JP2023541748A - サリチル酸メチル不含のウィンターグリーンフレーバー組成物 - Google Patents
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Abstract
本開示は一般に、ウィンターグリーンの風味を付与するが、サリチル酸メチルの量が低減されたフレーバー組成物を提供する。いくつかの実施態様において、前記フレーバー組成物はサリチル酸メチルを含有しない。関連する態様において、本開示は、フレーバー付き製品、例えばウィンターグリーンのフレーバー付き製品中でのサリチル酸メチルを低減または排除するための、そのようなフレーバー組成物の使用を提供する。いくつかの実施態様において、そのような組成物は、フレーバー付き製品、例えば食品、飲料品、または口腔ケア製品、例えば磨歯剤、洗口液、歯のホワイトニング組成物、洗口液、チューインガムなどに組み込まれる。
Description
関連出願の相互参照
本願は2020年9月22日付提出のPCT出願番号PCT/CN2020/116772号、および2020年10月14日付提出の欧州特許出願番号20201862.8号の優先権の利益を主張し、前記の両方が参照をもってその全文が本願内に示されるものとする。
本願は2020年9月22日付提出のPCT出願番号PCT/CN2020/116772号、および2020年10月14日付提出の欧州特許出願番号20201862.8号の優先権の利益を主張し、前記の両方が参照をもってその全文が本願内に示されるものとする。
技術分野
本開示は一般に、ウィンターグリーンの風味を付与するが、サリチル酸メチルの量が低減されたフレーバー組成物を提供する。いくつかの実施態様において、前記フレーバー組成物はサリチル酸メチルを含有しない。関連する態様において、本開示は、フレーバー付き製品、例えばウィンターグリーンのフレーバー付き製品中でのサリチル酸メチルを低減または排除するための、そのようなフレーバー組成物の使用を提供する。いくつかの実施態様において、そのような組成物は、フレーバー付き製品、例えば食品、飲料品、または口腔ケア製品、例えば磨歯剤、洗口液、歯のホワイトニング組成物、洗口液、チューインガムなどに組み込まれる。
本開示は一般に、ウィンターグリーンの風味を付与するが、サリチル酸メチルの量が低減されたフレーバー組成物を提供する。いくつかの実施態様において、前記フレーバー組成物はサリチル酸メチルを含有しない。関連する態様において、本開示は、フレーバー付き製品、例えばウィンターグリーンのフレーバー付き製品中でのサリチル酸メチルを低減または排除するための、そのようなフレーバー組成物の使用を提供する。いくつかの実施態様において、そのような組成物は、フレーバー付き製品、例えば食品、飲料品、または口腔ケア製品、例えば磨歯剤、洗口液、歯のホワイトニング組成物、洗口液、チューインガムなどに組み込まれる。
関連技術の説明
ウィンターグリーンは、その抽出物がミントのような風味を生成する芳香植物の群に関する。ウィンターグリーン抽出物は、ミント、チューインガム、キャンディ、無煙たばこ、ディピングたばこ、洗口液、磨歯剤、およびアメリカのルートビアを含む多様な製品中で一般に使用されている。ウィンターグリーンの天然抽出物は一般に芳香族化合物であるサリチル酸メチルを含有する。摂取されると、サリチル酸メチルは代謝産物としてのサリチル酸を生成し、それはアスピリンの摂取に続いて生成される同じ代謝産物である。従って、天然のウィンターグリーン抽出物は、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)に類似する作用を有する。この理由から、サリチル酸メチルを含有する組成物の使用は、食品、飲料および口腔ケア製品から低減または排除することが望まれている。
ウィンターグリーンは、その抽出物がミントのような風味を生成する芳香植物の群に関する。ウィンターグリーン抽出物は、ミント、チューインガム、キャンディ、無煙たばこ、ディピングたばこ、洗口液、磨歯剤、およびアメリカのルートビアを含む多様な製品中で一般に使用されている。ウィンターグリーンの天然抽出物は一般に芳香族化合物であるサリチル酸メチルを含有する。摂取されると、サリチル酸メチルは代謝産物としてのサリチル酸を生成し、それはアスピリンの摂取に続いて生成される同じ代謝産物である。従って、天然のウィンターグリーン抽出物は、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)に類似する作用を有する。この理由から、サリチル酸メチルを含有する組成物の使用は、食品、飲料および口腔ケア製品から低減または排除することが望まれている。
しかし、多くの消費者がウィンターグリーンの風味を楽しんでおり、この風味を有する製品を好んでいる。従って、ウィンターグリーン抽出物と同様の風味をもたらすが、サリチル酸メチルの低減または排除から利益を得る新規のフレーバー付与組成物を開発する必要がある。
発明の概要
本開示は、メントールおよびカルボン、および任意に安息香酸エチルを含有する組成物が、サリチル酸メチルを含有することなくウィンターグリーンと同様の風味を付与するという発見に関する。
本開示は、メントールおよびカルボン、および任意に安息香酸エチルを含有する組成物が、サリチル酸メチルを含有することなくウィンターグリーンと同様の風味を付与するという発見に関する。
第1の態様において、本開示は、メントールとカルボンとを、例えば1:2~3:1の範囲の質量対質量比で含むフレーバー組成物を提供する。いくつかの実施態様において、メントールおよびカルボンは、全体で、フレーバー組成物の15質量%~80質量%を構成する。いくつかの実施態様において、前記フレーバー組成物はさらに安息香酸エチルを含む。いくつかの実施態様において、1つ以上のさらなる成分、例えばペパーミント油、アントラニル酸メチル、乳酸メンチル、酢酸イソアミル、バニリン、p-クレゾール、オイカリプトールなどが存在し得る。
第2の態様において、本開示は、フレーバー付き製品、例えばウィンターグリーンのフレーバー付き製品中でのサリチル酸メチルを低減または排除するための、第1の態様のフレーバー組成物の使用を提供する。いくつかの実施態様において、前記フレーバー付き製品は、食品、飲料品、または口腔ケア製品である。
第3の態様において、本開示は、フレーバー付き製品(例えばウィンターグリーンのフレーバー付き製品)中でのサリチル酸メチルを低減または排除するための方法を提供し、前記方法は、第1の態様のフレーバー組成物をフレーバー付き製品に導入することを含む。いくつかの実施態様において、フレーバー付けられるのは、食品、飲料品、または口腔ケア製品である。
第4の態様において、本開示は、第1の態様のフレーバー組成物を含む、フレーバー付き製品を提供する。いくつかの実施態様において、前記フレーバー付き製品はサリチル酸メチル不含である。いくつかの実施態様において、フレーバー付けられるのは、食品、飲料品、または口腔ケア製品である。
それらのさらなる態様および実施態様は以下で、詳細な説明、図面、要約および特許請求の範囲に示される。
発明の詳細な説明
以下の詳細な説明は、本願内で提供される様々な態様および実施態様を示す。その説明は関連技術の当業者の観点から読まれるべきである。従って、そのような当業者に周知の情報は必ずしも含まれない。
以下の詳細な説明は、本願内で提供される様々な態様および実施態様を示す。その説明は関連技術の当業者の観点から読まれるべきである。従って、そのような当業者に周知の情報は必ずしも含まれない。
定義
以下の用語および語句は、特段記載されない限り以下に示される意味を有する。この開示は、本願内で明示的に定義されていない他の用語および語句を用いることもある。そのような他の用語または語句は、この開示の文脈において当業者にとって有するであろう意味を有する。場合によっては、用語または語句は、単数形または複数形で定義され得る。そのような場合、そうでないことが明示されない限り、単数形のいかなる用語も、その複数の対応物を含むことができ、その逆もまた然りであることが理解される。
以下の用語および語句は、特段記載されない限り以下に示される意味を有する。この開示は、本願内で明示的に定義されていない他の用語および語句を用いることもある。そのような他の用語または語句は、この開示の文脈において当業者にとって有するであろう意味を有する。場合によっては、用語または語句は、単数形または複数形で定義され得る。そのような場合、そうでないことが明示されない限り、単数形のいかなる用語も、その複数の対応物を含むことができ、その逆もまた然りであることが理解される。
本願における「甘味料」、「甘味付け剤」、「甘味の実体」、または「甘味化合物」は、対象において検出可能な甘いフレーバーを誘発する化合物または摂取可能なその塩、例えばin vitroでT1R2/T1R3受容体を活性化する化合物に関する。
本願内で使用される場合、単数形は、文脈がそうでないことを明確に規定していない限り、複数形の指示対象も含む。例えば、「置換基」への言及は、単数の置換基も、2つ以上の置換基なども含む。
本願内で使用される場合、「例えば」または「含む」は、より一般的な事項をさらに明確化する例を紹介することを意味する。特段明示的に示されない限り、そのような例は本開示内で説明される実施態様を理解するための助けとして提供されるに過ぎず、どのようにも限定することを意味するものではない。それらの語句は開示される実施態様のいかなる種類の優先も示していない。
本願内で使用される場合、「含む」または「含んでいる」または「含んでなる」は開いた群に関し、その群が、明示的に示されたものに加えてさらなる構成要素を含み得ることを意味する。例えば、「Aを含む」との語句は、Aが存在しなければならないが、他の構成要素も存在し得ることを意味する。「含む」、「有する」および「含んでなる」との用語、およびそれらの文法上の変化形は同じ意味を有する。対照的に「からなる」または「からなっている」は、閉じた群に関する。例えば、「Aからなる」との語句は、Aを意味し、Aのみが存在する。
本願内で使用される場合、「任意に」は、引き続き記載される単数または複数の事象が生じることもあるし、生じないこともあることを意味する。いくつかの実施態様において、任意の事象は生じない。いくつかの他の実施態様において、任意の事象は1回以上生じる。
本願内で使用される場合、「または」は、その最も広い合理的な解釈が与えられるべきであり、いずれか/または、の構成に限定されるべきではない。従って、「AまたはBを含む」との語句は、Aが存在できて且つBはそうではないか、またはBが存在してAはそうではないか、またはAとBとの両方が存在することを意味する。さらに、Aが例えば複数の構成要素、例えばA1およびA2を有し得る類を定義する場合、その類の1つ以上の構成要素が同時に存在し得る。
この小節には含まれていないが、他の用語はこの説明の他の箇所で定義される。
フレーバー組成物
少なくとも1つの態様において、本開示は、メントールを含むフレーバー組成物を提供する。フレーバー付与組成物中で使用されるメントールは、任意の適した化学的な立体配置を有し得る。いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物中で使用されるメントールは、(-)配置(つまり1R,2S,5R配置)である。
少なくとも1つの態様において、本開示は、メントールを含むフレーバー組成物を提供する。フレーバー付与組成物中で使用されるメントールは、任意の適した化学的な立体配置を有し得る。いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物中で使用されるメントールは、(-)配置(つまり1R,2S,5R配置)である。
いくつかの実施態様において、フレーバー組成物はさらにカルボンを含む。フレーバー付与組成物中で使用されるカルボンは、任意の適した化学的な立体配置、例えば(-)配置(つまりR配置)、または(+)配置(つまりS配置)またはそれらの任意の混合物を有し得る。いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物中で使用されるカルボンは、R配置である。いくつかのさらなる実施態様において、フレーバー付与組成物中に存在するカルボンの総質量に対して、少なくとも90質量%、または少なくとも95質量%、または少なくとも97質量%、または少なくとも99質量%のフレーバー組成物中に存在するカルボンがR配置である。
メントールおよびカルボンは互いに対して任意の適した比で存在できる。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物中でのメントール対カルボンの質量比は、1:4~8:1、または1:3~6:1、または1:2~3:1、または1:1~2:1の範囲である。カルボンおよびメントールは、フレーバー付与組成物の有効なフレーバー成分、つまり担体、例えば水、アルコールなどを除いたフレーバー付与成分の任意の適したパーセンテージを構成することができる。いくつかの実施態様において、メントールは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して10質量%~60質量%、または10質量%~50質量%、または10質量%~40質量%を構成する。いくつかの実施態様において、カルボンは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して5質量%~60質量%、または5質量%~50質量%、または5質量%~40質量%を構成する。
いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物は安息香酸エチルを含む。安息香酸エチルは、メントールに対して任意の適した比で存在できる。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー組成物中でのメントール対安息香酸エチルの質量比は、1:3~8:1、または1:2~6:1、または1:1~4:1の範囲である。安息香酸エチルは、フレーバー付与組成物の有効なフレーバー成分、つまり担体、例えば水、アルコールなどを除いたフレーバー付与成分の任意の適したパーセンテージを構成することができる。いくつかの実施態様において、安息香酸エチルは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して5質量%~80質量%、または10質量%~75質量%、または15質量%~70質量%を構成する。
いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物は安息香酸メチルを含む。安息香酸メチルは、メントールに対して任意の適した比で存在できる。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー組成物中でのメントール対安息香酸メチルの質量比は、1:3~8:1、または1:2~6:1、または1:1~4:1の範囲である。安息香酸メチルは、フレーバー付与組成物の有効なフレーバー成分、つまり担体、例えば水、アルコールなどを除いたフレーバー付与成分の任意の適したパーセンテージを構成することができる。いくつかの実施態様において、安息香酸メチルは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して5質量%~80質量%、または10質量%~75質量%、または15質量%~70質量%を構成する。
いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物はペパーミント油を含む。ペパーミント油は、メントールに対して任意の適した比で存在できる。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー組成物中でのメントール対ペパーミント油の質量比は、20:1~1:2、または12:1~1:1、または8:1~2:1の範囲である。ペパーミント油は、フレーバー付与組成物の有効なフレーバー成分、つまり担体、例えば水、アルコールなどを除いたフレーバー付与成分の任意の適したパーセンテージを構成することができる。いくつかの実施態様において、ペパーミント油は、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して2質量%~20質量%、または2質量%~15質量%、または2質量%~15質量%を構成する。
いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物はアントラニル酸メチルを含む。アントラニル酸メチルは、メントールに対して任意の適した比で存在できる。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー組成物中でのメントール対アントラニル酸メチルの質量比は、20:1~1:1、または12:1~1:1、または8:1~2:1の範囲である。アントラニル酸メチルは、フレーバー付与組成物の有効なフレーバー成分、つまり担体、例えば水、アルコールなどを除いたフレーバー付与成分の任意の適したパーセンテージを構成することができる。いくつかの実施態様において、アントラニル酸メチルは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して2質量%~10質量%を構成する。
いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物は乳酸メンチルを含む。乳酸メンチルは、メントールに対して任意の適した比で存在できる。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー組成物中でのメントール対乳酸メンチルの質量比は、80:1~2:1、または60:1~5:1、または40:1~10:1の範囲である。乳酸メンチルは、フレーバー付与組成物の有効なフレーバー成分、つまり担体、例えば水、アルコールなどを除いたフレーバー付与成分の任意の適したパーセンテージを構成することができる。いくつかの実施態様において、乳酸メンチルは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して0.5質量%~6.0質量%を構成する。
いくつかの実施態様において、フレーバー付与組成物は酢酸イソアミルを含む。酢酸イソアミルは、メントールに対して任意の適した比で存在できる。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー組成物中でのメントール対酢酸イソアミルの質量比は、400:1~5:1、または300:1~20:1、または200:1~40:1の範囲である。酢酸イソアミルは、フレーバー付与組成物の有効なフレーバー成分、つまり担体、例えば水、アルコールなどを除いたフレーバー付与成分の任意の適したパーセンテージを構成することができる。いくつかの実施態様において、酢酸イソアミルは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して0.1質量%~2.0質量%を構成する。
他の成分は、フレーバー付与組成物中に一般には1質量%未満の濃度で存在できる。例えば、いくつかの実施態様において、バニリン(またはバニリン類似体)がフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、バニリンは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して700ppm~4500ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、2,4-ジメチルアセトフェノンがフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、2,4-ジメチルアセトフェノンは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して90ppm~350ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、α-テルピネオールがフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、α-テルピネオールは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して1ppm~50ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、p-クレゾールがフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、p-クレゾールは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して2000ppm~3500ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、オイカリプトールがフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、オイカリプトールは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して50ppm~6000ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、アニス油がフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、アニス油は、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して5ppm~50ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、チモールがフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、チモールは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して5ppm~50ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、酢酸アニシルがフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、酢酸アニシルは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して5ppm~25ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、β-ナフチルエチルエーテルがフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、β-ナフチルエチルエーテルは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して2ppm~20ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、オイゲノールがフレーバー組成物中に存在する。いくつかのさらなるそのような実施態様において、オイゲノールは、フレーバー付与組成物中の有効なフレーバー付与成分の総質量に対して0.5ppm~5ppmを構成する。
いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は、甘味を強化するために、例えばグリコシル化天然ステビオール配糖体(GSC)を含む。本願内で使用される場合、「天然ステビオール配糖体」は、ステビア・レバウディアナ(Stevia rebaudiana)、ステビア・フレボフィラ(Stevia phlebophylla)、またはルーバス・チンギ(Rubus chingii)の種の植物において天然に見出されるステビオール配糖体に関する。そのような化合物は、ジテルペンであるステビオールの配糖体である。いくつかの限定されない例は、ステビオシド、レバウジオシドA、レバウジオシドC、ズルコシドAなどを含む。本願内で使用される場合、「グリコシル化天然ステビオール配糖体」との用語は、天然ステビオール配糖体を酵素的にグリコシル化して、グリコシル化度を高めることにより得られた化合物に関する。本願内で使用される場合、「GSG」との用語は、「グリコシル化天然ステビオール配糖体」と互換的に使用される。
任意の適したGSGを、本願内に開示される様々な態様および実施態様において使用できる。従って、GSGは、任意の適した程度の追加的なグリコシル化および任意の適した種類のグリコシル化を有し得る。いくつかの実施態様において、味覚修飾組成物中で使用されるGSCは、少なくとも1.0のグリコシル化度を有し、それは天然ステビオール配糖体1モルあたり少なくとも1モルのグルコースが、天然ステビオール配糖体に酵素的に付加されたことを意味する。いくつかの実施態様において、味覚修飾成物中で使用されるGSCは、少なくとも1.1、または少なくとも1.2、または少なくとも1.3、または少なくとも1.4、または少なくとも1.5、または少なくとも1.6、または少なくとも1.7、または少なくとも1.8、または少なくとも1.9、または少なくとも2.0、または少なくとも2.1、または少なくとも2.2、または少なくとも2.3、または少なくとも2.4、または少なくとも2.5のグリコシル化度を有する。グリコシル化は任意の適した種類のものであってよい。例えば、いくつかの実施態様において天然ステビオール配糖体に酵素的に付加されるグルコースは、α-グルコース、β-グルコースまたはそれらの組み合わせである。いくつかの実施態様において天然ステビオール配糖体に酵素的に付加されるグルコースは、α-グルコースである。いくつかの実施態様において天然ステビオール配糖体に酵素的に付加されるグルコースは、β-グルコースである。いくつかの実施態様において天然ステビオール配糖体に酵素的に付加されるグルコースは、α-グルコースとβ-グルコースとの組み合わせである。酵素的グリコシル化によって付加されるグルコースは、任意の適した結合を介して組み込まれることができる。典型的には、付加されたグルコース単位は、天然ステビオール配糖体上に既に存在する他のグルコースのグルコース単位に結合する。いくつかの実施態様において、酵素的に付加されたグルコース単位は1,6結合を介して付加されており、それは付加されたグルコース単位の1位と、天然ステビオール配糖体上に既に存在する他のグルコース単位の6位とを介してグルコース単位が付加することを意味する。いくつかの実施態様において、酵素的に付加されたグルコース単位は、1,4結合を介して付加される。いくつかの実施態様において、酵素的に付加されたグルコース単位は、1,2結合を介して付加される。
GSGはフレーバー組成物中に任意の適した濃度で存在できる。いくつかの実施態様において、フレーバー組成物中のGSCの濃度は、フレーバー組成物の総質量に対して1ppm~500ppm、または5ppm~300ppm、または10ppm~200ppm、または20ppm~200ppm、または25ppm~100ppm、または50ppm~200ppm、または50ppm~150ppm、または50ppm~1000ppmの範囲である。
フレーバー組成物は、様々な他の適した成分、例えばさらなる甘味料、フレーバー付与剤、担体、結合剤、清涼化剤など、食品、飲料品または口腔ケア製品において一般的に使用されるものを含み得る。
いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は、化合物、例えば4-アミノ-5,6-ジメチルチエノ[2,3-d]ピリミジン-2(1H)-オンまたはその塩(例えば塩酸塩)を含む。
いくつかの実施態様において、フレーバー組成物はラクトンを含む。任意の適したラクトンまたはラクトンの組み合わせを使用できる。いくつかの実施態様において、ラクトンは、環内に3~8員を有するラクトン環、例えば3員のラクトン環、4員のラクトン環、5員のラクトン環、6員のラクトン環、7員のラクトン環、または8員のラクトン環を含む。
いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は、甘味料、例えば低カロリーまたはゼロカロリーの甘味料を含む。適した甘味料の例は以下でより詳細に示される。いくつかの実施態様において、甘味料はスクラロースであり、それは1,6-ジクロロ-1,6-ジデオキシ-β-D-フルクトフラノシル-4-クロロ-4-デオキシ-α-D-ガラクトピラノシドに関する。いくつかの他の実施態様において、甘味料はサッカリンナトリウムである。いくつかのさらなる実施態様において、甘味料はキシリトールである。
例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー組成物はカロリー性の糖、例えばスクロース、グルコース、フクルトース(例えば高フルクトースコーンシロップの形態)またはそれらの任意の組み合わせを含む。いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は、1つ以上のレバウジオシド(例えばレバウジオシドA、レバウジオシドD、レバウジオシドE、レバウジオシドMまたはそれらの任意の組み合わせ)を含む。いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は、1つ以上の高強度人工甘味料、例えばアセスルファムカリウム、アスパルテーム、シクラメート、ネオテームなどを含む。いくつかの他の実施態様において、フレーバー組成物は、1つ以上の低カロリー炭水化物または糖アルコール、例えばアルロース、キシリトール、エリスリトールなどを含む。いくつかの他の実施態様において、フレーバー組成物は、モグロシド、例えばモンクフルーツ果汁または抽出物、または1つ以上のモグロシドIII、モグロシドIV、モグロシドV、シアメノシドI、イソモグロシドV、モグロシドIVE、イソモグロシドIVE、イソモグロシドIV、モグロシドIIIE、11-オキソモグロシドV、シアメノシドIの1,6-α-異性体、およびそれらの任意の組み合わせを含む。フレーバー組成物中に適切に含まれ得るさらなるモグロシド化合物は、米国特許出願公開第2017/0119032号明細書内に記載される。
様々な他の甘味料もフレーバー組成物中に含まれ得る。限定されない例は、D-プシコース、L-リボース、D-タガトース、L-グルコース、L-フコース、L-アラビノース、D-ツラノース、D-ロイクロース、イソマルト、ラクチトール、マンニトール、ソルビトール、マルトデキストリン、サッカリン、アリテーム、シクラミン酸、タガトース、マルトース、ガラクトース、マンノース、ラクトース、D-トリプトファン、グリシン、マルチトール、ラクチトール、イソマルト、加水分解水添デンプン(HSH)、化学修飾されたモグロシド(例えばグリコシル化モグロシド)、カレラメ、および他のグアニジン系甘味料、蜂蜜、キクイモシロップ、カンゾウ根、ラカンカ(果実、粉末、または抽出物)、ルクマ(果実、粉末、または抽出物)、メープル樹液(例えばエイサー・サッカラム(Acer saccharum)、エイサー・ニグラム(Acer nigrum)、エイサー・ルブラム(Acer rubrum)、エイサー・サッカリナム(Acer saccharinum)、エイサー・プラタノイド(Acer platanoides)、エイサー・ネグンド(Acer negundo)、エイサー・マクロフィラム(Acer macrophyllum)、エイサー・グランジデンタタム(Acer grandidentatum)、エイサー・グラブラム(Acer glabrum)、エイサー・モノ(Acer mono)から抽出された樹液を含む)、メープルシロップ、メープルシュガー、クルミ樹液(例えばジュグラン・シネレア(Juglans cinerea)、ジュグラン・ニグラ(Juglans nigra)、ジュグラン・アリアチフォリア(Juglans ailatifolia)、ジュグラン・レジア(Juglans regia)から抽出された樹液を含む)、カバノキ樹液(例えばベチュラ・パピリフェラ(Betula papyrifera)、ベチュラ・アレガニエンシス(Betula alleghaniensis)、ベチュラ・レンタ(Betula lenta)、ベチュラ・ニグラ(Betula nigra)、ベチュラ・ポプリフォリア(Betula populifolia)、ベチュラ・ペンデュラ(Betula pendula)から抽出された樹液を含む)、サイカモアカエデ樹液(例えば、プラタナス・オキデンタリス(Platanus occidentalis)から抽出された樹液)、鉄木樹液(例えば、オストリア・バージニアナ(Ostrya virginiana)から抽出された樹液)、マスコバド、糖密(例えば、廃糖密)、糖蜜糖、モナチン、モネリン、ショ糖(天然糖、未精製ショ糖、またはスクロースとも称される)、パーム糖、パノーチャ、ピロンシーヨ、ラパドゥーラ、粗糖、米シロップ、モロコシ、モロコシシロップ、カッサバシロップ(タピオカシロップとも称される)、タウマチン、ヤーコン根、麦芽シロップ、大麦麦芽シロップ、大麦麦芽粉末、テンサイ糖、ショ糖、結晶性果汁結晶、カラメル、カルビトール、イナゴマメシロップ、キャスターシュガー、加水分解水添デンプン、加水分解缶ジュース、加水分解デンプン、転化糖、アネトール、アラビノガラクタン、アロープ、シロップ、P-4000、アセスルファムカリウム(アセスルファムKまたはace-Kとも称される)、アリテーム(アクレームとも称される)、アドバンテーム、アスパルテーム、バイユノシド、ネオテーム、ベンズアミド誘導体、ベルナダム、キャンデレル、カレラメ、および他のグアニジン系甘味料、植物繊維、トウモロコシ糖、カップリングシュガー、クルクリン、シクラメート、シクロカリオシドI、デメララ、デキストラン、デキストリン、ジアスターゼ麦芽、ズルチン、スクロール、バルジン、ズルコシドA、ズルコシドB、エムリン、エノキソロン、マルトデキストリン、サッカリン、エストラゴール、エチルマルトール、グルシン、グルコン酸、グルコノ-ラクトン、グルコサミン、グルクロン酸、グリセロール、グリシン、グリシフィリン、グリシルリジン、グリチルレチン酸モノグルクロニド、ゴールデンシュガー、イエローシュガー、ゴールデンシロップ、グラニュー糖、アマチャヅル、ヘルナンズルチン、異性化液糖、ジャラブ、チコリ根食物繊維、キヌレニン誘導体(N’-ホルミル-キヌレニン、N’-アセチル-キヌレニン、6-クロロ-キヌレニンを含む)、ガラクチトール、ライテス、リジケーン、リカシン、ルグズナム、グアニジン、ファレルナム、マビンリンI、マビンリンII、マルトール、マルチソルブ、マルトデキストリン、マルトトリオール、マンノサミン、ミラキュリン、水飴、モグロシド(例えばモグロシドIV、モグロシドV、およびネオモグロシドを含む)、ムクロジオシド、ナノシュガー、ナリンギンジヒドロカルコン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、ニブシュガー、ニゲロオリゴ糖、ノルブ、オルジェーシロップ、オスラジン、ペクメズ、ペンタジン、ペリアンドリンI、ペリルアルデヒド、ペリラルチン、ペトフィラム、フェニルアラニン、フロミソシドI、フロリジン、フィロズルチン、ポリグリシトールシロップ、ポリポドシドA、プテロカリオシドA、プテロカリオシドB、レビアナ、精製シロップ、ルブシロップ、ルブソシド、セリゲアインA、シュグル、シアメノシドI、シライティア・グロスベノリ(siraitia grosvenorii)、大豆オリゴ糖、スプレンダ、SRIオキシムV、ステビオール配糖体、ステビオールビオシド、ステビオシド、ストロジン1、2、および4、スクロン酸(sucronic acid)、スクロノネート、糖、スオサン、フロリジン、スーパーアスパルテーム、四糖、トレイトール、トリークル、トリロブタイン、トリプトファンおよび誘導体(6-トリフルオロメチル-トリプトファン、6-クロロ-D-トリプトファン)、バニラシュガー、ボレミトール、カバノキシロップ、アスパルテーム-アセスルファム、アスグリン、およびそれらの任意の2つ以上の組み合わせまたは配合物を含む。
フレーバー組成物は、特定の実施態様において、食品、飲料および口腔ケア製品において慣例的に使用されるとおり、限定されずに以下を含む任意のさらなる成分または成分の組み合わせを含む:
酸、例えばクエン酸、リン酸、アスコルビン酸、重硫酸ナトリウム、乳酸、または酒石酸を含む酸、
苦味成分、例えばカフェイン、キニーネ、緑茶、カテキン、ポリフェノール、グリーンロブスタコーヒー抽出物、グリーンコーヒー抽出物、塩化カリウム、メントール、またはタンパク質(例えば植物、藻類、または菌類に由来するタンパク質およびタンパク質単離物)を含む苦味成分、
着色剤、例えばカラメル色素、赤色40号、黄色5号、黄色6号、青色1号、赤色3号、紫人参、黒人参果汁、紫サツマイモ、野菜汁、果汁、ベータカロチン、ウコンクルクミン、または二酸化チタンを含む着色剤、
防腐剤、例えば安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、ソルビン酸カリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、ソルビン酸、または安息香酸を含む防腐剤、
酸化防止剤、例えばアスコルビン酸、カルシウム二ナトリウムEDTA、α-トコフェロール、混合トコフェロール、ローズマリー抽出物、ブドウ種子抽出物、レスベラトロール、またはヘキサメタリン酸ナトリウムを含む酸化防止剤、
ビタミンまたは機能性成分、例えばレスベラトロール、Co-Q10、オメガ3脂肪酸、テアニン、塩化コリン(シトコリン)、ファイバーソル、イヌリン(チコリ根)、タウリン、朝鮮人参抽出物、ガラナ抽出物、ショウガ抽出物、L-フェニルアラニン、L-カルニチン、L-酒石酸塩、D-グルクロノラクトン、イノシトール、バイオフラボノイド、エキナセア、イチョウ、イェルバ・マテ、アマニ油、ガルシニアカンボジア皮抽出物、白茶抽出物、リボース、オオアザミ抽出物、ブドウ種子抽出物、ピリドキシンHCl(ビタミンB6)、シアノバラミン(ビタミンB12)、ナイアシンアミド(ビタミンB3)、ビオチン、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシウム(パントテン酸)、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化クロム、ポリニコチン酸クロム、硫酸銅、葉酸、ピロリン酸鉄、鉄、乳酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、リン酸一カリウム、リン酸一ナトリウム、リン、ヨウ化カリウム、リン酸カリウム、リボフラビン、硫酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、硝酸チアミン、ビタミンD3、ビタミンAパルミテート、グルコン酸亜鉛、乳酸亜鉛、または硫酸亜鉛を含む、ビタミンまたは機能性成分、
起雲剤、例えば、エステルガム、臭素化植物油(BVO)、またはイソ酪酸酢酸スクロース(SAIB)を含む起雲剤、
緩衝剤、例えばクエン酸ナトリウム、クエン酸カリウムまたは塩を含む緩衝剤、
フレーバー、例えばプロピレングリコール、エチルアルコール、グリセリン、アラビアガム(アカシアガム)、マルトデキストリン、加工コーンスターチ、デキストロース、天然フレーバー、他の天然フレーバーを有する天然フレーバー(天然フレーバーWONF)、天然および人工フレーバー、人工フレーバー、二酸化ケイ素、炭酸マグネシウム、またはリン酸三カルシウムを含むフレーバー、または
デンプンおよび安定剤、例えばペクチン、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリソルベート60、ポリソルベート80、中鎖トリグリセリド、セルロースゲル、セルロースガム、カゼイン酸ナトリウム、加工食品デンプン、アラビアガム(アカシアガム)、イヌリン、またはカラギーナンを含むデンプンおよび安定剤。
酸、例えばクエン酸、リン酸、アスコルビン酸、重硫酸ナトリウム、乳酸、または酒石酸を含む酸、
苦味成分、例えばカフェイン、キニーネ、緑茶、カテキン、ポリフェノール、グリーンロブスタコーヒー抽出物、グリーンコーヒー抽出物、塩化カリウム、メントール、またはタンパク質(例えば植物、藻類、または菌類に由来するタンパク質およびタンパク質単離物)を含む苦味成分、
着色剤、例えばカラメル色素、赤色40号、黄色5号、黄色6号、青色1号、赤色3号、紫人参、黒人参果汁、紫サツマイモ、野菜汁、果汁、ベータカロチン、ウコンクルクミン、または二酸化チタンを含む着色剤、
防腐剤、例えば安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、ソルビン酸カリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、ソルビン酸、または安息香酸を含む防腐剤、
酸化防止剤、例えばアスコルビン酸、カルシウム二ナトリウムEDTA、α-トコフェロール、混合トコフェロール、ローズマリー抽出物、ブドウ種子抽出物、レスベラトロール、またはヘキサメタリン酸ナトリウムを含む酸化防止剤、
ビタミンまたは機能性成分、例えばレスベラトロール、Co-Q10、オメガ3脂肪酸、テアニン、塩化コリン(シトコリン)、ファイバーソル、イヌリン(チコリ根)、タウリン、朝鮮人参抽出物、ガラナ抽出物、ショウガ抽出物、L-フェニルアラニン、L-カルニチン、L-酒石酸塩、D-グルクロノラクトン、イノシトール、バイオフラボノイド、エキナセア、イチョウ、イェルバ・マテ、アマニ油、ガルシニアカンボジア皮抽出物、白茶抽出物、リボース、オオアザミ抽出物、ブドウ種子抽出物、ピリドキシンHCl(ビタミンB6)、シアノバラミン(ビタミンB12)、ナイアシンアミド(ビタミンB3)、ビオチン、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシウム(パントテン酸)、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化クロム、ポリニコチン酸クロム、硫酸銅、葉酸、ピロリン酸鉄、鉄、乳酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、リン酸一カリウム、リン酸一ナトリウム、リン、ヨウ化カリウム、リン酸カリウム、リボフラビン、硫酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、硝酸チアミン、ビタミンD3、ビタミンAパルミテート、グルコン酸亜鉛、乳酸亜鉛、または硫酸亜鉛を含む、ビタミンまたは機能性成分、
起雲剤、例えば、エステルガム、臭素化植物油(BVO)、またはイソ酪酸酢酸スクロース(SAIB)を含む起雲剤、
緩衝剤、例えばクエン酸ナトリウム、クエン酸カリウムまたは塩を含む緩衝剤、
フレーバー、例えばプロピレングリコール、エチルアルコール、グリセリン、アラビアガム(アカシアガム)、マルトデキストリン、加工コーンスターチ、デキストロース、天然フレーバー、他の天然フレーバーを有する天然フレーバー(天然フレーバーWONF)、天然および人工フレーバー、人工フレーバー、二酸化ケイ素、炭酸マグネシウム、またはリン酸三カルシウムを含むフレーバー、または
デンプンおよび安定剤、例えばペクチン、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリソルベート60、ポリソルベート80、中鎖トリグリセリド、セルロースゲル、セルロースガム、カゼイン酸ナトリウム、加工食品デンプン、アラビアガム(アカシアガム)、イヌリン、またはカラギーナンを含むデンプンおよび安定剤。
フレーバー組成物は、水性媒体中に溶解または懸濁される際に任意の適したpH、例えば低pH~中性のpHを有することができる。低pHおよび中性のpHは、限定されず1.5~9.0、または2.5~8.5、3.0~8.0、3.5~7.5、および4.0~7のpHを含む。
前述の実施態様のいずれかによって示されたフレーバー組成物は、特定の実施態様において、1つ以上のさらなるフレーバー修飾化合物、例えば甘味を強化する化合物(例えばヘスペレチン、ナリンゲニン、ネオヘスペリジン(neohesperitin)、フロレチン、ロイフォリン等)、苦味をブロックする化合物、旨味を強化する化合物、酸味またはカンゾウ味を減少する化合物、塩味を強化する化合物、清涼効果を強化する化合物、または前述のものの任意の組み合わせも含む。
いくつかの実施態様において、本願内に開示されるフレーバー組成物は、1つ以上の甘味強化化合物を含む。そのような甘味強化化合物は、限定されずに、天然由来の化合物、例えばヘスペリチン、ナリンゲニン、ロイフォリン、グルコシル化ステビオール配糖体、カンゾウ由来のグルクロン酸塩、アロマデンドリン-3-O-アセテート、またはその他のフラボノールまたはフラボノイド、または合成化合物、例えば米国特許第8,541,421号明細書、第8,815,956号明細書、第9,834,544号明細書、第8,592,592号明細書、第8,877,922号明細書、第9,000,054号明細書、および第9,000,051号明細書、並びに米国特許出願公開第2017/0119032号明細書内に示される任意の化合物を含む。いくつかの適した例は、3-((4-アミノ-2,2-ジオキソ-1H-ベンゾ[c][1,2,6]チアジアジン-5-イル)オキシ)-2,2-ジメチル-N-プロピル-プロパンアミド、N-(1-((4-アミノ-2,2-ジオキソ-1H-ベンゾ[c][1,2,6]-チアジアジン-5-イル)オキシ)-2-メチル-プロパン-2-イル)イソニコチンアミド、またはそれらの任意の組み合わせを含む。
いくつかのさらなる実施態様において、本願内で開示されるフレーバー組成物は、1つ以上の他の旨味またはこく味強化化合物を含む。そのような旨味強化化合物は、限定されずに、天然由来の化合物、例えばエリカミド(ericamide)、または合成の化合物、例えば米国特許第8,735,081号明細書、第8,124,121号明細書、および第8,968,708号明細書内に示される任意の化合物を含む。
いくつかのさらなる実施態様において、本願内に開示されるフレーバー組成物は、1つ以上の清涼感強化化合物を含む。そのような清涼感強化化合物は、限定されずに、天然由来の化合物、例えばメントールまたはその類似体、または合成の化合物、例えば米国特許第9,394,287号明細書および第10,421,727号明細書内に示される任意の化合物を含む。
いくつかのさらなる実施態様において、本願内に開示されるフレーバー組成物は、1つ以上の苦味をブロックする化合物を含む。そのような苦味をブロックする化合物は、限定されずに、天然由来の化合物、例えばメントールまたはその類似体、または合成の化合物、例えば米国特許第8,076,491号明細書、第8,445,692号明細書、および第9,247,759号明細書内に示される任意の化合物を含む。
いくつかのさらなる実施態様において、本願内に開示されるフレーバー組成物は、1つ以上の口当たり改質化合物を含む。そのような口当たり改質化合物は、限定されずに、タンニン、セルロース材料、竹粉末などを含む。
いくつかのさらなる実施態様において、本願内に開示されるフレーバー組成物は、1つ以上のフレーバーマスキング化合物を含む。そのようなフレーバーマスキング化合物は、限定されずに、セルロース材料、真菌から抽出された材料、植物から抽出された材料、クエン酸、炭酸(または炭酸塩)などを含む。
本願内で開示されるフレーバー組成物は、特定の実施態様においてシクロサルを含む。
フレーバー組成物は任意の適した形態であることができる。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は固体、例えば固体粉末の形態である。いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は、固体の担体、例えば炭水化物も含む。いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は、液体の溶液または懸濁液の形態である。そのような液体形態は、水性または非水性であることができるか、またはエマルション、例えば水中油型または油中水型のエマルションであることもできる。いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は、フレーバー付き製品、例えば食品または飲料品、または口腔ケア製品、例えば磨歯剤または洗口液中に組み込まれる。
いくつかの実施態様において、フレーバー付き製品またはフレーバー組成物は、1つ以上のフレーバー付与剤、またはH.Mitchell, Sweeteners and Sugar Alternatives in Food Technology, Blackwell Publishing Ltd, 2006内に記載される任意の他の添加剤を含む。本願内で使用される場合、「フレーバー付与剤」との用語は当業者に公知のフレーバー、例えば天然および人工のフレーバーを含む。それらのフレーバー付与剤は、合成のフレーバーオイルおよびフレーバー付与芳香剤またはオイル、オレオレジン、および植物、葉、花、果物などに由来する抽出物、およびそれらの組み合わせから選択され得る。限定されない代表的なフレーバーオイルは、スペアミント油、シナモン油、ウィンターグリーン(サリチル酸メチル)油、ペパーミント油、ニホンハッカ油、クローブ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ナツメグ油、オールスパイス油、セージ油、メース油、ビターアーモンド油、およびカシア油を含む。人工、天然および合成の果物フレーバー、例えばバニラ、およびレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、ゆず、すだちを含む柑橘油、リンゴ、梨、桃、ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、ラズベリー、チェリー、プラム、パイナップル、スイカ、アプリコット、バナナ、メロン、アプリコット、梅、チェリー、ラズベリー、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤを含むフルーツエッセンスなども有用なフレーバー付与剤である。可能性のある他のフレーバーは、ミルクフレーバー、バターフレーバー、チーズフレーバー、クリームフレーバーおよびヨーグルトフレーバー、バニラフレーバー; 茶またはコーヒーフレーバー、例えば緑茶フレーバー、ウーロン茶フレーバー、茶フレーバー、ココアフレーバー、チョコレートフレーバーおよびコーヒーフレーバー; ミントフレーバー、例えばペパーミントフレーバー、スペアミントフレーバーおよびニホンハッカフレーバー; スパイシーフレーバー、例えばアサフェティダフレーバー、アジョワンフレーバー、アニスフレーバー、アンジェリカフレーバー、フェンネルフレーバー、オールスパイスフレーバー、シナモンフレーバー、カモミールフレーバー、マスタードフレーバー、カルダモンフレーバー、キャラウェイフレーバー、クミンフレーバー、クローブフレーバー、コショウフレーバー、コリアンダーフレーバー、サッサフラスフレーバー、セイボリーフレーバー、サンショウフレーバー、シソフレーバー、ジュニパーベリーフレーバー、ショウガフレーバー、スターアニスフレーバー、ホースラディッシュフレーバー、タイムフレーバー、タラゴンフレーバー、ディルフレーバー、トウガラシフレーバー、ナツメグフレーバー、バジルフレーバー、マジョラムフレーバー、ローズマリーフレーバー、ベイリーフフレーバーおよびワサビ(ジャパニーズホースラディッシュ)フレーバー; アルコールフレーバー、例えばワインフレーバー、ウィスキーフレーバー、ブランデーフレーバー、ラムフレーバー、ジンフレーバーおよびリキュールフレーバー; フローラルフレーバー; および野菜フレーバー、例えばタマネギフレーバー、ニンニクフレーバー、キャベツフレーバー、ニンジンフレーバー、セロリフレーバー、マッシュルームフレーバーおよびトマトフレーバーを含む。それらのフレーバー付与剤は液体または固体の形態で使用でき、且つ個別に、または混合して使用できる。慣例的に使用されるフレーバーはミント、例えばペパーミント、メントール、スペアミント、人工バニラ、シナモン誘導体、および様々なフルーツフレーバーを含み、個別に、または混合して用いられる。フレーバー、特にミントフレーバーは清涼化剤と組み合わせて使用される場合、息をさわやかにする特性をもたらすこともできる。
フレーバー、特にミントフレーバーは清涼化剤と組み合わせて使用される場合、息をさわやかにする特性をもたらすこともできる。それらのフレーバー付与剤は液体または固体の形態で使用でき、且つ個別または混合して使用できる。他の有用なフレーバー付与剤は、アルデヒドおよびエステル、例えばシンナミルアセテート、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、ジヒドロカルビルアセテート、オイゲニルホルメート、p-メチルアミソール(methylamisol)などを含み、使用され得る。一般に、任意のフレーバー付与剤または食品添加物、例えば米国科学アカデミーによるChemicals Used in Food Processing, 刊行物 1274, 63~258ページ内に記載されるものを使用できる。
アルデヒドフレーバー付与剤のさらなる例は、限定されずに、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(チェリー、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ、アニス)、シンナムアルデヒド(シナモン)、シトラール、つまりα-シトラール(レモン、ライム)、ネラール、つまりβ-シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、つまり、ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α-アミルシンナムアルデヒド(スパイシーフルーティーフレーバー)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(改質物、多種)、デカナール(柑橘類の果物)、アルデヒドC-8(柑橘類の果物)、アルデヒドC-9(柑橘類の果物)、アルデヒドC-12(柑橘類の果物)、2-エチルブチルアルデヒド(ベリー類の果物)、ヘキセナール、つまりトランス-2(ベリー類の果物)、トリルアルデヒド(チェリー、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6-ジメチル-5-ヘプテナール、つまりメロナール(メロン)、2,6-ジメチルオクタナール(緑の果物)、および2-ドデセナール(柑橘類、マンダリン)、チェリー、ブドウ、イチゴのショートケーキ、およびそれらの混合物を含む。フレーバー付与剤のそれらのリストは単なる例示であり、「フレーバー付与剤」との用語または本開示の範囲を一般に限定することは意味しない。
特定の実施態様において、メントールおよび関連する化合物を含むミントフレーバー付与剤、または息をさわやかにする他の化合物は、清涼化剤、例えば米国特許第9,394,287号明細書および第9,732,071号明細書内に示されるものと組み合わせることができる。清涼化剤のさらなる例は、5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキシル-N-エチルオキサメート、N-エチル-p-メンタンカルボキサミド(WS-3、メンタン-3-カルボン酸-N-エチルアミドとも称される)、N-2,3-トリメチル-2-イソプロピルブタンアミド、乳酸メンチル、メントングリセリンアセタール、モノ-メンチルスクシネート、モノ-メンチルグルタレート、O-メンチル-グリセリン、メンチル-N,N-ジメチルスクシナメート、N-(4-シアノメチルフェニル)-p-メンタンカルボキサミド、N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)-3-p-メンタンカルボキサミド、メントールおよびメントール誘導体(例えば、L-メントール、D-メントール、ラセミメントール、イソメントール、ネオイソメントール、ネオメントール)メンチルエーテル(例えば(1-メントキシ)-1,2-プロパンジオール、(1-メントキシ)-2-メチル-1,2-プロパンジオール、1-メンチル-メチルエーテル)、メンチルエステル(例えばメンチルホルメート、酢酸メンチル、イソ酪酸メンチル、乳酸メンチル、L-メンチル-L-ラクテート、L-メンチル-D-ラクテート、メンチル-(2-メトキシ)アセテート、メンチル-(2-メトキシエトキシ)アセテート、メンチルピログルタメート)、N-(4-シアノメチルフェニル)-p-メンタンカルボキサミド、N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)-3-p-メンタンカルボキサミド、メンチルカーボネート(例えばメンチルプロピレングリコールカーボネート、メンチルエチレングリコールカーボネート、メンチルグリセリンカーボネートまたはそれらの混合物)、メンタンカルボン酸アミド(例えばメンタンカルボン酸-N-エチルアミド、N-α-(メンタン-カルボニル)グリシンエチルエステル、メンタンカルボン酸-N-(4-シアノフェニル)アミド、メンタンカルボン酸-N-(アルコキシアルキル)アミド)、メントンおよびメントン誘導体(例えばL-メントングリセリンケタール)、2,3-ジメチル-2-(2-プロピル)酪酸誘導体(例えば2,3-ジメチル-2-(2-プロピル)-酪酸-N-メチルアミド)、イソプレゴールまたはそのエステル(1-(-)-イソプレゴール、1-(-)-イソプレゴールアセテート)、メンタン誘導体(例えばp-メンタン-3,8-ジオール)、N-(4-シアノメチルフェニル)-p-メンタンカルボキサミド、N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)-3-p-メンタンカルボキサミド、クベボール、またはクベボールを含有する合成または天然の混合物、シクロアルキルジオン誘導体のピロリドン誘導体(例えば3-メチル-2(1-ピロリジニル)-2-シクロペンテン-1-オン)またはテトラヒドロピリミジン-2-オン(例えばイシリンまたは関連する化合物、例えば国際公開第2004/026840号内に記載されるもの)、N-(4-シアノメチルフェニル)-p-メンタンカルボキサミド、N-(2-(ピリジン-2-イル)エチル)-3-p-メンタンカルボキサミド、メンチルエーテル(例えば(I-メントキシ)-1,2-プロパンジオール、(I-メントキシ)-2-メチル-1,2-プロパンジオール)、より極性のメンチルエステル(例えば乳酸メンチル、L-メンチル-L-ラクテート、L-メンチル-D-ラクテート、メンチル-(2-メトキシ)アセテート、メンチル-(2-メトキシエトキシ)アセテート、メンチルピログルタメート)、メンチルカーボネート(例えばメンチルプロピレングリコールカーボネート、メンチルエチレングリコールカーボネート、メンチルグリセリンカーボネート)、メントール類とジカルボン酸との半エステルまたはそれらの誘導体(例えばモノ-メンチルスクシネート、モノ-メンチルグルタレート、モノ-メンチルマロネート、O-メンチルコハク酸エステル-N,N-(ジメチル)アミド、O-メンチルコハク酸エステルアミド)、3,4-メチレンジオキシケイ皮酸-N-シクロヘキシル-N-2-ピリジルアミド、イソプロピル-(5-メトキシ-2-ピリジン-2-イル-ピリミジン-4-イル)-アミン、3,4,6,7,11b,12-ヘキサヒドロ-3,3-ジメチル-スピロ[13H-ジベンゾ[a,f]キノリジン-1- -3,2’-[1,3]ジチオラン]-1(2H)-オン、5,6,10b,11-テトラヒドロ-3-メチル-スピロ[12H-ベンゾ[a]フロ[3,4-f]キノリジン-1- -2,2’-[1,3]ジチオラン]-1(3H)-オンを含む。清涼化化合物として最も好ましいのは、5-メチル-2-(プロパン-2-イル)シクロヘキシル-N-エチルオキサメート、N-エチル-p-メンタンカルボキサミド(WS-3、メンタン-3-カルボン酸-N-エチルアミドとも称される)、乳酸メンチル(Frescolat(登録商標)ML)、メントングリセリンアセタール、N-(4-シアノメチルフェニル)-p-メンタンカルボキサミドおよび(I-メントキシ)-1,2-プロパンジオールからなる群から選択される化合物である。
いくつかのさらなる実施態様において、本願内に開示されるフレーバー組成物は、1つ以上の清涼化剤、例えばTRPM8、例えばTRPM8アゴニストを調節する化合物を含む。そのような清涼化化合物は、限定されずに、天然由来の化合物、例えばメントールまたはその類似体、または合成の化合物、例えば米国特許第9,394,287号明細書、第9,732,071号明細書、第9,840,471号明細書、および第10,392,271号明細書内に示される任意の化合物、並びにN-エチル-N-(チオフェン-2-イルメチル)-2-(p-トリルオキシ)アセトアミド、N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(チオフェン-2-イルメチル)-2-(p-トリルオキシ)アセトアミド、2-(4-フルオロフェノキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(チオフェン-2-イルメチル)アセトアミド、2-(2-ヒドロキシ-4-メチルフェノキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(チオフェン-2-イルメチル)-アセトアミド、2-((2,3-ジヒドロ-1H-インデン-5-イル)オキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(チオフェン-2-イルメチル)-アセトアミド、2-((2,3-ジヒドロ-1H-インデン-5-イル)オキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(チアゾール-5-イルメチル)-アセトアミド、および2-((5-メトキシ-ベンゾフラン-2-イル)オキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(チオフェン-2-イルメチル)-アセトアミドなどの化合物を含む。
特定の態様において、本開示は、フレーバー付き製品、例えばウィンターグリーンのフレーバー付き製品中でのサリチル酸メチルを低減または排除するための、任意の先述の実施態様のフレーバー組成物の使用を提供する。関連する態様において、本開示は、フレーバー付き製品、例えばウィンターグリーンのフレーバー付き製品中でのサリチル酸メチルを低減または排除するための方法であって、任意の先述の実施態様のフレーバー組成物をフレーバー付き製品に導入することを含む前記方法を提供する。
特定の態様において、本開示は、任意の先述の実施態様のフレーバー組成物を含む、フレーバー付き製品を提供する。フレーバー組成物は任意の適した濃度で存在できる。いくつかの実施態様において、フレーバー組成物は、フレーバー付き製品に依存して、50ppm~2質量%の範囲の濃度で存在する。
フレーバー付き製品は、以下に示される態様および実施態様による任意のフレーバー付き製品であることができる。いくつかの実施態様において、フレーバー付き製品は飲料品、例えば発泡性強化飲料、コーラ、レモンライムのフレーバー付き発泡飲料、オレンジのフレーバー付き発泡飲料、ブドウのフレーバー付き発泡飲料、イチゴのフレーバー付き発泡飲料、パイナップルのフレーバー付き発泡飲料、ジンジャーエール、ルートビア、果物ジュース、果物のフレーバー付きジュース、ジュース飲料、ネクター、野菜ジュース、野菜のフレーバー付きジュース、スポーツドリンク、エナジードリンク、エンハンストウォーター飲料、ビタミンを有するエンハンストウォーター、ニアウォーター飲料、ココナッツウォーター、茶タイプの飲料、コーヒー、ココア飲料、ミルク成分含有飲料、穀物抽出物含有飲料、およびスムージーである。いくつかの他の実施態様において、フレーバー付き製品は、食品、例えばパッケージ食品、缶詰食品、食事代替品などである。いくつかの実施態様において、フレーバー付き製品は、口腔ケア製品、例えば磨歯剤、洗口液、または歯のホワイトニング組成物、例えば米国特許出願公開第2019/0167545号明細書内に開示される組成物であり、前記文献は参照をもって本願内に含まれるものとする。
いくつかの実施態様において、フレーバー付き物品は、ペルオキシ一硫酸のアルカリ金属塩、例えばペルオキシ一硫酸カリウムを含む。いくつかの実施態様において、さらなる塩がフレーバー付き製品中に存在してもよい。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー付き製品は硫酸水素カリウムおよび硫酸カリウムを含む。
フレーバー付き製品は任意の適した物理的形態であることができる。例えば、いくつかの実施態様において、フレーバー付き組成物は固体、例えば粉末の形態であることができる。さらなるそのような実施態様において、フレーバー付き製品は歯磨き粉、例えば歯のホワイトニング、ステイン(タバコのステイン)除去などのための歯磨き粉である。いくつかの他の実施態様において、フレーバー付き製品はペーストまたはスラリー、例えば歯磨きペーストであることができる。いくつかの他の実施態様において、フレーバー付き製品はクリームまたはジェルの形態、例えば歯磨きジェル、肌用クリームまたは歯用クリームであることができる。いくつかの他の実施態様において、フレーバー付き製品は液体懸濁液または溶液、例えば水性担体を有する液体懸濁液または溶液であることができる。フレーバー付き製品は、いくつかの実施態様において、界面活性剤、乳化剤などが存在し得るエマルション、例えばマイクロエマルションまたはナノエマルションの形態であることができる。いくつかの実施態様において、フレーバー付き製品は、パーソナルケア、例えば肌、顔、唇、歯肉、口などの上に塗布される製品である。そのようなパーソナルケア製品は、任意の適した用途、例えば肌のホワイトニング、歯のホワイトニングなど用であることができる。
特定の態様において、本開示は、先述の態様または実施態様の任意の組成物を含むフレーバー付き製品を提供する。いくつかの実施態様において、フレーバー付き製品は飲料品、例えばソーダ、フレーバー付きの水、茶などである。いくつかの他の実施態様において、フレーバー付き製品は食品、例えばヨーグルトである。
フレーバー付き製品が飲料である実施態様において、前記飲料は発泡性強化飲料、コーラ、レモンライムのフレーバー付き発泡飲料、オレンジのフレーバー付き発泡飲料、ブドウのフレーバー付き発泡飲料、イチゴのフレーバー付き発泡飲料、パイナップルのフレーバー付き発泡飲料、ジンジャーエール、ルートビア、果物ジュース、果物のフレーバー付きジュース、ジュース飲料、ネクター、野菜ジュース、野菜のフレーバー付きジュース、スポーツドリンク、エナジードリンク、エンハンストウォーター飲料、ビタミンを有するエンハンストウォーター、ニアウォーター飲料、ココナッツウォーター、茶タイプの飲料、コーヒー、ココア飲料、ミルク成分含有飲料、穀物抽出物含有飲料、およびスムージーからなる群から選択され得る。いくつかの実施態様において、前記飲料はソフトドリンクであることができる。
いくつかの実施態様において、前記フレーバー付き製品は口腔ケア製品である。「口腔ケア製品」とはパーソナルケア製品または他の製品を意味し、それは通常の使用の間に特定の治療剤を全身投与する目的で意図的に飲み込むのではなく、口腔活性の目的で歯の表面または口腔組織の全体と実質的に接触するために充分な時間の間、口腔内で保持される。口腔ケア組成物は、磨歯剤、歯みがき剤、歯磨きジェル、歯肉下ジェル、マウスリンス、ムース、フォーム、マウススプレー、トローチ剤、咀嚼錠、チューインガムまたは義歯製品を含む様々な形態であることができる。口腔ケア組成物は、口腔表面に直接的に塗布または付着させるために、ストリップまたはフィルム上に組み込まれることもできる。
いくつかの実施態様において、フレーバー付き製品は医薬品、例えば特定の医薬品有効成分(API)を担持または送達するように設計された製品である。そのようなAPIは、市販(OTC)薬、例えばアセトアミノフェンおよび他のOTCの咳止めおよび風邪薬であることができる。いくつかの実施態様において、APIは処方薬である。
フレーバー付き製品に関して本願内で示される任意の態様および実施態様の特定の実施態様において、フレーバー付き製品は天然に生じるものではない製品、例えばパッケージ食品または飲料品である。
食品および飲料品または配合物の限定されないさらなる例は、そのような製品のための甘味コーティング、アイシングまたはグレーズ、またはスープのカテゴリ、乾燥加工食品のカテゴリ、飲料のカテゴリ、調理済み食品のカテゴリ、缶詰または保存食品のカテゴリ、冷凍加工食品のカテゴリ、冷蔵加工食品のカテゴリ、スナック食品のカテゴリ、焼いた品のカテゴリ、菓子のカテゴリ、乳製品のカテゴリ、アイスクリームのカテゴリ、食事代替品のカテゴリ、パスタおよび麺のカテゴリ、およびソース、ドレッシング、調味料のカテゴリ、ベビーフードのカテゴリ、および/またはスプレッドのカテゴリに含まれる任意の実体を含む。
一般に、スープのカテゴリは、缶詰/保存、脱水、インスタント、冷蔵、UHT、および冷凍のスープを示す。これを定義するために、スープは、肉、鶏肉、魚、野菜、穀物、果物、および他の成分から作製され、液体中で調理され、それらの成分のいくつかまたはすべての可視の片を含み得る食品を意味する。それは透明(ブロスとして)または濃厚(チャウダーとして)、滑らか、ピューレまたは塊が入った、すぐに提供できる、半濃縮または濃縮されているものであることができ、且つ、熱いかまたは冷たく、食事の最初のコースとして、またはメインのコースとして、または食事の間のスナック(飲料のようにすすられる)として提供され得る。スープは他の食事要素を作製するための成分として使用されることができ、且つブロス(コンソメ)からソース(クリームまたはチーズベースのスープ)におよび得る。
脱水および調理食品のカテゴリは通常、(i) 調理補助製品、例えば粉末、顆粒、ペースト、濃縮液体製品であって、濃縮ブイヨン、ブイヨンおよびブイヨン類の製品(圧縮キューブ、タブレットまたは粉末または顆粒化された形態)を含み、仕上げられた製品として分けられて、または製品、ソースおよびレシピミックス(技術に関わらない)内の成分として販売されているもの; (ii) 食事の問題解決製品、例えば脱水スープミックスを含む脱水スープおよび凍結乾燥スープ、脱水インスタントスープ、脱水調理済みスープ、既製料理の脱水または常温調理品、パスタ、ジャガイモおよび米料理を含む食事および単独提供のアントレ; および(iii) 食事に添える製品、例えば調味料、マリネ、サラダドレッシング、サラダトッピング、ディップ、パン粉、バッターミックス、貯蔵安定スプレッド、バーベキューソース、液体レシピミックス、濃縮物、ソースまたはソースミックス(サラダ用レシピミックスを含む)であって、仕上げられた製品として、または製品内の成分として、脱水、液体または冷凍されて販売されているものを意味する。
飲料のカテゴリは通常、限定されずに、炭酸飲料および非炭酸飲料、アルコール飲料および非アルコール飲料、すぐに飲める飲料、飲料、例えばソーダを作製するための液体濃縮配合物、および乾燥粉末化飲料プリミックスを含む飲料、飲料ミックスおよび濃縮物を意味する。飲料のカテゴリは、アルコール飲料、ソフトドリンク、スポーツドリンク、アイソトニック飲料、およびホットドリンクも含む。アルコール飲料は、限定されずに、ビール、サイダー/ペリー、FAB、ワインおよびスピリットを含む。ソフトドリンクは、限定されずに、炭酸飲料、例えばコーラおよびコーラではない炭酸飲料、果物ジュース、例えばジュース、ネクター、ジュース飲料およびフルーツのフレーバー付き飲料; スパークリングウォーター、湧水、精製水/食卓用水を含むボトルウォーター; 炭酸入りまたは炭酸なしであることができ且つスポーツ飲料、エネルギー飲料またはエリキシル飲料を含む機能性飲料; 濃縮物、例えばすぐに飲める手段の液体および粉末濃縮物を含む。熱いまたは冷たい飲料は、限定されずに、コーヒーまたはアイスコーヒー、例えばフレッシュコーヒー、インスタントコーヒーおよび組み合わせたコーヒー、茶またはアイスティー、例えば紅茶、緑茶、白茶、ウーロン茶、およびフレーバー茶、およびフレーバーに基づく、麦芽に基づく、または植物に基づく粉末、顆粒、ブロックまたはタブレットを含み、ミルクまたは水と混合されている他の飲料を含む。
スナック食品のカテゴリは一般に、限定されずに甘いおよび塩味のスナックおよびスナックバーを含む、軽くて形式ばらない食事であることができる任意の食品に関する。スナック食品の例は、限定されずに、フルーツスナック、チップス/クリスプ、押出スナック、トルティーヤ/コーンチップス、ポップコーン、プレッツェル、ナッツおよび他の甘いおよび塩味のスナックを含む。スナックバーの例は、限定されずに、グラノーラ/ミューズリーバー、朝食バー、エネルギーバー、フルーツバーおよび他のスナックバーを含む。
焼いた品のカテゴリは一般に、熱または過剰な日光への曝露を含む製造プロセスの任意の食用製品に関する。焼いた品の例は、限定されずに、パン、バン、クッキー、マフィン、シリアル、トースターペストリー、ペストリー、ワッフル、トルティーヤ、ビスケット、パイ、ベーグル、タルト、キッシュ、ケーキ、任意の焼いた品、およびそれらの任意の組み合わせを含む。
アイスクリームのカテゴリは一般に、クリームおよび砂糖およびフレーバー付与剤を含有する冷凍デザートに関する。アイスクリームの例は、限定されずに、インパルスアイスクリーム; 持ち帰りアイスクリーム; フローズンヨーグルトおよび職人のアイスクリーム; 大豆、オート麦、豆(例えば赤豆および緑豆)、および米ベースのアイスクリームを含む。
菓子のカテゴリは一般に、甘い味の食用製品に関する。菓子の例は、限定されずに、キャンディ、ゼラチン、チョコレート菓子、砂糖菓子、ガムなどを、および任意の組み合わせ製品を含む。
食事代替品のカテゴリは一般に、特に健康またはフィットネスの懸念を有する人のために、通常の食事を置き換えることを意図されている任意の食品に関する。食事代替品の例は、限定されずに、痩身製品および回復期製品を含む。
調理済み食品のカテゴリは一般に、大がかりな準備または加工をせずに食事として提供できる任意の食品に関する。調理済み食品は、製造業者によって加えられたレシピの「技」を有して、高度な用意、完成度および利便性をもたらす製品を含む。調理済み食品の例は、限定されずに、缶詰/保存、冷凍、乾燥、冷蔵の調理済み食品; ディナーミックス; 冷凍ピザ; 冷蔵ピザ、および調理済みサラダを含む。
パスタおよび麺のカテゴリは、限定されずに缶詰、乾燥および冷蔵/生のパスタ、プレーン、インスタント、冷蔵、冷凍およびスナックの麺を含む、任意のパスタおよび/または麺を含む。
缶詰/保存食品のカテゴリは、限定されずに、缶詰/保存肉および肉製品、魚/シーフード、野菜、トマト、豆、果物、調理済み食品、スープ、パスタおよび他の缶詰/保存食品を含む。
冷凍加工食品のカテゴリは、限定されずに、冷凍加工された赤身肉、加工された鶏肉、加工された魚/シーフード、加工された野菜、代替肉、加工されたトマト、ベーカリー製品、デザート、調理済み食品、ピザ、スープ、麺、および他の冷凍食品を含む。
乾燥加工食品のカテゴリは、限定されずに、米、デザートミックス、乾燥調理済み食品、脱水スープ、インスタントスープ、乾燥パスタ、プレーンの麺、およびインスタント麺を含む。冷蔵加工食品のカテゴリは、限定されずに、冷蔵加工された肉、加工された魚/シーフード製品、ランチキット、新鮮なカットフルーツ、調理済み食品、ピザ、調理済みサラダ、スープ、生パスタおよび麺を含む。
ソース、ドレッシングおよび調味料のカテゴリは、限定されずに、トマトペーストおよびピューレ、ブイヨン/ストックキューブ、ハーブおよびスパイス、グルタミン酸ナトリウム(MSG)、テーブルソース、大豆ベースのソース、パスタソース、ウェット/クッキングソース、乾燥ソース/粉末ミックス、ケチャップ、マヨネーズ、マスタード、サラダドレッシング、ビネグレット、ディップ、漬物、他のソース、ドレッシングおよび調味料を含む。
ベビーフードのカテゴリは、限定されずに、ミルクまたは大豆に基づく配合物、および調理済みの、乾燥した、および他のベビーフードを含む。
スプレッドのカテゴリは、限定されずに、ジャムおよびプリザーブ、蜂蜜、チョコレートスプレッド、ナッツベースのスプレッドおよび酵母ベースのスプレッドを含む。
乳製品のカテゴリは一般に、ほ乳類のミルクから製造される食用製品に関する。乳製品の例は、限定されずに、飲用のミルク製品、チーズ、ヨーグルトおよび乳酸飲料、および他の乳製品を含む。
フレーバー付き製品のさらなる例、特に食品および飲料品または配合物は、以下のとおり提供される。例示的な摂取可能な組成物は、1つ以上の菓子、チョコレート菓子、タブレット、カウントライン、袋入りのセルフライン/ソフトライン、箱入りの詰め合わせ、標準的な箱入りの詰め合わせ、ツイスト包装された小型品、季節のチョコレート、おもちゃ付きのチョコレート、アルファフォーレス、他のチョコレート菓子、ミント、標準的なミント、パワーミント、甘い煮物、トローチ、ガム、ゼリーおよびチューズ、タフィー、キャラメルおよびヌガー、薬用菓子、ロリポップ、カンゾウ、他の砂糖菓子、パン、包装された/工業的なパン、包装されていない/職人のパン、ペストリー、ケーキ、包装された/工業的なケーキ、包装されていない/職人のケーキ、クッキー、チョコレートコーティングビスケット、サンドイッチビスケット、詰め物入りビスケット、塩味のビスケットおよびクラッカー、代替パン、朝食シリアル、RTEシリアル、家族用朝食シリアル、フレーク、ミューズリー、他のシリアル、子供用朝食シリアル、ホットシリアル、アイスクリーム、インパルスアイスクリーム、一人前の乳製品アイスクリーム、一人前のウォーターアイスクリーム、マルチパックの乳製品アイスクリーム、マルチパックのウォーターアイスクリーム、持ち帰り用アイスクリーム、持ち帰り用乳製品アイスクリーム、アイスクリームデザート、バルクアイスクリーム、持ち帰り用ウォーターアイスクリーム、フローズンヨーグルト、職人のアイスクリーム、乳製品、ミルク、生/低温殺菌ミルク、全脂肪の生/低温殺菌ミルク、部分脱脂の生/低温殺菌ミルク、ロングライフ/UHT牛乳、全脂肪ロングライフ/UHTミルク、部分脱脂のロングライフ/UHTミルク、無脂肪ロングライフ/UHTミルク、山羊乳、コンデンスミルク/エバミルク、プレーンのコンデンスミルク/エバミルク、フレーバー付与された機能性および他のコンデンスミルク、フレーバー付き乳飲料、乳製品のみのフレーバー付きミルク飲料、果汁を有するフレーバー付き乳飲料、豆乳、乳酸飲料、発酵乳飲料、コーヒーホワイトナー、粉ミルク、フレーバー付き粉末ミルク飲料、クリーム、チーズ、プロセスチーズ、塗り広げられるプロセスチーズ、塗り広げられないプロセスチーズ、未加工チーズ、塗り広げられる未加工チーズ、ハードチーズ、包装されたハードチーズ、包装されていないハードチーズ、ヨーグルト、プレーン/ナチュラルヨーグルト、フレーバー付きヨーグルト、フルーツヨーグルト、プロバイオティクスヨーグルト、飲むヨーグルト、通常の飲むヨーグルト、プロバイオティクスの飲むヨーグルト、冷蔵および常温保存可能なデザート、乳製品ベースのデザート、大豆ベースのデザート、冷蔵スナック、フレッシュチーズおよびクワルク、プレーンのフレッシュチーズおよびクワルク、フレーバー付きフレッシュチーズおよびクワルク、塩味のフレッシュチーズおよびクワルク、甘いおよび塩味のスナック、フルーツスナック、チップス/クリスプ、押出スナック、トルティーヤ/コーンチップス、ポップコーン、プレッツェル、ナッツ、他の甘いおよび塩味のスナック、スナックバー、グラノーラバー、朝食バー、エネルギーバー、フルーツバー、他のスナックバー、食事代替品、痩身製品、回復期飲料、調理済み食品、缶詰の調理済み食品、冷凍調理済み食品、乾燥調理済み食品、冷蔵調理済み食品、ディナーミックス、冷凍ピザ、冷蔵ピザ、スープ、缶詰スープ、脱水スープ、インスタントスープ、冷蔵スープ、ホットスープ、冷凍スープ、パスタ、缶詰パスタ、乾燥パスタ、冷蔵/生パスタ、麺、プレーンの麺、インスタント麺、カップ/ボウルのインスタント麺、パウチのインスタント麺、冷蔵麺、スナック麺、缶詰食品、缶詰肉および肉製品、缶詰魚/シーフード、缶詰野菜、缶詰トマト、缶詰豆、缶詰果物、缶詰の調理済み食品、缶詰スープ、缶詰パスタ、他の缶詰食品、冷凍食品、冷凍加工赤身肉、冷凍加工鶏肉、冷凍加工魚/シーフード、冷凍加工野菜、冷凍代替肉、冷凍ジャガイモ、オーブン焼きポテトチップス、他のオーブン焼きジャガイモ製品、非オーブン冷凍ジャガイモ、冷凍ベーカリー製品、冷凍デザート、冷凍調理済み食品、冷凍ピザ、冷凍スープ、冷凍麺、他の冷凍食品、乾燥食品、デザートミックス、乾燥調理済み食品、脱水スープ、インスタントスープ、乾燥パスタ、プレーンの麺、インスタント麺、カップ/ボウルのインスタント麺、パウチの即席麺、冷蔵食品、冷蔵加工肉、冷蔵魚/シーフード製品、冷蔵加工魚、冷蔵のコーティング魚、冷蔵の燻製魚、冷蔵ランチキット、冷蔵調理済み食品、冷蔵ピザ、冷蔵スープ、冷蔵/生パスタ、冷蔵麺、油および脂肪、オリーブ油、植物油および種子油、食用油脂、バター、マーガリン、塗り広げられる油および脂肪、塗り広げられる機能性の油および脂肪、ソース、ドレッシングおよび調味料、トマトペーストおよびピューレ、ブイヨン/ストックキューブ、ストックキューブ、グレイビー顆粒、液体ストックおよびフォン、ハーブおよびスパイス、発酵ソース、大豆ベースのソース、パスタソース、ウェットソース、乾燥ソース/粉末ミックス、ケチャップ、マヨネーズ、通常のマヨネーズ、マスタード、サラダドレッシング、通常のサラダドレッシング、低脂肪サラダドレッシング、ビネグレット、ディップ、漬物、他のソース、ドレッシングおよび調味料、ベビーフード、調合乳、標準の調合乳、後続の調合乳、幼児用調合乳、低アレルギー性調合乳、調理済みベビーフード、乾燥ベビーフード、他のベビーフード、スプレッド、ジャムおよびプリザーブ、蜂蜜、チョコレートスプレッド、ナッツベースのスプレッドおよび酵母ベースのスプレッドを含む。例示的な摂取可能な組成物は、菓子、ベーカリー製品、アイスクリーム、乳製品、甘いおよび塩味のスナック、スナックバー、食事代替品、調理済み食品、スープ、パスタ、麺、缶詰食品、冷凍食品、乾燥食品、冷蔵食品、オイルおよび脂肪、ベビーフード、またはスプレッドまたはそれらの混合物も含む。例示的な摂取可能な組成物は、朝食シリアル、甘い飲料、または飲料調製用の固体または液体の濃縮組成物も含み、理想的には以前から知られている糖類の甘味料または人工甘味料の濃度の低減を可能にする。
いくつかの実施態様は、飲み込むことが意図され得る、または意図され得ない咀嚼組成物を提供する。いくつかの実施態様において、咀嚼組成物は、本願内に開示および記載される化合物を個別に、または組み合わせて含むガム、チューインガム、加糖ガム、無糖ガム、機能性ガム、風船ガムであることができる。
いくつかの実施態様において、本願内に開示および記載されるフレーバー組成物は、個別にまたは組み合わせて、例えば引き続き加工してすぐに使用できる(つまりすぐに提供される)製品を製造するために適した、フレーバー付与濃縮配合物において提供され得る。「フレーバー付与濃縮配合物」とは、1つ以上の希釈媒体を用いて再構成されてすぐに使用できる組成物になるべき配合物を意味する。「すぐに使用できる組成物」との用語は、本願においては「摂取可能な組成物」と互換的に使用され、単独または他の物質と共に口から取り入れられ、消費が意図されているかまたは意図されていない任意の物質を示す。1つの実施態様において、すぐに使用できる組成物は人間または動物によって直接消費され得る組成物を含む。フレーバー付与濃縮配合物は、典型的には1つ以上の希釈媒体、例えば任意の消費可能または摂取可能な成分または製品と混合またはそれによって希釈して、1つ以上のフレーバーを希釈媒体に付与または修飾することにより使用される。そのような使用方法は再構成と称されることが多い。再構成は家庭用の設定または工業用の設定において行われることができる。例えば、冷凍された果物ジュース濃縮物がキッチンで消費者によって水または他の水性媒体で再構成され、すぐに使用できる果物ジュース飲料を得ることができる。他の例においては、ソフトドリンクシロップ濃縮物が大工業規模の製造業者によって水または他の水性媒体で再構成され、すぐに使用できるソフトドリンクを製造できる。フレーバー付与濃縮配合物は、すぐに使用できる組成物よりも高い濃度でフレーバー付与剤またはフレーバー修正剤を有するので、フレーバー付与濃縮配合物は典型的には再構成しないで直接的に消費するためには適していない。フレーバー付与濃縮配合物を使用または製造することには多くの利点がある。例えば、1つの利点は輸送のための重量および体積の低減であり、なぜなら、フレーバー付与濃縮配合物を適した溶剤、固体または液体の添加によって使用の際に再構成することができるからである。
前述の実施態様のいずれかによって示されたフレーバー付き製品は、特定の実施態様において、1つ以上のさらなるフレーバー修飾化合物、例えば甘味を強化する化合物(例えばヘスペレチン、ナリンゲニン、グリコール化ステビオール配糖体等)、苦味をブロックする化合物、旨味を強化する化合物、酸味を減少する化合物、塩味を強化する化合物、清涼効果を強化する化合物、または前述のものの任意の組み合わせも含む。
甘味付けまたはフレーバー付与濃縮物に関して本願内に示される任意の態様および実施態様の特定の実施態様において、甘味付けまたはフレーバー付与濃縮物は非天然由来の製品、例えばフレーバー付き物品、例えば食品または飲料品の製造のために特別に製造された組成物である。
1つの実施態様において、フレーバー付与濃縮配合物は、i) 本願内に開示および記載される化合物(個別または組み合わせ)、ii) 担体、iii) 任意に少なくとも1つの補助剤を含む。「担体」との用語は、通常は非活性の付属物質、例えば溶剤、結合剤または他の不活性媒体を示し、本化合物または1つ以上の任意の補助剤と組み合わせて使用されて配合物を形成する。例えば、水またはデンプンがフレーバー付与濃縮配合物のための担体であることができる。いくつかの実施態様において、担体は、フレーバー付与濃縮配合物を再構成するための希釈媒体と同一であり、他の実施態様において、担体は前記希釈媒体とは異なる。本願内で使用される「担体」との用語は、限定されずに摂取許容性の担体を含む。
「補助剤」との用語は、有効成分、例えば本発明の化合物の意図される機能または効力を補充、安定化、保持または強化する添加剤を示す。1つの実施態様において、少なくとも1つの補助剤は1つ以上のフレーバー付与剤を含む。フレーバー付与剤は、当業者または消費者に公知の任意のフレーバーのもの、例えばチョコレート、コーヒー、茶、モカ、フレンチバニラ、ピーナッツバター、チャイ、またはそれらの組み合わせのフレーバーであってよい。他の実施態様において、少なくとも1つの補助剤は1つ以上の甘味料を含む。前記1つ以上の甘味料は、本願に記載される甘味料のいずれかであることができる。他の実施態様において、少なくとも1つの補助剤は、乳化剤、安定剤、抗菌防腐剤、酸化防止剤、ビタミン、ミネラル、脂肪、デンプン、タンパク質濃縮物および単離物、塩、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上の成分を含む。乳化剤、安定剤、抗菌防腐剤、酸化防止剤、ビタミン、ミネラル、脂肪、デンプン、タンパク質濃縮物および単離物、および塩の例は、米国特許第6,468,576号明細書内に記載され、その内容は参照をもって全ての目的のためにその全文が含まれるものとする。
1つの実施態様において、本フレーバー付与濃縮配合物は、溶液および懸濁液を含む液体、固体、フォーム状材料、ペースト、ジェル、クリームおよびそれらの組み合わせ、例えば特定の量の固形分を含有する液体からなる群から選択される形態であることができる。1つの実施態様において、フレーバー付与濃縮配合物は、水性または非水性を含む液体の形態である。いくつかの実施態様において、本フレーバー付与濃縮配合物は、炭酸入りまたは炭酸なしであることができる。
フレーバー付与濃縮配合物はさらに、凝固点降下剤、成核剤、またはその両方を、少なくとも1つの補助剤として含み得る。凝固点降下剤は、その化合物または薬剤が添加される液体または溶剤の凝固点を降下させることができる摂取許容性の化合物または薬剤である。つまり、凝固点降下剤を含有する液体または溶液は、凝固点降下剤を有さない液体または溶剤よりも低い凝固点を有する。開始凝固点を降下させることに加えて、凝固点降下剤はフレーバー付与濃縮配合物の水分活性も下げることができる。凝固点降下剤の例は、限定されずに、炭水化物、油、エチルアルコール、ポリオール、例えばグリセロール、およびそれらの組み合わせを含む。成核剤は核形成を容易にすることができる摂取認容性の化合物または薬剤を示す。フレーバー付与濃縮配合物中での成核剤の存在は、凍結スラッシュの凍結ブラッシュの口当たりを改善し、望ましい氷の結晶化中心の数を増加することによって凝固点温度でのスラッシュの物理的な特性および性能を保持することを助けることができる。成核剤の例は、限定されずに、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、およびそれらの組み合わせを含む。
1つの実施態様において、フレーバー付与濃縮配合物は、貯蔵寿命を延長するために低い水分活性を有するように配合される。水分活性は配合物中の水の蒸気圧の、同温度での純粋な水の蒸気圧に対する比である。1つの実施態様において、フレーバー付与濃縮配合物は、約0.85未満の水分活性を有する。他の実施態様において、フレーバー付与濃縮配合物は、約0.80未満の水分活性を有する。他の実施態様において、フレーバー付与濃縮配合物は、約0.75未満の水分活性を有する。
以下の実施例は本発明をさらに説明するために含まれる。実施例は当然、本発明を具体的に限定するとして解釈されるべきではない。特許請求の範囲内のそれらの例の変化形は当業者の視野内であり、本願内で記載され且つ特許請求される本発明の範囲内に該当するとみなされる。読者は、本開示を身につけた当業者、および当業者が、網羅的な例がなくても本発明を準備し且つ使用できることを認識するであろう。
例1 フレーバー組成物
表1および表2は、フレーバー付き製品内のサリチル酸メチルを適切に低減または排除できる種々のフレーバー組成物についての試料の濃度範囲を示す。
表1および表2は、フレーバー付き製品内のサリチル酸メチルを適切に低減または排除できる種々のフレーバー組成物についての試料の濃度範囲を示す。
表3~6は、ウィンターグリーンのフレーバー付き製品中のサリチル酸メチルを低減または排除するフレーバー組成物のいくつかの代替的な例を示す。
例2 フレーバー付き製品
表7はペーストの歯みがき剤配合物用の配合を示す。
表7はペーストの歯みがき剤配合物用の配合を示す。
表8はジェルの歯みがき剤配合物用の配合を示す。
表9はチョークベース配合物用の配合を示す。
表10はリン酸カルシウム二水和物の磨歯剤ベース用の配合を示す。
表11はアルコール不含の洗口液配合物用の配合を示す。
表12はアルコール含有洗口液配合物用の配合を示す。
例3 性能試験
対照のフレーバー配合物(C)、および6つの試験例(E1~E6)を作製した。フレーバーは、磨歯剤にフレーバー付与することが意図されている。表13は対照および6つの試験試料の組成を示す。
対照のフレーバー配合物(C)、および6つの試験例(E1~E6)を作製した。フレーバーは、磨歯剤にフレーバー付与することが意図されている。表13は対照および6つの試験試料の組成を示す。
段階1: 匂い評価
・ 水を流しながら5秒間歯ブラシを濯いで湿らせ、毛を柔らかくする。
・ 歯ブラシに試料2gを取る。
・ 歯ブラシを(上から)鼻の下1インチにもたらし、磨歯剤の匂いをかぐ。
・ 通常の強度スケール(0=なし~5=極めて高い)で「全体的な芳香強度」を測定する。
・ 水を流しながら5秒間歯ブラシを濯いで湿らせ、毛を柔らかくする。
・ 歯ブラシに試料2gを取る。
・ 歯ブラシを(上から)鼻の下1インチにもたらし、磨歯剤の匂いをかぐ。
・ 通常の強度スケール(0=なし~5=極めて高い)で「全体的な芳香強度」を測定する。
段階2: ブラッシングの評価
・ 歯肉のブラッシングを最低限にして、歯の周りを1分間ブラッシングする。
・ 吐き出して水で濯ぐ(2~3回)。
・ 口直しのためにプレーンミルクおよびライスパフを使用する。
・ 試料の各々の味見の間に最低20分間の間隔を保つ。
・ 1セッションで全ての製品を評価し、引き続くセッションで繰り返して再現する。
・ 歯肉のブラッシングを最低限にして、歯の周りを1分間ブラッシングする。
・ 吐き出して水で濯ぐ(2~3回)。
・ 口直しのためにプレーンミルクおよびライスパフを使用する。
・ 試料の各々の味見の間に最低20分間の間隔を保つ。
・ 1セッションで全ての製品を評価し、引き続くセッションで繰り返して再現する。
全ての試作品を対照試料に対して比較した。等級1は対照試料に最も近いことを意味し、等級3は対照試料から最も離れていることを意味する。試料サイズ: 15。表14はその結果を示し、各々の試験試料が上位3位内であった回数、および等級1、等級2および等級3を獲得した回数を示す。
対照のフレーバー組成物(C)、および6つのさらなる試験例(E7~E12)を作製した。フレーバーは、洗口液にフレーバー付与することが意図されている。表15は対照および6つの試験試料の組成を示す。
段階1: 匂い評価
・ 製品の包装に記載されるとおり、20mlをカップに注ぐ。
・ ショットカップを(上から)鼻の下1インチにもたらし、洗口液の匂いをかぐ。
・ 通常の強度スケール(0=なし~5=極めて高い)で「全体的な芳香強度」を測定する。
・ 製品の包装に記載されるとおり、20mlをカップに注ぐ。
・ ショットカップを(上から)鼻の下1インチにもたらし、洗口液の匂いをかぐ。
・ 通常の強度スケール(0=なし~5=極めて高い)で「全体的な芳香強度」を測定する。
段階2: ゆすぎの評価
・ 上記の試料を取り、30秒間ゆすいで吐き出す。
・ 通常の強度スケール(0=なし~5=極めて高い)で「ゆすいだ直後」の全ての特質を測定する。
・ 口直しのためにプレーンミルクおよびライスパフを使用する。
・ 連続する試料の間に最低30分間の間隔をあける。
・ 1セッションで全ての製品を評価し、引き続くセッションで繰り返して再現する。
・ 上記の試料を取り、30秒間ゆすいで吐き出す。
・ 通常の強度スケール(0=なし~5=極めて高い)で「ゆすいだ直後」の全ての特質を測定する。
・ 口直しのためにプレーンミルクおよびライスパフを使用する。
・ 連続する試料の間に最低30分間の間隔をあける。
・ 1セッションで全ての製品を評価し、引き続くセッションで繰り返して再現する。
全ての試作品を対照試料に対して比較した。等級1は対照試料に最も近いこと意味し、等級3は対照試料から最も離れていることを意味する。試料サイズ: 15。表16はその結果を示し、各々の試験試料が上位3位内であった回数、および等級1、等級2および等級3を獲得した回数を示す。
Claims (7)
- ウィンターグリーン風味を模倣するフレーバー組成物であって、
(-)-メントールと、
R-(-)-カルボン、オイゲノール、チモール、安息香酸エチル、安息香酸メチル、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上のさらなる成分と
を含む、前記組成物。 - 前記組成物が実質的にサリチル酸メチル不含である、請求項1に記載のフレーバー組成物。
- 前記組成物が50ppm以下、または20ppm以下、または10ppm以下、または5ppm以下、または1ppm以下のサリチル酸メチルを含む、請求項2に記載のフレーバー組成物。
- ウィンターグリーンのフレーバー付き製品中のサリチル酸メチルを低減または排除するための、請求項1から3までのいずれか1項に記載のフレーバー組成物の使用。
- 前記ウィンターグリーンのフレーバー付き製品が口腔ケア製品である、請求項4に記載の使用。
- 請求項1から3までのいずれか1項に記載のフレーバー組成物を含む、フレーバー付き製品。
- 前記フレーバー付き製品が口腔ケア製品である、請求項6に記載のフレーバー付き製品。
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