JP2023550887A - 端部位置減衰及び減衰ピストンリングを有する作動シリンダ - Google Patents

端部位置減衰及び減衰ピストンリングを有する作動シリンダ Download PDF

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Abstract

本発明は、端部位置減衰を有する作動シリンダに関し、ピストンリングは、軸方向にオフセットされた圧力媒体接続部を通過し、圧力媒体減衰容積を封入する。ピストンリングは、基部及び突出部を有するリングジョイントを備え、ピストンリングはそこで封止設計されている。圧力媒体は、シリンダチューブ軸方向溝又はピストンリング軸方向溝によって形成することができる軸方向伝達チャネルを介して圧力媒体減衰容積から流出する。本発明はまた、封入設計であり、ピストンリング軸方向溝を有する減衰ピストンリングに関する。

Description

本発明は、端部位置減衰を有する作動シリンダ及び減衰ピストンリングに関する。
最新技術から様々な減衰の解決策が知られている。これらの解決策の目的は、定義された範囲内で油圧作動シリンダ内のピストンの運動を常に又は漸進的に減速することである。特に、運動の減速は、減衰要素によって作動流体の流出を絞ることによって提供することができる。この減衰要素は、作動流体がそれを介して流出することができる断面を低減する。
欧州特許第0949422号明細書は、シリンダの内壁に弾性的に当接する減衰リングのリングギャップが流れ制限ボトルネックとして機能する解決策を開示している。漸進的減衰のために、シリンダの減衰ゾーンは円錐設計を有する。したがって、減衰ゾーン内の漸進的運動に伴って、減衰リングが圧縮され、減衰リングのリングギャップが漸進的に低減される。これは、最新技術に重要な貢献をする実証済みの解決策である。しかしながら、その製造は、ピストンとシリンダの内壁との間のギャップ設計の必要な精度のために、技術的に非常に要求が厳しい。さらに、最新技術による問題は、ピストンリングの不可避的摩耗である。摩耗によるピストンリングの外周上の材料除去の結果として、リングギャップは漸進的に拡大し、減衰挙動が変化する。
欧州特許第0949422号明細書
本発明の課題は、高精度で容易に調整可能な減衰を提供し、異なるシリンダの種類に適し、高レベルの堅牢性及び動作信頼性を有し、摩耗によって減衰挙動を変化させず、単純かつ費用効果の高い方法で製造されることもできる、端部位置減衰を有する作動シリンダのための減衰の解決策を開示することである。
さらに、本発明の課題は、作動シリンダ内に減衰の解決策を提供するために使用することができる減衰ピストンリングを開示することである。
この課題は、請求項1に記載の特徴を有する端部位置減衰を有する作動シリンダによって解決される。好ましいさらなる実施形態は、従属請求項から生じる。さらに、この課題は、請求項9に記載の特徴を有する減衰ピストンリングによって達成される。
本発明によれば、端部位置減衰を有する作動シリンダは、シリンダとピストンユニットとを備える。
本発明によるシリンダは、シリンダチューブ並びに第1及び第2の閉鎖部を備える。
本発明によれば、第1の閉鎖部は、第1のシリンダチューブ端部に配置され、第2の閉鎖部は、シリンダチューブの第2のシリンダチューブ端部に配置される。2つの閉鎖部は、それぞれのシリンダチューブ端部に耐圧式に接続されるように配置される。このような接続を提供するために、2つの閉鎖部は、共通の周方向接触面に沿ってシリンダチューブに溶接されることが好ましい。他の接続、例えばねじ継手も可能である。
本発明によれば、シリンダチューブ及び閉鎖部はシリンダ内部を形成する。シリンダ内部は、閉鎖部及びシリンダチューブによって形成されるシリンダの内部であると理解され、システムが意図したように使用されるときに圧力媒体が配置される。さらに、ピストンはシリンダ内部に配置される。
本発明によれば、シリンダは、少なくとも1つの端部領域に減衰ゾーンを有する。減衰ゾーンは、ピストンユニットが移動するときに減衰が起こるシリンダ内部の領域である。
減衰は、ピストンユニットの運動を減速させる力効果であると理解される。
減衰ゾーンは、シリンダチューブの少なくとも1つの端部領域に位置し、圧力媒体接続部と、この端部領域に配置されている閉鎖部によって提供される軸方向の区切りとの間のシリンダ内部の一部を含む。
本発明によるシリンダは、側方に配置された圧力媒体接続部を有し、圧力媒体接続部は、減衰ゾーンに割り当てられ、シリンダ内部の軸方向制限から軸方向に離間している。
減衰ゾーンは、圧力媒体接続部と軸方向制限との間に延在する。軸方向制限は、ピストンユニットのさらなる運動を確実に阻止し、したがって、片側で軸方向にピストンユニットの最大運動経路を画定する。
軸方向制限は、閉鎖部によって形成されることが好ましい。この目的のために、閉鎖部は、ピストンユニットがその端部位置を想定するようにピストンユニットが当接することができる対応する停止面を有する。
特別な設計では、作動中のピストンユニットの端部位置は、軸方向制限に達する前であってもよい。
本発明によるピストンユニットは、ピストン及びピストンリングを備える。好ましくは、前記ピストンユニットは、ピストンロッド及びピストンからなる。
作動シリンダの種類に応じて、ピストンユニットを異なるように設計することができる。例えば、ピストンロッドは、ピストンを完全に通って、又は部分的にのみ通って案内され得る。さらに、ピストンユニットは、モノリシック構成部品として設計されてもよく、次いで、ピストンロッド部及びピストンユニットのみを備えてもよい。
本発明によれば、ピストンユニットは、第1の閉鎖部を摺動可能に通過し、シリンダ内部に少なくとも1つの作動室を形成する。
この目的のために、第1の閉鎖部は、ピストンユニットを摺動式に受け入れるように設計され、封止ユニット及びガイドユニットを備える。
本発明によれば、ピストンは、ガイド要素によってシリンダ内部で軸方向に変位可能に案内される。
この目的のため、ピストンは、案内用に少なくとも1つの受入部を有する。受入部は、ガイドリングが挿入されて案内として機能する溝として設計されることが好ましい。
本発明によれば、ピストンは、半径方向外側面に周方向リング溝を有する。ピストンリングは、このリング溝内に配置される。
この目的のために、周方向内側リング溝は、ピストンリングを受け入れ、ピストンリングをその軸方向位置に固定するように設計されている。さらに、周方向リング溝は、少なくともそれ自体を弾性的に変形させることができる程度にピストンリングの半径方向運動を可能にするように設計される。この効果は、周方向リング溝の十分な深さによって達成される。
本発明によれば、ピストンリングは、シリンダの内壁と弾性的に接触している。この目的のために、ピストンリングは、弾性、特に半径方向に柔軟な設計で設けられ、弛緩状態では、シリンダチューブの内径よりも大きい外径を有する。
ピストンユニットがシリンダチューブ内に挿入されると、ピストンリングは、周方向の内側リング溝内の応力状態になり、シリンダの内壁に当接する。この応力状態において、ピストンリングは弾性変形し、その外径を縮小させる。
本発明による端部位置減衰ピストンリングは、特にピストンリングの特別な設計によって特徴付けられる。
ピストンリングは、円周上に中断部を有する実質的に回転対称部品であり、したがってリング本体及びリングジョイントを備える。
リング本体は、リング本体面並びに、第1及び第2のリング本体端部を有する。
リング本体面は、特に半径方向リング面及び第1の軸方向リング面を備える。第2の軸方向リング面は、それ自体既知の方法で第1の軸方向リング面の反対側に位置する。
半径方向リング面は、シリンダの円筒形内側バレル面に対して軸方向に変位可能な摺動接触面として設計されている。したがって、半径方向リング面は、本発明によるピストンが意図されたように使用されるとき、それ自体既知の方法でシリンダの内壁と接触し、その物理的接触は、ピストンがシリンダに対して移動するとき、摺動接触の形態で存在する。
さらに、リング本体面は、ピストンのリング溝の軸方向リング溝面への接触面として設計される第1の軸方向リング面を備える。
意図された用途に応じて、本発明によるピストンリングは、ピストンのリング溝に係合する。意図したように使用されると、ピストンの周方向リング溝の対応して設計された横方向軸方向リング面に摺動可能に当接する第1の軸方向リング面の設計は、ピストンリングの動的膨張を可能にする。内側半径方向リング面上のピストンリングに半径方向外側に作用する圧力媒体の圧力は、ピストンリングの半径方向膨張をもたらし、半径方向リング面とシリンダの内側バレル面との間の面圧に力効果を及ぼす。これにより、封止効果が向上する。同時に、ピストン側面間の圧力差なしにピストンが後退すると、面圧はばね効果に基づいて面圧まで低下するため、摩耗も低減される。
さらに、傾斜リング面は、半径方向リング面又はシリンダの内壁が摩耗した場合のピストンリングの自動再調整を支援する。
本発明によれば、リング本体端部は、リングジョイントにおいて互いに反対側に配置される。したがって、それらはリングジョイントを形成する。
本発明によれば、第1のリング本体端部及び第2のリング本体端部は、互いに補完するように設計される。具体的には、この目的のために、第1のリング本体端部は突出部を備え、第2のリング本体端部は基部を備える。
第1のリング本体端部は、突出輪郭断面を有する突出部を備える。突出輪郭断面は、突出の形状によって画定され、主長手方向軸に平行な半径方向断面における突出部の輪郭を示す。したがって、突出輪郭は、ピストンリングの物理的部分によって形成される。
第2のリング本体端部は、基部輪郭を有する基部を備え、基部はまた、受入輪郭断面を有する受入輪郭を形成する。基部輪郭は、ピストンリングの物理的部分によって形成されるが、受入輪郭は自由空間である。受入輪郭断面は、基部輪郭によって充填されていない空間によって画定され、この輪郭は、主長手方向軸に平行な半径方向断面内の輪郭でもある。これは、突出輪郭断面と同じ断面である。
さらに、突出部は、本発明による受入輪郭に係合する。この目的のために、受入輪郭断面及び突出輪郭断面は一致する。物理カテゴリとしての突出輪郭断面は、自由空間としての受入輪郭断面を充填する。
本発明によれば、突出部の突出部分離面及び基部の基部分離面は、面接触及び封止物理的接触で互いに反対側にあり、分離面を形成する。
以下、突出部分離面及び基部分離面を総称して分離面ともいう。
分離面は、第1の軸方向リング面に対して傾斜を有する。傾斜は、分離面が第1の軸方向リング面に対して、したがって同時にピストンリングの主要面に対して傾斜を有するように理解されるべきである。
本発明によれば、分離面は、半径方向リング面と交差し、半径方向リング面と分離面の交差線で外側分離線を形成することをさらに特徴とする。
さらに、分離面は、第1の軸方向リング面とも交差し、分離面と第1の軸方向リング面との交線において内側分離線を形成する。
以下、外側分離線及び内側分離線を総称して分離線ともいう。
2つの分離線はまた、2つの分離面を画定する。これらは、2つの分離面の半径方向の境界である。
特に、本発明によるピストンリングは、2つの分離線の少なくとも一方が、リング本体に対して同心の曲率半径を有することを特徴とする。
したがって、驚くべきことに、封止面の物理的接触が分離面に形成されるようにリング本体端部が分離面の傾斜及び同心分離線設計によって互いに対して軸方向、半径方向、及び接線方向に自動的に位置合わせされるため、流体及び気体の圧力媒体に対してほぼ完全な封止を確実に提供する解決策が見出されている。
一方を他方に係合させ、このように設計されているリング本体端部は、可変円周方向膨張及び結果として生じる可変リングギャップを伴っても封止の重なりを示す非常に正確な封止幾何学形状を有する。この特徴はまた、少なくとも1つの分離線、好ましくは両方の分離線が同心の曲率半径を有するという事実から生じる。したがって、ピストンリングは、円周方向にいつでも膨張又は収縮することができ、分離線を介した封止が維持される。周囲の膨張又は収縮は、シリンダの内側バレル面の波状形状から、又は温度によって誘発される膨張又は収縮から、或いは摩耗から生じ得る。
有利には、本発明によるピストンリングは、その特に高い気密性を同時に維持しながら、これらの要因を補償することができる。
また、突出部は、基部との分離面上を半径方向及び円周方向に随時摺動可能である。これにより、常に摩耗補償が保証され、一貫した封止機能が得られる。
また、ピストンのリング溝をピストンリングを受け入れるための平行な軸方向壁によって構造的に簡単な方法で形成することができるように、互いに平行であり、その主要面内にある外側輪郭内の2つの軸方向リング面を用いて封止ピストンリングを設計することができる解決策が見出されたことも有利である。
封止ピストンリングの特定の利点は、ピストンのリング溝を特に簡単な方法で設計できるように、その外側断面の実質的に長方形の幾何学的形状を設けることができることである。
さらに、本発明による端部位置減衰を有する作動シリンダは、少なくとも1つの軸方向オーバーフローチャネルを有する。これは、代替的に又は累積的に、シリンダチューブ内側バレル面の軸方向溝として、又はピストンリング外側面の軸方向溝として設計される。以下、シリンダチューブ内側バレル面の軸方向溝をシリンダチューブ軸方向溝とも略し、ピストンリング外側面の軸方向溝をピストンリング軸方向溝とも略し、両者を合わせて総称して軸方向溝とも略する。シリンダチューブ軸方向溝は、減衰ゾーン内に軸方向に配置される。ピストンリング軸方向溝は、半径方向リング面内に配置される。両方の代替設計において、軸方向溝は、軸方向溝の断面を通って圧力流体がオーバーフローすることを可能にするように構成される。
本発明によれば、ピストンユニットは、減衰ゾーン内への後退運動中に圧力媒体接続部をピストンリングと共に軸方向に通過し、減衰ゾーン内の減衰ゾーン室内に減衰圧力媒体容積を封入するように設計される。
後退運動中にピストンリングが圧力流体接続部を通過すると、減衰ゾーンに到達する。同時に、減衰圧力媒体容積が封入される。ここで、圧力媒体は、圧力媒体接続部を介してこれ以上直接作動室から流出することはできず、軸方向オーバーフローチャネルのみを介して流出する。
減衰ゾーン室という用語は、ピストンリングが圧力媒体接続部を通過したときにピストンユニット、閉鎖部、及びシリンダチューブによって画定されるシリンダ内部の一部を指す。減衰ゾーン室は、ピストンユニットの軸方向端部位置に向かって進行する軸方向運動に伴って縮小する。
減衰圧力媒体容積は、減衰ゾーン室内に封入され、そこから流出する圧力媒体の一部である。
本発明によれば、本発明によるピストンリングを含むピストンユニットは、後退運動中に減衰ゾーン内で作動シリンダの減衰動作状態を作り出すように設計されている。
後退運動中、減衰圧力媒体容積はピストンユニットによって封入され、したがって減衰ゾーン室内の圧力も圧力媒体接続部の圧力に対して増加する。
本発明によれば、減衰動作状態では、動作圧力と比較して減衰圧力媒体容積の過圧が存在する。減衰圧力媒体容積の過圧は、以下では減衰過圧とも略される。動作圧力は、圧力媒体接続部における圧力媒体の圧力であり、作動室の残りの部分の圧力に対応する。
本発明によるピストンリングの有利な極端な気密性のために、圧力媒体は、本発明による軸方向オーバーフローチャネルを通って減衰動作状態でのみ流出することができる。軸方向オーバーフローチャネル断面は、軸方向オーバーフローチャネルが圧力媒体の流出を抑制するように設計されている。減衰圧力媒体容積の流出の減速によって、ピストンユニットの後退運動を打ち消す力効果が生じる。
本発明による端部位置減衰を有する作動シリンダは、特に以下の利点を有し、従来技術のいくつかの欠点は、ピストンリングの特別な設計のおかげで同時に克服される。
特別な利点として、減衰の特に高い精度が可能になる。リングジョイントにおけるピストンリングの高い気密性のために、圧力媒体オーバーフローは主に軸方向オーバーフローチャネルを介して排他的に発生する。また、軸方向オーバーフローチャネルの断面は、特に最新技術によるピストンリングギャップの断面よりもはるかに正確に調整することができる。
別の利点は、減衰挙動の特別な長期安定性である。摩耗が円周方向の変化、したがって減衰挙動に起因してピストンリング間隙の断面を著しく変化させる最新技術とは対照的に、本発明によれば、そのリングジョイントにおけるピストンリングの気密性はこのように影響を受けない。さらに、軸方向オーバーフローチャネルの断面は、減衰挙動が非常に長期間の動作にわたって変化しないように、大部分が耐摩耗性である。
さらに、特定の用途に適合するように簡単な方法で構造的に減衰特性を調整することができる解決策が有利に見出された。具体的には、軸方向オーバーフローチャネルが軸方向ピストンリング溝の形態で設計されている場合、ピストンリング軸方向溝に対して異なる断面を有する利用可能なピストンリングを保持することが可能であり、したがって、特別な要件に応じて所望の減衰率を有する端部位置減衰作動シリンダを構成することが可能である。
有利には、線形減衰、漸進的減衰、及び他の減衰特性を提供することができる。したがって、軸方向オーバーフローチャネルが軸方向ピストンリング溝の形態で設計されている場合、特に正確な線形減衰を達成することができる。さらに、軸方向オーバーフローチャネルが軸方向シリンダチューブ溝の形態で設計されている場合、線形及び漸進的、逓減的、断面傾斜又は他の減衰特性を可能にすることができる。軸方向シリンダチューブ溝がその長手方向延長部に沿って同じ断面で設計される場合、線形減衰が達成される。端部位置の方向の長手方向延長部にわたる断面を縮小することによって、漸進的減衰を簡単な方法で設定することができる。逆に、端部位置の方向の断面積を拡大することで、簡単な方法で逓減的減衰を設定することもできる。さらに、長手方向延長部に沿って異なる軸方向オーバーフローチャネルの断面の解決策は、異なる長さのいくつかの軸方向シリンダチューブ溝を配置することによっても実装することができ、したがって断面においてのみ有効である。配置に応じて、減衰を徐々に増加させるか、又は徐々に減少させるように設定することができる。特に、比較的長い減衰ゾーンの場合、減衰ゾーンの部分セクションにわたってのみ軸方向に延びる軸方向シリンダチューブ溝は、したがって、わずかな労力でストロークセクションの減衰を同時に提供することができる。
さらに、端部位置減衰効果は、一方の端部位置のみ及び両端部位置の両方に提供できることが有利である。
さらに、この解決策は、異なる種類のシリンダ、例えば、特に差動作動シリンダ、同期シリンダ、トラクションシリンダ又はプランジャシリンダで使用することができる。
シリンダの内壁に引っ張られた弾性ピストンリングはまた、有利には、シリンダチューブの製造業者によって引き起こされた偏差を補償することができ、したがって高い減衰精度を可能にする。
最後に、特定の利点は、高い堅牢性、高い動作安全性、及び技術的に良好な生産性である。
端部位置減衰を有する作動シリンダの第1の有利なさらなる実施形態によれば、外側分離線及び内側分離線の両方は、リング本体に対して同心の曲率半径を有する。加えて、両方の分離線は、したがって、互いに同心であり、したがって同じ曲率半径を有する。
この発展形態は、シリンダの内側バレル面に封止摺動接触する半径方向リング面と、ピストンのリング溝の側面に封止接触する第1のリング面の両方で、関与するすべての封止面が一緒になり、したがって特に高いレベルの気密性を提供するという特に有利な効果を有する。
さらに、有利には、突出部の分離面と基部の分離面とが互いに接線方向に、すなわち曲率半径に沿って移動することができ、したがって面封止物理的接触を維持することができるため、ピストンリングの円周の変化が気密性に影響を及ぼさないことを可能にする。
次の有利なさらなる発展形態によれば、リング本体端部の分離面は、円錐台側面として設計される。
この設計では、円錐台側面として設計されている突出部の分離面と、円錐台側面として設計されている基部の分離面とは互いに反対側にあり、突出部の分離面は凹状円錐台内側面であり、基部の分離面は凸状円錐台外側面である。2つの対向する円錐台側面は同じ幾何学形状を有し、互いに対して長手方向及び横方向の両方に移動することができ、したがって特に高いレベルの気密性を保証する。
分離面のこの形状により、円周の変化又は摩耗の場合でも封止効果が維持される。さらに、外側リング溝の軸方向リング溝面に対する傾斜は、半径方向力効果によって封止面圧を強化する。
次の有利なさらなる発展形態では、分離面はワイヤ浸食面として設計される。この精密な製造プロセスにより、突出部分離面と基部分離面との重なり精度が高い面が得られる。したがって、他の製造プロセスによって引き起こされ得る分離面間の隙間を通じた漏れは、有利に最小化されるか、又は完全に排除される。その結果、確実な封止効果が得られる。
さらなる有利な発展形態によれば、ピストンリングには少なくとも1つの弱化凹部が設けられる。好ましくは、互いに及びリングジョイントから均一な角度距離で円周の周りに分布するいくつかの弱化凹部がある。この設計は、均一な方法で円周に沿って分布して、シリンダの内側バレル面上のばね力によって誘発される接触力を減少させ、突出部と基部との間の自由運動及び自己調整効果を支持する。同時に、圧力媒体の減衰過圧によって引き起こされる有利な接触力は損なわれないままである。したがって、同じ初期幾何学形状及び同じ材料で作られたピストンリングを、ばね力によって誘発される接触圧力によって個々の用途要件に簡単な方法で適合させることができることが特に有利である。弱化凹部は、有利には、ピストンリングをその円周に沿って分割する弾性ジョイントのように作用し、その結果、このようにして形成されたセグメントは、それ自体がシリンダチューブの内壁に正確に当接する。
さらなる有利な実施形態によれば、ピストンリングの第1の軸方向リング面は、分離面とは反対側の傾斜を有する。
反対側の傾斜という用語は、傾斜リング面及び分離面の両方がそれぞれピストンリングの主要面に対して傾斜を有し、これらの傾斜が主要面の異なる側に向けられるように理解されるべきである。
さらに、ピストンのリング溝の軸方向リング溝面も同様に傾斜している。ピストンリングの傾斜した第1の軸方向リング面は、リング溝の傾斜した軸方向リング溝面に対する接触面として設計され、それにより、両方の傾斜したリング面は、互いに面接触している。
傾斜した軸方向リング面としての設計は、ピストンリングの動的膨張を支持する。これは、傾斜した軸方向リング面の斜めに作用する力を介して行われる。したがって、圧力媒体の圧力負荷から生じる軸方向力は、ピストンのリング溝の傾斜した、したがって斜めのリング面で斜めに作用する接触圧力をもたらす。さらに、傾斜リング面でのくさび効果は、ピストンリングの半径方向の膨張をもたらし、半径方向リング面とシリンダの内側バレル面との間の面圧に力効果をもたらす。これにより、減衰動作状態において封止効果が向上する。
別の有利なさらなる発展形態は、軸方向オーバーフローチャネルが軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝として設計され、軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝が端部位置方向にテーパ状の断面を有することを特徴とする。
端部位置方向にテーパ状の断面を有する、軸方向シリンダチューブ溝と略される軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝としての軸方向オーバーフローチャネルの設計は、圧力媒体に利用可能な流出断面が減衰ゾーン内のピストンリングの位置、したがってピストンユニットの軸方向位置に依存するという効果を有する。断面テーパによって、流出断面は、ピストンユニットが端部位置に向かって移動するほど減少する。後退運動に反作用する力は、連続的に増加する。これは漸進的減衰をもたらす。
漸進的減衰の単純で信頼できる実現可能性が特に有利である。リングギャップを有するピストンリングを使用し、減衰部の円錐設計を提供することが従来技術から知られているが、円錐部を製造するのに必要な労力は、提案された解決策によればもはや必要ではない。代わりに、例えばフライス加工によって軸方向シリンダチューブ溝のみを製造しなければならない。さらに、減衰率は、軸方向シリンダチューブ溝の断面コースによって特に簡単な方法で各位置について正確に決定することができる。
有利なさらなる発展形態によれば、シリンダは、端部領域の軸方向反対側に位置するさらなる端部領域にさらなる減衰ゾーンを備える。
この有利なさらなる発展形態によれば、シリンダは、さらに側方に配置された圧力媒体接続部を備え、さらなる圧力媒体接続部は、さらなる減衰ゾーンに割り当てられ、軸方向制限とは反対側のシリンダ内部のさらなる軸方向制限から軸方向に離間される。
さらなる圧力媒体接続部、さらなる減衰ゾーン、及びさらなる軸方向制限の機能及び設計は、基本的に、圧力媒体接続部、減衰ゾーン、及び軸方向制限に対応する。
さらなる減衰ゾーン及びさらなる圧力媒体接続部は、第2のシリンダチューブ端部で第2の閉鎖部に空間的に近接して配置される。
有利なさらなる発展形態によれば、ピストンユニットは、ピストンリングの軸方向反対側にさらなるピストンリングを備える。ピストンリング及びさらなるピストンリングは、総称してピストンリングとも呼ばれる。したがって、ピストンのガイド及び封止は、2つのピストンリングの間に位置する。さらに、このさらなる発展形態によれば、さらなる軸方向オーバーフローチャネルが存在する。
さらなるピストンリングは、ピストンリングと同様に形成され、ピストンユニットの反対側に配置される。それらの基本的に同一の構造にもかかわらず、さらなるピストンリング及びさらなるオーバーフローチャネルは、それらの幾何学的形状及び寸法がピストンリング及び軸方向オーバーフローチャネルとは異なり得る。例えば、ピストンユニットの両端部位置で異なる減衰特性を実現することができる。これは、非常に非対称に負荷された作動シリンダに特に有用である。
有利なさらなる発展形態によれば、ピストンユニットは、後退運動中にさらなる減衰ゾーン内でさらなる減衰動作状態を有するように設計される。
さらなる減衰ゾーンに関して、さらなる減衰動作状態は、それに対応して減衰動作状態の特徴を示す。
減衰動作状態の特徴は、特に、圧力媒体接続部及びさらなる圧力媒体接続部に対するピストンリングの圧力比及び位置、並びにピストンユニットの軸方向位置である。
今説明したさらなる発展形態の特定の利点は、両端部位置で効果的な端部位置減衰が複動式作動シリンダにも提供されることである。
また、各端部位置減衰の減衰特性を、他方の端部位置減衰の減衰特性とは独立して設定できる点で有益である。
本発明のさらなる態様は、本発明による減衰ピストンリングである。この請求項により、減衰ピストンリングは、独立した機械部品として保護される。
減衰ピストンリングの特徴は、本発明による端部位置減衰を有する作動シリンダの一部として説明したように、ピストンリングの特徴に対応する。したがって、有利なさらなる発展形態を含む、作動シリンダの一部としてのピストンリングに関する説明項は、減衰ピストンリングの説明のために参照される。リングジョイントにおける減衰ピストンリングの特別な気密性が不可欠である。
さらに、減衰ピストンリングは、その半径方向リング面に、軸方向リング面を接続する、少なくとも1つの軸方向ピストンリング外側面溝を有する。軸方向ピストンリング溝に短縮された軸方向ピストンリング外側面溝は、有利には、減衰ピストンリングの2つの軸方向側面の間に正確に画定可能なオーバーフロー断面を生成する。
特別な利点として、製造された減衰ピストンリングは、異なる減衰装置並びに減衰シリンダで使用するための信頼性の高い精密減衰ピストンリングを表し、一方ではリングジョイントを有するピストンリングが必要であり、他方では特に正確な減衰挙動が望ましい。これは、有利には、オーバーフロー断面の正確な画定によって可能になる。また、軸方向ピストンリング溝によって形成された断面が、シリンダの内壁によって1つの断面に画定されることも有利である。シリンダ壁に対する減衰ピストンリングの相対的な軸方向運動に起因して、軸方向ピストンリング溝内のいかなる汚れ堆積物も常に再び除去され、したがって機能障害を打ち消す。軸方向溝は、軸方向リング面間に軸方向接続が形成されることを意味すると理解される。有利には、軸方向ピストンリング溝はまた、例えばシリンダの内壁における望ましくないランインパターンを防止するために、斜め若しくは螺旋形状に、又は他の修正を伴って設計することができる。
例示的な実施形態を使用することにより、本発明は、添付の図面に基づいてより詳細に説明される。
両側に端部位置減衰を有する差動シリンダとしての端部位置減衰を有する作動シリンダの断面図である。 ピストンリングの上面図である。 ピストンリングの断面図である。 リング本体端部におけるピストンリングの詳細断面の斜視図である。 矩形の基本断面を有するリング本体端部の断面図及び概略図である。 傾斜した軸方向リング面を有するリング本体端部の断面図及び概略図である。 弱化凹部を有するピストンリングの上面図である。 軸方向溝を有するピストンリングの上面図、並びに断面図及びこれの拡大詳細図である。 軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝を有するシリンダ壁の断面図及び概略図である。
参照番号は、すべての図において同じ特徴を示す。
図1は、第1の実施形態における端部位置減衰を伴う作動シリンダの全体図を示す。この実施形態では、端部位置減衰は、差動作動シリンダの両側で実現される。
この例示的な実施形態では、端部位置減衰は、第2の閉鎖部1.4に割り当てられた端部位置に設けられる。これは、後退運動を減衰させるピストンクラウン上の端部位置減衰である。
さらなる端部位置減衰は、第1の閉鎖部1.3に割り当てられた端部位置に設けられる。これは、延長運動を減衰させるガイド閉鎖部の端部位置減衰である。
端部位置減衰を伴う作動シリンダは、シリンダ1.0とピストンユニット2.0とを備える。
シリンダ1.0は、シリンダチューブ1.1と、第1の閉鎖部1.3と、第2の閉鎖部1.4とを備える。ガイド閉鎖部として設計された第1の閉鎖部1.3は、第1のシリンダチューブ端部1.5に割り当てられ、底部閉鎖部として設計された第2の閉鎖部1.4は、第2のシリンダチューブ端部1.6に割り当てられる。シリンダチューブ1.1は、それらがシリンダ内部1.7を封入するように、2つの閉鎖部1.3、1.4の各々に接続される。
この実施形態では、第2の閉鎖部1.4の内側は軸方向制限1.10を形成し、第1の閉鎖部1.3の内側はさらなる軸方向制限5.4を形成し、これはシリンダ内部1.7に配置されたピストンユニット2.0の軸方向運動空間を画定する。軸方向制限1.10、5.4は、動作中に軸方向に移動するピストンユニット2.0の停止面として設計されている。
シリンダチューブ1.1において、圧力媒体接続部1.9は、第2のシリンダチューブ端部1.6に配置され、さらなる圧力媒体接続部5.4は、第1のシリンダチューブ端部1.5に配置される。
ピストンユニット2.0は、ピストン2.1及びピストンリング3.0を備える。この例示的な実施形態では、ピストンユニット2.0は、互いに強固に連結されている、ピストンロッド及びピストン2.1で構成されている。
この実施形態では、ピストンユニット2.0のピストンロッドは、第1の閉鎖部1.3を通ってピストンロッドと共に案内され、その中に摺動可能に支持される。
ピストン2.1は、ガイド2.4によってシリンダチューブ1.1内に案内される。
図1がさらに示すように、圧力媒体接続部1.9は、シリンダチューブ1.1において側方に配置され、その軸方向位置で、端部位置におけるその軸方向配置において軸方向制限1.10及びピストンリング3.0に対して軸方向に離間している。この軸方向の間隔は、減衰ゾーン1.8を形成する。
この実施形態では、ピストン2.1はまた、さらなるピストンリング5.2を備える。ピストン2.1上のその軸方向配置に対応して、ピストン2.1はガイド側の端部位置にあるときに、さらなる圧力媒体接続部5.1から軸方向に離間され、その結果、さらなる減衰ゾーン5.3が形成される。したがって、減衰ゾーン1.8に与えられた説明は、さらなる減衰ゾーン5.3の膨張及び機能に適用される。
他の図もより詳細に示すように、ピストンリング3.0はピストン2.1のリング溝2.2内に収容され、そのリングジョイント3.7において、本発明による特別な設計により封止として機能する。
図2は、ピストン2.1の運動軸に対応する主長手方向軸に沿った上面図におけるピストンリング3.0を示す。リング本体3.1は、半径方向リング面3.3及び第1の軸方向リング面3.4を備えるリング本体面3.2と共に示されている。リング本体3.1は、一箇所で途切れている。ここで、第1のリング本体端部3.5と第2のリング本体端部3.6とは、互いに反対側に位置している。間の中断部は、リングジョイント3.7である。
ピストンリング3.0は、弛緩位置とも呼ばれる、組み立てられていない弛緩した製造位置に示されている。この実施形態では、リング本体端部3.5、3.6は、弛緩位置において互いを越えて突出しない。ここには図示されていない代替設計は、既に弛緩位置にあるそれぞれの他方のリング本体端部3.5、3.6への部分的な突出部を示す。
図2では、内側分離線3.19の同心円設計を示すために、半径矢印を有する円弧が内側分離線3.19の上に描かれており、これは本発明に必須である。
図3は、リングジョイント3.7を通るリング本体3.1の断面を示す。本実施形態では、断面は略矩形状である。
リング本体面3.2は、ピストンリング3.0全体の表面を示す。リング本体3.1の外側面は、半径方向リング面3.3である。リング本体3.1の両側の一方には、第1の軸方向リング面3.4がある。これとは反対に、ピストンリング3.0がピストン2.1の周方向リング溝2.2の一致する対向輪郭に係合する第2の軸方向リング面3.21がある。
さらに、破線の囲みによって強調表示された突出輪郭断面3.10を有する突出部3.9、並びに突出部分離面3.15が示されている。内側分離線3.19は第1の軸方向リング面3.4にあり、外側分離線3.18は半径方向リング面3.3にあり、両方とも互いに、及び全体としてリング本体3.1に対して同心である。
図4は、リングジョイント3.7及びリング本体端部3.5、3.6におけるピストンリング3.0の断面を斜視図で示す。
弛緩位置にあるピストンリング3.0の非設置形態が示されている。この図は、半径方向リング面3.3の方向におけるピストンリング3.0の外側を示している。第1の軸方向リング面3.4は、それに直交して位置付けられる。突出部3.9は、第1のリング本体端部3.5に設けられ、図3の視野方向とは反対に、突出部分離面3.15を備える。
第2のリング本体端部3.6の対応する相手は、基部3.11である。受入輪郭3.13は、分離面3.17によって画定され、受入輪郭は、基部分離面3.16を形成し、突出部3.9を面状に受け入れる。張力がかけられた設置位置では、突出部3.9は、その突出部分離面3.15が基部3.11上、具体的には基部分離面3.16上にある状態で平坦に位置する。そこに分離面3.17が形成される。分離面3.17における突出部分離面3.15と基部分離面3.16との平坦な接触により、リングジョイント7.7で遮断されたピストンリングは再び封止される。
分離面3.17は、この例示的な実施形態では、突出部分離面3.15と基部分離面3.16との重なりゾーン内に円錐台側面の断面の形状を有する。内側分離線3.19は、第1の軸方向リング面3.4への湾曲した縁部に作成され、外側分離線3.18は、半径方向リング面3.3への湾曲した縁部に作成される。分離線3.18、3.19は、リング本体3.1の円の中心に対して同心円状に配置された円弧を記述しており、これにより、ピストンリング3.0の円周方向の膨張又は円周方向の縮小中に、突出部分離面3.15と基部分離面3.16とが互いに一致して摺動することが可能になる。
図5及び図6は、設置状態のピストンリング3.0の概略図を示す。
図5及び図6の例示的な実施形態は、図5によれば、第1の軸方向リング面3.4が半径方向リング面3.3に対して長方形に配置され、したがってピストンリング3.0が実質的に長方形の断面を有するのに対して、図6の例示的な実施形態の第1の軸方向リング面3.4が分離面3.17に対して反対方向に傾斜している点で異なる。以下の説明は、他のすべての点で一致するため、図5及び図6による両方の例示的な実施形態に適用される。
様々な構成要素間の個々の隙間は、よりよく見えるように拡大されており、縮尺通りではない。図5及び図6は、構成要素の位置及び移動関係、並びに作用する力を模式的に示すことを意図する。
したがって、図5及び図6によれば、リング本体3.1は、ピストン2.1のリング溝2.2内に設置される。リング溝2.2は、軸方向リング溝面2.3を備える。ピストン2.1がシリンダ1.0内で移動すると、ピストンリング3.0は、その半径方向リング面3.3と共にシリンダ1.0のシリンダ内側バレル面1.2を軸方向に摺動する。圧力媒体は、圧力pでピストンリング3.0の第2の軸方向リング面3.21に作用する。ピストンリングは、ピストン2.1のリング溝2.2内で軸方向リング溝面2.3に押し付けられ、その上を第1の軸方向リング面3.4と共に浮動方式で摺動する。同時に、圧力媒体は、ピストンリング(参照符号なし)の半径方向内側リング面に対してリング溝2.2の溝基部の領域で作用し、圧力に応じて、半径方向リング面3.3がシリンダ1.0のシリンダ内側バレル面1.2に対して押圧され、それにより、この摺動接触面での封止効果を高める。さらに、その突出輪郭断面3.10を有する突出部3.9は、分離面3.15、3.16の間の二重矢印によって示されるように、横方向と、長手方向、すなわち円周との両方に沿って、分離面3.17に沿って、基部輪郭3.12を有する基部3.11の基部分離面3.16上の突出部分離面3.15と共に摺動することができる。同時に、突出部3.9及び基部3.11は、半径方向リング面3.3及びシリンダ内側バレル面1.2に沿って互いに対して軸方向に変位可能であり、それにより、摩耗した場合であっても、分離面3.15、3.16間の間隙を常に再び閉じることができる。
部3.9、3.11の軸方向変位性と併せて、分離面3.15、3.16を横方向及び長手方向にこのように摺動させることにより、摩耗によるピストンリング上の材料浸食の補償が可能になり、常に面接触が保証され、したがって耐用年数の間、一定の封止効果が保証される。
図7は、弱化凹部3.20が半径方向リング面3.3の反対側に設けられているピストンリングを示す。例示的な実施形態では、互いに45度の角度で配置される合計7つの弱化凹部3.20が設けられている。さらに、リングジョイント3.7に隣接する弱化凹部3.20はそれぞれ、リングジョイント3.7に対して45度の角度も含む。
弱化凹部3.20及びそれらの均一に分布された配置により、シリンダ1.0のシリンダ内側バレル面1.2に対するばね力によって誘発される接触力が均一に分布して円周にわたって低減され、突出部3.9と基部3.11との間の自由な移動性及び自己調整効果が支持される。同時に、圧力媒体の作動圧力によってもたらされた有利な接触圧力は損なわれないままである。
図8は、端部位置減衰を有する作動シリンダのピストンリング3.0の例示的な実施形態、及びそれ自体の減衰ピストンリングの例示的な実施形態を示す。第1の軸方向リング面3.4は、この実施形態では傾斜している。
この例示的な実施形態では、ピストンリングは、その外周に分布するいくつかの軸方向溝4.2を備え、すべてに対する代表として機能する、それらのうちの2つのみに参照番号が付されている。
特に拡大された詳細によって示されるように、軸方向ピストンリング外側面溝4.2は、第1の軸方向リング面3.4と第2の軸方向リング面3.21との間で軸方向に延びる。したがって、軸方向ピストンリング外側面溝4.2は、圧力媒体のためのオーバーフロー断面を形成する。ピストンリングはさらに、本発明によれば封止するように設計されているので、正確な断面、したがって正確な圧力損失をこのように定義することができる。
図9は、軸方向オーバーフローチャネルが軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝4.1として設計されている例示的な実施形態の概略図を示す。
本実施形態では、シリンダチューブ1.1には、端部位置に向かって断面が縮小する軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝4.1がフライス加工されている。ピストンリング3.0がリング溝2.2内に配置された状態でピストン2.1が端部位置の方向(下向きの大きな矢印で示す)に移動すると、加圧媒体は、軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝4.1及び半径方向リング面3.3(破線矢印で示す)によって形成されたチャネルを越えてのみオーバーフローすることができる。ピストンリング3.0を有するピストン2.1の軸方向位置が端部位置に向かって移動するほど、圧力媒体オーバーフローに利用可能な断面は小さくなる。これは漸進的減衰を提供する。
1.0 シリンダ
1.1 シリンダチューブ
1.2 シリンダ内側バレル面
1.3 第1の閉鎖部
1.4 第2の閉鎖部
1.5 第1のシリンダチューブ端部
1.6 第2のシリンダチューブ端部
1.7 シリンダ内部
1.8 減衰ゾーン
1.9 圧力媒体接続部
1.10 軸方向制限
2.0 ピストンユニット
2.1 ピストン
2.2 リング溝
2.3 第1の軸方向リング溝面
2.4 ガイド
3.0 ピストンリング
3.1 リング本体
3.2 リング本体面
3.3 半径方向リング面
3.4 第1の軸方向リング面
3.5 第1のリング本体端部
3.6 第2のリング本体端部
3.7 リングジョイント
3.9 突出部
3.10 突出輪郭断面
3.11 基部
3.12 基部輪郭
3.13 受入輪郭
3.14 受入輪郭断面
3.15 突出部分離面
3.16 基部分離面
3.17 分離面
3.18 外側分離線
3.19 内側分離線
3.20 弱化凹部
3.21 第2の半径方向リング面
4.1 軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝
4.2 軸方向ピストンリング外側面溝
5.1 さらなる圧力媒体接続部
5.2 さらなるピストンリング
5.3 さらなる減衰ゾーン
5.4 さらなる軸方向制限

Claims (9)

  1. 端部位置減衰を有する作動シリンダであって、
    シリンダ(1.0)及びピストンユニット(2.0)を備え、
    前記シリンダ(1.0)が、シリンダチューブ(1.1)、第1の閉鎖部(1.3)、及び第2の閉鎖部(1.4)を備え、
    前記シリンダチューブ(1.1)が、第1のシリンダチューブ端部(1.5)及び第2のシリンダチューブ端部(1.6)を備え、
    前記第1の閉鎖部(1.3)が、前記第1のシリンダチューブ端部(1.5)に配置され、前記第2の閉鎖部(1.4)が、前記第2のシリンダチューブ端部(1.6)に配置され、
    前記シリンダチューブ(1.1)及び前記閉鎖部(1.3、1.4)がシリンダ内部(1.7)を形成し、
    前記シリンダ(1.0)が、少なくとも1つの端部領域に減衰ゾーン(1.8)を備え、
    前記シリンダ(1.0)が、少なくとも1つの側方に配置された圧力媒体接続部(1.9)を備え、
    前記圧力媒体接続部(1.9)が、前記減衰ゾーン(1.8)に割り当てられ、前記シリンダ内部(1.7)の軸方向制限(1.10)から軸方向に離間され、
    前記ピストンユニット(2.0)が、前記第1の閉鎖部(1.3)を摺動可能に通過し、前記シリンダ内部(1.7)に少なくとも1つの作動室を形成し、
    前記ピストンユニット(2.0)が、ピストン(2.1)及びピストンリング(3.0)を備え、
    前記ピストン(2.1)が、半径方向外側面に周方向リング溝(2.2)を有し、前記ピストンリング(3.0)が、前記リング溝(2.2)内に配置され、前記ピストンリング(3.0)が、シリンダ内側バレル面(1.2)に弾性的に当接し、
    前記ピストンリング(3.0)が、リング本体(3.1)及びリングジョイント(3.7)を備え、
    前記リング本体(3.1)が、半径方向リング面(3.3)並びに第1の軸方向リング面(3.4)及び第2の軸方向リング面を有するリング本体面(3.2)を備え、
    前記半径方向リング面(3.3)が、前記シリンダ(1.0)の前記シリンダ内側バレル面(1.2)に対して軸方向に変位可能な摺動接触面として設計され、
    前記第1の軸方向リング面(3.4)が、前記ピストン(2.1)の前記リング溝(2.2)の軸方向リング溝面内に当接するための接触面として設計され、
    前記リング本体(1)が、第1のリング本体端部(3.5)及び第2のリング本体端部(3.6)を備え、
    前記リングジョイント(3.7)で互いに反対側に配置されている前記リング本体端部(3.5、3.6)が前記リングジョイント(3.7)を形成し、
    前記第1のリング本体端部(3.5)が、突出輪郭断面(3.10)を有する突出部(3.9)を備え、
    前記第2のリング本体端部(3.6)が、基部輪郭(3.12)を有する基部(3.11)を備え、前記基部(3.11)が、受入輪郭断面(3.14)を有する受入輪郭(3.13)を形成し、
    前記突出部(3.8)が、前記受入輪郭(3.13)に係合し、前記受入輪郭断面(3.14)と前記突出輪郭断面(3.10)とが一致し、
    前記突出部(3.9)の突出部分離面(3.15)及び前記基部(3.11)の基部分離面(3.16)が、面接触及び封止物理的接触で互いに反対側にあり、分離面(3.17)を形成し、
    前記分離面(3.17)が前記第1の軸方向リング面(3.4)に対して傾斜を有し、前記分離面(3.17)が前記半径方向リング面(3.3)と交差し、前記分離面(3.17)と前記半径方向リング面(3.3)との交差線に外側分離線(3.18)が形成され、前記分離面(3.17)が前記第1の軸方向リング面(3.4)と交差し、前記分離面(3.17)と前記第1の半径方向リング面(3.4)との交差線に内側分離線(3.19)が形成され、前記分離線(3.18、3.19)が前記分離面(3.15、3.16)を画定し、前記分離線(3.18、3.19)の少なくとも一方が前記リング本体(3.1)と同心の曲率半径を有し、
    端部位置減衰を有する前記作動シリンダが、軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝(4.1)又は軸方向ピストンリング外側面溝(4.2)として設計されている少なくとも1つの軸方向オーバーフローチャネルを有し、前記軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝(4.1)が前記減衰ゾーン(1.8)内の前記シリンダチューブ(1.1)内に配置され、前記軸方向ピストンリング外側面溝(4.2)が前記半径方向リング面(3.3)内に配置され、
    前記ピストンユニット(2.0)が、前記減衰ゾーン(1.8)内への後退運動中に前記圧力媒体接続部(1.9)を前記ピストンリング(3.0)と共に軸方向に通過し、前記減衰ゾーン(1.8)内の減衰ゾーン室内に減衰圧力媒体容積を封入するように設計され、
    前記ピストンユニット(2.0)が、後退運動中に前記減衰ゾーン(1.8)内で減衰動作状態を示すように設計され、
    前記圧力媒体接続部(1.9)に対する前記減衰圧力媒体容積の過圧が、前記減衰動作状態に存在し、前記軸方向オーバーフローチャネルが、前記減衰圧力媒体容積の抑制された流出用に設計されている、
    端部位置減衰を有する作動シリンダ。
  2. 前記外側分離線(3.18)及び前記内側分離線(3.19)が、前記リング本体(3.1)及び互いに対して同心の曲率半径を有する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の端部位置減衰を有する作動シリンダ。
  3. 前記分離面(3.15、3.16)が、円錐台サブ側面として設計されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の端部位置減衰を有する作動シリンダ。
  4. 前記分離面(3.15、3.16)が、ワイヤ浸食面として設計されている
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の端部位置減衰を有する作動シリンダ。
  5. 前記リング本体(3.1)が、半径方向に内側に配置されている少なくとも1つの弱化凹部(3.20)を有する
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の端部位置減衰を有する作動シリンダ。
  6. 前記ピストンリング(3.0)の前記第1の軸方向リング面(3.4)が、前記分離面(3.15、3.16)とは反対側の傾斜を有する
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の端部位置減衰を有する作動シリンダ。
  7. 前記軸方向オーバーフローチャネルが、軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝(4.1)として設計され、前記軸方向シリンダチューブ内側バレル面溝(4.1)が端部位置方向にテーパ状の断面を有する
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の端部位置減衰を有する作動シリンダ。
  8. 前記シリンダ(1.0)が、端部領域の軸方向反対側に位置する前記さらなる端部領域内にさらなる減衰ゾーン(5.3)を有し、
    前記シリンダ(1.0)が、さらに側方に配置された圧力媒体接続部(5.1)を有し、前記さらなる圧力媒体接続部(5.1)が、前記さらなる減衰ゾーン(5.3)に割り当てられ、軸方向制限の反対側に位置する前記シリンダ内部の前記さらなる軸方向制限(5.4)から軸方向に離間され、
    前記ピストンユニット(2.0)が、前記ピストンリング(3.0)の軸方向反対側に位置するさらなるピストンリング(5.2)を有し、
    前記ピストンユニット(2.0)が、前記さらなる減衰ゾーン(5.3)内への後退運動中に前記さらなる圧力媒体接続部(5.1)を前記さらなるピストンリング(5.2)と共に軸方向に通過し、前記さらなる減衰ゾーン(5.3)内のさらなる減衰ゾーン室内にさらなる減衰圧力媒体容積を封入するように設計され、
    前記ピストンユニット(2.0)が、前記さらなる減衰ゾーン(5.3)内への後退運動中にさらなる減衰動作状態を示すように設計され、
    前記さらなる減衰動作状態が、前記さらなる減衰ゾーン(5.3)と呼ばれる前記減衰動作状態の特徴を示す
    ことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の端部位置減衰を有する作動シリンダ。
  9. リング本体(3.1)及びリングジョイント(3.7)を備え、
    前記リング本体(3.1)が、半径方向リング面(3.3)並びに第1の軸方向リング面(3.4)及び第2の軸方向リング面を有するリング本体面(3.2)を備え、
    前記半径方向リング面(3.3)が、シリンダのシリンダ内側バレル面(1.2)に対して軸方向に変位可能な摺動接触面として設計され、
    前記第1の軸方向リング面(3.4)が、ピストン(2.1)のリング溝(2.2)の軸方向リング溝面(2.3)内に当接するための接触面として設計され、
    前記リング本体(3.1)が、第1のリング本体端部(3.5)及び第2のリング本体端部(3.6)を有し、
    前記リングジョイント(3.7)で互いに反対側に配置されている前記リング本体端部(3.5、3.6)が、前記リングジョイント(3.7)を形成し、
    前記第1のリング本体端部(3.5)が、突出輪郭断面(3.10)を有する突出部(3.9)を有し、
    前記第2のリング本体端部(3.6)が、基部輪郭(3.12)を有する基部(3.11)を有し、前記基部(3.11)が、受入輪郭断面(3.14)を有する受入輪郭(3.13)を形成し、
    前記突出部(3.9)が前記受入輪郭(3.13)に係合し、前記受入輪郭断面(3.14)と前記突出輪郭断面(3.10)とが一致し、
    前記突出部(3.9)の突出部分離面(3.15)と前記基部(3.11)の基部分離面(3.16)とが、面接触及び封止接触で互いに反対側に位置し、分離面(3.17)を形成し、
    前記分離面(3.17)が前記第1の軸方向リング面(3.4)に対して傾斜を有し、前記分離面(3.17)が前記半径方向リング面(3.3)と交差し、前記分離面(3.17)と前記半径方向リング面(3.3)との交差線に外側分離線(3.18)が形成され、前記分離面(3.17)が前記第1の軸方向リング面(3.4)と交差し、前記分離面(3.17)と前記第1の軸方向リング面(3.4)との交差線に内側分離線(3.19)が形成され、前記分離線(3.18、3.19)が前記分離面(3.15、3.16)を画定し、前記分離線(3.18、3.19)の少なくとも一方が前記リング本体(3.1)に対して同心の曲率半径を有し、
    前記半径方向リング面が、前記軸方向リング面を接続する少なくとも1つの軸方向ピストンリング外側面溝(4.2)を有する、
    減衰ピストンリング。
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