって、有利な発展形態として、図3の前車軸ユニット10は、切換可能なバルブ52を含むブレーキ回路接続ライン50をさらに有し、その第1の合流点は、第1の前車軸分離バルブ36と第1の前輪ホイールブレーキシリンダ14aとの間に位置し、その第2の合流点は、第2の前車軸分離バルブ36bと第2の前輪ホイールブレーキシリンダ14bとの間に位置する。図3のブレーキシステムの場合も、運転者は機械的フォールバックレベルにおいて、ブレーキ操作要素42に加えられる自分の運転者ブレーキ力によって、2つの前輪ホイールブレーキシリンダ14aおよび14bにおいてブレーキ圧力発生をなお引き起こすことができる。切り換え可能なバルブ52は、殊に非通電時開のバルブである。
図3のブレーキシステムの他の特徴およびそれらの利点については、図1の実施形態を参照されたい。特に、図3の前車軸ユニット10と協働する後車軸ユニット18は図1または図2に相応して形成することができる。
図4は、ブレーキシステムの第4の実施形態の模式的部分図を示す。
図4に模式的に示される前車軸ユニット10では、(図2の実施形態とは異なり)マスタブレーキシリンダ40の第1のチャンバに結合された第1の接続ライン44が第1の前車軸分離バルブ36aと第1の前輪ホイールブレーキシリンダ14aとの間、かつマスタブレーキシリンダ40の第2のチャンバに結合された第2の接続ライン44が第2の前車軸分離バルブ36bと第2の前輪ホイールブレーキシリンダ14bとの間で合流する(muenden)。どちらの接続ライン44もバルブを有していない。
図4のブレーキシステムの他の特徴およびそれらの利点については、図1および図2の実施形態を参照されたい。特に、図4の前車軸ユニット10と協働する後車軸ユニット18は、図1または図2に相応して形成することができる。
図5は、ブレーキシステムの第5の実施形態の模式的部分図を示す。
図4の実施形態とは異なり、図5に模式的に示される前車軸ユニット10では、マスタブレーキシリンダ40の第1のチャンバに結合された第1の接続ライン44がプランジャ装置12の第2のプランジャチャンバと第2の前車軸分離バルブ36bとの間で合流し(muenden)、マスタブレーキシリンダ40の第2のチャンバに結合された第2の接続ライン44は、プランジャ装置12の第1のプランジャチャンバと第1の前車軸分離バルブ36aとの間で合流する。
図5のブレーキシステムの他の特徴およびそれらの利点については、図1、図2および図4の実施形態を参照されたい。特に、図5の前車軸ユニット10と協働する後車軸ユニット18は、図1または図2に相応して形成することができる。
図6は、ブレーキシステムの第6の実施形態の模式的部分図を示す。
図6に模式的に示される前車軸ユニット10では、少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置12はプランジャ装置12である。前車軸ユニット10のマスタブレーキシリンダ40の少なくとも1つのチャンバは、少なくとも1つの接続ライン44を介してプランジャ装置12の少なくとも1つのプランジャチャンバに液圧的に結合されている。少なくとも1つのプランジャチャンバにおける少なくとも1つの接続ライン44のそれぞれの合流点は、プランジャ装置12の少なくとも1つの変位可能なプランジャピストンがそのそれぞれの出発位置にある場合にブレーキ液がマスタブレーキシリンダ40から少なくとも1つの接続ライン44の少なくとも1つの合流点を通ってプランジャ装置12に移送可能であるように形成されている。しかし、少なくとも1つの変位可能なプランジャピストンがそのそれぞれの出発位置から変位した場合、プランジャ装置12への少なくとも1つの接続ライン44の少なくとも1つの合流点を通るマスタブレーキシリンダ40からのブレーキ液の移送は、少なくとも1つのプランジャピストン、および/またはそれぞれのプランジャチャンバに取り付けられた少なくとも1つのシール要素54a、54bおよび54cによって阻止される。したがって、少なくとも1つの接続ライン44の有利に形成された合流点と少なくとも1つのプランジャピストンおよび/またはそれぞれのプランジャチャンバに取り付けられた少なくとも1つのシール要素54a、54bおよび54cとは、それらが機能できる状態にあるプランジャ装置12の作動時に、マスタブレーキシリンダ40がプランジャ装置12から「自動的に」結合解除され、したがってブレーキ操作要素42に加えられた運転者ブレーキ力が前輪ホイールブレーキシリンダ14aおよび14bに存在する少なくとも1つの前輪ブレーキ圧に影響を及ぼさないことを確保する。車両のプランジャ装置12および/または車両電気システムが故障した場合、少なくとも1つの変位可能なプランジャピストンは、通常、そのそれぞれの出発位置にあり、それによってブレーキシステムがその機械的フォールバックレベルに「自動的に」移り、該機械的フォールバックレベルにおいて運転者は自分の運転者ブレーキ力によって、自車両を制動するために前輪ホイールブレーキシリンダ14aおよび14bに十分なブレーキ圧上昇をなお確実に引き起こすことができる。したがって、図6のブレーキシステムにマスタブレーキシリンダ切離しバルブ46を備えることは不必要である。
例示的に、図6のブレーキシステムでは、マスタブレーキシリンダ40の単一のチャンバが、バルブのない接続ライン44のみを介してプランジャ装置12の単一のプランジャチャンバと接続されている。プランジャ装置12の単一のプランジャピストンは、それに取り付けられた3つのシール要素54a、54bおよび54cを支持する。プランジャピストンがその出発位置にある場合に接続ライン44の合流点に最も近いところに位置する第1のシール要素54aは、合流点の方向からの圧力を遮断し、(逆の)モータの方向からの圧力を通す。第1のシール要素54aに隣接する第2のシール要素54bは、合流点の方向からの圧力を通し、(逆の)モータの方向からの圧力を遮断する。プランジャ装置12のモータに最も近いところに位置する第3のシール要素54cも合流点の方向からの圧力を遮断し、(逆の)モータの方向からの圧力を通す。
図6のブレーキシステムの他の特徴およびそれらの利点については、すでに説明した実施形態を参照されたい。特に、図6の前車軸ユニット10と協働する後車軸18は、図1または図2に相応して形成することができる。
図7は、ブレーキシステムの第7の実施形態の模式的部分図を示す。
図6の実施形態とは異なり、図7のブレーキシステムでは、プランジャピストンが、その出発位置にある場合に接続ライン44の合流点に最も近いところにあり、合流点の方向からの圧力を遮断し、(逆の)モータの方向からの圧力を通す第1のシール要素54aと、プランジャ装置12のモータに最も近いところにあり、同様に合流点の方向からの圧力を遮断し、(逆の)モータの方向からの圧力を通す第3のシール要素54c「のみ」がプランジャピストンに取り付けられている。したがって、接続ライン44にはマスタブレーキシリンダ切離しバルブ46がさらに配置されている。
図7のブレーキシステムの他の特徴、およびそれらの利点については、すでに説明した実施形態を参照されたい。特に、図7の前車軸ユニット10と協働する後車軸ユニット18は、図1または図2に相応して形成することができる。
図8は、ブレーキシステムの第8の実施形態の模式的部分図を示す。
図8に示される前車軸ユニット10の場合も、マスタブレーキシリンダ40の第1のチャンバが第1の接続ライン44を介して第1のプランジャチャンバと、かつマスタブレーキシリンダ40の第2のチャンバが第2の接続ライン44を介して第2のプランジャチャンバと接続され、割り当てられたプランジャチャンバにおける各接続ライン44の合流点が図6に相応して形成されている。さらに、2つのプランジャピストンの各々は、上記のシール要素54a、54bおよび54cを支持する。
図8のブレーキシステムの他の特徴、およびそれらの利点については、すでに説明した実施形態を参照されたい。特に、図8の前車軸ユニット10と協働する後車軸ユニット18は、図1または図2に相応して形成することができる。
上述したすべてのブレーキシステムは、それらの製造のために新たな技術を必要としない。その代わりに、上述したブレーキシステムの製造には既存のコンポーネント/構成部品を用いることができる。
図9は、少なくとも2車軸の車両のブレーキシステムを動作させる方法の実施形態を説明するためのフローチャートを示す。
以下に説明される方法は、第1の前車軸液圧経路を介して車両の第1の前輪の第1の前輪ホイールブレーキシリンダに、かつ第2の前車軸液圧経路を介して車両の第2の前輪の第2の前輪ホイールブレーキシリンダに液圧的に結合されている少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置を有する前車軸ユニットと、前車軸ユニットから液圧的に分離して形成された、第1の後車軸液圧経路を介して車両の第1の後輪の第1の後輪ホイールブレーキシリンダに、かつ第2の後車軸液圧経路を介して車両の第2の後輪の第2の後輪ホイールブレーキシリンダに液圧的に結合される少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置を有する後車軸ユニットと、を備えるあらゆるブレーキシステムを用いて実行可能である。実行可能性の1つは、特定のブレーキシステムタイプにも、ブレーキシステムを搭載した特定の車両タイプ/自動車タイプの車両/自動車にも限定されない。
方法ステップS1およびS2のうちの少なくとも1つとして、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置、第1の後車軸液圧経路に配置された第1の分離バルブおよび/または第2の後車軸液圧経路に配置された第2の分離バルブが少なくとも1つのブレーキ設定信号を考慮して制御される。車両の少なくとも1つのブレーキ操作要素センサ、車両の自動速度制御装置、前車軸ユニットの前車軸制御装置、および/またはブレーキシステムの他の安定化装置によって少なくとも1つのブレーキ設定信号が出力される。方法ステップS1として、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置、第1の分離バルブ、および/または第2の分離バルブは、少なくとも一時的に、少なくとも第1の分離バルブがその閉状態に制御および/または保持される間、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置の作動によって、ブレーキ液が第2の後車軸液圧経路を介して第2の後輪ホイールブレーキシリンダに移送されるように制御される。代替的または補足的に、方法ステップS2として、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置、第1の分離バルブおよび/または第2の分離バルブは、少なくとも一時的に、少なくとも第2の分離バルブがその閉状態に制御および/または保持される間、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置の作動によって、ブレーキ液が第1の後車軸液圧経路を介して第1の後輪ホイールブレーキシリンダに移送されるように制御される。ここに記載される方法の実行は、すでに上記列挙された利点をもたらす。任意的に、さらに、示されない方法ステップにおいて、第1の分離バルブが開いた場合、および第2の分離バルブが開いた場合に少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置を操作することができる。
上記のすべての前車軸ユニットおよび後車軸ユニットは、ここに記載された方法を実行するために使用することができる。しかし方法の実行可能性は、この前車軸ユニットおよび後車軸ユニットの使用に限定されない。
10 前車軸ユニット
12 第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置
14a 第1の前輪ホイールブレーキシリンダ
14b 第2の前輪ホイールブレーキシリンダ
16 前車軸ブレーキ回路
16a 第1の前車軸ブレーキ回路
16b 第2の前車軸ブレーキ回路
18 後車軸ユニット
20 第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置
22a 第1の後輪ホイールブレーキシリンダ
22b 第2の後輪ホイールブレーキシリンダ
24 前車軸制御装置
24a 第1の後車軸ブレーキ回路
24b 第2の後車軸ブレーキ回路
26a 第1の分離バルブ
26b 第2の分離バルブ
28 後車軸制御装置
30 ブレーキ設定信号
32 ブレーキ操作要素センサ
34 前車軸制御装置
36a 第1の前車軸分離バルブ
36b 第2の前車軸分離バルブ
38 バスライン
40 マスタブレーキシリンダ
42 ブレーキ操作要素
44 接続ライン
46 マスタブレーキシリンダ切離しバルブ
54a、54b、54c シール要素

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(12)、車両の第1の前輪に組み付け可能な第1の前輪ホイールブレーキシリンダ(14a)、および前記車両の第2の前輪に組み付け可能な第2の前輪ホイールブレーキシリンダ(14b)を有し、前記少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(12)が、第1の前車軸液圧経路を介して前記第1の前輪ホイールブレーキシリンダ(14a)に、かつ第2の前車軸液圧経路を介して前記第2の前輪ホイールブレーキシリンダ(14b)に液圧的に結合されている、前車軸ユニット(10)と、
    前記前車軸ユニット(10)から液圧的に分離して形成され、少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)、前記車両の第1の後輪に組み付け可能な第1の後輪ホイールブレーキシリンダ(22a)、および前記車両の第2の後輪に組み付け可能な第2の後輪ホイールブレーキシリンダ(22b)を有し、前記少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)が、第1の後車軸液圧経路を介して前記第1の後輪ホイールブレーキシリンダ(22a)に、かつ第2の後車軸液圧経路を介して前記第2の後輪ホイールブレーキシリンダ(22b)に液圧的に結合されている後車軸ユニット(18)と、
    を備える少なくとも2車軸の車両のためのブレーキシステムにおいて、
    前記第1の後車軸液圧経路に配置された第1の分離バルブ(26a)および/または前記第2の後車軸液圧経路に配置された第2の分離バルブ(26b)を特徴とする、ブレーキシステム。
  2. 前記後車軸ユニット(18)の後車軸制御装置(28)は、前記車両の少なくとも1つのブレーキ操作要素センサ(32)、前記車両の自動速度制御装置、前記前車軸ユニット(10)の前車軸制御装置(24)、および/または前記ブレーキシステムの他の安定化装置によって前記後車軸制御装置(28)へ出力される少なくとも1つのブレーキ設定信号(30)を考慮して、前記少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)、前記第1の分離バルブ(26a)および/または前記第2の分離バルブ(26b)を制御するように設計および/またはプログラミングされ、それにより少なくとも一時的に、少なくとも前記第1の分離バルブ(26a)がその閉状態に制御される間、前記少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)の作動によって、ブレーキ液を前記第2の後車軸液圧経路を介して前記第2の後輪ホイールブレーキシリンダ(22b)に移送可能であり、および/または少なくとも前記第2の分離バルブ(26b)がその閉状態に制御される間、前記少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)の作動によって、ブレーキ液を前記第1の後車軸液圧経路を介して前記第1の後輪ホイールブレーキシリンダ(22a)に移送可能である、請求項1に記載のブレーキシステム。
  3. 前記後車軸ユニット(18)は、前記後車軸ユニット(18)と前記前車軸ユニット(10)が、最大限では、前記後車軸制御装置(28)および前記前車軸制御装置(34)に結合された少なくとも1つの信号ラインおよび/またはバスライン(38)を介して互いに接続されるように、前記前車軸ユニット(10)から液圧的に分離して形成されている、請求項2に記載のブレーキシステム。
  4. 前記第1の前車軸液圧経路および前記第2の前車軸液圧経路は、前記前車軸ユニット(10)の共通の前車軸ブレーキ回路(16)を通って延びる、ならびに/あるいは前記第1の後車軸液圧経路および前記第2の後車軸液圧経路は、前記後車軸ユニット(18)の共通の後車軸ブレーキ回路(24)を通って延びる、請求項1から3までのいずれか一項に記載のブレーキシステム。
  5. 前記第1の前車軸液圧経路は、前記前車軸ユニット(10)の第1の前車軸ブレーキ回路(16a)を通って延び、前記第2の前車軸液圧経路は、前記前車軸ユニット(10)の第2の前車軸ブレーキ回路(16b)を通って延び、および/または前記第1の後車軸液圧経路は、前記後車軸ユニット(18)の第1の後車軸ブレーキ回路(24a)を通って延び、前記第2の後車軸液圧経路は、前記後車軸ユニット(18)の第2の後車軸ブレーキ回路(24b)を通って延びる、請求項1から4までのいずれか一項に記載のブレーキシステム。
  6. 前記前車軸ユニット(10)は、さらに、前記第1の前車軸液圧経路に配置された少なくとも1つの第1の前車軸分離バルブ(36a)および/または前記第2の前車軸液圧経路に配置された第2の前車軸分離バルブ(36b)を備える、請求項1から5までのいずれか一項に記載のブレーキシステム。
  7. 前記前車軸ユニット(10)がマスタブレーキシリンダ(40)をさらに備え、前記マスタブレーキシリンダには、前記マスタブレーキシリンダ(40)の少なくとも1つのチャンバを画定する前記マスタブレーキシリンダ(40)の少なくとも1つのピストンが前記車両の運転者によるブレーキ操作要素(42)の操作によって変位可能であるように、前記車両の前記ブレーキ操作要素(42)が結合可能であるか、または結合され、前記マスタブレーキシリンダ(40)の前記少なくとも1つのチャンバが、バルブのない、またはバルブを装備した少なくとも1つの接続ライン(44)を介して前記少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(12)、前記第1の前車軸液圧経路および/または前記第2の前車軸液圧経路に液圧的に結合されている、請求項1から6までのいずれか一項に記載のブレーキシステム。
  8. 前記少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(12)がプランジャ装置(12)であり、前記マスタブレーキシリンダ(40)の前記少なくとも1つのチャンバが前記少なくとも1つの接続ライン(44)を介して前記プランジャ装置(12)の少なくとも1つのプランジャチャンバに液圧的に結合され、前記少なくとも1つのプランジャチャンバには、前記プランジャ装置(12)の少なくとも1つの変位可能なプランジャピストンがそのそれぞれの出発位置にある場合、ブレーキ液を前記マスタブレーキシリンダ(40)から前記少なくとも1つの接続ライン(44)の前記少なくとも1つの合流点を通って前記プランジャ装置(12)に移送可能であるのに対して、前記少なくとも1つの変位可能なプランジャピストンがそのそれぞれの出発位置から変位した場合、前記マスタブレーキシリンダ(40)から前記少なくとも1つの接続ライン(44)の前記少なくとも1つの合流点を通る前記プランジャ装置(12)へのブレーキ液の移送が、前記少なくとも1つのプランジャピストンおよび/または前記それぞれのプランジャチャンバに取り付けられた少なくとも1つのシール要素(54a、54b、54c)によって阻止されるように、前記少なくとも1つの接続ライン(44)のそれぞれの合流点が形成されている、請求項7に記載のブレーキシステム。
  9. 前記少なくとも1つの接続ライン(44)に少なくとも1つのマスタブレーキシリンダ切離しバルブ(46)が配置される、請求項7または8に記載のブレーキシステム。
  10. 第1の前車軸液圧経路を介して車両の第1の前輪の第1の前輪ホイールブレーキシリンダ(14a)に、かつ第2の前車軸液圧経路を介して前記車両の第2の前輪の第2の前輪ホイールブレーキシリンダ(14b)に液圧的に結合された少なくとも1つの第1のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(12)を有する前車軸ユニット(10)と、前記前車軸ユニット(10)から液圧的に分離して形成され、第1の後車軸液圧経路を介して前記車両の第1の後輪の第1の後輪ホイールブレーキシリンダ(22a)に、かつ第2の後車軸液圧経路を介して前記車両の第2の後輪の第2の後輪ホイールブレーキシリンダ(22b)に液圧的に結合された少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)を有する後車軸ユニット(18)と、を備える少なくとも2車軸の車両のブレーキシステムを動作させる方法であって、次のステップ、すなわち、
    前記車両の少なくとも1つのブレーキ操作要素センサ(32)、前記車両の自動速度制御装置、前記前車軸ユニット(10)の前車軸制御装置(34)および/または前記ブレーキシステムの他の安定化装置によって出力される少なくとも1つのブレーキ設定信号(30)を考慮して、前記少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)、前記第1の後車軸液圧経路に配置された第1の分離バルブ(26a)および/または前記第2の後車軸液圧経路に配置された第2の分離バルブ(26b)を制御するステップであって、それにより少なくとも一時的に、少なくとも前記第1の分離バルブ(26a)がその閉状態に制御および/または保持される間、前記少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)の作動によって、ブレーキ液が前記第2の後車軸液圧経路を介して前記第2の後輪ホイールブレーキシリンダ(22b)に移送される(S1)、および/または少なくとも前記第2の分離バルブ(26b)がその閉状態に制御および/または保持される間、前記少なくとも1つの第2のモータ駆動式ブレーキ圧発生装置(20)の作動によって、ブレーキ液が前記第1の後車軸液圧経路を介して前記第1の後輪ホイールブレーキシリンダ(22a)に移送される(S2)、制御するステップを包含する方法。
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