JP2023544603A - 能動的な振動減衰を伴う加工機械 - Google Patents

能動的な振動減衰を伴う加工機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2023544603A
JP2023544603A JP2023520292A JP2023520292A JP2023544603A JP 2023544603 A JP2023544603 A JP 2023544603A JP 2023520292 A JP2023520292 A JP 2023520292A JP 2023520292 A JP2023520292 A JP 2023520292A JP 2023544603 A JP2023544603 A JP 2023544603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
vibration damping
assembly
payload
machine according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023520292A
Other languages
English (en)
Inventor
ビナード・ミカエル・バーク
マコーミック ビョーク・マシュー・パーカー
ジョン・ユーン・ユング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Publication of JP2023544603A publication Critical patent/JP2023544603A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0091Shock absorbers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/36Removing material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J11/00Manipulators not otherwise provided for
    • B25J11/005Manipulators for mechanical processing tasks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J17/00Joints
    • B25J17/02Wrist joints
    • B25J17/0208Compliance devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
    • F16F15/023Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using fluid means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
    • F16F15/023Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using fluid means
    • F16F15/027Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using fluid means comprising control arrangements
    • F16F15/0275Control of stiffness
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2228/00Functional characteristics, e.g. variability, frequency-dependence
    • F16F2228/06Stiffness
    • F16F2228/066Variable stiffness
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2230/00Purpose; Design features
    • F16F2230/0047Measuring, indicating
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2230/00Purpose; Design features
    • F16F2230/18Control arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

物体(12)を位置決めするための機械(10)は、可動部品(16C)と、物体(12)を可動部品(16C)に結合する振動減衰アセンブリ(24)とを含む。さらに、振動減衰アセンブリ(24)は、可動部品(16C)から物体(12)に伝達される振動の大きさを減衰させる。振動減衰アセンブリ(24)は、能動的に制御された支持システム(30)と、能動的に制御されたアクチュエータシステム(32)とを含むことができる。

Description

本出願は、2020年10月9日に出願された、「能動的な振動減衰を伴う加工機械」と題される米国特許仮出願第63/089,630号明細書の優先権を主張する。許可される限り、米国特許仮出願第63/089,630号明細書の内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
機械は、多くの産業用途で使用されている。1つのタイプの機械は、ペイロードを位置決めする機械アーム、例えばロボットアームを含むロボットである。
ロボットの動作および位置決め精度を改善する要望は尽きない。
本実装形態は、物体を移動および位置決めするための機械を対象とし、機械は、可動部品および振動減衰アセンブリを含む。振動減衰アセンブリは、物体を可動部品に結合する。さらに、振動減衰アセンブリは、可動部品から物体に伝達される振動の大きさを減衰させる。その結果として、物体は、改善された精度で位置決めされ得る。これは例えば、改善された精度で構成要素の製造、加工、測定、および/または組み立てを可能にする。さらに、振動減衰アセンブリは、物体が一般に正確にアクセスできるであろうよりも大きな動作範囲を許容することができる。
可動部品は、リンクを移動させるためのリンクアクチュエータを含むロボットのリンクであり得る。さらに、可動部品は多自由度ロボットアームのリンクであってもよく、振動減衰アセンブリは、多自由度の振動を抑制する。代替の実装形態では、可動部品は、無人搬送車(AGV)または空中ドローンなどの車両であり得る。
振動減衰アセンブリは、物体を可動部品に接続する1つ以上の低剛性支持体を含むことができる。各低剛性支持体は、ばね、ベローズ、および/または空気圧チャンバを含むことができる。典型的には、振動減衰アセンブリは、物体を可動部品に接続する複数の離間した低剛性支持体を含む。一実装形態では、各低剛性支持体によって生じた力は、物体の重心を通る。さらに、低剛性支持体は、四面体構成で配置され得る。低剛性支持体は、3つの垂直な軸と平行に配置され得る。
本明細書で使用される際に、代替の非排他的な例において、用語「比較的柔らかい」または「低剛性」は、1、2、5、10、20、30、50、または100ニュートン/ミリメートル未満の剛性を意味するものとする。別の言い方をすれば、代替の非排他的な例として、低剛性は、物体が、1、2、5、または10ヘルツ未満の固有振動数を有することを意味するものとする。さらに別の言い方をすれば、特定の実装形態において、「低剛性」は、剛性が可動部品の剛性の少なくとも少なくとも5倍低いことを意味する。
本明細書で使用される際に、代替の非排他的な例において、用語「比較的高い」または「高剛性」は、100、200、500、または1000ニュートン/ミリメートルを超える剛性を意味するものとする。別の言い方をすれば、代替の非排他的な例として、「比較的高い」または「高剛性」は、物体が、10、15、20、または50ヘルツを超える固有振動数を有することを意味するものとする。特定の実装形態では、用語「比較的硬い」または「高剛性」は、「比較的柔らかい」または「低剛性」の10、100、または1000倍の剛性を意味するものとする。係数については、振動減衰器の所望の特性に応じて他の数も可能であることに留意されたい。
付加的に、制御システムは、各低剛性支持体によって生じた力を能動的に制御することができる。
また、振動減衰アセンブリは、物体を可動部品に接続する1つ以上の制御されたアクチュエータを含むことができる。一実装形態では、少なくとも1つの支持体および少なくとも1つのアクチュエータが並行して作用する。
さらに、センサアセンブリはフィードバック(「感知状態」)を提供することができ、制御システムは、可動部品の振動が物体に伝達されるのを抑制するように、振動減衰アセンブリを能動的に制御することができる。センサアセンブリからの感知状態のタイプは、(i)物体の位置、動き、方向、速度、および/または加速度、(ii)可動部品の位置、動き、方向、速度、および/または加速度、ならびに(iii)空間内の慣性点、のうちの1つ以上を含むことができる。
可動部品は、加工機械の構成要素であり得る。例えば、可動部品はレーザ加工機械の構成要素であってもよく、物体はレーザ装置であってもよい。例えば、可動部品は移動ロボット車両であってもよい。例えば、可動部品は、乗車または遠隔のオペレータによって運転される移動車両であってもよい。例えば、可動部品は空中ドローンであってもよい。例えば、可動部品は、乗車または遠隔のオペレータによって運転される航空車両であってもよい。
別の実装形態では、ペイロードを位置決めするためのロボットアセンブリは、ロボットおよび振動減衰アセンブリを含む。ロボットは、リンクと、リンクを選択的に移動させるリンクアクチュエータとを含む。振動減衰アセンブリは、ペイロードをロボットに結合する。振動減衰アセンブリは、ロボットの振動がペイロードに伝達されるのを少なくとも部分的に抑制する。ロボットは多自由度ロボットアームを含むことができ、振動減衰アセンブリは多自由度の振動を抑制することができる。
別の実装形態では、物体を可動部品に結合する振動減衰アセンブリは、(i)物体を可動部品に結合する複数の離間した低剛性支持体と、(ii)フィードバックを提供するセンサアセンブリと、(iii)フィードバックを使用して、可動部品の振動が物体に伝達されるのを少なくとも部分的に抑制するように低剛性支持体を能動的に制御する制御システムとを含む。例えば、センサアセンブリは、(i)物体の位置、方向、速度、および/または加速度、および/または(ii)可動部品の位置、方向、速度、および/または加速度、および/または(iii)慣性座標系または物体など、感知状態に関するフィードバックを提供することができる。
制御システムは、6自由度で可動部品の振動が物体に伝達されるのを部分的に抑制するように低剛性支持体を能動的に制御することができる。さらに、各低剛性支持体は空気圧チャンバを含むことができる。また、制御システムは、各低剛性支持体によって生じた力を能動的に制御することができる。
特定の実装形態では、各低剛性支持体によって生じた力は、物体の重心を通る。
低剛性支持体は、四面体または他の構成で配置され得る。
振動減衰アセンブリは、物体を可動部品に接続する複数の離間したアクチュエータも含むことができる。さらに、制御システムは、可動部品の振動が物体に伝達されるのを抑制するようにアクチュエータを能動的に制御することができる。
付加的に、振動減衰アセンブリは、可動部品に固定された第1のコネクタフレームと、物体を保持する第2のコネクタフレームとを含むことができる。この設計では、複数の離間した低剛性支持体は、第1のコネクタフレームと第2のコネクタフレームとの間に延在する。
さらに別の実装形態では、振動減衰アセンブリは、可動部品を物体に移動可能に結合する複数の支持体と、物体の感知状態に関する情報を取得するセンサアセンブリと、可動部品から物体への振動の大きさを減衰させるように支持体を能動的に制御する制御システムとを含む。
さらに別の実装形態では、レーザ機械は、レーザ出力を含むレーザと、ロボットと、レーザ出力をロボットに結合する振動減衰アセンブリであって、振動減衰アセンブリは、ロボットからレーザ出力に伝達される振動の大きさを減衰させる、振動減衰アセンブリとを含む。
この実施形態の新規な特徴、ならびに実施形態自体は、その構造およびその動作の両方に関して、添付の説明と併せて、類似の参照符号が類似の部分を指す添付の図面から最もよく理解されるだろう。
ペイロード、ロボット、および振動減衰アセンブリを含む機械の第1の実装形態の簡略斜視図である。 図1Aのペイロード、振動減衰アセンブリ、およびロボットの一部の斜視図である。 図1Bからのペイロードおよび振動減衰アセンブリの一部の斜視図である。 図1Cのペイロードおよび振動減衰アセンブリの一部の代替的な斜視図である。 図1Bのコネクタフレームおよび振動減衰アセンブリの一部の斜視図である。 ペイロード、振動減衰アセンブリ、およびロボットの一部の別の実装形態の斜視図である。 ペイロード、ロボット、および振動減衰アセンブリを含む機械の別の実装形態の簡略斜視図である。 図3Aのペイロード、振動減衰アセンブリ、およびロボットの一部の斜視図である。 図3Bのロボットの一部および振動減衰アセンブリの一部の斜視図である。 図3Bの振動減衰アセンブリの一部およびペイロードの斜視図である。 図3Bのロボットの一部および振動減衰アセンブリの一部の側面図である。 図3Bのロボットの一部および振動減衰アセンブリの一部の底面図である。 図3Bのロボットの一部および振動減衰アセンブリの一部の斜視図である。 振動減衰アセンブリを制御するための制御ブロック図の非排他的な実装形態である。 第1のコネクタフレームの別の実装形態の代替的な斜視図である。 第1のコネクタフレームの別の実装形態の代替的な斜視図である。 第1のコネクタフレームの別の実装形態の代替的な斜視図である。 第1のコネクタフレームの別の実装形態の代替的な斜視図である。 第2のコネクタフレームの別の実装形態の代替的な斜視図である。 第2のコネクタフレームの別の実装形態の代替的な斜視図である。 第2のコネクタフレームの別の実装形態の代替的な斜視図である。 第2のコネクタフレームの別の実装形態の代替的な斜視図である。 機械の別の実装形態の簡略側面図である。 機械のさらに別の実装形態の簡略側面図である。
図1Aは、1つ以上の複雑な作業を実行するようにプログラム可能かつ制御可能な機械10の簡略斜視図である。図1Aにおいて、機械10は、物体12と、物体12を移動および位置決めするアセンブリ14とを含む。この実装形態では、物体12は光学機器(例えば、測定または加工装置)であり、アセンブリ14は、支持体18によって指示されるロボット16と、センサアセンブリ20(ボックスとして示されている)と、制御システム22(ボックスとして示されている)と、物体12を正確に位置決めするために協働する振動減衰アセンブリ24とを含むロボットアセンブリである。ロボット16は、人間型ロボットまたは選択的コンプライアンスアセンブリロボットアームロボットに限定されない。さらに、ロボットはまた、長方形ロボット、円筒形ロボット、または極座標ロボットなどのシリアルリンクロボット、パラレルリンクロボット、または他のタイプのロボットであってもよい。機械10およびアセンブリ14の構成要素の数および設計は、機械10によって実行されるタスクを達成するために変更され得ることに留意されたい。さらに、機械10は、ロボットアームを有するロボットアセンブリ以外の別のタイプの加工機械であってもよいことに留意されたい。代替の非排他的な例では、振動減衰アセンブリ24は、従来の加工機械(例えば、レーザ加工機械またはマシニングセンタ)もしくは輸送機械(例えば、無人搬送車または空中ドローン)で使用され得る。
非排他的な例として、振動は、(i)支持体18、(ii)支持体18と係合する他の構成要素、(iii)アセンブリ14内のアクチュエータ、リンク、ケーブル、または配線、(iv)風、および/または(v)音響ノイズによって生成される。
複数の異なる実装形態が本明細書に開示されている。概要として、各実装形態において、振動減衰アセンブリ24は、ロボット16および/または支持体18から物体12に伝達される振動の大きさを減衰させるように独自に設計されている。その結果として、物体12は、改善された精度で位置決めされ得る。これは例えば、改善された精度で構成要素の製造、測定、加工、把持、および/または組み立てを可能にする。振動減衰量は、システムの設計に応じて変更され得る。代替の非排他的な例として、振動減衰アセンブリ24は、振動の大きさを少なくともおよそ20、30、40、50、60、70、80、または90パーセント減衰させることができる。
制御システム22は、より大きいアセンブリ14の一部であってロボット16および振動減衰アセンブリ24の両方を制御する単一のシステムとして示されていることに留意されたい。あるいは、制御システム22は、ロボット16の一部であってこれを制御する別個の制御システムと、振動減衰アセンブリ24の一部であってこれを制御する別の制御システムとを有する分散システムであってもよい。同様に、センサアセンブリ20は、より大きいアセンブリ14の一部であってロボット16および振動減衰アセンブリ24の両方にフィードバックを提供する単一のシステムとして示されている。あるいは、センサアセンブリ20は、ロボット16の制御に使用されるフィードバックを提供する複数の異なる離間したセンサと、振動減衰アセンブリ24の制御に使用されるフィードバックを提供する複数の追加の離間したセンサとを含むことができる。特定の設計では、センサアセンブリ20、制御システム22、および支持体アジャスタ34(後述)は、振動減衰アセンブリ24の一部と見なされ得る。
本明細書で使用される用語「振動」は、定常振動、短期外乱、ランダム外乱、過渡外乱、繰り返し外乱、および任意の望ましくない運動を意味し、これらを含むものとする。
いくつかの図は、X軸、X軸に直交するY軸、ならびにX軸およびY軸に直交するZ軸を示す標定システムを含む。これらの軸のいずれも第1、第2、および/または第3の軸と呼ばれ得ることに留意されたい。さらに、単一の軸に沿った、またはその回りの移動は1自由度と呼ぶことができ、X軸、Y軸、およびZ軸に沿った、またはその回りの移動は6自由度と呼ぶことができる。
物体12のサイズ、形状、および設計は、機械10が実行するように設計されたタスクを達成するために変更することができ、図1Aにおいて、物体12は、対象ワークピースと相互作用するように設計された光学機器である。非排他的な例として、物体12は、溶接、切断、測定、はんだ付け、製造、クラッド、溝削り、材料の堆積、材料のアブレーション、把持、スピニング、載置、または締結などの所望のタスクを実行するための装置であり得る。例えば、物体12は、レーザ装置などの光学機器であってもよく、所望のタスクは、(i)1つ以上の構成要素(図示せず)に1つ以上の溝(図示せず)を正確に切削または除去すること、(ii)1つ以上の構成要素を溶接すること、および/または(iii)1つ以上の構成要素をはんだ付けすることであり得る。あるいは、例えば、物体12はグリッパ(例えばロボットハンド)であってもよく、所望のタスクは物体(図示せず)を移動および/または位置決めすることである。
特定の例では、物体12は、レーザまたはレーザの一部(レーザ全体ではない)である。例として、レーザの部分は、レーザ出力、レーザビームを発射(放射)する光ファイバの一部、およびレーザ光出力、レーザの利得媒体、および/またはレーザビームステアリングアセンブリであってもよい。少なくともレーザ出力用の部品または光学素子を含んでいれば十分である。レーザ光源は、物体12から分離されてもよい。例えば、レーザ光源は、支持体18の周りまたは他の場所に配置され、光ファイバ素子を介して物体12に連結されてもよい。
用語「物体」は、「ペイロード」とも呼ぶことができる。振動減衰アセンブリ24の設計は、いずれのサイズまたは形状のペイロードにも適合するように調整され得ることに留意されたい。
上述のように、ロボット16は支持体18によって支持される。非排他的な例として、支持体18は、工場内、建物の内部、または屋外の床、壁、または他の固定表面であり得る。あるいは、支持体18は可動構造であってもよい。
ロボット16は、ペイロード12を移動および位置決めする。ロボット16の設計は、ペイロード12の移動要件に適合するように変更され得る。図1Aの非排他的な実装形態では、ロボット16は、支持体18にしっかりと固定されたベース16Aと、振動減衰アセンブリ24によってペイロード12に接続されたマウント16Bとを有する多自由度ロボット(機械)アームである。代替の非排他的な例として、ロボット16は、支持体18に対して少なくとも1、2、3、4、5、または6自由度でペイロード12を移動および位置決めするように設計および制御され得る。ロボットアーム16は、支持体18に対して移動するより複雑なロボット(図示せず)の一部であり得ることに留意されたい。図1Aでは、マウント16Bは、ロボット16の遠位端(ベース16Aを基準としたとき)にある。あるいは、マウント16Bは他の位置にあってもよい。
ロボット16は、1つ以上の剛性リンク16C、1つ以上の関節16D、および1つ以上のリンクアクチュエータ16Eを含むことができる(いくつかのみが参照番号でラベル付けされている)。リンク16Cは、回転運動または並進運動のいずれかを可能にする関節16Dによって接続され、リンクアクチュエータ16Eは、リンク16Cを回転的および/または並進的に移動させるように制御される。(i)リンク16Cの任意のものは第1、第2、第3、第4などのリンクと呼ぶことができ、(ii)関節16Dの任意のものは第1、第2、第3、第4などの関節と呼ぶことができ、(iii)リンクアクチュエータ16Eの任意のものは第1、第2、第3、第4などのリンクアクチュエータと呼ぶことができることに留意されたい。例えば、各リンクアクチュエータ16Eは、1つ以上のリニアアクチュエータおよび/または1つ以上の回転アクチュエータを含むことができる。
ロボット16のリンク16Cは運動連鎖と見なすことができ、制御システム22は、1以上の自由度でペイロード12を位置決めするようにリンクアクチュエータ16Eを制御することができる。図1Aの非排他的な実装形態では、ロボット16は、三次元空間内の任意の位置および方向にペイロード12を位置決めするために、6自由度でペイロード12を位置決めすることができる。
一実装形態では、ロボット16のマウント16Bは、(i)振動減衰アセンブリ24を支持し、(ii)振動減衰アセンブリ24をロボット16に接続し、(iii)ペイロード12の振動減衰のために振動減衰アセンブリ24を正確に位置決めするための剛性構造を提供する、コネクタフレーム26を含むことができる。コネクタフレーム26のサイズ、形状、および設計は、振動減衰アセンブリ24およびペイロード12の設計に応じて変更され得る。コネクタフレーム26の1つの非排他的な設計が、図1Bおよび図1Cを参照してより詳細に説明される。
1つ以上のリンク16C、1つ以上の関節16D、および/またはコネクタフレーム26は、総称して「可動部品」とも呼ばれ得ることに留意されたい。
さらに、コネクタフレーム26は、代替的に振動減衰アセンブリ24の一部として説明され得ることにも留意されたい。この説明では、コネクタフレーム26は、ロボット16のマウント16Bの近くの遠位リンクまたは遠位関節に物理的に接続され得る。
また、産業用ロボットアセンブリ14は、支持体18からある程度の振動外乱を受ける可能性があることに留意されたい。ロボットアセンブリ14の機械力学により、これらの振動の一部はコネクタフレーム26に伝達される。加えて、ロボットアセンブリ14自体が付加的な振動モードを追加し得る。さらにまた、空気流(すなわち、風)、音響ノイズ、およびケーブルまたはホースからの外乱力が物体12に対して作用する可能性がある。後述されるように、振動減衰アセンブリ24は、この振動が物体12に伝達されるのを抑制し、これらの外乱の影響を打ち消す。
センサアセンブリ20は、(i)ペイロード12の位置、速度、および/または加速度、および/または(ii)振動減衰アセンブリ24の1つ以上の構成要素の位置、および/または(iii)可動部品(例えば、ロボット16)の位置、速度、および/または加速度を感知し、ロボット16のリンクアクチュエータ16Eおよび振動減衰アセンブリ24を制御するために制御システム22によって使用されるフィードバックを提供する。センサアセンブリ20の設計は、リンクアクチュエータ16Eおよび振動減衰アセンブリ24を制御するための所望のフィードバックを提供するように変更され得る。例えば、ロボット16が6自由度でペイロード12を位置決めする場合、センサアセンブリ20が6自由度すべてに関するフィードバックを提供することが望ましいだろう。図1Aの非排他的な例では、センサアセンブリ20は、ターゲット表面28および/またはコネクタフレーム26に対して6自由度を有するペイロード12の位置に関するフィードバックを提供することができる。非排他的な例では、センサアセンブリ20は、1つ以上の波長で機能する1つ以上のカメラ、干渉計、または加速度計、超音波、渦電流、もしくは容量センサなどの非光学測定装置を含むことができる。
制御システム22は、機械10の構成要素を制御する。例えば、制御システム22は、(i)ペイロード12、(ii)ロボット16、(iii)センサアセンブリ20、および(iv)振動減衰アセンブリ24を制御することができる。制御システム22は、集中システムまたは分散システムであってもよい。
制御システム22は、例えば、CPU(中央処理装置)22Aおよび電子メモリ22Bを含み得る。制御システム22は、コンピュータプログラムを実行するCPUによって機械10の動作を制御する装置として機能する。制御システム22は、機械10の内部に配設されなくてもよく、例えば、機械10の外部のサーバなどとして配置されてもよい。この場合、制御システム22および機械10は、有線通信回線(ケーブル通信)、無線通信回線、またはネットワークなどの通信回線を介して接続され得る。さらに、プログラムに含まれる各処理および機能は、コンピュータによって実行され得るプログラムソフトウェアによって実行されてもよく、または各部の処理は、所定のゲートアレイ(FPGA)、ASIC、またはプログラムソフトウェアなどのハードウェアによって実行されてもよく、ハードウェア要素の一部を実現する部分的ハードウェアモジュールが混在して実装されてもよい。
制御システム22のためのプログラミングおよびハードウェアは、機械10が実行している所望のタスクを達成するように変更され得る。
振動減衰アセンブリ24は、ペイロード(物体)12をロボット(可動部品)16に(直接的または間接的に)接続し、ペイロード12とロボット16のコネクタフレーム26との間に延在する。さらに、振動減衰アセンブリ24は、ロボット16(例えば、コネクタフレーム26、リンク16C、関節16D、およびリンクアクチュエータ16E)および支持体18の振動がペイロード12に伝達されるのを低減(抑制)する。振動減衰アセンブリ24はまた、ペイロード12に対して作用する外乱力を打ち消すこともできる。その結果として、例えば、ロボットアセンブリ14は、振動減衰アセンブリ24とともに、ターゲット表面28に対してペイロード12をより正確に位置決めすることができる。振動減衰アセンブリ24のいくつかの異なる実装形態が本明細書に開示される。
振動減衰アセンブリ24の設計は、ペイロード12の設計および移動要件に適合するように変更され得る。代替の設計では、(i)ロボット16が1自由度でペイロード12を位置決めするように設計されている場合、振動減衰アセンブリ24は、少なくとも1自由度のペイロード12の振動を抑制するように設計されることが可能であり、(ii)ロボット16が2自由度でペイロード12を位置決めするように設計されている場合、振動減衰アセンブリ24は、少なくとも2自由度のペイロード12の振動を抑制するように設計されることが可能であり、(iii)ロボット16が3自由度でペイロード12を位置決めするように設計されている場合、振動減衰アセンブリ24は、少なくとも3自由度のペイロード12の振動を抑制するように設計されることが可能であり、(iv)ロボット16が4自由度でペイロード12を位置決めするように設計されている場合、振動減衰アセンブリ24は、少なくとも4自由度のペイロード12の振動を抑制するように設計されることが可能であり、(v)ロボット16が5自由度でペイロード12を位置決めするように設計されている場合、振動減衰アセンブリ24は、少なくとも5自由度のペイロード12の振動を抑制するように設計されることが可能であり、(vi)ロボット16が6自由度でペイロード12を位置決めするように設計されている場合、振動減衰アセンブリ24は、6自由度のペイロード12の振動を抑制するように設計されることが可能である。ロボット16および振動減衰アセンブリ24は、ロボット16の自由度が振動減衰アセンブリ24の自由度減衰とは異なるように設計され得ることに留意されたい。非排他的な例として、ロボット16は、1移動度を有するように設計されることが可能であり、振動減衰アセンブリ24は、1より大きい(例えば、2、3、4、5、または6)自由度の減衰を有するように設計されることが可能である。さらに別の例として、ロボット16は6自由度を有するように設計されることが可能であり、振動減衰アセンブリ24は、6より小さい(例えば、5、4、3、2、または1)自由度の減衰を有するように設計されることが可能である。
図1Aの非排他的な実装形態では、振動減衰アセンブリ24は、低剛性支持システム30およびアクチュエータシステム32を含む。この設計を用いると、正確な動作を実行する産業用ロボット16に高性能防振リストを提供する問題は、力制御性能を改善するために、能動的または受動的に制御された低剛性支持システム30と、能動的に制御された、ロボット16とペイロード12との間のアクチュエータシステム32とを含む振動減衰アセンブリ24を使用することによって解決される。この設計では、支持システム30およびアクチュエータシステム32は、ペイロード12を振動から隔離するために、並行して作用する。さらに、非排他的な例として、アクチュエータシステム32は、支持システム30よりも少なくとも2、5、8、または10倍速く振動に反応するように制御され得る。したがって、アクチュエータシステム32は、支持システム30よりも高い帯域幅を有することになる。あるいは、例えば、振動減衰アセンブリ24は、アクチュエータシステム32なしで、または支持システム30なしで設計されてもよい。
支持システム30は、支持システム30を能動的に調整するように制御システム22によって制御される支持体アジャスタ34(ボックスとして示されている)を含み得ることに留意されたい。支持体アジャスタ34は、以下でより詳細に説明される。
図1Bは、(i)コネクタフレーム26を有するマウント16Bを含むロボット16の一部、(ii)ペイロード12、および(iii)図1Aの振動減衰アセンブリ24の拡大斜視図である。この設計では、コネクタフレーム26は、振動減衰アセンブリ24およびペイロード12をロボット16に取り付けることができる。別の言い方をすれば、コネクタフレーム26、振動減衰アセンブリ24、およびペイロード12は、ロボット16または他の加工機械に追加することができるモジュールとして機能することができる。
図1Cおよび図1Dは、図1Aからのペイロード12および振動減衰アセンブリ24の一部の代替的な斜視図である。
上述のように、ペイロード12のサイズ、形状、および設計は変更され得る。図1B、図1C、および図1Dに示される非排他的な例では、ペイロード12は、略長方形箱形のペイロード本体12Aと、レーザビームを発射する略円筒形のレーザ出力12Bとを含むレーザ装置である。例えば、レーザ出力12Bは、1つ以上の光ファイバおよび/またはレンズを含むことができる。さらに、ペイロード12は、ペイロード重心12C(図1Cおよび図1Dにおいて小さな破線の十字で示されている)を有する。ペイロード重心12は、ペイロードまたは物体の重心とも呼ぶことができる。
図1B~図1Dの実装形態では、長方形のペイロード本体12Aは6つの剛性側面を含み、これらは説明の便宜上、(i)第1のペイロード側面13A、(ii)第2のペイロード側面13B、(iii)第3のペイロード側面13C、(iv)第4のペイロード側面13D、(v)第5のペイロード側面13E、および(vi)第6のペイロード側面13Fでラベル付けされ得る。この例では、第2のペイロード側面13Bは第1のペイロード側面13Aと対向して離間しており、第3、第4、第5、および第6のペイロード側面13C~13Fは第1のペイロード側面13Aと第2のペイロード側面13Bとの間に延在する。
図1Eは、図1Aのコネクタフレーム26および振動減衰アセンブリ24の一部の斜視図である。
図1Bおよび図1Eを参照すると、この実装形態では、コネクタフレーム26は、ペイロード12の振動減衰のために支持システム30およびアクチュエータシステム32を支持および位置決めするための剛性構造を提供する。さらに、コネクタフレーム26は、支持システム30およびアクチュエータシステム32をロボット16に直接かつ物理的に接続する。
図1Bおよび図1Eの非排他的な実装形態では、コネクタフレーム26は、幾分開いた長方形の剛性フレーム形状であり、6つの剛性側面を含み、これらは説明の便宜上、(i)第1のフレーム側面26A、(ii)第2のフレーム側面26B、(iii)第3のフレーム側面26C、(iv)第4のフレーム側面26D、(v)第5のフレーム側面26E、および(vi)第6のフレーム側面26Fでラベル付けされ得る。この例では、(i)第1のフレーム側面26Aは第2のフレーム側面26Bと対向して離間しており、(ii)第5のフレーム側面26Eおよび第6のフレーム側面26Fは第1のフレーム側面26Aと第2のフレーム側面26Bとの間に延在し、(iii)第3のフレーム側面26Cおよび第4のフレーム側面26Dは第5のフレーム側面26Eと第6のフレーム側面26Fとの間に延在する。この非排他的な実装形態では、コネクタフレーム26はペイロード12を取り囲む。
上述のように、図1B~図1Eを参照すると、振動減衰アセンブリ24は、能動的に制御された低剛性支持システム30と、能動的に制御されたアクチュエータシステム32とを含むことができる。これらのシステム30、32の各々の設計は、ペイロード12の所望の振動減衰を達成するために変更され得る。
能動的に制御された低剛性支持システム30は、コネクタフレーム26とペイロード12との間に延在する。この設計では、支持システム30は、ペイロード12の質量を支持し、ペイロード12を高周波の外部外乱から隔離する。支持システム30の設計は変更することができる。例えば、支持システム30は、コネクタフレーム26とペイロード12との間に直接延在する1つ以上の低剛性支持体36を含むことができ、支持体アジャスタ34(図1Aに示される)は、低剛性支持体36のうちの1つ以上を選択的に調整することができる。ペイロード12と支持システム30との間の結合は、接触型結合であっても非接触型結合であってもよい。ペイロード12は、支持システム30によって間接的に支持されてもよい。例えば、ペイロード12は、磁力、吸引力、または他のタイプの力によって浮揚および支持されてもよい。あるいは、ペイロード12と支持システム30との間にもう1つの他の構成要素が配置されてもよく、このような構成要素はペイロード12と結合し得る。
図1B~図1Eの非排他的な実装形態では、支持システム30は、コネクタフレーム26とペイロード12との間に各々延在する離間した低剛性支持体36を含む。この設計では、6つのペイロード側面の各々に1つの支持体36がある。便宜上、これらの支持体36は、(i)第1のフレーム側面26Aと第1のペイロード側面13Aとの間に延在する第1の支持体36A、(ii)第2のフレーム側面26Bと第2のペイロード側面13Bとの間に延在する第2の支持体36B、(iii)第3のフレーム側面26Cと第3のペイロード側面13Cとの間に延在する第3の支持体36C、(iv)第4のフレーム側面26Dと第4のペイロード側面13Dとの間に延在する第4の支持体36D、(v)第5のフレーム側面26Eと第5のペイロード側面13Eとの間に延在する第5の支持体36E、および(vi)第6のフレーム側面26Fと第6のペイロード側面13Fとの間に延在する第6の支持体36Fでラベル付けされ得る。
この設計では、(i)第1の支持体36Aおよび第2の支持体36Bはペイロード重心12Cを通るZ軸に沿って位置合わせされ、(ii)第3の支持体36Cおよび第4の支持体36Dはペイロード重心12Cを通るY軸に沿って位置合わせされ、(iii)第5の支持体36Eおよび第6の支持体36Fはペイロード重心12Cを通るX軸に沿って位置合わせされる。この設計を用いて、6つの支持体36A~36Fは、ペイロード重心12Cと位置合わせされ、支持システム30は、X軸、Y軸、およびZ軸に沿ってペイロード重心12Cを通ってペイロード12を支持する。別の言い方をすれば、支持体36は、それらの力がペイロード12の重心12Cを通って作用するように位置決めされる。
各支持体36の設計は変更することができる。例えば、各支持体36は、流体または空気バルーン、ガススプリング、ピストン、またはベローズであり得る。非排他的な一実装形態では、各支持体36は、(i)空気圧流体で満たされた適応型空気圧チャンバ38A、(ii)チャンバ38Aをペイロード12に接続する第1の支持パッド38B、および(iii)チャンバ38Aをコネクタフレーム26に接続する第2の支持パッド38Cを含むことができる。さらに、支持体36のうちの1つ以上(例えば、各々)は、それぞれの空気圧チャンバ38A内の空気圧流体の圧力を感知する圧力センサ(図示せず)を含むことができる。支持体36は代替的に、ショックアブソーバ、バッファ、バンパ、またはダンパと呼ぶことができる。
この設計を用いると、各支持体36の圧力センサは、各支持体36内の圧力に関するフィードバックを制御システム22(図1Aに示される)に提供することができ、制御システム22は、各支持体36のチャンバ38A内の圧力を個別に能動的に調整および制御するように、支持体アジャスタ34(図1Aに示される)を能動的に制御することができる。各チャンバ38A内の空気圧流体の圧力のこの能動的制御はまた、各支持体36によって生じた力を能動的に制御する。支持体アジャスタ34は、各チャンバ38A内の圧力の制御に対する制御システム22の制御下で、各チャンバ38Aに対して空気圧流体を追加および除去するための1つ以上の電子レギュレータ、サーボ弁、ポンプ、およびリザーバを含むことができる。
この設計を用いて、コネクタフレーム26に伝達された外部外乱は、コネクタフレーム26を移動させる。コネクタフレーム26の移動は、チャンバ38Aのうちの1つ以上の圧力を変化(変動)させる。圧力センサはこれらの変化を検出することができ、フィードバックは、外部外乱がペイロード12に伝達されるのを抑制するように各チャンバ38A内の圧力を個別に制御する(例えば、圧力変動を最小限に抑える)ように支持体アジャスタ34を制御するために使用される。さらに、支持体アジャスタ34は、ロボット16が重力に対して任意の角度で物体12を配向することによって引き起こされる重力ベクトルの変化に対処するように、各チャンバ38A内の圧力を個別に制御することができる。代替的または付加的に、以下で記載されるアクチュエータシステム32は、重力ベクトルの変化に対処することができる。
任意選択の能動的に制御されたアクチュエータシステム32は、ロボット16のコネクタフレーム26とペイロード12との間に延在する。この設計では、アクチュエータシステム32は、ペイロード12を外部外乱からさらに隔離するために、ペイロード12に対する1つ以上の制御可能な力を能動的に生成する。制御システム22(図1Aに示される)は、外部外乱および内部外乱を打ち消すように、センサアセンブリ20(図1Aに示される)からのフィードバックを使用してアクチュエータシステム32を能動的に制御することができる。アクチュエータシステム32は、より高い帯域幅の外乱の減衰を提供する。
アクチュエータシステム32の設計は変更することができる。例えば、アクチュエータシステム32は、コネクタフレーム26とペイロード12との間に延在する1つ以上のアクチュエータ40を含むことができる。さらに、アクチュエータ40のうちの1つ以上は、低剛性支持体36のうちの1つ以上と並行して作用することができる。加えて、アクチュエータシステムは、システムに力を加えるために、慣性反動質量を利用してもよい。
図1B~図1Eの非排他的な実装形態では、アクチュエータシステム32は、コネクタフレーム26とペイロード12との間に各々延在する6つの離間したアクチュエータ40を含む。便宜上、これらのアクチュエータ40は、(i)第2のフレーム側面26Bと第2のペイロード側面13Bとの間に延在する第1のアクチュエータ40A、(ii)第3のフレーム側面26Cと第3のペイロード側面13Cとの間に延在する第2のアクチュエータ40B、(iii)第3のフレーム側面26Cと第3のペイロード側面13Cとの間に延在する第3のアクチュエータ40C、(iv)第6のフレーム側面26Fと第6のペイロード側面13Fとの間に延在する第4のアクチュエータ40D、(v)第6のフレーム側面26Fと第6のペイロード側面13Fとの間に延在する第5のアクチュエータ40E、および(vi)第6のフレーム側面26Fと第6のペイロード側面13Fとの間に延在する第6のアクチュエータ40Fでラベル付けされ得る。
この設計では、(i)第1のアクチュエータ40Aは、ペイロード12に対してZ軸に沿った制御可能な力を生成し、(ii)第2のアクチュエータ40Bおよび第3のアクチュエータ40Cは、ペイロード12に対してY軸に沿った別個の個別に制御可能な力を各々生成し、(iii)第4のアクチュエータ40D、第5のアクチュエータ40E、および第6のアクチュエータ40Fは、ペイロード12に対してX軸に沿った別個の個別に制御可能な力を各々生成する。
さらに、第2のアクチュエータ40Bおよび第3のアクチュエータ40Cによって生成されたY軸力はZ軸に沿って(例えば、ペイロード重心12Cの両側に)離間しており、Y軸力は、X軸の周りのペイロード12に対する制御可能な回転力を生成するために使用され得る。また、第4のアクチュエータ40Dおよび第5のアクチュエータ40Eによって生成されたX軸力はY軸に沿って(例えば、ペイロード重心12Cの両側に)離間しており、これらのX軸力は、Z軸の周りのペイロード12に対する制御可能な回転力を生成するために使用され得る。幾分同様に、第4のアクチュエータ40Dおよび第6のアクチュエータ40Fによって生成されたX軸力はZ軸に沿って(例えば、ペイロード重心12Cの両側に)離間しており、これらのX軸力は、Y軸の周りのペイロード12に対する制御可能な回転力を生成するために使用され得る。この設計を用いると、アクチュエータ40は、6自由度でペイロード12を位置決めするように制御され得る。
各アクチュエータ40の設計は変更することができる。例えば、各アクチュエータ40は、ボイスコイルアクチュエータ、リニアアクチュエータ、回転アクチュエータ、可変リラクタンスアクチュエータ、または他のタイプのアクチュエータであってもよい。非排他的な一実装形態では、各アクチュエータ40は、(i)磁石アレイ42A、(ii)磁石アレイ42Aを保持する磁石ブラケット42B、(iii)導体アレイ42C、および(iv)導体アレイ42Cを保持する導体ブラケット42Dを含むボイスコイルアクチュエータである。
図1B~図1Eでは、(i)磁石アレイ42Aおよび磁石ブラケット42Bは、ペイロード12に固定されてこれとともに移動し、(ii)導体アレイ42Cおよび導体ブラケット42Dはコネクタフレーム26に固定されてこれとともに移動する。あるいは、アクチュエータ40ごとに、導体アレイ42Cはペイロード12に接続されることが可能であり、磁石アレイ42Aはコネクタフレーム26に接続されることが可能である。
また、図1B~図1Eの非排他的な実装形態では、(i)磁石アレイ42Aは、1対の離間した磁石セットを含み、(ii)磁石ブラケット42Bは、略「U」字形の断面を有し、(iii)導体アレイ42Cは単一の導体アレイを含み、(iv)導体ブラケット42Dは、略「T」字形の断面を有する。しかしながら、他の設計も可能である。
付加的に、センサアセンブリ20(図1Aに示される)は、(i)各アクチュエータ40の磁石アレイ42Aおよび導体アレイ42Cの相対位置、速度、加速度、および/または(ii)何科に対するペイロード12の6自由度姿勢を測定、および/または(iii)可動部品の相対位置、速度、加速度を測定するセンサ(図示せず)を含むことができる。
センサの数および/またはセンサの位置は変更することができる。この設計を用いると、センサアセンブリ20は、ペイロード12の位置および/または可動部品の位置に関するフィードバックに加えて、アクチュエータ40の磁石アレイ42Aおよび導体アレイ42Cの相対位置に関するフィードバックを生成することができる。このフィードバックは、各アクチュエータ40によって生成された力を個別に能動的に調整するようにアクチュエータ40を能動的に制御(直流電流)するために、制御システム22(図1Aに示される)によって使用され得る。各アクチュエータ40による力のこの能動的制御は、制御システム22の制御下でペイロード12の位置を常に維持するために使用され得る。
センサアセンブリ20は、磁石アレイ42Aおよび導体アレイ42Cの相対位置を測定することに限定されないことに留意されたい。例えば、センサアセンブリ20は、可動部品に対するペイロード12の6自由度姿勢を測定するために配置された1つ以上のセンサを含むことができる。ペイロード12の6自由度姿勢を監視するために必要とされるセンサの数およびセンサの位置は、変更することができる。フィードバックは、各アクチュエータ40による力を能動的に制御するために使用され得る。
本明細書で提供されるように、コネクタフレーム26に伝達された外部外乱は、コネクタフレーム26を移動させる。同時に、各アクチュエータ40による力は、ペイロード12の所望の位置を維持するように能動的に調整され得る。この設計を用いると、力制御性能を改善するように、複数の高帯域幅のアクチュエータ40を制御することができる。これらのアクチュエータ40からの力は、支持体36内の空気圧を制御することと併せて、またはその代わりに使用され得る。
したがって、ペイロード12の高精度で安定した動作を提供するために、振動減衰アセンブリ24は、ロボット16の望ましくない振動および位置決め誤差から隔離しながら、ならびにペイロード12上の外部外乱を打ち消しながら、ロボット16がペイロード12を空間内に位置決めすることを可能にする。
図1A~図1Eに示される実装形態では、支持体36およびアクチュエータ40は、ペイロード12に直接固定されることに留意されたい。あるいは、振動減衰アセンブリ24は、支持体36および/またはアクチュエータ40をペイロード12に結合(固定)する第2のコネクタフレーム(図1A~図1Eには図示せず)を含むことができる。
さらに、図1A~図1Eに示される実装形態では、低剛性支持体36は、3つの垂直な軸と平行に配置され、および/またはアクチュエータ40は、3つの垂直な軸と平行に配置されている。
図2は、(i)マウント216Bを含むロボット216の一部、(ii)マウント216Bにおけるコネクタフレーム226、(ii)ペイロード212、および(iii)振動減衰アセンブリ224の別の実施形態の簡略斜視図である。この実装形態では、コネクタフレーム226、ペイロード212、および振動減衰アセンブリ224は非常に類似しているが、上述の対応する構成要素とはわずかに異なっている。
この実施形態では、振動減衰アセンブリ224は、アクチュエータシステムではなく支持システム230を含む。しかしながら、この設計は、アクチュエータシステムを含むように修正され得る。
図2では、支持システム230は、ペイロード側面213A、213C、213Dのうちの1つ以上のための複数の支持体236A~236Dを含む。例えば、支持システム230は、(i)第1のフレーム側面226Aと第1のペイロード側面213Aとの間に延在する2つの離間した第1の支持体236A、(ii)第2のフレーム側面226Bと第2のペイロード側面(不可視)との間に延在する4つの離間した第2の支持体236B(1つのみが部分的に見える)、(iii)第3のフレーム側面226Cと第3のペイロード側面213Cとの間に延在する2つの離間した第3の支持体236C、および(iv)第4のフレーム側面226Dと第4のペイロード側面213Dとの間に延在する2つの離間した第4の支持体236Dを有するように設計されることが可能である。この設計では、ペイロード212の2つの側面は支持システム230と係合していない。この構成は、振動減衰アセンブリ224の回転剛性を制御することを可能にする。
この設計では、支持体236A~236Dは、上述の対応する構成要素と同様であってもよく、支持体アジャスタ34(図1Aに示される)は、支持体236A~236Dの各々の圧力を個別に制御するように制御され得る。
図2の実装形態では、支持体236A~236Dは、ペイロード212に直接固定されている。あるいは、振動減衰アセンブリ224は、支持体236A~236Dをペイロード12に結合(および固定)する第2のコネクタフレーム(図2には図示せず)を含むことができる。
図2の実装形態では、コネクタフレーム226はペイロード212を取り囲んでいない。
図3Aは、ペイロード312を含む機械310と、ロボット316、センサアセンブリ320(ボックスとして示されている)、制御システム322(ボックスとして示されている)、および振動減衰アセンブリ324を含むロボットアセンブリ314の別の実装形態の簡略斜視図である。この実装形態では、ロボット316、センサアセンブリ320、および制御システム322は、上述の図1A~図1Eに示される対応する構成要素と同様である。
しかしながら、この実装形態では、ペイロード312および振動減衰アセンブリ324がわずかに異なっている。この実装形態では、振動減衰アセンブリ324はやはり、アセンブリ314および/または支持体18(図1Aに示される)の振動がペイロード312に伝達されるのを抑制するように独自に設計されている。
代替の非排他的な例として、振動減衰アセンブリ324は、従来の加工機械(例えば、レーザ加工機械、またはマシニングセンタなどの工作機械)、輸送機械、または本明細書に記載される機械のいずれかで使用され得る。この設計では、ペイロード312は、物体と呼ぶことができる。ペイロード312は、上述のように、機械の一部であると見なされ得ることに留意されたい。
図3Bは、図3Aのペイロード312、振動減衰アセンブリ324、およびロボット316の一部の斜視図である。この実装形態では、ペイロード本体312Aは、多角形の断面形状を有する。さらに、振動減衰アセンブリ324はペイロード312をロボット316に接続し、振動減衰アセンブリ324はペイロード312を取り囲んでいない。したがって、同じ振動減衰アセンブリ324設計を、多くの異なるペイロード312(または他の物体)とともに使用することができ、ペイロード312を振動減衰アセンブリ324に取り付けることおよび取り外すことがより容易である。
図3Bの実装形態では、振動減衰アセンブリ324は、第1のコネクタフレーム326、第2のコネクタフレーム327、能動的に制御された低剛性支持システム330、および能動的に制御されたアクチュエータシステム332を含む。あるいは、例えば、振動減衰アセンブリ324は、アクチュエータシステム332なしで設計されてもよい。
この設計では、第1のコネクタフレーム326は、振動減衰アセンブリ324、第2のコネクタフレーム327、およびペイロード312をロボット316に取り付けることができる。別の言い方をすれば、第1のコネクタフレーム326、振動減衰アセンブリ324、第2のコネクタフレーム327、およびペイロード312は、ロボット316または他の加工機械に選択的に追加され得るモジュールとして機能することができる。
第1のコネクタフレーム326は、ロボット316の一部であるものとして代替的に説明されることが可能であり、第2のコネクタフレーム327は、ペイロード312の一部であるものとして説明されることが可能であることにも留意されたい。
さらに代替的に、第2のコネクタフレーム327は省略することができ、支持システム330およびアクチュエータシステム332はペイロード本体312Aに直接取り付けられることが可能である。
第1のコネクタフレーム326は、(i)支持システム330およびアクチュエータシステム332を支持し、(ii)支持システム330およびアクチュエータシステム332をロボット316に接続し、(iii)ペイロード312の振動減衰のために支持システム330およびアクチュエータシステム332を適切に位置決めするための剛性構造を提供する。第1のコネクタフレーム326の設計は、支持システム330およびアクチュエータシステム332の設計に応じて変更することができる。
図3Bでは、第1のコネクタフレーム326は、幾分開いた多角形フレームの形状であり、説明の便宜上、(i)第1のフレーム側面326A、(ii)第2のフレーム側面326B、(iii)第3のフレーム側面326C、(iv)第4のフレーム側面326D、(v)第5のフレーム側面326E、および(vi)第6のフレーム側面(図3Bには図示せず)でラベル付けされ得る6つの剛性側面と、上フレーム側面326Gとを含む。この例では、(i)上フレーム側面326Gはロボット316に接続され、(ii)第1のフレーム側面326Aは、支持システム330の一部を保持するための片持ち領域326Hを含む。
第2のコネクタフレーム327の設計もまた、支持システム330およびアクチュエータシステム332の設計に応じて変更することができる。図3Cは、ロボット316の一部、および第1のコネクタフレーム326のない振動減衰アセンブリ324(図3Bに示される)の斜視図である。図3Dは、ペイロード312、および第1のコネクタフレーム326のない振動減衰アセンブリ324(図3Bに示される)の斜視図である。
図3B~図3Dを参照すると、第2のコネクタフレーム327は、支持システム330およびアクチュエータシステム332を支持してペイロード312に接続するための剛性構造を提供する。第2のコネクタフレーム327の設計は、支持システム330およびアクチュエータシステム332の設計に応じて変更することができる。非排他的な一実装形態では、第2のコネクタフレーム327は、幾分開いた多角形フレームの形状であり、説明の便宜上、(i)第1の壁327A(ii)第2の壁327B、(iii)第3の壁327C、(iv)第4の壁327D、(v)第5の壁327E、および(vi)第6の壁327Fでラベル付けされ得る6つの剛性側面と、上壁アセンブリ327Gとを含む。この例では、(i)上壁アセンブリ327Gは、複数の離間したパッドを含み、(ii)第1の壁327Aは、支持システム330の一部を保持するための片持ち領域327Hを含む。また、第2のコネクタフレーム327は、中間壁3271を含むことができる。
この設計を用いると、支持システム330およびアクチュエータシステム332はペイロード312ではなく第2のコネクタフレーム327に直接固定されるので、ペイロード312は、振動減衰アセンブリ326に容易に直接取り付けられることまたは取り外されることが可能である。さらに、ペイロード312は、振動減衰アセンブリ326に干渉することなく容易に変更/交換することができる。
図3Eは、ロボット316および支持アセンブリ330の一部の側面図である。図3Fは、ロボット316および支持アセンブリ330の一部の底面図である。図3Gは、ロボット316および支持アセンブリ330の一部の斜視図である。図3E~図3Gは各々、支持アセンブリ330の位置決めを示すために三角形または四面体の輪郭を含むことに留意されたい。この輪郭は、設計の一部ではない。
図3B~図3Gを参照すると、能動的に制御された低剛性支持システム330は、第1のコネクタフレーム326と第2のコネクタフレーム327との間に延在する。さらに、支持システム330は、第2のコネクタフレーム327およびペイロード312の質量を支持し、ペイロード312を高周波の外部外乱から隔離する。
図3B~図3Gの非排他的な実装形態では、支持システム330は、第1のコネクタフレーム326と第2のコネクタフレーム327との間に各々延在する4つの離間した低剛性支持体336を含む。この設計では、4つの空気圧支持体336は、ペイロード重心350(図3Fおよび図3Gにおいて小さな破線の十字で示されている)を指し示す四面体ベースの構成で配置されている。ペイロード重心350は、(この例では)ペイロード312、第2のコネクタフレーム327、第2のコネクタフレーム327に固定された空気圧支持体336の部分(例えば、可動部材)、および第2のコネクタフレーム327に固定されたアクチュエータ340の部分を含む、ペイロード全体の重心である。例えば、各支持体336は、それ自体のアライメント軸337を有することができる。四面体ベースの構成では、第2のコネクタフレーム327は、各支持体336のアライメント軸337が仮想四面体の異なる面に垂直になり、各アライメント軸337がペイロード重心350を通って延在するように支持体336を保持するように設計される。この実装形態では、第2のコネクタフレーム327は、その力が仮想四面体の面のうちの別個の1つに垂直になるように支持体336の各々が位置決めされるように設計されている。より具体的には、(i)第1の支持体336Aは、仮想四面体の第1の面に垂直にペイロード重心350を通ってその力を向けるように位置決めされ、(ii)第2の支持体336Bは、仮想四面体の第2の面に垂直にペイロード重心350を通ってその力を向けるように位置決めされ、(iii)第3の支持体336Cは、仮想四面体形状の第3の面に垂直にペイロード重心350を通ってその力を向けるように位置決めされ、(iv)第4の支持体336Dは、仮想四面体の第4の面に垂直にペイロード重心350を通ってその力を向けるように位置決めされる。この設計では、仮想四面体の面に垂直に軸337を位置合わせすることで、任意の2つの支持体336間の角度が同じになるように支持体336が配向されることを保証する。支持体336は、仮想四面体の面に配置される必要はなく、四面体の位置は無関係であることに留意されたい。代わりに、支持体336の各々のアライメント軸337は、四面体の面に垂直である必要がある。言い換えると、仮想四面体は、各支持体336の角度方向を確立する方法である。要するに、この設計を用いると、事実上、支持体336のアライメント軸337は、単一の位置(例えば、ペイロード重心350)に向けて配向される。その結果として、4つの支持体336は対称的に位置決めされ、その力はペイロード重心350を通って作用する。この設計を用いると、仮想四面体の位置は、ペイロード重心350の位置に応じて変化する。
あるいは、ペイロード重心350は、四面体の中心から外れて位置してもよく、または四面体の境界内に位置してもよい。しかしながら、支持体336は、四面体以外の配置で構成されてもよいことに留意されたい。例えば、支持体336の数が4よりも多い場合、支持体336は、その面の数を有する多面体の面に垂直な軸337を有するように構成され得る。他の例では、支持体336は、その間の角度が等しくなく、10、20、30、または50パーセント未満だけ変化するように構成され得る。
便宜上、これらの支持体336は、(i)第1のコネクタフレーム326の第1のフレーム側面326Aと第2のコネクタフレーム327の第1の壁327Aとの間に延在する第1の支持体336A、(ii)第1のコネクタフレーム326の第3のフレーム側面326Cと第2のコネクタフレーム327の第3の壁327Cとの間に延在する第2の支持体336B、(iii)第1のコネクタフレーム326の第5のフレーム側面326Eと第2のコネクタフレーム327の第5の壁327Eとの間に延在する第3の支持体336C、および(iv)第1のコネクタフレーム326の上フレーム側面326Gと第2のコネクタフレーム327の上壁アセンブリ327Gとの間に延在する第4の支持体336Dでラベル付けされ得る。
各支持体336の設計は、上述の空気圧支持体36と同様であり得る。さらに、支持体336のうちの1つ以上(例えば、各々)は、それぞれの空気圧チャンバ内の空気圧流体の圧力を感知する圧力センサ(図示せず)を含むことができる。
この設計を用いると、各支持体336用の圧力センサは、支持体336の圧力に関するフィードバックを制御システム322(図3Aに示される)に提供することができ、制御システム322は、各支持体336内の圧力を個別に能動的に調整および制御するように、支持体アジャスタ334(図3Aに示される)を能動的に制御することができる。圧力のこの能動的制御はまた、各支持体336によって生じた力を能動的に制御する。
その結果として、第1のコネクタフレーム326に伝達された外部外乱は、第1のコネクタフレーム326を移動させる。第2のコネクタフレーム327に対するコネクタフレーム326の移動は、支持体336内の圧力を変化(変動)させる。圧力センサはこれらの変化を検出することができ、フィードバックは、外部外乱が第2のコネクタフレーム327に、ひいてはペイロード312に伝達されるのを抑制するように各支持体336内の圧力を個別に制御する(例えば、圧力変動を最小限に抑える)ように支持体アジャスタ334を制御するために使用される。
幾分同様に、任意選択の能動的に制御されたアクチュエータシステム332は、第1のコネクタフレーム326と第2のコネクタフレーム327との間に延在する。図3B~図3Cの非排他的な実装形態では、アクチュエータシステム332は、第1のコネクタフレーム326と第2のコネクタフレーム327との間に各々延在する6つの離間したアクチュエータ340を含む。便宜上、これらのアクチュエータ340は、(i)第2のコネクタフレーム327の第6の壁327Fと第1のコネクタフレーム326の第6のフレーム側面326Fとの間でX軸に沿って延在する第1のアクチュエータ340A、(ii)第2のコネクタフレーム327の中間壁3271と第1のコネクタフレーム326との間でY軸に沿って延在する第2のアクチュエータ340Bおよび第3のアクチュエータ340C、(iii)第2のコネクタフレーム327の上壁アセンブリ327Gと第1のコネクタフレーム326の上フレーム側面326Gとの間でZ軸に沿って延在する第4のアクチュエータ340D、第5のアクチュエータ340E、および第6のアクチュエータ340Fでラベル付けされ得る。
この設計では、(i)第1のアクチュエータ340Aは、第2のコネクタフレーム327に対してX軸に沿った制御可能な力を生成し、(ii)第2のアクチュエータ340Bおよび第3のアクチュエータ340Cは、第2のコネクタフレーム327に対してY軸に沿った別個の個別に制御可能な力を各々生成し、(iii)第4のアクチュエータ340D、第5のアクチュエータ340E、および第6のアクチュエータ340Fは、第2のコネクタフレーム327に対してZ軸に沿った別個の個別に制御可能な力を各々生成する。
さらに、第2のアクチュエータ340Bおよび第3のアクチュエータ340Cによって生成されたY軸力はX軸に沿って離間しており、したがってY軸力は、Z軸の周りのペイロード12に対する制御可能な回転力を生成するために使用され得る。また、第4のアクチュエータ340D、第5のアクチュエータ340E、および第6のアクチュエータ340Fによって生成されたZ軸力は、離間しており、X軸の周りおよびY軸の周りのペイロード12に対する制御可能な回転力を生成するために使用され得る。この設計を用いると、アクチュエータ340は、6自由度で第2のコネクタフレーム327およびペイロード312を位置決めするように制御され得る。
各アクチュエータ340の設計は、上述の対応する構成要素と幾分同様であり得る。非排他的な一実装形態では、各アクチュエータ340は、(i)第1のコネクタフレーム326に固定された第1のアクチュエータ構成要素342A、および(ii)第2のコネクタフレーム327に固定された第2のアクチュエータ構成要素342Bを含むボイスコイルアクチュエータである。この設計では、アクチュエータ構成要素342A、342Bのうちの1つは磁石アレイを含むことができ、他方のアクチュエータ構成要素342B、342Aは導体アレイを含むことができる。例えば、導体アレイは環状形状であってもよく、磁石アレイは1対の離間した環状形状の磁石セット(図示せず)を含むことができる。
この設計を用いると、センサアセンブリ320(図3Aに示される)は、ペイロード312の位置および/または可動部品の位置、および/または慣性基準位置に関するフィードバックを制御システム322(図3Aに示される)に提供することができ、制御システム322は、各アクチュエータ340によって生成された力を個別に能動的に調整するようにアクチュエータ340を能動的に制御(直流電流)することができる。各アクチュエータ340による力のこの能動的制御は、制御システム322の制御下でペイロード312の位置を迅速に維持するために使用され得る。
本明細書で提供されるように、図1A、図2、および図3Aを参照すると、ロボット16、216、316が異なる方向にペイロード12、212、312を回転させると、制御システム22、322は、ペイロード12、212、312に対して作用する重力を打ち消すために各支持体36、236、336から必要な力を計算することができる。各支持体36、236、336に供給される圧力は、計算された量と一致するように、支持体アジャスタ34、334の電子レギュレータによって変更される。制御システム22、322はまた、ペイロードに所望の加速度を提供するために必要とされる力も計算することができる。
制御システム22、322の設計は、振動減衰アセンブリ24、224、324の所望の特性を達成するために変更することができる。非排他的な一実装形態では、制御システム22、322は、ペイロード12、312を正確に位置決めするように振動減衰アセンブリ24、324を制御するために、図4に示される制御ブロック図422に従って実装されてもよい。図4を参照すると、制御ブロック図422の2つの特徴は、(i)支持体436によって生成された力の測定誤差を補正するためにアクチュエータ440が使用されること、および(ii)アクチュエータ440によって生成されたアクチュエータ値からの一定の低周波成分が、支持体436の調整(制御)のために支持体アジャスタ434にフィードフォワードされることである。
図4では、制御ブロック図422は、フィードバック制御ループ460、フィードフォワード制御パス462、および低剛性支持体補償パス464を含む。ブロック図422の左側から開始して、特定の瞬間におけるペイロード412の(X軸、Y軸、およびZ軸に沿った、およびX軸、Y軸、およびZ軸の周りの)所望の軌道は、ブロック466を対象とする。
フィードバック制御ループ460について、ペイロード412の実際の(測定された)位置468が、センサアセンブリ20、320(図1A、図3Aに示される)によって測定される。実際の位置468が所望の軌道466と比較され、誤差信号が生成される。誤差信号は、後続の誤差を補正するために必要なX、Y、および/またはZ軸に沿った、またはこれらの周りのフィードバック力(「FB力」)コマンド(例えば、ペイロード412を所望の軌道に移動させるのに必要な力)を生成するために、フィードバックコントローラ470(例えば、PI+Leadコントローラ)に供給され得る。
フィードフォワード制御パス462については、所望の軌道466は、X、Y、および/またはZ軸に沿った、またはこれらの周りのフィードフォワード力(「FF力」)コマンドを生成するために、フィードフォワードコントローラ472(例えば、所望の加速度および速度に比例する信号の和)に供給される。
フィードフォワード力コマンドには、合計力コマンド(「合計力」)を作成するために、フィードバック力コマンドが加算される。
低剛性支持体補償ループ464については、所望の軌道466は、ペイロード412に対する重力の影響を補償するのに必要なX、Y、および/またはZ軸に沿った、またはこれらの周りの低剛性支持体436のためのフィードフォワード支持力(「FF支持力」)コマンドを生成するために、フィードフォワードコントローラ474(例えば、予想される重力方向の運動学計算)に供給される。次に、フィードバック制御ループ460およびフィードフォワードパス462からの合計力コマンドは、ローパスフィルタ475を通って配向され、フィードフォワード支持力コマンドと組み合わされ、低剛性支持体30、330のための圧力コマンドが生成される。
図4の例では、低剛性支持体補償ループ464は、支持フィードバックループ476を含む。このループ476では、ブロック478において、各低剛性支持体436内の圧力が測定される。測定された空気圧信号は、圧力誤差を生成するために圧力コマンドと組み合わされる。次に、圧力誤差は支持コントローラ480(例えば、PIコントローラ)に向けられ、これは、支持体436内の圧力を制御する支持体アジャスタ(すなわち、電子レギュレータ)434を制御する。支持体436内の圧力は、ペイロード412に対する各支持体436のための空気圧力を生成する。
フィードバック制御ループ460に戻ると、低剛性支持体補償ループ464からの圧力誤差は、合計力コマンドと組み合わされ、ペイロード412に対する各アクチュエータ440のためのアクチュエータ力を生成するために、アクチュエータ440に向けられる電流を決定する増幅器482に向けられる。
この設計を用いて、アクチュエータ力および空気圧力は、所望の軌道に従ってペイロード412を移動させることができる合力をペイロード412に印加する。ブロック484は、ペイロード412の慣性がどのようにしてペイロード412の位置を印加された力の合計として決定するかを表す。
低剛性支持体補償ループ464からの圧力誤差はフィードバック制御ループ460に向けられるので、アクチュエータ440は、支持体436によって生成された力の測定誤差(空気圧誤差)を補正するために使用されることに留意されたい。具体的にはこれは、アクチュエータ440のより速い反応が支持体436の空気圧制御の比較的遅い反応を補償することを可能にする。さらに、フィードバック制御ループ460からの合計力がローパスフィルタ475を通じて低剛性支持体補償ループ464にフィードフォワードされるので、支持体436は、アクチュエータ440によって生成されたアクチュエータ力の一定の低周波成分を調整するために使用され、これにより、アクチュエータ440の消費電力、熱放散、および他の影響を低減する。本明細書で使用される際に、特定の実装形態では、低周波数は、1、3、5、8、または10ヘルツ未満の周波数を意味するものとする。
図5A~図5Dは、第1のコネクタフレーム526の別の異なる実装形態の代替的な斜視図であり、図5E~図5Hは、対応する第2のコネクタフレーム527の代替的な斜視図である。図示されるコネクタフレーム526、527は、上述の図3Bに示される対応する構成要素とは形状がわずかに異なることに留意されたい。しかしながら、図5A~図5Dでは、コネクタフレーム526、527は、やはり四面体構成の支持体336(図3Bに示される)およびアクチュエータ340(図3Bに示される)によって接続されるように構成されている。
図6は、機械610の別の実装形態の簡略側面図である。この実装形態では、機械610は、車両611(例えば、無人搬送車(AGV)または空中ドローン)、ロボットアーム616、およびロボットアーム616を航空車両611に結合する振動減衰アセンブリ624(ボックスとして示されている)を含む。振動減衰アセンブリ624は、上述の対応するアセンブリと同様であってもよく、振動減衰アセンブリ624は、航空車両611がロボットアーム616および機械610によって位置決めされているペイロード612に伝達されるのを抑制する。図6では、ペイロード612は、ターゲット表面628にビームを向けるレーザである。あるいは、機械610は、他のタイプのペイロード612を位置決めする。さらに、車両611は、水上、水中、または水陸両用車両など、他のタイプの車両であってもよい。
図7は、機械710のさらに別の実装形態の簡略側面図である。この実装形態では機械710は、車両711(例えば、自動または駆動カート)、車両711によって動かされるロボットアーム716、およびペイロード712をロボットアーム716に結合する振動減衰アセンブリ724を含む。振動減衰アセンブリ724は、上述の対応するアセンブリと同様であってもよく、振動減衰アセンブリ724は、車両711、車両711を支持する表面(図示せず)、およびロボットアーム716からの振動がペイロード712に伝達されるのを抑制する。
本明細書に開示される振動減衰アセンブリは、他の機械とともに使用され得ることに留意されたい。
当業者によって容易に理解されるように、ペイロード12、212、312、412の構成および/または形状は、各特定の用途の要件および目標に応じて変更され得る。同様に、支持体36、236、336、436および/またはアクチュエータ40、240、340、440のタイプおよび構成も変更され得る。全方向支持では、一方向にのみ力を生成することができる支持体(支持体36のような)(すなわち、内部空気圧が常に大気圧よりも高いため、これらは「押す」ことはできるが「引く」ことはできない)には、最低4つの支持体36、236、336、436が必要とされる。正の力および負の力の両方を生成することができる支持体36、236、336、436を利用する全方向システムでは、支持体の最小数は3つである。ペイロード12、212、312、412の運動が重力に対して限られた範囲の方向に制限される用途では、より少ない支持体36、236、336、436が使用され得る。同様に、6自由度(6DOF)の制御には、最低6つのアクチュエータ40、240、340、440が必要とされる。いくつかの用途では、ペイロード12、212、312、412の運動は、6DOFすべての制御を必要としない場合があり、より少ないアクチュエータ40、240、340、440が使用され得る。さらに、これらの最小数よりも多くの支持体36、236、336、436および/またはアクチュエータ40、240、340、440を使用することが常に可能である。
機械のいくつかの異なる実施形態が本明細書に例示および説明されてきたが、そのような組合せが本開示の意図を満たすことを前提として、いずれか1つの実施形態の1つ以上の特徴は、他の実施形態のうちの1つ以上の1つ以上の特徴と組み合わされ得ることが理解される。
さらに、機械のいくつかの例示的な態様および実施形態が上記で説明されてきたが、当業者は、これらの特定の修正、置換、追加、およびサブコンビネーションを認識するであろう。したがって、以下の添付の特許請求の範囲および以下に照会される特許請求の範囲は、それらの真の趣旨および範囲に含まれるようなすべての修正、置換、追加、およびサブコンビネーションを含むと解釈されるように意図される。

Claims (67)

  1. 物体を位置決めするための機械であって、前記機械は、
    可動部品と、
    前記物体を前記可動部品に結合する振動減衰アセンブリであって、前記振動減衰アセンブリは、前記可動部品から前記物体に伝達される振動の大きさを減衰させる、振動減衰アセンブリと
    を備える、機械。
  2. 前記可動部品は、リンクを移動させるためのリンクアクチュエータを含むロボット内の前記リンクである、
    請求項1に記載の機械。
  3. 前記可動部品は多自由度ロボットアーム内のリンクであり、前記振動減衰アセンブリは多自由度の振動を減衰させる、
    請求項1または2に記載の機械。
  4. 前記可動部品は移動ロボット車両である、
    請求項1に記載の機械。
  5. 前記可動部品は移動車両である、
    請求項1に記載の機械。
  6. 前記可動部品は空中ドローンである、
    請求項1に記載の機械。
  7. 前記可動部品は車両である、
    請求項1に記載の機械。
  8. 前記振動減衰アセンブリは、前記物体を前記可動部品に接続する少なくとも1つの低剛性支持体を含む、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の機械。
  9. 前記低剛性支持体はばねを含む、
    請求項8に記載の機械。
  10. 前記低剛性支持体はベローズを含む、
    請求項8に記載の機械。
  11. 前記低剛性支持体は空気圧チャンバを含む、
    請求項8に記載の機械。
  12. 前記振動減衰アセンブリは、前記物体を前記可動部品に接続する複数の離間した低剛性支持体を含む、
    請求項8~11のいずれか一項に記載の機械。
  13. 各低剛性支持体によって生じた前記力は前記物体の重心を通る、
    請求項12に記載の機械。
  14. 前記低剛性支持体は3つの垂直な軸と平行に配置されている、
    請求項12または13に記載の機械。
  15. 前記低剛性支持体は四面体構成で配置されている、
    請求項12または13に記載の機械。
  16. 各低剛性支持体によって生じた力を能動的に制御する制御システムをさらに備える、
    請求項8~14のいずれか一項に記載の機械。
  17. 前記振動減衰アセンブリは、前記物体を前記可動部品に接続する少なくとも1つのアクチュエータを含む、
    請求項1~15のいずれか一項に記載の機械。
  18. 前記振動減衰アセンブリは、前記物体を前記可動部品に接続する複数の離間したアクチュエータを含む、
    請求項16に記載の機械。
  19. 少なくとも1つの支持体および少なくとも1つのアクチュエータは並行して作用する、
    請求項16および17のいずれか一項に記載の機械。
  20. フィードバックを提供するセンサアセンブリと、前記可動部品の振動が前記物体に伝達されるのを抑制するように前記振動減衰アセンブリを能動的に制御する制御システムとをさらに備える、
    請求項1~18のいずれか一項に記載の機械。
  21. 前記可動部品は加工機械の構成要素である、
    請求項1に記載の機械。
  22. 前記可動部品はレーザ加工機械の構成要素であり、前記物体はレーザ装置の少なくとも一部である、
    請求項1に記載の機械。
  23. ペイロードを位置決めするためのロボットアセンブリであって、前記ロボットアセンブリは、
    リンクおよび前記リンクを移動させるためのリンクアクチュエータを含むロボットと、
    前記ペイロードを前記ロボットに結合する振動減衰アセンブリであって、前記振動減衰アセンブリは、前記ロボットから前記ペイロードに伝達される振動の大きさを減衰させる、振動減衰アセンブリと
    を備える、ロボットアセンブリ。
  24. 前記リンクは多自由度ロボットアームの一部であり、前記振動減衰アセンブリは多自由度の振動を減衰させる、
    請求項23に記載のロボットアセンブリ。
  25. 前記可動部品は移動ロボット車両である、
    請求項23~24のいずれか一項に記載の機械。
  26. 前記可動部品は移動車両である、
    請求項23~24のいずれか一項に記載の機械。
  27. 前記可動部品は空中ドローンである、
    請求項23~24のいずれか一項に記載の機械。
  28. 前記可動部品は車両である、
    請求項23~24のいずれか一項に記載の機械。
  29. 前記振動減衰アセンブリは、前記ペイロードを前記ロボットに接続する少なくとも1つの低剛性支持体を含む、
    請求項23~24のいずれか一項に記載のロボットアセンブリ。
  30. 前記低剛性支持体はばねを含む、
    請求項29に記載のロボットアセンブリ。
  31. 前記低剛性支持体はベローズを含む、
    請求項29に記載のロボットアセンブリ。
  32. 前記低剛性支持体は空気圧チャンバを含む、
    請求項29に記載のロボットアセンブリ。
  33. 前記振動減衰アセンブリは、前記ペイロードを前記ロボットに接続する複数の離間した低剛性支持体を含む、
    請求項29に記載のロボットアセンブリ。
  34. 各低剛性支持体によって生じた力を能動的に制御する制御システムをさらに備える、
    請求項29に記載のロボットアセンブリ。
  35. 各低剛性支持体によって生じた前記力は前記ペイロードの重心を通る、
    請求項34に記載のロボットアセンブリ。
  36. 前記低剛性支持体は3つの垂直な軸と平行に配置されている、
    請求項34に記載の機械。
  37. 前記低剛性支持体は四面体構成で配置されている、
    請求項34に記載のロボットアセンブリ。
  38. 前記振動減衰アセンブリは、前記物体を前記可動部品に接続する少なくとも1つのアクチュエータを含む、
    請求項29に記載のロボットアセンブリ。
  39. 前記振動減衰アセンブリは、前記物体を前記可動部品に接続する複数の離間したアクチュエータを含む、
    請求項38に記載のロボットアセンブリ。
  40. 少なくとも1つの支持体および少なくとも1つのアクチュエータは並行して作用する、
    請求項38および39のいずれか一項に記載のロボットアセンブリ。
  41. フィードバックを提供するセンサアセンブリと、前記ロボットから前記ペイロードに伝達される振動の大きさを減衰させるように前記振動減衰アセンブリを能動的に制御する制御システムとをさらに備える、
    請求項23に記載のロボットアセンブリ。
  42. 請求項23に記載のロボットアセンブリと、前記ペイロードとを含む、機械。
  43. 前記ペイロードはレーザ装置を含む、
    請求項42に記載の機械。
  44. 物体を可動部品に結合するアセンブリであって、前記アセンブリは、
    前記物体を前記可動部品に結合する複数の離間した低剛性支持体と、
    フィードバックを提供するセンサアセンブリと、
    前記フィードバックを使用して、前記可動部品から前記物体に伝達される振動の大きさを減衰させる前記支持体を能動的に制御する制御システムと
    を備える、アセンブリ。
  45. 前記制御システムは、6自由度で前記可動部品から前記物体に伝達される振動の大きさを減衰させるように前記低剛性支持体を能動的に制御する、
    請求項44に記載のアセンブリ。
  46. 各低剛性支持体は空気圧チャンバを含む、
    請求項44および45のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  47. 前記制御システムは、各低剛性支持体によって生じた力を能動的に制御する、
    請求項46に記載のアセンブリ。
  48. 各低剛性支持体によって生じた前記力は前記物体の重心を通る、
    請求項47に記載のアセンブリ。
  49. 前記低剛性支持体は四面体構成で配置されている、
    請求項47に記載のアセンブリ。
  50. 前記低剛性支持体は3つの垂直な軸と平行に配置されている、
    請求項47に記載のアセンブリ。
  51. 前記物体を前記可動部品に接続する複数の離間したアクチュエータをさらに備え、前記制御システムは、前記可動部品の振動が前記物体に伝達されるのを少なくとも部分的に抑制するように前記アクチュエータを能動的に制御する、
    請求項48~50のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  52. 前記可動部品に固定された第1のコネクタフレームと、前記物体を保持する第2のコネクタフレームとをさらに備え、前記複数の離間した低剛性支持体は、前記第1のコネクタフレームと前記第2のコネクタフレームとの間に延在する、
    請求項44に記載のアセンブリ。
  53. 請求項44に記載のアセンブリと、前記可動部品と、前記物体とを備える、機械。
  54. 前記可動部品はロボットの構成要素であり、前記物体はペイロードである、
    請求項53に記載の機械。
  55. 前記可動部品は移動ロボット車両である、
    請求項53に記載の機械。
  56. 前記可動部品は車両である、
    請求項53に記載の機械。
  57. 前記可動部品は航空車両である、
    請求項53に記載の機械。
  58. 可動部品から物体に伝達される振動の大きさを減衰させるための振動減衰アセンブリであって、前記振動減衰アセンブリは、
    前記可動部品を前記物体に移動可能に結合する複数の支持体と、
    前記物体の感知状態に関する情報を取得するセンサアセンブリと、
    前記可動部品から前記物体への前記振動の前記大きさを減衰させるように前記支持体を能動的に制御する制御システムと
    を備える、振動減衰アセンブリ。
  59. 前記可動部品はロボットの構成要素であり、前記物体はペイロードである、
    請求項58に記載の振動減衰アセンブリ。
  60. レーザ出力を含むレーザと、
    ロボットと、
    前記レーザ出力を前記ロボットに結合する振動減衰アセンブリであって、前記振動減衰アセンブリは、前記ロボットから前記レーザ出力に伝達される振動の大きさを減衰させる、振動減衰アセンブリと
    を備える、レーザ機械。
  61. 前記振動減衰アセンブリは、前記レーザ出力を前記ロボットに接続する少なくとも1つの低剛性支持体を含む、
    請求項60に記載のレーザ機械。
  62. 前記振動減衰アセンブリは、前記レーザ出力を前記ロボットに接続する複数の離間した低剛性支持体を含む、
    請求項60に記載のレーザ機械。
  63. 各低剛性支持体によって生じた力は前記物体の重心を通る、
    請求項62に記載のレーザ機械。
  64. 前記低剛性支持体は3つの垂直な軸と平行に配置されている、
    請求項62に記載のレーザ機械。
  65. 前記低剛性支持体は四面体構成で配置されている、
    請求項62に記載のレーザ機械。
  66. 各低剛性支持体によって生じた力を能動的に制御する制御システムをさらに備える、
    請求項62に記載のレーザ機械。
  67. 前記振動減衰アセンブリは、前記物体を前記可動部品に接続する少なくとも1つのアクチュエータを含む、
    請求項62に記載のレーザ機械。
JP2023520292A 2020-10-09 2021-09-28 能動的な振動減衰を伴う加工機械 Pending JP2023544603A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063089630P 2020-10-09 2020-10-09
US63/089,630 2020-10-09
PCT/US2021/052426 WO2022076204A1 (en) 2020-10-09 2021-09-28 Processing machine with active vibration reduction

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023544603A true JP2023544603A (ja) 2023-10-24

Family

ID=78621965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023520292A Pending JP2023544603A (ja) 2020-10-09 2021-09-28 能動的な振動減衰を伴う加工機械

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20230381978A1 (ja)
EP (1) EP4225538A1 (ja)
JP (1) JP2023544603A (ja)
WO (1) WO2022076204A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9348197B2 (en) * 2013-12-24 2016-05-24 Pv Labs Inc. Platform stabilization system
GB201419182D0 (en) * 2014-10-28 2014-12-10 Nlink As Mobile robotic drilling apparatus and method for drilling ceillings and walls
US9709119B2 (en) * 2015-08-12 2017-07-18 Ati Industrial Automation, Inc. Compliance compensator
EP3500494A4 (en) * 2016-12-12 2019-10-02 SZ DJI Technology Co., Ltd. METHOD AND SYSTEM FOR STABILIZING A PAYLOAD
US10717190B2 (en) * 2018-04-19 2020-07-21 Aurora Flight Sciences Corporation End-effector for workpiece manipulation system
CN110439959A (zh) * 2019-07-30 2019-11-12 珠海格力电器股份有限公司 一种机器人及其振动抑制方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022076204A1 (en) 2022-04-14
US20230381978A1 (en) 2023-11-30
EP4225538A1 (en) 2023-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7898204B2 (en) High-speed substrate manipulator
Sharon et al. Enhancement of robot accuracy using endpoint feedback and a macro-micro manipulator system
US6296093B1 (en) Vibration-damped machine and control method therefor
US5959427A (en) Method and apparatus for compensating for reaction forces in a stage assembly
KR20030076275A (ko) 케이블 항력이 스테이지에 작용하는 것을 방지할 수 있는위치결정 시스템과 스테이지 시스템, 및 케이블 항력이스테이지에 작용하는 것을 방지하는 방법
Lew et al. A simple active damping control for compliant base manipulators
Matsuno et al. Modeling and robust force control of constrained one‐link flexible arms
Rushton et al. Multiaxis reaction system (MARS) for vibration control of planar cable-driven parallel robots
Dubowsky et al. The control of space manipulators subject to spacecraft attitude control saturation limits
JP2004518204A (ja) 運動制御のための方法及び装置
Haberfeld et al. Stabilization and optimal trajectory generation for a compact aerial manipulation system with a delta-type parallel robot
US20220111540A1 (en) Vibration reduction assembly with a gravity aligned reduction system
JP6198556B2 (ja) アクティブ除振装置
Feliu et al. Inverse dynamics based control system for a three-degree-of-freedom flexible arm
JP2023544603A (ja) 能動的な振動減衰を伴う加工機械
US11745342B2 (en) Manipulator for finishing work, and control method therefor
Tonan et al. Oscillation-free point-to-point motions of planar differentially flat under-actuated robots: a Laplace transform method
Šika et al. Active multidimensional vibration absorbers for light robots
Hoque et al. An active micro vibration isolator with zero-power controlled magnetic suspension technology
WO2022076829A1 (en) Vibration reducer with flexures
Duarte et al. Modeling and dual loop sliding mode control of a two flexible-link robot to reduce the transient response
WO2023200919A1 (en) Compression and tension vibration reducer assembly
Berninger et al. An external stabilization unit for high-precision applications of robot manipulators
JP2004162745A (ja) 弾性振動の制御装置
KR102632764B1 (ko) 작업 공간 외부 루프 통합 외란 관측기 및 이를 포함하는 로봇

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240402

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240531