JP2023543351A - 効率的かつ特異的なゲノム編集のためのコンストラクト及びその使用 - Google Patents
効率的かつ特異的なゲノム編集のためのコンストラクト及びその使用 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023543351A JP2023543351A JP2023542827A JP2023542827A JP2023543351A JP 2023543351 A JP2023543351 A JP 2023543351A JP 2023542827 A JP2023542827 A JP 2023542827A JP 2023542827 A JP2023542827 A JP 2023542827A JP 2023543351 A JP2023543351 A JP 2023543351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sequence
- seq
- nuclease
- nucleic acid
- amino acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/87—Introduction of foreign genetic material using processes not otherwise provided for, e.g. co-transformation
- C12N15/90—Stable introduction of foreign DNA into chromosome
- C12N15/902—Stable introduction of foreign DNA into chromosome using homologous recombination
- C12N15/907—Stable introduction of foreign DNA into chromosome using homologous recombination in mammalian cells
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/14—Hydrolases (3)
- C12N9/16—Hydrolases (3) acting on ester bonds (3.1)
- C12N9/22—Ribonucleases RNAses, DNAses
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/11—DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/63—Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
- C12N15/70—Vectors or expression systems specially adapted for E. coli
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K2319/00—Fusion polypeptide
- C07K2319/01—Fusion polypeptide containing a localisation/targetting motif
- C07K2319/09—Fusion polypeptide containing a localisation/targetting motif containing a nuclear localisation signal
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2310/00—Structure or type of the nucleic acid
- C12N2310/10—Type of nucleic acid
- C12N2310/20—Type of nucleic acid involving clustered regularly interspaced short palindromic repeats [CRISPRs]
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2800/00—Nucleic acids vectors
- C12N2800/80—Vectors containing sites for inducing double-stranded breaks, e.g. meganuclease restriction sites
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Mycology (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
Abstract
本明細書に開示される実施形態は、新規な核酸誘導型ヌクレアーゼ、新規なガイド核酸、及び新規な標的化可能なヌクレアーゼシステム、ならびに使用方法を含む。いくつかの実施形態では、操作された非天然の核酸誘導型ヌクレアーゼは、標的化可能なヌクレアーゼシステム中で既知のガイド核酸と共に使用することができる。特定の実施形態では、標的化可能なヌクレアーゼシステムを使用して、ヒト及び他の種の標的化ゲノムを編集することができる。いくつかの実施形態では、方法としては、反復的遺伝子操作法及び追跡可能な遺伝子操作法が挙げられるが、これらに限定されない。【選択図】なし
Description
関連出願の相互参照
本出願は、2020年9月18日出願の米国仮出願第63/080,552号及び2021年5月6日出願の米国仮出願第63/185,315号の優先権を主張するものであり、これらの出願は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2020年9月18日出願の米国仮出願第63/080,552号及び2021年5月6日出願の米国仮出願第63/185,315号の優先権を主張するものであり、これらの出願は参照により本明細書に組み込まれる。
CRISPRは、クラスター化して規則的な配置の短い回文配列リピート(Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeats)の略である。回文配列リピートでは、ヌクレオチドの配列は両方向で同じである。これらの回文配列リピートのそれぞれの後に、スペーサーDNAの短いセグメントが続く。Cas(CRISPR関連システム)遺伝子の小クラスターは、CRISPR配列に隣接して位置している。CRISPR/Casシステムは、原核生物に一種の獲得免疫を提供するプラスミド及びファージ内に存在するものなどの、外来遺伝要素に対する耐性を付与できる原核免疫システムである。スペーサー配列を持つRNAは、Cas(CRISPR関連)タンパク質が外因性DNAを認識して切断するのを助ける。CRISPR配列は細菌ゲノムの約50%に見られ、配列決定された古細菌の90%近くが、不要な代謝産物の生合成を防ぎ、資源を最適に分配して全体的な細胞の適応度を最大化する、効率的で堅牢な代謝及び調節ネットワークを選択している。その構造及び機能を理解するためのアプローチが限られたこれらのネットワークの複雑さ、ならびに細胞ネットワークを再プログラミングして様々な応用のためにこれらのシステムを修飾する能力のために、この分野の進歩は困難なものとなっている。細胞ネットワークを再プログラミングするための特定のアプローチは、複雑な経路の単一の遺伝子を修飾することを目的としているが、単一の遺伝子を修飾した結果、この遺伝子または他の遺伝子への望ましくない修飾が発生して、求められているエンドポイントを達成するために必要な変更を特定するのを妨げ、また修飾によって求められるエンドポイントを困難にする場合がある。
CRISPR-Casによるゲノム編集及び操作は、生物学及びバイオテクノロジー全般に劇的な影響を与えた。CRISPR-Cas編集システムは、ポリヌクレオチド誘導型ヌクレアーゼ、ゲノムの特異的領域を切断するようにヌクレアーゼを誘導するガイドポリヌクレオチド(例えばガイドRNA(gRNA))、及び任意選択的に、切断されたdsDNAを修復することによって目的の部位にプログラム可能な編集を組み込むために使用され得るドナーDNAカセットを必要とする。最初期のCRISPR-Cas編集の実演及び応用では、Cas9ヌクレアーゼ及び関連するgRNAが使用されていた。これらのシステムは、細菌から動物及び場合によってはヒトなどの高次哺乳類システムまで包含する様々な種における遺伝子編集に使用されている。しかしながら、とりわけプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)の特異性、編集効率、及びオフターゲット率などの重要な編集パラメーターが、種、遺伝子座、及びヌクレアーゼに依存することは、十分に実証されている。全体的な編集機能を拡張及び改善するために利用可能な新規なヌクレアーゼシステムを特定して迅速に特性決定することに関心が高まっている。
Cas12aは、Cas9と比較して異なる特徴を有するゲノム編集が可能な単一のRNA誘導型CRISPR/Casエンドヌクレアーゼであることが知られている。特定の実施形態では、Cas12aに基づくシステムは、ゲノムへのドナーDNAの迅速かつ信頼性の高い導入を可能にする。更に、Cas12aはゲノム編集を拡張する。CRISPR/Cas12aゲノム編集は、ヒト細胞のみならず、植物を含む他の生物においても評価されている。CRISPR/Cas12aシステムのいくつかの特徴は、CRISPR/Cas9と比較すると異なる。
Cas12aヌクレアーゼは、Tリッチプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列(例えば、5’-TTTN-3’(AsCas12a、LbCas12a)及び5’-TTN-3’(FnCas12a))を認識し、一方で、SpCas9の匹敵する配列はNGGであることは知られている。Cas12aのPAM配列は、標的DNA配列の5’末端に位置し、これは、Cas9では3’末端にある。更に、Cas12aは、プロトスペーサーの+18/+23位付近で、そのPAMの遠位にあるDNAを切断することができる。この切断は千鳥状のDNAオーバーハング(例えば粘着末端)を生成するが、Cas9は両方の鎖のプロトスペーサーの3’位の後にそのPAMの近くで切断して平滑末端を作成する。特定の方法では、ヌクレアーゼの認識を変更することで、Cas9またはCas12aに勝る改善をもたらし、精度を改善させることができる。更に、Cas12aは単一のcrRNAによって誘導され、tracrRNAを必要としないため、Cas9によって使用されるsgRNAよりも短いgRNA配列が得られる。
Cas12aは、crRNAプロセシング中に機能する追加のリボヌクレアーゼ活性を示すことも知られている。Cas12aは、様々な種(例えばS.cerevisiae)に対する編集ツールとして使用することができ、CRISPR/Cas9によって認識されるものと比較して代替的PAMシーケンスの使用を可能にする。
よく知られているCas12aタンパク質-RNA複合体は、TリッチPAMを認識し、切断によって千鳥状のDNA二本鎖切断をもたらす。Cas12aタイプのヌクレアーゼは、crRNAの5’ハンドルによって形成されるシュードノット構造と相互作用する。シード領域及び3’末端から構成されるガイドRNAセグメントは、標的DNA配列と相補的な結合配列を有している。これまでに特性決定されているCas12aタイプのヌクレアーゼは、単一のgRNAで機能し、gRNAアレイを処理することが実証されている。Cas12aタイプ及びCas9ヌクレアーゼシステムは非常に影響力が強いことが証明されているが、どちらのシステムも、遺伝子編集技術で想定されるあらゆる応用を可能にするために必要とされるほど予測どおりに機能することは実証されていない。
現状では、効率及び精度が向上した改善されたCRISPR編集システムを操作するための様々な取り組みが試みられており、これには、PAMの特異性、安定性、及びgRNA及び/またはヌクレアーゼの配列の操作が含まれる。例えば、gRNAの安定性を高めることが予想されるCRISPR/Cas9 gRNAの化学修飾は、ヒト細胞中で3.8倍高いインデル頻度をもたらすことがわかっている。更に、他の研究は、Cas12aの構造誘導型突然変異誘発を含んでおり、認識されるPAM配列の範囲が増加したバリアントを特定するためにスクリーニングされている。これらの操作されたAsCas12aは、確立されたTTTV配列に加えてTYCV及びTATV PAMを認識し、インビトロ及び試験したヒト細胞で活性が強化されている。
CRISPR/Casシステムの1つのバージョンであるCRISPR/Cas9は、標的化ゲノムを編集するのに有用なツールを提供するように修飾されている。合成ガイドRNA(gRNA)と複合体を形成したCas9ヌクレアーゼを細胞内に送達することにより、細胞のゲノムを所定の位置で切断/編集して、既存の遺伝子を削除する、及び/または新しい遺伝子を追加することが可能となり得る。これらのシステムは有用であるが、標的化編集の効率及び精度に関するいくつかの重要な制限、不正確な編集の問題、ならびに、遺伝子置換などの商業的に関連する状況で用いられる場合の障害を有する。したがって、効率が改善された指向性かつ正確な編集のための改善された核酸誘導型ヌクレアーゼシステムに対する必要性が存在する。
実施形態1は、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼを含む組成物であって、(i)配列番号143~177、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または配列番号143~177、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、組成物を提供する。実施形態2.配列番号144、153、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または、配列番号144、153、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、実施形態1に記載の組成物。実施形態3.配列番号144と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または、配列番号144と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、実施形態1または2に記載の組成物。実施形態4.配列番号153と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または、配列番号153と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、先行実施形態のいずれか1つに記載の組成物。実施形態5.配列番号229と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または、配列番号229と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、先行実施形態のいずれか1つに記載の組成物。実施形態6.前記配列同一性が少なくとも80%である、先行実施形態のいずれか1つに記載の組成物。実施形態7.前記配列同一性が少なくとも95%である、先行実施形態のいずれか1つに記載の組成物。実施形態8.前記配列同一性が100%である、先行実施形態のいずれか1つに記載の組成物。実施形態9.前記操作されたヌクレアーゼポリペプチドが、ペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)を含有しない、または、前記操作されたヌクレアーゼポリペプチドをコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドが前記ペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)を含有しない、実施形態1に記載の組成物。実施形態10.配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列、または配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、実施形態9に記載の組成物。実施形態11.配列番号149、151、175、及び177のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列、または配列番号149、151、175、及び177のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、実施形態10に記載の組成物。実施形態12.標的化可能なガイド核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体を含む組成物であって、先行実施形態のいずれか1つに記載の操作されたガイド核酸ヌクレアーゼを含み、(ii)適合性のガイド核酸を更に含む、組成物。実施形態13.前記ガイド核酸がgRNAであり、前記複合体がRNPである、実施形態12に記載の組成物。実施形態14.前記ガイド核酸が、スプリットガイド核酸である、実施形態12または13に記載の組成物。実施形態15. 前記gRNAが操作されたgRNAである、実施形態13または14に記載の組成物。実施形態16.前記操作されたgRNAが、保存されたgRNAを含む、実施形態15に記載の組成物。実施形態17.前記保存されたgRNAが、配列番号291~325のうちのいずれか1つ、またはその部分を含む、実施形態16に記載の組成物。実施形態18.前記保存されたgRNAが、配列番号291~325のうちのいずれか1つの部分を含む、実施形態17に記載の組成物。実施形態19.前記部分が、前記RNAの二次構造のヌクレオチド配列を含む高度に保存された部分である、実施形態18に記載の組成物。実施形態20.前記二次構造がシュードノットを含む、実施形態18に記載の組成物。実施形態21.前記gRNAが合成gRNAである、実施形態13~20のいずれか1項に記載の組成物。実施形態22. 前記gRNAが1つ以上の化学修飾を含む、実施形態21に記載の組成物。
実施形態23.標的ポリヌクレオチド中の標的配列またはその近傍に鎖切断を生成する方法であって、前記標的配列を、実施形態12~22のいずれか1項に記載の標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体と接触させ、前記複合体の前記適合性のガイド核酸が、前記標的配列を標的化することと、前記標的化可能なガイド核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体に、前記鎖切断を生成させることと、を含む方法。実施形態24.前記標的ポリヌクレオチドが細胞ゲノム中にある、実施形態23に記載の方法。実施形態25.前記標的配列に挿入されるべき編集テンプレートを提供することを更に含む、実施形態23または24に記載の方法。実施形態26.前記編集テンプレートが導入遺伝子を含む、実施形態25に記載の方法。実施形態27.前記標的ポリヌクレオチドがセーフハーバー部位である、実施形態23~27のいずれか1つに記載の方法。実施形態28.実施形態23に記載の実施形態によって生成された細胞。実施形態29.実施形態23に記載の方法によって生成された生物。実施形態30.配列番号1~142及び225~228のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む操作された1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、組成物。実施形態31.配列番号1、5、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、及び225のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む、実施形態30に記載の組成物。実施形態32.前記ポリヌクレオチドは、前記ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、またはその両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする、実施形態30または31に記載の組成物。実施形態33.前記追加のアミノ酸配列が、(i)1つ以上のNLS、(ii)1つ以上の精製タグ、(iii)1つまたは切断配列、及び(iv)FLAGまたは3XFLAGのうちの少なくとも1つを含む、実施形態32に記載の組成物。実施形態34.前記追加のアミノ酸配列が、(i)1つ以上のNLS、(ii)1つ以上の精製タグ、(iii)1つまたは切断配列、及び(iv)FLAGまたは3XFLAGのうちの少なくとも2つを含む、実施形態32に記載の組成物。実施形態35.前記追加のアミノ酸配列が、(i)1つ以上のNLS、(ii)1つ以上の精製タグ、(iii)1つまたは切断配列、及び(iv)FLAGまたは3XFLAGのうちの少なくとも3つを含む、実施形態32に記載の組成物。実施形態36.前記追加のアミノ酸配列が、(i)1つ以上のNLS、(ii)1つ以上の精製タグ、(iii)1つまたは切断配列、及び(iv)FLAGまたは3XFLAGを含む、実施形態32に記載の組成物。実施形態37.前記1またはそれ以上のポリヌクレオチドがコドン最適化されている、実施形態30~36のいずれか1つに記載の組成物。実施形態38.前記1またはそれ以上のポリヌクレオチドが、E.coliに対してコドン最適化されている、実施形態37に記載の組成物。実施形態39.配列番号2、6、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、226、及び330のうちいずれかと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む、実施形態39に記載の組成物。実施形態40.前記1またはそれ以上のポリヌクレオチドが、S.cerivisiaeに対してコドン最適化されている、実施形態37に記載の組成物。実施形態41.配列番号3、7、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、及び227のうちいずれかと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む、実施形態40に記載の組成物。実施形態42.前記1またはそれ以上のポリヌクレオチドが、ヒトに対してコドン最適化されている、実施形態37に記載の組成物。実施形態43.配列番号3、7、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、及び227のうちいずれかと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む、実施形態42に記載の組成物。実施形態44.前記配列同一性が少なくとも80%である、実施形態30~43のいずれか1つに記載の組成物。実施形態45.前記配列同一性が少なくとも95%である、実施形態30~43のいずれか1つに記載の組成物。実施形態46.前記配列同一性が100%である、実施形態30~43のいずれか1つに記載の組成物。
参照による組み込み
本明細書で言及される全ての刊行物、特許、及び特許出願は、各個々の刊行物、特許、または特許出願が、具体的かつ個別に参照により組み込まれることが示された場合と同程度に参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書で言及される全ての刊行物、特許、及び特許出願は、各個々の刊行物、特許、または特許出願が、具体的かつ個別に参照により組み込まれることが示された場合と同程度に参照により本明細書に組み込まれる。
以下の図面は本明細書の一部をなし、かつ本開示のある特定の実施形態を更に証明するために含まれる。特定の実施形態は、これらの図面のうち1つ以上を本明細書に提示される特定の実施形態の詳細な説明と組み合わせて参照することによって、より深く理解され得る。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態は、新規な核酸誘導型ヌクレアーゼ、ガイド核酸(例えばgRNA)、及び標的化可能なヌクレアーゼシステム、ならびに使用方法に関する。その他の実施形態では、操作された非天然の核酸誘導型ヌクレアーゼ、ガイド核酸、及び標的化可能なヌクレアーゼシステムを作製及び使用する方法が開示される。いくつかの実施形態では、標的化可能なヌクレアーゼシステムを使用して、ヒトゲノム及または他の種のゲノムを編集することができる。いくつかの実施形態では、核酸誘導型ヌクレアーゼは、アミノ酸配列、例えば、配列番号143~177及び229によって表される配列を有するポリペプチドを含み得る。実施形態では、核酸誘導型ヌクレアーゼは、ヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチド、例えば、配列番号1~142及び225~228によって表される核酸配列を有するポリヌクレオチドを含み得る。実施形態では、gRNAは、配列番号178~188のうちの1つ以上によって表されるgRNAを含み得る。その他の実施形態では、gRNAは、配列番号178~188によって表すことができる。その他の実施形態では、gRNAとしては、本明細書に開示される方法及びシステムのための合成tracrRNA及びcfRNAとして役立つスプリットgRNAが挙げられ得る。本明細書に開示される実施形態において役立つその他の配列を以下に提供する。
以下のセクションでは、本開示の様々な実施形態を詳述するために、様々な例示的な組成物及び方法について説明する。当業者には、様々な実施形態を実施するために、本明細書で概説した詳細のすべてまたは一部を採用する必要はなく、日常的な実験を通じて濃度、時間、及びその他の詳細が変更可能であることは明らかであろう。場合によっては、周知の方法または成分は、説明に含まれていない。
本明細書で使用するとき、ゲノム編集の「調節」及び「操作」という用語は、本明細書に開示される特定の実施形態の標的化遺伝子または遺伝子クラスターのうち1つ以上の増加、減少、アップレギュレーション、ダウンレギュレーション、誘導、編集活性の変化、結合の変化、切断の変化などを意味し得る。
本開示の特定の実施形態では、当該技術の範囲内の従来の分子生物学、微生物学、及び組換えDNA技術を採用することができる。こうした技術は、文献で十分に説明されており、かつ当業者に理解されている。
その他の実施形態では、従来の技術による調製のために本明細書で使用されるプライマーは、配列決定プライマー及び増幅プライマーを含み得る。いくつかの実施形態では、従来の技術で使用されるプラスミド及びオリゴマーは、合成されたオリゴマー及びオリゴマーカセットを含み得る。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態では、核酸誘導型ヌクレアーゼシステム及び使用方法が提供される。ヌクレアーゼシステムは、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼの発現に関与する転写産物及び他の要素を含むことができ、これとしては、新規の操作された核酸誘導型ヌクレアーゼタンパク質及びガイド配列(gNA、例えばgRNA)、または新規のgNA、例えば、本明細書に開示される新規のgRNAをコードする配列が挙げられ得る。いくつかの実施形態では、核酸誘導型ヌクレアーゼシステムは、少なくとも1つのCRISPR関連核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクトを含むことができ、その開示は本明細書に提供される。その他の実施形態では、核酸誘導型ヌクレアーゼシステムは、gNA(例えばgRNA)または少なくとも1つの新規なgNA、例えばgRNA中に少なくとも1つの既知の配列、例えば少なくとも1つの既知のガイド配列または少なくとも1つの既知の足場配列を含むことができる。いくつかの実施形態では、本発明の操作された核酸誘導型ヌクレアーゼは、ヒトまたは他の種における目的の遺伝子を編集するためのシステムで使用することができる。
細菌及び古細菌の標的化可能なヌクレアーゼシステムは、精密なゲノム編集のための強力なツールとして登場した。しかし、天然のヌクレアーゼは、核酸配列及びタンパク質のサイズに起因する発現及び送達の課題などのいくつかの制限を有する。特定の実施形態では、本明細書に開示される新規の操作された核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクトは、対象における標的化遺伝子の標的化の変更、及び/または標的化遺伝子編集の効率及び/または精度の向上のために作製することができる。本明細書に開示される新規の操作された核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクトの他の用途は、例えば、本明細書に開示されるものであり得る。
これらの実施形態によれば、Cas12aは、Cas9と比較して異なる特徴を有するゲノム編集が可能な単一のRNA誘導型CRISPR/Casエンドヌクレアーゼであることが知られている。特定の実施形態では、Cas12aに基づくシステムは、ゲノムへのドナーDNAの迅速かつ信頼性の高い導入を可能にする。更に、Cas12aはゲノム編集を拡張する。CRISPR/Cas12aゲノム編集は、ヒト細胞のみならず、植物を含む他の生物においても評価されている。CRISPR/Cas12aシステムのいくつかの特徴は、CRISPR/Cas9と比較すると異なる。
Cas12aヌクレアーゼは、Tリッチプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列(例えば、5’-TTTN-3’(AsCas12a、LbCas12a)及び5’-TTN-3’(FnCas12a))を認識し、一方で、SpCas9の匹敵する配列はNGGであることは知られている。Cas12aのPAM配列は、標的DNA配列の5’末端に位置し、これは、Cas9では3’末端にある。更に、Cas12aは、プロトスペーサーの+18/+23位付近で、そのPAMの遠位にあるDNAを切断することができる。この切断は千鳥状のDNAオーバーハング(例えば粘着末端)を生成するが、Cas9は両方の鎖のプロトスペーサーの3’位の後にそのPAMの近くで切断して平滑末端を作成する。特定の方法では、ヌクレアーゼの認識を変更することで、Cas9またはCas12aに勝る改善をもたらし、精度を改善させることができる。更に、本明細書の特定の実施形態では、Cas12aは単一のcrRNA(gRNA)によって誘導され得、tracrRNAを必要としないため、Cas9によって使用されるsgRNAよりも短いgRNA配列が得られる。本明細書の特定の実施形態では、Cas12aは、Cas12aで見られる単一のgRNAによってではなく、スプリットgRNA、例えば合成gRNAであるスプリットgRNA、調節されたヌクレオチドを含むスプリットgRNA、もしくはその他の操作されたスプリットgRNA、または本明細書に開示されるその他の操作されたスプリットgRNAによって誘導され得る。
Cas12aが、crRNA(gRNA、例えば、操作されたスプリットgRNAなどのスプリットgRNA)プロセシングにおいて機能する追加のリボヌクレアーゼ活性を示すことも知られている。Cas12aは、様々な種(例えばS.cerevisiae)に対する編集ツールとして使用することができ、CRISPR/Cas9によって認識されるものと比較して代替的PAMシーケンスの使用を可能にする。本明細書に開示される新規なヌクレアーゼは、同じまたは代替的なPAM配列を更に認識することができる。これらの新規なヌクレアーゼは、既知のマルチプレックスアプローチと比較してマルチプレックスゲノム編集の代替的なシステムを提供でき、哺乳動物遺伝子編集における改善されたシステムとして使用できる。gRNAプロセシングの他の意味は、本明細書で論じられる通りであり、例えば、gRNA、例えば、特定のヌクレアーゼのためのRNA中の二次構造、例えばシュードノット領域などの二次構造に対して重要な配列であり得る保存または高度に保存されたRNA配列を含む操作されたスプリットgRNAなどのスプリットgRNAの産生、及び/または本明細書で論じられる他の意味である。
よく知られているCas12aタンパク質-RNA複合体は、TリッチPAMを認識し、切断によって千鳥状のDNA二本鎖切断をもたらす。Cas12aタイプのヌクレアーゼは、crRNAの5’ハンドルによって形成されるシュードノット構造と相互作用する。シード領域及び3’末端から構成されるガイドRNAセグメントは、標的DNA配列と相補的な結合配列を有している。これまでに特性決定されているCas12aタイプのヌクレアーゼは、単一のgRNAで機能し、gRNAアレイを処理することが実証されている。Cas12aタイプ及びCas9ヌクレアーゼシステムは非常に影響力が強いことが証明されているが、どちらのシステムも、遺伝子編集技術で想定されるあらゆる応用を可能にするために必要とされるほど予測どおりに機能することは実証されていない。
現状では、効率及び精度が向上した改善されたCRISPR編集システムを操作するための様々な取り組みが試みられており、これには、PAMの特異性、安定性、及びgRNA及び/またはヌクレアーゼの配列の操作が含まれる。例えば、gRNAの安定性を高めることが予想されるCRISPR/Cas9 gRNAの化学修飾は、ヒト細胞中で3.8倍高いインデル頻度をもたらすことがわかっている。更に、他の研究は、Cas12aの構造誘導型突然変異誘発を含んでおり、認識されるPAM配列の範囲が増加したバリアントを特定するためにスクリーニングされている。これらの操作されたAsCas12aは、確立されたTTTV配列に加えてTYCV及びTATV PAMを認識し、インビトロ及び試験したヒト細胞で活性が強化されている。
Cas12a様ヌクレアーゼ及び操作されたCas12a様ヌクレアーゼ(操作されたデザイナーヌクレアーゼ)、ならびにgNA、例えば操作されたgNAなどのgRNA、例えば本明細書に開示されるgRNAは、細菌、他の原核生物における使用が企図される。その他の実施形態では、操作されたデザイナーヌクレアーゼは、単細胞真核生物、例えば酵母などの真核生物、哺乳動物における使用、ならびに鳥類及び魚類での使用が企図される。特定の実施形態では、操作されたデザイナーヌクレアーゼは、ヒト細胞での使用が企図される。これらの実施形態によれば、これらのコンストラクトは、例えば、gRNAが由来する対照と比較して他の望ましい特徴を保持しながら、野生型gRNA配列の特定の特徴を変更するために生成される。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたgRNAコンストラクトは、当該技術分野で既知の、あるいは未だに発見されていないCas12asから生成することができ、これとしては、Acidaminococcus massiliensis sp(例えばAM _Cas12a株Marseille-P2828)、Sedimentisphaera cyanobacteriorum sp.(SC_Cas12a、株L21-RPul-D3)、Barnesiella sp. An22(B_Cas12a;An22 An22)、Bacteroidetes bacterium HGW-Bacteroidetes-6 sp.XS5,(BB_Cas12a,08E140C01)、Parabacteroides distasonis sp.(PD_Cas12a、株8-P5)、Collinsella tanakaei sp.(CT_Cas12a、単離CIM:MAG 294)、Lachnospiraceae bacterium MC2017 sp.(LB_Cas12a,T350)、Coprococcus sp. AF16-5(Co_Cas12a,AF16-5 AF16-5.Scaf1)、もしくはCatenovulum sp.CCB-QB4 (Ca_Cas12a、CCB-QB4種)、Eubacterium rectale(陽性対照は、このCas12aの誘導体である)、Flavobacterium branchiophilum(FB_Cas12a)、及び/または合成コンストラクト(SC_Cas12a)、または類似物が挙げられ得るが、これらに限定されない。特定の実施形態では、コンストラクトは、新規なヌクレアーゼを作成するために、既知のCas12asに対して60%以下の同一性を含むことができる。特定の実施形態では、新規なCas12a由来コンストラクトは、対照または野生型Cas12aヌクレアーゼと比較して、オフターゲティング率が低下し、及び/または編集機能が改善されたコンストラクトを含むことができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるヌクレアーゼコンストラクトのオフターゲティング率は、改善された編集のために対照と比較して減少させることができる。例えば、オフターゲティング率は容易に試験できる。これらの実施形態によれば、野生型gRNAプラスミドを使用して、実験的に設計されたgRNAと比較してベースラインのオフターゲット編集を評価し、対照Cas12aヌクレアーゼまたは当技術分野で陽性対照として知られている他のヌクレアーゼ(例えばMAD7)と比較して新規なヌクレアーゼの精度を評価することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるヌクレアーゼコンストラクトは、既知のヌクレアーゼの保存されたコード化モチーフを共有することができる。その他の実施形態では、本明細書に開示されるヌクレアーゼコンストラクトは、保存されたコード化ペプチドモチーフを既知のヌクレアーゼと共有しない。特定の実施形態では、本明細書に開示されるヌクレアーゼコンストラクトは、コードされたヌクレアーゼ内のペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)をコードしない。特定の実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクトは、ペプチドモチーフYLFQIYNKDFをコードせず、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229によって表されるポリペプチドを含み得る。その他の実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクトポリペプチドは、ペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクトポリペプチドは、ペプチドモチーフYLFQIYNKDFを含み、配列番号152~160、164、167、168、170、及び176によって表されるポリペプチドによって表され得る。
特定の方法では、スペーサー変異をプラスミドに導入して、いつ置換gRNA配列が作成されるか、または欠失もしくは挿入変異体を試験することができる。これらのプラスミドコンストラクトのそれぞれを使用して、ゲノム編集の精度及び効率、例えば、欠失、置換、または挿入をテストできる。
あるいは、本明細書に開示される組成物及び方法によって作成されたヌクレアーゼコンストラクトは、所定の期間にわたって編集効率を観察することによって、選択された標的に対する最適なゲノム編集時間に関して試験することができる。
本明細書に開示される操作された核酸誘導型ヌクレアーゼの使用のための標的ポリヌクレオチドの例は、シグナル伝達生化学的経路に関連する配列/遺伝子または遺伝子セグメント、例えば、シグナル伝達生化学的経路関連遺伝子またはポリヌクレオチドを含み得る。本明細書で企図されるその他の実施形態は、疾患関連遺伝子またはポリヌクレオチドに関連する標的ポリヌクレオチドの例に関する。
「疾患関連」または「障害関連」遺伝子またはポリヌクレオチドは、対照と比較して異常なレベルの転写産物または翻訳産物をもたらすか、または、非疾患対照の組織もしくは細胞と比較して、疾患に罹患した組織に由来する細胞中で異常な形態をもたらす、任意の遺伝子またはポリヌクレオチドを指すことができる。これは、異常に高いレベルで発現するようになる遺伝子である可能性がある。これは、異常に低いレベルで発現するようになる遺伝子か、あるいは遺伝子が1つ以上の変異を含有し、変更された発現または発現が健康状態または障害の発生及び/または進行と直接相関する遺伝子である可能性がある。疾患または障害関連遺伝子は、疾患または障害の原因または進行の直接的原因である、あるいは疾患または障害の原因または進行の原因である遺伝子(複数可)と連鎖不均衡にある変異(複数可)または遺伝的多様性を有する遺伝子を指すことができる。転写または翻訳された産物は、既知または未知である可能性があり、正常または異常なレベルである可能性がある。
当業者は、疾患関連遺伝子及びポリヌクレオチドの例が以下から入手可能であることを理解している。McKusick-Nathans Institute of Genetic Medicine,Johns Hopkins University(Baltimore,Md.)、及びNational Center for Biotechnology Information,National Library of Medicine(Bethesda,Md.)(ワールド・ワイド・ウェブ上で入手可能)。遺伝性障害及び障害関連状態、遺伝性障害の更なる例、は本明細書に開示されている。
本明細書で企図される遺伝性障害には、以下が含まれ得るが、これらに限定されない。
新生物形成:この障害に関連する遺伝子:PTEN;ATM;ATR;EGFR;ERBB2;ERBB3;ERBB4;Notch1;Notch2;Notch3;Notch4;AKT;AKT2;AKT3;HIF;HIFI a;HIF3a;Met;HRG;Bc12;PPARアルファ;PPARガンマ;WT1(ウイルムス腫瘍);FGF受容体ファミリーメンバー(5つのメンバー:1、2、3、4、5):CDKN2a;APC;RB(網膜芽細胞腫);MEN1;VHL;BRCA1;BRCA2;AR(アンドロゲン受容体);TSG101;IGF;IGF受容体;Igfl(4バリアント);Igf2(3バリアント);Igf1受容体;Igf2受容体;Bax;Bc12;カスパーゼファミリー(9つのメンバー、1、2、3、4、6、7、8、9、12);Kras;Apc。
加齢性黄斑変性症:これらの疾患に関連する遺伝子Abcr;Cc12;Cc2;cp(セムロプラスミン);Timp3;カテプシンD;VIdlr;Ccr2。
統合失調症障害:この障害に関連する遺伝子:ニューレグリン1(Nrg1);Erb4(ニューレグリンの受容体);コンプレキシン1(Cp1x1);Tph1トリプトファンヒドロキシラーゼ;Tph2トリプトファンヒドロキシラーゼ2;ニューレキシン1;GSK3;GSK3a;GSK3b。
トリヌクレオチドリピート障害:この障害に関連する遺伝子:5HTT(ハンチントンDx);SBMA/SMAX1/AR(ケネディDx);FXN/X25(フリードライヒ運動失調症);ATX3(マチャド-ジョセフDx);ATXN1及びATXN2(脊髄小脳失調症);DMPK(筋強直性ジストロフィー);アトロフィン1及びAtn1(DRPLA Dx);CBP(Creb-BP-全体的不安定性);VLDLR(アルツハイマー病);Atxn7;Atxn10。
脆弱X症候群:この障害に関連する遺伝子:FMR2;FXR1;FXR2;mGLURS。
セクレターゼ関連障害:この障害に関連する遺伝子:APH-1(アルファ及びベータ);プレセニルn(Psenl);ニカストリン(Ncstn);PEN-2。
その他:この障害に関連する遺伝子:Nosl;Paipl;Nati;Nat2。
プリオン関連障害:この障害に関連する遺伝子:Prp。
ALS:この障害に関連する遺伝子:SOD1;ALS2;STEX;FUS;TARDBP;VEGF(VEGF-a;VEGF-b;VEGF-c)。
薬物嗜癖:この障害に関連する遺伝子:Prkce(アルコール);Drd2;Drd4;ABAT(アルコール);GRIA2;GrmS;Grinl;Htrlb;Grin2a;Drd3;Pdyn;Grial(アルコール)。
自閉症:この障害に関連する遺伝子:Mecp2;BZRAP1;MDGA2;SemaSA;ニューレキシン1;脆弱X(FMR2 (AFF2);FXR1;FXR2;MglurS)。
アルツハイマー病:この障害に関連する遺伝子:El;CHIP;UCH;UBB;Tau;LRP;PICALM;クラステリン;PS1;SORL1;CR1;VIdlr;Ubal;Uba3;CHIP28(Aqp1,アクアポリン1);Uchll;Uch13;APP。
炎症及び免疫関連障害:この障害に関連する遺伝子:IL-10;IL-1(IL-la;IL-1b);IL-13;IL-17(IL-17a(CTLA8);IL-17b;IL-17c;IL-17d;IL-17f);11-23;Cx3crl;ptpn22;TNFa;IBDに対するNOD2/CARD15;IL-6;IL-12(IL-12a;IL-12b);CTLA4;Cx3c11、AAT欠乏症/変異、AIDS(KIR3DL1、NKAT3、NKB1、ANIB11、KIR3DS1、IFNG、CXCL12、SDF1);自己免疫リンパ球増殖性症候群(TNFRSF6、APT1、FAS、CD95、ALPS1A);複合免疫不全(IL2RG、SCIDX1、SCIDX、IMD4);HIV-1(CCL5、SCYA5、D17S136E、TCP228)、感受性または感染(IL10、CSIF、CMKBR2、CCR2、CMKBR5、CCCKR5(CCR5));免疫不全(CD3E、CD3G、AICDA、AID、HIGM2、TNFRSF5、CD40、UNG、DGU、HIGM4、TNFSF5、CD4OLG、HIGM1、IGM、FOXP3、IPEX、AIID、XPID、PIDX、TNFRSF14B、TACI);炎症(IL-10、IL-1(IL-la、IL-1b)、IL-13、IL-17(IL-17a(CTLA8)、IL-17b、IL-17c、IL-17d、IL-17f)、11-23、Cx3crl、ptpn22、TNFa、IBDに対するNOD2/CARD15、IL-6、IL-12(IL-12a、IL-12b)、CTLA4、Cx3c11);重症の複合免疫不全(SCIDs)(JAK3、JAKL、DCLRE1C、ARTEMIS、SCIDA、RAG1、RAG2、ADA、PTPRC、CD45、LCA、IL7R、CD3D、T3D、IL2RG、SCIDX1、SCIDX、IMD4)。
パーキンソン病:この障害に関連する遺伝子:x-シヌクレイン;DJ-1;LRRK2;パーキン;PINK1。
血液及び凝固障害:これらの障害に関連する遺伝子:貧血(CDAN1、CDA1、RPS19、DBA、PKLR、PK1、NT5C3、UMPH I、PSN1、RHAG、RH50A、NRAMP2、SPTB、ALAS2、ANH I、ASB、ABCB7、ABC7、ASAT);不全リンパ球症候群(TAPBP、TPSN、TAP2、ABCB3、PSF2、RINGI 1、MHC2TA、C2TA、RFX5、RFXAP、RFX5)、出血性障害(TBXA2R、P2RX I、P2X I);H因子及びH因子様-1(HF1、CFH、HUS);V因子及びVIII因子(MCFD2);VII因子欠乏症(F7);X因子欠乏症(F10);XI因子欠乏症(F11);XII因子欠乏症((F12、HAF);XIIIA因子欠乏症(F13A1、F13A);因子欠乏症(F13B);ファンコニ貧血(FANCA、FACA、FA1、FA、FAA、FAAP95、FAAP90、FLJ34064、FANCB、FANCC、FACC、BRCA2、FANCD1、FANCD2、FANCD、FACD、FAD、FANCE、FACE、FANCF、XRCC9、FANCG、BRIP1、BACH1、FANCJ、PHF9、FANCL、FANCM、ICIAA1596);血球貪食リンパ組織球増多症候群(PRF1、HPLH2、UNC13D、MUNC13-4、HPLH3、HLH3、FHL3);血友病A(F8、F8C、HEMA);血友病B(F9、HEMB)、出血性障害(PI、ATT、F5);白血球欠乏症及び障害(ITGB2、CD18、LCAMB、LAD、EIF2B1、EIF2BA、EIF2B2、EIF2B3、EIF2B5、LVWM、CACH、CLE、EIF2B4);鎌状細胞貧血(HBB);サラセミア(HBA2、HBB、HBD、LCRB、HBA1)。
細胞調節不全及び腫瘍障害:これらの障害に関連する遺伝子:B細胞非ホジキンリンパ腫(BCL7A、BCL7);白血病(TALI TCL5、SCL、TAL2、FLT3、NBS 1 、NBS、ZNFNIAI、IK1、LYF1、HOXD4、HOX4B、BCR、CML、PHL、ALL、ARNT、KRAS2、RASK2、GMPS、AFIO、ARHGEFI2、LARG、KIAA0382、CALM、CLTH、CEBPA、CEBP、CHIC2、BTL、FLT3、KIT、PBT、LPP、NPM1、NUP214、D9S46E、CAN、CAIN、RUNX 1 、CBFA2、AML1、WHSC 1 LI 、NSD3、FLT3、AF1Q、NPM 1 、NUMA1、ZNF145、PLZF、PML、MYL、STAT5B、AFI 0、CALM、CLTH、ARLI 1、ARLTS1、P2RX7、P2X7、BCR、CML、PHL、ALL、GRAF、NFI、VRNF、WSS、NFNS、PTPNI 1、PTP2C、SHP2、NS 1 、BCL2、CCND1、PRAD1、BCL1、TCRA、GATA1、GF1、ERYF1、NFE1、ABL1、NQO1、DIA4、NMOR1、NUP2I4、D9S46E、CAN、CAIN)。
代謝、肝臓、腎臓障害:これらの障害に関連する遺伝子:アミロイド神経障害(TTR、PALS);アミロイド症(APOA1、APP、AAA、CVAP、AD1、GSN、FGA、LYZ、UR、PALS);肝硬変(KATI 8、KRT8、CaHlA、NAIC、TEX292、KIAA1988);膵嚢胞性繊維症(CFTR、ABCC7、CF、MRP7);グリコーゲン蓄積症(SLC2A2、GLUT2、G6PC、G6PT、G6PT1、GAA、LAMP2、LAMPS、AGL、GDE、GBE1、GYS2、PYGL、PFKM);肝細胞腺腫、142330(TCF1、HNF1A、MODY3)、早発型肝不全、及び神経障害(SCOD1、SCO1)、肝性リパーゼ欠乏症(LIPC)、肝芽腫、癌及び癌腫(CTNNB1、PDGFRL、PDGRL、PRLTS、AXIN1、AXIN、CTNNB1、TP53、P53、LFS1、IGF2R、MPRI、MET、CASP8、MCH5;髄質嚢胞性腎疾患(UMOD、HNFJ、FJHN、MCKD2、ADMCKD2);フェニルケトン尿症(PAH、PKU1、QDPR、DHPR、PTS);多嚢胞性腎・肝疾患(FCYT、PKHD1、ARPKD、PKD2、PKD4、PKDTS、PRKCSH、G19P1、PCLD、SEC63)。
筋肉/骨格障害:これらの障害に関連する遺伝子:ベッカー型筋ジストロフィー(DMD、BMD、MYF6);デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD、BMD);エメリー・ドレーフス型筋ジストロフィー(LMNA、LMN1、EMD2、FPLD、CMD1A、HGPS、LGMD1B、LMNA、LMN1、EMD2、FPLD、CMD1A);顔面・肩甲・上腕筋ジストロフィー(FSHMD1A、FSHD1A);筋ジストロフィー(FKRP、MDC1C、LGMD2I、LAMA2、LAMM、LARGE、KIAA0609、MDC1D、FCMD、TTID、MYOT、CAPN3、CANP3、DYSF、LGMD2B、SGCG、LGMD2C、DMDA1、SCG3、SGCA、ADL、DAG2、LGMD2D、DMDA2、SGCB、LGMD2E、SGCD、SGD、LGMD2F、CMD1L、TCAP、LGMD2G、CMD1N、TRIM32、HT2A、LGMD2H、FKRP、MDC1C、LGMD2I、TTN、CMD1G、TMD、LGMD2J、POMT1、CAV3、LGMD1C、SEPN1、SELN、RSMD1、PLEC1、PLTN、EBS1);大理石骨病(LAPS、BMND1、LRP7、LR3、OPPG、VBCH2、CLCN7、CLC7、OPTA2、OSTM1、GL、TCIRG1、TIRC7、0C116、OPTB1);筋萎縮症(VAPB、VAPC、ALS8、SMN1、SMA1、SMA2、SMA3、SMA4、BSCL2、SPG17、GARS、SMAD1、CMT2D、HEXB、IGHMBP2、SMUBP2、CATF1、SMARD1)。
神経性障害(Neurological disorder)及び神経障害(Neuronal disorder):これらの障害に関連する遺伝子:ALS(SOD1、ALS2、STEX、FUS、TARDBP、VEGF(VEGF-a、VEGF-b、VEGF-c);アルツハイマー病(APP、AAA、CVAP、AD1、APOE、AD2、PSEN2、AD4、STM2、APBB2、FE65L1、NOS3、PLAU、URK、ACE、DCPI、ACEI、MPO、PACIP1、PAXIPIL、PTIP、A2M、BLMH、BMH、PSEN1、AD3);自閉症(Mecp2、BZRAP I、MDGA2、Sema5A、Neurex 1、GLO1、MECP2、RTT、PPMX、MRX16、MRX79、NLGN3、NLGN4、KIAA1260、AUTSX2);脆弱X症候群(FMR2、FXR1、FXR2、mGLUR5);ハンチントン病及びハンチントン病様障害(HD、IT15、PRNP、PRIP、JPH3、JP3、HDL2、TBP、SCA17);パーキンソン病(NR4A2、NURR1、NOT、TINUR、SNCAIP、TBP、SCA17、SNCA、NACP、PARK1、PARK4、DJ1、PARK7、LRRK2、PARKS、PINK1、PARK6、UCHL1、PARKS、SNCA、NACP、PARK1、PARK4、PRKN、PARK-2、PDJ、DBH、NDUFV2);レット症候群(MECP2、RTT、PPMX、MRX16、MRX79、CDKL5、STK9、MECP2、RTT、PPMX、MRX16、MRX79、x-シヌクレイン、DJ-1);統合失調症ニューレグリン1(Nrg1)、Erb4(ニューレグリンの受容体)、コンプレキシン1(Cp1x1)、Tph1トリプトファンヒドロキシラーゼ、Tph2、トリプトファンヒドロキシラーゼ2、ニューレキシン1、GSK3、GSK3a、GSK3b、5-HTT(S1c6a4)、COMT、DRD(Drd la)、SLC6A3、DAOA、DTNBP1、Dao(Daol));セクレターゼ関連障害(APH-1(アルファ及びベータ)、プレセニリン(Psenl)、ニカストリン,(Ncstn)、PEN-2、Nosl、Parpl、Natl、Nat2);トリヌクレオチドリピート障害(HTT(ハンチントンDx)、SBMA/SMAX1/AR(ケネディDx)、FXN/X25(フリードライヒ運動失調症)、ATX3(マチャド-ジョセフDx)、ATXN1及びATXN2(脊髄小脳失調症)、DMPK(筋強直性ジストロフィー)、アトロフィン1及びAtn1(DRPLA Dx)、CBP(Creb-BP-全体的不安定性)、VLDLR(アルツハイマー病)、Atxn7、Atxn10)。
眼関連障害:これらの障害に関連する遺伝子:加齢性黄斑変性症(Aber、Cc12、Cc2、cp(セルロプラスミン)、Timp3、cathepsinD、Vld1r、Ccr2);白内障(CRYAA、CRYA1、CRYBB2、CRYB2、PITX3、BFSP2、CP49、CP47、CRYAA、CRYA1、PAX6、AN2、MGDA、CRYBA1、CRYB1、CRYGC、CRYG3、CCL、LIM2、MP19、CRYGD、CRYG4、BFSP2、CP49、CP47、HSF4、CTM、HSF4、CTM、MIP、AQPO、CRYAB、CRYA2、CTPP2、CRYBB1、CRYGD、CRYG4、CRYBB2、CRYB2、CRYGC、CRYG3、CCL、CRYAA、CRYA1、GJA8、CX50、CAE1、GJA3、CX46、CZP3、CAE3、CCM1、CAM、KRIT1);角膜混濁及びジストロフィー(APOA1、TGFBI、CSD2、CDGG1、CSD、BIGH3、CDG2、TACSTD2、TROP2、M1S1、VSX1、RINX、PPCD、PPD、KTCN、COL8A2、FECD、PPCD2、PIP5K3、CFD);先天性扁平角膜(KERA、CNA2);緑内障(MYOC、TIGR、GLC1A、JOAG、GPOA、OPTN、GLC1E、FIP2、HYPL、NRP、CYP1B1、GLC3A、OPAL、NTG、NPG、CYP1B1、GLC3A);レーバー先天性黒内障(CRB1、RP12、CRX、CORD2、CRD、RPGRIP1、LCA6、CORD9、RPE65、RP20、AIPL1、LCA4、GUCY2D、GUC2D、LCA1、CORD6、RDH12、LCA3);黄斑ジストロフィー(ELOVL4、ADMD、STGD2、STGD3、RDS、RP7、PRPH2、PRPH、AVMD、AOFMD、VMD2)。
P13K/AKT細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;ITGAM;ITGA5;IRAK1;PRKAA2;EIF2AK2;PTEN;EIF4E;PRKCZ;GRK6;MAPK1;TSC1;PLK1;AKT2;IKBKB;PIK3CA;CDK8;CDKN1B;NFKB2;BCL2;PIK3CB;PPP2R1A;MAPK8;BCL2L1;MAPK3;TSC2;ITGAl;KRAS;EIF4EBP1;RELA;PRKCD;NOS3;PRKAA1;MAPK9;CDK2;PPP2CA;PIM1;ITGB7;YWHAZ;ILK;TP53;RAF1;IKBKG;RELB;DYRK1A;CDKN1A;ITGB1;MAP2K2;JAK1;AKT1;JAK2;PIK3R1;CHUK;PDPK1;PPP2R5C;CTNNB1;MAP2K1;NFKB1;PAK3;ITGB3;CCND1;GSK3A;FRAP1;SFN;ITGA2;TTK;CSNK1A1;BRAF;GSK3B;AKT3;FOXO1;SOK;HS P9OAA1;RP S 6KB1。
ERK/MAPK細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;ITGAM;ITGA5;HSPB1;IRAK1;PRKAA2;EIF2AK2;RAC1;RAP1A;TLN1;EIF4E;ELK1;GRK6;MAPK1;RAC2;PLK1;AKT2;PIK3CA;CDK8;CREB1;PRKCI;PTK2;FOS;RPS6KA4;PIK3CB;PPP2R1A;PIK3C3;MAPK8;MAPK3;ITGAl;ETS1;KRAS;MYCN;EIF4EBP1;PPARG;PRKCD;PRKAA1;MAPK9;SRC;CDK2;PPP2CA;PIM1;PIK3C2A;ITGB7;YWHAZ;PPP1CC;KSR1;PXN;RAF1;FYN;DYRK1A;ITGB1;MAP2K2;PAK4;PIK3R1;STAT3;PPP2R5C;MAP2K1;PAK3;ITGB3;ESR1;ITGA2;MYC;TTK;CSNK1A1;CRKL;BRAE;ATF4;PRKCA;SRF;STAT1;SGK。
グルココルチコイド受容体細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:RAC1;TAF4B;EP300;SMAD2;TRAF6;PCAF;ELK1;MAPK1;SMAD3;AKT2;IKBKB;NCOR2;UBE2I;PIK3CA;CREB1;FOS;HSPA5;NFKB2;BCL2;MAP3K14;STAT5B;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;BCL2L1;MAPK3;TSC22D3;MAPK10;NRIP1;KRAS;MAPK13;RELA;STAT5A;MAPK9;NOS2A;PBX1;NR3C1;PIK3C2A;CDKN1C;TRAF2;SERPINE1;NCOA3;MAPK14;TNF;RAF1;IKBKG;MAP3K7;CREBBP;CDKN1A;MAP2K2;JAK1;IL8;NCOA2;AKT1;JAK2;PIK3R1;CHUK;STAT3;MAP2K1;NFKB1;TGFBR1;ESR1;SMAD4;CEBPB;JUN;AR;AKT3;CCL2;MMP 1;STAT1;IL6;HSP9OAA1。
軸索誘導細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;ITGAM;ROCK1;ITGA5;CXCR4;ADAM12;IGF1;RAC1;RAP1A;El F4E;PRKCZ;NRP1;NTRK2;ARHGEF7;SMO;ROCK2;MAPK1;PGF;RAC2;PTPN11;GNAS;AKT2;PIK3CA;ERBB2;PRKCI;PTK2;CFL1;GNAQ;PIK3CB;CXCL12;PIK3C3;WNT11;PRKD1;GNB2L1;ABL1 ;MAPK3;ITGA1;KRAS;RHOA;PRKCD;PIK3C2A;ITGB7;GLI2;PXN;VASP;RAF1;FYN;ITGB1;MAP2K2;PAK4;ADAM17;AKT1;PIK3R1;GUI;WNT5A;ADAM10;MAP2K1;PAK3;ITGB3;CDC42;VEGFA;ITGA2;EPHA8;CRKL;RND1;GSK3B;AKT3;PRKCA。
エフリン受容体細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;ITGAM;ROCK1;ITGA5;CXCR4;IRAK1;PRKAA2;EIF2AK2;RAC1;RAP1A;GRK6;ROCK2;MAPK1;PGF;RAC2;PTPN11;GNAS;PLK1;AKT2;DOK1;CDK8;CREB1;PTK2;CFL1;GNAQ;MAP3K14;CXCL12;MAPK8;GNB2L1;ABL1;MAPK3;ITGA1;KRAS;RHOA;PRKCD;PRKAA1;MAPK9;SRC;CDK2;PIM1;ITGB7;PXN;RAF1;FYN;DYRK1A;ITGB1;MAP2K2;PAK4、AKT1;JAK2;STAT3;ADAM10;MAP2K1;PAK3;ITGB3;CDC42;VEGFA;ITGA2;EPHA8;TTK;CSNK1A1;CRKL;BRAF;PTPN13;ATF4;AKT3;SGK。
アクチン細胞骨格細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:ACTN4;PRKCE;ITGAM;ROCK1;ITGA5;IRAK1;PRKAA2;EIF2AK2;RAC1;INS;ARHGEF7;GRK6;ROCK2;MAPK1;RAC2;PLK1;AKT2;PIK3CA;CDK8;PTK2;CFL1;PIK3CB;MYH9;DIAPH1;PIK3C3;MAPK8;F2R;MAPK3;SLC9A1;ITGA1;KRAS;RHOA;PRKCD;PRKAA1;MAPK9;CDK2;PIM1;PIK3C2A;ITGB7;PPP1CC;PXN;VIL2;RAF1;GSN;DYRK1A;ITGB1;MAP2K2;PAK4;PIP5K1A;PIK3R1;MAP2K1;PAK3;ITGB3;CDC42;APC;ITGA2;TTK;CSNK1A1;CRKL;BRAF;VAV3;SGK。
ハンチントン病細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;IGF1;EP300;RCOR1;PRKCZ;HDAC4;TGM2;MAPK1;CAPNS1;AKT2;EGFR;NCOR2;SP1;CAPN2;PIK3CA;HDAC5;CREB1;PRKC1;HS PA5 ;REST;GNAQ;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;IGF1R;PRKD1;GNB2L1;BCL2L1;CAPN1;MAPK3;CASP8;HDAC2;HDAC7A;PRKCD;HDAC11;MAPK9;HDAC9;PIK3C2A;HDAC3;TP53;CASP9;CREBBP;AKT1;PIK3R1;PDPK1;CASP1;APAF1;FRAP1;CASP2;JUN;BAX;ATF4;AKT3;PRKCA;CLTC;SGK;HDAC6;CASP3。
アポトーシス細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;ROCK1;BID;IRAK1;PRKAA2;EIF2AK2;BAK1;BIRC4;GRK6;MAPK1;CAPNS1;PLK1;AKT2;IKBKB;CAPN2;CDK8;FAS;NFKB2;BCL2;MAP3K14;MAPK8;BCL2L1;CAPN1;MAPK3;CASP8;KRAS;RELA;PRKCD;PRKAA1;MAPK9;CDK2;PIM1;TP53;TNF;RAF1;IKBKG;RELB;CASP9;DYRK1A;MAP2K2;CHUK;APAF1;MAP2K1;NFKB1;PAK3;LMNA;CASP2;BIRC2;TTK;CSNK1A1;BRAF;BAX;PRKCA;SGK;CASP3:BTRC3:PARPI。
B細胞受容体細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:RAC1;PTEN;LYN;ELK1;MAPK1;RAC2;PTPN11;AKT2;IKBKB;PIK3CA;CREB1;SYK;NFKB2;CAMK2A;MAP3K14;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;BCL2L1;ABL1;MAPK3;ETS1;KRAS;MAPK13;RELA;PTPN6;MAPK9;EGR1;PIK3C2A;BTK;MAPK14;RAF1;IKBKG;RELB;MAP3K7;MAP2K2;AKT1;PIK3R1;CHUK;MAP2K1;NFKB1;CDC42;GSK3A;FRAP1;BCL6;BCL10;JUN;GSK3B;ATF4;AKT3;VAV3;RPS6KB1。
白血球の血管外遊出細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:ACTN4;CD44;PRKCE;ITGAM;ROCK1;CXCR4;CYBA;RAC1;RAP1A;PRKCZ;ROCK2;RAC2;PTPN11;MMP14;PIK3CA;PRKCI;PTK2;PIK3CB;CXCL12;PIK3C3;MAPK8;PRKD1;ABL1;MAPK10;CYBB;MAPK13;RHOA;PRKCD;MAPK9;SRC;PIK3C2A;BTK;MAPK14;NOX1;PXN;VIL2;VASP;ITGB1;MAP2K2;CTNND1;PIK3R1;CTNNB1;CLDN1;CDC42;FUR;ITK;CRKL;VAV3;CTTN;PRKCA;MMPl;MMP9。
インテグリン細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:ACTN4;ITGAM;ROCK1;ITGA5;RAC1;PTEN;RAP1A;TLN1;ARHGEF7;MAPK1;RAC2;CAPNS1;AKT2;CAPN2;PIK3CA;PTK2;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;CAV1;CAPN1;ABL1;MAPK3;ITGAl;KRAS;RHOA;SRC;PIK3C2A;ITGB7;PPP1CC;ILK;PXN;VASP;RAF1;FYN;ITGB1;MAP2K2;PAK4;AKT1;PIK3R1;TNK2;MAP2K1;PAK3;ITGB3;CDC42;RND3;ITGA2;CRKL;BRAF;GSK3B;AKT3。
急性期応答細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:IRAK1;SOD2;MYD88;TRAF6;ELK1;MAPK1;PTPN11;AKT2;IKBKB;PIK3CA;FOS;NFKB2;MAP3K14;PIK3CB;MAPK8;RIPK1;MAPK3;IL6ST;KRAS;MAPK13;IL6R;RELA;SOCS1;MAPK9;FTL;NR3C1;TRAF2;SERPINE1;MAPK14;TNF;RAF1;PDK1;IKBKG;RELB;MAP3K7;MAP2K2;AKT1;JAK2;PIK3R1;CHUK;STAT3;MAP2K1;NFKB1;FRAP1;CEBPB;JUN;AKT3;IL1R1;IL6。
PTEN細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:ITGAM;ITGA5;RAC1;PTEN;PRKCZ;BCL2L11;MAPK1;RAC2;AKT2;EGFR;IKBKB;CBL;PIK3CA;CDKN1B;PTK2;NFKB2;BCL2;PIK3CB;BCL2L1;MAPK3;ITGA1;KRAS;ITGB7;ILK;PDGFRB;INSR;RAF1;IKBKG;CASP9;CDKN1A;ITGB1;MAP2K2;AKT1;PIK3R1;CHUK;PDGFRA;PDPK1;MAP2K1;NFKB1;ITGB3;CDC42;CCND1;GSK3A;ITGA2;GSK3B;AKT3;FOXO1;CASP3。
p53細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:RPS6KB1 PTEN;EP300;BBC3;PCAF;FASN;BRCA1;GADD45A;BIRC5;AKT2;PIK3CA;CHEK1;TP53INP1;BCL2;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;THBS 1;ATR;BCL2L1;E2F1;PMAIP1;CHEK2;TNFASF10B;TP73;RB1;HDAC9;CDK2;PIK3C2A;MAPK14;TP53;LRDD;CDKN1A;HIPK2;AKT1;PIK3R1;RAM2B;APAF1;CTNNB1;SIRT1;CCND1;PRKDC;ATM;SFN;CDKN2A;JUN;SNAI2;GSK3B;BAX;AKT3。
アリール炭化水素受容体細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:HSPB1;EP300;FASN;TGM2;RXRA;MAPK1;NQO1;NCOR2;SP1;ARNT;CDKN1B;FOS;CHEK1;SMARCA4;NFKB2;MAPK8;ALDH1A1;ATR;E2F1;MAPK3;NRIP1;CHEK2;RELA;TP73;GSTP1;RB1;SRC;CDK2;AHR;NFE2L2;NCOA3;TP53;TNF;CDKN1A;NCOA2;APAF1;NFKB1;CCND1;ATM;ESR1;CDKN2A;MYC;JUN;ESR2;BAX;IL6;CYP1B1;HSP9OAA1。
異物代謝細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;EP300;PRKCZ;RXRA;MAPK1;NQO1;NCOR2;PIK3CA;ARNT;PRKCI;NFKB2;CAMK2A;PIK3CB;PPP2R1A;PIK3C3;MAPK8;PRKD1;ALDH1A1;MAPK3;NRIP1;KRAS;MAPK13;PRKCD;GSTP1;MAPK9;NOS2A;ABCB1;AHR;PPP2CA;FTL;NFE2L2;PIK3C2A;PPARGC1A;MAPK14;TNF;RAF1;CREBBP;MAP2K2;PIK3R1;PPP2R5C;MAP2K1;NFKB1;KEAP1;PRKCA;EIF2AK3;IL6;CYP1B1;HSP9OAA1。
SAPL/JNK細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;IRAK1;PRKAA2;EIF2AK2;RAC1;ELK1;GRK6;MAPK1;GADD45A;RAC2;PLK1;AKT2;PIK3CA;FADD;CDK8;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;RIPK1;GNB2L1;IRS1;MAPK3;MAPK10;DAXX;KRAS;PRKCD;PRKAA1;MAPK9;CDK2;PIM1;PIK3C2A;TRAF2;TP53;LCK;MAP3K7;DYRK1A;MAP2K2;PIK3R1;MAP2K1;PAK3;CDC42;JUN;TTK;CSNK1A1;CRKL;BRAF;SGK。
PPAr/RXR細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKAA2;EP300;INS;SMAD2;TRAF6;PPARA;FASN;RXRA;MAPK1;SMAD3;GNAS;IKBKB;NCOR2;ABCA1;GNAQ;NFKB2;MAP3K14;STAT5B;MAPK8;IASI;MAPK3;KRAS;RELA;PRKAA1;PPARGC1A;NCOA3;MAPK14;INSR;RAF1;IKBKG;RELB;MAP3K7;CREBBP;MAP2K2;JAK2;CHUK;MAP2K1;NFKB1;TGFBAl;SMAD4;JUN;IL1R1;PRKCA;IL6;HSP9OAA1;ADIPOO。
NF-KB細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:IRAK1;EIF2AK2;EP300;INS;MYD88;PRKCZ:TRAF6;TBK1;AKT2;EGFR;IKBKB;PIK3CA;BTRC;NFKB2;MAP3K14;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;RIPK1;HDAC2;KRAS;RELA;PIK3C2A;TRAF2;TLR4:PDGFRB;TNF;INSR;LCK;IKBKG;RELB;MAP3K7;CREBBP;AKT1;PIK3R1;CHUK;PDGFRA;NFKB1;TLR2;BCL10;GSK3B;AKT3;TNFAIP3;IL1R1。
ニューレグリン細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:ERBB4;PRKCE;ITGAM;ITGA5:PTEN;PRKCZ;ELK1;MAPK1;PTPN11;AKT2;EGFR;ERBB2;PRKCI;CDKN1B;STAT5B;PRKD1;MAPK3;ITGA1;KRAS;PRKCD;STAT5A;SRC;ITGB7;RAF1;ITGB1;MAP2K2;ADAM17;AKT1;PIK3R1;PDPK1;MAP2K1;ITGB3;EREG;FRAP1;PSEN1;ITGA2;MYC;NRG1;CRKL;AKT3;PRKCA;HS P9OAA1;RPS6KB1。
Wnt及びベータカテニン細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:CD44;EP300;LRP6;DVL3;CSNK1E;GJA1;SMO;AKT2;PIN1;CDH1;BTRC;GNAQ;MARK2;PPP2R1A;WNT11;SRC;DKK1;PPP2CA;SOX6;SFRP2:ILK;LEF1;SOX9;TP53;MAP3K7;CREBBP;TCF7L2;AKT1;PPP2R5C;WNT5A;LAPS;CTNNB1;TGFBR1;CCND1;GSK3A;DVL1;APC;CDKN2A;MYC;CSNK1A1;GSK3B;AKT3;SOX2。
インスリン受容体シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PTEN;INS;EIF4E;PTPN1;PRKCZ;MAPK1;TSC1;PTPN11;AKT2;CBL;PIK3CA;PRKCI;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;IASI;MAPK3;TSC2;KRAS;EIF4EBP1;SLC2A4;PIK3C2A;PPP1CC;INSR;RAF1;FYN;MAP2K2;JAK1;AKT1;JAK2;PIK3R1;PDPK1;MAP2K1;GSK3A;FRAP1;CRKL;GSK3B;AKT3;FOXO1;SGK;RPS6KB1。
IL-6細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:HSPB1;TRAF6;MAPKAPK2;ELK1;MAPK1;PTPN11;IKBKB;FOS;NFKB2:MAP3K14;MAPK8;MAPK3;MAPK10;IL6ST;KRAS;MAPK13;IL6R;RELA;SOCS1;MAPK9;ABCB1;TRAF2;MAPK14;TNF;RAF1;IKBKG;RELB;MAP3K7;MAP2K2;IL8;JAK2;CHUK;STAT3;MAP2K1;NFKB1;CEBPB;JUN;IL1R1;SRF;IL6。
肝胆汁うっ滞細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;IRAK1;INS;MYD88;PRKCZ;TRAF6;PPARA;RXRA;IKBKB;PRKCI;NFKB2;MAP3K14;MAPK8;PRKD1;MAPK10;RELA;PRKCD;MAPK9;ABCB1;TRAF2;TLR4;TNF;INSR;IKBKG;RELB;MAP3K7;IL8;CHUK;NR1H2;TJP2;NFKB1;ESR1;SREBF1;FGFR4;JUN;IL1R1;PRKCA;IL6。
IGF-1細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:IGF1;PRKCZ;ELK1;MAPK1;PTPN11;NEDD4;AKT2;PIK3CA;PRKCI;PTK2;FOS;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;IGF1R;IRS1;MAPK3;IGFBP7;KRAS;PIK3C2A;YWHAZ;PXN;RAF1;CASP9;MAP2K2;AKT1;PIK3R1;PDPK1;MAP2K1;IGFBP2;SFN;JUN;CYR61;AKT3;FOXO1;SRF;CTGF;RPS6KB1。
NRF2媒介性酸化ストレス応答シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;EP300;SOD2;PRKCZ;MAPK1;SQSTM1;NQO1;PIK3CA;PRKCI;FOS;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;PRKD1;MAPK3;KRAS;PRKCD;GSTP1;MAPK9;FTL;NFE2L2;PIK3C2A;MAPK14;RAF1;MAP3K7;CREBBP;MAP2K2;AKT1;PIK3R1;MAP2K1;PPIB;JUN;KEAP1;GSK3B;ATF4;PRKCA;EIF2AK3;HSP9OAA1。
肝線維症/肝星細胞活性化シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:EDN1;IGF1;KDR;FLT1;SMAD2;FGFR1;MET;PGF;SMAD3;EGFR;FAS;CSF1;NFKB2;BCL2;MYH9;IGF1R;IL6R;RELA;TLR4;PDGFRB;TNF;RELB;IL8;PDGFRA;NFKB1;TGFBR1;SMAD4;VEGFA;BAX;IL1R1;CCL2;HGF;MMP1;STAT1;IL6;CTGF;MMP9。
PPARシグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:EP300;INS;TRAF6;PPARA;RXRA;MAPK1;IKBKB;NCOR2;FOS;NFKB2;MAP3K14;STAT5B;MAPK3;NRIP1;KRAS;PPARG;RELA;STAT5A;TRAF2;PPARGC1A;PDGFRB;TNF;INSR;RAF1;IKBKG;RELB;MAP3K7;CREBBP;MAP2K2;CHUK;PDGFRA;MAP2K1;NFKB1;JUN;IL1R1;HSP9OAA1。
FcイプシロンRIシグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;RAC1;PRKCZ;LYN;MAPK1;RAC2;PTPN11;AKT2;PIK3CA;SYK;PRKCI;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;PRKD1;MAPK3;MAPK10;KRAS;MAPK13;PRKCD;MAPK9;PIK3C2A;BTK;MAPK14;TNF;RAF1;FYN;MAP2K2;AKT1;PIK3R1;PDPK1;MAP2K1;AKT3;VAV3;PRKCA。
Gタンパク質共役受容体シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;RAP1A;RGS16;MAPK1;GNAS;AKT2;IKBKB;PIK3CA;CREB1;GNAQ;NFKB2;CAMK2A;PIK3CB;PIK3C3;MAPK3;KRAS;RELA;SRC;PIK3C2A;RAF1;IKBKG;RELB;FYN;MAP2K2;AKT1;PIK3R1;CHUK;PDPK1;STAT3 ;MAP2K1;NFKB1;BRAF;ATF4;AKT3;PRKCA。
イノシトールリン酸代謝シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;IRAK1;PRKAA2;EIF2AK2;PTEN;GRK6;MAPK1;PLK1;AKT2;PIK3CA;CDK8;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;MAPK3;PRKCD;PRKAA1;MAPK9;CDK2;PIM1;PIK3C2A;DYRK1A;MAP2K2;PIP5K1A;PIK3R1;MAP2K1;PAK3;ATM;TTK;CSNK1A1;BRAF;SGK。
PDGFシグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:EIF2AK2;ELK1;ABL2;MAPK1;PIK3CA;FOS;PIK3CB;P IK3 C3;MAPK8;CAV1;ABL1;MAPK3;KRAS;SRC;PIK3C2A;PDGFRB;RAF1;MAP2K2;JAK1;JAK2;PIK3R1;PDGFRA;STAT3;SPHK1;MAP2K1;MYC;JUN;CRKL;PRKCA;SRF;STAT1;SPHK2 VEGFシグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:ACTN4;ROCK1;KDR;FLT1;ROCK2;MAPK1;PGF;AKT2;PIK3CA;ARNT;PTK2;BCL2;PIK3CB;PIK3C3;BCL2L1;MAPK3;KRAS;HIF1A;NOS3;PIK3C2A;PXN;RAF1;MAP2K2;ELAVL1;AKT1;PIK3R1;MAP2K1;SFN;VEGFA;AKT3;FOXO1;PRKCA。
ナチュラルキラー細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;RAC1;PRKCZ;MAPK1;RAC2;PTPN11;KIR2DL3;AKT2;PIK3CA;SYK;PRKCI;PIK3CB;PIK3C3;PRKD1;MAPK3;KRAS;PRKCD;PTPN6;PIK3C2A;LCK;RAF1;FYN;MAP2K2;PAK4;AKT1;PIK3R1;MAP2K1;PAK3;AKT3;VAV3;PRKCA。
細胞周期:Gl/Sチェックポイント制御シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:HDAC4;SMAD3;SUV39H1;HDAC5;CDKN1B;BTRC;ATR;ABL1;E2F1;HDAC2;HDAC7A;RB1;HDAC11;HDAC9;CDK2;E2F2;HDAC3;TP53;CDKN1A;CCND1;E2F4;ATM;RBL2;SMAD4;CDKN2A;MYC;NRG1;GSK3B;RBL1;HDAC6。
T細胞受容体シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:RAC1;ELK1;MAPK1;IKBKB;CBL;PIK3CA;FOS;NFKB2;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;MAPK3;KRAS;RELA、PIK3C2A;BTK;LCK;RAF1;IKBKG;RELB、FYN;MAP2K2;PIK3R1;CHUK;MAP2K1;NFKB1;ITK;BCL10;JUN;VAV3。
死受容体障害:これらの障害に関連する遺伝子:CRADD;HSPB1;BID;BIRC4;TBK1;IKBKB;FADD;FAS;NFKB2;BCL2;MAP3K14;MAPK8;RIPK1;CASP8;DAXX;TNFRSF10B;RELA;TRAF2;TNF;IKBKG;RELB;CASP9;CHUK;APAF1;NFKB1;CASP2;BIRC2;CASP3;BIRC3。
FGF細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:RAC1;FGFR1;MET;MAPKAPK2;MAPK1;PTPN11;AKT2;PIK3CA;CREB1;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;MAPK3;MAPK13;PTPN6;PIK3C2A;MAPK14;RAF1;AKT1;PIK3R1;STAT3;MAP2K1;FGFR4;CRKL;ATF4;AKT3;PRKCA;HGF。
GM-CSF細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:LYN;ELK1;MAPK1;PTPN11;AKT2;PIK3CA;CAMK2A;STAT5B;PIK3CB;PIK3C3;GNB2L1;BCL2L1;MAPK3;ETS1;KRAS;RUNX1;PIM1;PIK3C2A;RAF1;MAP2K2;AKT1;JAK2;PIK3R1;STAT3;MAP2K1;CCND1;AKT3;STAT1。
筋萎縮性側索硬化症細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:BID;IGF1;RAC1;BIRC4;PGF;CAPNS1;CAPN2;PIK3CA;BCL2;PIK3CB;PIK3C3;BCL2L1;CAPN1;PIK3C2A;TP53;CASP9;PIK3R1;RAB5A;CASP1;APAF1;VEGFA;BIRC2;BAX;AKT3;CASP3;BIRC3 PTPN1;MAPK1;PTPN11;AKT2;PIK3CA;STAT5B;PIK3CB;PIK3C3;MAPK3;KRAS;SOCS1;STAT5A;PTPN6;PIK3C2A;RAF1;CDKN1A;MAP2K2;JAK1;AKT1;JAK2;PIK3R1;STAT3;MAP2K1;FRAP1;AKT3;STAT1。
JAK/Stat細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PTPN1;MAPK1;PTPN11;AKT2;PIK3CA;STAT5B;PIK3CB;PIK3C3;MAPK3;KRAS;SOCS1;STAT5A;PTPN6;PIK3C2A;RAF1;CDKN1A;MAP2K2;JAK1;AKT1;JAK2;PIK3R1;STAT3;MAP2K1;FRAP1;AKT3;STAT1。
ニコチン酸及びニコチンアミド代謝細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:IRAK1;PRKAA2;EIF2AK2;GRK6;MAPK1;PLK1;AKT2;CDK8;MAPK8;MAPK3;PRKCD;PRKAA1;PBEF1;MAPK9;CDK2;PIM1;DYRK1A;MAP2K2;MAP2K1;PAK3;NT5E;TTK;CSNK1A1;BRAF;SGK。
ケモカイン細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:CXCR4;ROCK2;MAPK1;PTK2;FOS;CFL1;GNAQ;CAMK2A;CXCL12;MAPK8;MAPK3;KRAS;MAPK13;RHOA;CCR3;SRC;PPP1CC;MAPK14;NOX1;RAF1;MAP2K2;MAP2K1;JUN;CCL2;PRKCA。
IL-2細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:ELK1;MAPK1;PTPN11;AKT2;PIK3CA;SYK;FOS;STAT5B;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;MAPK3;KRAS;SOCS1;STAT5A;PIK3C2A;LCK;RAF1;MAP2K2;JAK1;AKT1;PIK3R1;MAP2K1;JUN;AKT3。
シナプス長期抑制シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;IGF1;PRKCZ;PRDX6;LYN;MAPK1;GNAS;PRKCI;GNAQ;PPP2R1A;IGF1R;PRKD1;MAPK3;KRAS;GRN;PRKCD;NOS3;NOS2A;PPP2CA;YWHAZ;RAF1;MAP2K2;PPP2R5C;MAP2K1;PRKCA。
エストロゲン受容体細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:TAF4B;EP300;CARM1;PCAF;MAPK1;NCOR2;SMARCA4;MAPK3;NRIP1;KRAS;SRC;NR3C1;HDAC3;PPARGC1A;RBM9;NCOA3;RAF1;CREBBP;MAP2K2;NCOA2;MAP2K1;PRKDC;ESR1;ESR2。
タンパク質ユビキチン化経路細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:TRAF6;SMURF1;BIRC4;BRCAl;UCHL1;NEDD4;CBL;UBE2I;BTRC;HSPA5;USP7;USP10;FBXW7;USP9X;STUB1;USP22;B2M;BIRC2;PARK2;USP8;USP1;VHL;HSP9OAA1;BIRC3。
IL-10細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:TRAF6;CCR1;ELK1;IKBKB;SP1;FOS;NFKB2;MAP3K14;MAPK8;MAPK13;RELA;MAPK14;TNF;IKBKG;RELB;MAP3K7;JAK1;CHUK;STAT3;NFKB1;JUN;IL1R1;IL6。
VDR/RXR活性化シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:PRKCE;EP300;PRKCZ;RXRA;GADD45A;HES1;NCOR2;SP1;PRKCI;CDKN1B;PRKD1;PRKCD;RUNX2;KLF4;YY1;NCOA3;CDKN1A;NCOA2;SPP1;LAPS;CEBPB;FOXO1;PRKCA。
TGF-ベータ細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:EP300;SMAD2;SMURF1;MAPK1;SMAD3;SMAD1;FOS;MAPK8;MAPK3;KRAS;MAPK9;RUNX2;SERPINE1;RAF1;MAP3K7;CREBBP;MAP2K2;MAP2K1;TGFBR1;SMAD4;JUN;SMAD5。
Toll様受容体細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:IRAK1;EIF2AK2;MYD88;TRAF6;PPARA;ELK1;IKBKB;FOS;NFKB2;MAP3K14;MAPK8;MAPK13;RELA;TLR4;MAPK14;IKBKG;RELB;MAP3K7;CHUK;NFKB1;TLR2;JUN。
p38 MAPK細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:HSPB1;IRAK1;TRAF6;MAPKAPK2;ELK1;FADD;FAS;CREB1;DDIT3;RPS6KA4;DAXX;MAPK13;TRAF2;MAPK14;TNF;MAP3K7;TGFBR1;MYC;ATF4;IL1R1;SRF;STAT1。
ニューロロフィン(Neurolrophin)/TRK細胞シグナル伝達障害:これらの障害に関連する遺伝子:NTRK2;MAPK1;PTPN11;PIK3CA;CREB1;FOS;PIK3CB;PIK3C3;MAPK8;MAPK3;KRAS;PIK3C2A;RAF1;MAP2K2;AKT1;PIK3R1;PDPK1;MAP2K1;CDC42;JUN;ATF4。
遺伝子修飾に関連するその他の細胞機能不全障害が本明細書において企図され、これは例えば、FXR/RXR活性化、シナプス長期増強、カルシウムシグナル伝達、EGFシグナル伝達、心血管系における低酸素症シグナル伝達、RXR機能のLPS/IL-1媒介性阻害、LXR/RXR活性化、アミロイドプロセシング、IL-4シグナル伝達、細胞周期:G2/M DNA損傷チェックポイント制御、心臓血管系における一酸化窒素シグナル伝達、プリン代謝、cAMP媒介性シグナル伝達、ミトコンドリア機能障害、Notchシグナル伝達、小胞体ストレス経路、ピリミジン代謝、パーキンソンシグナル伝達、心臓及びベータアドレナリンシグナル伝達、解糖/糖新生、インターフェロンシグナル伝達、ソニックヘッジホッグシグナル伝達、グリセロリン脂質代謝、リン脂質分解、トリプトファン代謝、リジン分解、ヌクレオチド切出修復経路、デンプン及びスクロース代謝、アミノ糖代謝、アラキドン酸代謝、概日リズムシグナル伝達、凝固系、ドーパミン受容体シグナル伝達、グルタチオン代謝、グリセロ脂質代謝、リノール酸代謝、メチオニン代謝、ピルビン酸代謝、アルギニン及びプロリン代謝、エイコサノイドシグナル伝達、フルクトース及びマンノース代謝、ガラクトース代謝、スチルベン、クマリン及びリグニン生合成、抗原提示経路、ステロイドの生合成、ブタン酸代謝、クエン酸塩サイクル、脂肪酸代謝、グリセロリン脂質代謝、ヒスチジン代謝、イノシトール代謝、シトクロムP450による生体異物の代謝、メタン代謝、フェニルアラニン代謝、プロパン酸代謝、セレノアミノ酸代謝、スフィンゴ脂質代謝、アミノホスホン酸代謝、アンドロゲン及びエストロゲン代謝、アスコルビン酸及びアルダル酸代謝、胆汁酸生合成、システイン代謝、脂肪酸生合成、グルタミン酸受容体シグナル伝達、NRF2媒介性酸化ストレス応答、ペントースリン酸経路、ペントースとグルクロン酸との相互変換、レチノール代謝、リボフラビン代謝、チロシン代謝、ユビキノン生合成、バリン、ロイシン、及びイソロイシンの分解、グリシン、セリン、及びスレオニンの代謝、リジン分解、痛み/味覚、もしくはミトコンドリア機能の発達神経学、またはこれらの組み合わせである。
核酸誘導型ヌクレアーゼは、天然配列、操作された配列、または合成バリアントの操作されたヌクレオチド配列を包含することができる。非天然ヌクレアーゼシステムを得るために行うことができる操作の種類の非限定的な例は以下の通りである。操作には、異種宿主細胞などの宿主細胞における発現を促進または改善するためのコドン最適化が含まれる場合がある。操作により、ヌクレアーゼのサイズまたは分子量を小さくして、発現または送達を容易にすることができる。操作は、PAMの特異性を変更するか、または認識されるPAMの範囲を広げるために、PAMの選択を変更することができる。操作は、標的化可能なヌクレアーゼシステムの安定性、処理能力、特異性、または効率を変更、増加、または減少させることができる。操作は、タンパク質の安定性を変更、増加、または減少させることができる。操作は、核酸スキャンの処理能力を変更、増加、または減少させることができる。操作は、標的配列の特異性を変更、増加、または減少させることができる。操作は、ヌクレアーゼ活性を変更、増加、または減少させることができる。操作は、編集効率を変更、増加、または減少させることができる。操作は、形質転換効率を変更、増加、または減少させることができる。操作は、ヌクレアーゼを変更、増加、もしくは減少させるか、または核酸発現を誘導することができる。本明細書で使用するとき、非天然核酸配列は、合成バリアントの操作された配列または操作されたヌクレオチド配列であり得る。こうした非天然の核酸配列は、当業者に既知の方法を使用して、増幅、クローン化、構築、合成、合成オリゴヌクレオチドもしくはdNTPからの生成、または別の方法で得ることができる。特定の実施形態では、本明細書に開示される非天然の核酸誘導型ヌクレアーゼの例としては、操作されたポリペプチド配列(例えば、配列番号143~177、229、257~262、及び330、本明細書に記載の追加のアミノ酸配列も含む場合がある);従って(therefore)コードする操作されたポリヌクレオチド配列(例えば、配列番号1~142、225~228、230~256、及び230、本明細書に記載の追加のヌクレオチド配列も含む場合がある);合成バリアントまたはその一部のヌクレオチド配列またはヌクレオチド配列(例えば、配列番号178~188、表3に記載される配列、またはその一部)の一部を含む、これらの核酸誘導型ヌクレアーゼと適合性があるRNA、例えば操作されたgRNAを含む1つ以上のポリヌクレオチド;及び/または本明細書に記載されるその他のものを含む核酸誘導型ヌクレアーゼが挙げられ得る。
核酸誘導型ヌクレアーゼが本明細書に開示される。開示される核酸誘導型ヌクレアーゼは、インビトロ、インビボ、またはエクスビボでの適用のために、インビトロで、または原核細胞、古細菌細胞、もしくは真核細胞において機能的であることが理解される。好適な核酸誘導型ヌクレアーゼは、Thiomicrospira、Succinivibrio、Candidatus、Porphyromonas、Acidaminococcus、Acidomonococcus、Barnesiella、Prevotella、Smithella、Moraxella、Synergistes、Francisella、Leptospira、Catenibacterium、Kandleria、Clostridium、Dorea、Coprococcus、Enterococcus、Fructobacillus、Weissella、Pediococcus、Collinsella、Corynebacter、Sutterella、Legionella、Treponema、Roseburia、Filifactor、Lachnospiraceae、Eubacterium、Sedimentisphaera、Streptococcus、Lactobacillus、Mycoplasma、Bacteroides、Flaviivola、Flavobacterium、Sphaerochaeta、Azospirillum、Gluconacetobacter、Neisseria、Roseburia、Parvibaculum、Parabacteroides、Staphylococcus、Nitratifractor、Mycoplasma、Alicyclobacillus、Brevibacilus、Bacillus、Bacteroidetes、Brevibacilus、Carnobacterium、Clostridiaridium、Clostridium、Desulfonatronum、Desulfovibrio、Helcococcus、Leptotrichia、Listeria、Methanomethyophilus、Methylobacterium、Opitutaceae、Paludibacter、Rhodobacter、Sphaerochaeta、Tuberibacillus、Oleiphilus、Omnitrophica、Parcubacteria、及びCampylobacterが挙げられるがこれらに限定されない属に由来する生物に由来し得る。こうした属の生物の種は、本明細書で別に議論されている通りであり得る。好適なgRNAは、Firmicute、Actinobacteria、Bacteroidetes、Proteobacteria、Spirochates、及びTenericutesが挙げられるがこれらに限定されない界内の属または未分類属由来の生物に由来し得る。好適なgRNAは、Erysipelotrichia、Clostridia、Bacilli、Actinobacteria、Bacteroidetes、Catenovulum、Coprococcus、Flavobacteria、Alphaproteobacteria、Betaproteobacteria、Gammaproteobacteria、Deltaproteobacteria、Epsilonproteobacteria、Spirochaetes、及びMollicutesが挙げられるがこれらに限定されない門内の属または未分類属由来の生物に由来し得る。好適なgRNAは、Clostridiales、Lactobacillales、Actinomycetales、Bacteroidales、Flavobacteriales、Rhizobiales、Rhodospirillales、Burkholderiales、Neisseriales、Legionellales、Nautiliales、Campylobacterales、Spirochaetales、Mycoplasmatales、及びThiotrichalesが挙げられるがこれらに限定されない目内の属または未分類属由来の生物に由来し得る。好適なgRNAは、Lachnospiraceae、Enterococcaceae、Leuconostocaceae、Lactobacillaceae、Streptococcaceae、Peptostreptococcaceae、Staphylococcaceae、Eubacteriaceae、Corynebacterineae、Bacteroidaceae、Flavobacterium、Cryomoorphaceae、Rhodobiaceae、Rhodospirillaceae、Acetobacteraceae、Sutterellaceae、Neisseriaceae、Legionellaceae、Nautiliaceae、Campylobacteraceae、Spirochaetaceae、Mycoplasmataceae、Pisciririckettsiaceae、及びFrancisellaceaeが挙げられるがこれらに限定されない科内の属または未分類属由来の生物に由来し得る。いくつかの実施形態では、好適なgRNAは、Acidaminococcus、Sedimentisphaera、Barnesiella sp.、Bacteroidetes、Parabacteroides、Lachnospiraceae、Coprococcus sp.、Catenovulum sp.、及びCollinsellaを含む科内の属または未分類属由来の生物に由来し得る。その他の核酸誘導型ヌクレアーゼは、2015年12月18日出願の米国特許出願公開第US20160208243号、2013年3月15日出願の米国特許出願公開第US20140068797号、2013年10月15日出願の米国特許第8,697,359号、及びZetsche et al.,Cell 2015 Oct.22;163(3):759-71で説明されている。
本開示の方法、システム、及び組成物での使用に適したいくつかの核酸誘導型ヌクレアーゼとしては、以下のものなどであるがこれらに限定されない生物に由来するものが挙げられるが、これらに限定されない:Thiomicrospira sp.XS5、Eubacterium rectale、Succinivibrio dextrinosolvens、Candidatus Methanoplasma termitum、Candidatus Methanomethylophilus alvus、Porphyromonas crevioricanis、Flavobacterium branchiophilum、Acidaminococcus Sp.、Acidomonococcus sp.、Lachnospiraceae bacterium COE1、Prevotella brevis ATCC 19188、Smithella sp.SCADC、Moraxella bovoculi、Synergistes jonesii、Bacteroidetes経口分類群274、Francisella tularensis、Leptospira inadai serovar Lyme str.10、Acidomonococcus sp.結晶構造体(5B43) S.mutans、S.agalactiae、S.equisimilis、S.sanguinis、S.pneumonia;C.jejuni、C.coli;N.salsuginis、N.tergarcus;S.auricularis、S.carnosus;N.meningitides、N.gonorrhoeae;L.monocytogenes、L.ivanovii;C.botulinum、C.difficile、C.tetani、C.sordellii;Francisella tularensis 1、Prevotella albensis、Lachnospiraceae bacterium MC2017 1、Butyrivibrio proteoclasticus、Butyrivibrio proteoclasticus B316、Peregrinibacteria bacterium GW2011_GWA2_33_10、Parcubacteria bacterium GW2011_GWC2_44_17、Smithella sp.SCADC、Acidaminococcus sp.BV3L6、Lachnospiraceae bacterium MA2020、Candidatus Methanoplasma termitum、Eubacterium eligens、Moraxella bovoculi 237、Leptospira inadai、Lachnospiraceae bacterium ND2006、Porphyromonas crevioricanis 3、Prevotella disiens、Porphyromonas macacae、Catenibacterium sp.CAG:290、Kandleria vitulina、Clostridiales bacterium KA00274、Lachnospiraceae bacterium 3-2、Dorea longicatena、Coprococcus catus GD/7、Enterococcus columbae DSM 7374、Fructobacillus sp.EFB-N1、Weissella halotolerans、Pediococcus acidilactici、Lactobacillus curvatus、Streptococcus pyogenes、Lactobacillus versmoldensis、Filifactor alocis ATCC 35896、Alicyclobacillus acidoterrestris、Alicyclobacillus acidoterrestris ATCC 49025、Desulfovibrio inopinatus、Desulfovibrio inopinatus DSM 10711、Oleiphilus sp.Oleiphilus sp.HI0009、Candidtus kefeldibacteria、Parcubacteria CasY.4、Omnitrophica WOR 2 bacterium GWF2、Bacillus sp.NSP2.1、Bacillus thermoamylovorans、Catenovulum sp.CCB-QB4、Coprococcus sp.AF16-5、Lachnospiraceae bacterium MC2017、Collinsella、tanakaei、Parabacteroides distasonis、Bacteroidetes bacterium HGW-Bacteroidetes-6、Barnesiella sp.An22、Sedimentisphaera cyanobacteriorum、及びAcidaminococcus massiliensis。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~177及び229のいずれか1つと少なくとも50%同一性のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~177及び229のうち1つ以上のアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、95%、99%、または100%同一性のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~151のうち1つ以上のアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、95%、99%、または100%同一性のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143、144、147、148、150、及び151のいずれか1と少なくとも85%、90%、95%、99%、または100%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144によって表されるアミノ酸配列と少なくとも85%、90%、95%、99%、または100%のアミノ酸同一性を有するポリペプチドを含む。
本明細書の特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~177及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、90%、95%、99%、または100%の配列同一性、例えば、少なくとも85%、場合によっては少なくとも90%、場合によっては少なくとも95%、場合によっては少なくとも99%、または更には100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~177及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~177及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~177及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~177及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~177及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。これらのアミノ酸配列は、ヌクレアーゼポリペプチドの全アミノ酸配列であってもよく、または上記のように追加のアミノ酸配列が付加された元のヌクレアーゼポリペプチドであってもよい。
特定の実施形態では、本明細書に開示されるヌクレアーゼは、保存されたペプチドモチーフ、またはヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチド、こうしたモチーフをコードするヌクレオチド配列を、既知のヌクレアーゼと共有しない。特定の実施形態では、本明細書に開示されるヌクレアーゼは、ペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)を含まない。特定の実施形態では、本明細書に開示されるヌクレアーゼをコードする1つ以上のポリヌクレオチドは、コードされたヌクレアーゼ内のペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)をコードしない。配列番号224のモチーフは、全く存在しなくてもよく、または配列番号224と比較して、1、2、3、4、5、または5を超える置換アミノ酸を有してもよい。置換は、保存的もしくはラジカル、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。特定の実施形態では、配列番号224以外の配列は、少なくとも1つのラジカル置換を有し得る。特定の実施形態では、配列番号224以外の配列は、スニース指数(Sneath’s index)で少なくとも10、15、20、または25の値を有する少なくとも1、2、3、または4個の置換を有し得る。特定の実施形態では、配列番号224以外の配列は、スニース指数で少なくとも25の値を有する少なくとも1個の置換を有し得る。
本明細書の特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、90%、95%、99%、または100%の配列同一性、例えば、少なくとも85%、場合によっては少なくとも90%、場合によっては少なくとも95%、場合によっては少なくとも99%、または更には100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。これらのアミノ酸配列は、ヌクレアーゼポリペプチドの全アミノ酸配列であってもよく、または上記のように追加のアミノ酸配列が付加された元のヌクレアーゼポリペプチドであってもよい。
本明細書の特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号149、151、175、及び177のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、90%、95%、99%、または100%の配列同一性、例えば、少なくとも85%、場合によっては少なくとも90%、場合によっては少なくとも95%、場合によっては少なくとも99%、または更には100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号149、151、175、及び177のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号149、151、175、及び177のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号149、151、175、及び177のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号149、151、175、及び177のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号149、151、175、及び177のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。これらのアミノ酸配列は、ヌクレアーゼポリペプチドの全アミノ酸配列であってもよく、または上記のように追加のアミノ酸配列が付加された元のヌクレアーゼポリペプチドであってもよい。
本明細書の特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144、153、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、90%、95%、99%、または100%の配列同一性、例えば、少なくとも85%、場合によっては少なくとも90%、場合によっては少なくとも95%、場合によっては少なくとも99%、または更には100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144、153、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144、153、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144、153、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144、153、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144、153、及び229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。これらのアミノ酸配列は、ヌクレアーゼポリペプチドの全アミノ酸配列であってもよく、または上記のように追加のアミノ酸配列が付加された元のヌクレアーゼポリペプチドであってもよい。
本明細書の特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144によって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、90%、95%、99%、または100%の配列同一性、例えば、少なくとも85%、場合によっては少なくとも90%、場合によっては少なくとも95%、場合によっては少なくとも99%、または更には100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144によって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144によって表されるアミノ酸配列と少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144によって表されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144によって表されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号144のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。これらのアミノ酸配列は、ヌクレアーゼポリペプチドの全アミノ酸配列であってもよく、または上記のように追加のアミノ酸配列が付加された元のヌクレアーゼポリペプチドであってもよい。
本明細書の特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号153によって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、90%、95%、99%、または100%の配列同一性、例えば、少なくとも85%、場合によっては少なくとも90%、場合によっては少なくとも95%、場合によっては少なくとも99%、または更には100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号153によって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号153によって表されるアミノ酸配列と少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号153によって表されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号153によって表されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号153のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。これらのアミノ酸配列は、ヌクレアーゼポリペプチドの全アミノ酸配列であってもよく、または上記のように追加のアミノ酸配列が付加された元のヌクレアーゼポリペプチドであってもよい。
核酸誘導型ヌクレアーゼは、本明細書に記載されるものなどの追加のアミノ酸配列を含まなくても、操作された配列であるアミノ酸配列、すなわち任意の既知の天然配列と一致しないアミノ酸配列を含み得る。本明細書の特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号229によって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、90%、95%、99%、または100%の配列同一性、例えば、少なくとも85%、場合によっては少なくとも90%、場合によっては少なくとも95%、場合によっては少なくとも99%、または更には100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号229によって表されるアミノ酸配列と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号229によって表されるアミノ酸配列と少なくとも80%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号229によって表されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号229によって表されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号229のいずれか1つによって表されるアミノ酸配列と100%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む。これらのアミノ酸配列は、ヌクレアーゼポリペプチドの全アミノ酸配列であってもよく、または上記のように追加のアミノ酸配列が付加された元のヌクレアーゼポリペプチドであってもよい。
したがって、明らかとなるように、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼシステム、その成分及び生成物を提供及び/または利用する組成物及び方法、ならびに他の組成物及び方法が本明細書に開示される。本明細書で使用するとき、「操作された核酸誘導型ヌクレアーゼシステム」とは、本明細書では、新規な操作された核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクトとも称することができ、非天然の核酸誘導型ヌクレアーゼシステムなどは、システムが非天然である核酸誘導型ヌクレアーゼシステムとも称することができる。このシステムは、a)場合によっては1つ以上の位置で更にプロセシングした後の、例えば宿主細胞中で用いられる、1つ以上の方法で用いられる、その最終形態にある1つ以上の成分、b)1つ以上の成分をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含むことができ、このシステムはa)及びb)を含むことができる。この成分は、1)操作された核酸誘導型ヌクレアーゼ、またはその活性部分などのその一部、2)操作された核酸誘導型ヌクレアーゼまたはその一部と適合性の操作されたガイド核酸、例えばgRNA、及び/または、コードまたはその他のポリヌクレオチドの場合、3)1つ以上の操作されたポリヌクレオチド、のうちの1つ以上を含む。このシステムは、編集テンプレートなどの他の成分を更に含むことができる。
本明細書で使用するとき、本明細書では新規とも称される「操作する、操作された」などは、非天然の組成物または方法を指すことができる。
特定の実施形態では、本明細書に開示される非天然の核酸誘導型ヌクレアーゼの例としては、ポリヌクレオチド配列、例えば操作されたポリヌクレオチド配列(例えば、本明細書でより詳細に説明される、配列番号1~142、225~228及び330、またはそのサブグループ)を用いて産生された核酸誘導型ヌクレアーゼ、及び、合成バリアントのgNA、例えばgRNA配列(例えば配列番号178~188)を挙げることができる。特定の実施形態では、gNA、例えば表3に示され、本明細書でより詳細に説明されるgRNAを含む合成バリアントが使用され得る。
特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼが本明細書で提供される。本明細書で使用するとき、「操作された核酸誘導型ヌクレアーゼ」または同様の用語は、非天然の核酸誘導型ヌクレアーゼであり、ヌクレアーゼは、操作されたヌクレアーゼポリペプチド及び/またはそれをコードする1つ以上の操作されたポリヌクレオチドを含むことなどの任意の理由で非天然であってよい。
本明細書で使用するとき、「核酸誘導型ヌクレアーゼ」は、本明細書では単にヌクレアーゼ、CRISPR関連(Cas)ヌクレアーゼ、Cas12a様などとも称され、これは、適合性のガイド核酸、例えば適合性gRNAと共に標的ポリヌクレオチド中の標的配列で、またはその近くで結合して切断可能なヌクレアーゼを指し得る。本明細書で、標的核酸、標的ポリヌクレオチド配列などとも称される「標的配列」は、ガイド配列が相補性を有する配列を指し得、ここで標的配列とガイド配列との間のハイブリダイゼーションがヌクレアーゼ複合体、例えば操作されたヌクレアーゼ複合体の活性を可能にする。標的化可能なヌクレアーゼ複合体の標的ポリヌクレオチドは、宿主細胞に対して内因性または外因性の任意のポリヌクレオチドであり得る。「標的ポリヌクレオチド」は、その用語などが本明細書で使用される場合、標的配列が位置するポリヌクレオチドを指すことができる。
ガイド核酸(gNA)、例えばgRNA、及びgNAもしくはgRNA、またはgNAもしくはgRNAの一部をコードするポリヌクレオチドが本明細書で開示される。特定の実施形態では、gNA、例えばgRNAは、操作されたgNA、例えば操作されたgRNAである。
本明細書で使用するとき、「ガイド核酸」または「ガイドポリヌクレオチド」(gNA)は、1つ以上のポリヌクレオチドを指すことができ、gNAは、1)標的配列にハイブリダイズできるガイド配列、及び2)核酸誘導型ヌクレアーゼと相互作用または複合体形成できる足場配列を含む。gNA、例えばgRNAは、ヌクレアーゼ複合体が標的配列またはその近傍に位置して切断するために、適合性の核酸誘導型ヌクレアーゼと複合体を形成することが必要である。本明細書でRNAガイドポリヌクレオチドとも称される「ガイドRNA(gRNA)」は、そのヌクレオチドが天然または修飾のいずれかのリボヌクレオチドである、gNAである。
標的化可能なヌクレアーゼ複合体の標的ポリヌクレオチドは、宿主細胞に対して内因性または外因性の任意のポリヌクレオチドであり得る。「標的ポリヌクレオチド」は、その用語などが本明細書で使用される場合、標的配列が位置するポリヌクレオチドを指すことができる。標的ポリヌクレオチドは、コードヌクレオチドまたは非コードヌクレオチドを含み得る。特定の実施形態では、標的配列は、セーフハーバー部位(SHS)である標的ポリヌクレオチド内にある。
ガイド核酸は、1つ以上の核酸として提供することができる。
特定の実施形態では、ガイド核酸、例えばgRNAは、会合して機能的ガイド核酸、例えばgRNA(スプリットまたはデュアルガイド核酸、例えばスプリットまたはデュアルgRNA)を形成する2つの別個のポリヌクレオチドとして提供される。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、スプリットgNA、例えばスプリットgRNAを含む適合性gNA、例えば適合性gRNAと結合され、ここでヌクレアーゼ、またはそれが由来するヌクレアーゼ配列は、その天然の状態ではスプリットgNA、例えばスプリットgRNAとは結合しないが、単一gNA、例えば単一gRNAと結合する。これらの天然ヌクレアーゼの少なくともいくつか、例えばCas12aでは、天然gRNAにtracrRNAが存在しない。本明細書の特定の実施形態では、スプリットgRNAなどのgRNAは、tracrRNAを含む。これらの非天然gNAの更なる議論は、PCT公報第WO2021067788号を参照されたい。
特定の実施形態では、ガイド配列及び足場配列は、単一のポリヌクレオチド(単一のガイド核酸、例えば、単一のgRNA)として提供される。
本明細書に開示される操作された核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼは、適合性gNA、例えば適合性gRNAと結合すると、本明細書でリボ核タンパク質(RNP)(gRNAの場合)、複合体を形成した核酸誘導型ヌクレアーゼなどとも称される標的化可能なヌクレアーゼ複合体を形成し、これは、ガイド核酸のガイド配列によって決定される標的ポリヌクレオチド内の標的配列と結合し、標的配列で、またはその付近で切断することが可能である。ガイドポリヌクレオチドは、DNAであり得る。ガイドポリヌクレオチドは、RNAであり得る。ガイドポリヌクレオチドは、DNA及びRNAの両方を含み得る。ガイドポリヌクレオチドは、修飾ヌクレオチドまたは非天然ヌクレオチドを含むことができる。ガイドポリヌクレオチドがRNAを含む場合、RNAガイドポリヌクレオチドは、本明細書に開示されるプラスミド、線状コンストラクト、または編集カセットなどのポリヌクレオチド分子上のDNA配列によってコードされ得る。
一般に、ガイドポリヌクレオチドは、適合性の核酸誘導型ヌクレアーゼと複合体を形成することができ、標的配列とハイブリダイズすることができ、それによってヌクレアーゼを標的配列に向かわせる。ガイドポリヌクレオチドと複合体を形成することができる対象の核酸誘導型ヌクレアーゼは、ガイドポリヌクレオチドと適合性のある核酸誘導型ヌクレアーゼと称され得る。更に、核酸誘導型ヌクレアーゼと複合体を形成することが可能なガイドポリヌクレオチドは、核酸誘導型ヌクレアーゼと適合性のあるガイドポリヌクレオチドまたはガイド核酸と称され得る。
gNA、例えばgRNAは、天然のgNA、例えば天然のgRNAであり得る。特定の実施形態では、gNA、例えばgRNAは、操作されたgNA、例えば操作されたgRNAである。「操作されたガイド核酸」、例えば「操作されたgRNA」は、その用語を本明細書で使用するとき、新規なガイド核酸、例えば新規なgRNAとも称されてよく、非天然のガイド核酸、例えば非天然のgRNA、または直交gNA、例えば直交gRNAを含むことができる。
核酸誘導型ヌクレアーゼは、ヌクレアーゼの内因性宿主内に見出されないガイド核酸と適合することができる。こうした直交ガイド核酸は、経験的試験によって決定することができる。直交ガイド核酸は、異なる細菌種に由来するか、合成されているか、さもなければ非天然となるように操作されている場合がある。
核酸誘導型ヌクレアーゼと適合する直交ガイド核酸は、1つ以上の共通の特徴を含むことができる。共通の特徴には、シュードノット領域外の配列が含まれる場合がある。共通の特徴には、シュードノット領域が含まれる場合がある。共通の特徴には、一次配列または二次構造が含まれ得る。
標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体が本明細書に開示される。「標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体」などは、その用語を本明細書で使用するとき、適合性gNAに結合した核酸誘導型ヌクレアーゼを指すことができ、複合体は、標的ポリヌクレオチド中の標的配列またはその近くに結合し、そこで少なくとも1つの鎖切断を生成する機能を有する。特定の実施形態では、標的化可能な核酸誘導型複合体は、gRNAであるgNAを含み、こうした複合体は「リボ核タンパク質」または「RNP」と称され得る。特定の実施形態では、標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNPは、操作された標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えば操作されたRNPである。「操作された標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体」、例えば「操作されたRNP」などは、それらの用語を本明細書で使用するとき、標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNPを指すことができ、ここでは、核酸誘導型ヌクレアーゼが操作された核酸誘導型ヌクレアーゼを含むか、ガイド核酸、例えばgRNAが操作されたガイド核酸、例えば操作されたgRNAを含むか、またはその両方である。特定の実施形態では、ヌクレアーゼ及びgNA、例えばgRNAの両方が操作されている。操作された核酸誘導型ヌクレアーゼが使用される実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼなどの任意の適切な核酸誘導型ヌクレアーゼが使用され得る。操作されたgNA、例えば操作されたgRNAが使用される実施形態では、本明細書に開示される操作されたgNA、例えば操作されたgRNAなどの、任意の好適な操作されたgNA、例えば操作されたgRNAが使用され得る。
標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNPは、当技術分野で既知の任意の好適な方法で産生することができる。一方の極では、核酸誘導型ヌクレアーゼ及びその適合性gNA、例えばgRNAの両方が合成で産生され、続いて結合されて、標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNP形成される。複合体は、任意の好適な方法、例えばエレクトロポレーションによって宿主細胞に導入することができる。もう一方の極では、宿主細胞に導入された1つ以上のポリヌクレオチドの転写及び/または翻訳によって、標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNPが宿主細胞中で産生され、ここで1またはそれ以上のポリヌクレオチドは、標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNPの1つ以上の成分をコードする部分、例えば、用いられる場合、ヌクレアーゼをコードする1つ以上の部分、1つ以上のgNA、例えばgRNAをコードする1つ以上の部分、及び1つ以上の編集テンプレートをコードする1つ以上の部分を含有する。本明細書で論じられ、かつ当技術分野で知られているようにポリヌクレオチドを操作可能にして、1つ以上のベクターを産生するために、調節要素及びその他を追加することができる。1つ以上のベクターは、任意の好適な方法によって宿主細胞に導入される。様々な成分が細胞によって産生され、細胞内で標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNP内に集合する。これらのうちいずれか、またはこれら両極間の任意の変形が使用可能であり、また当外技術分野で広く説明されてきた。例えば、米国特許第10,337,028号を参照されたい。特定の実施形態では、標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼは、1つ以上の適切なベクターにパッケージ化された好適な1またはそれ以上のポリヌクレオチドを、ヌクレアーゼを産生する第1の宿主細胞に導入し、続いて抽出し、好適な程度まで精製することによって、第1の宿主細胞内で産生される。本明細書に記載の様々な精製タグ、切断配列、FLAG、及び3XFLAGが、ヌクレアーゼの単離及び精製を助けるのに有用であることは明らかであろう。特定の実施形態では、1つ以上の適合性gNA、例えば、1つ以上の適合性gRNA、例えば1つ以上の修飾されたヌクレオチド、例えばスプリットgNA、例えばスプリットgRNA、または単一のgNA、例えば単一のgRNA(特定の実施形態ではスプリットgNA)であり得る1つ以上の化学修飾されたヌクレオチドを含む1つ以上の適合性gRNAが、完全なgNAまたはgRNAとして合成される。合成されたgNA、例えばgRNAは、宿主細胞に導入され得、ここで、適合性gNA、例えば適合性gRNAがヌクレアーゼに遭遇すると、標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNPに結合する。合成されたgNA、例えばgRNAは、続いて宿主細胞に導入される標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNPの形成を可能にするのに十分な時間、細胞外の好適なヌクレアーゼと接触させることができる。
特定の実施形態では、組み込まれる配列は導入遺伝子を含む。
特定の実施形態では、本明細書に開示される組成物及び方法は、操作されたヌクレアーゼポリペプチドを含む核酸誘導型ヌクレアーゼを利用する。本明細書で使用するとき、用語「操作されたヌクレアーゼポリペプチド」は、本明細書では操作された配列などとも称され、非天然のアミノ酸配列を含むヌクレアーゼポリペプチドを指すことができ、ここでポリペプチドは、そのままで、または追加のプロセシングを伴い、適合性gNA、例えばgRNAと組み合わせてのいずれかで核酸誘導型ヌクレアーゼとして機能する。非天然のアミノ酸配列は、例えば、N末端、C末端、またはそれらの組み合わせにおける、例えば配列中の1つ以上のアミノ酸の置換、及び/または1つ以上のアミノ酸の付加による配列中の非天然アミノ酸により、天然配列とは異なるアミノ酸配列であってもよい。
本明細書で使用するとき、「操作された核酸誘導型ヌクレアーゼ」は、本明細書でCas12a様ヌクレアーゼとも称され、非天然のヌクレアーゼである。ヌクレアーゼは、操作されたヌクレアーゼポリペプチドを含むことが挙げられるがこれに限定されない理由により、非天然であり得る。
特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、ヌクレアーゼポリペプチド、例えば、例えばアミノ末端、カルボキシ末端、またはその両方において追加のアミノ酸が付加されている、配列番号143~177及び229によって表される任意の1つのアミノ酸配列と少なくとも60%、65%、75%、85%、90%、95%、99%または100%の配列同一性、例えば、少なくとも85%、場合によっては少なくとも90%、場合によっては少なくとも95%、場合によっては少なくとも99%、または更には100%の配列同一性を有するアミノ配列を含むヌクレアーゼポリペプチドを含み得る。こうした付加としては、任意の好適な付加が挙げられ得る。例示的な付加としては、1つ以上の核局在配列(NLS)、1つ以上の精製タグ、1つ以上の切断配列、1つ以上のマーカー、1つ以上のFLAGもしくは3XFLAG配列、またはこれらの組み合わせが挙げられ、各付加は、必要に応じて、コアアミノ酸配列のアミノ末端またはカルボキシ末端で生じ得る。「アミノ末端で」という用語は、本明細書で使用するとき、アミノ末端の前に付加され、アミノ末端に直接的または間接的に連結されたアミノ酸付加を含む。「アミノ末端で」という用語は、本明細書で使用するとき、アミノ末端の後に付加され、アミノ末端に直接的または間接的に連結されたアミノ酸付加を含む。追加のアミノ酸の1つ以上は、ヌクレアーゼポリペプチドの調製及び/またはプロセシング中に切断され得る。
「ヌクレアーゼポリペプチド」などの用語は、本明細書で使用するとき、ポリペプチドが、そのままで、または追加のプロセシングを伴い、適合性gNA、例えば適合性gRNAと組み合わせてのいずれかで核酸誘導型ヌクレアーゼとして機能するようにアミノ酸配列を有するポリペプチドを指すことができる。用語「天然のヌクレアーゼポリペプチド」は、本明細書では天然のヌクレアーゼポリペプチド配列などとも称され、本明細書で使用するとき、自然界で見出されるヌクレアーゼポリペプチド、例えば原核生物中で見出される核酸誘導型ヌクレアーゼを指すことができる。
本明細書で使用するとき、用語「元のヌクレアーゼポリヌクレオチド」などは、操作されたヌクレアーゼポリペプチドが由来するヌクレアーゼポリペプチドを指すことができる。場合によっては、元のヌクレアーゼポリペプチドは、天然のヌクレアーゼポリペプチドであり得る。
本明細書で使用するとき、用語「操作されたヌクレアーゼポリペプチド」は、本明細書では操作された配列などとも称され、非天然のヌクレアーゼポリペプチドを指すことができる。ヌクレアーゼポリペプチドは、既知の天然のヌクレアーゼポリペプチドとは異なるアミノ酸配列を有する、または1つ以上の追加のアミノ酸配列が、N末端、C末端、またはその両方において付加される、元のヌクレアーゼポリペプチド(天然のヌクレアーゼポリペプチドであり得る)を含むヌクレアーゼポリペプチドを有するなどの任意の理由により非天然であり得る。
元のヌクレアーゼポリペプチドに付加され得る追加のアミノ酸配列は、任意の好適なアミノ酸配列であり得る。特定の実施形態では、追加のアミノ酸配列としては、核局在配列配列(NLS)の1つ以上、精製タグの1つ以上、切断配列の1つ以上、FLAGもしくは3XFLAGの1つ以上、及び/またはマーカー1つ以上が挙げられる。複数のタイプのアミノ酸配列、例えば複数のNLSが使用される場合、各アミノ酸配列は他のものと同じであっても異なっていてもよく、それぞれを元のヌクレアーゼポリペプチドのN末端またはC末端に付加することができる。特定の実施形態では、追加のアミノ酸配列の順序及び/またはタイプは、特定の順序及び/またはタイプであり得る。順序は、N末端からC末端に読む。
NLS
特定の実施形態では、追加のアミノ酸配列は、元のヌクレアーゼポリペプチドに付加され得る、1つ以上の核局在配列(NLS)、例えば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上のNLSを含むことができる。いくつかの実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、元のヌクレアーゼポリペプチドのアミノ末端に1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、もしくはそれ以上のNLS、元のヌクレアーゼポリペプチドのカルボキシ末端に1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、もしくはそれ以上のNLS、またはこれらの組み合わせ(例えば、アミノ末端に1つ以上のNLS、及びカルボキシ末端に1つ以上のNLS)を含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、アミノ末端に1~3個、場合によっては1~2個、例えば1個のNLSを含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、カルボキシ末端に3~5個、場合によっては3~4個、例えば3個のNLSを含む。複数のNLSが存在する場合、単一のNLSが複数のコピー中に存在し、及び/または2つ以上のコピー中に存在する1つ以上の他のNLSと組み合わせて存在し得るように、それぞれが他とは独立して選択され得る。特定の実施形態では、4つのNLSが元のヌクレアーゼポリペプチドに付加される。これらの実施形態のあるものでは、1つのNLSがN末端にあり、3つがC末端にある。特定の実施形態では、本明細書で提供される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのmyc関連NLSを含み、特定の実施形態では、myc関連NLSは、元のヌクレアーゼポリペプチドのN末端にある。特定の実施形態では、本明細書で提供される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのヌクレオプラスミンNLSを含み、特定の実施形態では、ヌクレオプラスミンNLSはC末端にある。特定の実施形態では、本明細書で提供される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つ、または少なくとも2つのSV40NLS配列を含み、特定の実施形態では、SV40NLSはC末端にある。特定の実施形態では、本明細書で提供される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、N末端に1つのNLS及びC末端に3つのNLSを含み、例えば、N末端に1つのmyc関連NLS、ならびにC末端に1つのヌクレオプラスミンNLS及び2つのSV40NLSを含む。特定の実施形態では、本明細書で提供される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、N末端に配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有する1つのmyc関連NLS、ならびにC末端に配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む1つのヌクレオプラスミンNLS、及び配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む2つのSV40NLSを含む。一般に、1つ以上のNLSは、元のヌクレアーゼポリペプチドと、そのN側、もしくはC側、またはその両方で隣接する。例えば、4つのNLSを有する実施形態では、順序は、NLS-元のヌクレアーゼポリペプチド-NLS-NLS-NLSであり得る。したがって、他のタグの一部または全部が、例えば切断配列における切断によって除去される場合、操作されたヌクレアーゼポリペプチドの残りの部分はNLSを保持する。
NLSの非限定的な例としては、アミノ酸配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するSV40ウイルスラージT抗原のNLS;ヌクレオプラスミン由来のNLS(例えば、配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む1つのヌクレオプラスミン二分NLS);アミノ酸配列PAAKRVKLD(配列番号265)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列、またはRQRRNELKRSP(配列番号266)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するc-myc NLS;配列NQSSNFGPMKGGNFGGRSSGPYGGGGQYFAKPRNQGGY(配列番号267)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するhRNPA1 M9 NLS;インポーチン-アルファ由来のIBBドメインの配列RMRIZFKNKGKDTAELRRRRVEVSVELRKAKKDEQILKRRNV(配列番号268)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列;筋腫Tタンパク質の配列VSRKRPRP(配列番号269)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列、及びPPKKARED(配列番号270)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列;ヒトp53の配列PQPKKKPL(配列番号271)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列;マウスc-abl IVの配列SALIKKKKKMAP(配列番号272)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列;インフルエンザウイルスNS1の配列DRLRR(配列番号273)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列、及びPKQKKRK(配列番号274)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列;肝炎ウイルスデルタ抗原の配列RKLKKKIKKL(配列番号275)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列;マウスMx1タンパク質の配列REKKKFLKRR(配列番号276)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列;ヒトポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼの配列KRKGDEVDGVDEVAKKKSKK(配列番号277)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列;ならびにステロイドホルモン受容体(ヒト)グルココルチコイドの配列RKCLQAGMNLEARKTKK(配列番号278)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列に由来するNLS配列が挙げられる。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号143~177または229のうち1つ以上のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%の同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する元のヌクレアーゼポリペプチド、ならびに、配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのmyc関連NLSを含み、特定の実施形態では、myc関連NLSはN末端にある。追加的にまたは代替的に、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのヌクレオプラスミンNLSを含むことができ、特定の実施形態では、ヌクレオプラスミンNLSはC末端にある。追加的にまたは代替的に、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、少なくとも1つ、または少なくとも2つ、例えば1つ、特定の実施形態では2つのSV40NLS配列を含むことができ、特定の実施形態では、SV40NLSはC末端にある。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号143~177または229のいずれか1つのアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性の、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端に1つのNLS及びC末端に3つのNLS、例えば、N末端に上記で説明した1つのmyc関連NLS、ならびにC末端に上記で説明した1つのヌクレオプラスミンNLS及び上記で説明した2つのSV40NLSと、を含む。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号143~177または229のいずれか1つと少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性の、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端に、配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む1つのmyc関連NLS、ならびにC末端に、配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む1つのヌクレオプラスミンNLS、及び配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む2つのSV40NLSと、を含む。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号144、153、及び229のいずれか(場合によっては配列番号144、場合によっては配列番号153、場合によっては配列番号229)のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一の元のヌクレアーゼポリペプチドと、配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのmyc関連NLSと、を含み、特定の実施形態では、myc関連NLSはN-にある。追加的にまたは代替的に、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのヌクレオプラスミンNLSを含むことができ、特定の実施形態では、ヌクレオプラスミンNLSはC末端にある。追加的にまたは代替的に、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、少なくとも1つ、または少なくとも2つ、例えば1つ、特定の実施形態では2つのSV40NLS配列を含むことができ、特定の実施形態では、SV40NLSはC末端にある。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号144、153、及び229のいずれか(場合によっては配列番号144、場合によっては配列番号153、場合によっては配列番号229)のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端に1つのNLS、及びC末端に3つのNLS、例えば、N末端に上記で説明した1つのmyc関連NLS、ならびにC末端に上記で説明した1つのヌクレオプラスミンNLS及び上記で説明した2つのSV40NLSと、を含む。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号144、153、及び229のいずれか(場合によっては配列番号144、場合によっては配列番号153、場合によっては配列番号229)のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端に、配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む1つのmyc関連NLS、ならびにC末端に配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む1つのヌクレオプラスミンNLS、及び配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む2つのSV40NLSと、を含む。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号153のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性の元のヌクレアーゼポリペプチドと、配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのmyc関連NLSと、を含み、特定の実施形態では、myc関連NLSはN末端にある。追加的にまたは代替的に、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのヌクレオプラスミンNLSを含むことができ、特定の実施形態では、ヌクレオプラスミンNLSはC末端にある。追加的にまたは代替的に、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、少なくとも1つ、または少なくとも2つ、例えば1つ、特定の実施形態では2つのSV40NLS配列を含むことができ、特定の実施形態では、SV40NLSはC末端にある。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号153のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性の、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端に1つのNLS及びC末端に3つのNLS、例えば、N末端に上記で説明した1つのmyc関連NLS、ならびにC末端に上記で説明した1つのヌクレオプラスミンNLS及び上記で説明した2つのSV40NLSと、を含む。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号153のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端に、配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのmyc関連NLS、ならびに、C末端に、配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む1つのヌクレオプラスミンNLS、及び配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む2つのSV40NLSと、を含む。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号229のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一の元のヌクレアーゼポリペプチドと、配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのmyc関連NLSと、を含み、特定の実施形態では、myc関連NLSはN-にある。追加的にまたは代替的に、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのヌクレオプラスミンNLSを含むことができ、特定の実施形態では、ヌクレオプラスミンNLSはC末端にある。追加的にまたは代替的に、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、少なくとも1つ、または少なくとも2つ、例えば1つ、特定の実施形態では2つのSV40NLS配列を含むことができ、特定の実施形態では、SV40NLSはC末端にある。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号229のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性の、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端に1つのNLS及びC末端に3つのNLS、例えば、N末端に上記で説明した1つのmyc関連NLS、ならびにC末端に上記で説明した1つのヌクレオプラスミンNLS及び上記で説明した2つのSV40NLSと、を含む。特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号229のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端に、配列PAAKKKKLD(配列番号279)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1つのmyc関連NLS、ならびに、C末端に、配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む1つのヌクレオプラスミンNLS、及び配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む2つのSV40NLSと、を含む。
b)精製タグ
b)精製タグ
本明細書に記載の1つ以上のNLS、及び/または他の追加のアミノ酸配列を含むことに加えて、またはその代わりに、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、元のヌクレアーゼポリペプチドのN末端またはC末端にあってもよい1つ以上の精製タグを含むことができる。任意の好適な精製タグ(複数可)を使用することができる。例示的な精製タグとしては、Gly-6xHisタグ(配列番号332)またはGly-8xHisタグ(配列番号333)などの、そのN末端にglyを含むことができるポリ-hisタグが挙げられる。更なる例示的な精製タグとしては、ヘマグルチニン(HA)、c-myc、T7、及びGlu-Glu;マルトース結合タンパク質(mbp);N末端グルタチオンS-トランスフェラーゼ(GST);カルモジュリン結合ペプチド(CBP)が挙げられる。特定の実施形態では、場合によっては、上記の1つ以上のNLSに加えて、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、例えばN末端にGly-6xhisタグを含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、例えばN末端にGly-8xhisタグを含む。一般に、Gly-ポリhisタグが使用される場合、それは付加された最もN末端の配列である。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、ポリ-hisタグ、またはGly-6xHisタグもしくはGly-8xHisタグなどのgly-ポリhisタグを、例えばN末端に含むことができる。これらのGly-6xHisまたはGly-8xHisタグは、以下を含むいくつかの理由で適用される:1)6xHisまたは8xHisタグは、タンパク質精製において、精製のためのクロマトグラフィーカラムへの結合を実現するために使用することができる、及び2)N末端グリシンが、更に、高度なタンパク質操作を可能にする部位特異的な化学修飾を実現する。更に、Gly-6xHisまたはGly-8xHisは、必要に応じて、タバコエッチ病ウイルス(TEV)プロテアーゼによる消化によって簡単に除去できるように設計されている。Gly-6xHis 6xHisまたはGly-8xHisタグは、N末端に配置することができる。Gly-6xHisタグについては、その開示が本明細書に組み込まれるMartos-Maldonado et al.,Nat Commun.(2018)17;9(1):3307でより詳細に説明されている。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号143~177または229のいずれか1つのアミノ酸配列と、または配列番号144、153、及び229のいずれか(場合によっては配列番号144、場合によっては配列番号153、場合によっては配列番号229)のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一の元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端にGly-ポリ-Hisタグ、例えばGly-6x Hisタグ(配列番号332)またはGly-8xHisタグ(配列番号333)と、を含む。特定の実施形態では、タグはGly-6xHisタグ(配列番号332)である。特定の実施形態では、タグはGly-8xHisタグ(配列番号333)である。加えて、または代わりに、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、カルボキシ末端またはアミノ末端のいずれかに、FLAG(配列番号:281)または3XFLAG(配列番号:280)を含むことができる。特定の実施形態では、タグはアミノ末端の3XFLAG(配列番号:280)である。gly-ポリhisタグも存在する場合、3XFLAGはgly-ポリhisタグの内部にあり得る。特定の実施形態では、タグは、カルボキシ末端の3XFLAG(配列番号:280)である。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号144、153、及び229のいずれか(場合によっては配列番号144、場合によっては配列番号153、場合によっては配列番号229)のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一の元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端にGly-ポリ-Hisタグ、例えばGly-6x Hisタグ(配列番号332)またはGly-8xHisタグ(配列番号333)と、を含む。特定の実施形態では、タグはGly-6xHisタグ(配列番号332)である。特定の実施形態では、タグはGly-8xHisタグ(配列番号333)である。加えて、または代わりに、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、カルボキシ末端またはアミノ末端のいずれかに、FLAG(配列番号:281)または3XFLAG(配列番号:280)を含むことができる。特定の実施形態では、タグはアミノ末端の3XFLAG(配列番号:280)である。gly-ポリhisタグも存在する場合、3XFLAG はgly-ポリhisタグの内部にあり得る。特定の実施形態では、タグは、カルボキシ末端の3XFLAG(配列番号:280)である。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号153のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一の元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端にGly-ポリ-Hisタグ、例えばGly-6x Hisタグ(配列番号332)またはGly-8xHisタグ(配列番号333)と、を含む。特定の実施形態では、タグはGly-6xHisタグ(配列番号332)である。特定の実施形態では、タグはGly-8xHisタグ(配列番号333)である。加えて、または代わりに、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、カルボキシ末端またはアミノ末端のいずれかに、FLAG(配列番号:281)または3XFLAG(配列番号:280)を含むことができる。特定の実施形態では、タグはアミノ末端の3XFLAG(配列番号:280)である。gly-ポリhisタグも存在する場合、3XFLAGはgly-ポリhisタグの内部にあり得る。特定の実施形態では、タグは、カルボキシ末端の3XFLAG(配列番号:280)である。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号229のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一の元のヌクレアーゼポリペプチドと、N末端にGly-ポリ-Hisタグ、例えばGly-6x Hisタグ(配列番号332)またはGly-8xHisタグ(配列番号333)と、を含む。特定の実施形態では、タグはGly-6xHisタグ(配列番号332)である。特定の実施形態では、タグはGly-8xHisタグ(配列番号333)である。
FLAGまたは3XFLAG
FLAGまたは3XFLAG
加えて、または代わりに、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、カルボキシ末端またはアミノ末端のいずれかに、FLAG(配列番号:281)または3XFLAG(配列番号:280)を含むことができる。特定の実施形態では、タグはアミノ末端の3XFLAG(配列番号:280)である。gly-ポリhisタグも存在する場合、3XFLAGはgly-ポリhisタグの内部にあり得る。特定の実施形態では、タグは、カルボキシ末端の3XFLAG(配列番号:280)である。
切断配列
切断配列
本明細書に記載される1つ以上のNLS、精製タグ、及び/またはその他の追加のアミノ酸配列を含むことに加えて、またはその代わりに、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、N末端またはC末端にあってもよい1つ以上の切断配列を含むことができる。任意の好適な切断配列を使用することができ、複数の切断配列が使用される場合、それらは同一であっても異なっていてもよい。特定の実施形態では、切断配列は、本明細書で「TEV配列」(配列番号331)と称される、タバコエッチ病ウイルスプロテアーゼ切断配列を含む。TEV配列は、アミノ末端にあってもよい。一般に、切断配列、例えばTEV配列は、切断配列での切断が、他の追加のアミノ酸配列、特に元のヌクレアーゼポリペプチドに付加された任意のNLSを無傷のまま残すように配置される。
組み合わせ
組み合わせ
元のヌクレアーゼポリペプチドに付加された2つ以上の追加のアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチドが本明細書に開示される。上記に開示されたこうした操作されたヌクレアーゼポリヌクレオチドに加えて、追加の操作されたヌクレアーゼポリヌクレオチドには、以下が含まれ得る:
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドまたはその活性部分は、
(i)精製タグ;
(ii)切断部位;
(iii)NLS;
(iv)元のヌクレアーゼポリペプチド;及び
(v)3つのNLS
を含む成分を含む。
(i)精製タグ;
(ii)切断部位;
(iii)NLS;
(iv)元のヌクレアーゼポリペプチド;及び
(v)3つのNLS
を含む成分を含む。
特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、C末端に(vi)3XFLAGを更に含む。特定の実施形態では、操作されたポリペプチドは、N-末端にv(3x)FLAGを更に含む。特定の実施形態では、N末端の3XFLAGは、精製タグと切断部位との間にある。特定の実施形態では、成分は順番に、すなわち、ヌクレアーゼポリペプチドのアミノ末端からカルボキシ末端の順番にある。特定の実施形態では、精製タグは、Gly-6xHisまたはGly-8xHisタグなどのGly-ポリhisタグを含む。特定の実施形態では、精製タグはGly-6xHisタグを含む。特定の実施形態では、切断部位はTEVを含む。特定の実施形態では、N末端NLSは、myc関連NLS、例えばアミノ酸配列PAAKRVKLD(配列番号265)もしくはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列、またはRQRRNELKRSP(配列番号266)もしくはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するc-myc NLSを含む。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号143~177及び229のいずれか1つのアミノ酸配列と、または配列番号144、153、及び229のいずれか(場合によっては配列番号144、場合によっては配列番号153、場合によっては配列番号229)のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号224のペプチドモチーフを含まない。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、または229のいずれか1つのアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号149、151、175、または177のいずれか1つのアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号144、153、または229のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号144のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号153のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号229のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、3つのN末端NLSが、C末端に、1つのヌクレオプラスミンNLS、例えば配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むヌクレオプラスミンNLSと、2つのSV40NLS、例えば配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む2つのSV40NLSと、を含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号257のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号260のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号261のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリヌクレオチドは、3XFLAG(配列番号280)を更に含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号258のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を含む。
特定の実施形態では、本明細書に開示される操作されたヌクレアーゼポリペプチドまたはその活性部分は、
(i)精製タグ;
(ii)切断部位;
(iii)NLS;
(iv)元のヌクレアーゼポリペプチド;
(v)3つのNLS
を含む。
(i)精製タグ;
(ii)切断部位;
(iii)NLS;
(iv)元のヌクレアーゼポリペプチド;
(v)3つのNLS
を含む。
特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、C末端に(vi)3XFLAGを更に含む。特定の実施形態では、操作されたポリペプチドは、N-末端に(vi)(3x)FLAGを更に含む。特定の実施形態では、N末端の3XFLAGは、精製タグと切断部位との間にある。特定の実施形態では、成分は順番に、すなわち、ヌクレアーゼポリペプチドのアミノ末端からカルボキシ末端の順番にある。特定の実施形態では、精製タグは、Gly-6xHisまたはGly-8xHisタグなどのGly-ポリhisタグを含む。特定の実施形態では、精製タグはGly-8xHisタグを含む。特定の実施形態では、切断部位はTEVを含む。特定の実施形態では、N末端NLSは、myc関連NLS、例えばアミノ酸配列PAAKRVKLD(配列番号265)もしくはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列、またはRQRRNELKRSP(配列番号266)もしくはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を有するc-myc NLSを含む。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号143~177及び229のいずれか1つのアミノ酸配列と、または配列番号144、153、及び229のいずれか(場合によっては配列番号144、場合によっては配列番号153、場合によっては配列番号229)のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号224のペプチドモチーフを含まない。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、または229のいずれか1つのアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号149、151、175、または177のいずれか1つのアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号144、153、または229のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号144のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号153のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、元のヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号229のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を有する。特定の実施形態では、3つのN末端NLSが、C末端に、1つのヌクレオプラスミンNLS、例えば配列KRPAATKKAGQAKKKK(配列番号264)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むヌクレオプラスミンNLSと、2つのSV40NLS、例えば配列PKKKRKV(配列番号263)またはこれと少なくとも50、60、70、75、80、85、90、95、もしくは98%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む2つのSV40NLSと、を含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号259のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を含む。特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼポリペプチドは、配列番号262のアミノ酸配列と少なくとも50、60%、65%、75%、85%、95%、99%または100%同一性の、例えば少なくとも60%、場合によっては少なくとも85%、及び特定の実施形態では少なくとも95%同一性、または更には100%同一性のアミノ酸配列を含む。
核酸誘導型ヌクレアーゼは、1つ以上のポリヌクレオチドによってコードされ得る。1またはそれ以上のポリヌクレオチドは天然のものであり得る。特定の実施形態では、1またはそれ以上のポリヌクレオチドは、操作されたポリヌクレオチドを含む。操作されたポリヌクレオチドは、非天然のポリヌクレオチド、例えば、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチドであって、コードされたアミノ酸配列が、天然ヌクレアーゼポリペプチド中の1つ以上の置換、ヌクレアーゼポリペプチドのC及び/またはN末端への1つ以上のアミノ酸配列の付加のいずれか、またはその両方によって天然配列から変更されている、ポリヌクレオチドである。操作されたポリヌクレオチドは、追加的または代替的に、コドン最適化によって産生され得、例えば、一方の種に天然のポリヌクレオチドが、もう一方の種における転写及び/または翻訳に最適化され、ポリヌクレオチド中の少なくとも1、2、5、10、20、50、100、200、または500個のコドンが、2つの間で異なる。本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼをコードする操作されたポリヌクレオチドは、原核生物、例えばE.coliに対してコドン最適化することができる。本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼをコードする操作されたポリヌクレオチドは、単細胞性真核生物、例えばS.cerivisaeなどの酵母菌に対してコドン最適化することができる。本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼなどの核酸誘導型ヌクレアーゼをコードする操作されたポリヌクレオチドは、多細胞性真核生物、例えばヒトに対してコドン最適化することができる。
本明細書で提供される核酸誘導型ヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチドが本明細書で開示される。特定の実施形態では、ポリヌクレオチドは天然である。特定の実施形態では、ポリヌクレオチドは、例えば、コードされたヌクレアーゼポリペプチドが操作されたヌクレアーゼポリペプチドを含むか、ポリヌクレオチドがコドン最適化されたかのいずれか、またはその両方のために、操作されている。
特定の実施形態では、配列番号143~177及び229のいずれか1つに対応するアミノ酸配列の1つ以上、または配列番号143~177及び229のいずれか1つに対応するアミノ酸配列の1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のアミノ酸配列をコードする、1つ以上のポリヌクレオチドが提供される。特定の実施形態では、コードされたポリペプチドは、ペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)を含まない。したがって、特定の実施形態では、配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のいずれか1つのアミノ酸配列に対応するアミノ酸配列の1つ以上、または配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のいずれか1つのアミノ酸配列に対応するアミノ酸配列の1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドが提供される。特定の実施形態では、ペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)を含まないコードされたポリペプチドは、ラジカルアミノ酸置換であり、及び/または20を超えるスニース指数値を有する、少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。特定の実施形態では、配列番号149、151、175、及び177のいずれか1つに対応するアミノ酸配列の1つ以上、または、配列番号149、151、175、及び177のいずれか1つに対応するアミノ酸配列の1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドが提供される。特定の実施形態では、配列番号144、153、及び229のいずれか1つに対応するアミノ酸配列の1つ以上、または、配列番号144、153、及び229のいずれか1つに対応するアミノ酸配列の1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドが提供される。特定の実施形態では、配列番号144に対応するアミノ酸配列、または、配列番号144に対応するアミノ酸配列と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドが提供される。特定の実施形態では、配列番号153に対応するアミノ酸配列、または、配列番号153に対応するアミノ酸配列と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドが提供される。特定の実施形態では、配列番号229に対応するアミノ酸配列、または、配列番号229に対応するアミノ酸配列と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドが提供される。特定の実施形態では、配列は、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、または両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする。追加のアミノ酸配列のタイプ、組み合わせ、NまたはC末端、及び/または順序は、本明細書に開示されているもののいずれかであり得る。後者の実施形態のうち特定のものでは、配列番号257~262に対応するアミノ酸配列、または、配列番号257~262に対応するアミノ酸配列と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドが提供される。上記の実施形態のうち特定のものでは、ポリヌクレオチドは操作されたポリヌクレオチドである。
特定の実施形態では、配列番号1~142及び225~228のいずれか1つに対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチド、または配列番号1~142及び225~228のいずれか1つに対応する配列を含むポリヌクレオチド配列のうち1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のポリヌクレオチド配列が本明細書で提供される。特定の実施形態では、配列は、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、または両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする。追加のアミノ酸配列のタイプ、組み合わせ、NまたはC末端、及び/または順序は、本明細書に開示されているもののいずれかであり得る。配列は、例えば、E.coli、S.cerevisiae、またはヒトのコドン最適化のうちの1つに対してコドン最適化することができる。上記の実施形態のうち特定のものでは、ポリヌクレオチドは操作されたポリヌクレオチドである。後者の実施形態のうち特定のものでは、ポリヌクレオチドは、E.coli、S.cerevisiae、またはヒトに対してコドン最適化されている。
特定の実施形態では、配列番号1、5、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、及び225のうちいずれか1つに対応する配列、または配列番号1、5、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、及び225のうちいずれか1つに対応するポリヌクレオチド配列のうち1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のポリヌクレオチド配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドが本明細書で提供される。特定の実施形態では、配列は、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、または両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする。追加のアミノ酸配列のタイプ、組み合わせ、NまたはC末端、及び/または順序は、本明細書に開示されているもののいずれかであり得る。配列は、例えば、E.coli、S.cerevisiae、またはヒトのコドン最適化のうちの1つに対してコドン最適化することができる。特定の実施形態では、配列番号230~256、及び330のいずれか1つに対応するポリヌクレオチド、または配列番号230~256、及び330のいずれか1つに対応するポリヌクレオチド配列のうち1つ以上に少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のポリヌクレオチド配列が提供される。上記の実施形態のうち特定のものでは、ポリヌクレオチドは操作されたポリヌクレオチドである。後者の実施形態のうち特定のものでは、ポリヌクレオチドは、E.coli、S.cerevisiae、またはヒトに対してコドン最適化されている。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるガイドRNA(gRNA)は、任意のgRNAであり得る。その他の実施形態では、本明細書に開示されるgRNAは、配列番号178~188のいずれか1つに対して少なくとも50%の核酸同一性の核酸配列を含み得る。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるgRNAは、配列番号178~188のいずれか1つと約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、95%超、または100%の核酸同一性を有する核酸配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるgRNAは、配列番号178~188のいずれか1つと少なくとも50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、95%超核酸同一性の核酸配列を含む。いくつかの実施形態では、操作されたポリヌクレオチド(gRNA)は、合成tracrRNA及びcrRNAを含む断片にスプリットすることができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるgRNAは、配列番号188に対して少なくとも50%核酸同一性の核酸配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるgRNAは、配列番号188と約10%、20%、30%、40%、50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、95%超、または100%核酸同一性の核酸配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるgRNAは、配列番号188と少なくとも50%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、95%超核酸同一性の核酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチドは、配列番号1~142または225によって表される任意の核酸と少なくとも50%の核酸同一性を有する核酸配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼは、配列番号1~142または225のいずれか1つと約60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、95%超、または100%ポリヌクレオチド同一性の核酸配列を含む。
場合によっては、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼは、核酸配列からコードされる。こうした核酸は、所望の宿主細胞における発現のためにコドン最適化され得る。好適な宿主細胞としては、非限定的な例として、E.coli、P.aeruginosa、B.subtilus、及びV.natriegensなどの原核細胞、S.cerevisiae、植物細胞、昆虫細胞、線虫細胞、両生類細胞、魚細胞、またはヒト細胞を含む哺乳動物細胞などの真核細胞が挙げられ得る。
核酸誘導型ヌクレアーゼをコードする核酸配列は、プロモーターに作動可能に連結することができる。こうした核酸配列は、線状または環状であり得る。核酸配列は、複製起点、選択マーカーまたは選択可能マーカー、ターミネータ、標的化可能なヌクレアーゼシステムのその他の成分、例えばガイド核酸、または本明細書に開示される編集もしくはレコーダーカセットなどの追加の要素を含む、より大きな線状または環状の核酸配列上に包含され得る。いくつかの態様では、核酸配列は、少なくとも1つのグリシン、少なくとも1つの6Xヒスチジンタグ、及び/または少なくとも1つの3X核局在化シグナルタグを含み得る。下記でより詳細に説明するように、より大きな核酸配列は組換え発現ベクターであり得る。
一般に、ガイドポリヌクレオチドは、適合性の核酸誘導型ヌクレアーゼと複合体を形成することができ、また、標的配列とハイブリダイズすることよってヌクレアーゼを標的配列に向かわせることができる。ガイドポリヌクレオチドと複合体を形成することができる対象の核酸誘導型ヌクレアーゼは、ガイドポリヌクレオチドと適合性のある核酸誘導型ヌクレアーゼと称され得る。更に、核酸誘導型ヌクレアーゼと複合体を形成することが可能なガイドポリヌクレオチドは、核酸誘導型ヌクレアーゼと適合性のあるガイドポリヌクレオチドまたはガイド核酸と称され得る。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるポリヌクレオチド(gRNA)は、合成tracrRNA及びcrRNAを含む断片にスプリットすることができる。gRNAの例としては、表1に示すgRNAが挙げられるが、これらに限定されない。
ガイドポリヌクレオチドは、DNAであり得る。ガイドポリヌクレオチドは、RNAであり得る。ガイドポリヌクレオチドは、DNA及びRNAの両方を含み得る。ガイドポリヌクレオチドは、修飾ヌクレオチドまたは非天然ヌクレオチドを含むことができる。ガイドポリヌクレオチドがRNAを含む場合、RNAガイドポリヌクレオチドは、本明細書に開示されるプラスミド、線状コンストラクト、または編集カセットなどのポリヌクレオチド分子上のDNA配列によってコードされ得る。
ガイドポリヌクレオチドはガイド配列を含むことができる。ガイド配列は、標的配列とハイブリダイズし、標的配列への複合核酸誘導型ヌクレアーゼの配列特異的結合を誘導するために、標的ポリヌクレオチド配列との十分な相補性を有するポリヌクレオチド配列である。ガイド配列とその対応する標的配列との間の相補性の程度は、好適な整列アルゴリズムを使用して最適に整列された場合、約50%、60%、75%、80%、85%、90%、95%、97.5%、99%、もしくはそれ以上、または約50%超、60%超、75%超、80%超、85%超、90%超、95%超、97.5超%、99%超、もしくはそれ以上である。配列を整列させるための任意の好適なアルゴリズムを使用して、最適な整列を決定することができる。いくつかの実施形態では、ガイド配列は、約5、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、75、もしくはそれ以上、または約5超、10超、11超、12超、13超、14超、15超、16超、17超、18超、19超、20超、21超、22超、23超、24超、25超、26超、27超、28超、29超、30超、35超、40超、45超、50超、75超、もしくはそれ以上のヌクレオチド長であり得る。その他の実施形態では、ガイド配列は、約75、50、45、40、35、30、25、20ヌクレオチド長未満であり得る。好ましくは、ガイド配列は10~30ヌクレオチド長である。ガイド配列は、15~20ヌクレオチド長であり得る。ガイド配列は、15ヌクレオチド長であり得る。ガイド配列は、16ヌクレオチド長であり得る。ガイド配列は、17ヌクレオチド長であり得る。ガイド配列は、18ヌクレオチド長であり得る。ガイド配列は、19ヌクレオチド長であり得る。ガイド配列は、20ヌクレオチド長であり得る。
ガイドポリヌクレオチドは足場配列を含むことができる。一般に、「足場配列」は、標的化可能なヌクレアーゼ複合体の形成を促進するのに十分な配列を有する任意の配列を含むことができ、標的化可能なヌクレアーゼ複合体としては、核酸誘導型ヌクレアーゼが挙げられるが、これに限定されず、ガイドポリヌクレオチドとしては、足場配列及びガイド配列が挙げられ得る。標的化可能なヌクレアーゼ複合体の形成を促進する足場配列内の十分な配列は、二次構造の形成に関与する1つまたは2つの配列領域などの足場配列内の2つの配列領域の長さに沿ってある程度の相補性を含み得る。場合によっては、1つまたは2つの配列領域は、同じポリヌクレオチド上に含まれるか、または同じポリヌクレオチド上でコードされる。場合によっては、1つまたは2つの配列領域は、別のポリヌクレオチド上に含まれるか、または別のポリヌクレオチド上でコードされる。最適な整列は、任意の好適な整列アルゴリズムによって決定することができ、1つまたは2つの配列領域のいずれかの内の自己相補性などの二次構造を更に説明することができる。いくつかの実施形態では、2つのうちの短い方の長さに沿った1つまたは2つの配列領域間の相補性の程度は、最適に整列された場合、約25%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、97.5%、99%、もしくはこれ以上、または約25%超、30%超、40%超、50%超、60%超、70%超、80%超、90%超、95%超、97.5%超、99%超、もしくはこれ以上である。いくつかの実施形態では、2つの配列領域のうち少なくとも1つは、約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、40、50、もしくはそれ以上のヌクレオチド長、または約5超、6超、7超、8超、9超、10超、11超、12超、13超、14超、15超、16超、17超、18超、19超、20超、25超、30超、40超、50超、もしくはそれ以上のヌクレオチド長であり得る。
主題のガイドポリヌクレオチドの足場配列は、二次構造を含み得る。二次構造はシュードノット領域を含むことができる。場合によっては、核酸誘導型ヌクレアーゼに対するガイドポリヌクレオチドの結合動態は、足場配列内の二次構造によって部分的に決定される。場合によっては、核酸誘導型ヌクレアーゼに対するガイドポリヌクレオチドの結合動態は、足場配列を含む核酸配列によって部分的に決定される。いくつかの態様では、本発明は、保存された足場配列を含み得るガイドポリヌクレオチドに結合するヌクレアーゼを提供する。例えば、本開示で使用するための核酸誘導型ヌクレアーゼは、保存されたシュードノット領域に結合することができる。したがって、足場配列は二次構造を含むことができる。二次構造はシュードノット領域を含むことができる。場合によっては、核酸誘導型ヌクレアーゼに対するガイドポリヌクレオチドの結合動態は、足場配列内の二次構造によって部分的に決定される。場合によっては、核酸誘導型ヌクレアーゼに対するガイドポリヌクレオチドの結合動態は、足場配列を含む核酸配列によって部分的に決定される。
特定の方法では、適合性のガイド核酸の適合性の足場配列は、天然の核酸誘導型ヌクレアーゼ遺伝子座に隣接する配列をスキャンすることによって見出すことができる。例えば、天然の核酸誘導型ヌクレアーゼは、対応する適合性のガイド核酸または足場配列に近接してゲノム上にコード化することができる。例えば、実施例3を参照されたい。
ART1~ART35のそれぞれについて保存されたDNA配列を以下の表3に提供する。これらの配列は、それぞれのヌクレアーゼのgRNAの保存された配列をコードし、RNA配列はこれらの配列から作成できる(表3の保存されたRNA配列)。更に、RNA配列の一部またはすべてを更なるプロセシングに供して、いずれかの末端から1つ以上のヌクレオチドを除去することもできる。各特定のARTヌクレアーゼで、スペーサーの長さは特定の数のNTであり、足場配列の長さは特定の数のNTである。したがって、特定のヌクレアーゼのgRNA(プロセシング前)の特定の実施形態では、これらの長さは表3に示される通りであり、特定のARTヌクレアーゼに対するgRNA(最終gRNAを生成するための潜在的な追加プロセシング前)の全長は、2つの合計である。本明細書における様々な実施形態の議論において、ARTヌクレアーゼ及び保存配列(またはその一部、以下を参照)を含むgRNAは、本明細書に開示される特定のARTヌクレアーゼ、及びそれに対応する特定のgRNA、またはその一部を指すことが理解される。
したがって、更に、各ARTヌクレアーゼでは、保存されたRNA配列は、RNA配列の一部、例えば、保存されたRNAの短縮バージョンであるRNA配列、例えば、5’及び/または3’末端のいずれかまたは両方で1つ以上のヌクレオチドによって短縮された配列など、を含み得る。理論に束縛されるものではないが、これらの部分は、少なくとも場合によっては、例えば、編集後の最終gRNAを表すRNA配列、及び/または特定のARTヌクレアーゼ共に使用するための大変のまたは全てのgRNAに存在する高度に保存された配列に対応し得るものと考えられる。後者の場合、これらは、例えば、最終gRNAで重要な二次構造を産生するために必要なRNA配列である場合がある。特定のARTヌクレアーゼのgRNAは、保存された部分、または高度に保存された部分、例えば、gRNAの二次構造、例えばシュードノットのヌクレオチド配列を含む高度に保存された部分を含むことができる。
このため、特定の実施形態では、保存されたgRNA、すなわち特定のARTヌクレアーゼの保存された足場部分などの保存された部分、またはその一部を含むgRNAが、このARTヌクレアーゼと共に使用される。特定の実施形態では、保存されたgRNAは、配列番号291~325の配列のうちいずれか1つ、またはその一部を含む。その部分とは、5’側、3’側のいずれか、またはその両方で1つ以上のヌクレオチドが除去されている、保存されたRNA配列内の連続した配列である(本文脈では、「除去された」とは、単に、それが産生された方法に関係なく、保存されたRNAのその部分に存在しないことを意味する)。この部分は、任意の好適な部分であってもよく、特定の実施形態では、この部分は、gRNAの5’末端から除去された0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30個のヌクレオチドを含み、特定の実施形態では、この部分は、gRNAの3’末端から除去された0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30個のヌクレオチドを含む(少なくとも1つのヌクレオチドが除去されている限り)。特定の実施形態では、高度に保存された部分、例えば、gRNAの二次構造、例えば、シュードノットを含む二次構造のヌクレオチド配列を含む高度に保存された部分が用いられる。
特定の実施形態では、特定のARTヌクレアーゼと共に使用するためのgRNAは、修飾ヌクレオチドを含むスプリットgRNAなどのスプリットgRNAである。特定の実施形態では、特定のARTヌクレアーゼと共に使用するためのgRNAは、修飾ヌクレオチドを含む単一gRNAなどの単一gRNAである。好適なgNA、例えばgRNAは、任意の好適な方法、例えば天然設定内で、宿主細胞内で、合成(修飾ヌクレオチドを有するgRNA)、または任意の他の好適な方法によって産生され得る。こうした方法は当技術分野で周知されている。特定の実施形態では、特定のARTヌクレアーゼと共に使用するためのgRNAは、合成によって産生される。特定の実施形態では、特定のARTヌクレアーゼと共に使用するためのgRNAは、合成によって産生され、化学修飾ヌクレオチドなどの修飾ヌクレオチドを含有する。修飾ヌクレオチドを含む合成gRNAは、米国特許出願公開第20160289675号でより詳細に説明されている。特定の実施形態では、特定の核酸誘導型ヌクレアーゼと共に使用するためのgRNAは、上記の配列番号291~325のうち1つに由来する保存されたgRNAまたはその部分などの保存されたgRNAまたはその部分を含む。特定の実施形態では、保存されたgRNAは、高度に保存された部分、例えば、シュードノットなどの二次構造を形成する部分を含む。本明細書で使用される「ヌクレオチド」は、天然のヌクレオチドまたは修飾されたヌクレオチドであり得ることが理解される。例えば、記載されている配列番号291~325は、文脈に応じて、天然のリボヌクレオチドを含む配列、または1つ以上の化学修飾されたリボヌクレオチドを含む配列のいずれかであると解釈されるべきである。
ガイドポリヌクレオチド、または「gRNA」は、配列番号178~188によって表される配列のうちいずれか1つ、または他の好適なgRNAによって表すことができる。いくつかの実施形態では、操作されたポリヌクレオチド(gRNA)は、合成tracrRNA及びcrRNAを含む断片にスプリットすることができる。いくつかの実施形態では、配列番号178~223のうちいずれか1つによって表される配列に対して少なくとも80%、または少なくとも85%、または少なくとも90%、または少なくとも95%の同一性を有することによって表されるgRNAは、合成tracrRNA及びcrRNAを含むことができる。
本明細書で使用するとき、「ガイド核酸」または「ガイドポリヌクレオチド」は、1つ以上のポリヌクレオチドを指すことができ、1)標的配列にハイブリダイズできるガイド配列、及び2)本明細書に記載される核酸誘導型ヌクレアーゼと相互作用または複合体形成できる足場配列を含むことができる。ガイド核酸は、1つ以上の核酸として提供することができる。特定の実施形態では、ガイド配列及び足場配列は、単一のポリヌクレオチドとして提供される。その他の態様では、ガイド核酸は、少なくとも1つのアンプリコン標的化断片を含み得る。
ガイド核酸は、2つの要素が標的配列を切断できる機能的な標的化可能なヌクレアーゼ複合体を形成できる場合、核酸誘導型ヌクレアーゼと適合性があり得る。特定の方法では、適合性のガイド核酸の適合性の足場配列は、天然の核酸誘導型ヌクレアーゼ遺伝子座に隣接する配列をスキャンすることによって見出すことができる。例えば、天然の核酸誘導型ヌクレアーゼは、対応する適合性のガイド核酸または足場配列に近接してゲノム上にコード化することができる。
核酸誘導型ヌクレアーゼは、ヌクレアーゼの内因性宿主内に見出されないガイド核酸と適合することができる。こうした直交ガイド核酸は、経験的試験によって決定することができる。直交ガイド核酸は、異なる細菌種に由来するか、合成されているか、さもなければ非天然となるように操作されている場合がある。
共通する核酸誘導型ヌクレアーゼと適合する直交ガイド核酸は、1つ以上の共通の特徴を含むことができる。共通の特徴には、シュードノット領域外の配列が含まれる場合がある。共通の特徴には、シュードノット領域が含まれる場合がある。共通の特徴には、一次配列または二次構造が含まれ得る。
ガイド核酸は、ガイド配列が標的配列に対して相補的であるようにガイド配列を変更し、それによってガイド配列と標的配列との間のハイブリダイゼーションを可能とすることにより、所望の標的配列を標的化するように操作することができる。操作されたガイド配列を有するガイド核酸は、操作されたガイド核酸と称することができる。操作されたガイド核酸は、多くの場合非天然であり、自然界で発見されない。
操作されたガイド核酸は、Synthetic Tracr RNA(STAR)システムを使用して形成することができる。STARは、Cas12aタンパク質と組み合わせられると、特定のゲノム遺伝子座を標的化する少なくとも1つのリボ核タンパク質(RNP)複合体を形成することができる。STARは、CRISPR(クラスター化して規則的な配置の短い回文配列リピート)の自然な特性を利用しており、CRISPRシステムはウイルス及びプラスミドDNAの侵入に対する免疫システムのように機能する。侵入したウイルスからの短DNA配列(スペーサー)は、細菌ゲノム内のCRISPR遺伝子座に組み込まれ、以前の感染の「記憶」として機能する。再感染により、相補的な成熟CRISPR RNA(crRNA)がトリガーされ、一致するウイルス配列が検出される。crRNAとトランス活性化crRNA(tracrRNA)が共にCRISPR関連(Cas)ヌクレアーゼを誘導して、「外来」DNA配列の二本鎖切断を切断させる。原核生物のCRISPRの「免疫システム」は、単純、容易、かつ迅速に実装可能なRNA誘導型哺乳動物ゲノム編集ツールとして機能するように操作されている。STAR(合成crRNA及びtracrRNAを含む)は、Cas12aタンパク質と組み合わせられると、特定のゲノム遺伝子座を標的化するリボ核タンパク質(RNP)複合体を形成できる。RNA(STAR)システムを用いて形成された操作されたガイド核酸は、スプリットgRNAをもたらし得る。本明細書に開示される使用のためのスプリットgRNAの例は、配列番号188によって表される配列を含み得る。
いくつかの実施形態では、リボ核タンパク質(RNP)複合体は、本明細書に開示される少なくとも1つのヌクレアーゼを含み得る。いくつかの態様では、RNP複合体は、配列番号143~177または229に対して約75%、約85%、約95%、約99%、または同一性のアミノ酸配列を有する少なくとも1つのヌクレアーゼを含むことができる。いくつかの例では、本明細書に開示されるヌクレアーゼを含むRNP複合体は、少なくとも1つのSTAR gRNAを更に含むことができる。いくつかのその他の例では、本明細書に開示されるヌクレアーゼを含むRNP複合体は、少なくとも1つの非STAR gRNAを更に含むことができる。いくつかのその他の例では、本明細書に開示されるヌクレアーゼを含むRNP複合体は、少なくとも1つのポリヌクレオチドを更に含むことができる。いくつかの態様では、本明細書に開示されるRNP複合体に含まれるポリヌクレオチドは、約50ヌクレオチド長を上回る場合がある。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるRNP複合体に含まれるポリヌクレオチドは、約50、約150、約500、約1000ヌクレオチド、または1000ヌクレオチド長を上回る場合がある。いくつかの実施形態では、全体的な編集効率に影響を与えるために、複数のヌクレアーゼをRNP複合体に付加することができる。その他の実施形態では、1回のトランスフェクションで2つ以上の部位の多重編集を可能にして効率を向上させるために、2つ以上のgRNAをRNP複合体に付加することができる。その他の実施形態では、特定の所望される修復結果に基づいて1つ以上の部位での多重編集を可能にするために、2つ以上のDNAテンプレートをRNPに付加することができる。
ヌクレアーゼシステム
本明細書に開示される他の実施形態は、標的化可能なヌクレアーゼシステムである。特定の実施形態では、標的化可能なヌクレアーゼシステムは、核酸誘導型ヌクレアーゼ及び適合性のガイド核酸(本明細書では互換的に「ガイドポリヌクレオチド」及び「gRNA」とも称される)を含むことができる。標的化可能なヌクレアーゼシステムは、核酸誘導型ヌクレアーゼまたは核酸誘導型ヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチド配列を含むことができる。標的化可能なヌクレアーゼシステムは、ガイド核酸またはガイド核酸をコードするポリヌクレオチド配列を含むことができる。
本明細書に開示される他の実施形態は、標的化可能なヌクレアーゼシステムである。特定の実施形態では、標的化可能なヌクレアーゼシステムは、核酸誘導型ヌクレアーゼ及び適合性のガイド核酸(本明細書では互換的に「ガイドポリヌクレオチド」及び「gRNA」とも称される)を含むことができる。標的化可能なヌクレアーゼシステムは、核酸誘導型ヌクレアーゼまたは核酸誘導型ヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチド配列を含むことができる。標的化可能なヌクレアーゼシステムは、ガイド核酸またはガイド核酸をコードするポリヌクレオチド配列を含むことができる。
一般に、本明細書に開示される標的化可能なヌクレアーゼシステムは、標的配列の部位で標的化可能なヌクレアーゼ複合体の形成を促進する要素を特徴とすることができ、ここで標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、核酸誘導型ヌクレアーゼ及びガイド核酸を含む。
ガイド核酸は、核酸誘導型ヌクレアーゼと共に、ガイド核酸のガイド配列によって決定されるように、標的ポリヌクレオチド内の標的配列に結合することができる標的化可能なヌクレアーゼ複合体を形成する。
一般に、二本鎖切断を生成するには、ほとんどの場合、標的化可能なヌクレアーゼ複合体がガイド核酸によって決定されるように標的配列に結合し、ヌクレアーゼは、標的配列に隣接するプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列を認識する必要がある。
標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、配列番号143~177及び229のいずれか1つの配列を含む核酸誘導型ヌクレアーゼ、及び適合性のガイド核酸を含んでもよい。標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、配列番号143~151のいずれか1つの核酸誘導型ヌクレアーゼ、及び適合性のガイド核酸を含んでもよい。標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、配列番号143~177のいずれか1つの核酸誘導型ヌクレアーゼ、及び配列番号178~188によって表される適合性のガイド核酸を含んでもよい。標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、配列番号1~142のいずれか1つによって表されるヌクレアーゼをコードする核酸誘導型ヌクレアーゼ、及び適合性gRNAまたは配列番号178~188のいずれか1つによって表されるgRNAを含んでもよい。特定の実施形態では、ガイド核酸は、選択された核酸誘導型ヌクレアーゼと適合する足場配列を含むことができる。これらの実施形態のいずれにおいても、ガイド配列は、任意の所望の標的配列に相補的であるように操作され得る。選択されたガイド配列は、任意の所望の標的配列にハイブリダイズするように操作され得る。
標的化可能なヌクレアーゼ複合体の標的配列は、原核細胞もしくは真核細胞に対して、またはインビトロで内因性または外因性の任意のポリヌクレオチドであり得る。例えば、標的配列は、真核細胞の核に存在するポリヌクレオチドであり得る。標的配列は、遺伝子産物(例えば、タンパク質)をコードする配列または非コード配列(例えば、調節ポリヌクレオチドまたはジャンクDNA)であり得る。本明細書では、標的配列はPAM、すなわち標的化可能なヌクレアーゼ複合体によって認識される短配列と関連しているはずと考えられる。PAMの正確な配列と長さの要件は、使用される核酸誘導型ヌクレアーゼによって異なるが、PAMは標的配列に隣接する2~5塩基対の配列であり得る。PAM配列の例は、以下の実施例の項に記載されており、当業者であれは、所与の核酸誘導型ヌクレアーゼと共に使用するための更なるPAM配列を同定することができる。更に、PAM相互作用(PI)ドメインの操作により、PAM特異性のプログラミングが可能になり、標的部位認識の忠実度が向上し、核酸誘導型ヌクレアーゼゲノム操作プラットフォームの転用性が向上し得る。核酸誘導型ヌクレアーゼは、例えば、その開示全体が本明細書に組み込まれるKleinstiver et al.,Nature.2015 Jul.23;523(7561):481-5に記載されるように、そのPAM特異性を変更するように操作されてもよい。
PAM部位は、標的配列に近接するヌクレオチド配列である。ほとんどの場合、核酸誘導型ヌクレアーゼは、適切なPAMが存在する場合にのみ標的配列を切断できる。PAMは、核酸誘導型ヌクレアーゼ特異的であり、2つの異なる核酸誘導型ヌクレアーゼ間で異なり得る。PAMは、標的配列の5’または3’であり得る。PAMは、標的配列の上流または下流にあり得る。PAMは、ヌクレオチド長が1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上であり得る。多くの場合、PAMのヌクレオチド長は2~6である。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態では、PAMは別個のオリゴヌクレオチド上に提供され得る。こうした場合、標的配列と同じポリヌクレオチド上に隣接するPAMが存在しないため、オリゴヌクレオチド上にPAMを提供することにより、さもなければ切断できない標的配列の切断が可能になる。
標的化可能なヌクレアーゼシステムの成分をコードするポリヌクレオチド配列は、1つ以上のベクターを含むことができる。一般に、本明細書で使用するとき、用語「ベクター」は、それが連結した別の核酸を輸送することが可能な核酸分子を指すことができる。ベクターとしては、一本鎖、二本鎖、または部分二本鎖である核酸分子;1つ以上の自由端を含む、自由端を含まない(例えば、環状)核酸分子;DNA、RNA、またはその両方を含む核酸分子;及び当技術分野で既知の他の種類のポリヌクレオチドが挙げられるが、これらに限定されない。ベクターの1つのタイプは「プラスミド」であり、これは標準の分子クローニング技術などによって追加のDNA断片が挿入され得る環状二本鎖DNAループを指す。ベクターの別のタイプは、ウイルス由来のDNAまたはRNA配列がベクター内に存在し、ウイルス(例えば、レトロウイルス、複製欠損レトロウイルス、アデノウイルス、複製欠損アデノウイルス、及びアデノ随伴ウイルス)にパッケージングされている、ウイルスベクターである。他のベクター(例えば、非エピソーム性哺乳類ベクター)は、宿主細胞への導入時に宿主細胞のゲノムに組み込まれ得る。組換え発現ベクターは、宿主細胞における核酸の発現に適した形態で本発明の核酸を含むことができ、これは、組換え発現ベクターが、発現される核酸配列に作動可能に連結される、発現に用いられる宿主細胞を基準に選択され得る1つ以上の調節要素を含むことを意味し得る。
いくつかの実施形態では、調節要素は、標的化可能なヌクレアーゼシステムの1つ以上の成分の発現を駆動するために、標的化可能なヌクレアーゼシステムの1つ以上の要素に作動可能に連結することができる。
いくつかの実施形態では、ベクターは、核酸誘導型ヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチド配列に作動可能に連結された調節要素を含むことができる。核酸誘導型ヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチド配列は、原核細胞または真核細胞などの標的細胞における発現のためにコドン最適化され得る。真核細胞は、酵母、菌類、藻類、植物、動物、またはヒトの細胞であり得る。真核細胞は、ヒト、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、または非ヒト霊長類を含む非ヒト哺乳動物を含むがこれらに限定されない哺乳動物などの生物に由来するものであり得る。
一般に、コドン最適化とは、天然のアミノ酸配列を維持しながら、天然配列の少なくとも1つ以上のコドンを、その宿主細胞遺伝子においてより頻繁にまたは最も頻繁に使用されるコドンで置き換えることによって、目的の宿主細胞における発現を増強するために核酸配列を修飾するプロセスを指すことができる。様々な種が、特定のアミノ酸のコドンに対して特定のバイアスを示す。本明細書で企図されるように、遺伝子は、コドン最適化に基づいて、所与の生物における最適な遺伝子発現のために調整され得る。コドン使用頻度表は、www.kazusa.or.jpで入手可能な「Codon Usage Database」などで容易に入手可能であり、これらの表は、多くの方法で適合させることが可能である。Nakamura,Y.,et al.“Codon usage tabulated from the international DNA sequence databases:status for the year 2000” Nucl.Acids Res.28:292(2000)を参照されたい.特定の実施形態では、コドン最適化ポリヌクレオチドが提供される。特定の実施形態では、配列番号143~177及び229のいずれか1つに対応するアミノ酸配列の1つ以上、もしくは配列番号144、153、及び229のいずれか(場合によっては配列番号144、場合によっては配列番号153、場合によっては配列番号229)のアミノ酸配列、または配列番号143~177及び229のいずれか1つに対応するアミノ酸配列の1つ以上、もしくは配列番号144、153、及び229のいずれか(場合によっては配列番号144、場合によっては配列番号153、場合によっては配列番号229)のアミノ酸配列と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のアミノ酸配列をコードする1つ以上のポリヌクレオチドが提供され、ここで、ポリヌクレオチドはコドン最適化され、例えばE.coliにコドン最適化され、またはS.cerevisiaeにコドン最適化され、またはヒトにコドン最適化される。特定の実施形態では、配列は、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、または両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする。追加のアミノ酸配列のタイプ、組み合わせ、NまたはC末端、及び/または順序は、本明細書に開示されているもののいずれかであり得る。
特定の実施形態では、配列番号2~4、6~10、12~14、16~18、20~22、24~26、28~30、32~34、36~38、40~42、44~46、48~50、52~54、56~58、60~62、64~66、68~70、72~74、76~78、80~82、84~86、88~90、92~94、96~98、100~102、104~106、108~110、112~114、116~118、120~122、124~126、128~130、132~134、136~138、140~142、226~228、及び330のいずれかに対応する1つ以上のコドン最適化ポリヌクレオチド、または、配列番号2~4、6~10、12~14、16~18、20~22、24~26、28~30、32~34、36~38、40~42、44~46、48~50、52~54、56~58、60~62、64~66、68~70、72~74、76~78、80~82、84~86、88~90、92~94、96~98、100~102、104~106、108~110、112~114、116~118、120~122、124~126、128~130、132~134、136~138、140~142、226~228、及び330のいずれか1つに対応するポリヌクレオチド配列のうち1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のポリヌクレオチド配列が、本明細書で提供される。特定の実施形態では、配列は、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、または両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする。追加のアミノ酸配列のタイプ、組み合わせ、NまたはC末端、及び/または順序は、本明細書に開示されているもののいずれかであり得る。特定の実施形態では、配列番号2、6、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、226、及び330のいずれか1つに対応する1つ以上のE.coliコドン最適化ポリヌクレオチド、または、配列番号2、6、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、226、及び330のいずれか1つに対応するポリヌクレオチド配列のうち1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のポリヌクレオチド配列が、本明細書で提供される。特定の実施形態では、配列は、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、または両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする。追加のアミノ酸配列のタイプ、組み合わせ、NまたはC末端、及び/または順序は、本明細書に開示されているもののいずれかであり得る。特定の実施形態では、配列番号3、7、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、及び227のうちいずれかに対応する1つ以上のS.cerivisiaeコドン最適化ポリヌクレオチド、または、配列番号3、7、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、及び227のうちいずれか1つに対応するポリヌクレオチド配列のうち1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のポリヌクレオチド配列が、本明細書で提供される。特定の実施形態では、配列は、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、または両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする。追加のアミノ酸配列のタイプ、組み合わせ、NまたはC末端、及び/または順序は、本明細書に開示されているもののいずれかであり得る。特定の実施形態では、配列番号4、10、14、18、22、26、30、34、38、42、46、50、54、58、62、66、70、74、78、82、86、90、94、98、102、106、110、114、118、122、126、130、134、138、142、及び228のうちいずれかに対応する1つ以上のヒトコドン最適化ポリヌクレオチド、または、配列番号4、10、14、18、22、26、30、34、38、42、46、50、54、58、62、66、70、74、78、82、86、90、94、98、102、106、110、114、118、122、126、130、134、138、142、及び228のうちいずれか1つに対応するポリヌクレオチド配列のうち1つ以上と少なくとも50、60、70、80、90、95、もしくは100%同一のポリヌクレオチド配列が、本明細書で提供される。特定の実施形態では、配列は、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、または両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする。追加のアミノ酸配列のタイプ、組み合わせ、NまたはC末端、及び/または順序は、本明細書に開示されているもののいずれかであり得る。
核酸誘導型ヌクレアーゼ及び1つ以上のガイド核酸は、DNAまたはRNAのいずれかとして送達され得る。核酸誘導型ヌクレアーゼ及びガイド核酸の両方をRNA(未修飾または塩基もしくは骨格修飾を含む)分子として送達することを用いて、核酸誘導型ヌクレアーゼが細胞内に留まる時間を短縮することができる。これにより、標的細胞におけるオフターゲット切断活性のレベルが低下することができる。mRNAとして核酸誘導型ヌクレアーゼを送達することは、タンパク質への翻訳に時間がかかるため、核酸誘導型ヌクレアーゼmRNAの送達の数時間後にガイド核酸を送達して、核酸誘導型ヌクレアーゼタンパク質との相互作用に利用可能なガイド核酸のレベルを最大化することが有利であり得る。他の場合では、核酸誘導型ヌクレアーゼmRNA及びガイド核酸は同時に送達される。他の例では、ガイド核酸は、核酸誘導型ヌクレアーゼmRNAから、例えば0.5、1、2、3、4時間またはそれ以上の後に、連続的に送達される。
RNA形態の、またはDNA発現カセット上にコードされたガイド核酸は、ベクターまたは染色体上にコードされた核酸誘導型ヌクレアーゼを含むことができる宿主細胞に導入することができる。ガイド核酸は、カセット内で連続的または非連続的であり得る1つ以上のポリヌクレオチドとしてカセット内に提供され得る。特定の実施形態では、ガイド核酸は、単一の連続ポリヌクレオチドとしてカセット内に提供される。
様々な送達システムを使用して、核酸誘導型ヌクレアーゼ(DNAまたはRNA)及びガイド核酸(DNAまたはRNA)を宿主細胞内に導入することができる。これらの実施形態によれば、有用なシステムとしては、酵母システム、リポフェクションシステム、マイクロインジェクションシステム、微粒子銃システム、ビロソーム、リポソーム、イムノリポソーム、ポリカチオン、脂質:核酸コンジュゲート、ビリオン、人工ビリオン、ウイルスベクター、エレクトロポレーション、細胞透過性ペプチド、ナノ粒子、ナノワイヤー(Shalek et al.,Nano Letters,2012)、エキソソームが挙げられるが、これらに限定されない。分子トロイの木馬リポソーム(Pardridge et al.,Cold Spring Harb Protoc;2010;doi:10.1101/pdb.prot5407)を使用して、操作されたヌクレアーゼ及びガイドヌクレアーゼを血液脳関門全体に送達することができる。
いくつかの実施形態では、編集テンプレートも提供される。編集テンプレートは、本明細書に記載のベクターの構成要素であってもよく、別個のベクターに含まれてもよく、またはオリゴヌクレオチド、線状ポリヌクレオチド、もしくは合成ポリヌクレオチドなどの別個のポリヌクレオチドとして提供されてもよい。場合によっては、編集テンプレートはガイド核酸と同じポリヌクレオチド上にある。いくつかの実施形態では、編集テンプレートは、本明細書に開示される複合体の一部として、核酸誘導型ヌクレアーゼによってニッキングまたは切断される標的配列内またはその近くなど、相同組換えにおけるテンプレートとして機能するように設計される。編集テンプレートポリヌクレオチドは、約10、15、20、25、50、75、100、150、200、500、1000、もしくはそれ以上、または約10超、15超、20超、25超、50超、75超、100超、150超、200超、500超、1000超、もしくはそれ以上のヌクレオチド長など、任意の好適な長さであり得る。いくつかの実施形態では、編集テンプレートポリヌクレオチドは、標的配列を含み得るポリヌクレオチドの一部に相補的である。最適に整列された場合、編集テンプレートポリヌクレオチドは、標的配列の1つ以上のヌクレオチド(例えば、約1、5、10、15、20、25、30、35、40、もしくはそれ以上、または約1超、5超、10超、15超、20超、25超、30超、35超、40超、もしくはそれ以上のヌクレオチド)と重複する場合がある。いくつかの実施形態では、編集テンプレート配列及び標的配列を含み得るポリヌクレオチドが最適に整列される場合、テンプレートポリヌクレオチドの最も近いヌクレオチドは、標的配列から約1、5、10、15、20、25、50、75、100、200、300、400、500、1000、5000、10000、またはそれ以上のヌクレオチド以内である。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の1つ以上のベクターもしくは線状ポリヌクレオチドなどの1つ以上のポリヌクレオチド、その1つ以上の転写産物、及び/またはそれらから転写された1つ以上のタンパク質を宿主細胞に送達するための方法が提供される。いくつかの態様では、本発明は、こうした方法によって産生された細胞を更に提供し、生物は、こうした細胞を含み得るか、またはこうした細胞から産生され得る。いくつかの実施形態では、ガイド核酸と組み合わせた(及び場合により複合体を形成した)操作されたヌクレアーゼが細胞に送達される。
従来のウイルス及び非ウイルスベースの遺伝子導入方法を用いて、原核細胞、真核細胞、哺乳動物細胞、または標的組織などの細胞に核酸を導入することができる。こうした方法は、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼシステムの成分をコードする核酸を、培養物または宿主生物中の細胞に投与するために使用することができる。非ウイルスベクター送達系は、DNAプラスミド、RNA(例えば、本明細書に記載されるベクターの転写産物)、ネイキッド核酸、及びリポソームなどの送達ビヒクルと複合体を形成した核酸を含む。ウイルスベクター送達系としては、細胞に送達された後にエピソームまたは組込みゲノムのいずれかを有するDNAウイルス及びRNAウイルスが挙げられる。当技術分野で既知の任意の遺伝子治療法が、本明細書で有用であると考えられる。核酸の非ウイルス系送達法が本明細書で企図される。アデノ随伴ウイルス(「AAV」)ベクターも、例えば、核酸及びペプチドのインビトロ産生において、ならびにインビボ及びエクスビボ遺伝子療法手順のために、標的核酸を細胞に形質導入するために用いられ得る。
いくつかの実施形態では、宿主細胞は、本明細書に記載の1つ以上のベクター、線状ポリヌクレオチド、ポリペプチド、核酸-タンパク質複合体、またはそれらの任意の組み合わせで、一過性または非一過性にトランスフェクトされる。いくつかの実施形態では、細胞はインビトロ、培養液中、またはエクスビボでトランスフェクトされる。いくつかの実施形態では、細胞は、対象内で天然に生じる際にトランスフェクトされる。いくつかの実施形態では、トランスフェクトされる細胞は対象から採取される。いくつかの実施形態では、細胞は、細胞株など、対象から採取された細胞に由来する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の1つ以上のベクター、線状ポリヌクレオチド、ポリペプチド、核酸-タンパク質複合体、またはそれらの任意の組み合わせでトランスフェクトされた細胞を使用して、1つ以上のトランスフェクション由来配列を含むことができる新しい細胞株を確立する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の操作された核酸誘導型ヌクレアーゼシステムの成分で一過性にトランスフェクトされ(1つ以上のベクターの一過性トランスフェクション、またはRNAでのトランスフェクションなどによって)、操作されたヌクレアーゼ複合体の活性を介して修飾された細胞を用いて、修飾を含むが任意の他の外因性配列を欠いた細胞を含み得る新しい細胞株を確立する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の1つ以上のベクターを使用して、非ヒトトランスジェニック細胞、生物、動物、または植物を産生する。いくつかの実施形態では、トランスジェニック動物は、マウス、ラット、またはウサギなどの哺乳動物である。トランスジェニック細胞、生物、植物、及び動物を産生する方法は、当技術分野で知られており、一般に、本明細書に記載されるような細胞形質転換またはトランスフェクションの方法から開始する。
特定の実施形態では、操作されたヌクレアーゼ複合体、「標的配列」は、相補性を有するようにガイド配列が設計された配列を指すことができ、ここで標的配列とガイド配列との間のハイブリダイゼーションが、操作されたヌクレアーゼ複合体の形成を促進する。標的配列は、DNA、RNA、またはDNA-RNAハイブリッドなどの任意のポリヌクレオチドを含むことができる。標的配列は、細胞の核または細胞質に位置し得る。標的配列は、インビトロまたは無細胞環境中に配置することができる。
いくつかの実施形態では、操作されたヌクレアーゼ複合体の形成は、標的配列にハイブリダイズされ、本明細書に開示されるような1つ以上の新規な操作されたヌクレアーゼと複合体形成されたガイド核酸を含むことができ、標的配列内またはその付近(例えばそれから1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、20、30、40、50、またはそれ以上以内の塩基対)に1つまたは両方の鎖の切断をもたらす。切断は、標的配列内、標的配列の5′、標的配列の上流、標的配列の3′、または標的配列の下流で起こり得る。
いくつかの実施形態では、標的化可能なヌクレアーゼシステムの1つ以上の成分の発現を駆動する1つ以上のベクターが、宿主細胞にまたはインビトロに導入されるか、1つ以上の標的部位で標的化可能なヌクレアーゼ複合体が形成される。例えば、核酸誘導型ヌクレアーゼ及びガイド核酸はそれぞれ、別個のベクター上の別個の調節要素に作動可能に連結され得る。あるいは、同じまたは異なる調節要素から発現される2つ以上の要素を、第1のベクターに含まれない標的化可能なヌクレアーゼシステムの任意の成分を提供する1つ以上の追加のベクターと共に、単一のベクターに組み合わせてもよい。単一のベクター中で組み合わせられた標的化可能なヌクレアーゼシステム要素は、1つの要素が第2の要素に対して5’(の「上流」)または3’(の「下流」)に位置するなど、任意の好適な配向に配置され得る。1つの要素のコード配列は、第2の要素のコード配列の同じ鎖または反対側の鎖に位置し、同じ方向または反対方向に配向され得る。いくつかの実施形態では、単一のプロモーターが、核酸誘導型ヌクレアーゼ及び1つ以上のガイド核酸をコードする転写産物の発現を駆動する。いくつかの実施形態では、核酸誘導型ヌクレアーゼ及び1つ以上のガイド核酸は、同じプロモーターに作動可能に連結され、そこから発現される。その他の実施形態では、1つ以上のガイド核酸、または1つ以上のガイド核酸をコードするポリヌクレオチドは、核酸誘導型ヌクレアーゼまたは核酸誘導型ヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチド配列をすでに含み得る細胞またはインビトロ環境に導入される。
いくつかの実施形態では、複数の異なるガイド配列が使用される場合、細胞内またはインビトロで単一の発現コンストラクトを使用して、ヌクレアーゼ活性を複数の異なる対応する標的配列に標的化することができる。例えば、単一のベクターは、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、もしくはそれ以上、または約1超、2超、3超、4超、5超、6超、7超、8超、9超、10超、15超、20超、もしくはそれ以上のガイド配列を含むことができる。その他の実施形態では、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、もしくはそれ以上、または約1超、2超、3超、4超、5超、6超、7超、8超、9超、10超、もしくはそれ以上のこうしたガイド配列含有ベクターを提供することができ、任意選択的にインビボまたはインビトロで細胞に送達することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される方法及び組成物は、各ガイド核酸が異なるガイド配列を有し、それによって異なる標的配列を標的化するように、複数のガイド核酸を含むことができる。これらの実施形態によれば、複数のガイド核酸を、複数の標的が同時に標的化される多重化に使用することができる。更に、またはあるいは、複数のガイド核酸を細胞集団に導入し、集団中の各細胞が異なるまたはランダムなガイド核酸を受け取り、それによって細胞集団全体で複数の異なる標的配列を標的とするようにする。このような場合、その後変更された細胞の集合は、ライブラリーと呼ばれることがある。
その他の実施形態では、本明細書に開示される方法及び組成物は、それぞれが1つ以上の異なる対応するガイド核酸を有する複数の異なる核酸誘導型ヌクレアーゼを含み、それにより異なる核酸誘導型ヌクレアーゼによる異なる標的配列の標的化を可能にすることができる。いくつかのこうした場合において、各核酸誘導型ヌクレアーゼは、別個の複数のガイド核酸に対応して、2つ以上の重複しない、部分的に重複する、または完全に重複する多重化イベントを可能にすることができる。
いくつかの実施形態では、核酸誘導型ヌクレアーゼは、DNA切断活性またはRNA切断活性を有する。いくつかの実施形態では、核酸誘導型ヌクレアーゼは、標的配列内及び/または標的配列の相補体内などの標的配列の位置で、一方または両方の鎖の切断を指示する。いくつかの実施形態では、核酸誘導型ヌクレアーゼは、標的配列の最初または最後のヌクレオチドから約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、50、100、200、500、またはそれ以上の塩基対内の一方または両方の鎖の切断を指示する。
特定の実施形態では、本発明は、インビトロで、またはインビボ、エクスビボ、もしくはインビトロであり得る原核細胞もしくは真核細胞内で、標的配列を修飾する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本方法は、原核細胞などの細胞もしくは細胞集団、またはヒトもしくは非ヒト動物もしくは植物(微細藻類または他の生物を含む)由来の細胞もしくは細胞集団を抽出することと、細胞(複数可)を修飾することと、を含む。培養は、インビトロまたはエクスビボでの任意の段階で行うことができる。細胞(複数可)は、非ヒト動物または植物(微細藻類を含む)などの宿主に再導入することさえできる。再導入された細胞の場合、これらは幹細胞であり得る。
いくつかの実施形態では、方法は、標的化可能なヌクレアーゼ複合体を標的配列に結合させて標的配列の切断を生じさせ、それによって標的配列を修飾することを含み、ここで、標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、ガイド核酸と複合体を形成した核酸誘導型ヌクレアーゼを含み、ガイド核酸のガイド配列は、標的ポリヌクレオチド内の標的配列にハイブリダイズする。いくつかの態様では、本発明は、インビトロで、または原核細胞もしくは真核細胞内で、標的ポリヌクレオチドの発現を修飾する方法を提供する。いくつかの実施形態では、方法は、結合が標的ポリヌクレオチドの発現の増加または減少をもたらすことができるように、標的化可能なヌクレアーゼ複合体を標的ポリヌクレオチドを有する標的配列に結合させることを含み、ここで、標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、ガイド核酸と複合体を形成した核酸誘導型ヌクレアーゼを含みガイド核酸のガイド配列は、標的ポリヌクレオチド内の標的配列にハイブリダイズする。
特定の実施形態では、本発明は、上記の方法及び組成物で開示された要素のいずれか1つ以上を含むキットを提供する。要素は、個別にまたは組み合わせで提供することができ、バイアル、ボトル、またはチューブなどの任意の好適な容器で提供することができる。いくつかの実施形態では、キットは、1つ以上の言語、例えば2つ以上の言語の説明書を含む。
いくつかの実施形態では、キットは、本明細書に記載される要素の1つ以上を利用するプロセスで使用するための1つ以上の試薬を含む。試薬は、任意の好適な容器で提供され得る。例えば、キットは、1つ以上の反応緩衝液または保存緩衝液を提供し得る。試薬は、アッセイで使用可能な形態、または使用前に1つ以上の他の成分の添加を必要とする形態(例えば、濃縮物または凍結乾燥形態)で提供することができる。緩衝液は、炭酸ナトリウム緩衝液、重炭酸ナトリウム緩衝液、ホウ酸塩緩衝液、Tris緩衝液、MOPS緩衝液、HEPES緩衝液、及びそれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない、任意の緩衝液であり得る。いくつかの実施形態では、緩衝液はアルカリ性である。いくつかの実施形態では、緩衝液は、約7~約10のpHを有する。いくつかの実施形態では、キットは、ガイド配列と調節要素とを作動可能に連結するように、ベクターに挿入するためのガイド配列に対応する1つ以上のオリゴヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態では、キットは編集テンプレートを含む。
いくつかの実施形態では、標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、多様な細胞型における標的配列の修飾(例えば、欠失、挿入、転座、不活性化、活性化)を含む多種多様な有用性を有する。こうした本発明の標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、例えば、生化学的経路最適化、ゲノム規模の研究、ゲノム操作、遺伝子治療、薬物スクリーニング、疾患診断、及び予後診断において幅広い用途を有する。例示的な標的化可能なヌクレアーゼ複合体は、ガイド核酸と複合体を形成した本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼを含み、ここでガイド核酸のガイド配列は、標的ポリヌクレオチド内の標的配列にハイブリダイズすることができる。ガイド核酸は、足場配列に連結されたガイド配列を含むことができる。足場配列は、共に二次構造を形成するような程度の相補性を有する、1つ以上の配列領域を含むことができる。
編集テンプレートポリヌクレオチドは、組み込まれる配列(例えば、変異遺伝子)を含むことができる。組込みのための配列は、細胞にとって内因性または外因性の配列であり得る。組み込まれる配列の例としては、タンパク質をコードするポリヌクレオチドまたは非コードRNA(例えば、マイクロRNA)が挙げられる。したがって、組み込みのための配列は、好適な制御配列(複数可)に作動可能に連結され得る。あるいは、組み込まれる配列は、調節機能を提供してもよい。組み込まれる配列は、内因性野生型配列の突然変異またはバリアントであり得る。あるいは、組み込まれる配列は、内因性変異配列の野生型バージョンであってもよい。更に、またはあるいは、組み込まれる配列決定は、内因性突然変異またはバリアント配列のバリアントまたは突然変異形態であってもよい。
特定の実施形態では、上流または下流の配列は、約20bp~約2500bp、例えば、約50、100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、2200、2300、2400、または約2500bpを含み得る。いくつかの実施形態では、例示的な上流または下流配列は、約15bp~約2000bp、約30bp~約1000bp、約50bp~約750bp、約600bp~約1000bp、または約700bp~約1000bpを有する。
いくつかの実施形態では、編集テンプレートポリヌクレオチドは、マーカーを更に含むことができる。特定の実施形態では、いくつかのマーカーは、標的化組み込みのスクリーニングを容易にすることができる。好適なマーカーの例には、制限部位、蛍光タンパク質、または選択マーカーが含まれ得るが、これらに限定されない。特定の実施形態では、外因性ポリヌクレオチドテンプレートは、組換え技術を使用して構築することができる。
編集テンプレートポリヌクレオチドを組み込むことによって標的ポリヌクレオチドを修飾するための例示的な方法の一実施形態では、操作されたヌクレアーゼ複合体によって二本鎖切断がゲノム配列に導入され、切断は編集テンプレートを使用した相同組換えによって修復することができ、その結果、テンプレートは標的ポリヌクレオチドに組み込まれる。二本鎖切断の存在は、編集テンプレートの組み込みの効率を高めることができる。
細胞におけるポリヌクレオチドの発現を修飾するための方法が本明細書に開示される。いくつかの方法は、標的ポリヌクレオチドに結合する標的化可能なヌクレアーゼ複合体を使用することによって、標的ポリヌクレオチドの発現を増加または減少させることを含む。
遺伝子発現レベルの検出は、増幅アッセイにおいてリアルタイムで行うことができる。一態様では、増幅された産物は、DNAインターカレーター及びDNA溝結合剤を含むがこれらに限定されない蛍光DNA結合剤を用いて直接可視化することができる。二本鎖DNA分子に組み込まれたインターカレーターの量は、増幅されたDNA産物の量に比例し得るため、当該技術分野の従来型の光学系を使用してインターカレートされた色素の蛍光を定量することにより、増幅された産物の量を簡単に決定できる。この用途に適したDNA結合色素としては、SYBRグリーン、SYBRブルー、DAPI、ヨウ素プロピジウム、Hoeste、SYBRゴールド、臭化エチジウム、アクリジン、プロフラビン、アクリジンオレンジ、アクリフラビン、フルオロクマニン、エリプチシン、ダウノマイシン、クロロキン、ジスタマイシンD、クロモマイシン、ホミジウム、ミトラマイシン、ルテニウムポリピリジル、アントラマイシン、及び当業者に既知の他のものが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、配列特異的プローブなどの他の蛍光標識を増幅反応に使用して、増幅産物の検出及び定量化を容易にすることができる。プローブベースの定量的増幅は、所望の増幅産物の配列特異的な検出に依存する。これは、蛍光性の標的特異的プローブ(例えばTaqMan(商標)プローブ)を利用して、特異性及び感度を向上させている。プローブベースの定量的増幅を実施する方法は、当技術分野で十分に確立されている。
いくつかの実施形態では、シグナル伝達生化学的経路に関連する配列の発現における薬剤誘導性変化も、対応する遺伝子産物を調べることによって決定することができる。タンパク質レベルの決定は、a)生物学的試料に含まれるタンパク質を、シグナル伝達生化学的経路に関連するタンパク質に特異的に結合する薬剤と接触させることと、(b)こうして形成された任意の薬剤:タンパク質複合体を同定することと、を伴い得る。この実施形態の一態様では、シグナル伝達生化学的経路に関連するタンパク質に特異的に結合する薬剤は、抗体、好ましくはモノクローナル抗体である。
いくつかの実施形態では、結合反応中に形成される薬剤:ポリペプチド複合体の量は、標準的な定量アッセイによって定量化することができる。上に示したように、薬剤:ポリペプチド複合体の形成は、結合部位に残る標識の量によって直接測定することができる。別の方法では、シグナル伝達生化学的経路に関連するタンパク質を、特定の薬剤の結合部位に関して標識類似体と競合する能力について試験する。この競合アッセイでは、捕捉された標識の量は、試験試料中に存在するシグナル伝達生化学的経路に関連するタンパク質配列の量に反比例する。
いくつかの実施形態では、上記で概説した一般原理に基づくタンパク質分析のための多くの技術が当技術分野で既知であり、かつ本明細書で企図されている。これには、ラジオイムノアッセイ、ELISA(酵素結合イムノラジオメトリックアッセイ)、「サンドイッチ」イムノアッセイ、イムノラジオメトリックアッセイ、インサイツイムノアッセイ(例えば、コロイド金、酵素、または放射性同位体標識を使用する)、ウエスタンブロット分析、免疫沈降アッセイ、免疫蛍光アッセイ、及びSDS-PAGEが含まれるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、主題の方法を実施する際に、異なる身体組織、異なる細胞型、及び/または異なる細胞内構造におけるシグナル伝達生化学的経路に関連するタンパク質の発現パターンを識別することが望ましい場合がある。これらの研究は、特定の組織、細胞型、または細胞内構造で選択的に発現されるタンパク質マーカーに結合できる、組織特異的、細胞特異的、または細胞内構造特異的抗体を使用して実行できる。
その他の実施形態では、シグナル伝達生化学的経路に関連する遺伝子の変化した発現は、対照細胞と比較した遺伝子産物の活性の変化を調べることによって決定することもできる。シグナル伝達生化学的経路に関連するタンパク質の活性における薬剤誘発性変化のアッセイは、調査中の生物学的活性及び/またはシグナル伝達経路に依存する。例えば、タンパク質がキナーゼである場合、下流の基質(複数可)をリン酸化するその能力の変化は、当技術分野で既知の様々なアッセイによって決定することができる。代表的なアッセイには、リン酸化タンパク質を認識する抗ホスホチロシン抗体などの抗体を用いたイムノブロッティング及び免疫沈降が含まれるが、これらに限定されない。更に、キナーゼ活性は、ハイスループット化学発光アッセイによって検出できる。
シグナル伝達生化学的経路に関連するタンパク質が、細胞内pH条件の変動をもたらすシグナル伝達カスケードの一部である特定の実施形態では、蛍光pH色素などのpH感受性分子をレポーター分子として使用することができる。シグナル伝達生化学的経路に関連するタンパク質がイオンチャネルである別の例では、膜電位及び/または細胞内イオン濃度の変動を監視することができる。多くの市販のキット及びハイスループット装置が、イオンチャネルのモジュレーターの迅速かつ堅牢なスクリーニングに適している。代表的な機器としては、FLIPR(商標)(Molecular Devices,Inc.)及びVIPR(Aurora Biosciences)が挙げられる。これらの機器は、マイクロプレートの1000を超える試料ウェルの反応を同時に検出し、1秒または更には1ミリ秒以内にリアルタイムで測定及び機能データを提供することができる。
本明細書に開示される方法のいずれかを実施する際に、マイクロインジェクション、エレクトロポレーション、ソノポレーション、微粒子銃、リン酸カルシウム媒介トランスフェクション、カチオン性トランスフェクション、リポソームトランスフェクション、デンドリマートランスフェクション、熱ショックトランスフェクション、ヌクレオフェクショントランスフェクション、マグネトフェクション、リポフェクション、インペールフェクション、光トランスフェクション、独自の薬剤により増強した核酸取り込み、ならびにリポソーム、免疫リポソーム、ビロソーム、または人工ビリオンを介した送達が挙げられるがこれらに限定されない、当技術分野で既知の1つ以上の方法を介して、好適なベクターを細胞、組織、生物、または胚に導入することができる。いくつかの方法では、ベクターはマイクロインジェクションによって胚に導入される。ベクター(複数可)は、胚の核または細胞質にマイクロインジェクションされ得る。いくつかの方法では、ヌクレオフェクションによってベクター(複数可)を細胞に導入することができる。
標的化可能なヌクレアーゼ複合体の標的ポリヌクレオチドは、宿主細胞に対して内因性または外因性の任意のポリヌクレオチドであり得る。例えば、標的ポリヌクレオチドは、真核細胞の核、原核細胞のゲノム、または宿主細胞の染色体外ベクターに存在するポリヌクレオチドであり得る。標的ポリヌクレオチドは、遺伝子産物(例えば、タンパク質)をコードする配列または非コード配列(例えば、調節ポリヌクレオチドまたはジャンクDNA)であり得る。
本明細書に開示されるいくつかの実施形態は、例えば、遺伝子を標的化してノックアウトする、遺伝子を増幅する、及び/またはDNA反復不安定性及び医学的障害に関連する特定の突然変異を修復するための、本明細書に開示される操作された核酸誘導型ヌクレアーゼシステムの使用に関する。このヌクレアーゼシステムを使用して、これらのゲノム不安定性の欠陥を抑えて修正することができる。その他の実施形態では、本明細書に開示される操作された核酸誘導型ヌクレアーゼシステムは、ラフォラ病に関連する遺伝子の欠陥を修正するために使用することができる。ラフォラ病は、思春期にてんかん性発作として始まり得る進行性ミオクローヌスてんかんを特徴とする常染色体劣性疾患である。この状態は、発作、筋肉のけいれん、歩行困難、認知症、及び最終的に死をもたらす。
本発明の更に別の態様では、操作された/新規の核酸誘導型ヌクレアーゼシステムを使用して、いくつかの遺伝子突然変異から生じる遺伝的眼疾患を矯正することができる。
本発明のいくつかの他の実施形態は、広範囲の遺伝病に関連する欠陥の修正に関するものであり、これらは、National Institutes of HealthのウェブサイトのGenetic Disordersの主題サブセクションで更に記載されている。脳の特定の遺伝性障害としては、副腎白質ジストロフィー、脳梁欠損症、エカルディ症候群、アルパーズ病、グリア芽腫、アルツハイマー病、バース症候群、バッテン病、CADASIL、小脳変性症、ファブリー病、ゲルストマン・シュトロイスラー・シャインカー病、ハンチントン病、及びその他のトリプレットリピート障害、リー病、レッシュ・ナイハン症候群、メンケス病、ミトコンドリア性ミオパシー、ならびにNINDSコルポセファリー、または遺伝的に関係のある原因が一因となるその他の脳障害が挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態では、遺伝的に関係のある障害は、新生物形成であり得る。状態が新生物形成であるいくつかの実施形態では、標的遺伝子は、上に挙げた1つ以上の遺伝子を含むことができる。いくつかの実施形態では、本明細書で企図される健康状態は、加齢性黄斑変性症または統合失調症関連障害であり得る。その他の実施形態では、状態は、トリヌクレオチドリピート障害または脆弱X症候群であり得る。その他の実施形態では、状態は、セクレターゼ関連障害であり得る。いくつかの実施形態では、状態は、プリオン関連障害であり得る。いくつかの実施形態では、状態は、ALSであり得る。いくつかの実施形態では、状態は、処方薬または違法薬物に関連する薬物依存症であり得る。これらの実施形態によれば、依存症に関連するタンパク質としては、例えばABATが挙げられ得る。
いくつかの実施形態では、状態は、自閉症であり得る。いくつかの実施形態では、健康状態は、炎症関連状態、例えば、炎症性サイトカインの過剰発現であり得る。他の炎症状態関連タンパク質としては、Ccr2遺伝子によってコードされる単球走化性タンパク質-1(MCP1)、Ccr5遺伝子によってコードされるCCケモカイン受容体5型(CCR5)、Fcgr2b遺伝子によってコードされるIgG受容体IIB(FCGR2b、CD32とも称される)、もしくはFcer1g遺伝子によってコードされるFcεR1g(FCER1g)タンパク質、またはこれらの状態に遺伝的に関連する他のタンパク質のうちの1つ以上が挙げられ得る。いくつかの実施形態では、状態はパーキンソン病であり得る。これらの実施形態によれば、パーキンソン病に関連するタンパク質としては、α-シヌクレイン、DJ-1、LRRK2、PINK1、パーキン、UCHL1、シンフィリン-1、及びNURR1が挙げられ得るが、これらに限定されない。
心疾患の一因となる心血管関連タンパク質としては、IL1b(インターロイキン1-ベータ)、XDH(キサンチンデヒドロゲナーゼ)、TP53(腫瘍タンパク質p53)、PTGIS(プロスタグランジン12(プロスタサイクリン)シンターゼ)、MB(ミオグロビン)、IL4(インターロイキン4)、ANGPT1(アンジオポエチン1)、ABCG8(ATP結合性カセット、サブファミリーG(WHITE)メンバー8)、もしくはCTSK(カテプシンK)またはこれらの状態に対するその他の既知の寄与因子が挙げられ得るが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、状態はアルツハイマー病であり得る。これらの実施形態によれば、アルツハイマー病に関連するタンパク質としては、VLDLR遺伝子によってコードされる超低密度リポタンパク質受容体タンパク質(VLDLR)、UBA1遺伝子によってコードされるユビキチン様修飾因子活性化酵素1(UBA1)、もしくは例えば、UBA3遺伝子によってコードされるNEDD8活性化酵素E1触媒サブユニットタンパク質(UBE1C)、または他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得る。
いくつかの実施形態では、状態は自閉症スペクトラム障害であり得る。これらの実施形態によれば、自閉症スペクトラム障害に関連するタンパク質としては、BZRAP1遺伝子によってコードされるベンゾジアザピン受容体(末梢)関連タンパク質1(BZRAP1)、AFF2遺伝子によってコードされるAF4/FMR2ファミリーメンバー2タンパク質(AFF2)(MFR2とも称される)、FXR1遺伝子によってコードされる脆弱X精神遅滞常染色体ホモログ1タンパク質(FXR1)、もしくはFXR2遺伝子によってコードされる脆弱X精神遅滞常染色体ホモログ2タンパク質(FXR2)、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得る。
いくつかの実施形態では、状態は黄斑変性症であり得る。これらの実施形態によれば、黄斑変性症に関連するタンパク質としては、ATP結合カセット、ABCR遺伝子によってコードされるサブファミリーA(ABC1)メンバー4タンパク質(ABCA4)、APOE遺伝子によってコードされるアポリポタンパク質Eタンパク質(APOE)、もしくはCCL2遺伝子によってコードされるケモカイン(CCモチーフ)リガンド2タンパク質(CCL2)、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得るが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、状態は統合失調症であり得る。これらの実施形態によれば、統合失調症に関連するタンパク質としては、NRG1、ErbB4、CPLX1、TPH1、TPH2、NRXN1、GSK3A、BDNF、DISCI、GSK3B、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの実施形態では、状態は腫瘍抑制であり得る。これらの実施形態によれば、腫瘍抑制に関連するタンパク質としては、ATM(毛細血管拡張性運動失調変異)、ATR(毛細血管拡張性運動失調及びRad3関連)、EGFR(上皮成長因子受容体)、ERBB2(v-erb-b2赤芽球性白血病ウイルス癌遺伝子ホモログ2)、ERBB3(v-erb-b2赤芽球性白血病ウイルス癌遺伝子ホモログ3)、ERBB4(v-erb-b2赤芽球性白血病ウイルス癌遺伝子ホモログ4)、ノッチ1、ノッチ2、ノッチ3、もしくはノッチ4、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得る。
いくつかの実施形態では、状態は、セクレターゼ障害であり得る。これらの実施形態によれば、セクレターゼ障害に関連するタンパク質としては、PSENEN(プレセニリンエンハンサー2ホモログ(C.elegans))、CTSB(カテプシンB)、PSEN1(プレセニリン1)、APP(アミロイドベータ(A4)前駆体タンパク質)、APH1B(前部咽頭欠損1ホモログB(C.elegans))、PSEN2(プレセニリン2(アルツハイマー病4))、もしくはBACE1(ベータ部位APP切断酵素1)、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得る。
いくつかの実施形態では、状態は、筋萎縮性側索硬化症であり得る。これらの実施形態によれば、筋萎縮性側索硬化症に関連するタンパク質としては、SOD1(スーパーオキシドジスムターゼ1)、ALS2(筋萎縮性側索硬化症2)、FUS(肉腫に融合される)、TARDBP(TARDNA結合タンパク質)、VAGFA(血管内皮成長因子A)、VAGFB(血管内皮成長因子B)、及びVAGFC(血管内皮成長因子C)ならびにこれらの任意の組み合わせ、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得る。
いくつかの実施形態では、状態は、プリオン疾患障害であり得る。これらの実施形態によれば、プリオン疾患障害に関連するタンパク質としては、SOD1(スーパーオキシドジスムターゼ1)、ALS2(筋萎縮性側索硬化症2)、FUS(肉腫に融合される)、TARDBP(TARDNA結合タンパク質)、VAGFA(血管内皮成長因子A)、VAGFB(血管内皮成長因子B)、及びVAGFC(血管内皮成長因子C)ならびにこれらの任意の組み合わせ、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得る。プリオン障害における神経変性状態に関連するタンパク質の例としては、A2M(アルファ-2-マクログロブリン)、AATF(アポトーシス拮抗性転写因子)、ACPP(酸ホスファターゼ前立腺)、ACTA2(アクチンアルファ2平滑筋大動脈)、ADAM22(ADAMメタロペプチダーゼドメイン)、ADORA3(アデノシンA3受容体)、もしくはADRA1D(アルファ-1Dアドレノ受容体に対するアルファ-1Dアドレナリン性受容体)、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得る。
いくつかの実施形態では、状態は免疫不全障害であり得る。これらの実施形態によれば、免疫不全障害に関連するタンパク質としては、A2M[アルファ-2-マクログロブリン]、AANAT[アリールアルキルアミンN-アセチルトランスフェラーゼ]、ABCA1[ATP結合カセット、サブファミリーA(ABC1)、メンバー1]、ABCA2[ATP結合カセット、サブファミリーA(ABC1)、メンバー2]、もしくはABCA3[ATP結合カセット、サブファミリーA(ABC1)、メンバー3]、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得る。
いくつかの実施形態では、状態は免疫不全障害であり得る。これらの実施形態によれば、トリヌクレオチドリピート障害を含み得る免疫不全障害に関連するタンパク質としては、トリヌクレオチドリピート障害は、AR(アンドロゲン受容体)、FMR1(脆弱X精神遅滞1)、HTT(ハンチンチン)、もしくはDMPK(筋緊張性ジストロフィータンパク質キナーゼ)、FXN(フラタキシン)、ATXN2(アタキシン2)、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられる。
いくつかの実施形態では、状態は、神経伝達障害であり得る。これらの実施形態によれば、神経伝達障害に関連するタンパク質としては、SST(ソマトスタチン)、NOS1(一酸化窒素シンターゼ1(神経型))、ADRA2A(アドレナリン作動性、アルファ-2A-、受容体)、ADRA2C(アドレナリン作動性、アルファ-2C-、受容体)、TACR1(タキキニン受容体1)、もしくはHTR2c(5-ヒドロキシトリプタミン(セロトニン)受容体2C)、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得る。その他の実施形態では、神経発達に関連する配列としては、A2BP1[アタキシン2結合タンパク質1]、AADAT[アミノアジペートアミノトランスフェラーゼ]、AANAT[アリールアルキルアミンN-アセチルトランスフェラーゼ]、ABAT[4-アミノ酪酸アミノトランス-ABCA1[ATP結合カセット、サブファミリーA(ABC1)、メンバー1]、もしくはABCA13[ATP結合カセット、サブファミリーA(ABC1)、メンバー13]、またはその他の遺伝的に関連する寄与因子が挙げられ得るが、これらに限定されない。
更に他の実施形態では、遺伝的健康状態としては、エカルディ-グティエール症候群;アレキサンダー病;アラン・ハーンドン・ダドリー症候群;POLG関連障害;アルファ-マンノシドーシス(II型及びIII型);アルストレーム症候群;アンジェルマン症候群;血管拡張性失調症;ニューロンセロイドリポフスチン症;ベータ-サラセミア;両側性視神経委縮症及び(乳児性)3視神経委縮症I型;網膜芽細胞腫(両側性);カンバン病;脳眼顔骨格症候群1[COFS1];脳腱黄色腫症;コルネリア・デ・ランゲ症候群;MAPT関連障害;遺伝性プリオン疾患;ドラベ症候群;早発型家族性アルツハイマー病;4フリードライヒ運動失調症[FRDA];Fryns症候群;フコース蓄積症;福山型先天性筋ジストロフィー;ガラクトシアリドーシス;ゴーシェ病;有機酸血症;血球貪食性リンパ組織球増多症;ハッチソン-ギルフォード早老症候群;ムコリピドーシスII;乳児性遊離シアル酸蓄積4疾患;PLA2G6関連神経変性;ジャーベル=ランゲ・ニールセン症候群;接合部型表皮水疱症;ハンチントン病;クラッベ病(乳児性);ミトコンドリアDNA関連リー症候群及びNARP;レッシュ・ナイハン症候群、LIST関連滑脳症;ロー症候群;メープルシロップ尿症;MECP2重複症候群;ATP7A関連銅輸送異常症;LAMA2関連筋ジストロフィー;アリールスルファターゼA欠損症;ムコ多糖症I型、II型、またはIII型;ペルオキシソーム生合成異常症;ツェルベガー症候群スペクトラム;脳内鉄蓄積を伴う神経変性症;酸性スフィンゴミエリナーゼ欠損症;ニーマン・ピック病C型;グリシン脳症;ARX関連障害;尿素サイクル異常症;COL1A1/2関連骨形成不全症;ミトコンドリアDNA枯渇症候群;PLP1関連障害;ペリー症候群;フェラン=マクダーミド症候群;グリコーゲン蓄積症II型(ポンペ病)(乳児性);MAPT関連障害;MECP2関連障害;肢根型点状軟骨異形成症1型;ロバート症候群;サンドホフ病;シンドラー病1型;アデノシンデアミナーゼ欠損症;スミス=レムリ=オピッツ症候群;脊髄性筋委縮症;乳児発生型脊髄小脳失調症;ヘキソサミニダーゼA欠損症;致死性骨異形成症1型;コラーゲンVI型関連障害;アッシャー症候群I型;先天性筋ジストロフィー;ウォルフ=ヒルショルン症候群;リソソーム性酸性リパーゼ欠損症;ならびに色素性乾皮症が挙げられ得るが、これらに限定されない。
その他の実施形態では、本明細書に開示される編集システムによって対象とされる動物の遺伝性障害には、股関節形成不全、膀胱状態、てんかん、心臓障害、変性性脊髄症、短頭症候群、グリコーゲン分枝酵素欠損症(GBED)、遺伝性疾患が含まれ得るが、これらに限定されない。ウマ局所皮膚無力症(HERDA)、高カリウム血症性周期性麻痺症(HYPP)、悪性高熱症(MH)、多糖類蓄積性ミオパシー1型(PSSM1)、接合部性表皮水疱症、小脳非栄養症、ラベンダー子馬症候群、致命的な家族性不眠症、またはその他の動物-関連する遺伝性疾患。
本発明のいくつかの実施形態では、ヌクレアーゼ及び/またはgRNA配列は、例えば塩基性に対しては塩基性、酸性に対しては酸性、極性に対しては極性などの、アミノ酸の場合に起こり得る、相同性置換を有する配列を含むことができる(例えば、置換(substitution)及び置換(replacement)はどちらも、既存のアミノ酸残基またはヌクレオチドを代替の残基またはヌクレオチドと交換することを意味するために本明細書で使用される)。例えば、あるクラスの残基から他のクラスの残基への、あるいは、オルニチン(本明細書では、以下、Zと称する)、ジアミノ酪酸オルニチン(本明細書では、以下、Bと称する)、ノルロイシンオルニチン(本明細書では、以下、Oと称する)、ピリジルアラニン、チエニルアラニン、ナフチルアラニン、及びフェニルグリシンなどの非天然アミノ酸の包含を伴う、非相同性置換もまた企図される。
本明細書に開示される特定の実施形態では、操作された核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクトは、TTTN以外の、またはTTTNに加えて、プロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列を認識することができる。その他の実施形態では、本明細書に開示される操作された核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクトは、標的化効率を改善するために更に変異されてもよく、または特定の標的化された特徴のためにライブラリーから選択されてもよい。
本明細書に開示されるその他の実施形態は、更なる分析及び改善されたゲノム編集特徴を選択するのに役立つ、本明細書に開示されるコンストラクトを含むベクターに関する。
本明細書に開示されるその他の実施形態は、本明細書に開示される核酸誘導型ヌクレアーゼコンストラクト及び/または新規のgRNA、または本明細書に開示される既知のgRNAを包装及び輸送するためのキットを含み、更に少なくとも1つの容器を含む。特定の実施形態では、キットに必要ないくつかの試薬を、便利さ、輸送の容易さ、及び効率のために含めることができる。
特定の実施形態では、標的ポリヌクレオチド中の標的配列またはその近傍に鎖切断を生成する方法であって、標的配列を、本明細書に開示される操作された標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体、例えばRNPなどの標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体と接触させることであって、複合体の適合性のガイド核酸が、標的配列を標的化する、接触させることと、標的化可能なガイド核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体に、鎖切断を生成させることと、を含む、方法が、本明細書で提供される。標的ポリヌクレオチドは、細胞ゲノム中の標的ポリヌクレオチドなどの任意の好適な標的ポリヌクレオチドであり得る。標的ポリヌクレオチドは、セーフハーバー部位であり得る。方法は、標的配列に挿入される編集テンプレートを提供することを更に含み得る。編集テンプレートは、切断に挿入することが望まれる任意の好適な配列を含むことができ、特定の実施形態では、編集テンプレートは導入遺伝子を含む。特定の実施形態では、本方法によって生成された細胞、または本方法によって生成された生物が、本明細書で提供される。
特定の実施形態では、本発明は、本明細書に記載の1つ以上のベクターもしくは線状ポリヌクレオチドなどの1つ以上のポリヌクレオチド、その1つ以上の転写産物、及び/またはそれらから転写された1つ以上のタンパク質を宿主細胞に送達することを含む方法を提供する。いくつかの態様では、本発明は、こうした方法によって産生された細胞、及びこうした細胞を含むか、またはこうした細胞から産生される生物を更に提供する。いくつかの実施形態では、ガイド核酸と組み合わせた(及び場合により複合体を形成した)操作されたヌクレアーゼが細胞に送達される。
特定の実施形態は、編集テンプレートを組み込むことによって標的ポリヌクレオチドを修飾するための例示的な方法を提供し、操作されたヌクレアーゼ複合体によって二本鎖切断がゲノム配列に導入され、切断は編集テンプレートを使用した相同組換えによって修復することができ、その結果、テンプレートは標的ポリヌクレオチドに組み込まれる。二本鎖切断の存在は、編集テンプレートの組み込みの効率を高めることができる。
本開示の更なる目的、利点、及び新規な特徴は、本開示を考慮に入れて以下の実施例を検討することにより、当業者に明らかになるであろう。
配列表を含む付録Aが本明細書に添付され、本出願の一部を構成する
以下の実施例は、限定的であることを意図しない。
IV.実施例
以下の実施例は、本開示の好ましい実施形態を実証するために含まれる。以下に続く実施例に開示された技術は、本開示の実行において良好に機能するように本発明者によって発見された技術を表し、したがって、その好適な実行の様式を構成すると考えられ得ることを、当業者に理解されるべきである。しかしながら、当業者は、本開示を考慮して、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの変更が開示される特定の実施形態でなされ得るが、それでも同様なまたは類似する結果を得ることができることを理解するべきである。
以下の実施例は、本開示の好ましい実施形態を実証するために含まれる。以下に続く実施例に開示された技術は、本開示の実行において良好に機能するように本発明者によって発見された技術を表し、したがって、その好適な実行の様式を構成すると考えられ得ることを、当業者に理解されるべきである。しかしながら、当業者は、本開示を考慮して、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの変更が開示される特定の実施形態でなされ得るが、それでも同様なまたは類似する結果を得ることができることを理解するべきである。
1つの例示的な方法では、選択基準は、Cas12aに対して60%未満のAA配列類似性、陽性対照ヌクレアーゼに対して60%未満のAA配列類似性、及び80%を超えるクエリカバー率を有する配列を同定するように設定された。いくつかのスクリーニングラウンドの後、35個のヌクレアーゼが同定され、本明細書では更なる研究のためにART1-35と呼ばれた。調査の概要を表2に示す。
いくつかの方法では、コドン最適化は、実施例8に記載されているように、ほとんどの場合、ヌクレオチド配列の類似性を低下させ得るが、タンパク質のアミノ酸配列は変更しない。ヌクレアーゼの天然の状況以外での活性を改善するため、配列に更なる操作を適用した。35個のARTヌクレアーゼの天然配列を、グリシン、6xヒスチジン、及び3x核局在化シグナルタグを含むように操作した。
これらのGly-6xHisタグは、以下を含むいくつかの理由で適用される:1)6xHisタグは、タンパク質精製において、精製のためのクロマトグラフィーカラムへの結合を実現するために使用することができる、及び2)N末端グリシンが、更に、高度なタンパク質操作を可能にする部位特異的な化学修飾を実現する。更に、Gly-6xHisは、必要に応じて、タバコエッチ病ウイルス(TEV)プロテアーゼによる消化によって簡単に除去できるように設計された。これらのコンストラクトでは、Gly-6xHisタグがN末端に配置された。Gly-6xHisタグについては、その開示が本明細書に組み込まれるMartos-Maldonado et al.,Nat Commun.(2018)17;9(1):3307でより詳細に説明されている。
NLS(核局在化シグナル)断片を、核への輸送を改善するために追加した。これらの実施例で用いられるNLS断片を、その開示全体が本明細書に組み込まれるPerli et al.,Science.(2016)353(6304);Menoret et al.,Sci Rep.(2015) 5:14410;及びEnGen(登録商標)Spy Cas9 NLS product information from New England Biolabs(NEB)で既に記載されているように、Cas9コンストラクトへと成功裏に付加した。
別の例示的な方法では、CRISPR-Casゲノム編集システムは、特定の実施形態では、ガイドRNA(gRNA)及びCRISPR関連(Cas)ヌクレアーゼの少なくとも2つの成分を必要とすることが理解される。ガイドRNAは、目的の標的DNA領域を認識し、編集のためにCasヌクレアーゼをこの領域に誘導する、特異的RNA配列である。gRNAは、標的DNAに相補的な17~29またはそれより長いヌクレオチド配列であるガイド配列、及び編集を容易にするためにCasヌクレアーゼの結合足場として機能する足場配列の2つの部分で構成され得る。ある方法では、ヌクレアーゼART1~35のgRNAの保存配列は、ART1~ART35のそれぞれの開始コドンの5000bp上流及び終止コドンの1000bp下流を検索することによって発見され、推定gRNAコードセグメントの保存配列を決定するには標準的な方法が使用された。ART1~ART35のそれぞれについて保存されたDNA配列を、本願の表3に提供する。これらの配列は、それぞれのヌクレアーゼのgRNAの保存された部分をコードし、RNA配列はこれらの配列から作成できる(表3の保存されたRNA配列)。更に、当該技術分野で既知であり、かつ本明細書の他の箇所で説明されるように、RNA配列の一部またはすべてを更なるプロセシングに供して、いずれかの末端から1つ以上のヌクレオチドを除去することもできる。
別の例示的な方法では、ARTヌクレアーゼの切断効率をインビボで試験した。ARTヌクレアーゼの切断効率を、インビボのEscherichia coli(E.coli)で試験した。これらの方法では、アッセイは、E.coliにおけるインビボ枯渇アッセイに基づく。最初に、ARTヌクレアーゼを発現するプラスミドを含むE.coli MG1655のグリセロールストックを-80℃の冷凍庫から取り出し、20μLの細胞を、15mLチューブ内の、34μg/mLのクロラムフェニコールを含む2つの4mL LB(Luria-Bertani培地)培地に入れた。細胞を30℃、200rpmで一晩培養した。次に、4mLの終夜培養液を、2つの1Lフラスコ内の34μg/mLのクロラムフェニコールを含む200mLのLB培地に入れた。細胞を、OD600が0.5~0.6に達するまで30℃及び200rpmで培養した。フラスコを、42℃及び200rpmの振盪水浴インキュベーターに15分間入れた。次に、フラスコを手でゆっくりと振盪しながら氷に入れ、氷中に15分間保持した。その後、細胞をフラスコから50mLのチューブ(200mLの細胞に対して4つのチューブ)に移し、8000rpm及び4℃で5分間遠心分離して上清を除去した。次に、50mLの氷冷10%グリセロールを、200mLの培養液に加え、細胞を再懸濁した。再懸濁した細胞を、8000rpm及び4℃で5分間遠心分離して上清を除去し、2mLの氷冷10%グリセロールを加えた。細胞をピペットで穏やかに再懸濁し、50μLのコンピテント細胞に分割した。次いで、混合物を、72個の冷却した0.1cmのエレクトロポレーションキュベット(Bio-rad)に分注した。
24個のgRNA及び1つの非標的化対照gRNAを含むプラスミドを、ヌクレアーゼ不含有水中で25ng/ulに希釈した。gRNA_EC1~gRNA_EC23は、標的化された18個の標的遺伝子座であり、これらはgalK、lpd、accA、cynT、cynS、adhE、oppA、fabI、ldhA、pntA、pta、accD、pheA、accB、accC、aroE、aroB、及びaroK遺伝子である。2μL(50ng)の冷却したプラスミドをエレクトロポレーションキュベットに入れ、1800Vでエレクトロポレーションを行った。次に、950μLのLB培地をキュベットに加えて混合し、細胞を、96ディープウェルプレート(Light labs)に取り出した。細胞を含む96ディープウェルプレートを30℃及び200rpmで2時間置いた。
2時間の培養後に回収した細胞を、10^0、10^1、10^2に希釈した。次に、10μLの細胞を90μLのddH2Oに入れ、ピペットで混合した。希釈後、各希釈液から8μLの細胞を採取し、LB寒天プレート34μg/mLのクロラムフェニコール及び100μg/mLのカルベニシリンにピペットで移し、カバーを付けずに数分間乾燥させた。次に、カバーをプレートに戻し、プレートを30℃で一晩培養に戻した。翌日、コロニー数を数えることによって結果を確認した。
ART1、ART2、ART5、ART6、ART8、ART9、ART10、ART11、及びART11_L679F(本明細書ではART11*またはART11変異体とも呼ばれる)を用いた枯渇アッセイの結果を、図1~9に示し、データは、パーセント切断効率=1-(オンターゲットgRNAを含むプレートのコロニー数/非ターゲットgRNAを含むプレート上のコロニー数)*100%を表す。
別の例示的な方法では、ARTヌクレアーゼの編集効率を、インビボのEscherichia coli(E.coli)で試験した。これらの方法では、アッセイは、E.coliにおけるインビボ編集アッセイに基づいた。最初に、ARTヌクレアーゼを発現したプラスミドを含むE.coli MG1655のグリセロールストックを、-80℃の冷凍庫から取り出し、20μLのストック細胞を取り出して、1つの15mLチューブ内の、34μg/mLのクロラムフェニコールを含む4mLのLB培地に入れた。細胞を30℃、200rpmで一晩培養した。次に、1mLの終夜培養液を、500mLフラスコ内の34μg/mLのクロラムフェニコール及び0.2%のアラビノースを含む50mLのLB培地に入れた。細胞を、OD600が0.5~0.6に達するまで30℃及び200rpmで培養した。続いて、フラスコを、42℃及び200rpmの振盪水浴インキュベーターに15分間入れた。次に、フラスコを手でゆっくりと振盪しながら氷に入れ、氷中に15分間保持した。その後、細胞をフラスコから50mLのチューブに移し、8000rpm及び4℃で5分間遠心分離して上清を除去した。次に、25mLの氷冷10%グリセロールを、50mLの培養液に加え、細胞を再懸濁した。再懸濁した細胞を、8000rpm及び4℃で5分間遠心分離して上清を除去し、0.5mLの氷冷10%グリセロールを加えた。細胞をピペットで穏やかに再懸濁し、続いて50μLのコンピテント細胞に分割した。次いで、混合物を、9個の冷却した0.1cmのエレクトロポレーションキュベットに分割した。
3個のgRNAを含むプラスミドを、ヌクレアーゼ不含有水で25ng/ulに希釈した。gRNA_EC1からgRNA_EC3は、galK遺伝子を標的化した。2μL(50ng)の冷却gRNAプラスミド及び2μL(50ng)のssDNA(DNA修復テンプレートとして使用)をエレクトロポレーションキュベットに入れ、エレクトロポレーションを1800Vで実施した。次に、950μLのLB培地をキュベットに加えて混合した後、細胞をキュベットから取り出し、1.5mLのチューブに入れた。細胞を含むチューブを30℃及び200rpmで2時間置いた。
回収後、5μLの細胞を34μg/mLのクロラムフェニコール、100μg/mLのカルベニシリン、及び1%のガラクトースを含むマッコンキー寒天プレート上にピペットで播種し、滅菌プレーティングビーズを使用して細胞を広げた。プレーティングビーズを取り出した後、カバーをプレートに戻し、プレートを30℃で一晩培養に戻した。翌日、以下の式を用いて編集効率を計算した。
ART2を用いた代表的な編集アッセイの結果を図10に示し、ART11に関しては図11に示す。
別の例示的な方法では、ARTヌクレアーゼの切断効率をインビボの真核細胞中で試験することができる。これらの方法では、アッセイはインビボのDNA切断アッセイに基づく。ヒトTリンパ球細胞の不死化系統であるJurkat細胞を、10%のウシ胎児血清(FBS)を含むRPMI1640培地で培養し、定期的にスプリットしてからトランスフェクションのために採取する。2つの標的遺伝子座であるDNMT1及びTRAC43を、標的としてゲノムJurkat DNA中で選択する。ヌクレアーゼART2及び対照ヌクレアーゼは、保存緩衝液(例えば、NaCl300mM、リン酸ナトリウム50mM、EDTA0.1mM、DTT1mM、及びグリセロール10%)中で、20mg/mLに希釈する。同様に、gRNAはヌクレアーゼ不含有水中で100μMに希釈する。RNA-タンパク質複合体(RNP)は、1μLのヌクレアーゼ溶液と1.5μLのgRNA溶液とを混合することによって調製する。複合体は、室温で10分間のインキュベーション中に96ウェルV底プレート中で形成される。
NucleoCounter NC-200中で細胞を計数し、その生存度を推定した。採取した細胞を、トランスフェクション緩衝液(SF Cell Line 96-well Nucleofector Kit,LonzaからのSF)で、100×105細胞/mLの濃度で再懸濁する。20μLのその溶液を、形成されたRNPを含むウェルに加え、ピペッティングによって混合し、96-well Nucleocuvette plate(Lonza)に移した。細胞をエレクトロポレーションする。場合によっては、ヌクレオポレーションの前に、2成分型gRNA(スプリットgRNA;STAR)を1:1の体積で混合し、37℃で30分間アニーリングしてgRNA溶液を形成する。STAR gRNAは、crRNA及びtracrRNAが分離されたスプリットgRNAであることに注目されたい。ART2 mRNA及びgRNA(単一またはSTARのいずれか)は、好適なヌクレオポレーション緩衝液(Lonza)中に再懸濁した直後に同時送達され、最適化されたヌクレオポレーター(nucleoporator)プログラム(Lonza)を介して送達される。
エレクトロポレーションに続いて、10%のFBSを含む80μLの新鮮なRPMI1640培地を、エレクトロポレーションの直後にNucleocuvetteプレートに追加する。溶液を混合し、50μLを、150μLの新鮮な培地を含む96ウェル平底培養プレートに移した。細胞を、72時間培養してからDNA抽出のために採取する。1000×gで10分間遠心分離して細胞を採取し、緩衝液(PBS)で洗浄する。上清を慎重に取り除き、細胞ペレットを20μLの予熱したQuickExtract DNA Extraction Solution(Lucigen)で処理する。プレートをサーモサイクラー(Biorad)に入れ、温度処理(例えば、65℃で15分、68℃で15分、95℃で10分、4℃に冷却)を適用する。遠心分離によって細胞片を採取し、ゲノムDNAを含む上清を採取する。標的部位を含むDNA断片をPCR反応で増幅し、DNAを配列決定のために準備する。試料同定用のIllumina適合アダプター配列及びインデックス配列は、2ラウンド目のPCR中に標的部位のPCR産物に追加される。2ラウンド目のPCR産物をプールし、2x150ペアエンド配列決定のためにIllumina MiSeq配列決定機器に投入する。編集頻度を、Crispresso2分析パッケージを使用して決定した。
別の例示的な方法では、ARTヌクレアーゼRNPを遺伝子編集のために哺乳動物細胞に導入した。
1.1 細胞及び培養
Jurkat、クローンE6-1、急性T細胞性白血病細胞を購入し(ATCC)、製造者の指示に従って10%ウシ胎児血清(FBS、Thermo Fisher)を補充したRPMI-1640(Thermo Fisher)中で培養した。全ての細胞培養物を、37℃で5%のCO2を含む加湿インキュベーター(Heracell VIOS 160i、Thermo Fisher)で増殖及び維持した。
Jurkat、クローンE6-1、急性T細胞性白血病細胞を購入し(ATCC)、製造者の指示に従って10%ウシ胎児血清(FBS、Thermo Fisher)を補充したRPMI-1640(Thermo Fisher)中で培養した。全ての細胞培養物を、37℃で5%のCO2を含む加湿インキュベーター(Heracell VIOS 160i、Thermo Fisher)で増殖及び維持した。
1.2 遺伝子編集のための哺乳動物細胞へのART11 RNPの導入
リボ核タンパク質(RNP)を、単一のgRNAとART11ヌクレアーゼとの複合体形成によって生成した。単一のgRNAを合成し(IDT)、組換えART11を産生して精製した(Aldevron)。組換えART11ヌクレアーゼを、使用前に25mMのTris-HCl pH7.4、300mMのNaCl、0.1mMのEDTA、1mMのDTT、及び50%(v/v)のグリセロール緩衝液中で、-80℃で保存した。単一のgRNAを、IDTE pH7.5緩衝液(IDT)中で再懸濁して、100Mのストックを産生し、使用前に-80℃で保存した。μART11ヌクレアーゼとgRNAとを室温で10分間混合してRNPを形成した。複合体を形成した後、RNPを好適なヌクレオポレーション緩衝液(例えば、SF buffer、Lonza)中に再懸濁し、最適化されたヌクレオポレータープログラム(例えば、CA-137、Lonza)を介して哺乳動物細胞に送達した。
リボ核タンパク質(RNP)を、単一のgRNAとART11ヌクレアーゼとの複合体形成によって生成した。単一のgRNAを合成し(IDT)、組換えART11を産生して精製した(Aldevron)。組換えART11ヌクレアーゼを、使用前に25mMのTris-HCl pH7.4、300mMのNaCl、0.1mMのEDTA、1mMのDTT、及び50%(v/v)のグリセロール緩衝液中で、-80℃で保存した。単一のgRNAを、IDTE pH7.5緩衝液(IDT)中で再懸濁して、100Mのストックを産生し、使用前に-80℃で保存した。μART11ヌクレアーゼとgRNAとを室温で10分間混合してRNPを形成した。複合体を形成した後、RNPを好適なヌクレオポレーション緩衝液(例えば、SF buffer、Lonza)中に再懸濁し、最適化されたヌクレオポレータープログラム(例えば、CA-137、Lonza)を介して哺乳動物細胞に送達した。
1.3 アンプリコンの配列決定のためのDNAの採取
細胞を、48時間培養してからDNA抽出のために採取した。細胞を遠心分離(200×gで5分間)によって採取してペレット化し、緩衝液(PBS)で洗浄した。上清を慎重に取り除いた後、細胞ペレットを20μLのQuickExtract DNA Extraction Solution(Lucigen)で処理した。試料をサーマルサイクラーに入れ、温度処理を適用した(例えば、65℃で15分、68℃で15分、95℃で10分、及び4℃に冷却)。標的部位を含むDNA断片をPCR反応で増幅し、DNAを配列決定のために準備した。試料同定用のIllumina適合アダプター配列及びインデックス配列は、2ラウンド目のPCR中に標的部位のPCR産物に追加される。2ラウンド目のPCR産物をプールし、2x150ペアエンド配列決定のためにIllumina MiSeq配列決定機器に投入する。編集頻度を、Crispresso2分析パッケージを使用して決定した。結果を図14に示す。
細胞を、48時間培養してからDNA抽出のために採取した。細胞を遠心分離(200×gで5分間)によって採取してペレット化し、緩衝液(PBS)で洗浄した。上清を慎重に取り除いた後、細胞ペレットを20μLのQuickExtract DNA Extraction Solution(Lucigen)で処理した。試料をサーマルサイクラーに入れ、温度処理を適用した(例えば、65℃で15分、68℃で15分、95℃で10分、及び4℃に冷却)。標的部位を含むDNA断片をPCR反応で増幅し、DNAを配列決定のために準備した。試料同定用のIllumina適合アダプター配列及びインデックス配列は、2ラウンド目のPCR中に標的部位のPCR産物に追加される。2ラウンド目のPCR産物をプールし、2x150ペアエンド配列決定のためにIllumina MiSeq配列決定機器に投入する。編集頻度を、Crispresso2分析パッケージを使用して決定した。結果を図14に示す。
別の例示的な方法では、本明細書に開示される非天然の核酸配列のコドン最適化は、Codon Optimization Tool(Integrated DNA technologies)を使用した。この方法では、広範囲の用途のためにヌクレアーゼを発現させるために、「生物」の欄から生物(細菌(例えばEscherichia coliK12)、酵母(例えばSaccharomyces cerevisiae)、または多細胞真核生物(例えばHomo sapiens(ヒト))など)を選択した。次に、DNA塩基またはアミノ酸配列を、Codon Optimization Toolの空白欄にロードした。次に、配列を最適化した。生成されたDNA配列は、細菌(例えばEscherichia coliK12)、酵母(例えばSaccharomyces cerevisiae)、または多細胞真核生物(例えばHomo sapiens(ヒト))に対してコドン最適化される。
本明細書に開示される非天然の核酸配列の例としては、Escherichia coliなどの細菌中の発現に対してコドン最適化されたART2配列(例えば配列番号6)、Saccharomyces cerevisiaeなどの酵母中の発現に対してコドン最適化された配列(例えば配列番号7)、Homo sapiens(ヒト)などの多細胞真核生物中の発現に対してコドン最適化された配列(例えば配列番号8)が挙げられる。こうした非天然の核酸配列は、当業者に既知の方法を使用して、増幅、クローン化、構築、合成、合成オリゴヌクレオチドもしくはdNTPからの生成、または別の方法で得た。コドン最適化ヌクレアーゼは、細胞株のプラスミドからの発現によって細胞株を編集するために使用されているか、タンパク質産生細胞株中で高レベルで発現され、その後RNPによる編集のために精製されている。
別の例示的な方法では、2つ以上のARTヌクレアーゼRNPを遺伝子編集のために哺乳動物細胞に導入する。リボ核タンパク質(RNP)は、単一のgRNAまたはSTAR gRNAと各ARTヌクレアーゼとの複合体形成によって産生され、複数のARTヌクレアーゼRNPの混合物がトランスフェクションに使用される。実施例6と同様に、単一またはSTAR gRNAが合成され、組換えARTが産生及び精製される。続いて、組換えARTヌクレアーゼを、使用前に25mMのTris-HCl pH7.4、300mMのNaCl、0.1mMのEDTA、1mMのDTT、及び50%(v/v)のグリセロール緩衝液中で、-80℃で保存する。単一またはSTAR gRNAを、IDTE緩衝液(10mMのTris、0.1mMのEDTA)pH7.5緩衝液中に再懸濁して、100μMのストックを産生し、使用前に-80℃で保存する。ヌクレオポレーションの直前に、組換えARTを、20mMのHEPES及び150mMのKCl pH7.5からなる作業緩衝液に希釈し、gRNAをIDTE pH7.5緩衝液で最終作業濃度に希釈する(STARの場合は最初にアニーリングする。セクション1.4を参照されたい)。ARTヌクレアーゼ及びgRNAを希釈した後、両方を1:1の容量で(gRNAとヌクレアーゼとの比率が2:1)37℃で10分間混合して、RNPを形成する。複合体を形成した後、RNPを好適なヌクレオポレーション緩衝液(Lonza)中に再懸濁し、最適化されたヌクレオポレータープログラム(Lonza)を介して送達した。
別の例示的な方法では、ARTヌクレアーゼを複数のgRNAと組み合わせて多重多標的RNPを構築し、遺伝子編集のために哺乳動物細胞に導入する。リボ核タンパク質(RNP)は、単一のARTヌクレアーゼまたは複数のARTヌクレアーゼを使用して、ゲノム内の異なる部位を標的化する複数の単一またはSTAR gRNAのいずれかを複合体形成することによって産生される。実施例6と同様に、単一またはSTAR gRNAが合成され、組換えARTが産生及び精製される。組換えARTヌクレアーゼを、使用前に25mMのTris-HCl pH7.4、300mMのNaCl、0.1mMのEDTA、1mMのDTT、及び50%(v/v)のグリセロール緩衝液中で、-80℃で保存する。単一またはSTAR gRNAを、IDTE緩衝液(10mMのTris、0.1mMのEDTA)pH7.5緩衝液中に再懸濁して、100μMのストックを産生し、使用前に-80℃で保存する。ヌクレオポレーションの直前に、組換えARTを、20mMのHEPES及び150mMのKCl pH7.5からなる作業緩衝液に希釈し、gRNAをIDTE pH7.5緩衝液で最終作業濃度に希釈する(STARの場合は最初にアニーリングする。セクション1.4を参照されたい)。ARTヌクレアーゼ及びgRNAを希釈した後、両方を1:1の容量で(gRNAとヌクレアーゼとの比率が2:1)37℃で10分間混合して、RNPを形成する。複合体を形成した後、RNPを好適なヌクレオポレーション緩衝液(Lonza)中に再懸濁し、最適化されたヌクレオポレータープログラム(Lonza)を介して送達した。
別の例示的な方法では、ARTヌクレアーゼRNPを、標的ゲノムの定方向修復または編集に使用されるポリヌクレオチドDNA修復テンプレートを用いた遺伝子編集のために哺乳動物細胞に導入する。リボ核タンパク質(RNP)は、単一またはSTAR gRNAとARTヌクレアーゼとの複合体形成によって生成され、20bp~20kbpの範囲のサイズのポリヌクレオチドDNA修復テンプレートがRNPに追加される。実施例6と同様に、単一またはSTAR gRNAが合成され、組換えARTが産生及び精製される。組換えARTヌクレアーゼを、使用前に25mMのTris-HCl pH7.4、300mMのNaCl、0.1mMのEDTA、1mMのDTT、及び50%(v/v)のグリセロール緩衝液中で、-80℃で保存する。ポリヌクレオチドDNAテンプレートは、ソースDNA材料を含むプラスミドストックから合成されるか、商業的に合成された合成DNA材料(IDT、Genewiz)であるかのいずれかである。DNAテンプレートは、一本鎖DNA(ssDNA)または二本鎖DNA(dsDNA)のいずれかであり、gRNA切断部位の近位の挿入または編集領域に隣接する相同性アームを有する。単一またはSTAR gRNAをIDTE緩衝液(10mMのTris、0.1mMのEDTA)pH7.5緩衝液に再懸濁して100μMのストックを生成し、使用前に-80℃で保存する。ヌクレオポレーションの直前に、組換えARTを、20mMのHEPES及び150mMのKCl pH7.5からなる作業緩衝液に希釈し、gRNAをIDTE pH7.5緩衝液で最終作業濃度に希釈する(STARの場合は最初にアニーリングする。セクション1.4を参照されたい)。ARTヌクレアーゼ及びgRNAを希釈した後、37℃で10分間、両方を1:1の容量で(gRNAとヌクレアーゼとの比率が2:1)混合し、DNAテンプレートを最適の濃度で添加して、RNPを形成する。複合体を形成した後、RNPを好適なヌクレオポレーション緩衝液(例えば、Lonza)中に再懸濁し、最適化されたヌクレオポレータープログラム(例えば、Lonza)を介して送達した。
別の例示的な方法では、ARTヌクレアーゼRNPを、多重での標的ゲノムの定方向修または編集に使用されるポリヌクレオチドDNA修復テンプレートの混合物を用いた遺伝子編集のために哺乳動物細胞に導入する。リボ核タンパク質(RNP)は、単一またはSTAR gRNAとARTヌクレアーゼとの複合体形成によって生成され、20bp~20kbpの範囲のサイズのポリヌクレオチドDNA修復テンプレートの混合物がRNPに追加される。実施例6と同様に、単一またはSTAR gRNAが合成され、組換えARTが産生及び精製される。組換えARTヌクレアーゼを、使用前に25mMのTris-HCl pH7.4、300mMのNaCl、0.1mMのEDTA、1mMのDTT、及び50%(v/v)のグリセロール緩衝液中で、-80℃で保存する。ポリヌクレオチドDNAテンプレートは、ソースDNA材料を含むプラスミドストックから合成されるか、商業的に合成された合成DNA材料(IDT、Genewiz)であるかのいずれかである。DNAテンプレートは、一本鎖DNA(ssDNA)または二本鎖DNA(dsDNA)のいずれかであり、gRNA切断部位の近位の挿入または編集領域に隣接する相同性アームを有する。単一またはSTAR gRNAをIDTE緩衝液(10mMのTris、0.1mMのEDTA)pH 7.5緩衝液に再懸濁して100μMのストックを生成し、使用前に-80℃で保存する。ヌクレオポレーションの直前に、組換えARTを、20mMのHEPES及び150mMのKCl pH7.5からなる作業緩衝液に希釈し、gRNAをIDTE pH7.5緩衝液で最終作業濃度に希釈する(STARの場合は最初にアニーリングする。セクション1.4を参照されたい)。ARTヌクレアーゼ及びgRNAを希釈した後、37℃で10分間、両方を1:1の容量で(gRNAとヌクレアーゼとの比率が2:1)混合し、DNAテンプレートを最適の濃度で添加して、RNPを形成する。複合体を形成した後、RNPを好適なヌクレオポレーション緩衝液(例えば、Lonza)中に再懸濁し、最適化されたヌクレオポレータープログラム(例えば、Lonza)を介して送達した。
この実施例では、本明細書に開示される代表的なヌクレアーゼのPAM配列を評価した。
-80℃の冷凍庫からの、ARTヌクレアーゼを発現するプラスミドを含むE.coli MG1655のグリセロールストック、100μLの細胞ストックを用いて、15mLチューブ内の、34mg/mLのクロラムフェニコールを含む4mLのLB培地に播種した。細胞を、30℃及び200rpmの振盪インキュベーターで終夜(12~16時間)培養した。終夜増殖させた後、1mLの終夜細胞培養物を、34mg/mLのクロラムフェニコールを含む25mLのLB培地を含む250mLのフラスコに加えた。細胞を、30℃及び200rpmの振盪インキュベーターで、OD600が0.5~0.6に達するまで培養した。細胞をフラスコから50mLのチューブに移し、8000rpm及び4℃で5分間遠心分離して上清を除去した。次に、25mLの氷冷10%グリセロールを添加し、細胞を再懸濁した。再懸濁した細胞を、8000rpm及び4℃で5分間遠心分離して上清を除去し、2mLの氷冷10%グリセロールを加えた。細胞をピペットで穏やかに再懸濁し、50μLのコンピテント細胞のアリコートに分割した。
50μLの準備されたコンピテント細胞を氷の上の0.1cm間隙のエレクトロポレーションキュベットに移すことによって、エレクトロポレーションの準備をする。200ngのPAMプラスミドライブラリ(様々なPAM配列を有するオンターゲット部位を担持する)をエレクトロポレーションキュベットに加え、1800Vでエレクトロポレートする。950μLのSuper Optimal Broth(SOB)培地を加え、穏やかに混合し、全量を1.5mLチューブに移す。30℃及び200rpmで2時間インキュベートする。各チューブから、34mg/mLのクロラムフェニコール及び50mg/mLのカナマイシンを含む4mLのLB培地を含む別の15mLのプラスチックチューブに細胞を移し、終夜インキュベートする。各培養物に対して、1mLの終夜細胞培養物を、34mg/mLのクロラムフェニコールを含む25mLのLB培地を含む250mLのフラスコに添加し、30℃及び200rpmの振盪インキュベーターで、OD600が0.5~0.6に達するまでインキュベートした。フラスコを、42℃及び200rpmの振盪水浴インキュベーターに15分間入れた。次に、フラスコを手でゆっくりと振盪しながら氷に入れ、氷中に15分間保持した。細胞をフラスコから50mLのチューブに移し、8000rpm及び4℃で5分間遠心分離して上清を除去した。次に、25mLの氷冷10%グリセロールを添加し、細胞を再懸濁した。再懸濁した細胞を、8000rpm及び4℃で5分間遠心分離して上清を除去し、2mLの氷冷10%グリセロールを加えた。細胞をピペットで穏やかに再懸濁し、50μLのコンピテント細胞のアリコートに分割した。
50μLの準備されたコンピテント細胞を氷の上の0.1cm間隙のエレクトロポレーションキュベットに移すことによって、エレクトロポレーションの新たなラウンドの準備をする。非標的化対照またはオンターゲッティングgRNAプラスミドのうち1つを100μg加え、1800Vでエレクトロポレートする。950μLのSOP培地を加え、穏やかに混合し、全量を1.5mLチューブに移す。30℃及び200rpmで2時間インキュベートする。50mg/mLのカナマイシン及び100mg/mLのカルベニシリンを含むLB寒天プレートに回収した細胞のアリコートを播種し、30℃で終夜インキュベートする。細胞を採取し、プラスミドを精製する。プラスミドを、プライマーminiseq_galKOFF_T225-F2(TCGTCGGCAGCGTCAGATGTGTATAAGAGACAGcgtaccctggttggcagcgaatac)(配列番号326)、及びminiseq_galKOFF_T225-R2(GTCTCGTGGGCTCGGAGATGTGTATAAGAGACAGacgcacgcgttttgccacgatc)(配列番号327)を用いたPCR反応のためのテンプレートDNAとして使用する。試料同定用のIllumina適合アダプター配列及びインデックス配列は、2ラウンド目のPCR中にPCR産物に追加される。2ラウンド目のPCR産物をプールし、2x150ペアエンド配列決定のためにIllumina MiSeq配列決定機器に投入する。
VSEARCHツールを使用して、NGSデータを、参照PAMライブラリテンプレートと整列させた。整列の閾値は0.9であった。pandasプログラムを用いて、整列されたデータをフィルタリングした。データの閾値は100%であった。各PAMの正規化された読み取り値を、以下の式を使用して計算したが、ここで、PAMのヒットは、pandasを実行した後のPAMヒットの合計であり、合計ヒットは VSEARCHを実行する前の合計ヒットである。
濃縮度を以下の式を使用して計算したが、ここで、正規化された読み取り値yは、非標的化対照実験での各PAMの正規化された読み取り値を意味し、正規化された読み取り値xは、オンターゲッティングgRNA実験での各PAMの正規化された読み取り値を意味する。
ART11のPAM部位の上位ヒット数の結果を、図11に示す。ART11_L679FのPAM部位の上位ヒットの結果を、図13に示す。
この実施例は、突然変異ヌクレアーゼART11_L679Fを開発するための部位特異的突然変異誘発(SDM)について記載する。
NEB SDMキットを使用した指数関数的増幅(PCR)
b.120vで30分間、1%アガロースゲル中で5μlのPCR産物を実行する。
キナーゼ、リガーゼ、及びDpnI(KLD)処置
以下の試薬を組み合わせる:
以下の試薬を組み合わせる:
上下にピペッティングすることで十分に混合し、室温で30分間インキュベートする。
形質転換
1.NEB 5-alpha Competent E.coli細胞のチューブを氷上で解凍する。
1.NEB 5-alpha Competent E.coli細胞のチューブを氷上で解凍する。
2.工程IIからのKLDミックスを5μl、解凍した細胞のチューブに加える。チューブを、4~5回慎重に軽く叩いて混合する。ボルテックスしてはならない。
3.混合物を氷上に30分間置く。
4.42℃で30秒間の熱ショックを与える。
5.氷上に5分間置く。
6.950μlの室温SOCをピペットで混合物に移す。
7.振盪(200rpm)させながら、30℃で2時間インキュベートする。
8.チューブを軽く叩いて反転させることで細胞を完全に混合し、続いて10及び100μlを選択プレート上に広げ、30℃で終夜インキュベートする。
9.サンガー配列決定用にいくつかのコロニーを選択して、修正されたプラスミドを見つける。
付録Aは、参照によりその全体があらゆる目的に関して本明細書に組み込まれる。
本開示の上記の記述は、例示及び説明を目的として提示された。上記は、本開示を本明細書に開示された形態または複数の形態に限定することを意図するものではない。本開示の説明は、1つ以上の実施形態ならびに特定の変形及び修正の説明を含んでいるが、例えば、本開示を理解した後は当業者の技術及び知識の範囲内となり得るようなその他の変形及び修正も本開示の範囲に含まれる。特許請求されるものに対して代替的な、互換的な、及び/または同等の構造、機能、範囲、または工程が本明細書で開示されているか否かに関わらず、また特許性のある主題の公開を意図することなく、代替的な、互換的な、及び/または同等の構造、機能、範囲、または工程を含む、許容される範囲の代替的な実施形態を含む権利を得ることが意図されている。
本発明の好適な実施形態を本明細書で図示及び記載したが、こうした実施形態が単に例として提供されていることは、当業者には明らかであろう。ここで、当業者は、本発明から逸脱することなしに多数の変形、変更、及び置換を想定するであろう。本明細書に記載される本発明の実施形態に対する種々の代替手段が、本発明の実施に採用され得ることを理解されたい。以下の特許請求の範囲が、本発明の範囲を定義し、これらの特許請求の範囲に含まれる方法及び構造、ならびにそれらの等価物をそれにより網羅することが意図されている。
配列番号2: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号3: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号4: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号6: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号7: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号8: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号9: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号10: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号12: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号13: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号14: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号16: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号17: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号18: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号20: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号21: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号22: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号24: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号25: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号26: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号28: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号29: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号30: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号31: 未知要素の説明: Parcubacteria群細菌配列
配列番号32: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号33: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号34: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号36: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号37: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号38: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号40: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号41: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号42: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号44: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号45: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号46: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号48: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号49: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号50: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号52: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号53: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号54: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号56: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号57: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号58: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号60: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号61: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号62: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号64: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号65: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号66: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号68: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号69: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号70: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号71: 未知要素の説明: Sodaliphilus pleomorphus配列
配列番号72: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号73: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号74: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号76: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号77: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号78: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号80: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号81: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号82: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号84: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号85: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号86: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号88: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号89: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号90: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号91: 未知要素の説明: Lachnospiraceae細菌配列
配列番号92: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号93: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号94: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号96: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号97: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号98: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号100: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号101: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号102: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号104: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号105: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号106: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号108: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号109: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号110: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号112: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号113: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号114: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号116: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号117: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号118: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号120: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号121: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号122: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号124: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号125: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号126: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号128: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号129: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号130: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号132: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号133: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号134: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号136: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号137: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号138: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号140: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号141: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号142: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号150: 未知要素の説明: Parcubacteria群細菌配列
配列番号160: 未知要素の説明: Sodaliphilus pleomorphus配列
配列番号165: 未知要素の説明: Lachnospiraceae細菌配列
配列番号178: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号179: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号180: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号181: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号182: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号183: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号184: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号185: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号186: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号187: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号188: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号189: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号190: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号191: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号192: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号193: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号194: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号195: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号196: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号197: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号198: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号199: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号200: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号201: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号202: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号203: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号204: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号205: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号206: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号207: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号208: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号209: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号210: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号211: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号212: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号213: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号214: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号215: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号216: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号217: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号218: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号219: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号220: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号221: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号222: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号223: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号224: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号225: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号226: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号227: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号228: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号229: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号230: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号231: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号232: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号233: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号234: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号235: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号236: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号237: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号238: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号239: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号240: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号241: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号242: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号243: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号244: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号245: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号246: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号247: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号248: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号249: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号250: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号251: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号252: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号253: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号254: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号255: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号256: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号257: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号258: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号259: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号260: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号261: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号262: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号264: 未知要素の説明: Nucleoplasmin bipartite NLS配列
配列番号265: 未知要素の説明: C-myc NLS配列
配列番号266: 未知要素の説明: C-myc NLS配列
配列番号268: 未知要素の説明: インポーチンα配列由来のIBBドメイン
配列番号269: 未知要素の説明: Myoma Tタンパク質配列
配列番号270: 未知要素の説明: Myoma Tタンパク質配列
配列番号279: 未知要素の説明: 核局在化配列
配列番号280: 人工配列の説明: 合成ペプチド
配列番号281: 人工配列の説明: 合成ペプチド
配列番号282: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号283: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号284: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号285: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号286: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号287: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号288: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号289: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号290: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号291: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号292: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号293: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号294: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号295: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号296: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号297: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号298: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号299: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号300: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号301: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号302: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号303: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号304: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号305: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号306: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号307: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号308: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号309: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号310: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号311: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号312: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号313: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号314: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号315: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号316: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号317: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号318: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号319: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号320: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号321: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号322: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号323: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号324: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号325: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号326: 人工配列の説明: 合成プライマー
配列番号327: 人工配列の説明: 合成プライマー
配列番号328: 人工配列の説明: 合成プライマー
配列番号329: 人工配列の説明: 合成プライマー
配列番号330: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号332: 人工配列の説明: 合成ペプチド
配列番号333: 人工配列の説明: 合成ペプチド
配列番号334: 人工配列の説明: 合成6xHisタグ
配列番号335: 人工配列の説明: 合成8xHisタグ
配列番号3: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号4: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号6: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号7: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号8: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号9: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号10: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号12: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号13: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号14: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号16: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号17: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号18: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号20: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号21: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号22: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号24: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号25: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号26: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号28: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号29: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号30: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号31: 未知要素の説明: Parcubacteria群細菌配列
配列番号32: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号33: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号34: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号36: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号37: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号38: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号40: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号41: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号42: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号44: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号45: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号46: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号48: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号49: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号50: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号52: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号53: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号54: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号56: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号57: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号58: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号60: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号61: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号62: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号64: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号65: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号66: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号68: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号69: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号70: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号71: 未知要素の説明: Sodaliphilus pleomorphus配列
配列番号72: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号73: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号74: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号76: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号77: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号78: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号80: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号81: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号82: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号84: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号85: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号86: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号88: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号89: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号90: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号91: 未知要素の説明: Lachnospiraceae細菌配列
配列番号92: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号93: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号94: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号96: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号97: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号98: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号100: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号101: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号102: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号104: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号105: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号106: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号108: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号109: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号110: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号112: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号113: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号114: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号116: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号117: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号118: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号120: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号121: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号122: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号124: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号125: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号126: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号128: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号129: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号130: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号132: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号133: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号134: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号136: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号137: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号138: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号140: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号141: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号142: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号150: 未知要素の説明: Parcubacteria群細菌配列
配列番号160: 未知要素の説明: Sodaliphilus pleomorphus配列
配列番号165: 未知要素の説明: Lachnospiraceae細菌配列
配列番号178: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号179: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号180: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号181: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号182: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号183: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号184: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号185: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号186: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号187: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号188: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号189: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号190: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号191: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号192: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号193: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号194: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号195: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号196: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号197: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号198: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号199: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号200: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号201: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号202: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号203: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号204: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号205: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号206: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号207: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号208: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号209: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号210: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号211: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号212: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号213: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号214: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号215: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号216: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号217: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号218: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号219: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号220: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号221: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号222: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号223: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号224: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号225: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号226: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号227: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号228: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号229: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号230: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号231: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号232: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号233: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号234: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号235: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号236: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号237: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号238: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号239: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号240: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号241: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号242: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号243: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号244: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号245: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号246: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号247: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号248: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号249: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号250: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号251: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号252: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号253: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号254: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号255: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号256: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号257: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号258: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号259: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号260: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号261: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号262: 人工配列の説明: 合成ポリペプチド
配列番号264: 未知要素の説明: Nucleoplasmin bipartite NLS配列
配列番号265: 未知要素の説明: C-myc NLS配列
配列番号266: 未知要素の説明: C-myc NLS配列
配列番号268: 未知要素の説明: インポーチンα配列由来のIBBドメイン
配列番号269: 未知要素の説明: Myoma Tタンパク質配列
配列番号270: 未知要素の説明: Myoma Tタンパク質配列
配列番号279: 未知要素の説明: 核局在化配列
配列番号280: 人工配列の説明: 合成ペプチド
配列番号281: 人工配列の説明: 合成ペプチド
配列番号282: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号283: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号284: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号285: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号286: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号287: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号288: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号289: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号290: 未知要素の説明: ARTヌクレアーゼモチーフ配列
配列番号291: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号292: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号293: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号294: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号295: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号296: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号297: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号298: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号299: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号300: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号301: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号302: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号303: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号304: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号305: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号306: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号307: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号308: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号309: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号310: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号311: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号312: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号313: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号314: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号315: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号316: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号317: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号318: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号319: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号320: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号321: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号322: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号323: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号324: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号325: 人工配列の説明: 合成オリゴヌクレオチド
配列番号326: 人工配列の説明: 合成プライマー
配列番号327: 人工配列の説明: 合成プライマー
配列番号328: 人工配列の説明: 合成プライマー
配列番号329: 人工配列の説明: 合成プライマー
配列番号330: 人工配列の説明: 合成ポリヌクレオチド
配列番号332: 人工配列の説明: 合成ペプチド
配列番号333: 人工配列の説明: 合成ペプチド
配列番号334: 人工配列の説明: 合成6xHisタグ
配列番号335: 人工配列の説明: 合成8xHisタグ
Claims (46)
- 操作された核酸誘導型ヌクレアーゼを含む組成物であって、(i)配列番号143~177、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または、配列番号143~177、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、組成物。
- 配列番号144、153、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または、配列番号144、153、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項1に記載の組成物。
- 配列番号144と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または、配列番号144と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項1または2に記載の組成物。
- 配列番号153と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または、配列番号153と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の組成物。
- 配列番号229と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたヌクレアーゼポリペプチド、または、配列番号229と少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記配列同一性が少なくとも80%である、請求項1~5のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記配列同一性が少なくとも95%である、請求項1~6のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記配列同一性が100%である、請求項1~7のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記操作されたヌクレアーゼポリペプチドが、ペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)を含有しない、または、前記操作されたヌクレアーゼポリペプチドをコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドが前記ペプチドモチーフYLFQIYNKDF(配列番号224)を含有しない、請求項1に記載の組成物。
- 配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列、または配列番号143~151、161~163、165、166、169、171~175、177、及び229のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項9に記載の組成物。
- 配列番号149、151、175、及び177のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列、または配列番号149、151、175、及び177のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有するアミノ酸配列をコードする1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項10に記載の組成物。
- 標的化可能なガイド核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体を含む組成物であって、請求項1~11のいずれか1項に記載の操作されたガイド核酸ヌクレアーゼを含み、
(ii)適合性のガイド核酸
を更に含む、組成物。 - 前記ガイド核酸がgRNAであり、前記複合体がRNPである、請求項12に記載の組成物。
- 前記ガイド核酸が、スプリットガイド核酸である、請求項12または13に記載の組成物。
- 前記gRNAが操作されたgRNAである、請求項13または14に記載の組成物。
- 前記操作されたgRNAが、保存されたgRNAを含む、請求項15に記載の組成物。
- 前記保存されたgRNAが、配列番号291~325のうちのいずれか1つ、またはその部分を含む、請求項16に記載の組成物。
- 前記保存されたgRNAが、配列番号291~325のうちのいずれか1つの部分を含む、請求項17に記載の組成物。
- 前記部分が、前記RNAの二次構造のヌクレオチド配列を含む高度に保存された部分である、請求項18に記載の組成物。
- 前記二次構造がシュードノットを含む、請求項18に記載の組成物。
- 前記gRNAが合成gRNAである、請求項13~20のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記gRNAが1つ以上の化学修飾を含む、請求項21に記載の組成物。
- 標的ポリヌクレオチド中の標的配列またはその近傍に鎖切断を生成する方法であって、前記標的配列を、請求項12~22のいずれか1項に記載の標的化可能な核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体と接触させ、前記複合体の前記適合性のガイド核酸が、前記標的配列を標的化することと、前記標的化可能なガイド核酸誘導型ヌクレアーゼ複合体に、前記鎖切断を生成させることと、を含む方法。
- 前記標的ポリヌクレオチドが細胞ゲノム中にある、請求項23に記載の方法。
- 前記標的配列に挿入されるべき編集テンプレートを提供することを更に含む、請求項23または24に記載の方法。
- 前記編集テンプレートが導入遺伝子を含む、請求項25に記載の方法。
- 前記標的ポリヌクレオチドがセーフハーバー部位である、請求項23~27のいずれか1項に記載の方法。
- 請求項23に記載の方法によって生成された細胞。
- 請求項23に記載の方法によって生成された生物。
- 配列番号1~142及び225~228のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む操作された1またはそれ以上のポリヌクレオチドを含む、組成物。
- 配列番号1、5、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、及び225のうちいずれか1つと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項30に記載の組成物。
- 前記ポリヌクレオチドは、前記ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドのN末端、C末端のいずれか、またはその両方で、1つ以上の追加のアミノ酸配列をコードする、請求項30または31に記載の組成物。
- 前記追加のアミノ酸配列が、
(i)1つ以上のNLS、
(ii)1つ以上の精製タグ、
(iii)1つ以上の切断配列、及び
(iv)FLAGまたは3XFLAG
のうちの少なくとも1つを含む、請求項32に記載の組成物。 - 前記追加のアミノ酸配列が、
(i)1つ以上のNLS、
(ii)1つ以上の精製タグ、
(iii)1つ以上の切断配列、及び
(iv)FLAGまたは3XFLAG
のうちの少なくとも2つを含む、請求項32に記載の組成物。 - 前記追加のアミノ酸配列が、
(i)1つ以上のNLS、
(ii)1つ以上の精製タグ、
(iii)1つ以上の切断配列、及び
(iv)FLAGまたは3XFLAG
のうちの少なくとも3つを含む、請求項32に記載の組成物。 - 前記追加のアミノ酸配列が、
(i)1つ以上のNLS、
(ii)1つ以上の精製タグ、
(iii)1つ以上の切断配列、及び
(iv)FLAGまたは3XFLAG
を含む、請求項32に記載の組成物。 - 前記1またはそれ以上のポリヌクレオチドがコドン最適化されている、請求項30~36のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記1またはそれ以上のポリヌクレオチドが、E.coliに対してコドン最適化されている、請求項37に記載の組成物。
- 配列番号2、6、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、226、及び330のうちいずれかと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項39に記載の組成物。
- 前記1またはそれ以上のポリヌクレオチドが、S. cerivisiaeに対してコドン最適化されている、請求項37に記載の組成物。
- 配列番号3、7、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、及び227のうちいずれかと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項40に記載の組成物。
- 前記1またはそれ以上のポリヌクレオチドが、ヒトに対してコドン最適化されている、請求項37に記載の組成物。
- 配列番号3、7、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、及び227のうちいずれかと少なくとも60%の配列同一性を有する配列に対応する配列を含む1つ以上のポリヌクレオチドを含む、請求項42に記載の組成物。
- 前記配列同一性が少なくとも80%である、請求項30~43のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記配列同一性が少なくとも95%である、請求項30~43のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記配列同一性が100%である、請求項30~43のいずれか1項に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US202063080552P | 2020-09-18 | 2020-09-18 | |
US63/080,552 | 2020-09-18 | ||
US202163185315P | 2021-05-06 | 2021-05-06 | |
US63/185,315 | 2021-05-06 | ||
PCT/US2021/051142 WO2022061247A2 (en) | 2020-09-18 | 2021-09-20 | Constructs and uses thereof for efficient and specific genome editing |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023543351A true JP2023543351A (ja) | 2023-10-13 |
Family
ID=80777856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023542827A Pending JP2023543351A (ja) | 2020-09-18 | 2021-09-20 | 効率的かつ特異的なゲノム編集のためのコンストラクト及びその使用 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20230323405A1 (ja) |
EP (1) | EP4214311A2 (ja) |
JP (1) | JP2023543351A (ja) |
AU (1) | AU2021343526A1 (ja) |
CA (1) | CA3193089A1 (ja) |
WO (1) | WO2022061247A2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4271805A1 (en) * | 2020-12-31 | 2023-11-08 | Gigamune, Inc. | Novel nucleic acid-guided nucleases |
EP4298212A1 (en) * | 2021-02-25 | 2024-01-03 | Artisan Development Labs, Inc. | Compositions and methods for targeting, editing, or modifying genes |
WO2024042168A1 (en) * | 2022-08-26 | 2024-02-29 | UCB Biopharma SRL | Novel rna-guided nucleases and nucleic acid targeting systems comprising such rna-guided nucleases |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
LT3401400T (lt) | 2012-05-25 | 2019-06-10 | The Regents Of The University Of California | Būdai ir kompozicijos, skirtos rnr molekulės nukreipiamai tikslinės dnr modifikacijai ir rnr molekulės nukreipiamam transkripcijos moduliavimui |
US8697359B1 (en) | 2012-12-12 | 2014-04-15 | The Broad Institute, Inc. | CRISPR-Cas systems and methods for altering expression of gene products |
KR20240013283A (ko) | 2014-12-03 | 2024-01-30 | 애질런트 테크놀로지스, 인크. | 화학적 변형을 갖는 가이드 rna |
US9790490B2 (en) | 2015-06-18 | 2017-10-17 | The Broad Institute Inc. | CRISPR enzymes and systems |
US9982279B1 (en) | 2017-06-23 | 2018-05-29 | Inscripta, Inc. | Nucleic acid-guided nucleases |
JP2022550599A (ja) | 2019-10-03 | 2022-12-02 | アーティサン ディベロップメント ラブズ インコーポレイテッド | 操作されたデュアルガイド核酸を有するcrisprシステム |
-
2021
- 2021-09-20 CA CA3193089A patent/CA3193089A1/en active Pending
- 2021-09-20 JP JP2023542827A patent/JP2023543351A/ja active Pending
- 2021-09-20 US US18/027,054 patent/US20230323405A1/en active Pending
- 2021-09-20 WO PCT/US2021/051142 patent/WO2022061247A2/en active Application Filing
- 2021-09-20 AU AU2021343526A patent/AU2021343526A1/en active Pending
- 2021-09-20 EP EP21870385.8A patent/EP4214311A2/en not_active Withdrawn
-
2023
- 2023-05-02 US US18/142,413 patent/US20240011054A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP4214311A2 (en) | 2023-07-26 |
AU2021343526A1 (en) | 2023-05-25 |
WO2022061247A2 (en) | 2022-03-24 |
US20240011054A1 (en) | 2024-01-11 |
CA3193089A1 (en) | 2022-03-24 |
US20230323405A1 (en) | 2023-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2016244241B2 (en) | Engineering of systems, methods and optimized guide compositions for sequence manipulation | |
ES2576126T3 (es) | Modificación por tecnología genética y optimización de sistemas, métodos y composiciones enzimáticas mejorados para la manipulación de secuencias | |
EP2940140B1 (en) | Engineering of systems, methods and optimized guide compositions for sequence manipulation | |
EP3011033B1 (en) | Functional genomics using crispr-cas systems, compositions methods, screens and applications thereof | |
US20160281072A1 (en) | Crispr-cas systems and methods for altering expression of gene products | |
EP3686279A1 (en) | Genome editing using cas9 nickases | |
US20230357796A1 (en) | Constructs, compositions and methods thereof having improved genome editing efficiency and specificity | |
US20230323405A1 (en) | Constructs and uses thereof for efficient and specific genome editing | |
US20230416788A1 (en) | Gene editing | |
CA3066047A1 (en) | Methods and means for genetic alteration of genomes utilizing designer dna recombining enzymes | |
WO2020097360A1 (en) | Methods and compositions for genome-wide analysis and use of genome cutting and repair | |
CN116457462A (zh) | 用于高效和特异性基因组编辑的构建体和其用途 | |
US20210292747A1 (en) | Engineered chimeric nucleic acid guided nucleases compositions, methods for making, and systems for gene editing | |
US20210309980A1 (en) | Engineered chimeric nucleic acid guided nuclease constructs and uses thereof | |
US20230304047A1 (en) | Improved gene editing | |
RU2796017C2 (ru) | Конструирование систем, способы и оптимизированные направляющие композиции для манипуляции с последовательностями |