JP2023546347A - 生体認証を用いたエアロゾル生成装置 - Google Patents

Abstract

エアロゾル生成装置（１００ａ）は、本体（１０１）と、本体の第１表面に配置された指紋センサなどのバイオメトリックセンサ（１０４）と、起動スイッチとバイオメトリックセンサとが互いに丁度反対側に位置決めされるように、本体の第２表面に配置された起動スイッチ（１０３）とを含む。ユーザに感覚的案内を提供するために、触覚要素（２０１ａ～ｃ）が起動スイッチ（１０３）上又は起動スイッチ（１０３）の周囲に配置される。動作中、起動スイッチ及びバイオメトリックセンサ上での同時のユーザ操作が検出され、ユーザ操作が設定された期間にわたって持続した場合、装置の電源はオンにされるが、装置は起動されない。例えばユーザが再び押圧することにより、別の動作が起動スイッチ上で検出された場合、ユーザを識別するために、バイオメトリックセンサが起動される。ユーザが認識された場合、使用のために装置が起動される。ユーザが認識されない場合、不正使用を抑制するために、装置がターンオフされる。【選択図】図１Ａ

Description

本発明は、生体認証を用いるエアロゾル生成装置に関する。より具体的には、本発明は、指紋センサを備えるベーピング装置に関する。

電子タバコあるいはベーピング装置といったエアロゾル生成装置は、伝統的な紙巻きタバコなどの従来のタバコ製品と比較して一層人気となっている。かかるベーピング装置は、使用の表示、べ―ピングの監視、使用の制限といった機能を備える電子的な装置である。こうした機能のうちの１つは、装置の不正使用を防止するための、指紋認識などの生体認証である。

既知のベーピング装置のいくつかは、装置上に配置された指紋センサを有するが、使い勝手が悪いことが多い。この使い勝手の悪さは、ユーザの不満につながり、ユーザが利便性を優先してその機能を無効にするかもしれない。しかしながら、その機能は、安全上の理由から有用であるので、ユーザがその機能をターンオフすることは理想的ではない。

したがって、上で説明した課題に対処するために、簡便且つ効果的な指紋センサを備えるベーピング装置を提供する必要がある。

本発明のある態様によれば、本体と、本体の第１表面に配置されたバイオメトリックセンサと、起動スイッチとバイオメトリックセンサとが互いに丁度反対側に位置決めされるように本体の第２表面に配置された起動スイッチとを含む、エアロゾル生成装置が提供される。

有利には、ベーピング装置などのエアロゾル生成装置上にこのような方法で指紋センサなどのバイオメトリックセンサと起動スイッチとを設けることにより、ユーザが直感的に装置を起動してユーザの識別情報を検証することが可能となる。バイオメトリックセンサと起動スイッチとを装置の表面上に互いに丁度反対側に配置することにより、ユーザは、装置上の起動スイッチ及びセンサの両方の位置を物理的に探す必要がない。そのうえ、ユーザの指／親指を起動スイッチ及びセンサの上に同時に置くことにより、ユーザの識別と使用に向けた装置の起動とに要する時間が短縮される。

好ましくは、本体は、実質的に円筒状であり、ペン状の形状を有する。

代替的に、本体は、実質的に長楕円形であり、箱状の形状を有する。

装置は、本体の第２表面上の起動スイッチの位置の探査においてユーザを案内するための起動スイッチ上又は起動スイッチの周囲に配置された第１触覚要素をさらに含む。

好ましくは、装置は、本体の第１表面上のバイオメトリックセンサの位置の探査においてユーザを案内するためのバイオメトリックセンサ上又はバイオメトリックセンサの周囲に配置された第２触覚要素をさらに含む。

好ましくは、第１触覚要素及び第２触覚要素は、起動スイッチ及びバイオメトリックセンサの周囲にそれぞれ形成された浮き彫り造作の連続したエンボス加工又はデボス加工のリングを含む。

好ましくは、第１触覚要素及び第２触覚要素は、起動スイッチ及びバイオメトリックセンサの周囲にそれぞれ配置された浮き彫り造作の不連続なエンボス加工又はデボス加工のリングを含む。

好ましくは、第１触覚要素は、起動スイッチ上に形成された窪み又は突起を含む。

好ましくは、起動スイッチは、ユーザによってタッチされ又は押圧されると、装置の電源をオンし、ユーザを識別するためにバイオメトリックセンサを起動する、ように構成される。

好ましくは、装置の電源をオンするために、設定された期間にわたって起動スイッチがユーザによってタッチされ又は押圧されることを要する。

好ましくは、バイオメトリックセンサを起動するために、装置がターンオンされた後に、起動スイッチがユーザによって少なくとももう一度タッチされ又は押圧されることを要する。

好ましくは、バイオメトリックセンサは、ユーザの親指がセンサの中央で堅持（held firmly）された場合にユーザを識別するように構成される指紋センサである。

本発明の別の態様によれば、エアロゾル生成装置を動作させる方法であって、装置の第１表面及び第２表面にそれぞれ配置されたバイオメトリックセンサ及び起動スイッチに対する同時の第１のユーザ操作を検出することと、起動スイッチに対するユーザ操作が設定された期間にわたって持続した場合に、装置をターンオンすることと、起動スイッチに対する第２のユーザ操作を検出することと、第２のユーザ操作に応答して、バイオメトリックセンサを起動してユーザを識別することと、を含む、方法が提供される。

好ましくは、上記方法は、ユーザの識別に成功した場合に、装置を較正し及び／又は装置内の加熱ユニットを起動すること、をさらに含む。

非限定的な例としてのみ挙示されており及び添付図面を参照しながら記述されている以下の説明を読むことで、本発明及びその利点は、よりよく理解されるであろう。

本発明の一態様による、円筒形の本体を備えたベーピング装置を示している。 本発明の別の態様による、長楕円形の本体を備えたベーピング装置を示している。 図１Ａ及び図１Ｂのベーピング装置上の起動スイッチ及び／又はバイオメトリックセンサ用の触覚要素の変形形態を示している。 図１Ａ及び図１Ｂのベーピング装置上の起動スイッチ及び／又はバイオメトリックセンサ用の触覚要素の変形形態を示している。 図１Ａ及び図１Ｂのベーピング装置上の起動スイッチ及び／又はバイオメトリックセンサ用の触覚要素の変形形態を示している。 図１Ａ及び図１Ｂのベーピング装置を動作させる方法のフロー図である。

本発明を説明する前に、理解されるべきこととして、本発明は、以下の説明において説示される構造又は処理ステップの詳細に限定されない。本開示の利点を享受する当業者にとって、本発明は他の実施形態も可能とするものであり様々な方法で実践され又は遂行され得ることが明らかとなるであろう。

図１Ａは、略円筒状本体１０１を有するエアロゾル生成装置１００ａを示している。本体１０１は、円形又は長円形断面を有するペン状の形状とされる。エアロゾル生成装置１００ａは、エアロゾル生成ユニット（例えば、加熱器又は噴霧器）の手段により（喫煙用のエアロゾルを含む）吸入用のエアロゾルをユーザに送達するためのベーピング装置（以下、電子タバコ１００とも呼ばれる）であってよく、エアロゾル生成ユニットは、蒸気を生成し、その蒸気は、例えばマウスピース１０２にある装置の出口に送達される前に、ユーザが吸入するためのエアロゾルへと凝縮する。装置１００ａは、携帯用であってよい。「携帯用」とは、ユーザが保持して使用する装置を指し得る。装置は、例えば可変的な時間量にわたって噴霧器を起動することで、（定量のエアロゾルとは対照的に）可変的な量のエアロゾルを生成するように適合されていてもよく、それらはトリガによって制御可能であり得る。トリガは、起動スイッチ１０３などのスイッチをユーザが起動したことであってもよい。起動スイッチ１０３は、任意の形状を有することができるが、円（又は僅かに長円形の）形状が好ましい。また、電子タバコ１００ａは、本体１０１の表面に配置された指紋センサ１０４などのバイオメトリックセンサを有する。指紋センサ１０４は、ユーザの指紋を識別し、使用のために装置を起動し及び／又は他の動作を制御するように構成される。これにより、登録者のみによる装置の使用が可能となり、装置の不正使用が防止される。

起動スイッチ１０３は、好ましくは、電子タバコ１００ａの本体１０１の下面に配置される。指紋センサ１０４は、電子タバコ１００ａの本体１０１の上面に配置される。指紋センサ１０４は、起動スイッチ１０３が指紋センサ１０４に対して丁度反対側に又は指紋センサ１０４の真下に位置するように配置される。好ましくは、指紋センサ１０４の中心は、起動スイッチ１０３の中心に対して丁度反対側に位置する。このことは、ユーザが自然に押圧することを補助し、起動スイッチ１０３を正確に押圧することをより容易にする。この配置により、ユーザがその親指を指紋センサ１０４の上に置いたときに、人差し指が反対側に位置決めされ、意識せずに起動スイッチ１０３をタッチする。これにより、ユーザが装置上の正確な位置に容易く意識せずに指を置くことができるので、利便性が高まる。この直感的な位置決めを、図２Ａ～図２Ｃを参照して以下で説明される触覚要素によってさらに改善することができる。

装置１００ａは、加熱器及び／又は加熱されたエアロゾル生成物質（エアロゾル前駆体）の温度を指定の目標温度まで上昇させるための温度調整制御部を含み得る。より一般的に、装置１００ａは、動作設定に従って装置を調整するように構成される制御ユニットを含むことができる。したがって、制御ユニットは、加熱器の動作並びに／又は例えば電池によって供給される電力及び／若しくは前駆体若しくは空気の圧力を制御することができる。

消耗品又はカートリッジ（図示せず）は、電子タバコ１００ａ内でエアロゾルを生成するために使用される前駆体を貯蔵するように構成される。特に、前駆体の性質に基づいて、カートリッジを、前駆体を液体及び／又は固体の状態で貯蔵するように設計することができる。カートリッジは、タバコロッドなど、電子液体（e-liquid）又は消耗品を収容するポッド又はカプセルによって形成されることができる。カートリッジは、電子タバコ１００ａの収容手段によって収容され、前駆体がもはや利用できなくなると、取り外して別のものと交換されることができる。いくつかの実施形態では、カートリッジに前駆体を補充することもできる。カートリッジは、電子タバコ１００ａの加熱システムによって給電されるカートリッジ自体の加熱器又は電子タバコ１００ａの加熱システムによって加熱されるように構成される少なくとも加熱面を含むことができる。

また、電子タバコ１００ａは、電池、パフセンサ、ＬＥＤなどの１つ又は複数のインジケータや、個人用通信装置に接続するための通信インターフェースなどの、他の構成要素を含む。これらの要素は、当技術分野では既知であり、当業者によって理解されるであろう。

図１Ｂは、装置１００ａと同様の、別のエアロゾル生成装置１００ｂを示している。装置１００ｂもまた、ベーピング装置又は電子タバコであるが、装置１００ｂは、装置１００ａとは異なり、短い長楕円形の本体１０１を有する。装置１００ｂの本体１０１は、箱状であり長楕円形状を有し、概して、上で説明した電子タバコ１００ａの本体よりも短い。電子タバコ１００ｂと同様に、指紋センサ１０４は、本体１０１の上面に配置され、起動スイッチ１０３は、指紋センサ１０４に対して丁度反対側に又は指紋センサ１０４の真下に配置される。形状及びサイズは別にして、装置１００ａ及び１００ｂについて、他の特徴及び機能は互いに同一である。以下の説明では、装置１００ａ及び１００ｂのいずれも、単に装置１００と呼ばれる。

図２Ａ～図２Ｃは、装置１００ａ及び１００ｂ上の起動スイッチ１０３用の様々な触覚要素２０１ａ、２０１ｂ、及び２０１ｃ（まとめて触覚要素２０１と呼ばれる）を示している。触覚要素２０１は、ユーザに感覚的案内を提供するために起動スイッチ１０３上又は起動スイッチ１０３の周囲に配置され得る物理的構成要素である。触覚要素２０１を用いて、ユーザの人差し指を、本体１０１の下面に配置された起動スイッチ１０３上に位置決めされるように直感的に案内することが可能である。

図２Ａでは、触覚要素２０１ａは、起動スイッチ１０３の最上面に配置される。触覚要素２０１ａは、好ましくは起動スイッチ１０３の中心に配置された、窪み、突起、又は浮き彫り造作である。起動スイッチ１０３自体は、装置の本体１０１と面一であってもよい。図２Ｂでは、触覚要素２０１ｂは、本体１０１の表面上の起動スイッチ１０３の周囲に形成された僅かに隆起したリングである。この隆起したリングは、任意のタイプのもの、例えば、丸形、又はドット／ストライプの断続的な円とすることができる。図２Ｃでは、触覚要素２０１ｃは、本体１０１の表面上の起動スイッチ１０３の周囲に形成された僅かに窪んだリングである。隆起したリングと窪んだリングとの組み合わせが使用されてもよい。また、表面テクスチャの変更を適用することもできる。触覚要素２０１は、好ましくは、装置の本体１０１の材料と同じ材料で形成され又は刻設される。

一実施態様では、上で説明した触覚要素２０１は、指紋センサ１０４に適用することもできる。しかしながら、センサ表面、特に中心部は、窪み／隆起部には適していない場合がある。それゆえ、指紋検出のための中心領域を残して、指紋センサ１０４の周縁領域に、触覚要素２０１の凸部又は凹部が設けられてもよい。

図３は、ベーピング装置１００ａ、１００ｂを動作させる方法のフロー図３００を示している。当業者には明らかであるように、ベーピング装置を動作させるのに必要な全てのステップが図３００に示されているわけではないことを理解すべきである。

ステップ３０１において、起動スイッチに対するユーザ操作が検出される。本例では、上で説明したようにユーザが装置１００を保持したときに、ユーザの人差し指が起動スイッチ１０３に触れて多少の圧力を加える。ユーザは、起動スイッチ１０３上又は起動スイッチ１０３の周囲に配置された触覚要素２０１によって直感的に案内され得る。起動スイッチ１０３は、ユーザの指による僅かな圧力に敏感に反応するタッチボタンとすることができる。しかしながら、そうではなく、起動スイッチ１０３は、起動するのにより多くの圧力を必要とするハードボタンとすることもできる。

ステップ３０２において、同時のユーザ操作が指紋センサ上で検出される。本例では、使用のためにユーザが装置１００を保持したときに、ユーザの親指は、本体１０１の上面に配置された指紋センサ１０４上に位置決めされる。上で説明した起動スイッチ１０３と指紋センサ１０４との位置合わせに起因して、スイッチ１０３とセンサ１０４の両方に対するユーザ操作が同時に発生する。

ステップ３０３において、起動スイッチに対する動作が設定された期間にわたって持続したかどうかが判断される。本例では、装置１００の偶発的な起動を回避するために、起動スイッチ１０３上の一定時間にわたる持続的なタッチが必要となる場合がある。例えば、ユーザは、起動スイッチ１０３を少なくとも２秒間保持することを要してもよい。また、それを起動するためにスイッチ１０３に最小限の圧力が印加されることを要してもよいであろう。

ステップ３０４において、装置がオンにされる。本例では、ユーザによって起動スイッチ１０３が設定された期間にわたって保持された後に、装置１００の電源が投入される。装置１００の電源オンが、視覚的、聴覚的、及び／又は触覚的手段によって示されてもよい。例えば、装置１０１の本体１０１上のＬＥＤが点灯されてもよく、ビープ音が発せられてもよく、及び／又は装置１００が短時間振動してもよい。装置１００をオンにするために、例えば加熱ユニットをオンにすることで装置を使用に向けてアクティブ化する必要性は必ずしもない。

ステップ３０５において、起動スイッチ上で別の動作が検出されたかどうかが判断される。本例では、装置１００の電源がオンにされた後に、ユーザは、指紋センサ１０４を起動するために起動スイッチ１０３をもう一度押圧することを要してもよい。このように、指紋センサ１０４は、誰かが装置１００の本体１０１の上面にタッチするたびに指紋を自動的にスキャンするのではなく、装置の電源がオンにされた後にのみ指紋をスキャンする。

ステップ３０６において、ユーザを識別するために、指紋センサが起動される。本例では、装置１００の電源投入後にユーザが再び起動スイッチ１０３を押圧した後に、指紋センサ１０４が起動される。ユーザの人差し指によって起動スイッチ１０３に加えられる自然な圧力により、ユーザの親指による指紋センサ１０４への押圧も行われる。これにより、さらに一貫した信頼性の高い圧力が生じ、それにより、センサ１０４のスキャン性能が改善される。数回の試行後もユーザの指紋が認識されない場合、装置１００は、好ましくは、不正使用を抑制するために自動的にターンオフされる。一方、ユーザの指紋が認識された場合、装置１００は、例えば、装置１００内の加熱ユニットをオンにすることによって、装置の較正を開始し及び／又は使用のために装置をアクティブ化する。

上で説明した方法で起動スイッチ及び指紋センサをベーピング装置上に位置決めすることにより、ユーザが装置を簡便に効率的に使用できるようになる。指紋センサは、ユーザをより簡単に認識し、上で説明した制御シーケンスにより装置の偶発的な電源投入が回避される。そのうえ、起動スイッチ及び／又は指紋センサ上又はその周囲に触覚要素が存在することにより、ユーザが直感的に案内され、ユーザが、起動スイッチ及び／又は指紋センサを探す必要なしに、装置をより容易に使用できるようになる。

実例となる実施形態の前述の説明は、例証及び説明の目的のために提示されている。開示した正確な形態に関して網羅的又は限定的であることは意図しておらず、修正例及び変形例が、上記の教示に照らして可能であり、又は開示した実施形態の実施から獲得され得る。

Claims (13)

1. 本体と、
   前記本体の第１表面に配置されたバイオメトリックセンサと、
   起動スイッチと前記バイオメトリックセンサとが互いに丁度反対側に位置決めされるように、前記本体の第２表面に配置された前記起動スイッチと、
   を備えるエアロゾル生成装置であって、
   前記起動スイッチ上又は前記起動スイッチの周囲に配置された、前記本体の前記第２表面上の前記起動スイッチの位置の探査においてユーザを案内するための第１触覚要素、をさらに備える、
   エアロゾル生成装置。
2. 前記本体は、実質的に円筒状であり、ペン状の形状を有する、請求項１に記載の装置。
3. 前記本体は、実質的に長楕円形であり、箱状の形状を有する、請求項１に記載の装置。
4. 前記バイオメトリックセンサ上又は前記バイオメトリックセンサの周囲に配置された、前記本体の前記第１表面上の前記バイオメトリックセンサの位置の探査においてユーザを案内するための第２触覚要素、をさらに含む、請求項１～３のいずれか一項に記載の装置。
5. 前記第１触覚要素及び前記第２触覚要素は、前記起動スイッチ及び前記バイオメトリックセンサの周囲にそれぞれ形成された浮き彫り造作の連続したエンボス加工又はデボス加工のリングを含む、請求項４に記載の装置。
6. 前記第１触覚要素及び前記第２触覚要素は、前記起動スイッチ及び前記バイオメトリックセンサの周囲にそれぞれ配置された浮き彫り造作の不連続なエンボス加工又はデボス加工のリングを含む、請求項４に記載の装置。
7. 前記第１触覚要素は、前記起動スイッチ上に形成された窪み又は突起を含む、請求項１～６のいずれか一項に記載の装置。
8. 前記起動スイッチは、ユーザによってタッチされ又は押圧されると、前記装置の電源をオンし、前記ユーザを識別するために前記バイオメトリックセンサを起動する、ように構成される、請求項１～７のいずれか一項に記載の装置。
9. 前記装置の電源をオンするために、設定された期間にわたって前記起動スイッチが前記ユーザによってタッチされ又は押圧されることを要する、請求項８に記載の装置。
10. 前記バイオメトリックセンサを起動するために、前記装置がターンオンされた後に、前記起動スイッチが前記ユーザによって少なくとももう一度タッチされ又は押圧されることを要する、請求項８又は９に記載の装置。
11. 前記バイオメトリックセンサは、ユーザの親指が前記センサの中央で堅持された場合に前記ユーザを識別するように構成される指紋センサである、請求項１～１０のいずれか一項に記載の装置。
12. エアロゾル生成装置を動作させる方法であって、
    前記装置の第１表面及び第２表面にそれぞれ配置されたバイオメトリックセンサ及び起動スイッチに対する同時の第１のユーザ操作を検出することと、
    前記起動スイッチに対する前記ユーザ操作が設定された期間にわたって持続した場合に、前記装置をターンオンすることと、
    前記起動スイッチに対する第２のユーザ操作を検出することと、
    前記第２のユーザ操作に応答して、前記バイオメトリックセンサを起動してユーザを識別することと、
    を含む、方法。
13. 前記ユーザの識別に成功した場合に、前記装置を較正し及び／又は前記装置内の加熱ユニットを起動すること、をさらに含む、請求項１２に記載の方法。

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