JP2023541198A - 角度変化可能なカテーテルアセンブリとその関連方法 - Google Patents

Abstract

カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタを含んでもよい。カテーテルアダプタは、遠位端、近位端、および遠位端および近位端を貫いて延在する内腔を含んでもよい。カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタ内に固定され、カテーテルアダプタの遠位端から延在するカテーテルを含んでもよい。カテーテルアダプタは、第１位置と第２位置との間を移動するように構成されてもよい。カテーテルアダプタが第１位置から第２位置に移動するのに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成されてもよい。これにより、カテーテルアセンブリの開通性およびカテーテルアセンブリの流路と患者の血管系との整列を改善できる。

Description

本開示は、一般的に、血管アクセスシステム、ならびに関連する装置および方法に関する。

（関連出願の相互参照）
本願は、参照によりその開示内容が本明細書の一部をなすものとする、２０２０年９月１５日に出願された「Catheter Assembly With Angle Changing and Related Methods」との名称を有する米国特許仮出願第６３／０７８６３８号の優先権を主張する。

（背景技術）
カテーテルは、一般的に患者の血管系に液体を注入するために使用される。たとえば、カテーテルを使用して、生理食塩水、種々の医薬品、または完全非経口栄養を注入することができる。また、カテーテルは、患者から血液を抜き取るために使用してもよい。

カテーテルは、オーバー・ザ・ニードル型の末梢静脈（「ＩＶ」）カテーテルを含んでもよい。この場合、カテーテルは、鋭利遠位端を有する誘導針を覆うように取り付けられてもよい。カテーテルおよび誘導針は、誘導針の遠位端がカテーテルの遠位端を越えて延在し、針のベベルが患者の皮膚から離れるように上を向くように組み立てられてもよい。カテーテルおよび誘導針は、一般的に、皮膚を貫いて患者の血管系に浅い角度で挿入される。

誘導針および／またはカテーテルが血管内に適切に配置されていることを確認するために、一般的に、臨床医は、カテーテルアセンブリのフラッシュバックチャンバーに血液の「フラッシュバック」があることを確認する。針の配置が確認されたならば、臨床医は針を除去して、将来の血液の取り出しまたは流体の注入のためにカテーテルを所定の位置にしてもよい。

特に血管系内でのカテーテルの滞留時間が１日より長い場合、いくつかの理由により、カテーテルを用いた血液の抜き取りが困難となるおそれがある。カテーテルが長期間患者に挿入されたままである場合、カテーテルまたは静脈は、狭窄、圧潰、屈曲、デブリ（たとえば、フィブリンまたは血小板の塊）による閉塞、およびカテーテルの先端の血管系への付着による影響をより受けやすくなる。このため、カテーテルは、時間の経過とともに、輸液、採血、吸引に支障をきたすようになることがある。カテーテルは、カテーテル留置時に血液サンプルを取得するためにしばしば使用されるが、カテーテル留置期間中に血液サンプルを取得するためにカテーテルが使用されることはあまりない。したがって、血液サンプルが必要な場合、多くの場合に追加の針刺しを行い、血液収集のための静脈アクセスを提供する。これは、患者にとって苦痛であり、より高い材料コストをもたらすおそれがある。

本明細書で請求される内容は、何らかの欠点を解決する実施形態、または上述のような環境でのみ動作する実施形態に限定されない。むしろ、この背景は、本明細書に記載されるいくつかの実施形態が実践され得る１つの例示的技術領域を説明するために提供されるに過ぎない。

本開示は、一般的に、血管アクセスシステムおよび関連する装置および方法に関する。いくつかの実施形態において、カテーテルの角度変化を提供するように、カテーテルアセンブリを構成して、カテーテルの閉塞の可能性を低減し、開存性を改善し、カテーテルアセンブリの流路と患者の血管系との整列を促進することができる。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタを含んでもよく、カテーテルアダプタは、遠位端、近位端、およびカテーテルアダプタの遠位端とカテーテルアダプタの近位端とを貫いて延在する内腔を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタ内に固定され、カテーテルアダプタの遠位端から延在するカテーテルを含んでもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタに連結された伸長式支持材を含んでもよい。いくつかの実施形態において、伸長式支持材は、患者の皮膚に対するカテーテルアダプタの角度を調整するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態において、伸長式支持材は、伸長式支持材への液体または空気の注入に応じて、縮小位置から伸長位置へと移動するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、伸長式支持材が縮小位置から伸長位置へと移動するのに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成されてもよい。

いくつかの実施形態において、伸長式支持材は、伸縮部材を含んでもよい。いくつかの実施形態において、伸長式支持材は、伸縮部材の伸長に応じて、縮小位置から伸長位置へ移動するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、伸長式支持材が縮小位置から伸長位置に移動することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成されてもよい。

いくつかの実施形態において、突出部を、カテーテルアダプタに連結してもよい。いくつかの実施形態において、突出部は、回転するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、突出部が第１位置から第２位置へと回転することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、突出部が第１位置から第２位置に回転することに応じて、カテーテルアダプタが突出部と一緒に回転する。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、プラットフォームを含んでもよい。いくつかの実施形態において、突出部が第１位置にあることに応じて、カテーテルアダプタをプラットフォーム上に載置してもよい。いくつかの実施形態において、突出部が第２位置へと回転することに応じて、突出部をプラットフォーム上に載置し、カテーテルアダプタをプラットフォームから離間して配置してもよい。これらの実施形態および他の実施形態において、カテーテルアダプタおよび突出部は、単一ユニットとしてモノリシックに形成されてもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタおよび突出部の上方に配置されたストラップを含んでもよい。いくつかの実施形態において、ストラップの第１端および第２端は、プラットフォームと連結されてもよい。いくつかの実施形態において、ストラップの少なくとも一部は、エラストマー性であってもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタおよび突出部の上方に配置された別のストラップを含んでもよい。いくつかの実施形態において、別のストラップの第１端および第２端は、プラットフォームと連結されてもよい。いくつかの実施形態において、他のストラップの少なくとも一部は、エラストマー性であってもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタは、カテーテルアダプタの遠位端とカテーテルアダプタの近位端との間に配置されたサイドポートを含んでもよい。いくつかの実施形態において、サイドポートは、ストラップと他のストラップとの間に配置されてもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタに対して回転するカラーを含んでもよい。いくつかの実施形態において、カラーは突出部を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カラーは非対称であってもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタを、特定の第１位置と特定の第２位置との間を移動するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタが特定の第１位置から特定の第２位置へ移動することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成してもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタに枢動可能に連結されるプラットフォームを含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタを、特定の第１位置と特定の第２位置との間を枢動するように構成してもよいし、あるいは、第１位置と第２位置との間の任意の数の位置の間を枢動するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタが特定の第１位置から特定の第２位置へと枢動することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成される。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタに連結されたプラットフォームを含んでもよい。いくつかの実施形態において、プラットフォームは、第１平坦表面と、第１平坦表面に近接する第２平坦表面とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第１平坦表面は、第２平坦表面に対して角度がつけられていてもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタは、特定の第１位置から特定の第２位置の間で揺動するように構成される。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタが特定の第１位置から特定の第２位置へと揺動することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度は増大するように構成される。

いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタは、スロットを含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、スロットを貫いて延び、近位位置と遠位位置との間を移動するように構成されたスライダを含んでもよい。いくつかの実施形態において、スライダが近位位置から遠位位置へと移動するのに応じて、スライダはカテーテルアダプタの遠位端を押圧して、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度を増大させてもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタは、ウイングと、ウイングに対して略垂直に延在する壁とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、スロットは、壁内に配置される。いくつかの実施形態において、スライダはアーチ状であってもよい。いくつかの実施形態において、スライダは押圧タブを含んでもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、遠位端、近位端、およびそれを貫いて延在するカテーテルを含むことができるカテーテルアジャスタを含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアジャスタは、ボールジョイントまたはヒンジでカテーテルアダプタの遠位端に連結されてもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアジャスタがボールジョイントまたはヒンジを介して別の特定の第１位置から別の特定の第２位置へと移動することに応じて、挿入面に対するカテーテルの角度が増大するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリは、カテーテルアダプタの遠位端の周囲に配置されたカラーを含んでもよい。いくつかの実施形態において、ボールジョイントを他の特定の第１位置、他の特定の第２位置、または他の特定の第１位置と他の特定の第２位置との間の任意の数の位置にロックするように、カラーを構成してもよい。

前述の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方が、例示および説明的であり、請求される本発明を制限するものではないことを理解すべきである。種々の実施形態は、図面に例示された配置および器具に限定されないことを理解すべきである。また、実施形態を組み合わせることができ、または他の実施形態を利用することができ、また、特許請求の範囲に記載しない限り、本発明の種々の実施形態の範囲から逸脱することなしに構造変更を行うことができることを理解すべきである。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈すべきものではない。
例示的な実施形態は、添付図面の使用を通じて、さらなる具体性および詳細をもって説明されるであろう。

いくつかの実施形態にしたがい、例示的な縮小位置にある例示的な伸長式支持材を示す、例示的なカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な伸長位置にある伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、伸長位置にある、例示的なバネ荷重式ロック機構および伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、縮小位置にある、バネ荷重式ロック機構および伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、縮小位置にある、例示的なアコーディオンおよび伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、伸長位置にある、例示的なアコーディオンおよび伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、縮小位置にある、例示的なネジ式伸長部および伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、伸長位置にある、例示的なネジ式伸長部および伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、縮小位置にある、例示的なヒンジおよび伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、伸長位置にある、ヒンジおよび伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、縮小位置にある、例示的な多ヒンジ伸長材および伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、伸長位置にある、多ヒンジ伸長材および伸長式支持材を示す、図１Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な膨張可能ポケットと例示的な圧縮可能ポケットを示す、別のカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、液体または気体で満たされた圧縮可能ポケットを示す、図１Ｍのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、液体または気体で満たされた膨張可能ポケットを示す、図１Ｍのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な膨張可能ポケットを示す、別のカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、液体または気体の充填前の膨張可能ポケットを示す、図１Ｐのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、液体または気体で満たされた膨張可能ポケットを示す、図１Ｐのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第１位置にあるカテーテルアセンブリおよび例示的な突出部を示す、別のカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、第１位置にあるカテーテルアセンブリを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第２位置にあるカテーテルアセンブリを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、第１位置にあるカテーテルアセンブリを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの近位端面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、第２位置にあるカテーテルアセンブリを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの近位端面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的なカラーを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第１位置にあるカラーを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、第１位置にあるカラーを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの近位端面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、第１位置にあるカラーを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの断面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第２位置にあるカラーを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、第２位置にあるカラーを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの近位端面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第１位置にある別の例示的なカラーを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの近位端面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第２位置にある別の例示的なカラーを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの近位端面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第１位置にある別の例示的なカラーを示す、図２Ａのカテーテルアセンブリの近位端面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第２位置にある別の例示的なカラーを示す、図６Ａのカテーテルアセンブリの近位端面図である。 いくつかの実施形態にしたがう、別のカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第１位置にあるカテーテルアセンブリを示す、図７Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第２位置にあるカテーテルアセンブリを示す、図７Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがう、別のカテーテルアセンブリの上面透視図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第１位置にあるカテーテルアセンブリを示す、図８Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第２位置にあるカテーテルアセンブリを示す、図８Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第１位置にある例示的なカテーテルアジャスタを示す、別の例示的なカテーテルアセンブリの断面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な第２位置にあるカテーテルアジャスタを示す、図９Ａのカテーテルアセンブリの断面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、ロックされた位置にあるカテーテルアジャスタを示す、図９Ａのカテーテルアセンブリの断面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、カテーテルアダプタに枢動可能に連結された例示的なプラットフォームを示す、図９Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な遠位位置にある例示的なスライダを示す、別のカテーテルアセンブリの側面図である。 いくつかの実施形態にしたがい、例示的な近位位置にあるスライダを示す、図１０Ａのカテーテルアセンブリの側面図である。

図１Ａ～図１Ｌを参照して、いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ１０はカテーテル１２の角度変化を提供するように構成される。それによって、カテーテル１２の閉塞の可能性を減少させ、開存性を改善し、カテーテルアセンブリ１０の流路と患者の血管系との整列を容易にすることができる。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ１０は、カテーテル１２を血管系内で半径方向、遠位方向および／または近位方向に移動させてもよく、それによって閉塞の可能性を減少させ、開存性を向上させることができる。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ１０によって提供される角度変化は、採血、流体供給、患者または装置のモニタリング、または他の臨床上の要求を容易にすることができる。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ１０は、カテーテルアダプタ１４を含んでもよい。カテーテルアダプタ１４は、遠位端１６、近位端１８、および遠位端１６および近位端１８を貫いて延在する内腔を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ１０は、カテーテルアダプタ１４内に固定され、かつ、カテーテルアダプタ１４の遠位端１６から延在するカテーテル１２を含んでもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ１０は、カテーテルアダプタ１４に連結された伸長式支持材２０を含んでもよい。いくつかの実施形態において、伸長式支持材２０を、患者の皮膚に対するカテーテルアダプタ１４の角度を調整するように構成してもよい。

いくつかの実施形態において、伸長式支持材２０は、カテーテルアダプタ１４の近位端１８の高さを変化させるために、たとえば図１Ａ～図１Ｂに図示されているような伸縮部材２２、または他の適切な機械装置を含んでもよい。いくつかの実施形態において、伸縮部材２２の伸長に応じて、たとえば図１Ａに図示される縮小位置から、たとえば図１Ｂに図示される伸長位置へと移動するように、伸長式支持材２０を構成してもよい。いくつかの実施形態において、伸縮部材２２は特定の位置でロックされるように構成されてもよい。

いくつかの実施形態において、伸長式支持材２０が縮小位置から伸長位置へと移動されることに応じて、挿入面２６に対するカテーテルアダプタ１４の角度２４が増大するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、角度２４を、カテーテルアダプタの中心軸と挿入面２６との間で測定してもよい。これらの実施形態において、カテーテルアダプタ１４の近位端１８を持ち上げて、カテーテル１２の位置を変化させてもよい。いくつかの実施形態において、図１Ａ～図１Ｂに図示されているように、挿入面２６は、患者の皮膚を含んでもよい。

いくつかの実施形態において、タブ２８を伸縮部材２２に連結してもよい。いくつかの実施形態において、使用者は、タブ２８を握り、伸長式支持材２０を縮小位置から伸長位置へと移動させることができる。いくつかの実施形態において、伸長式支持材２０への液体または空気の注入に応じて、縮小位置から伸長位置へと移動するように、伸長式支持材２０を構成することができる。

図１Ｃ～図１Ｄに示されるように、いくつかの実施形態において、伸縮部材２２を、バネ荷重式ロック機構に連結してもよい。いくつかの実施形態において、バネ荷重式ロック機構は、ボタンに連結されたバネと、伸縮部材２２とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、伸縮部材２２を上昇または伸長させることに応じて、ボタンが伸縮部材２２の穴を通って延びて、伸縮部材を伸長位置に固定してもよい。

図１Ｅ～図１Ｆに図示されているように、伸長式支持材２０は、アコーディオン伸長部２９のような別の適切な機械装置を含んで、カテーテルアダプタ１４の近位端１８の高さを変化させてもよい。いくつかの実施形態において、伸長式支持材２０は、アコーディオン伸長部２９の伸長に応じて、たとえば図１Ｅに図示される縮小位置から、たとえば図１Ｆに図示される伸長位置へと移動するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、アコーディオン伸長部２９が伸長位置にあることに応じて、使用者から追加の力が印加されるまで伸長位置に留まるように、アコーディオン伸長部２９を構成してもよい。いくつかの実施形態において、アコーディオン伸長部２９は、プラスチックまたは別の適切な材料で構成されてもよい。

図１Ｇ～図１Ｈに図示されているように、伸長式支持材２０は、ネジ式伸長部（extension）３１のような別の適切な機械装置を含んで、カテーテルアダプタ１４の近位端１８の高さを変化させてもよい。いくつかの実施形態において、ネジ式伸長部３１は、アコーディオン伸長部２９のネジ式伸長部の下部３５に対してネジ式伸長部３１の上部３３のねじ戻しに応じて、たとえば図１Ｇに図示された縮小位置から、たとえば図１Ｈに図示された伸長位置へと移動するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、上部３３は雄ネジ（外側ネジ山）を含んでもよく、下部３５は雌ネジ（内側ネジ山）を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタ１４は、上部３３に対して回転してもよい。

図１Ｉ～図１Ｊに図示されているように、伸長式支持材２０は、ヒンジ３９のような別の適切な機械装置を含んで、カテーテルアダプタ１４の近位端１８の高さを変化させてもよい。いくつかの実施形態において、伸長式支持材２０は、ヒンジ３９の伸長に応じて、たとえば図１Ｉに図示される縮小位置から、たとえば図１Ｊに図示される伸長位置へと移動するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、バネがヒンジ３９の両端間に延在して支持を提供してもよい。

図１Ｋ～図１Ｌに図示されているように、伸長式支持材２０は、多ヒンジ伸長材（extender）４１などの別の適切な機械装置を含んで、カテーテルアダプタ１４の近位端１８の高さを変化させてもよい。いくつかの実施形態において、伸長式支持材２０は、多ヒンジ伸長材４１の対向するヒンジが互いに接近することに応じて、たとえば図１Ｋに図示される縮小位置から、たとえば図１Ｋに図示される伸長位置へと移動するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、多ヒンジ伸長材４１は、対向するヒンジと、別の対向するヒンジの組とを含み、菱形を形成してもよい。

図１Ｍ～図１Ｏを参照して、いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ１０は、１つまたは複数の圧縮可能ポケット４３および／または膨張可能ポケット４５を含んで、カテーテル１２の角度変化および／または血管系内でのカテーテル１２の位置決めを提供してもよい。いくつかの実施形態において、圧縮可能ポケット４３は、液体または気体で満たされ、チャネル４７を介して膨張可能ポケット４５に接続されてもよい。いくつかの実施形態において、圧縮可能ポケット４３の圧縮に応じて、液体または気体は、圧縮可能ポケット４３から、チャネル４７を通り、膨張可能ポケット４５に流れ、膨張可能ポケット４５を膨張させてカテーテル１２の角度を変えてもよい。いくつかの実施形態において、膨張可能ポケット４５は、カテーテルアダプタの直下に配置されてもよく、および／または。カテーテルアダプタ１４またはカテーテルアダプタ１４の直下のプラットフォームに連結されてもよい。いくつかの実施形態において、膨張可能ポケット４５は、患者の皮膚とカテーテルアダプタ１４との間の中心に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、圧縮可能ポケット４３は、カテーテルアダプタ１４から外側に延在する１つまたは複数のウイング５１内に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、バランスをとるために、カテーテルアダプタ１４の対向側にあるウイング５１のそれぞれの内に特定の圧縮可能ポケット４３が存在してもよい。

いくつかの実施形態において、輸液または採血のための屈曲を減らすためにカテーテル１２のカーブを減少させるという要求に応じて、あるいは、閉塞がある場合には、使用者は、ウイング５１を押圧して、圧縮可能ポケット４３を圧縮し、膨張可能ポケット４５を膨張させて、カテーテルアダプタ１４を起こしてもよい。

図１Ｐ～図１Ｒを参照すると、いくつかの実施形態において、膨張可能ポケット４５は、カテーテルアダプタ１４の注入ポート５３と流体連通していてもよい。いくつかの実施形態において、膨張可能ポケット４５を、注入ポート５３を介して膨張可能ポケット４５に流入する流体または気体に応じて充填してもよい。いくつかの実施形態において、流体は生理食塩水を含んでもよく、および／または、注入ポート５３から延びる延長セットに連結された生理食塩水フラッシュシリンジを介して膨張可能ポケット４５へと注入されてもよい。

図２Ａ～図２Ｃは、いくつかの実施形態にしたがうカテーテルアセンブリ３０を図示している。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ３０は、１つまたは複数の付随特徴および／または動作の点で、カテーテルアセンブリ１０と類似または同一であってもよい。いくつかの実施形態において、突出部３２をカテーテルアダプタ１４に連結してもよい。いくつかの実施形態において、突出部３２は、細長いリブを含んでもよい。これらの実施形態および他の実施形態において、突出部３２は、平坦（flat）または平坦（planar）な面（たとえば、図２Ａおよび図２Ｃに図示される）を含んでもよい。平坦な面は、挿入面２６に対して突出部を安定させることができる。いくつかの実施形態において、突出部３２は、カテーテルアダプタ１４の全部または一部に沿って延在してもよい。

いくつかの実施形態において、突出部３２を回転するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、突出部３２が第１位置から第２位置へと回転することに応じて、挿入面２６に対するカテーテルアダプタ１４の角度２４が増大するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、突出部３２が第１位置から第２位置へと回転することに応じて、カテーテルアダプタ１４が突出部３２と一緒に回転してもよい。これらの実施形態および他の実施形態において、突出部３２は、カテーテルアダプタ１４に固定的に取り付けられてもよいし、カテーテルアダプタ１４および突出部３２は、単一ユニットとしてモノリシックに形成されてもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ３０は、プラットフォーム３４を含んでもよい。いくつかの実施形態において、突出部３２がたとえば図２Ａ～図２Ｂに図示される第１位置にあることに応じて、カテーテルアダプタ１４を、プラットフォーム３４上に載置してもよい。いくつかの実施形態において、突出部３２がたとえば図２Ｂに図示される第２位置へと回転することに応じて、突出部３２をプラットフォーム３４上に載置し、カテーテルアダプタ１４をプラットフォーム３４から離間して配置してよい。いくつかの実施形態において、プラットフォーム３４は、保護ウイングを含んでもよい。いくつかの実施形態において、プラットフォーム３４を挿入面２６に載置していてもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ３０は、カテーテルアダプタ１４および突出部３２の上方に配置された１つまたは複数のストラップ３６を含んでもよい。いくつかの実施形態において、ストラップ３６の少なくとも一部はエラストマーであり、これはカテーテルアダプタ１４の近位端１８の持ち上げを容易にすることができる。いくつかの実施形態において、ストラップ３６は、エラストマー部分３７を含んでもよい。いくつかの実施形態において、ストラップ３６の上部がエラストマーである一方で、ストラップ３６の下部をより剛性の高い材料で構成して、カテーテルアダプタ１４への支持を提供してもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタ１４は、カテーテルアダプタ１４の遠位端１６とカテーテルアダプタ１４の近位端１８との間に配置されたサイドポート３８を含んでもよい。いくつかの実施形態において、延長チューブをサイドポート３８から延ばして、血管系への注入および／または血管系からの採血のために使用してもよい。いくつかの実施形態において、サイドポート３８は、２つのストラップ３６の間に配置されてもよい。

図３Ａ～図３Ｂは、いくつかの実施形態にしたがうカテーテルアセンブリ３０を図示している。いくつかの実施形態において、突出部３２は、たとえば図３Ａ～図３Ｂに図示されているように、丸みを帯びていてもよい。いくつかの実施形態において、１つまたは複数のストラップ３６の第１端４０および第２端４２を、プラットフォーム３４に連結してもよい。いくつかの実施形態において、たとえば図３Ａに図示される第１位置から、たとえば図３Ｂに図示される第２位置へと突出部３２を回転することに応じて、挿入面２６に対するカテーテルアダプタ１４の角度２４が増大するように構成してもよい。これらの実施形態において、カテーテルアダプタ１４の近位端１８が持ち上げられて、カテーテル１２の位置を変化させ、カテーテルアセンブリ１０の流路の開存性および／または血管系との整列を改善することができる。

図４Ａ～図４Ｆは、いくつかの実施形態にしたがうカテーテルアセンブリ３０を図示している。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ３０は、カテーテルアダプタ１４に対して回転するカラー４４を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カラー４４は、カテーテルアダプタ１４上にネジ込み（threaded）されてもよく、これにより、カテーテルアダプタ１４の確実な位置決めを行うことができる。いくつかの実施形態において、カラー４４は、カテーテルアダプタ１４と滑り嵌めで係合されるか、または別の適切な手段によってカテーテルアダプタ１４と連結されてもよい。いくつかの実施形態において、カラー４４は突出部３２を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カラー４４は非対称であってもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタ１４は、カテーテルアダプタ１４と一緒に持ち上げまたは降下される１つまたは複数のウイングを含んでいてもよい。

いくつかの実施形態において、突出部３２が、たとえば図４Ａ～図４Ｄに図示される第１位置から、たとえば図４Ｅ～図４Ｆに図示される第２位置まで回転することに応じて、挿入面２６に対するカテーテルアダプタ１４の角度２４が増大するように、構成されてもよい。これらの実施形態において、カテーテルアダプタ１４の近位端１８が持ち上げられて、カテーテル１２の位置を変化させ、カテーテルアセンブリ３０の流路の開存性および／または血管系との整列を改善することができる。図４Ｄは、カテーテルアダプタ１４の内腔４６を示す。内腔４６は、近位端１８を通る血液の漏れを防ぐためのセプタム４８を含んでもよい。

図５Ａ～図５Ｂは、いくつかの実施形態にしたがうカテーテルアセンブリ３０を図示している。いくつかの実施形態において、カラー４４は、半径方向表面５０に近接する滑らかな曲線４９のような種々の形状を含んでもよい。半径方向表面５０は、滑らかな曲線４９に対して略垂直であってよく、使用者による回転を容易にすることができる。いくつかの実施形態において、カラー８４は、カテーテルアダプタ１４を完全に包囲してもよい。いくつかの実施形態において、たとえば突出部３２が図５Ａに図示される第１位置から、たとえば図５Ｂに図示される第２位置まで回転することに応じて、挿入面２６に対するカテーテルアダプタ１４の角度（たとえば、図２Ｂ～図２Ｃの図１Ａ～図１Ｂの角度２４を参照）が増大するように構成されてもよい。

図６Ａ～図６Ｂは、いくつかの実施形態にしたがうカテーテルアセンブリ３０を図示している。いくつかの実施形態において、カラー４４は、タブ５４に近接する滑らかな曲線５２のような種々の形状を含んで、使用者による把持および回転を容易にさせてもよい。いくつかの実施形態において、たとえば突出部３２が図５Ａに図示される第１位置から、たとえば図５Ｂに図示される第２位置まで回転することに応じて、挿入面２６に対するカテーテルアダプタ１４の角度が増大するように構成されてもよい。

図７Ａ～図７Ｃは、いくつかの実施形態にしたがうカテーテルアセンブリ５６を図示している。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ５６は、１つまたは複数の付随特徴および／または動作の点で、カテーテルアセンブリ１０および／またはカテーテルアセンブリ３０と類似または同一であってもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ５６は、カテーテルアダプタ１４に枢動可能に結合されるプラットフォーム５８を含んでもよい。いくつかの実施形態において、たとえば図７Ａ～図７Ｂに図示される第１位置と、たとえば図７Ｃに図示される第２位置との間で枢動するように、カテーテルアダプタ１４を構成してもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタ１４が第１位置から第２位置まで枢動することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタ１４の角度を増大させ、カテーテルアダプタ１４の近位端１８が持ち上げられるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、第１シャフト６０ａおよび第２シャフト６０ｂを、カテーテルアダプタ１４の反対側の両側面から延ばし、それぞれ溝６２ａ、６２ｂ内で回転させて、カテーテルアダプタ１４を第１位置と第２位置との間で移動させるように構成してもよい。いくつかの実施形態において、溝６２ａ、６２ｂを、プラットフォーム５８から上方に延在する壁６４内に配置してもよい。

図８Ａ～図８Ｃは、いくつかの実施形態にしたがうカテーテルアセンブリ６６を図示している。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ６６は、１つまたは複数の付随特徴および／または動作の点で、カテーテルアセンブリ１０、カテーテルアセンブリ３０、およびカテーテルアセンブリ５６のうちの１つまたは複数に類似または同一であってよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ６６は、カテーテルアダプタ１４に連結されたプラットフォーム６８を含んでもよい。いくつかの実施形態において、プラットフォーム６８は、第１平坦表面７０と、第１平坦表面７０に近接する第２平坦表面７２とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第１平坦表面７０は、第２平坦表面７２に対して角度がつけられていてもよい。いくつかの実施形態において、たとえば図８Ａ～図８Ｂに図示される第１位置と、たとえば図８Ｃに図示される第２位置との間で揺動するように、カテーテルアダプタ１４を構成してもよい。いくつかの実施形態において、第１平坦表面７０は第１位置で挿入面２６に接触してもよく、第２平坦表面７２は挿入面２６から離間されて配置されてもよい。いくつかの実施形態において、第２平坦表面７２は第２位置で挿入面２６に接触してもよく、第１平坦表面７０は挿入面２６から離間されて配置されてもよい。

いくつかの実施形態において、使用者がカテーテルアダプタ１４を第１位置から第２位置に揺動させることに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタ１４の角度２４が増大するように構成され、カテーテルアダプタ１４の近位端１８が持ち上げられ、カテーテル１２の位置が変化し、開存性および整列性を改善させてもよい。

図９Ａ～図９Ｃは、いくつかの実施形態にしたがうカテーテルアセンブリ７４を図示している。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ７４は、１つまたは複数の付随特徴および／または動作の点で、カテーテルアセンブリ１０、カテーテルアセンブリ３０、カテーテルアセンブリ５６、およびカテーテルアセンブリ６６のうちの１つまたは複数に類似または同一であってよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ７４は、遠位端７８、近位端８０、およびそれを貫いて延在するカテーテル１２を含むことができるカテーテルアジャスタ７６を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアジャスタ７６は、ボールジョイント８２、ヒンジ、または他の適切な機構でカテーテルアダプタ１４の遠位端１６に連結されてもよい。

たとえば図９Ａ～図９Ｃに図示されているように、カテーテルアダプタ１４の遠位端１６はソケットを含み、カテーテルアジャスタ７６の近位端８０は、ソケット内で回転するように構成された球状部または丸みを帯びた部分を含んでもよい。あるいはまた、いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタ１４の遠位端１６が球状部または丸みを帯びた部分を含み、カテーテルアジャスタ７６の近位端８０がソケットを含んでいてもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアジャスタ７６は、ボールジョイント８２またはヒンジを介して、たとえば図９Ａに図示される第１位置から、たとえば図９Ｂに図示される第２位置へと移動してもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアジャスタ７６が第１位置から第２位置に移動することに応じて、挿入面２６に対するカテーテル１２の角度が増大するように構成されてもよい。

たとえば図９Ｃに示されるように、カテーテルアセンブリ７４は、カテーテルアダプタ１４の遠位端１６の周囲に配置されたカラー８４を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カラー８４を、ボールジョイント８２を第１位置または第２位置にロックするように構成してもよい。いくつかの実施形態において、カラー８４はネジ山を含んでもよく、当該ネジ山は、カテーテルアダプタ１４の遠位端１６の外面の別のネジ山に対応する。いくつかの実施形態において、カラー８４は、カテーテルアダプタ１４を部分的にまたは完全に包囲してもよい。

次に図９Ｄを参照して、いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ７４は、カテーテルアジャスタ７６に枢動可能に結合されるプラットフォーム５８を含んでもよく、当該カテーテルアジャスタ７６を貫いてカテーテル１２が延在する。いくつかの実施形態において、プラットフォーム５８は、カテーテルアダプタ１４を載置することができる突出部５９を含んでもよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアジャスタ７６を、ヒンジを介して第１位置と第２位置との間で枢動するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアジャスタ７６が第１位置から第２位置まで枢動することに応じて、カテーテル１２が曲がり、挿入面に対するカテーテル１２の遠位端の角度が増大するように構成してもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタ１４の近位端１８は、カテーテルアジャスタ７６が第１位置から第２位置に枢動することに応じて、突出部５９またはプラットフォーム５８に載置されてもよい。いくつかの実施形態において、第１シャフト６０ａおよび第２シャフト６０ｂを、カテーテルアジャスタ７６に固定してもよい。いくつかの実施形態において、第１シャフト６０ａおよび第２シャフト６０ｂは、カテーテルアダプタ１４の反対側の両側面から延ばし、それぞれ溝６２ａ、６２ｂ（たとえば、図７Ａを参照）内で回転させて、第１位置と第２位置との間でカテーテルアジャスタ７６およびカテーテル１２を移動させるように構成してもよい。いくつかの実施形態において、溝６２ａ、６２ｂは、プラットフォーム５８から上方に延在する壁６４内に配置してもよい。

図１０Ａ～図１０Ｂは、いくつかの実施形態にしたがうカテーテルアセンブリ８６を図示している。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ８６は、１つまたは複数の付随特徴および／または動作の点で、カテーテルアセンブリ１０、カテーテルアセンブリ３０、カテーテルアセンブリ５６、カテーテルアセンブリ６６、およびカテーテルアセンブリ７４のうちの１つに類似または同一であってよい。

いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタ１４は、スロット８８を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアセンブリ８６は、スロット８８を貫いて延在するスライダ９０を含んでもよい。スライダ９０は、たとえば図１０Ｂに図示される近位位置と、たとえば図１０Ａに図示される遠位位置との間でスロット８８内を移動するように構成される。いくつかの実施形態において、スライダ９０が近位位置から遠位位置に移動するのに応じて、スライダはカテーテルアダプタ１４の遠位端１６を押圧して、挿入面２６に対するカテーテルアダプタ１４の角度を増大させることができる。

いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタ１４は、ウイング９２と、ウイング９２に対して略垂直に延在する壁９４とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、スロット８８は、壁９４内に配置される。いくつかの実施形態において、スライダ９０は、アーチ状であってもよい。いくつかの実施形態において、スライダ９０は、スライダ９０の上部に配置され、使用者による把持のために構成された突出部または押圧タブ９６を含んでもよい。いくつかの実施形態において、カテーテルアダプタ１４は、スライダ９０、壁９４、およびスロット８８を含まなくてもよく、これらは、カテーテルアダプタ１４またはカテーテルアダプタ１４の近傍に連結される安定化装置または仕上げ材（dressing）に組み込まれてもよい。

本明細書に記載される全ての例および条件文は、本発明および技術を促進するために本発明者が貢献した概念を読者が理解するのを補助する教育的目的を意図している。本発明は、そのような具体的に記載された例および条件に限定されないものとして解釈されるべきである。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の真意よび範囲から逸脱することなく、様々な変更、置換、および改変が可能であることを理解すべきである。

Claims (20)

1. 遠位端と、近位端と、遠位端と近位端とを貫いて延在する内腔とを含むカテーテルアダプタと、
   カテーテルアダプタ内に固定され、カテーテルアダプタの遠位端から延在するカテーテルと、
   カテーテルアダプタに連結された伸長式支持材と、
   を含み、前記伸長式支持材は、患者の皮膚に対する前記カテーテルアダプタの角度を調整するように構成されていることを特徴とするカテーテルアセンブリ。
2. 伸長式支持材が、伸長式支持材への液体または空気の注入に応じて、縮小位置から伸長位置に移動するように構成され、伸長式支持材が縮小位置から伸長位置に移動することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成されていることを特徴とする請求項１に記載のカテーテルアセンブリ。
3. 伸長式支持材が伸縮部材を含み、伸縮部材の伸長に応じて、伸長式支持材が縮小位置から伸長位置に移動するように構成され、伸長式支持材が縮小位置から伸長位置に移動することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成されていることを特徴とする請求項１に記載のカテーテルアセンブリ。
4. 遠位端と、近位端と、遠位端と近位端とを貫いて延在する内腔とを含むカテーテルアダプタと、
   カテーテルアダプタ内に固定され、カテーテルアダプタの遠位端から延在するカテーテルと、
   カテーテルアダプタに連結された突出部と、
   を含み、
   突出部は回転するように構成されており、該突出部が第１位置から第２位置まで回転することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成されていることを特徴とするカテーテルアセンブリ。
5. 突出部が第１位置から第２位置に回転することに応じて、カテーテルアダプタが突出部と一緒に回転することを特徴とする請求項４に記載のカテーテルアセンブリ。
6. プラットフォームをさらに含み、突出部が第１位置にあることに応じて、カテーテルアダプタがプラットフォーム上に載置され、突出部が第２位置に回転されることに応じて、突出部がプラットフォーム上に載置され、かつ、カテーテルアダプタがプラットフォームから離間されることを特徴とする請求項５に記載のカテーテルアセンブリ。
7. カテーテルアダプタおよび突出部は、単一ユニットとしてモノリシックに形成されていることを特徴とする請求項６に記載のカテーテルアセンブリ。
8. カテーテルアダプタおよび突出部の上方に配置されたストラップをさらに含み、ストラップの第１端および第２端はプラットフォームに連結され、ストラップの少なくとも一部はエラストマーであることを特徴とする請求項４に記載のカテーテルアセンブリ。
9. カテーテルアダプタおよび突出部の上方に配置された別のストラップをさらに含み、別のストラップの第１端および第２端はプラットフォームに連結され、ストラップの少なくとも一部はエラストマーであることを特徴とする請求項８に記載のカテーテルアセンブリ。
10. カテーテルアダプタが、カテーテルアダプタの遠位端とカテーテルアダプタの近位端との間に配置されたサイドポートをさらに含み、サイドポートは前記ストラップと前記別のストラップとの間に配置されていることを特徴とする請求項９に記載のカテーテルアセンブリ。
11. カテーテルアダプタに対して回転するカラーをさらに含み、カラーは突出部を含み、およびカラーは非対称である、請求項４に記載のカテーテルアセンブリ。
12. 遠位端と、近位端と、遠位端と近位端とを貫いて延在する内腔とを含むカテーテルアダプタと、
    カテーテルアダプタ内に固定され、カテーテルアダプタの遠位端から延在するカテーテルと、
    を含むカテーテルアセンブリであって、
    カテーテルアダプタは、第１位置と第２位置との間で移動するように構成されており、カテーテルアダプタが第１位置から第２位置に移動するのに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成されていることを特徴とするカテーテルアセンブリ。
13. カテーテルアダプタに連結されたプラットフォームをさらに含み、プラットフォームは、第１平坦表面と、第１平坦表面に近接する第２平坦表面とを含み、第１平坦表面は、第２平坦表面に対して角度が付けられており、カテーテルアダプタは、第１位置から第２位置の間で揺動するように構成されており、第１位置から第２位置に揺動するカテーテルアダプタに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度は増大するように構成されていることを特徴とする請求項１２に記載のカテーテルアセンブリ。
14. カテーテルアダプタはスロットを含み、スロットを貫いて延び、近位位置と遠位位置との間で移動するように構成されたスライダをさらに含み、前記スライダが近位位置から遠位位置に移動するのに応じて、前記スライダがカテーテルアダプタの遠位端を押圧して挿入面に対する前記カテーテルアダプタの角度を増大させることを特徴とする請求項１２に記載のカテーテルアセンブリ。
15. カテーテルアダプタが、ウイングと、ウイングに対して略垂直に延在する壁とを含み、スロットが壁内に配置されることを特徴とする請求項１４に記載のカテーテルアセンブリ。
16. スライダがアーチ状であることを特徴とする請求項１４に記載のカテーテルアセンブリ。
17. スライダが押圧タブを含むことを特徴とする請求項１４に記載のカテーテルアセンブリ。
18. プラットフォームをさらに含み、カテーテルアダプタはプラットフォームに枢動可能に連結され、カテーテルアダプタが第１位置と第２位置との間で枢動するように構成され、カテーテルアダプタが第１位置から第２位置に枢動することに応じて、挿入面に対するカテーテルアダプタの角度が増大するように構成されることを特徴とする請求項１２に記載のカテーテルアセンブリ。
19. 遠位端と、近位端と、遠位端および近位端を貫いて延在する内腔とを含むカテーテルアダプタと、
    カテーテルアダプタ内に固定され、カテーテルアダプタの遠位端から延在するカテーテルと、
    遠位端と、近位端と、遠位端および近位端を貫いて延在する内腔とを含むカテーテルアジャスタと、
    を含むカテーテルアセンブリであって、
    カテーテルアジャスタがボールジョイントにおいてカテーテルアダプタの遠位端に連結され、カテーテルアジャスタがボールジョイントを介して第１位置から第２位置に移動することに応じて、挿入面に対するカテーテルの角度が増大するように構成されることを特徴とするカテーテルアセンブリ。
20. カテーテルアダプタの遠位端の周囲に配置されたカラーをさらに含み、カラーは、ボールジョイントを第１位置または第２位置にロックするように構成されることを特徴とする請求項１９に記載のカテーテルアセンブリ。

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