JP2023546399A - ルーティング選択方法、装置及びシステム - Google Patents

ルーティング選択方法、装置及びシステム Download PDF

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Abstract

本発明の実施例ではルーティング選択方法、装置及びシステムが提供され、前記方法は、以下の条件のうちの少なくとも1つが満足されるときに、第一ノードがルーティング選択を行うことを含み、即ち、第二ノードからBH RLF指示を受信しており;第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されており;第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えており;及び、第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えているという条件である。

Description

本発明は、通信の技術分野に関する。
IAB(integrated access and backhaul)は次世代の無線アクセスネットワーク(next generation radio access network、NG-RAN)において無線中継の機能を実現する。この中継ノードはIABノード(IAB node)と呼ばれ、それは5G新無線(new radio、NR)を介してアクセス及びバックホール(backhaul、BH)を同時にサポートする。すべてのIABノードはシングルホップ又はマルチホップにより1つのIABドナー(IAB-donor)に接続される。これらのマルチホップ接続により、IABドナーをルートノードとする1つの有向非巡回グラフ(Directed Acyclic Graph、DAG)トポロジーを形成する。IABドナーはIABネットワークトポロジーにおける集中型のリソース管理、トポロジー管理及びルーティング管理の実行を担当する。
既存規格(3GPP(登録商標) Rel-16)では、無線リンク失敗(radio link failure、RLF)発生時に、IABノードはもう1つの径路(path)を選択してルーティング再選択(re-routing)を実現し得る。図1は1つの簡単なIABネットワークデプロイメントを示しており、その中には4つのIABノード及び1つのIABドナーが含まれる。IABノード2とIABノード3の間のリンクにバックホール無線リンク失敗(BH RLF)が生じたときに、IABノード2は上りリンクルーティング径路を径路1から径路2に切り替えることができる。
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確かつ完全に説明し、また、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈してはならない。
発明者は次のようなことを発見した。即ち、同様の終了点に到達し得る他の可用(使用可能な)径路が実際には容量を有しても、異なる径路上のデータレートの変動により幾つかの径路に輻輳(congestion(混雑ともいう))が生じ得る。現在の規格では、任意の特定のデータユニットがすべて1つの径路に固定して伝送される。BH RLF発生後に複数の径路のうちから選択し得るとしても、今のところ、ルーティングの柔軟性を向上させ、混雑した径路を避け、又は、選択パフォーマンスが低いバックホールリンクを避けることができる良い径路再選択メカニズムはない。
上述の問題のうちの少なくとも1つ又は他の類似問題を解決するために、本発明の実施例は、データ紛失を避け、輻輳を減少させ、ロードバランシングを実現できるルーティング選択方法、装置及びシステムを提供する。
本発明の実施例の一側面によれば、ルーティング選択方法が提供され、前記方法は、
以下の条件のうちの少なくとも1つが満足されるときに、第一ノードがルーティング選択を行うことを含み、
第二ノードからBH RLF指示を受信しており;
第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されており;
第一エグレスBH RLCチャネルのロード(payload)が所望のレベル(desired level)を越えており;及び
第一ルーティング標識(ID)に対応するロードが所望のレベルを超えているという条件である。
本発明の実施例のもう1つの側面によれば、ルーティング選択方法が提供され、前記方法は、
第一ノードが第一ルーティング設定メッセージ(情報ともいう)を受信し、前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定情報を含み、各ルーティング標識に対応する設定情報は優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含むことを含む。
本発明の実施例のまたもう1つの側面によれば、ルーティング選択方法が提供され、前記方法は、
IABドナーが第一ノードに第一ルーティング設定メッセージを送信し、前記第一ルーティング設定メッセージは前記第一ノードがルーティング標識を選択するために用いられ、前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定メッセージを含み、各ルーティング標識に対応する設定メッセージは優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含むことを含む。
本発明の実施例の1つの側面によれば、ルーティング選択装置が提供され、IABネットワークにおけるIABノードに設置され、前記装置は、
選択ユニットを含み、それは以下の条件のうちの少なくとも1つが満足されるときに、ルーティング選択を行い、即ち、
第二ノードからBH RLF指示を受信しており;
第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されており;
第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えており;及び
第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えているという条件である。
本発明の実施例のもう1つの側面によれば、ルーティング選択装置が提供され、IABネットワークにおけるIABノードに設置され、前記装置は、
受信ユニットを含み、それは第一ルーティング設定メッセージを受信し、前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定情報を含み、各ルーティング標識に対応する設定情報は優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の実施例のまたもう1つの側面によれば、ルーティング選択装置が提供され、IABネットワークにおけるIABドナーに設置され、前記装置は、
第一送信ユニットを含み、それは第一ノードに第一ルーティング設定メッセージを送信し、前記第一ルーティング設定メッセージは前記第一ノードがルーティング標識を選択するために用いられ、前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定メッセージを含み、各ルーティング標識に対応する設定メッセージは優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の実施例による有利な効果の1つが次のとおりであり、即ち、本発明の実施例によれば、データ紛失を避け、輻輳を減少させ、ロードバランシングを実現できる。具体的に言えば、BH RLF通知を受信したときに、又は近傍のノードに輻輳が発生したときに、又はロードバランシングを行う必要があるときに、ローカルルーティング再選択決定を行うことで、ネットワークパフォーマンス、例えば、遅延の低減、データ紛失の回避などを向上させることができる。
後述の説明及び図面を参照することで本発明の特定の実施例を詳しく開示し、本発明の原理を採用し得る態様を示す。なお、本発明の実施例は範囲上でこれらにより限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施例は様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
また、1つの実施例について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で1つ又は複数の他の実施例に用い、他の実施例における特徴と組み合わせ、又は、他の実施例における特徴を置換することもできる。
なお、「含む/有する」のような用語は、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
本発明の1つの図面又は1つの実施形態に記載の要素及び特徴は、1つ又は複数の他の図面又は実施形態に示した要素及び特徴と組み合わせることができる。また、図面では、類似した符号は、幾つの図面における対応する部品を示し、複数の実施形態に用いる対応部品を示すためにも用いられる。
含まれている図面は、本発明の実施例への更なる理解を提供するために用いられ、これらの図面は、本明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を例示し、文字記載とともに本発明の原理を説明するために用いられる。また、明らかのように、以下に記載される図面は、本発明の幾つかの実施例を示すためのものに過ぎず、当業者は、創造性のある労働をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
IABネットワークデプロイメントを示す図である。 本発明の第一側面の実施例におけるルーティング選択方法の1つの例を示す図である。 IABノードがBH RLF指示を受信した後にローカルルーティング再選択を行う1つの例を示す図である。 IABノードがフロー制御フィードバック情報を受信した後にルーティング再選択を行う1つの例を示す図である。 IABノードがルーティング再選択によりロードバランシングを実現する1つの例を示す図である。 本発明の第二側面の実施例におけるルーティング選択方法の1つの例を示す図である。 本発明の第三側面の実施例におけるルーティング選択方法の1つの例を示す図である。 本発明の実施例におけるルーティング選択装置の1つの例を示す図である。 本発明の実施例におけるルーティング選択装置のもう1つの例を示す図である。 本発明の実施例におけるルーティング選択装置のまたもう1つの例を示す図である。 本発明の実施例における通信システムの1つの例を示す図である。 本発明の実施例におけるIABノードの1つの例を示す図である。 本発明の実施例におけるIABドナーの1つの例を示す図である。
添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述及び他の特徴は明らかになる。なお、明細書及び図面では本発明の特定の実施例を開示するが、それらは本発明の原理を採用し得る一部のみの実施例を示し、理解されるべきは、本発明は記載される実施例に限定されず、即ち、本発明は添付した特許請求の範囲内のすべての変更、変形及び代替によるものをも含むということである。
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は次のような任意の通信規格に準ずるネットワークを指しても良く、例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、HSPA(High-Speed Packet Access)などである。
また、通信システムにおける装置間の通信は任意の段階の通信プロトコルに従って行われても良く、例えば、次のような通信プロトコルを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、1G(generation)、2G、2.5G、2.75G、3G、4G、4.5G及び将来の5G、新無線(NR、New Radio)など、及び/又は、その他の従来の又は将来開発される通信プロトコルである。
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は例えば、通信システムにおいて、端末装置を通信ネットワークに接続し、かつ該端末装置にサービスを提供する装置を指す。ネットワーク装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、基地局(BS、Base Station)、アクセスポイント(AP、AccessPoint)、送受信ポイント(TRP、Transmission Reception Point)、ブロードキャスト送信機、モバイル管理エンティティ(MME、Mobile Management Entity)、ネットワークゲートウェイ、サーバー、無線ネットワーク制御器(RNC、Radio Network Controller)、基地局制御器(BSC、Base Station Controller)などである。
そのうち、基地局は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、ノードB(NodeB又はNB)、進化ノードB(eNodeB又はeNB)、5G基地局(gNB)などであり、さらにRRH(Remote Radio Head)、RRU(Remote Radio Unit)、リレー(relay)又は低パワーノード(例えば、femto、picoなど)を含んでも良い。また、用語「基地局」はそれらの一部又はすべての機能を含んでも良く、各基地局は特定の地理的領域に対して通信カバレッジを提供できる。用語「セル」が指すのは、基地局及び/又はそのカバーする領域であっても良く、これは該用語のコンテキストによるものである。
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」(UE、User Equipment)又は「端末装置」(TE、Terminal Equipment)は例えば、ネットワーク装置により通信ネットワークにアクセスし、かつネットワークからのサービスを受ける装置を指す。ユーザ装置は固定したもの又は移動するものであっても良く、また、移動ステーション(MS、Mobile Station)、端末、加入者ステーション(SS、Subscriber Station)、アクセス端末(AT、AccessTerminal)、ステーションなどとも称される。
そのうち、ユーザ装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、例えば、セルラーフォン(Cellular Phone)、PDA(Personal Digital Assistant)、無線モデム、無線通信装置、キャリー装置、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどである。
また、例えば、IoT(Internet of Things)などのシナリオにおいて、ユーザ装置はさらに監視又は測定を行う機器又は装置であっても良く、例えば、次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、マシンタイプ通信(MTC、Machine Type Communication)端末、車載通信端末、D2D(Device to Device)端末、M2M(Machine to Machine)端末などである。
本発明の実施例の一側面によれば、本発明の実施例はBAP(backhaul adaptation protocol)サブ層のルーティング選択に対して改良を行うために用いられる。
以下の説明では、説明の便宜のため、5GマルチホップIABネットワークデプロイメントシナリオを例とし、該シナリオでは、複数のUEがマルチホップのIABノードによりIABドナーに接続され、最後に5Gネットワークをアクセスする。IABノード及びIABドナーの定義については関連技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。なお、上述のシナリオは本発明の実施例の実施シナリオの1つの例に過ぎず、本発明の実施例を限定するものではない。
本発明の実施例では、無線バックホールにおいて、IP層がBAPサブ層の上にキャリー(carry)され、BAPサブ層によりマルチホップルーティングを実現する。ルーティングの強化は径路冗長を用いて強化を行うBAPプロシージャを含み、例えば、ローカルルーティング(local routing)である。ローカルルーティングは、無線リンク失敗の対応に加えて、ローカル(即ち、中間IABノード)でルーティング選択/再選択の決定を行うことができる。各目的(destination)BAPアドレスはローカルルーティング表に複数のエントリを、ローカルルーティング選択の実現を助けるために有しても良い。よって、IABノードの間のローカルルーティングは幾つかの強化技術により実現されても良く、例えば、ローカルルーティング優先度などであり、これによって、ロードバランシング、輻輳の低減、パフォーマンスの最適化などを達成できる。
本発明の実施例では、ルーティング選択方法はローカルルーティング(local routing)又はローカルルーティング再選択(local re-routing)と称されても良い。具体的には、IABノードはBAPデータパケットに対してルーティング決定を行うときに、BAPヘッダーに含まれるルーティングID(即ち、元のルーティング)に従ってルーティングを行わなくても良い。ルーティング選択の具体的な操作はルーティング標識(routing ID)の選択、ルーティング設定におけるエントリの選択、径路標識(path id)の選択、エグレス接続(リンクともいう)の選択などであっても良い。
以下、添付した図面を参照しながら本発明の様々な実施例について説明する。なお、これらの実施例は例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。
<第一側面の実施例>
本発明の実施例ではルーティング選択方法が提供され、IABネットワークにおけるIABノード側から説明が行われる。説明の便宜のため、該IABノードを第一ノードと称する。本発明の第一側面の実施例における方法ではルーティング選択のトリガー条件を説明する。
図2は本発明の実施例のルーティング選択方法の1つの例を示す図である。図2に示すように、該方法は以下の操作を含む。
201:以下の条件1乃至4の少なくとも1つが満足されたときに、第一ノードがルーティング選択を行い、即ち、
条件1:第二ノードからBH RLF指示を受信しており;
条件2:第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されており;
条件3:第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えており;及び
条件4:第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えている。
本発明の実施例における方法により、データ紛失を避け、輻輳を減少させ、ロードバランシングを実現できるため、ネットワークパフォーマンスを向上させることができる。
本発明の実施例では、前記ルーティング選択とは、ルーティング標識の選択、ルーティング設定におけるエントリの選択、径路標識の選択、及びエグレス接続の選択のうちの少なくとも1つを指す。
本発明の実施例では、前記データ輻輳とは、前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低く、又は、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いことが示されていることを指す。
本発明の実施例では、第一エグレスBH RLCチャネルは、BAPヘッダーのルーティング標識に対応するエグレス接続ID、BAPデータパケットの送信元のイングレスリンクID及びイングレスBH RLCチャネルIDに基づいて、BH RLCチャネルマッピング設定によって得られるエグレスBH RLCチャネルであっても良いであっても良い。
本発明の実施例では、第一ルーティング標識はBAPヘッダーに含まれるルーティング標識であっても良い。
本発明の実施例では、条件1に基づいて、第一ノードはBH RLC指示を受信したときにルーティング選択を行う。幾つかの実施例において、上述の第一ノードが第二ノードからBH RLF指示を受信したときに、第一ノードはルーティング選択を、該第一ノードのRLF回復が完了し、かつIABドナーが該第一ノードに対してルーティング再設定を行うまで行う。
本発明の実施例では、上述の第二ノードは上述の第一ノードの親ノード(parent node)であって良い。例えば、1つのIABノード(第一ノード)がその親ノード(第二ノード)からBH RLF指示を受信した場合、上りリンク業務(サービス)のルーティング選択を、該IABノードのRLF回復が完成し、かつIABドナーが該IABノードに対してルーティング再設定を行うまでトリガーする。該IABノードに対してのルーティング再設定は該IABドナーのDonor-CU(Centralized Unit)により完了されても良いが、本発明はこれに限定されず、該IABドナーの他のユニットにより完了されても良い。
図3はIABノードがBH RLF指示を受信した後にローカルルーティング再選択を行う1つの例を示す図である。図3に示すように、IABノード3(第二ノード)はそのIAB-MT(mobile termination)端でBH RLF回復失敗を検出した場合、それは自分の子ノード即ちIABノード2(第一ノード)にBH RLF指示を送信できる。IABノード2は親ノードのうちのIABノード3のBH RLF指示を受信したときに、それは上りリンクデータ伝送径路を、IABノード2のRLF回復が完了し、かつIABドナーのDonor-CUがIABノード2に対してルーティング再設定を行うまで、径路1から径路2に切り替える。
上述の例では、上述のBH RLF指示はBAP制御PDU(protocol data unit)の形式で送信されても良いが、本発明はこれに限定されない。
本発明の実施例では、条件2に基づいて、第一ノードは業務に輻輳が発生したときにルーティング選択を行う。即ち、第一ノードはフロー制御フィードバック情報(第一フロー制御フィードバック情報という)を受信しており、かつ該フロー制御フィードバック情報により、第三ノードにデータ輻輳が発生したと指示されたときに、ルーティング選択を行う。該フロー制御フィードバック情報は該第三ノードからのものであっても良く、任意の他のノードからのものであっても良い。
本発明の実施例では、上述の第三ノードは上述の第一ノードの親ノードであっても良く、上述の第一ノードの子ノードであっても良い。上述の第三ノードが上述の第一ノードの子ノードであることを例とする。1つのIABノード(第一ノード)が1つのフロー制御フィードバック情報(flow control feedback)を受信しており、かつ該フロー制御フィードバック情報により、もう1つのIABノード(第三ノード)にデータ輻輳が発生したと示されたときに、該1つのIABノード(第一ノード)はローカルルーティング選択を行うことができる。
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、データ輻輳が発生したこととは、上述のフロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズ(available buffer size)が第一閾値よりも低く、又は、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いことが示されていることを指す。
幾つかの実施例において、上述のフロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低いと示されている場合、第一ノードがローカルルーティング再選択を行うことは、本来上述の第三ノードにルーティングされるべきであるBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことであっても良く、例えば、BAPデータパケットに対してルーティング選択を行うときに、上述の第三ノードにルーティングする径路を選択せず、又は、本来前記BH RLCチャネルにマッピングされるべきであるBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことであっても良く、例えば、BAPデータパケットに対してルーティング選択を行うときに、前記BH RLCチャネルへのマッピングをもたらすことができる径路を選択しない。
幾つかの実施例において、上述のフロー制御フィードバック情報において、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いと示されている場合、第一ノードがローカルルーティング再選択を行うことは、本来上述の第三ノードにルーティングされるべきであるBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことであっても良く、又は、BAPヘッダーに含まれる上述のルーティング標識のBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことであっても良い。上述のルーティング標識は目的BAPアドレス及び径路標識(path identity)を含んでも良いが、本発明はこれに限定されない。BAPアドレスはBAPヘッダーにおいてDESTINATION(目的地)とも称される。
上述の実施例では、第一閾値及び第二閾値はIABドナーが上述の第一ノードのために設定することができる。なお、本発明はこれに限定されず、第一閾値及び第二閾値は事前定義又は事前設定されても良い。
上述の実施例では、上述のフロー制御フィードバック情報はバッファ負荷が或る特定のレベルを超えていることによりトリガーされても良く、フロー制御要求(flow control polling)に対してのレスポンスであっても良い。
例えば、第三ノードのバッファ負荷が或る特定のレベルを超えているときに、該第三ノード又は他のノードは上述の第一ノードに上述のフロー制御フィードバック情報を送信する。
また、例えば、第三ノード又は他のノードは第一ノードからのフロー制御要求を受信したときに、前記第一ノードに、第三ノードに関する上述のフロー制御フィードバック情報を送信する。
幾つかの実施例において、上述のフロー制御要求及び上述のフロー制御フィードバック情報はともに、各ノードのBAP制御PDUにより送信されても良い。
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、タイマーにより、ルーティング再選択の持続時間を決定しても良い。例えば、ルーティング再選択についてのタイマーを設定しても良く、第一ノードは上述の条件2に基づいてデータ輻輳が発生したと確定したときに該タイマーを起動させ、現在データ混雑が発生したルーティングについてのローカルルーティング再選択は該タイマーランニング時に起動される。また、該タイマーが切れた後に、現在データ混雑が発生したルーティングについてのローカルルーティング再選択は禁止され、即ち、元のルーティングについてのルーティング再選択を停止し、元のルーティング選択を回復する。
上述の実施例では、タイマーは複数あっても良く、各タイマーはデータ混雑が発生した1つのルーティングに対応し、これらのタイマーは同時に独立してランニングし、異なるルーティングの輻輳の時間を示しても良い。
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、元のルーティングにデータ混雑が発生しないことを指示するフロー制御フィードバック情報(第二フロー制御フィードバック情報という)により、ルーティング再選択の持続時間を決定しても良い。例えば、第一ノードは第二フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ該第二フロー制御フィードバック情報により、元のルーティングにデータ輻輳が発生しないと指示されたときに、元のルーティング選択を回復し、元のルーティングに対してのルーティング再選択を停止する。幾つかの実施例において、第一ノードは第三ノードにフロー制御要求を送信することで上述のフロー制御フィードバック情報を得ることができるが、本発明はこれに限定されない。また、第一ノードは、データ混雑が発生したことを指示するフロー制御フィードバック情報(即ち、上述の第一フロー制御フィードバック情報)を受信した場合、第一ノードは新しい元のルーティングのルーティング再選択を継続し、具体的な実施プロセスは前述のとおりであり、ここではその詳しい説明を省略する。
本発明の実施例では、上述の2種類のルーティング再選択の持続時間の決定方式はそれぞれ実施されても良く、合併して実施されても良く、例えば、上述の2種類のルーティング再選択の持続時間の決定方式のうちの1つが満足されたときに、元のルーティングのローカルルーティング再選択を停止する。
本発明の実施例では、上述の元のルーティングは一般的な意味を持つ。フロー制御フィードバック情報(第一フロー制御フィードバック情報又は第二フロー制御フィードバック情報)がルーティングについてのものである場合、元のルーティングとは、BAPデータパケットのBAPヘッダーにより指示されるルーティング又は径路を指す。フロー制御フィードバック情報(第一フロー制御フィードバック情報又は第二フロー制御フィードバック情報)がBH RLCチャネルについてのものである場合、元のルーティングとは、BAPデータパケットのBAPヘッダーにより指示されるルーティング及びBH RLCチャネルマッピング設定に基づいて本来該BH RLCチャネルにマッピングされるべきであるデータパケットのルーティング又は径路を指し、それは1つの又は複数のルーティング又は径路データのうち、該BH RLCチャネルにマッピングされる部分を含む。
図4はIABノードがフロー制御フィードバック情報を受信した後にルーティング再選択を行う1つの例を示す図である。この例では、第三ノードは上述のフロー制御フィードバック情報を送信する。図4に示すように、IABノード5(第一ノード)はその子ノード即ちIABノード3(第三ノード)のフロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ該フロー制御フィードバック情報により、IABノード3にデータ輻輳が発生したと指示されたときに、IABノード5は下りリンク業務に対してルーティング再選択を行い、径路1を径路2に切り替える。
本発明の実施例では、条件3に基づいて、第一ノードはロードバランシングのニーズがあるときにルーティング選択を行う。即ち、第一ノードは、第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えたときにルーティング選択を行う。
幾つかの実施例において、第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えたこととは、第一エグレス接続(egress link)上の第一エグレスBH RLCチャネルの可用又は所望(desired)バッファサイズが第三閾値よりも低く、かつ第二エグレス接続上の第二エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第四閾値よりも高いことを指す。ここで、可用バッファサイズが第三閾値よりも低いこととは、バッファデータ量が或る閾値よりも高く、又は、バッファ占用率(buffer occupation)が或る閾値よりも高いことを指しても良い。可用バッファサイズが第四閾値よりも高いこととは、バッファデータ量が或る閾値よりも低く、又は、バッファ占用率が或る閾値よりも低いことを指しても良い。ロードが所望のレベルを超えたこととは、第一エグレスBH RLCチャネルに対応するバッファデータ量と、もう1つの、前記第二エグレスBH RLCチャネルに対応するバッファデータ量との差が或る閾値よりも高いことを指しても良い。
上述の実施例では、幾つかの実施例において、上述の第二エグレス接続の標識はBHルーティング設定(BH Routing Configuration)における1つのルーティング標識に対応するNext-Hop BAPアドレス(Next-Hop BAP Address)IE(information element、情報エレメント)により指示され、かつ上述のルーティング標識に対応するBAPアドレスは現在のデータパケットのBAPヘッダーにおけるDESTINATIONと同じである。これにより、該第二エグレス接続及び第一エグレス接続はすべて同じBAPアドレスにルーティングできる。
上述の実施例では、幾つかの実施例において、上述の第二エグレスBH RLCチャネルはBH RLCチャネルマッピング設定(BH RLC Channel Mapping Configuration)における1つのエントリのエグレスBH RLCチャネル標識(Egress BH RLC CH ID)IEにより指示され、該エントリのイングレスBH RLCチャネル標識は現在のBAPデータパケットのイングレスBH RLCチャネルにマッチしており、該エントリのイングレスリンク標識は現在のBAPデータパケットのイングレスリンクにマッチしており、かつ、該エントリのエグレス接続標識は上述の第二エグレス接続に対応する。これにより、該第二エグレスBH RLCチャネルは、第二エグレス接続を選択した後に設定に基づいてマッピングされたエグレスBH RLCチャネルである。
図5はIABノードがルーティング再選択によりロードバランシングを実現する1つの例を示す図である。図5に示すように、IABノード2の可用バッファサイズの条件が満足されたときに、即ち、第一エグレス接続(径路1に対応するエグレス接続)上の第一エグレスBH RLCチャネルの可用又は所望バッファサイズが第三閾値よりも低く、かつ第二エグレス接続(径路2に対応するエグレス接続)上の第二エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第四閾値よりも高いときに、IABノード2は上りリンク業務を径路1から径路2に再ルーティングする。
図5は上りリンク業務を例とするが、本発明はこれに限定されず、下りリンク業務の場合、本発明の実施例における方法は同様に適用できる。例えば、下りリンク業務の場合、上りリンクの方法と同様に、或るIABノードが複数の子ノードを有するときに、ルーティング再選択を行うことができる。該IABノードのエグレス接続及びエグレスBH RLCチャネルは子ノードの方向に向かる。ルーティング選択も子ノード方向に向かるルーティングを選択する。
上述の実施例では、第三閾値及び第四閾値はIABドナーが上述の第一ノードのために設定しても良い。本発明はこれに限定されず、第三閾値及び第四閾値は事前定義又は事前設定されても良い。
本発明の実施例では、条件4に基づいて、第一ノードはロードバランシングのニーズがあるときにルーティング選択を行う。即ち、第一ノードは第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えたときにルーティング選択を行う。
幾つかの実施例において、第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えたこととは、第一ルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第五閾値よりも低く、かつ、前記ルーティング標識と同じBAPアドレスを有するルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第六閾値よりも高いことを指す。ここで、可用バッファサイズが第五閾値よりも低いこととは、バッファデータ量が或る閾値よりも高く、又は、バッファ占用率(buffer occupation)が或る閾値よりも高いことを指しても良い。可用バッファサイズが第六閾値よりも高いこととは、バッファデータ量が或る閾値よりも低く、又は、バッファ占用率が或る閾値よりも低いことを指しても良く。ロードが所望のレベルを超えたこととは、さらに、第一ルーティング標識に対応するバッファデータ量と、前記ルーティング標識と同じBAPアドレスを有するもう1つのルーティング標識のバッファデータ量との差が或る閾値よりも高いことを指しても良い。
依然として図5を例とし、IABノード2の可用バッファサイズの条件が満足されたときに、即ち、第一ルーティング標識(径路1に対応する)に対応する可用バッファサイズが第五閾値よりも低く、かつ前記第一ルーティング標識と同じBAPアドレスを有するルーティング標識(径路2に対応する)に対応する可用バッファサイズが第六閾値よりも高いときに、IABノード2は上りリンク業務を径路1から径路2に再ルーティングする。
同様に、図5は上りリンク業務を例とするが、本発明はこれに限定されず、下りリンク業務の場合、本発明の実施例における方法は同様に適用できる。
上述の実施例では、第五閾値及び第六閾値はIABドナーが上述の第一ノードのために設定しても良く。なお、本発明はこれに限定されず、第五閾値及び第六閾値は事前定義又は事前設定されても良い。
本発明の実施例における方法により、データ紛失を避け、輻輳を減少させ、ロードバランシングを実現できるため、ネットワークパフォーマンスを向上させることができる。
<第二側面の実施例>
本発明の実施例ではルーティング選択方法が提供され、IABネットワークにおけるIABノード側から説明が行われる。説明の便宜のため、該IABノードを第一ノードと称する。本発明の第二側面の実施例における方法ではルーティング選択の具体的な方法を説明する。該ルーティング選択のトリガー条件については第一側面の実施例と同じであっても良いが、本発明はこれに限定されず、他の条件によりルーティング選択をトリガーした場合、本発明の第二側面の実施例における方法によってルーティング選択を行うこともできる。
図6は本発明の実施例のルーティング選択方法の1つの例を示す図である。図6に示すように、該方法は以下の操作を含む。
601:第一ノードが第一ルーティング設定メッセージを受信し、前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定メッセージを含み、各ルーティング標識に対応する設定メッセージは優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の実施例における方法により、第一ルーティング設定メッセージにおいて各ルーティング標識について上述の選択可能な情報エレメント又はフィールドを増やすことで、IABノード(第一ノード)がルーティング再選択を行うときにローカル決定を行うことを助けることができる。
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、上述の“優先度”はIABドナーのCU(Donor-CUともいう)がIABノードに推薦するルーティング優先度である。例えば、“優先度”を表す数字について言えば、数字が大きいほど、Donor-CUは該ルーティングが高い伝送パフォーマンスを有すると見なす。
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、上述の“ホップ数”は該ルーティング標識における目的アドレス(destination address)に到達するまでの剰余のホップ数を表し、即ち、第一ノードから該ルーティング標識における目的アドレスに到達するまでに何ホップ残っているかを示す。
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、上述の“平均遅延”はIABドナー(例えば、IABドナーのDonor-CU)が観察する、該ルーティング標識の径路に対応する、所定時間窓内の平均エンドツーエンド遅延を表し、任意の測定及び報告する方法により得ることができる。
本発明の実施例では、幾つかの実施例において、該第一ルーティング設定メッセージはIABドナーがF1AP(F1 application protocol)シグナリングにより提供しても良い。なお、本発明はこれに限定されない。また、F1APシグナリングの定義及び実現方法については関連技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
幾つかの実施例において。図6に示すように、該方法はさらに次のような操作を含む。
602:前記第一ノードが前記第一ルーティング設定メッセージに基づいてルーティング標識を選択する。
本発明の実施例では、上述の第一ルーティング設定メッセージはBAPマッピング設定(MAPPING CONFIGURATION)メッセージであっても良いが、本発明はこれに限定されない。
以下の表1はBAPマッピング設定メッセージの1つの例を示している。表1に示すように、該BAPマッピング設定メッセージには“priority”フィールド、“hops”フィールド及び“average delay”フィールドが増加しており、幾つかの実施例において、“priority”フィールドが0(又は他の特定の値であり、第一値ともいう)である場合、該径路IDがRLF時にのみ使用され得ることを表す。幾つかの実施例において、“priority”フィールドが0以外の他の値である場合、対応するルーティング標識の優先度を表し、これにより、該第一ノードは他の値により指示される優先度に従ってルーティング選択を行うときにルーティング標識を選択できる。
Figure 2023546399000002

なお、上述の表1は例示に過ぎず、該BAPマッピング設定メッセージにはさらに他のエントリ又は項目が含まれても良い。
本発明の実施例では、前記第一ノードは前記第一ルーティング設定メッセージに基づいてBHルーティング設定を得る。ルーティング標識を選択する原則は、BHルーティング設定のうちから、現在のBAPヘッダーにおけるルーティング標識と同じBAPアドレスを有する1つの新しいルーティング標識を選択することである。複数のルーティング標識を選択可能な場合、高優先度、少ホップ数、低平均遅延を有するルーティング標識を選択する。なお、具体的なアルゴリズムについて限定しない。
幾つかの実施例において、ルーティング選択が、現在選択されるエグレスBH RLCチャネル(第一エグレスBH RLCチャネル)のロードが所望のレベルを超えたことによる場合、第一ノード選択のルーティング標識はさらに以下の条件を満たす必要があり、即ち、
現在選択される(即ち、現在のBAPヘッダーにより指定されるルーティング標識に対応する)第一エグレス接続上の第一エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第三閾値よりも低く、かつ選択されるルーティング標識に対応する第二エグレス接続上の第二エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第四閾値よりも高いという条件である。なお、該条件は既に第一側面の実施例で説明されているので、ここではその詳しい説明を省略する。
本発明の実施例では、第一エグレスBH RLCチャネルは、BAPヘッダーのルーティング標識に対応するエグレス接続ID、BAPデータパケットの送信元のイングレスリンクID及びイングレスBH RLCチャネルIDに基づいて、BH RLCチャネルマッピング設定によって得られるエグレスBH RLCチャネルであっても良い。
幾つかの実施例において、ルーティング選択が、現在のルーティング標識(第一ルーティング標識)に対応するロードが所望のレベルを超えたことによる場合、再選択されるルーティング標識はさらに以下の条件を満たす必要があり、即ち、
現在のルーティング標識(即ち、現在のBAPヘッダーにより指定されるルーティング標識)に対応する可用バッファサイズが第五閾値よりも低く、かつ選択されるルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第六閾値よりも高いという条件である。なお、該条件は既に第一側面の実施例で説明されているので、ここではその詳しい説明を省略する。
本発明の実施例では、第一ルーティング標識はBAPヘッダーに含まれるルーティング標識であっても良い。
なお、上述の図6は本発明の実施例を説明するためのものであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、幾つかの操作を増減したりすることができる。当業者は上述の図6の記載に限らず、上述の内容に基づいて適切な変形を行うことができる。
本発明の実施例における方法により、ネットワークパフォーマンスを向上させることができる。
<第三側面の実施例>
本発明の実施例ではルーティング選択方法が提供され、IABネットワークにおけるIABドナー側から説明が行われる。ここでは、第二側面の実施例と同じ内容の重複説明を省略する。
図7は本発明の実施例のルーティング選択方法の1つの例を示す図である。図7に示すように、該方法は以下の操作を含む。
701:IABドナーが第一ノードに第一ルーティング設定メッセージを送信し、前記第一ルーティング設定メッセージは前記第一ノードがルーティング標識を選択するために用いられ、上述の第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定メッセージを含み、各ルーティング標識に対応する設定メッセージは優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の実施例では、上述の第一ノードはIABネットワークにおけるIABノードであり、例えば、第一側面の実施例におけるIABノードであり、又は、第二側面の実施例におけるIABノードである。本発明の実施例における方法により、Donor-CUが通常、トポロジーネットワーク全体のより多くの情報を有するため、それはIABノードに対してより権威性があり、IABドナーによりIABノードにルーティング設定メッセージを送信することで、IABノード(第一ノード)がルーティング選択を行うときにローカル決定をすることを助けることができる。
上述の実施例では、“優先度”、“ホップ数”及び“平均遅延”の意味は第二側面の実施例と同じであるため、ここではその詳しい説明を省略する。例えば、“優先度”の情報はローカルルーティングが許可されるかを指示するために用いられ得る。例えば、上述の優先度の値が第一値、例えば、0である場合、該優先度に対応するルーティング標識はBH RLFのときにのみ使用でき、上述の優先度の値が第一値以外の他の値である場合、該優先度の値は対応するルーティング標識の優先度を指示するために用いることができ、これにより、第一ノードは該他の値により指示される優先度に従ってルーティング標識を選択できる。
これにより、Donor-CUはより細かい粒度のローカルルーティング制御を実現でき、例えば、幾つかのルーティング標識のローカル選択を禁止することで、ルーティング管理の柔軟性を向上させることができる。
幾つかの実施例において。図7に示すように、該方法はさらに以下の操作を含む。
702:前記IABドナーが前記第一ノードに第二ルーティング設定メッセージを送信し、該第二ルーティング設定メッセージは上述のルーティング選択を有効又は無効にするために用いられる。
上述の実施例では、該第二ルーティング設定メッセージは1ビットの情報であっても良い。これにより、1ビットの情報によりルーティング選択を有効又は無効にすることができるため、ルーティング管理の柔軟性を向上させることができる。
本発明の実施例では、上述の第一ルーティング設定情報はさらにホップ数(hops)及び/又は平均遅延(average delay)を含んでも良く、それらはBAPマッピング設定メッセージによって実現され得る。なお、該ホップ数及び平均遅延の関連内容及びBAPマッピング設定メッセージの関連内容は既に第二側面の実施例で説明されているため、その内容はここに合併され、ここではその詳しい説明を省略する。
本発明の実施例における方法により、ルーティング管理の柔軟性を向上させることができる。
<第四側面の実施例>
本発明の実施例ではルーティング選択装置が提供され、該装置は例えば、IABネットワークにおけるIABノードであっても良く、IABノードに設置される1つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。説明の便宜のため、該IABノードを第一ノードと称する。
図8は本発明の実施例のルーティング選択装置の1つの例を示す図である。該装置が問題を解決する原理は第一側面の実施例における方法と同様であるため、その具体的な実施については第一側面の実施例における方法の実施を参照でき、ここでは内容が同じである重複説明を省略する。図8に示すように、本発明の実施例のルーティング選択装置800は以下のユニットを含む。
選択ユニット801:以下の条件のうちの少なくとも1つが満足されるときに、ルーティング選択を行い、即ち、
前記第一ノードが第二ノードからBH RLF指示を受信しており;
前記第一ノードが第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されており;
第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えており;及び
第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えているという条件である。
本発明の実施例では、上述の第二ノードは上述の第一ノードの親ノードであっても良く、上述の第三ノードは上述の第一ノードの子ノードであっても良いが、本発明はこれに限定されない。
幾つかの実施例において、選択ユニット801は前記第一ノードが第二ノードからBH RLF指示を受信したときに、ルーティング選択を、前記第一ノードのRLF回復が完成し、かつIABドナーが前記第一ノードに対してルーティング再設定を行うまで行う。
幾つかの実施例において、選択ユニット801は前記第一ノードが第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、前記第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示したときに、ルーティング選択を行うことは、
前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低いことが示されており、又は、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いと示されている場合、前記選択ユニット801は本来前記第三ノードにルーティングされるべきであるBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことを含む。
幾つかの実施例において、選択ユニット801は前記第一ノード第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、前記第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されたときに、ルーティング選択を行うことは、
前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低いと指示されている場合、前記選択ユニット801は本来前記BH RLCチャネルにマッピングされるべきであるBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行い;及び/又は
前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いと示されている場合、前記選択ユニット801はBAPヘッダーに含まれる前記ルーティング標識のBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことを含む。
幾つかの実施例において、以下の条件のうちの少なくとも1つが満足された場合、選択ユニット801は元のルーティングについてのルーティング再選択を停止し、即ち、
前記データ輻輳が発生するときに起動するタイマーが切れており;及び
第二フロー制御フィードバック情報を受信しており、前記第二フロー制御フィードバック情報は元のルーティングにデータ輻輳が発生しないことを指示しているという条件である。
幾つかの実施例において、前記第一フロー制御フィードバック情報がルーティング標識についてのものである場合、前記元のルーティングとは、前記データ混雑が発生したルーティング又は径路を指し、前記第一フロー制御フィードバック情報がBH RLCチャネルについてのものである場合、前記元のルーティングとは、本来、前記データ混雑が発生したBH RLCチャネルにマッピングされるべきであるデータパケットのルーティング又は径路を指す。
幾つかの実施例において、前記データ混雑が発生したBH RLCチャネルのデータパケットのルーティング又は径路は1つの又は複数のルーティング又は径路データのうち、前記BH RLCチャネルにマッピングされる部分を含む。
幾つかの実施例において、第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えたとは、第一エグレス接続上の第一エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第三閾値よりも低く、かつ第二エグレス接続上の第二エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第四閾値よりも高いことを指す。
幾つかの実施例において、前記第二エグレス接続の標識はBHルーティング設定におけ1つのルーティング標識に対応するNext-Hop BAPアドレスIEにより指示され、かつ、前記ルーティング標識に対応するBAPアドレスは現在のデータパケットのBAPヘッダー上のDESTINATIONと同じである。
幾つかの実施例において、前記第二エグレスBH RLCチャネルはBH RLCチャネルマッピング設定における1つのエントリのエグレスBH RLCチャネル標識IEにより指示され、前記エントリのイングレスBH RLCチャネル標識は現在のBAPデータパケットのイングレスBH RLCチャネルにマッチしており、前記エントリのイングレスリンク標識は現在のBAPデータパケットのイングレスリンクにマッチしており、かつ、前記エントリのエグレス接続標識は前記第二エグレス接続に対応する。
幾つかの実施例において、前記第三閾値及び前記第四閾値はIABドナーが前記第一ノードのために設定する。
幾つかの実施例において、第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えたとは、第一ルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第五閾値よりも低く、また、前記第一ルーティング標識と同じBAPアドレスを有するルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第六閾値よりも高いことを指す。
幾つかの実施例において、前記第五閾値及び前記第六閾値はIABドナーが前記第一ノードのために設定する。
図9は本発明の実施例のルーティング選択装置のもう1つの例を示す図である。該装置が問題を解決する原理は第二側面の実施例における方法と同様であるため、その具体的な実施については第二側面の実施例における方法の実施を参照でき、ここでは内容が同じである重複説明を省略する。図9に示すように、本発明の実施例のルーティング選択装置900は次のユニットを含む。
受信ユニット901:第一ルーティング設定メッセージを受信し、前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定情報を含み、各ルーティング標識に対応する設定情報は優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの実施例において。図9に示すように、前記装置900はさらに以下のユニットを含む。
選択ユニット902:前記第一ルーティング設定メッセージに基づいてルーティング標識を選択する。
幾つかの実施例において、前記第一ルーティング設定メッセージはIABドナーがF1APシグナリングにより提供する。
幾つかの実施例において、前記優先度はIABドナーが前記第一ノードに推薦するルーティングの優先度であり、前記ホップ数は前記ルーティング標識における目的アドレス(destination address)に到達するまでの剰余のホップ数を示し、前記平均遅延とは、前記IABドナーが観察する、前記ルーティング標識の径路に対応する、所定時間窓内の平均エンドツーエンド遅延を指す。
幾つかの実施例において、前記優先度の値が第一値である場合、前記優先度に対応するルーティング標識はBH RLFのときにのみ使用され、前記優先度の値が第一値以外の他の値である場合、前記優先度の値は対応するルーティング標識の優先度を指示し、前記第一ノードは前記他の値により指示される優先度に従ってルーティング選択を行う。
幾つかの実施例において、ルーティング選択が、第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えたことによる場合、選択されたルーティング標識はさらに以下の条件を満たす必要があり、即ち、
第一エグレス接続上の第一エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第三閾値よりも低く、かつ選択されるルーティング標識に対応する第二エグレス接続上の第二エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第四閾値よりも高いという条件である。
幾つかの実施例において、ルーティング選択が、第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えたことによる場合、選択されルーティング標識はさらに以下の条件を満たす必要があり、即ち、
第一ルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第五閾値よりも低く、かつ選択されるルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第六閾値よりも高いという条件である。
本発明の実施例では、第一エグレスBH RLCチャネルは、BAPヘッダーのルーティング標識に対応するエグレス接続ID、BAPデータパケットの送信元のイングレスリンクID及びイングレスBH RLCチャネルIDに基づいて、BH RLCチャネルマッピング設定によって得られるエグレスBH RLCチャネルであっても良い。
本発明の実施例では、第一ルーティング標識はBAPヘッダーに含まれるルーティング標識であっても良い。
なお、以上、本発明に関連している各部品又はモジュールを説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の実施例のルーティング選択装置800/900はさらに他の部品又はモジュールを含んでも良く、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については関連技術を参照できる。
また、便宜のため、図8及び図9では各部品又はモジュール間の接続関係又は信号方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの様々な関連技術を採用しても良い。これらの各部品又はモジュールは例えば処理器、記憶器、送信機(送信器)、受信機(受信器)などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施はこれらに限定されない。
本発明の実施例により、ネットワークパフォーマンスを向上させることができる。
<第五側面の実施例>
本発明の実施例ではルーティング選択装置が提供され、該装置は例えば、IABネットワークにおけるIABドナーであっても良く、IABドナーに設置される1つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。
図10は本発明の実施例のルーティング選択装置の1つの例を示す図である。図10に示すように、本発明の実施例のルーティング選択装置1000は以下のユニットを含む。
第一送信ユニット1001:第一ノードに第一ルーティング設定メッセージを送信し、前記第一ルーティング設定メッセージは前記第一ノードがルーティング標識を選択するために用いられ、上述の第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定メッセージを含み、各ルーティング標識に対応する設定メッセージは優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの実施例において。図10に示すように、前記装置1000はさらに以下のユニットを含む。
第二送信ユニット1002:前記第一ノードに第二ルーティング設定メッセージを送信し、前記第二ルーティング設定メッセージは前記ルーティング選択を有効又は無効にするために用いられる。
上述の実施例では、前記第二ルーティング設定メッセージは1ビットの情報である。
幾つかの実施例において、前記優先度はIABドナーが前記第一ノードに推薦するルーティングの優先度であり、前記ホップ数は前記ルーティング標識における目的アドレス(destination address)に到達するまでの剰余のホップ数を示し、前記平均遅延とは、前記IABドナーが観察する、前記ルーティング標識の径路に対応する、所定時間窓内の平均エンドツーエンド遅延を指す。
幾つかの実施例において、前記優先度の値が第一値である場合、前記優先度に対応するルーティング標識はBH RLFのときにのみ使用され、前記優先度の値が第一値以外の他の値である場合、前記優先度の値は対応するルーティング標識の優先度を指示し、前記第一ノードは前記他の値により指示される優先度に従ってルーティング選択を行う。
なお、以上、本発明に関連している各部品又はモジュールを説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の実施例のルーティング選択装置1000はさらに他の部品又はモジュールを含んでも良く、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については関連技術を参照できる。
また、便宜のため、図10では各部品又はモジュール間の接続関係又は信号方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの様々な関連技術を採用しても良い。これらの各部品又はモジュールは例えば処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施はこれらに限定されない。
本発明の実施例により、ルーティング管理の柔軟性を向上させることができる。
<第六側面の実施例>
本発明の実施例では通信システムが提供される。
図11は本発明の実施例の通信システムの1つの例を示す図である。図11に示すように、本発明の実施例の通信システム1100はIABノード1101及びIABドナー1102を含む。便宜のため、図11では4つのIABノード1101及び1つのIABドナー1102を例にして説明するが、本発明の実施例はこれらに限定されない。例えば、該通信システム1100はさらに端末装置(図示せず)を含んでも良い。なお、端末装置、IABノード1101及びIABドナー1102のネットワーク構成については関連技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
本発明の実施例では、IABノード1101と端末装置の間は既存の業務又は将来実施し得る業務の伝送を行うことができる。例えば、これらの業務はeMBB、mMTC、URLLC及びV2X通信などを含むが、これらに限定されない。
幾つかの実施例において、IABノード1101は第一側面又は第二側面の実施例に記載の方法を実行するように構成される。幾つかの実施例において、IABドナー1102は第三側面の実施例に記載の方法を実行するように構成される。なお、IABノード1101及びIABドナー1102の関連内容は第一側面至第三側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
本発明の実施例ではIABノードがさらに提供される。
図12は本発明の実施例のIABノードの1つの例を示す図である。図12に示すように、該IABノード1200は処理器1201及び記憶器1202を含んでも良良く、記憶器1202はデータ及びプログラムを記憶しており、処理器1201に接続される。なお、該図は例示に過ぎず、さらの他の類型の構造を以って該構造に対して補充又は代替を行うことで電気通信機能又は他の機能を実現しても良い。
例えば、処理器1201はプログラムを実行して第一側面又は第二側面の実施例に記載の方法を実行するように構成されても良い。
図12に示すように、該IABノード1200はさらに、通信モジュール1203、入力ユニット1204、表示器1205、電源1206などを含んでも良い。そのうち、これらの部品の機能は従来技術と類似したので、ここではその詳しい説明を省略する。なお、IABノード1200は図12の中のすべての部品を含む必要がない。また、IABノード1200はさらに、図12にない部品を含んでも良く、これについては従来技術を参照できる。
本発明の実施例ではIABドナーがさらに提供される。
図13は本発明の実施例のIABドナーの1つの例を示す図である。図13に示すように、該IABドナー1300は処理器1301及び記憶器1302を含んでも良く、記憶器1302はデータ及びプログラムを記憶しており、かつ処理器1301に接続される。なお、該図は例示に過ぎず、さらの他の類型の構造を以って該構造に対して補充又は代替を行うことで電気通信機能又は他の機能を実現しても良い。
例えば、処理器1301はプログラムを実行して第三側面の実施例に記載の方法を実行するように構成されても良い。
図13に示すように、該IABドナー1300はさらに、通信モジュール1303、入力ユニット1304、表示器1305、電源1306などを含んでも良い。そのうち、これらの部品の機能は従来技術と類似したので、ここではその詳しい説明を省略する。なお、IABドナー1300は図13の中のすべての部品を含む必要がない。また、IABドナー1300はさらに、図13にない部品を含んでも良く、これについては従来技術を参照できる。
本発明の実施例ではさらに、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、IABノード中で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに、前記IABノード中で第一側面又は第二側面の実施例に記載の方法を実行させる。
本発明の実施例ではさらに、コンピュータ可読プログラムを記憶している記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータに、IABノード中で第一側面又は第二側面の実施例に記載の方法を実行させる。
本発明の実施例ではさらに、コンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、IABドナー中で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに、前記IABドナー中で第三側面の実施例に記載の方法を実行させる。
本発明の実施例ではさらに、コンピュータ可読プログラムを記憶している記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータに、IABドナー中で第三側面の実施例に記載の方法を実行させる。
また、上述の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明はさらに、下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に上述の装置又は構成部品を実現させ、又は、該ロジック部品に上述の様々なの方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明はさらに、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、DVD、フラッシュメモリなどにも関する。
さらに、図面に記載された機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、本明細書に記載の機能を実行するための汎用処理器、デジタル信号処理器(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組み合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、さらに、計算装置の組み合わせ、例えば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPと通信により接続される1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成の組み合わせとして構成されても良い。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。
また、上述の実施例などに関し、さらに以下のような付記を開示する。
(付記1)
ルーティング選択方法であって、
以下の条件のうちの少なくとも1つが満足されるときに、第一ノードがルーティング選択を行うことを含み、即ち、
第二ノードからBH RLF指示を受信しており;
第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されており;
第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えており;及び
第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えているとう条件である、方法。
(付記1a)
付記1に記載の方法であって、
前記ルーティング選択とは、ルーティング標識の選択、ルーティング設定におけるエントリの選択、径路標識の選択、及びエグレス接続の選択の少なくとも1つを指す、方法。
(付記1b)
付記1に記載の方法であって、
前記データ輻輳とは、前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低く、又は、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いことを指す、方法。
(付記1c)
付記1に記載の方法であって、
前記第一エグレスBH RLCチャネルは、BAPヘッダーのルーティング標識に対応するエグレス接続ID、BAPデータパケットの送信元のイングレスリンクID及びイングレスBH RLCチャネルIDに基づいて、BH RLCチャネルマッピング設定によって得られるエグレスBH RLCチャネルである、方法。
(付記1d)
付記1に記載の方法であって、
前記第一ルーティング標識はBAPヘッダーに含まれるルーティング標識である、方法。
(付記2)
付記1に記載の方法であって、
第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えているとは、
第一エグレス接続上の第一エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第三閾値よりも低く、かつ第二エグレス接続上の第二エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第四閾値よりも高いことを指す、方法。
(付記3)
付記1に記載の方法であって、
第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えているとは、
第一ルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第五閾値よりも低く、かつ、前記第一ルーティング標識と同じBAPアドレスを有するルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第六閾値よりも高いことを指す、方法。
(付記4)
付記1に記載の方法であって、
前記第一ノードは第二ノードからBH RLF指示を受信したときに、ルーティング選択を、前記第一ノードのRLF回復が完成し、かつ、IABドナーが前記第一ノードに対してルーティング再設定を行うまで行う、方法。
(付記5)
付記1に記載の方法であって、
前記第一ノードは第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、前記第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されたときに、ルーティング選択を行うことは、
前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低いと示されており、又は、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いと示されている場合、前記第一ノードは本来前記第三ノードルーティングされるべきであるBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことを含む、方法。
(付記6)
付記1に記載の方法であって、
前記第一ノードは第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、前記第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されたときにルーティング選択を行うことは、
前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低いと示されている場合、前記第一ノードは本来前記BH RLCチャネルにマッピングされるべきであるBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行い;及び/又は
前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いと示されている場合、前記第一ノードはBAPヘッダーに含まれる前記ルーティング標識のBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことを含む、方法。
(付記7)
付記1に記載の方法であって、
前記第一ノードは第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、前記第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されたときに、ルーティング再選択を行った後に、前記方法は、さらに、
以下の条件の少なくとも1つの満足が満足される場合、元のルーティングについてのルーティング再選択を停止することを含み、即ち、
前記データ輻輳が発生したときに起動したタイマーが切れており;及び
第二フロー制御フィードバック情報を受信しており、前記第二フロー制御フィードバック情報により、元のルーティングにデータ輻輳が発生しないと指示されているという条件である、方法。
(付記8)
付記7に記載の方法であって、
前記第一フロー制御フィードバック情報がルーティング標識についてのものである場合、前記元のルーティングとは、前記データ混雑が発生したルーティング又は径路を指し、
前記第一フロー制御フィードバック情報がBH RLCチャネルについてのものである場合、前記元のルーティングとは、本来、前記データ混雑が発生したBH RLCチャネルにマッピングされるべきであるデータパケットのルーティング又は径路を指す、方法。
(付記9)
付記8に記載の方法であって、
前記データ混雑が発生したBH RLCチャネルのデータパケットのルーティング又は径路は、1つの又は複数のルーティング又は径路データのうち、前記BH RLCチャネルにマッピングされる部分を含む、方法。
(付記10)
付記2に記載の方法であって、
前記第二エグレス接続の標識はBHルーティング設定における1つのルーティング標識に対応するNext-Hop BAPアドレスIEにより指示され、かつ、前記ルーティング標識に対応するBAPアドレスは現在のデータパケットのBAPヘッダーにおけるDESTINATIONと同じである、方法。
(付記11)
付記2に記載の方法であって、
前記第二エグレスBH RLCチャネルはBH RLCチャネルマッピング設定における1つのエントリのエグレスBH RLCチャネル標識IEにより指示され、前記エントリのイングレスBH RLCチャネル標識は現在のBAPデータパケットのイングレスBH RLCチャネルにマッチしており、前記エントリのイングレスリンク標識は現在のBAPデータパケットのイングレスリンクにマッチしており、かつ、前記エントリのエグレス接続標識は前記第二エグレス接続に対応する、方法。
(付記12)
付記2に記載の方法であって、
前記第三閾値及び前記第四閾値はIABドナーが前記第一ノードのために設定する、方法。
(付記13)
付記3に記載の方法であって、
前記第五閾値及び前記第六閾値はIABドナーが前記第一ノードのために設定する、方法。
(付記14)
ルーティング選択方法であって、
第一ノードが第一ルーティング設定メッセージを受信することを含み、
前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定情報を含み、各ルーティング標識に対応する設定情報は優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む、方法。
(付記15)
付記14に記載の方法であって、さらに、
前記第一ノードが前記第一ルーティング設定メッセージに基づいてルーティング標識を選択することを含む、方法。
(付記15a)
付記15に記載の方法であって、さらに、
ルーティング選択が、第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えていることによる場合、選択されるルーティング標識は以下の条件を満たすことを含み、即ち、
第一エグレス接続上の第一エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第三閾値よりも低く、かつ選択されるルーティング標識に対応する第二エグレス接続上の第二エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第四閾値よりも高いという条件である、方法。
(付記15b)
付記15に記載の方法であって、さらに、
ルーティング選択が、第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えていることによる場合、選択されるルーティング標識が以下の条件を満たすことを含み、即ち、
第一ルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第五閾値よりも低く、かつ選択されるルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第六閾値よりも高いという条件である、方法。
(付記16)
付記14に記載の方法であって、
前記第一ルーティング設定メッセージはIABドナーがF1APシグナリングにより提供する、方法。
(付記17)
付記14に記載の方法であって、
前記優先度はIABドナーが前記第一ノードに推薦するルーティングの優先度であり、
前記ホップ数は前記ルーティング標識における目的アドレス(destination address)に到達するまで残りのホップ数を指示し、
前記平均遅延とは、前記IABドナーが観察する、前記ルーティング標識の径路に対応する、時間窓内の平均エンドツーエンド遅延を指す、方法。
(付記18)
付記14又は17に記載の方法であって、
前記優先度の値が第一値である場合、前記優先度に対応するルーティング標識はBH RLFのときにのみ使用され、
前記優先度の値が第一値以外の他の値である場合、前記優先度の値は対応するルーティング標識の優先度を指示し、前記第一ノードは前記他の値により指示される優先度に従ってルーティング選択を行う、方法。
(付記19)
ルーティング選択方法であって、
IABドナーが第一ノードに第一ルーティング設定メッセージを送信することを含み、
前記第一ルーティング設定メッセージは前記第一ノードがルーティング標識を選択するために用いられ、前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定メッセージを含み、各ルーティング標識に対応する設定メッセージは優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む、方法。
(付記20)
付記19に記載の方法であって、さらに、
前記IABドナーが前記第一ノードに第二ルーティング設定メッセージを送信することを含み、
前記第二ルーティング設定メッセージは前記ルーティング選択を無効又は有効にする(enabling or disabling)ために用いられる、方法。
(付記21)
付記20に記載の方法であって、
前記第二ルーティング設定メッセージは1ビットの情報である、方法。
(付記22)
付記19に記載の方法であって、
前記優先度はIABドナーが前記第一ノードに推薦するルーティングの優先度であり、
前記ホップ数は前記ルーティング標識における目的アドレス(destination address)に到達するまで残りのホップ数を指示し、
前記平均遅延とは、前記IABドナーが観察する、対応前記ルーティング標識の径路に対応する、時間窓内の平均エンドツーエンド遅延を指す、方法。
(付記23)
付記19又は22に記載の方法であって、
前記優先度の値が第一値である場合、前記優先度に対応するルーティング標識はBH RLFのときにのみ使用され、
前記優先度の値が第一値以外の他の値である場合、前記優先度の値は対応するルーティング標識の優先度を指示し、前記第一ノードは前記他の値により指示される優先度に従ってルーティング選択を行う、方法。
(付記24)
IABネットワークにおけるIABノードであって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器にはコンピュータプログラムが記憶されており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記1乃至18のうちの任意の1項に記載の方法を実現するように構成される、IABノード。
(付記25)
IABネットワークにおけるIABドナーであって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器にはコンピュータプログラムが記憶されており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記19乃至23のうちの任意の1項に記載の方法を実現するように構成される、IABドナー。
(付記26)
IABノード及びIABドナーを含む通信システムであって、
前記IABノードは付記1乃至18のうちの任意の1項に記載の方法を実行するように構成され、前記IABドナーは付記19乃至23のうちの任意の1項に記載の方法を実行するように構成される、通信システム。

Claims (20)

  1. 第一ノードに設置される、ルーティングを選択する装置であって、
    処理器を含み、
    前記処理器は、
    第二ノードからBH RLF指示を受信しており;
    第三ノードから第一フロー制御フィードバック情報を受信しており、かつ前記第一フロー制御フィードバック情報により、前記第三ノードにデータ輻輳を発生したと指示されており;
    第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えており;及び
    第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えている
    という条件のうちの少なくとも1つが満足されるときに、ローカル再ルーティングを行う、装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、
    第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えているとは、
    第一エグレスリンク上の第一エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第三閾値よりも低く、かつ第二エグレスリンク上の第二エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第四閾値よりも高いことを指す、装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、
    第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えているとは、
    第一ルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第五閾値よりも低く、かつ、前記ルーティング標識と同じBAPアドレスを有するルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第六閾値よりも高いことを指す、装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、
    前記ローカル再ルーティングは、ルーティング再選択、又は、BAPヘッダーにおけるルーティングIDとは異なるルーティングの選択を含む、装置。
  5. 請求項1に記載の装置であって、
    受信器をさらに含み、
    前記受信器は、前記第三ノードから前記第一フロー制御フィードバック情報を受信し、
    前記処理器が前記第三ノードから前記第一フロー制御フィードバック情報を受信したときにローカル再ルーティングを行うことは、
    前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低く、又は、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いと示されている場合、前記処理器が本来、前記第三ノードにルーティングされるべきであるBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことを含む、装置。
  6. 請求項1に記載の装置であって、
    受信器をさらに含み、
    前記受信器は、前記第三ノードから前記第一フロー制御フィードバック情報を受信し、
    前記処理器が前記第三ノードから前記前記第一フロー制御フィードバック情報を受信したときにローカル再ルーティングを行うことは、
    前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低いと示されている場合、前記処理器が本来、前記BH RLCチャネルにマッピングされるべきであるBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行い;及び/又は
    前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いと示されている場合、前記処理器がBAPヘッダーに含まれる前記ルーティング標識のBAPデータパケットに対してルーティング再選択を行うことを含む、装置。
  7. 請求項1に記載の装置であって、
    受信器をさらに含み、
    前記受信器は、前記第三ノードから前記第一フロー制御フィードバック情報を受信し、
    前記処理器が前記第一フロー制御フィードバック情報を受信したときにローカル再ルーティングを行うことは、
    前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第一閾値により低いと示されている場合、前記処理器が本来、前記BH RLCチャネルにマッピングされるべきであるBAPデータパケットに対して再ルーティングを行い;又は
    前記第一フロー制御フィードバック情報において、1つのルーティング標識についての可用バッファサイズが第二閾値よりも低いと示されている場合、記処理器がBAPヘッダーに含まれる前記ルーティング標識のBAPデータパケットに対して再ルーティングを行うことを含む、装置。
  8. 請求項7に記載の装置であって、
    前記第一閾値又は前記第二閾値はIABドナーが前記第一ノードのために設定する、装置。
  9. 請求項1に記載の装置であって、
    第一フロー制御フィードバック情報を受信したときに、前記処理器がルーティング再選択を行った後に、
    前記処理器は
    前記データ輻輳が発生したときに起動するのタイマーが切れており;及び
    第二フロー制御フィードバック情報を受信しており、前記第二フロー制御フィードバック情報により、元のルーティングにデータ輻輳が発生しないと指示されている
    という条件の少なくとも1つが満足される場合、元のルーティングについてのルーティング再選択を停止する、装置。
  10. 請求項2に記載の装置であって、
    前記第二エグレスリンクの標識はBHルーティング設定における1つのルーティング標識に対応するNext-Hop BAPアドレスIEにより指示され、かつ、前記ルーティング標識に対応するBAPアドレスは現在のデータパケットのBAPヘッダーにおけるDESTINATIONと同じである、装置。
  11. 請求項2に記載の装置であって、
    前記第二エグレスBH RLCチャネルはBH RLCチャネルマッピング設定における1つのエントリのエグレスBH RLCチャネル標識IEにより指示され、前記エントリのイングレスBH RLCチャネル標識は現在のBAPデータパケットのイングレスBH RLCチャネルにマッチしており、前記エントリのイングレスリンク標識は現在のBAPデータパケットのイングレスリンクにマッチしており、かつ、前記エントリのエグレスリンク標識は前記第二エグレスリンクに対応する、装置。
  12. 第一ノードに設置される、ルーティングを選択する装置であって、
    受信器を含み、
    前記受信器は、第一ルーティング設定メッセージを受信し、
    前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定情報を含み、各ルーティング標識に対応する設定情報は優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む、装置。
  13. 請求項12に記載の装置であって、
    処理器をさらに含み、
    前記処理器は、前記第一ルーティング設定メッセージに基づいてルーティング標識を選択する、装置。
  14. 請求項13に記載の装置であって、
    ルーティング選択が、第一エグレスBH RLCチャネルのロードが所望のレベルを超えていることによる場合、前記処理器により選択されるルーティング標識は、
    第一エグレスリンク上の第一エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第三閾値よりも低く、かつ選択されるルーティング標識に対応する第二エグレスリンク上の第二エグレスBH RLCチャネルの可用バッファサイズが第四閾値よりも高いという条件を満たす、装置。
  15. 請求項13に記載の装置であって、
    ルーティング選択が、第一ルーティング標識に対応するロードが所望のレベルを超えていることによる場合、前記処理器により選択されるルーティング標識は、
    第一ルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第五閾値よりも低く、かつ選択されるルーティング標識に対応する可用バッファサイズが第六閾値よりも高いという条件を満たす、装置。
  16. 請求項12に記載の装置であって、
    前記第一ルーティング設定メッセージはIABドナーがF1APシグナリングにより提供する、装置。
  17. 請求項12に記載の装置であって、
    前記優先度はIABドナーが前記第一ノードに推薦するルーティングの優先度であり、
    前記ホップ数は前記ルーティング標識における目的アドレス(destination address)に到達するまで残りのホップ数を指示し、
    前記平均遅延とは、前記IABドナーが観察する、前記ルーティング標識の径路に対応する、時間窓内の平均エンドツーエンド遅延を指す、装置。
  18. 請求項12に記載の装置であって、
    前記優先度の値が第一値である場合、前記優先度に対応するルーティング標識はBH RLFのときにのみ使用され、
    前記優先度の値が第一値以外の他の値である場合、前記優先度の値は対応するルーティング標識の優先度を指示し、前記第一ノードは前記他の値により指示される優先度に従ってルーティング選択を行う、装置。
  19. IABドナーに設置されるルーティング選択装置であって、
    送信器を含み、
    前記送信器は第一ノードに第一ルーティング設定メッセージを送信し、
    前記第一ルーティング設定メッセージは前記第一ノードがルーティング標識を選択するために用いられ、前記第一ルーティング設定メッセージは複数のルーティング標識に対応する設定メッセージを含み、各ルーティング標識に対応する設定メッセージは優先度(priority)、ホップ数(hops)、及び平均遅延(average delay)のうちの少なくとも1つを含む、装置。
  20. 請求項19に記載の装置であって、
    前記送信器はさらに、前記第一ノードに第二ルーティング設定メッセージを送信し、前記第二ルーティング設定メッセージは前記ルーティング選択を無効又は有効にするために用いられる、装置。
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