実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示された機構は、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされるときに実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイス又はネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システム設定、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づき得る。1つ以上の基準が満たされると、様々な例示的な実施形態が適用され得る。したがって、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的な実施形態を実装することが可能であり得る。
基地局は、無線デバイスの混合と通信し得る。無線デバイス及び/又は基地局は、複数の技術、及び/又は同じ技術の複数のリリースをサポートし得る。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリー及び/又は能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTE又は5Gリリースの複数の無線デバイスに言及し得る。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、及び/又は開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及し得る。開示された方法に準拠し得ないカバレッジエリアに複数の基地局又は複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイス又は基地局は、LTE又は5G技術の古いリリースに基づき実行される。
本明細書では、「a」及び「an」、並びに同様の句は「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも1つ」及び「1つ以上」として解釈されるべきである。本開示では、用語「may」は「例えば、~であってもよい」として解釈される。言い換えると、用語「may」は、用語「may」に続く語句が複数の適切な可能性の1つの例であり、種々の実施形態の1つ以上によって用いられても用いられなくてもよいことを示す。本明細書で使用される場合、「含む(comprises)」及び「からなる(consists of)」という用語は、記載される要素の1つ以上の構成要素を列挙する。「含む(comprises)」という用語は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていない構成要素を除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の1つ以上の構成要素の完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、「に基づく」という用語は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「及び/又は」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、及び/又はC」は、A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、又はA、B、及びCを表し得る。
A及びBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合及びサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1,セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、及び{セル1,セル2}である。「に基づき」(又は同等に「に少なくとも基づき」)というフレーズは、「に基づき」という用語に続くフレーズが様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の1つの実施例であることを示す。「に応答して」(又は同等に「に少なくとも応答して」)というフレーズは、フレーズ「に応答して」に続くフレーズが様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の1つの実施例であることを示す。「に応じて」(又は同等に「に少なくとも応じて」)というフレーズは、フレーズ「に応じて」に続くフレーズが様々な実施形態の1つ以上に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の1つの実施例であることを示す。「採用/使用」(又は同等に「少なくとも採用/使用」)というフレーズは、フレーズ「採用/使用」に続くフレーズが様々な実施形態の1つ以上に使用される場合とされない場合とがある多数の適切な可能性の1つの実施例であることを示す。
構成されるという用語は、装置が動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、装置の容量に関連し得る。構成されるとは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定に言及することもできる。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリ値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態又は非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「装置において発生する制御メッセージ」などの用語は、装置が動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージが装置における特定の特性を構成するために使用され得る、又は装置における特定のアクションを実装するために使用され得るパラメータを有することを意味し得る。
本開示では、パラメータ(又は同等にフィールド、又は情報要素:IEと呼ばれる)は、1つ以上の情報オブジェクトを含み得、情報オブジェクトは、1つ以上の他のオブジェクトを含み得る。例えば、パラメータ(IE)Nがパラメータ(IE)Mを含み、パラメータ(IE)Mがパラメータ(IE)Kを含み、パラメータ(IE)Kがパラメータ(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的な実施形態においては、1つ以上のメッセージが複数のパラメータを含むと、それは、複数のパラメータのうちのパラメータが1つ以上のメッセージのうちの少なくとも1つに含まれるが、1つ以上のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
更にまた、上記で提示された多くの特徴は、「may」の使用又は括弧の使用により任意選択的であるものとして説明される。簡潔さ及び読みやすさのために、本開示は、任意選択的な特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、3つの任意選択的な特徴を有するものとして説明されたシステムは、7つの方式、すなわち、3つの可能な特徴の1つのみ、3つの特徴のいずれか2つ、又は3つの特徴の3つによって具現化され得る。
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェースを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、又はそれらの組み合わせで実装され得、それらは、挙動的に等価であり得る。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)若しくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、又はLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピュータ言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリート又はプログラム可能なアナログ、デジタル、及び/又は量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピュータ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマーブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピュータ、マイクロコントローラ、及びマイクロプロセッサは、アセンブリー、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマーブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)又はVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行される公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、及び無線デバイス106を含む。
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレーター内DNなどの1つ以上のデータネットワーク(DN)へのインターフェースを提供し得る。インターフェース機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続を設定し、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
RAN104は、エアーインターフェース上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、及び再送信プロトコルを提供し得る。エアーインターフェース上のRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェース上の無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要又は利用可能な任意のモバイルデバイス又は固定(非携帯)デバイスを指し、及び包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、ラップトップ、センサー、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)装置、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、及び/又はそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザ機器(UE)、ユーザ端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、及び/又は無線通信デバイスを含む、他の用語を包含する。
RAN104は、1つ以上の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTS及び/又は3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRA及び/又は4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、1つ以上のRRHに結合されたベース帯域処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータノード又は中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、世代ノードB(gNB、NR及び/又は5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFi又はその他の適切な無線通信規格に関連している)、及び/又はそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも1つのgNB中央ユニット(gNB-CU)及び少なくとも1つのgNB分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアーインターフェース上で通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、1つ以上の基地局は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、レシーバ(例えば、基地局レシーバ)が、セルで動作するトランスミッタ(例えば、無線デバイストランスミッタ)から送信を首尾よく受信できる範囲によって決定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
3つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の1つ以上の基地局は、3つより多い又はそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の1つ以上の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベース帯域処理ユニットとして、及び/又はドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータ又は中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベース帯域処理ユニットは、集中型又はクラウドRANアーキテクチャーの一部であり得、ベース帯域処理ユニットは、ベース帯域処理ユニットのプール内に集中型であるか、又は仮想化され得る。リピータノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅及び再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピータノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号を復号化して、無線信号を増幅及び再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
RAN104は、類似のアンテナパターン及び類似の高レベル送信電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、小さなセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(又はいわゆるホットスポット)、又はマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の実施例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、及びフェムトセル基地局又はホーム基地局が挙げられる。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成される。現在までに、3GPP(登録商標)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第3世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第4世代(4G)ネットワーク、及び5Gシステム(5GS)として知られる第五世代(5G)ネットワークという、三世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と称される、3GPP(登録商標) 5GネットワークのRANを基準して記載される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3G及び4GネットワークのRAN、及びまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP(登録商標) 6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術又は非3GPP(登録商標)無線アクセス技術を含むその他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、及びUE156A及びUE156B(総称してUE156)を含む。これらのコンポーネントは、図1Aに関して説明された対応するコンポーネントと同じ又は同様の方法で実装及び動作することができる。
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、及び/又はオペレーター内DNなどの1つ以上のDNへのインターフェースを提供する。インターフェース機能の一部として、5G-CN152は、UE156と1つ以上のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP(登録商標) 4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャーであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャーが、他のネットワーク機能へのインターフェースを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G-CN152のネットワーク機能は、専用若しくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用若しくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、又はプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで1つのコンポーネントAMF/UPF158として示すように、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)158A及びUser Plane機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と1つ以上のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティング及び転送、パケット検査及びユーザプレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、1つ以上のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザプレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、及びアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、及びダウンリンクデータ通知トリガーなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、1つ以上のDNに相互接続される外部プロトコル(又はパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、及び/又は分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行)、登録エリア管理、システム内及びシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、及び/又はセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行できる。NASは、CNとUEとの間で動作する機能を指し得、ASは、UEとRANとの間で動作する機能を指し得る。
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない1つ以上の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、及び/又は認証サーバ機能(AUSF)のうちの1つ以上を含み得る。
NG-RAN154は、5G-CN152を、エアーインターフェース上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160A及びgNB160Bとして図示された1つ以上のgNB(まとめてgNB160)及び/又はng-eNB162A及びng-eNB162Bとして図示された1つ以上のng-eNB(まとめてng-eNB162)を含み得る。gNB160及びng-eNB162は、より一般的に基地局と称され得る。gNB160及びng-eNB162は、エアーインターフェース上でUE156と通信するための1つ以上のアンテナのセットを含み得る。例えば、gNB160の1つ以上及び/又はng-eNB162の1つ以上は、3つのセル(又はセクター)をそれぞれ制御するための3つのアンテナセットを含み得る。合わせて、gNB160及びng-eNB162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
図1Bに示すように、gNB160及び/又はng-eNB162は、NGインターフェースによって5G-CN152に接続され得、Xnインターフェースによって他の基地局に接続され得る。NG及びXnインターフェースは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続及び/又は間接的な接続を使用して確立され得る。gNB160及び/又はng-eNB162は、UuインターフェースによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェースによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、及びUuインターフェースは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェースに関連付けられるプロトコルスタックは、データ及びシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用され得、ユーザプレーン及び制御プレーンの2つのプレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
gNB160及び/又はng-eNB162は、1つ以上のNGインターフェースによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の1つ以上のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NG-User Plane(NG-U)インターフェースによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェースは、gNB160AとUPF158B間のユーザプレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証送達)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェースを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェースは、例えば、NGインターフェース管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理及び構成転送及び/又は警告メッセージ送信を提供し得る。
gNB160は、Uuインターフェース上のUE156に向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第1のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Aに向かってNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNB162は、Uuインターフェース上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得、E-UTRAは3GPP(登録商標) 4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第2のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェース上で、UE156Bに向かってE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
5G-CN152は、NR及び4Gの無線アクセスを処理するように構成されると記述された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、及びページング)を提供する(又は少なくともサポートする)。1つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、1つのgNB又はng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、及び/又は複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
論じるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェース(例えば、Uu、Xn、及びNGインターフェース)がデータ及びシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられ得る。プロトコルスタックは、2つのプレーン、すなわち、ユーザプレーン及び制御プレーンを含み得る。ユーザプレーンは、ユーザにとって関心対象のデータを処理し得、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
図2A及び図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220との間にあるUuインターフェース用のNRユーザプレーン及びNR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2A及び図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェースに使用されるものと同じ又は類似であり得る。
図2Aは、UE210及びgNB220に実装された5つの層を含むNRユーザプレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの底部で、物理層(PHYs)211及び221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供し得、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211及び221の上の次の4つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212及び222、無線リンク制御層(RLC)213及び223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214及び224、並びにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215及び225を含む。合わせて、これらの4つのプロトコルは、OSIモデルの層2又はデータリンク層を構成し得る。
図3は、NRユーザプレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの実施例を示す。図2A及び図3の上からスタートして、SDAP215及び225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、1つ以上のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データレート、及び/又はエラーレートに関して)に基づき、PDUセッションの1つ以上のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215及び225は、1つ以上のQoSフローと1つ以上のデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって決定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピング又は制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を決定し得る、QoSフローインジケータ(QFI)でマークし得る。
PDCP214及び224は、エアーインターフェース上で送信する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダ圧縮/解凍、エアーインターフェース上で送信されるデータの不正な復号化を防止するための暗号/暗号解除、及び整合性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行い得る。PDCP214及び224は、例えば、未送信のパケットの再送信、パケットのシーケンス内送達及び再配列、並びにgNB内ハンドオーバーのために、複製して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214及び224は、受信されるパケットの可能性を改善し、レシーバで、任意の複製パケットを除去するために、パケット複製を実行し得る。パケットオーバーラップは、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
図3には示されていないが、PDCP214及び224は、二重接続シナリオにおいて、分割無線ベアラとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。二重接続は、UEが2つのセル、又はより一般的には、マスターセルグループ(MCG)及びセカンダリーセルグループ(SCG)の2つのセルグループに接続することを可能にする技術である。分割ベアラは、SDAP215及び225へのサービスとしてPDCP214及び224によって提供される無線ベアラの1つなどの単一の無線ベアラが、二重接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214及び224は、セルグループに属するRLCチャネル間で分割無線ベアラをマッピング/マッピング解除し得る。
RLC213及び223は、それぞれ、MAC212及び222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動繰り返し要求(ARQ)を通した再送信、及び除去を実行し得る。RLC213及び223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、及び確認応答モード(AM)の3つの送信モードをサポートし得る。RLCが動作している送信モードに基づき、RLCは、指摘された機能のうちの1つ以上を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジ及び/又は送信時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネルごとであり得る。図3に示すように、RLC213及び223は、それぞれPDCP214及び224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
MAC212及び222は、論理チャネルの多重化/多重分離、及び/又は論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211及び221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの1つ以上の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含み得る。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報レポート、及び優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンク及びアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212及び222は、ハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに1つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先度付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、及び/又はパディングを行うように構成され得る。MAC212及び222は、1つ以上のヌメロロジ及び/又は送信タイミングをサポートし得る。一実施例においては、論理チャネル優先度付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジ及び/又は送信タイミングを使用し得るかを制御し得る。図3に示すように、MAC212及び222は、サービスとしてRLC213及び223に論理チャネルを提供し得る。
PHY211及び221は、エアーインターフェース上で情報を送受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピング及びデジタル及びアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタル及びアナログ信号処理機能は、例えば、符号化/復号化及び変調/復調を含み得る。PHY211及び221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211及び221は、サービスとして、MAC212及び222に1つ以上のトランスポートチャネルを提供し得る。
図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの実施例を示す。図4Aは、NRユーザプレーンプロトコルスタックを通した3つのIPパケット(n、n+1、及びm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で2つのTBを生成する。NRユーザプレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、1つ以上のQoSフローから3つのIPパケットを受信し、3つのパケットを無線ベアラにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットn及びn+1を第1の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第2の無線ベアラ404にマッピングする。SDAPヘッダ(図4Aで「H」とラベル付けされる)がIPパケットに追加される。より高いプロトコル層から/へのデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と称され、より低いプロトコル層へ/からのデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と称される。図4Aに示すように、SDAP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダを追加し、それぞれの出力を次の下位層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダ圧縮及び暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択的に(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送し得る。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化し得、MACサブヘッダをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間及び関連遅延を低減し得る。
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダのフォーマット例を示す。MACサブヘッダには、MACサブヘッダが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、及び将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
図4Bは更に、MAC223又はMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された2つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク送信(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、及びアップリンク送信のためMAC PDUの終了に挿入され得る。MAC CEは、イン帯域制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの実施例としては、バッファ状態レポート及び電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCPオーバーラップ検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、及び事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、及びランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダによって先行され得、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル、並びにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。1つ以上のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
図5A及び図5Bは、それぞれダウンリンク及びアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、及びPHY間のチャネルを通して送信される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用され得、NR制御プレーン内に制御及び構成情報を伝達する制御チャネルとして、又はNRユーザプレーン内にデータを伝達するトラフィックチャネルとして分類され得る。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、又は2つ以上のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが運ぶ情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットには、例えば、
-位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを表示するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
-マスター情報ブロック(MIB)及びいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを伝達するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
-ランダムアクセスとともに制御メッセージを送信するための共通制御チャネル(CCCH)と、
-UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、
-ユーザデータを特定のUEとの間で送信するための専用トラフィックチャネル(DTCH)とを含む。
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層との間で使用され、それらが送信する情報をエアーインターフェース上でどのように送信するかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットには、例えば、
-PCCHから発信されたページングメッセージを送信するためのページングチャネル(PCH)と、
-BCCHからMIBを運ぶためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
-BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージの送信用のダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)と、
-アップリンクデータ及びシグナリングメッセージを送信するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
-事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、1つ以上のトランスポートチャネルの情報を運ぶための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネル及び物理制御チャネルのセットは、例えば、
-BCHからMIBを運ぶための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
-DL-SCHからのダウンリンクデータ及びシグナリングメッセージ、並びにPCHからのページングメッセージを運ぶための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
-ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、及びアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を運ぶための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
-UL-SCH及び以下に記載されるように、一部の例においてはアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータ及びシグナリングメッセージを運ぶための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
-HARQ確認応答、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、及びスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを運ぶための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
-ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5A及び図5Bに示すように、NRによって定義される物理層信号には、プライマリー同期信号(PSS)、セカンダリー同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、及び位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2Bにおいて、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザプレーンプロトコルスタックの例と同じ/類似の第1の4つのプロトコル層を使用し得る。これら4つのプロトコル層には、PHY211及び221、MAC212及び222、RLC213及び223、並びにPDCP214及び224が含まれる。NRユーザプレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215及び225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216及び226、並びにNASプロトコル217及び237を持つ。
NASプロトコル217及び237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)との間、又はより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217及び237は、NASメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230の間には、NASメッセージを送信できる直接経路はない。NASメッセージは、Uu及びNGインターフェースのASを使用して送信され得る。NASプロトコル217及び237は、認証、セキュリティ、接続設定、モビリティ管理、及びセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
RRC216及び226は、UE210とgNB220との間に、又はより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216及び226は、RRCメッセージと称されるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ、及び同一/類似のPDCP、RLC、MAC、及びPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で送信され得る。MACは、制御プレーン及びユーザプレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216及び226は、AS及びNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CN又はRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、及びリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラ及びデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、及びリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定レポートとレポートの制御、無線リンク障害(RLF)の検出と回復、及び/又はNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供できる。RRC接続の確立の一部として、RRC216及び226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメータの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
図6は、UEのRRC状態移行を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2A及び図2Bに示すUE210、又は本開示に記載される任意の他の無線デバイス、と同一又は類似であり得る。図6に示されるように、UEは、3つのRRC状態のうちのうちの少なくとも1つにあり得る。つまり、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、及びRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)。
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも1つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる1つ以上の基地局の1つ、図1Bに示すgNB160又はng-eNB162の1つ、図2A及び図2Bに示すgNB220、又は本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと称されるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメータを含み得る。これらのパラメータには、例えば、1つ以上のASコンテキスト、1つ以上の無線リンク構成パラメータ、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、及び/又はPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、及び/又はPHY、MAC、RLC、PDCP、及び/又はSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104又はNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセル及び隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービング基地局は、報告された測定値に基づき、隣接基地局の1つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、移行し得、又は接続非アクティブ化手順610を介してRRC非アクティブ606に移行し得る。
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立され得ない。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有し得ない。RRCアイドル604中、UEは、ほとんどの時間の間、スリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、周期的に(例えば、不連続受信サイクルごとに一回)起動して、RANからのページングメッセージを監視し得る。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に論じるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に移行し得る。
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UE及び基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への遷移と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速遷移が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、又は接続リリース手順608と同一又は類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に移行し得る。
RRC状態は、モビリティ管理機構と関連付けられ得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理機構は、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604及びRRC非アクティブ606のモビリティ管理機構は、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、それを行い得る。例えば、セルグループ化の粒度の3つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、及び追跡エリアと称され、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、であり得る。
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102又は5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEについては、UEにRAN通知エリアを割り当てることができる。RAN通知エリアは、1つ以上のセルアイデンティティ、RAIのリスト、又はTAIのリストを含み得る。一実施例において、基地局は、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。一実施例において、セルは、1つ以上のRAN通知エリアに属し得る。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新し得る。
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、又はUEの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と称され得る。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアにとどまっている時間の間、及び/又はUEがRRC非アクティブ606にとどまっている時間の間に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
図1BのgNB160などのgNBは、2つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、及び1つ以上の分散ユニット(gNB-DU)に分割できる。gNB-CUは、F1インターフェースを使用して、1つ以上のgNB-DUに結合され得る。gNB-CUは、RRC、PDCP、及びSDAPを含み得る。gNB-DUは、RLC、MAC、及びPHYを含み得る。
NRでは、物理信号及び物理チャネル(図5A及び図5B)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(又はトーン)上でデータを送信するマルチキャリア通信方式である。送信前に、データは、ソースシンボルと称され、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)又はM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから1つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の1つの振幅及び位相を変調し得る。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一OFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)及びアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数で、エアーインターフェース上で送信され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)であらかじめ符号化されたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理を、FFTブロックを使用してレシーバでOFDMシンボルに実行して、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの構成例を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、1つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であり得、持続時間が1ミリ秒である10個のサブフレームを含み得る。サブフレームは、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされ得、サイクリックプレフィックス持続時間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせを、用いてヌメロロジを定義する:15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、及び240kHz/0.29μs。
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット持続時間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット持続時間及びサブフレーム当たりのスロット送信構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンク及びダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。低遅延サポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット持続時間から分離され、任意のOFDMシンボルで始まり、送信に必要なだけ多くのシンボルの間続き得る。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信又はサブスロット送信と称され得る。
図8は、NRキャリアの時間及び周波数ドメインにおけるスロットの構成例を示す。スロットには、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)が含まれる。REは、NRの中で最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの1つのサブキャリアによって、時間ドメインの1つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12個の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RB又は275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、及び120kHzのそれぞれについて、50、100、200、及び400MHzに制限し得、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づき設定され得る。
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一ヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費量の観点からは禁止され得る。一実施例において、電力消費量を低減するため、及び/又は他の目的のために、UEは、UEが受信を予定しているトラフィック量に基づき、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と称される。
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例において、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり1つ以上のダウンリンクBWP及び1つ以上のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大4つのダウンリンクBWP及び最大4つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの1つ以上がアクティブであり得る。これらの1つ以上のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと称され得る。サービングセルがセカンダリーアップリンクキャリアで構成されると、サービングセルは、アップリンクキャリアに1つ以上の第1のアクティブBWP、及びセカンダリーアップリンクキャリアに1つ以上の第2のアクティブBWPを有し得る。
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成されるダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成済みアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予想し得る。
プライマリーセル(PCell)上の構成されるダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも1つの検索空間に対してUEを、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間及び周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有検索空間又は共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上又はプライマリーセカンダリーセル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成し得る。
構成済みアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、1つ以上のPUCCH送信のための1つ以上のリソースセットでUEを構成し得る。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCH又はPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク送信(例えば、PUCCH又はPUSCH)を送信し得る。
1つ以上のBWPインジケータフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケータフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、1つ以上のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。1つ以上のBWPインジケータフィールドの値は、1つ以上のアップリンク送信に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
基地局は、PCellに関連付けられる構成されるダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPであり得る。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づき、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマー値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマーを開始又は再起動し得る。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出すると、又は(b)UEが、非対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP又はアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWP又はアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出すると、UEがBWP非アクティブタイマーを開始又は再起動し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒又は0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマーを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマー値まで増加させるか、又はBWP非アクティブタイマー値からゼロへ減少させる)。BWP非アクティブタイマーが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替えられ得る。
一実施例においては、基地局は、1つ以上のBWPを有するUEを半静的に構成し得る。UEは、第2のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、及び/又はBWP非アクティブタイマーの満了に応答して(例えば、第2のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第1のBWPから第2のBWPに切り替えることができる。
ダウンリンク及びアップリンクBWPスイッチング(BWPスイッチングが、現在アクティブBWPから、現在アクティブBWPでないへのスイッチングを指す)は、ペアのスペクトルで独立して行われ得る。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンク及びアップリンクBWPスイッチングを同時に実施し得る。構成されるBWP間の切り替えは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマーの満了、及び/又はランダムアクセスの開始に基づき発生し得る。
図9は、NRキャリアに対して3つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。3つのBWPで構成されるUEは、切り替え点で、1つのBWPから別のBWPに切り替え得る。図9に示される例においては、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、及び帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであり得、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切り替え点においてBWP間を切り替えることができる。図9の実施例においては、UEは、切り替え点908でBWP902からBWP904にスイッチングし得る。切り替え点908での切り替えは、例えば、BWP非アクティブタイマー(デフォルトBWPへのスイッチングを示す)の満了に応答して、及び/又はアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の適切な理由のために発生し得る。UEは、BWP906をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替え得る。UEは、BWP非アクティブタイマーの満了に応答して、及び/又はBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切り替え点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替え得る。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切り替え点914でアクティブBWP904からBWP902に切り替え得る。
UEが、構成されるダウンリンクBWPのセットとタイマー値におけるデフォルトダウンリンクBWPでセカンダリーセルに対して構成される場合、セカンダリーセル上のBWPを切り替えるためのUE手順は、プライマリーセル上のものと同一/類似であり得る。例えば、UEは、UEがプライマリーセルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、セカンダリーセルに対してタイマー値及びデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
より大きなデータレートを提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、2つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に送信され得る。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と称され得る。CAを使用する場合、UE用のサービングセルは多数あり、CC用のセルは1つである。CCは、周波数ドメイン内に3つの構成を有し得る。
図10Aは、2つのCCを有する3つのCA構成を示す。帯域内、連続的な構成1002において、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。帯域内、連続しない構成1004では、2つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。帯域内構成1006では、2つのCCは、周波数帯(周波数帯A及び周波数帯B)に位置する。
一実施例においては、最大32個のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションCCは、同じ又は異なる帯域幅、サブキャリア間隔、及び/又は二重化スキーム(TDD又はFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDについて、1つ以上のアップリンクCCは、任意選択的に、サービングセル用に構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
CAを使用する場合、UEのアグリゲーションセルの1つを、プライマリーセル(PCell)と称され得る。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、及び/又はハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンクプライマリーCC(DL PCC)と称され得る。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンクプライマリーCC(UL PCC)と称され得る。UEのその他のアグリゲーションセルは、二次セル(SCell)と称され得る。一実施例において、SCellは、PCellがUEに対して構成される後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリーCC(DL SCC)と称され得る。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンクセカンダリーCC(UL SCC)と称され得る。
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィック及びチャネル条件に基づき起動及び停止され得る。SCellの停止は、SCell上のPDCCH及びPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、及びCQI送信が停止されることを意味し得る。構成されるSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用して起動及び停止され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCell当たり1ビット)を使用して、UEに対するどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)が起動又は停止されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell停止タイマー(例えば、SCell当たり1つのSCell停止タイマー)の満了に応答して停止され得る。
セルのスケジューリング割り当て及びスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当て及び許可に対応するセル上で送信され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で送信され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、及び/又はRIなどのHARQ確認応答及びチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で送信され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になるかもしれない。セルは、複数のPUCCHグループに分けられ得る。
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように1つ以上のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。PUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050は、それぞれ1つ以上のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの実施例において、PUCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、及びSCell1013の3つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本実施例において、PCell1051、SCell1052、及びSCell1053の3つのダウンリンクCCを含む。1つ以上のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、及びSCell1023として構成され得る。1つ以上の他のアップリンクCCは、プライマリーSセル(PSCell)1061、SCell1062、及びSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、及びUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで送信され得る。UCI1071、UCI1072、及びUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで送信され得る。一実施例においては、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010及びPUCCHグループ1050に分割されていない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一アップリンクPCell及びPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの送信をPCell1021とPSCell1061との間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
ダウンリンクキャリアと、任意選択的にアップリンクキャリアと、を含むセルには、物理セルIDとセルインデックスを割り当てることができる。物理セルID又はセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリア及び/又はアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で送信される同期信号を使用して決定され得る。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して決定され得る。本開示において、物理セルIDは、キャリアIDと称され得、セルインデックスは、キャリアインデックスと称され得る。例えば、本開示が第1のダウンリンクキャリアに対する第1の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第1の物理セルIDが、第1のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味し得る。同じ概念は、例えば、キャリアの起動に適用し得る。本開示が第1のキャリアが起動されることを示す場合、本明細書は、第1のキャリアを含むセルが起動されることを意味し得る。
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACに曝露され得る。一実施例において、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロック及びトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの1つ以上の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、及び/又はPT-RS)を送信(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、及び/又はブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、1つ以上のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、及び/又はSRS)に送信することができる。PSS及びSSSは、基地局によって送信され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化し得る。PSS及びSSSは、PSS、SSS、及びPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に送信し得る。
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造及び位置の実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、1つ以上のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を含み得る。バーストは、周期的に送信され得る(例えば、2フレームごと又は20ミリ秒ごと)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、持続時間5ミリ秒を有する第1のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一実施例であり、これらのパラメータ(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期性、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジ又はサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、又は任意の他の適切な要因に基づき構成され得ることが理解されよう。一実施例においては、UEは、監視されるキャリア周波数に基づきSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の1つ以上のOFDMシンボル(例えば、図11Aの例に示されるような4つのOFDMシンボル)にわたり得、周波数ドメインの1つ以上のサブキャリア(例えば、240個の連続サブキャリア)にわたり得る。PSS、SSS、及びPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信され得、例えば、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアにわたり得る。SSSは、PSSの後(例えば、2つのシンボルの後)に送信され得、1つのOFDMシンボル及び127個のサブキャリアにわたり得る。PBCHは、PSSの後に送信され得(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)、240個のサブキャリアにわたり得る。
時間及び周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEには不明であり得る(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。ある特定の期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間及び周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づき、SSS及びPBCHの位置をそれぞれ決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例において、一次セルは、CD-SSBと関連付けられ得る。CD-SSBは、同期ラスタ上に配置され得る。一実施例においては、セル選択/検索及び/又は再選択は、CD-SSBに基づき得る。
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの1つ以上のパラメータを決定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSS及びSSSのシーケンスそれぞれに基づき、セルの物理セル識別子(PCI)を決定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づき、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信されたことを示し得、送信パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
PBCHは、QPSK変調を使用し得、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、極性符号化を使用し得る。PBCHによってスパンされる1つ以上のシンボルは、PBCHの復調のために1つ以上のDMRSを運び得る。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)及び/又はSS/PBCHブロックタイミングインデックスの表示を含み得る。これらのパラメータは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに1つ以上のパラメータを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含み得る。MIBは、UEによって使用され、セルに関連付けられる残りの最小システム情報(RMSI)を見つけることができる。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含み得る。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジュールするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの1つ以上のパラメータを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメータを使用して復号化され得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づき、UEは周波数を指し示し得る。UEは、UEが指される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信された1つ以上のSS/PBCHブロックが、準同じ位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間Rxパラメータを持つ)と想定し得る。UEは、SS/PBCHブロック送信に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信され得る。一実施例においては、第1のSS/PBCHブロックは、第1のビームを使用して第1の空間方向に送信され得、第2のSS/PBCHブロックは、第2のビームを使用して第2の空間方向に送信され得る。
一実施例においては、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを送信し得る。一実施例において、複数のSS/PBCHブロックの第1のSS/PBCHブロックの第1のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第2のSS/PBCHブロックの第2のPCIとは異なり得る。異なる周波数位置で送信されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なり得るか、又は同一であり得る。
CSI-RSは、基地局によって送信され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定又はその他の任意の適切な目的のために、1つ以上のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSのうちの1つ以上でUEを構成し得る。UEは、1つ以上のCSI-RSを測定し得る。UEは、1つ以上のダウンリンクCSI-RSの測定に基づき、ダウンリンクチャネル状態を推定し、及び/又はCSIレポートを生成し得る。UEは、CSIレポートを基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
基地局は、1つ以上のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間及び周波数ドメイン内の位置及び周期性と関連付けられ得る。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動及び/又は停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動及び/又は停止されることをUEに示し得る。
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、又は半永続的にCSIレポートを提供するようにUEを構成し得る。周期的CSIレポートについては、UEは、複数のCSIレポートのタイミング及び/又は周期で構成され得る。非周期的CSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するように命令し得る。半持続性CSIレポートについては、基地局は、周期的レポートを周期的に送信し、選択的に起動又は停止するようUEを構成し得る。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセット及びCSIレポートでUEを構成し得る。
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポートを示す1つ以上のパラメータを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。UEは、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RS及びSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。
ダウンリンクDMRSは、基地局によって送信され得、UEによってチャネル推定のために使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、1つ以上のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために1つ以上の可変及び/又は構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも1つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成できる。DMRS構成は、1つ以上のDMRSポートをサポートし得る。例えば、単一のユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大8つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大4つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートできる。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はスクランブルシーケンスは、同じであっても異なり得る。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMRS及び対応するPDSCHを送信し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために1つ以上のダウンリンクDMRSを使用し得る。
一実施例においては、トランスミッタ(例えば、基地局)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、トランスミッタは、第1の帯域幅に第1のプリコーダマトリックスを、第2の帯域幅に第2のプリコーダマトリックスを使用し得る。第1のプリコーダマトリックス及び第2のプリコーダマトリックスは、第1の帯域幅が第2の帯域幅とは異なることに基づき異なり得る。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
PDSCHは、1つ以上の層を含み得る。UEは、DMRSを有する少なくとも1つのシンボルが、PDSCHの1つ以上の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信され得、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調及び符号化スキーム(MCS))に使用される1つ以上のパラメータとの関連付けを使用して、UE固有ベースに構成できる。構成される場合、ダウンリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けることができる。NRネットワークは、時間及び/又は周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくあり得る。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、レシーバでの位相追跡を容易にするためにシンボル上で送信され得る。
UEは、アップリンクDMRSを基地局に送信してチャネル推定を行うことができる。例えば、基地局は、1つ以上のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCH及び/又はPUCCHでアップリンクDMRSを送信し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたり得る。基地局は、1つ以上のアップリンクDMRS構成でUEを構成し得る。少なくとも1つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、1つ以上のOFDMシンボル(例えば、1つ又は2つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。1つ以上のアップリンクDMRSは、PUSCH及び/又はPUCCHの1つ以上のシンボルで送信するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRS及び/又は二重シンボルDMRSをスケジュールするために使用し得る、PUSCH及び/又はPUCCH用のフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンク及びアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)をサポートし得、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、及び/又はDMRSのスクランブルシーケンスは、同一であっても異なり得る。
PUSCHは、1つ以上の層を含み得、UEは、PUSCHの1つ以上の層の層上に存在するDMRSを有する少なくとも1つのシンボルを送信し得る。一実施例においては、上位層は、PUSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
アップリンクPT-RS(位相追跡及び/又は位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在し得るか、又は存在しない場合がある。アップリンクPT-RSの存在及び/又はパターンは、RRCシグナリング及び/又はDCIによって示され得る、他の目的(例えば、Modulation and Coding Scheme (MCS))に使用される1つ以上のパラメータの組み合わせによってUE固有ベースに構成され得る。構成される場合、アップリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む1つ以上のDCIパラメータに関連付けられ得る。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートし得る。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも1つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポート及びPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくあり得る。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリング及び/又はリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に送信され得る。UEによって送信されるSRSは、基地局が1つ以上の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH送信のために1つ以上のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、1つ以上のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成し得る。SRSリソースセットの場合、基地局は、1つ以上のSRSリソースを用いてUEを構成し得る。SRSリソースセット適用性は、上位層(例えば、RRC)のパラメータによって構成され得る。例えば、上位層パラメータがビーム管理を示す場合、1つ以上のSRSリソースセット(例えば、同一/類似の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、及び/又は類似のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)送信され得る。UEは、SRSリソースセット内の1つ以上のSRSリソースを送信し得る。NRネットワークは、非周期的、周期的、及び/又は半持続的SRS送信をサポートし得る。UEは、1つ以上のトリガータイプに基づきSRSリソースを送信し得、1つ以上のトリガータイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)及び/又は1つ以上のDCIフォーマットを含み得る。一実施例において、少なくとも1つのDCIフォーマットが、UEに対して用いられて、1つ以上の構成されるSRSリソースセットのうちのうちの少なくとも1つを選択し得る。SRSトリガータイプ0は、上位層シグナリングに基づきトリガーされたSRSを指し得る。SRSトリガータイプ1は、1つ以上のDCIフォーマットに基づきトリガーされたSRSを指すことができる。一実施例においては、PUSCHとSRSが同じスロットで送信される場合、UEは、PUSCH及び対応するアップリンクDMRSの送信の後にSRSを送信するように構成され得る。
基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、又は非周期的SRSの表示)、スロット、ミニスロット、及び/又はサブフレームレベル周期性、周期的及び/又は非周期的SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、周期シフト、及び/又はSRSシーケンスIDのうちの少なくとも1つを示す1つ以上のSRS構成パラメータを用いてUEを準統計学的に構成し得る。
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第1のシンボル及び第2のシンボルが同じアンテナポート上に送信される場合、レシーバは、アンテナポート上の第1のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第2のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、及び/又は類似のもの)を推測し得る。第1のアンテナポート及び第2のアンテナポートは、第1のアンテナポート上の第1のシンボルが伝達されるチャネルの1つ以上の大規模特性が、第2のアンテナポートの第2のシンボルが送信される、チャネルから推測され得る場合、準同じ位置に配置される(QCLされる)と称され得る。1つ以上の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、及び/又は空間受信(Rx)パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。
ビームフォーミングを使用するチャネルでは、ビーム管理が必要である。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、及びビーム表示を含み得る。ビームは、1つ以上の基準信号と関連付けられ得る。例えば、ビームは、1つ以上のビーム形成基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づきダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定レポートを生成し得る。UEは、RRC接続が基地局で設定された後、ダウンリンクビーム測定手順を実施し得る。
図11Bは、時間及び周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の実施例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたり得る。基地局は、1つ以上のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信できる。次のパラメータの1つ以上は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層シグナリング(例えば、RRC及び/又はMACシグナリング)によって設定できる。CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボル及びリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、及び無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメータ、CSI-RSシーケンスパラメータ、符号分割多重(CDM)タイプパラメータ、周波数密度、送信コーム、疑似コロケーション(QCL)パラメータ(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、及び/又は他の無線リソースパラメータ。
図11Bに示す3つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。3つのビームを図11Bに示し(ビーム#1、ビーム#2、及びビーム#3)、それより多い、又はそれより少ないビームを構成し得る。ビーム#1は、第1のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第2のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第3のシンボルのRB内の1つ以上のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を送信するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを送信し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することで、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
図11Bに示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信され、1つ以上の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定し得る。基地局は、レポート構成を用いてUEを構成し得、UEは、レポート構成に基づき、RSRP測定値をネットワークに(例えば、1つ以上の基地局を介して)報告し得る。一実施例において、基地局は、報告された測定結果に基づき、いくつかの基準信号を含む1つ以上の送信構成表示(TCI)状態を決定し得る。一実施例において、基地局は、1つ以上のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、及び/又はDCIを介して)。UEは、1つ以上のTCI状態に基づき決定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク送信を受信し得る。一実施例において、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有し得るか、又は有しなくてもよい。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルターに基づき、送信(Tx)ビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づき、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって送信される1つ以上のSRSリソースの測定値に基づき、UE用のアップリンクビームを選択し、表示し得る。
ビーム管理手順において、UEは、1つ以上のビームペアリンク、基地局によって送信される送信ビーム、及びUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づき、UEは、例えば、1つ以上のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、又は類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、チャネル品質インジケータ(CQI)、及び/又はランクインジケータ(RI)を含む、1つ以上のビームペア品質パラメータを示すビーム測定レポートを送信し得る。
図12Aは、3つのダウンリンクビーム管理手順、P1、P2、及びP3の例を示す。手順P1は、例えば、1つ以上の基地局Txビーム及び/又はUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として表示される)の選択をサポートするために、送信受信点(TRP)(又は複数のTRP)の送信(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に示されるように、楕円は破線の矢印で示されるとき計回りの方向に回転している)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にし得る。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実施し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実施し得る。
図12Bは、3つのアップリンクビーム管理手順、U1、U2、及びU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、1つ以上のUE Txビーム及び/又は基地局Rxビーム(U1の最上行及び最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行することを可能にし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示されるとき計回りに回転した楕円として示される)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UE及び/又は基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、又は手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実施し得る。これは、ビームリファインメントと称され得る。UEは、基地局が固定Rxビームを使用すると、そのTxビームを調整する手順U3を実施し得る。
UEは、ビーム障害の検出に基づき、ビーム障害復旧(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づき、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、及び/又は類似のもの)を送信し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマーの満了、及び/又は類似のものを有する)という決定に基づき、ビーム障害を検出し得る。
UEは、1つ以上のSS/PBCHブロック、1つ以上のCSI-RSリソース、及び/又は1つ以上の復調基準信号(DMRS)を含む1つ以上の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、及び/又はRSリソースで測定されるCSI値の1つ以上に基づき得る。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、及び/又は類似のもの)の1つ以上のDM-RSと準同じ位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソース及び1つ以上のDMRSは、RSリソースを介したUEへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメータ、フェード、及び/又は類似のもの)が、チャネルを介してUEへの送信からのチャネル特性と類似又は同一であると、QCLされ得る。
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNB及び/又はng-eNB)及び/又はUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC_IDLE状態のUE及び/又はRRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC_CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク送信のために)、及び/又はアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を取得し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、及び/又は類似のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム障害復旧要求のためのランダムアクセス手順を開始し得る。ネットワークは、ハンドオーバーのための、及び/又はSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
図13Aは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに送信し得る。図13Aは、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、及びMsg4 1314の4つのメッセージの送信を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(又はランダムアクセスプリアンブル)を含み得、及び/又はプリアンブルと称され得る。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を含み得、及び/又はランダムアクセス応答(RAR)と称され得る。
構成メッセージ1310は、例えば、1つ以上のRRCメッセージを使用して送信され得る。1つ以上のRRCメッセージは、UEへの1つ以上のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメータを示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のランダムアクセス手順に対する一般的なパラメータ(例えば、RACH-configGeneral)、セル特有のパラメータ(例えば、RACH-ConfigCommon)、及び/又は専用パラメータ(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも1つを含み得る。基地局は、1つ以上のRRCメッセージを1つ以上のUEにブロードキャスト又はマルチキャストし得る。1つ以上のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態及び/又はRRC_INACTIVE状態において、UEに送信される専用RRCメッセージ)。UEは、1つ以上のRACHパラメータに基づき、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313の送信のための時間周波数リソース及び/又はアップリンク送信電力を決定し得る。1つ以上のRACHパラメータに基づき、UEは、Msg2 1312及びMsg4 1314を受信するための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定し得る。
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータは、Msg1 1311の送信に利用可能な1つ以上の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。1つ以上のPRACH機会は、事前定義され得る。1つ以上のRACHパラメータは、1つ以上のPRACH機会の1つ以上の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のPRACH機会と、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、(a)1つ以上のプリアンブルと、(b)1つ以上の基準信号との間の関連を示し得る。1つ以上の基準信号は、SS/PBCHブロック及び/又はCSI-RSであり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、及び/又はSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータを使用して、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンク送信電力を決定し得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブル送信用の基準電力(例えば、受信したターゲット電力及び/又はプリアンブル送信の初期電力)を示し得る。1つ以上のRACHパラメータによって示される1つ以上の電力オフセットがあり得る。例えば、1つ以上のRACHパラメータは、パワーランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311とMsg3 1313の送信間の電力オフセット、及び/又はプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。1つ以上のRACHパラメータは、UEが少なくとも1つの基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)及び/又はアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリア及び/又は補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得るための、1つ以上の閾値を示し得る。
Msg1 1311は、1つ以上のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信及び1つ以上のプリアンブル再送信)を含み得る。RRCメッセージは、1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及び/又はグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、1つ以上のプリアンブルを含み得る。UEは、経路損失測定及び/又はMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルグループを決定し得る。UEは、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSB及び/又はrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも1つの基準信号を決定し得る。UEは、例えば、1つ以上のプリアンブルと少なくとも1つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、1つ以上の基準信号及び/又は選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも1つのプリアンブルを選択し得る。
UEは、構成メッセージ1310に提供される1つ以上のRACHパラメータに基づき、プリアンブルを決定し得る。例えば、UEは、経路損失測定、RSRP測定、及び/又はMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルを決定し得る。別の実施例として、1つ以上のRACHパラメータは、プリアンブルフォーマット、プリアンブル送信の最大数、及び/又は1つ以上のプリアンブルグループ(例えば、グループA及びグループB)を決定するための1つ以上の閾値を示し得る。基地局は、1つ以上のRACHパラメータを使用して、1つ以上のプリアンブルと1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づき、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを決定し得る。Msg1 1311は、1つ以上のPRACH機会を介して基地局に送信され得る。UEは、プリアンブルの選択及びPRACH機会の決定のために、1つ以上の基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を使用し得る。1つ以上のRACHパラメータ(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndex及び/又はra-OccasionList)は、PRACH機会と1つ以上の基準信号との間の関連付けを示し得る。
UEは、プリアンブル送信後に応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。UEは、プリアンブル再送信のためにアップリンク送信電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、経路損失測定及び/又はターゲット受信プリアンブル電力に基づき、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再送信することを決定し得、アップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再送信のランピングステップを示す1つ以上のRACHパラメータ(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送信のためのアップリンク送信電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル送信と同じである基準信号(例えば、SSB及び/又はCSI-RS)を決定する場合、UEはアップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル送信及び/又は再送信の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数が、1つ以上のRACHパラメータ(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、失敗して完了したと決定し得る。
UEが受信するMsg2 1312は、RARを含み得る。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含み得る。Msg2 1312は、Msg1 1311の送信の後又はそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジュールされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で表示され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの送信タイミングを調整するために使用し得る時間アライメントコマンド、Msg3 1313の送信のためのスケジューリング許可、及び/又は一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。プリアンブルを送信した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。UEは、UEがプリアンブルを送信するために使用するPRACH機会に基づき、いつ時間ウィンドウを開始するかを決定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの1つ以上のシンボルの後に(例えば、プリアンブル送信の終わりからの第1のPDCCH機会に)、時間ウィンドウを開始し得る。1つ以上のシンボルは、ヌメロロジに基づき決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づきRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する1つ以上のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを送信するPRACH機会と関連付けられ得る。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、及び/又はPRACH機会のULキャリアインジケータに基づき、RA-RNTIを決定し得る。RA-RNTIの実施例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、PRACH機会の第1のOFDMシンボルのインデックスであり得(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第1のスロットのインデックスであり得(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであり得(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を送信し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に送信し得、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生し得る。競合解決(例えば、Msg3 1313及びMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させてもよい。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、及び/又は任意の他の適切な識別子)を含んでもよい。
Msg4 1314は、Msg3 1313の送信の後、又はそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、又はそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIに関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが正常に復号化され、MAC PDUが、Msg3 1313で送信された(例えば、送信された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティMAC CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと決定し得る、及び/又はUEは、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリア及び正常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、2つの別個のRACH構成、すなわち、1つはSULキャリア用、もう1つはNULキャリア用であるUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスについて、ネットワークは、どのキャリア(NUL又はSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、1つ以上の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313)のアップリンク送信は、選択されたキャリア上にとどまることができる。UEは、1つ以上の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313の間)中にアップリンクキャリアを切り替えることができる。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づき、Msg1 1311及び/又はMsg3 1313のアップリンクキャリアを決定及び/又は切り替え得る。
図13Bは、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに送信し得る。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、Msg1 1321及びMsg2 1322の2つのメッセージの送信を含む。Msg1 1321及びMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311及びMsg2 1312に類似し得る。図13A及び図13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313及び/又はMsg4 1314に類似したメッセージを含み得ない。
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム障害復旧、他のSI要求、SCell追加、及び/又はハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに表示又は割り当て得る。UEは、PDCCH及び/又はRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の表示を受信し得る。
プリアンブルを送信した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。ビーム障害復旧要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウ及び/又は別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)宛のPDCCH送信に対し監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の送信及び対応するMsg2 1322の受信の後、又はこれに応答して、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH送信がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって送信されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、及び/又はRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、成功裏に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する確認の指標として決定し得る。
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。図13A及び図13Bに示されるランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに送信し得る。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310及び/又は構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、2つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331及びMsg B 1332の送信を含む。
Msg A 1331は、UEによってアップリンク送信で送信され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の1つ以上の送信及び/又はトランスポートブロック1342の1つ以上の送信を含み得る。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるMsg3 1313の内容と類似及び/又は同等である内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、及び/又は類似のもの)を含み得る。UEは、Msg A 1331の送信の後、又はその送信に応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、図13A及び13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、及び/又は図13Aに示されるMsg4 1314の内容と類似及び/又は同等である内容を含み得る。
UEは、ライセンスされたスペクトル及び/又はライセンスされていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、1つ以上の要因に基づき、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを決定し得る。1つ以上の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、及び/又は類似のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンスされた対ライセンスされていない)、及び/又は任意の他の適切な要因であり得る。
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメータに基づき、プリアンブル1341及び/又はMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソース及び/又はアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメータは、変調及び符号化スキーム(MCS)、時間周波数リソース、及び/又はプリアンブル1341及び/又はトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の送信のための時間周波数リソース及びトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の送信のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、及び/又はCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメータは、UEが、Msg B 1332の監視及び/又は受信のための受信タイミング及びダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、及び/又はデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を送信し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミング進行コマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当て及び/又はMCS)、競合解決のためのUE識別子、及び/又はRNTI(例えば、C-RNTI又はTC-RNTI)のうちの少なくとも1つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって送信されるプリアンブルに一致し、及び/又はMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了されると決定し得る。
UE及び基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと称され得、PHY層(例えば、層1)及び/又はMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに送信されるダウンリンク制御シグナリング及び/又はUEから、基地局に送信されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソース及び/又はトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、及び/又はその他の任意の適切なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって送信されるペイロード内のダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で送信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と称され得る。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
基地局は、送信エラーの検出を容易にするために、1つ以上の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに取り付け得る。DCIがUE(又はUEのグループ)に対して意図される場合、基地局は、UEの識別子(又はUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値及びCRCパリティビットのModulo-2追加(又は排他的OR演算)を含み得る。識別子は、16ビットの値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含み得る。
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報及び/又はシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、十六進法で「FFFE」として事前に定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示し得る。SI-RNTIは、十六進法で「FFFF」として事前に定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジュールのユニキャスト送信及び/又はPDCCH順序のランダムアクセスのトリガーを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI (CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI (TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI (TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI (TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI (INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI (SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI (SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI (MCS-C-RNTI)、及び/又は類似のものを含む。
DCIの目的及び/又は内容に応じて、基地局は、1つ以上のDCIフォーマットでDCIを送信し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット表示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEがUEへの送信を意図していないと想定する物理リソースブロック及び/又はOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCH又はPUSCH用の送信電力制御(TPC)コマンドの送信に使用され得る。DCIフォーマット2_3は、1つ以上のUEによるSRS送信用のTPCコマンドのグループの送信に使用され得る。新機能のDCIフォーマットは、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、又は同じDCIサイズを共有し得る。
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネル符号化(例えば、極性符号化)、レートマッチング、スクランブル及び/又はQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用及び/又は構成されるリソース要素上に、符号化及び変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズ及び/又は基地局のカバレッジに基づき、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと称される)は、1、2、4、8、16、及び/又は任意の他の適切な数であり得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含み得る。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを含み得る。リソース要素上の符号化及び変調されたDCIのマッピングは、CCE及びREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づき得る。
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。基地局は、1つ以上の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信し得る。CORESETは、UEが1つ以上の検索空間を使用してDCIを復号化しようとする時間周波数リソースを含み得る。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。図14Aの実施例において、第1のCORESET1401及び第2のCORESET1402は、スロット内の第1のシンボルで生じる。第1のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第2のCORESET1402とオーバーラップする。第3のCORESET1403は、スロット内の第3のシンボルで生じる。第4のCORESET1404は、スロットの第七のシンボルで生じる。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
図14Bは、CORESET及びPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。CCE~REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)又は非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整及び/又は制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なる又は同一のCCE~REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE~REGマッピングと関連付けられ得る。CORESETは、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメータは、CORESET内のPDCCH受信用の復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
基地局は、1つ以上のCORESET及び1つ以上の検索空間セットの構成パラメータを含むRRCメッセージをUEに送信し得る。構成パラメータは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与のアグリゲーションレベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含み得る。構成パラメータは、アグリゲーションレベルごとに監視されるPDCCH候補の数、PDCCH監視周期性及びPDCCH監視パターン、UEによって監視される1つ以上のDCIフォーマット、及び/又は検索空間セットが、共通検索空間セット又はUE固有検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前に定義され、UEに既知であり得る。UE固有検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づき構成され得る。
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づき、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。UEは、CORESETの構成パラメータに基づき、CORESETに対するCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブ又は非インターリーブ、及び/又はマッピングパラメータ)を決定し得る。UEは、RRCメッセージに基づき、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を決定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、1つ以上のDCIを検出するために、1つ以上のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補を復号化することを含み得る。監視は、可能な(又は構成される)PDCCH位置、可能な(又は構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、及び/又はUE固有検索空間におけるPDCCH候補の数)、及び可能な(又は構成される)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCI内容を復号化することを含み得る。復号化は、ブラインド復号化と称され得る。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを決定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、及び/又は類似のもの)を処理し得る。
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)確認応答を含み得る。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に送信し得る。基地局は、受信したCSIに基づき、ダウンリンク送信のための送信フォーマットパラメータ(例えば、マルチアンテナ及びビーム形成スキームを含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含み得る。UEは、アップリンクデータが基地局に送信可能であることを示すSRを送信し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSIレポート、SRなど)を送信し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの1つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信し得る。
5つのPUCCHフォーマットがあり得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数及びUCIビットの数)に基づきPUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、1つ又は2つのOFDMシンボルの長さを有し得、2以下のビットを含み得る。UEは、送信が1つ又は2つのシンボルを超えており、正又は負のSRを持つHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースでUCIを送信し得る。PUCCHフォーマット1は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占め得、2以下のビットを含み得る。UEは、送信が4つ以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が1つ又は2つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、1つ又は2つのOFDMシンボルを占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が1つ又は2つのシンボルを超え、UCIビットの数が2つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が4つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占有し得、2ビット超を含み得る。UEは、送信が4つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が2つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメータをUEに送信し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大4つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、及び/又はUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの1つを使用して送信し得るUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成する場合、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、及び/又はCSI)の合計ビット長に基づき、複数のPUCCHリソースセットのうちの1つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第1のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第1の構成値以下の場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第2のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第1の構成値より大きく、第2の構成値以下の場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第3のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が第2の構成値より大きく、第3の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第4のPUCCHリソースセットを選択し得る。
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、及び/又はSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0又はDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケータに基づき、PUCCHリソースを決定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケータは、PUCCHリソースセット内の8つのPUCCHリソースのうちの1つを示し得る。PUCCHリソースインジケータに基づき、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケータによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSI及び/又はSR)を送信し得る。
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の実施例を示す。無線デバイス1502及び基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、又はその他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、1つの無線デバイス1502及び1つの基地局1504のみが示される。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じ又は同様の構成を有する、2つ以上のUE及び/又は2つ以上の基地局を含み得ることが理解されよう。
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアーインターフェース(又は無線インターフェース)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアーインターフェース1506上の基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェース上の無線デバイス1502から、基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、FDD、TDD、及び/又は2つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508及び処理システム1518は、層3及び層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A、図2B、図3、及び図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、及びMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の送信処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の送信処理システム1520に提供され得る。送信処理システム1510及び送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)又はマルチアンテナ処理、及び/又は類似のものを実行し得る。
基地局1504で、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502では、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。受信処理システム1512及び受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、及び図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正復号化、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMO又はマルチアンテナ処理、及び/又は類似のものを実行し得る。
図15に示すように、無線デバイス1502及び基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザMIMO又はマルチユーザMIMO)、送信/受信多様性、及び/又はビームフォーミングなどの1つ以上のMIMO又はマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。他の実施例においては、無線デバイス1502及び/又は基地局1504は、単一アンテナを有し得る。
処理システム1508及び処理システム1518は、それぞれメモリ1514及びメモリ1524と関連付けられ得る。メモリ1514及びメモリ1524(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)は、本出願で論じる1つ以上の機能を実施するために、処理システム1508及び/又は処理システム1518によって実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを記憶し得る。図15には示されていないが、送信処理システム1510、送信処理システム1520、受信処理システム1512、及び/又は受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの1つ以上を実行するために実行され得るコンピュータプログラム命令又はコードを格納するメモリ(例えば、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体)に結合され得る。
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサを含み得る。1つ以上のコントローラ及び/又は1つ以上のプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)及び/又はその他のプログラマーブルロジックデバイス、ディスクリートゲート及び/又はトランジスターロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、及び/又は無線デバイス1502及び基地局1504が無線環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちのうちの少なくとも1つを実行し得る。
処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526に接続され得る。1つ以上の周辺装置1516及び1つ以上の周辺装置1526は、特徴及び/又は機能を提供するソフトウェア及び/又はハードウェア、例えばスピーカー、マイク、キーパッド、表示装置、タッチパッド、電源、衛星トランシーバー、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤー、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、及び/又は1つ以上のセンサー(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサー、レーダーセンサー、ライダーセンサー、超音波センサー、光センサー、カメラ、及び/又は類似のもの)を含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、1つ以上の周辺装置1516及び/又は1つ以上の周辺装置1526からユーザ入力データを受信し、及び/又はユーザ出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、及び/又は無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成され得る。電源は、1つ以上の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。処理システム1508及び/又は処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517及びGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502及び基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベース帯域信号は、1つ以上の機能を実行し得る。この1つ以上の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、1つ又はいくつかの送信層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)又はCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、及び/又は類似のもののうちの少なくとも1つを含み得る。一例において、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク送信のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例においては、変換プリコーディングが有効でない場合は、図16Aによって、アップリンク送信のためのCP-OFDM信号が生成され得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
図16Bは、ベース帯域信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベース帯域信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMA又はCP-OFDMベース帯域信号及び/又は複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベース帯域信号であり得る。送信前にフィルタリングを用いることができる。
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベース帯域信号は、1つ以上の機能を実行できる。この1つ以上の機能は、物理チャネル上で送信されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの1つ又はいくつかの送信層上へのマッピング、アンテナポート上での送信のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポートごとの複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、及び/又は類似のものを含み得る。これらの機能は、例として示されており、様々な実施形態で他の機構を実装し得ることが予想される。
図16Dは、ベース帯域信号のキャリア周波数への変調及びアップコンバージョンのための別の実施例示的な構造を示す。ベース帯域信号は、アンテナポート用の複素数値OFDMベース帯域信号であり得る。送信前にフィルタリングを用いることができる。
無線デバイスは、複数のセル(例えば、プライマリーセル、セカンダリーセル)の構成パラメータを含む1つ以上のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも1つの基地局(例えば、二重接続の2つ以上の基地局)と通信し得る。1つ以上のメッセージ(例えば、構成パラメータの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメータを含み得る。例えば、構成パラメータは、物理層及びMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメータを含み得る。例えば、構成パラメータは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、及び/又は通信チャネル用のタイマーの値を示すパラメータを含み得る。
タイマーが開始されると実行を開始し、停止するまで、又は満了するまで、実行を継続し得る。タイマーは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再起動され得る。タイマーは、値と関連付けられ得る(例えば、タイマーは、ある値から開始又は再開され得、又はゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマーの持続時間は、(例えば、BWPスイッチングにより)タイマーが停止するか、又は満了するまで更新され得ない。タイマーを使用して、プロセスの期間/ウィンドウを測定し得る。本明細書が、1つ以上のタイマーに関連する実装及び手順を指す場合、1つ以上のタイマーを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマーを実施するための複数の方法のうちの1つ以上が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例において、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーの開始及び満了の代わりに、2つのタイムスタンプ間の時間差を使用し得る。タイマーが再開されると、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再開され得る。他の例示的実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために提供され得る。
基地局は、1つ以上のMAC PDUを無線デバイスに送信し得る。一実施例では、MAC PDUは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、ビットストリングは、最上位ビットがテーブルの最初の行の左端のビットであり、最下位ビットがテーブルの最後の行の右端のビットであるテーブルによって表され得る。より一般的には、ビットストリングは、左から右に読み取られ、次いで行の読み取り順序で読み取られる。一実施例では、MAC PDU内のパラメータフィールドのビット順序は、左端のビットの最初の最上位ビット、及び右端のビットの最後の最下位ビットで表される。
一実施例では、MAC SDUは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、MAC SDUは、最初のビット以降のMAC PDUに含まれ得る。一実施例では、MAC CEは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、MACサブヘッダは、長さがバイト整列された(例えば、8ビットの倍数に整列された)ビットストリングであり得る。一実施例では、MACサブヘッダは、対応するMAC SDU、MAC CE、又はパディングの直前に配置することができる。MACエンティティは、DL MAC PDUの予約ビットの値を無視することができる。
一実施例では、MAC PDUは、1つ以上のMACサブPDUを含み得る。1つ以上のMACサブPDUのうちのMACサブPDUには、MACサブヘッダのみ(パディングを含む)、MACサブヘッダ及びMAC SDU、MACサブヘッダ及びMAC CE、MACサブヘッダ及びパディング、又はそれらの組み合わせが含まれる。MAC SDUは、可変サイズであり得る。MACサブヘッダは、MAC SDU、MAC CE、又はパディングに対応することができる。
一実施例では、MACサブヘッダがMAC SDU、可変サイズのMAC CE、又はパディングに対応する場合、MACサブヘッダは、1ビット長のRフィールド、1ビット長のFフィールド、マルチビット長のLCIDフィールド、マルチビット長のLフィールド、又はそれらの組み合わせを含み得る。
図17Aは、Rフィールド、Fフィールド、LCIDフィールド、及びLフィールドを備えたMACサブヘッダの実施例を示す。図17Aの例示的なMACサブヘッダでは、LCIDフィールドは、6ビットの長さであり得、Lフィールドは、8ビットの長さであり得る。図17Bは、Rフィールド、Fフィールド、LCIDフィールド、及びLフィールドを備えたMACサブヘッダの実施例を示す。図17Bに示される例示的なMACサブヘッダでは、LCIDフィールドは、6ビットの長さであり得、Lフィールドは、16ビットの長さであり得る。MACサブヘッダが固定サイズのMAC CE又はパディングに対応する場合、MACサブヘッダは、2ビット長のRフィールド及びマルチビット長のLCIDフィールドを含み得る。図17Cは、Rフィールド及びLCIDフィールドを含むMACサブヘッダの実施例を示す。図17Cに示された例示的なMACサブヘッダでは、LCIDフィールドは、6ビットの長さであり得、Rフィールドは、2ビットの長さであり得る。
図18Aは、DL MAC PDUの実施例を示す。MAC CE 1及び2などの複数のMAC CEを一緒に配置することができる。MAC CEを含むMACサブPDUは、MAC SDUを含むMACサブPDU又はパディングを含むMACサブPDUの前に配置することができる。図18Bは、UL MAC PDUの実施例を示す。MAC CE 1及び2などの複数のMAC CEを一緒に配置することができる。一実施形態において、MAC CEを含むMACサブPDUは、MAC SDUを含む全てのMACサブPDUの後に配置することができる。更に、MACサブPDUは、パディングを含むMACサブPDUの前に配置することができる。
一実施例では、基地局のMACエンティティは、1つ以上のMAC CEを、無線デバイスのMACエンティティに送信することができる。図19は、1つ以上のMAC CEに関連付けられ得る複数のLCIDの実施例を示す。1つ以上のMAC CEは、SP ZP CSI-RSリソースセット起動/停止MAC CE、PUCCH空間関係起動/停止MAC CE、SP SRS起動/停止MAC CE、PUCCHに関するSP CSIレポート起動/停止MAC CE、UE固有のPDCCHのTCI状態表示MAC CE、UE固有のPDSCHのTCI状態表示MAC CE、非周期的CSIトリガー状態サブセレクションMAC CE、SP CSI-RS/CSI-IMリソースセット起動/停止MAC CE、UE競合解決アイデンティティMAC CE、タイミングアドバンスコマンドMAC CE、DRXコマンドMAC CE、ロングDRXコマンドMAC CE、SCell起動/停止MAC CE(1オクテット)、SCell起動/停止MAC CE(4オクテット)、及び/又は複製起動/停止MAC CEのうちの少なくとも1つを含む。一実施例では、基地局のMACエンティティによって無線デバイスのMACエンティティに送信されるMAC CEなどのMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダにLCIDを有することができる。異なるMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダに異なるLCIDを有し得る。例えば、MACサブヘッダで111011によって与えられたLCIDは、MACサブヘッダに関連付けられるMAC CEがロングDRXコマンドMAC CEであることを示し得る。
一実施例では、無線デバイスのMACエンティティは、1つ以上のMAC CEを、基地局のMACエンティティに送信することができる。図20は、1つ以上のMAC CEの実施例を示す。1つ以上のMAC CEは、ショートバッファ状態報告(BSR)MAC CE、ロングBSR MAC CE、C-RNTI MAC CE、構成される許可確認MAC CE、単一エントリーPHR MAC CE、複数エントリーPHR MAC CE、ショート遮断BSR、及び/又はロング遮断BSRのうちの少なくとも1つを含み得る。一実施例では、MAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダにLCIDを有することができる。異なるMAC CEは、MAC CEに対応するMACサブヘッダに異なるLCIDを有し得る。例えば、MACサブヘッダで111011によって与えられたLCIDは、MACサブヘッダに関連付けられるMAC CEがショート遮断コマンドMAC CEであることを示し得る。
キャリアアグリゲーション(CA)では、2つ以上のコンポーネントキャリア(CC)が集約され得る。無線デバイスは、CAの技術を使用して、無線デバイスの能力に応じて、1つ以上のCCで同時に受信又は送信し得る。一実施形態では、無線デバイスは、隣接するCC及び/又は隣接しないCCに対してCAをサポートし得る。CCはセルに編成され得る。例えば、CCは1つの一次セル(PCell)と1つ以上の二次セル(SCell)とに編成され得る。CAを用いて構成されると、無線デバイスはネットワークとの1つのRRC接続を有し得る。RRC接続の確立/再確立/ハンドオーバー中、NASモビリティ情報を提供するセルはサービングセルであり得る。RRC接続の再確立/ハンドオーバー手順中、セキュリティ入力を提供するセルはサービングセルであり得る。一実施例では、サービングセルはPCellを示し得る。一実施例では、基地局は、無線デバイスの能力に応じて、複数の1つ以上のSCellの構成パラメータを含む1つ以上のメッセージを無線デバイスに送信し得る。
CAを用いて構成されると、基地局及び/又は無線デバイスは、無線デバイスのバッテリー又は電力消費を改善するために、SCellのアクティブ化/非アクティブ化メカニズムを使用してもよい。無線デバイスが1つ以上のSCellを用いて構成されると、基地局は1つ以上のSCellのうちの少なくとも1つをアクティブ化又は非アクティブ化することができる。SCellの構成時に、SCellに関連付けられたSCell状態が「アクティブ化」又は「休止」に設定されない限り、SCellを非アクティブ化し得る。
無線デバイスは、SCell起動/停止MAC CEを受信することに応答して、SCellを起動/停止することができる。一実施例では、基地局は、無線デバイスに、SCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を含む1つ以上のメッセージを送信し得る。一実施例では、無線デバイスは、SCellタイマーの満了に応答してSCellを非アクティブ化し得る。
無線デバイスがSCellをアクティブ化するSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを受信すると、無線デバイスはSCellをアクティブ化し得る。SCellのアクティブ化に応答して、無線デバイスは、SCell上でのSRS送信、SCellに対するCQI/PMI/RI/CRIレポート、SCell上でのPDCCH監視、SCellに対するPDCCH監視、及び/又はSCell上でのPUCCH送信を含む動作を実行し得る。SCellの起動に応答して、無線デバイスは、SCellに関連付けられる第1のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を始動又は再始動し得る。無線デバイスは、SCellをアクティブ化するSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEが受信されると、スロット内の第1のSCellタイマーを始動又は再始動し得る。一実施例では、SCellのアクティブ化に応答して、無線デバイスは、記憶された構成に従って、SCellに関連付けられる構成される許可タイプ1の1つ以上の中断された構成済みアップリンク許可を(再)初期化することができる。一実施例では、SCellのアクティブ化に応答して、無線デバイスはPHRをトリガーし得る。
無線デバイスが、アクティブ化されたSCellを非アクティブ化するSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを受信すると、無線デバイスはアクティブ化されたSCellを非アクティブ化し得る。一実施例では、アクティブ化されたSCellに関連付けられた第1のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)が満了すると、無線デバイスはアクティブ化されたSCellを非アクティブ化し得る。アクティブ化されたSCellの停止に応答して、無線デバイスは、アクティブ化されたSCellに関連付けられる第1のSCellタイマーを停止し得る。一実施例では、アクティブ化されたSCellの停止に応答して、無線デバイスは、アクティブ化されたSCellに関連付けられる構成済みアップリンク許可タイプ2の1つ以上の構成済みダウンリンク割り当て及び/又は1つ以上の構成済みアップリンク許可をクリアし得る。一実施例では、アクティブ化されたSCellの停止に応答して、無線デバイスは、アクティブ化されたSCellに関連付けられる構成済みアップリンク許可タイプ1の1つ以上の構成済みアップリンク許可を中断し得る、及び/又はアクティブ化されたSCellに関連付けられるHARQバッファをフラッシュし得る。
SCellが停止されると、無線デバイスは、SCell上でSRSを送信すること、SCellのCQI/PMI/RI/CRIを報告すること、SCell上のUL-SCHで送信すること、SCell上のRACHで送信すること、SCell上の少なくとも1つの第1のPDCCHを監視すること、SCellの少なくとも1つの第2のPDCCHを監視すること、及び/又はSCell上でPUCCHを送信することを含む動作を実行しない場合がある。起動されたSCell上の少なくとも1つの第1のPDCCHがアップリンク許可又はダウンリンク割り当てを示すと、無線デバイスは、起動されたSCellに関連付けられる第1のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を再始動し得る。一実施例では、起動されたSCellをスケジューリングしているサービングセル(例えば、PCell又はPUCCHを用いて構成されるSCell、すなわちPUCCH SCell)上の少なくとも1つの第2のPDCCHが、起動されたSCellのアップリンク許可又はダウンリンク割り当てを示す場合、無線デバイスは、起動されたSCellに関連付けられる第1のSCellタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を再始動し得る。一実施例では、SCellが停止されると、SCell上に進行中のランダムアクセス手順がある場合、無線デバイスはSCell上の進行中のランダムアクセス手順を中止し得る。
図21Aは、1オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEの例を示す。第1のLCID(例えば、図19に示されるような「111010」)を有する第1のMAC PDUサブヘッダは、1オクテットのSCell起動/停止MAC CEを識別することができる。1オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEのサイズは一定であってもよい。1オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、単一のオクテットを含んでもよい。単一のオクテットは、第1の回数のCフィールド(例えば、7)と第2の回数のRフィールド(例えば1)とを含むことができる。図21Bは、4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEの例を示す。第2のLCID(例えば、図19に示されるような「111001」)を有する第2のMAC PDUサブヘッダは、4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEを識別することができる。4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEのサイズは一定であってもよい。4オクテットのSCellアクティブ化/非アクティブ化MAC CEは、4オクテットを含むことができる。4つのオクテットは、第3の数のCフィールド(例えば、31)と第4の数のRフィールド(例えば、1)とを含むことができる。
図21A及び/又は図21Bにおいて、SCellインデックスiを有するSCellが構成される場合、Ciフィールドは、SCellインデックスiを有するSCellのアクティブ化/非アクティブ化ステータスを示し得る。一実施例では、Ciフィールドが1に設定されると、SCellインデックスiを有するSCellがアクティブ化され得る。一実施例では、Ciフィールドがゼロに設定されると、SCellインデックスiを有するSCellが非アクティブ化され得る。一実施例では、SCellインデックスiを用いて構成されたSCellがない場合、無線デバイスはCiフィールドを無視し得る。図21A及び図21Bにおいて、Rフィールドは、予約ビットを示し得る。Rフィールドはゼロに設定され得る。
基地局は、PCell上で帯域幅適応(BA)を有効にするために、アップリンク(UL)帯域幅部分(BWP)及びダウンリンク(DL)BWPを用いて無線デバイスを構成することができる。キャリアアグリゲーションが構成される場合、基地局は、SCell上でBAを有効にするために、少なくともDL BWPを用いて無線デバイスを更に構成することができる(つまり、ULにUL BWPがない場合がある)。PCellの場合、初期アクティブBWPは、初期アクセスに使用される第1のBWPであり得る。SCellの場合、第1のアクティブBWPは、SCellがアクティブ化されるときに、無線デバイスがSCell上で動作するように構成される第2のBWPであり得る。ペアになっているスペクトル(例えば、FDD)では、基地局及び/又は無線デバイスは、DL BWPとUL BWPを個別に切り替えることができる。ペアになっていないスペクトル(例えば、TDD)では、基地局及び/又は無線デバイスは、DL BWPとUL BWPを同時に切り替えることができる。
一実施例では、基地局及び/又は無線デバイスは、DCI又はBWP非アクティブタイマーによって、構成されるBWP間でBWPを切り替えることができる。BWP非アクティブタイマーがサービングセルに対して構成される場合、基地局及び/又は無線デバイスは、サービングセルに関連付けられたBWP非アクティブタイマーの満了に応答して、アクティブBWPをデフォルトBWPに切り替えることができる。デフォルトBWPは、ネットワークによって構成することができる。一実施例では、FDDシステムの場合、BAで構成される場合、各アップリンクキャリアに対して1つのUL BWP、及び1つのDL BWPは、アクティブなサービングセルにおいて同時にアクティブであり得る。一実施例では、TDDシステムの場合、1つのDL/UL BWPペアは、アクティブなサービングセルで同時にアクティブであり得る。1つのUL BWP及び1つのDL BWP(又は1つのDL/ULペア)で動作すると、無線デバイスのバッテリー消費が改善され得る。無線デバイスが動作し得る1つのアクティブUL BWP及び1つのアクティブDL BWP以外のBWPは、非アクティブ化され得る。非アクティブ化されたBWPでは、無線デバイスは、PDCCHを監視しなくてもよく、及び/又はPUCCH、PRACH、及びUL-SCHに送信しなくてもよい。
一実施例では、サービングセルは、最大で第1の回数(例えば、4つ)のBWPで構成され得る。一例では、アクティブ化されたサービングセルの場合、任意の時点で1つのアクティブなBWPが存在し得る。一例では、サービングセルに対するBWP切り替えを使用して、一度に、非アクティブBWPをアクティブ化し、アクティブBWPを非アクティブ化させることができる。一実施例では、BWP切り替えは、ダウンリンク割り当て又はアップリンク許可を示すPDCCHによって制御され得る。一実施例では、BWP切り替えは、BWP非アクティブタイマー(例えば、bwp-InactivityTimer)によって制御され得る。一実施例では、BWP切り替えは、ランダムアクセス手順の開始に応答して、MACエンティティによって制御され得る。サービングセル(例えば、SpCell)の追加又はSCellの起動の際に、ダウンリンク割り当て又はアップリンク許可を示すPDCCHを受信せずに、1つのBWPが最初にアクティブになってもよい。サービングセルのアクティブBWPを、RRC及び/又はPDCCHで示すことができる。一実施例では、ペアになっていないスペクトルに対して、DL BWPをUL BWPとペアにすることができ、BWP切り替えは、UL及びDLの両方に共通であり得る。
図22は、セル(例えば、PCell又はSCell)上のBWP切り替えの実施例を示す。一実施例では、無線デバイスが、基地局から、セルの構成パラメータ及びセルに関連付けられた1つ以上のBWPを含む少なくとも1つのRRCメッセージを受信することができる。RRCメッセージは、RRC接続再構成メッセージ(例えば、RRCReconfiguration)、RRC接続再確立メッセージ(例えば、RRCRestablishment)、及び/又はRRC接続セットアップメッセージ(例えば、RRCSetup)を含むことができる。1つ以上のBWPのうち、少なくとも1つのBWPは、第1のアクティブBWP(例えば、BWP1)として、1つのBWPは、デフォルトBWP(例えば、BWP0)として、構成され得る。無線デバイスは、n番目のスロットでセルをアクティブ化するためのコマンド(例えば、RRCメッセージ、MAC CE又はDCI)を受信し得る。無線デバイスは、セル非アクティブタイマー(例えば、sCellDeactivationTimer)を始動し、セルに対するCSI関連アクションを始動し、及び/又はセルの第1のアクティブBWPについてのCSI関連アクションを始動し得る。無線デバイスは、セルをアクティブ化することに応答して、BWP1上のPDCCHを監視することを開始することができる。
一実施例では、無線デバイスは、BWP1上のDL割り当てを示すDCIを受信することに応答して、m番目のスロットでBWP非アクティブタイマー(例えば、bwp-InactivityTimer)を始動再始動することができる。DCIは、DCIフォーマット(例えば、DCIフォーマット1_0/1_1/1_2など)で送信されてもよい。DCIフォーマットは、BWP(例えば、BWP1)を含むセルを示すセルインジケータ、BWPを示すBWPインジケータ、DL割り当てに対するBWPの1つ以上のRBを示す周波数ドメインリソース割り当て(FDRA)、DL割り当てに対する1つ以上のシンボルを示す時間ドメインリソース割り当て(TDRA)、VRB-to-PRBマッピングインジケータ、PRB帯域リングサイズインジケータなどのうちの少なくとも1つを含む1つ以上のDCIフィールドを含み得る。無線デバイスは、BWP1上のDL割り当てに基づいて、PDSCHを介してTBを受信してもよい。無線デバイスは、s番目のスロットで、BWP非アクティブタイマーが満了する場合、アクティブBWPとしてデフォルトBWP(例えば、BWP0)に再度切り替わり得る。無線デバイスは、sCellDeactivationTimerが満了する場合、セルを非アクティブ化する、及び/又はBWP非アクティブタイマーを停止することができる。
一実施例では、MACエンティティは、BWPで構成されるアクティブ化されたサービングセルのアクティブBWPに、UL-SCHで送信すること、RACHで送信すること、PDCCHを監視すること、PUCCHを送信すること、DL-SCHを受信すること、及び/又はもしあれば、記憶された構成に従って、構成される許可タイプ1の中断された構成済みアップリンク許可を(再)初期化することを含む、正常な動作を適用することができる。
一実施例では、BWPで構成される各アクティブ化されたサービングセルの非アクティブBWP上で、MACエンティティは、UL-SCHで送信しなくてもよく、RACHで送信しなくてもよく、PDCCHを監視しなくてもよく、PUCCHを送信しなくてもよく、SRSを送信しなくてもよく、DL-SCHを受信しなくてもよく、構成される許可タイプ2の任意の構成済みダウンリンク割り当て及び構成済みアップリンク許可をクリアしてもよく、及び/又は構成されるタイプ1の任意の構成済みアップリンク許可を中断し得る。
一実施例では、MACエンティティがサービングセルのBWP切り替えのためにPDCCHを受信する場合、このサービングセルに関連付けられるランダムアクセス手順が進行中でない間に、無線デバイスは、PDCCHによって示されるBWPへのBWP切り替えを実行し得る。一実施例では、帯域幅部分インジケータフィールドがDCIフォーマット1_1で構成される場合、帯域幅部分インジケータフィールド値は、DL受信に対して、構成されるDL BWPセットからのアクティブDL BWPを示すことができる。一実施例では、帯域幅部分インジケータフィールドがDCIフォーマット0_1で構成される場合、帯域幅部分インジケータフィールド値は、UL送信用の構成されるUL BWPセットからのアクティブUL BWPを示すことができる。
一実施例では、一次セルについて、無線デバイスは、上位層パラメータDefault-DL-BWPによって、構成されるDL BWPの中のデフォルトDL BWPが提供され得る。一実施例では、上位層パラメータDefault-DL-BWPによって、無線デバイスにデフォルトDL BWPが提供されない場合、デフォルトDL BWPは、初期アクティブDL BWPであり得る。一実施例では、無線デバイスは、一次セルのタイマー値である、上位層パラメータbwp-InactivityTimerによって提供され得る。構成される場合、無線デバイスは、実行中の場合、周波数範囲1の場合は1ミリ秒の間隔ごと、周波数範囲2の場合は0.5ミリ秒ごとにタイマーをインクリメントすることができ、これは、無線デバイスが、ペアになっているスペクトル動作に対してDCIフォーマット1_1を検出することができない場合、又は無線デバイスが、間隔中、ペアになっていないスペクトル動作に対して、DCIフォーマット1_1又はDCIフォーマット0_1を検出することができない場合である。
一実施例では、無線デバイスが、構成されるDL BWPの中のデフォルトDL BWPを示す上位層パラメータDefault-DL-BWPを用いて二次セル用に構成され、かつ無線デバイスが、タイマー値を示す上位層パラメータbwp-InactivityTimerを用いて構成される場合、二次セル上での無線デバイス手順は、二次セル用のタイマー値、及び二次セル用のデフォルトDL BWPを使用する一次セル上のものと同じであり得る。
一実施例では、無線デバイスが、二次セル又はキャリア上に、第1のアクティブDL BWPである上位層パラメータActive-BWP-DL-SCellによって、及び第1のアクティブUL BWPである上位層パラメータActive-BWP-UL-SCellによって構成される場合、無線デバイスは、二次セル上の示されたDL BWP及び示されたUL BWPを、二次セル上の、又はキャリア上のそれぞれの第1のアクティブDL BWP及び第1のアクティブUL BWPとして使用することができる。
一実施例では、監視する無線デバイスのためのPDCCH候補のセットは、PDCCH検索空間セットの観点から定義される。検索空間セットは、CSSセット又はUSSセットを含む。無線デバイスは、以下の1つ以上の検索空間セットにおけるPDCCH候補を監視するものであるが、その検索空間セットは、MCGの一次セルでSI-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、MIB内のpdcch-ConfigSIB1によって、又はPDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceSIB1によって、又は PDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceZeroによって構成されたType0-PDCCHCSSセット、MCGの一次セルでSI-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、PDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceOtherSystemInformationによって構成されたType0A-PDCCHCSSセット、一次セルでRA-RNTI、MsgB-RNTI、又はTC-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、PDCCH-ConfigCommon内のra-SearchSpaceによって構成されたType1-PDCCHCSSセット、MCGの一次セルでP-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、PDCCH-ConfigCommon内のpagingSearchSpaceによって構成されたType2-PDCCHCSSセット、INT-RNTI、SFI-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-SRS-RNTI、CI-RNTI、又はPS-RNTI及び、及び一次セルの場合のみ、C-RNTI、MCS-C-RNTI、又はCS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、searchSpaceType=commonでPDCCH-Config内のSearchSpaceによって構成されたType3-PDCCHCSSセット、及びC-RNTI、MCS-C-RNTI、SP-CSI-RNTI、CS-RNTI、SL-RNTI、SL-CS-RNTI、又はSL-L-CS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有する、DCIフォーマットに対する、searchSpaceType=ue-SpecificでPDCCH-Config内のSearchSpaceによって構成されたUSSセットである。
一実施例では、無線デバイスは、スロット内のPDCCH監視周期性、PDCCH監視オフセット、及びPDCCH監視パターンを含む1つ以上のPDCCH構成パラメータに基づいて、アクティブなDL BWP上のPDCCH監視機会を決定する。検索空間セット(SSs)について、無線デバイスは、PDCCH監視機会が、スロット番号
がフレーム番号
の中にあり、
のときに、存在すると判定する。
は、ヌメロロジμが構成されるときのフレーム内のスロット番号である。
はPDCCH構成パラメータに示されるスロットオフセットである。
はPDCCH構成パラメータに示されるPDCCH監視周期性である。無線デバイスは、
連続スロットに対する検索空間セットのための、スロット
から始まるPDCCH候補を監視しており、さらに検索空間セット
に対する、次の
連続スロットについて、PDCCH候補を監視しない。一実施例では、CCEアグリゲーションレベル
のUSSは、CCEアグリゲーションレベル
のPDCCH候補のセットによって定義される。
実施例では、無線デバイスが、CORESET
に関連付けられた検索空間セット
に対して、
として、キャリアインジケータフィールド値に対応するサービングセルのアクティブDL BWPのスロット
内の検索空間セットのPDCCH候補
に対応するアグリゲーションレベル
のCCEインデックスを決定する。ここで、任意のCSSに対し
;USSに対し
、
、
に対し、
に対し、
に対し、及び
は、0から
までの番号が、CORESET
において付けられたCCEの数であり;
は、無線デバイスが、PDCCHが監視されているサービングセルのCrossCarrierSchedulingConfigによってキャリアインジケータフィールドで構成されている場合のキャリアインジケータフィールド値であり;それ以外の場合は、任意のCSSに対し
を含み;
、ここで、
は、無線デバイスが、
に対応するサービングセルの検索空間セット
のアグリゲーションレベル
に対して監視するように構成されているPDCCH候補の数であり;任意のCSSに対し
;USSに対し、
は、検索空間セット
のCCEアグリゲーションレベル
に対して構成された全ての
値の最大値
であり;及び
に使用されるRNTI値はC-RNTIである。
一実施例では、無線デバイスは、複数の検索空間(SS)を含む検索空間セットの構成パラメータに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。無線デバイスは、1つ以上のDCIを検出するために、1つ以上のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの1つ以上のPDCCH候補を復号化することを含み得る。監視は、可能な(又は構成される)PDCCH位置、可能な(又は構成される)PDCCHフォーマット(例えば、CCEの数、共通SSにおけるPDCCH候補の数、及び/又はUE固有のSSにおけるPDCCH候補の数)、及び可能な(又は構成される)DCIフォーマットを有する1つ以上のPDCCH候補のDCI内容を復号化することを含み得る。復号化は、ブラインド復号化と呼んでもよい。
図23Aは、セル(例えば、PCell)のマスター情報ブロック(MIB)の構成パラメータの例を示す。一実施例では、無線デバイスは、一次同期信号(PSS)及び/又は二次同期信号(SSS)を受信することに基づいて、PBCHを介してMIBを受信してもよい。MIBの構成パラメータは、システムフレーム番号(SFN)の6ビット(systemFrameNumber)、サブキャリア間隔表示(subCarrierSpacingCommon)、サブキャリア数におけるSSBと全体的なリソースブロックグリッドとの間の周波数ドメインオフセット(ssb-SubcarrierOffset)、セルが禁止されているか否かを示す表示(cellBarred)、DMRSの位置を示すDMRS位置表示(dmrs-TypeA-Position)、共通CORESETを含むPDCCH(pdcch-ConfigSIB1)のCORESET及びSSのパラメータであって、共通の検索空間と必要なPDCCHパラメータを含む。
一実施例では、pdcch-ConfigSIB1は、セルの初期BWPのID#0(例えば、CORESET#0)を有する共通ControlResourceSet(CORESET)を示す第1のパラメータ(例えば、controlResourceSetZero)を含んでもよい。controlResourceSetZeroは、0~15の整数であってもよい。0~15の各整数は、CORESET#0の構成を識別し得る。図23Bは、CORESET#0の構成の実施例を示す。図23Bに示すように、controlResourceSetZeroの整数の値に基づいて、無線デバイスは、SSB及びCORESET#0多重化パターン、CORESET#0に対するRBの数、CORESET#0に対するシンボルの数、CORESET#0に対するRBオフセットを決定し得る。
一実施例では、pdcch-ConfigSIB1は、セルの初期BWPのID#0(例えば、SS#0)を有する第2のパラメータ(例えば、searchSpaceZero)共通検索空間を備えてもよい。searchSpaceZeroは、0~15の整数であってもよい。0~15の各整数は、SS#0の構成を識別し得る。図23Cは、SS#0の構成の実施例を示す。図23Cに示されるように、searchSpaceZeroの整数の値に基づいて、無線デバイスは、PDCCH監視のスロット決定に対する1つ以上のパラメータ(例えば、O、M)、PDCCH監視のための第1のシンボルインデックス、及び/又はスロット当たりの検索空間の数を決定し得る。
実施例では、MIBの受信に基づいて、無線デバイスは、システム情報ブロック1(SIB1)をスケジュールするDCIを受信するために、CORESET#0のSS#0を介してPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、SIB1を受信するためのシステム情報無線ネットワーク一時識別子(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCを有するDCIを受信してもよい。
図24は、システム情報ブロック(SIB)のRRC構成パラメータの例を示す。SIB(例えば、SIB1)は、無線デバイスがセルへのアクセスを許容されているかどうかを評価する際に関連する情報を含んでもよく、他のシステム情報のスケジューリングを定義することもできる。SIBは、全ての無線デバイスに共通する無線リソース構成情報を含み、統合アクセス制御に適用される情報を禁止することができる。一実施例では、基地局は、1つの無線デバイス(又は複数の無線デバイス)に、1つ以上のSIB情報を送信し得る。図24に示すように、1つ以上のSIB情報のパラメータは、サービングセルに関連するセル選択のための1つ以上のパラメータ(例えば、cellSelectionInfo)、サービングセルの1つ以上の構成パラメータ(例えば、ServingCellConfigCommonSIB IEにおける)、及び1つ以上の他のパラメータを含み得る。ServingCellConfigCommonSIB IEは、サービングセルの共通ダウンリンクパラメータ(例えば、DownlinkConfigCommonSIB IE内)、サービングセルの共通アップリンクパラメータ(例えば、UplinkConfigCommonSIB IE内)、及び他のパラメータのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
実施例では、DownlinkConfigCommonSIB IEは、送達セル(例えば、SpCell)の初期ダウンリンクBWPのパラメータを含んでもよい。初期ダウンリンクBWPのパラメータは、BWP-DownlinkCommonIE(図25に示されるような)を参照されたい。BWP-DownlinkCommon IEを使用して、サービングセルのダウンリンクBWPの共通パラメータを構成してもよい。基地局は、初期ダウンリンクBWPが周波数ドメイン内のこのサービングセルのCORESET#0全体を含むように、位置AndBandwidthを構成し得る。無線デバイスは、このフィールドの受信時にlocationAndBandwidthを適用してもよい(例えば、このlocationAndBandwidthに関連して記載される信号の周波数位置を決定するため)が、RRCSetup/RRCResume/RRCReestablishmentの受信後までCORESET#0を維持する。
一実施例では、UplinkConfigCommonSIB IEは、サービングセル(例えば、SpCell)の初期アップリンクBWPのパラメータを含んでもよい。初期アップリンクBWPのパラメータは、BWP-UplinkCommon IEに含まれ得る。BWP-UplinkCommon IEは、アップリンクBWPの共通パラメータを構成するために使用され得る。アップリンクBWPの共通パラメータは、「セル固有」である。基地局は、他の無線デバイスの対応するパラメータと必要なアライメントを確保し得る。PCellの初期帯域幅部分の共通パラメータを、システム情報を介して提供することができる。他の全ての送達セルについて、基地局は、専用シグナリングを介して共通のパラメータを提供し得る。
図25は、サービングセルのダウンリンクBWPの内のRRC構成パラメータ(例えば、BWP-DownlinkCommon IE)の例を示す。基地局は、サービングセルのダウンリンクBWP(例えば、初期ダウンリンクBWP)の1つ以上の構成パラメータを1つの無線デバイス(又は複数の無線デバイス)に送信してもよい。図25に示すように、ダウンリンクBWPの1つ以上の構成パラメータには、ダウンリンクBWPの1つ以上の汎用BWPパラメータ、ダウンリンクBWPのPDCCHに対する1つ以上のセル固有のパラメータ(例えば、pdcch-ConfigCommon IEにおける)、このBWPのPDSCHに対する1つ以上のセル固有のパラメータ(例えば、pdsch-ConfigCommon IEにおける)、及び1つ以上の他のパラメータが含まれ得る。pdcch-ConfigCommon IEは、任意の共通又はUE固有の検索空間で使用することができるCOESET#0(例えば、controlResourceSetZero)のパラメータを含んでもよい。controlResourceSetZeroの値は、MIB pdcch-ConfigSIB1における対応するビットのように解釈され得る。pdcch-ConfigCommon IEは、任意の共通又はUE固有の検索空間に対して構成及び使用され得る、追加の共通制御リソースセットのパラメータ(例えば、commonControlResourceSet)を含み得る。ネットワークがこのフィールドを設定する場合、このControlResourceSetには0以外のControlResourceSetIdを使用する。制御リソースセットのパラメータは、図25に示すように、実装され得る。ネットワークは、SIB1でcommonControlResourceSetを構成して、CORESET#0の帯域幅に含める。pdcch-ConfigCommon IEは、追加の共通検索空間のリストのパラメータ(例えば、commonSearchSpaceListにおける)を含み得る。検索空間のパラメータは、図26の例に基づいて実行され得る。pdcch-ConfigCommon IEは、検索空間のリストから、ページングのための検索空間(例えば、pagingSearchSpace)、ランダムアクセス手順のための検索空間(例えば、ra-SearchSpace)、SIB1メッセージのための検索空間(例えば、searchSpaceSIB1)、共通検索空間#0(例えば、searchSpaceZero)、及び1つ以上の他の検索空間を示し得る。
図25に示すように、制御リソースセット(CORESET)は、CORESETインデックス(例えば、ControlResourceSetId)と関連付けられてもよい。値0のCORESETインデックスは、MIB及びServingCellConfigCommon(controlResourceSetZero)で構成された共通CORESETを識別し得、ControlResourceSet IEでは使用し得ない。他の値を有するCORESETインデックスは、専用シグナリングによって、又はSIB1で構成されたCORESETを識別し得る。controlResourceSetIdは、サービングセルのBWP間で一意である。CORESETは、CORESETのCORESETプールのインデックスを示すcoresetPoolIndexと関連付けられてもよい。CORESETは、シンボルの数でCORESETの連続時間持続を示す、時間持続時間パラメータ(例えば、duration)と関連付けられてもよい。実施例では、図25に示すように、CORESETの構成パラメータは、周波数リソース表示(例えば、frequencyDomainResources)、CCE-REGマッピングタイプインジケータ(例えば、cce-REG-MappingType)、複数のTCI状態、TCIがDCI内に存在するかどうかを示すインジケータ、及び類似のもののうちの少なくとも1つを含み得る。ビット数(例えば、45ビット)を含む周波数リソース表示は、周波数ドメインリソースを示し、表示の各ビットが6RBのグループに対応し、グループ化がセル(例えば、SpCell、SCell)のBWP中の第1のRBグループから開始する。第1の(左端/最上位)ビットは、BWPの第1のRBグループに対応し、以下同様である。1に設定されるビットは、そのビットに対応するRBグループが、このCORESETの周波数ドメインリソースに属していることを示す。CORESETが構成されるBWPに完全には含まれていないRBのグループに対応するビットは、ゼロに設定される。
図26は、検索空間(例えば、SearchSpace IE)の構成の例を示す。一実施例では、検索空間の1つ以上の検索空間構成パラメータは、検索空間ID(searchSpaceId)、制御リソースセットID(controlResourceSetId)、監視スロット周期性とオフセットパラメータ(monitoringSlotPeriodicityAndOffset)、検索空間期間の値(期間)、監視シンボル表示(monitoringSymbolsWithinSlot)、アグリゲーションレベルに対する候補の数(nrofCandidates)、及び/又は共通検索空間タイプ又はUE固有検索空間タイプを示す検索空間タイプ(searchSpaceType)のうちの少なくとも1つを含み得る。監視スロット周期性及びオフセットパラメータは、PDCCH監視のためのスロット(例えば、無線フレーム内)及びスロットオフセット(例えば、無線フレームの開始に関連する)を示し得る。監視シンボル表示は、無線デバイスがSS上のPDCCHを監視し得るスロットのどのシンボルかを示し得る。制御リソースセットIDは、SSが位置し得る制御リソースセットを識別し得る。
実施形態では、基地局は、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、マルチキャスト送信、又はそれらの組み合わせで予定されたTBを送信してもよく、又は無線デバイスは、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、マルチキャスト送信、又はそれらの組み合わせで予定されたTBを受信してもよい。図27A及び図27Bは、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、及びマルチキャスト送信の例を示す。
図27Aに示すように、第1の無線デバイス(例えば、WD1)は、第1の無線デバイス専用であり、及び/又は第1のUE固有RNTI(例えば、C-RNTI、CS-RNTI、MCS-C-RNTIなど)を用いたDCIによってスケジュールされた、基地局トランスポートブロック(TB)から受信してもよい。図27Aに示す例において、第2の無線デバイスは、第1のUE固有RNTIで構成されていないため、第2の無線デバイス(例えば、WD2、WD3、WD4など)は、第1の無線デバイス専用のTBを受信できない場合がある。一実施例では、無線デバイス専用のTBは、ユニキャストTBと呼ばれ得る。無線デバイス専用のTBを担持するPDSCHは、ユニキャストPDSCHと呼ばれ得る。専用TBをスケジューリングするPDCCH(又はDCI)は、ユニキャストPDCCH(又はユニキャストDCI)に参照され得る。一実施例では、TBを無線デバイスへ送信し、かつユニキャストDCIによってスケジュールすると、スケジュールのセキュリティ及び柔軟性が改善され得る。
図27Aでは、無線デバイスは、基地局のカバレッジ内の無線デバイス(例えばWD2、WD3、WD4など)のグループによって受信され得る、マルチキャストサービス(例えば、MBS)の基地局マルチキャストTB(又はグループキャストTB)から受信してもよい。マルチキャストTBを受信するため、無線デバイスのグループは、グループ専用RNTI(例えば、G-RNTI又はSC-RNTI、又はMBS-RNTI)で割り当て/構成されてもよい。構成されたグループ専用RNTIに基づいて、無線デバイスのグループは、グループ専用RNTIによってスクランブルされたCRCを用いてDCIを受信するためのPDCCHを監視してもよく、DCIはマルチキャストTBをスケジューリングする。一実施例では、グループ専用RNTIで構成されていない無線デバイス(例えば、WD1)は、マルチキャストTBを受信しない場合がある。一実施例では、MBSは、V2X、公衆安全、ライブビデオ(例えば、コンサート又はスポーツ)、IOTソフトウェアアップデート、産業アプリケーションなどのうちの少なくとも1つを含むアプリケーションのメッセージを伝達する。アプリケーションデータのタイプを担持するMBSは、MBSセッションとして定義され得る。異なるMBSセッションは、異なるアプリケーションに対して使用され得る。基地局によって提供されるMBSに関心がある無線デバイスは、無線デバイスがMBSサービスに関心があることを基地局に示し得る。基地局は、それに応じて、MBS TBをスケジューリングするDCIを受信する専用RNTIを含む無線デバイスMBS構成パラメータへ送信してもよい。MBSを受信するために専用RNTIを無線デバイスに割り当てることによって、基地局は、どの無線デバイス、又はいくつの無線デバイスがMBSに加入しているかを認識し得る。MBSは、基地局がどの無線デバイスか、又はいくつの無線デバイスがブロードキャストメッセージを受信しているかを知らないブロードキャストメッセージとは異なる。一実施例では、ネットワーク事業者は、マルチキャスト/グループキャストスケジューリングを使用することによって、MBSの加入者の数に基づいて、MBS送信戦略又は価格戦略を決定し得る。
図27Bに示すように、無線デバイスは、基地局のカバレッジにおいて任意の無線デバイスによって受信され得る、基地局ブロードキャストTBから受信し得る。ブロードキャストTBは、システム情報メッセージ、ページング情報メッセージなどを含み得る。一例では、ブロードキャストシステム情報又はページング情報を受信するとき、セルにおける任意の無線デバイスは、所定のRNTI(例えば、SI-RNTIは、十六進法で「FFFF」、又はP-RNTIは、十六進法で「FFFE」として事前に定義された値)によってスクランブルされたCRCを用いてDCIを受信するために、PDCCHを監視し得る。RNTIは、ブロードキャストされたメッセージをスケジューリングするDCIを受信するために、セルにおける任意の無線デバイスに既知である(例えば、事前に定義された値に設定することによって)ため、任意の無線デバイスがブロードキャストされたメッセージを受信し得る。一例において、ブロードキャストスケジューリングDCIによってスケジュールされるシステム情報又はページングメッセージを無線デバイスのグループに送信することによって、基地局は基地局に対する信号効率を改善し得る。
一実施形態では、基地局は、セルの複数のBWPのあるBWPを介して、無線デバイス、MBS TBのグループに送信してもよい。
図28A及び図28Bは、複数のBWPがセルにおいて構成される場合のMBS構成の例を示す。
図28Aに示すように、MBS TBの送信に使用されるBWP(例えば、本明細書においてMBS BWPと呼んでもよい)は、ユニキャストTB及び/又はブロードキャストTB(例えば、本明細書においてユニキャストBWPと呼んでもよい)の送信に対して、BWPとは別個に及び/又は独立して構成されてもよい。本明細書におけるMBS BWPは、MBS PDCCH/PDSCHが送信され得るセルのBWPとして定義されてもよい。本明細書におけるユニキャストBWPは、ユニキャストPDCCH/PDSCH(及び/又はブロードキャストPDCCH/PDSCH)が送信され得るセルのBWPとして定義されてもよい。
一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、複数のBWPを含むセルの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信し得る。1つ以上のRRCメッセージは、複数のBWPの第1のセットが、ユニキャストBWPとして専用であることを示し得る(例えば、ユニキャストPDCCH/PDSCH送信、又はブロードキャストシステム情報送信、又はブロードキャストページングメッセージ送信に対して使用される、BWP n、BWP mなど)。一実施例では、1つ以上のRRCメッセージは、複数のBWPの第2のセットが、MBS BWPとして専用であることを示し得る(例えば、MBS PDCCH/PDSCH送信に対して使用される、BWP x、BWP yなど)。一実施形態では、異なる無線デバイスのグループを標的とする異なるMBS(例えば、V2X、公衆安全、ライブビデオ、IOTソフトウェアアップデート、産業アプリケーションなど)は、異なるBWP上に構成されてもよい。MBS BWPは、異なるMBS構成(例えば、V2X、公衆安全、ライブビデオ、IOTソフトウェア更新、産業アプリケーションなど)に関連する異なるMBS TBの送信に使用され得る。一例では、ユニキャストBWPからMBSに対して別個のBWPを構成することで、システムスループットを改善し、ユニキャストPDSCHスケジューリングに対するスケジューリングの制限/影響を低減することができる。一実施形態では、MBS用の別個のBWPの構成をサポートするために、無線デバイスは、セル内の複数のアクティブBWPをサポートするために必要とされ得る。
図28Bに示すように、MBS TBの送信に対して使用される周波数リソースは、ユニキャストTB及び/又はブロードキャストTBの送信に対してBWP内に構成されてもよい。BWPで構成された周波数リソースは、MBSを用いて構成された無線デバイスのグループに対して共通のリソースブロックであってもよい。BWPは、セルの初期BWPであってもよく、又はセル上に構成される第1のアクティブBWPであってもよい。BWPは、セルのドーマントBWPを除いて、任意のBWPであってもよい。ドーマントBWPは、無線デバイスがPDCCHを監視しない、PDSCHを受信しない、及び/又はPUCCH/PUSCHを送信しないBWPであってもよい。ドーマントBWPは、無線デバイスがCSI-RSを監視し得るBWPであってもよい。ドーマントBWPは、無線デバイスがCSIレポートを送信し得るBWPであってもよい。ドーマントBWPは、非アクティブ化されたBWPとは異なるBWPであってもよい(例えば、図9及び/又は図22の例示的な実施形態に基づく)。一実施形態では、ユニキャストBWP内のいくつかの周波数リソースブロックは、無線デバイスのグループへのMBS PDCCH/PDSCHの送信専用とすることができる。一実施例では、周波数リソースブロック(又は周波数リソースブロックのセット)の数、及びBWP内のそれらの周波数リソースブロックの位置は、1つ以上のRRCメッセージでの基地局によって構成され得る。1つ以上のRRCメッセージは、MBS(例えば、MBS PDCCHと呼ばれる)に対するPDCCHの構成パラメータを更に示してもよく、ここで、MBS PDCCHは、MBS固有RNTI(例えば、MBS-RNTI、SC-RNTI、G-RNTIなど)によってスクランブルされたCRCを用いたDCIを担持してもよい。構成パラメータは、ユニキャストBWPの帯域幅内の、検索空間及び/又はMBS PDCCHの受信に対するCORESETの周波数リソース割り当て及び時間ドメイン割り当てを示し得る。一実施例では、検索空間及び/又はCORESETの周波数リソース割り当て及び時間ドメイン割り当ては、図25及び/又は図26の例に基づいて実装され得る。
一実施形態では、無線デバイスの異なるグループを標的とする異なるMBSは、ユニキャストBWP内の異なる周波数リソースブロックのセット上に構成されてもよい。図28Bに示すように、MBSに対する周波数リソースブロックを異なるユニキャストBWPに割り当て得る。一実施例では、ユニキャストBWP内のMBSに対する周波数リソースを構成することは、無線デバイスの実装を簡素化し、かつ無線デバイスの電力消費を低減し得る。一例では、ユニキャストBWP内のMBSに対する周波数リソースの構成をサポートすることによって、無線デバイスは、セル内の単一のアクティブBWPをサポートするために必要とされ得る。
既存の技術では、無線デバイスは、図9及び/又は図22の例示的な実施形態に基づいて、ユニキャストPDSCHリソースを介したユニキャストトランスポートブロック(TB)の受信に対して、BWPの位置及びサイズ、及びDCIの周波数ドメインリソース割り当て(FDRA)フィールド(例えば、DCIフォーマット1_0/1_1/1_2)に基づいて、ユニキャストPDSCHリソースの位置を決定し得る。無線デバイスは、BWPに位置するユニキャストPDSCHリソースを、BWPを示すDCIに含まれるBWP IDに基づいて決定し得る。無線デバイスは、BWPの開始RB(例えば、セルの基準点に関連するオフセットによって示される)及びFDRAフィールド(例えば、リソース割り当てタイプ、例えば、リソース割り当てタイプ0、リソース割り当て1のタイプに応じて、FDRAフィールドのサイズ)に基づいて、セルの複数のRBのうちの1つ以上のRBを含むユニキャストPDSCHリソースを決定してもよい。FDRAフィールドは、BWP内の1つ以上のRBの数を示し得る。
一実施例では、異なる無線デバイスは、セル上に異なるBWPを用いて構成されてもよく、異なる無線デバイスに対して同じBWPインデックスを用いるBWPは、異なるBWPパラメータ(例えば、BWP帯域幅、BWPのある開始RB、サブキャリア間隔など)と関連付けられてもよい。無線デバイスが共通周波数リソース(又は略してCFR)で構成されている場合、BWP内のMBS受信のために、無線デバイスは、既存の技術を使用することにより、MBS TBに対してグループ共通PDSCHを受信するための周波数リソースの位置を誤解させる可能性がある。既存の技術に基づいて、無線デバイスは、そのUE固有のBWP構成パラメータ(例えば、BWPの開始RB、BWPの帯域幅など)に基づいて、グループ共通DCIのFDRAフィールドを解釈し得る。一例では、グループ共通PDCCH(又はPDSCH)は、MBS送信のために構成されるときに、無線デバイスのグループの各無線デバイスは、そのUE固有BWPを介して基地局と通信してもよいが、無線デバイスのグループに送信されてもよい。無線デバイスは、既存の技術を実装することによって、BWPのある開始RBに基づいて、RBの数を誤って決定し、MBSセッションに対するCFRの範囲外である場合がある。既存の技術は、MBSセッションに対する送信誤差を増加させ、送信遅延を増加させる可能性がある。無線デバイスグループの各無線デバイスのBWP内のCFRの構成パラメータを示し、更に無線デバイスグループの間でのズレなく、無線デバイスグループの任意の無線デバイスによってCFRが位置/決定され得ることを確認する必要がある。
一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、マルチキャストサービス(MBS)セッションの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信し得る。構成パラメータは、セルのBWP内の1つ以上のRBを含むCFRが、MBSセッションに関連付けられていることを示し得る。BWPは、無線デバイスのユニキャスト送信に対して構成される。構成パラメータは、BWPに対するCFRの1つ以上のRBのうちのある開始RBを示してもよい(例えば、BWPのある開始RB、BWPを含むセルのある開始RBなど)。MBSセッションに関連付けられたCFRの1つ以上のRBの開始RBに基づいて、無線デバイスは、グループ共通DCI及びマルチキャストTBを受信するために、BWP内のCFRの1つ以上のRBの位置を決定し得る。基地局は、無線デバイスのグループ宛のMBSセッションのMBS TBを送信してもよく、MBS TBは、無線デバイスの同じグループ宛のグループ共通DCIによってスケジュールされる。例示的な実施形態を実施することによって、基地局は、異なる無線デバイスへUE固有RRCメッセージを送信することで、無線デバイスのグループ宛のMBS TB及び/又はグループ共通DCIに対するCFRのある開始RBをBWP内で示すことができる。BWP内のCFRの開始RBを示すことなく、無線デバイスは、MBS TBの受信に対するグループ共通PDSCHリソースを決定するため、BWP全体を盲目的に検索し得る。例示的な実施形態によって、各無線デバイスが、グループ共通DCI及び/又はMBS TBの受信に対するRBの位置及び数を正しく決定することが可能になり得る。
図29は、例えば、図28Bの例示的な実施形態に基づいて、MBS周波数リソースの構成の例示的な実施形態を示す。一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、セルの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信し得る。図29の例示的な実施形態では、セルは、複数のBWP(例えば、BWP0、BWP1、...、BWP3、...)を含んでもよい。BWPは、図9及び図22の例示的実施例に基づいて実行され得る。構成パラメータは、セルの基準点(例えば、点A)に対して、セルの複数のRBのうちのある開始RBを示すセルレベルオフセットを含み得る。セルの複数のBWPの各BWPは、1つ以上のBWP固有構成パラメータ(例えば、図7の例示的な実施形態に基づくサブキャリア間隔又はヌメロロジ指標、開始RB指標、帯域幅指標など)で構成され得る。図29の例示的な実施形態では、BWP3の1つ以上のBWP固有構成パラメータは、セルの基準点に対する、BWP3の1つ以上のRBの開始RBを示す、BWPレベルオフセット値(例えば、BWP3のある開始RBを示す第1のパラメータ)を含み得る。セルレベルのオフセットは、BWPレベルのオフセットとは異なってもよい。
図29の例示的な実施形態では、構成パラメータは、BWPの1つ以上のRB内(例えば、BWP0、BWP1、...、BWP3、...)の、スターリングRB及び1つ以上の第2のRBの長さを示す、MBSセッションのMBS TBの受信に対する、CFR固有パラメータを更に含んでもよい。CFR固有パラメータは、基準点(例えば、BWP、又はセル)に対する第3のオフセット値(例えば、図29におけるMBSに対するCFRのある開始RBを示す第2のパラメータ)を含み得る。異なるBWPは、異なるCFR固有パラメータ(例えば、異なるCFR開始RB及び長さの指標)と関連付けられてもよい。図29の例示的な実施形態に基づいて、無線デバイスは、1つ以上のRRCメッセージの受信に基づいて、MBSセッションに対するCFRの位置及び長さを決定し得る。無線デバイスは、TBのマルチキャスト送信をスケジューリングするグループ共通DCIを受信し、更にCFRの開始RB指標に基づいて、CFR内の周波数リソースを介してTBのマルチキャスト送信を受信し得る。例示的な実施形態によって、各無線デバイスが、グループ共通DCI及び/又はMBS TBの受信に対するRBの位置及び数を正しく決定することが可能になり得る。例示的な実施形態は、MBS送信がセルのBWPにおいて構成されているときに、MBS送信のシステムスループットを改善し得る。
図30は、例えば、図28B及び/又は図29の例示的な実施形態に基づいて、MBS周波数リソースに基づくMBS送信の例示的な実施形態を示す。一実施例では、基地局は、セルのBWP内のMBS構成に対する共通周波数リソース(CFR)のある開始RBを示す、MBS構成(又はMBSセッション)の構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを、無線デバイスに送信し得る。セルは、複数のBWP(例えば、BWP0、BWP1、BWP2及び/又はBWP3)を含んでもよく、BWPは、図9、図22及び/又は図29の例示的な実施形態に基づいて実行され得る。構成パラメータは、MBS構成に対するCFRの周波数リソース内で、MBS構成に関連付けられた1つ以上の検索空間及び/又は1つ以上の制御リソースセットを示し得る。構成パラメータは、例えば、グループ共通DCI及びMBS構成のマルチキャストTBを受信するために、MBS構成専用のグループ共通RNTI(例えば、MBS-RNTI、G-RNTIなど)を含み得る。
図30の例示的な実施形態では、BWP上のMBS構成の構成パラメータに基づいて、無線デバイスは、BWPのCFR内の1つ以上の制御リソースセットに関連付けられた1つ以上の検索空間を介して、グループ共通PDCCH(MBS構成専用)を監視し得る。無線デバイスは、ある開始RB及び/又はBWP内のCFRの長さに基づいて、1つ以上の検索空間及び/又は1つ以上の制御リソースセットの位置を決定し得る。
図30の例示的な実施形態では、無線デバイスは、BWPのCFR内で、グループ共通RNTIによってスクランブルされるCRCを用いて、グループ共通DCIを、基地局から受信し得る。グループ共通DCIは、グループ共通PDSCHリソースを介したMBS TBのマルチキャスト送信を示してもよく、グループ共通PDSCHリソースは、1つ以上のRBを含む。無線デバイスは、CFRの開始RB及びグループ共通DCIのFDRAフィールドに基づいて、グループ共通PDSCHリソースの1つ以上のRBの位置及びサイズを決定し得る。1つ以上のRBの位置及びサイズに基づいて、無線デバイスは、BWP内のグループ共通PDSCHリソースを介してMBS TBを受信し得る。
広く、基地局は、MBSの構成に関して異なる技術をサポートしてもよい。一部の既存の技術では、基地局は、MBSの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを無線デバイスへ送信してもよく、その構成パラメータは、MBSに対する専用BWPが、セル上のユニキャストBWPとは別個に及び/又は独立して構成されていることを示す。他の既存の技術では、基地局は、無線デバイスへ、MBSに対するリソースが、セル上のユニキャストBWPの周波数リソース内にあることを示し得る。無線デバイスも同様に、様々な能力を有する。例えば、レガシー規格に基づいて実装され、既存の技術を使用する第1の無線デバイスは、セル上のユニキャストBWPに加えて、MBSに対する専用BWPの構成をサポートしない場合がある。これは、この第1の無線デバイスが、ハードウェアリソースを制限し、単一のアクティブBWPしかサポートできないことが原因である可能性がある。別の例では、セルにおける複数のアクティブBWPをサポートするために高度なハードウェアで実装された第2の無線デバイスが、セル上のユニキャストBWP内のMBSに対する周波数リソースで構成されたときに、システムスループットを改善するために高度な実装のアドバンテージを使用し得ない可能性がある。複数のBWPをセル上に構成するときに、及び異なる機能を持つ無線デバイスに対応するときに、MBS構成を改善する必要性が存在する。
例示的な実施形態は、基地局へ、無線デバイスから、無線デバイスが、セル内のユニキャストBWPに加えて、専用MBS BWPの構成をサポートするかどうかを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンドを送信することを含み得る。受信される1つ以上のシグナル伝達コマンドに基づいて、基地局は、適切な周波数リソースで1つ以上のMBS構成を無線デバイスへ送信し得る。これらの実施形態によれば、基地局が専用BWP上のMBSの構成をサポートするときに、基地局は専用BWPを選択して、MBSを無線デバイスに提供し、それゆえ、システムスループットを改善するために無線デバイスの高度な能力のアドバンテージを利用し得る。
実施形態では、無線デバイスが、セルにおけるユニキャストBWPに加えて専用MBS BWPの構成をサポートすることを示す1つ以上のシグナル伝達コマンドに基づいて、基地局は、無線デバイスへ、MBS構成の構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信し得るが、構成パラメータは、MBS専用BWPのBWPインデックスを含む。MBS構成の構成パラメータの受信に基づいて、無線デバイスは、MBS-RNTIを用いてスクランブルされたCRC付きのDCIを受信するための専用MBS BWP上のPDCCHを監視してもよく、DCIは、MBS-RNTIによってスクランブルされ、MBS-RNTIで構成された無線デバイスのグループに送信されるMBS TBをスケジュールする。一実施例では、無線デバイスは、第2のRNTI(例えば、C-RNTI、CS-RNTI、MCS-C-RNTIなど)でスクランブルされたCRC付きの第2のDCIを受信するためのユニキャストBWP上のPDCCHを監視してもよく、第2のDCIは、無線デバイス自体に送信されたユニキャストTBをスケジュールする。
一実施形態では、セルにおけるユニキャストBWPに加えて、無線デバイスが、専用MBS BWPの構成をサポートしないことを示す1つ以上のシグナル伝達コマンド、又は無線デバイスが、セル内のユニキャストBWP内のMBS専用周波数リソースの構成をサポートすることを示す1つ以上のシグナル伝達コマンドに基づいて、基地局が、MBS構成の構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを無線デバイスへ送信し得るが、構成パラメータはセルにおけるユニキャストBWP内のMBS PDCCH/PDSCHの周波数割り当てパラメータを含む。MBS構成の構成パラメータの受信に基づいて、無線デバイスは、MBS-RNTIを用いてスクランブルされたCRC付きのDCIを受信するために、ユニキャストBWP内の専用MBS周波数リソース上の、PDCCHを監視し得るが、DCIは、MBS-RNTIで構成された無線デバイスのグループに送信されるMBS TBをスケジュールする。一実施例では、無線デバイスは、第2のRNTI(例えば、C-RNTI、CS-RNTI、MCS-C-RNTIなど)でスクランブルされたCRC付きの第2のDCIを受信するためのユニキャストBWP上のPDCCHを監視してもよく、第2のDCIは、無線デバイス自体に送信されたユニキャストTBをスケジュールする。
図31は、本開示の例示的な実施形態の一態様による、例示的なフローチャートである。一実施例では、無線デバイスは、セル内のMBSに対して、複数のMBSリソース割り当てモードのMBSリソース割り当てモードを示す1つ以上のシグナル伝達コマンドを基地局へ送信し得る。一実施形態では、1つ以上のシグナル伝達コマンドは、複数のMBSリソース割り当てモードからの2つ以上のMBSリソース割り当てモードを示してもよい。例えば、複数のMBSリソース割り当てモードは、ユニキャストBWPとは異なる専用MBS BWPがセルにおけるMBSに対して構成される、第1のMBSリソース割り当てモードを含み得る(例えば、図28Aの例に基づいて)。例えば、複数のMBSリソース割り当てモードは、MBSの周波数リソースが、セルのユニキャストBWP内(又は共有される)で構成される第2のMBSリソース割り当てモードを含み得る(例えば、図28Bの例に基づいて)。例えば、複数のMBSリソース割り当てモードは、MBSの周波数リソースが、セルのユニキャストBWP、及び専用のMBS BWPの両方において構成される、第3のMBSリソース割り当てモードを含み得る(例えば、図28Aと図28Bの組み合わせに基づいて)。
一実施例では、1つ以上のシグナル伝達コマンドは、UE能力情報メッセージ(例えば、UECapabilityInformation IE)、UE支援情報メッセージ(例えば、UEAssistanceInformation IE)、MBS指標/情報メッセージ(例えば、MBSInterestIndicationIE)などを含む1つ以上のRRCメッセージに含まれ得る。例えば、1つ以上のシグナル伝達コマンドは、1つ以上のRRCメッセージにおけるIEフィールド(例えば、新しいIEフィールド、追加のIEフィールド、又は新しい表示を有する既存のIEフィールド)であってもよい。
一実施例では、無線デバイスは、能力要求メッセージ(例えば、UECapabilityEnquiry IE)を基地局から受信することに応答して、MBS構成に対して、1つ以上のシグナル伝達コマンドを含むUE能力情報メッセージを送信し得る。一実施例では、1つ以上のシグナル伝達コマンドは、セルごと、セルグループごと、周波数範囲ごと、又は帯域の組み合わせごとで送信されてもよい。一実施例では、UE能力情報メッセージは、無線デバイスが第1のMBSリソース割り当てモード、第2のMBSリソース割り当てモード、第3のMBSリソース割り当てモード、又はそれらの組み合わせをサポートするかどうかを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンド(例えば、セルごと、周波数範囲ごと、セルグループごと、又は帯域ごとの組み合わせごと)を含み得る。
一例では、UE能力情報メッセージは、無線デバイスがセル内の複数のアクティブDL BWP(例えば、MBSに対しては少なくとも1つ、ユニキャストPDSCHに対しては少なくとも1つなど)をサポートするかどうかを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンド(例えば、セル当たり)を含み得る。UE能力情報メッセージは、無線デバイスがセルにおけるアクティブMBS BWP及びアクティブユニキャストBWP(例えば、時間内でオーバーラップする)をサポートするかどうかを示す第1のコマンドと、無線デバイスがセルにおいて2つ以上のアクティブユニキャストBWP(例えば、時間内でオーバーラップする)をサポートするかどうかを示す第2のコマンドとを備えてもよい。一例では、UE能力情報メッセージは、周波数範囲(例えば、FR 1、FR 2など)の任意のセル上の複数のアクティブDL BWP(例えば、MBSについては少なくとも1つ、ユニキャストPDSCHについては少なくとも1つ)を無線デバイスがサポートしているかどうかを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンド(例えば、周波数範囲ごと)を含み得る。一例では、UE能力情報メッセージは、無線デバイスがセルグループにおける任意のセル上の複数のアクティブDL BWP(例えば、MBSに対しては少なくとも1つ、ユニキャストPDSCHに対しては少なくとも1つなど)をサポートするかどうかを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンド(例えば、セルグループごと)を含み得る。
一実施例では、無線デバイスは、例えば、RRC再構成メッセージにおいて、基地局によって構成されるのに応答して、MBS構成に対して、1つ以上のシグナル伝達コマンドを含むUE支援メッセージを送信して、UE支援メッセージを提供し得る。一実施例では、UE支援メッセージに含まれる1つ以上のシグナル伝達コマンドは、セルごと、セルグループごと、周波数範囲ごと、又は帯域の組み合わせごとで送信されてもよい。一実施例では、UE支援メッセージは、無線デバイスが第1のMBSリソース割り当てモード、第2のMBSリソース割り当てモード、第3のMBSリソース割り当てモードをサポートするかどうかを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンド(例えば、セルごと、セルグループごと、周波数範囲ごと、又は帯域組み合わせごと)を含み得る。
一実施例では、無線デバイスは、無線デバイスが、MBS TBを受信中(又は受信に関心がある)であるか、又はもはや受信中(又は受信に関心がある)ではないかを決定することに応答して、MBS構成に対して、1つ以上のシグナル伝達コマンドを含む、MBSの指標/情報メッセージを送信し得る。一実施例では、MBS指標/情報メッセージに含まれる1つ以上のシグナル伝達コマンドは、セルごと、セルグループごと、周波数範囲ごと、又は帯域の組み合わせごとに送信され得る。
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上のシグナル伝達コマンドを送信することによって、無線デバイスが、セル内のユニキャストBWPと同じヌメロロジを有する専用MBS BWPをサポートするかどうかを、基地局に更に示し得る。一実施例では、基地局は、無線デバイスが、専用MBS BWP及びセルにおけるユニキャストBWPに対して同じヌメロロジをサポートすることを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンドの受信に基づいて、セルにおけるユニキャストBWPと同じヌメロロジを有する専用MBS BWPを構成し得る。一実施例では、基地局は、無線デバイスが、専用MBS BWP及びセルにおけるユニキャストBWPに対する異なるヌメロロジをサポートすることを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンドの受信に基づいて、セルにおけるユニキャストBWPのヌメロロジとは異なるヌメロロジを有する専用MBS BWPを構成し得る。
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上のシグナル伝達コマンドを送信することによって、無線デバイスが、セルにおいてユニキャストBWPと同じヌメロロジを有する専用MBS BWPをサポートするか、又はセルにおいて同じBWP内のMBS及びユニキャストデータの共有をサポートするかを更に、基地局に示し得る。一実施例では、基地局は、無線デバイスが、専用MBS BWP及びセルにおけるユニキャストBWPに対して同じヌメロロジをサポートすることを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンドの受信に基づいて、セルにおけるユニキャストBWPと同じヌメロロジを有する専用MBS BWPを構成し得る。一例では、基地局は、無線デバイスが、セルにおいて同じBWPにおけるMBS及びユニキャストデータの共有をサポートすることを示す、1つ以上のシグナル伝達コマンドの受信に基づいて、セルにおけるユニキャストBWP内のMBSに対する周波数リソースを構成し得る。
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上のシグナル伝達コマンドを送信することによって、基地局に、BWPがセルにおける複数のBWPのうち、MBS PDSCHに対してサポートされている(又は好ましい)ことを更に示してもよい。無線デバイスは、ユニキャストPDSCHに対して、セルのどのBWPがサポートされる(又は好ましい)かを更に示し得る。
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上のシグナル伝達コマンドを送信することによって、無線デバイスによってサポートされるMBS PDCCH/PDSCHの帯域幅の量(例えば、最小、最大、優先など)を更に基地局に示し得る。
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上のシグナル伝達コマンドを送信することによって、どのヌメロロジが、システム内に構成された複数のヌメロロジのうち、MBS PDCCH/PDSCH(例えば、MBSセッションをサポートするため)に対してサポートされる(又は好ましい)かを、基地局に更に示し得る。無線デバイスは、ユニキャストPDCCH/PDSCHに対して、複数のヌメロロジのうち、どのヌメロロジがサポートされている(又は好ましい)かを更に示し得る。MBS PDCCH/PDSCHのヌメロロジは、ユニキャストPDCCH/PDSCHのヌメロロジと同一であってもよく、又は異なってもよい。
一実施例では、無線デバイスは、1つ以上のシグナル伝達コマンドを送信することによって、無線デバイスが、ユニキャストSS/CORESETとは異なる専用MBS SS/CORESETの構成をサポートするかどうかを、基地局に更に示し得る。一実施例では、無線デバイスが、ユニキャストBWP内のMBS構成の周波数リソースをサポートするとき、無線デバイスは、1つ以上のシグナル伝達コマンドを送信することによって、ユニキャストBWP上のユニキャストSS/CORESETとは異なる専用MBS SS/CORESETの構成を無線デバイスがサポートしているかどうかを更に基地局に示し得る。一例では、ユニキャストBWP上のユニキャストSS/CORESETとは異なる専用MBS SS/CORESETの構成を無線デバイスがサポートすることを示す1つ以上のシグナル伝達コマンドに基づいて、基地局は、ユニキャストSS/CORESETとは異なる専用MBS SS/CORESETを構成し得る。一実施例では、無線デバイスが、ユニキャストBWP上のユニキャストSS/CORESETとは異なる専用MBS SS/CORESETの構成をサポートしないことを示す1つ以上のシグナル伝達コマンドに基づいて、基地局は、ユニキャストSS/CORESETとは異なる専用MBS SS/CORESETを構成せず、基地局は、ユニキャストSS/CORESETを使用して、MBS PDCCHを送信してもよい。
図31に示すように、セルにおけるMBSに対するMBSリソース割り当てモードを示す1つ以上のシグナル伝達コマンドを受信することに基づいて、基地局は、MBSのリソース構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを無線デバイスへ送信してもよい。無線デバイスが第1のMBSリソース割り当てモード(例えば、専用MBS BWPがセルにおけるユニキャストBWPとは異なる構成になっている)をサポートすることを示すコマンドに応答して、リソース構成パラメータは、MBS PDSCHが、セル上のユニキャストPDSCHに対する第2のBWPとは異なる第1のBWP上に構成されていることを示し得る。図28Aの例に基づいて、1つ以上のRRCメッセージを実装し得る。1つ以上のRRCメッセージは、MBS PDSCH及び対応するMBS PDCCHを受信するためのMBS専用RNTI(例えば、MBS-RNTI)を更に示し得る。1つ以上のRRCメッセージは、専用MBS BWPにおけるMBS PDCCHを監視するためのSS/CORESETに対する無線リソースを更に示し得る。
一例では、1つ以上のRRCメッセージに基づいて、無線デバイスは、MBS専用RNTIによってスクランブルされたCRCを用いた第1のDCIを受信するために、専用MBS BWP(例えば、図31の第1のBWP)のSS/CORESET上のPDCCHを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、ユニキャストBWP(例えば、図31の第2のBWP)、ユニキャスト専用RNTI(例えば、C-RNTI、CS-RNTI、SP-CSI-RNTI、MCS-C-RNTIなど)、又はグループ共通RNTI(例えば、P-RNTI、SI-RNTI、INT-RNTI、CI-RNTI、SFI-RNTI、PS-RNTI)によってスクランブルされたCRCを用いた第2のDCIを受信するための、ユニキャストBWPの第2のSS/CORESETで、PDCCHを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、同じスロット内又は異なるスロット内の専用MBS BWP及びユニキャストBWPの両方上のPDCCHを監視し得る。
一実施例では、MBS-RNTIによってスクランブルされたCRCを用いた第1のDCIを受信することに基づいて、無線デバイスは、第1のDCIによって示されるPDSCHリソースを介してMBS TBを受信してもよく、ここで、MBS TBは、MBS-RNTIによってスクランブルされ、MBS TBは、MBS-RNTIを用いて構成された無線デバイスのグループに送信される。一実施例では、ユニキャスト専用RNTIによってスクランブルされたCRCを用いた第2のDCIを受信することに基づいて、無線デバイスは、第2のDCIによって示されるPDSCHリソースを介してユニキャストTBを受信してもよく、ここで、ユニキャストTBは、ユニキャスト専用RNTIによってスクランブルされ、ユニキャストTBは専用に無線デバイスに送信される。
図31に示すように、第2のMBSリソース割り当てモードを示す1つ以上のシグナル伝達コマンドを受信すること(例えば、MBSの周波数リソースがセルにおけるユニキャストBWP内に構成されている)に基づいて、基地局は、MBSのリソース構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを無線デバイスへ送信してもよく、リソース構成パラメータは、MBS PDSCHがセルのユニキャストBWP内に構成されていることを示してもよい。図28B、図29及び/又は図30の例示的な実施形態に基づいて、1つ以上のRRCメッセージを実装することができる。1つ以上のRRCメッセージは、MBS PDSCH及び対応するMBS PDCCHを受信するためのMBS専用RNTI(例えば、MBS-RNTI)を更に示し得る。1つ以上のRRCメッセージは、ユニキャストBWPにおいてMBS PDCCHを監視するための第1のSS/CORESETの無線リソースを更に示し得る。
一例では、MBS PDSCHがセル上のユニキャストBWP内に構成されていることを示す1つ以上のRRCメッセージに基づいて、無線デバイスは、MBS専用RNTIによってスクランブルされたCRCによる第1のDCIを受信するために、ユニキャストBWP内の第1のSS/CORESET上の第1のPDCCHを監視し得る(アクティブ状態のときに)。一実施例では、無線デバイスは、ユニキャストBWPにおける第2のSS/CORESET(又は構成に基づく第1のSS/CORESET)で、ユニキャスト専用RNTI(例えば、C-RNTI、CS-RNTI、SP-CSI-RNTI、MCS-C-RNTIなど)、又はグループ共通RNTI(例えば、P-RNTI、SI-RNTI、INT-RNTI、CI-RNTI、SFI-RNTI、PS-RNTI)によってスクランブルされたCRCによる第2のDCIを受信するために、第2のPDCCHを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、同じスロット内又は異なるスロット内の第1のPDCCH及び第2のPDCCHを監視し得る。
一実施例では、MBS-RNTIによってスクランブルされたCRCを用いた第1のDCIを受信することに基づいて、無線デバイスは、第1のDCIによって示されるPDSCHリソースを介してMBS TBを受信してもよく、ここで、MBS TBは、MBS-RNTIによってスクランブルされ、MBS TBは、MBS-RNTIを用いて構成された無線デバイスのグループに送信される。一実施例では、ユニキャスト専用RNTIによってスクランブルされたCRCを用いた第2のDCIを受信することに基づいて、無線デバイスは、第2のDCIによって示されるPDSCHリソースを介してユニキャストTBを受信してもよく、ここで、ユニキャストTBは、ユニキャスト専用RNTIによってスクランブルされ、ユニキャストTBは専用に無線デバイスに送信される。
図31の例に基づいて、無線デバイスは、MBSに対する周波数リソース及び/又は制御チャネルリソース構成を含む、基地局の1つ以上の無線デバイス能力/支援/関心情報メッセージを提供し得る。1つ以上の無線デバイス能力/支援/関心情報メッセージに基づいて、基地局は、ユニキャスト送信に対する無線リソース構成とともに、MBSに対する適切な周波数リソース及び/又は制御チャネルリソースを割り当て得る。1つ以上の無線デバイス能力/支援/関心情報メッセージに基づいて、基地局は、MBSセッション(又は構成)に対して、類似の又は同じ能力/支援/関心情報メッセージを送信した1つ以上の無線デバイスをグループ化し得る。異なる無線デバイスグループは、異なる無線デバイスから基地局によって収集される無線デバイス能力/支援/関心情報メッセージに基づいて実装及びグループ化されてもよい。例示的な実施形態は、MBSがセルにおいてサポートされるときに、システムスループットを改善し、及び/又は無線デバイスの電力消費を低減し得る。
図32A及び図32Bは、いくつかの実施形態による、図31の例に基づく、セルの複数のBWP上のMBS構成の例を示す。
一実施例では、図32Aに示すように、MBSは、セルにおけるユニキャストBWP(例えば、BWP n)とは異なる専用MBS BWP(例えば、BWP x、BWP y、BWP zなど)上に構成される。基地局は、構成に基づいて、MBSセッションに対して、複数のMBS BWPを介してMBS TBを送信してもよい。一実施例では、異なるMBS構成/セッションを、同じ/異なるMBS BWPで送信してもよい。異なるMBS構成/セッションは、異なるMBS-RNTIと関連付けられてもよい。図32Aに示すように、第1のMBSセッション/構成のMBSデータは、BWP x及びBWP zを介して、第1のMBS-RNTI(例えば、MBS-RNTI1)を用いて送信されてもよい。第2のMBSセッション/構成のMBSデータは、BWP y及びBWP zを介して、第2のMBS-RNTI(例えば、MBS-RNTI2)を用いて送信されてもよい。一実施例では、無線デバイスが第1のMBSセッション/構成で構成されているときに、無線デバイスは、BWP x及び/又はBWP z上のMBS-RNTI1を有するDCIのPDCCHを監視し得る。無線が第2のMBSセッション/構成で構成されているときに、無線デバイスは、BWP y及びBWP z上のMBS-RNTI2を有するDCIのPDCCHを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、複数のMBSセッション/構成に加入する(又はこれに関心がある)ときなど、複数のMBSセッション/構成で構成されてもよい。
一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、セルの複数のBWPの1つ以上のMBS BWPの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信し得る。複数のBWPは、ユニキャストPDSCHの送信に対する1つ以上のユニキャストBWPを更に含み得る。一実施例では、MBS BWPの構成メッセージは、PDCCH構成パラメータ、PDSCH構成パラメータ、SPS構成パラメータ、無線リンク監視構成パラメータなどのうちの少なくとも1つを含み得る。PDCCH構成パラメータは、1つ以上のCORESET構成パラメータ、1つ以上のSS構成パラメータなどのうちの少なくとも1つを含んでもよい。PDSCH構成パラメータは、PDSCHに対するデータスクランブル同一性、DMS構成パラメータ、TCI構成パラメータ、時間及び/又は周波数リソース割り当て構成指標、レート一致パターン指標、及び/又はRS構成パラメータのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、1つ以上のMBSセッションの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信し得る。MBSセッションの構成パラメータは、MBSセッション識別子、Temporary Mobile Group Identity(TMGI)、MBSセッションに関連付けられたMBS-RNTI(又はG-RNTI、SC-RNTIなど)、MBSセッションのDRX操作のための1つ以上のDRX構成パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。MBSセッション識別子は、IE Temporary Mobile Group Identity(TMGI)のオクテット3-5を含み得る。第1のオクテットはTMGIの第3のオクテットを含み、第2のオクテットはTMGIの第4のオクテットを含む。
一実施例では、MBS BWPの構成パラメータは、MBS BWPに関連付けられたMBSセッションの1つ以上のMBS固有構成パラメータを更に含み得る。一実施例では、1つ以上のMBS固有構成パラメータは、複数のMBSセッションのMBSセッションを識別するMBSセッション識別子、複数のMBSセッションのMBSセッションに関連付けられたMBS-RNTI、又はMBSセッションに関連付けられたTMGI値を含み得る。
図32Bは、MBSの周波数リソースの構成の例を示す。一実施例では、MBSの周波数リソースは、セルにおけるユニキャストBWP(例えば、BWP x、BWP yなど)と共有される。基地局は、構成に基づいて、MBSセッションに対して、ユニキャストBWPの少なくとも1つを介してMBS TBを送信し得る。一実施例では、異なるMBS構成/セッションは、同一/異なるユニキャストBWPで送信されてもよい。異なるMBS構成/セッションは、異なるMBS-RNTIと関連付けられてもよい。
一実施例では、基地局は、無線デバイスへ、1つ以上のMBSセッションの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを送信し得る。MBSセッションの構成パラメータは、MBSセッション識別子、Temporary Mobile Group Identity(TMGI)、MBSセッションに関連付けられたMBS-RNTI(又はG-RNTI、SC-RNTIなど)、MBSセッションのDRX操作のための1つ以上のDRX構成パラメータのうちの少なくとも1つを含み得る。MBSセッション識別子は、IE Temporary Mobile Group Identity(TMGI)のオクテット3-5を含み得る。第1のオクテットはTMGIの第3のオクテットを含み、第2のオクテットはTMGIの第4のオクテットを含む。
一実施例では、MBSセッションの構成パラメータは、周波数リソース指標ビットマップを更に含み、各ビットは、セルの複数のBWPのそれぞれのBWPに対応する。第1の値に設定されるビットは、そのビットに関連付けられたBWPで送信されるようにMBSセッションがスケジュールされていることを示すことができる。第2の値に設定されるビットは、そのビットに関連付けられたBWPで送信されるようにはMBSセッションがスケジュールされていないことを示し得る。
一実施例では、MBSセッションの構成パラメータは、1つ以上の周波数位置オフセット値を含んでもよく、各値は、MBSに対して構成されるBWPと関連付けられる。BWPに対応する1つ以上の周波数位置オフセット値の周波数位置オフセット値は、MBS PDCCH/PDSCHを受信するための、BWPの開始点に対する開始周波数位置を示し得る。図32Bに示すように、周波数オフセット1は、BWP yの開始点に対する、MBS PDCCH/PDSCHに対する周波数リソースの開始周波数位置を示し得る。周波数オフセット2は、開始点BWP xなどに対する、MBS PDCCH/PDSCHの周波数リソースの開始周波数位置を示し得る。
実施例では、MBSセッションの構成パラメータは、MBS TBを、MBSセッションで構成された無線デバイスのグループへ送信するための周波数リソースの数(例えば、リソースブロック、リソースブロックセット、又はMHzの単位で)を示す、周波数リソース指標を含み得る。周波数リソース指標、周波数リソース指標ビットマップ、周波数位置オフセット値、又はそれらの組み合わせに基づいて、無線デバイスは、セルの複数のBWPから、MBSセッションを受信するための1つ以上のBWP上の周波数リソース(例えば、グループ共通PDCCH/DCI、MBS TBのマルチキャスト送信に対するグループ共通PDSCH)を決定し得る。無線デバイスは、図28B、図29及び/又は図30に関して上述された例示的な実施形態に基づいて、BWP内の、MBSセッション専用の周波数リソースを介してマルチキャスト送信を受信し得る。
一実施例では、基地局及び/又は無線デバイスは、複数のBWP上に構成されるMBSをサポートし得る。
図33Aは、一実施形態による、MBSに対する複数のBWPの構成の例を示す。一実施例では、MBSセッションの構成パラメータは、BWP指標ビットマップを備えてもよく、ビットマップの各ビットは、セル内の複数のBWPのそれぞれのBWPに対応する。ビットマップのビットは、第1の値(例えば、1)に設定されるときに、対応するBWPがMBSを送信するために使用されることを示し得る。ビットマップのビットは、第2の値(例えば、0)に設定されるときに、対応するBWPがMBSを送信するために使用されていないことを示し得る。
ビットマップの受信に応答して、無線デバイスは、第1のBWPに関連付けられたビットに基づいて第1のBWPが第1の値に設定されるMBSセッションを送信するために使用されると無線デバイスが決定するときに、第1のBWP上で、MBSセッションに関連付けられたMBS-RNTIを用いてDCIを受信するためのPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、第2のBWPが第2の値に設定される第2のBWPに関連付けられたビットに基づいて、第2のBWPがMBSセッションを送信するために使用されていないと無線デバイスが決定すると、第2のBWP上で、MBSセッションに関連付けられたMBS-RNTIを用いてDCIを受信するためのPDCCHの監視をスキップし得る。
一実施例では、基地局及び/又は無線デバイスは、MBS BWP上の複数のMBSセッションをサポートし得る。
図33Bは、一実施形態による、BWPにおける複数のMBSの構成の例を示す。一実施例では、MBS BWPの構成パラメータは、MBS指標ビットマップを含んでもよく、ビットマップの各ビットは、複数のMBSセッションのそれぞれのMBSセッションに対応する。ビットマップのビットは、第1の値(例えば、1)に設定されたときに、対応するMBSセッションが、MBS BWP上で送信される(又はサポートされる)ようにスケジュールされていると示し得る。ビットマップのビットは、第2の値(例えば、0)に設定されたときに、対応するMBSセッションが、MBS BWP上で送信されるようにスケジュールされていないことを示し得る。
ビットマップの受信に応答して、無線デバイスは、第1のMBS-RNTIに関連付けられた第1のMBSセッションが第1の値に設定される第1のMBSセッションに関連付けられたビットに基づいて、MBS BWP上で送信されることがスケジュールされているときに、第1のMBS-RNTIを用いてDCIを受信するためのPDCCHを、MBS BWP上で監視し得る。無線デバイスは、第2のMBS-RNTIに関連付けられた第2のMBSセッションが、第2のMBSセッションに関連付けられたビットに基づいて、第2の値に設定されるMBS BWP上で送信されるようにスケジュールされていない場合、第2のMBS-RNTIを用いてDCIを受信するための、MBS BWP上のPDCCHの監視をスキップし得る。
一実施例では、基地局は、例えば、図28B、図29及び/又は図30の例示的な実施形態に基づいて、MBSセッションに対して、BWP内のCFRの、構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを、無線デバイスへ送信し得る。しかしながら、既存の技術を実装することによって、基地局は、基地局がMBSセッションの構成パラメータを送信するときに、複数の無線デバイスのどの無線デバイスがMBS送信を受信するかを認識できない場合がある。MBSセッション用のCFR(BWP内で専用構成)の構成パラメータを盲目的に送信すると、MBSセッションを受信していないいくつかの無線デバイスがあり、MBS構成用の無線リソースである送信電力を無駄にする。既存の技術は、MBSセッションが無線デバイスによって関心がもたれないときに、BWP上のユニキャスト送信のための無線リソース利用効率を低減する可能性がある。BWP上のMBS送信に対する電力効率及び無線リソース効率を改善する必要性がある。
例示的な実施形態では、無線デバイスは、BWPでのユニキャストPDSCH受信に加えて、無線デバイスがMBSセッションに関心があるかどうかを示す第1のメッセージを基地局へ送信し得る。第1のメッセージは、無線デバイスMBS関心メッセージ、無線デバイス支援情報メッセージ、無線デバイス能力メッセージなどを含み得る。無線デバイスがMBSセッションに関心があることを示す第1のメッセージを受信することに応答して、基地局は、MBSセッションの構成パラメータを含む1つ以上のRRCメッセージを無線デバイスに送信し得る。構成パラメータは、図28B、図29及び/又は図30に関連して上述した例示的な実施形態に基づいて、実装され得る。実施形態の例によって、基地局が、無線デバイスのMBS関心に基づいて、無線デバイスに対するMBSセッション用のCFRを構成できるようにしてもよい。実施形態の例は、BWP上のMBS送信に対する電力効率及び無線リソース効率を改善し得る。
一実施例では、無線デバイスは、複数の帯域幅部分(BWP)を備えるセル内のマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)の周波数リソース割り当てのために、複数の構成タイプのうちの、ある構成タイプを示す第1のメッセージを基地局に送信し得る。無線デバイスは、第1のメッセージに基づいて、基地局から第2のメッセージを受信してもよく、これは、MBSの周波数リソースがセルのユニキャストBWP内に構成されていることを示す。無線デバイスは、ユニキャストBWPにおいて、第2のメッセージに基づいて、MBS無線ネットワーク一時識別子(MBS-RNTI)値を有するダウンリンク制御情報(DCI)のダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、DCIに基づいて、MBS-RNTI値によってスクランブルされたトランスポートボックを受信してもよい。一実施例では、セルは、複数のセルの一次セル又はSCellである。
一実施例では、構成タイプは、無線デバイスの好ましい構成タイプであってもよい。構成タイプは、無線デバイスの能力に基づいて、無線デバイスのサポートされる構成タイプとし得る。
一実施例では、無線デバイスは、周波数範囲におけるセルグループ当たりに第1のメッセージを送信してもよく、セルグループはセルを含む。
一実施例では、無線デバイスは、帯域の組み合わせ当たり第1のメッセージを送信し得る。
一実施例では、第2のメッセージは、MBSに対するMBS-RNTI値を含み得る。第2のメッセージは、ユニキャストTBの受信に対するC-RNTIを含み得る。
一実施例では、無線デバイスは、第2のメッセージに基づいて、C-RNTIを用いて第2のDCIに対するダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、第2のメッセージに基づいて、C-RNTIによってスクランブルされた第2のTBを受信してもよい。
一実施例では、第2のメッセージは、ユニキャストBWP内の多数の周波数リソースブロックを更に含んでもよい。第2のメッセージは、ユニキャストBWPの基準点に対する、MBSの開始周波数位置を示す周波数オフセット値を更に含み得る。
一実施例では、複数の構成タイプは、MBS専用BWPがセル内のユニキャストBWPとは別個に構成される第1の構成タイプと、MBSの周波数リソースがユニキャストBWP内に構成される第2の構成タイプと、のうちの少なくとも1つを含み得る。
一実施例では、第1のメッセージは、無線デバイス能力メッセージ、無線デバイス支援メッセージ、又はMBS関心情報指標メッセージのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
一実施例では、無線デバイスは、複数の帯域幅部分(BWP)を含むセル内のマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)の周波数リソース割り当てに対して、複数の構成タイプのうちの、ある構成タイプを示す第1のメッセージを基地局に送信し得る。無線デバイスは、第1のメッセージに基づいて、基地局から第2のメッセージを受信してもよく、これは、MBSの周波数リソースが、セルのユニキャストBWPとは異なるMBS専用BWPで構成されていることを示す。無線デバイスは、MBS BWPにおいて、第2のメッセージに基づいて、MBS無線ネットワーク一時識別子(MBS-RNTI)値を有するダウンリンク制御情報(DCI)のダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、DCIに基づいて、MBS-RNTI値によってスクランブルされたトランスポートボックを受信してもよい。一実施例では、セルは、複数のセルの一次セル又はSCellである。
一実施例では、第1のメッセージは、無線デバイスによってサポートされるMBS専用BWPが、ユニキャストBWPと同じヌメロロジを有するかどうかを更に示し得る。
一実施例では、無線デバイスは、MBS専用BWPにおいて構成されるMBSに対する波数リソースを示す第2のメッセージの受信に応答して、MBS BWPを起動してもよい。
一実施例では、第2のメッセージは、MBSに対するMBS-RNTI値を含み得る。第2のメッセージは、MBSに対して、BWP指標ビットマップを含み得、ビットマップの各ビットは、MBSがBWP上に構成されているかを示す値を用いて、複数のBWPのそれぞれのBWPに対応する。ビットマップのビットは、第1の値に設定され、MBSがBWP上に構成されていることを示し得る。ビットマップのビットは、第2の値に設定され、MBSがBWP上に構成されていないことを示し得る。
本開示では、様々な実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、及び/又は開示された技術がどのように環境及びシナリオで実践され得るかの実施例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更を行うことができることは明らかであろう。実際、明細書を読んだ後、代替的な実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。本実施形態は、例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を基準して説明される。開示された例示的な実施形態からの制限、特徴、及び/又は要素が組み合わせられ、本開示の範囲内で更なる実施形態を作成し得る。機能と利点を強調する図は、例としてのみ示される。開示されたアーキテクチャーは、示される以外の方式で利用され得るように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態で再配列され、又は任意選択的にのみ使用され得る。
本発明は、例えば以下を提供する。
(項目1)
方法であって、
無線デバイスによって、無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記RRCメッセージが、
帯域幅部分(BWP)のリソースブロック(RB)を示す第1のパラメータと、
前記BWP内で、第1のRBのうちのある開始RBを示す第2のパラメータであって、前記第1のRBがマルチキャスト送信に関連付けられた共通周波数リソースである、第2のパラメータと、を含む、受信することと、
前記第1のRBを介して、トランスポートブロックのマルチキャスト送信を示すグループ共通ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記グループ共通DCI及び前記開始RBに基づいて、前記第1のRBの1つ以上のRBを介した前記トランスポートブロックを受信することと、を含む、方法。
(項目2)
方法であって、
無線デバイスによって、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記RRCメッセージが、
帯域幅部分(BWP)のリソースブロック(RB)を示す第1のパラメータと、
前記BWP内で、第1のRBのうちのある開始RBを示す第2のパラメータであって、前記第1のRBがマルチキャスト送信に関連付けられた共通周波数リソースである、第2のパラメータと、を含む、受信することと、
前記開始RBに基づいて、前記第1のRBの1つ以上のRBを介したトランスポートブロックのマルチキャスト送信を受信することと、を含む、方法。
(項目3)
方法であって、
無線デバイスによって、前記無線デバイスが、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションに関心があることを示す第1のメッセージを送信することと、
前記第1のメッセージに基づいて、前記MBSセッションのマルチキャスト送信に関連付けられた共通周波数リソースの構成パラメータを含む1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記共通周波数リソースが、帯域幅部分(BWP)内で1つ以上のリソースブロック(RB)を含む、受信することと、
前記共通周波数リソースを介して、トランスポートブロックのマルチキャスト送信を受信することと、を含む、方法。
(項目4)
方法であって、
無線デバイスによって、基地局へ、セルにおけるマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)の周波数リソース割り当てに対する、複数の構成タイプのうちの、ある構成タイプを示す第1のメッセージを送信することと、
前記第1のメッセージに基づいて、前記MBSに対する共通周波数リソースが、前記セルのユニキャスト帯域幅部分(BWP)内で構成されることを示す第2のメッセージを受信することと、
前記ユニキャストBWP内の前記共通周波数リソースにおいて、前記第2のメッセージに基づいてMBS無線ネットワーク一時識別子(MBS-RNTI)値を用いたダウンリンク制御情報(DCI)に対するダウンリンク制御チャネルを監視することと、
前記DCIに基づいて、前記MBS-RNTI値によってスクランブルされたトランスポートブロックを受信することと、を含む、方法。
(項目5)
前記第2のメッセージ又は前記1つ以上のRRCメッセージが、前記共通周波数リソースを含む第1のRBを示す、項目2~4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記第1のRBを介して、前記トランスポートブロックの前記マルチキャスト送信を示すグループ共通ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することを更に含む、項目2~5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記トランスポートブロックの前記受信することが、前記グループ共通DCI及び前記開始RBに更に基づいている、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記グループ共通DCIを前記受信することが、
前記BWP内の前記第1のRBにおいて、前記1つ以上のRRCメッセージに基づいてMBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を用いて前記グループ共通DCIに対するダウンリンク制御チャネルを監視することを含む、項目6又は7に記載の方法。
(項目9)
前記トランスポートブロックの前記マルチキャスト送信を前記受信することが、前記グループ共通DCIに基づいて、前記MBS固有RNTIによってスクランブルされた前記トランスポートブロックを受信することを含む、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記無線デバイスによって、基地局へ、前記無線デバイスが、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションに関心があることを示すメッセージを送信することを更に含む、項目2~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記メッセージが、前記無線デバイスが、前記MBSセッションに関心があることを示すMBS関心指標を含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記無線デバイスが、前記MBSセッションに関心があることを示す前記メッセージを前記送信することに基づいて、前記第1のRBの前記開始RBを示す前記第2のパラメータを含む、項目10又は11に記載の方法。
(項目13)
前記基地局から、前記MBS関心指標に基づいて、前記MBSセッションに関連付けられたMBS固有RNTIを含む構成パラメータを受信することを更に含む、項目11又は12に記載の方法。
(項目14)
前記グループ共通DCIが、前記MBS固有RNTIに基づいて受信される、項目13に記載の方法。
(項目15)
基地局へ、複数のBWPを含むセルにおけるマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)の周波数リソース割り当てに対する、複数の構成タイプのうちの、ある構成タイプを示す第1のメッセージを送信することを更に含む、項目2~14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記構成タイプを示す前記第1メッセージを送信することに応答して受信される、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記複数の構成タイプが、前記MBSの前記周波数リソースが、前記複数のBWPのユニキャストBWP内で構成されることを示す第1の構成タイプを含む、項目15又は16に記載の方法。
(項目18)
前記複数の構成タイプが、前記MBSの前記周波数リソースが、前記複数のBWPの、ユニキャストBWPと異なる、第2のBWPとして構成されることを示す第2の構成タイプを含む、項目15~17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記示された構成タイプが、前記第1の構成タイプである、項目15~18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記BWPが、ユニキャストBWPであり、前記第1のRBが、前記ユニキャストBWP内で構成された共通周波数リソースである、項目2~19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記第2のパラメータが、前記第1のRBの数を更に示し、前記数が前記BWPの前記RBの総数と等しいか又はそれ未満である、項目2~20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記マルチキャスト送信が、前記マルチキャスト送信のうちの1つであり、かつ
前記無線デバイスを含む複数の無線デバイスに宛てられた前記グループ共通DCI、及び
前記複数の無線デバイスに宛てられた、前記グループ共通DCIによってスケジュールされた、前記トランスポートブロックのうちの少なくとも1つを含む、項目2~21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記グループ共通DCIが、前記トランスポートブロックをスケジュールする、項目2~22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記トランスポートブロックが、前記マルチキャスト送信に対するセミパーシステントスケジューリング(SPS)構成に基づいて受信され、前記グループ共通DCIが、前記SPS構成をアクティブ化する、項目2~23のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記第2のパラメータが、前記BWPの周波数基準点に対して、前記第1のRBの前記開始RBの、周波数オフセットを含む、項目2~24のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記周波数オフセットが、前記第1のRBの前記開始RBを示す、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記BWPの前記周波数基準点が、前記BWPの前記RBのうちのある開始RBである、項目25又は26に記載の方法。
(項目28)
前記周波数オフセットを前記RBの前記開始RBに適用することに基づいて、前記第1のRBの前記開始RBを決定することを更に含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記第2のパラメータが、前記BWPを含むセルの周波数基準点に関連する、前記第1のRBのうちの前記開始RBの周波数オフセットを含む、項目2~24のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記周波数オフセットが、前記第1のRBの前記開始RBを示す、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記セルの前記周波数基準点が、前記セルに含まれる複数のRBのうちの最も低いRBの最も低いサブキャリアの中心である、項目29又は30に記載の方法。
(項目32)
前記RBのあるRBが、周波数ドメインにおいて複数のリソース要素を含む、項目2~31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記マルチキャスト送信を前記受信することが、無線リソース制御(RRC)接続状態における、前記無線デバイスに基づいている、項目2~32のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
1つ以上のRRCメッセージを前記受信することが、無線リソース制御(RRC)接続状態における、前記無線デバイスに基づいている、項目2~33のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記BWPをアクティブ化することであって、
前記BWPのアクティブ化を示す第2のDCIを受信すること、又は
前記1つ以上のRRCメッセージによって、初期アクティブBWPとして構成される前記BWPのうちの少なくとも1つに基づいて、BWPをアクティブ化すること、を更に含む、項目2~34のいずれか一項に記載の方法。
(項目36)
第2のRBにおける第2のDCIを受信することを更に含み、
前記第2のDCIが、前記無線デバイスを専用に識別するRNTIへ宛てられた無線デバイス固有のDCIであり、
前記第2のDCIが、第2のトランスポートブロックのユニキャスト送信を示す、項目2~35のいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
前記第2のRBが、前記BWPの前記RB内にあり、
前記第2のRBが、前記マルチキャスト送信の前記共通周波数リソースの前記第1のRBの外側にある、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記第2のDCIに基づいて前記第2のトランスポートブロックを受信することを更に含む、項目36又は37に記載の方法。
(項目39)
第3のRBを介して前記第2のトランスポートブロックを受信することを更に含み、前記第3のRBが、
前記BWPの前記RB内にあり、かつ
前記マルチキャスト送信の前記共通周波数リソースの前記第1のRBの外側にある、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記マルチキャスト送信に関連付けられたマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションの第3のパラメータを含み、前記第3のパラメータが、
前記グループ共通DCI及び前記トランスポートブロックを受信するために、前記MBSセッションに関連付けられた、MBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、
前記BWPの前記共通周波数リソース内で、前記MBS送信に関連付けられた、1つ以上の制御リソースセット、又は
前記BWPの前記共通周波数リソース内で、前記MBS送信に関連付けられた、1つ以上の検索空間のうちの少なくとも1つを含む、項目2~39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記共通周波数リソースの前記開始RB、及び
前記1つ以上の制御リソースセットの周波数ドメインリソース指標に基づいて、前記1つ以上の制御リソースセットに対する周波数リソースの位置及びサイズを決定することを更に含む、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記グループ共通DCIを受信するために、前記共通周波数リソースの前記1つ以上の制御リソースセットにおける前記1つ以上の検索空間を介したグループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視することを更に含む、項目40又は41に記載の方法。
(項目43)
前記MBS固有RNTIを用いてスクランブルされた巡回冗長検査(CRC)ビットを用いて前記グループ共通DCIを受信することを更に含む、項目40~42のいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
前記トランスポートブロックを前記受信することが、前記MBS固有RNTIでスクランブルされたCRCビットを用いて前記トランスポートブロックを受信することを更に含む、項目40~43のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記グループ共通DCIが、
前記トランスポートブロックの前記マルチキャスト送信に対する、前記第1のRBの、前記1つ以上のRBの数を示す周波数ドメインリソース割り当てフィールド、
前記トランスポートブロックの前記マルチキャスト送信に対する、1つ以上のスロットの、1つ以上のシンボルを示す時間ドメインリソース割り当てフィールド、
新しいデータインジケータフィールド、及び
ハイブリッド確認対応繰り返し要求プロセス回数を含む、項目2~44のいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
前記共通周波数リソースの前記開始RB、及び
前記グループ共通DCIの前記周波数ドメインリソース割り当てフィールドに基づいて、前記1つ以上のRBの周波数位置を決定することを更に含む、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記1つ以上のRBの前記周波数位置が、
セルのBWPの開始RB、又は
前記セルの周波数基準点のうちの少なくとも1つに基づいて更に決定される、項目45又は46に記載の方法。
(項目48)
前記1つ以上のRRCメッセージは、セルが、前記BWPを含む複数のBWPを含むことを示し、前記複数のBWPの各々が、
BWP識別子によって識別され、
前記セルの1つ以上のRBを含み、かつ
サブキャリア空間と巡回プレフィックス長値とを含む帯域幅部分固有のヌメロロジに関連付けられる、項目2~47のいずれか一項に記載の方法。
(項目49)
前記BWPが、前記セルの周波数基準点に対する、前記RBのうちのある開始RBのオフセットを示すRBオフセット指標に関連付けられる、項目48に記載の方法。
(項目50)
前記複数のBWPがドーマントBWPを含み、前記複数のBWPの各々が、前記ドーマントBWPを例外にして、前記マルチキャスト送信のための対応する共通周波数リソースで構成される、項目48又は49に記載の方法。
(項目51)
前記マルチキャスト送信に対する前記共通周波数リソースの前記開始RBが、BWPごとに構成されており、前記複数のBWPの1つ以上のBWPの各BWPが、前記マルチキャスト送信に対する前記共通周波数リソースのそれぞれの開始RBを用いて個々に及び独立して構成される、項目48~50のいずれか一項に記載の方法。
(項目52)
前記BWPが、前記セルの前記複数のBWPの初期BWPである、項目48~51のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
前記BWPが、前記セルのドーマントBWPとは異なる、項目48~52のいずれか一項に記載の方法。
(項目54)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記無線デバイス専用の無線デバイス固有RRCメッセージである、項目2~53のいずれか一項に記載の方法。
(項目55)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記無線デバイス宛のユニキャストPDCCH及びユニキャストPDSCHを受信するための専用の第2のRNTIを示す、項目54に記載の方法。
(項目56)
前記セルの前記複数のBWPの前記BWPをアクティブ化することを更に含む、項目2~55のいずれか一項に記載の方法。
(項目57)
前記BWPをアクティブ化することに応答して、前記無線デバイス宛の第2のトランスポートブロックのユニキャスト送信をスケジューリングするユニキャストDCIを受信するために前記BWPを監視することを更に含み、前記ユニキャストDCIが、前記ユニキャスト送信専用である前記第2のRNTI宛である、項目56に記載の方法。
(項目58)
方法であって、
無線デバイスによって、前記無線デバイスが、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションに関心があることを示す第1のメッセージを送信することと、
前記第1のメッセージに基づいて、前記MBSセッションのマルチキャスト送信に関連付けられた共通周波数リソースの構成パラメータを含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記共通周波数リソースが、帯域幅部分(BWP)内で1つ以上のリソースブロック(RB)を含む、受信することと、
前記共通周波数リソースを介して、トランスポートブロックのマルチキャスト送信を示すグループ共通ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記グループ共通DCIに基づいて、前記共通周波数リソースを介して前記トランスポートブロックを受信することと、を含む、方法。
(項目59)
方法であって、
無線デバイスによって、基地局へ、複数の帯域幅部分(BWP)を含むセルにおけるマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)の周波数リソース割り当てに対する、複数の構成タイプのうちの、ある構成タイプを示す第1のメッセージを送信することと、
前記第1のメッセージに基づいて、前記MBSに対する共通周波数リソースが前記セルのユニキャストBWP内で構成されることを示す第2のメッセージを受信することと、
前記ユニキャストBWP内の前記共通周波数リソースにおいて、前記第2のメッセージに基づいてMBS無線ネットワーク一時識別子(MBS-RNTI)値を用いたダウンリンク制御情報(DCI)に対するダウンリンク制御チャネルを監視することと、
前記DCIに基づいて、前記MBS-RNTI値によってスクランブルされたトランスポートブロックを受信することと、を含む、方法。
(項目60)
無線デバイスであって、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに項目1~59のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶しているメモリと、を備える、無線デバイス。
(項目61)
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに項目1~59のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
(項目62)
方法であって、
基地局によって、無線デバイスへ、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを送信することであって、前記1つ以上の無線リソース制御メッセージが、
帯域幅部分(BWP)のリソースブロック(RB)を示す第1のパラメータと、
前記BWP内で、第1のRBのうちのある開始RBを示す第2のパラメータであって、前記第1のRBがマルチキャスト送信に関連付けられた共通周波数リソースである、第2のパラメータを含む、送信することと、
前記開始RBに基づいて、前記第1のRBのうちの1つ以上のRBを介して、トランスポートブロックのマルチキャスト送信を送信することと、を含む、方法。
(項目63)
方法であって、
基地局によって、無線デバイスから、前記無線デバイスが、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションに関心があることを示す第1のメッセージを受信することと、
前記第1のメッセージに基づいて、前記MBSセッションのマルチキャスト送信に関連付けられた共通周波数リソースの構成パラメータを含む1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを送信することであって、前記共通周波数リソースが、帯域幅部分(BWP)内で1つ以上のリソースブロック(RB)を含む、送信することと、
前記共通周波数リソースを介して、トランスポートブロックのマルチキャスト送信を送信することと、を含む、方法。
(項目64)
方法であって、
基地局によって、無線デバイスから、セルにおけるマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)の周波数リソース割り当てに対する、複数の構成タイプのうちの、ある構成タイプを示す第1のメッセージを受信することと、
前記第1のメッセージに基づいて、前記MBSに対する共通周波数リソースが、前記セルのユニキャスト帯域幅部分(BWP)内で構成されることを示す第2のメッセージを送信することと、
前記ユニキャストBWP内の前記共通周波数リソースにおいて、前記第2のメッセージに基づいてMBS無線ネットワーク一時識別子(MBS-RNTI)値を用いたダウンリンク制御情報(DCI)を含むダウンリンク制御チャネルを送信することと、
前記DCIに基づいて、前記MBS-RNTI値によってスクランブルされたトランスポートブロックを送信することと、を含む、方法。
(項目65)
前記第2のメッセージ又は前記1つ以上のRRCメッセージが、前記共通周波数リソースを含む第1のRBを示す、項目62~64のいずれか一項に記載の方法。
(項目66)
前記第1のRBを介して、前記トランスポートブロックの前記マルチキャスト送信を示すグループ共通ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することを更に含む、項目62~65のいずれか一項に記載の方法。
(項目67)
前記トランスポートブロックの前記送信することが、前記グループ共通DCI及び前記開始RBに更に基づいている、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記グループ共通DCIを前記送信することが、
前記BWP内の前記第1のRBにおいて、前記1つ以上のRRCメッセージに基づいてMBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を用いて前記グループ共通DCIを含むダウンリンク制御チャネルを送信することを含む、項目66又は67に記載の方法。
(項目69)
前記トランスポートブロックの前記マルチキャスト送信を前記送信することが、前記グループ共通DCIに基づいて、前記MBS固有RNTIによってスクランブルされた前記トランスポートブロックを送信することを含む、項目68に記載の方法。
(項目70)
前記基地局によって、前記無線デバイスから、前記無線デバイスが、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションに関心があることを示すメッセージを受信することを更に含む、項目62~69のいずれか一項に記載の方法。
(項目71)
前記メッセージが、前記無線デバイスが、前記MBSセッションに関心があることを示すMBS関心指標を含む、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記無線デバイスが、前記MBSセッションに関心があることを示す前記メッセージを前記受信することに基づいて、前記第1のRBの前記開始RBを示す前記第2のパラメータを含む、項目70又は71に記載の方法。
(項目73)
前記無線デバイスへ、前記MBS関心指標に基づいて、前記MBSセッションに関連付けられたMBS固有RNTIを含む構成パラメータを送信することを含む、項目71又は72に記載の方法。
(項目74)
前記グループ共通DCIが、前記MBS固有RNTIに基づいて送信される、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記無線デバイスから、複数のBWPを含むセルにおけるマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)の周波数リソース割り当てに対する、複数の構成タイプのうちの、ある構成タイプを示す第1のメッセージを受信することを更に含む、項目62~74のいずれか一項に記載の方法。
(項目76)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記構成タイプを示す前記第1メッセージを前記受信することに応答して送信される、項目75に記載の方法。
(項目77)
前記複数の構成タイプが、前記MBSの前記周波数リソースが、前記複数のBWPのユニキャストBWP内で構成されることを示す第1の構成タイプを含む、項目75又は76に記載の方法。
(項目78)
前記複数の構成タイプが、前記MBSの前記周波数リソースが、前記複数のBWPの、ユニキャストBWPと異なる、第2のBWPとして構成されることを示す第2の構成タイプを含む、項目75~77のいずれか一項に記載の方法。
(項目79)
前記示された構成タイプが、前記第1の構成タイプである、項目75~78のいずれか一項に記載の方法。
(項目80)
前記BWPが、ユニキャストBWPであり、前記第1のRBが、前記ユニキャストBWP内で構成された共通周波数リソースである、項目62~79のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記第2のパラメータが、前記第1のRBの数を更に示し、前記数が前記BWPの前記RBの総数と等しいか又はそれ未満である、項目62~80のいずれか一項に記載の方法。
(項目82)
前記マルチキャスト送信が、前記マルチキャスト送信のうちの1つであり、かつ
前記無線デバイスを含む複数の無線デバイスに宛てられた前記グループ共通DCI、及び
前記複数の無線デバイスに宛てられた、前記グループ共通DCIによってスケジュールされた、前記トランスポートブロックのうちの少なくとも1つを含む、項目62~81のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
前記グループ共通DCIが、前記トランスポートブロックをスケジュールする、項目62~82のいずれか一項に記載の方法。
(項目84)
前記トランスポートブロックが、前記マルチキャスト送信に対するセミパーシステントスケジューリング(SPS)構成に基づいて送信され、前記グループ共通DCIが、前記SPS構成をアクティブ化する、項目62~83のいずれか一項に記載の方法。
(項目85)
前記第2のパラメータが、前記BWPの周波数基準点に対して、前記第1のRBの前記開始RBの、周波数オフセットを含む、項目62~84のいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
前記周波数オフセットが、前記第1のRBの前記開始RBを示す、項目85に記載の方法。
(項目87)
前記BWPの前記周波数基準点が、前記BWPの前記RBのうちのある開始RBである、項目85又は86に記載の方法。
(項目88)
前記RBの前記開始RBに適用される前記周波数オフセットに基づく、前記第1のRBの前記開始RBを更に含む、項目87に記載の方法。
(項目89)
前記第2のパラメータが、前記BWPを含むセルの周波数基準点に関連する、前記第1のRBのうちの前記開始RBの周波数オフセットを含む、項目62~84のいずれか一項に記載の方法。
(項目90)
前記周波数オフセットが、前記第1のRBの前記開始RBを示す、項目89に記載の方法。
(項目91)
前記セルの前記周波数基準点が、前記セルに含まれる複数のRBのうちの最も低いRBの最も低いサブキャリアの中心である、項目89又は90に記載の方法。
(項目92)
前記RBのうちのあるRBが、周波数ドメインにおいて複数のリソース要素を含む、項目62~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目93)
前記マルチキャスト送信を前記送信することが、無線リソース制御(RRC)接続状態における、前記無線デバイスに基づいている、項目62~92のいずれか一項に記載の方法。
(項目94)
1つ以上のRRCメッセージを前記送信することが、無線リソース制御(RRC)接続状態における、前記無線デバイスに基づいている、項目62~93のいずれか一項に記載の方法。
(項目95)
前記BWPをアクティブ化することであって、
前記BWPのアクティブ化を示す第2のDCIを送信することと、
前記1つ以上のRRCメッセージによって、初期アクティブBWPとして構成される前記BWPのうちの少なくとも1つに基づいて、BWPをアクティブ化すること、を更に含む、項目62~94のいずれか一項に記載の方法。
(項目96)
第2のRBにおいて第2のDCIを送信することを更に含み、
前記第2のDCIが、前記無線デバイスを専用に識別するRNTIへ宛てられた無線デバイス固有のDCIであり、
前記第2のDCIが、第2のトランスポートブロックのユニキャスト送信を示す、項目62~95のいずれか一項に記載の方法。
(項目97)
前記第2のRBが、前記BWPの前記RB内にあり、
前記第2のRBが、前記マルチキャスト送信の前記共通周波数リソースの前記第1のRBの外側にある、項目96に記載の方法。
(項目98)
前記第2のDCIに基づいて前記第2のトランスポートブロックを送信することを更に含む、項目96又は97に記載の方法。
(項目99)
第3のRBを介して前記第2のトランスポートブロックを送信することを更に含み、前記第3のRBが、
前記BWPの前記RB内にあり、かつ
前記マルチキャスト送信の前記共通周波数リソースの前記第1のRBの外側にある、項目98に記載の方法。
(項目100)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記マルチキャスト送信に関連付けられたマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションの第3のパラメータを含み、前記第3のパラメータが、
前記グループ共通DCI及び前記トランスポートブロックを受信するために、前記MBSセッションに関連付けられた、MBS固有無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、
前記BWPの前記共通周波数リソース内で、前記MBS送信に関連付けられた、1つ以上の制御リソースセット、又は
前記BWPの前記共通周波数リソース内で、前記MBS送信に関連付けられた、1つ以上の検索空間のうちの少なくとも1つを含む、項目62~99のいずれか一項に記載の方法。
(項目101)
前記共通周波数リソースの前記開始RB、及び
前記1つ以上の制御リソースセットの周波数ドメインリソース指標に基づいて、前記1つ以上の制御リソースセットに対する周波数リソースの位置及びサイズを決定することを更に含む、項目100に記載の方法。
(項目102)
前記無線デバイスが、前記グループ共通DCIを受信するのを可能とするために、前記共通周波数リソースの前記1つ以上の制御リソースセットにおける前記1つ以上の検索空間を介したグループ共通物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送信すること、を更に含む、項目100又は101に記載の方法。
(項目103)
前記MBS固有RNTIでスクランブルされた巡回冗長検査(CRC)ビットを用いて前記グループ共通DCIを送信することを更に含む、項目100~102のいずれか一項に記載の方法。
(項目104)
前記トランスポートブロックを前記送信することが、前記MBS固有RNTIでスクランブルされたCRCビットを用いて前記トランスポートブロックを送信することを更に含む、項目100~103のいずれか一項に記載の方法。
(項目105)
前記グループ共通DCIが、
前記トランスポートブロックの前記マルチキャスト送信に対する、前記第1のRBの、前記1つ以上のRBの数を示す周波数ドメインリソース割り当てフィールド、
前記トランスポートブロックの前記マルチキャスト送信に対する、1つ以上のスロットの、1つ以上のシンボルを示す時間ドメインリソース割り当てフィールド、
新しいデータインジケータフィールド、及び
ハイブリッド確認対応繰り返し要求プロセス回数を含む、項目62~104のいずれか一項に記載の方法。
(項目106)
前記共通周波数リソースの前記開始RB、及び
前記グループ共通DCIの前記周波数ドメインリソース割り当てフィールドに基づいて、前記1つ以上のRBの周波数位置を決定することを更に含む、項目105に記載の方法。
(項目107)
前記1つ以上のRBの前記周波数位置が、
セルのBWPの開始RB、又は
前記セルの周波数基準点のうちの少なくとも1つに基づいて更に決定される、項目105又は106に記載の方法。
(項目108)
前記1つ以上のRRCメッセージは、セルが、前記BWPを含む複数のBWPを含むことを示し、前記複数のBWPの各々が、
BWP識別子によって識別され、
前記セルの1つ以上のRBを含み、かつ
サブキャリア空間と巡回プレフィックス長値とを含む帯域幅部分固有のヌメロロジに関連付けられる、項目62~107のいずれか一項に記載の方法。
(項目109)
前記BWPが、前記セルの周波数基準点に対する、前記RBのうちのある開始RBのオフセットを示すRBオフセット指標に関連付けられる、項目108に記載の方法。
(項目110)
前記複数のBWPがドーマントBWPを含み、前記複数のBWPの各々が、前記ドーマントBWPを例外にして、前記マルチキャスト送信のための対応する共通周波数リソースで構成される、項目108又は109に記載の方法。
(項目111)
前記マルチキャスト送信に対する前記共通周波数リソースの前記開始RBが、BWPごとに構成されており、前記複数のBWPの1つ以上のBWPの各BWPが、前記マルチキャスト送信に対する前記共通周波数リソースのそれぞれの開始RBを用いて個々に及び独立して構成される、項目108~110のいずれか一項に記載の方法。
(項目112)
前記BWPが、前記セルの前記複数のBWPの初期BWPである、項目108~111のいずれか一項に記載の方法。
(項目113)
前記BWPが、前記セルのドーマントBWPとは異なる、項目108~112のいずれか一項に記載の方法。
(項目114)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記無線デバイス専用の無線デバイス固有RRCメッセージである、項目62~113のいずれか一項に記載の方法。
(項目115)
前記1つ以上のRRCメッセージが、前記無線デバイス宛のユニキャストPDCCH及びユニキャストPDSCHを受信するための専用の第2のRNTIを示す、項目114に記載の方法。
(項目116)
前記セルの前記複数のBWPの前記BWPをアクティブ化することを更に含む、項目62~115のいずれか一項に記載の方法。
(項目117)
前記BWPのアクティブ化に応答して、前記無線デバイスに、前記無線デバイス宛の第2のトランスポートブロックのユニキャスト送信をスケジューリングするユニキャストDCIを受信するために前記BWPを監視させることを更に含み、前記ユニキャストDCIが、前記ユニキャスト送信専用である前記第2のRNTI宛である、項目116に記載の方法。
(項目118)
基地局であって、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に項目62~117のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶するメモリと、を含む、基地局。
(項目119)
1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、前記1つ以上のプロセッサに項目62~117のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
(項目120)
システムであって、
1つ以上の第1のプロセッサと、第1の命令を記憶している第1のメモリとを備える基地局であって、前記第1の命令が、前記1つ以上の第1のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、
1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージであって、
帯域幅部分(BWP)のリソースブロック(RB)を示す第1のパラメータと、
前記BWP内で、第1のRBのうちのある開始RBを示す第2のパラメータであって、前記第1のRBがマルチキャスト送信に関連付けられた共通周波数リソースである、第2のパラメータと、を含む、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを送信させ、かつ
前記開始RBに基づいて、前記第1のRBのうちの1つ以上のRBを介して、トランスポートブロックのマルチキャスト送信を送信させる、基地局と、
1つ以上の第3のプロセッサと、第3の命令を記憶している第3のメモリとを備える無線デバイスであって、前記第3の命令が、前記1つ以上の第3のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、
前記1つ以上のRRCメッセージを受信させ、かつ
前記開始RBに基づいて、前記第1のRBのうちの前記1つ以上のRBを介して、前記トランスポートブロックの前記マルチキャスト送信を受信させる、無線デバイスと、を備える、システム。
(項目121)
システムであって、
1つ以上の第1のプロセッサと、第1の命令を記憶している第1のメモリとを備える基地局であって、前記第1の命令が、前記1つ以上の第1のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、
無線デバイスが、マルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)セッションに関心があることを示す第1のメッセージを受信させ、かつ
前記第1のメッセージに基づいて、前記MBSセッションのマルチキャスト送信に関連付けられた共通周波数リソースの構成パラメータを含む1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージであって、前記共通周波数リソースが、帯域幅部分(BWP)内に1つ以上のリソースブロック(RB)を含む、1つ以上の無線リソース制御(RRC)メッセージを送信させる、基地局と、
1つ以上の第3のプロセッサと、第3の命令を記憶している第3のメモリとを備える無線デバイスであって、前記第3の命令が、前記1つ以上の第3のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、
前記基地局へ、前記無線デバイスが、前記MBSセッションに関心があることを示す前記第1のメッセージを送信させ、
前記第1のメッセージに基づいて、前記1つ以上のRRCメッセージを受信させ、かつ
前記基地局から、前記共通周波数リソースを介して、トランスポートブロックのマルチキャスト送信を受信させる、無線デバイスと、を備える、システム。
(項目122)
システムであって、
1つ以上の第1のプロセッサと、第1の命令を記憶している第1のメモリとを備える基地局であって、前記第1の命令が、前記1つ以上の第1のプロセッサによって実行されるときに、前記基地局に、
セルにおけるマルチキャスト及びブロードキャストサービス(MBS)の周波数リソース割り当てに対する、複数の構成タイプのうちのある構成タイプを示す第1のメッセージを受信させ、
前記第1のメッセージに基づいて、前記MBSに対する共通周波数リソースが、前記セルのユニキャスト帯域幅部分(BWP)内で構成されていることを示す第2のメッセージを送信させ、
前記ユニキャストBWP内の前記共通周波数リソースにおいて、前記第2のメッセージに基づいてMBS無線ネットワーク一時識別子(MBS-RNTI)値を有するダウンリンク制御情報(DCI)を含むダウンリンク制御チャネルを送信させる、基地局と、
1つ以上の第3のプロセッサと、第3の命令を記憶している第3のメモリとを備える無線デバイスであって、前記第3の命令が、前記1つ以上の第3のプロセッサによって実行されるときに、前記無線デバイスに、
前記基地局へ、前記構成タイプを示す前記第1のメッセージを送信させ、
前記第1のメッセージに基づいて、前記MBSに対する前記共通周波数リソースが前記セルの前記ユニキャストBWP内で構成されていることを示す前記第2のメッセージを受信させ、
前記ユニキャストBWP内の前記共通周波数リソースにおいて、前記第2のメッセージに基づいて前記MBS-RNTI値を有する前記DCIについて前記ダウンリンク制御チャネルを監視させ、かつ
前記基地局から、前記DCIに基づいて、前記MBS-RNTI値によってスクランブルされたトランスポートブロックを受信させる、無線デバイスと、を備える、システム。