JP2023539415A - 外科用バットレスをエンド・エフェクタ上に設置して使用するためのシステム及び方法 - Google Patents

外科用バットレスをエンド・エフェクタ上に設置して使用するためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

バットレス・デバイス10は、可撓性のアプリケータ本体22と、犠牲タブ30を備える剥離ライナー24とを含む、アプリケータ・アセンブリ14を含む。剥離ライナー24は、アプリケータ本体22へ結合される。バットレス・デバイス10は、アプリケータ本体22上に配置されたバットレス12と、バットレス12をエンド・エフェクタ16へ結合するように構成されたバットレス固定具26とを含む。バットレス固定具26は、剥離ライナー24へ剥離可能に固定されるように構成される。バットレス・デバイス10は、バットレス12がアプリケータ・アセンブリ14へ結合された第1の構成と、バットレス12がアプリケータ・アセンブリ14から分断された第2の構成とを有し、犠牲タブ30は、第2の構成においてアプリケータ・アセンブリ14から除去されている。

Description

本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2021年4月29日に出願した米国仮特許出願第63/181,711号の優先権を主張するものである。
この技術の実施例は、一般に、外科用バットレス技術に関し、特に、外科用バットレスをエンド・エフェクタ上に設置して外科的処置において使用するためのシステム及び方法に関する。
実施例では、バットレス・デバイスは、可撓性のアプリケータ本体と、犠牲タブを備える剥離ライナーとを含む、アプリケータ・アセンブリを含む。剥離ライナーは、アプリケータ本体へ結合される。バットレス・デバイスはまた、アプリケータ本体上に配置されたバットレスと、バットレスをエンド・エフェクタへ結合するように構成されたバットレス固定具とを含む。バットレス固定具は、剥離ライナーへ剥離可能に固定されるように構成される。バットレス・デバイスは、バットレスがアプリケータ・アセンブリへ結合された第1の構成と、バットレスがアプリケータ・アセンブリから分断された第2の構成とを有し、犠牲タブは、第2の構成においてアプリケータ・アセンブリから除去されている。
実施例では、外科用ステープル留めシステムは、バットレス・デバイスと、第1のジョー及び第2のジョーを有するエンド・エフェクタを備える、外科用ステープラーとを含む。バットレス・デバイスは、第1のジョー及び第2のジョーを通して挿入されてもよい。
実施例では、バットレス・デバイスを組み立てる方法は、バットレスをアプリケータ本体上に配置するステップと、剥離ライナーをバットレス上に配置して、バットレス固定具をバットレスへ接着するステップとを含む。剥離ライナーは、アプリケータ本体へ結合される。
実施例では、バットレスをエンド・エフェクタへ適用する方法は、バットレス・デバイスをエンド・エフェクタ上に設置するステップと、犠牲タブをアプリケータ・アセンブリから除去して、バットレス固定具を露出させるステップと、アプリケータ本体を扱って、バットレス固定具をエンド・エフェクタへ接着するステップとを含む。
実施例では、低侵襲処置時に患者の解剖学的構造をステープル留めする方法は、エンド・エフェクタであり、第1の端部、第2の端部、長手方向軸、及びアンビルを有する第1のジョーで、アンビルは、アンビル面を有する、第1のジョーと、第1の端部、第2の端部、長手方向軸、及び複数のステープルを保持するカートリッジを有する、第2のジョーで、カートリッジは、カートリッジ面を有し、第1のジョーの第1の端部は、第2のジョーの第1の端部へ結合されている、第2のジョーと、穿孔タイによって着脱可能に結合された、取り外し可能部分及び残余部分を含むバットレスで、残余部分は、低侵襲処置の間に、第1のジョー又は第2のジョーに結合されている、バットレスとを備える、エンド・エフェクタを用意するステップを含む。本方法はまた、解剖学的構造にアクセスするために、エンド・エフェクタを、トロカールを通して挿入するステップと、カートリッジ面を解剖学的構造の第1の側面上に配置するステップと、アンビル面を解剖学的構造の第2の側面上に配置するステップと、解剖学的構造上でエンド・エフェクタを締めるステップと、解剖学的構造をステープル留めするために、エンド・エフェクタを操作して、カートリッジからの複数のステープルを付勢するステップと、穿孔タイが裂けるように、エンド・エフェクタを開放するステップとを含んでもよい。
本開示は、以下の図と併せて考慮されるいくつかのサンプル実施例の詳細な説明から、より容易に理解される。
例示的実施例に係るバットレス・デバイスの上面図である。 図1のバットレス・デバイスの分解図である。 その長さに沿って離散的セクションを有する、例示的実施例に係るバットレス部材の上面図である。 遠位スリットを有する例示的実施例に係るバットレス部材の上面図である。 バットレス・アセンブリがエンド・エフェクタ上に設置されている図1のバットレス・デバイスの斜視図である。 エンド・エフェクタに結合された、図1のバットレス・デバイスのバットレスの斜視図である。 バットレスをエンド・エフェクタへ結合するアプリケータ・アセンブリの扱いを示す、図1のバットレス・デバイスの斜視図である。 バットレス部材における穿孔を示す、エンド・エフェクタ上に設置された図1のバットレス・デバイスのバットレスの斜視図である。 バットレス・アセンブリの設置時に器具を保持するための、実施例に係るスタンドの斜視図である。 図9のスタンドの正面図である。
本明細書において開示される装置、システム、方法、及びプロセスの構造、機能、及び使用の原理の全体的な理解を提供するために、ここで、本開示の様々な非限定的実施例を説明する。これらの非限定的実施例の1つ又は複数の実例が、添付の図面に示されている。本明細書において具体的に記載され、添付の図面に示されているシステム及び方法が非限定的な実施例であることは、当業者には理解されよう。1つの非限定的実施例に関連して図示又は説明されている特徴は、他の非限定的実施例の特徴と組み合わされてもよい。このような修正及び変形が本開示の範囲内に含まれることが意図されている。本明細書全体を通じて「様々な実施例」、「いくつかの実施例」、「1つの実施例」、「いくつかの例示的実施例」、「1つの例示的実施例」、又は「実施例」が参照されている場合、これは、任意の実施例と関連して記載されている特定の特徴、構造、又は特性が、少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。したがって、「様々な実施例では」、「いくつかの実施例では」、「1つの実施例では」、「いくつかの例示的実施例では」、「1つの例示的実施例では」、又は「実施例では」の語句が、本明細書全体を通じた箇所に見られるとき、これは必ずしもすべてが同じ実施例を参照しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造又は特性は、1つ又は複数の実施例において、任意の好適な様式で組み合わせることができる。
ステープル留めを行う間、それを通じてステープルを配備することができる支持バットレス材料を提供することが有利であり得る。バットレス又は支持材料は、ステープルの複数列の圧力を分散するのに役立ち、組織におけるステープルの足掛かりを改善し、又はステープル線の完全性を維持することができる。例えば、生体吸収性又は生物学的材料をアンビル及び/又はカートリッジの面に設け、使用時にそれを通してステープルを配備することができる。ステープルを保持するこのバットレス材料は、その後、刃又はナイフで切断することができ、患者の中に残すことができる。
本明細書に記載されるのは、トロカールを通して挿入され得る、腹腔鏡手術時に使用されるステープル留めデバイスに対して意図された支持バットレスの実施例である。腹腔鏡手術は、例えば、スリーブ状胃切除術又は胃の切除を含み得るが、これらの処置に限定されない。
図1及び図2を参照すると、例示的実施例では、バットレス・デバイス10は、アプリケータ・アセンブリ14へ着脱可能に結合されたバットレス12を含む。アプリケータ・アセンブリ14は、バットレス12を担持し、バットレス12をエンド・エフェクタ16上で位置合わせするように設計される。アプリケータ・アセンブリ14は、エンド・エフェクタ16の第1及び第2のジョー18、20上にバットレス12を設置するのを助けることができる。アプリケータ・アセンブリ14は、アプリケータ本体22及び剥離ライナー24を含んでもよい。剥離ライナー24は、自身に剥離可能に固定されたバットレス固定具26を含んでもよい。剥離ライナー24は、バットレス12をアプリケータ本体22へ着脱可能に結合するように構成される。バットレス12は、アプリケータ本体22上(又はアプリケータ基板28などの中間構成要素上)に配置されてもよい。次に剥離ライナー24は、バットレス固定具26がバットレス12へ固定されるように、バットレス12上に配置されてもよい。アプリケータ本体上の接着によって、剥離ライナー24は、バットレス12の一部の上の定位置に固着する。
アプリケータ・アセンブリ14は、エンド・エフェクタ16のジョー18、20へ挿入且つ位置合わせされるように設計される。アプリケータ・アセンブリ14がエンド・エフェクタ16と位置合わせされると、エンド・エフェクタのジョー18、20はバットレス12を締め付けてもよい。剥離ライナー24は、犠牲タブ30を含んでもよく、犠牲タブ30が除去されると、バットレス固定具26がさらけ出される。この構成では、バットレス12は、アプリケータ・アセンブリ14から分断され、エンド・エフェクタ16へ結合されてもよい。次いで、アプリケータ・アセンブリ14、又は別のツールを使用して、バットレス12でエンド・エフェクタ16の周りを包むか又は押圧して、バットレス12をエンド・エフェクタ16へ取り付ける。例えば、アプリケータ本体22を扱ってバットレス固定具26をエンド・エフェクタ16に押圧して、バットレス12をエンド・エフェクタ16へ接着してもよい。バットレス・デバイス10は、バットレス12がアプリケータ・アセンブリ14へ結合された状態でユーザへ提供されてもよく、エンド・ユーザは、使用時点においてエンド・エフェクタ16上にバットレス12を設置することができる。或いは、バットレス・デバイス10は、エンド・エフェクタ16上に予め設置されてユーザへ提供されてもよい。外科的処置時に、エンド・エフェクタ16が組織の周りで締められるとバットレス12の取り外し可能部分32をエンド・エフェクタ16から離すことができ、一方、残余部分34は、エンド・エフェクタ16上に留まる。ユーザがバットレス12の取り外し可能部分32をエンド・エフェクタ16から離すことを可能にするために、バットレス・デバイス10は、ミシン目、引き紐などの機構を含む。バットレス12の取り外し可能部分32は、隣接する組織をステープル留めする前又は後にエンド・エフェクタ16から離すことができる。
図1及び図2をなお参照すると、バットレス・デバイス10は、複数のサブアセンブリを含んでもよい。バットレス12は、1つ又は複数のバットレス部材36を含んでもよい。例えば、バットレス・デバイス10は、エンド・エフェクタ16の第1のジョー18(例えば、アンビル)用の第1のバットレス部材36aと、エンド・エフェクタ16の第2のジョー20(例えば、カートリッジ)用の第2のバットレス部材36bとを含んでもよい。本明細書で使用されるように、バットレス・デバイス10の構成要素を説明するために使用される「上」及び「底」などの用語は、エンド・エフェクタのそれぞれのジョーに対するものである。例えば、「上部」は、構成要素のそれぞれのジョーに面する側を称してもよい。したがって、バットレスをアンビルへ適用するために、バットレスの上面はアンビル面に面してもよいが、底面はアンビル面とは反対側を向く。バットレス12が複数のバットレス部材36を含む場合、アプリケータ・アセンブリ14は、各バットレス部材36a、36bに対応するアプリケータ・サブアセンブリ14a、14bを含んでもよい。
上述したように、バットレス12は、少なくとも1つのバットレス部材36を含む。各バットレス部材36は、遠位端38、近位端40、第1の側面42、及び第1の側面とは反対側の第2の側面44を含んでもよい。バットレス部材36は、上面46及び底面48を含んでもよい。処置時、バットレス部材36は組織へステープル留めされる。バットレス部材36は、処置後に組織へ取り付けられたままであることを意図した部分と、エンド・エフェクタと共に除去される部分とを含んでもよい。例えば、バットレス部材36は、取り外し可能部分32及び1つ又は複数の残余部分34を含んでもよい。残余部分34は、処置の間、エンド・エフェクタ16へ結合されていてもよいが、取り外し可能部分32は、処置が完了した後も組織へ取り付けられたままである。取り外し可能部分32は、残余部分34へ着脱可能に結合されてもよい。例えば、バットレス部材36は、取り外し可能部分32と残余部分34とを着脱可能に結合する穿孔タイ52によって分離された、一連の穿孔50を含んでもよい。実施例では、取り外し可能部分32は、2つの残余部分34の間に配置されてもよい。例えば、バットレス部材36は、取り外し可能部分32の第1の側へ結合された第1の残余部分34aと、取り外し可能部分32の第1の側面とは反対側の第2の側へ結合された第2の残余部分34bとを含んでもよい。このような構成では、バットレス部材36は、取り外し可能部分32を第1及び第2の残余部分34a、34bへ結合する2組の穿孔50を含んでもよい。
バットレス部材36は、任意の好適なバットレス材料、例えば、ポリマー(永久及び生体吸収性の両方)並びに生体膜でできていてもよい。バットレス部材の例示的材料には、ポリグリコリド(PGA)及びトリメチレンカーボネート(TMC)のコポリマーが含まれる。バットレス・デバイス10が複数のバットレス部材36を含む場合、バットレス部材36は、同一又は異なってもよい。例えば、バットレス・デバイス10は、異なる「アンビル」及び「カートリッジ」バットレス部材36を含んでもよい。同一のバットレス部材36を有することは、バットレス12に含まれる異なる構成要素の数を最小にするであろう。バットレス部材36は、対称又は非対称であり得る(例えば、明確な「上」及び「底」側を有する)。バットレス部材36は、バットレス部材36がエンド・エフェクタ16の近位側の組織止めに入ることを可能にする近位タブを含んでもよい。代替的に又は追加的に、バットレス部材は、エンド・エフェクタ16の遠位側の組織止めに入るための遠位タブを含んでもよい。バットレス部材36は、エンド・エフェクタ16から発射されたすべてのステープルを捕捉するために、単一の連続部材においてエンド・エフェクタ・アンビル板の長さ及び少なくとも幅にまたがってもよい。いくつかの実施例では、バットレス部材36は、アプリケータ・アセンブリを介して一緒にグループに分けた、長手方向(図3)又は横方向に区分された離散的な隣接セクションを含んでもよい。隣接セクションはまた、バットレス部材の全幅が連続ではないように一緒に「架橋」されてもよい。バットレス部材36は、切除された組織のステープル線を補強する必要がない場合があるため、処置に応じて、切断線の片側へ配置されてもよい。いくつかの実施例では、バットレス部材36は、切断線を開始するために、その遠位端でスリット54を含んでもよい(図4)。スリット54は切断線に隣接して配置されてもよい。例えば、スリット54は、バットレス部材36の遠位端の中心にあってもよい。スリット54は、矩形、三角形(鳥のくちばし)などでもよい。実例では、スリット54は、(例えば、一連の穿孔を形成するために)セグメントに分けてもよく又はバットレス部材36の長さを横断して外科処置時にバットレス部材36を切断する必要性を排除してもよい。
バットレス12の寸法は、意図された用途に基づいて変化してもよい。バットレス部材36a、36bの幅は、同じであっても、異なってもよい。例えば、アンビル・バットレス部材36aの幅は、アンビルの側面及び/又は上部を包み込むように設計されて、バットレスをエンド・エフェクタへ適切に接着するためにエンド・エフェクタへ十分に接触する。バットレスがジョーの側面を包み込む距離は変化してもよい。実施例では、アンビル・バットレスはアンビルを完全に包み込み、接着接触面積を最大にする。バットレスでジョーを包み込む部分をジョー全体よりも小さくすることで、エンド・エフェクタがトロカール内を滑動する能力を向上させることができる。カートリッジ・バットレス部材36bの幅は、アンビル及びカートリッジ・ジョーの幅の違いを補償するためにアンビル・バットレス部材36aよりも広くてもよい。構成要素及び組立の複雑さを最小限に抑えるために、アンビル及びカートリッジの両方に同一のバットレスを使用してもよい。様々な実施例では、厚さは、例えば、約0.1~約0.5mm、約0.2~約0.3mmの範囲でもよい。厚さは約0.26mmでもよい。平均密度は、例えば、約0.1~約1.7g/cm、又は約0.25~約1.34g/cmの範囲でもよい。様々な実施例では、バットレス材料の引張応力は、約4.83~約8.96N/mm(約700~約1300psi)、約6.21~約7.58N/mm(約900~約1100psi)、又は約6.55~約6.89N/mm(約950~約1000psi)の範囲でもよい。引張応力は、例えば、約6.78N/mm(約983psi)でもよい。
穿孔50及び穿孔タイ52の数及び寸法は変化してもよい。穿孔タイ52は、相対的に高い破裂強さと、相対的に低い引裂強さとを有するように構成される。相対的に高い破裂強さは、例えば、組織がエンド・エフェクタ16のジョー18と20との間に配置されているときに、穿孔タイ52が意図せずに裂けることを防ぐのに役立つ。引裂強さが相対的に低いことにより、エンド・エフェクタ16のジョー18、20が開いたときにバットレス部材36の取り外し可能部分32が残余部分34から分離しやすくなる。穿孔50の線の遠位端は、リードイン穿孔で始まってもよい(例えば、バットレス部材36の遠位縁辺は不連続でもよい)。
穿孔タイ52の幅及び間隔は変化してもよい。穿孔タイ52は、エンド・エフェクタの組織の扱い及び/又は起動時の側方荷重に抵抗するように構成される。穿孔タイ52の幅は、例えば、約0.0127~約0.254cm(約0.005~約0.1インチ)、約0.0254~約0.127cm(約0.01~約0.05インチ)、若しくは約0.0254~約0.0762cm(約0.01~約0.03インチ)の範囲でもよく、又は約0.0508cm(約0.02インチ)でもよい。穿孔50(例えば、開口部)の幅は、例えば、約0.0254~約2.54cm(約0.01~約1インチ)、約0.254~約1.27cm(約0.1~約0.5インチ)、若しくは約0.254~約0.762cm(約0.1~約0.3インチ)の範囲でもよく、又は約0.610cm(約0.24インチ)でもよい。穿孔50の幅の穿孔タイ52の幅に対する比は、例えば、約5~約20、若しくは約10~約15の範囲でもよく、又は約12でもよい。実施例では、バットレス部材36は、異なる幅を有する穿孔タイ52を含んでもよい。例えば、バットレス部材36は、第1の幅及び第1の幅とは異なる第2の幅を有する代替の穿孔タイ52を含んでもよい。
穿孔タイ52の機械的特性、例えば、破裂強さ及び引裂強さは変化してもよい。穿孔タイ52の破裂強さ(%保持(%hold))は、2.54cm(1インチ)当たりの歯数(2.54cm(1インチ)当たりの穿孔パターンに「切れ目」を生じる穿孔歯の数)×タイ幅に基づいて計算してもよい。様々な実施例では、破裂強さ(%保持)は、例えば、約5~100%、約5~約50%、約5~約20%、約5~約10%、又は約7~100%の範囲でもよい。破裂強さは、例えば、約7.7%でもよい。様々な実施例では、2.54cm(1インチ)当たりの歯数(TPI)は、約1~約10、約1~約5、約3~約4(1cm当たりの歯数にすると、約0.394~約3.94、約0.394~約1.97、約1.18~約1.57)の範囲でもよい。TPIは、例えば、約3.4(約1.34/cm)でもよい。引裂強さは、タイ幅、材料の厚さ、及び材料の最大引張応力の関数である。引裂強さは、穿孔タイ52の断面積(厚さ×幅)×バットレス材料の引張応力に等しくてもよい。様々な実施例では、単一の穿孔タイ52の穿孔引裂強さは、0よりも大きく約4.45Nまで(0よりも大きく約1lbFまで)、0よりも大きく約2.22Nまで(0よりも大きく約0.5lbFまで)、約0.445N~約1.33N(約0.1~約0.3lbF)の範囲でもよい。穿孔引裂強さは、例えば、約0.876N(約0.197lbF)でもよい。引裂強さは、穿孔タイの幅、材料の厚さ、及び最大材料引張応力の変化に基づいて変化させることができる。
図1及び図2を再度参照すると、アプリケータ・アセンブリ14は、バットレス12をエンド・エフェクタ16へ適用するために使用する。実施例では、アプリケータ・アセンブリ14は、アプリケータ本体22及びアプリケータ基板28を含んでもよい。アプリケータ・アセンブリ14がサブアセンブリを含む場合、各サブアセンブリが、アプリケータ本体22及びアプリケータ基板28を含んでもよい。アプリケータ・アセンブリ14は、使い捨てでもよい。様々な実施例では、アプリケータ・アセンブリ14は、プル・タブを含んでもよい。例えば、バットレス・デバイスが複数のアプリケータ・サブアセンブリを含む場合、アプリケータ・サブアセンブリの一方又は両方は、アプリケータ本体の分離を容易にするためにプル・タブを含んでもよい。プル・タブは、例えば、長方形又は円形でもよい。アプリケータ本体22は、代わりに、アプリケータ本体22の分離をより容易にすることができる凹部を有してもよい。
各アプリケータ本体22は、遠位端56、近位端58、第1の側面60、及び第1の側面と反対側の第2の側面62を含んでもよい。アプリケータ本体22は、上面64及び底面66を含んでもよい。アプリケータ本体22は、バットレス・デバイスがエンド・エフェクタ16上に設置されたときに適切な位置合わせを確実にするために、切り欠き67などの横方向及び長手方向の位置合わせ特徴を含んでもよい。アプリケータ本体22は、例えば、任意の厚さの可撓性カードストック、縫合板、固体漂白亜硫酸塩(SBS:solid bleached sulfite)のような合板、又は半順応性発泡体、ゴム、シリコーン、若しくはプラスチックなどの任意の他の半可撓性部材でできていてもよい。アプリケータ本体22の例示的材料は、ポリエステルでもよい。アプリケータ本体22は、上面64の一部又は全体にわたって接着剤を含んでもよい。接着剤は、例えば、アクリル系接着剤でもよい。接着剤は、剥離ライナー24をアプリケータ本体22へ結合するために使用されてもよい。剥離ライナー24を定位置にさらに固着するために、アプリケータ本体22の部分を剥離ライナー24の縁辺に折り重ねてもよい。例えば、アプリケータ本体22の外縁辺68を、アプリケータ本体22の上面64に折り重ねて、結果として折られた部分70を得てもよい。折られた部分70は、犠牲タブ30の上に延びていない。つまり、犠牲タブ30は覆われていないままである。折られた構成では、アプリケータ本体22の底面66の一部がアプリケータ本体22の上部から見える。実施例では、アプリケータ本体22の底面66は、記号又は指示などの印刷されたしるしを含むように構成される。このしるしは、折られた部分70上に見えてもよい。
図2をなお参照すると、各アプリケータ基板28は、遠位端72、近位端74、第1の側面76、及び第1の側面と反対側の第2の側面78を含んでもよい。アプリケータ基板28は、上面80及び底面82を含んでもよい。アプリケータ基板28は、4mil LDPEなどの任意の薄い可撓性且つ低刺激性の材料及び/又は生体適合性材料から作製されてもよい。アプリケータ基板28の例示的材料はポリエステルである。アプリケータ基板は、アプリケータ本体22の強度を加え得る。実施例では、アプリケータ基板28は、バットレス部材36の幅及び長さにまたがる。アプリケータ本体22が接着剤を含む場合、アプリケータ基板28は、接着剤の一部を覆い、バットレス12がアプリケータ本体22へ接着するのを防ぐことができる。アプリケータ本体22の上面64の両側の接着剤は、アプリケータ基板28によって覆われていないままでもよい。バットレス部材36は、アプリケータ基板28の上に配置してもよい。アプリケータ・アセンブリ14がアプリケータ基板28を含まない実施例では、バットレス部材36と接触するように構成されたアプリケータ本体22の部分は、接着剤を含まなくてもよい。いくつかの実施例では、アプリケータ基板又は接着剤のうちの1つ又は複数は、不連続である。
バットレス・デバイス10が複数のアプリケータ・サブアセンブリを含む場合、アプリケータ・サブアセンブリは一緒に固定してもよい。いくつかの実施例では、アプリケータ・サブアセンブリは、エンド・エフェクタのジョーが互いに締められる領域において一緒に固定してもよい。アプリケータ・サブアセンブリは、のり、テープ、ステープル、ステッチなどによって一緒に固定してもよい。
図2を参照して、様々な実施例では、バットレス・デバイス10は、アプリケータ・サブアセンブリ間に配置される順応部材84を含んでもよい。ジョー18、20が締められると、バットレス部材36a、36b及びアプリケータ・サブアセンブリ14a、14bは、順応部材84を圧縮し、これは、バットレス・デバイス10をジョー18と20との間の定位置に保持するのに役立つ。順応部材84は、エンド・エフェクタ16に隣接する領域へ厚さを与え、エンド・エフェクタ16のジョー18、20が設置時にバットレス12を圧縮するように設計される。順応部材84は、アプリケータ本体22へ接着してもよい。アプリケータ・アセンブリ14が複数のアプリケータ・サブアセンブリを含む場合、順応部材84は、各アプリケータ本体22へ接着してもよい。順応部材84は、上面86及び底面88上に接着剤を含んでもよく、意図しない接着を防止するために、最初は一時的ライナーを含んでもよい。ユーザは、一時的ライナーを除去して順応部材84を各アプリケータ本体22へ接着してもよい。様々な実施例では、順応部材84は、エンド・エフェクタ16へ隣接する領域に沿って連続しているか、長手方向に区分されるか、又は横方向に区分されてもよい。順応部材84は、アプリケータ本体22の長さに沿って延びるか、近位部分に沿って延びるか、又は遠位部分に沿って延びていてもよい。実施例では、順応部材84の厚さは、例えば、長手方向にテーパー状になっていてもよい。
順応部材84は、遠位端、近位端、第1の側面、及び第1の側面と反対側の第2の側面を含んでもよい。順応部材は、接着剤で裏打ちされた架橋ポリエチレン発泡体(例えば、2A Volara(登録商標))などの発泡体、又は折られた(溝付き)合板、ゴム若しくはシリコーンなどの任意の他の低刺激性順応部材から作製されてもよい。実施例では、アプリケータ本体は、それぞれ、ダイ・カットされ且つ漂白された0.229mm(0.009インチ)のカードストック部材であり、順応部材は、厚さ2.38mm(3/32インチ)及び幅9.53mm(3/8インチ)の発泡体のストリップである。圧縮は変化してもよい。例えば、25%たわみでの発泡体の圧縮は、約0.00689N/mm~約0.0689N/mm(約1psi~約10psi)の範囲でもよく、又は約0.0345N/mm(約5psi)でもよい。
図1、図2、及び図5を参照すると、様々な実施例では、剥離ライナー24は、バットレス12をアプリケータ本体22へ一時的に結合するように構成される。各剥離ライナー24は、遠位端90、近位端92、第1の側面94、及び第1の側面と反対側の第2の側面96を含んでもよい。剥離ライナー24は、上面98及び底面100を含んでもよい。剥離ライナー24は、上述したようにアプリケータ本体22へ結合するように構成された側部102と、穿孔103を介して側部102へ着脱可能に固定された犠牲タブ30とを含んでもよい。側部102は、交互の突出部104及び凹部106を含んでもよい。例示の目的で、突出部104及び凹部106は、図2の上部剥離ライナー24の片側にのみ示されるが、技術はそのように限定されない。アプリケータ本体22の縁辺が剥離ライナー24の側部102に折り重ねられる時に、凹部106は、アプリケータ本体22がそれ自体へ接着されるエリアを用意しており、一方、剥離ライナーの突出部104には、アプリケータ本体22が接着される。剥離ライナー24は、犠牲タブ30へ(例えば、穿孔を介して)着脱可能に固定された取り外し可能な中央部108をさらに含んでもよい。バットレス・デバイス10が組み立てられた後、エンド・エフェクタ16上に配置される前に、取り外し可能な中央部108を除去してバットレス12の一部を露出させてもよい。側部102、犠牲タブ30、及び取り外し可能な中央部108は、穿孔以外の特徴を使用して剥離可能に結合されてもよい(例えば、一緒にステッチされる)。犠牲タブ30は、それぞれグリップ110を含んでもよい。例えば、犠牲タブ30は、バットレス・デバイス10の長さに沿って延びる長手方向部112と、長手方向部112から横方向に延びる延長部分114とを含んでもよい。延長部分114は、強度を加えるためにそれ自体に折り重ねてもよい。グリップ110は、延長部分114の端部に配置してもよい。隣接する犠牲タブ30のグリップ110は結合されてもよい。例えば、グリップ110は、例えば、接着タブを使用して一緒に接着してもよい。グリップ110は、バットレス・デバイス10から犠牲タブ30を除去するためにグリップ110を引っ張るべき方向を示すように成形されてもよい。例えば、グリップ110は、矢印として成形してもよい。剥離ライナー24の上面98が剥離コーティングを含まない実施例では、接着タブは、剥離ライナー24の底面100に設けられたバットレス固定具26よりも、折り重ねられたグリップ110に対して良好な接着性を提供し得る。
剥離ライナー24は、例えば、クラフト紙、又はポリエステルなどのプラスチックでできていてもよい。剥離ライナー24は、剥離コーティング、例えば、シリコーン剥離コーティング若しくはフルオロシリコーン剥離コーティングを含んでもよい。剥離コーティングは、剥離ライナー24の片面又は両面にあってもよい。剥離コーティングは、連続的又は不連続的であってもよい。バットレス・デバイス10の組み立て時に、バットレス固定具26は、剥離ライナー24へ剥離可能に接着されてもよい。実例では、バットレス固定具26は、剥離コーティングを含む剥離ライナー24の側面を着脱可能に接着する。
図2をなお参照すると、上述したように、バットレス12は、バットレス固定具26によってエンド・エフェクタへ取り付けてもよい。バットレス固定具26は、バットレス12が、ぴんと張った状態であることと、アプリケータ・アセンブリ14上の横方向及び長手方向の位置合わせ特徴に対して位置合わせされることを確実にする。いくつかの実施例では、バットレス固定具26は、医療グレードの転写接着剤でもよい。他の実施例では、バットレス固定具26は、3M(商標)からの医療用テープ1567などの高タック、低刺激性の両面テープ、片面テープ、シアノアクリレートのようなのり、ステープルなどを含んでもよい。例示的な医療グレードの転写接着剤は、3Mからの1504XL高タック医療用転写接着剤などの合成ゴムベースの接着剤、又はアクリル系接着剤である。バットレス固定具26は、離散的セグメントを含んでもよい。例えば、バットレス固定具26は、接着剤の2つの長手方向のストリップを含んでもよい。上述したように、バットレス固定具26の上部は、剥離ライナー24へ剥離可能に接着してもよく、これは、バットレス・デバイス10の組み立て時にバットレス固定具26をバットレス12上に配置するために使用される。一時的ライナーは、バットレス12上に配置する前に、剥離ライナー24と反対側のバットレス固定具26の底部から除去してもよい。一時的ライナーは、バットレス固定具26がバットレス12以外のものへ意図せずに付着するのを防ぐことができる。
様々な実施例では、バットレス固定具26は、接着性を最大にするためにバットレス12の長さに沿って連続的であるか、長手方向に区分されるか、又は横方向に区分されてもよい。バットレス固定具は、代わりに接着剤を含まず、バットレスをアプリケータへ固定するために、一列のステープル、リベット、タックなどを含んでもよい。バットレス固定具26は、バットレス12をエンド・エフェクタ16へ固定するだけではなく、本明細書で論じるように、穿孔を裂く力よりも大きい固定力をエンド・エフェクタへ提供するように設計されている。また、剥離ライナー24の特性及びバットレス固定具26の接着性は、剥離ライナー24が除去されたときにバットレス12からバットレス固定具26が剥がれないように設計されている。エンド・エフェクタ16のジョー18、20は非粘着コーティング(例えば、PTFE)を有してもよいので、バットレス固定具26は、穿孔タイ52が引き裂かれているときに、エンド・エフェクタ16へのバットレスの残余部分34を保持するのに十分に強いタックを有するように構成される。エンド・エフェクタ16のジョー18、20への接着剤の90°剥離力(「剥離力」)は、より表面エネルギの高い基板などを使用して、バットレス固定具26が延びる表面積の変化によって変化してもよい。様々な実施例では、剥離力は、約0.445N~約22.2N(約0.1~約5lbF)、約2.22N~約22.2N(約0.5~約5lbF)、約2.22N~約13.3N(約0.5~約3lbF)、約2.67N~約22.2N(約0.6~約5lbF)、若しくは約2.67N~約8.90N(約0.6~約2lbF)の範囲、又は約2.67N(約0.6lbF)でもよい。実施例では、エンド・エフェクタ16のジョー18、20へのバットレス固定具26の最小の90°剥離力は、穿孔タイ52の引裂強さよりも大きい。
バットレス・デバイス10を組み立てるために、一時的ライナー(複数の一時的ライナー)(図2)をアプリケータ本体22から除去して接着剤を露出させてもよい。アプリケータ基板28が使用されている場合、それはアプリケータ本体22の上に配置されてもよい。次に、バットレス12は、アプリケータ基板28(又はアプリケータ本体22)上に配置されてもよい。一時的ライナーは、バットレス固定具26から除去してもよく、剥離ライナー24は、バットレス固定具26がバットレス部材36の上面46を向いた状態でバットレス部材36上に配置されてもよい。アプリケータ本体22の外縁辺68は、剥離ライナー24の側部102に折り重ねてもよい。剥離ライナー24がバットレス12の上を全体的に延びている場合、取り外し可能な中央部108を除去してバットレス12の一部を露出してもよい。犠牲タブ30は、バットレス固定具26の上の定位置に留まる。犠牲タブ30の延長部分114は折り重ねてもよく、隣接するグリップ110は互いに接着してもよい。複数のバットレス及びアプリケータ・サブアセンブリは同じように作られてもよい。使用する場合、順応部材84は、1つ又は複数のアプリケータ本体22へ結合してもよい。そうするために、一時的ライナーを順応部材84から除去して、それをアプリケータ本体22へ接着してもよい。
構成要素には、組み立て時に使用されるが、適用前に除去される特徴を含んでもよい。例えば、アプリケータ本体、アプリケータ基板、バットレス、及び剥離ライナーは、穿刺されたタブを含んでもよい。穿刺されたタブ上の穿刺は、組み立て時にダボ棒などの位置合わせ特徴の上に配置してもよい。これにより、構成要素が適切に配置されることを確実にするのに役立つ。組み立て後、穿刺タブを除去してもよい。
バットレス12をエンド・エフェクタ16へ適用するために、バットレス・デバイス10はジョー18と20との間に挿入される。図5に示すように、バットレス・デバイス10がエンド・エフェクタ16に配置された時、バットレス12はアプリケータ・アセンブリ14から分離してもよい。犠牲タブ30を除去するために、ユーザは、犠牲タブ30のグリップ110をつかみ、バットレス・デバイス10の長さに沿って引っ張って穿孔を裂き、バットレス固定具26を露出させる。この時点で、バットレス12は、アプリケータ・アセンブリ14上に配置されているが、結合されていない。バットレス12の上部は、全体的に露出されていてもよい。バットレス12は、アプリケータ・アセンブリ14の両側をジョーの周りに曲げてバットレス固定具26をジョー18、20へ接着することによってエンド・エフェクタ16へ固定してもよい。図6は、エンド・エフェクタ16へ接着されたバットレス12を示す。
穿孔103は、剥離ライナー24の長さを横断してもよく、剥離ライナー24の端部を切断して、機構の信頼性を確保するために「開始」又はリードイン穿孔を提供してもよい。犠牲タブ30は、有向矢印グリップ110によって見られるように、横方向に近位方向に、同時に引っ張られるように設計してもよい。これは、穿孔103が裂けて剥離ライナー24がバットレス固定具26から剥がれることを確実にするのに役立つ。ユーザがバットレス・デバイス10の各側にあるいくつかのグリップ110を引っ張る代わりに、1回の引っ張り動作で分離されるように、上下のグリップ110を一緒に固定してもよい。チェーンステッチ、剥離用ライナー(消費者用発泡体装着テープ、例えば、Command(商標)ストリップに見られる)などの他の機構が、アプリケータ・アセンブリからバットレスを離すために使用されてもよい。
剥離ライナー24の犠牲タブ30がバットレス12から分離された後、バットレス12はエンド・エフェクタへ結合されてもよい。バットレスをエンド・エフェクタへ結合するために使用される手法は変化してもよい。上述したように、バットレス固定具26は、バットレスをエンド・エフェクタへ接着してもよい。別の実例については、バットレスは、テープ、のりなどによる接着を介して、又は結束、クリッピングなどの機械的固定によって、ジョーへ結合してもよい。図7を参照すると、アプリケータ・アセンブリ14は、バットレス12をエンド・エフェクタ16へ結合するために使用してもよい。アプリケータ・アセンブリ14の両側は、ジョー18、20の周囲に折り畳まれ、バットレス固定具26をジョー18、20へ押圧してもよい。
外科処置時、ユーザは、取り外した部分が組織へ取り付けられたままになるように、バットレス部材の取り外し可能部分をエンド・エフェクタから分離してもよい。上述したように、バットレス部材は、バットレス部材の取り外し可能部分をエンド・エフェクタから分離するために、裂ける穿孔を含んでもよい。バットレス部材における穿孔は、様々な手法によって分離することができる。図2及び図8に示される実例では、バットレス部材36は、その長さに沿って穿孔50を含む。実施例では、バットレス部材36がジョー18、20へ結合されると、穿孔50がジョー18、20の側面上に配置されるように、穿孔50を配置してもよい。エンド・エフェクタ16のジョー18、20を開放することにより、穿孔50が裂ける。いくつかの実施例では、バットレス・デバイス10は、ユーザが穿孔50を選択的に引き裂くことができる機構を含んでもよい。実例は、穿孔50の周りにループされた縫合糸を含む。使用時、縫合糸の端部は患者から外方へ延びている。ユーザは、縫合糸を患者の体外から引っ張って、縫合糸で穿孔50を切断してもよい。別の実例では、2組の穿孔50はタブによって分離されており、縫合糸がタブの端部へ結合される。縫合糸を引っ張ると、タブがバットレス部材36から裂かれる。縫合糸以外の構成要素を使用して、穿孔50を選択的に引き裂いてもよい。例えば、タブの端部は、処置時に患者から外方へ延びていてもよく、バットレス部材36から引き離すことができる。
実施例では、低侵襲処置時に患者の解剖学的構造をステープル留めする方法は、エンド・エフェクタを用意することを含んでもよく、解剖学的構造は、第1の側面及び第2の側面を有する。エンド・エフェクタは、第1の端部、第2の端部、長手方向軸、及びアンビルを有する第1のジョーであって、アンビルは、アンビル面を有する、第1のジョーと、第1の端部、第2の端部、長手方向軸、及び複数のステープルを保持するカートリッジを有する、第2のジョーであって、カートリッジは、カートリッジ面を有する、第2のジョーとを含んでもよい。第1のジョーの第1の端部は、第2のジョーの第1の端部へ結合してもよく、第1のジョーの第2の端部は、第2のジョーの第2の端部へ結合してもよい。エンド・エフェクタは、穿孔タイによって着脱可能に結合された、取り外し可能部分及び残余部分を含むバットレスであって、残余部分は、低侵襲処置の間に、第1のジョー又は第2のジョーへ結合されている、バットレスと、第1のジョー又は第2のジョーに結合され、それらに対して滑動可能なナイフとをさらに備える。本方法は、解剖学的構造にアクセスするために、エンド・エフェクタを、トロカールを通して挿入することと、カートリッジ面を解剖学的構造の第1の側面上に配置することと、アンビル面を解剖学的構造の第2の側面上に配置することと、解剖学的構造上でエンド・エフェクタを締めることと、解剖学的構造をステープル留めするために、エンド・エフェクタを操作して、カートリッジからの複数のステープルを付勢することと、ナイフを作動させて、解剖学的構造を切断することと、穿孔タイが裂けるように、エンド・エフェクタを開放することを含んでもよい。次いで、エンド・エフェクタは、トロカールから除去してもよく、取り外し可能部分は、解剖学的構造へステープル留めされたままとなり、残余部分は、そのままエンド・エフェクタへ取り付けられている。
エンド・ユーザがエンド・エフェクタ上にバットレス・デバイスを設置する場合、例示的実施例は、エンド・エフェクタを直立させ、安定させ、開閉可能にすることによって設置を助けるスタンドを含む。図9及び図10は、スタンド152上に配置されたエンド・エフェクタ16を含むステープル留めデバイス150を示す。スタンドは再利用可能で、繰り返される滅菌プロセスに耐えることができる材料でできていてもよい。例えば、スタンドは、ステンレス鋼などの金属、又は滅菌可能若しくはオートクレーブで処理可能なプラスチックでできていてもよい。スタンドは、熱成形スタンドなどの使い捨てでもよく、デバイス・トレイに組み込まれていても、デバイス上に既に設置されていてもよい。図9に示すように、エンド・エフェクタ16の先端は、スタンド152が載置されているのと同じ平面(例えば、テーブル天面)上に載置することができる。他の実施例では、スタンドは、エンド・エフェクタを水平に、又は90度などに傾けて保持することができる。実施例では、スタンドは、2つの別の部分、デバイスのハンドルを拘束する1つの部分と、エンド・エフェクタの先端を拘束する1つの部分とを含んでもよい。実施例では、アプリケータ本体の幅は、スタンドに基づいて決定することができる。例えば、ステープル留めデバイス150がスタンド上に配置されているときにバットレス・デバイスがジョーの間に挿入される場合、アプリケータ本体は、バットレスが下部ジョーに向けて押圧されているときに、アプリケータ本体が表面に接触しないようなサイズでもよい。
様々な実施例では、アプリケータは、指示などのラベリングを含んでもよい。バットレスをエンド・エフェクタ上に設置するための正しい手法及び操作順序をユーザに気付かせるような、アプリケータ上に印刷された指示を使用することで、設置誤りを軽減することができる。指示は、印刷、ステッカーの貼付などによりアプリケータに組み込んでもよい。指示では、警告フォント、色、カスタム若しくはユニバーサルな動作記号、又は任意のフォント、色、若しくは記号を使用してユーザに伝えることができる。例えば、ラベリングは、上部アプリケータ本体の折り重ねられた表面に含まれてもよい。実施例では、連番体系によって、大きな赤いテキストで操作の順序を表す。各ステップは、黒い中サイズのテキストによって現在のステップの手法をユーザへ伝える。エンド・エフェクタのカスタム記号によって、アプリケータをヨー配向に向ける。フィルム・プル・タブのカスタム記号は、引っ張る特徴をユーザへ伝える。底部アプリケータ本体の上部上の例示的ラベリングは、上部アプリケータ本体の上部が折り畳まれると明らかになる。連番及び指示ステップの体系は継続する。ユニバーサルな「つまむ」記号は、アプリケータ・アセンブリをつまむようにユーザに指示する。ユニバーサルな「包む」記号が指示ステップに付随し、エンド・エフェクタのジョーの上でアプリケータを包み込むようにユーザに指示する。警告は、黄色などの警告色、特大のテキストで、アプリケータ・アセンブリが逆さまになっているかどうかをユーザに警告する。
実施例では、バットレスは、バットレスと基板フィルムとのアセンブリを含んでもよい。バットレス部材は、基板フィルム部材へ着脱可能に固定してもよい。バットレス部材を基板フィルム部材へ固定する機構としては、部材を自在に分離できる任意のステッチ、接着剤を分離するための剥離用ストリング若しくはライナー(消費者用発泡体装着テープ、例えば、Command(商標)ストリップに見られる)、穿孔がフィルムに切断される穿孔機構、例えば、ステープル留めされたバットレス部をアプリケータから分離するための上述の提案された機構、又は穿孔がバットレス部材に切断される穿孔機構でもよい。この機構により、例えば、患者の体外から引っ張るための尾部を設けること、又はバットレス部材をエンド・エフェクタから分離することができる機構をエンド・エフェクタへ組み込むことなどによって、ユーザは、バットレス部材をエンド・エフェクタから随意に分離することができる。バットレス部材は、患者の体外からのユーザの直接動作を介して、又は内部でエンド・エフェクタ上の機構によって、手動又は自動でエンド・エフェクタから分離され得る。例えば、ナイフ/発射機構(又は他の閉鎖システム)は、バットレス部材をエンド・エフェクタから自動的に分離するように構成してもよい。実施例では、アプリケータ・アセンブリのアプリケータ基板は、エンド・エフェクタへ取り付けられるように構成してもよい。様々な実施例では、基板フィルム部材は、片面テープ、両面テープ、転写接着剤、シアノアクリレートのような接着剤などの別の固定構成要素を介してエンド・エフェクタへ取り付けてもよい。
バットレス部材が一緒にステッチされた部分を有する実施例では、ステッチを解いて、バットレス部材のステープル留めされた部分をエンド・エフェクタから離してもよい。バットレスをエンド・エフェクタへ結合するバットレス固定具も、縫合糸尾部を一時的に固着することができる。上で論じたように、ステッチの尾端部が固着されると、ステッチは堅牢に固定を行う。組み立て、輸送、及び設置時に、バットレス上のステッチが解けることを防ぎたい場合がある。使用時、ステッチを解くことにより、患者の体外でエンド・エフェクタからバットレス部材を容易且つ確実に、制御された状態で離すことができる。両方の機能を行うために、ステッチの尾端部は、バットレス固定具(又は別の構成要素)によって定位置に一時的に保持されてもよい。例えば、縫合糸の遠位端及び近位端は、バットレス固定具によって固着されてもよい。バットレス固定具以外の構成要素を使用して、縫合糸の端(又は複数の端)を一時的に固着することができる。例えば、結び目又は玉が、バットレス又はアプリケータ基板を通して引っ張られる縫合糸又は糸に含まれてもよい。糸を末端処理する別の方法は、両面テープ部材を一定長の糸へ接着することである。この方法は、バットレス・アセンブリをエンド・エフェクタへ接着し、糸の端を両面テープに捕捉することによって固着し、ステッチを引っ張る力を高める。アセンブリの完全性を確保し、剥離機構の偶発的な開始を防止する他の技術が使用されてもよいことが認識されるであろう。実施例では、バットレス部材をアプリケータ基板から分離するために、ステッチの尾端部をバットレス固定具から解放し、引っ張ってもよい。
実施例では、アプリケータ・アセンブリは、平坦な構成から折って、バットレスをエンド・エフェクタのジョー上に設置することを助ける3次元構造にするように設計してもよい。例えば、アプリケータ・アセンブリの両側をつまみ、アプリケータを折り畳んで、バットレス両面テープをエンド・エフェクタのジョーへ接着するように壁を形成する。アプリケータ本体は、静的なダイ・カット部材でもよく、この部材は、エンド・エフェクタのジョーが滑り落ちるようにするツールなどの別の機構によって、又はユーザが扱って、バットレスをエンド・エフェクタのジョーを包み込むようにできるアプリケータ基板上の犠牲「ハンドル」によって、バットレスがエンド・エフェクタのジョーへ接着される間に、バットレスをエンド・エフェクタへ位置合わせする。バットレスをエンド・エフェクタへ固定した後、ハンドルは穿孔などを介して引きはがして廃棄してもよい。
本明細書に開示される様々な実施例では、所与の1つ又は複数の機能を行うために、単一の構成要素が、複数の構成要素に置き換えられてもよく、複数の構成要素が、単一の構成要素に置き換えられてもよい。そのような置換が有効でない場合を除いて、そのような置換は、実施例の意図される範囲内にある。
実施例及び実例の上記の説明は、例示及び説明の目的で提示されている。排他的であることも、説明された形態に限定することも意図されてはいない。上記の教示を考慮して多くの変更が可能である。それらの変更の一部が論じられており、他の変更は当業者によって理解されるであろう。実施例は、企図される特定の用途に適するように、様々な実施例の原理を最良に例示するために選択及び説明されている。その範囲は、無論、本明細書において記載されている実例に限定されず、当業者によって、任意の数の応用形態及び均等なデバイスに利用することができる。むしろ、本発明の範囲が添付の特許請求の範囲によって画定されることが意図されている。

Claims (28)

  1. バットレス・デバイスであって、
    アプリケータ・アセンブリであり、
    可撓性のアプリケータ本体、及び
    犠牲タブを備える剥離ライナー
    を備え、
    前記剥離ライナーは、前記アプリケータ本体へ結合される、
    アプリケータ・アセンブリと、
    前記アプリケータ本体上に配置されたバットレスと、
    前記バットレスをエンド・エフェクタへ結合するように構成され、前記剥離ライナーへ剥離可能に固定されるように構成された、バットレス固定具と
    を備え、
    前記バットレス・デバイスは、前記バットレスが前記アプリケータ・アセンブリへ結合された第1の構成、及び、前記バットレスが前記アプリケータ・アセンブリから分断された第2の構成を有し、前記犠牲タブは、前記第2の構成において前記アプリケータ・アセンブリから除去されている、
    バットレス・デバイス。
  2. 前記バットレスは、取り外し可能部分と、穿孔タイによって結合された残余部分とを備え、
    前記穿孔タイは、前記バットレス内の穿孔を分離している、
    請求項1に記載のバットレス・デバイス。
  3. 前記穿孔タイの引裂強さは、前記エンド・エフェクタに対する前記バットレス固定具の剥離力よりも小さい、請求項2に記載のバットレス・デバイス。
  4. 単一の穿孔タイの前記引裂強さは、0よりも大きく約4.45Nまで(0よりも大きく約1lbFまで)の範囲にある、請求項3に記載のバットレス・デバイス。
  5. 前記剥離力は、約0.445N~約22.2N(約0.1~約5lbF)の範囲にある、請求項3に記載のバットレス・デバイス。
  6. 前記バットレス固定具は、前記バットレスの前記残余部分へ結合される、請求項2に記載のバットレス・デバイス。
  7. 前記バットレス固定具は、接着剤を含む、請求項1に記載のバットレス・デバイス。
  8. 前記バットレスは、長手方向に分離された離散的セクションを備える、請求項1に記載のバットレス・デバイス。
  9. 前記アプリケータ・アセンブリは、アプリケータ基板をさらに備え、
    前記アプリケータ基板は、前記第1の構成において前記アプリケータ本体と前記バットレスとの間に配置される、
    請求項1に記載のバットレス・デバイス。
  10. 前記アプリケータ本体は、前記剥離ライナーを前記アプリケータ本体へ結合する接着上面を有する、請求項1に記載のバットレス・デバイス。
  11. 前記アプリケータ本体の縁辺は、前記剥離ライナーの側面に折り重ねられる、請求項1に記載のバットレス・デバイス。
  12. 前記剥離ライナーの側部は、交互の突出部と凹部とを備え、
    前記アプリケータ本体の前記縁辺は、前記交互の突出部と凹部とに折り重ねられる、
    請求項11に記載のバットレス・デバイス。
  13. 前記剥離ライナーの第1の面は、剥離コーティングを含む、請求項1に記載のバットレス・デバイス。
  14. 前記犠牲タブは、穿孔を介して前記剥離ライナーの側部へ着脱可能に固定されている、請求項11に記載のバットレス・デバイス。
  15. 前記犠牲タブは、長手方向部分と、前記長手方向部分から横方向に延びる延長部分であって、自身に折り重ねられた延長部分と、前記延長部分の端部にあるグリップとを備える、請求項11に記載のバットレス・デバイス。
  16. 前記アプリケータ・アセンブリは、第1のアプリケータ・アセンブリであり、
    前記バットレス・デバイスは、第2のアプリケータ・アセンブリ及び順応部材をさらに備え、
    前記順応部材は、前記第1のアプリケータ・アセンブリ及び前記第2のアプリケータ・アセンブリへ結合される、
    請求項1に記載のバットレス・デバイス。
  17. 前記バットレスが前記アプリケータ・アセンブリから除去されている第3の構成を有する、請求項1に記載のバットレス・デバイス。
  18. 請求項1から17までのいずれか一項に記載の前記バットレス・デバイスと、
    第1のジョー及び第2のジョーを有する前記エンド・エフェクタを備える、外科用ステープラーと
    を備え、
    前記バットレス・デバイスは、前記第1のジョー及び前記第2のジョーを通して挿入される、
    外科用ステープル留めシステム。
  19. 請求項1から17までのいずれか一項に記載の前記バットレス・デバイスを組み立てる方法であって、
    前記バットレスを前記アプリケータ本体上に配置するステップと、
    前記剥離ライナーを前記バットレス上に配置して、前記バットレス固定具を前記バットレスへ接着するステップであり、前記剥離ライナーは、前記アプリケータ本体へ結合される、ステップと
    を含む、方法。
  20. 前記アプリケータ本体の前記縁辺を前記剥離ライナーの前記側部に折り重ねるステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記アプリケータ・アセンブリは、前記第1のアプリケータ・アセンブリであり、
    前記バットレス・デバイスは、前記第2のアプリケータ・アセンブリ及び前記順応部材をさらに備え、
    前記方法は、前記順応部材を前記第1のアプリケータ・アセンブリ及び前記第2のアプリケータ・アセンブリへ結合するステップをさらに含む、
    請求項19に記載の方法。
  22. 前記剥離ライナーを前記バットレス上に配置するステップの前に、前記バットレス固定具から一時的ライナーを除去するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  23. 前記アプリケータ本体から一時的ライナーを除去して、前記アプリケータ本体の前記接着上面を露出させるステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  24. 前記アプリケータ基板を前記アプリケータ本体上に配置するステップをさらに含み、
    前記バットレスを前記アプリケータ本体上に配置するステップは、前記バットレスを前記アプリケータ基板上に配置することを含む、
    請求項19に記載の方法。
  25. バットレスをエンド・エフェクタへ適用する方法であって、
    バットレス・デバイスを前記エンド・エフェクタ上に設置するステップであり、前記バットレス・デバイスは、
    アプリケータ・アセンブリで、
    可撓性のアプリケータ本体、及び
    犠牲タブを備える剥離ライナー
    を備え、
    前記剥離ライナーは、前記アプリケータ本体へ結合される、
    アプリケータ・アセンブリと、
    前記アプリケータ本体上に配置された前記バットレスと、
    前記バットレスへ結合され、前記剥離ライナーの前記犠牲タブへ剥離可能に固定される、バットレス固定具と
    を備える、バットレス・デバイスである、設置するステップ、
    前記犠牲タブを前記アプリケータ・アセンブリから除去して、前記バットレス固定具を露出させるステップ、及び
    前記アプリケータ本体を扱って、前記バットレス固定具を前記エンド・エフェクタへ接着するステップ
    を含む、方法。
  26. 前記アプリケータ・アセンブリを前記エンド・エフェクタから除去するステップをさらに含む、請求項25に記載の方法。
  27. 低侵襲処置時に患者の解剖学的構造をステープル留めする方法であって、前記解剖学的構造は、第1の側面及び第2の側面を有し、前記方法は
    エンド・エフェクタであり、
    (a)第1の端部、第2の端部、長手方向軸、及びアンビルを有する第1のジョーで、前記アンビルは、アンビル面を有する、第1のジョー、
    (b)第1の端部、第2の端部、長手方向軸、及び複数のステープルを保持するカートリッジを有する、第2のジョーで、前記カートリッジは、カートリッジ面を有し、前記第1のジョーの前記第1の端部は、前記第2のジョーの前記第1の端部へ結合されている、第2のジョー、並びに
    (c)穿孔タイによって着脱可能に結合された、取り外し可能部分及び残余部分を含むバットレスで、前記残余部分は、前記低侵襲処置の間に、前記第1のジョー又は前記第2のジョーへ結合されている、バットレス
    を備える、エンド・エフェクタを用意するステップと、
    前記解剖学的構造にアクセスするために、前記エンド・エフェクタを、トロカールを通して挿入するステップと、
    前記カートリッジ面を前記解剖学的構造の前記第1の側面上に配置するステップと、
    前記アンビル面を前記解剖学的構造の前記第2の側面上に配置するステップと、
    前記解剖学的構造上で前記エンド・エフェクタを締めるステップと、
    前記解剖学的構造をステープル留めするために、前記エンド・エフェクタを操作して、前記カートリッジからの前記複数のステープルを付勢するステップと、
    前記穿孔タイが裂けるように、前記エンド・エフェクタを開放するステップと
    を含む、方法。
  28. 前記第1のジョーの前記第2の端部は、前記第2のジョーの前記第2の端部へ結合されている、請求項27に記載の方法。
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