JP2023544766A - エアロゾル供給デバイス加熱システム - Google Patents

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Abstract

エアロゾル供給デバイス加熱システムが記述されている。本システムは、エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れることができる加熱領域を含む。本システムはまた、加熱領域の第1の部分内に延在する第1の加熱要素と、加熱領域の第2の部分を少なくとも部分的に取り囲む第2の加熱要素とを含む。いくつかの構成体では、加熱領域内に延在する第1の加熱要素の少なくとも一部は第2の加熱要素からずれている。いくつかの構成体では、第2の加熱要素のほとんどは第1の加熱要素からずれている。【選択図】 図3B

Description

本発明は、エアロゾル供給デバイス用のエアロゾル供給デバイス加熱システム、エアロゾル供給デバイス、並びにエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を備える物品とを具備するエアロゾル供給システムに関する。
背景
紙巻タバコ及び葉巻タバコなどの喫煙品は、使用中にタバコを燃焼させてタバコ煙を発生させる。燃焼させずに化合物を放出する製品を創出することによって、タバコを燃焼するこれらの物品に代わるものを提供する試みがなされている。そのような製品の例としては、材料を燃焼させるのではなく加熱することで化合物を放出する加熱デバイスがある。その材料は、例えば、タバコでもよいし、他の非タバコ製品でもよく、それらは、ニコチンを含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
概要
一態様によれば、エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れるように構成された加熱領域と、加熱領域の第1の部分内において延在する第1の加熱要素であって、加熱領域の第1の部分を加熱するように加熱可能な第1の加熱要素と、加熱領域の第2の部分を少なくとも部分的に取り囲む第2の加熱要素であって、加熱領域の第2の部分を加熱するように加熱可能な第2の加熱要素とを備え、加熱領域内において延在する第1の加熱要素の少なくとも一部が第2の加熱要素からずれている、エアロゾル供給デバイス加熱システムが提供される。
第2の加熱要素からずれた、加熱領域内において延在する第1の加熱要素の少なくとも一部は、第2の加熱要素によって取り囲まれていないであろう。
加熱領域内において延在する第1の加熱要素の別の部分は、第2の加熱要素によって取り囲まれてもよいし、加熱領域内において延在する第1の加熱要素のいずれも第2の加熱要素によって取り囲まれなくてもよい。
第1の加熱要素は、加熱領域の端部で加熱領域内において延在してもよい。第1の加熱要素は、加熱領域の一端(端部)から加熱領域の第1の部分内に突出してもよい。
第1の加熱要素は、長手方向軸線を定めることができ、加熱領域内において延在する第1の加熱要素の少なくとも一部は、第2の加熱要素から軸線方向(すなわち、第1の加熱要素の長手方向軸線に平行な方向)にずれていてもよい。
このずれは、加熱領域内において延在する第1の加熱要素の少なくとも一部が、第2の加熱要素と軸線方向に重ならないようなものであってもよい。加熱領域内において延在する第1の加熱要素の別の部分は、第2の加熱要素と軸線方向に重なってもよい、又は、加熱領域内において延在する第1の加熱要素のいずれも第2の加熱要素と軸線方向に重ならなくてもよい。
加熱領域は、長手方向軸線を有することができる。第1の加熱要素は、加熱領域内に軸線方向(すなわち、加熱領域の長手方向軸線に平行)に延在してもよい。第1の加熱要素は、加熱領域の長手方向軸線に沿って加熱領域内において延在してもよい。
第2の加熱要素は、加熱領域の長手方向軸線の周りに少なくとも部分的に延在してもよい。
第1の加熱要素と第2の加熱要素は同軸であってもよい。
第1の加熱要素は、物品内に延在してもよい。第1の加熱要素は、物品が加熱領域によって受け入れられているとき、物品内に延在するように構成されてもよい。
第1の加熱要素は、自由端に鋭い刃又は尖端を備えてもよい。
第2の加熱要素は、加熱領域の第2の部分を取り囲む実質的に管状の部材を備えてもよい。
第2の加熱要素は、1つ以上の不連続部を備えてもよい。
1つ以上の不連続部は、変動磁場がそこを通過することができるように構成されてもよい。
第2の加熱要素は、物品が加熱領域によって受け入れられているとき、物品の少なくとも一部分の周りに延在するように構成されてもよい。
加熱システムは、加熱領域を画定する受入部を備えてもよい。受入部は、加熱領域の一端(端部)を画定する基部と周壁とを有してもよい。
第1の加熱要素は基部から立ち上がってもよい。
周壁は、支持部材及び第2の加熱要素を備えてもよい。
第2の加熱要素は、周壁の少なくとも一部を形成する支持部材によって支持されてもよい。
支持部材は、内面から延在する凹部を備えてもよく、第2の加熱要素は、凹部内にあってもよい。
第2の加熱要素からずれている、加熱領域内において延在する第1の加熱要素の少なくとも一部は、加熱領域の一端(端部)に配置されてもよい。
第2の加熱要素からずれている、加熱領域内において延在する第1の加熱要素の少なくとも一部は、加熱領域内において延在する第1の加熱要素の少なくとも大部分(すなわち、ほとんど又はすべて)であってもよい。
加熱領域内において延在する第1の加熱要素の少なくとも大部分は、加熱領域内において延在する第1の加熱要素の軸線方向長さの50%より長い、75%より長い、90%より長い、95%より長い、又は実質的に100%であってもよい。
第2の加熱要素の少なくとも大部分(すなわち、ほとんど又はすべて)は、第1の加熱要素からずれていてもよい。
一態様によれば、
エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れるように構成された加熱領域と、
加熱領域の第1の部分内において延在する第1の加熱要素であって、加熱領域の第1の部分を加熱するように加熱可能な第1の加熱要素と、
加熱領域の第2の部分を少なくとも部分的に取り囲む第2の加熱要素であって、加熱領域の第2の部分を加熱するように加熱可能な第2の加熱要素とを備え、
第2の加熱要素の少なくとも大部分が、第1の加熱要素からずれている、エアロゾル供給デバイス加熱システムが提供される。
この態様の加熱システムは、上記の特徴のうちの1つ以上又はすべてを適宜含むことができる。
第1の加熱要素からずれている第2の加熱要素の少なくとも大部分は、第1の加熱要素を取り囲んでいないであろう。このずれは、第2の加熱要素の少なくとも大部分が、第1の加熱要素と軸線方向に重ならないようなものであってもよい。
第2の加熱要素の小部分は第1の加熱要素を取り囲んでもよいし、第2の加熱要素のいずれも第1の加熱要素を取り囲まなくてもよい。第2の加熱要素の小部分は第1の加熱要素と軸線方向に重なってもよいし、第2の加熱要素のいずれも第1の加熱要素と軸線方向に重ならなくてもよい。
第2の加熱要素の少なくとも大部分は、第2の加熱要素の軸線方向の長さの50%より長い、75%より長い、90%より長い、95%より長い、又は実質的に100%であってもよい。
第1の加熱要素は、加熱領域の一端(端部)に配置されてもよい。加熱領域の端部は、加熱領域の第1の端部であってもよい。第1の加熱要素からずれている第2の加熱要素の少なくとも大部分は、加熱領域の第2の端部に、又は加熱領域の第2の端部の方に配置されてもよい。
加熱領域の第1の端部は、加熱領域の第1の軸線方向端部であってもよい。加熱領域の第2の端部は、加熱領域の他方の軸線方向端部であってもよい。第1の端部は加熱領域の遠位端であってもよく、第2の端部は加熱領域の近位端であってもよい。
第1の加熱要素は、加熱領域の第1の端部の遠位端と第1の加熱要素の自由端の近位端との間の第1の距離にわたって少なくとも延在してもよい。第2の加熱要素は、第2の加熱要素の第1の端部の遠位端と第2の加熱要素の第2の端部の近位端との間の第2の距離にわたって延在してもよい。第1の加熱要素及び第2の加熱要素は、加熱領域の第1の端部の遠位端から第2の加熱要素の第2の端部の近位端までの距離が、第1の距離よりも長く、第2の距離よりも長くなるように互いからずれていてもよい。
一態様によれば、エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れるように構成された加熱領域と、加熱領域の端部で加熱領域の第1の部分内において延在する第1の加熱要素であって、加熱領域の端部と第1の加熱要素の端部との間の第1の距離にわたって少なくとも延在する第1の加熱要素と、加熱領域の第2の部分を少なくとも部分的に取り囲む第2の加熱要素であって、第2の加熱要素の第1の端部と第2の加熱要素の第2の端部との間の第2の距離にわたって延在する第2の加熱要素とを備え、第1の加熱要素及び第2の加熱要素は、加熱領域の端部から第2の加熱要素の第2の端部までの距離が、第1の距離よりも長く、第2の距離よりも長くなるように互いからずれている、エアロゾル供給デバイス加熱システムが提供される。
この態様の加熱システムは、上記の特徴のうちの1つ以上又はすべてを適宜含むことができる。
第1の距離は軸線方向の距離とすることができる。第2の距離は軸線方向の距離とすることができる。加熱領域の(第1の)端部から第2の加熱要素の第2の端部までの距離は軸線方向の距離とすることができる。
第1の加熱要素の(自由)端部は、加熱領域の第2の端部に、又は加熱領域の第2の端部の方にあってもよい。第1の加熱要素の(自由)端部は、第1の加熱要素の近接端とすることができる。第1の加熱要素の他方の遠位端は、加熱領域の第1の端部にあってもよいし、加熱領域の第1の端部を越えて延在してもよい。第2の加熱要素の第1の端部は、加熱領域の第1の端部に、又は加熱領域の第1の端部の方にあってもよい。第2の加熱要素の第1の端部は、第2の加熱要素の遠位端とすることができる。第2の加熱要素の第2の端部は、加熱領域の第2の端部に、又は加熱領域の第2の端部の方にあってもよい。第2の加熱要素の第2の端部は、第2の加熱要素の近位端とすることができる。
第1の距離は、i)≦40mm、ii)≦35mm、iii)≦30mm、iv)≦25mm、v)≦20mm,vi)≦15mm,vii)≦10mm、又はviii)≦5mmであってもよい。
第2の距離は、i)≦40mm、ii)≦35mm、iii)≦30mm、iv)≦25mm、v)≦20mm,vi)≦15mm,vii)≦10mm、又はviii)≦5mmであってもよい。
加熱領域の(第1の)端部から第2の加熱要素の第2の端部までの距離は、i)>10mm、ii)>20mm、iii)>30mm、iv)>40mm、v)>50mm、vi)>60mm、vii)70mm、又はviii)>80mmであってもよい。
第1の加熱要素と第2の加熱要素は、第2の加熱要素が第1の加熱要素を取り囲まないように互いからずれていてもよい。第1の加熱要素と第2の加熱要素は、第2の加熱要素が第1の加熱要素と軸線方向に重ならないように互いからずれていてもよい。
第1の加熱要素の(自由)端部から第2の加熱要素の第1の端部までの距離は、i)<10mm、ii)<5mm、iii)<2mm、iv)<1mm、又はv)実質的に0mmであってもよい。
第1の加熱要素は、電流によって加熱可能な第1の抵抗加熱要素を備えてもよい。第2の加熱要素は、電流によって加熱可能な第2の抵抗加熱要素を備えてもよい。本システムは、第1及び/又は第2の抵抗加熱要素に(直接)電流を供給するための電気接点を備えてもよい。
第1の加熱要素は、変動磁場の侵入によって加熱可能な第1のサセプタを備えてもよい。第2の加熱要素は、変動磁場の侵入によって加熱可能な第2のサセプタを備えてもよい。
本システムは、第1及び第2のサセプタに侵入する変動磁場を生成するように構成された誘導コイルを備えてもよい。誘導コイルは、第1のサセプタの少なくとも一部分、及び第2のサセプタの少なくとも一部分の周りに延在してもよい。
本システムは、第1のサセプタに侵入する第1の変動磁場を生成するように構成された第1の誘導コイルと、第2のサセプタに侵入する第2の変動磁場を生成するように構成された第2の誘導コイルとを備えてもよい。第1の誘導コイルは、第1のサセプタの少なくとも一部分の周りに延在してもよく、第2の誘導コイルは、第2のサセプタの少なくとも一部分の周りに延在してもよい。
誘導コイル、或いは、第1及び/又は第2の誘導コイルは、加熱領域の少なくとも一部分の周りに延在してもよい。誘導コイル、或いは、第1及び/又は第2の誘導コイルは、加熱領域の長手方向軸線の周りに延在してもよい。第1の誘導コイルと第2の誘導コイルは同軸であってもよい。
第1の誘導コイルは、第2のサセプタの周りに軸線方向に延在するよりも長く、第1のサセプタの周りに軸線方向に延在してもよい。第2の誘導コイルは、第1のサセプタの周りに軸線方向に延在するよりも長く、第2のサセプタの周りに軸線方向に延在してもよい。
第1の加熱要素と第2の加熱要素とは独立に制御可能であってもよい。
本システムは、第1の加熱要素と第2の加熱要素とを独立に制御するように構成された制御回路を備えてもよい。
本システムは、第1の加熱要素の温度を示す第1の温度を測定するように構成された第1のセンサを備えてもよい。本システムは、第2の加熱要素の温度を示す第2の温度を測定するように構成された第2のセンサを備えてもよい。制御回路は、第1の温度に基づいて第1の加熱要素を制御し、第2の温度に基づいて第2の加熱要素を制御するように構成されてもよい。
エアロゾル生成材料は非液体エアロゾル生成材料であってもよい。
加熱領域は、非液体エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れるように構成されてもよく、加熱システムは、非液体エアロゾル生成材料を加熱するように構成されてもよい。
加熱システムは、第1及び/又は第2の加熱要素を、約200℃~約350℃、例えば、約240℃~約300℃、又は約250℃~約280℃の温度に加熱するように構成されてもよい。
一態様によれば、エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れるように構成された加熱領域と、加熱領域の第1の部分内において延在する第1の加熱要素であって、加熱領域の第1の部分を加熱するように加熱可能な第1の加熱要素と、加熱領域の第2の部分を少なくとも部分的に取り囲む第2の加熱要素であって、加熱領域の第2の部分を加熱するように加熱可能な第2の加熱要素とを備え、第2の加熱要素の少なくとも大部分が第1の加熱要素を取り囲まず、及び/又は、加熱領域内において延在する第1の加熱要素の少なくとも一部が、第2の加熱要素によって取り囲まれない、エアロゾル供給デバイス加熱システムが提供される。
この態様の加熱システムは、上記の特徴のうちの1つ以上又はすべてを適宜含むことができる。
一態様によれば、上記の加熱システムを備えるエアロゾル供給デバイスが提供される。
本エアロゾル供給デバイスは、非燃焼性エアロゾル供給デバイスであってもよい。
本デバイスは、非燃焼加熱式デバイスとしても知られているタバコ加熱デバイスであってもよい。
一態様によれば、上記のエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を備える物品とを具備するエアロゾル供給システムが提供される。
エアロゾル生成材料は非液体エアロゾル生成材料であってもよい。
物品は、加熱領域内に少なくとも部分的に受け入れられるような寸法であってもよい。
物品は、第2の加熱要素内に少なくとも部分的に受け入れられるような寸法であってもよい。
物品は、第2の加熱要素内に受け入れられているとき、第2の加熱要素と接触するような寸法であってもよい。物品は、第1の加熱要素によって一端で突き刺されるような寸法であってもよい。
一態様によれば、エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れるように構成された加熱領域と、加熱領域の第1の部分内において延在する第1の加熱要素であって、加熱領域の第1の部分を加熱するように加熱可能な第1の加熱要素と、加熱領域の第2の部分を少なくとも部分的に取り囲む第2の加熱要素であって、加熱領域の第2の部分を加熱するように加熱可能な第2の加熱要素とを備え、加熱領域内において延在する第2の加熱要素の少なくとも一部が第1の加熱要素と軸線方向に重なる、エアロゾル供給デバイス加熱システムが提供される。
第2の加熱要素は、1つ以上の不連続部を備えてもよい。
1つ以上の不連続部は、変動磁場がそこを通過することができるように構成されてもよい。
第1の加熱要素と軸線方向に重なる、加熱領域内において延在する第2の加熱要素の少なくとも一部は、1つ以上の不連続部を備えてもよい。
第1の加熱要素から軸線方向に間隔を置いて配置された第2の加熱要素の少なくとも一部は、1つ以上の不連続部を備えなくてもよい。
一態様によれば、エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れるように構成された加熱領域と、加熱領域の第1の部分内において延在する第1の加熱要素であって、加熱領域の第1の部分を加熱するように加熱可能な第1の加熱要素と、加熱領域の第2の部分を少なくとも部分的に取り囲む第2の加熱要素であって、加熱領域の第2の部分を加熱するように加熱可能な第2の加熱要素とを備えるエアロゾル供給デバイス加熱システムが提供される。
次に、添付図面を参照して単に例として様々な実施形態を説明する。
エアロゾル供給デバイスの例の前面図である。 図1のエアロゾル供給デバイスの概略図である。 エアロゾル供給デバイスのヒーターアセンブリの概略図である。 エアロゾル供給デバイスのヒーターアセンブリの概略図である。 エアロゾル供給デバイスのヒーターアセンブリに受け入れられる物品の斜視図である。 エアロゾル供給デバイスのヒーターアセンブリに受け入れられる物品の斜視図である。 エアロゾル供給デバイスのヒーターアセンブリに受け入れられる物品の断面図である。 エアロゾル供給デバイスのヒーターアセンブリに受け入れられる物品の断面図である。 エアロゾル供給デバイスのヒーターアセンブリに受け入れられる物品の断面図である。 エアロゾル供給デバイスのヒーターアセンブリに受け入れられる物品の断面図である。
詳細な説明
本明細書で使用するとき、「エアロゾル生成材料」という用語は、加熱されると、典型的にはエアロゾルの形態の揮発成分を供給する材料を含む。エアロゾル生成材料は、任意のタバコ含有材料を含み、例えば、タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ、又はタバコ代替品のうちの1つ以上を含んでもよい。エアロゾル生成材料はまた、他の非タバコ製品を含んでもよく、非タバコ製品は、製品によっては、ニコチンを含んでもよいし、含まなくてもよい。エアロゾル生成材料は、例えば、固体、液体、ゲル、又は蝋などの形態であってもよい。エアロゾル生成材料はまた、例えば、材料を組み合わせたもの、又はブレンドしたものであってもよい。エアロゾル生成材料はまた、「喫煙材」としても知られている場合がある。
典型的には、エアロゾル生成材料を燃やさずに、又は燃焼させずに吸引することができるエアロゾルを形成するために、エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させる装置が知られている。このような装置は、「エアロゾル生成デバイス」、「エアロゾル供給デバイス」、「非燃焼加熱式デバイス」、「タバコ加熱製品デバイス」、又は「タバコ加熱デバイス」などとしても記述されることもある。同様に、いわゆるeシガレットデバイスもあり、これは、典型的には、ニコチンを含むことも含まないこともある液体の形態のエアロゾル生成材料を気化する。エアロゾル生成材料は、装置に挿入することができるロッド、カートリッジ、若しくはカセットなどの形態であってもよく、又は、これらの一部として提供されてもよい。エアロゾル生成材料を加熱して揮発させるためのヒーターは、装置の「永久的な」部分として設けられてもよい。
エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料を備える物品を加熱するために受け入れることができる。この文脈の「物品」とは、使用時にエアロゾル生成材料を含む、又はエアロゾル生成材料が入っている、使用時に加熱されて、エアロゾル生成材料及び任意選択で他の成分を揮発させる構成要素のことである。ユーザは、物品をエアロゾル生成デバイスに挿入してから、加熱してエアロゾルを発生させることができ、続いてユーザはそれを吸引する。物品は、例えば、物品を受け入れるような大きさのデバイスの加熱チャンバ内に配置されるように構成された予め決められた又は特定の大きさのものであってもよい。
図1は、エアロゾル生成媒体/材料からエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイス100の例を示す。デバイス100は、エアロゾル生成媒体を備える交換可能な物品110を加熱して、デバイス100のユーザが吸引することができるエアロゾル又は他の吸引可能な媒体を生成するために使用することができる。
デバイス100は、デバイス100の様々な構成要素を取り囲み、収容するハウジング102を備える。デバイス100は、一端に開口104を有し、デバイス100によって加熱するために物品110をこの開口104を通して挿入することができる。物品110は、デバイス100によって加熱するために、デバイス100に完全に、又は部分的に挿入することができる。
デバイス100はまた、押下されるなど操作されると、デバイス100を動作させるボタン又はスイッチなどのユーザが操作可能な制御要素106を備えてもよい。例えば、ユーザは、スイッチ106を押すことによってデバイス100を作動させることができる。
図2は、図1のエアロゾル供給デバイス100の概略図であり、デバイス100の様々な構成要素を示している。デバイス100は、図2に示されていない他の構成要素を含む場合があることは認識されよう。
図2に示すように、デバイス100は、ヒーターアセンブリ201、電源204、及びコントローラ(制御回路)202を含む。ヒーターアセンブリ201は、デバイス100に挿入された物品110のエアロゾル生成媒体を加熱して、エアロゾルがエアロゾル生成媒体から生成されるように構成される。電源204は、ヒーターアセンブリ201に電力を供給し、ヒーターアセンブリ201は、供給された電気エネルギーを、エアロゾル生成媒体を加熱するための熱エネルギーに変換する。
電源204は、例えば、再充電可能なバッテリー又は再充電できないバッテリーなどのバッテリーであってもよい。適切なバッテリーの例には、例えば、リチウム電池(リチウム-イオン電池など)、ニッケル電池(ニッケル-カドミウム電池など)、及びアルカリ電池が含まれる。
バッテリー204は、ヒーターアセンブリ201に電気的に結合されて、必要なときに電力を供給し、コントローラ202の制御下で、エアロゾル生成材料を加熱することができる。制御回路202は、ユーザの制御要素106の操作に基づいて、ヒーターアセンブリ201を作動及び停止させるように構成することができる。例えば、制御回路202は、ユーザのスイッチ106の操作に応答して、ヒーターアセンブリ201を作動させることができる。
デバイス100は、長手方向軸線101を定め、物品110は、デバイス100に挿入されたときにこの長手方向軸線101に沿って延在することができる。
開口104に最も近いデバイス100の端部は、使用時にユーザの口に最も近いため、デバイス100の近位端(又は口側端部)として知られていることがある。使用時、ユーザは、物品110を開口104に挿入し、ユーザ制御部106を操作して、エアロゾル生成材料の加熱を開始し、デバイス内で生成されたエアロゾルを引き込む。これによって、エアロゾルは、流路に沿ってデバイス100を通ってデバイス100の近位端の方へ流れる。
開口104から最も遠いデバイスの他端は、使用時にユーザの口から最も遠い端部であるため、デバイス100の遠位端として知られていることがある。ユーザがデバイス内で生成されたエアロゾルを吸うと、エアロゾルは、デバイス100の近位端に向かう方向に流れる。デバイス100の特徴部に適用される近位及び遠位という用語は、このような特徴部の軸線101に沿った近位-遠位方向の互いに対する相対的位置への参照によって説明される。
図3A及び図3Bは、様々な実施形態によるヒーターアセンブリ201のより詳細な概略図である。ヒーターアセンブリ201は、図3A及び図3Bに示されていない他の構成要素を含む場合があることは認識されよう。
ヒーターアセンブリ201は、物品110のエアロゾル生成材料を誘導加熱プロセスによって加熱するために様々な構成要素を備えてもよい。誘導加熱は、電磁誘導によって導電性加熱要素(サセプタなど)を加熱するプロセスである。誘導加熱アセンブリは、誘導要素、例えば1つ以上の誘導コイルと、交流などの変動電流を誘導要素に流すためのデバイスとを備えることができる。誘導要素内の変動電流は変動磁場を生じる。変動磁場は、誘導要素に対して適切に配置されたサセプタ(加熱要素)に侵入し、サセプタ内に渦電流を生成する。サセプタは、渦電流に対して電気抵抗を有し、したがってこの抵抗に逆らって渦電流が流れることによって、サセプタがジュール加熱によって加熱される。サセプタが鉄、ニッケル、又はコバルトなどの強磁性材料を含む場合、サセプタの磁気ヒステリシス損失によっても、すなわち、磁性材料内の磁気双極子の向きが、変動磁場と向きを合わせる結果として変動することによっても、熱を発生させることができる。誘導加熱では、例えば、伝導による加熱と比較すると、熱はサセプタ内部で生成され、それによって急速な加熱が可能になる。さらに、誘導要素とサセプタとの間のいかなる物理的な接触も必要なく、それは、構造及び用途の自由度を大きくすることができる。
これに加えて、又はこれに代えて、ヒーターアセンブリ201は、物品110のエアロゾル生成材料を抵抗加熱プロセスによって加熱するために様々な構成要素を備えてもよい。この場合、電流は抵抗加熱要素に直接加えられ、その結果、加熱要素に電流が流れることによって加熱要素はジュール加熱によって加熱される。
赤外線加熱など、他の加熱プロセスも可能であろう。
図3Aに示すように、加熱アセンブリ201は、加熱される物品110を受け入れるように構成され、そのような寸法の加熱チャンバ301を含む。加熱チャンバ301は加熱領域を画定する。本例では、物品110は概ね円筒状であり、加熱チャンバ301は、それに対応して概ね円筒形である。しかしながら、他の形状も可能であろう。
図3Aに示すように、加熱チャンバ301は、支持部材315の内壁によって画定することができ、これは、デバイス100の長手方向軸線101に沿ってその周りに実質的に同軸に延在する概ね管状の部材を備えてもよい。支持部材315(したがって加熱チャンバ301)は、その近位端で開いていてもよく、その結果、デバイス100の開口104に挿入された物品110は、開口104を通って加熱チャンバ301によって受け入れることができる。支持部材315は、端部部分315Aによってその遠位端で閉じられていてもよい。遠位端部分315Aは、空気通路を形成する1つ以上の導管317を備えてもよい。使用時、物品110の遠位端は、加熱チャンバ301の遠位端315Aに近接して又は係合して配置されてもよい。空気は、1つ以上の導管317を通り、加熱チャンバ301に入り、デバイス100の近位端に向かって流れることができる。
支持部材315は、絶縁材料から形成されてもよい。例えば、支持部材315は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などのプラスチックから形成されてもよい。他の適切な材料も可能である。支持部材315は、加熱要素が加熱しているときに、アセンブリが剛性/丈夫さを保つことを確実にするような材料から形成されてもよい。支持部材315に非金属材料を使用することは、磁気誘導の干渉を制限することを助けることができる。支持部材315は、他の構成要素の支持を助けるために、剛性の高い材料から形成されてもよい。
支持部材315に対する他の構成も可能であろう。
図3Aに示すように、加熱アセンブリ201は、第1の加熱要素302及び第2の加熱要素304を備える。第1及び第2の加熱要素302、304は、加熱チャンバ301のそれぞれの部分を加熱するようにそれぞれ構成される。第1の加熱要素302が加熱する加熱チャンバ301の部分は、第2の加熱要素304が加熱する加熱チャンバ301の部分と重なってもよいし、重ならなくてもよい。
第1の加熱要素302は第1の抵抗加熱要素であってもよい。第2の加熱要素304は、第2の抵抗加熱要素であってもよい。第1及び/又は第2の抵抗性加熱要素は、適切な電流が通過すると発熱するように構成された抵抗材料をそれぞれ含み、加熱アセンブリ201は、第1及び/又は第2の抵抗加熱要素の抵抗材料に(直接)電流を供給するための電気接点を備えてもよい。
第1の加熱要素は誘導加熱要素、すなわち、変動磁場の侵入によって加熱可能な第1のサセプタであってもよい。第2の加熱要素は誘導加熱要素、すなわち、変動磁場の侵入によって加熱可能な第2のサセプタであってもよい。この場合、第1及び第2のサセプタは、電磁誘導による加熱に適した導電性材料をそれぞれ含む。例えば、第1及び/又は第2のサセプタ302、304は、炭素鋼から形成されてもよい。他の適切な材料、例えば、鉄、ニッケル、又はコバルトなどの強磁性材料が使用されてもよいことは理解されよう。以下でさらに論じるように、この場合、加熱アセンブリ201は、第1及び/又は第2のサセプタの加熱を引き起こすように、第1及び/又は第2のサセプタに侵入する1つ以上の変動磁場を生成するように構成された1つ以上の誘導コイルなどの1つ以上の誘導要素(図3A及び図3Bに示されていない)を備えてもよい。
赤外線加熱要素などの他の加熱要素の形態も考えられる。
第1及び第2の加熱要素302、304は、同じ材料から形成されても、異なる材料から形成されてもよい。
図3Aに示すように、第1の加熱要素302は、加熱チャンバ301の遠位端(第1の端部)に配置されてもよい。第1の加熱要素302は、デバイスの長手方向軸線101に沿って加熱チャンバ301の遠位端315Aから加熱チャンバ301内に(軸線方向に)延在してもよい。したがって、第1の加熱要素302と加熱チャンバ301は同軸であってもよい。第1の加熱要素302が、加熱チャンバ301内に、例えば軸ずれで、又は軸線101と平行でないように延在することは可能であろう。
図3Aに示すように、第1の加熱要素302は、基部302A及び突出部302Bを備えてもよい。第1の加熱要素302は、基部302Aで支持されてもよく、突出部302Bは、加熱領域301内において延在し、使用時には、物品110内に延在してもよい。
第1の加熱要素302の突出部302Bは、任意の適切な距離だけ加熱領域301内において延在してもよい。例えば、第1の加熱要素302の突出部302Bは、加熱領域内に、(i)1~5mm、(ii)5~10mm、(iii)10~15mm、(iv)15~20mm、(v)20~25mm、(vi)25~30mm、(vii)30~35mm、又は(viii)35~40mmの軸線方向長さ(すなわち、加熱チャンバ301の遠位端と第1の加熱要素302の近位端との間の距離)を有してもよい。第1の加熱要素302の突出部302Bの加熱領域内の軸線方向長さは、i)≦40mm、ii)≦35mm、iii)≦30mm、iv)≦25mm、v)≦20mm,vi)≦15mm,vii)≦10mm、又はviii)≦5mmであってもよい。
加熱アセンブリ201は、物品110が加熱チャンバ301によって受け入れられているとき、第1の加熱要素302の突出部302Bが物品110の遠位端内に延在するように構成されてもよい。したがって、第1の加熱要素302の突出部302Bは、使用時、物品110内に配置されてもよい。したがって、第1の加熱要素302は、物品110のエアロゾル生成材料を内側から加熱するように構成することができ、このため、内側加熱要素302と呼ばれることもある。これを容易にするために、第1の内側加熱要素302は、デバイス100に挿入された物品110を突き刺すように構成されてもよい。例えば、第1の加熱要素302の突出部302Bは、その近位端に鋭い刃又は尖端を備えてもよい。例えば、第1の加熱要素302の突出部302Bは、ピン又は刃の形状に形成されてもよい。
図3Aに示すように、第2の加熱要素304は、加熱チャンバ301の近位端(第2の端部)に、又は加熱チャンバ301の近位端の方に配置されてもよい。第2の加熱要素304は、長手方向軸線101に沿って長手方向軸線101と実質的に同軸に延在する概ね管状の部材であってもよい。第2の加熱要素304は、加熱チャンバ301の軸線方向部分の周りに少なくとも部分的に延在してもよい。第2の加熱要素304は、支持部材315によって支持されてもよい。第2の加熱要素304と支持部材315は同軸であってもよい。第1の加熱要素302と第2の加熱要素304は同軸であってもよい。
第2の加熱要素304は、加熱チャンバ301の全周に連続して延在してもよいし、チャンバ301の周りに部分的にだけ延在してもよい。例えば、1つ以上の不連続部、例えば穴、隙間、又はスロットが、第2の加熱要素304に設けられてもよい。
第2の加熱要素304は、加熱チャンバ301によって受け入れられる物品110の周りに延在するように構成され、そのような寸法であってもよい。したがって、第2の加熱要素304は、使用時、物品110の周りに配置されてもよい。したがって、第2の加熱要素304は、物品110のエアロゾル生成材料を外側から加熱するように構成することができ、このために、外側加熱要素304と呼ばれることもある。第2の加熱要素の外側加熱要素304は、円形断面、例えば、物品110の円形断面に対応する断面を有してもよい。他の断面形状も可能であろう。
外側加熱要素304と物品110は、使用時、物品110の外面が外側加熱要素304の内面と当接するような寸法であってもよい。これは、加熱が効率的になることを確実にするのに役立つことができる。この例では、例えば、物品110が、外側加熱要素304の内面に当接するが、支持部材315の内面から半径方向に間隔を置いて配置されるように、第2の加熱要素304は、支持部材315の壁から半径方向内側に突出する。しかしながら、他の構成も可能であろう。例えば、第2の加熱要素304の半径方向内側の表面は、支持部材315の壁と面一であってもよい。
第2の加熱要素304は、加熱領域301に沿って任意の適切な距離だけ延在してもよい。例えば、第2の加熱要素304は、(i)1~5mm、(ii)5~10mm、(iii)10~15mm、(iv)15~20mm、(v)20~25mm、(vi)25~30mm、(vii)30~35mm、又は(viii)35~40mmの軸線方向長さを有してもよい。第2の加熱要素304の軸線方向長さは、加熱領域301内の第1の加熱要素302の突出部302Bの軸線方向の長さより短くてもよく、それと同じでもよく、それより長くてもよい。
内側加熱要素302及び外側加熱要素304の両方を設けることによって、例えば、物品110での温度勾配をより小さくすることができるので、物品110のより効率的で効果的な加熱が可能となり得る。
図3Aに示すように、第1の加熱要素302と第2の加熱要素304は、互いから軸線方向にずれている。軸線方向のずれは、第1の加熱要素302と第2の加熱要素304が軸線方向に重ならないようなもの、すなわち、第2の加熱要素304が第1の加熱要素302を取り囲まないようなもの(及び、第1の加熱要素302が第2の加熱要素304によって取り囲まれないようなもの)であってもよい。この場合、第1の加熱要素302の近位端と第2の加熱要素304の遠位端との間の軸線方向距離は、10mm未満、5mm未満、2mm未満、1mm未満、又は実質的に0mmであってもよい。
図3Bは、第1の加熱要素302と第2の加熱要素304が軸線方向に重なっている代替の構成体を示す。図3Bの構成体は、本明細書で論じるように、図3Aの配置とその他の点で同一である。
図3Bの例では、第1の加熱要素302の近位部分は、第2の加熱要素304の遠位部分によって取り囲まれている。言い換えれば、第1の加熱要素302の突出部302Bの一部は第2の加熱要素304によって取り囲まれておらず、第2の加熱要素304の一部は第1の加熱要素302を取り囲んでいない。すなわち、第1の加熱要素302の軸線方向長さの全部ではなく一部は、第2の加熱要素304の軸線方向長さの全部ではなく一部と軸線方向に重なっている。
第1の加熱要素302の突出部302Bの大部分は、第2の加熱要素304によって取り囲まれなくてもよい。すなわち、第1の加熱要素302)の突出部302Bの軸線方向長さの大部分は、第2の加熱要素304と軸線方向に重ならなくてもよい。例えば、加熱チャンバ301内の第1の加熱要素302の突出部302Bの軸線方向長さの50%未満、25%未満、10%未満、5%未満、又は実質的に0%は、第2の加熱要素304と軸線方向に重なってもよい。
第2の加熱要素304の大部分は第1の加熱要素302を取り囲まなくてもよい。すなわち、第2の加熱要素304の軸線方向長さの大部分は、第1の加熱要素302と軸線方向に重ならなくてもよい。例えば、第2の加熱要素304の軸線方向長さの50%未満、25%未満、10%未満、5%未満、又は実質的に0%は、第1の加熱要素302と軸線方向に重なってもよい。
内側加熱要素302と外側加熱要素304を、それらの間の重なりが比較的短いか、又はそれらが重ならないように配置することにより、全体の加熱領域を比較的長くすることができる一方、内側加熱要素302を比較的短く保つことができ、その結果、内側加熱要素302は、例えば、物品110の挿入及び除去のときにかかる力によりよく耐えることができる場合がある。
例えば、第1の加熱要素302と第2の加熱要素304は合わせて、第1の加熱要素302の軸線方向長さよりも長い、且つ、第2の加熱要素304の軸線方向長さよりも長い軸線方向の長さにわたって延在してもよい。例えば、第1の加熱要素302と第2の加熱要素304は合わせて、i)>10mm、ii)>20mm、iii)>30mm、iv)>40mm、v)>50mm、vi)>60mm、vii)70mm、又はviii)>80mmの軸線方向長さにわたって延在してもよい。
さらに、内側サセプタと外側サセプタを、それらの間の重なりが比較的短いか、又はそれらが重ならないように配置することにより、両方のサセプタを同じ単一の誘導コイルを使用して簡単に加熱することが可能になり得る。これにより、例えば、必要な構成要素の数を減らし、デバイスを簡素化することができる。
図4は、様々な実施形態によるヒーターアセンブリ201に受け入れられる物品110の斜視図である。図4に示すように、デバイス100は、支持部材315の遠位端に端部支持部415を備えてもよい。端部支持部415は、遠位端に空気入口415Aを備えてもよい。空気通路は、空気入口415Aから、端部支持体415を通り、例えば導管317を通って加熱チャンバ301に入ることができる。
図4の例では、加熱アセンブリ201は誘導加熱アセンブリである。したがって、この例の加熱アセンブリ201は、誘導要素をさらに備え、この例では、誘導要素は誘導コイル310の形態である。この例では、第1の加熱要素302は第1のサセプタであり、第2の加熱要素304は第2のサセプタであることが認識されよう。
誘導コイル310は、第1のサセプタ302の少なくとも一部分と第2のサセプタ304の少なくとも一部分の周りに延在してもよい。例えば、誘導コイル310は、第1及び第2のサセプタ302、304の両方の全軸線方向長さの周りに延在してもよい。誘導コイル310は、第1及び第2のサセプタ302、304の両方に加熱を引き起こすように、第1及び第2のサセプタ302、304の両方に侵入する変動磁場を生成するように構成されてもよい。
誘導コイル310は、銅などの導電性材料を含む螺旋コイルであってもよい。コイルは、支持部材315、及び、したがって加熱チャンバ301の周りに螺旋状に巻かれたリッツ線などのワイヤから形成されてもよい。リッツ線は、複数の個別のワイヤを含み、これらのワイヤは個々に絶縁されており、これらが撚り合わされて単一のワイヤを形成する。リッツ線は、導体の表皮効果損失を低減させるように設計されている。単線などの他のワイヤのタイプも使用することができる。
誘導コイル310は、支持部材315の周りに延在して支持部材315によって支持されてもよい。したがって、誘導コイル310は、加熱チャンバ301の一部分の周りに延在してもよい。誘導コイル310は、支持部材315及び加熱チャンバ301(及び長手方向軸線101)と同軸に配置されてもよい。
第1のサセプタ302の一部が第2のサセプタ304によって取り囲まれる場合、第1のサセプタ302を取り囲む第2のサセプタ304の少なくとも一部分は、1つ以上の不連続部、例えば、穴、隙間、又はスロットを備えてもよく、これらの不連続部は、変動磁場がそこを通過し、所望の加熱を引き起こすのに十分な強さで第1のサセプタ302に達することができるように構成される。
図5は、加熱アセンブリ201が第1の誘導コイル312及び第2の誘導コイル314を備える代替の誘導加熱構成体を示す。図5Aは、様々な実施形態によるヒーターアセンブリ201に受け入れられる物品110の斜視図であり、図5Bはその断面図である。
図5Bで分かるように、第1の誘導コイル312は、第1のサセプタ302の少なくとも一部分の周りに延在してもよく、第2の誘導コイル314は、第2のサセプタ304の少なくとも一部分の周りに延在してもよい。第1の誘導コイル312は、第1のサセプタ302の加熱を引き起こすように、第1のサセプタ302に侵入する第1の変動磁場を生成するように構成されてもよい。第2の誘導コイル314は、第2のサセプタ304の加熱を引き起こすように、第2のサセプタ304に侵入する第2の変動磁場を生成するように構成されてもよい。
第1の誘導コイル312と第2の誘導コイル314は、長手方向軸線101に沿って互いから軸線方向にずれてもよく、その結果、第1のサセプタ302は、第2の誘導コイル314によって取り囲まれる軸線方向長さよりも、第1の誘導コイル312によって取り囲まれる軸線方向長さが長く、第2のサセプタ304は、第1の誘導コイル312によって取り囲まれる軸線方向長さよりも、第2の誘導コイル314によって取り囲まれる軸線方向長さが長い。
これは、第1の誘導コイル312によって生成される第1の変動磁場は、第2のサセプタ304よりも第1のサセプタ302の温度を大きく上昇させることができることを意味する。同様に、第2の誘導コイル314によって生成される第2の変動磁場は、第1のサセプタ302よりも第2のサセプタ304の温度を大きく上昇させることができる。例えば、第1の変動磁場は、第2のサセプタ304の温度を無視できる程度にしか上昇させることができない、又は実質的に上昇させることができないが、第1のサセプタ302の温度を無視できない程度に上昇させることができる。第2の変動磁場は、第1のサセプタ302の温度を無視できる程度にしか上昇させることができない、又は実質的に上昇させることができないが、第2のサセプタ304の温度を無視できない程度に上昇させることができる。
いくつかの実施形態では、第1のサセプタ302の少なくとも一部は、第2のサセプタ304によって取り囲まれてもよい。第1のサセプタ302を取り囲む第2のサセプタ304の少なくともその部分は、1つ以上の不連続部、例えば、穴、隙間、又はスロットを備えてもよく、これらの不連続部は、第1の変動磁場がこれらを通過して、所望の加熱を引き起こすのに十分な強度で第1のサセプタ302に達することができるよう構成される。1つ以上の不連続部は、第2のサセプタ304の一部だけに沿って延在してもよい。いくつかの実施形態における1つ以上の不連続部は、第1のサセプタ302の少なくとも一部と重なる第2のサセプタ304の少なくとも一部にわたって延在する。
第1の誘導コイル312と第2の誘導コイル314は、実質的に同じであってもよいし、互いに異なる少なくとも1つの特性を有してもよい。例えば、第1の誘導コイル312と第2の誘導コイル314は、インダクタンス、軸線方向長さ、半径、ピッチ、巻数などの値が実質的に同じであってもよいし、異なっていてもよい。第1の誘導コイル312と第2の誘導コイル314は、同じ方向に巻かれてもよいし、反対方向に巻かれてもよい。コイルを反対方向に巻くと、一方のコイルによって誘導される他方のコイル内の電流を減少させる助けになり得る。
図5A及び図5Bに示すように、この例では、第1のサセプタ302は、第2のサセプタ304よりも軸線方向長さが短い。誘導コイル312、314の軸線方向長さは、それぞれのサセプタ302、304の軸線方向長さに対応してもよい。したがって、図5A及び図5Bに示すように、この例では、第1の誘導コイル312は、第2の誘導コイル314よりも巻数が少なく、軸線方向長さが短い。この例では、第1のサセプタ302の突出部302Bは、刃の形状を有する。
図5Bに示すように、物品110は、エアロゾル生成材料を備える第1の遠位セグメント110Aと、第2の近位セグメント110Bとを備えてもよい。エアロゾル生成材料は、例えばタバコを含む非液体エアロゾル生成材料であってもよい。第2の近位セグメント110Bは、フィルタ構造及び/又は冷却構造及び/又は吸い口を備えてもよい。物品110の第1及び第2のセグメントは、ラッパー110Cで包まれてもよい。
図5Bに示すように、使用時、第1の加熱要素302の突出部302Bは、物品110の第1のセグメント110A内に延在してもよい。第1のセグメント110A及び第1の加熱要素302の突出部302Bの軸線方向長さは、第1の加熱要素302の突出部302Bが物品110の第2のセグメント110B内に延在しないような長さであってもよい。
また図5Bに示すように、使用時、第2の加熱要素304は、物品110の第1のセグメント110Aの少なくとも一部を取り囲んでもよい。第2の加熱要素304はまた、物品110の第2のセグメント110Bの少なくとも一部を取り囲んでもよい。しかしながら、第2の加熱要素304は、物品110の第2のセグメント110Bを取り囲まないことも可能であろう。
図6は、様々な実施形態によるエアロゾル生成デバイス100に受け入れられる物品110の断面図であり、ここでは、加熱アセンブリ201は、単一の誘導コイル310を備える誘導加熱アセンブリである。図6は、長手方向軸線101に平行な平面を示す。
図6に示すように、デバイス100は、少なくとも1つの熱電対501などの1つ以上の温度センサを備えてもよい。熱電対501は、第1及び/又は第2の加熱要素302、304の温度を示す温度を測定するように構成されてもよい。測定された温度情報は、例えば、所望の加熱を達成するためのフィードバック機構を提供するように、コントローラ202に提供されてもよい。
図7A及び図7Bは、様々な実施形態によるエアロゾル生成デバイス100に受け入れられる物品110の断面図であり、ここでは、加熱アセンブリ201は、第1及び第2の誘導コイル312、314を備えた誘導加熱アセンブリである。図7Aは、長手方向軸線101に平行な第1の平面を示し、図7Bは、第1の平面に直交する、長手方向軸線101に平行な第2の平面を示す。
図7Aに示すように、デバイス100は、2つの独立した温度センサ、例えば2つの熱電対を備えてもよく、そのうちの第1のセンサ502は、第1の加熱要素302の温度を示す温度を測定するように構成され、第2のセンサ504は、第2の加熱要素304の温度を示す温度を測定するように構成される。測定された温度情報は、第1の加熱要素302と第2の加熱要素304とを独立に制御するためのフィードバック機構を提供するように、コントローラ202に提供されてもよい。例えば、コントローラ202の第1の制御回路は、第1の加熱要素302のための温度情報に基づいて、第1の加熱要素302又は誘導コイル312を制御してもよく、コントローラ202の第2の制御回路は、第2の加熱要素304のための温度情報に基づいて、第2の加熱要素304又は誘導コイル314を制御してもよい。
したがって、様々な実施形態では、第1の加熱要素302と第2の加熱要素304とは、コントローラ202によって独立に制御可能である。
例えば、コントローラ202は、第1の加熱要素302と第2の加熱要素304を同じ、若しくは異なる温度に加熱されるように、及び/又は、第1の加熱要素302と第2の加熱要素304が同じ、若しくは異なる温度時間プロファイルに従って加熱されるようにすることができる。例えば、加熱要素302、304は、異なるときに作動させることができる。例えば、最初、第1の加熱要素302が、物品110の第1のセクションを加熱するように動作してもよく、その後、第2の加熱要素304が、物品110の第2のセクションを加熱するように動作してもよい(又はその逆も同様)。
いくつかの実施形態では、第1の加熱要素302は、第2の加熱要素304に対して固定された位置で加熱領域内において延在するように、デバイス100に固定的に接続されている。これらの実施形態では、第1の加熱要素302は、物品110が加熱領域によって受け入れられているとき、物品110内に延在することができる。しかしながら、他の実施形態では、第1の加熱要素302は、デバイス100に挿入される物品110内に設けられてもよい。これらの実施形態では、第1の加熱要素302は、第2の加熱要素304に対して移動可能であってもよい。これらの実施形態では、第1の加熱要素302は、物品110が加熱領域によって受け入れられているとき、加熱領域内において延在してもよい。
上記の実施形態は、本発明の説明のための例として理解されたい。本発明のさらなる実施形態も考えられる。任意の1つの実施形態に関連して説明した任意の特徴は、単独で、又は説明した他の特徴と組み合わせて使用されてもよく、また、任意の他の実施形態の1つ以上の特徴、又は任意の他の実施形態の任意の組合せの1つ以上の特徴と組み合わせて使用されてもよいことを理解されたい。さらに、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲から逸脱することなく、上述していない均等物及び修正物も用いられてもよい。

Claims (21)

  1. エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れるように構成された加熱領域と、
    前記加熱領域の第1の部分内において延在する第1の加熱要素であって、前記加熱領域の前記第1の部分を加熱するように加熱可能な第1の加熱要素と、
    前記加熱領域の第2の部分を少なくとも部分的に取り囲む第2の加熱要素であって、前記加熱領域の前記第2の部分を加熱するように加熱可能な第2の加熱要素と、
    を備え、
    前記加熱領域内において延在する前記第1の加熱要素の少なくとも一部が前記第2の加熱要素からずれている、エアロゾル供給デバイス加熱システム。
  2. 前記第1の加熱要素が長手方向軸線を定め、前記加熱領域内において延在する前記第1の加熱要素の前記少なくとも一部が、前記第2の加熱要素から軸線方向にずれている、請求項1に記載の加熱システム。
  3. 前記第1の加熱要素と前記第2の加熱要素が同軸である、請求項1又は2に記載の加熱システム。
  4. 前記第1の加熱要素が、前記加熱領域によって受け入れられる物品内に延在するように構成された、請求項1、2、又は3に記載の加熱システム。
  5. 前記第1の加熱要素が、自由端に鋭い刃又は尖端を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の加熱システム。
  6. 前記第2の加熱要素が、前記加熱領域によって受け入れられる物品の少なくとも一部分の周りに延在するように構成された、請求項1~5のいずれか一項に記載の加熱システム。
  7. 前記加熱領域を画定する受入部であって、前記加熱領域の端部を画定する基部と周壁とを有する受入部を備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の加熱システム。
  8. 前記第1の加熱要素が前記基部から立ち上がっている、請求項7に記載の加熱システム。
  9. 前記周壁が、支持部材及び前記第2の加熱要素を備える、請求項7又は8に記載の加熱システム。
  10. 前記第2の加熱要素からずれている、前記加熱領域内において延在する前記第1の加熱要素の前記少なくとも一部が、前記加熱領域の端部に配置されている、請求項1~9のいずれか一項に記載の加熱システム。
  11. 前記第2の加熱要素からずれている、前記加熱領域内において延在する前記第1の加熱要素の前記少なくとも一部が、前記加熱領域内において延在する前記第1の加熱要素の少なくとも大部分である、請求項1~10のいずれか一項に記載の加熱システム。
  12. 前記第2の加熱要素の少なくとも大部分が、前記第1の加熱要素からずれている、請求項1~11のいずれか一項に記載の加熱システム。
  13. エアロゾル生成材料を備える物品の少なくとも一部分を受け入れるように構成された加熱領域と、
    前記加熱領域の第1の部分内において延在する第1の加熱要素であって、前記加熱領域の前記第1の部分を加熱するように加熱可能な第1の加熱要素と、
    前記加熱領域の第2の部分を少なくとも部分的に取り囲む第2の加熱要素であって、前記加熱領域の前記第2の部分を加熱するように加熱可能な第2の加熱要素と、
    を備え、
    前記第2の加熱要素の少なくとも大部分が、前記第1の加熱要素からずれている、エアロゾル供給デバイス加熱システム。
  14. 前記第1の加熱要素が、前記加熱領域の第1の端部に配置され、前記第1の加熱要素からずれている前記第2の加熱要素の前記少なくとも大部分が、前記加熱領域の第2の端部に、又は前記加熱領域の第2の端部の方に配置されている、請求項12又は13に記載の加熱システム。
  15. 前記第1の加熱要素が、前記加熱領域の端部と前記第1の加熱要素の端部との間の第1の距離にわたって少なくとも延在し、前記第2の加熱要素が、前記第2の加熱要素の第1の端部と前記第2の加熱要素の第2の端部との間の第2の距離にわたって延在し、前記第1の加熱要素及び前記第2の加熱要素は、前記加熱領域の前記端部から前記第2の加熱要素の前記第2の端部までの距離が、前記第1の距離よりも長く、前記第2の距離よりも長くなるように互いからずれている、請求項1~14のいずれか一項に記載の加熱システム。
  16. 前記第1の加熱要素が、変動磁場の侵入によって加熱可能な第1のサセプタを備え、前記第2の加熱要素が、変動磁場の侵入によって加熱可能な第2のサセプタを備える、請求項1~15のいずれか一項に記載の加熱システム。
  17. 前記第1及び第2のサセプタに侵入する変動磁場を生成するように構成されたインダクタコイルをさらに備える、請求項16に記載の加熱システム。
  18. 前記第1のサセプタに侵入する第1の変動磁場を生成するように構成された第1の誘導コイルと、前記第2のサセプタに侵入する第2の変動磁場を生成するように構成された第2の誘導コイルとをさらに備える、請求項16に記載の加熱システム。
  19. 前記第1の加熱要素と前記第2の加熱要素とを独立に制御するように構成された制御回路を備える、請求項1~18のいずれか一項に記載の加熱システム。
  20. 請求項1~19のいずれか一項に記載の加熱システムを備えるエアロゾル供給デバイス。
  21. 請求項20に記載のエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を備える物品とを具備するエアロゾル供給システム。
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