実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示されたメカニズムは、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされると実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイス又はネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システムセットアップ、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づき得る。1つ以上の基準が満たされるときに、様々な例示的な実施形態が適用され得る。したがって、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的な実施形態を実装することが可能であり得る。
基地局は、無線デバイスの混合と通信し得る。無線デバイス及び/又は基地局は、複数の技術、及び/又は同じ技術の複数のリリースをサポートし得る。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリー及び/又は能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTE又は5Gリリースの複数の無線デバイスに言及し得る。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、及び/又は開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。開示された方法に準拠し得ないカバレッジエリアに複数の基地局又は複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイス又は基地局は、LTE又は5G技術の古いリリースに基づき実行される。
本明細書では、「a」及び「an」、並びに同様の句は「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈されるべきである。本明細書では、「may」という用語は「例えば、~であり得る」として解釈されるべきである。換言すれば、「may」という用語は、「may」という用語に続く句が複数の好適な可能性の一例であり、種々の実施形態の1つ以上によって用いられても用いられない場合があることを示す。本明細書で使用される場合、「含む(comprises)」及び「からなる(consists of)」という用語は、記載される要素の1つ以上のコンポーネントを列挙する。「含む(comprises)」という用語は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていないコンポーネントを除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の1つ以上のコンポーネントの完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、「に基づく」という用語は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「及び/又は」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、及び/又はC」は、A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、又はA、B、及びCを表し得る。
A及びBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合及びサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1、セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、及び{セル1、セル2}である。「に基づき」(又は同等に「に少なくとも基づき」)という句は、「に基づき」という用語に続く句が様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一例であることを示す。「に応答して」(又は同等に「に少なくとも応答して」)という句は、「に応答して」という句に続く句が様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一例であることを示す。「に応じて」(又は同等に「に少なくとも応じて」)という句は、「に応じて」という句に続く句が様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一例であることを示す。「用いる/使用する」(又は同等に「少なくとも用いる/使用する」)という句は、「用いる/使用する」という句に続く句が様々な実施形態の1つ以上に使用される場合とされない場合とがある多数の好適な可能性の一例であることを示す。
構成されるという用語は、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの容量に関連し得る。構成されるとは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定を指し得る。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリ値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態又は非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「デバイスにおいて発生する制御メッセージ」などの用語は、デバイスが動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージがデバイスにおける特定の特性を構成するために使用され得る、又はデバイスにおける特定のアクションを実装するために使用され得るパラメータを有することを意味し得る。
本開示では、パラメータ(又は同等にフィールド、又は情報要素:IEと呼ばれる)は、1つ以上の情報オブジェクトを含み得、情報オブジェクトは、1つ以上の他のオブジェクトを含み得る。例えば、パラメータ(IE)Nがパラメータ(IE)Mを含み、パラメータ(IE)Mがパラメータ(IE)Kを含み、パラメータ(IE)Kがパラメータ(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的な実施形態においては、1つ以上のメッセージが複数のパラメータを含むと、それは、複数のパラメータのうちのパラメータが1つ以上のメッセージのうちの少なくとも1つに含まれるが、1つ以上のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
提示された多くの特徴は、「may」の使用又は括弧の使用により任意選択的であるものとして説明される。簡潔さ及び読みやすさのために、本開示は、任意選択的な特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、3つの任意選択的な特徴を有するものとして説明されたシステムは、7つの方式、すなわち、3つの可能な特徴の1つのみ、3つの特徴のいずれか2つ、又は3つの特徴の3つによって具現化され得る。
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェースを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、又はそれらの組み合わせで実装され得、それらは、挙動的に等価であり得る。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)若しくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、又はLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピュータ言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリート又はプログラム可能なアナログ、デジタル、及び/又は量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピュータ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマーブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピュータ、マイクロコントローラ、及びマイクロプロセッサは、アセンブリ、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマーブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)又はVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の一例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレータによって実行される公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、及び無線デバイス106を含む。
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレータ内DNなどの1つ以上のデータネットワーク(DN)へのインターフェースを提供し得る。インターフェース機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
RAN104は、エアインターフェース上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、及び再伝送プロトコルを提供し得る。エアインターフェース上のRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェース上の無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク伝送は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク伝送から分離され得る。
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要又は利用可能な任意のモバイルデバイス又は固定(非携帯)デバイスを指し、及び包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、ラップトップ、センサ、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、及び/又はそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザ機器(UE)、ユーザ端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、及び/又は無線通信デバイスを含む、他の用語を包含する。
RAN104は、1つ以上の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTS及び/又は3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRA及び/又は4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、1つ以上のRRHに結合されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータノード又は中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、世代ノードB(gNB、NR及び/又は5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFi又は他の好適な無線通信規格に関連している)、及び/又はそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも1つのgNB中央ユニット(gNB-CU)及び少なくとも1つのgNB分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアインターフェース上で通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、1つ以上の基地局は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、レシーバ(例えば、基地局レシーバ)が、セルで動作するトランスミッタ(例えば、無線デバイストランスミッタ)からの伝送の受信に成功することができる範囲によって判定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
3つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の1つ以上の基地局は、3つより多い又はそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の1つ以上の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベースバンド処理ユニットとして、及び/又はドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータ又は中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理ユニットは、集中型又はクラウドRANアーキテクチャの一部であり得、ベースバンド処理ユニットは、ベースバンド処理ユニットのプール内に集中型であるか、又は仮想化され得る。リピータノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅及び再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピータノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号をデコーディングして、無線信号を増幅及び再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
RAN104は、類似のアンテナパターン及び類似の高レベル伝送電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、スモールセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアとオーバーラップするカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(又はいわゆるホットスポット)、又はマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の実施例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、及びフェムトセル基地局又はホーム基地局が挙げられる。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成された。現在までに、3GPP(登録商標)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第3世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第4世代(4G)ネットワーク、及び5Gシステム(5GS)として知られる第5世代(5G)ネットワークという、3世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と称される、3GPP(登録商標)5GネットワークのRANを参照して説明される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3G及び4GネットワークのRAN、及びまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP(登録商標)6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術又は非3GPP(登録商標)無線アクセス技術を含む他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレータによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、及びUE156A及びUE156B(総称してUE156)を含む。これらのコンポーネントは、図1Aに関して説明された対応するコンポーネントと同じ又は同様の方法で実装及び動作することができる。
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレータ内DNなどの1つ以上のDNへのインターフェースを提供する。インターフェース機能の一部として、5G-CN152は、UE156と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP(登録商標)4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャが、他のネットワーク機能へのインターフェースを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G-CN152のネットワーク機能は、専用若しくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用若しくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、又はプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで1つのコンポーネントAMF/UPF158として示すように、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)158A及びユーザプレーン機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と1つ以上のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティング及び転送、パケット検査及びユーザプレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、1つ以上のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザプレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、及びアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、及びダウンリンクデータ通知トリガなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、1つ以上のDNに相互接続される外部プロトコル(又はパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、及び/又は分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再伝送の制御と実行)、登録エリア管理、システム内及びシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、及び/又はセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行し得る。NASは、CNとUEとの間で動作する機能を指し得、ASは、UEとRANとの間で動作する機能を指し得る。
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない1つ以上の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、及び/又は認証サーバ機能(AUSF)のうちの1つ以上を含み得る。
NG-RAN154は、5G-CN152を、エアインターフェース上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160A及びgNB160Bとして図示された1つ以上のgNB(まとめてgNB160)及び/又はng-eNB162A及びng-eNB162Bとして図示された1つ以上のng-eNB(まとめてng-eNB162)を含み得る。gNB160及びng-eNB162は、より一般的に基地局と称され得る。gNB160及びng-eNB162は、エアインターフェース上でUE156と通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、gNB160の1つ以上及び/又はng-eNB162の1つ以上は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。合わせて、gNB160及びng-eNB162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
図1Bに示すように、gNB160及び/又はng-eNB162は、NGインターフェースによって5G-CN152に接続され得、Xnインターフェースによって他の基地局に接続され得る。NG及びXnインターフェースは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続及び/又は間接的な接続を使用して確立され得る。gNB160及び/又はng-eNB162は、UuインターフェースによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェースによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、及びUuインターフェースは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェースに関連付けられるプロトコルスタックは、データ及びシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用され得、ユーザプレーン及び制御プレーンの2つのプレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
gNB160及び/又はng-eNB162は、1つ以上のNGインターフェースによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の1つ以上のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NG-ユーザプレーン(NG-U)インターフェースによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェースは、gNB160AとUPF158Bとの間のユーザプレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証送達)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェースを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェースは、例えば、NGインターフェース管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理及び構成転送及び/又は警告メッセージ伝送を提供し得る。
gNB160は、Uuインターフェース上のUE156に向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第1のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Aに向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNB162は、Uuインターフェース上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得、E-UTRAは3GPP(登録商標)4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第2のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Bに向かってE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
5G-CN152は、NR及び4Gの無線アクセスを処理するように構成されると説明された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、及びページング)を提供する(又は少なくともサポートする)。1つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、1つのgNB又はng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、及び/又は複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
考察されるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェース(例えば、Uu、Xn、及びNGインターフェース)がデータ及びシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられ得る。プロトコルスタックは、2つのプレーン、すなわち、ユーザプレーン及び制御プレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
図2A及び図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220との間にあるUuインターフェース用のNRユーザプレーン及びNR制御プレーンプロトコルスタックの例を示す。図2A及び図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェースに使用されるものと同じ又は類似であり得る。
図2Aは、UE210及びgNB220に実装された5つの層を含むNRユーザプレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの最下部で、物理層(PHYs)211及び221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供し得、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211及び221の上の次の4つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212及び222、無線リンク制御層(RLC)213及び223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214及び224、並びにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215及び225を含む。合わせて、これらの4つのプロトコルは、OSIモデルの層2又はデータリンク層を構成し得る。
図3は、NRユーザプレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの一例を示す。図2A及び図3の上からスタートして、SDAP215及び225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、1つ以上のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データレート、及び/又はエラーレートに関して)に基づいて、PDUセッションの1つ以上のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215及び225は、1つ以上のQoSフローと1つ以上のデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって判定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピング又は制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を判定し得る、QoSフローインジケータ(QFI)でマークし得る。
PDCP214及び224は、エアインターフェース上で伝送する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダ圧縮/解凍、エアインターフェース上で伝送されるデータの不正なデコーディングを防止するための暗号/暗号解除、及び整合性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行い得る。PDCP214及び224は、例えば、未送達のパケットの再伝送、パケットのシーケンス内送達及びリオーダリング、並びにgNB内ハンドオーバーのために、重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214及び224は、受信されるパケットの可能性を改善し、レシーバで、任意の重複パケットを除去するために、パケット重複を実行し得る。パケット重複は、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
図3には示されていないが、PDCP214及び224は、二重接続シナリオにおいて、スプリット無線ベアラとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。二重接続は、UEが2つのセル、又はより一般的には、マスターセルグループ(MCG)及び二次セルグループ(SCG)の2つのセルグループに接続することを可能にする技術である。スプリットベアラは、SDAP215及び225へのサービスとしてPDCP214及び224によって提供される無線ベアラのうちの1つなどの単一の無線ベアラが、二重接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214及び224は、セルグループに属するRLCチャネル間でスプリット無線ベアラをマッピング/マッピング解除し得る。
RLC213及び223は、それぞれ、MAC212及び222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動繰り返し要求(ARQ)を通した再伝送、及び除去を実行し得る。RLC213及び223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、及び確認応答モード(AM)の3つの伝送モードをサポートし得る。RLCが動作している伝送モードに基づいて、RLCは、指摘された機能のうちの1つ以上を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジ及び/又は伝送時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネル毎であり得る。図3に示すように、RLC213及び223は、それぞれPDCP214及び224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
MAC212及び222は、論理チャネルの多重化/多重分離、及び/又は論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211及び221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの1つ以上の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含み得る。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報報告、及び優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンク及びアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212及び222は、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリア毎に1つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先度付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、及び/又はパディングを行うように構成され得る。MAC212及び222は、1つ以上のヌメロロジ及び/又は伝送タイミングをサポートし得る。一例では、論理チャネル優先度付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジ及び/又は伝送タイミングを使用し得るかを制御し得る。図3に示すように、MAC212及び222は、サービスとしてRLC213及び223に論理チャネルを提供し得る。
PHY211及び221は、エアインターフェース上で情報を送信及び受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピング並びにデジタル及びアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタル及びアナログ信号処理機能は、例えば、コーディング/デコーディング及び変調/復調を含み得る。PHY211及び221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211及び221は、サービスとして、MAC212及び222に1つ以上のトランスポートチャネルを提供し得る。
図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの実施例を示す。図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通した3つのIPパケット(n、n+1、及びm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で2つのTBを生成する。NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、1つ以上のQoSフローから3つのIPパケットを受信し、3つのパケットを無線ベアラにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットn及びn+1を第1の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第2の無線ベアラ404にマッピングする。SDAPヘッダ(図4Aで「H」とラベル付けされる)がIPパケットに追加される。上位プロトコル層から/へのデータユニットは、下位プロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と称され、下位プロトコル層へ/からのデータユニットは、上位プロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と称される。図4Aに示すように、SDAP225からのデータユニットは、下位プロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダを追加し、それぞれの出力を次の下位層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダ圧縮及び暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択的に(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送し得る。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化し得、MACサブヘッダをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間及び関連遅延を低減し得る。
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダの例示的なフォーマットを示す。MACサブヘッダには、MACサブヘッダが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、及び将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
図4Bは更に、MAC223又はMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された2つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク伝送(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、及びアップリンク伝送のためMAC PDUの終了に挿入され得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。例示的なMAC CEは、バッファ状態報告及び電力ヘッドルーム報告などのスケジューリング関連MAC CE、PDCP重複検出のアクティブ化/非アクティブ化、チャネル状態情報(CSI)報告、サウンディング基準信号(SRS)伝送、及び事前構成されたコンポーネントのためのものなどのアクティブ化/非アクティブ化MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミングアドバンスMAC CE、及びランダムアクセス関連MAC CEを含む。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダによって先行され得、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル、並びにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。1つ以上のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
図5A及び図5Bは、それぞれダウンリンク及びアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、及びPHY間のチャネルを通して渡される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用され得、NR制御プレーンにおいて制御及び構成情報を搬送する制御チャネルとして、又はNRユーザプレーンにおいてデータを搬送するトラフィックチャネルとして分類され得る。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、又は2つ以上のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが搬送する情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットは、例えば、
位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを搬送するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
マスター情報ブロック(MIB)及びいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを搬送するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
ランダムアクセスとともに制御メッセージを搬送するための共通制御チャネル(CCCH)と、
UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを搬送するための専用制御チャネル(DCCH)と、
特定のUEとの間でユーザデータを搬送するための専用トラフィックチャネル(DTCH)と、を含む。
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層との間で使用され、それらが搬送する情報がエアインターフェース上でどのように伝送されるかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットは、例えば、
PCCHから発信されたページングメッセージを搬送するためのページングチャネル(PCH)と、
BCCHからMIBを搬送するためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージを搬送するためのダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)と、
アップリンクデータ及びシグナリングメッセージを搬送するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、1つ以上のトランスポートチャネルの情報を搬送するための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネル及び物理制御チャネルのセットは、例えば、
BCHからMIBを搬送するための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
DL-SCHからのダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージ、並びにPCHからのページングメッセージを搬送するための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、及びアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を搬送するための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
UL-SCH及び以下に記載されるように、一部の例においてはアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータ及びシグナリングメッセージを搬送するための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
HARQ確認応答、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、及びスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを搬送するための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5A及び図5Bに示すように、NRによって定義される物理層信号には、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、及び位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの一例を示す。図2Bに示すように、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザプレーンプロトコルスタックの例と同じ/類似の第1の4つのプロトコル層を使用し得る。これら4つのプロトコル層は、PHY211及び221、MAC212及び222、RLC213及び223、並びにPDCP214及び224を含む。NRユーザプレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215及び225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216及び226、並びにNASプロトコル217及び237を有する。
NASプロトコル217及び237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)との間、又はより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217及び237は、NASメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230との間には、NASメッセージがトランスポートされ得る直接経路はない。NASメッセージは、Uu及びNGインターフェースのASを使用してトランスポートされ得る。NASプロトコル217及び237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、及びセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
RRC216及び226は、UE210とgNB220との間に、又はより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216及び226は、RRCメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ、及び同一/類似のPDCP、RLC、MAC、及びPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で伝送され得る。MACは、制御プレーン及びユーザプレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216及び226は、AS及びNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CN又はRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、及びリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラ及びデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、及びリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定報告と報告の制御、無線リンク失敗(RLF)の検出と回復、及び/又はNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供し得る。RRC接続の確立の一部として、RRC216及び226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメータの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
図6は、UEのRRC状態移行を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2A及び図2Bに示すUE210、又は本開示に説明される任意の他の無線デバイス、と同じ又は類似であり得る。図6に示されるように、UEは、3つのRRC状態、すなわち、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、及びRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)のうちの少なくとも1つにあり得る。
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも1つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる1つ以上の基地局の1つ、図1Bに示すgNB160又はng-eNB162の1つ、図2A及び図2Bに示すgNB220、又は本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局は、UEに対するRRCコンテキストを有し得る。UEコンテキストと称されるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメータを含み得る。これらのパラメータは、例えば、1つ以上のASコンテキスト、1つ以上の無線リンク構成パラメータ、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、及び/又はPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、及び/又はPHY、MAC、RLC、PDCP、及び/又はSDAP層構成情報を含み得る。RRC接続602にある間、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104又はNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセル及び近隣のセルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービング基地局は、報告された測定値に基づいて、近隣の基地局の1つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、移行し得るか、又は接続非アクティブ化手順610を介してRRC非アクティブ606に移行し得る。
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立されない場合がある。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有しない場合がある。RRCアイドル604にある間、UEは、ほとんどの時間にわたってスリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、周期的に(例えば、不連続受信サイクル毎に1回)起動して、RANからのページングメッセージを監視し得る。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に考察されるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に移行し得る。
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UE及び基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への移行と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速移行が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、又は接続リリース手順608と同じ又は類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に移行し得る。
RRC状態は、モビリティ管理メカニズムと関連付けられ得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理メカニズムは、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606のモビリティ管理メカニズムは、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、それを行い得る。例えば、セルグループ化の粒度の3つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、及び追跡エリアと称され、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、が存在し得る。
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102又は5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEに対して、RAN通知エリアがUEに割り当てられ得る。RAN通知エリアは、1つ以上のセルアイデンティティ、RAIのリスト、又はTAIのリストを含み得る。一例では、基地局は、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。一例では、セルは、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新し得る。
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、又はUEの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と称され得る。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアにとどまっている時間中に、及び/又はUEがRRC非アクティブ606にとどまっている時間中に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
図1BのgNB160などのgNBは、2つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、及び1つ以上の分散ユニット(gNB-DU)にスプリットされ得る。gNB-CUは、F1インターフェースを使用して、1つ以上のgNB-DUに結合され得る。gNB-CUは、RRC、PDCP、及びSDAPを含み得る。gNB-DUは、RLC、MAC、及びPHYを含み得る。
NRでは、物理信号及び物理チャネル(図5A及び図5Bに関して考察される)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(又はトーン)上でデータを伝送するマルチキャリア通信方式である。伝送前に、データは、ソースシンボルと称され、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)又はM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから1つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の1つの振幅及び位相を変調し得る。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一OFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)及びアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数でエアインターフェース上で伝送され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)でプリコーディングされたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理を、FFTブロックを使用してレシーバでOFDMシンボルに実行して、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの例示的な構成を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、1つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であり得、持続時間が1ミリ秒である10のサブフレームを含み得る。サブフレームは、例えば、スロット当たり14のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされ得、サイクリックプレフィックス持続時間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせ、すなわち、15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、及び240kHz/0.29μsでヌメロロジを定義する。
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット持続時間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット持続時間及びサブフレーム当たりのスロット伝送構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンク及びダウンリンク伝送がスケジューリングされるユニットとして使用され得る。低遅延サポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット持続時間から分離され、任意のOFDMシンボルでスタートし、伝送に必要なだけ多くのシンボルの間続き得る。これらの部分スロット伝送は、ミニスロット伝送又はサブスロット伝送と称され得る。
図8は、NRキャリアの時間及び周波数ドメインにおけるスロットの例示的な構成を示す。スロットは、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)を含む。REは、NRにおいて最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの1つのサブキャリアによって、時間ドメインの1つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RB又は275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、及び120kHzのそれぞれについて、50、100、200、及び400MHzに制限し得、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づき設定され得る。
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一ヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費量の観点からは禁止され得る。一例では、電力消費量を低減するため、及び/又は他の目的のために、UEは、UEが受信するようにスケジューリングされるトラフィック量に基づいて、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と称される。
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一例では、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり1つ以上のダウンリンクBWP及び1つ以上のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大4つのダウンリンクBWP及び最大4つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの1つ以上がアクティブであり得る。これらの1つ以上のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと称され得る。サービングセルが二次アップリンクキャリアで構成されるとき、サービングセルは、アップリンクキャリアに1つ以上の第1のアクティブBWP、及び二次アップリンクキャリアに1つ以上の第2のアクティブBWPを有し得る。
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成されるダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成されたアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予想し得る。
一次セル(PCell)上の構成されるダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも1つの検索空間に対してUEを、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間及び周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有検索空間又は共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上又は一次二次セル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成し得る。
構成されたアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、1つ以上のPUCCH伝送のための1つ以上のリソースセットでUEを構成し得る。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCH又はPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク伝送(例えば、PUCCH又はPUSCH)を伝送し得る。
1つ以上のBWPインジケータフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケータフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、1つ以上のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。1つ以上のBWPインジケータフィールドの値は、1つ以上のアップリンク伝送に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
基地局は、PCellに関連付けられる構成されるダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPであり得る。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づいて、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを判定し得る。
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマ値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマをスタート又は再スタートし得る。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出すると、又は(b)UEが、非対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP又はアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWP又はアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出すると、UEがBWP非アクティブタイマをスタート又は再スタートし得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒又は0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマ値まで増加させるか、又はBWP非アクティブタイマ値からゼロへ減少させる)。BWP非アクティブタイマが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替えられ得る。
一例では、基地局は、1つ以上のBWPを有するUEを半静的に構成し得る。UEは、第2のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、及び/又はBWP非アクティブタイマの満了に応答して(例えば、第2のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第1のBWPから第2のBWPに切り替え得る。
ダウンリンク及びアップリンクBWP切り替え(BWP切り替えが、現在アクティブBWPから、現在アクティブでないBWPへの切り替えを指す)は、ペアのスペクトルで独立して実行され得る。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンク及びアップリンクBWP切り替えを同時に実行され得る。構成されるBWP間の切り替えは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマの満了、及び/又はランダムアクセスの開始に基づき発生し得る。
図9は、NRキャリアに対して3つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の一例を示す。3つのBWPで構成されるUEは、切り替え点で、1つのBWPから別のBWPに切り替え得る。図9に示される例では、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、及び帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであり得、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切り替え点においてBWP間を切り替え得る。図9の例では、UEは、切り替え点908でBWP902からBWP904に切り替え得る。切り替え点908での切り替えは、例えば、BWP非アクティブタイマ(デフォルトBWPへの切り替えを示す)の満了に応答して、及び/又はアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の好適な理由のために発生し得る。UEは、BWP906をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替え得る。UEは、BWP非アクティブタイマの満了に応答して、及び/又はBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切り替え点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替え得る。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点914でアクティブBWP904からBWP902に切り替え得る。
UEが、構成されるダウンリンクBWPのセットとタイマ値におけるデフォルトダウンリンクBWPで二次セルに対して構成される場合、二次セル上のBWPを切り替えるためのUE手順は、一次セル上のものと同じ/類似であり得る。例えば、UEは、UEが一次セルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、二次セルに対してタイマ値及びデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
より大きなデータレートを提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、2つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に伝送され得る。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と称され得る。CAが使用されるとき、UEに対するサービングセルは多数あり、CCに対して1つである。CCは、周波数ドメイン内に3つの構成を有し得る。
図10Aは、2つのCCを有する3つのCA構成を示す。バンド内、連続的な構成1002において、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。バンド内、非連続的な構成1004では、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。バンド内構成1006では、2つのCCは、周波数帯(周波数帯A及び周波数帯B)に位置する。
一例では、最大32のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションされたCCは、同じ又は異なる帯域幅、サブキャリア間隔、及び/又は二重化スキーム(TDD又はFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDの場合、1つ以上のアップリンクCCは、任意選択的に、サービングセルに対して構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
CAが使用されるとき、UEのアグリゲーションセルの1つを、一次セル(PCell)と称され得る。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、及び/又はハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンク一次CC(DL PCC)と称され得る。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンク一次CC(UL PCC)と称され得る。UEに対する他のアグリゲーションセルは、二次セル(SCell)と称され得る。一例では、SCellは、PCellがUEに対して構成された後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンク二次CC(DL SCC)と称され得る。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンク二次CC(UL SCC)と称され得る。
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィック及びチャネル条件に基づきアクティブ化及び非アクティブ化され得る。SCellの非アクティブ化は、SCell上のPDCCH及びPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、及びCQI伝送が停止されることを意味し得る。構成されるSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用してアクティブ化及び非アクティブ化され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCell当たり1ビット)を使用して、UEに対してどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)がアクティブ化又は非アクティブ化されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell非アクティブ化タイマ(例えば、SCell当たり1つのSCell非アクティブ化タイマ)の満了に応答して非アクティブ化され得る。
セルのスケジューリング割り当て及びスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当て及び許可に対応するセル上で伝送され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で伝送され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、及び/又はRIなどのHARQ確認応答及びチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で伝送され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になることがある。セルは、複数のPUCCHグループに分割され得る。
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように1つ以上のPUCCHグループに構成され得るかの一例を示す。PUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050は、それぞれ1つ以上のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの例では、PUCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、及びSCell1013の3つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本例では、PCell1051、SCell1052、及びSCell1053の3つのダウンリンクCCを含む。1つ以上のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、及びSCell1023として構成され得る。1つ以上の他のアップリンクCCは、一次SCell(PSCell)1061、SCell1062、及びSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、及びUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで伝送され得る。UCI1071、UCI1072、及びUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで伝送され得る。一例では、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050に分割されない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一アップリンクPCell及びPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの伝送をPCell1021とPSCell1061の間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
ダウンリンクキャリアと、任意選択的にアップリンクキャリアと、を含むセルには、物理セルIDとセルインデックスが割り当てられ得る。物理セルID又はセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリア及び/又はアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で伝送される同期信号を使用して判定され得る。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して判定され得る。本開示では、物理セルIDは、キャリアIDと称され得、セルインデックスは、キャリアインデックスと称され得る。例えば、本開示が第1のダウンリンクキャリアに対する第1の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第1の物理セルIDが、第1のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味し得る。同じ概念は、例えば、キャリアのアクティブ化に適用され得る。本開示が第1のキャリアがアクティブ化されることを示すとき、本明細書は、第1のキャリアを含むセルがアクティブ化されることを意味し得る。
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACにさらされ得る。一例では、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロック及びトランスポートブロックの潜在的なHARQ再伝送は、サービングセルにマッピングされ得る。
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの1つ以上の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、及び/又はPT-RS)を伝送(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、及び/又はブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、1つ以上のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、及び/又はSRS)に伝送し得る。PSS及びSSSは、基地局によって伝送され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化し得る。PSS及びSSSは、PSS、SSS、及びPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に伝送し得る。
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造及び位置の一例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、1つ以上のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を含み得る。バーストは、周期的に伝送され得る(例えば、2フレーム毎又は20ミリ秒毎)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、持続時間5ミリ秒を有する第1のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一例であり、これらのパラメータ(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが伝送されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジ又はサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、又は任意の他の好適な要因に基づき構成され得ることが理解されよう。一例では、UEは、監視されるキャリア周波数に基づきSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の1つ以上のOFDMシンボル(例えば、図11Aの例に示されるような4つのOFDMシンボル)にわたり得、周波数ドメインの1つ以上のサブキャリア(例えば、240の連続サブキャリア)にわたり得る。PSS、SSS、及びPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に伝送され得、例えば、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアにわたり得る。SSSは、PSSの後に伝送され得(例えば、後の2個のシンボル)、1OFDMシンボル及び127サブキャリアにわたり得る。PBCHは、PSSの後に伝送され得(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)、240のサブキャリアにわたり得る。
時間及び周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEには不明であり得る(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。特定の持続時間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間及び周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づいて、SSS及びPBCHの位置をそれぞれ判定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一例では、一次セルは、CD-SSBと関連付けられ得る。CD-SSBは、同期ラスタ上に配置され得る。一例では、セル選択/検索及び/又は再選択は、CD-SSBに基づき得る。
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの1つ以上のパラメータを判定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSS及びSSSのシーケンスそれぞれに基づいて、セルの物理セル識別子(PCI)を判定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づいて、セルのフレーム境界の位置を判定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、伝送パターンに従って伝送されたことを示し得、伝送パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
PBCHは、QPSK変調を使用し得、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、ポーラコーディングを使用し得る。PBCHがまたがる1つ以上のシンボルは、PBCHの復調のために1つ以上のDMRSを搬送し得る。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)及び/又はSS/PBCHブロックタイミングインデックスの指標を含み得る。これらのパラメータは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに1つ以上のパラメータを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含み得る。MIBは、UEがセルに関連付けられた残りの最小システム情報(RMSI)を特定するために使用される。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含み得る。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジューリングするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの1つ以上のパラメータを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメータを使用してデコーディングされ得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づいて、UEに周波数が指し示され得る。UEは、UEに指し示される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで伝送された1つ以上のSS/PBCHブロックが、準共位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間Rxパラメータを有する)と想定し得る。UEは、SS/PBCHブロック伝送に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に伝送され得る。一例では、第1のSS/PBCHブロックは、第1のビームを使用して第1の空間方向に伝送され得、第2のSS/PBCHブロックは、第2のビームを使用して第2の空間方向に伝送され得る。
一例では、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを伝送し得る。一例では、複数のSS/PBCHブロックの第1のSS/PBCHブロックの第1のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第2のSS/PBCHブロックの第2のPCIとは異なり得る。異なる周波数位置で伝送されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なり得るか、又は同じであり得る。
CSI-RSは、基地局によって伝送され、UEがチャネル状態情報(CSI)を獲得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定又は他の任意の好適な目的のために、1つ以上のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同じ/類似のCSI-RSのうちの1つ以上でUEを構成し得る。UEは、1つ以上のCSI-RSを測定し得る。UEは、1つ以上のダウンリンクCSI-RSの測定に基づいて、ダウンリンクチャネル状態を推定し、及び/又はCSI報告を生成し得る。UEは、CSI報告を基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
基地局は、1つ以上のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成し得る。CSI-RSリソースは、時間及び周波数ドメイン内の位置及び周期性と関連付けられ得る。基地局は、CSI-RSリソースを選択的にアクティブ化及び/又は非アクティブ化し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースがアクティブ化及び/又は非アクティブ化されることをUEに示し得る。
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、又は半永続的にCSI報告を提供するようにUEを構成し得る。周期的CSI報告の場合、UEは、複数のCSI報告のタイミング及び/又は周期性で構成され得る。非周期的CSI報告の場合、基地局がCSI報告を要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSI報告を提供するように命令し得る。半持続性CSI報告については、基地局は、周期的報告を周期的に伝送し、選択的にアクティブ化又は非アクティブ化するようUEを構成し得る。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセット及びCSI報告でUEを構成し得る。
CSI-RS構成は、例えば、最大32のアンテナポートを示す1つ以上のパラメータを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成され得る。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSと関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成され得る。
ダウンリンクDMRSは、基地局によって伝送され得、チャネル推定のためにUEによって使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、1つ以上のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために1つ以上の可変及び/又は構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも1つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングされ得る。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成し得る。DMRS構成は、1つ以上のDMRSポートをサポートし得る。例えば、シングルユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大8つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大4つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はスクランブルシーケンスは、同じか、又は異なり得る。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMRS及び対応するPDSCHを伝送し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために1つ以上のダウンリンクDMRSを使用し得る。
一例では、トランスミッタ(例えば、基地局)は、伝送帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、トランスミッタは、第1の帯域幅に第1のプリコーダマトリックスを、第2の帯域幅に第2のプリコーダマトリックスを使用し得る。第1のプリコーダマトリックス及び第2のプリコーダマトリックスは、第1の帯域幅が第2の帯域幅とは異なることに基づき異なり得る。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
PDSCHは、1つ以上の層を含み得る。UEは、DMRSを有する少なくとも1つのシンボルが、PDSCHの1つ以上の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって伝送され得、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調及びコーディングスキーム(MCS))に使用される1つ以上のパラメータとの関連付けを使用して、UE固有ベースで構成され得る。構成されるとき、ダウンリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。NRネットワークは、時間及び/又は周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを仮定し得る。PT-RSポート数は、スケジューリングされたリソース内のDMRSポート数よりも少ない場合がある。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジューリングされた時間/周波数期間に制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、レシーバでの位相追跡を容易にするためにシンボル上で伝送され得る。
UEは、チャネル推定のために、アップリンクDMRSを基地局に伝送し得る。例えば、基地局は、1つ以上のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCH及び/又はPUCCHでアップリンクDMRSを伝送し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたり得る。基地局は、1つ以上のアップリンクDMRS構成でUEを構成し得る。少なくとも1つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングされ得る。1つ以上のアップリンクDMRSは、PUSCH及び/又はPUCCHの1つ以上のシンボルで伝送するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRS及び/又は二重シンボルDMRSをスケジューリングするために使用し得る、PUSCH及び/又はPUCCHのためのフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンク及びアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)をサポートし得、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はDMRSのスクランブルシーケンスは、同じか、又は異なり得る。
PUSCHは、1つ以上の層を含み得、UEは、PUSCHの1つ以上の層の層上に存在するDMRSを有する少なくとも1つのシンボルを伝送し得る。一例では、上位層は、PUSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
アップリンクPT-RS(位相追跡及び/又は位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在しても、存在しない場合がある。アップリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリング及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調及びコーディングスキーム(Modulation and Coding Scheme、MCS))に使用される1つ以上のパラメータの組み合わせによってUE固有ベースに構成され得る。構成されるとき、アップリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジューリングされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられ得る。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを仮定し得る。PT-RSポート数は、スケジューリングされたリソース内のDMRSポート数よりも少ない場合がある。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジューリングされた時間/周波数期間に制限され得る。
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリング及び/又はリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に伝送され得る。UEによって伝送されるSRSは、基地局が1つ以上の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH伝送のために1つ以上のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、1つ以上のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、1つ以上のSRSリソースを用いてUEを構成し得る。SRSリソースセット適用性は、上位層(例えば、RRC)のパラメータによって構成され得る。例えば、上位層パラメータがビーム管理を示すとき、1つ以上のSRSリソースセット(例えば、同一/類似の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、及び/又は類似のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)伝送され得る。UEは、SRSリソースセット内の1つ以上のSRSリソースを伝送し得る。NRネットワークは、非周期的、周期的、及び/又は半持続的SRS伝送をサポートし得る。UEは、1つ以上のトリガタイプに基づきSRSリソースを伝送し得、1つ以上のトリガタイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)及び/又は1つ以上のDCIフォーマットを含み得る。一例では、少なくとも1つのDCIフォーマットが、UEが1つ以上の構成されるSRSリソースセットのうちのうちの少なくとも1つを選択するために用いられ得る。SRSトリガタイプ0は、上位層シグナリングに基づきトリガされたSRSを指し得る。SRSトリガタイプ1は、1つ以上のDCIフォーマットに基づきトリガされたSRSを指し得る一例では、PUSCHとSRSが同じスロットで伝送されるとき、UEは、PUSCH及び対応するアップリンクDMRSの伝送の後にSRSを伝送するように構成され得る。
基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、又は非周期的SRSの指標)、スロット、ミニスロット、及び/又はサブフレームレベル周期性、周期的及び/又は非周期的SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースのスタートOFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、周期シフト、及び/又はSRSシーケンスIDのうちの少なくとも1つを示す1つ以上のSRS構成パラメータを用いてUEを準統計学的に構成し得る。
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第1のシンボル及び第2のシンボルが同じアンテナポート上に伝送される場合、レシーバは、アンテナポート上の第1のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第2のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、及び/又は類似のもの)を推測し得る。第1のアンテナポート及び第2のアンテナポートは、第1のアンテナポート上の第1のシンボルが搬送されるチャネルの1つ以上の大規模特性が、第2のアンテナポートの第2のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得る場合、準共位置に配置される(QCLされる)と称され得る。1つ以上の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間受信(Rx)パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
ビームフォーミングを使用するチャネルは、ビーム管理が必要とする。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、及びビーム指標を含み得る。ビームは、1つ以上の基準信号と関連付けられ得る。例えば、ビームは、1つ以上のビームフォーミングされた基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づきダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定報告を生成し得る。UEは、RRC接続が基地局でセットアップされた後、ダウンリンクビーム測定手順を実行し得る。
図11Bは、時間及び周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の一例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたり得る。基地局は、1つ以上のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを伝送し得る。以下のパラメータ、すなわち、CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボル及びリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、及び無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメータ、CSI-RSシーケンスパラメータ、符号分割多重化(CDM)タイプパラメータ、周波数密度、伝送コーム、疑似共位置(QCL)パラメータ(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、及び/又は他の無線リソースパラメータのうちの1つ以上は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層シグナリング(例えば、RRC及び/又はMACシグナリング)によって構成され得る。
図11Bに示す3つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。3つのビーム(ビーム#1、ビーム#2、及びビーム#3)が図11Bに示され、それより多い、又はそれより少ないビームが構成され得る。ビーム#1は、第1のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで伝送され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第2のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで伝送され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第3のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで伝送され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を伝送するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを伝送し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することにより、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
図11Bに示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって伝送され、1つ以上の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定し得る。基地局は、報告構成を用いてUEを構成し得、UEは、報告構成に基づいて、RSRP測定値をネットワークに(例えば、1つ以上の基地局を介して)報告し得る。一例では、基地局は、報告された測定結果に基づいて、いくつかの基準信号を含む1つ以上の伝送構成指標(TCI)状態を判定し得る。一例では、基地局は、1つ以上のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、及び/又はDCIを介して)。UEは、1つ以上のTCI状態に基づき判定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク伝送を受信し得る。一例では、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有しても有しない場合がある。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルタに基づいて、伝送(Tx)ビームの空間ドメインフィルタを判定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルタを判定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づいて、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって伝送される1つ以上のSRSリソースの測定値に基づいて、UEのためのアップリンクビームを選択し、示し得る。
ビーム管理手順において、UEは、1つ以上のビームペアリンク、基地局によって伝送される伝送ビーム、及びUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づいて、UEは、例えば、1つ以上のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、又は類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、チャネル品質インジケータ(CQI)、及び/又はランクインジケータ(RI)を含む、1つ以上のビームペア品質パラメータを示すビーム測定報告を伝送し得る。
図12Aは、3つのダウンリンクビーム管理手順、すなわち、P1、P2、及びP3の例を示す。手順P1は、例えば、1つ以上の基地局Txビーム及び/又はUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、伝送受信点(TRP)(又は複数のTRP)の伝送(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示される反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に、破線の矢印で示される時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にし得る。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるよう反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実行し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム判定のための手順P3を実行し得る。
図12Bは、3つのアップリンクビーム管理手順、すなわち、U1、U2、及びU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、1つ以上のUE Txビーム及び/又は基地局Rxビーム(U1の最上行及び最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行することを可能にし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示される時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示される反時計回り方向に楕円が回転しているように示される)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実行し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局が固定Rxビームを使用するときに、そのTxビームを調整する手順U3を実行し得る。
UEは、ビーム失敗の検出に基づいて、ビーム失敗リカバリ(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づいて、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、及び/又は類似のもの)を伝送し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマの満了、及び/又は類似のものを有する)という判定に基づいて、ビーム失敗を検出し得る。
UEは、1つ以上のSS/PBCHブロック、1つ以上のCSI-RSリソース、及び/又は1つ以上の復調基準信号(DMRS)を含む1つ以上の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、及び/又はRSリソースで測定されるCSI値の1つ以上に基づき得る。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、及び/又は類似のもの)の1つ以上のDM-RSと準共位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソース及び1つ以上のDMRSは、RSリソースを介したUEへの伝送からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメータ、フェード、及び/又は類似のもの)が、チャネルを介してUEへの伝送からのチャネル特性と類似又は同じであるとき、QCLされ得る。
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNB及び/又はng-eNB)及び/又はUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC_IDLE状態のUE及び/又はRRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC_CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク伝送のために)、及び/又はアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を獲得し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、及び/又は類似のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム失敗リカバリ要求のためのランダムアクセス手順を開始し得る。ネットワークは、ハンドオーバーのための、及び/又はSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
図13Aは、4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに伝送し得る。図13Aに示される手順は、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、及びMsg4 1314の4つのメッセージの伝送を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(又はランダムアクセスプリアンブル)を含み得、及び/又はプリアンブルと称され得る。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を称され得、及び/又はランダムアクセス応答(RAR)と称され得る。
構成メッセージ1310は、例えば、1つ以上のRRCメッセージを使用して伝送され得る。1つ以上のRRCメッセージは、UEへの1つ以上のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメータを示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のランダムアクセス手順に対する一般的なパラメータ(例えば、RACH-configGeneral)、セル固有のパラメータ(例えば、RACH-ConfigCommon)、及び/又は専用パラメータ(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも1つを含み得る。基地局は、1つ以上のRRCメッセージを1つ以上のUEにブロードキャスト又はマルチキャストし得る。1つ以上のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態及び/又はRRC_INACTIVE状態において、UEに伝送される専用RRCメッセージ)。UEは、1つ以上のRACHパラメータに基づいて、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313の伝送に対する時間周波数リソース及び/又はアップリンク伝送電力を判定し得る。1つ以上のRACHパラメータに基づいて、UEは、Msg2 1312及びMsg4 1314を受信するための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを判定し得る。
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータは、Msg1 1311の伝送に利用可能な1つ以上の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。1つ以上のPRACH機会は、事前定義され得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のPRACH機会の1つ以上の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のPRACH機会と、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のプリアンブルと、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上の基準信号は、SS/PBCHブロック及び/又はCSI-RSであり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、及び/又はSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータを使用して、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンク伝送電力を判定し得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブル伝送のための基準電力(例えば、受信したターゲット電力及び/又はプリアンブル伝送の初期電力)を示し得る。1つ以上のRACHパラメータによって示される1つ以上の電力オフセットがあり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、パワーランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311及びMsg3 1313の伝送間の電力オフセット、及び/又はプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、UEが少なくとも1つの基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)及び/又はアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリア及び/又は補完的アップリンク(SUL)キャリア)を判定し得るための、1つ以上の閾値を示し得る。
Msg1 1311は、1つ以上のプリアンブル伝送(例えば、プリアンブル伝送及び1つ以上のプリアンブル再伝送)を含み得る。RRCメッセージは、1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及び/又はグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、1つ以上のプリアンブルを含み得る。UEは、パスロス測定及び/又はMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルグループを判定し得る。UEは、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSB及び/又はrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも1つの基準信号を判定し得る。UEは、例えば、1つ以上のプリアンブルと少なくとも1つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、1つ以上の基準信号及び/又は選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも1つのプリアンブルを選択し得る。
UEは、構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータに基づいて、プリアンブルを判定し得る。例えば、UEは、パスロス測定、RSRP測定、及び/又はMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルを判定し得る。別の例として、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブルフォーマット、プリアンブル伝送の最大数、及び/又は1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及びグループB)を判定するための1つ以上の閾値を示し得る。基地局は、1つ以上のRACHパラメータを使用して、1つ以上のプリアンブルと1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づいて、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを判定し得る。Msg1 1311は、1つ以上のPRACH機会を介して基地局に伝送され得る。UEは、プリアンブルの選択及びPRACH機会の判定のために、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を使用し得る。1つ以上のRACHパラメータ(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndex及び/又はra-OccasionList)は、PRACH機会と1つ以上の基準信号との間の関連付けを示し得る。
UEは、プリアンブル伝送後に応答が受信されない場合、プリアンブル再伝送を実行し得る。UEは、プリアンブル再伝送のためにアップリンク伝送電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、パスロス測定及び/又はターゲット受信プリアンブル電力に基づいて、初期プリアンブル伝送電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再伝送することを判定し得、アップリンク伝送電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再伝送のランピングステップを示す1つ以上のRACHパラメータ(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再伝送のためのアップリンク伝送電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル伝送と同じである基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を判定する場合、UEはアップリンク伝送電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル伝送及び/又は再伝送の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)。UEは、例えば、プリアンブル伝送の数が、1つ以上のRACHパラメータ(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、ランダムアクセス手順の完了に失敗したと判定し得る。
UEによって受信されるMsg2 1312は、RARを含み得る。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含み得る。Msg2 1312は、Msg1 1311の伝送の後又はそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジューリングされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で示され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの伝送タイミングを調整するために使用し得る時間アラインメントコマンド、Msg3 1313の伝送のためのスケジューリング許可、及び/又は一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。UEは、プリアンブルを伝送した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)をスタートし得る。UEは、UEがプリアンブルを伝送するために使用するPRACH機会に基づいて、いつ時間ウィンドウをスタートするかを判定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの1つ以上のシンボルの後に(例えば、プリアンブル伝送の終了からの第1のPDCCH機会に)、時間ウィンドウをスタートし得る。1つ以上のシンボルは、ヌメロロジに基づき判定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づきRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する1つ以上のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを伝送するPRACH機会と関連付けられ得る。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、及び/又はPRACH機会のULキャリアインジケータに基づいて、RA-RNTIを判定し得る。RA-RNTIの一例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_idここで、s_idは、PRACH機会の第1のOFDMシンボルのインデックスであり得(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第1のスロットのインデックスであり得(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであり得(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル伝送に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を伝送し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に伝送し得、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、競合が発生し得る。競合解決(例えば、Msg3 1313及びMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させ得る。競合解決を実行するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、及び/又は任意の他の好適な識別子)を含み得る。
Msg4 1314は、Msg3 1313の伝送の後、又はそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順の完了に成功したことが判定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、又はそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIと関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUのデコーディングに成功し、MAC PDUが、Msg3 1313で送信された(例えば、伝送された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティMAC CEを含む場合、UEは、競合解決に成功したと判定し得る、及び/又はUEは、ランダムアクセス手順の完了に成功したと判定し得る。
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリア及び通常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、2つの別個のRACH構成、すなわち、SULキャリアのためのものと、NULキャリアのためのものでUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスの場合、ネットワークは、どのキャリア(NUL又はSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、1つ以上の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを判定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313)のアップリンク伝送は、選択されたキャリア上にとどまり得る。UEは、1つ以上の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313との間)中にアップリンクキャリアを切り替え得る。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づいて、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンクキャリアを判定及び/又は切り替え得る。
図13Bは、2ステップ競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順に類似して、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに伝送し得る。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、2つのメッセージ、すなわち、Msg1 1321及びMsg2 1322の伝送を含む。Msg1 1321及びMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311及びMsg2 1312に類似し得る。図13A及び図13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313及び/又はMsg4 1314に類似したメッセージを含まない場合がある。
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム失敗リカバリ、他のSI要求、SCell追加、及び/又はハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに示すか、又は割り当て得る。UEは、PDCCH及び/又はRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の指標を受信し得る。
プリアンブルを伝送した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)をスタートし得る。ビーム失敗リカバリ要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウ及び/又は別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)宛のPDCCH伝送を監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の伝送及び対応するMsg2 1322の受信の後、又はこれに応答して、ランダムアクセス手順の完了に成功したと判定し得る。UEは、例えば、PDCCH伝送がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が完了すると判定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって伝送されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、及び/又はRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、完了に成功したと判定し得る。UEは、応答をSI要求に対する応答確認の指標として判定し得る。
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。図13A及び図13Bに示されるランダムアクセス手順に類似して、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに伝送し得る。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310及び/又は構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、2つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331及びMsg B 1332の伝送を含む。
Msg A 1331は、UEによってアップリンク伝送で伝送され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の1つ以上の伝送及び/又はトランスポートブロック1342の1つ以上の伝送を含み得る。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるMsg3 1313の内容と類似及び/又は同等である内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、及び/又は類似のもの)を含み得る。UEは、Msg A 1331を伝送した後、又はそれに応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、図13A及び13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、及び/又は図13Aに示されるMsg4 1314の内容と類似及び/又は同等である内容を含み得る。
UEは、ライセンスされたスペクトル及び/又はライセンスされていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、1つ以上の要因に基づいて、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを判定し得る。1つ以上の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、及び/又は類似のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされた対ライセンスされていない)、及び/又は任意の他の好適な要因であり得る。
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメータに基づいて、プリアンブル1341及び/又はMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソース及び/又はアップリンク伝送電力を判定し得る。RACHパラメータは、変調及びコーディングスキーム(MCS)、時間周波数リソース、及び/又はプリアンブル1341及び/又はトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の伝送のための時間周波数リソース及びトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の伝送のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、及び/又はCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメータは、UEが、Msg B 1332の監視及び/又は受信のための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを判定することを可能にし得る。
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、及び/又はデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を伝送し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当て及び/又はMCS)、競合解決のためのUE識別子、及び/又はRNTI(例えば、C-RNTI又はTC-RNTI)のうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって伝送されるプリアンブルに一致し、及び/又はMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップランダムアクセス手順の完了に成功したと判定し得る。
UE及び基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと称され得、PHY層(例えば、層1)及び/又はMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに伝送されるダウンリンク制御シグナリング及び/又はUEから、基地局に伝送されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソース及び/又はトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション指標、電力制御コマンド、及び/又は他の任意の好適なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって伝送されるペイロードにおいてダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で伝送されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と称され得る。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
基地局は、伝送エラーの検出を容易にするために、1つ以上の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに付加し得る。DCIがUE(又はUEのグループ)に対して意図されるとき、基地局は、UEの識別子(又はUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値及びCRCパリティビットのModulo-2追加(又は排他的OR演算)を含み得る。識別子は、16ビット値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含み得る。
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報及び/又はシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト伝送を示し得る。SI-RNTIは、16進数で「FFFF」として事前定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジューリングのユニキャスト伝送及び/又はPDCCH順序のランダムアクセスのトリガを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIは、Configured Scheduling RNTI(CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI(TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI(TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI(INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI(SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI(SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI(MCS-C-RNTI)、及び/又は類似のものを含む。
DCIの目的及び/又は内容に応じて、基地局は、1つ以上のDCIフォーマットでDCIを伝送し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット指標を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEへの伝送を意図していないとUEが仮定する物理リソースブロック及び/又はOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCH又はPUSCH用の伝送電力制御(TPC)コマンドの伝送のために使用され得る。DCIフォーマット2_3は、1つ以上のUEによるSRS伝送のためのTPCコマンドのグループの伝送のために使用され得る。新しい機能のためのDCIフォーマットが、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、又は同じDCIサイズを共有し得る。
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネルコーディング(例えば、ポーラコーディング)、レートマッチング、スクランブル及び/又はQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用及び/又は構成されるリソース要素上に、符号化及び変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズ及び/又は基地局のカバレッジに基づいて、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを伝送し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと称される)は、1、2、4、8、16、及び/又は任意の他の好適な数であり得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含み得る。REGは、OFDMシンボルにおけるリソースブロックを含み得る。リソース要素上の符号化及び変調されたDCIのマッピングは、CCE及びREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づき得る。
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の一例を示す。基地局は、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを伝送し得る。CORESETは、UEが1つ以上の検索空間を使用してDCIをデコーディングしようとする時間周波数リソースを含み得る。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。図14Aの例では、第1のCORESET1401及び第2のCORESET1402は、スロット内の第1のシンボルで生じる。第1のCORESET1401は、周波数ドメインにおいて第2のCORESET1402と重複する。第3のCORESET1403は、スロット内の第3のシンボルで発生する。第4のCORESET1404は、スロットの第7のシンボルで発生する。CORESETは、周波数ドメインにおいて異なる数のリソースブロックを有し得る。
図14Bは、CORESET及びPDCCH処理上のDCI伝送に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。CCE~REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)又は非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整及び/又は制御チャネルの周波数選択伝送を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なる又は同じCCE~REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE~REGマッピングと関連付けられ得る。CORESETは、アンテナポート準備共位置(QCL)パラメータで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメータは、CORESET内のPDCCH受信のために復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
基地局は、1つ以上のCORESET及び1つ以上の検索空間セットの構成パラメータを含むRRCメッセージをUEに伝送し得る。構成パラメータは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与のアグリゲーションレベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含み得る。構成パラメータは、アグリゲーションレベル毎に監視されるPDCCH候補の数、PDCCHの監視周期及びPDCCH監視パターン、UEによって監視される1つ以上のDCIフォーマット、及び/又は検索空間セットが、共通検索空間セット又はUE固有検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前定義され、UEに既知であり得る。UE固有検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づき構成され得る。
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づいて、CORESETの時間周波数リソースを判定し得る。UEは、CORESETの構成パラメータに基づいて、CORESETに対するCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブ又は非インターリーブ、及び/又はマッピングパラメータ)を判定し得る。UEは、RRCメッセージに基づいて、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を判定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、1つ以上のDCIを検出するために、1つ以上のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補をデコーディングすることを含み得る。監視は、可能な(又は構成される)PDCCH位置、可能な(又は構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、及び/又はUE固有検索空間におけるPDCCH候補の数)、及び可能な(又は構成される)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCI内容をデコーディングすることを含み得る。デコーディングは、ブラインドデコーディングと称され得る。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを判定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット指標、ダウンリンクプリエンプション、及び/又は類似のもの)を処理し得る。
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に伝送し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)確認応答を含み得る。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を伝送し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に伝送し得る。基地局は、受信したCSIに基づいて、ダウンリンク伝送のための伝送フォーマットパラメータ(例えば、マルチアンテナ及びビームフォーミングスキームを含む)を判定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。UEは、アップリンクデータが基地局に伝送に利用可能であることを示すSRを伝送し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSI報告、SRなど)を伝送し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの1つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを伝送し得る。
5つのPUCCHフォーマットが存在し得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI伝送のアップリンクシンボルの数及びUCIビットの数)に基づきPUCCHフォーマットを判定し得る。PUCCHフォーマット0は、1つ又は2つのOFDMシンボルの長さを有し得、2以下のビットを含み得る。UEは、伝送が1つ又は2つのシンボルを超えており、正又は負のSRを有するHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースにおいてUCIを伝送し得る。PUCCHフォーマット1は、4~14のOFDMシンボルの間の数を占め得、2以下のビットを含み得る。UEは、伝送が4個以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、1つ又は2つのOFDMシンボルを占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、伝送が1つ又は2つのシンボルを超え、UCIビットの数が2つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、伝送が4個以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、伝送が4つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメータをUEに伝送し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大4つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、及び/又はUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの1つを使用して伝送し得るUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成されるとき、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、及び/又はCSI)の合計ビット長に基づいて、複数のPUCCHリソースセットのうちの1つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第1のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第1の構成値以下である場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第2のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第1の構成値より大きく、第2の構成値以下である場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第3のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第2の構成値より大きく、第3の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第4のPUCCHリソースセットを選択し得る。
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを判定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、及び/又はSR)伝送のためにPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを判定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0又はDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケータに基づいて、PUCCHリソースを判定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケータは、PUCCHリソースセット内の8つのPUCCHリソースのうちの1つを示し得る。PUCCHリソースインジケータに基づいて、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケータによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSI及び/又はSR)を伝送し得る。
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の一例を示す。無線デバイス1502及び基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、又は他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、1つの無線デバイス1502及び1つの基地局1504のみが示される。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じ又は同様の構成を有する、複数のUE及び/又は複数の基地局を含み得ることが理解されよう。
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアインターフェース(又は無線インターフェース)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアインターフェース1506上の基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェース上の無線デバイス1502から、基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク伝送は、FDD、TDD、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク伝送から分離され得る。
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508及び処理システム1518は、層3及び層2のOSI機能を実装して、伝送のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A、図2B、図3、及び図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、及びMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の伝送処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の伝送処理システム1520に提供され得る。伝送処理システム1510及び伝送処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。伝送処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正コーディング、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)又はマルチアンテナ処理、及び/又は類似のものを実行し得る。
基地局1504において、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク伝送を受信し得る。無線デバイス1502において、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク伝送を受信し得る。受信処理システム1512及び受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理の場合、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正デコーディング、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMO又はマルチアンテナ処理、及び/又は類似のものを実行し得る。
図15に示すように、無線デバイス1502及び基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザMIMO又はマルチユーザMIMO)、伝送/受信多様性、及び/又はビームフォーミングなどの1つ以上のMIMO又はマルチアンテナ技術を実行するために使用され得る。他の例では、無線デバイス1502及び/又は基地局1504は、単一アンテナを有し得る。
処理システム1508及び処理システム1518は、それぞれメモリ1514及びメモリ1524と関連付けられ得る。メモリ1514及びメモリ1524(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)は、本出願において考察される1つ以上の機能を実施するために、処理システム1508及び/又は処理システム1518によって実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを記憶し得る。図15には示されていないが、伝送処理システム1510、伝送処理システム1520、受信処理システム1512、及び/又は受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの1つ以上を実行するために実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを格納するメモリ(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)に結合され得る。
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサを含み得る。1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)及び/又は他のプログラマーブルロジックデバイス、ディスクリートゲート及び/又はトランジスターロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、信号コーディング/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、及び/又は無線デバイス1502及び基地局1504が無線環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちのうちの少なくとも1つを実行し得る。
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526に接続され得る。1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526は、特徴及び/又は機能を提供するソフトウェア及び/又はハードウェア、例えば、スピーカ、マイク、キーパッド、ディスプレイ、タッチパッド、電源、衛星トランシーバ、ユニバーサルシリ線ユニアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無ット、メディアプレーヤ、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、並びに/又は1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサ、レーダセンサ、ライダセンサ、超音波センサ、光センサ、カメラ、及び/若しくは類似のもの)を含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上の周辺装置1516及び/又は1つ以上の周辺装置1526からユーザ入力データを受信し、及び/又はユーザ出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、及び/又は無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成され得る。電源は、1つ以上の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502及び基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
図16Aは、アップリンク伝送のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを表すベースバンド信号は、1つ以上の機能を実行し得る。この1つ以上の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、1つ又はいくつかの伝送層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)又はCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、及び/又は類似のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一例では、変換プリコーディングが有効であるとき、アップリンク伝送のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一例では、変換プリコーディングが有効でないとき、図16Aによって、アップリンク伝送のためのCP-OFDM信号が生成され得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他のメカニズムを実装し得ることが予想される。
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMA又はCP-OFDMベースバンド信号及び/又は複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。伝送前にフィルタリングが用いられ得る。
図16Cは、ダウンリンク伝送の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号は、1つ以上の機能を実行し得る。この1つ以上の機能は、物理チャネル上で伝送されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの1つ又はいくつかの伝送層上へのマッピング、アンテナポート上での伝送のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポート毎の複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、及び/又は類似のものを含み得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他のメカニズムを実装し得ることが予想される。
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための別の例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートのための複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。伝送前にフィルタリングが用いられ得る。
無線デバイスは、複数のセル(例えば、一次セル、二次セル)の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも1つの基地局(例えば、二重接続の2つ以上の基地局)と通信し得る。1つ以上のメッセージ(例えば、構成パラメータの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメータを含み得る。例えば、構成パラメータは、物理層及びMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメータを含み得る。例えば、構成パラメータは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、及び/又は通信チャネルのためのタイマの値を示すパラメータを含み得る。
タイマがスタートされると実行を開始し、停止するまで、又は満了するまで、実行を継続し得る。タイマは、実行していない場合にスタートされ得るか、又は実行している場合に再スタートされ得る。タイマは、値と関連付けられ得る(例えば、タイマは、ある値からスタート若しくは再スタートされ得るか、又はゼロからスタートされ、値に到達すると満了し得る)。タイマの持続時間は、(例えば、BWP切り替えにより)タイマが停止するか、又は満了するまで更新され得ない。タイマを使用して、プロセスの時間期間/ウィンドウを測定し得る。本明細書が、1つ以上のタイマに関連する実装及び手順を指す場合、1つ以上のタイマを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマを実装するための複数の方法のうちの1つ以上が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一例では、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマのスタート及び満了の代わりに、2つの時間スタンプ間の時間差が使用され得る。タイマが再スタートされるとき、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再スタートされ得る。他の例示的な実装は、時間ウィンドウの測定を再スタートするために提供され得る。
UE-RRC層は、RRC接続確立手順、RRC接続再開手順、又はRRC接続再確立手順を開始し得る。RRC接続確立手順又はRRC接続再開手順の開始に基づいて、UEは、1つ以上の手順、すなわち、
サービングセル上のアクセス試行のための統一アクセス制御手順を実行すること、
例えば、アクセス試行が許可されることに基づいて、SIB1によって提供されるデフォルト構成パラメータ及び構成/パラメータを適用し、SIB1によって提供されるデフォルト構成及び構成/パラメータを適用すること、
これらのRRC手順を監督するためにタイマをスタートすること、
例えば、アクセス試行が許可されることに基づいて、ランダムアクセスプリアンブルをサービングセルに送信することを実行すること、
RRC要求メッセージをサービングセルに送信すること、例えば、ランダムアクセス応答の受信が成功していることの判定に基づいて、RRC要求メッセージをサービングセルに送信すること、
サービングセルからRRC応答メッセージ若しくはRRC拒否メッセージを受信すること、又は
RRC完了メッセージを送信すること、例えば、RRC応答メッセージを受信することに基づいて、RRC完了メッセージを送信すること、を実行し得る。
RRC接続再確立手順の場合、UEは、統一アクセス手順を実行しない場合がある。
これらのRRC手順を開始するために、UE-RRC層は、受信したSIB1内のパラメータを使用し得る。UE-RRC層は、SIB1でL1パラメータ値及び時間アライメントタイマを使用し得る。UE-RRC層は、SIB1のUAC禁止情報を使用して、統一アクセス制御手順を実行し得る。統一アクセス制御手順に基づいて、UE-RRC層は、それらのRRC手順のアクセス試行が禁止されるか、又は許可されるかを判定し得る。アクセス試行が許容されると判定することに基づいて、UE-RRC層は、RRC要求メッセージがRRCセットアップ要求メッセージ、RRC再開要求メッセージ、又はRRC再確立手順であり得る、基地局にRRC要求メッセージを送信すると判定し得る。UE-NAS層は、S-TMSIをUEアイデンティティとして提供する場合、又は提供しない場合がある。UE-RRC層は、RRC要求メッセージにUEアイデンティティを設定し得る。
RRCセットアップ要求メッセージについて、UE-NAS層がS-TMSIを提供する場合、UE-RRC層は、UEアイデンティティをS-TMSIに設定することができる。そうでない場合、UE-RRC層は、39ビットのランダム値を描画し、UEアイデンティティをランダム値に設定し得る。RRC再開要求メッセージについては、UE-RRC層は、UEアイデンティティを格納される再開アイデンティティに設定し得る。RRC再確立要求メッセージについては、UE-RRC層は、UEアイデンティティをソースPCellで使用されるC-RNTIに設定し得る。UE-NAS層は、確立原因(例えば、UE-NAS層)を提供し得る。UE-RRC層は、RRC要求メッセージの確立原因を設定する。
RRC再開要求メッセージの場合、UE-RRC層は、記憶されたUE非アクティブASコンテキストからパラメータ及びセキュリティキー/パラメータ復元し得る。セキュリティキー/パラメータに基づいて、UE-RRC層は、再開認証コード完全性(MAC-I)値を、可変再開MAC入力、UE非アクティブASコンテキストにおけるRRC層に対する整合性保護のセキュリティキー、以前に構成された整合性保護アルゴリズム、及び他のセキュリティパラメータ(例えば、カウント、ベアラ、及び方向)に基づいて計算されたMAC-Iの最下位ビットから16ビットに設定し得る。可変再開MAC入力は、ソースセルの物理セルアイデンティティ及びC-RNTI、並びにターゲットセルのセルアイデンティティを含み得る。UE-RRC層は、RRC再開要求メッセージに再開MAC-Iを含み得る。セキュリティキー/パラメータに基づいて、UE-RRC層は、整合性保護と暗号化のための新しいセキュリティキーを導出し、それらを適用するように下位層(MAC層など)を構成する。UE-RRC層は、SRB1のPDCPエンティティを再確立し、SRB1を再開し得る。
RRC再確立要求メッセージについて、UE-RRC層は、ソースPCellの物理セルアイデンティティ及びRRC再確立メッセージにショートMAC-Iを含み得る。UE-RRC層は、ショートMAC-Iを、可変ショートMAC入力、RRC層に対する整合性保護のセキュリティキー、及び再確立のトリガが発生したソースPCell又はPCellで使用された整合性保護アルゴリズム、並びに他のセキュリティパラメータ(例えば、カウント、ベアラ及び方向)に基づいて計算されたMAC-Iの最下位ビットから16ビットに設定し得る。可変ショートMAC入力は、ソースセルの物理セルアイデンティティ及びC-RNTI、並びにターゲットセルのセルアイデンティティを含み得る。UE-RRC層は、SRB1に対してPDCPエンティティ及びRLCエンティティを再確立し、SRB1に対してデフォルトSRB1構成パラメータを適用し得る。UE-RRC層は、SRB1の整合性保護及び暗号化を一時停止し、SRB1を再開するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。
UE-RRC層は、伝送のためにRRC要求メッセージを下位層(例えば、PDCP層、RLC層、MAC層、及び/又はPHY層)に送信し得る
UE-RRC層は、RRC再開要求メッセージ又はRRC再確立要求メッセージに応答して、RRCセットアップメッセージを受信し得る。RRCセットアップメッセージに基づいて、UE-RRC層は、記憶されるASコンテキスト、一時停止構成パラメータ及び現在のASセキュリティコンテキストを破棄し得る。UE-RRC層は、RLCエンティティ、関連PDCPエンティティ、及びSDAPのリリースを含むSRB0を除く、全ての確立されたRBに対して無線リソースをリリースし得る。UE-RRC層は、デフォルトL1パラメータ値、デフォルトMACセルグループ構成、及びCCCH構成を除くRRC構成をリリースし得る。UE-RRC層は、上層(例えば、NAS層)にRRC接続のフォールバックを示し得る。タイマT380が周期的RNA更新タイマであるところで動作している場合、UE-RRC層は、タイマT380を停止し得る。
UE-RRC層は、RRCセットアップ要求メッセージ、RRC再開要求メッセージ、又はRRC再確立要求メッセージに応答して、RRCセットアップメッセージを受信し得る。受信したRRCセットアップメッセージの構成パラメータに基づく。RRCセットアップメッセージに基づいて、UE-RRC層は、セルグループ構成又は無線ベアラ構成を実行し得る。UE-RRC層は、RRCセットアップメッセージを送信するセルに対して、禁止タイマ及び待機タイマを停止し得る。RRCセットアップメッセージを受信することに基づいて、UE-RRC層は、
RRC接続状態に入ること、
セル再選択手順を停止すること、
RRCセットアップメッセージを送信する現在のセルをPCellとみなすこと、又は/及び
RRCセットアップ完了メッセージの内容を設定することによって、RRCセットアップ完了メッセージを送信すること、のうちの1つ以上を実行し得る。
UE-RRC層は、RRC再開要求メッセージに応答して、RRC再開メッセージを受信し得る。RRC再開メッセージに基づいて、UE-RRC層は、UE非アクティブASコンテキストを破棄し、RAN通知エリア情報を除いて、一時停止構成パラメータをリリースし得る。RRC再開メッセージの構成パラメータに基づいて、UE-RRC層は、セルグループ構成、無線ベアラ構成、セキュリティキー更新手順、測定構成手順を実行し得る。RRC再開メッセージを受信することに基づいて、UE-RRC層は、
一時停止されたRRC接続が再開されたことを上層(例えば、NAS層)に示すこと、
SRB2、全てのDRB及び測定値を再開すること、
RRC接続状態に入ること、
セル再選択手順を停止すること、
RRC再開メッセージを送信する現在のセルをPCellとみなすこと、又は/及び
RRC再開完了メッセージの内容を設定することによって、RRC再開完了メッセージを送信すること。
UE-RRC層は、RRCセットアップ要求メッセージ又はRRC再開要求メッセージに応答して、RRC拒否メッセージを受信し得る。RRC拒否メッセージは、待機タイマを含み得る。待機タイマに基づいて、UE-RRC層は、タイマ値を待機タイマに設定して、タイマT302をスタートし得る。RRC拒否メッセージに基づいて、UE-RRC層は、RRC接続のセットアップ又はRRC接続の再開の失敗について、上層(例えば、UE-NAS層)に通知し得る。UE-RRC層は、MACをリセットし、デフォルトMACセルグループ構成をリリースし得る。上層からの要求に応答して受信されたRRC拒否に基づいて、UE-RRC層は、上層(例えば、NAS層)に、アクセス禁止が、カテゴリー「0」及び「2」を除く全てのアクセスカテゴリーに適用可能であることを知らせ得る。
UE-RRC層は、RRC再開要求メッセージに応答して、RRC拒否メッセージを受信し得る。RRC拒否メッセージに基づいて、UE-RRC層は現在のセキュリティキーを破棄し得る。UE-RRC層は、SRB1を一時停止し得る。UE-RRC層は、RNA更新により再開がトリガされた場合、保留中のrna更新値をtrueに設定し得る。
UE-RRC層は、RRC接続を確立するためにRRC手順を実行する間に、セル(再)選択手順を実行し得る。セル選択又はセル再選択に基づいて、UE-RRC層は、キャンプしたUE上でセルを変更し、RRC手順を停止し得る。UE-RRC層は、RRC手順の失敗について上層(例えば、NAS層)に知らせ得る。
UEは、基地局との接続を確立するためのランダムアクセス手順に失敗することがある。UEは、接続確立失敗情報を記憶し得る。接続確立失敗情報は、接続確立失敗が検出されるセルのグローバルセルアイデンティティである、失敗セルアイデンティティ、UEの位置の座標及び/又はUEの水平速度を含むUEの位置情報、利用できる場合、接続確立失敗が検出され、UEが失敗を検出した瞬間まで収集された測定値に基づくセルの、RSRP及びRSRQを含む失敗セルの測定結果、近隣セルの測定値、最後の接続確立失敗から経過した時間を示す失敗からの時間、失敗ランダムアクセス手順のためにMACによって送信されたプリアンブルの数を示す、送信されたプリアンブルの数、失敗ランダムアクセス手順について、伝送されたプリアンブルの少なくとも1つについて競合解決が成功しなかったかどうかを示す検出された競合、又は最大電力レベルが最後の伝送されたプリアンブルに使用されたかどうかを示す、到達した最大伝送電力、のうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、接続確立失敗情報(例えば、接続確立失敗報告)を含む報告を基地局に送信し得る。
UEは、RACH手順において失敗し得る。UEは、RACH失敗情報を記憶し得る。RACH失敗情報は、失敗ランダムアクセス手順に対してMACによって送信されたプリアンブルの数を示す、送信されたプリアンブルの数、又は失敗ランダムアクセス手順に対して伝送されたプリアンブルの少なくとも1つに対して競合解決が成功しなかったかどうかを示す検出された競合のうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、RACH失敗情報(例えば、RACH報告)を含む報告を基地局に送信し得る。
基地局からのRRC再構成メッセージを受信することに基づいて、UE-RRC層は、次の場合、すなわち、(1)PCell/PSCellへのランダムアクセス(RA)、MACリセット、セキュリティの更新、及び明示的なレイヤー2(L2)インジケータによってトリガされるRLCとPDCPの再確立を伴う、同期とセキュリティキーリフレッシュを有する再構成、又は(2)PCell/PSCellへのRA、MACリセット、及び明示的なL2インジケータによってトリガされるRLC再確立、及び(AMDRBに対する)PDCPデータ回復を伴う、同期を含むがセキュリティキーリフレッシュを含まない再構成のうちの少なくとも1つにおいて、同期を伴う再構成を実行し得る。
UE-RRC層は、基地局から再構成同期情報要素(IE)又はモビリティ制御情報を含むRRC再構成メッセージを受信し得る。RRC再構成メッセージに基づいて、UEは、RRC再構成メッセージ中の再構成同期IE又はモビリティ制御情報に示される基地局へのランダムアクセス手順を実行し得る。ランダムアクセス手順の完了に成功したことに基づいて、UEは、RRC再構成完了メッセージを基地局に送信し得る。UE及び基地局は、RRC再構成完了メッセージの送受信に成功することを、同期完了を伴う再構成とみなし得る。同期完了による再構成は、ハンドオーバー完了又はセルグループ追加のためのPSCell追加のうちの少なくとも1つを含み得る。
通常のサービスでは、UEは好適なセル上でキャンプし、セル上でキャンプの制御チャネルを監視し得る。セル上のキャンプから、UEはPLMNからシステム情報(SI)を受信し得る。UEは、PLMNから登録エリア情報(例えば、追跡エリアコード(TAC))を受信し、SIから他のAS及びNAS情報を受信し得る。UEがPLMNに登録される場合、UEはPLMNからページングメッセージと通知メッセージを受信し、接続モードへの転送を開始し得る。UEは、セル再選択基準に従って、より良いセルを定期的に検索し得る。より良いセルが見つかった場合、そのセルを選択する。UEは、選択されたセル上でキャンプし得る。
基地局は、システム情報において、専用シグナリング(例えば、RRCリリースメッセージ)、又はRAT間セル(再)選択で別のRATから継承することによって、RAT内又はRAT間周波数の異なる周波数の優先順位をUEに提供し得る。UEは、専用シグナリングによって提供される周波数の優先順位を記憶し得る。
基地局は、リダイレクト情報を提供し得る。リダイレクト情報は、1つ以上の周波数又は1つ以上のコアネットワークタイプの少なくとも1つを含み得る。RRCリリースメッセージは、リダイレクト情報を含む。基地局は、UEをRRC非アクティブ状態又はRRC非アクティブ状態に移行するためのRRCリリースメッセージを提供し得る。RRCリリースメッセージに基づいて、UEはセル選択手順を実行し得る。リダイレクト情報に基づいて、UEは、RRCリリースメッセージにリダイレクト情報が含まれる場合、好適なセルを見つけるためのセル選択手順を実行し得る。そうでない場合、UEは、UEが現在選択するRATのキャリア(例えば、NRキャリア又はLTEキャリア)に対してセル選択手順を実行し得る。
RRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態にあるUEは、記憶された情報を活用することによって、初期セル選択及びセル選択などの2つの手順のうちの1つを実行し得る。UEが選択されたPLMNに対して記憶されるセル情報を有しないとき、UEは初期セル選択を実行し得る。そうでない場合、UEは、記憶された情報を活用することによってセル選択を実行し得る。初期セル選択の場合、UEは、その能力に従って、NRバンド内の全てのRFチャネルをスキャンして、好適なセルを見つけ得る。スキャンの結果に基づいて、UEは、各周波数で最も強いセルを検索し得る。UEは、好適なセルであるセルを選択し得る。記憶された情報を利用することによるセル選択について、UEは、記憶された周波数の情報、及び任意選択で、以前に受信された測定制御情報要素又は以前に検出されたセルからのセルパラメータについての情報を要求し得る。記憶された情報に基づいて、UEは、好適なセルを検索し、UEが好適なセルを見つけた場合、好適なセルを選択し得る。UEが好適なセルを見つけなかった場合、UEは初期セル選択を実行し得る。
基地局は、セル選択のためのセル選択基準を構成し得る。UEは、セル選択に対し好適なセルを識別することを求めることができる。好適なセルは、以下の条件、すなわち、(1)測定されるセル属性は、セル選択基準を満たすこと、(2)セルPLMNは、選択されたPLMN、登録済み又は同等のPLMNであること、(3)セルは、禁止又は予約されていない、及び(4)セルは、「ローミングのための禁止追跡エリア」のリストにある追跡エリアの一部ではないことを満たすものである。UE内のRRC層は、UE内のNAS層に、NASに関連する受信されたシステム情報の変化に基づいて、セル選択及び再選択結果を知らせ得る。例えば、セル選択及び再選択結果は、セルアイデンティティ、追跡エリアコード、及びPLMNアイデンティティであり得る。
UEは、基地局との接続失敗を検出し得る。失敗は、
無線リンク失敗、
同期失敗を伴う再構成、
新しい無線(NR)からのモビリティ失敗、
シグナリング無線ベアラ1(SRB1)又はシグナリング無線ベアラ2(SRB2)に関する、下位層(例えば、PDCP層)からの完全性チェック失敗指標、又は
RRC接続再構成失敗のうちの少なくとも1つを含む。
無線リンク失敗は、基地局の一次セルの無線リンク失敗であり得る。基地局は、RRC接続状態のUEに、RRCメッセージ内の同期を伴う再構成を送信し得る。同期を伴う再構成は、再構成タイマ(例えば、T304)を含み得る。再構成同期を受信することに基づいて、UEは、再構成タイマをスタートし、同期(例えば、ハンドオーバー)を伴う再構成を実行し得る。再構成タイマの満了に基づいて、UEは、再構成同期失敗を判定する。基地局は、NRコマンドメッセージからRRC接続状態のUEにモビリティを送信し得る。NRコマンドメッセージからモビリティを受信することに基づいて、UEは、他のRAT(例えば、E-UTRA)を使用して、NRからセルにハンドオーバーすることを実行し得る。UEは、下記の少なくとも1つの条件が満たされたことに基づいて、NRからモビリティ失敗を判定し得る。
UEがターゲット無線アクセス技術への接続を確立できない場合、又は
UEが、NRコマンドメッセージからモビリティに含まれる構成の任意の部分を順守できない場合、又は
NRメッセージからのモビリティに含まれるRAT間情報にプロトコルエラーがある場合。
失敗の検出に基づいて、UEはRRC接続再確立手順を開始し得る。RRC接続再確立手順を開始することに基づいて、UEはタイマT311をスタートし、SRB0を除く全ての無線ベアラを一時停止し、MAC(層)をリセットし得る。RRC接続再確立手順の開始に基づいて、UEはMCG SCellをリリースし、特殊セル(SpCell)構成パラメータ及びマルチ無線二重接続(MR-DC)関連構成パラメータをリリースし得る。例えば、RRC接続再確立手順の開始に基づいて、UEは、マスターセルグループ構成パラメータをリリースし得る。
セルグループ構成パラメータは、マスターセルグループ(MCG)又は二次セルグループ(SCG)を構成するために使用され得る。セルグループ構成パラメータを使用してMCGを構成する場合、セルグループ構成パラメータはマスターセルグループ構成パラメータである。セルグループ構成パラメータを使用してSCGを構成する場合、セルグループ構成パラメータは二次セルグループ構成パラメータである。セルグループは、1つのMACエンティティ、関連するRLCエンティティを有する論理チャネルのセット、及び一次セル(SpCell)と1つ以上の二次セル(SCell)のセットとを含む。セルグループ構成パラメータ(例えば、マスターセルグループ構成パラメータ又は二次セルグループ構成パラメータ)は、セルグループに対するRLCベアラ構成パラメータ、セルグループに対するMACセルグループ構成パラメータ、セルグループに対する物理セルグループ構成パラメータ、セルグループに対するSpCell構成パラメータ、又はセルグループに対するSCell構成パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。MACセルグループ構成パラメータは、セルグループに対するMACパラメータを含み得、MACパラメータは、少なくともDRXパラメータを含み得る。物理セルグループ構成パラメータは、セルグループ固有L1(層1)パラメータを含み得る。
特殊セル(SpCell)は、MCGの一次セル(PCell)、又はSCGの一次SCGセル(PSCell)を含み得る。SpCell構成パラメータは、SpCellのサービングセル固有MAC及びPHYパラメータを含み得る。MR-DC構成パラメータは、SRB3構成パラメータ、SCGに対する測定構成パラメータ、SCG構成パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
RRC接続再確立手順の開始に基づいて、UEはセル選択手順を実行し得る。セル選択手順に基づいて、UEは、セルの信号品質が閾値を超えることに基づいて、セルを選択し得る。UEは、セルの信号品質が閾値を超えることに基づいて、セルを選択し得る。UEは、セル選択手順に基づいて、閾値を超える選択されたセルを判定し得る。信号品質は、
基準信号受信電力、
受信信号強度インジケータ、
基準信号受信品質、又は
信号対干渉+ノイズ比のうちの少なくとも1つを含む。
好適なセルの選択に基づいて、UEは、タイマ311を停止し、タイマT301をスタートし得る。好適なセルの選択に基づいて、UEは、全てのアクセスカテゴリーに対して、禁止タイマT390を停止し得る。禁止タイマT390の停止に基づいて、UEは、全てのアクセスカテゴリーに対する禁止がセルについて軽減されるとみなし得る。セルの選択に基づいて、UEは、SIB1において提供されるパラメータを除くデフォルトL1パラメータ値を適用し、デフォルトMACセルグループ構成を適用し、CCCH構成を適用し、SIB1にタイマアラインメントタイマを適用し、及びRRC再確立要求メッセージの伝送を開始し得る。
UEは、RRC再確立要求メッセージに応答してRRC応答メッセージの受信に基づいて、タイマT301を停止し得る。RRC応答メッセージは、RRC再確立メッセージ又はRRCセットアップメッセージ又はRRC再確立拒否メッセージのうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、選択されたセルが不適になったときに、タイマT301を停止し得る。
RRC接続再確立手順を開始することによってトリガされるセル選択手順に基づいて、UEはRAT内セルを選択し得る。RAT内セルの選択に基づいて、UE(UE-AS層)は、RRC IDLE状態に移行し得、リリース原因の「RRC接続失敗」をUEの上層(UE-NAS層)に提供し得る。
RRC再確立要求メッセージの伝送の開始に基づいて、UEは、RRC再確立メッセージを送信し得る。RRC再確立メッセージは、ソースPCellで使用されるC-RNTI、ソースPCellの物理セルアイデンティティ(PCI)、ショートMAC-I、又は再確立原因のうちの少なくとも1つを含み得る。再確立原因は、再構成失敗、ハンドオーバー失敗、又は他の失敗のうちの少なくとも1つを含み得る。
RRC再確立要求メッセージの伝送を開始することに基づいて、UE(RRC層)は、SRB1のPDCPを再確立し、SRB1のRLCを再確立し、SRB1のデフォルトSRB構成を適用し、SRB1の整合性保護及び暗号化を一時停止するように下位層(PDCP層)を構成し、SRB1を再開し、RRC再確立要求メッセージを伝送のために下位層(PDCP層)にサブミットし得る。RRC再確立要求メッセージを下位層にサブミットすることに基づいて、UEは、RRC再確立要求メッセージを、セル選択手順に基づき選択されたセルを介して、ターゲット基地局に送信し得、ターゲット基地局は、ソース基地局である場合又はそうでない場合がある。
T311又はT301の満了に基づいて、UE(UE-AS層)は、RRC IDLE状態に移行し得、リリース原因の「RRC接続失敗」をUEの上層(UE-NAS層)に提供し得る。
リリース原因の「RRC接続失敗」を受信することに基づいて、UEがシグナリング保留中及びユーザデータ保留中でない場合、UE(UE-NAS層)はNASシグナリング接続リカバリ手順を実行し得る。NASシグナリング接続リカバリ手順の実行に基づいて、UEは、登録要求メッセージをAMFに送信することによって登録手順を開始し得る。
リリース原因の「RRC接続失敗」を受信することに基づいて、UE(UE-NAS層)は、UEがシグナリング保留中又はユーザデータ保留中であるときに、サービス要求メッセージをAMFに送信することによって、サービス要求手順を実行し得る。
RRC再確立要求メッセージを受信することに基づいて、ターゲット基地局は、UEのUEコンテキストがローカルで利用できるかどうかをチェックし得る。UEコンテキストがローカルで利用できないことに基づいて、ターゲット基地局は、UEのソース基地局(最後のサービング基地局)に、UEコンテキスト取り出し要求メッセージを送信することによって、取得UEコンテキスト手順を実行し得る。
RRC接続再確立手順では、UEコンテキスト取り出し要求メッセージは、UEコンテキストID、整合性保護パラメータ、又は新しいセル識別子のうちの少なくとも1つを含み得る。UEコンテキストIDは、C-RNTIを含むRRC再確立要求メッセージ、ソースPCell(最後のサービングPCell)のPCIの少なくとも1つを含み得る。RRC再確立の整合性保護パラメータは、ショートMAC-Iであり得る。新しいセル識別子は、ターゲットセルの識別子であり得、ターゲットセルは、RRC接続が再確立するよう要求されたセルである。
RRC接続再確立手順では、UEコンテキスト取り出し要求メッセージを受信することに基づいて、ソース基地局は、UEコンテキスト取り出し要求メッセージをチェックし得る。ソース基地局が、UEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別し、かつ、UEコンテキスト取り出し要求メッセージに含まれる整合性保護によってUEの検証に成功することができ、UEコンテキストをターゲット基地局に提供すると決定する場合、ソース基地局は、ターゲット基地局に、UEコンテキスト取り出し応答メッセージで応答し得る。ソース基地局が、UEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別できない場合、又は、UEコンテキスト取り出し要求メッセージに含まれる整合性保護が有効でない場合、ソース基地局は、UEコンテキスト取り出し失敗メッセージでターゲット基地局に応答し得る。
RRC接続再確立手順では、UEコンテキスト取り出し応答メッセージは、ターゲット基地局のXnアプリケーションプロトコル(XnAP)ID、ソース基地局のXnAP ID、グローバル固有AMF識別子(GUAMI)、又はUEコンテキスト情報(例えば、UEコンテキスト情報UEコンテキスト取り出し応答)のうちの少なくとも1つを含み得る。UEコンテキスト情報は、NG-C UE関連のシグナリング基準、UEセキュリティ能力、ASセキュリティ情報、UEアグリゲート最大ビットレート、リストにセットアップされるPDUセッション、RRCコンテキスト、モビリティ制約リスト、又はRAT/モビリティ選択優先順位のインデックスのうちの少なくとも1つを含み得る。NG-C UE関連のシグナリング基準は、ソース基地局とのNG-C接続上のUEのAMFで割り当てられたNGアプリケーションプロトコルIDであり得る。ASセキュリティ情報は、基地局(KgNB)のセキュリティキー及び次のホップ連鎖数(NCC)値を含み得る。リストにセットアップされるPDUセッションは、ソース基地局のUEコンテキストで使用されるPDUセッションリソース関連情報を含み得る。PDUセッションリソース関連情報は、リストにセットアップされるPDUセッションID、PDUセッションリソースアグリゲーション最大ビットレート、セキュリティ指標、PDUセッションタイプ、又はQoSフローを含み得る。セキュリティ指標は、それぞれ、対応するPDUセッションに対するユーザプレーン(UP)の整合性保護及び暗号化の要件を示す、ユーザプレーンの整合性保護指標及び機密性保護指標を含み得る。セキュリティ指標はまた、UP整合性保護がPDUセッションに適用されるかどうかの指標、UP暗号化がPDUセッションに適用されるかどうかの指標、及び整合性保護DRBに対するUE当たりの最大整合性保護データレート値(アップリンク及びダウンリンク)のうちの少なくとも1つを含み得る。PDUセッションタイプは、インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)、IPv6、IPv4v6、イーサネット(登録商標)又は非構造化の少なくとも1つを示し得る。リストにセットアップされるQoSフローは、QoSフロー識別子、QoSフローレベルのQoSパラメータ(QoSフローに適用されるQoSパラメータ)、又はベアラアイデンティティのうちの少なくとも1つを含み得る。
RRC接続再確立手順では、UEコンテキスト取り出し失敗メッセージは、ターゲット基地局の少なくともXnAP ID及び原因値を含み得る。
RRC接続再確立手順では、UEコンテキスト取り出し応答メッセージを受信することに基づいて、ターゲット基地局は、RRC再確立メッセージをUEに送信し得る。RRC再確立メッセージは、少なくともネットワークホップ連鎖数(NCC)値を含み得る。
RRC再確立メッセージを受信することに基づいて、UEは、NCC値に関連付けられる現在のKgNB又は次のホップ(NH)パラメータの少なくとも1つに基づいて、基地局(KgNB)の新しいセキュリティキーを導出し得る。基地局の新しいセキュリティキーと以前に構成された整合性保護アルゴリズムに基づいて、UEは、RRCシグナリング(KRRCint)の整合性保護のためのセキュリティキーと、ユーザプレーン(UP)データ(KUPint)の整合性保護のためのセキュリティキーを導出し得る。基地局の新しいセキュリティキー及び以前に構成された暗号化アルゴリズムに基づいて、UEは、RRCシグナリング(KRRCenc)の暗号化のためのセキュリティキー及びユーザプレーン(UP)データ(KUPenc)を暗号するためのセキュリティキーを導出し得る。KRRCint及び以前に構成された整合性保護アルゴリズムに基づいて、UEは、RRC再確立メッセージの整合性保護を検証し得る。検証失敗に基づいて、UE(UE-AS層)は、RRC IDLE状態に移行し、リリース原因の「RRC接続失敗」をUEの上層(UE-NAS層)に提供し得る。検証の成功に基づいて、UEは、以前に構成される整合性保護アルゴリズム及びKRRCintに基づいて、SRB1の整合性保護を再開するように構成し、以前に構成される暗号化アルゴリズム及びKRRCencに基づいて、SRB1の暗号化を再開するように構成し得る。UEは、RRC再確立完了メッセージをターゲット基地局に送信し得る。
UEコンテキスト取り出し失敗メッセージを受信することに基づいて、ターゲット基地局は、RRCセットアップメッセージ又はRRC拒否メッセージを送信し得る。UEコンテキスト取り出し失敗メッセージを受信することに基づいて、ターゲット基地局は、いかなる応答メッセージもUEに送信しない場合がある。
RRC接続状態にあるUEは、セル1を介して第1の基地局(例えば、ソース基地局)との間でデータを送受信し得、セル1は、第1の基地局の一次セルである。UEは、第1の基地局との接続の失敗を検出し得る。失敗に基づいて、UEはRRC再確立手順を開始し得る。RRC接続再確立手順を開始することに基づいて、UEは、タイマT311をスタートし、SRB0を除く全ての無線ベアラを一時停止し、及び/又はMAC(層)をリセットし得る。RRC接続再確立手順の開始に基づいて、UEはMCG SCellをリリースし、特殊セル(SpCell)構成パラメータ及びマルチ無線二重接続(MR-DC)関連構成パラメータをリリースし得る。RRC接続再確立手順の開始に基づいて、UEはセル選択手順を実行し得る。セル選択手順に基づいて、UEは、第2の基地局(例えば、ターゲット基地局)のセル2を選択し得、セル2は、好適なセルである。好適なセルを選択することに基づいて、UEは、タイマT311を停止し、タイマT301をスタートし得る。好適なセルを選択することに基づいて、UEは、全てのアクセスカテゴリーに対する禁止タイマT390を停止し得る。禁止タイマT390を停止することに基づいて、UEは、全てのアクセスカテゴリーに対する禁止がセルについて軽減されるとみなし得る。セルの選択に基づいて、UEは、SIB1において提供されるパラメータを除くデフォルトL1パラメータ値を適用し、デフォルトMACセルグループ構成を適用し、CCCH構成を適用し、SIB1にタイマアラインメントタイマを適用し、及びRRC再確立要求メッセージの伝送を開始し得る。RRC再確立メッセージは、ソースPCell(例えば、セル1)で使用されるC-RNTI、ソースPCellの物理セルアイデンティティ(PCI)、ショートMAC-I、又は再確立原因のうちの少なくとも1つを含み得る。RRC再確立要求メッセージの伝送を開始することに基づいて、UE(RRC層)は、SRB1のPDCPを再確立し、SRB1のRLCを再確立し、SRB1のデフォルトSRB構成を適用し、SRB1の整合性保護及び暗号化を一時停止するように下位層(PDCP層)を構成し、SRB1を再開し、RRC再確立要求メッセージを伝送のために下位層(PDCP層)にサブミットし得る。RRC再確立要求メッセージの伝送を開始することに基づいて、UEは、RRC再確立要求メッセージをセル2を介して、第2の基地局に送信し得る。RRC再確立要求メッセージを受信することに基づいて、第2の基地局は、UEのUEコンテキストがローカルで利用できるかどうかをチェックし得る。UEコンテキストがローカルで利用できないことに基づいて、第2の基地局は、UEのソース基地局に、UEコンテキスト取り出し要求メッセージを送信することによって、UEコンテキスト取得手順を実行し得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージは、C-RNTI、ソースPCellのPCI(最後のサービングPCell)、又はショートMAC-Iのうちの少なくとも1つを含み得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージを受信することに基づいて、ソース基地局は、UEコンテキスト取り出し要求メッセージをチェックし得る。ソース基地局が、C-RNTIによってUEコンテキストを識別し、ショートMAC-IによってUEの検証に成功し、かつUEコンテキストを第2の基地局に提供すると判定することができる場合、ソース基地局は、第2の基地局に、UEコンテキスト取り出し応答メッセージで応答し得る。UEコンテキスト取り出し応答メッセージは、少なくともGUAMI又はUEコンテキスト情報を含み得る。UEコンテキスト取り出し応答メッセージを受信することに基づいて、第2の基地局は、RRC再確立メッセージをUEに送信し得る。RRC再確立メッセージは、ネットワークホップ連鎖数(NCC)値を含み得る。RRC再確立メッセージを受信することに基づいて、UEは、NCC値に関連付けられる現在のKgNB又は次のホップ(NH)パラメータの少なくとも1つに基づいて、基地局(KgNB)の新しいセキュリティキーを導出し得る。基地局(KgNB)の新しいセキュリティキー及び以前に構成されたセキュリティアルゴリズムに基づいて、UEは、RRCシグナリング(例えば、それぞれ、KRRCint、及びKRRCenc)、及びユーザプレーン(UP)データ(例えば、それぞれ、KUPint、及びKUPenc)の整合性保護及び暗号化のためのセキュリティキーを導出し得る。RRCシグナリング(KRRCint)の整合性保護のためのセキュリティキーに基づいて、UEは、RRC再確立メッセージの整合性保護を検証し得る。検証の成功に基づいて、UEは、以前に構成された整合性保護アルゴリズム及びKRRCintに基づきSRB1の整合性保護を再開し、以前に構成された暗号化アルゴリズム及びKRRCencに基づきSRB1の暗号化を再開するように構成され得る。第2の基地局は、第1のRRC再構成メッセージを送信し得る。RRC第1の再構成メッセージは、SpCell構成パラメータを含み得る。SpCell構成パラメータを受信することに基づいて、UEは、第2の基地局とのデータの伝送及び受信を開始し得る。UEは、RRC再確立完了メッセージを第2の基地局に送信し得る。RRC再確立完了メッセージは、測定報告を含み得る。測定報告を受信することに基づいて、第2の基地局は、SCell及び/又は二次セルグループ(例えば、SCG又はPSCell)を構成するように判定し得る。判定することに基づいて、第2の基地局は、SCell構成パラメータ及び/又はMR-DC関連構成パラメータを含む第2のRRC再構成メッセージを送信し得る。第2のRRC再構成メッセージを受信することに基づいて、UEは、SCell及び/又はSCGを介してデータを伝送及び受信し得る。
RRC再構成メッセージは、MCG及び/又はSCGのセルグループ構成パラメータ、無線ベアラ構成パラメータ、又はASセキュリティキーパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
UEは、CM-CONNECTEDに留まり、UEが領域がRNAであるRRC非アクティブ状態にあるとき、基地局に通知することなく、基地局によって構成されるその領域内を移動し得る。RRC非アクティブ状態では、最後のサービング基地局は、UEコンテキスト及びサービングAMF及びUPFとのUE関連のNG接続を保持し得る。UEがRRC非アクティブ状態にある間、UPFからの受信したダウンリンクデータ又はAMFからのダウンリンクUE関連シグナリングに基づいて、最後のサービング基地局は、RNAが近隣の基地局のセルを含む場合、RNAに対応するセルでページングし得、Xnインターフェースを介して近隣の基地局にRANページングを送信し得る。
AMFは、UEがRRC非アクティブ状態に送信され得るかどうかを基地局が判定することを支援するために、コアネットワーク支援情報を基地局に提供し得る。コアネットワーク支援情報は、UEのために構成される登録エリア、周期的登録更新タイマ、UEアイデンティティインデックス値、UE固有DRX、UEがAMFによりモバイル開始接続専用(MICO)モードで構成されるかどうかの指標、又は予想されるUE挙動などを含み得る。基地局は、UE固有DRX及びUEアイデンティティインデックス値を使用して、RANページングのためのページング機会を判定し得る。基地局は、周期的登録更新タイマを使用して、周期的RNA更新タイマ(例えば、タイマT380)を構成し得る。基地局は、予想されるUE挙動を使用して、UE RRC状態移行決定を支援し得る。
基地局は、RRC接続リリース手順を開始して、UEのRRC状態を、RRC接続状態からRRCアイドル状態へ、RRC接続状態からRRC非アクティブ状態へ、UEが再開を試みるとき、RRC非アクティブ状態からRRC非アクティブ状態へ、又はUEが再開を試みるとき、RRC非アクティブ状態からRRCアイドル状態へ、移行し得る。RRC接続手順を使用して、UEのRRC接続をリリースし、UEを別の周波数にリダイレクトすることもできる。基地局は、UEのRRC状態をRRC非アクティブ状態に移行するとき、一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージを送信し得る。一時停止構成パラメータは、再開アイデンティティ、RNA構成、RANページングサイクル、又はネットワークホップ連鎖数(NCC)値のうちの少なくとも1つを含み得、RNA構成がRNA通知エリア情報、又は周期的RNA更新タイマ値(例えば、T380値)を含み得る。基地局は、UEがRRC非アクティブ状態にあるとき、UEコンテキストを識別するために、再開アイデンティティ(例えば、非アクティブ-RNTI(I-RNTI))を使用し得る。
基地局が{NCC、次のホップ(NH)}のフレッシュで未使用のペアを有する場合、基地局は、一時停止構成パラメータにNCCを含め得る。そうでない場合、基地局は、現在のKgNBに関連付けられる同じNCCを一時停止構成パラメータに含め得る。NCCはASセキュリティに使用される。基地局は、一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージをUEに送信した後、現在のASキー(例えば、KRRCenc、KUPenc)、及びKUPintを削除し得るが、現在のASキーKRRCintを保持し得る。送信されたNCC値がフレッシュで、未使用の{NCC、NH}のペアに属している場合、基地局は、現在のUE ASセキュリティコンテキストに{NCC、NH}のペアを保存し、現在のASキーKgNBを削除し得る。送信されたNCC値が、現在のKgNBに関連付けられるNCC値と等しい場合、基地局は、現在のASキーKgNB及びNCCを保持し得る。基地局は、ASセキュリティコンテキストの残りの部分を含む、現在のUEコンテキストとともに、送信された再開アイデンティティを記憶し得る。
基地局から一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージを受信すると、UEは、一時停止構成パラメータを含む受信したRRCリリースメッセージの完全性が正しいことを、PDCP MAC-Iをチェックすることによって検証し得る。この検証に成功する場合、UEは受信したNCC値を取得し、それを現在のUEコンテキストとともに格納されるNCCとして保存する。UEは、現在のASキーKRRCenc、KUPenc、及びKUPintを削除し得るが、現在のASキーKRRCintキーを保持し得る。記憶されるNCC値が、現在のKgNBに関連付けられるNCC値と異なる場合、UEは、現在のASキーKgNBを削除し得る。記憶されるNCCが、現在のKgNBに関連付けられるNCC値と等しい場合、UEは、現在のASキーKgNBを保持するものとする。UEは、受信した再開アイデンティティを、次の状態移行のために、ASセキュリティコンテキストの残りの部分を含む現在のUEコンテキストとともに、記憶し得る。
一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージを受信することに基づいて、UEはMACをリセットし、デフォルトMACセルグループ構成をリリースし、SRB1のRLCエンティティを再確立し得る。一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージを受信することに基づいて、UEは、UE非アクティブASコンテキストに現在の構成パラメータを記憶し得る。現在の構成パラメータは、現在のKgNB及びKRRCintキー、堅牢なヘッダ圧縮(ROHC)状態、DRBマッピングルールへの記憶されたQoSフロー、ソースPCellで使用されるC-RNTI、ソースPCellのセルアイデンティティ及び物理セルアイデンティティ、並びにSIB内の同期を有する再構成内のパラメータ及びサービングセル構成共通パラメータを除く、構成された他の全てのパラメータを含み得る。SIB内のサービングセル構成共通パラメータを使用して、SIB1内のUEのサービングセルのセル固有パラメータを構成し得る。一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージを受信することに基づいて、UEは、SRB0を除く全てのSRB及びDRBを一時停止し得る。一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージを受信することに基づいて、UEは、タイマT380をスタートし、RRC非アクティブ状態に入り、セル選択手順を実行し得る。
RRC非アクティブ状態にあるUEは、RRC接続再開手順を開始し得る。例えば、伝送するためのデータ又はシグナリングを有するか、又はRANページングメッセージを受信することに基づいて、RRC非アクティブ状態にあるUEは、RRC接続再開手順を開始し得る。RRC接続再開手順の開始に基づいて、UEは、RRC接続再開手順のトリガ条件に基づいて、アクセスカテゴリーを選択し、アクセスカテゴリーに基づいて、統一アクセス制御手順を実行し得る。統一アクセス制御手順に基づいて、UEは、RRC接続再開手順のアクセス試行を、許可されたものとみなし得る。アクセス試行をグラントされたものとみなすことに基づいて、UEは、値がSIB1に提供されるパラメータを除き、対応する物理層仕様で指定されたデフォルトL1パラメータ値を適用し、デフォルトSRB1構成を適用し、CCCH構成を適用し、SIB1に含まれる共通する時間アライメントタイマを適用し、デフォルトMACセルグループ構成を適用し、タイマT319をスタートし、及びRRC再開要求メッセージの伝送を開始し得る。
RRC再開要求メッセージの伝送を開始することに基づいて、UEは、RRC再開要求メッセージのコンテキストを設定し得る。RRC再開要求メッセージは、再開アイデンティティ、再開MAC-I、又は再開原因のうちの少なくとも1つを含み得る。再開原因は、緊急、高優先度アクセス、mtアクセス、moシグナリング、moデータ、mo音声通話、mo sms、ranアップデート、mps優先度アクセス、mcs優先度アクセスのうちの少なくとも1つを含み得る。
RRC再開要求メッセージの伝送を開始することに基づいて、UEは、マスターセルグループ構成パラメータ、MR-DC関連構成パラメータ(例えば、二次セルグループ構成パラメータ)、及びPDCP構成パラメータを除いて、記憶されたUE非アクティブASコンテキストから、RRC構成パラメータ及びKgNB及びKRRCintキーを復元し得る。RRC構成パラメータは、ソースPCellで使用されるC-RNTI、ソースPCellのセルアイデンティティ及び物理セルアイデンティティ、並びにSIB内の同期を有する再構成内のパラメータ及びサービングセル構成共通パラメータを除く、構成された全ての他のパラメータの少なくとも1つを含み得る。記憶されたNCC値に関連付けられる現在の(復元された)KgNB又は次のホップ(NH)パラメータに基づいて、UEは、基地局(KgNB)の新しいキーを導出し得る。基地局の新しいキーに基づいて、UEは、RRCシグナリングの整合性保護及び暗号化のためのセキュリティキー(例えば、それぞれKRRCenc及びKRRCint)、及びユーザプレーンデータの整合性保護及び暗号化のためのセキュリティキー(例えば、それぞれKUPint及びKUPenc)を導出し得る。構成されるアルゴリズム、及びKRRCint及びKUPintに基づいて、UEは、SRB0を除く全ての無線ベアラに対して整合性保護を適用するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。構成されるアルゴリズム、及びKRRCenc及びKUPencに基づいて、UEは、SRB0を除く全ての無線ベアラに対して暗号化を適用するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。
RRC再開要求メッセージの伝送を開始することに基づいて、UEは、SRB1のPDCPエンティティを再確立し、SRB1を再開し、RRC再開要求メッセージを下位層にサブミットし得、下位層は、PDCP層、RLC層、MAC層、又は物理(PHY)層のうちの少なくとも1つを含み得る。
ターゲット基地局は、RRC再開要求メッセージを受信し得る。RRC再開要求メッセージを受信することに基づいて、ターゲット基地局は、UEのUEコンテキストがローカルで利用可能かどうかをチェックし得る。UEコンテキストがローカルで利用できないことに基づいて、ターゲット基地局は、UEのソース基地局(最後のサービング基地局)に、UEコンテキスト取り出し要求メッセージを送信することによって、UEコンテキスト手順を実行し得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージは、UEコンテキストID、整合性保護パラメータ、新しいセル識別子、又は再開原因のうちの少なくとも1つを含み得、再開原因は、RRC再開要求メッセージ中にある。
RRC接続再開手順では、UEコンテキスト取り出し要求メッセージを受信することに基づいて、ソース基地局は、UEコンテキスト取り出し要求メッセージをチェックし得る。ソース基地局が、UEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別し、かつ、UEコンテキスト取り出し要求メッセージに含まれる整合性保護によってUEの検証に成功することができ、UEコンテキストをターゲット基地局に提供すると決定する場合、ソース基地局は、ターゲット基地局に、UEコンテキスト取り出し応答メッセージで応答し得る。ソース基地局がUEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別できない場合、UEコンテキスト取り出し要求メッセージに含まれる整合性保護が有効でない場合、又はソース基地局がUEコンテキストをターゲット基地局に提供しないと決定する場合、ソース基地局は、ターゲット基地局に、UEコンテキスト取り出し失敗メッセージで応答し得る。
RRC接続再開手順では、UEコンテキスト取り出し失敗メッセージは、少なくともターゲット基地局のXnAP ID、RRCリリースメッセージ、又は原因値を含み得る。
RRC接続再開手順では、UEコンテキスト取り出し応答メッセージを受信することに基づいて、ターゲット基地局は、RRC再開メッセージをUEに送信し得る。RRC再開メッセージは、無線ベアラ構成パラメータ、MCG及び/又はSCGのセルグループ構成パラメータ、測定構成パラメータ、又はskカウンターのうちの少なくとも1つを含み得、skカウンターは、KgNBに基づいて、二次基地局のセキュリティキーを導出するために使用される。
UEコンテキスト取り出し失敗メッセージを受信することに基づいて、ターゲット基地局は、RRCリリースメッセージをUEに送信し得る。例えば、RRCリリースメッセージを含むUEコンテキスト取り出し失敗メッセージに基づいて、ターゲット基地局は、RRCリリースメッセージをUEに送信し得る。UEコンテキスト取り出し失敗メッセージを受信することに基づいて、ターゲット基地局は、RRCセットアップメッセージ又はRRC拒否メッセージを送信し得る。UEコンテキスト取り出し失敗メッセージを受信することに基づいて、ターゲット基地局は、いかなる応答メッセージもUEに送信しない場合がある。
RRC再開メッセージを受信することに基づいて、UEはタイマT319及びT380を停止し得る。RRC再開メッセージを受信することに基づいて、UEは、UE非アクティブASコンテキストに、マスターセルグループ構成パラメータ、二次セルグループ構成パラメータ、及びPDCP構成パラメータを復元し得る。マスターセルグループ構成パラメータ及び/又は二次セルグループ構成パラメータの復元に基づいて、UEは、復元されたMCG及び/又はSCG SCellが非アクティブ化状態であるとみなし、UE非アクティブASコンテキストを破棄し、一時停止構成パラメータをリリースするように、下位層を構成することによって、MCG及び/又はSCGのSCellを構成し得る。
RRC再開メッセージでセルグループ構成パラメータを受信することに基づいて、UEは、MCG及び/又はSCGのセルグループ構成を実行し得る。RRC再開メッセージ内の無線ベアラ構成パラメータを受信することに基づいて、UEは、無線ベアラ構成を実行し得る。RRC再開メッセージのskカウンターに基づいて、UEは、二次基地局のセキュリティキーを更新するように実行し得る。
RRC接続状態にあるUEは、セル1を介して第1の基地局(ソース基地局)との間でデータを伝送及び受信し得る。第1の基地局は、RRC接続状態のUEをRRC非アクティブ状態に移行すると判定し得る。判定することに基づいて、基地局は、一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージを送信し得る。一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージを受信することに基づいて、UEは、UE非アクティブASコンテキストに、現在のKgNB及びKRRCintキー、堅牢なヘッダ圧縮(ROHC)状態、DRBマッピングルールへの記憶されたQoSフロー、ソースPCellで使用されるC-RNTI、ソースPCellのセルアイデンティティと物理セルアイデンティティ、及びSIB内の同期を有する再構成内のパラメータ及びサービングセル構成共通パラメータを除く、構成された他の全てのパラメータを記憶し得る。UEは、SRB0を除く全てのSRB及びDRBを一時停止し得る。一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージを受信することに基づいて、UEは、タイマT380をスタートし、RRC非アクティブ状態に入り、セル選択手順を実行し得る。セル選択手順に基づいて、UEは、第2の基地局(ターゲット基地局)のセル2を選択し得る。RRC非アクティブ状態にあるUEは、RRC接続再開手順を開始し得る。UEは、統一アクセス制御手順を実行し得る。統一アクセス制御手順に基づいて、UEは、RRC接続再開手順のアクセス試行を、許可されたものとみなし得る。UEは、値がSIB1に提供されるパラメータを除き、対応する物理層仕様で指定されたデフォルトL1パラメータ値を適用し、デフォルトSRB1構成を適用し、CCCH構成を適用し、SIB1に含まれる共通する時間アライメントタイマを適用し、デフォルトMACセルグループ構成を適用し、タイマT319をスタートし、RRC再開要求メッセージの伝送を開始し得る。RRC再開要求メッセージの伝送を開始することに基づいて、UEは、UE非アクティブASコンテキストからRRC構成パラメータとセキュリティキーを復元し得る。例えば、UEは、マスターセルグループ構成パラメータ、MR-DC関連構成パラメータ(例えば、二次セルグループ構成パラメータ)、及びPDCP構成パラメータを除いて、記憶されたUE非アクティブASコンテキストから、RRC構成パラメータ及びKgNB及びKRRCintキーを復元し得る。記憶されたNCC値に関連付けられる現在の(復元された)KgNB又は次のホップ(NH)パラメータに基づいて、UEは、基地局(KgNB)の新しいキーを導出し得る。基地局の新しいキーに基づいて、UEは、RRCシグナリングの整合性保護及び暗号化のためのセキュリティキー(例えば、それぞれKRRCenc及びKRRCint)、及びユーザプレーンデータの整合性保護及び暗号化のためのセキュリティキー(例えば、それぞれKUPint及びKUPenc)を導出し得る。構成されるアルゴリズム及びKRRCint及びKUPintに基づいて、UE(RRC層)は、SRB0を除く全ての無線ベアラに対して整合性保護を適用するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。構成されるアルゴリズム、及びKRRCenc及びKUPencに基づいて、UEは、SRB0を除く全ての無線ベアラに対して暗号化を適用するように、下位層(例えば、PDCP層)を構成し得る。UEと基地局間の通信には、整合性保護及び/又は暗号化が必要とされ得る。整合性保護及び/又は暗号化に基づいて、UEは、第2の基地局との間でデータを伝送及び受信することができ得る。UEは、復元されたRRC構成パラメータを使用して、データを第2の基地局との間で伝送及び受信し得る。RRC再開要求メッセージの伝送を開始することに基づいて、UEはSRB1のPDCPエンティティを再確立し、SRB1を再開し、RRC再開要求メッセージを下位層にサブミットし得る。RRC再開要求メッセージを受信することに基づいて、第2の基地局は、UEのUEコンテキストがローカルで利用できるかどうかをチェックし得る。UEコンテキストがローカルで利用できないことに基づいて、第2の基地局は、UEの第1の基地局(最後のサービング基地局)に、UEコンテキスト取り出し要求メッセージを送信することによって、UEコンテキスト取得手順を実行し得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージは、再開アイデンティティ、再開MAC-I、又は再開原因のうちの少なくとも1つを含み得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージを受信することに基づいて、第1の基地局は、UEコンテキスト取り出し要求メッセージをチェックし得る。第1の基地局が、UEコンテキストIDによってUEコンテキストを識別し、再開MAC-IによってUEの検証に成功することができ、UEコンテキストを第2の基地局に提供すると判定する場合、第1の基地局は、第2の基地局に、UEコンテキスト取り出し応答メッセージで応答し得る。UEコンテキスト取り出し応答メッセージを受信することに基づいて、第2の基地局は、RRC再開メッセージをUEに送信し得る。RRC再開メッセージを受信することに基づいて、UEは、UE非アクティブASコンテキストに、マスターセルグループ構成パラメータ、二次セルグループ構成パラメータ、及びPDCP構成パラメータを復元し得る。マスターセルグループ構成パラメータ及び/又は二次セルグループ構成パラメータの復元に基づいて、UEは、復元されたMCG及び/又はSCG SCellが非アクティブ化状態であるとみなし、UE非アクティブASコンテキストを破棄し、一時停止構成パラメータをリリースするように、下位層を構成することによって、MCG及び/又はSCGのSCellを構成し得る。UEは、SCell及び/又はSCGを介してデータを伝送及び受信し得る。
RRC再開メッセージは、MCG及び/又はSCGのセルグループ構成パラメータ、無線ベアラ構成パラメータ、又はASセキュリティキーパラメータ(例えば、skカウンター)のうちの少なくとも1つを含み得る。
図17は、アンカー再配置を伴うRRC接続再開手順の一例を示す。UE(例えば、無線デバイス)は、RRC非アクティブ状態であり得る。例えば、UEは、RRC接続を一時停止するように要求するRRCリリースメッセージ(例えば、アンカー基地局又はソース基地局から)を受信している場合がある。例えば、アンカー基地局は、一時停止構成パラメータを含むRRCリリースメッセージをUEに送信し得る。RRCリリースメッセージを送信することに基づいて、アンカー基地局は、現在のUE構成パラメータ及び一時停止構成パラメータをUEコンテキスト(例えば、UE非アクティブASコンテキスト)に記憶し、RRC非アクティブ状態に移行し得る。一時停止構成パラメータを受信することに基づいて、UEは、RRC非アクティブ状態に入り得る。一時停止構成パラメータは、UE(例えば、I-RNTI)の再開アイデンティティを含み得る。RRCリリースメッセージを受信することに基づいて、UEは、現在の構成パラメータ及び一時停止構成パラメータを記憶し得る。RRCリリースメッセージを受信することに基づいて、UEは、SRB0を除く全てのSRB及びDRBを一時停止し、RRC非アクティブ状態に移行し(入り)得る。
図17の一例では、UEは、セル選択手順を実行し得る。セル選択手順に基づいて、UEは、新しい基地局(例えば、非アンカー基地局又はターゲット基地局)のセルを選択し得る。その後、UEは、RRC非アクティブ状態を出ると判定し得る。UEは、RRC再開要求メッセージをセルを介して新しい基地局に送信することによって、RRC接続再開手順を実行し得る。RRC再開要求メッセージは、再開アイデンティティ及び再開原因を含み得る。
図17の一例では、新しい基地局は、UEコンテキスト取り出し要求メッセージをアンカー基地局に送信して、UEのUEコンテキストを要求し得、UEコンテキスト取り出し要求メッセージは、再開アイデンティティ及び再開原因を含み得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、UEコンテキストを含むUEコンテキスト取り出し応答メッセージを新しい基地局に送信することによって、アンカー再配置を実行すると判定し得る。UEコンテキスト取り出し応答メッセージに基づいて、新しい基地局は、RRC再開メッセージをUEに送信し得る。RRC再開メッセージに基づいて、UEは一時停止されたSRB及びDRBを再開し、RRC接続状態に移行し、RRC再開完了メッセージを新しい基地局に送信し得る。
図17の一例では、アンカー基地局は、UEのダウンリンクユーザデータをバッファリングし得る。新しい基地局は、ダウンリンクユーザデータを転送するためのユーザプレーンアドレスを送信し得る。アンカー基地局は、アドレスを介してダウンリンクユーザデータを新しい基地局に送信し得る。UE(例えば、N2インターフェース)の制御シグナリングを伝送/受信するための既存の経路は、アンカー基地局とAMFとの間にあり得る。UE(例えば、N3インターフェース)のユーザデータを伝送/受信するための既存の経路は、アンカー基地局とUPFとの間にあり得る。
図17の一例では、アンカー再配置に基づいて、制御シグナリング及びユーザデータを伝送/受信するための経路(及びリソース)を、新しい基地局とAMF/UPFとの間で更新する必要があり得る。経路の更新のために、新しい基地局は、経路切り替え要求メッセージをAMFに送信することによって、経路切り替え手順を実行し得る。経路切り替え要求メッセージは、制御シグナリング及びUEのユーザデータを伝送/受信するための新しい基地局の新しいアドレス、及びPDUセッションアイデンティティを含むPDUセッション情報を含み得る。経路切り替え要求メッセージに基づいて、AMFは、UEの制御シグナリングを伝送/受信するための経路を更新し得る。
図17の一例では、経路切り替え要求メッセージに基づいて、AMFは、SMFとPDUセッション更新手順を実行し得る。SMFは、UPFとPDUセッション修正を実行し得る。手順に基づいて、SMF及びUPFは、UEのユーザデータを伝送/受信するための経路(及びリソース)を更新し得る。AMFは、経路切り替え応答メッセージを新しい基地局に送信し得る。経路切り替え応答メッセージを受信することに基づいて、新しい基地局は、制御シグナリングを伝送/受信するための経路及びUEのユーザデータを更新して、UEコンテキストリリースメッセージをアンカー基地局に送信し得る。UEコンテキストリリースメッセージに基づいて、アンカーは、UEコンテキストをリリースし得る。更新された経路に基づいて、新しい基地局は、アップリンクユーザデータをUEからUPFに転送し、ダウンリンクデータをUPFからUEに転送し得る。
図18は、アンカー再配置を伴わないRRC接続再開手順の一例を示す。UE(例えば、無線デバイス)は、RRC再開要求メッセージをセルを介して新しい基地局に送信することによって、RRC接続再開手順を実行し得る。RRC再開要求メッセージは、UEアイデンティティ(再開アイデンティティ)、(再開)MAC-I、及び再開原因を含み得、再開原因は、RNA更新である。UEのコンテキスト有しないことに基づいて、新しい基地局は、UEコンテキスト取り出し要求メッセージをアンカー基地局に送信し得、UEコンテキスト取り出し要求メッセージは、再開アイデンティティ及び再開原因、例えば、RNA更新を含み得る。再開原因、RNA更新は、ユーザデータ伝送がないことを示し得る。取り出しUE要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、UEコンテキストIDを用いてUEコンテキストを識別し、再開MAC-Iを用いてUEの検証に成功することができる。再開原因、RNA更新に基づいて、アンカー基地局は、アンカー再配置を実行しないと判定し得る。判定することに基づいて、アンカー基地局は、RRCリリースメッセージを含む、UEコンテキスト取り出し失敗メッセージを新しい基地局に送信し得る。UEコンテキスト取り出し失敗メッセージは、判定を示し得る。UEコンテキスト取り出し失敗は、UEのコンテキストを含まない。RRCリリースメッセージは、一時停止構成パラメータ又はダウンリンクデータを含み得る。UEコンテキスト取り出し失敗メッセージを受信することに基づいて、新しい基地局は、RRCリリースメッセージをUEに転送し得る。RRCリリースメッセージを受信することに基づいて、UEは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態のいずれかに移行し得る。
図19は、制御プレーンの早期データ伝送手順の一例を示す。早期データ伝送は、小さなデータ伝送と称され得る。RRCアイドル状態にあるUE(例えば、無線デバイス)は、NASメッセージを含むRRC早期データ要求メッセージを送信し得る。NASメッセージは、アップリンクデータ及びNASリリース支援情報(又はリリース支援指標)を含み得る。NASリリース支援情報(RAI)は、予想されるデータ伝送情報を示し得る。RAI(例えば、予想されるデータ伝送情報)は、(a)更なるアップリンク及び更なるダウンリンクデータ伝送が予想されないこと、(b)単一のダウンリンクデータ伝送が予想され、更なるアップリンクデータ伝送が予想されないこと、又は(c)単一のアップリンク若しくはダウンリンクデータ伝送よりも多いことが予想されること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
図19の一例では、RRC早期データ要求メッセージを受信することに基づいて、新しい基地局は、NASメッセージを含む初期UEメッセージをAMFに送信し得る。AMFは、NASメッセージに含まれるPDUセッションを判定し得る。判定することに基づいて、AMFは、PDUセッションアイデンティティ(ID)、アップリンクデータをSMFに送信し得、SMFは、アップリンクデータをUPFに転送し得る。UPFは、UEのダウンリンクデータをSMFに転送し得、SMFは、ダウンリンクデータをAMFに転送し得る。AMFは、NASメッセージをUEに送信し得、NASメッセージは、UEのダウンリンクデータを含み得る。ダウンリンクデータを有することに基づいて、AMFは、NASメッセージを含むダウンリンク(DL)NASトランスポートメッセージを新しい基地局に送信し得る。ダウンリンクデータを有しないこと基づいて、AMFは、保留中のダウンリンクデータがないことを示す接続確立指標を送信し得る。新しい基地局は、NASメッセージを含むRRC早期データ完了メッセージをUEに送信し得る。RRC早期データ完了メッセージに基づいて、UEは、RRCアイドル状態に移行し得るか、又はRRC状態がRRCアイドル状態であることに基づいて、RRC状態を保持し得る。
図20は、アンカー再配置を伴うユーザプレーンの早期データ伝送手順の一例を示す。UE(例えば、無線デバイス)は、RRC非アクティブ状態、又は一時停止中のRRC接続を伴うRRCアイドル状態であり得る。UEが、一時停止中のRRC接続を伴うRRCアイドル状態にあるときに、UEは、一時停止中のRRC接続を伴うCMアイドル状態にあり得る。古い基地局(例えば、アンカー基地局)は、UEのUEコンテキストを有し得る。UEが、一時停止中のRRC接続を伴うRRCアイドル状態にあるときに、アンカー基地局は、AMFとUEの制御シグナリングを伝送/受信するための接続を有しない場合があり、UPFとUEのユーザデータを伝送/受信するための接続を有しない場合があり、UEが、RRC非アクティブ状態にある間、アンカー基地局は、接続を有し得る。UEは、RRC再開要求メッセージ、ULデータ、及びAS RAI(例えば、AS層のRAI)のうちの少なくとも1つを、新しい基地局(例えば、ターゲット基地局)に送信し得る。UEは、CCCHを介してRRC再開メッセージを送信し、DTCHを介してULデータを送信し、MAC CEを介してAS RAIを送信し得る。UEは、RRC再開メッセージ、ULデータ、及びAS RAIを多重化し得る。AS RAIは、(a)更なるアップリンク及び更なるダウンリンクデータ伝送が予想されないこと、(b)単一のダウンリンクデータ伝送が予想され、更なるアップリンクデータ伝送が予想されないこと、又は(c)単一のアップリンク若しくはダウンリンクデータ伝送よりも多いことが予想されること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
図20の一例では、RRC再開要求メッセージを受信することに基づいて、新しい基地局が、UEのUEコンテキストを有しないとき、新しい基地局は、古い基地局に、UEコンテキスト取り出し要求メッセージを送信し得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスのUEアイデンティティに基づいて、無線デバイスのコンテキストを識別し得る。アンカー基地局は、認証コード完全性(MAC-I)に基づいて、無線デバイスを検証し得る。MAC-Iは、ショートMAC-Iを含み得、MAC-Iを再開し得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージは、UEアイデンティティ及びMAC-Iを含み得る。識別及び検証に基づいて、アンカー基地局は、UEのUEコンテキストを含むUEコンテキスト取り出し応答を送信し得る。
図20の一例では、UEコンテキスト取り出し応答を受信することに基づいて、新しい基地局は、UEのN2及びN3接続を再開するように要求するN2再開要求メッセージ、又はN2及びN3接続の経路をAMFに切り替えるための経路切り替え要求メッセージを送信し得る。N2接続は、AMFと基地局との間のN2(NG-C)インターフェース上の接続を示し得、N3接続は、UPFと基地局との間のN3(NG-U)インターフェース上の接続を示し得る。N3接続の場合、新しい基地局は、N2再開要求メッセージ又は経路切り替え要求メッセージに、アップリンクデータに関連付けられるPDUセッション情報(例えば、PDUセッションアイデンティティ)を含め得る。AS RAIに基づいて、新しい基地局は、N2再開要求メッセージを介して、UEのRRC接続を一時停止するように要求する即時一時停止指標を送信し得る。AS RAIは、(a)更なるアップリンク及び更なるダウンリンクデータ伝送が予想されないこと、又は(b)単一のダウンリンクデータ伝送が予想され、更なるアップリンクデータ伝送が予想されないこと、のうちのいずれかを示し得る。
図20の一例では、N2再開要求メッセージ又は経路切り替え要求メッセージを受信することに基づいて、AMFは、アップリンクデータに対してPDUセッションを再開/更新するようSMFに要求し得る。要求することに基づいて、SMFは、UEに対するトンネル情報を作成/修正し、ダウンリンク経路を更新するようにUPFを要求し得る。AMFは、N2再開応答メッセージ及び/又は経路切り替え応答メッセージを新しい基地局に送信し得る。N2再開応答メッセージ及び/又は経路切り替え応答メッセージに基づいて、新しい基地局は、N2接続及びN3接続の経路を更新(切り替え)し、UEコンテキストリリースメッセージをアンカー基地局に送信し得る。UEコンテキストリリースメッセージに基づいて、アンカーはUEコンテキストをリリースし得る。更新された経路に基づき、新しい基地局は、アップリンクユーザデータをUEからUPFに転送し、ダウンリンクデータをUPFからUEに転送し得る。新しい基地局は、N2停止要求メッセージをAMFに送信することによって、UEのRRC接続を一時停止するように要求する一時停止手順を実行し得る。AMFは、即時一時停止指標に基づいて、UEのRRC接続を一時停止すると判定し得る。RRC接続を一時停止すると判定することに基づいて、AMFは、UEのRRC接続をSMFに一時停止することを示すPDUセッション更新メッセージを送信し得る。SMFは、RRC接続を一時停止することを示すPDUセッション修正メッセージを送信し得る。RRC接続を一時停止すると判定することに基づいて、AMFは、N2一時停止応答メッセージを新しい基地局に送信し得る。N2一時停止応答メッセージに基づいて、新しい基地局は、UEのRRC接続をUEに一時停止するように要求するRRCリリースメッセージをUEに送信し得、RRCリリースメッセージは、ダウンリンクデータを含み得る。RRCリリースメッセージを送信することに基づいて、新しい基地局は、UEの現在の構成パラメータ及び/又は一時停止構成パラメータを記憶し得る。
ユーザプレーンEDT手順を使用するスモールデータ伝送の場合、アンカー基地局が新しい基地局とは異なることに基づいて、アップリンク及びダウンリンクデータ伝送が遅延され得る。遅延は、経路切り替え手順が完了するまで継続され得る。図20の例では、アンカー基地局は、UEのUEコンテキストを含む、UEコンテキスト取り出し応答を送信することによって、アンカー再配置を実行し得る。UEコンテキスト取り出し応答メッセージに基づいて、アンカー再配置は、経路切り替え手順(例えば、経路切り替え要求メッセージ及び経路切り替え応答メッセージ)、又はN2再開要求手順(例えば、N2再開要求メッセージ及びN2再開応答メッセージ)をトリガし得る。経路切り替え手順又はN2再開要求手順の完了に基づき(例えば、経路切り替え応答メッセージ又はN2再開応答メッセージの受信に基づき)、新しい基地局は、アップリンクデータをUPFに伝送し、UEのダウンリンクデータをUPFから受信し得る。
図21は、無線デバイスのモビリティにおけるデータ伝送のための最適な経路の一例を示す。時刻T1でのUE(例えば、無線デバイス)は、RRC接続状態にあり得、次いで、時刻T2で第1の基地局からRRCリリースメッセージを受信することに基づいて、RRC非アクティブ又は一時停止中のRRC接続を伴うRRCアイドル状態に移行し得る。第1の基地局は、UEのUEコンテキストを記憶することによってアンカー基地局であり得る。RRC状態がRRC非アクティブ状態であることに基づいて、経路(A)の接続(例えば、N3接続)は、接続済みとして保持され得る。RRC状態が一時停止中のRRC接続を伴うRRCアイドル状態であることに基づいて、経路(A)の接続(例えば、N3接続)がリリースされ得、第1の基地局及びUPFは、接続(例えば、接続のアドレス)の情報を記憶し得る。RRC非アクティブ状態、又は一時停止中のRRC接続の停止を伴うRRCアイドル状態にあるUEは、セル選択手順を実行し得る。セル選択手順に基づいて、UEは、第2の基地局のセルを選択し、セル上でキャンプし得る。UEは、時刻T3でRRC再開手順を送信することによって、RRC再開手順を実行し得る。アップリンクデータ及びUEのダウンリンクデータ伝送/受信の場合、最も直接的な経路(B1)が最適な経路とみなされ得る。最も直接的な経路(B1)を使用するには、UEコンテキストを第1の基地局から第2の基地局に送信することによって、UEのアンカー(基地局)を第1の基地局から第2の基地局に再配置にする必要があり得る。アンカー再配置は、コアネットワークエンティティ(例えば、AMF及びUPF)へのアンカー再配置を示す経路切り替え手順をトリガし得る。経路切り替え手順の完了に基づいて、アップリンクデータ及びダウンデータは、経路(B1)を介して伝送/受信され得る。アップリンクデータ及び経路(B1)を介したダウンリンクデータ伝送/受信については、アンカー再配置手順及び経路切り替え手順に対するシグナリングが必要であり得る。結果として、データ伝送/受信は、アンカー再配置手順及び経路切り替え手順の完了まで遅延し得る。UEは、少量のアップリンク/ダウンデータを有し得る。間接経路(B2)を介した伝送/受信は、一部のシナリオでは最適であり得る。例えば、伝送される少量のデータがある場合、経路(B1)への切り替えに関連付けられたシグナリング及び遅延は正当化されない場合がある。
本開示では、マッピングは、第1の要素の、1つ以上の第2の要素への対応又は変換を示し得る。例えば、第1の要素のマッピング又は第1の要素マッピングは、第1の要素の、1つ以上の第2の要素への対応又は変換を示し得る。第1の要素のマッピングは、第1の要素のマッピング情報、第1の要素マッピング、第1の要素マッピング情報、第1の要素と1つ以上の第2の要素との間のマッピングなどと称され、それらと互換性があり得る。例えば、論理チャネルマッピングは、論理チャネルマッピング情報、論理チャネルのマッピング、論理チャネルのマッピング情報などと称され、それらと互換性があり得る。第1の要素は、単一の要素又は複数の要素であり得る。
例えば、1つ以上のLCIDのマッピングは、1つ以上のLCIDの、1つ以上の無線ベアラID、及び/又は1つ以上のQoSフロー識別子への対応を示し得る。
例えば、第1の要素のマッピングは、第1の要素と第1の要素に関連付けられた1つ以上の第2の要素、又は1つ以上の第2の要素と1つ以上の第2の要素に関連付けられた第1の要素を示し得る。例えば、論理チャネルアイデンティティ(LCID)のマッピングは、LCIDに関連付けられた無線ベアラID、及びLCIDに関連付けられたQoSフロー識別子、及び/又はLCIDを示し得る。LCIDと無線ベアラアイデンティティとの間のマッピングは、無線ベアラアイデンティティと無線ベアラアイデンティティに関連付けられたLCID、又はLCIDとLCIDに関連付けられた無線ベアラアイデンティティを示し得る。論理チャネルアイデンティティ(LCID)とQoSフロー識別子との間のマッピングは、QoSフロー識別子及びQoSフロー識別子に関連付けられたLCID識別子、又はLCID及びLCIDに関連付けられたQoSフロー識別子を示し得る。
本開示では、第1の要素が第2の要素に関連付けられることは、第1の要素の第1のアイデンティティが、第2の要素の第2のアイデンティティに関連付けられること、第1の要素が、第2の要素の第2のアイデンティティに関連付けられること、第1の要素の第1のアイデンティティが、第2の要素に関連付けられることなどと称され、それらと互換性があり得る。例えば、第1の要素又は第2の要素は、論理チャネル、無線ベアラ、QoSフロー、データ、又はトンネルであり得る。例えば、トンネルは、ユーザプレーントンネル又はXnユーザプレーントンネルであり得る。
本開示では、スモールデータ伝送(SDT)は、SDT手順などと称され、それらと互換性があり得る。
本開示では、無線ベアラは、DRB(データ無線ベアラ)などと称され、それらと互換性があり得る。
図22は、Xn-Uトンネルを介した基地局間のデータ転送の一例を示す。無線デバイスは、RRC要求メッセージを新しい基地局(ターゲット基地局)に送信し得、RRC要求メッセージは、UEアイデンティティ及びMAC-Iを含み得る。RRC要求メッセージは、RRC再開要求メッセージ又はRRC再確立要求メッセージであり得る。無線デバイスのコンテキストを有しない新しい基地局は、古い基地局(ソース基地局)に、UEコンテキスト取り出し要求メッセージを送信し得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージは、UEアイデンティティ及びMAC-Iを含み得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、古い基地局は、無線デバイスのコンテキストを識別し、無線デバイスを検証することができ得る。識別及び検証することに基づいて、古い基地局は、新しい基地局に、UE(UEコンテキスト(情報))のコンテキストを含む、UEコンテキスト取り出し応答メッセージを送信し得る。コンテキストは、要求PDUセッションリストの各PDUセッション要素が、QoSフロー識別子(又はDRB ID)及びQoSフロー当たりのQoSパラメータ(DRB)を含む、セットアップされる要求PDUセッションリストを含み得る。古い基地局は、無線デバイスの保留中のデータに対するデータ転送要求を送信すると判定し得る。判定することに基づいて、古い基地局は、QoSフロー識別子(又はDRB ID)の中から、データ転送のために、第1のQoSフロー識別子(又は第1のDRB ID)を示し得る。UEコンテキスト取り出し応答メッセージは、データ転送要求を含み得る。
図22の一例では、UEコンテキスト取り出し応答メッセージ(又は要求されたPDUセッションリスト)に基づいて、新しい基地局は、要求PDUセッションリストを確立するために許容するかどうかを判定し得る。新しい基地局は、要求PDUセッションリストから1つ以上のPDUセッションを確立することを許容し得る。新しい基地局は、第1のQoSフロー識別子(又は第1のDRB ID)及び1つ以上のPDUセッションに関連付けられた第2のQoSフロー識別子(又は第2のDRB ID)を識別し得る。データ転送要求に基づいて、新しい基地局は、第2のQoSフロー識別子(又は第2のDRB ID)に対するデータ転送情報を送信し得る。Xn-Uアドレス指標メッセージは、データ転送情報を含み得る。データ転送情報は、第2のQoS識別子、及び第2のQoSフロー識別子に対するデータ転送アドレスを含み得る。データ転送情報に基づいて、古い基地局は、UEのデータに対するXnユーザ(Xn-U)トンネルを確立し得、データは、第2のQoS識別子のQoSフロー(又はDRB)に関連付けられる。古い基地局は、データをデータ転送アドレスに送信し得る。古い基地局は、Xn-Uトンネルに基づいて、データを新しい基地局に送信し得る。データ転送情報に基づいて、新しい基地局は、Xnユーザ(Xn-U)トンネルを確立し得る。新しい基地局は、データ転送アドレスからデータを受信し得る。第2のQoSフロー識別子に対するQoSパラメータに基づいて、新しい基地局は、QoSパラメータをサポートするXnユーザ(Xn-U)トンネルを確立し得る。新しい基地局は、Xn-Uトンネルに基づいて、新しい基地局にデータを受信し得る。
図22の一例では、UEコンテキスト取り出し応答メッセージは、グローバル一意AMF識別子(GUAMI)、位置情報報告情報、V2Xサービス認証情報、PC5 QoSパラメータ、及び/又はUE履歴情報のうちの少なくとも1つを更に含む。無線デバイスのコンテキストは、UEセキュリティ能力情報、アクセス層(AS)セキュリティ情報、UEアグリゲート最大ビットレート(UE AMBR)、RRCコンテキスト、モビリティ制限リスト、インデックスRAT/周波数選択優先度、サイドリンクアグリゲート最大ビットレート、及び/又はUE無線能力識別子(ID)(UE無線能力)のうちの少なくとも1つを含む。
無線デバイスのコンテキストをRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態において記憶/保持する基地局(例えば、アンカー基地局、古い基地局)は、無線デバイスがアクセスする新しい基地局を介して、無線デバイスにダウンリンクデータを送信する必要があり得る。例えば、基地局は、新しい基地局を介して無線デバイスから受信したスモールアップリンクデータをコアネットワークに転送することに応答して、無線デバイスに対するコアネットワークからのダウンリンクデータを受信し得る。無線デバイスのために通信するデータのサイズが小さい場合、無線デバイスのコンテキストを古い基地局から新しい基地局に再配置することは効率的ではないことがある。既存の技術では、古い基地局が無線デバイスのコンテキストを新しい基地局に再配置しない場合、新しい基地局は、古い基地局から無線デバイスのコンテキストが再配置されないことを示す指標メッセージを受信することに応答して、無線デバイスに対するRRCリリース手順を実行し得る。指標メッセージを送信した後に、ダウンリンクデータを無線デバイスに送信するために、古い基地局が、シグナリングを増加させ得る、ページング手順を実行する必要があり得る。既存の技術は、非効率的なシグナリング及びデータ伝送の遅延を増加させることがある。
本開示の例示的な実施形態は、古い基地局(例えば、アンカー基地局)が、古い基地局(無線デバイスのアンカー)が古い基地局として保持されるときに、遅延及び信号が低減されたスモールデータ伝送中に、新しい基地局を介して無線デバイスにダウンリンクデータを送信することを可能にする。例示的な実施形態は、新しい基地局が、古い基地局に、ダウンリンクデータ転送情報(例えば、ダウンリンクトンネルアドレス)を送信することをサポートし得る。新しい基地局は、古い基地局に、UEコンテキスト取り出しを要求する要求メッセージを介して、及び/又は無線デバイスのコンテキストが再配置されないことを示す指標メッセージを受信した後に(例えば、ダウンリンクデータ転送情報に対する古い基地局の要求に更に基づいて、ダウンリンクデータ転送情報を送信し得る。例示的な実施形態は、非効率なシグナリングを減少させ、データ伝送遅延を低減し得る。
新しい基地局は、ダウンリンクデータを無線デバイスに伝送するために、無線デバイスの論理チャネルにダウンリンクデータをマッピングする必要があり得る。既存の技術では、新しい基地局によって、ダウンリンクデータを無線デバイスの論理チャネルにマッピングするために、新しい基地局は、無線デバイスのコンテキストを必要とし得る。古い基地局によって、無線デバイスのコンテキストを新しい基地局に送信すると、シグナリングオーバーヘッド及び通信遅延を増加させることがある。例示的な実施形態は、新しい基地局が、ダウンリンクデータの論理チャネル情報を送信する、及び/又はダウンリンクデータ転送情報に関連付けられた論理チャネル情報をアンカー基地局に送信することをサポートし得る。新しい基地局は、古い基地局がダウンリンクデータを送信するダウンリンクトンネルエンドポイントに基づいて、無線デバイスの特定の論理チャネルにダウンリンクデータをマッピングし得る。例示的な実施形態は、非効率なシグナリングを減少させ、データ伝送遅延を低減し得る。
一例では、無線デバイスは、RRC非アクティブ又はRRCのアイドル状態にある間、スモールデータ(第1のアップリンクデータ、第2のアップリンクデータなど)を送信する、及び/又はスモールデータ(ダウンリンクデータ)を受信しようと試み得る。特定の例では、RRC非アクティブ又はRRCアイドル状態にある無線デバイスは、第1のアップリンクデータ(例えば、スモールデータ)を、スモールデータ伝送(SDT)の支援情報及びRRC再開要求とともに、無線デバイスが以前にRRCリリースメッセージを受信した古い基地局(例えば、アンカー基地局)とは異なる新しい基地局(ターゲット基地局又は第1の基地局)に伝送し得る。古い基地局は、無線デバイスのコンテキスト(UEコンテキスト)を保持/記憶し得る。新しい基地局は、無線デバイスのコンテキストを有しない場合がある。コンテキストを取得するために、新しい基地局は、アンカー基地局(古い基地局又は第2基地局)に、(UE)コンテキスト取り出し要求を送信し得る。コンテキスト取り出し要求メッセージは、支援情報を含み得る。アンカー基地局は、無線デバイスの検証に成功し、無線デバイスのコンテキストの識別に成功し得る。アンカー基地局は、支援情報に基づいて、アンカー基地局が維持されるシナリオと、アンカー基地局が新しい基地局に変更されるシナリオとの間で、スモールデータ伝送/受信の予想されるシグナリングオーバーヘッド及び遅延を比較し得る。比較することに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスのコンテキストを保持すると判定し得る。判定することに基づいて、アンカー基地局は、判定を示す応答メッセージ((UE)コンテキスト取り出し失敗メッセージ)を送信し得る。応答メッセージは、無線デバイスのコンテキストを含まない場合がある。
無線デバイスのコンテキストを保持するアンカー基地局は、新しい基地局からアップリンクデータを受信し得る。アンカー基地局は、アップリンクデータをユーザプレーン機能(UPF)に送信し得る。図23に示すように、アンカー基地局は、UPFからダウンリンクデータを受信し得る。アンカー基地局は、ダウンリンクデータに対するデータ転送要求を送信し得る。データ転送要求は、ダウンリンクデータのQoSフロー(DRB)を示し得る。データ転送要求に基づいて、新しい基地局は、ダウンリンクデータに対するデータ転送アドレスを含む転送情報を送信し得る。データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、ダウンリンクユーザデータを新しい基地局に送信し得る。これにより、ダウンリンクデータの伝送に対するシグナリングオーバーヘッド及び遅延が生じ得る。例示的な実施形態は、アンカー基地局が無線デバイスのコンテキストを保持すると判定する場合、SDT中のダウンリンクデータ伝送のシグナリングオーバーヘッド及び遅延を低減し得る。
転送情報は、予想されるダウンリンクデータに対するデータ転送アドレスを含み得る。
例示的な実施形態では、無線デバイスのコンテキストを保持すると判定することに基づいて、アンカー基地局は、応答メッセージを送信し得る。応答メッセージは、判定することを示し得る。応答メッセージに基づいて、新しい基地局は、アンカー基地局に、予想されるDLデータの論理チャネルの論理チャネルアイデンティティと、予想されるDLデータのデータ転送アドレスと、を含む転送情報を送信し得る。転送情報に基づいて、アンカー基地局は、アンカー基地局が、コアネットワークエンティティ(例えば、UPF)からDLデータ(予想されるDLデータ)を受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信する。これにより、アンカー基地局がコンテキストを保持すると判定する場合、DLデータ伝送に対するシグナリング及びダウンリンクデータ伝送の遅延が低減され得る。
例示的な実施形態では、予想されるDLデータを識別することに基づいて、新しい基地局は、アンカー基地局に、転送情報を含む、UEコンテキスト取り出し要求メッセージを送信し得る。転送情報は、予想されるDLデータの論理チャネルの論理チャネルアイデンティティ、及び予想されるDLデータに対するデータ転送アドレスを含み得る。転送情報に基づいて、アンカー基地局は、アンカー基地局が、コアネットワークエンティティ(例えば、UPF)からDLデータ(予想されるDLデータ)を受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信する。これにより、アンカー基地局がコンテキストを保持すると判定する場合、DLデータ伝送に対するシグナリング及びダウンリンクデータ伝送の遅延が低減され得る。
既存の技術では、新しい基地局は、ダウンリンクデータのQoS情報の欠如により、ダウンリンクデータのQoS要件をサポートしないことがある。これにより、新しい基地局がアンカー基地局からダウンリンクデータを受信し、及び/又はダウンリンクデータを無線デバイスに伝送するとき、ダウンリンクデータのQoSが劣化するか、又はダウンリンクデータの伝送/受信の遅延が増加し得る。実施形態の例により、新しい基地局が、伝送及び/又は受信のためのダウンリンクデータのQoS要件をサポートすることが可能になる。
例示的な実施形態では、アンカー基地局は、無線デバイスのQoSフロー(DRB又は論理チャネル)のQoSパラメータを送信し得る。例えば、アンカー基地局は、予想されるDLデータのQoSフロー(DRB又は論理チャネル)のQoSパラメータを送信し得る。これにより、新しい基地局が、DLデータを受信し、DLデータのQoS要件をサポートしながら、DLデータを無線デバイスに転送するための、DLデータのQoSパラメータ/要件をサポートするXn-Uトンネルを確立することが可能となり得る。
図24は、非アンカー再配置の判定に基づく実施形態の一例を示す。RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にある無線デバイスから、第1の基地局(新しい基地局又はターゲット基地局)は、RRC再開要求メッセージ、第1のアップリンク(UL)データ、第2のULデータに対するUL許可の要求、及び/又はSDTに対する支援パラメータのうちの少なくとも1つを含むメッセージを受信し得る。メッセージは、Msg 3又はMsg Aであり得る。第1の基地局は、無線デバイスのコンテキストを有しない場合がある。メッセージに基づいて、第1の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージを第2の基地局(アンカー基地局又は古い基地局)に送信し得、コンテキスト取り出し要求メッセージは、SDTの支援情報を含む。コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、第2の基地局は、無線デバイスのアンカーを保持する(無線デバイスのコンテキスト(UEコンテキスト)を保持する)と判定し得る。判定することに基づいて、第2の基地局は、第1の基地局に、判定を示す応答メッセージを送信し得る。
図24の一例では、応答メッセージを受信することに基づいて、新しい基地局は、予想されるダウンリンク(DL)データに対する転送情報を送信し得る。転送情報は、予想されるDLデータの論理チャネルの論理チャネルアイデンティティ(LCID)、及びLCIDに対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含み得る。データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。例えば、データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
図24の一例では、新しい基地局は、支援パラメータに基づいて予想されるDLデータを識別し得る。新しい基地局は、メッセージに基づいて、予想されるDLデータの論理チャネルのLCIDを識別し得る。例えば、メッセージは、第1のアップリンクデータを含む、媒体アクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)を含み得る。MAC PDUは、第1のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDを示すMACヘッダを含み得る。第2のULデータに対する要求UL許可(バッファステータス報告(BSR))は、第2のULデータの第2の論理チャネルの第2のLCIDを示し得る。MAC PDU及び/又はBSRに基づいて、新しい基地局は、第1のアップリンクデータ又は第2のアップリンクデータのLCIDを識別し得る。予想されるDLデータは、第1のアップリンクデータ又は第2のアップリンクデータに応答したDLデータであり得る。予想されるDLデータの論理チャネルのLCIDは、第1のアップリンクデータ及び/又は第2のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDであり得る。例えば、予想されるDLは、第1の予想されるDLデータ及び第2の予想されるDLデータのうちの少なくとも1つを含み得る。第1の予想されるDLデータは、第1のアップリンクデータに関連付けられ得る。第2の予想されるDLデータは、第2のアップリンクデータに関連付けられ得る。第1の予想されるDLデータの論理チャネルの第1のLCIDは、第1のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDであり得る。第2の予想されるDLデータの論理チャネルの第2のLCIDは、第2のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDであり得る。予想されるDLデータの論理チャネルのLCIDは、第1のLCID及び第2のLCIDのうちの少なくとも1つを含み得る。識別することに基づいて、新しい基地局は、予想されるDLデータに対する転送情報を送信し得る。転送情報は、予想されるDLデータの論理チャネルのLCID、及びLCIDに対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含み得る。データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。例えば、データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
図24の一例では、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、予想されるDLデータに対してデータ転送要求メッセージを送信し得る。例えば、支援情報に基づいて、アンカー基地局は、予想されるDLデータを識別し得る。識別することに基づいて、アンカー基地局は、データ転送要求を送信し得る。データ転送要求は、要求され予想されるDLデータに対するデータ転送アドレスを示し得る。アンカー基地局は、応答メッセージとは異なるXn DLメッセージを介して、データ転送要求を送信し得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、応答メッセージを送信し得る。UEコンテキスト取り出し要求メッセージを受信することに基づいて、アンカー基地局は、データ転送要求を送信し得る。データ転送要求メッセージに基づいて、新しい基地局は、予想されるデータに対する転送情報を送信し得る。転送情報は、予想されるDLデータの論理チャネルのLCID、及びLCIDに対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含み得る。データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。例えば、データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
図24の一例では、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、予想されるDLデータに対してデータ転送要求メッセージを送信し得る。例えば、支援情報に基づいて、アンカー基地局は、予想されるDLデータを識別し得る。アンカー基地局は、無線デバイスのSDTに構成された論理チャネル(QoSフロー又はDRB)のLCID(QoSフロー識別子又はDRB ID)を記憶し得る。例えば、アンカー基地局は、無線デバイスの文脈において、無線デバイスのSDTに構成された論理チャネルのLCIDを記憶し得る。識別することに基づいて、アンカー基地局は、LCIDに対するデータ転送要求を送信し得る。応答メッセージは、データ転送要求を含み得る。データ転送要求は、LCIDを示し(を含み)得る。データ転送要求に基づいて、新しい基地局は、LCIDに対する転送情報を送信し得る。転送情報は、LCIDと、LCIDに対するデータ転送アドレスとのうち少なくとも1つを含み得る。例えば、データ転送要求メッセージに基づいて、新しい基地局は、データ転送要求のLCIDの中から、第1のアップリンクデータ及び/又は第2のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDを選択し得る。LCIDの選択に基づいて、新しい基地局は、LCIDに対する転送情報を送信し得る。転送情報は、LCIDと、LCIDに対するデータ転送アドレスのうち少なくとも1つを含み得る。データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。例えば、データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
図24の一例では、新しい基地局は、アンカー基地局に、支援情報を含むコンテキスト取り出し要求メッセージを送信し得る。コンテキスト取り出し要求メッセージは、第1のアップリンクデータ及び/又は第2のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDを更に含み得る。コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、LCIDに対するデータ転送要求を送信し得る。応答メッセージは、データ転送要求を含み得る。データ転送要求は、LCIDを示し(を含み)得る。データ転送要請に基づいて、新しい基地局は、LCIDに対する転送情報を送信し得る。転送情報は、LCIDと、LCIDに対するデータ転送アドレスのうち少なくとも1つを含み得る。データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。例えば、データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
図24の一例では、アンカー基地局は、論理チャネルマッピング情報を新しい基地局に送信し得る。応答メッセージは、論理チャネルマッピング情報を含み得る。論理チャネルマッピング情報は、無線デバイスのQoSフロー識別子(又は無線デバイスのDRBのDRB ID)、QoSフロー識別子/DRB IDに対するLCID(QoSフロー識別子に関連付けられたLCID)を含み得る。例えば、QoSフロー識別子は、SDTに構成されたQoSフローのQoSフロー識別子であり得る。DRB IDは、SDTに構成されたDRBのDRB IDであり得る。LCIDは、SDTに設定された論理チャネルのLCIDであり得る。論理チャネルマッピング情報に基づいて、新しい基地局は、LCIDの論理チャネルに関連付けられたQoSフロー(DRB)及びQoSフローのQoSフロー識別子を識別し得る。例えば、識別することに基づいて、新しい基地局は、予想されるDLデータのQoSフロー(DRB)のQoSフロー識別子(又はDRB ID)の転送情報を送信し得る。転送情報は、予想されるDLデータのQoSフローのQoSフロー識別子(又は予想されるDLデータのDRBのDRB ID)、及びQoSフロー識別子(又はDRB ID)に対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含む。データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。例えば、データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
図25は、非アンカー再配置の判定に基づく実施形態の一例を示す。RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にある無線デバイスから、第1の基地局(新しい基地局又はターゲット基地局)は、RRC再開要求メッセージ、第1のアップリンク(UL)データ、第2のULデータに対するUL許可の要求、及び/又はSDTに対する支援パラメータのうちの少なくとも1つを含むメッセージを受信し得る。メッセージは、Msg 3又はMsg Aであり得る。第1の基地局は、無線デバイスのコンテキストを有しない場合がある。メッセージに基づいて、第1の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージを第2の基地局(アンカー基地局又は古い基地局)に送信し得、コンテキスト取り出し要求メッセージは、SDTの支援情報を含む。コンテキスト取り出し要求メッセージの取得は、予想されるDLデータに対する転送情報を更に含み得る。転送情報は、LCID、予想されるDLデータの論理チャネルのLCIDに対するデータ転送アドレス、及びLCIDに対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含み得る。データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。例えば、データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
図25の一例では、無線デバイスからの支援パラメータに基づいて、新しい基地局は、予想されるダウンリンク(DL)データを識別し得る。識別することに基づいて、新しい基地局は、アンカー基地局に、予想されるDLデータに対する転送情報を送信し得る。転送情報は、予想されるダウンリンクデータに対するデータ転送アドレスを含み得る。
図25の一例では、新しい基地局は、支援パラメータに基づいて予想されるDLデータを識別し得る。新しい基地局は、メッセージに基づいて、予想されるDLデータの論理チャネルのLCIDを識別し得る。例えば、メッセージは、第1のアップリンクデータを含む、媒体アクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)を含み得る。MAC PDUは、第1のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDを示すMACヘッダを含み得る。第2のULデータに対する要求UL許可(バッファステータス報告(BSR))は、第2のULデータの第2の論理チャネルの第2のLCIDを示し得る。MAC PDU及び/又はBSRに基づいて、新しい基地局は、第1のアップリンクデータ又は第2のアップリンクデータのLCIDを識別し得る。予想されるDLデータは、第1のアップリンクデータ又は第2のアップリンクデータに応答したDLデータであり得る。予想されるDLデータの論理チャネルのLCIDは、第1のアップリンクデータ及び/又は第2のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDであり得る。例えば、予想されるDLは、第1の予想されるDLデータ及び第2の予想されるDLデータのうちの少なくとも1つを含み得る。第1の予想されるDLデータは、第1のアップリンクデータと関連付けられ得る。第2の予想されるDLデータは、第2のアップリンクデータと関連付けられ得る。第1の予想されるDLデータの論理チャネルの第1のLCIDは、第1のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDであり得る。第2の予想されるDLデータの論理チャネルの第2のLCIDは、第2のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDであり得る。予想されるDLデータの論理チャネルのLCIDは、第1のLCID及び第2のLCIDのうちの少なくとも1つを含み得る。識別することに基づいて、新しい基地局は、アンカー基地局に、予想されるDLデータの論理チャネルのLCIDの転送情報を送信し得る。転送情報は、予想されるDLデータの論理チャネルのLCID、及びLCIDに対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含み得る。データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。例えば、データ転送アドレスに基づいて、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、DLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
図24及び図25の一例では、転送情報を受信することに基づいて、アンカー基地局は、新しい基地局に、Xn-Uトンネル確立完了を示すXn DLメッセージを送信し得る。
図24及び図25の一例では、アンカー基地局は、新しい基地局に、無線デバイスのQoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータに更に送信し得る。例えば、アンカー基地局は、応答メッセージを新しい基地局に送信するとき、QoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータを更に送信し得る。QoSパラメータに基づいて、新しい基地局は、予想されるDLデータのQoSパラメータ/要件をサポートするXnユーザプレーン(Xn-U)トンネルを確立し得る。新しい基地局は、予想されるDLデータの転送情報及び予想されるDLデータのQoSパラメータに基づいて、Xn-Uトンネルを確立し得る。Xn-Uトンネルに基づいて、新しい基地局は、予想されるDLデータと関連付けられたDLデータをアンカー基地局から受信し得る。Xn-Uトンネルに基づいて、アンカー基地局は、DLデータを新しい基地局に送信し得る。例えば、Xn-Uトンネルに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスのコアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、DLデータを新しい基地局に送信し得る。
図24及び図25の一例では、QoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータは、予想されるDLデータのQoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータであり得る。例えば、新しい基地局は、第1のアップリンクデータ及び/又は第2のアップリンクデータの論理チャネルのLCIDを含むコンテキスト取り出し要求メッセージを送信し得る。コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、予想されるDLデータの論理チャネルのLCIDを識別し得る。識別することに基づいて、アンカー基地局は、LCIDと関連付けられたQoSフロー(DRB)を更に識別し得る。更に識別することに基づいて、アンカー基地局は、新しい基地局に、予想されるDLデータのQoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータを送信し得る。QoSパラメータを受信することに基づいて、新しい基地局は、予想されるDLデータと関連付けられたQoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータを識別し得る。新しい基地局は、予想されるDLデータと関連付けられたQoSフローのQoSパラメータに基づいて、予想されるDLデータに対するXn-Uトンネルを確立し得る。
図24及び図25の例では、QoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータは、SDTに構成されたQoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータであり得る。アンカー基地局は、新しい基地局に、SDTに構成されたQoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータを送信し得る。QoSパラメータを受信することに基づいて、新しい基地局は、予想されるDLデータと関連付けられたQoSフロー(又はDRB)のQoSパラメータを識別し得る。新しい基地局は、予想されるDLデータと関連付けられたQoSフローのQoSパラメータに基づいて、予想されるDLデータに対するXn-Uトンネルを確立し得る。
図24及び図25の一例では、新しい基地局は、アンカー基地局からDLデータを送信し得る。新しい基地局は、DLデータのQoSフロー(DRB又は論理チャネル)のQoSパラメータに基づいて、DLデータを無線デバイスに送信し得る。例えば、新しい基地局は、QoSパラメータに基づいて、無線リソースを割り当てうる。新しい基地局は、無線リソースを使用してDLデータを送信し得る。新しい基地局は、無線デバイスに対してQoSパラメータを構成し得る。例えば、新しい基地局は、QoSパラメータ又はQoSパラメータを含む構成を無線デバイスに送信し得る。新しい基地局は、専用信号(例えば、RRCメッセージ又はMACメッセージ(MAC CE))又はブロードキャスト信号(例えば、システム情報)を介して、QoSパラメータ又はQoSパラメータを含む構成を送信し得る。QoSパラメータ又はQoSパラメータを含む構成を受信することに基づいて、無線デバイスは、QoSパラメータ又はQoSパラメータを含む構成を、無線デバイスの1つ以上の層に構成し得る。1つ以上の層は、SDAP、RRC、PDCP、RLC、MAC及びPHYのうちの少なくとも1つ含み得る。構成に基づいて、無線デバイスは、DLデータを受信し得る。
一例では、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態にある無線デバイスから、第1の基地局(新しい基地局又はターゲット基地局)は、RRC再開要求メッセージ、第1のアップリンク(UL)データ、第2のULデータに対するUL許可の要求、SDTに対する支援パラメータ、及び予想されるデータのDRB ID(又はQoSフロー識別子)のうちの少なくとも1つを含むメッセージを受信し得る。メッセージは、Msg 3又はMsg Aであり得る。メッセージに基づいて、第1の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージを第2の基地局(アンカー基地局又は古い基地局)に送信し得る。コンテキスト取り出し要求メッセージは、SDTの支援情報、及び予想されるDLデータの転送情報のうちの少なくとも1つを含み得る。転送情報は、予想されるDLデータのDRB ID(又はQoSフロー識別子)、DRB ID(又はQoSフロー識別子)に対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含み得る。コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、予想されるDLデータのDLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。例えば、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスのコアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、予想されるDLデータのDLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
一例では、メッセージは、予想されるDLデータのDRB(QoSフロー又は論理チャネル)のQoSパラメータを更に含み得る。QoSパラメータに基づいて、新しい基地局は、予想されるDLデータに対してXn-Uトンネルを確立し得る。Xn-Uトンネルに基づいて、新しい基地局は、アンカー基地局から、予想されるDLデータのDLデータを受信し得る。Xn-Uトンネルに基づいて、アンカー基地局は、予想されるDLデータのDLデータを送信し得る。例えば、Xn-Uトンネルに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスのコアネットワークエンティティからDLデータを受信するとき、予想されるDLデータのDLデータをデータ転送アドレスに送信し得る。
一例では、QoSパラメータは、保証ビットレート(GBR)QoSフロー情報反映型QoS属性、追加のQoSフロー情報、QoS監視要求を更に含み得る。
一例では、応答メッセージは、無線デバイスのPDUセッションのPDUセッション情報を更に含み得る。PDUセッション情報は、PDUセッションのPDUセッションアイデンティティ(ID)、PDUセッションのPDUセッションタイプ、PDUセッションの単一のネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI)、及びPDUセッションのPDUセッションアグリゲート最大ビットレートのうちの少なくとも1つを含み得る。PDUセッション情報に基づいて、新しい基地局は、PDUセッションに対するアドミッション制御を実行し得る。例えば、新しい基地局は、PDUセッション情報に基づいて、PDUセッションを拒否し得る。PDUセッション情報に基づいて、新しい基地局は、無線デバイスとスモールデータ伝送を実行し得る。例えば、PDUセッションアグリゲート最大ビットレートに基づいて、ネットワーク基地局は、無線リソース(アップリンク許可を送信)を割り当て得、及び/又は無線デバイスからPDUセッションのアップリンクデータを受信し得る。
一例では、無線デバイスは、小さなデータ伝送に対するベアラ構成を有し得る/記憶し得る。例えば、無線デバイスは、ベアラ構成に対する事前構成を有し得る/記憶し得る。一例では、無線デバイスは、基地局から構成パラメータを受信し得る。基地局は、アンカー基地局(第2の基地局)であり得る。ベアラ構成は、SDTに対して構成されたDRB(又は論理チャネル又はPDUセッション)を示し得る。ベアラ構成は、DRBのDRB識別子、及び/又は論理チャネルのLCID、及び/又はPDUセッションのPDUセッションアイデンティティを含み得る。ベアラ構成は、DRBに対するRRC構成、DRBに対するPDCP構成、DRBに対するRLC構成、DRBに対するMAC構成、DRBに対する物理層構成を更に含み得る。無線デバイスは、RRC接続状態にあるとき、ベアラ構成を受信し得る。アンカー基地局(第2の基地局)は、無線デバイスをRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態に移行させ得る。アンカー基地局は、無線デバイス(UE(非アクティブ)コンテキスト)の文脈において、ベアラ構成を記憶し得る。無線デバイスは、RRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態において、ベアラ構成を記憶し得る。アンカー基地局は、無線デバイスのSDT中に、ベアラ構成を復元し得る。例えば、アンカー基地局は、新しい基地局からコンテキスト取り出し要求メッセージを受信することに基づいて、ベアラ構成を復元し得る。
一例では、(ダウンリンクデータの論理チャネルの)LCIDは、ダウンリンクデータのQoSフローのQoSフロー識別子を含み得る。ダウンリンクデータは、無線デバイスのアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータであり得る。アップリンクデータは、第1のアップリンクデータ及び第2のアップリンクデータのうちの少なくとも1つを含み得る。
一例では、コンテキスト取り出し要求メッセージを受信することに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスの検証に成功し、無線デバイスのコンテキストの識別子に成功し得る。アンカー基地局は、支援情報に基づいて、アンカー基地局が維持されるシナリオと、アンカー基地局が新しい基地局に変更されるシナリオとの間で、スモールデータ伝送/受信の予想されるシグナリングオーバーヘッド及び遅延を比較し得る。比較することに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスのコンテキストを保持すると決定し得る。判定することに基づいて、アンカー基地局は、判定を示す応答メッセージ((UE)コンテキスト取り出し失敗メッセージ)を送信し得る。応答メッセージは、無線デバイスのコンテキストを含まない場合がある。
既存の技術では、無線デバイスのコンテキストを維持するアンカー基地局は、新しい基地局からアップリンクデータを受信し得る。アンカー基地局は、アップリンクデータを無線デバイスのコアネットワークエンティティ(例えば、ユーザプレーン機能(UPF))に送信し得る。アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからダウンリンクデータを受信し得る。アンカー基地局は、新しい基地局に、ダウンリンクデータを含むXnメッセージを送信し得る。図26に示すように、新しい基地局は、ダウンリンクデータのデータ情報(QoSフロー識別子又はDRB ID)の欠如により、ダウンリンクデータを無線デバイスに転送しない場合がある。新しい基地局は、アンカー基地局に、ダウンリンクデータのデータ情報に対する要求を送信し得る。アンカー基地局は、データ情報を新しい基地局に送信し得る。これにより、ダウンリンクデータの伝送に対するシグナリングオーバーヘッド及び遅延が生じ得る。例示的な実施形態は、ダウンリンクデータ伝送のシグナリングオーバーヘッド及び遅延を低減し得る。
図26は、制御プレーンを介してダウンリンクデータを送信する一例を示す。無線デバイスは、RRC非アクティブ又はRRCのアイドル状態にある間、スモールデータ(第1のアップリンクデータ、第2のアップリンクデータなど)を送信する、及び/又はスモールデータ(ダウンリンクデータ)を受信しようと試み得る。特定の例では、第1のアップリンクデータは、スモールデータ伝送(SDT)の支援情報及びRRC再開要求とともに、伝送され得る。RRC再開要求は、無線デバイスのコンテキストを有しない新しい基地局に送信され得る。コンテキストを取り出すために、新しい基地局は、コンテキスト取り出し要求をアンカー基地局(古い基地局)に送信し得る。コンテキスト取り出し要求は、支援情報及び第1のアップリンクデータのうちの少なくとも1つを含み得る。アンカー基地局は、無線デバイスの検証に成功し、無線デバイスのコンテキストの識別に成功し得る。
アンカー基地局は、支援情報に基づいて、アンカー基地局が維持されるシナリオと、アンカー基地局が新しい基地局に変更されるシナリオとの間で、スモールデータ伝送/受信の予想されるシグナリングオーバーヘッド及び遅延を比較し得る。比較することに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスのコンテキストを保持すると決定し得る。判定することに基づいて、アンカー基地局は、判定を示す応答メッセージを送信し得る。応答メッセージは、無線デバイスのコンテキストを含まない場合がある。
アンカー基地局は、第1のアップリンクデータを無線デバイスのコアネットワークエンティティに送信し得る。コアネットワークエンティティは、ユーザプレーン関数(UPF)又はアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)であり得る。アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからダウンリンクデータを受信し得る。ダウンリンクデータは、第1のアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータであり得る。アンカー基地局は、新しい基地局に、ダウンリンクデータを含むXn APメッセージを送信し得る。既存の技術に基づくと、新しい基地局は、無線デバイスに、ダウンリンクデータを含むMAC PDUを送信することがある。MAC PDUは、ダウンリンクデータのLCIDを必要とし得る。新しい基地局は、ダウンリンクデータのLCIDの欠如により、ダウンリンクデータを無線デバイスに送信しないことがある。
新しい基地局は、第2のアップリンクデータを含むアップリンクXn APメッセージをアンカー基地局に送信し得る。アンカー基地局は、第2のアップリンクデータをコアネットワークエンティティに送信し得る。アンカー基地局は、ダウンリンクデータを受信し得る。アンカー基地局は、ダウンリンクデータを新しい基地局に送信し得る。新しい基地局は、ダウンリンクデータが、第1のアップリンクデータと第2のアップリンクデータのうち、どのアップリンクデータに関連付けられていることを識別しない場合がある。既存の技術に基づくと、新しい基地局は、ダウンリンクデータのLCIDの欠如により、ダウンリンクデータを無線デバイスに送信しないことがある。
例示的な実施形態では、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからダウンリンクデータを受信し得る。アンカー基地局は、ダウンリンクデータ、及びダウンリンクデータのLCIDを含むダウンリンクXn APメッセージを送信し得る。これにより、アンカー基地局が非アンカー再配置を判定する場合、ダウンリンクデータを送信するためのシグナリングオーバーヘッド及び遅延が低減され得る。
図27は、LCIDに基づいて、制御プレーン又はデフォルトベアラを介してアップリンクデータを送信する一例を示す。無線デバイスは、RRC非アクティブ又はRRCのアイドル状態にある間、スモールデータ(第1のアップリンクデータ、第2のアップリンクデータなど)を送信する、及び/又はスモールデータ(ダウンリンクデータ)を受信しようと試み得る。特定の例では、第1のアップリンクデータは、スモールデータ伝送(SDT)の支援情報及びRRC再開要求とともに、伝送され得る。RRC再開要求は、無線デバイスのコンテキストを有しない新しい基地局に送信され得る。コンテキストを取り出すために、新しい基地局は、コンテキスト取り出し要求をアンカー基地局(古い基地局)に送信し得る。コンテキスト取り出し要求は、支援情報及び第1のアップリンクデータを含み得る。アンカー基地局は、無線デバイスの検証に成功し、無線デバイスのコンテキストの識別に成功し得る。アンカー基地局は、支援情報に基づいて、アンカー基地局を維持するときと、アンカー基地局を新しい基地局に変更するときとの間で、スモールデータ伝送/受信のシグナリングオーバーヘッド及び遅延を比較し得る。比較することに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスのコンテキストを保持すると決定し得る。判定することに基づいて、アンカー基地局は、判定を示す応答メッセージを送信し得る。応答メッセージは、無線デバイスのコンテキストを含み得る。判定することに基づいて、アンカー基地局は、第1のアップリンクデータを無線デバイスのコアネットワークエンティティに転送し得る。
図27の一例では、応答メッセージは、第2の基地局が新しい基地局が制御プレーンを介してユーザデータを送信することを可能にすることを示し得る。応答メッセージに基づいて、新しい基地局は、アンカー基地局に、制御プレーンを介して第2のアップリンクデータを送信し得る。コンテキスト取り出し要求メッセージは、制御プレーンを介してユーザデータを送信する要求を含み得る。要求に基づいて、アンカー基地局は、第2の基地局が新しい基地局が制御プレーンを介してユーザデータを送信することを可能にすることを示す応答メッセージを送信し得る。
図27の一例では、アンカー基地局は、コアネットワークエンティティからダウンリンクデータを受信し得る。ダウンリンクデータは、第1のアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータであり得る。アンカー基地局は、新しい基地局に、ダウンリンクデータ、及びダウンリンクデータのLCIDを含むダウンリンクXn APメッセージを送信し得る。ダウンリンクXn APメッセージを受信することに基づいて、新しい基地局は、無線デバイスに、ダウンリンクデータ、LCIDを示すMACヘッダを含むMAC PDUを送信し得る。MAC PDUを受信することに基づいて、無線デバイスは、LCIDに基づいてダウンリンクデータをデコーディングし得る。LCIDは、ダウンリンクデータのDRBのDRB IDを含み得る。LCIDは、ダウンリンクデータのQoSフローのQoSフロー識別子を含み得る。ダウンリンクデータは、無線デバイスのアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータであり得る。アップリンクデータは、第1のアップリンクデータ及び第2のアップリンクデータのうちの少なくとも1つを含み得る。
一例では、コンテキスト取り出し要求メッセージを受信することに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスの検証に成功し、無線デバイスのコンテキストの識別子に成功し得る。アンカー基地局は、支援情報に基づいて、アンカー基地局が維持されるシナリオと、アンカー基地局が新しい基地局に変更されるシナリオとの間で、スモールデータ伝送/受信の予想されるシグナリングオーバーヘッド及び遅延を比較し得る。比較することに基づいて、アンカー基地局は、無線デバイスのコンテキストを保持すると決定し得る。判定することに基づいて、アンカー基地局は、判定を示す応答メッセージ((UE)コンテキスト取り出し失敗メッセージ)を送信し得る。応答メッセージは、無線デバイスのコンテキストを含まない場合がある。
一例では、図24に示すように、第2の基地局は、第1の基地局から、無線デバイスに対するスモールデータ伝送(SDT)の支援情報を含む、コンテキスト取り出し要求メッセージを受信し得る。第2の基地局は、支援情報に基づいて、第1の基地局において無線デバイスのコンテキストを保持すると判定し得る。第2の基地局は、判定することに基づいて、応答メッセージを送信し得る。第2の基地局は、応答メッセージに基づいて、ダウンリンクデータに対する転送情報を受信し得、転送情報は、ダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネルアイデンティティ(LCID)、及びダウンリンクデータに対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含む。第2の基地局は、無線デバイスのコアネットワークエンティティから、ダウンリンクデータを受信し得る。第2の基地局は、ダウンリンクデータを受信することに基づいて、ダウンリンクデータをデータ転送アドレスに送信し得る。第2の基地局は、支援情報に基づいて、予想される無線デバイスのダウンリンクデータを識別し得る。応答メッセージは、識別することに基づいて、予想されるダウンリンクデータに対する転送要求を含み得る。転送情報を受信することは、転送要求を送信することに応答して転送情報を受信することを含み得る。転送要求は、要求される予想されるDLデータに対するデータ転送を示し得る。転送要求は、ダウンリンクデータの論理チャネルのLCIDを更に含み得る。LCIDは、無線デバイスのアップリンクデータの論理チャネルのLCIDであり得、コンテキスト取り出し要求メッセージは、アップリンクデータの論理チャネルのLCIDを含む。第2の基地局は、コアネットワークエンティティから第2の論理チャネルの第2のダウンリンクデータを受信することに応答して、転送情報に基づいて、第2のダウンリンクデータをデータ転送アドレスに送信し、第2の論理チャネルのLCIDは、ダウンリンクデータの論理チャネルのLCIDである。コアネットワークエンティティは、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)、又はユーザプレーン機能(UPF)のうちの少なくとも1つを含む。
一例では、図24に示すように、第2の基地局は、判定することに基づいて、ダウンリンクデータのQoSフロー(又はDRB又は論理チャネル)のQoSパラメータを送信し得る。応答メッセージは更に、QoSパラメータを含み得る。第2の基地局は、QoSパラメータに基づいて、ダウンリンクデータのデータ転送に対するダウンリンクXnユーザプレーン(Xn-U)トンネルを確立し得る。QoSパラメータは、非動的5QoS識別子(5QI)記述子、動的5QI記述子、及び割り当て及び保持優先度のうちの少なくとも1つを含み得る。ダウンリンクデータを送信することは、ダウンリンクXn-Uトンネルを介してダウンリンクデータを送信することを含み得る。コンテキスト取り出し要求メッセージは、SDTの支援情報を更に含み得る。少なくとも1つのメッセージは、SDTに対する支援パラメータを更に含み得る。応答メッセージは、コンテキスト取り出し失敗メッセージであり得る。無線デバイスは、RRC非アクティブ状態及びRRCアイドル状態であり得る。応答メッセージは、無線デバイスのコンテキストを含まない場合がある。応答メッセージは、第2の基地局が、無線デバイスのコンテキストを保持する(又は無線デバイスのアンカーを保持する)と判定することを示し得る。支援パラメータは、リリース支援情報(RAI)、SDTのトラフィックパターン、SDT中の無線デバイスのアップリンクデータのサイズ情報、SDT中の無線デバイスのダウンリンクデータのサイズ情報、及びSDTを実行する無線デバイスを示すSDT指標のうちの少なくとも1つを含み得る。支援情報は、支援パラメータ、第1の基地局における第1のアップリンクの保留中を示す第1の指標、第2の基地局の非アンカー再配置を推奨する第2の指標、及び第1の基地局の現在の無線リソース情報のうちの少なくとも1つを含み得る。SDTは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態中の1つ以上のアップリンクデータ伝送、及び無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態中の1つ以上のダウンリンクデータ伝送のうちの少なくとも1つを含み得る。転送情報は、ダウンリンクデータの転送に対する推奨(要求)を示すダウンリンクデータ転送指標を更に含み得る。ダウンリンクデータは、無線デバイスのアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータであり得る。アップリンクデータは、第1のアップリンクデータ及び/又は第2のアップリンクデータのうちの少なくとも1つを含み得る。データ転送アドレスは、トランスポート層アドレス、及び一般パケット無線サービストンネリングプロトコルトンネルエンドポイント識別子(GTP-TEID)のうちの少なくとも1つを含み得る。トランスポート層アドレスは、インターネットプロトコル(IP)アドレスであり得る。
一例では、図24に示すように、第1の基地局は、無線デバイスから、RRC要求メッセージ、第1の要求メッセージ及びSDTの支援パラメータを含む、スモールデータ伝送(SDT)に対する少なくとも1つのメッセージを受信し得る。第1の基地局は、第2の基地局に、SDTの支援情報を含むコンテキスト取り出し要求メッセージを送信し得る。第1の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、応答メッセージを受信し得る。第1の基地局は、応答メッセージに基づいて、無線デバイスのダウンリンクデータの転送情報を送信し得、転送情報は、ダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネルアイデンティティ(LCID)、及び無線デバイスのダウンリンクデータに対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含む。第1の基地局は、転送情報に基づいて、ダウンリンクデータを受信し得る。応答メッセージは、ダウンリンクデータに対する転送要求を含み得る。転送情報を送信することは、転送要求を受信することに基づいて転送情報を送信することを含み得る。転送要求は、要求される予想されるDLデータに対するデータ転送を示し得る。転送要求は、ダウンリンクデータの論理チャネルのLCIDを更に含み得る。コンテキスト取り出し要求メッセージは、ダウンリンクデータの論理チャネルのLCIDを更に含み得る。LCIDは、第1のアップリンクデータの論理チャネルの第1のLCID、第2のアップリンクデータの論理チャネルの第2のLCIDのうちの少なくとも1つを含み得る。
一例では、図24に示すように、メッセージは、第1のアップリンクデータを含む媒体アクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)と、無線デバイスにおける第2の論理チャネルの第2のアップリンクデータのアップリンク許可を要求するバッファステータス報告(BSR)と、のうちの少なくとも1つを更に含み得る。MAC PDUは、第1のアップリンクデータの論理チャネルの第1のLCIDを含むMACヘッダを含み得る。BSRは、第2の論理チャネルの第2のLCIDを示し得る。第1の基地局は、メッセージに基づいて、ダウンリンクデータの論理チャネルアイデンティティ(LCID)を識別し得る。第1の基地局は、無線デバイスに、かつ応答メッセージに基づいて、第2のアップリンクデータに対するアップリンク許可を伝送し得る。第1の基地局は、無線デバイスから、かつアップリンク許可に基づいて、第2のアップリンクデータを受信し得る。第1の基地局は、無線デバイスに、かつダウンリンクデータを受信することに基づいて、ダウンリンクデータを伝送し得る。第1の基地局は、支援パラメータに基づいて、第1のアップリンクに対する後続のダウンリンクデータが予想されることを識別し得る。識別することに基づいて、転送情報を送信する、請求項15に記載の方法。支援パラメータが、第1のアップリンクに対する後続ダウンリンクデータが予想されることを示す、請求項15に記載の方法。
一例では、図24に示すように、第1の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、ダウンリンクデータのQoSフロー(又はDRB若しくは論理チャネル)のQoSパラメータを受信し得る。QoSパラメータを受信することは、QoSパラメータを含む応答メッセージを受信することを含み得る。第1の基地局は、無線デバイスに、かつQoSパラメータを受信することに基づいて、QoSパラメータを送信し得る。第1の基地局は、QoSパラメータに基づいて、ダウンリンクデータのデータ転送に対するダウンリンクXnユーザプレーン(Xn-U)トンネルを確立し得る。QoSパラメータは、非動的5QoS識別子(5QI)記述子、動的5QI記述子、及び割り当て及び保持優先度のうちの少なくとも1つを含み得る。ダウンリンクデータを受信することは、ダウンリンクXn-Uトンネルを介してダウンリンクデータを受信することを含み得る。
一例では、図24に示すように、応答メッセージは、コンテキスト取り出し失敗メッセージであり得る。無線デバイスは、RRC非アクティブ状態及びRRCアイドル状態であり得る。少なくとも1つのメッセージは、Msg 3又はMsg Aであり得る。応答メッセージは、無線デバイスのコンテキストを含まない場合がある。応答メッセージは、第2の基地局が、無線デバイスのコンテキストを保持する(又は無線デバイスのアンカーを保持する)と判定することを更に示し得る。アップリンク共通制御チャネルメッセージは、RRC要求メッセージを含み得る。専用トラフィックチャネルメッセージは、第1のアップリンクデータを含み得る。支援パラメータは、リリース支援情報(RAI)、SDTのトラフィックパターン、SDT中の無線デバイスのアップリンクデータのサイズ情報、SDT中の無線デバイスのダウンリンクデータのサイズ情報、及びSDTを実行する無線デバイスを示すSDT指標のうちの少なくとも1つを含み得る。支援情報は、支援パラメータ、第1の基地局における第1のアップリンクの保留中を示す第1の指標、第2の基地局の非アンカー再配置を推奨する第2の指標、及び第1の基地局の現在の無線リソース情報のうちの少なくとも1つを含み得る。SDTは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態中の1つ以上のアップリンクデータ伝送、及び無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態中の1つ以上のダウンリンクデータ伝送のうちの少なくとも1つを含み得る。転送情報は、ダウンリンクデータの転送に対する推奨(要求)を示すダウンリンクデータ転送指標を更に含み得る。ダウンリンクデータは、無線デバイスのアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータであり得る。アップリンクデータは、第1のアップリンクデータ及び/又は第2のアップリンクデータのうちの少なくとも1つを含み得る。データ転送アドレスは、トランスポート層アドレス、及び一般パケット無線サービストンネリングプロトコルトンネルエンドポイント識別子(GTP-TEID)のうちの少なくとも1つを含み得る。トランスポート層アドレスは、インターネットプロトコル(IP)アドレスであり得る。
一例では、図25に示すように、第1の基地局は、無線デバイスから、RRC要求メッセージ、及び第1のアップリンクデータ、並びに第1のアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータが予想されることを示す支援パラメータを含む、スモールデータ伝送(SDT)に対する少なくとも1つのメッセージを受信し得る。第1の基地局は、第2の基地局に、かつ支援パラメータに基づいて、後続ダウンリンクデータに対する転送情報を含む、コンテキスト取り出し要求メッセージを送信し得、転送情報は、後続のダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネルアイデンティティ(LCID)と、後続ダウンリンクデータに対するデータ転送アドレスのうちの少なくとも1つを含む。第1の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、第2の基地局が無線デバイスのコンテキストを保持することを示す応答メッセージを受信し得る。コンテキスト取り出し要求メッセージは、無線デバイスに対するSDTの支援情報を更に含み得る。支援情報は、支援パラメータ、第1の基地局における第1のアップリンクの保留中を示す第1の指標、第2の基地局の非アンカー再配置を推奨する第2の指標、及び第1の基地局の現在の無線リソース情報のうちの少なくとも1つを含み得る。第1の基地局は、転送情報に基づいて、後続ダウンリンクデータを受信し得る。後続ダウンリンクデータを受信することは、後続ダウンリンクデータをデータ転送アドレスから受信することを含み得る。第1の基地局は、無線デバイスに、かつ後続ダウンリンクデータを受信することに基づいて、後続ダウンリンクデータを伝送し得る。LCIDは、無線デバイスのアップリンクデータの論理チャネルの1つ以上のLCIDであり得る。アップリンクデータは、第1のアップリンクデータ及び/又は第2のアップリンクデータのうちの少なくとも1つを含み得る。第1の基地局は、1つ以上のLCIDに基づいて、後続ダウンリンクデータの論理チャネルのLCIDを識別し得る。後続ダウンリンクデータは、第2のアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータを含み得る。
一例では、図25に示すように、メッセージは、第1のアップリンクデータを含む媒体アクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)と、無線デバイスにおける第2の論理チャネルの第2のアップリンクデータのアップリンク許可を要求するバッファステータス報告(BSR)と、のうちの少なくとも1つを更に含み得る。MAC PDUは、第1のアップリンクデータの論理チャネルの第1のLCIDを含むMACヘッダを含み得る。BSRは、第2の論理チャネルの第2のLCIDを示し得る。第1の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、後続ダウンリンクデータのQoSフロー(又はDRB若しくは論理チャネル)のQoSパラメータを受信し得る。QoSパラメータを受信することは、QoSパラメータを含む応答メッセージを受信することを含み得る。第1の基地局は、無線デバイスに、かつQoSパラメータを受信することに基づいて、QoSパラメータを送信し得る。第1の基地局は、QoSパラメータに基づいて、後続ダウンリンクデータのデータ転送に対するダウンリンクXnユーザプレーン(Xn-U)トンネルを確立し得る。QoSパラメータは、非動的5QoS識別子(5QI)記述子、動的5QI記述子、及び割り当て及び保持優先度のうちの少なくとも1つを含み得る。後続ダウンリンクデータを受信することは、ダウンリンクXn-Uトンネルを介して後続ダウンリンクデータを受信することを含み得る。
一例では、図25に示すように、応答メッセージは、コンテキスト取り出し失敗メッセージであり得る。無線デバイスは、RRC非アクティブ状態及びRRCアイドル状態であり得る。少なくとも1つのメッセージは、Msg 3又はMsg Aであり得る。応答メッセージは、無線デバイスのコンテキストを含まない場合がある。応答メッセージは、第2の基地局が、無線デバイスのコンテキストを保持する(又は無線デバイスのアンカーを保持する)と判定することを更に示し得る。アップリンク共通制御チャネルメッセージは、RRC要求メッセージを含み得る。専用トラフィックチャネルメッセージは、第1のアップリンクデータを含み得る。支援パラメータは、リリース支援情報(RAI)、SDTのトラフィックパターン、SDT中の無線デバイスのアップリンクデータのサイズ情報、SDT中の無線デバイスのダウンリンクデータのサイズ情報、及びSDTを実行する無線デバイスを示すSDT指標のうちの少なくとも1つを含み得る。支援情報は、支援パラメータ、第1の基地局における第1のアップリンクの保留中を示す第1の指標、第2の基地局の非アンカー再配置を推奨する第2の指標、及び第1の基地局の現在の無線リソース情報のうちの少なくとも1つを含み得る。SDTは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態中の1つ以上のアップリンクデータ伝送、及び無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態中の1つ以上のダウンリンクデータ伝送のうちの少なくとも1つを含み得る。転送情報は、ダウンリンクデータの転送に対する推奨(要求)を示すダウンリンクデータ転送指標を更に含み得る。データ転送アドレスは、トランスポート層アドレス、及び一般パケット無線サービストンネリングプロトコルトンネルエンドポイント識別子(GTP-TEID)のうちの少なくとも1つを含み得る。トランスポート層アドレスは、インターネットプロトコル(IP)アドレスであり得る。
一例では、図25に示すように、第2の基地局は、第1の基地局から第1のアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータが予想されることを示す支援情報、後続ダウンリンクデータに対する転送情報であって、転送情報が、後続ダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネルアイデンティティ(LCID)と、後続ダウンリンクデータのデータ転送アドレスとのうちの少なくとも1つを含む、転送情報を含むコンテキスト取り出し要求メッセージを受信し得る。第2の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、第2の基地局が無線デバイスのコンテキストを保持することを示す応答メッセージを送信し得る。第2の基地局は、転送情報に基づいて、後続ダウンリンクデータを送信し得る。コンテキスト取り出し要求メッセージは、無線デバイスに対するSDTの支援情報を更に含み得る。支援情報は、支援パラメータ、第1の基地局における第1のアップリンクの保留中を示す第1の指標、第2の基地局の非アンカー再配置を推奨する第2の指標、及び第1の基地局の現在の無線リソース情報のうちの少なくとも1つを含み得る。後続ダウンリンクデータを送信することは、後続ダウンリンクデータをデータ転送アドレスから送信することを含み得る。LCIDは、無線デバイスのアップリンクデータの論理チャネルの1つ以上のLCIDであり得る。アップリンクデータは、第1のアップリンクデータ及び/又は第2のアップリンクデータのうちの少なくとも1つを含み得る。後続ダウンリンクデータは、第2のアップリンクデータに対する後続ダウンリンクデータを含み得る。
一例では、図25に示すように、第2の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、後続ダウンリンクデータのQoSフロー(又はDRB又は論理チャネル)のQoSパラメータを送信し得る。QoSパラメータを送信することは、QoSパラメータを含む応答メッセージを送信することを含み得る。第2の基地局は、QoSパラメータに基づいて、後続ダウンリンクデータのデータ転送に対するダウンリンクXnユーザプレーン(Xn-U)トンネルを確立し得る。QoSパラメータは、非動的5QoS識別子(5QI)記述子、動的5QI記述子、及び割り当て及び保持優先度のうちの少なくとも1つを含む。後続ダウンリンクデータを送信することは、ダウンリンクXn-Uトンネルを介して後続ダウンリンクデータを送信することを含み得る。応答メッセージは、コンテキスト取り出し失敗メッセージであり得る。無線デバイスは、RRC非アクティブ状態及びRRCアイドル状態であり得る。応答メッセージは、無線デバイスのコンテキストを含まない場合がある。支援パラメータは、リリース支援情報(RAI)、SDTのトラフィックパターン、SDT中の無線デバイスのアップリンクデータのサイズ情報、SDT中の無線デバイスの後続ダウンリンクデータのサイズ情報、及びSDTを実行する無線デバイスを示すSDT指標のうちの少なくとも1つを更に含み得る。SDTは、無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態中の1つ以上のアップリンクデータ伝送、及び無線デバイスがRRC非アクティブ状態又はRRCアイドル状態中の1つ以上の後続ダウンリンクデータ伝送のうちの少なくとも1つを含み得る。転送情報は、後続ダウンリンクデータの転送に対する推奨(要求)を示すダウンリンクデータ転送指標を更に含み得る。データ転送アドレスは、トランスポート層アドレス、及び一般パケット無線サービストンネリングプロトコルトンネルエンドポイント識別子(GTP-TEID)のうちの少なくとも1つを含み得る。トランスポート層アドレスは、インターネットプロトコル(IP)アドレスであり得る。
一例では、図27に示すように、第1の基地局は、無線デバイスから、RRC要求メッセージ、及びSDTの支援パラメータを含む、スモールデータ伝送(SDT)に対する少なくとも1つのメッセージを受信し得る。第1の基地局は、第2の基地局に、SDTの支援情報を含むコンテキスト取り出し要求メッセージを送信し得る。第1の基地局は、第2の基地局が無線デバイスのコンテキストを保持することを示す応答メッセージを受信し得る。第1の基地局は、無線デバイスのダウンリンクデータ、及びダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネルアイデンティティ(LCID)を含むXnメッセージを受信し得る。第1の基地局は、無線デバイスに、かつXnメッセージを受信することに基づいて、ダウンリンクデータを伝送し得る。Xnメッセージは、応答メッセージであり得る。第1の基地局は、第2の基地局から、第2のダウンリンクデータ、及び第2のダウンリンクデータの第2のLCIDを含む第2のXnメッセージを受信し得る。Xnメッセージを受信することは、制御プレーンを介してXnメッセージを受信することを含み得る。第2のXnメッセージを受信することは、制御プレーンを介して第2のXnメッセージを受信することを含み得る。
一例では、図27に示すように、第2の基地局は、第1の基地局から、無線デバイスのスモールデータ伝送(SDT)の支援情報を含む、コンテキスト取り出し要求メッセージを受信し得る。第2の基地局は、コンテキスト取り出し要求メッセージに基づいて、無線デバイスのコンテキストを保持すると判定し得る。第2の基地局は、判定することに基づいて、判定を示す応答メッセージを送信し得る。第2の基地局は、無線デバイスのコアネットワークエンティティから、無線デバイスのダウンリンクデータを受信し得る。第2の基地局は、第1の基地局に、ダウンリンクデータ、及びダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネルアイデンティティ(LCID)を含むXnメッセージを送信し得る。Xnメッセージは、応答メッセージであり得る。第2の基地局は、コアネットワークエンティティから、第2のダウンリンクデータを受信し得る。第2の基地局は、第1の基地局に、第2のダウンリンクデータ、及び第2のダウンリンクデータの第2のLCIDを含む第2のXnメッセージを送信し得る。Xnメッセージを送信することは、制御プレーンを介してXnメッセージを送信することを含み得る。第2のXnメッセージを送信することは、制御プレーンを介して第2のXnメッセージを送信することを含み得る。
一例では、図24に示すように、第2の基地局は、第1の基地局から、無線デバイスに対するスモールデータ伝送(SDT)の支援情報を含む、コンテキスト取り出し要求メッセージを受信し得る。支援情報に基づいて、第2の基地局は、第1の基地局において無線デバイスのコンテキストを保持すること、及び予想される無線デバイスのダウンリンクデータを判定し得る。第2の基地局は、判定することに基づいて、ダウンリンクデータに対する転送要求を含む応答メッセージを送信し得る。第2の基地局は、応答メッセージに基づいて、ダウンリンクデータに対する転送情報を受信し得る第2の基地局は、転送情報に基づいて、ダウンリンクデータを送信し得る。
本開示では、様々な実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、及び/又は開示された技術がどのように環境及びシナリオで実践され得るかの例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更を行うことができることは明らかであろう。実際、明細書を読んだ後、代替的な実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。本実施形態は、例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を基準して説明される。開示された例示的な実施形態からの制限、特徴、及び/又は要素が組み合わせられ、本開示の範囲内で更なる実施形態を作成し得る。機能と利点を強調する図は、例としてのみ示される。開示されたアーキテクチャは、示される以外の方式で利用され得るように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態でリオーダリングされ、又は任意選択的にのみ使用され得る。
本発明は、例えば以下を提供する。
(項目1)
方法であって、
無線デバイスから、第1の基地局によって、スモールデータ伝送(SDT)手順のためのメッセージを受信することであって、前記メッセージが、
RRC要求メッセージと、
前記SDT手順の後続ダウンリンクデータが予想されるという指標と、を含む、受信することと、
第2の基地局に、かつ前記メッセージに基づいて、前記後続ダウンリンクデータに関連付けられたダウンリンクデータ転送情報を含む、コンテキスト取り出し要求を送信することと、を含む、方法。
(項目2)
前記メッセージが、前記SDT手順のアップリンクデータを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
後続ダウンリンクデータが予想されるという前記指標が、前記SDT手順の支援パラメータに含まれる、項目1~2のいずれか一項に記載の方法。
(項目4)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネル識別子を示す、項目1~3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータのトンネルアドレスを示す、項目1~4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
方法であって、
無線デバイスから、第1の基地局によって、スモールデータ伝送(SDT)手順のためのメッセージを受信することであって、前記メッセージが、
RRC要求メッセージと、
前記SDT手順の後続ダウンリンクデータが予想されるという指標と、を含む、受信することと、
第2の基地局に、かつ前記メッセージ及びコンテキスト取り出し失敗に基づいて、前記後続ダウンリンクデータに関連付けられたダウンリンクデータ転送情報を送信することと、を含む、方法。
(項目7)
前記メッセージが、前記SDT手順のアップリンクデータを含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
後続ダウンリンクデータが予想される前記指標が、前記SDT手順の支援パラメータに含まれる、項目6~7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネル識別子を示す、項目6~8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータのトンネルアドレスを示す、項目6~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
方法であって、
無線デバイスから、第1の基地局によって、スモールデータ伝送(SDT)手順のためのメッセージを受信することであって、前記メッセージが、
RRC要求メッセージと、
前記SDT手順の後続ダウンリンクデータが予想されるという指標と、を含む、受信することと、
第2の基地局に、かつ前記メッセージに基づいて、前記後続ダウンリンクデータに関連付けられたダウンリンクデータ転送情報を送信することと、を含む、方法。
(項目12)
前記メッセージが、アップリンクデータを含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記アップリンクデータが、前記SDT手順のものである、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記メッセージが、前記アップリンクデータを含むメディアアクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)を含む、項目12~13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
前記MAC PDUのMACヘッダが、前記アップリンクデータに関連付けられた論理チャネルを示す、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記アップリンクデータが、メディアアクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)において受信される、項目12~15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
前記アップリンクデータが、専用トラフィックチャネル(DTCH)を介して受信される、項目12~16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
前記第2の基地局に、前記アップリンクデータを送信することを更に含む、項目12~17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記RRC要求メッセージが、共通制御チャネル(CCCH)を介して受信される、項目11~18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記RRCメッセージが、RRC再開要求メッセージである、項目11~19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記SDT手順の前記後続ダウンリンクデータが予想されるという前記指標が、前記SDT手順の支援パラメータに含まれる、項目11~20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記第2の基地局に、前記支援パラメータを送信することを更に含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記支援パラメータが、
リリース支援情報(RAI)と、
前記SDT手順のデータのトラフィックパターンと、
前記SDT手順に関連付けられたアップリンクデータのサイズ情報と、
前記SDT手順に関連付けられたダウンリンクデータのサイズ情報と、
前記無線デバイスが前記SDTを実行していることを示すSDT指標と、のうちの少なくとも1つを含む、
項目21~22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記メッセージが、Msg 3である、項目11~23のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記メッセージが、Msg Aである、項目11~23のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記ダウンリンクデータ転送情報を送信することが、前記SDT手順の前記後続ダウンリンクデータが予想されることを示す前記メッセージに基づく、項目11~25のいずれか一項に記載の方法。
(項目27)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネル識別子を示す、項目11~26のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータの無線ベアラアイデンティティを示す、項目11~27のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータのサービスの品質フロー識別子を示す、項目11~28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータのトンネルアドレスを示す、項目11~29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
前記トンネルアドレスが、トランスポート層アドレスを含む、項目30に記載の方法。
(項目32)
前記トンネルアドレスが、一般パケット無線サービストンネリングプロトコルトンネルエンドポイント識別子(GTP-TEID)を含む、項目30~31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記第2の基地局から、前記後続ダウンリンクデータを受信することを更に含む、項目11~32のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、コンテキスト取り出し要求において前記第2の基地局に送信される、項目11~33のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記コンテキスト取り出し要求を送信することが、前記第1の基地局によって、前記無線デバイスのコンテキストがローカルに利用可能でないと判定することに基づく、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記コンテキスト取り出し要求が、
前記第1の基地局でアップリンクデータが保留中であることと、
前記無線デバイスのコンテキストを前記第2の基地局に保持することと、
第1の基地局の現在の無線リソース情報と、のうちの少なくとも1つを示す、項目34~35のいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
前記無線デバイスの前記コンテキストがローカルに利用可能でないと判定することが、前記RRC要求メッセージに基づく、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記アップリンクデータ及び前記後続ダウンリンクデータが、同じ論理チャネルに関連付けられていると判定することを更に含む、項目34~37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
前記アップリンクデータ及び前記後続ダウンリンクデータが、同じ論理チャネルに関連付けられていると判定することに基づいて、前記後続ダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネル識別子を判定することを更に含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記第2の基地局から、コンテキスト取り出し失敗メッセージを受信することを更に含む、項目34~39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記コンテキスト取り出し失敗メッセージが、前記第2の基地局が前記無線デバイスのコンテキストを保持していることを示す、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、コンテキスト取り出し失敗に基づいて、前記第2の基地局に送信される、項目11~41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、Xn-Uアドレス指標で前記第2の基地局に送信される、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記第2の基地局に、前記第1の基地局によって、前記無線デバイスのコンテキストがローカルに利用可能でないと判定することに基づいて、コンテキスト取り出し要求を送信することを更に含む、項目42~43のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記コンテキスト取り出し要求が、
前記第1の基地局でアップリンクデータが保留中であること、
前記無線デバイスのコンテキストを前記第2の基地局に保持すること、及び
第1の基地局の現在の無線リソース情報のうちの少なくとも1つを示す、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記コンテキスト取り出し要求を送信することが、前記第1の基地局によって、前記RRC要求メッセージに基づいて、前記無線デバイスのコンテキストがローカルに利用可能でないと判定することに基づく、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記第2の基地局から、前記コンテキスト取り出し失敗を示すコンテキスト取り出し失敗メッセージを受信することを更に含む、項目42~46のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記コンテキスト取り出し失敗メッセージが、前記第2の基地局が前記無線デバイスのコンテキストを保持していることを示す、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記コンテキスト取り出し失敗メッセージが、前記論理チャネル識別子を含む1つ以上のLCIDのマッピングを示す、項目47~48のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
前記1つ以上のLCIDの各々が、前記無線デバイスに関連付けられている、項目49に記載の方法。
(項目51)
前記無線デバイスと関連付けられた前記1つ以上のLCIDが、前記無線デバイスに関連付けられた前記LCIDの全てを含む、項目50に記載の方法。
(項目52)
前記1つ以上のLCIDの各々が、前記無線デバイスの前記SDT手順に関連付けられている、項目49のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
前記無線デバイスの前記SDT手順に関連付けられた前記1つ以上のLCIDが、前記無線デバイスの前記SDT手順に関連付けられた前記LCIDの全てを含む、項目52に記載の方法。
(項目54)
前記論理チャネル識別子に関連付けられた無線ベアラアイデンティティを含む前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記マッピングに基づいて、前記第2の基地局に送信される、項目42~53のいずれか一項に記載の方法。
(項目55)
前記後続ダウンリンクデータの論理チャネルに関連付けられた無線ベアラアイデンティティを含む前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記マッピングに基づいて、前記第2の基地局に送信される、項目42~54のいずれか一項に記載の方法。
(項目56)
前記論理チャネル識別子に関連付けられたQoSフロー識別子を含む前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記マッピングに基づいて、前記第2の基地局に送信される、項目42~55のいずれか一項に記載の方法。
(項目57)
前記後続ダウンリンクデータの論理チャネルに関連付けられたQoSフロー識別子を含む前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記マッピングに基づいて、前記第2の基地局に送信される、項目42~56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
前記コンテキスト取り出し失敗メッセージが、前記後続ダウンリンクデータに関連付けられたサービスの品質パラメータを含む、項目40~41又は47~53のいずれか一項に記載の方法。
(項目59)
前記サービスの品質パラメータが、
非動的5サービスの品質識別子(5QI)記述子と、
動的5QI記述子と、
割り当て及び保持優先順位と、のうちの少なくとも1つを含む、項目58に記載の方法。
(項目60)
前記サービスの品質パラメータに基づいて、前記後続ダウンリンクデータのデータ転送に対するダウンリンクユーザプレーントンネルを確立することを更に含む、項目58~59のいずれか一項に記載の方法。
(項目61)
前記第2の基地局から、前記ダウンリンクユーザプレーントンネルを介して、前記後続ダウンリンクデータを更に受信する、項目58~60のいずれか一項に記載の方法。
(項目62)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、第2の後続ダウンリンクデータのトンネルアドレスを更に示す、項目11~61のいずれか一項に記載の方法。
(項目63)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記第2の後続のダウンリンクデータの論理チャネルを更に示す、項目62に記載の方法。
(項目64)
前記第2の後続ダウンリンクデータの前記論理チャネルの論理チャネル識別子が、第2のアップリンクデータの論理チャネルの論理チャネル識別子と同じである、項目63に記載の方法。
(項目65)
前記メッセージが、前記第2のアップリンクデータの前記論理チャネルの前記論理チャネル識別子を含む、項目64に記載の方法。
(項目66)
前記SDT手順が、
前記無線デバイスが、無線リソース制御非アクティブ状態又は無線リソース制御アイドル状態である間の1つ以上のアップリンクデータ伝送、及び
前記無線デバイスが、前記無線リソース制御非アクティブ状態又は前記無線リソース制御アイドル状態である間の1つ以上のダウンリンクデータ伝送のうちの少なくとも1つを含む、項目11~65のいずれか一項に記載の方法。
(項目67)
前記第2の基地局が、アンカー基地局である、項目11~66のいずれかに記載の方法。
(項目68)
前記第2の基地局が、前記無線デバイスのコンテキストを有する基地局である、項目11~67のいずれか一項に記載の方法。
(項目69)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備える、基地局であって、前記命令が、前記1つ以上プロセッサによって実行されるとき、前記基地局に、項目1~68のいずれか一項に記載の方法を実施させる、基地局。
(項目70)
命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、項目1~68のいずれか一項に記載の方法を実施させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目71)
方法であって、
第1の基地局から、第2の基地局によって、無線デバイスの小型データ伝送(SDT)手順の後続ダウンリンクデータと関連付けられたダウンリンクデータ転送情報を受信することを含む、方法。
(項目72)
前記後続ダウンリンクデータが、前記SDT手順のアップリンクデータの後続である、項目71に記載の方法。
(項目73)
前記第1の基地局から、前記アップリンクデータを受信することを更に含む、項目72に記載の方法。
(項目74)
前記第1の基地局から、前記SDT手順の支援パラメータを受信することを更に含む、項目71~73のいずれか一項に記載の方法。
(項目75)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータの論理チャネルの論理チャネル識別子を示す、項目71~74のいずれか一項に記載の方法。
(項目76)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータの無線ベアラアイデンティティを示す、項目71~75のいずれか一項に記載の方法。
(項目77)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータのサービスの品質フロー識別子を示す、項目71~76のいずれか一項に記載の方法。
(項目78)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記後続ダウンリンクデータのトンネルアドレスを示す、項目71~77のいずれか一項に記載の方法。
(項目79)
コアネットワークエンティティから、前記後続ダウンリンクデータを受信することを更に含む、項目71~78のいずれか一項に記載の方法。
(項目80)
前記第1の基地局に、前記後続ダウンリンクデータを送信することを更に含む、項目71~79のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記第1の基地局から、コンテキスト取り出し要求を受信することを更に含む、項目71~80のいずれか一項に記載の方法。
(項目82)
前記第1の基地局に、コンテキスト取り出し失敗メッセージを送信することを更に含む、項目71~81のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
前記コンテキスト取り出し失敗メッセージが、前記第2の基地局が前記無線デバイスのコンテキストを保持していることを示す、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記コンテキスト取り出し失敗メッセージを送信することが、前記第2の基地局によって、前記無線デバイスの前記コンテキストを保持すると判定することに基づく、項目82~83のいずれか一項に記載の方法。
(項目85)
前記コンテキスト取り出し失敗メッセージが、前記後続ダウンリンクデータに関連付けられたサービスの品質パラメータを含む、項目82~84のいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
前記第1の基地局から、前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記コンテキスト取り出し失敗メッセージを送信した後に、受信される、項目82~85のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
前記ダウンリンクデータ転送情報が、前記コンテキスト取り出しで受信される、項目82~85のいずれか一項に記載の方法。
(項目88)
前記無線デバイスに、前記無線デバイスの無線リソース制御非アクティブ状態又は無線リソース制御アイドル状態への移行を示す無線リソース制御リリースメッセージを伝送することを更に含む、項目71~87のいずれか一項に記載の方法。
(項目89)
前記無線リソース制御リリースメッセージを伝送することに基づいて、前記第2の基地局によって、前記無線デバイスの無線リソース制御状態を前記無線リソース制御非アクティブ状態又は前記無線リソース制御アイドル状態に移行させることを更に含む、項目78に記載の方法。
(項目90)
前記無線リソース制御リリースメッセージが、前記SDT手順に対して構成された無線ベアラを示す、項目78~89のいずれか一項に記載の方法。
(項目91)
前記論理チャネルが、前記SDT手順に対して構成された前記無線ベアラのものである、項目90に記載の方法。
(項目92)
前記無線リソース制御メッセージが、
前記無線デバイスのアイデンティティ、
前記無線デバイスのメッセージ認証コード完全性(MAC-I)に関連付けられた次のホップチェーンカウント(NCC)値のうちの少なくとも1つを含む、項目71~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目93)
前記NCC値に基づいて、前記SDT手順を開始すると判定することを更に含む、項目82に記載の方法。
(項目94)
前記NCC値を使用して、前記SDT手順のためのセキュリティキーを導出することを更に含む、項目82~93のいずれか一項に記載の方法。
(項目95)
前記無線リソース制御リリースメッセージが、前記無線デバイスの無線リソース制御接続を一時停止することを要求する、項目82~94のいずれか一項に記載の方法。
(項目96)
前記無線リソース制御リリースメッセージを送信することが、前記無線デバイスの前記コンテキストを記憶することに基づいて前記RRCメッセージを送信することを含む、項目82~95のいずれか一項に記載の方法。
(項目97)
前記第2の基地局が、アンカー基地局とは異なる、項目71~96のいずれか一項に記載の方法。
(項目98)
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備える、基地局であって、前記命令が、前記1つ以上プロセッサによって実行されるとき、前記第1の基地局に、項目71~97のいずれか一項に記載の方法を実施させる、基地局。
(項目99)
命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、前記1つ以上のプロセッサに、項目71~97のいずれか一項に記載の方法を実施させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
(項目100)
システムであって、
1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備える、第1の基地局であって、前記命令が、前記1つ以上プロセッサによって実行されるとき、前記第1の基地局に、
無線デバイスから、スモールデータ伝送(SDT)手順のためのメッセージを受信することであって、前記メッセージが、
RRC要求メッセージと、
前記SDT手順の後続ダウンリンクデータが予想されるという指標と、を含む、受信することと、
第2の基地局に、かつ前記メッセージに基づいて、前記後続ダウンリンクデータに関連付けられたダウンリンクデータ転送情報を送信することと、を行わせる、第1の基地局と、
t前記第2の基地局であって、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令が、前記1つ以上プロセッサによって実行されるとき、前記第2の基地局に、
前記第1の基地局から、前記SDT手順の前記後続ダウンリンクデータに関連付けられたダウンリンクデータ転送情報を受信することを行わせる、第2の基地局と、を備える、システム。