JP2023549745A - 3次元ワークピースを製造するための装置 - Google Patents

3次元ワークピースを製造するための装置 Download PDF

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Abstract

原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を照射することによって3次元ワークピース46を製造するための装置10が、担体12を収容する処理チャンバ16と、原料粉末の層を担体12上に塗布するための粉末塗布装置14とを備える。装置10は、製造されるワークピース18の対応する層の形状に従って、原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射するための照射ユニット26をさらに備える。原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射する際に放出される熱放射線を吸収するように構成された吸収装置50を、処理チャンバ16の内部及び/又は照射ユニット26の内部で発生する放射線を吸収することができるような位置にて、処理チャンバ16内及び/又は照射ユニット26内に設ける。

Description

本発明は、原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を照射することによって3次元ワークピースを製造するための装置に関する。
粉末床溶融結合法とは、粉末、特に、金属原料及び/又はセラミック原料を複雑な形状の3次元ワークピースに加工することができる積層造形法である。そのために、原料粉末層が担体上に塗布され、製造されるワークピースの所望の形状に応じて、部位選択的にレーザ照射を受ける。粉末層に浸透するレーザ光線は、加熱を引き起こし、その結果、原料粉末粒子の溶融又は焼結を引き起こす。次に、ワークピースが所望の形状及び大きさになるまで、すでにレーザ処理が施された担体上の層に、追加の原料粉末層が連続して塗布される。粉末床溶融結合法を採用して、CADデータに基づいて、試作品、工具、交換部品、高価な構成要素、あるいは歯科用又は整形外科用の補綴物などの医療用補綴物を製造するか修理する場合がある。
特許文献1(欧州特許第3321003号明細書)に記載されているような粉末床溶融結合法によって3次元ワークピースを製造するための例示的な装置が、原料粉末を受け取る担体を収容する処理チャンバを備える。放射線源と複数の光学素子とを備える照射ユニットが設けられて、ワークピースを製造するために担体上の原料粉末に電磁放射線又は粒子放射線を選択的に照射する。処理チャンバ内に所望の雰囲気を確立し、処理チャンバから不純物を排出するために、保護ガス流が処理チャンバを通って導かれる。
粉末床溶融結合装置の担体上に3次元ワークピースを構築すると、原料粉末に導入される放射エネルギーにより、原料粉末を溶融させたり、及び/又は焼結させたりする。具体的には、放射線ビームが原料粉末に衝突する領域に、溶融した原料の溶融プールを生成する。照射された粉末床から放出される熱放射が、処理チャンバ内の温度上昇を引き起こし、その結果、照射ユニット内の温度上昇も引き起こす可能性がある。
特許文献2(欧州特許出願公開第3067132号明細書)に記載されているように、照射ユニット内の温度変化が、照射ユニットの光学素子の特定の光学特性の温度依存性の変化を引き起こす可能性がある。例えば、光ファイバ、レンズ又は別の光学素子の屈折率、あるいはレンズの形状、特に、曲率又は半径は、処理チャンバ内、ひいては照射ユニット内に広く行き渡る温度に応じて変化する可能性がある。光学素子の光学特性の温度により誘発された変化により、放射線ビームの焦点位置が放射線ビームのビーム経路に沿って移動する可能性がある。
欧州特許第3321003号明細書 欧州特許出願公開第3067132号明細書
本発明の目的は、原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を照射することによって、高品質の3次元ワークピースを製造するための装置を提供することである。
原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を照射することによって3次元ワークピースを製造するための装置が、担体を収容する処理チャンバを備える。この装置は、原料粉末の層を担体上に塗布するための粉末塗布装置をさらに備える。担体の表面上に原料粉末層を分配するために、粉末塗布装置は、担体を横切って移動可能であってもよい。担体は、堅固に固定された担体であってもよい。しかし、好ましくは、担体は垂直方向に移動可能であるように設計されているため、ワークピースが原料粉末から層状に構築されるにつれて、ワークピースの構造高さが増大すると、担体は垂直方向に下方に移動することができる。担体上に塗布される原料粉末は、好ましくは、金属粉末、特に、金属合金粉末であるが、このほか、セラミック粉末又は異なる材料を含む粉末であってもよい。粉末は、任意の適切な粒径又は粒径分布を有してもよい。しかし、粒径<100μmの粉末を処理することが好ましい。処理チャンバは、周囲雰囲気に対して密閉可能であることが好ましい。
装置は、製造されるワークピースの対応する層の形状に従って、原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射するための照射ユニットをさらに備える。電磁放射線又は粒子放射線を原料粉末層に選択的に照射するための照射ユニットは、放射線ビーム源、特に、レーザビーム源を備えてもよく、さらに、放射線ビーム源から放出される少なくとも1つの放射線ビームを分割したり、誘導したり、及び/又は処理したりするための少なくとも1つの光学ユニットを備えてもよい。光学ユニットは、対物レンズ及びスキャナユニットなどの光学素子を備えてもよく、スキャナユニットは、回折光学素子及び偏向ミラーを備えることが好ましい。照射ユニットは、単一の放射線ビームを原料粉末層に照射してもよい。しかし、このほか、照射システムが2つ以上の放射線ビームを原料粉末層に照射することが考えられる。
放射線を吸収するように構成された吸収装置を、処理チャンバの内部及び/又は照射ユニットの内部で発生する放射線を吸収することができるような位置にて、処理チャンバ及び/又は照射ユニットに設ける。本出願の意味での「吸収装置」とは、放射線、特に、熱放射線、電磁放射線及び/又は粒子放射線を吸収し、ひいては、吸収装置の近傍に配置された構成要素から上記放射線を放出する装置である。吸収装置が吸収する熱放射線を、粉末床と、ワークピースの構築部分と、加熱ユニットと、さらに加熱された構成要素と、から放出してもよい。吸収装置が吸収する電磁放射線及び/又は粒子放射線は、原料粉末の層を照射するために放出される放射線であってもよい。電磁放射線及び/又は粒子放射線を、特に、担体上に塗布された原料粉末の層によって形成される粉末床から反射してもよい。
「処理チャンバ内及び/又は照射ユニット内」という表現は、処理チャンバ及び/又は照射ユニットの内部空間内の吸収装置の配置を示したり、及び/又は処理チャンバ及び/又は照射ユニットの構成要素内の吸収装置の少なくとも一部の統合を示したりする。例えば、吸収装置は、少なくとも部分的に処理チャンバの壁に組み込まれてもよく、及び/又は照射ユニット又は吸収装置は、処理チャンバ及び/又は照射ユニットの壁に設けられた開口部に少なくとも部分的に配置されてもよい。吸収装置はこのほか、処理チャンバ及び/又は照射ユニット内に配置される3次元ワークピースを製造するための装置の構成要素に少なくとも部分的に組み込まれてもよい。
吸収装置は、処理チャンバ内又は照射ユニット内に配置され得る単一の吸収素子によって形成されてもよい。しかし、吸収装置が、処理チャンバ内及び/又は照射ユニット内に分布され得る複数の吸収素子を備えることも考えられる。
吸収装置は、吸収しなければ照射ユニットの光学素子を加熱するであろう放射線を吸収する。その結果、吸収装置は、照射ユニットの光学素子の光学特性の温度によって誘発される変化のほか、熱歪みによる転位を減衰させるか、さらには防止する。このため、放射線ビームのビーム経路に沿った放射線ビームの焦点位置の望ましくない移動、即ち、z軸方向の焦点位置の移動を低減しても、さらには回避してもよい。同じように、放射線ビームのスポット位置の望ましくない移動、即ち、x軸方向及び/又はy軸方向のスポット位置の移動を低減しても、さらには回避してもよい。これにより、上記の温度に起因する焦点位置移動による影響が少ないか、さらにはまったく影響を受けない高品質のワークピースの製造が可能になる。
吸収装置の吸収面が、処理チャンバの内部及び/又は照射ユニットの内部に面していてもよい。このため、吸収装置は、処理チャンバの内部及び/又は照射ユニットの内部で発生する放射線を特に効果的に吸収することができる。
吸収装置の吸収面は、熱放射線、即ち、0.75μmから50μmまでの波長範囲の放射エネルギーに対して、40%未満、好ましくは20%未満、さらに好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満の半球反射率を有してもよい。これとは別に、あるいはこれに加えて、吸収装置の吸収面は、原料粉末の層を選択的に照射するために使用される電磁放射線又は粒子放射線の波長、特に、350nm~1100nm、好ましくは405~490nm(青)、490~575nm(緑)及び/又は805~1100nm(赤外線)の範囲の波長での放射エネルギーに対して、40%未満、好ましくは20%未満、さらに好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満の半球反射率を有してもよい。
これとは別に、あるいはこれに加えて、吸収装置の吸収面を、少なくとも部分的に、陽極酸化したり、被覆したり、箔付けしたり、酸化したり、構造化したり、及び/又は粗面化、特に、レーザブラックマーキングしてもよい。陽極酸化された吸収表面層には、0.5μmから150μmの厚さがあってもよい。吸収装置上に設けられ、吸収装置の吸収面を形成する吸収被覆が、黒色金属又は黒色セラミックの被覆又は箔のような黒色及び/又は不透明の被覆又は箔であってもよかったり、及び/又は0.1μmから1mmまでの厚さを有してもよい。吸収面の表面粗さは、0.1μm~10μmの範囲であってもよい。
しかし、このほか、さまざまな吸収面の半球反射率が異なってもよく、特に、処理チャンバ内の吸収面の半球反射率が照射ユニット内の吸収面の半球反射率と異なってもよい。好ましくは、処理チャンバ内に配置された吸収装置の吸収面が、原料粉末の層を選択的に照射するために使用される電磁放射線又は粒子放射線の波長の放射エネルギー、即ち、照射ユニットの放射線源から放出される波長の放射エネルギーの良好な吸収体である。これに加えて、あるいはこれとは別に、照射ユニットに配置された吸収ユニットの吸収面が、熱放射線、即ち、0.75μm~50μmの範囲の波長の放射線の良好な吸収体であってもよい。
このほか、吸収装置又は吸収装置の吸収面が、電磁放射線又は粒子放射線、特に、原料粉末の層を選択的に照射するために使用されるレーザ放射線の波長で放射エネルギーを吸収する半透明材料を含むか、半透明材料から作成されることが考えられる。例えば、吸収装置の吸収面は、鉱物ガラス又はアクリルガラスを含んでも、鉱物ガラス又はアクリルガラスから作成されてもよい。吸収装置の吸収面はこのほか、非吸収材料から作成された半透明の窓によって覆われてもよい。吸収面と半透明窓との間に冷却チャネルを形成してもよい。冷却チャネルには、例えば、水などの吸収性冷却剤であり得る冷却剤が流れてもよい。
放射線を反射するように構成された反射装置を、処理チャンバの内部及び/又は照射ユニットの内部で発生する放射線を反射することができるような位置で、処理チャンバ及び/又は照射ユニットに設けてもよい。本出願の意味での「反射装置」とは、放射線、特に、熱放射線、電磁放射線及び/又は粒子放射線を反射し、ひいては、反射装置の近傍に配置された構成要素から上記放射線を偏向させる装置である。反射装置は、処理チャンバ内又は照射ユニット内に配置され得る単一の反射素子によって形成されてもよい。しかし、このほか、反射装置が、処理チャンバ内及び/又は照射ユニット内に分布され得る複数の反射素子を備えることが考えられる。
反射装置は、特に、原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射する際に、放出されるか反射される熱放射線、電磁放射線及び/又は粒子放射線が、照射ユニットの光学素子の光学特性に強い影響を及ぼす可能性があるか、強い加熱によって深刻な変形が生じることがあり得る、処理チャンバ及び/又は照射ユニットの領域に設けられてもよい。さらに、反射装置は、熱放射線、電磁放射線及び/又は粒子放射線を、同放射線の破壊性を弱めたり、及び/又は同放射線をいっそう簡単に排出したりすることができる処理チャンバ及び/又は照射ユニットの領域に反射するように配置されてもよい。例えば、反射装置は、放射線を照射ユニットから遠ざけ、照射対象の原料粉末層を支持する担体の方向に反射するように、照射ユニットに隣接して配置された処理チャンバの領域に設けられてもよい。
反射装置の反射面が、処理チャンバの内部及び/又は照射ユニットの内部に面していてもよい。その結果、反射装置は、処理チャンバの内部及び/又は照射ユニットの内部で発生する放射線を特に効果的に反射することができる。
反射装置の反射面が、熱放射線、即ち、0.75μmから50μmまでの波長範囲の放射エネルギーに対して、60%を超え、好ましくは70%を超え、さらに好ましくは80%を超え、最も好ましくは90%を超える半球反射率を有してもよい。これとは別に、あるいはこれに加えて、反射装置の反射面は、原料粉末の層を選択的に照射するために使用される電磁放射線又は粒子放射線の波長、特に、350nm~1100nm、好ましくは405~490nm(青)、490~575nm(緑)及び/又は805~1100nm(赤外線)の波長での放射エネルギーに対して、60%を超え、好ましくは70%を超え、さらに好ましくは80%を超え、最も好ましくは90%を超える半球反射率を有してもよい。
これとは別に、あるいはこれに加えて、反射装置の反射面を、少なくとも部分的に構造化したり、箔付けしたり、被覆したり、及び/又は研磨したりしてもよい。反射装置上に設けられ、反射装置の反射面を形成する反射被覆又は反射箔が、鏡面反射性及び/又は拡散反射性であってもよい。反射装置の反射面は、白色不透明被覆又は白色不透明箔によって形成されたりしても、及び/又は0.01μm~1mmの厚さを有したりしてもよい。反射面の表面粗さが、1μm未満、好ましくは0.2μm未満であってもよい。
しかし、このほか、さまざまな反射面の半球反射率が異なってもよく、特に、処理チャンバ内の反射面の半球反射率は照射ユニット内の反射面の半球反射率と異なることが考えられる。好ましくは、処理チャンバ内に配置された反射装置の反射面が、原料粉末の層を選択的に照射するために使用される電磁放射線又は粒子放射線の波長の放射エネルギー、即ち、照射ユニットの放射線源から放出される波長の放射エネルギーに対して良好な反射体である。これに加えて、あるいはこれとは別に、照射ユニット内に配置された反射装置の反射面が、熱放射線、即ち、0.75μm~50μmの範囲の波長の放射線に対して良好な反射体であってもよい。処理チャンバ内の反射面がこのほか、再帰反射特性を備えてもよく、例えば、反射面は再帰反射箔を備えてもよい。
吸収装置及び反射装置の少なくとも1つには、少なくとも10W/(m*K)、好ましくは少なくとも50W/(m*K)、さらに好ましくは少なくとも100W/(m*K)の熱伝導率を有する材料が含有されてもよい。これにより、吸収装置及び/又は反射装置からの熱の充分な放出が保証される。
吸収装置及び反射装置の熱伝導率に加えて、それぞれ吸収面と反射面との間の距離と、吸収装置及び反射装置からそれぞれエネルギーを放出するのに役立つ素子とを適切にカスタマイズしてもよい。吸収装置及び反射装置はそれぞれ、吸収装置及び反射装置それぞれからエネルギーを放出する働きをする素子とは異なる材料から作成されてもよい。具体的には、放射エネルギーの放出経路の長さと、この放出経路に沿った熱抵抗とは、熱源と熱排出管との間の温度差が、熱の流れと、放出経路に沿ったその補助による全体的な影響とに依存するため、最小限に抑える必要がある。
吸収装置は、処理チャンバ内及び/又は照射ユニット内に配置され、原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射する際に放出されたり、及び/又は反射されたりする放射線を吸収するという唯一の目的を果たす、少なくとも1つの別個の吸収素子を備えてもよい。例えば、吸収装置は、適切な吸収面を備えた少なくとも1つの板状の吸収素子を備えてもよい。
これとは別に、あるいはこれに加えて、反射装置は、処理チャンバ内及び/又は照射ユニット内に配置され、原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射する際に放出されたり、及び/又は反射されたりする放射線を反射するという唯一の目的を果たす少なくとも1つの別個の反射素子を備えてもよい。例えば、反射装置は、適切な反射面を備えた少なくとも1つの板状の反射素子を備えてもよい。
これとは別に、あるいはこれに加えて、吸収装置は、処理チャンバ壁の一部及び/又は照射ユニットハウジング壁の一部によって形成される少なくとも1つの吸収素子を備えてもよい。例えば、吸収装置は、処理チャンバ壁の一部及び/又は照射ユニットハウジング壁の一部によって形成され、吸収面を形成する陽極酸化面、被覆面及び/又は粗面化面が設けられた少なくとも1つの吸収素子を備えてもよい。
さらに、反射装置は、処理チャンバ壁の一部及び/又は照射ユニットハウジング壁の一部によって形成される少なくとも1つの反射素子を備えてもよい。例えば、反射装置は、処理チャンバ壁の一部、照射ユニットの支持構造の一部及び/又は照射ユニットハウジング壁の一部によって形成され、反射面を形成する被覆面及び/又は研磨面が設けられた少なくとも1つの反射素子を備えてもよい。
装置は、照射装置によって放出された電磁放射線又は粒子放射線を処理チャンバ内に透過させる透過素子をさらに備えてもよい。透過素子は、例えば、窓の形態で設計されてもよい。これとは別に、透過素子は、照射装置の光学素子、特に、レンズを備えても、レンズから構成されてもよい。透過素子は、処理チャンバの壁、特に、処理チャンバの上壁部分に配置されてもよい。装置の特定の好ましい実施形態では、透過素子は、担体の中心の上方の領域に配置される。例えば、透過素子は、処理チャンバの壁部分、特に、上壁部分に一体化されてもよい。
透過素子の材料は、照射装置が放出する電磁放射線又は粒子放射線に対する透過素子の所望の透過性を確保するために、照射装置が放出する放射線のタイプに応じて選択されてもよい。例えば、透過素子は、ガラス材料又は適切なポリマー材料から作成されてもよい。必要に応じて、処理チャンバの内部に面する表面の領域の透過素子に、透過素子の表面への溶接煙の凝縮物の付着及び堆積を最小限に抑える表面層を設けてもよい。装置の特に好ましい実施形態では、透過素子は、反射装置の少なくとも反射素子を形成する処理チャンバ壁の一部に収容される。上記処理チャンバ壁部分は、例えば、処理チャンバの上壁部分であってもよい。
透過素子は、1つ又は複数の表面、特に、その入射面及び/又は出射面に表面構造及び/又は被覆を備えてもよい。好ましい実施形態では、透過素子は、処理チャンバとは反対側の面を意味するその入射面に反射防止被覆を備えてもよい。これに加えて、あるいはこれとは別に、透過素子は、透過素子の過度の加熱を防止するために、処理チャンバに面する表面を意味するその出口面に反射被覆を備えてもよい。透過素子の出口面の反射被覆は、0.75μm~50μmの波長範囲での放射エネルギーに対して、40%を超え、好ましくは50%を超え、さらに好ましくは60%を超える反射率を有してもよい。さらに好ましい実施形態では、(被覆面及び/又は構造化面を任意選択で含む)透過素子は、原料粉末の層を選択的に照射するために使用される電磁放射線又は粒子放射線の波長の放射線、即ち、照射ユニットの放射線源が放出する波長の放射線、特に、350nm~1100nm、特に、405~490nm(青)、490~575nm(緑)及び/又は805~1100nm(赤外線)の範囲の波長の放射線の少なくとも70%、特に、少なくとも90%を、入射面から出射面への方向に、透過するように構成される。
装置の特定の好ましい実施形態では、原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射する際に放出される熱放射線を受ける全部の適用可能な処理チャンバ壁部分は、吸収装置又は反射装置のいずれかを形成する。この文脈での「適用可能な処理チャンバ壁部分」という用語は、別の機能的目的を実施しない、例えば、処理チャンバへのガスの導入又は処理チャンバからのガスの排出を実施しない、処理チャンバ壁部分を吸収装置又は反射装置を形成するのに不適切にする処理チャンバ壁部分を指す。
装置の好ましい実施形態では、処理チャンバは、ガス、特に、不活性ガスを処理チャンバに導入するための第1のガス注入口を備える。例えば、第1のガス注入口は、多孔質処理チャンバ壁部分及び/又は処理チャンバ壁部分、特に、処理チャンバ側壁部分に設けられた開口部によって形成されてもよい。ガスは、第1のガス貯蔵容器及び第1のガス供給ラインを備え得る第1のガス源によって提供されてもよい。第1のガス源は、例えば、アルゴンガス源又は窒素ガス源であってもよい。第1のガス供給ラインは第1のガス注入口に接続されてもよい。処理チャンバは、処理チャンバからガスを排出するための第1のガス排出口をさらに備えてもよい。
第1のガス注入口を介して処理チャンバに導入され、第1のガス排出口を介して処理チャンバから排出されるガス流が、処理チャンバを通って、特に、担体を横切って導かれると、すす、溶接煙、粉塵などの粒子状不純物を吸収し、取り込み、このような粒子状不純物を処理チャンバから排出してもよい。第1のガス排出口及び第1のガス注入口は、第1のガス排出口を介して処理チャンバを出るガスを第1のガス注入口を介して処理チャンバに再循環させるための再循環ラインに接続されてもよい。再循環ラインには、ガス流から粒子状不純物を濾過するための適切な濾過装置を配置してもよい。
第1のガス注入口は、吸収装置及び/又は反射装置から熱をガス流に伝達するために、第1のガス注入口を介して処理チャンバに導入されたガス流の少なくとも一部を、処理チャンバ内に配置された吸収装置及び/又は反射装置に向けるように構成されてもよい。このため、ガス流は、吸収装置及び/又は反射装置を冷却するために使用されてもよい。第1のガス源は、冷却ガス又は加熱ガスを提供するように構成されてもよい。この目的のために、第1のガス源は、処理チャンバに導入されるガスに熱を伝達するか、処理チャンバに導入されるガスから熱を排出するように構成された第1の温度制御システムと熱的に接触してもよい。
原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で照射することによって3次元ワークピースを製造するために装置及び照射ユニットが動作している間に、第1の温度制御システムは、好ましくは、処理チャンバに導入されるガスを冷却するように動作する。それとは反対に、照射ユニットを始動する前であって、3次元ワークピースの製造を開始する前の装置の始動段階中に、第1の温度制御システムは、処理チャンバと、処理チャンバと熱的に接触している装置の構成要素とを適切な動作温度まで加熱するために、処理チャンバに導入されるガスを加熱するように動作してもよい。
好ましくは、照射ユニットは、ガス、特に、不活性ガスを照射ユニットに導入するための第2のガス注入口を備える。ガスは、第2のガス貯蔵容器及び第2のガス供給ラインを備え得る第2のガス源によって提供されてもよい。第2のガス源は、例えば、流速を増大させずに高い熱伝達係数を備えるガスを供給するガス源であってもよい。特に、第2のガス源はヘリウムガス源であってもよい。第2のガス供給ラインは、第2のガス注入口に接続されてもよい。照射ユニットは、照射ユニットからガスを排出するための第2のガス排出口をさらに備えてもよい。第2のガス排出口及び第2のガス注入口は、第2のガス排出口を介して照射ユニットを出るガスを、第2のガス注入口を介して照射ユニットに再循環させるための再循環ラインに接続されてもよい。再循環ラインには、適切なフィルタ装置、熱交換器及び搬送装置を配置してもよい。搬送装置は、ポンプ又は圧縮機の形態で設計されてもよい。再循環回路は、第2のガス源が供給するガス、例えば、ヘリウムガスの損失を回避するために密閉される必要がある。
第2のガス注入口は、吸収装置及び/又は反射装置から熱をガス流に伝達するために、第2のガス注入口を介して照射ユニットに導入されたガス流の少なくとも一部を、照射ユニット内に配置された吸収装置及び/又は反射装置に向けるように構成されてもよい。このため、ガス流は、吸収装置及び/又は反射装置を冷却するために使用されてもよい。第2のガス源は、冷却ガス又は加熱ガスを提供するように構成されてもよい。この目的のために、第2のガス源は、照射ユニットに導入されるガスに熱を伝達するか、照射ユニットに導入されるガスから熱を排出するように構成された第2の温度制御システムと熱的に接触していてもよい。
原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で照射することによって3次元ワークピースを製造するために装置及び照射ユニットが動作している間に、第2の温度制御システムは、好ましくは、照射ユニットに導入されるガスを冷却するように動作する。それとは反対に、照射ユニットを始動する前であって、3次元ワークピースの製造を開始する前の装置の始動段階中、第2の温度制御システムは、照射ユニット、特に、その中に配置された光学素子を適切な動作温度まで加熱するために、照射ユニットに導入されるガスを加熱するように動作してもよい。
処理チャンバの第1のガス注入口及び照射ユニットの第2のガス注入口は、上記のように、処理チャンバ及び照射ユニットのための別個のガス源及び/又は別個の温度制御システムに接続されてもよい。しかし、このほか、装置にガス源を1つだけ及び/又は温度制御システムを1つだけ設けることが考えられる。次いで、処理チャンバの第1のガス注入口及び照射ユニットの第2のガス注入口は、同じガス源及び/又は同じ温度制御システムに接続されてもよい。
吸収装置は冷却フィンを備えてもよい。好ましくは、吸収装置の冷却フィンは、吸収面及び/又は吸収面の反対側に配置された吸収装置の表面から延在する。このため、冷却フィンは、吸収装置、特に、吸収面から熱を逃がすように構成される。吸収装置が1つ又は複数の吸収素子を備える場合、吸収素子の少なくとも1つは、吸収面及び/又は吸収面の反対側に配置される吸収素子の表面から延びる冷却フィンを備えてもよい。
これとは別に、あるいはこれに加えて、反射装置は冷却フィンを備えてもよい。好ましくは、反射装置の冷却フィンは、反射面の反対側に配置された反射装置の表面から延びる。このため、冷却フィンは、反射装置、特に、反射面から熱を逃がすように構成される。反射装置が1つ又は複数の反射素子を備える場合、反射素子の少なくとも1つが、反射面とは反対側に配置される反射素子の表面から延びる冷却フィンを備えてもよい。
吸収装置は、吸収装置の本体を通って延びたり、及び/又は吸収面の反対側に配置された吸収装置の表面に隣接して熱的に接触して延びたりする少なくとも1つの調整チャネルを備えてもよい。吸収装置が1つ又は複数の吸収素子を備える場合、吸収素子の少なくとも1つが、吸収素子の本体を通って延びたり、及び/又は吸収面の反対側に配置された吸収素子の表面に隣接して熱的に接触して延びたりする少なくとも1つの調整チャネルを備えてもよい。
これとは別に、あるいはこれに加えて、反射装置は、反射装置の本体を通って延びたり、及び/又は反射面の反対側に配置された反射装置の表面に隣接して熱的に接触して延びたりする少なくとも1つの調整チャネルを備えてもよい。反射装置が1つ又は複数の反射素子を備える場合、反射素子の少なくとも1つが、反射素子の本体を通って延在したり、及び/又は反射面の反対側に配置された反射素子の表面に隣接して熱的に接触して延びたりする少なくとも1つの調整チャネルを備えてもよい。
吸収装置及び/又は反射装置の調整チャネルには、適切な温度制御流体を流してもよい。温度制御流体は、液体の温度制御流体又は気体の温度制御流体、例えば、空気であってもよい。吸収装置及び/又は反射装置の調整チャネルは、調整チャネルを通って流れる温度制御流体に熱を伝達するか、調整チャネルを通って流れる温度制御流体から熱を排出するように構成された第3の温度制御システムと熱的に接触していてもよい。
原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で照射することによって3次元ワークピースを製造するために装置及び照射ユニットが動作している間に、第3の温度制御システムは、好ましくは、吸収装置及び/又は反射装置の少なくとも1つの調整チャネルを通って流れる温度制御流体を冷却するように動作する。それとは反対に、照射ユニットを始動する前であって、3次元ワークピースの製造を開始する前の装置の始動段階中に、第3の温度制御システムは、処理チャンバ及び/又は照射ユニットと、処理チャンバ及び/又は照射ユニットと熱的に接触している装置の構成要素とを適切な動作温度まで加熱するために、吸収装置及び/又は反射装置の調整チャネルを通って流れる温度制御流体を加熱するように動作してもよい。
第3の温度制御システムは、第1及び/又は第2の温度制御システムと一体化して形成されてもよい。しかし、このほか、処理チャンバ及び/又は照射ユニットに供給されるガスと、吸収装置及び/又は反射装置の調整チャネルを通って流れる温度制御流体とに対して別個の温度制御システムを装置に提供することが考えられる。
装置は、少なくとも1つの追加の調整チャネルを備えてもよい。少なくとも1つの追加の調整チャネルは、処理チャンバ壁の一部及び/又は吸収装置及び/又は反射装置の少なくとも一部を形成しない照射ユニットハウジング壁の一部を通って延びてもよい。これとは別に、あるいはこれに加えて、少なくとも1つの追加の調整チャネルは、吸収装置又は反射装置の少なくとも一部を形成しない処理チャンバ壁の一部及び/又は照射ユニットハウジング壁の一部に隣接して熱的に接触して延びてもよい。
追加の調整チャネルには、適切な温度制御流体が流されてもよい。温度制御流体は、液体の温度制御流体又は気体の温度制御流体、例えば、空気であってもよい。好ましくは、追加の調整チャネルは、第3の温度制御システムと熱的に接触している。このため、追加の調整チャネルを通って流れる温度制御流体の温度は、吸収装置及び/又は反射装置の少なくとも1つの調整チャネルを通って流れる温度制御流体と同じ方法で制御されてもよい。しかし、このほか、追加の調整チャネルは、吸収装置及び/又は反射装置の少なくとも1つの調整チャネルを通って流れる温度制御流体の温度とは無関係に、追加の調整チャネルを通って流れる温度制御流体の温度を制御し得る第4の温度制御システムと熱的に接触していることが考えられる。
第1、第2、第3及び第4の温度制御システムのうちの少なくとも1つが、表面の温度、ガス流の温度及び温度制御流体の温度のうちの1つ又は複数を測定する1つ又は複数の温度センサに依存して制御されてもよい。これに加えて、あるいはこれとは別に、温度制御システムの少なくとも1つを、構築作業データに依存して、特に、照射される粉末床のワークピース領域の割合に依存して制御してもよい。
吸収装置は、処理チャンバ及び/又は照射ユニットに機械的負荷を及ぼすことなく熱膨張するように構成され、配置されてもよい。これとは別に、あるいはこれに加えて、吸収装置は、担体に対する照射ユニットの場所に影響を及ぼすことなく熱膨張するように構成され、配置されてもよい。
これは、例えば、吸収素子の熱的に引き起こされる変形が処理チャンバ及び/又は照射ユニットに伝達されない方法で、処理チャンバ及び/又は照射ユニットに配置される別個の吸収素子の形態で吸収装置を設計することによって達成されてもよい。例えば、吸収素子は、処理チャンバ内及び/又は照射ユニット内で自由に懸架されてもよい。これとは別に、あるいはこれに加えて、吸収装置は、吸収素子の熱的に引き起こされる変形が処理チャンバ及び/又は照射ユニットに伝達されるのを防止する伸縮継手を介して、処理チャンバ及び/又は照射ユニットに接続されても、統合されてもよい。
少なくとも0.1mmの幅を有する間隙を、処理チャンバに面する照射ユニットハウジング壁又は処理チャンバに面する照射ユニットの支持構造と、照射ユニットに面する処理チャンバ壁との間に設けてもよい。例えば、照射ユニットは、照射ユニット、特に、処理チャンバに面する照射ユニットハウジング壁を、処理チャンバから所望の距離に配置するために、適切な支持構造を備えてもよい。その結果、照射ユニットは、過剰な熱が処理チャンバから照射ユニットに伝達されるのを防止するために、少なくとも部分的に処理チャンバから熱的に切り離すことができる。間隙には、冷却剤、例えば、冷却ガスが流されてもよく、及び/又は断熱材を間隙内に配置してもよい。
吸収装置は、処理チャンバ内に配置され、処理チャンバ内に収容された機能ツールに関連付けられた少なくとも1つの可動遮蔽要素を備えてもよい。これとは別に、あるいはこれに加えて、反射装置は、処理チャンバ内に配置され、処理チャンバ内に収容された機能ツールに関連付けられた少なくとも1つの可動遮蔽要素を備えてもよい。例えば、吸収装置又は反射装置の可動遮蔽要素を、粉体塗布装置、取り扱い目的で処理チャンバ内に延びる手袋及び/又は処理チャンバから原料粉体を排出するための吸引装置と関連付けてもよい。可動遮蔽要素は、単純な板状要素であってもよい。しかし、このほか、可動遮蔽要素が、機能ツールを収容する一種のハウジングを形成することが考えられる。可動遮蔽要素は、原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射する際に放出されたり、及び/又は反射されたりする放射線から機能ツールを保護する。
本発明の好ましい実施形態を、添付の概略図を参照してさらに詳細に説明する。
図1は、原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を照射することによって3次元ワークピースを製造するための装置を示す。
図1は、積層造形法によって3次元ワークピースを製造するための装置10を示す。この装置は、担体12と、原料粉末を担体12上に塗布するための粉末塗布装置14とを備える。担体12及び粉体塗布装置14は、周囲雰囲気に対して密閉可能な処理チャンバ16内に収容される。内部雰囲気を、処理チャンバ16の第1のガス注入口18を介して供給されるシールドガスで確立する。図1に示す例示的な装置10では、第1のガス注入口18は、処理チャンバ側壁の一部を形成する多孔性処理チャンバ壁部分18aと、処理チャンバ側壁に形成された開口部18bとによって形成される。第1のガス注入口18を介して処理チャンバ16に供給されたガスは、第1のガス貯蔵容器22及び第1のガス供給ライン24を備える第1のガス源20によって提供される。第1のガス供給ライン24は、第1のガス注入口18に接続される。
処理チャンバ16は、処理チャンバ16からガスを排出するための第1のガス排出口25をさらに備える。装置10の動作中、処理チャンバ16を通って担体12を横切って導かれる際に、第1のガス注入口18を介して処理チャンバ16に導入され、第1のガス排出口25を介して処理チャンバ16から排出されるガス流が、すす、溶接煙、粉末粒子などの粒子状不純物を吸引し、取り込み、このような粒子状不純物を処理チャンバ16から排出する。第1のガス排出口25及び第1のガス注入口18は、(図示しない)再循環ラインに接続される。再循環ラインを介して、第1のガス排出口25を介して処理チャンバ16を出るガスを、第1のガス注入口18を介して処理チャンバ16に再循環する。ガス流から粒子状不純物を濾過するための(これも図示しない)適切な濾過装置を再循環ラインに配置してもよい。
装置10は、担体12上に塗布された原料粉末に電磁放射線又は粒子放射線を選択的に照射するための照射ユニット26をさらに備える。照射装置26は、少なくとも1つの放射線ビーム源、特に、レーザビーム源を備える。図1に示す例示的な装置10では、放射線源は、一対の光学ユニット28によって適切な方法で処理される2つの放射線ビーム30a、30bを放出する。各光学ユニット28は、対物レンズ及びスキャナユニットなどの光学素子を備え、スキャナユニットは、回折光学素子及び/又は少なくとも1つの偏向ミラーを備える。
照射装置26によって放出された放射線ビーム30a、30bを処理チャンバ16内に透過させる透過素子31を、処理チャンバ16の上壁部分に配置する。少なくとも0.1mmの幅を有する間隙33を、処理チャンバ16に面する照射ユニットハウジング壁60の一部と、照射ユニット26に面する処理チャンバ壁58の一部との間に設ける。特に、照射ユニット26は、照射ユニット26の光学部品、特に、処理チャンバ16から所望の距離を置いて処理チャンバ16に面する照射ユニットハウジング壁部分を配置するために、適切な支持構造35を備える。その結果、照射ユニット26は、少なくとも部分的に処理チャンバ16から熱的に分離される。
照射ユニット26は、不活性ガスを照射ユニット26に導入するための第2のガス注入口32を備える。不活性ガスは、第2のガス貯蔵容器36及び第2のガス供給ライン38を備える第2のガス源34によって提供される。第2のガス供給ライン38は、第2のガス注入口32に接続される。照射ユニット26は、照射ユニット26からガスを排出するための第2のガス排出口40をさらに備える。
第1及び第2のガス源20、34は、冷却ガス又は加熱ガスを提供するように構成される。この目的のために、第1のガス源20は、処理チャンバ16に導入されるガスに熱を伝達するか、処理チャンバ16に導入されるガスから熱を排出するように構成された第1の温度制御システム42と熱的に接触している。第2のガス源34は、照射ユニット26に導入されるガスに熱を伝達するか、照射ユニット26に導入されるガスから熱を排出するように構成された第2の温度制御システム44と熱的に接触している。
3次元ワークピース46を製造するための装置10の動作中、原料粉末の層を、粉末塗布装置14によって担体12上に塗布する。原料粉末層を塗布するために、粉末塗布装置14は担体12を横切って移動する。次に、原料粉末の層は、照射装置26によって製造されるワークピース18の対応する層の形状に従って、電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射される。
原料粉末の層を担体12上に塗布するステップと、製造されるワークピース46の対応する層の形状に従って、原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を選択的に照射するステップは、ワークピース46が、所望の形状及びサイズに達するまで繰り返される。担体12は、構築された筒状体48内に垂直方向に移動可能であり、その結果、担体12は、ワークピース48が担体12上の原料粉末から層状に構築されるにつれて、ワークピース48の構築高さが増大すると、下方に移動することができる。担体12は加熱器及び/又は冷却器を備えることができる。
上記のように3次元ワークピース48を製造するために、装置10及び照射ユニット26が動作している間、第1及び第2の温度制御システム42、44は、処理チャンバ16及び照射ユニット26に導入されるガスを冷却するように動作する。反対に、照射ユニット26を始動する前であって、3次元ワークピース48の製造を開始する前の装置10の始動段階中に、第1及び第2の温度制御システム42、44は、処理チャンバ16及び照射ユニット26を適切な動作温度まで加熱するために、処理チャンバ16及び照射ユニット26に導入されるガスを加熱するように動作する。
装置10は、原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射する際に放出されたり、及び/又は反射されたりする放射線を吸収するように構成された吸収装置50をさらに備える。図1では、原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を選択的に照射する際に放出される熱放射線は、処理チャンバ16の内部、処理チャンバ16の間の間隙33及び照射ユニット26の内部にて点で描いたパターンによって概略的に示される。
吸収装置50は、処理チャンバ16内及び照射ユニット26内に分布された複数の吸収素子52a~52eを備える。吸収装置50、即ち、吸収素子52a~52eのそれぞれは、0.75μm~50μmの範囲の波長の放射エネルギー及び/又は原料粉末の層を選択的に照射するために使用される電磁放射線又は粒子放射線の波長、特に、350nm~1100nm、好ましくは405~490nm、490~575nm及び/又は805~1100nmの範囲の波長の放射エネルギーに対して、40%未満、好ましくは20%未満、さらに好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満の半球反射率を有する吸収面54を備える。
具体的には、吸収素子52a~52eのそれぞれの吸収面54は、陽極酸化された吸収面層又は0.1μm~1mmの厚さを有する吸収被覆を備えるように、陽極酸化されるか、黒色及び/又は不透明な金属被覆又はセラミック被覆で被覆される。吸収面の表面粗さが0.1μm~10μmの範囲である。吸収装置50、即ち、吸収素子52a~52eのそれぞれは、少なくとも10W/(m*K)、好ましくは少なくとも50W/(m*K)、さらに好ましくは少なくとも100W/(m*K)の熱伝導率を有する材料を含有する。
さらに、吸収装置50の吸収面54、即ち、吸収素子52a~52eのそれぞれの吸収面54は、処理チャンバ16の内部又は照射ユニット26の内部に面している。
特に、吸収装置50は、板状の本体を備え、照射ユニット26内に配置される2つの別個の吸収素子52d、52eを備える。上記2つの吸収素子52d、52eには、吸収面54の反対側に配置された吸収素子52d、52eの表面から延びる冷却フィン56が設けられている。さらに、吸収装置50は、処理チャンバ壁58の一部によって形成された吸収素子52aと、照射ユニット26の支持構造35の一部によって形成された2つの吸収素子52b、52cとを備える。吸収素子52a、52b、52cのそれぞれは、吸収素子52a、52b、52cの本体を通って延びる調整チャネル62を備える。吸収素子52aは半透明の材料から作成されてもよい。さらに、吸収素子52aはこのほか、処理チャンバ壁58に形成された凹部に配置されてもよい。
装置10は、原料粉末の層を電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射する際に放出され、反射される熱及びレーザ放射線を反射するように構成された反射装置64をさらに備える。反射装置64は、処理チャンバ16内及び照射ユニット26内に分布された複数の反射素子66a~66gを備える。反射装置64、即ち、反射素子66a~66gのそれぞれは、0.75μm~50μmの範囲の波長の放射エネルギー及び/又は原料粉末の層を選択的に照射するために使用される電磁放射線又は粒子放射線の波長、特に、350nm~1100nm、好ましくは405~490nm、490~575nm及び/又は805~1100nmの範囲の波長の放射エネルギーに対して、60%を超え、好ましくは70%を超え、さらに好ましくは80%を超え、最も好ましくは90%を超える半球反射率を有する反射面68を備える。具体的には、反射素子66a~66gのそれぞれの反射面68は、0.01μm~1mmの厚さを有する反射被覆を提供するように白色不透明被覆で被覆されるか、研磨される。反射面の表面粗さが1μm未満である。反射装置64、即ち、反射素子66a~66gのそれぞれは、少なくとも10W/(m*K)、好ましくは少なくとも50W/(m*K)、さらに好ましくは少なくとも100W/(m*K)の熱伝導率を有する材料を含有する。
さらに、反射装置64の反射面68、即ち、反射素子66a~66gのそれぞれの反射面68は、処理チャンバ16の内部又は照射ユニット26の内部に面している。
特に、反射装置64は、処理チャンバ16の内部に面する表面に反射被覆が設けられた処理チャンバ壁58の一部によって形成された反射素子66a、66bを備える。反射素子66bは、透過素子31を収容する処理チャンバ壁58の上部によって形成される。さらに、反射装置64は、処理チャンバ16に面する表面に反射被覆が設けられる照射ユニット26の支持構造35の一部によって形成された反射素子66cを備える。反射素子66a~66cは、再帰反射特性を備えるため、粉末床からの熱及びレーザ放射線を反射して粉末床に戻してもよい。
さらに、反射装置64は、照射ユニット26の内部に面する表面に反射被覆が設けられた照射ユニットハウジング壁60の一部によって形成された反射素子66d、66eを備える。これは、熱放射線を、照射ユニットハウジング壁60の変形臨界部分(deformation critical portion)から離れ、さらに照射ユニット26内の影響を受けにくい領域へと反射する。反射素子66b、66cのそれぞれは、反射素子66b、66cの本体を通って延びる調整チャネル70を備える。反射装置64はこのほか、板状の本体を備え、照射ユニット26内に配置される2つの別個の反射素子66g、66fを備える。上記2つの反射素子66g、66fには、反射面68の反対側に配置された反射素子66g、66fの表面から延びる冷却フィン56が設けられる。反射素子66g、66fはこのほか、反射された放射線を分散させるための凹面反射面を備えてもよい。
最後に、反射装置64は、処理チャンバ16内に配置され、処理チャンバ16内に収容された機能ツールに連動した可動遮蔽要素72を備える。図1に示す例示的な装置10では、可動遮蔽要素72に連動する機能ツールは粉末塗布装置14である。可動遮蔽要素72は、その外面に、反射面68を形成するように反射被覆が施されている。
装置10は、吸収装置50及び/又は反射装置64の少なくとも一部を形成しない照射ユニットハウジング壁60の一部を通って延びる追加の調整チャネル73を備える。吸収装置50及び反射装置64の調整チャネル62、70及び追加の調整チャネル73には、適切な温度制御流体が流れ、概略的に図示した第3の温度制御システム74が熱的に接触している。第3の温度制御システム74は、調整チャネル62、70及び追加の調整チャネル73を通って流れる温度制御流体に熱を伝達するか、調整チャネル62、70及び追加の調整チャネル73を通って流れる温度制御流体から熱を排出するように構成される。
原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を照射することによって3次元ワークピース46を製造するために装置10及び照射ユニット26が動作している間、第3の温度制御システム74は、吸収装置50及び反射装置64の調整チャネル62、70及び追加の調整チャネル73を通って流れる温度制御流体を冷却するように動作する。反対に、照射ユニット26を始動する前であって、3次元ワークピース48の製造を開始する前の装置10の始動段階中に、第3の温度制御システム74は、処理チャンバ16及び照射ユニット26を適切な動作温度まで加熱するために、吸収装置50及び反射装置64の調整チャネル62、70及び追加の調整チャネル73を流れる温度制御流体を加熱するように動作する。
反射装置64内の吸収装置50の温度をさらに制御するために、第1のガス注入口18は、吸収素子52、反射素子66a、66b及び可動遮蔽要素72からガス流に熱を伝達するために、第1のガス注入口18を介して処理チャンバ16に導入されるガス流の少なくとも一部を吸収素子52、反射素子66a、66b及び可動遮蔽要素72に向けるように構成される。このため、処理チャンバ16を通って流れるガス流は、処理チャンバ16内に配置された吸収装置50及び反射装置64の要素を冷却するために使用されてもよい。
同じように、第2のガス注入口37は、吸収素子52c、52d及び反射素子66d~66gからガス流へ熱を伝達するために、第2のガス注入口37を介して照射ユニット26に導入されるガス流の少なくとも一部を吸収素子52c、52d及び反射素子66d~66gに向けるように構成される。このため、ガス流は、照射ユニット26内に配置された吸収装置50及び反射装置64の要素を冷却するために使用されてもよい。
同じように、第2のガス注入口37は、吸収素子52c、52d及び反射素子66d~66gからガス流へ熱を伝達するために、第2のガス注入口37を介して照射ユニット26に導入されるガス流の少なくとも一部を吸収素子52c、52d及び反射素子66d~66gに向けるように構成される。このため、ガス流は、照射ユニット26内に配置された吸収装置50及び反射装置64の要素を冷却するために使用されてもよい。
なお、本発明の実施態様として、以下に示すものがある。
[態様1]
原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を照射することによって3次元ワークピース(46)を製造するための装置(10)であって、前記装置(10)は、
担体(12)を収容する処理チャンバ(16)及び原料粉末の層を前記担体(12)上に塗布するための粉末塗布装置(14)と、
前記原料粉末の層を、製造される前記ワークピース(18)の対応する層の形状に従って、電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射するための照射ユニット(26)と、を具備する、装置(10)において、
放射線を吸収するように構成された吸収装置(50)を、前記処理チャンバ(16)の内部及び/又は前記照射ユニット(26)の内部で発生する放射線を吸収することができるような位置にて、前記処理チャンバ(16)及び/又は前記照射ユニット(26)内に設ける、装置(10)。
[態様2]
-前記吸収装置(50)の吸収面(54)が、前記処理チャンバ(16)の内部及び/又は前記照射ユニット(26)の内部に面し、及び/又は
-前記吸収装置(50)の吸収面(54)が、0.75μm~50μmの範囲の波長の放射エネルギー及び/又は前記原料粉末の層を選択的に照射するために使用される前記電磁放射線又は粒子放射線の波長、特に、350nm~1100nm、好ましくは405~490nm、490~575nm及び/又は805~1100nmの範囲の波長の放射エネルギーに対して、40%未満、好ましくは20%未満、さらに好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満の半球反射率を有し、及び/又は
-前記吸収装置(50)の吸収面(54)が、少なくとも部分的に陽極酸化されたり、被覆されたり、箔付け酸化され、構造化され、及び/又は粗面化、特に、レーザブラックマーキングされている、態様1に記載の装置(10)。
[態様3]
放射線を反射するように構成された反射装置(64)を、前記処理チャンバ(16)の内部及び/又は前記照射ユニット(26)の内部で発生する放射線を反射することができるような位置にて、前記処理チャンバ(16)内及び/又は前記照射ユニット(26)内に設ける、態様1又は2に記載の装置(10)。
[態様4]
-前記反射装置(64)の反射面(68)が、前記処理チャンバ(16)の内部及び/又は前記照射ユニット(26)の内部に面し、及び/又は
-前記反射装置(64)の反射面(68)が、0.75μm~50μmの範囲の波長の放射エネルギー及び/又は前記原料粉末の層を選択的に照射するために使用される前記電磁放射線又は粒子放射線の波長、特に、350nm~1100nm、好ましくは405~490nm、490~575nm及び/又は805~1100nmの範囲の波長の放射エネルギーに対して、60%を超え、好ましくは70%を超え、さらに好ましくは80%を超え、最も好ましくは90%を超える半球反射率を有し、及び/又は
-前記反射装置(64)の反射面(68)が、少なくとも部分的に構造化されたり、箔付けされ、被覆され、及び/又は研磨されている、態様3に記載の装置(10)。
[態様5]
前記吸収装置(50)及び前記反射装置(64)の少なくとも1つは、少なくとも10W/(m*K)、好ましくは少なくとも50W/(m*K)、さらに好ましくは少なくとも100W/(m*K)の熱伝導率を有する材料を含有する、態様1から4のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様6]
-前記吸収装置(50)は、前記処理チャンバ(16)内及び/又は前記照射ユニット(26)内に配置された少なくとも1つの別個の吸収素子(52c、52d)を具備し、及び/又は
-前記反射装置(64)は、前記処理チャンバ(16)内及び/又は前記照射ユニット(26)内に配置された少なくとも1つの別個の反射素子(66f、66g)を具備する、態様1から5のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様7]
-前記吸収装置(50)は、処理チャンバ壁(58)の一部及び/又は照射ユニットハウジング壁(60)の一部によって形成された少なくとも1つの吸収素子(52a、52b、52c)を具備し、及び/又は
-前記反射装置(64)は、処理チャンバ壁(58)の一部、前記照射ユニット(26)の支持構造(35)の一部及び/又は照射ユニットハウジング壁(60)の一部によって形成された少なくとも1つの反射素子(66a、66b、66c、66d、66e)を具備する、態様1から6のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様8]
前記照射ユニット(26)によって放出された前記電磁放射線又は粒子放射線を前記処理チャンバ(16)内に透過させる透過素子(31)であって、前記透過素子(31)は特に、前記反射装置(64)の反射素子(66b)を形成する処理チャンバ壁(58)の一部に収容される、透過素子(31)をさらに具備する、態様1から7のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様9]
前記処理チャンバ(16)は、第1のガス源(20)によって供給されるガスを前記処理チャンバ(16)に導入するための第1のガス注入口(18)を具備し、
-前記第1のガス注入口(18)は、前記吸収装置(50)及び/又は前記反射装置(64)からの熱をガス流に伝達するために、前記第1のガス注入口(18)を介して前記処理チャンバ(16)に導入された前記ガス流の少なくとも一部を、前記処理チャンバ(16)内に配置された前記吸収装置(50)及び/又は前記反射装置(64)に導くように構成され、及び/又は
-前記第1のガス源(20)は、冷却ガス又は加熱ガスを提供するように構成される、態様1から8のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様10]
前記照射ユニット(26)は、第2のガス源(34)によって提供されるガスを前記照射ユニット(26)に導入するための第2のガス注入口(32)を具備し、
-前記第2のガス注入口(32)は、前記吸収装置(50)及び/又は前記反射装置(64)からガス流に熱を伝達するために、前記第2のガス注入口(32)を介して前記処理チャンバ(16)に導入された前記ガス流の少なくとも一部を、前記照射ユニット(26)内に配置された前記吸収装置(50)及び/又は前記反射装置(64)に導くように構成され、及び/又は
-前記第2のガス源(34)は、冷却ガス又は加熱ガスを提供するように構成されている、態様1から9のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様11]
-前記吸収装置(50)は、特に、前記吸収面(54)及び/又は前記吸収面(54)の反対側に配置された前記吸収装置(50)の表面から延びる冷却フィン(56)を具備し、及び/又は
-前記反射装置(64)は、特に、前記反射面(68)の反対側に配置された前記反射装置(64)の表面から延びる冷却フィン(56)を具備する、態様1から10のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様12]
-前記吸収装置(50)は、前記吸収装置(50)の本体を通って延び、及び/又は前記吸収面(54)の反対側に配置された前記吸収装置(50)の表面に隣接して熱的に接触して延びる少なくとも1つの調整チャネル(62)を具備し、及び/又は
-前記反射装置(64)は、前記反射装置(64)の本体を通って延び、及び/又は前記反射面(68)の反対側に配置された前記反射装置(64)の前記表面に隣接して熱的に接触して延びる少なくとも1つの調整チャネル(70)を具備する、態様1から11のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様13]
-前記吸収装置(50)は、前記処理チャンバ(16)及び/又は前記照射ユニット(26)に機械的負荷を及ぼすことなく熱膨張するように構成され、配置され、及び/又は
-前記吸収装置(50)は、前記担体(12)に対する前記照射ユニット(26)の場所に影響を及ぼすことなく熱膨張するように構成され、配置される、態様1から12のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様14]
少なくとも0.1mmの幅を有する間隙(33)を、前記処理チャンバ(16)に面する照射ユニットハウジング壁(60)の一部又は前記処理チャンバ(16)に面する前記照射ユニット(26)の支持構造(35)と、前記照射ユニット(26)に面する処理チャンバ壁(58)の一部との間に設ける、態様1から13のいずれか一態様に記載の装置(10)。
[態様15]
-前記吸収装置(50)は、前記処理チャンバ(16)内に配置され、前記処理チャンバ(16)内に収容された機能ツールに連動する少なくとも1つの可動遮蔽要素を具備し、及び/又は
-前記反射装置(64)は、前記処理チャンバ(16)内に配置され、前記処理チャンバ(16)内に収容された機能ツールに連動する少なくとも1つの可動遮蔽要素(72)を具備する、態様1から14のいずれか一態様に記載の装置(10)。

Claims (15)

  1. 原料粉末の層に電磁放射線又は粒子放射線を照射することによって3次元ワークピース(46)を製造するための装置(10)であって、前記装置(10)は、
    担体(12)を収容する処理チャンバ(16)及び原料粉末の層を前記担体(12)上に塗布するための粉末塗布装置(14)と、
    前記原料粉末の層を、製造される前記ワークピース(18)の対応する層の形状に従って、電磁放射線又は粒子放射線で選択的に照射するための照射ユニット(26)と、を具備する、装置(10)において、
    放射線を吸収するように構成された吸収装置(50)を、前記処理チャンバ(16)の内部及び/又は前記照射ユニット(26)の内部で発生する放射線を吸収することができるような位置にて、前記処理チャンバ(16)及び/又は前記照射ユニット(26)内に設ける、装置(10)。
  2. -前記吸収装置(50)の吸収面(54)が、前記処理チャンバ(16)の内部及び/又は前記照射ユニット(26)の内部に面し、及び/又は
    -前記吸収装置(50)の吸収面(54)が、0.75μm~50μmの範囲の波長の放射エネルギー及び/又は前記原料粉末の層を選択的に照射するために使用される前記電磁放射線又は粒子放射線の波長、特に、350nm~1100nm、好ましくは405~490nm、490~575nm及び/又は805~1100nmの範囲の波長の放射エネルギーに対して、40%未満、好ましくは20%未満、さらに好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満の半球反射率を有し、及び/又は
    -前記吸収装置(50)の吸収面(54)が、少なくとも部分的に陽極酸化されたり、被覆されたり、箔付け酸化され、構造化され、及び/又は粗面化、特に、レーザブラックマーキングされている、請求項1に記載の装置(10)。
  3. 放射線を反射するように構成された反射装置(64)を、前記処理チャンバ(16)の内部及び/又は前記照射ユニット(26)の内部で発生する放射線を反射することができるような位置にて、前記処理チャンバ(16)内及び/又は前記照射ユニット(26)内に設ける、請求項1又は2に記載の装置(10)。
  4. -前記反射装置(64)の反射面(68)が、前記処理チャンバ(16)の内部及び/又は前記照射ユニット(26)の内部に面し、及び/又は
    -前記反射装置(64)の反射面(68)が、0.75μm~50μmの範囲の波長の放射エネルギー及び/又は前記原料粉末の層を選択的に照射するために使用される前記電磁放射線又は粒子放射線の波長、特に、350nm~1100nm、好ましくは405~490nm、490~575nm及び/又は805~1100nmの範囲の波長の放射エネルギーに対して、60%を超え、好ましくは70%を超え、さらに好ましくは80%を超え、最も好ましくは90%を超える半球反射率を有し、及び/又は
    -前記反射装置(64)の反射面(68)が、少なくとも部分的に構造化されたり、箔付けされ、被覆され、及び/又は研磨されている、請求項3に記載の装置(10)。
  5. 前記吸収装置(50)及び前記反射装置(64)の少なくとも1つは、少なくとも10W/(m*K)、好ましくは少なくとも50W/(m*K)、さらに好ましくは少なくとも100W/(m*K)の熱伝導率を有する材料を含有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置(10)。
  6. -前記吸収装置(50)は、前記処理チャンバ(16)内及び/又は前記照射ユニット(26)内に配置された少なくとも1つの別個の吸収素子(52c、52d)を具備し、及び/又は
    -前記反射装置(64)は、前記処理チャンバ(16)内及び/又は前記照射ユニット(26)内に配置された少なくとも1つの別個の反射素子(66f、66g)を具備する、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置(10)。
  7. -前記吸収装置(50)は、処理チャンバ壁(58)の一部及び/又は照射ユニットハウジング壁(60)の一部によって形成された少なくとも1つの吸収素子(52a、52b、52c)を具備し、及び/又は
    -前記反射装置(64)は、処理チャンバ壁(58)の一部、前記照射ユニット(26)の支持構造(35)の一部及び/又は照射ユニットハウジング壁(60)の一部によって形成された少なくとも1つの反射素子(66a、66b、66c、66d、66e)を具備する、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置(10)。
  8. 前記照射ユニット(26)によって放出された前記電磁放射線又は粒子放射線を前記処理チャンバ(16)内に透過させる透過素子(31)であって、前記透過素子(31)は特に、前記反射装置(64)の反射素子(66b)を形成する処理チャンバ壁(58)の一部に収容される、透過素子(31)をさらに具備する、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置(10)。
  9. 前記処理チャンバ(16)は、第1のガス源(20)によって供給されるガスを前記処理チャンバ(16)に導入するための第1のガス注入口(18)を具備し、
    -前記第1のガス注入口(18)は、前記吸収装置(50)及び/又は前記反射装置(64)からの熱をガス流に伝達するために、前記第1のガス注入口(18)を介して前記処理チャンバ(16)に導入された前記ガス流の少なくとも一部を、前記処理チャンバ(16)内に配置された前記吸収装置(50)及び/又は前記反射装置(64)に導くように構成され、及び/又は
    -前記第1のガス源(20)は、冷却ガス又は加熱ガスを提供するように構成される、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置(10)。
  10. 前記照射ユニット(26)は、第2のガス源(34)によって提供されるガスを前記照射ユニット(26)に導入するための第2のガス注入口(32)を具備し、
    -前記第2のガス注入口(32)は、前記吸収装置(50)及び/又は前記反射装置(64)からガス流に熱を伝達するために、前記第2のガス注入口(32)を介して前記処理チャンバ(16)に導入された前記ガス流の少なくとも一部を、前記照射ユニット(26)内に配置された前記吸収装置(50)及び/又は前記反射装置(64)に導くように構成され、及び/又は
    -前記第2のガス源(34)は、冷却ガス又は加熱ガスを提供するように構成されている、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置(10)。
  11. -前記吸収装置(50)は、特に、前記吸収面(54)及び/又は前記吸収面(54)の反対側に配置された前記吸収装置(50)の表面から延びる冷却フィン(56)を具備し、及び/又は
    -前記反射装置(64)は、特に、前記反射面(68)の反対側に配置された前記反射装置(64)の表面から延びる冷却フィン(56)を具備する、請求項1から10のいずれか1項に記載の装置(10)。
  12. -前記吸収装置(50)は、前記吸収装置(50)の本体を通って延び、及び/又は前記吸収面(54)の反対側に配置された前記吸収装置(50)の表面に隣接して熱的に接触して延びる少なくとも1つの調整チャネル(62)を具備し、及び/又は
    -前記反射装置(64)は、前記反射装置(64)の本体を通って延び、及び/又は前記反射面(68)の反対側に配置された前記反射装置(64)の前記表面に隣接して熱的に接触して延びる少なくとも1つの調整チャネル(70)を具備する、請求項1から11のいずれか1項に記載の装置(10)。
  13. -前記吸収装置(50)は、前記処理チャンバ(16)及び/又は前記照射ユニット(26)に機械的負荷を及ぼすことなく熱膨張するように構成され、配置され、及び/又は
    -前記吸収装置(50)は、前記担体(12)に対する前記照射ユニット(26)の場所に影響を及ぼすことなく熱膨張するように構成され、配置される、請求項1から12のいずれか1項に記載の装置(10)。
  14. 少なくとも0.1mmの幅を有する間隙(33)を、前記処理チャンバ(16)に面する照射ユニットハウジング壁(60)の一部又は前記処理チャンバ(16)に面する前記照射ユニット(26)の支持構造(35)と、前記照射ユニット(26)に面する処理チャンバ壁(58)の一部との間に設ける、請求項1から13のいずれか1項に記載の装置(10)。
  15. -前記吸収装置(50)は、前記処理チャンバ(16)内に配置され、前記処理チャンバ(16)内に収容された機能ツールに連動する少なくとも1つの可動遮蔽要素を具備し、及び/又は
    -前記反射装置(64)は、前記処理チャンバ(16)内に配置され、前記処理チャンバ(16)内に収容された機能ツールに連動する少なくとも1つの可動遮蔽要素(72)を具備する、請求項1から14のいずれか1項に記載の装置(10)。
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